JP2001183131A - シート厚み計測方法 - Google Patents
シート厚み計測方法Info
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- sheet thickness
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
できるシート厚み計測方法を提供すること。 【解決手段】 基準ロール2を使用するシート厚み計測
方法において、シート1を基準ロール2の下面側に接触
させて通過させ、かつ、基準ロール2の下面を通過する
シート1の下側にシート厚み計測手段5及びトラバース
手段6を配置してシート厚みを計測し、シート1の上側
には可動部を設けないようにした。
Description
属、紙、その他、各種のフィルムやシート、ラミネート
フィルム、コーティング膜、シート状食品等(以下、単
にシートと称する。)の製造工程に設置され、製造され
るシートの厚みを計測して、表示記録し、製造工程の監
視、或いは、目標値から外れると補正させるため等に使
用されるシート厚み計測方法に関する。
上下両面にシート厚み計測手段及びトラバース手段を対
向配置する方式と、基準ロールの上面にシートを接触走
行させ、このシートの上面にシート厚み計測手段及びト
ラバース手段を配置してシートの厚みを計測する方式
(例えば、特公平8−30647号公報等参照)とがあ
る。
ートの上面側に配置されるシート厚み計測手段の可動部
やトラバース手段の可動部(スライド、ボールねじ、タ
イミングベルト、ベルト等)に供給されている潤滑油等
の油脂がシート上に落下したり、可動部から発生する摩
耗粉等の塵埃や異物がシート上に落下付着することがあ
る。
理上、シートの上面に油脂や摩耗粉等の塵埃、異物等が
落下付着することを無くすことが要求されている。
理上の問題等を解決できるシート厚み計測方法を提供す
ることである。
方法は、基準ロールを使用するシート厚み計測方法にお
いて、シートを基準ロールの下面側に接触させて通過さ
せ、かつ、基準ロールの下面を通過するシートの下側に
シート厚み計測手段及びトラバース手段を配置してシー
ト厚みを計測することを特徴とするものである。この構
成によれば、シート厚み計測手段の可動部やトラバース
手段の可動部に供給されている潤滑油等の油脂がシート
上に落下したり、可動部から発生する摩耗粉等の塵埃や
異物がシート上に落下付着することを防止することがで
き、衛生上の問題等や品質管理上の問題等を解決するこ
とができる。上記シート厚み計測手段は、非接触式と接
触式のいずれでもよい。
ートの上面に基準面となる赤外線反射鏡を配置し、これ
と対向させてシートの下面に赤外線投受光器よりなるシ
ート厚み計測手段及びトラバース手段を配置してシート
厚みを計測する方式でもよい。この方式は、シートの厚
みの変化を赤外線の吸収量の変化として検出することに
より、シートの厚みを計測させるものである。
シートの上面に基準面となる一方の電極を配置し、これ
と対向してシートの下面に他方の電極を配置して両電極
間の静電容量の変化によりシートの厚みを検出するよう
にしたシート厚み計測手段及びトラバース手段を配置し
てシート厚みを計測する方式でもよい。この方式は、シ
ートの厚みの変化を両電極間の静電容量の変化として検
出することにより、シートの厚みを計測させるものであ
る。
測方法の第1実施例を示す要部概略側面図、図2の
(A)は本発明に係るシート厚み計測方法の第1実施例
の概略正面図、(B)は本発明に係るシート厚み計測方
法の第2実施例を示す要部概略側面図、(C)は本発明
に係るシート厚み計測方法の第3実施例を示す要部概略
側面図、(D)は本発明に係るシート厚み計測方法の第
4実施例を示す要部概略側面図、(E)は本体フレーム
の別形式を示す概略正面図である。
ト、2は基準ロール、3、4はガイドロール、5はシー
ト厚み計測手段、6はトラバース手段、7は本体フレー
ムを示している。
(A)に示すように、基準ロール2の前後両側に設置し
たガイドロール3、4によりシート1を基準ロール2の
下面側に接触させて通過させるようにし、かつ、基準ロ
ール2の下面を通過するシート1の下側にシート厚み計
測手段5及びそのトラバース手段6を配置してシート厚
みを計測するようにしたものである。上記基準ロール2
は、磁気型変位検出センサを使用する場合では磁性金属
で構成し、又、渦電流型変位検出センサを使用する場合
では非磁性金属又は磁性金属で構成され、その有効長は
シート1の最大幅より長くされ、シート1の走行方向に
直交してガイドロール3、4とともに両端を軸受を介し
て本体フレーム7に回転自在に軸承される。
測手段5は、非接触レーザ式のものを示しており、基準
ロール2を跨いで両側に対設された投光器5aと受光器
5b及び基準ロール2の中心直下に設置されるナイフエ
ッジを兼用又は併用する磁気型変位検出センサ又は渦電
流型変位検出センサの変位検出センサ5cを備え、共通
の取付台5dに取付けている。この非接触レーザ式のシ
ート厚み計測手段5は、ナイフエッジ兼用又は併用変位
検出センサ5cの上面と基準ロール2の下面との距離A
をナイフエッジ兼用又は併用変位検出センサ5cによっ
て検出記憶させておき、投光器5aから発射される縦長
スリット状のレーザビームが、ナイフエッジ兼用又は併
用変位検出センサ5cと基準ロール2の下面を通過する
シート1とによって遮光され、両者間を通るレーザビー
ムの縦方向の長さBを受光器5bで検出させ、A−B=
Cとして、シート1の厚みCを計測させるものである。
なお、非接触式のシート厚み計測手段5は、他の方式、
例えば、光学反射式、レーザー反射式、超音波反射式、
エアマイクロメータ式とし、基準ロール2の下面を基準
として、シート1の厚みを計測させるものであればいず
れの方式を採用してもよい。
5をシート1の幅方向(基準ロールの軸方向)に往復移
動させるためのもので、例えば、ガイドバーと、ボール
ねじ軸と、ボールナット部材と、正逆回転モータとで構
成し、ガイドバーとボールねじ軸とを、基準ロール2の
軸方向に沿って本体フレーム7に平行に取付け支持さ
せ、シート厚み計測手段5の取付台5dをスライド部材
を介して、ガイドバーに沿って移動可能に装着し、か
つ、取付台5dをボールナット部材を介してボールねじ
軸に螺合させ、ボールねじ軸の一端に連結した正逆回転
モータを正回転又は逆回転させてシート厚み計測手段5
をシート1の幅方向に往復移動させ、シート厚み計測手
段5の移動量を、ボールねじ軸の他端に設置したロータ
リーエンコーダー等によって動作プログラムの設定制御
部等にフィードバック可能に構成する。なお、トラバー
ス手段6は、ボールねじ方式以外に、プーリーとベルト
を使用したり、その他の移動機構を採用してもよい。
み計測手段5をシート1の幅方向に往復移動させてシー
ト1の全幅に亘ってシート厚みを計測させるものであ
る。
すように、シート厚み計測手段5を接触式としたもの
で、他の構成は第1実施例と同様である。この接触式の
シート厚み計測手段5としては、基準ロール2の中心直
下位置でシート1の下面に所定の接触圧で接触する接触
子を上下方向に移動可能に設置し、シート1の厚みによ
る接触子の上下方向の動きをリニアゲージ、電気マイク
ロメータ、静電容量式、磁気誘導式、その他の計測手段
で計測させるものである。
すように、シート1の上面に基準面となる赤外線反射鏡
5eを配置し、これと対向させてシート1の下面に赤外
線投受光器5f、5gよりなるシート厚み計測手段5及
び前記と同様なトラバース手段6を配置してシート厚み
を計測するようにした方式である。この方式は、赤外線
投光器5fから発射した赤外線がシート1を透過して赤
外線反射鏡5eに当って反射し、再び、シート1を透過
して赤外線受光器5gに受光される赤外線の受光量を検
出することにより、シート1の厚みの変化を赤外線の吸
収量の変化として検出してシート1の厚みを計測させる
ものである。
すように、シート1の上面に基準面となる一方の電極5
hを配置し、これと対向してシート1の下面に他方の電
極5iを配置して両電極間の静電容量の変化によりシー
ト1の厚みを検出するようにしたシート厚み計測手段5
及び前記と同様なトラバース手段6を配置してシート厚
みを計測するようにした方式である。この方式は、シー
ト1の厚みの変化を両電極5h、5i間の静電容量の変
化として検出することにより、シート1の厚みを計測さ
せるものである。
方法で適用する本体フレーム7の上端に支持部材7aを
設置して本体フレーム7の変形(熱等による開き変形
等)を防止させたものにも適用できることを示すもので
ある。
上の通りであって、次にその動作の一例を説明する。シ
ート厚み計測手段5の動作及びトラバース手段6のトラ
バース動作は、例えば、所定の動作プログラムによって
自動的にシート1の幅方向全長に亘ってシート厚みを計
測するように動作制御される。この場合、第1、2実施
例の基準ロール2の基準面の軸方向直線精度等や第3実
施例の赤外線反射鏡5eのシート幅方向の平面精度、又
は、第4実施例の上部側の電極5hのシート幅方向の平
面精度、並びに、トラバース手段6のシート幅方向の案
内精度は、特性マップを作成しておいて、シート厚み計
測手段5が検出したシート厚みを特性マップで補正させ
て表示、記録させると計測精度を向上させることができ
る。また、特性マップ自体を随時、補正させるようにす
れば、計測精度をさらに向上させることができる。
シート厚み計測手段の可動部やトラバース手段の可動部
に供給されている潤滑油等の油脂がシート上に落下した
り、可動部から発生する摩耗粉等の塵埃や異物がシート
上に落下付着することを防止することができ、衛生上の
問題等や品質管理上の問題等を解決することができる。
を示す要部概略側面図。
1実施例の概略正面図、(B)は本発明に係るシート厚
み計測方法の第2実施例を示す要部概略側面図、(C)
は本発明に係るシート厚み計測方法の第3実施例を示す
要部概略側面図、(D)は本発明に係るシート厚み計測
方法の第4実施例を示す要部概略側面図、(E)は本体
フレームの別形式を示す概略正面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 基準ロールを使用するシート厚み計測方
法において、シートを基準ロールの下面側に接触させて
通過させ、かつ、基準ロールの下面を通過するシートの
下側にシート厚み計測手段及びトラバース手段を配置し
てシート厚みを計測することを特徴とするシート厚み計
測方法。 - 【請求項2】 シート厚み計測手段が非接触式であるこ
とを特徴とする請求項1記載のシート厚み計測方法。 - 【請求項3】 シート厚み計測手段が接触式であること
を特徴とする請求項1記載のシート厚み計測方法。 - 【請求項4】 シートの上面に基準面となる赤外線反射
鏡を配置し、これと対向させてシートの下面に赤外線投
受光器よりなるシート厚み計測手段及びトラバース手段
を配置してシート厚みを計測することを特徴とするシー
ト厚み計測方法。 - 【請求項5】 シートの上面に基準面となる一方の電極
を配置し、これと対向してシートの下面に他方の電極を
配置して両電極間の静電容量の変化によりシートの厚み
を検出するようにしたシート厚み計測手段及びトラバー
ス手段を配置してシート厚みを計測することを特徴とす
るシート厚み計測方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36970399A JP4800459B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | シート厚み計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36970399A JP4800459B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | シート厚み計測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001183131A true JP2001183131A (ja) | 2001-07-06 |
JP4800459B2 JP4800459B2 (ja) | 2011-10-26 |
Family
ID=18495114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36970399A Expired - Lifetime JP4800459B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | シート厚み計測方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4800459B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022133759A1 (zh) * | 2020-12-23 | 2022-06-30 | 吴江金芙纺织整理厂 | 一种涂层布的涂层厚度检测装置 |
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JPH1082632A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-31 | Yamabun Denki:Kk | シート厚み計測装置 |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP36970399A patent/JP4800459B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JP4800459B2 (ja) | 2011-10-26 |
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