JP2001181229A - 酢酸の製造方法 - Google Patents

酢酸の製造方法

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JP2001181229A
JP2001181229A JP2000344532A JP2000344532A JP2001181229A JP 2001181229 A JP2001181229 A JP 2001181229A JP 2000344532 A JP2000344532 A JP 2000344532A JP 2000344532 A JP2000344532 A JP 2000344532A JP 2001181229 A JP2001181229 A JP 2001181229A
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acetic acid
iridium
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Robert John Watt
ジョン ワット ロバート
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BP Chemicals Ltd
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BP Chemicals Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/15Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction of organic compounds with carbon dioxide, e.g. Kolbe-Schmitt synthesis
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    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/10Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide
    • C07C51/12Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide on an oxygen-containing group in organic compounds, e.g. alcohols

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された酢酸の製造方法を提供する。 【解決手段】 一酸化炭素を一酸化炭素をメタノールお
よび/またはその反応性誘導体と、イリジウムカルボニ
ル化触媒、沃化メチル、酢酸メチル、水および酢酸から
なる液体反応組成物中にて反応させることからなり、反
応組成物中にはイリジウム1グラム原子当たり200モ
ルまでの量にて一座酸化ホスフィン化合物をさらに存在
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酢酸の製造方法、特
にイリジウム触媒および沃化メチル助触媒の存在下での
カルボニル化による酢酸の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】イリジウム触媒のカルボニル化プロセス
によるカルボン酸の製造は公知であって、たとえばEP
−A−0786447号、EP−A−0643034号
およびEP−A−0752406号に記載されている。
【0003】EP−A−0786447号は、イリジウ
ムカルボニル化触媒とハロゲン化ヒドロカルビルと水と
カルボニル化反応生成物とからなる液体反応組成物にて
一酸化炭素をカルボニル化性反応体および/またはその
エステル誘導体と反応させる方法を記載しており、液体
反応組成物は2〜8重量%の濃度の水と1〜20重量%
の範囲の濃度のハロゲン化ヒドロカルビルと1.0〜6
0重量%の範囲の濃度のカルボニル化しうる反応体のエ
ステル誘導体とを含むことを特徴とする。
【0004】EP−A−0643034号はメタノール
もしくはその反応性誘導体のカルボニル化による酢酸の
製造方法を記載しており、この方法はメタノールもしく
はその反応性誘導体をカルボニル化反応器にて液体反応
組成物中で一酸化炭素と接触させることからなり、液体
組成物は(a)酢酸と、(b)イリジウム触媒と、
(c)沃化メチルと、(d)少なくとも有限量の水と、
(e)酢酸メチルと、(f)促進剤としてルテニウムお
よびオスニウムの少なくとも1種とを含むことを特徴と
する。
【0005】EP−A−0752406号は、(1)メ
タノールおよび/またはその反応性誘導体と一酸化炭素
とをイリジウムカルボニル化触媒、沃化メチル助触媒,
有限濃度の水、酢酸、酢酸メチルおよび少なくとも1種
の促進剤からなる液体反応組成物を含有するカルボニル
化反応器に連続供給し;(2)メタノールおよび/また
はその反応性誘導体を液体反応組成物中で一酸化炭素と
接触させて酢酸を生成させ;(3)酢酸を液体反応組成
物から回収することからなる酢酸の製造方法を記載して
おり、この方法は反応の過程全体にわたり液体反応組成
物中に(a)6.5重量%以下の濃度の水、(b)1〜
35重量%の範囲の濃度の酢酸メチル、および(c)4
〜20重量%の範囲の濃度の沃化メチルを連続維持する
ことを特徴とする。
【0006】カルボニル化プロセスにおける多座キレー
ト化用燐もしくは砒素リガンドの使用は、たとえばそれ
ぞれロジウムおよびイリジウム触媒のカルボニル化プロ
セスにおけるその使用を記載しているUS4,102,
920号およびUS4,102,921号から公知であ
る。
【0007】ロジウム触媒のカルボニル化プロセスにお
ける酸化ホスフィン促進剤の使用はUS5,817,8
69号およびEP−A−0114703号から公知であ
る。
【0008】すなわち、US5,817,869号はア
ルカリ金属ハロゲン化物を使用せずに酢酸を製造する方
法に関するものであり、これはメタノールもしくは酢酸
メチルを約200〜約1200ppmのロジウム含有成
分と、約20〜約80重量%の酢酸、約0.6〜36重
量%の沃化メチル、約0.5〜約10重量%の酢酸メチ
ルからなる液体反応媒体とを含有するカルボニル化系の
存在下に一酸化炭素と接触させることからなり、前記接
触は式RM=Oの少なくとも1種の五価の第VA族酸
化物の存在下に行い、前記酸化物は約60:1より大の
ロジウムに対する第VA族酸化物の濃度にて存在させる
と共に水は約4〜約12重量%の量にて添加される。
【0009】EP−A−0114703号はロジウム化
合物、沃化物および/または臭化物の供給源と促進剤と
しての燐、砒素もしくはアンチモン含有化合物との存在
下にアルコールを一酸化炭素と反応させるカルボン酸お
よび/またはエステルの製造方法に関するものであり、
反応を式
【化3】 [式中、Xは燐、砒素もしくはアンチモンを示し、Yは
酸素、硫黄もしくはセレンを示し、aおよびbは互いに
独立して0もしくは1であり、Rは水素または未置換
もしくは置換炭化水素基を示し、RおよびRはそれ
ぞれ未置換もしくは置換炭化水素基を示し、或いはaお
よびbは0であり、RおよびRはXと一緒になって
複素環式基を形成し、Rは水素または未置換もしくは
置換炭化水素基を示す]の化合物の存在下、或いは式I
の化合物と炭化水素沃化物もしくは臭化物、アシル沃化
物もしくは臭化物または沃化水素もしくは臭化水素との
錯体の存在下に行うことを特徴とする。aおよびbが0
である式Iの化合物の例はトリフェニルホスフィン酸化
物を包含する。
【0010】EP−A−0114703号によれば、こ
の方法で促進剤として使用する式Iの化合物の量は広範
囲(たとえばロジウム1グラム原子当たり0.1〜30
0モルの範囲)で変化することができる。ロジウム1グ
ラム原子当たり1〜200モル、特に10〜100モル
の使用が好適であると言われる。EP−A−01147
03号の促進剤は、ロジウムカルボニル化触媒系の活性
を向上させることに向けられる。
【0011】解決すべき技術問題は、酢酸を製造するた
めの改良カルボニル化法を提供することである。驚くこ
とに今回、酢酸を製造するためのイリジウム触媒のカル
ボニル化法にて一座酸化ホスフィン化合物の特定量を用
いることにより生成される副生物プロピオン酸、その先
駆体および誘導体の量が減少すると共に所望酢酸への選
択率も増大することが突き止められた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、生成
される副生物のプロピオン酸、その先駆体および誘導体
の量を減少させると共に所望酢酸への選択率を増大させ
る酢酸の改良製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】従って本発明によれば、
一酸化炭素をメタノールおよび/またはその反応性誘導
体と、イリジウムカルボニル化触媒、沃化メチル、酢酸
メチル、水および酢酸からなる液体反応組成物にて反応
させることによる酢酸の製造方法が提供され、この方法
は反応組成物中にはイリジウム1グラム原子当たり20
0モルまでの量における一座酸化ホスフィン化合物をも
存在させることを特徴とする。
【0014】本発明の方法は、上記技術問題をイリジウ
ム1グラム原子当たり200モルまでの量の一座酸化ホ
スフィン化合物の使用により解決し、副生物プロピオン
酸とその先駆体(たとえば沃化エチルおよび酢酸エチ
ル)とその誘導体(たとえばプロピオン酸メチルおよび
プロピオン酸エチル)との生成量を減少させると共に所
望酢酸へのこの方法の選択率を増大させる。
【0015】一座酸化ホスフィン化合物は式
【化4】 [式中、R、R、Rは独立して未置換もしくは置
換C〜C10アルキル基または未置換もしくは置換C
〜C15アリール基である]により示すことができ
る。
【0016】C〜C10アルキル基は直鎖もしくは分
枝鎖とすることができる。適するC 〜C10アルキル
基の例はメチル、エチル、n−ブチルおよびn−オクチ
ルを包含する。C〜C10アルキル基は1個もしくは
それ以上の置換基、たとえば1〜4個の置換基により置
換することができる。適する置換基はC〜C10アル
キル基およびC〜C15アリール基を包含する。
【0017】C〜C15アリール基はたとえばフェニ
ル、α−ナフチルおよびβ−ナフチル、好ましくはフェ
ニルとすることができる。C〜C15基は−NO
−OH、−CN、−SOH、−OCHおよび−CO
Hよりなる群から選択される置換基により置換するこ
とができる。
【0018】式IIの好適な一座酸化ホスフィン化合物
は酸化トリフェニルホスフィンである。
【0019】反応組成物中に少なくとも1種の促進剤が
存在する場合は本発明の方法において、より高濃度の一
座酸化ホスフィン化合物を使用することができ、これは
許容しうる反応速度にて副生物形成減少の利点を達成す
ることを可能にする。適する促進剤は、好ましくはルテ
ニウム、オスミウム、レニウム、カドミウム、水銀、亜
鉛、ガリウム、インジウムおよびタングステンよりなる
群から選択され、より好ましくはルテニウムおよびオス
ミウムよりなる群から選択され、特に好ましくはルテニ
ウムである。好ましくは、促進剤を液体反応組成物に対
するその溶解度の限界までの有効量にて存在させ、かつ
/または液体プロセス流を酢酸回収段階からカルボニル
化反応器まで循環させる。好適には促進剤を0.5:1
〜15:1、好ましくは0.5:1〜10:1の範囲の
促進剤:イリジウムのモル比にて液体反応組成物中に存
在させる。一座酸化ホスフィン化合物の存在により生ず
るカルボニル化速度の減少は、促進剤の濃度を増大させ
て相殺することができる。
【0020】促進剤は、液体反応組成物に可溶性である
任意適する促進剤金属含有化合物を含むことができる。
促進剤は、液体反応組成物に溶解し或いは可溶性型まで
変換しうる任意適する形態にてカルボニル化反応用の液
体反応組成物に添加することができる。
【0021】一座酸化ホスフィン化合物は、イリジウム
1グラム原子当たり0.5モルよりも多い量にて反応組
成物中に存在させることができる。好ましくは一座酸化
ホスフィン化合物を促進剤が存在する場合は反応組成物
中にイリジウム1グラム原子当たり1〜200モルの量
にて、また促進剤が存在しない場合はイリジウム1グラ
ム原子当たり1〜100モルの量にて反応組成物中に存
在させる。
【0022】本発明の方法において、イリジウムカルボ
ニル化触媒は好ましくは液体反応組成物中にイリジウム
として測定し400〜5000ppmの範囲、より好ま
しくはイリジウムとして測定し500〜3000ppm
の範囲の濃度で存在させる。一座酸化ホスフィン化合物
の存在により生ずるカルボニル化速度の減少は、存在さ
せる場合はイリジウム触媒の濃度を増大して相殺するこ
とができる。
【0023】液体反応組成物におけるイリジウム触媒
は、液体反応組成物に可溶性である任意のイリジウム含
有化合物を含むことができる。イリジウム触媒は、液体
反応組成物に溶解する或いは可溶性型まで変換しうる任
意適する形態でカルボニル化反応用の液体反応組成物に
添加することができる。
【0024】本発明の方法において、液体反応組成物に
おける沃化メチル助触媒の濃度は好ましくは5〜16重
量%の範囲である。
【0025】本発明の方法において、メタノールの適す
る反応性誘導体は酢酸メチル、ジメチルエーテルおよび
沃化メチルを包含する。メタノールとその反応性誘導体
との混合物を本発明の方法で反応体として使用すること
ができる。好ましくはメタノールおよび/または酢酸メ
チルを反応体として使用する。少なくとも幾分かのメタ
ノールおよび/またはその反応性誘導体は、酢酸生成物
もしくは溶剤との反応により液体反応組成物中にて酢酸
メチルまで変換され、従って酢酸メチルとして存在す
る。本発明の方法において、液体反応組成物における酢
酸メチルの濃度は好ましくは1〜30重量%、より好ま
しくは5〜25重量%の範囲である。
【0026】たとえばメタノール反応体と酢酸生成物と
の間のエステル化反応により液体反応組成物には水がそ
の場で生成しうる。少量の水は、メタンおよび水を生成
するメタノールの水素化により生成することもできる。
水をカルボニル化反応器に液体反応組成物の他の成分と
一緒に或いは別途に導入することができる。水は反応器
から抜き取られた反応組成物の他の成分から分離するこ
とができ、また調節量で循環させて液体反応組成物にお
ける所要濃度の水を維持することもできる。液体反応組
成物における水濃度は好適には1〜15重量%、好まし
くは1〜6.5重量%の範囲である。
【0027】好ましくはイリジウム−および促進剤−含
有化合物は、反応を阻止しうるイオン性沃化物をその場
で生成もしくは発生する不純物(たとえばアルカリもし
くはアルカリ土類金属または他の金属塩)を含まない。
【0028】たとえば(a)腐食性金属(特にニッケ
ル、鉄およびクロム)および(b)その場で四級化しう
るホスフィンもしくは窒素含有化合物またはリガンドの
ようなイオン性汚染物は、これらがIを液体反応組成
物中に発生させて反応速度に悪影響を与えることにより
反応に対し悪作用を及ぼすので、液体反応組成物中に最
小値に保たねばならない。たとえばモリブデンのような
或る種の腐食性金属汚染物はIの発生を受けにくいこ
とが判明した。反応速度に悪影響を与える腐食性金属
は、適する耐腐食性の製造材料を用いて最小化させるこ
とができる。同様に、たとえばアルカリ金属沃化物(た
とえば沃化リチウム)のような汚染物も最小に保つべき
である。腐食性金属および他のイオン性不純物は、適す
るイオン交換樹脂床の使用により反応組成物または好ま
しくは触媒循環流を処理して減少させることができる。
この種のプロセスはUS4007130号に記載されて
いる。好ましくは、イオン性汚染物はこれらが500p
pmのI、好ましくは250ppm未満のIを液体
反応組成物中に発生する濃度よりも低く保たれる。
【0029】一酸化炭素反応体は実質的に純粋とするこ
とができ、或いはたとえば二酸化炭素、メタン、窒素、
貴ガス、水およびC〜Cパラフィン系炭化水素のよ
うな不活性不純物を含有することもできる。一酸化炭素
供給物および水性ガスシフト反応により現場で発生する
水素の存在は、その存在が水素化生成物の形成をもたら
しうるので、好ましくは低く保たれる。すなわち一酸化
炭素反応体における水素の量は好ましくは1モル%未
満、より好ましくは0.5モル%未満、さらに好ましく
は0.3モル%未満であり、かつ/またはカルボニル化
反応器における水素の分圧は好ましくは1x10N/
分圧、より好ましくは5x10N/m未満、さ
らに好ましくは3x10N/m未満である。反応器
における一酸化炭素の分圧は好適には1x10N/m
〜7x10N/m、好ましくは1x10N/m
〜3.5x10N/m、より好ましくは1x10
N/m〜1.5x10N/mである。
【0030】好適にはカルボニル化反応の全圧力は1x
10N/m〜2x10N/m の範囲、好ましく
は1.5x10N/m〜1x10N/m、より
好ましくは1.5x10N/m〜5x10N/m
である。
【0031】カルボニル化反応の温度は好適には100
〜300℃の範囲、好ましくは150〜220℃の範囲
である。一座酸化ホスフィン化合物の存在により生ずる
カルボニル化速度の減少は、反応温度を上昇させて相殺
することができる。
【0032】本発明の方法は好ましくは連続法として行
われる。
【0033】酢酸生成物は、カルボニル化反応器から蒸
気および/または液体を抜き取ると共に抜き取られた材
料から酢酸を回収することにより、液体反応組成物から
回収することができる。好ましくは酢酸は、液体反応組
成物をカルボニル化反応器から連続的に抜き取ると共に
酢酸を抜き取られた液体反応組成物から1つもしくはそ
れ以上のフラッシュおよび/または分別蒸留段階により
回収して液体反応組成物から回収され、前記蒸留段階で
は酢酸を液体反応組成物の他の成分(たとえばイリジウ
ム触媒、沃化メチル助触媒、促進剤、酢酸メチル、未反
応メタノール、水および酢酸溶剤(これは反応器に循環
させて液体反応組成物におけるその濃度を維持すること
ができる)から分離する。酢酸生成物回収段階に際しイ
リジウム触媒の安定性を維持するには、カルボニル化反
応器まで循環させるイリジウムカルボニル化触媒を含有
したプロセス流における水を少なくとも0.5重量%の
濃度に維持すべきである。
【0034】本発明の方法は当業界で知られた、たとえ
ばEP−A−0786447号、EP−A−06430
34号、EP−A−0752406号およびEP−A−
0749948号(これらの内容を参考のためここに引
用する)に記載されたカルボニル化反応条件を用いて行
うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、実施例により例示の目的で
本発明をさらに説明する。
【0036】一般的反応方法 撹拌器と液体注入設備とが装着された300cmのジ
ルコニウム製オートクレーブを一連のバッチ式オートク
レーブ実験につき用いた。オートクレーブを窒素で5x
10N/mまでフラッシュし、次いで一酸化炭素に
より5x10N/mまでフラッシュした。酢酸メチ
ルと酢酸と沃化メチルと水とよりなる初期充填物をオー
トクレーブに入れた。触媒溶液を、1.35gのH
rCl水溶液(22.26%Ir w/w)と水
(5.0g)と酢酸(10.0g)とで構成して液体注
入ライン中に充填した。かくして、得られた混合オート
クレーブ充填物は酢酸メチル(60.02g)、酢酸
(48.84g)、沃化メチル(23.77g)および
水(17.81g)となった。オートクレーブの内容物
を、1500rpmにて撹拌しながら190℃まで加熱
した。温度が190℃に達した後、HIrCl触媒
溶液を一酸化炭素の過圧を熱オートクレーブに加えてオ
ートクレーブ中に注入し、オートクレーブ圧力を2.8
x10N/mにした。
【0037】オートクレーブの圧力および温度をそれぞ
れ反応全体にわたりバラスト容器からの一酸化炭素の吸
収が止まるまで一定の2.8x10N/mおよび1
90℃に維持した。反応の終了後、オートクレーブを冷
却すると共に排気した。オートクレーブを冷却すると共
に慎重に排気した後、液体成分を放出させると共に既知
の確立されたガスクロマトグラフ法により液体生成物お
よび副生物につき分析した。
【0038】液体副生物はヒューレット・パッカード6
820Mk2ガスクロマトグラフにおけるCB wax
52カラムを用いるガスクロマトグラフィーにより測定
した。検出された各成分は外部標準に対する成分ピーク
の積算により定量化し、重量ppmとして現す。
【0039】メタノールから酢酸へのカルボニル化の主
たる液体副生物はプロピオン酸である。その先駆体(沃
化エチルおよび酢酸エチル)も生成する。連続法におい
て、これら先駆体を循環流にてカルボニル化反応器まで
循環させ、プロピオン酸へのその分解速度が除去速度に
均衡する定常状態の濃度まで蓄積する。バッチ法におい
ては、これら先駆体は分解されずにプロピオン酸と共に
液体反応組成物に蓄積し、これらを実験の終了時に測定
することができる。バッチ式カルボニル化実験の終了時
に測定されるプロピオン酸およびその先駆体の量の減少
は、連続法において酢酸生成物と共に回収される副生物
プロピオン酸の量も減少することを示すと予想される。
【0040】バッチ式反応において、「全」プロピオン
酸はバッチ式反応の冷却液体生成物にて検出されかつp
pmで現されるプロピオン酸とその先駆体との合計(p
pmプロピオン酸まで変換される酢酸エチルおよび沃化
エチル)として規定した。
【0041】全プロピオン酸=ppmプロピオン酸+
(ppm沃化エチルx(74.08/155.97)+
(ppm酢酸エチルx(74.08/88.11))。 これはプロピオン酸およびその先駆体と沃化エチルと酢
酸エチルとのバッチ式実験の際の積算生成を示す。エタ
ノールおよびアセトアルデヒドも極めて少量で生成する
が、これらは無視することができる。
【0042】反応経過における所定時点でのガス吸収速
度を用いて、カルボニル化速度を特定反応器組成(低温
脱ガス容積に基づく全反応器組成)における1時間当た
り低温脱ガス組成物1リットル当たりに消費された反応
体のモル数(モル/l/hr)として計算した。
【0043】酢酸メチル濃度は反応の過程で出発組成物
から計算し、1モルの酢酸メチルが一酸化炭素の各消費
モル数につき消費されると仮定した。オートクレーブの
ヘッドスペースにおける各有機成分については考慮しな
かった。
【0044】カルボニル化反応の速度を監視すると共に
実験の際の反応成分の濃度を計算することにより、カル
ボニル化プロセスがバッチ式実験における特定時点で計
算された全反応組成物と同一である液体反応組成物を定
常状態下に維持しながら連続操作されているかどうかを
予想するカルボニル化反応の速度を判定することができ
る。バッチ式実験にて、「反応組成」と言う用語は、低
温脱ガス状態にてオートクレーブ内の各成分の全組成を
意味する。バッチ式実験と連続操作との間の主たる相違
点は、液相と気相との間の反応成分の分割につき成分濃
度を計算する際に許容度を設けなかった点である。この
分割に基づき、反応条件下にバッチ式反応にて液相に存
在する各反応成分の濃度は全反応組成に類似するが同一
でなかった。特に、たとえば沃化メチルおよび酢酸メチ
ルのような反応組成物における一層揮発性の成分は全反
応組成物におけるよりも液体反応組成物にて若干低く濃
縮されたのに対し、水濃度はこれら2種の間で匹敵する
ものであった。従って、所定の全反応組成物にてバッチ
式実験で計算された速度はバッチ式全反応組成物と同一
である液体組成物で操作する連続法における速度と同様
である。さらに、たとえば水濃度のようなプロセス変動
値を変化させてバッチ式実験で観察された傾向は、連続
式実験で観察された傾向に匹敵した。
【0045】実験A 1.35gのHIrCl溶液を用いると共に酢酸メ
チル(60.02g)と酢酸(48.84g)と水(1
7.81g)と沃化メチル(23.77g)とが充填さ
れた混合オートクレーブを用いて基礎実験を行った。
【0046】一酸化炭素吸収に基づく反応の速度は1
2.5%酢酸メチルの計算反応組成にて10.04モル
/l/hrであると測定され、実質的に全作酸メチルが
消費されるまで定常的に減少した。酢酸への変換率は、
消費酢酸メチルに基づき98.2%であった。プロピオ
ン酸先駆体の分析は604ppmの全プロピオン酸生成
を示した。低温排気ガスにおける気体副生物はH
1.94%v/v;CO、2.24%v/v;C
、3.67%v/vであつた。ガスクロマトグラフ
ィーによる最終反応組成物の分析は沃化メチル13.8
%;酢酸メチル0.59%;酢酸90.34%を示し
た。
【0047】これは、一座酸化ホスフィンを存在させな
かったので本発明による実施例でない。
【0048】実施例1 実験Aを反復したが、ただし全混合オートクレーブ充填
物は酢酸メチル(59.99g)と酢酸(47.80
g)と水(17.81g)と沃化メチル(23.77
g)とで構成した。酸化トリフェニルホスフィン(4
3.40g)をオートクレーブに充填し、1.351g
のHIrCl溶液を触媒充填物に用いた。12.5
%酢酸メチルの計算反応組成における反応の速度は約
1.3モル/l/hrであると測定された。酢酸への変
換率は消費酢酸メチルに基づき94.3%であった。プ
ロピオン酸先駆体の分析は43ppmの全プロピオン酸
生成を示した。低温排気ガスにおける気体副生物はピー
クに基づき測定されなかった。ガスクロマトグラフィー
による最終反応組成物の分析は沃化メチル1.65%;
酢酸メチル41.0%;酢酸45.4%を示した。
【0049】これはイリジウム触媒1グラム原子当たり
200モルの酸化トリフェニルホスフィンの使用の例で
あって、液体および気体副生物における減少を示す。
【0050】実施例2 実験Aを反復したが、ただし全混合オートクレーブ充填
物は酢酸メチル(60.03g)と酢酸(42.80
g)と水(22.84g)と沃化メチル(23.78
g)とで構成した。酸化トリフェニルホスフィン(1
0.85g)をオートクレーブに充填し、1.349g
のHIrCl溶液を触媒充填物に用いた。12.5
%酢酸メチルの計算反応組成における反応の速度は3.
57モル/l/hrであると測定された。酢酸への変換
率は消費酢酸メチルに基づき82.7%であった。プロ
ピオン酸先駆体の分析は185ppmの全プロピオン酸
生成を示した。低温排気ガスにおける気体副生物は
、0.37%v/v;CO、3.53%v/v;
CH、8.5%v/vであつた。ガスクロマトグラフ
ィーによる最終反応組成物の分析は沃化メチル3.8
%;酢酸メチル5.75%;酢酸73.08%を示し
た。
【0051】これは、液体および気体副生物を減少させ
るべくイリジウム触媒1グラム原子当たり50モルの酸
化トリフェニルホスフィンの使用の例である。
【0052】実施例3 実験Aを反復したが、ただし全混合オートクレーブ充填
物は酢酸メチル(60.0g)と酢酸(48.28g)
と水(17.75g)と沃化メチル(23.77g)と
で構成した。酸化トリフェニルホスフィン(2.16
g)をオートクレーブに充填し、1.348gのH
rCl溶液を触媒充填物に用いた。12.5%酢酸メ
チルの計算反応組成における反応の速度は6.60モル
/l/hrであると測定された。酢酸への変換率は消費
酢酸メチルに基づき92.2%であった。プロピオン酸
先駆体の分析は278ppmの全プロピオン酸生成を示
した。低温排気ガスにおける気体副生物はH、0.9
4%v/v;CO、2.57%v/v;CH、5.
94%v/vであつた。ガスクロマトグラフィーによる
最終反応組成物の分析は沃化メチル1.91%;酢酸メ
チル2.67%;酢酸78.42%を示した。
【0053】これは液体および気体副生物を減少させる
べくイリジウム触媒1グラム原子当たり10モルの酸化
トリフェニルホスフィンの使用の例である。
【0054】実施例4 実験Aを反復したが、ただし全混合オートクレーブ充填
物は酢酸メチル(60.01g)と酢酸(47.79
g)と水(17.85g)と沃化メチル(23.77
g)とで構成した。酸化トリフェニルホスフィン(0.
22g)をオートクレーブに充填し、1.349gのH
IrCl溶液を触媒充填物に用いた。12.5%酢
酸メチルの計算反応組成における反応の速度は10.3
モル/l/hrであると測定された。酢酸への変換率は
消費酢酸メチルに基づき98.5%であった。プロピオ
ン酸先駆体の分析は412ppmの全プロピオン酸生成
を示した。低温排気ガスにおける気体副生物はH
1.58%v/v;CO、2.42%v/v;C
、5.21%v/vであつた。ガスクロマトグラフ
ィーによる最終反応組成物の分析は沃化メチル11.6
%;酢酸メチル0.51%;酢酸88.95%を示し
た。
【0055】これは、液体および気体副生物を減少させ
るべくイリジウム触媒1グラム原子当たり1モルの酸化
トリフェニルホスフィンの使用の例である。
【0056】実験B 実験Aを反復して基礎実験を行ったが、ただし全混合オ
ートクレーブ充填物を酢酸メチル(60.01g)と酢
酸(44.58g)と水(18.71g)と沃化メチル
(12.45g)とRu(CO)(3.64g)
とで構成した。1.34gのHIrCl溶液を触媒
充填物に使用した。12.5%酢酸メチルの計算反応組
成における反応の速度は25.94モル/l/hrであ
ると測定された。酢酸への変換率は消費酢酸メチルに基
づき97.1%であった。プロピオン酸先駆体の分析は
293ppmの全プロピオン酸生成を示した。低温排気
ガスにおける気体副生物はH、2.42%v/v;C
、2.9%v/v;CH、5.63%v/vであ
った。ガスクロマトグラフィーによる最終反応組成物の
分析は沃化メチル0.831%;酢酸メチル1.0%;
酢酸82.42%を示した。
【0057】これは、一座酸化ホスフィンを存在させな
かったので本発明による実施例でない。
【0058】実施例5 実験Bを反復したが、ただし全混合オートクレーブ充填
物は酢酸メチル(60.03g)と酢酸(54.53
g)と水(18.80g)と沃化メチル(12.43
g)とRu(CO)(3.70g)と酸化トリフ
ェニルホスフィン(0.44g)とで構成した。1.3
41gのHIrCl溶液を触媒充填物に使用した。
12.5%酢酸メチルの計算反応組成における反応の速
度は25.65モル/l/hrであると測定された。酢
酸への変換率は消費酢酸メチルに基づき96.7%であ
った。プロピオン酸先駆体の分析は283ppmの全プ
ロピオン酸生成を示した。低温排気ガスにおける気体副
生物はH、2.18%v/v;CO、2.88%v
/v;CH、5.75%v/vであった。ガスクロマ
トグラフィーによる最終反応組成物の分析は沃化メチル
0.01%;酢酸メチル1.16%;酢酸79.8%を
示した。
【0059】これは、液体および気体副生物を減少させ
るべくイリジウム触媒1グラム原子当たり5モルのルテ
ニウム促進剤の存在下におけるイリジウム1グラム原子
当たり1モルの酸化トリフェニルホスフィンの使用の例
である。
【0060】実施例6 実験Bを反復したが、ただし全混合オートクレーブ充填
物は酢酸メチル(60.02g)と酢酸(49.61
g)と水(8.72g)と沃化メチル(12.44g)
とRu(CO)(3.65g)と酸化トリフェニ
ルホスフィン(2.17g)とで構成した。1.346
gのHIrCl溶液を触媒充填物に使用した。1
2.5%酢酸メチルの計算反応組成における反応の速度
は20.37モル/l/hrであると測定された。酢酸
への変換率は消費酢酸メチルに基づき94.7%であっ
た。プロピオン酸先駆体の分析は158ppmの全プロ
ピオン酸生成を示した。低温排気ガスにおける気体副生
物はH、0.82%v/v;CO、2.95%v/
v;CH、5.44%v/vであった。ガスクロマト
グラフィーによる最終反応組成物の分析は沃化メチル
0.04%;酢酸メチル1.85%;酢酸78.4%を
示した。
【0061】これは、液体および気体副生物を減少させ
るべくイリジウム1グラム原子当たり5モルのルテニウ
ム促進剤の存在下におけるイリジウム触媒1グラム原子
当たり5モルの酸化トリフェニルホスフィンの使用の例
である。
【0062】結果を下表に要約する。
【0063】註:プロピオン酸生成はイリジウムおよび
イリジウム/ルテニウム触媒のカルボニル化における酢
酸メチルの90%変換率を越えて急速に増大するので、
バッチ式反応からの一層正確な比較は90%変換率未満
で終了した実験にて見られる。
【0064】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一酸化炭素をメタノールおよび/または
    その反応性誘導体と、イリジウムカルボニル化触媒、沃
    化メチル、酢酸メチル、水および酢酸からなる液体反応
    組成物にて反応させることによる酢酸の製造方法におい
    て、反応組成物中にはイリジウム1グラム原子当たり2
    00モルまでの量で一座酸化ホスフィン化合物をも存在
    させることを特徴とする酢酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 一座酸化ホスフィン化合物をイリジウム
    1グラム原子当たり0.5モルより多い量にて反応組成
    物に存在させる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 一座酸化ホスフィン化合物が式: 【化1】 [式中、R、R、Rは独立して未置換もしくは置
    換C〜C10アルキル基または未置換もしくは置換C
    〜C15アリール基である]により示される請求項1
    または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 反応組成物が少なくとも1種の促進剤を
    さらに含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1種の促進剤をルテニウム、
    オスミウム、レニウム、カドミウム、水銀、亜鉛、ガリ
    ウム、インジウムおよびタングステンよりなる群から選
    択する請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 一座酸化ホスフィン化合物をイリジウム
    1グラム当たり1〜200モルの量にて反応組成物中に
    存在させる請求項4または5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 一酸化炭素をメタノールおよび/または
    その反応性誘導体とイリジウムカルボニル化触媒、沃化
    メチル、酢酸メチル、水、酢酸および一座酸化ホスフィ
    ン化合物からなる液体反応組成物にて反応させることか
    らなる酢酸の製造方法における一座酸化ホスフィン化合
    物の使用において、前記一座酸化ホスフィン化合物をイ
    リジウム1グラム原子当たり200モルまでの量にて反
    応組成物中に存在させて、生成する副生物プロピオン
    酸、その先駆体および誘導体の量を減少させることを特
    徴とする一座酸化ホスフィン化合物の使用。
  8. 【請求項8】 一座酸化ホスフィン化合物をイリジウム
    1グラム当たり0.5モルより多い量にて反応組成物中
    に存在させる請求項7に記載の使用。
  9. 【請求項9】 一座酸化ホスフィン化合物が式: 【化2】 [式中、R、R、Rは独立して未置換もしくは置
    換C〜C10アルキル基または未置換もしくは置換C
    〜C15アリール基である]により示される請求項7
    または8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 反応組成物がルテニウム、オスミウ
    ム、レニウム、カドミウム、水銀、亜鉛、ガリウム、イ
    ンジウムおよびタングステンよりなる群から選択される
    少なくとも1種の促進剤をさらに含む請求項7〜9のい
    ずれか一項に記載の使用。
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