JP2001181325A - α−オレフィン重合用触媒およびα−オレフィン重合体の製造方法 - Google Patents

α−オレフィン重合用触媒およびα−オレフィン重合体の製造方法

Info

Publication number
JP2001181325A
JP2001181325A JP37067499A JP37067499A JP2001181325A JP 2001181325 A JP2001181325 A JP 2001181325A JP 37067499 A JP37067499 A JP 37067499A JP 37067499 A JP37067499 A JP 37067499A JP 2001181325 A JP2001181325 A JP 2001181325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
polymerization catalyst
olefin
olefin polymerization
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37067499A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Hirahata
亘 平畠
Yoshinori Seki
吉伯 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP37067499A priority Critical patent/JP2001181325A/ja
Publication of JP2001181325A publication Critical patent/JP2001181325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い重合活性を示すα−オレフィン重合用触
媒、およびα−オレフィン重合体を効率よく製造する方
法を提供すること。 【解決手段】 下記(A)および(B)を接触させてな
るα−オレフィン重合用触媒、および該α−オレフィン
重合用触媒を用いるα−オレフィン重合体の製造方法。 (A)有機アルミニウム化合物 (B)下記(C1)〜(C3)から選ばれる一種以上の
ホウ素化合物 (B1)一般式 BQ1 2 3 で表されるホウ素化合
物 (B2)一般式 G+ (BQ1 2 3 4 -で表さ
れるホウ素化合物 (B3)一般式 (L−H)+ (BQ1 2 3 4
- で表されるホウ素化合物 (但し、Bはホウ素原子であり、Q1 〜Q4 はハロゲン
原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、複素環基、
置換シリル基、アルコキシ基または2置換アミノ基であ
り、それらは同じであっても異なっていてもよい。G+
は無機、有機または有機金属のカチオンである。Lは中
性ルイス塩基であり、(L−H)+ はブレンステッド酸
である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はα−オレフィン重合
用触媒およびα−オレフィン重合体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】アルキルアルミニウムにエチレンを接触
させることによりポリエチレンが得られることは公知で
ある。例えば、Angew. Chem., 第64巻、323ページ
(1952年)、Makromol. Chem., 第193巻、12
83ページ(1992年)が知られている。また、アル
ミニウム錯体を触媒成分とするエチレンの重合に関する
報告としては、例えば、J. Am. Chem. Soc., 第119
巻、8125ページ(1997年)、J. Am. Chem. So
c., 第120巻、8277ページ(1998年)、Che
m. Commun., 2523ページ(1998年)、国際特許
出願WO98/40421号公開明細書が知られてい
る。
【0003】プロピレン等のα−オレフィンの重合に関
しては、有機アルミニウム化合物を担体に担持したα−
オレフィン重合用触媒によるプロピレン重合体の製造方
法も知られている。例えば、酢酸金属に担持した例とし
ては、特開昭52−2890号公報、塩化金属に担持し
た例としてはPolymer Preprints, Japan, 第46巻21
6ページ(1997年)、Polymer Preprints, Japan,
第46巻1215ページ(1997年)が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のα−オレフィン重合用触媒においては、重合活性とい
う観点から必ずしも満足のいくものではなかった。上記
の状況に鑑み、本発明が解決しようとする課題、即ち本
発明の目的は、高い重合活性を示すα−オレフィン重合
用触媒、およびα−オレフィン重合体を効率よく製造す
る方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、下記
(A)および(B)を接触させてなるα−オレフィン重
合用触媒、および該α−オレフィン重合用触媒を用いる
α−オレフィン重合体の製造方法にかかるものである。 (A)有機アルミニウム化合物 (B)下記(C1)〜(C3)から選ばれる一種以上の
ホウ素化合物 (B1)一般式 BQ1 2 3 で表されるホウ素化合
物 (B2)一般式 G+ (BQ1 2 3 4 -で表さ
れるホウ素化合物 (B3)一般式 (L−H)+ (BQ1 2 3 4
- で表されるホウ素化合物 (但し、Bはホウ素原子であり、Q1 〜Q4 はハロゲン
原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、複素環基、
置換シリル基、アルコキシ基または2置換アミノ基であ
り、それらは同じであっても異なっていてもよい。G+
は無機、有機または有機金属のカチオンである。Lは中
性ルイス塩基であり、(L−H)+ はブレンステッド酸
である。) 以下、本発明について詳しく説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】(A)有機アルミニウム化合物 本発明で使用する有機アルミニウム化合物とは、Al−
C結合を有するアルミニウム化合物であり種々の化合物
が使用可能であるが、下記(A1)〜(A4)から選ば
れる一種以上のアルミニウム化合物が好ましい。 (A1)一般式 Rr Al(OR)o p 1 qで表され
る有機アルミニウム化合物 (A2)一般式 M1 AlR4 で表される有機アルミニ
ウム化合物 (A3)一般式 {−Al(R)−O−}j で表される
構造を有する環状のアルミノキサン (A4)一般式 R{−Al(R)−O−}k AlR2
で表される構造を有する線状のアルミノキサン (但し、Rはそれぞれ独立に炭素原子数1〜20の炭化
水素基を表し、X1 はそれぞれ独立にハロゲン原子を表
し、M1 はアルカリ金属原子を表す。rは0<r≦3を
満足する数を表し、oは0≦o<3を満足する数を表
し、pは0≦p<3を満足する数を表し、qは0≦q<
3を満足する数を表し、かつr+o+p+q=3であ
る。jは2以上の整数を表し、kは1以上の整数を表
す。)
【0007】有機アルミニウム化合物(A1)として
は、次のような化合物などが例示できる。 一般式 Rr Al(OR)3-r で表される有機アルミ
ニウム化合物 (式中、Rはそれぞれ独立に炭素原子数1〜20、好ま
しくは1〜15、より好ましくは1〜8の炭化水素基を
表す。rは0<r≦3、好ましくは1.5≦r≦3を満
足する数を表す。) 一般式 Rr AlX1 3-rで表される有機アルミニウム
化合物 (式中、Rはそれぞれ独立に炭素原子数1〜20、好ま
しくは1〜15、より好ましくは1〜8の炭化水素基を
表し、X1 はそれぞれ独立にハロゲン原子を表す。 r
は0<r≦3、好ましくは0<r<3を満足する数を表
す。) 一般式 Rr AlH3-r で表される有機アルミニウム
化合物 (式中、Rはそれぞれ独立に炭素原子数1〜20、好ま
しくは1〜15、より好ましくは1〜8の炭化水素基を
表す。rは0<r≦3、好ましくは2≦r<3を満足す
る数を表す。) 一般式 Rr Al(OR)o 1 qで表される有機アル
ミニウム化合物 (式中、Rはそれぞれ独立に炭素原子数1〜20、好ま
しくは1〜15、より好ましくは1〜8の炭化水素基を
表し、X1 はそれぞれ独立にハロゲン原子を表す。rは
0<r≦3を満足する数を表し、oは0≦o<3を満足
する数を表し、qは0≦q<3を満足する数を表し、か
つr+o+q=3である。) 上記〜の有機アルミニウム化合物を表す一般式にお
けるRとして好ましくはそれぞれ独立にアルキル基また
はアリール基であり、X1 として好ましくはそれぞれ独
立に塩素原子または臭素原子である。
【0008】前記の有機アルミニウム化合物の具体例
としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミ
ニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリヘキシル
アルミニウム、トリオクチルアルミニウムなどのトリ−
n−アルキルアルミニウム;トリイソプロピルアルミニ
ウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−sec−ブ
チルアルミニウム、トリ−tert−ブチルアルミニウ
ム、トリ−2−メチルブチルアルミニウム、トリ−3−
メチルブチルアルミニウム、トリ−2−メチルペンチル
アルミニウム、トリ−3−メチルペンチルアルミニウ
ム、トリ−4−メチルペンチルアルミニウム、トリ−2
−メチルへキシルアルミニウム、トリ−3−メチルへキ
シルアルミニウム、トリ−2−エチルへキシルアルミニ
ウムなどのトリ分岐鎖アルキルアルミニウム;トリシク
ロへキシルアルミニウムなどのトリシクロアルキルアル
ミニウム;トリフェニルアルミニウム、トリトリルアル
ミニウムなどのトリアリールアルミニウム;トリイソプ
レニルアルミニウムなどのトリアルケニルアルミニウ
ム;イソブチルアルミニウムジメトキシド、イソブチル
アルミニウムジエトキシド、イソブチルアルミニウムジ
イソプロポキシドなどのアルキルアルミニウムジアルコ
キシド;ジエチルアルミニウムエトキシド、ジブチルア
ルミニウムブトキシドなどのジアルキルアルミニウムア
ルコキシド;エチルアルミニウムセスキブトキシド、ブ
チルアルミニウムセスキブトキシドなどのアルキルアル
ミニウムセスキアルコキシド;メチルアルミニウムビス
(2,6−ジ−tert−ブチル4−メチルフェノキシ
ド)、エチルアルミニウムビス(2,6−ジ−tert
−ブチル−4−メチルフェノキシド)などの部分的にア
リールオキシ化されたアルキルアルミニウム;前記の
有機アルミニウム化合物を表す一般式におけるrが2.
5である平均組成を有する部分的にアルコキシ化された
アルキルアルミニウム等が挙げられる。
【0009】前記の有機アルミニウム化合物の具体例
としては、エチルアルミニウムセスキクロリド、ブチル
アルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムセス
キブロミドなどのアルキルアルミニウムセスキハライ
ド;ジメチルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミ
ニウムクロライド、ジプロピルアルミニウムクロライ
ド、ジイソブチルアルミニウムクロライド、ジヘキシル
アルミニウムクロライド、ブチルアルミニウムブロミド
等のジアルキルアルミニウムハライド;メチルアルミニ
ウムジクロライド、エチルアルミニウムジクロライド、
プロピルアルミニウムジクロライド、イソブチルアルミ
ニウムジクロライド、ヘキシルアルミニウムジクロライ
ド、オクチルアルミニウムジクロライド、ブチルアルミ
ニウムジブロミド等のアルキルアルミニウムジハライド
等が挙げられる。
【0010】前記の有機アルミニウム化合物の具体例
としては、ジエチルアルミニウムヒドリド、ジブチルア
ルミニウムヒドリド、ジイソブチルアルミニウムヒドリ
ドなどのジアルキルアルミニウムヒドリド;エチルアル
ミニウムジヒドリド、プロピルアルミニウムジヒドリド
などのアルキルアルミニウムジヒドリドなどその他の部
分的に水素化されたアルキルアルミニウムが挙げられ
る。
【0011】前記の有機アルミニウム化合物の具体例
としては、エチルアルミニウムエトキシクロリド、ブチ
ルアルミニウムブトキシクロリド、エチルアルミニウム
エトキシプロミドなどの部分的にアルコキシ化およびハ
ロゲン化されたアルキルアルミニウム等を挙げられる。
【0012】前記有機アルミニウム化合物(A2)は一
般式 M1 AlR4 で表される有機アルミニウム化合物
である。ここで、M1 はアルカリ金属原子を表す。かか
るアルカリ金属原子として好ましくはリチウム原子、ナ
トリウム原子またはカリウム原子であり、特に好ましく
はリチウム原子である。有機アルミニウム化合物(A
2)として特に好ましくは、LiAl(C2 5 4
たはLiAl(C7 154 である。
【0013】一般式 {−Al(R)−O−}j で表さ
れる構造を有する環状のアルミノキサン(A3)、一般
式 R{−Al(R)−O−}k AlR2 で表される構
造を有する線状のアルミノキサン(A4)におけるRの
具体例としては、メチル基、エチル基、ノルマルプロピ
ル基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、イソブチル
基、ノルマルペンチル基、ネオペンチル基等のアルキル
基を例示することができる。jは2以上の整数であり、
kは1以上の整数である。好ましくはRはメチル基また
はイソブチル基であり、jは2〜40、kは1〜40で
ある。
【0014】上記のアルミノキサンは各種の方法で作ら
れる。その方法については特に制限はなく、公知の方法
に準じて作ればよい。例えば、トリアルキルアルミニウ
ム(例えば、トリメチルアルミニウムなど)を適当な有
機溶剤(ベンゼン、脂肪族炭化水素など)に溶かした溶
液を水と接触させて作る。また、トリアルキルアルミニ
ウム(例えば、トリメチルアルミニウムなど)を結晶水
を含んでいる金属塩(例えば、硫酸銅水和物など)に接
触させて作る方法が例示できる。このようにして得られ
るアルミノキサンは通常(A3)と(A4)との混合物
になっていると考えられている。
【0015】本発明で使用する有機アルミニウム化合物
として好ましくは、上記の有機アルミニウム化合物(A
1)であり、さらに好ましくは上記の有機アルミニウム
化合物であり、中でもトリアルキルアルミニウムが特
に好ましく、最も好ましくは、トリメチルアルミニウ
ム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニ
ウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、またはトリ−
n−オクチルアルミニウムである。
【0016】(B)ホウ素化合物 本発明においてホウ素化合物(B)としては、(B1)
一般式 BQ1 2 3 で表されるホウ素化合物、(B
2)一般式 G+ (BQ1 2 3 4 で表される
ホウ素化合物、(B3)一般式 (L−H)+ (BQ1
2 3 4 で表されるホウ素化合物から選ばれる
一種以上のホウ素化合物を用いる。
【0017】一般式 BQ1 2 3 で表されるホウ素
化合物(B1)において、Bは3価の原子価状態のホウ
素原子であり、Q1 〜Q3 はハロゲン原子、炭化水素
基、ハロゲン化炭化水素基、複素環基、置換シリル基、
アルコキシ基または2置換アミノ基であり、それらは同
じであっても異なっていても良い。Q1 〜Q3 は好まし
くは、それぞれ独立にハロゲン原子、炭素原子数1〜2
0の炭化水素基、炭素原子数1〜20のハロゲン化炭化
水素基、炭素原子数1〜20の複素環基、炭素原子数1
〜20の置換シリル基、炭素原子数1〜20のアルコキ
シ基または炭素原子数2〜20の2置換アミノ基であ
り、より好ましいQ1 〜Q3 はそれぞれ独立にハロゲン
原子、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子数1
〜20のハロゲン化炭化水素基、または炭素原子数1〜
20の複素環基である。さらに好ましくはQ1 〜Q
3 は、それぞれ独立に少なくとも1個のフッ素原子を含
む炭素原子数1〜20のフッ素化炭化水素基であり、特
に好ましくはQ1 〜Q3 は、それぞれ独立に少なくとも
1個のフッ素原子を含む炭素原子数6〜20のフッ素化
アリール基である。
【0018】化合物(B1)の具体例としては、トリス
(ペンタフルオロフェニル)ボラン、トリス(2,3,
5,6−テトラフルオロフェニル)ボラン、トリス
(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)ボラン、
トリス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボラン、
トリス(2,3,4−トリフルオロフェニル)ボラン、
フェニルビス(ペンタフルオロフェニル)ボラン等が挙
げられるが、最も好ましくは、トリス(ペンタフルオロ
フェニル)ボランである。
【0019】一般式 G+ (BQ1 2 3 4 -
表されるホウ素化合物(B2)において、G+ は無機、
有機または有機金属のカチオンであり、Bは3価の原子
価状態のホウ素原子であり、Q1 〜Q4 は上記の(B
1)におけるQ1 〜Q3 と同様である。
【0020】一般式 G+ (BQ1 2 3 4 -
表される化合物におけるG+ の具体例としては、無機の
カチオンではリチウムカチオン、ナトリウムカチオン、
カリウムカチオン、銀カチオンなどが、有機金属のカチ
オンではフェロセニウムカチオン、アルキル置換フェロ
セニウムカチオンなどが、有機のカチオンではテトラア
ルキルホスホニウムカチオン、テトラアリールホスホニ
ウムカチオン、テトラアルキルアンモニウム、トリアル
キルスルホニウムカチオン、ジアリールヨードニウムカ
チオン、トリアルキルカルベニウムカチオン、トリアリ
ールカルベニウムカチオンなどが挙げられる。G+ とし
て好ましくはカルベニウムカチオンであり、特に好まし
くはトリフェニルカルベニウムカチオンである。(BQ
1 2 3 4 - としては、テトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、テトラキス(2,3,5,6
−テトラフルオロフェニル)ボレート、テトラキス
(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)ボレー
ト、テトラキス(3,4,5−トリフルオロフェニル)
ボレート、テトラキス(2,3,4−トリフルオロフェ
ニル)ボレート、フェニルトリス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレ−ト、テトラキス(3,5−ビストリフルオ
ロメチルフェニル)ボレートなどが挙げられる。
【0021】これらの具体的な組み合わせとしては、リ
チウムテトラキス(3,5−ビストリフルオロメチルフ
ェニル)ボレート、ナトリウムテトラキス(3,5−ビ
ストリフルオロメチルフェニル)ボレート、カリウムテ
トラキス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)
ボレート、銀テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、フェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、1,1’−ジメチルフェロセニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テト
ラブチルホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、テトラフェニルホスホニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラメチル
アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボ
レート、トリメチルスルホニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジフェニルヨードニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフ
ェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラキス
(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ボレート
などを挙げることができるが、最も好ましくは、トリフ
ェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートである。
【0022】また、一般式(L−H)+ (BQ1 2
3 4 - で表されるホウ素化合物(B3)において
は、Lは中性ルイス塩基であり、(L−H)+ はブレン
ステッド酸であり、Bは3価の原子価状態のホウ素原子
であり、Q1 〜Q4 は上記の化合物(B1)におけるQ
1 〜Q3 と同様である。
【0023】一般式(L−H)+ (BQ1 2
3 4 - で表される化合物におけるブレンステッド酸
である(L−H)+ の具体例としては、トリアルキル置
換アンモニウム、N,N−ジアルキルアニリニウム、ジ
アルキルアンモニウム、トリアリールホスホニウムなど
が挙げられ、(BQ1 2 3 4 - としては、前述
と同様のものが挙げられる。
【0024】これらの具体的な組み合わせとしては、ト
リエチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ボレート、トリプロピルアンモニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ(n−ブチ
ル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラ
キス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ボレ
ート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジエチルアニ
リニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N
−ジメチルアニリニウムテトラキス(3,5−ビストリ
フルオロメチルフェニル)ボレート、ジイソプロピルア
ンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、ジシクロヘキシルアンモニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルホスホニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、
トリ(メチルフェニル)ホスホニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、トリ(ジメチルフェニ
ル)ホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートなどを挙げることができるが、最も好まし
くは、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、またはN,N−ジメ
チルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートである。
【0025】本発明で使用するホウ素化合物として好ま
しくは(B2)または(B3)であり、特に好ましくは
トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロ
フェニル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、また
はN,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレートである。
【0026】本発明のα−オレフィン重合用触媒の使用
に際して有機アルミニウム化合物(A)の使用量は、重
合系内の有機アルミニウム化合物(A)の濃度を通常1
-6〜10mol/lのごとく広範囲に選ぶ事ができ
る。好ましくは10-5〜1mol/lの範囲である。
【0027】ホウ素化合物(B)の使用量は、有機アル
ミニウム化合物(A)とのモル比[(A)/(B)]が
通常0.1〜10000の範囲、好ましくは0.5〜5
000の範囲となるような量で用いられる。
【0028】各成分を重合槽に供給する方法としては、
例えば窒素、アルゴン等の不活性ガス中で水分のない状
態で供給する。触媒成分(A)および(B)は個別に供
給してもよいし、予め接触させて供給してもよい。
【0029】重合温度は、通常−80〜300℃までに
わたって実施されるが、好ましくは−40〜280℃、
より好ましくは−20〜250℃である。重合圧力は特
に制限はないが、工業的かつ経済的であるという点で常
圧〜150気圧程度が好ましい。重合時間は一般的に目
的とするポリマーの種類、反応装置により適宜決定され
るが通常1分から40時間の範囲を取り得る。
【0030】重合プロセスは、連続式でもバッチ式でも
いずれも可能である。またプロパン、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレンのような
炭化水素溶媒によるスラリー重合、溶媒重合、無溶媒に
よる液相重合または気相重合もできる。
【0031】本発明のα−オレフィン重合体の製造方法
は、上述のα−オレフィン重合用触媒を用いるα−オレ
フィン重合体の製造方法であり、立体規則性α−オレフ
ィン重合体の製造方法として好適であり、シンジオタク
チック立体規則性α−オレフィン重合体の製造方法とし
て特に好適である。
【0032】ここでいう立体規則性α−オレフィン重合
体とは、炭素−炭素結合から形成される主鎖に対して側
鎖であるアルキル基が立体的に規則的な位置に存在して
いるα−オレフィン重合体をいい、シンジオタクチック
立体規則性の場合は立体構造がシンジオタクチック構
造、すなわち炭素−炭素結合から形成される主鎖に対し
て側鎖であるアルキル基が交互に反対方向に位置する立
体構造を有するものである。そのタクティシティーは13
C−NMR法により定量され、連続する複数個の構成単
位の存在割合によって示すことができる。本発明に言う
シンジオタクチック立体規則性α−オレフィン重合体と
は、連続した2個の構成単位であるラセミタクチックダ
イアッド分率[rr]が0.25を超えるα−オレフィ
ン重合体であり、本発明のα−オレフィン重合体の製造
方法として好ましくは[rr]が0.30以上のα−オ
レフィン重合体の製造方法であり、さらに好ましくは
[rr]が0.35以上のα−オレフィン重合体の製造
方法である。
【0033】本発明において重合に適用するα−オレフ
ィンとしては炭素原子数3〜20のα−オレフィンが好
ましい。具体例としては、プロピレン、1−ブテン、1
−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテ
ン、1−ノネン、1−デセン等の直鎖状オレフィン類、
3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、
4−メチル−1−ペンテン等の分岐オレフィン類等が例
示されるが、本発明は上記化合物に限定されるべきもの
ではない。
【0034】本発明のα−オレフィン重合体の製造方法
で得られるα−オレフィン重合体の重量平均分子量(M
w)としては広範囲のものを得ることができるが、α−
オレフィンとしてプロピレンを用いた場合には通常10
5 〜107 のα−オレフィン重合体が得られる。
【0035】本発明のα−オレフィン重合体の製造方法
で得られるα−オレフィン重合体の分子量分布(Mw/
Mn)は、α−オレフィンとしてプロピレンを用いた場
合には通常1〜10であり、2〜5であることが好まし
い。なお本発明において分子量分布(Mw/Mn)は、
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比
(Mw/Mn)で評価する。
【0036】本発明のα−オレフィン重合体の製造方法
においては、本発明の目的を損なわない範囲でα−オレ
フィンと他のオレフィン類および/または他の重合性不
飽和化合物とを共重合させることも可能である。かかる
共重合において好ましくはα−オレフィンを50モル%
以上共重合させる。
【0037】ここでいう他のオレフィン類としては、エ
チレン、炭素原子数3〜20のα−オレフィン、炭素原
子数4〜20のジオレフィン等を用いることができ、同
時に2種類以上のオレフィン類を用いることもできる。
オレフィン類の具体例としては、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−
オクテン、1−ノネン、1−デセン等の直鎖状オレフィ
ン類、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペン
テン、4−メチル−1−ペンテン等の分岐オレフィン
類、ビニルシクロヘキサン等が例示されるが、本発明は
上記化合物に限定されるべきものではない。
【0038】また他の重合性不飽和化合物として好まし
くは、アクリル酸エステル化合物、メタクリル酸エステ
ル化合物およびアルケニル芳香族炭化水素から選ばれる
化合物が挙げられる。
【0039】ここでいうアクリル酸エステル化合物の具
体例としては、アクリル酸メチルや、そのメチルをエチ
ル、ノルマルプロピル、イソプロピル、ノルマルブチ
ル、イソブチル、tert−ブチル等に変更した化合物
を例示することができ、またメタクリル酸エステル化合
物の具体例としては、メタクリル酸メチルや、そのメチ
ルをエチル、ノルマルプロピル、イソプロピル、ノルマ
ルブチル、イソブチル、tert−ブチル等とした化合
物等を例示することができる。
【0040】ここでいうアルケニル芳香族炭化水素とし
ては、炭素原子数6〜25の芳香族炭化水素基を有する
アルケニル化合物が好ましい。炭素原子数6〜25の芳
香族炭化水素基の具体例としては、フェニル基、トリル
基、キシリル基、第3級ブチルフェニル基、ビニルフェ
ニル基、ナフチル基、フェナントリル基、アントラセニ
ル基等を挙げることができる。好ましくは、フェニル
基、トリル基、キシリル基、第3級ブチルフェニル基、
ビニルフェニル基、ナフチル基である。かかるアルケニ
ル芳香族炭化水素の具体例としては、スチレン、2−フ
ェニルプロピレン、2−フェニルブテン等のアルケニル
ベンゼン;p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
o−メチルスチレン、p−エチルスチレン、m−エチル
スチレン、o−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチ
レン、2,5−ジメチルスチレン、3,4−ジメチルス
チレン、3,5−ジメチルスチレン、3−メチル−5−
エチルスチレン、p−第3級ブチルスチレン、p−第2
級ブチルスチレンなどのアルキルスチレン;1−ビニル
ナフタレン等のビニルナフタレン等を例示することがで
きる。
【0041】本発明のα−オレフィン重合体の製造方法
で製造する共重合体を構成するモノマーの組み合わせの
具体例としては、プロピレンと1−ブテン、プロピレン
と1−ヘキセン、プロピレンと1−オクテン、1−ブテ
ンと1−ヘキセン等が例示されるが、本発明はこれらの
組み合わせに限定されるべきものではない。
【0042】本発明のα−オレフィン重合用触媒は立体
規則性α−オレフィン重合用触媒として用いることが好
適であり、シンジオタクチック立体規則性α−オレフィ
ン重合用触媒として用いることが特に好適である。ま
た、本発明のα−オレフィン重合体の分子量を調整する
ために、水素やシラン化合物等の連鎖移動剤を添加する
こともできる。
【0043】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に説明す
るが本発明の範囲は実施例のみに限定されるものではな
い。なお、実施例中の各項目の測定値は、下記の方法で
測定した。
【0044】(1)重量平均分子量(Mw)、数平均分
子量(Mn)、分子量分布(Mw/Mn) ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より、下記の条件で測定した。また、検量線は標準ポリ
スチレンを用いて作成した。 機種 ミリポアウオーターズ社製 150CV型 カラム Shodex M/S 80 測定温度 145℃、溶媒 オルトジクロロベンゼン、 サンプル濃度 5mg/8ml なお、分子量分布はMwとMnとの比(Mw/Mn)で
評価した。
【0045】(2)立体規則性 ブルカー社製 AM400を用いて、13C−NMRを以
下の条件で測定し、メチル基のピーク面積比より計算し
た。 溶媒 o−ジクロルベンゼン/重ベンゼン=4/1(体
積比) 濃度 10mg/0.6ml 温度 135℃
【0046】下記の実施例における重合時に使用した各
化合物は以下の通りである。 ・トリイソブチルアルミニウム:東ソー・アクゾ(株)
製市販品、トリイソブチルアルミニウムをトルエンで希
釈し1Mの溶液として使用した。 ・トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレート:東ソー・アクゾ(株)製市販品
を150℃で4時間真空乾燥後、使用した。
【0047】[実施例1]窒素雰囲気下、100mlの
ステンレス製オートクレーブにトリフェニルカルベニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート18
4mgと精製したトルエン5mlを仕込んだ。トリイソ
ブチルアルミニウム1ml(1mmol)を加え、ドラ
イアイスでオートクレーブを冷却し、プロピレン40g
を仕込んだ。その後、油浴にて35℃で、3時間反応さ
せた。未反応プロピレンガスをパージし、オートクレー
ブ内容物を3N 塩酸5mlが加えられたエタノール1
00mlに投入し、析出した重合体を濾別して80℃で
約4時間乾燥を行った。その結果、31mgのポリプロ
ピレンが得られた。得られたポリプロピレンの重量平均
分子量(Mw)は1.61×106 、分子量分布(Mw
/Mn)は4.6であった。立体規則性については、
[rr]は0.49、[mr]は0.39、[mm]は
0.12であった。
【0048】[実施例2]実施例1において、重合温度
を2℃に変更した以外は、実施例1と同一の装置および
同じ手順で行った。その結果、2.11gのポリプロピ
レンが得られた。得られたポリプロピレンの重量平均分
子量(Mw)は1.47×106 、分子量分布(Mw/
Mn)は2.1であった。立体規則性については、[r
r]は0.40、[mr]は0.45、[mm]は0.
15であった。
【0049】[比較例1]実施例1において、トリフェ
ニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートを加えなかった以外は、実施例1と同一の
装置および同じ手順で行った。その結果、ほとんどポリ
マーは得られなかった。
【0050】[比較例2]実施例1において、トリイソ
ブチルアルミニウムを加えなかった以外は、実施例1と
同一の装置および同じ手順で行った。その結果、ポリマ
ーは得られなかった。
【0051】[比較例3]実施例1において、トリフェ
ニルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートの代わりに塩化マンガン(II)(Aldrich
社製市販品、純度99.999%をメノウ製乳鉢を用い
て粉砕したもの)25mg(0.2mmol)を用いた
以外は実施例1と同一の装置および同じ手順で行った。
その結果、ポリマーはほとんど得られなかった。
【0052】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
高い重合活性を示すα−オレフィン重合用触媒、および
α−オレフィン重合体を効率よく製造する方法が提供さ
れる。本発明によれば、従来は高い重合活性を発現させ
るためには必須であると考えられていた従来型固体触媒
成分(チタン原子、ハロゲン原子および電子供与体を必
須成分とする固体触媒成分)やメタロセン錯体等の遷移
金属化合物を用いることなく、高い重合活性を発現させ
ることができ、また立体規則性を有した分子量の高いα
−オレフィン重合体を製造できることなどから、本発明
の価値は頗る大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J015 DA04 DA05 4J100 AA02Q AA03P AA03Q AA04P AA04Q AA07P AA07Q AA09P AA15P AA15Q AA16P AA16Q AA17Q AA18P AA18Q AA19Q AA20Q AA21P AA21Q CA01 CA04 DA41 FA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A)および(B)を接触させてなる
    α−オレフィン重合用触媒。 (A)有機アルミニウム化合物 (B)下記(C1)〜(C3)から選ばれる一種以上の
    ホウ素化合物 (B1)一般式 BQ1 2 3 で表されるホウ素化合
    物 (B2)一般式 G+ (BQ1 2 3 4 -で表さ
    れるホウ素化合物 (B3)一般式 (L−H)+ (BQ1 2 3 4
    - で表されるホウ素化合物 (但し、Bはホウ素原子であり、Q1 〜Q4 はハロゲン
    原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、複素環基、
    置換シリル基、アルコキシ基または2置換アミノ基であ
    り、それらは同じであっても異なっていてもよい。G+
    は無機、有機または有機金属のカチオンである。Lは中
    性ルイス塩基であり、(L−H)+ はブレンステッド酸
    である。)
  2. 【請求項2】有機アルミニウム化合物が、下記(A1)
    〜(A4)から選ばれる一種以上のアルミニウム化合物
    である請求項1記載のα−オレフィン重合用触媒。 (A1)一般式 Rr Al(OR)o p 1 qで表され
    る有機アルミニウム化合物 (A2)一般式 M1 AlR4 で表される有機アルミニ
    ウム化合物 (A3)一般式 {−Al(R)−O−}j で表される
    構造を有する環状のアルミノキサン (A4)一般式 R{−Al(R)−O−}k AlR2
    で表される構造を有する線状のアルミノキサン (但し、Rはそれぞれ独立に炭素原子数1〜20の炭化
    水素基を表し、X1 はそれぞれ独立にハロゲン原子を表
    し、M1 はアルカリ金属原子を表す。rは0<r≦3を
    満足する数を表し、oは0≦o<3を満足する数を表
    し、pは0≦p<3を満足する数を表し、qは0≦q<
    3を満足する数を表し、かつr+o+p+q=3であ
    る。jは2以上の整数を表し、kは1以上の整数を表
    す。)
  3. 【請求項3】α−オレフィン重合用触媒が、立体規則性
    α−オレフィン重合用触媒である請求項1または2記載
    のα−オレフィン重合用触媒。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のα−オレ
    フィン重合用触媒を用いるα−オレフィン重合体の製造
    方法。
  5. 【請求項5】α−オレフィン重合体が、ラセミダイアッ
    ド分率[rr]が0.25を超えるα−オレフィン重合
    体である請求項4記載のα−オレフィン重合体の製造方
    法。
JP37067499A 1999-12-27 1999-12-27 α−オレフィン重合用触媒およびα−オレフィン重合体の製造方法 Pending JP2001181325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37067499A JP2001181325A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 α−オレフィン重合用触媒およびα−オレフィン重合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37067499A JP2001181325A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 α−オレフィン重合用触媒およびα−オレフィン重合体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001181325A true JP2001181325A (ja) 2001-07-03

Family

ID=18497407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37067499A Pending JP2001181325A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 α−オレフィン重合用触媒およびα−オレフィン重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001181325A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005171139A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Tonen Chem Corp 変性ポリプロピレン
WO2024114510A1 (zh) * 2022-12-01 2024-06-06 中国科学院青岛生物能源与过程研究所 一种用于共轭二烯的催化体系及其制备方法和应用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005171139A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Tonen Chem Corp 変性ポリプロピレン
WO2024114510A1 (zh) * 2022-12-01 2024-06-06 中国科学院青岛生物能源与过程研究所 一种用于共轭二烯的催化体系及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5476334B2 (ja) オレフィン重合体の製造方法
WO2011040557A1 (ja) エチレン系重合体
US9540459B2 (en) Production method of olefin polymer and olefin polymerization catalyst
EP3192817B1 (en) Method for producing olefin (co)polymer containing constituent unit derived from 1-butene
US20110065876A1 (en) Aluminum phenoxide compound and process for producing stabilized polymer by using the same
JPH04337308A (ja) ブロック共重合体の製造方法
ES2210762T3 (es) Procedimiento para producir polipropileno isotactico en fase condensada, mediante la utilizacion de titanocenos.
JP3891905B2 (ja) 末端ビニル基含有プロピレン−アルケニルアルミニウム共重合体の製造方法および共重合体
US7005486B2 (en) Catalyst for addition polymerization, and process for producing addition polymer with the same
KR20190038387A (ko) 신규한 인덴계 전이금속 화합물, 이를 포함하는 전이금속 촉매 조성물, 및 이를 이용한 에틸렌 단독중합체 또는 에틸렌과 α-올레핀의 공중합체의 제조방법
JP2015137352A (ja) オレフィン重合体の製造方法
JP2001181325A (ja) α−オレフィン重合用触媒およびα−オレフィン重合体の製造方法
JP4524275B2 (ja) ビニル基および極性基含有プロピレン系共重合体及びそれを用いる重合体の製造方法。
JP5979920B2 (ja) オレフィン重合用触媒およびそれをもちいたオレフィン重合体の製造方法
AU737973B2 (en) Process for preparing polymer by using copper compound
JP3973487B2 (ja) 反応性基を有するオレフィン系共重合体およびその製造方法
JP2001181326A (ja) 付加重合用触媒および付加重合体の製造方法
JP5261163B2 (ja) 高分子量オレフィン重合体の製造方法
JP2011122118A (ja) オレフィン重合体の製造方法
JP2004027163A (ja) オレフィン重合用触媒及び該触媒を用いたオレフィンの重合方法
JP2013060518A (ja) オレフィン重合体の製造方法
JP2007023111A (ja) アイソタクティシティーを有する芳香族ビニル化合物重合体の製造方法
JP2021147420A (ja) オレフィン・環状オレフィン共重合体の製造方法
JP2001247610A (ja) α−オレフィン重合用触媒およびα−オレフィン重合体の製造方法
JPS62141014A (ja) プロピレンのブロツク共重合体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050811

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051011