JP2001181914A - 洋服の保形構造 - Google Patents

洋服の保形構造

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JP2001181914A
JP2001181914A JP37010899A JP37010899A JP2001181914A JP 2001181914 A JP2001181914 A JP 2001181914A JP 37010899 A JP37010899 A JP 37010899A JP 37010899 A JP37010899 A JP 37010899A JP 2001181914 A JP2001181914 A JP 2001181914A
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clothes
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seam
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Toshihiro Hayashi
年宏 林
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URBAN Inc D
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D'URBAN Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洋服を水洗いした場合に洋服の各部に設けら
れた縫い代部や折返し部が起き上がる等の型崩れが発生
するのを簡単かつ効果的に規制できるようにする。 【解決手段】 表地6,6の縫い割部4に設けられた一
対の縫い代部7,7と、熱溶融型接着剤が塗布された保
形テープ8と、上記両縫い代部7,7をそれぞれ表地
6,6の裏面側に折り返した状態で、この両縫い代部
7,7に跨るように上記保形テープ8を載置して接着す
ることにより、縫い代部7,7の起き上がりを規制する
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洋服を水洗いした
場合に、洋服の各部に設けられた縫い代部や折返し部が
起き上がる等の型崩れが発生するのを防止する洋服の保
形構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、揮発油やベンジンまたはテトラク
ロロエチレン(パークロロエチレン)等を使用したドラ
イクリーニング法に代え、洗濯機等を使用して洋服を水
洗いすることが行われているが、この水洗いを行った場
合には、洋服の縫い割部に設けられた縫い代部が起き上
がったり、袖口の折返し部が垂れ下がったりする等の型
崩れが発生し易いという問題がある。例えば、図10に
示すように、洋服の背中中央等には、左右の表地6,6
が縫合されるとともに、左右一対の縫い代部7,7が表
地6,6の裏面側に折り返されて割癖が付けられた縫い
割部4が設けられており、この縫い割部4の割癖が水洗
いにより解消されて上記縫い代部7,7が起き上がると
とともに、その影響を受けて洋服の外観が損なわれるこ
とが避けられなれなかった。
【0003】なお、上記水洗いを行った後に、洋服の裏
面側からアイロン仕上げを行うことにより、上記縫い代
部7,7の起き上がりを修正することが行われている
が、この作業が煩雑であるという問題がある。特に、洋
服の裏地9によって上記縫い割部4が覆われている場合
には、この縫い代部4に直接アイロンを当てることによ
って上記起き上がりを適正に修正することが極めて困難
であった。
【0004】このため、図11に示すように、上記縫い
代部7,7を含む表地6,6の裏面に、ほつれ防止用の
芯地40,40を予め個別に接着しておき、この芯地4
0,40と上記縫い代部7,7とを一体の状態で左右に
折り返して割癖を付けることにより、上記水洗いによる
縫い代部7,7の起き上がり等を規制することが行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記図11に示すよう
に、洋服の縫い割部4に設けられた一対の縫い代部7,
7と、上記ほつれ防止用の芯地40,40とを一体の状
態で左右に折り返して割癖を付けるように構成した場合
においても、上記縫い代部7,7の起き上がりを完全に
は規制することができず、水洗いを繰り返すと上記縫い
代部7,7と芯地40,40とが一体の状態で起き上が
ってしまうことが避けられない。また、上記表地6,6
の裏面に芯地40,40が接着されることにより、洋服
の柔らかな風合いが損なわれたり、上記芯地40,40
により表地6,6が引っ張られて洋服に皺が発生したり
する等の問題がある。
【0006】なお、上記一対の縫い代部7,7を表地の
裏面側に折り返した状態で、この縫い代部7,7に接着
剤を吹き付けて硬化させることにより、その起き上がり
を規制することも考えられるが、この場合には、上記接
着剤を吹き付けるための複雑な構造を有する設備が必要
であるとともに、上記接着剤が大気中に飛散して環境が
汚染される等の問題がある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、洋服を水洗いした場合に、洋服の各部に設けら
れた縫い代部や折返し部が起き上がる等の型崩れが発生
するのを簡単かつ効果的に規制することができる洋服の
保形構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
表地の縫い割部に設けられた一対の縫い代部と、熱溶融
型接着剤が塗布された保形テープとを備え、上記両縫い
代部をそれぞれ表地の裏面側に折り返した状態で、この
両縫い代部に跨るように上記保形テープを載置して接着
することにより、上記縫い代部の起き上がりを規制する
ように構成したものである。
【0009】上記構成によれば、洋服が水洗いされた場
合に、上記縫い代部が起き上がることによる洋服の型崩
れが発生するのを上記保形テープによって簡単かつ効果
的に防止できるとともに、上記縫い代部のほつれを保形
テープによって防止することができる。
【0010】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の洋服の保形構造において、上記保形テープの基材は、
98cN/cmの荷重下における引張伸度が1.0〜
4.0%に設定され、かつ2.45〜5.88cN/c
m・degreeのせん断剛性を有するとともに、0.
03〜0.06cN・cm2/cmの緯曲げ剛性を有す
る素材によって形成されたものである。
【0011】上記構成によれば、表地に皺が形成される
等の弊害を生じることなく、上記縫い代部の起き上がり
が保形テープによって効果的に規制されることになる。
【0012】請求項3に係る発明は、腰ポケット部の上
部に取り付けられた上口布材及びフラップの縫い代部と
ポケット形成用の袋布材の上部とを一体に縫い付けるこ
とにより形成された縫い付け部と、腰ポケットの上部に
位置する表地の裏面側に取り付けられた前身頃芯と、こ
の前身頃芯と上記縫い付け部との間に配設された熱溶融
型接着剤層とを備え、この接着剤層を溶融させて上記縫
い付け部を前身頃芯に接着することにより、この縫い付
け部の起き上がりを規制するように構成したものであ
る。
【0013】上記構成によれば、上口布材及びフラップ
の縫い代部と布袋材の上部との縫い付け部の起き上がり
が規制されることにより、上記上口布材によって形成さ
れる上玉縁が起立状態となる等の型崩れが発生すること
が効果的に防止され、洋服の水洗いを繰り返し行った場
合においても、上記腰ポケットが型崩れして外観が悪化
したり、洋服の着心地が悪くなったりすることが効果的
に防止されることになる。
【0014】請求項4に係る発明は、洋服の袖口部に設
けられた折返し部と、この折返し部に対向する表地の裏
面に接着された浮き糸組織を有する接着芯地とを備え、
この接着芯地に上記折返し部をすくい縫いすることによ
り、この折返し部の垂れ下がりを規制するように構成し
たものである。
【0015】上記構成によれば、浮き糸組織を有する接
着芯地に上記折返し部を容易かつ適正にすくい縫いする
ことができ、洋服の水洗いを繰り返した場合において
も、上記折返し部が垂れ下がることに起因して袖口部が
型崩れするのを効果的に防止することができる。
【0016】請求項5に係る発明は、洋服の裾部に設け
られた折返し部と、熱溶融型接着剤が塗布された身頃裾
テープと、上記裾部を構成する表地の裏面側に取り付け
られた身頃芯地とを備え、上記折返し部に身頃裾テープ
を取り付けた状態で、この身頃裾テープを上記身頃芯地
に接着することにより、上記折返し部の垂れ下がりを規
制するように構成したものである。
【0017】上記構成によれば、身頃裾テープと身頃芯
地とが容易かつ強固に接合され、上記折返し部をすくい
縫いする等の繁雑な作業を要することなく、上記折返し
部の垂れ下がりを効果的に規制することができ、洋服の
水洗いを繰り返した場合においても、上記裾部の型崩れ
を簡単かつ適正に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、洋服の全体構造
を示し、この洋服の背中中央部1、脇腹部2及び袖の縫
合部3等には、図3及び図4に示すような縫い割部4が
設けられている。この縫い割部4は、糸5によって縫合
された左右一対の表地6,6と、この表地6,6の縫合
部に設けられた一対の縫い代部7,7とを有し、両縫い
代部7,7が表地6,6の裏面側にそれぞれ折り返され
ることにより形成されている。
【0019】上記縫い割部4には、基布に熱溶融型接着
剤が塗布された保形テープ8が上記両縫い代部7,7に
跨るように載置されてその上面に接着されることによ
り、両縫い代部7,7が表地6,6に折り返された状態
で一体に連結されている。また、上記表地6,6裏面側
には洋服の裏地9が配設され、この裏地9によって上記
縫い割部4の裏面側が覆われている。
【0020】上記保形テープ8は、織物、編物もしくは
不織布材等からなる基材の片面にポリアミド系またはポ
リエステル系等の熱可塑性合成樹脂からなる熱溶融型接
着剤がドットコーティングされることにより構成され、
上記保形テープ8の幅寸法W1が、上記両縫い代部7,
7と同等に設定され、あるいは両縫い代部7,7の幅寸
法W2よりもやや短く設定されている。図例では、保形
テープ8の幅寸法W1が、両縫い代部7,7の幅寸法W
2よりも、0.2cm程度だけ短い値に設定されてい
る。
【0021】上記保形テープ8の基材は、98cN/c
mの荷重下における経方向及び緯方向の引張伸度がそれ
ぞれ1.0〜4.0%に設定され、かつ2.45〜5.
88cN/cm・degreeのせん断剛性を有すると
ともに、0.03〜0.06cN・cm2/cmの緯曲
げ剛性を有する織物等からなっている。上記基材のせん
断剛性及び緯曲げ剛性は、図5の○印で示すように、せ
ん断剛性が2.45cN/cm・degree以下に設
定されるとともに、緯曲げ剛性が0.03cN・cm2
/cm以下に設定された通常の芯地に比べ、それぞれ高
い値に設定されている。なお、上記せん断剛性は、単位
長さ(1cm)の試料を1°だけせん断変位させるのに
要する荷重を示し、上記緯曲げ剛性は、基材の緯方向に
おける単位長さ(1cm)当たりの曲げ剛性(E×I)
を示している。ここにEは縦弾性係数、Iは断面二次モ
ーメントである。
【0022】また、上記保形テープ8の基材に塗布され
る熱溶融型接着剤は、その融点が80〜110°C程度
の比較的低い温度に設定されている。そして、上記熱溶
融型接着剤を基材にドッドコーティングする際における
1cm2当たりのポイント数は、45〜75ポイントに
設定されるとともに、1m2の樹脂量は、10〜18g
に設定されている。
【0023】上記洋服の保形構造を形成するには、まず
洋服の表地6,6をミシン縫して糸5により縫合した
後、上記縫い代部7,7をそれぞれ表地6,6の裏面側
に折り返した状態で、プレスする等により割癖を付けて
上記縫い割部4を構成する。そして、上記保形テープ8
に塗布された接着剤の塗布面を下方に向けて、保形テー
プ8を縫い代部7,7に跨るように載置して位置決めし
た状態で、その上から加熱プレスまたはアイロンがけす
る等により、上記接着剤を溶融させて保形テープ8を上
記両縫い代部7,7に接着する。その後、洋服の裏地9
を取り付けることにより、上記両縫い代部7,7の起き
上がりが保形テープ8によって規制された洋服の保形構
造が得られる。
【0024】上記のように表地6,6の縫い割部4に設
けられた一対の縫い代部7,7をそれぞれ表地6,6の
裏面側に折り返した状態で、熱溶融型接着剤が塗布され
た保形テープ8を上記両縫い代部7,7に跨るように載
置して接着することにより、、両縫い代部7,7が表地
6,6から離間することによる起き上がりを上記保形テ
ープ8によって規制するように構成したため、洋服の水
洗い時に型崩れが生じるのを簡単かつ効果的に防止する
ことができる。
【0025】すなわち、図11に示す従来例のように、
縫い代部7,7を含む表地6,6の裏面にほつれ防止用
の芯地40,40を接着することにより上記縫い代部
7,7の起き上がりを規制するように構成されたもので
は、洋服の水洗いが繰り返された場合に、上記縫い代部
7,7の割癖が解消される事態が避けられなかった。こ
れに対して上記のように両縫い代部7,7に跨るように
保形テープ8を載置して接着するように構成した場合に
は、上記縫い代部7,7の起き上がりを上記保形テープ
8によって効率よく規制することができるため、洋服の
水洗いを繰り返した場合においても、表地6,6の裏面
側に上記縫い代部7,7を折り返した状態に確実に保形
し、洋服の型崩れを長期間に亘って効果的に防止するこ
とができる。
【0026】しかも、上記保形テープ8は、表地6,6
の裏面側に折り返された上記縫い代部7,7にのみ接着
されているため、ほつれ防止用の芯地40,40の一部
が表地6,6に接着された図11に示す従来例のよう
に、上記芯地40,40の保形力が表地6,6に対して
直接的に及ぶことによって洋服の柔らかな風合いが損な
われる等の弊害を生じることなく、上記保形テープ8に
よって縫い代部7,7の起き上がりを効果的に規制する
ことができる。また、上記保形テープ8によって両縫い
代部7,7のほつれを防止できるという利点もある。
【0027】特に、上記実施形態に示すように、98c
N/cmの荷重下における引張伸度が1.0〜4.0%
に設定され、かつ2.45〜5.88cN/cm・de
greeのせん断剛性を有するとともに、0.03〜
0.06cN・cm2/cmの緯曲げ剛性を有する素材
によって上記保形テープ8の基材を形成した場合には、
表地に皺が形成される等の弊害を生じることなく、上記
縫い代部7,7の起き上がりを効果的に規制できるとい
う利点がある。
【0028】すなわち、洋服に伸びが発生した場合に、
98cN/cmの荷重下における上記基材の引張伸度が
1.0%未満であると、保形テープ8によって表地6,
6の伸びが阻害されて上記縫い割部4が波打つ等の弊害
が生じ、98cN/cmの荷重下における上記基材の引
張伸度が4.0%よりも大きいと、表地6,6が保形テ
ープ8に引っ張られて上記縫い割部4に細かな皺が形成
される等の弊害が生じるため、上記引張伸度を1.0〜
4.0%の範囲内に設定することが望ましい。
【0029】また、上記基材のせん断剛性及び緯曲げ剛
性が、それぞれ2.45cN/cm・degree未
満、0.03cN・cm2/cm未満であると、上記縫
い代部7,7の起き上がり規制効果が充分に得られない
とともに、基材のせん断剛性及び緯曲げ剛性が、それぞ
れ0.06cN/cm・degree、5.88cN・
cm2/cmよりも大きいと、洋服の風合いが損なわれ
ることになるため、上記基材のせん断剛性を2.45〜
5.88cN/cm・degreeの範囲内に設定する
とともに、緯曲げ剛性を0.03〜0.06cN・cm
2/cmの範囲内に設定することが好ましい。
【0030】例えば、図5の◎に示すように、4.04
cN/cm・degreeのせん断剛性を有するととも
に、0.04cN・cm2/cmの緯曲げ剛性を有する
素材によって基材が形成された保形テープ8を、夏用ス
ーツを構成する平均的な表地6,6に接着してなる接合
布の表曲げ時及び裏曲げ時における曲げ剛性を測定する
実験を行ったところ、上記接合布の表曲げ時における曲
げ剛性が0.3〜0.4cN・cm2/cmの範囲内と
なるとともに、裏曲げ時に曲げ剛性が0.3〜0.5c
N・cm2/cmの範囲内となり、洋服として優れた風
合いを有していることが確認された。
【0031】なお、上記実施形態では、洋服の上体衣に
本発明に係る保形構造を適用した例について説明した
が、洋服のズボン等の下体衣に本発明を適用することが
可能であり、例えばズボンの脇縫い目部に形成された縫
い割部に上記構成を採用してもよい。
【0032】図6及び図7は、洋服の腰ポケット部10
における保形構造を示している。この保形構造は、腰ポ
ケット部10の上部に縫い付けられた上口布材11及び
フラップ12の縫い代部13,14とポケットを形成す
る袋布材15の上部16とをが糸17によって一体に縫
い付けることにより形成された縫い付け部18と、この
縫い付け部18と、腰ポケット10の上部に位置する表
地19の裏面側に接着された前身頃用の接着芯地からな
る前身頃芯22と、この前身頃芯22と上記縫い付け部
18との間に配設された熱溶融型接着剤層21とを備
え、この接着剤層21を溶融させて上記縫い付け部18
を前身頃芯22に接着することにより、この縫い付け部
18の起き上がりを規制するように構成されている。
【0033】なお、図7において、23は上記袋布材1
5の上部外面を覆う向布材であり、24は洋服の裏地、
25は上記袋布材15とともに、ポケットを構成する表
地側の袋布材である。また、上記実施形態では、図6に
示すように、縫い付け部18の左右に一対の熱溶融型接
着剤層21を設けた例について説明したが、この熱溶融
型接着剤層21の個数及び設置範囲は、上記実施形態に
限定されず、種々の変更が可能である。
【0034】上記洋服の保形構造を形成するには、腰ポ
ケット部10の上部に位置する表地19及び前身頃芯2
2に、上記上口布材11及びフラップ12の縫い代部1
3,14を縫い付けることにより、腰ポケット部10の
上部を装飾する上玉縁26と腰ポケット10の上部を覆
うフラップ12とを形成する。次いで、上記上口布材1
1及びフラップ12の縫い代部13,14と、袋布材1
5の上部16とを糸17により縫い付けて上記縫い付け
部18を形成するとともに、この縫い付け部18の外面
側(表地19側)に、ポリアミド系またはポリエステル
系等の熱可塑性合成樹脂によってテープ状に形成された
上記熱溶融型接着剤層21を糸17により一体に縫い付
ける。
【0035】そして、洋服の裏地24を取り付ける前
に、上記縫い付け部18を加熱プレスまたはアイロンが
けする等によって上記接着剤層21を溶融させることに
より、上記上口布材11及びフラップ12の縫い代部1
3,14と、袋布材15の上部16とが糸17によって
一体化された縫い付け部18を、上記前身頃芯22に接
着して上記保形構造を形成する。
【0036】このように腰ポケット部10の上部に取り
付けられた上口布材11及びフラップ12の縫い代部1
3,14と、ポケット形成用の袋布材15の上部16と
を一体に縫い付けることによって縫い付け部18を形成
するとともに、この縫い付け部18と、表地19の裏面
側に取り付けられた前身頃芯22との間に、熱溶融型接
着剤層21を配設し、この接着剤層21を溶融させて上
記縫い付け部18を前身頃芯22に接着することによ
り、この縫い付け部18の起き上がりを規制するように
構成したため、この縫い付け部18が表地19から離間
することに起因して上記上玉縁26が起立状態となる等
の型崩れが発生するのを効果的に防止することができ
る。したがって、洋服の水洗いを繰り返し行った場合に
おいても、上記腰ポケット10が型崩れして外観が悪化
したり、着心地が悪くなったりするのを効果的に防止す
ることができる。
【0037】図8は、洋服の袖口部27における保形構
造を示している。この洋服の保形構造は、洋服の袖口部
27を構成する表地28の端部を裏面側に折返してなる
折返し部29と、この折返し部29に対向する表地28
の裏面に接着された浮き糸組織を有する接着芯地30と
を備え、この接着芯地30に上記折返し部29がすくい
縫いされることにより、この折返し部29の垂れ下がり
を規制するように構成されている。
【0038】上記浮き糸組織を有する接着芯地30は、
経糸と緯糸との交差点を少なくして分散させることによ
り布面に経糸または緯糸を長く浮かした繻子織、綾織、
変化組織、編物からなる芯地またはこれらの複合芯地を
基材とし、その片面にポリアミド系またはポリエステル
系等の熱可塑性合成樹脂からなる熱溶融型接着剤がドッ
トコーティングされることにより構成されている。
【0039】上記接着芯地30構成する基材の組成とし
て好ましいのは、15デニールのナイロン糸からなる経
糸が1cm2当たり11〜12本配設されるとともに、
40デニールのアクリル加工糸と紡績糸とからなる緯糸
が2対1の割合で1cm2当たり15〜16本配設さ
れ、かつ98cN/cmの荷重下における経方向の引張
伸度が2.0〜4.0%に設定されるとともに、緯方向
の引張伸度が4.0〜6.0%に設定されたものであ
る。
【0040】また、上記熱溶融型接着剤をドットコーテ
ィングする際における1cm2当たりのポイント数を、
45〜75ポイントに設定するとともに、1m2の樹脂
量を、6〜10gに設定し、かつ上記浮き糸組織を有す
る接着芯地30の総目付量を21〜27g/m2に設定
することが好ましい。
【0041】上記洋服の保形構造を形成するには、洋服
の袖口部27を構成する表地28の裏面に、上記浮き糸
組織を有する接着芯地30を設置した状態で、加熱プレ
スまたはアイロンがけする等によって上記接着剤を溶融
させることにより、上記接着芯地30を表地28の裏面
に接着した後、これらの表地28及び接着芯地30の端
部を裏面側に折返し、この折返し部29を糸31によっ
て上記接着芯地30にすくい縫いすることにより、上記
折返し部29の垂れ下がりを規制する。その後、上記折
返し部29に袖裏地32を取り付けることにより、上記
折返し部29に端部を覆うようにする。なお、上記袖裏
地32の端部を折返し部29に縫い付けた後、これらを
糸31によって上記接着芯地30にすくい縫いするよう
にしてもよい。
【0042】上記のように洋服の袖口部27に設けられ
た折返し部29と、この折返し部29に対向する表地2
8の裏面に、浮き糸組織を有する接着芯地30を接着
し、この接着芯地30に上記折返し部29をすくい縫い
することにより、この折返し部29の垂れ下がりを規制
するように構成したため、洋服の水洗いを繰り返した場
合においても、上記袖口部27の型崩れを簡単かつ適正
に防止できるという利点がある。
【0043】すなわち、上記袖口部27を構成する表地
28の裏面に、浮き糸組織を有する接着芯地30を接着
したため、糸31によって上記折返し部29を接着芯地
30にすくい縫いする際に、この接着芯地30に設けら
れた浮き糸組織に上記糸31を縫い止めることにより、
表地28の表面側に糸31が露出して外観が悪化する等
の弊害を生じることなく、上記接着芯地30に折返し部
29を確実に固定してその垂れ下がりを防止することが
できる。
【0044】また、図9は、洋服の裾部33における保
形構造を示している。この洋服の保形構造は、洋服の裾
部33に設けられた折返し部34と、片面にポリアミド
系またはポリエステル系等の熱可塑性合成樹脂からなる
熱溶融型接着剤が塗布された身頃裾テープ35と、上記
裾部33を構成する表地36の裏面側に取り付けられた
接着芯地等からなる身頃芯地37とを備え、上記折返し
部34に身頃裾テープ35を取り付けた状態で、この身
頃裾テープ35を上記身頃芯地37に接着することによ
り、上記折返し部34の垂れ下がりを規制するように構
成されている。
【0045】上記身頃裾テープ35を構成する基材は、
ポリエステル糸とナイロン糸とにより形成された織物等
からなり、その総目付量が40〜50g/m2程度に設
定されたものを使用することが好ましい。また、上記基
材に熱溶融型接着剤をドットコーティングする場合に
は、1cm2当たりのポイント数を45〜75ポイント
設定するとともに、1m2当たりの樹脂量を10〜18
gに設定することが好ましい。さらに、上記熱溶融型接
着剤としては、身頃芯地37に対して身頃裾テープ35
を容易に接着できるようにするため、溶融温度が100
〜110°Cに設定されたものを使用することが好まし
い。
【0046】なお、上記表地36の裏面に接着される身
頃芯地37を構成する基材は、ポリエステル糸とナイロ
ン糸とにより形成され織物等からなり、その総目付量が
35〜40g/m2程度に設定された一般的なものを使
用可能であるが、上記身頃裾テープ35の接着性を良好
にするために、少なくとも片面、つまり上記身頃裾テー
プ35の接着面が起毛されたものを使用することが好ま
しい。また、上記基材に熱溶融型接着剤をドットコーテ
ィングする場合には、1cm2当たりのポイント数を4
5〜75ポイント設定するとともに、1m2当たりの樹
脂量を12〜16gに設定することが好ましい。
【0047】さらに、上記身頃芯地37を表地36の裏
面に接着する場合には、専用の接着機を使用して身頃芯
地37を高温に加熱することが可能であるため、この身
頃芯地37に塗布される熱溶融型接着剤の溶融温度を1
10〜115°Cに設定し、上記身頃裾テープ35に塗
布される熱溶融型接着剤の溶融温度よりも高くしても、
特に問題はない。
【0048】上記洋服の保形構造を形成するには、洋服
の裾部33を構成する表地36の裏面に、専用の接着機
を使用して身頃芯地37を接着した後、表地36の裏面
側に折り返される上記身頃芯地37の端部、つまり折返
し部34に、上記身頃裾テープ35を糸38によって縫
い付ける。この場合、上記折返し部34を表地36側に
折り返した状態で、上記身頃裾テープ35の接着剤塗布
面が表地36側に向くように、上記接着剤の塗布面をセ
ットする。
【0049】そして、上記身頃芯地37の端部を表地3
6の裏面側に折返した状態で、この折返し部34を加熱
プレスまたはアイロンがけする等により、上記身頃裾テ
ープ35に塗布された接着剤を溶融させてこの身頃裾テ
ープ35を上記身頃芯地37に接着する。その後、上記
折返し部34に裏地39を縫い付けることにより、上記
折返し部34に端部を覆うようにする。なお、上記裏地
39の端部を折返し部34に縫い付けた後に、上記身頃
裾テープ35を身頃芯地37に接着するようにしてもよ
い。
【0050】上記のように洋服の裾部33に設けられた
折返し部34に、熱溶融型接着剤が塗布された身頃裾テ
ープ35を取り付け、この身頃裾テープ35を、上記裾
部33の裏面側に取り付けられた身頃芯地37に接着す
るように構成したため、上記身頃裾テープ35と身頃芯
地37とを容易かつ強固に接合することができる。した
がって、上記折返し部34をすくい縫いする等の繁雑な
作業を要することなく、上記折返し部34の垂れ下がり
を効果的に規制し、洋服の水洗いを繰り返した場合にお
いても、上記裾部33の型崩れを簡単かつ適正に防止で
きるという利点がある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、表地の縫い割部に設けられた一対の縫い代部と、
熱溶融型接着剤が塗布された保形テープとを備え、上記
両縫い代部をそれぞれ表地の裏面側に折り返した状態
で、この両縫い代部に跨るように上記保形テープを載置
して接着することにより、上記縫い代部の起き上がりを
規制するように構成したため、洋服の水洗いを繰り返し
た場合においても、表地の裏面側に上記縫い代部を折り
返した状態に確実に保形し、洋服の型崩れを長期間に亘
って効果的に防止できるとともに、上記縫い代部のほつ
れを保形テープによって防止できるという利点がある。
【0052】また、請求項2に係る発明は、上記保形テ
ープの基材を、98cN/cmの荷重下における引張伸
度が1.0〜4.0%に設定され、かつ2.45〜5.
88cN/cm・degreeのせん断剛性を有すると
ともに、0.03〜0.06cN・cm2/cmの緯曲
げ剛性を有する素材によって形成したため、表地に皺が
形成される等の弊害を生じることなく、上記縫い代部の
起き上がりを効果的に規制できるという利点がある。
【0053】また、請求項3に係る発明は、腰ポケット
部の上部に取り付けられた上口布材及びフラップの縫い
代部とポケット形成用の袋布材の上部とを一体に縫い付
けることにより形成された縫い付け部と、腰ポケットの
上部に位置する表地の裏面側に取り付けられた前身頃芯
と、この前身頃芯と上記縫い付け部との間に配設された
熱溶融型接着剤層とを備え、この接着剤層を溶融させて
上記縫い付け部を前身頃芯に接着することにより、この
縫い付け部の起き上がりを規制するように構成したた
め、上記上口布材によって形成される上玉縁が起立状態
となる等の型崩れが発生するのを効果的に防止すること
ができ、洋服の水洗いを繰り返し行った場合において
も、上記腰ポケットが型崩れして外観が悪化したり、着
心地が悪くなったりするのを効果的に防止することがで
きる。
【0054】また、請求項4に係る発明は、洋服の袖口
部に設けられた折返し部と、この折返し部に対向する表
地の裏面に接着された浮き糸組織を有する接着芯地とを
備え、この接着芯地に上記折返し部をすくい縫いするこ
とにより、この折返し部の垂れ下がりを規制するように
構成したため、上記浮き糸組織を有する接着芯地に折返
し部を容易かつ適正にすくい縫いすることができる。し
たがって、表地の表面側にすくい縫い用の糸が露出して
外観が悪化する等の弊害を生じることなく、洋服の水洗
いを繰り返した場合においても、上記折返し部の垂れ下
がることに起因する袖口部の型崩れを簡単かつ適正に防
止できるという利点がある。
【0055】また、請求項5に係る発明は、洋服の裾部
に設けられた折返し部と、熱溶融型接着剤が塗布された
身頃裾テープと、上記裾部を構成する表地の裏面側に取
り付けられた身頃芯地とを備え、上記折返し部に身頃裾
テープを取り付けた状態で、この身頃裾テープを上記身
頃芯地に接着することにより、上記折返し部の垂れ下が
りを規制するように構成したため、上記身頃裾テープと
身頃芯地とを容易かつ強固に接合することができ、上記
折返し部をすくい縫いする等の繁雑な作業を要すること
なく、上記折返し部の垂れ下がりを効果的に規制し、洋
服の水洗いを繰り返した場合においても、上記裾部の型
崩れを簡単かつ適正に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】洋服の背面部を示す説明図である。
【図2】洋服の表面部を示す説明図である。
【図3】縫い割部における本発明の保形構造の実施形態
を示す平面図である。
【図4】縫い割部における本発明の保形構造の実施形態
を示す説明図である。
【図5】保形テープを構成する基材のせん断剛性及び緯
曲げ剛性を示すグラフである。
【図6】腰ポケット部における本発明の保形構造の実施
形態を示す正面図である。
【図7】腰ポケット部における本発明の保形構造の実施
形態を示す説明図である。
【図8】袖口部における本発明の保形構造の実施形態を
示す説明図である。
【図9】裾部における本発明の保形構造の実施形態を示
す説明図である。
【図10】縫い割部の構成を示す説明図である。
【図11】縫い割部における保形構造の従来例を示す説
明図である。
【符号の説明】
4 縫い割部 6 表地 7 縫い代部 8 保形テープ 10 腰ポケット部 11 上口布材 12 フラップ 13 上口布材の縫い代部 14 フラップの縫い代部 15 布袋材 16 袋布材の上部 18 縫い代部 19 表地 21 熱溶融型接着剤層 22 前身頃芯 27 袖口部 28 表地 29 折返し部 30 浮き糸組織を有する接着芯地 33 裾部 34 折返し部 35 身頃裾テープ 36 表地 37 身頃芯地

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表地の縫い割部に設けられた一対の縫い
    代部と、熱溶融型接着剤が塗布された保形テープとを備
    え、上記両縫い代部をそれぞれ表地の裏面側に折り返し
    た状態で、この両縫い代部に跨るように上記保形テープ
    を載置して接着することにより、上記縫い代部の起き上
    がりを規制するように構成したことを特徴とする洋服の
    保形構造。
  2. 【請求項2】 上記保形テープの基材は、98cN/c
    mの荷重下における引張伸度が1.0〜4.0%に設定
    され、かつ2.45〜5.88cN/cm・degre
    eのせん断剛性を有するとともに、0.03〜0.06
    cN・cm2/cmの緯曲げ剛性を有する素材によって
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の洋服の保形
    構造。
  3. 【請求項3】 腰ポケット部の上部に取り付けられた上
    口布材及びフラップの縫い代部とポケット形成用の袋布
    材の上部とを一体に縫い付けることにより形成された縫
    い付け部と、腰ポケットの上部に位置する表地の裏面側
    に取り付けられた前身頃芯と、この前身頃芯と上記縫い
    付け部との間に配設された熱溶融型接着剤層とを備え、
    この接着剤層を溶融させて上記縫い付け部を前身頃芯に
    接着することにより、この縫い付け部の起き上がりを規
    制するように構成したことを特徴とする洋服の保形構
    造。
  4. 【請求項4】 洋服の袖口部に設けられた折返し部と、
    この折返し部に対向する表地の裏面に接着された浮き糸
    組織を有する接着芯地とを備え、この接着芯地に上記折
    返し部をすくい縫いすることにより、この折返し部の垂
    れ下がりを規制するように構成したことを特徴とする洋
    服の保形構造。
  5. 【請求項5】 洋服の裾部に設けられた折返し部と、熱
    溶融型接着剤が塗布された身頃裾テープと、上記裾部を
    構成する表地の裏面側に取り付けられた身頃芯地とを備
    え、上記折返し部に身頃裾テープを取り付けた状態で、
    この身頃裾テープを上記身頃芯地に接着することによ
    り、上記折返し部の垂れ下がりを規制するように構成し
    たことを特徴とする洋服の保形構造。
JP37010899A 1999-12-27 1999-12-27 洋服の保形構造 Withdrawn JP2001181914A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017089016A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 株式会社ピーディーハウス 上衣

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