JP2001182583A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置Info
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- JP2001182583A JP2001182583A JP36784799A JP36784799A JP2001182583A JP 2001182583 A JP2001182583 A JP 2001182583A JP 36784799 A JP36784799 A JP 36784799A JP 36784799 A JP36784799 A JP 36784799A JP 2001182583 A JP2001182583 A JP 2001182583A
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- combustion engine
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
分に向上させる。 【解決手段】 発電を行うためのオルタネータ1を設
け、内燃機関の加速運転期間中にオルタネータ1の発電
を中断し、内燃機関の加速運転期間中に、機関回転数が
予め定められた機関回転数だけ上昇するまでオルタネー
タ1の発電が中断され続けるようにする。
Description
に関する。
具備し、内燃機関の加速運転期間中にオルタネータの発
電を中断するようにした内燃機関の制御装置が知られて
いる。この種の内燃機関の制御装置の例としては、例え
ば特開平5−292678号公報に記載されたものがあ
る。特開平5−292678号公報に記載された内燃機
関の制御装置では、内燃機関の加速運転期間中に、オル
タネータの発電を中断することにより内燃機関にかかる
負荷を低減し、加速応答性を向上させている。
292678号公報に記載された内燃機関の制御装置で
は、オルタネータの発電を中断する期間が予め定められ
ている。つまり、機関回転数が予め定められた機関回転
数だけ上昇したか否かにかかわらず、予め定められた期
間が経過すると、オルタネータの発電の中断が強制的に
終了されてしまう。そのため、予め定められた期間内に
機関回転数が予め定められた機関回転数だけ上昇してい
ない場合、加速応答性を十分に向上させることができな
い。
を具備し、内燃機関の加速運転開始時にオルタネータの
発電量を減少させるようにした内燃機関の制御装置が知
られている。この種の内燃機関の制御装置の例として
は、例えば特開平5−292678号公報に記載された
ものがある。
に記載された内燃機関の制御装置では、加速要求にかか
わりなく一律にオルタネータの発電量が減少される。つ
まり、急激に加速することが要求されているときも、緩
やかに加速することが要求されているときも一律にオル
タネータの発電量が減少される。そのため、オルタネー
タの発電減少量を大きい値に設定してしまうと、緩やか
に加速することが要求されているときであっても、オル
タネータ発電量が多量に減少されることに伴い加速感が
過剰になる側にトルク変動が生じてしまう。一方、オル
タネータの発電減少量を小さい値に設定してしまうと、
急激に加速することが要求されているときであっても、
オルタネータ発電量が少量しか減少されないことに伴い
加速感が不足する側にトルク変動が生じてしまう。即
ち、ドライバの意図に反したトルク変動が生じてしま
う。
を具備し、内燃機関の減速運転期間中に、内燃機関の定
常運転期間中に比べてオルタネータの発電量を増加させ
るようにした内燃機関の制御装置が知られている。この
種の内燃機関の制御装置の例としては、例えば特開平9
−327199号公報に記載されたものがある。
には、内燃機関の減速運転期間中にオルタネータにより
発電され蓄電された電気をどのように使用するかについ
て開示されていない。そのため、特開平9−32719
9号公報に記載された内燃機関の制御装置では、内燃機
関の減速運転後のアイドル運転期間中に、蓄電量の低下
を阻止しつつ燃費を向上させることができない。
と、前記オルタネータにより発電された電気を蓄電する
ためのバッテリとを具備する内燃機関の制御装置が知ら
れている。この種の内燃機関の制御装置の例としては、
例えば特開平9−327199号公報に記載されたもの
がある。
には、内燃機関のアイドル運転期間中であってバッテリ
蓄電量が予め定められた値より大きいとき、つまり、バ
ッテリ蓄電量が十分にあるときに、バッテリに蓄電され
ている電気をどのように使用するかについて開示されて
いない。そのため、特開平9−327199号公報に記
載された内燃機関の制御装置では、バッテリ蓄電量が予
め定められた値より大きいときに、内燃機関のアイドル
運転期間中の燃費を向上させることができない。
加速運転期間中の加速応答性を十分に向上させることが
できる内燃機関の制御装置を提供することを目的とす
る。
にドライバの意図に反したトルク変動が生じてしまうの
を阻止することができる内燃機関の制御装置を提供する
ことを目的とする。
イドル運転期間中に蓄電量の低下を阻止しつつ燃費を向
上させることができる内燃機関の制御装置を提供するこ
とを目的とする。
るときに内燃機関のアイドル運転期間中の燃費を向上さ
せることができる内燃機関の制御装置を提供することを
目的とする。
よれば、発電を行うためのオルタネータを具備し、内燃
機関の加速運転期間中にオルタネータの発電を中断する
ようにした内燃機関の制御装置において、内燃機関の加
速運転期間中に、機関回転数が予め定められた機関回転
数だけ上昇するまでオルタネータの発電が中断され続け
るようにした内燃機関の制御装置が提供される。
は、内燃機関の加速運転期間中に機関回転数が予め定め
られた機関回転数だけ上昇するまでオルタネータの発電
が中断され続ける。つまり、機関回転数が予め定められ
た機関回転数だけ上昇したか否かにかかわらず予め定め
られた期間が経過するとオルタネータの発電の中断が強
制的に終了されてしまう場合と異なり、機関回転数が予
め定められた機関回転数だけ上昇するまでオルタネータ
の発電が中断され続ける。そのため、機関回転数が予め
定められた機関回転数だけ上昇していない間にオルタネ
ータの発電の中断が終了されてしまい、加速応答性を十
分に向上させることができなくなってしまうのを回避す
ることができる。即ち、内燃機関の加速運転期間中の加
速応答性を十分に向上させることができる。
ータによる発電を再開することが必要になったときに
は、オルタネータの発電の中断を終了し、オルタネータ
の発電を再開するようにした請求項1に記載の内燃機関
の制御装置が提供される。
は、オルタネータによる発電を再開することが必要にな
ったときに、オルタネータの発電の中断が終了され、オ
ルタネータの発電が再開される。そのため、内燃機関の
加速運転期間中の加速応答性を向上させることに優先し
てオルタネータの発電量を確保することができる。その
結果、例えば内燃機関を始動すべきときに蓄電量の不足
に伴って内燃機関を始動できなくなってしまうのを回避
することができる。
うためのオルタネータを具備し、内燃機関の加速運転開
始時にオルタネータの発電量を減少させるようにした内
燃機関の制御装置において、内燃機関の加速運転開始時
に、加速要求に応じてオルタネータの発電減少量を決定
するようにした内燃機関の制御装置が提供される。
は、内燃機関の加速運転開始時に加速要求に応じてオル
タネータの発電減少量が決定される。そのため、加速要
求にかかわりなく一律にオルタネータの発電量が減少さ
れる場合と異なり、ドライバの意図に反したトルク変動
が生じてしまうのを阻止することができる。詳細には、
緩やかに加速することが要求されているとき、オルタネ
ータ発電量が一律に多量に減少されることに伴い加速感
が過剰になる側にトルク変動が生じてしまうのを阻止す
ることができる。また、急激に加速することが要求され
ているとき、オルタネータ発電量が一律に少量しか減少
されないことに伴い加速感が不足する側にトルク変動が
生じてしまうのを阻止することができる。即ち、内燃機
関の加速運転開始時にドライバの意図に反したトルク変
動が生じてしまうのを阻止することができる。
うためのオルタネータを具備し、内燃機関の減速運転期
間中に、内燃機関の定常運転期間中に比べてオルタネー
タの発電量を増加させるようにした内燃機関の制御装置
において、内燃機関の減速運転後のアイドル運転期間中
に、実際の燃料噴射量を目標アイドル回転数に対応する
目標燃料噴射量よりも小さくすると共に、内燃機関の減
速運転期間中に蓄電された電気を放電して機関回転数を
増加させることにより、実際のアイドル回転数を目標ア
イドル回転数に一致させるようにした内燃機関の制御装
置が提供される。
は、内燃機関の減速運転期間中に、内燃機関の定常運転
期間中に比べてオルタネータの発電量が増加され、次い
で、内燃機関の減速運転後のアイドル運転期間中に、実
際の燃料噴射量が目標アイドル回転数に対応する目標燃
料噴射量よりも小さくされると共に、内燃機関の減速運
転期間中に蓄電された電気を放電して機関回転数が増加
されることにより、実際のアイドル回転数が目標アイド
ル回転数に一致せしめられる。そのため、実際の燃料噴
射量が目標アイドル回転数に対応する目標燃料噴射量よ
りも小さくされることにより燃費の向上が図られつつ、
内燃機関の減速運転期間中に蓄電された電気を内燃機関
の減速運転後のアイドル運転期間中に放電することによ
り蓄電量の低下が阻止され、かつ、燃料噴射量が減量さ
れると同時に電気が放電されることにより実際のアイド
ル回転数が目標アイドル回転数に対し低下してしまうこ
とも増加してしまうことも阻止される。即ち、内燃機関
の減速運転後のアイドル運転期間中に蓄電量の低下を阻
止しつつ燃費を向上させることができる。
うためのオルタネータを具備し、内燃機関の減速運転期
間中に、内燃機関の定常運転期間中に比べてオルタネー
タの発電量を増加させるようにした内燃機関の制御装置
において、内燃機関の減速運転後のアイドル運転期間中
に、実際のスロットル開度を目標アイドル回転数に対応
する目標スロットル開度よりも小さくすると共に、内燃
機関の減速運転期間中に蓄電された電気を放電して機関
回転数を増加させることにより、実際のアイドル回転数
を目標アイドル回転数に一致させるようにした内燃機関
の制御装置が提供される。
は、内燃機関の減速運転期間中に、内燃機関の定常運転
期間中に比べてオルタネータの発電量が増加され、次い
で、内燃機関の減速運転後のアイドル運転期間中に、実
際のスロットル開度が目標アイドル回転数に対応する目
標スロットル開度よりも小さくされると共に、内燃機関
の減速運転期間中に蓄電された電気を放電して機関回転
数が増加されることにより、実際のアイドル回転数が目
標アイドル回転数に一致せしめられる。そのため、内燃
機関の減速運転期間中に蓄電された電気を内燃機関の減
速運転後のアイドル運転期間中に放電することにより蓄
電量の低下が阻止されつつ、スロットル開度が小さくさ
れると同時に電気が放電されることにより実際のアイド
ル回転数が目標アイドル回転数に対し低下してしまうこ
とも増加してしまうことも阻止される。即ち、内燃機関
の減速運転後のアイドル運転期間中に蓄電量の低下を阻
止しつつ実際のアイドル回転数を目標アイドル回転数に
一致させることができる。
の減速運転からアイドル運転への切換時に、電気の放電
を開始するタイミングよりも、スロットル開度を減少さ
せるタイミングを早めるようにした請求項5に記載の内
燃機関の制御装置が提供される。
は、内燃機関の減速運転からアイドル運転への切換時
に、電気の放電を開始するタイミングよりもスロットル
開度を減少させるタイミングが早められる。そのため、
電気の放電を開始するタイミングとスロットル開度を減
少させるタイミングとを同時にした場合のように、スロ
ットル開度が減少されてから実際に燃焼室に供給される
吸入空気量が減少するまでの間、機関回転数が増加して
しまうのを阻止することができる。また、スロットル開
度を減少させると同時に燃料噴射量を減少させれば燃費
を向上させることができる。
のアイドル運転期間中であって電気の放電から発電への
切換時に、オルタネータによる発電を開始するタイミン
グよりも、スロットル開度を増加させるタイミングを早
めるようにした請求項5に記載の内燃機関の制御装置が
提供される。
は、内燃機関のアイドル運転期間中であって電気の放電
から発電への切換時に、オルタネータによる発電を開始
するタイミングよりもスロットル開度を増加させるタイ
ミングが早められる。そのため、オルタネータによる発
電を開始するタイミングとスロットル開度を増加させる
タイミングとを同時にした場合のように、スロットル開
度が増加されてから実際に燃焼室に供給される吸入空気
量が増加するまでの間、機関回転数が減少してしまうの
を阻止することができる。
うためのオルタネータと、前記オルタネータにより発電
された電気を蓄電するためのバッテリとを具備する内燃
機関の制御装置において、内燃機関のアイドル運転期間
中であってバッテリ蓄電量が予め定められた値より大き
いとき、実際の燃料噴射量を目標アイドル回転数に対応
する目標燃料噴射量よりも小さくすると共に、前記バッ
テリに蓄電されている電気を放電して機関回転数を増加
させることにより、実際のアイドル回転数を目標アイド
ル回転数に一致させるようにした内燃機関の制御装置が
提供される。
は、内燃機関のアイドル運転期間中であってバッテリ蓄
電量が予め定められた値より大きいとき、実際の燃料噴
射量が目標アイドル回転数に対応する目標燃料噴射量よ
りも小さくされると共に、バッテリに蓄電されている電
気を放電して機関回転数を増加させることにより、実際
のアイドル回転数が目標アイドル回転数に一致せしめら
れる。そのため、実際の燃料噴射量が目標アイドル回転
数に対応する目標燃料噴射量よりも小さくされることに
より燃費の向上が図られつつ、バッテリ蓄電量が予め定
められた値より大きいときにバッテリに蓄電されている
電気が放電されることにより蓄電量の低下が阻止され、
かつ、燃料噴射量が減量されると同時に電気が放電され
ることにより実際のアイドル回転数が目標アイドル回転
数に対し低下してしまうことも増加してしまうことも阻
止される。即ち、バッテリ蓄電量が十分にあるときに内
燃機関のアイドル運転期間中の燃費を向上させることが
できる。
うためのオルタネータを具備し、内燃機関の減速運転期
間中に、内燃機関の定常運転期間中に比べてオルタネー
タの発電量を増加させるようにした内燃機関の制御装置
において、内燃機関の減速運転期間中であってブレーキ
が作動されていないときに、スロットル開度を内燃機関
のアイドル運転期間中のスロットル開度よりも大きくす
るようにした内燃機関の制御装置が提供される。
は、内燃機関の減速運転期間中であってブレーキが作動
されていないときに、内燃機関の定常運転期間中に比べ
てオルタネータの発電量が増加されると共に、スロット
ル開度が内燃機関のアイドル運転期間中のスロットル開
度よりも大きくされる。そのため、内燃機関の減速運転
期間中であってブレーキが作動されていないときに内燃
機関の定常運転期間中に比べてオルタネータの発電量が
増加されることに伴い過剰な減速感が発生してしまうの
を阻止することができる。
行うためのオルタネータを具備し、内燃機関の減速運転
期間中に、内燃機関の定常運転期間中に比べてオルタネ
ータの発電量を増加させるようにした内燃機関の制御装
置において、内燃機関の減速運転期間中であってブレー
キが作動されているときに、スロットル開度を内燃機関
のアイドル運転期間中のスロットル開度よりも小さくす
るようにした内燃機関の制御装置が提供される。
は、内燃機関の減速運転期間中であってブレーキが作動
されているときに、スロットル開度が内燃機関のアイド
ル運転期間中のスロットル開度よりも小さくされる。そ
のため、機関吸気通路内の負圧が増加せしめられ、ブレ
ーキの作動を補助することができる。その結果、例えば
ブレーキパッドの摩耗を低減することができる。
実施形態について説明する。
の実施形態の構成図である。図1において、1は発電を
行うためのオルタネータ、2は内燃機関本体、3は吸気
通路、4は吸気通路3内に配置された電子スロットル、
5はオルタネータ1に電気接続されたバッテリ、6はバ
ッテリ電圧を検出するための電圧計である。7はエアフ
ローメータ、8は機関回転数センサ、9は排気通路、1
0は排気通路9内に配置された触媒、11はアクセルペ
ダル、12は要求負荷を検出するための負荷センサ、1
3はブレーキペダル、12はブレーキセンサ、15はE
CU(電子制御装置)である。
示したフローチャートである。図2に示すように、この
ルーチンが開始されると、まずステップ100におい
て、スロットル開度のなまし値TASMが、前回のスロ
ットル開度なまし値と現在のスロットル開度TAとなま
し係数NAMASIとに基づいて算出される(TASM
←(TA−TASM)/NAMASI)。次いでステッ
プ101では、現在のスロットル開度TAがステップ1
01で算出されたスロットル開度のなまし値TASMと
所定値KΔTAとの和よりも大きいか否か、つまり、内
燃機関の加速運転期間中であるか否かが判断される。Y
ESのときにはステップ102に進み、NOのときには
ステップ103に進む。
OKUがインクリメントされ、ステップ105に進む。
一方、ステップ103では加速カウンタTKASOKU
がクリアされ、次いでステップ104において機関回転
数の上昇を判断するための基準値である機関回転数初期
値NESTARTが現在の機関回転数NEで更新される
(NESTART←NE)。
SOKUが閾値KTより大きいか否か、つまり、内燃機
関の加速運転期間が長くなったか否かが判断される。N
Oのときにはステップ106に進み、YESのときには
ステップ108に進む。ステップ106では、現在の機
関回転数NEが機関回転数初期値NESTARTと所定
値ΔNEとの和よりも大きいか否か、つまり、内燃機関
の加速運転が開始されてから機関回転数NEが所定値Δ
NEだけ上昇したか否かが判断される。YESのときに
はステップ107に進み、NOのときにはステップ10
8に進む。ステップ107ではオルタネータ1による発
電がカットされる。つまり、制御デューティF DUT
Yが零にされる。一方、ステップ108では、オルタネ
ータ1により通常の発電が行われる。つまり、電圧計6
により検出されたバッテリ電圧に応じたデューティF
DUTY制御が行われる。
基づく発電量、機関回転数NE及びスロットル開度TA
のタイムチャートである。図3に示すように、時間T1
にスロットル開度TAがTA1からTA2に増加され、
スロットル開度TAが所定値KΔTAよりも増加する
と、ステップ101においてYESと判断され、ステッ
プ107においてオルタネータ1による発電がカットさ
れる。次いで、機関回転数NEがNE2になり、機関回
転数初期値NESTART(=NE1)から所定値ΔN
Eだけ機関回転数NEが上昇した時間T2になると、ス
テップ106においてNOと判断され、ステップ108
においてオルタネータ1による通常発電が再開される。
期間中(時間T1以降)、機関回転数NEが予め定めら
れた機関回転数ΔNEだけ上昇するまで(時間T1〜時
間T2)、ステップ107によりオルタネータ1の発電
が中断され続ける。つまり、機関回転数が予め定められ
た機関回転数だけ上昇したか否かにかかわらず予め定め
られた期間が経過するとオルタネータの発電の中断が強
制的に終了されてしまう場合と異なり、機関回転数NE
が予め定められた機関回転数ΔNEだけ上昇するまでオ
ルタネータ1の発電が中断され続ける。そのため、機関
回転数が予め定められた機関回転数だけ上昇していない
間にオルタネータの発電の中断が終了されてしまい、加
速応答性を十分に向上させることができなくなってしま
う(図3(b)の一点鎖線)のを回避することができ
る。即ち、内燃機関の加速運転期間中の加速応答性を十
分に向上させることができる。
による発電を再開することが必要になったとき、詳細に
は、発電中断期間が長すぎるためにオルタネータ1によ
る発電を再開しなければバッテリ電圧が低下してしまう
ときに、ステップ105でYESと判断されてオルタネ
ータの発電の中断が終了され、ステップ108において
オルタネータの発電が再開される。そのため、内燃機関
の加速運転期間中の加速応答性を向上させることに優先
してオルタネータの発電量を確保することができる。そ
の結果、例えば内燃機関を始動すべきときに蓄電量の不
足に伴って内燃機関を始動できなくなってしまうのを回
避することができる。
の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、図
1に示した第一の実施形態の構成と同様である。図4は
本実施形態の内燃機関の制御方法を示したフローチャー
トである。図4に示すように、このルーチンが開始され
ると、まずステップ100において、スロットル開度の
なまし値TASMが、前回のスロットル開度なまし値と
現在のスロットル開度TAとなまし係数NAMASIと
に基づいて算出される(TASM←(TA−TASM)
/NAMASI)。次いでステップ200では、スロッ
トル開度の増加分ΔTA(=TA−TASM)と図4
(b)に示したマップとに基づき第一発電補正係数KF
DUTYが算出される。次いでステップ201では、
不図示の大気圧センサにより検出された大気圧と図4
(c)に示したマップとに基づき第二発電補正係数KP
Aが算出される。次いでステップ202では、オルタネ
ータ1の制御デューティF DUTYが補正される(F
DUTY←F DUTY×KF DUTY×KP
A)。
開始時に、ステップ200及びステップ202において
加速要求に応じてオルタネータの発電減少量が決定され
る。そのため、加速要求にかかわりなく一律にオルタネ
ータの発電量が減少される場合と異なり、ドライバの意
図に反したトルク変動が生じてしまうのを阻止すること
ができる。詳細には、緩やかに加速することが要求され
ているときには、図4(b)に示すように第一発電補正
係数KF DUTYが1とされるため、オルタネータ発
電量が一律に多量に減少されることに伴い加速感が過剰
になる側にトルク変動が生じてしまうのを阻止すること
ができる。また、急激に加速することが要求されている
とき、図4(b)に示すように第一発電補正係数KF
DUTYが零に近い値とされるため、オルタネータ発電
量が一律に少量しか減少されないことに伴い加速感が不
足する側にトルク変動が生じてしまうのを阻止すること
ができる。即ち、内燃機関の加速運転開始時にドライバ
の意図に反したトルク変動が生じてしまうのを阻止する
ことができる。
希薄になる分だけエンジントルクが低下するため、ステ
ップ201及びステップ202においてオルタネータ発
電量が小さくなる方向に修正される。本実施形態の変形
例では、逆に、高地でのエンジントルクの低下分だけオ
ルタネータ発電量を大きくし、トルク変動を阻止する方
法も考えられる。
の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、図
1に示した第一の実施形態の構成と同様である。図5は
本実施形態の内燃機関の制御方法を示したフローチャー
トである。図5に示すように、このルーチンが開始され
ると、まずステップ300において、車速SPDが閾値
KSPDよりも高い否かが判断される。YESのときに
はステップ301に進み、NOのときにはステップ30
5に進む。ステップ301では今回の車速SPDが前回
の車速SPDn-1 より低いか否か、つまり、内燃機関の
減速運転期間中であるか否かが判断される。YESのと
きにはステップ302に進み、NOのときにはステップ
310に進む。
D(=SPD−SPDn-1 )と図6(a)に示すマップ
とに基づき第三発電補正係数KF SPDを算出する。
図6(a)に示すように、車速SPDが変化していない
ときには第三発電補正係数KF SPDは1となり、車
速SPDの減速度合いが大きくなるに従って第三発電補
正係数KF SPDは大きな値になる。次いでステップ
303では、過剰に発電していることを示すカウンタで
ある過剰発電カウンタB SPDが所定値KB1だけ増
加せしめられる(B SPD←B SPD+KB1)。
次いでステップ304では、オルタネータ1の制御デュ
ーティF DUTYが補正される(FDUTY←F D
UTY×KF SPD)。
運転中であるか否かが判断される。YESのときにはス
テップ306に進み、NOのときにはステップ310に
進む。ステップ306では、過剰発電カウンタB SP
Dが零より大きいか否か、つまり、オルタネータ1によ
り過剰に発電を行っているか否かが判断される。YES
のときにはステップ307に進み、NOのときにはステ
ップ310に進む。ステップ307では過剰発電カウン
タB SPDが所定値KB2だけ減少せしめられる(B
SPD←B SPD−KB2)と共に、ステップ30
8において第三発電補正係数KF SPDが零にされ
(KF SPD←0)、次いでステップ309において
オルタネータ1による発電がカットされる(F DUT
Y←0)。また、ステップ310では過剰発電カウンタ
B SPDが零にされ(B SPD←0)、次いでステ
ップ311では、第三発電補正係数KF SPDが上限
値1でガードされつつ所定値KSだけ増加せしめられる
(KF SPD←KF SPD+KS≦1)。
方法のフローチャート等を示している。図6に示すよう
に、電子スロットル制御が開始されると、まずステップ
400において、車速SPDが閾値KSPD3より低い
か否かが判断される。YESのときにはステップ401
に進み、NOのときにはこのルーチンを終了する。ステ
ップ401では、機関アイドル運転中であるか否かが判
断される。YESのときにはステップ402に進み、N
Oのときにはこのルーチンを終了する。ステップ402
では、機関回転数NEが閾値KNEIDL1より大きい
か否かが判断される。ステップ403では、機関回転数
NEが閾値KNEIDL2より小さいか否かが判断され
る。機関回転数NEが閾値KNEIDL1より大きいと
きには、ステップ405においてアイドルスロットル開
度TAIDLが所定値KQ1だけ減少せしめられる(T
AIDL←TAIDL−KQ1)。機関回転数NEが閾
値KNEIDL2より小さいときには、ステップ404
においてアイドルスロットル開度TAIDLが所定値K
Q2だけ増加せしめられる(TAIDL←TAIDL+
KQ2)。KNEIDL2≦NE≦KNEIDL1のと
きには、アイドルスロットル開度TAIDLが補正され
ることなく、このルーチンを終了する。尚、本実施形態
では電子スロットル4が上述したように制御されるが、
代わりにISCバルブが設けられている場合には、IS
Cバルブを同様に制御してもよい。
基づく発電量、過剰発電カウンタBSPD及び車速SP
Dのタイムチャートである。時間T4以前においては、
図3(c)に示すように、車速SPDが閾値KSPD以
上であるためステップ300にてYESと判断され、ま
た、減速されていないためステップ301にてNOと判
断され、ステップ310が実行されている。そのため、
図3(b)に示すように過剰発電カウンタB SPDが
零になっている。またステップ311において第三発電
補正係数KF SPDが上限値1でガードされているた
め、図3(a)に示すように発電量はG2で一定になっ
ている(制御デューティF DUTYは一定になってい
る)。次いで時間T4〜時間T5においては、ステップ
300にてYESと判断されかつステップ301にてY
ESと判断され、ステップ303が実行される。そのた
め、図3(b)に示すように過剰発電カウンタB SP
Dが増加されている。また、ステップ302にて第三発
電補正係数KF SPDが1より大きい値とされるた
め、図3(a)に示すように発電量はG2よりも大きい
値G3となっている。次いで時間T5〜時間T6におい
ては、ステップ300にてNOと判断されかつステップ
305にてYESと判断され、また、ステップ306に
てYESと判断され、ステップ307が実行される。そ
のため、図3(b)に示すように過剰発電カウンタB
SPDが減少されている。また、ステップ308及びス
テップ309が実行されるため、図3(a)に示すよう
に発電量は零となっている。
うに、内燃機関の減速運転期間中(時間T4〜時間T
5)に、内燃機関の定常運転期間中(時間T4以前)に
比べてオルタネータの発電量が増加され、次いで、内燃
機関の減速運転後のアイドル運転期間中(時間T5〜時
間T6)に、実際の燃料噴射量が目標アイドル回転数に
対応する目標燃料噴射量よりも小さくされる(図示せ
ず)と共に、内燃機関の減速運転期間中に蓄電された電
気を放電して機関回転数が増加されることにより、実際
のアイドル回転数が目標アイドル回転数に一致せしめら
れる。そのため、実際の燃料噴射量が目標アイドル回転
数に対応する目標燃料噴射量よりも小さくされることに
より燃費の向上が図られつつ、内燃機関の減速運転期間
中に蓄電された電気を内燃機関の減速運転後のアイドル
運転期間中に放電することにより蓄電量の低下が阻止さ
れ、かつ、燃料噴射量が減量されると同時に電気が放電
されることにより実際のアイドル回転数が目標アイドル
回転数に対し低下してしまうことも増加してしまうこと
も阻止される。即ち、内燃機関の減速運転後のアイドル
運転期間中(時間T5〜時間T6)に蓄電量の低下を阻
止しつつ燃費を向上させることができる。
の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、図
1に示した第一の実施形態の構成と同様である。図8及
び図9は本実施形態の内燃機関の制御方法を示したフロ
ーチャートである。図8及び図9に示すように、このル
ーチンが開始されると、まずステップ300において、
車速SPDが閾値KSPDよりも高い否かが判断され
る。YESのときにはステップ301に進み、NOのと
きにはステップ305に進む。ステップ301では今回
の車速SPDが前回の車速SPDn-1 より低いか否か、
つまり、内燃機関の減速運転期間中であるか否かが判断
される。YESのときにはステップ302に進み、NO
のときにはステップ310に進む。
D(=SPD−SPDn-1 )と図6(a)に示したマッ
プとに基づき第三発電補正係数KF SPDを算出す
る。図6(a)に示すように、車速SPDが変化してい
ないときには第三発電補正係数KF SPDは1とな
り、車速SPDの減速度合いが大きくなるに従って第三
発電補正係数KF SPDは大きな値になる。次いでス
テップ303では、過剰に発電していることを示すカウ
ンタである過剰発電カウンタB SPDが所定値KB1
だけ増加せしめられる(B SPD←B SPD+KB
1)。次いでステップ304では、オルタネータ1の制
御デューティF DUTYが補正される(FDUTY←
F DUTY×KF SPD)。一方、ステップ305
では、機関アイドル運転中であるか否かが判断される。
YESのときにはステップ306に進み、NOのときに
はステップ310に進む。ステップ306では、過剰発
電カウンタB SPDが零より大きいか否か、つまり、
オルタネータ1により過剰に発電を行っているか否かが
判断される。NOのときにはステップ500に進み、Y
ESのときにはステップ505に進む。
が零に変更される(TIDL1←0)。次いでステップ
501では、カウンタTIDL2が所定値KT2だけ増
加せしめられる(TIDL2←TIDL2+KT2)。
次いでステップ502では、カウンタTIDL2が所定
値KT2と等しいか否かが判断される。YESのときに
はステップ503にてスロットル開度TAが所定値TA
4に変更され、NOのときにはスロットル開度TAが変
更されない。次いでステップ504ではカウンタTID
L2が閾値KTONより大きくなったか否かが判断され
る。YESのときにはステップ310に進み、NOのと
きにはステップ307に進む。ステップ505では、カ
ウンタTIDL1が所定値KT1だけ増加せしめられる
(TIDL1←TIDL1+KT1)。次いでステップ
506では、カウンタTIDL2が零に変更される(T
IDL2←0)。次いでステップ507では、カウンタ
TIDL1が所定値KT1と等しいか否かが判断され
る。YESのときにはステップ508にてスロットル開
度TAが所定値TA3に変更され、NOのときにはスロ
ットル開度TAが変更されない。次いでステップ509
ではカウンタTIDL1が閾値KTOFFより大きくな
ったか否かが判断される。YESのときにはステップ3
07に進み、NOのときにはステップ310に進む。
SPDが所定値KB2だけ減少せしめられる(B SP
D←B SPD−KB2)と共に、ステップ308にお
いて第三発電補正係数KF SPDが零にされ(KF
SPD←0)、次いでステップ309においてオルタネ
ータ1による発電がカットされる(F DUTY←
0)。また、ステップ310では過剰発電カウンタB
SPDが零にされ(B SPD←0)、次いでステップ
311では、第三発電補正係数KF SPDが上限値1
でガードされつつ所定値KSだけ増加せしめられる(K
F SPD←KFSPD+KS≦1)。
に基づく発電量、機関回転数NE及びスロットル開度T
Aのタイムチャートである。時間T8以前に内燃機関の
運転状態が減速運転からアイドル運転に切り換えられる
ことにより、ステップ305にてYESと判断されかつ
ステップ306にてYESと判断され、ステップ505
が実行される。その結果、時間T8にステップ507に
てYESと判断され、ステップ508が実行され、スロ
ットル開度TAがTA3に変更される。時間T8〜時間
T9においては、ステップ509にてNOと判断され、
ステップ311及びステップ304が実行されるため、
図10(a)に示すように発電量がG4になる。次いで
時間T10には、ステップ509にてYESと判断さ
れ、ステップ308及びステップ309が実行されるた
め、図10(a)に示すように発電量が零になる。時間
T10以降にステップ307が実行され続けた結果、過
剰発電カウンタB SPDが零になると、ステップ30
6にてNOと判断され、ステップ501が実行される。
その結果、時間T11にステップ502にてYESと判
断され、スロットル開度TAがTA4に変更される。時
間T11〜時間T12においては、ステップ504にて
NOと判断され、ステップ308及びステップ309が
実行されるため、図10(a)に示すように発電量が零
になる。次いで時間T12以降には、ステップ504に
てYESと判断され、ステップ311及びステップ30
4が実行されるため、図10(a)に示すように発電量
が零でなくなる。
期間中に、内燃機関の定常運転期間中に比べてオルタネ
ータの発電量が増加され、次いで、内燃機関の減速運転
後のアイドル運転期間中(時間T10〜時間T11)
に、実際のスロットル開度が目標アイドル回転数に対応
する目標スロットル開度よりも小さくされると共に、内
燃機関の減速運転期間中に蓄電された電気を放電して機
関回転数が増加されることにより、実際のアイドル回転
数が目標アイドル回転数NE3に一致せしめられる。そ
のため、内燃機関の減速運転期間中に蓄電された電気を
内燃機関の減速運転後のアイドル運転期間中に放電する
ことにより蓄電量の低下が阻止されつつ、スロットル開
度が小さくされると同時に電気が放電されることにより
実際のアイドル回転数が目標アイドル回転数に対し低下
してしまうことも増加してしまうことも阻止される。即
ち、内燃機関の減速運転後のアイドル運転期間中(時間
T10〜時間T11)に蓄電量の低下を阻止しつつ実際
のアイドル回転数を目標アイドル回転数に一致させるこ
とができる。
運転からアイドル運転への切換時に、電気の放電を開始
するタイミング(時間T10)よりもスロットル開度を
減少させるタイミング(時間T8)が早められる。その
ため、電気の放電を開始するタイミングとスロットル開
度を減少させるタイミングとを同時にした場合のよう
に、スロットル開度が減少されてから実際に燃焼室に供
給される吸入空気量が減少するまでの間、機関回転数が
増加してしまうのを阻止することができる。また、スロ
ットル開度を減少させると同時に燃料噴射量を減少させ
れば燃費を向上させることができる。
ドル運転期間中であって電気の放電から発電への切換時
に、オルタネータ1による発電を開始するタイミング
(時間T12)よりもスロットル開度を増加させるタイ
ミング(時間T11)が早められる。そのため、オルタ
ネータによる発電を開始するタイミングとスロットル開
度を増加させるタイミングとを同時にした場合のよう
に、スロットル開度が増加されてから実際に燃焼室に供
給される吸入空気量が増加するまでの間、機関回転数が
減少してしまうのを阻止することができる。
の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、図
1に示した第一の実施形態の構成と同様である。図11
は本実施形態の内燃機関の制御方法を示したフローチャ
ートである。図11に示すように、このルーチンが開始
されると、まずステップ600において、車速SPDが
閾値KSPDより高いか否かが判断される。NOのとき
にはステップ601に進み、YESのときにはステップ
606に進む。ステップ601では、機関アイドル運転
中であるか否かが判断される。YESのときにはステッ
プ602に進み、NOのときにはステップ606に進
む。ステップ602では、バッテリ電圧が十分に高いか
否か、つまり、バッテリ蓄電量が予め定められた値より
大きいか否かが判断される。YESのときにはステップ
603に進み、NOのときにはステップ606に進む。
ステップ603ではカウンタTIDLBがインクリメン
トされる。次いでステップ604では、カウンタTID
LBが閾値KTBより大きくなったか否か、つまり、バ
ッテリ5からの放電期間が長くなったか否かが判断され
る。NOのときにはステップ605に進み、YESのと
きにはステップ606に進む。ステップ605ではオル
タネータ1による発電がカットされ、バッテリ5に蓄電
されていた電気が放電されて使用される。一方、ステッ
プ606ではカウンタTIDLBがリセットされ、次い
でステップ607においてオルタネータ1による通常発
電が行われる。
に基づく発電量、スロットル開度TA及び車速SPDの
タイムチャートである。ステップ600にてYESと判
断されている時間T15以前には、ステップ607が実
行され、発電量はG5になっている。時間T15〜時間
T16においては、ステップ600にてNOと判断され
かつステップ601にてYESと判断され、また、ステ
ップ602にてYESと判断され、ステップ605が実
行され、発電量は零になっている。次いで時間T16に
なると、ステップ604にてYESと判断され、ステッ
プ607が実行され、通常発電が再開される。
運転期間中であってバッテリ蓄電量が予め定められた値
より大きいとき(時間T15〜時間T16)、実際の燃
料噴射量が目標アイドル回転数に対応する目標燃料噴射
量よりも小さくされる(図示せず)と共に、ステップ6
05においてバッテリ5に蓄電されている電気を放電し
て機関回転数を増加させることにより、実際のアイドル
回転数が目標アイドル回転数に一致せしめられる。その
ため、実際の燃料噴射量が目標アイドル回転数に対応す
る目標燃料噴射量よりも小さくされることにより燃費の
向上が図られつつ、バッテリ蓄電量が予め定められた値
より大きいときにバッテリに蓄電されている電気が放電
されることにより蓄電量の低下が阻止され、かつ、燃料
噴射量が減量されると同時に電気が放電されることによ
り実際のアイドル回転数が目標アイドル回転数に対し低
下してしまうことも増加してしまうことも阻止される。
即ち、バッテリ蓄電量が十分にあるときに内燃機関のア
イドル運転期間中の燃費を向上させることができる。
の実施形態について説明する。本実施形態の構成は、図
1に示した第一の実施形態の構成と同様である。図13
は本実施形態の内燃機関の制御方法を示したフローチャ
ートである。図13に示すように、このルーチンが開始
されると、まずステップ700において、車速SPDが
閾値KSPDより高いか否かが判断される。YESのと
きにはステップ701に進み、NOのときにはこのルー
チンを終了する。ステップ701では、アクセルペダル
11が全閉されているか否かが判断される。YESのと
きにはステップ702に進み、NOのときにはこのルー
チンを終了する。ステップ702では、燃料カット中で
あるか否かが判断される。YESのときにはステップ7
03に進み、NOのときにはこのルーチンを終了する。
ステップ703では、オルタネータ1の制御デューティ
F DUTYと図14(a)に示すマップとに基づきス
ロットル開度(増量)補正量KTA1が算出される。図
14はスロットル開度補正量KTA1の算出に使用され
るマップである。
Nされているか否かが判断される。YESのときにはス
テップ705に進み、NOのときにはそのままステップ
706に進み、スロットル開度補正量は変更されない。
ステップ705では、車速の変化分ΔSPDと図14
(b)に示すマップとに基づきスロットル開度(減量)
補正量KTA1が算出される。次いでステップ706で
は、スロットル開度TAがアイドル運転時スロットル開
度TAIDLとステップ703又はステップ705にて
算出されたスロットル開度補正量KTA1との和とされ
る(TA←TAIDL+KTA1)。
に基づく機関回転数NE、車速SPD、ブレーキのON
/OFF、発電量、燃料カットのON/OFF、スロッ
トル開度TA及びアクセル開度ACのタイムチャートで
ある。時間T17においては、ステップ700にてYE
Sと判断されかつステップ701にてYESと判断さ
れ、また、ステップ702にてYESと判断される。そ
のためステップ703が実行されるが、ステップ704
にてNOと判断されるためステップ705は実行されな
い。その結果、ステップ706では、ステップ703に
て算出されたスロットル開度補正量KTA1に基づきス
ロットル開度TAが増加する側に補正される。この際、
急激なトルク変動を阻止すべくスロットル開度TAが徐
々に増加せしめられる。次いで時間T18においては、
ステップ700にてYESと判断されかつステップ70
1にてYESと判断され、また、ステップ702にてY
ESと判断されるため、ステップ703が実行される。
更にステップ704にてYESと判断されるためステッ
プ705が実行される。その結果、ステップ706で
は、ステップ705にて更新されたスロットル開度補正
量KTA1に基づきスロットル開度TAが減少する側に
補正される。この際、急激なトルク変動を阻止すべくス
ロットル開度TAが徐々に減少せしめられる。
期間中であってブレーキが作動されていないとき(時間
T17〜時間T18)に、内燃機関の定常運転期間中
(G6)に比べてオルタネータの発電量が増加される
(G7)と共に、スロットル開度が内燃機関のアイドル
運転期間中のスロットル開度TA8よりも大きくされる
(TA9にされる)。そのため、内燃機関の減速運転期
間中であってブレーキが作動されていないとき(時間T
17〜時間T18)に内燃機関の定常運転期間中(時間
T17以前)に比べてオルタネータの発電量が増加され
ることに伴い過剰な減速感が発生してしまうのを阻止す
ることができる。
運転期間中であってブレーキが作動されているとき(時
間T18〜時間T19)に、スロットル開度が内燃機関
のアイドル運転期間中のスロットル開度TA8よりも小
さくされる(TA7にされる)。そのため、電子スロッ
トル4よりも下流側の機関吸気通路3内の負圧が増加せ
しめられ、ブレーキの作動を補助することができる。そ
の結果、例えばブレーキパッドの摩耗を低減することが
できる。
所定回転上昇判定を、所定時間/NE、所定トルク、G
A量、PM、負荷率等に置き換えてもよい。つまり、加
速初期を判定できればよい。また、上述した第二の実施
形態の変形例として、過剰発電量判定を、アイドル時
間、バッテリ充電量、バッテリ電圧等に置き換えてもよ
い。つまり、過剰放電を防止判定できればよい。尚、多
量の放電(ライト点灯等による電気使用)中は、充電を
優先し、上述した制御は行わない。
転数が予め定められた機関回転数だけ上昇していない間
にオルタネータの発電の中断が終了されてしまい、加速
応答性を十分に向上させることができなくなってしまう
のを回避することができる。即ち、内燃機関の加速運転
期間中の加速応答性を十分に向上させることができる。
の加速運転期間中の加速応答性を向上させることに優先
してオルタネータの発電量を確保することができる。そ
の結果、例えば内燃機関を始動すべきときに蓄電量の不
足に伴って内燃機関を始動できなくなってしまうのを回
避することができる。
にかかわりなく一律にオルタネータの発電量が減少され
る場合と異なり、ドライバの意図に反したトルク変動が
生じてしまうのを阻止することができる。詳細には、緩
やかに加速することが要求されているとき、オルタネー
タ発電量が一律に多量に減少されることに伴い加速感が
過剰になる側にトルク変動が生じてしまうのを阻止する
ことができる。また、急激に加速することが要求されて
いるとき、オルタネータ発電量が一律に少量しか減少さ
れないことに伴い加速感が不足する側にトルク変動が生
じてしまうのを阻止することができる。即ち、内燃機関
の加速運転開始時にドライバの意図に反したトルク変動
が生じてしまうのを阻止することができる。
料噴射量が目標アイドル回転数に対応する目標燃料噴射
量よりも小さくされることにより燃費の向上が図られつ
つ、内燃機関の減速運転期間中に蓄電された電気を内燃
機関の減速運転後のアイドル運転期間中に放電すること
により蓄電量の低下が阻止され、かつ、燃料噴射量が減
量されると同時に電気が放電されることにより実際のア
イドル回転数が目標アイドル回転数に対し低下してしま
うことも増加してしまうことも阻止される。即ち、内燃
機関の減速運転後のアイドル運転期間中に蓄電量の低下
を阻止しつつ燃費を向上させることができる。
の減速運転期間中に蓄電された電気を内燃機関の減速運
転後のアイドル運転期間中に放電することにより蓄電量
の低下が阻止されつつ、スロットル開度が小さくされる
と同時に電気が放電されることにより実際のアイドル回
転数が目標アイドル回転数に対し低下してしまうことも
増加してしまうことも阻止される。即ち、内燃機関の減
速運転後のアイドル運転期間中に蓄電量の低下を阻止し
つつ実際のアイドル回転数を目標アイドル回転数に一致
させることができる。
電を開始するタイミングとスロットル開度を減少させる
タイミングとを同時にした場合のように、スロットル開
度が減少されてから実際に燃焼室に供給される吸入空気
量が減少するまでの間、機関回転数が増加してしまうの
を阻止することができる。また、スロットル開度を減少
させると同時に燃料噴射量を減少させれば燃費を向上さ
せることができる。
ータによる発電を開始するタイミングとスロットル開度
を増加させるタイミングとを同時にした場合のように、
スロットル開度が増加されてから実際に燃焼室に供給さ
れる吸入空気量が増加するまでの間、機関回転数が減少
してしまうのを阻止することができる。
料噴射量が目標アイドル回転数に対応する目標燃料噴射
量よりも小さくされることにより燃費の向上が図られつ
つ、バッテリ蓄電量が予め定められた値より大きいとき
にバッテリに蓄電されている電気が放電されることによ
り蓄電量の低下が阻止され、かつ、燃料噴射量が減量さ
れると同時に電気が放電されることにより実際のアイド
ル回転数が目標アイドル回転数に対し低下してしまうこ
とも増加してしまうことも阻止される。即ち、バッテリ
蓄電量が十分にあるときに内燃機関のアイドル運転期間
中の燃費を向上させることができる。
の減速運転期間中であってブレーキが作動されていない
ときに内燃機関の定常運転期間中に比べてオルタネータ
の発電量が増加されることに伴い過剰な減速感が発生し
てしまうのを阻止することができる。
気通路内の負圧が増加せしめられ、ブレーキの作動を補
助することができる。その結果、例えばブレーキパッド
の摩耗を低減することができる。
の構成図である。
フローチャートである。
発電量、機関回転数NE及びスロットル開度TAのタイ
ムチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
フローチャート等である。
発電量、過剰発電カウンタBSPD及び車速SPDのタ
イムチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
く発電量、機関回転数NE及びスロットル開度TAのタ
イムチャートである。
たフローチャートである。
く発電量、スロットル開度TA及び車速SPDのタイム
チャートである。
たフローチャートである。
されるマップである。
く機関回転数NE、車速SPD、ブレーキのON/OF
F、発電量、燃料カットのON/OFF、スロットル開
度TA及びアクセル開度ACのタイムチャートである。
Claims (10)
- 【請求項1】 発電を行うためのオルタネータを具備
し、内燃機関の加速運転期間中にオルタネータの発電を
中断するようにした内燃機関の制御装置において、内燃
機関の加速運転期間中に、機関回転数が予め定められた
機関回転数だけ上昇するまでオルタネータの発電が中断
され続けるようにした内燃機関の制御装置。 - 【請求項2】 オルタネータによる発電を再開すること
が必要になったときには、オルタネータの発電の中断を
終了し、オルタネータの発電を再開するようにした請求
項1に記載の内燃機関の制御装置。 - 【請求項3】 発電を行うためのオルタネータを具備
し、内燃機関の加速運転開始時にオルタネータの発電量
を減少させるようにした内燃機関の制御装置において、
内燃機関の加速運転開始時に、加速要求に応じてオルタ
ネータの発電減少量を決定するようにした内燃機関の制
御装置。 - 【請求項4】 発電を行うためのオルタネータを具備
し、内燃機関の減速運転期間中に、内燃機関の定常運転
期間中に比べてオルタネータの発電量を増加させるよう
にした内燃機関の制御装置において、内燃機関の減速運
転後のアイドル運転期間中に、実際の燃料噴射量を目標
アイドル回転数に対応する目標燃料噴射量よりも小さく
すると共に、内燃機関の減速運転期間中に蓄電された電
気を放電して機関回転数を増加させることにより、実際
のアイドル回転数を目標アイドル回転数に一致させるよ
うにした内燃機関の制御装置。 - 【請求項5】 発電を行うためのオルタネータを具備
し、内燃機関の減速運転期間中に、内燃機関の定常運転
期間中に比べてオルタネータの発電量を増加させるよう
にした内燃機関の制御装置において、内燃機関の減速運
転後のアイドル運転期間中に、実際のスロットル開度を
目標アイドル回転数に対応する目標スロットル開度より
も小さくすると共に、内燃機関の減速運転期間中に蓄電
された電気を放電して機関回転数を増加させることによ
り、実際のアイドル回転数を目標アイドル回転数に一致
させるようにした内燃機関の制御装置。 - 【請求項6】 内燃機関の減速運転からアイドル運転へ
の切換時に、電気の放電を開始するタイミングよりも、
スロットル開度を減少させるタイミングを早めるように
した請求項5に記載の内燃機関の制御装置。 - 【請求項7】 内燃機関のアイドル運転期間中であって
電気の放電から発電への切換時に、オルタネータによる
発電を開始するタイミングよりも、スロットル開度を増
加させるタイミングを早めるようにした請求項5に記載
の内燃機関の制御装置。 - 【請求項8】 発電を行うためのオルタネータと、前記
オルタネータにより発電された電気を蓄電するためのバ
ッテリとを具備する内燃機関の制御装置において、内燃
機関のアイドル運転期間中であってバッテリ蓄電量が予
め定められた値より大きいとき、実際の燃料噴射量を目
標アイドル回転数に対応する目標燃料噴射量よりも小さ
くすると共に、前記バッテリに蓄電されている電気を放
電して機関回転数を増加させることにより、実際のアイ
ドル回転数を目標アイドル回転数に一致させるようにし
た内燃機関の制御装置。 - 【請求項9】 発電を行うためのオルタネータを具備
し、内燃機関の減速運転期間中に、内燃機関の定常運転
期間中に比べてオルタネータの発電量を増加させるよう
にした内燃機関の制御装置において、内燃機関の減速運
転期間中であってブレーキが作動されていないときに、
スロットル開度を内燃機関のアイドル運転期間中のスロ
ットル開度よりも大きくするようにした内燃機関の制御
装置。 - 【請求項10】 発電を行うためのオルタネータを具備
し、内燃機関の減速運転期間中に、内燃機関の定常運転
期間中に比べてオルタネータの発電量を増加させるよう
にした内燃機関の制御装置において、内燃機関の減速運
転期間中であってブレーキが作動されているときに、ス
ロットル開度を内燃機関のアイドル運転期間中のスロッ
トル開度よりも小さくするようにした内燃機関の制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36784799A JP2001182583A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 内燃機関の制御装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36784799A JP2001182583A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 内燃機関の制御装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005139849A Division JP2005226656A (ja) | 2005-05-12 | 2005-05-12 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001182583A true JP2001182583A (ja) | 2001-07-06 |
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ID=18490352
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP36784799A Pending JP2001182583A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 内燃機関の制御装置 |
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---|---|
JP (1) | JP2001182583A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011017305A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Toyota Motor Corp | 車両制御装置 |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36784799A patent/JP2001182583A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011017305A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Toyota Motor Corp | 車両制御装置 |
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