JP2001182534A - 2サイクルディーゼルエンジン - Google Patents

2サイクルディーゼルエンジン

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JP2001182534A
JP2001182534A JP36812599A JP36812599A JP2001182534A JP 2001182534 A JP2001182534 A JP 2001182534A JP 36812599 A JP36812599 A JP 36812599A JP 36812599 A JP36812599 A JP 36812599A JP 2001182534 A JP2001182534 A JP 2001182534A
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JP
Japan
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cylinder
reed valve
crankshaft
shroud
crankcase
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JP36812599A
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English (en)
Inventor
Tatsuyuki Masuda
達之 桝田
Yoshiyuki Masuda
善之 益田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの小型化を図りながら、強制空冷式
の冷却装置を2サイクルディーゼルエンジンに装備す
る。 【解決手段】 クランクケースの上部にシリンダ2とリ
ード弁28をクランク軸24の軸線方向から見てクラン
ク軸24を中心として放射状に取付ける。シリンダ2の
排気口をリード弁28とは反対側に位置するように形成
する。クランク軸24の右側の軸端部に、リード弁28
の横に配設した燃料ポンプ41を接続し、左側の軸端部
にファン62を設ける。このファン62を含むクランク
ケースの一側部とシリンダ2の周囲とを覆うシュラウド
17内に、ファン62と対向する空気入口からシリンダ
2の周囲を通って排気口近傍の空気出口に至る冷却風通
路を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強制空冷式の2サ
イクルディーゼルエンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2サイクルディーゼルエンジンと
しては、空気をクランクケースのリード弁からクランク
室内に吸入し、シリンダボディの掃気通路を通してシリ
ンダ内に供給するものがある。この種の2サイクルディ
ーゼルエンジンにおいては、クランク軸によって燃料ポ
ンプを駆動し、シリンダヘッドに取付けた燃料噴射ノズ
ルから燃料を供給するようにしている。燃料ポンプは、
プランジャポンプによって形成してクランクケースに取
付け、クランク軸とともに回転するカム軸のカムにプラ
ンジャのカムフォロアを摺接させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、例えば発
電機や手持ち式芝刈り機、さらには小型の移動装置用エ
ンジンなどに搭載する小型の汎用エンジンを上述した2
サイクルディーゼルエンジンによって構成することを考
えている。しかしながら、このような小型の2サイクル
ディーゼルエンジンを実現するためには、冷却装置が問
題であった。これは、一般的な水冷式の冷却装置を採用
すると重量が重くなってしまうし、そうかといって自然
空冷式では、燃料系や吸気の温度がエンジンの熱で上昇
し易くなってしまう。燃料系が昇温して燃料の温度が上
昇すると、燃料噴射量の精度が低下する。吸気の温度が
上昇すると充填効率が低下し、出力が低下するととも
に、排ガスに含まれるいわゆるススやCOなどの有害成
分の排出量が増大してしまう。
【0004】相対的に軽量で冷却効率の高いエンジンの
冷却装置としては、シリンダを覆うシュラウド内にファ
ンによって冷却風を送る強制空冷式のものがある。しか
し、これを2サイクルディーゼルエンジンに採用するた
めには、エンジンの小型化を図りながら、冷却風通路を
燃料ポンプや吸気装置などの補機と干渉することがない
ように構成することに問題があった。すなわち、これら
の補機とシュラウドとが干渉しないように配設しなけれ
ばならないし、シュラウドから排出される熱風が燃料ポ
ンプや吸気装置に吹きかけられることがないようにしな
ければならないからである。
【0005】本発明は上述したような問題点を解消する
ためになされたもので、エンジンの小型化を図りなが
ら、強制空冷式の冷却装置を2サイクルディーゼルエン
ジンに装備することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る2サイクルディーゼルエンジンは、ク
ランクケースの上部にシリンダと吸気用リード弁をクラ
ンク軸の軸線方向から見てクランク軸を中心として放射
状に取付け、シリンダの排気口をリード弁とは反対側に
位置するように形成し、クランク軸の一方の軸端部に、
リード弁の側方近傍に配設した燃料ポンプを接続すると
ともに、他方の軸端部にファンを設け、このファンを含
むクランクケースの一側部とシリンダの周囲とを覆うシ
ュラウド内に、ファンと対向する空気入口からシリンダ
の周囲を通って排気口近傍の空気出口に至る冷却風通路
を形成したものである。
【0007】本発明によれば、シリンダは、シュラウド
内を流れる冷却風によって冷却される。この冷却風は、
シュラウドの空気出口から排ガスと同方向へ排出され
る。このため、シリンダの熱をリード弁や燃料ポンプと
はシリンダを挟んで反対側に排出することができ、リー
ド弁や燃料ポンプにシリンダから直接伝達される熱をシ
ュラウドが遮るようになる。シュラウドはクランクケー
スの一側部とシリンダとを覆うように形成しているか
ら、クランクケースにおけるシリンダと隣接する上部の
リード弁・燃料ポンプと干渉することはない。しかも、
リード弁の側方であってクランクケース上部におけるフ
ァンとは反対側に形成されるデッドスペースに燃料ポン
プが配設される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る2サイクルデ
ィーゼルエンジンの一実施の形態を図1ないし図7によ
って詳細に説明する。図1は本発明に係る2サイクルデ
ィーゼルエンジンの右側面図で、同図はクランクケース
カバーを取外した状態で描いてある。図2は同じく左側
面図で、同図はシュラウドを破断した状態で描いてあ
る。図3は同じく正面図、図4は図1におけるIV−IV線
断面図、図5は図3におけるV−V線断面図、図6は図1
におけるVI−VI線断面図、図7はクランクケースのカム
軸支持部を拡大して示す側面図である。
【0009】これらの図において、符号1で示すもの
は、この実施の形態によるクランク室圧縮式の2サイク
ル単気筒ディーゼルエンジンである。このエンジン1
は、シリンダ2をクランクケース3の前側上部に斜め前
上方に突出するように取付けている。本明細書において
は、図1において右側をエンジン1の前側と仮に定め、
図1の紙面の上方をエンジン1の右側と定める。なお、
これらの方向は、このエンジン1を例えば車両に搭載す
るときの車両の前後、左右方向とは一致させなくてよ
い。
【0010】前記シリンダ2は、図4および図5に示す
ように、シリンダボディ4とシリンダヘッド5とによっ
て構成し、シリンダボディ4に掃気通路6と排気通路7
を形成し、シリンダヘッド5に副燃焼室8を形成してい
る。前記排気通路7は、シリンダ2の前部に形成し、排
気口9に排気管10を接続している。前記シリンダヘッ
ド5は、ロアヘッド11とアッパーヘッド12とによっ
て分割可能に形成し、アッパーヘッド12の凹陥部12
aと協働して前記副燃焼室8を形成するためのホットプ
ラグ13をロアヘッド11に上方から嵌合させている。
副燃焼室8は、連通孔8aによってシリンダ2内に連通
させている。この副燃焼室8に燃料噴射ノズル14とグ
ロープラグ15とを臨ませている。
【0011】燃料噴射ノズル14は、シリンダ2の軸線
と同一軸線上に位置するようにアッパーヘッド12に取
付けている。燃料噴射ノズル14の固定は、図1、図2
および図5に示すように、燃料噴射ノズル14の上端部
に固着した支持用フランジ16の2箇所をアッパーヘッ
ド12の2本の柱状突起12aに後述するシュラウド1
7とスペーサ18とを介して重ね、固定用ボルト19を
締付けることによって行っている。この取付構造を採る
ことによって、燃料噴射ノズル14の弁部14aは、柱
状突起12aどうしの間からアッパーヘッド12の上方
の空間に露出する。図4および図5において符号20は
ピストンを示し、21はコンロッドを示す。
【0012】前記クランクケース3は、図4および図6
に示すように、右側ケース半部22と左側ケース半部2
3とによって左右方向に分割できるように形成し、これ
ら両半部22,23にクランク軸24を軸受25,26
を介して回転自在に支持させている。また、これら両半
部22,23どうしの間に形成したクランク室27にク
ランク軸24のクランクウェブ24aを収納している。
このクランク室27は、図5に示すように、左側ケース
半部23の上部であってシリンダ2の後方に取付けたリ
ード弁28を介して大気中に連通させている。左側ケー
ス半部23のリード弁用取付座を図6中に符号29で示
す。このリード弁28とシリンダ2は、クランク軸24
の軸線方向から見て放射状に位置するように配設してい
る。詳述すると、排気口9を前部に形成したシリンダ2
を挟んで排気口9とは反対側(シリンダ2の後方)にリ
ード弁28を配設している。このリード弁28には、吸
気管30を介してエアクリーナ(図示せず)を接続して
いる。
【0013】右側ケース半部22は、図4および図6に
示すように、外端部に右側へ向けて開口する凹陥部31
を形成するとともに、この凹陥部31を閉塞するクラン
クケースカバー32を取付けている。前記凹陥部31内
の空間を以下の説明では補機室33という。この補機室
33には、図1、図4および図6に示すように、潤滑油
34を貯留させるとともに、燃料ポンプ駆動用のカム軸
35と、燃料制御用ガバナ36と、クランク軸24の回
転を前記カム軸35およびガバナ36に伝達する歯車式
伝動手段37と、潤滑油34を跳ね上げるための羽根3
8とを配設している。
【0014】前記カム軸35は、図1中に符号41で示
すプランジャ式燃料ポンプを駆動するカム35aを一体
に形成し、左側の端部を軸受42によって右側ケース半
部22の側壁43に回転自在に支持させるとともに、右
側の端部を軸受44によって軸受キャップ45に回転自
在に支持させている。カム軸35の左側の軸端部を支持
する軸受42は、前記側壁43に突設した筒状部43a
に嵌合させて支持させており、この軸受42を貫通する
カム軸35の左側の軸端面を前記側壁43の上下方向に
延びる端面に対向させている。前記軸受キャップ45は
クランクケースカバー32に支持させている。
【0015】前記燃料ポンプ41は、図5に示すよう
に、前記リード弁28の右側近傍に軸線方向が上下方向
を指向するように配設して右側ケース半部22の上壁に
支持させている。この燃料ポンプ41に燃料供給管46
を介して前記燃料噴射ノズル14の燃料入口を接続して
いる。前記ガバナ36は、前記燃料ポンプ41から吐出
される燃料の量をエンジン回転数に対応させて制御する
ためのもので、従来からよく知られているように、遠心
ウェイト36a(図6参照)が回動することによって図
1中に符号47で示す制御ロッドが往復し、この制御ロ
ッド47の先端部に連結した燃料ポンプ41の制御レバ
ー48を回動させる構造を採っている。
【0016】このガバナ36の回転軸36bは、図6に
示すように、左側の端部を軸受49によって右側ケース
半部22の前記側壁43に回転自在に支持させ、右側の
端部を軸受50によってクランクケースカバー32に回
転自在に支持させている。また、このガバナ36は、図
1に示すように、補機室33内に貯留した潤滑油34の
油面Lより上方に配設し、回転部分が潤滑油34を攪拌
することがないようにしている。
【0017】前記歯車式伝動手段37は、クランク軸2
4に固着した第1の歯車51と、前記カム軸35に固着
して前記第1の歯車51に噛合させた第2の歯車52
と、前記ガバナ36の回転軸36bに固着して前記第2
の歯車52に噛合させた第3の歯車53とによって構成
している。この実施の形態では、第1の歯車51と第2
の歯車52の歯数を一致させ、第3の歯車53の歯数を
第1、第2の歯車51,52より少なくなるように設定
している。
【0018】前記羽根38は、図1に示すように、クラ
ンク軸24における前記第1の歯車51より外側に固着
した円板38aと、この円板38aの外周部の2箇所に
一体に形成した突片38bとによって構成している。こ
の羽根38がクランク軸24とともに回転することによ
って、補機室33内に貯留された潤滑油34を突片38
bが跳ね上げるようにしている。潤滑油34は、高速で
回転する羽根38によって補機室33内で跳ね上げられ
てミスト状になり、カム軸35、ガバナ36、第1〜第
3の歯車51〜53および各軸受などに付着してこれら
を潤滑する。
【0019】このエンジン1においては、前記カム軸3
5のカム35aの摺接面の潤滑性を向上させるために、
右側ケース半部22の前記側壁43に付着したミスト状
の潤滑油34をカム35aに導く潤滑構造を採用してい
る。この潤滑構造は、図7に示すように、右側ケース半
部22の前記側壁43に補機室33内へ突出するように
一体に形成した凸壁54と、側壁43内に形成した第1
の潤滑油通路55と、カム軸35内に形成した第2の潤
滑油通路56とによって構成している。前記凸壁54
は、カム軸35を支持する筒状部43aの上に、側壁4
3に沿って前側(右側)に向かうにしたがって次第に低
くなるように直線状に延設している。
【0020】前記第1の潤滑油通路55は、前記凸壁5
4の最も低くなる部位の上で側壁43を貫通する上側貫
通孔55aと、側壁43におけるカム軸35の軸端面と
対向する部位に穿設した下側貫通孔55b(図6参照)
と、これら上下の貫通孔55a,55bどうしを連通す
るように側壁43の外端面(左側ケース半部23と対接
する端面)に形成した凹溝55cとから形成している。
この凹溝55cは、図6に示すように、左側ケース半部
23に右側ケース半部22を密着させることによって開
口部分が閉塞されるようにしている。前記第2の潤滑油
通路56は、カム軸35の軸心部に穿設した中空孔56
aと、カム35aの摺接面に一端が開口して前記中空孔
56aまで延びる貫通孔56b(図6参照)とから形成
している。
【0021】このように構成した潤滑構造によれば、前
記側壁43の上部に付着した潤滑油34は、図6および
図7中に矢印で示すように側壁43の内面を伝って流下
し、凸壁54によって集められて上側貫通孔55aに流
入する。そして、この潤滑油34は、この上側貫通孔5
5aから凹溝55c→下側貫通孔55b→中空孔56a
→貫通孔56bからなる潤滑油通路を通ってカム35a
の摺接面に導かれる。
【0022】クランクケース3の左側ケース半部23
は、クランク軸24の左側の軸端部に設けたフライホイ
ールマグネトウ61のコイル部61aを取付けるととも
に、シリンダ2の周囲に冷却風通路S(図2および図4
参照)を形成するためのシュラウド17を取付けてい
る。前記シュラウド17は、図2〜図4に示すように、
前記フライホイールマグネトウ61のフライホイール6
1bに固定したファン62を含む左側ケース半部23
と、シリンダ2の周囲とを覆う形状に形成し、下部を左
側ケース半部23に支持させるとともに、上部をシリン
ダ2に支持させている。このシュラウド17における前
記ファン62の軸心部と対向する部位に空気入口17a
を形成し、シリンダ2の排気口9の右斜め上方に排気出
口17b(図3参照)を形成している。前記ファン62
は、軸心部に吸込んだ空気を外周部に吹出すシロッコフ
ァンである。
【0023】シュラウド17の最上部は、燃料噴射ノズ
ル14を貫通させ、この燃料噴射ノズル14とともにシ
リンダ2ヘッドに支持させている。シュラウド最上部の
支持は、燃料噴射ノズル支持用の2本の柱状突起12a
とスペーサ18との間に挟み込ませることによって行っ
ている。この支持構造を採ることによって、燃料噴射ノ
ズル14の弁部14aがシュラウド17内に位置するよ
うになり、シュラウド17内を流れる冷却風によって冷
却される。
【0024】図1〜図3において、クランクケース3の
前側下部に取付けた符号71で示すものはスタータモー
タである。このスタータモータ71は、従来からよく知
られているように、前記フライホイール61bの外周部
に取付けたリングギヤ72を始動時に回転させる構造を
採っている。
【0025】上述したように構成した2サイクルディー
ゼルエンジンは、運転時にクランク軸24とともにファ
ン62が回転し、シュラウド17内の冷却風通路Sに冷
却風が流れる。この冷却風によってシリンダ2が冷却さ
れ、シリンダ2の熱は冷却風によってシュラウド17の
空気出口17bから排ガスの排出方向(前方)と同方向
へ排出される。
【0026】したがって、シリンダ2の熱をリード弁2
8や燃料ポンプ41とはシリンダ2を挟んで反対側に排
出することができ、リード弁28や燃料ポンプ41にシ
リンダ2から熱が直接伝達されるのをシュラウド17が
遮るようになる。このシュラウド17はクランクケース
3の左側部とシリンダ2とを覆うように形成しているか
ら、クランクケース3の後側上部のリード弁28や燃料
ポンプ41と干渉することはない。しかも、この2サイ
クルディーゼルエンジン1は、リード弁28の側方であ
ってクランクケース上部におけるファン62とは反対側
に形成されるデッドスペースを利用して燃料ポンプ41
を配設することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リンダは、シュラウド内を流れる冷却風によって冷却さ
れ、この冷却風は、シュラウドの空気出口から排ガスと
同方向へ排出される。このため、シリンダの熱をリード
弁や燃料ポンプとはシリンダを挟んで反対側に排出する
ことができ、リード弁や燃料ポンプにシリンダから直接
伝達される熱をシュラウドが熱を遮るようになるから、
リード弁に吸入される吸気や燃料ポンプがシリンダの熱
によって加温されるのを阻止することができる。また、
シュラウドはクランクケースの一側部とシリンダとを覆
うように形成しているから、クランクケース上部におけ
るシリンダと隣接する部位に配設したリード弁や燃料ポ
ンプと干渉することはないし、リード弁の側方であって
クランクケース上部におけるファンとは反対側に形成さ
れるデッドスペースに燃料ポンプを配設しているから、
エンジンの周囲に形成される空間を有効に利用してコン
パクトに強制空冷式の2サイクルディーゼルエンジンを
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る2サイクルディーゼルエンジン
の右側面図である。
【図2】 本発明に係る2サイクルディーゼルエンジン
の左側面図である。
【図3】 本発明に係る2サイクルディーゼルエンジン
の正面図である。
【図4】 図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】 図3におけるV−V線断面図である。
【図6】 図1におけるVI−VI線断面図である。
【図7】 クランクケースのカム軸支持部を拡大して示
す側面図である。
【符号の説明】
1…2サイクルディーゼルエンジン、2…シリンダ、3
…クランクケース、9…排気口、17…シュラウド、1
7a…空気入口、17b…空気出口、23…左側ケース
半部、24…クランク軸、28…リード弁、41…燃料
ポンプ、62…ファン、S…冷却風通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースの上部にシリンダと吸気
    用リード弁をクランク軸の軸線方向から見てクランク軸
    を中心として放射状に取付け、前記シリンダの排気口を
    前記リード弁とは反対側に位置するように形成し、クラ
    ンク軸の一方の軸端部に、前記リード弁の側方近傍に配
    設した燃料ポンプを接続するとともに、他方の軸端部に
    ファンを設け、このファンを含むクランクケースの一側
    部と前記シリンダの周囲とをシュラウドで覆い、このシ
    ュラウド内に、前記ファンと対向する空気入口からシリ
    ンダの周囲を通って排気口近傍の空気出口に至る冷却風
    通路を形成したことを特徴とする2サイクルディーゼル
    エンジン。
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