JP2001179628A - ラップ液供給装置及びラップ液供給方法 - Google Patents

ラップ液供給装置及びラップ液供給方法

Info

Publication number
JP2001179628A
JP2001179628A JP37301799A JP37301799A JP2001179628A JP 2001179628 A JP2001179628 A JP 2001179628A JP 37301799 A JP37301799 A JP 37301799A JP 37301799 A JP37301799 A JP 37301799A JP 2001179628 A JP2001179628 A JP 2001179628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lap
lapping
lapping liquid
passage
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37301799A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Okajima
進 岡島
Hiroaki Saito
博昭 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP37301799A priority Critical patent/JP2001179628A/ja
Publication of JP2001179628A publication Critical patent/JP2001179628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量のラップ液を消費することなく、低コス
トで、常に一定の処理能力が維持されたラップ液をラッ
プ装置に供給することのできるラップ液供給装置を提供
する。 【解決手段】 ラップ装置1にラップ液を循環供給する
ラップ液供給装置3において、貯留槽5の底部5aをテ
ーパー状に形成し、底部5aの下端にラップ液をラップ
装置1に導くラップ液供給通路6を連通する。ラップ液
をラップ装置1から貯留槽5に導くラップ液リターン通
路7を構成するスラッジ捕捉通路7bの下流端を貯留槽
5の中心から一側寄りに偏倚させて貯留槽5内に臨ませ
る。スラッジ捕捉通路7bの底部に磁性体を吸着するた
めの磁石9を埋設する。スラッジ捕捉通路7bに捕捉さ
れたスラッジを適宜掻き出し除去可能なするへら部材1
3と、新たなラップ液を貯留槽5に適宜補充可能な補充
容器12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯留槽に貯留され
たラップ液をラップ装置に循環供給するラップ液供給装
置及びラップ液供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハイポイドギヤ等のワークに
は、その仕上げ工程において、ラップ装置によるラップ
処理が施される。ところで、このようなラップ装置に
は、油等にラップ剤(砥粒)が含有されてなるラップ液
が、ラップ液供給装置によって供給される。
【0003】ラップ液供給装置としては、例えば図7に
示すものが従来より多く採用されている。すなわち、ラ
ップ液供給装置100は、ラップ液を貯留する貯留槽1
01と、この貯留槽101に貯留されたラップ液をラッ
プ装置105に導くラップ液供給通路102と、このラ
ップ液供給通路102の中途に設けられラップ液をラッ
プ装置105に圧送するポンプ103と、ラップ装置1
05で使用されたラップ液を貯留槽101に導くラップ
液リターン通路104と、を備えて構成されている。
【0004】このようなラップ液供給装置100は、複
数のワーク106がラップ装置105によって順次ラッ
プ処理される間、貯留槽101に貯留されたラップ液を
ラップ装置105に循環供給する。そして、所定個数の
ワーク106に対するラップ処理に用いられた後のラッ
プ液は、回収され廃棄処分される。
【0005】ここで、一般にラップ液中の砥粒の沈殿を
防ぐため、上記ラップ液供給装置100では、上記貯留
槽101の底面101aを傾斜させ、この傾斜の下流側
にラップ液供給通路102の上流側を連通することによ
って、ラップ液中の砥粒が貯留槽101に残留すること
を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように所定個数のワークに対するラップ処理を行う毎
に、全てのラップ液を廃棄処分して新たなラップ液と交
換することは、大量のラップ液を必要とし、同時に大量
のラップ液を廃棄処分する必要があるため、ラップ処理
における経済性を悪化させる一因となる。
【0007】また、上述のように貯留槽の底面を傾斜さ
せ、この傾斜の下流側にラップ液供給通路を連通しただ
けの構成では、貯留槽内での沈殿砥粒の残留を確実に防
止することは困難であり、ラップ装置に対するラップ液
の循環供給が繰り返される間に貯留槽内に多量の砥粒が
残留して、ラップ装置に供給されるラップ液中の砥粒の
割合が低下する虞がある。これに対処し、モータ等を備
えたラップ液の撹拌手段を貯留槽に設けて貯留槽内での
砥粒の残留を防止することが考えられるが、このような
撹拌手段を増設することは構造を複雑化し、ラップ液供
給装置のコストを高騰させる要因となる。
【0008】また、上述のようにラップ液を繰り返し循
環供給して複数のワークにラップ処理を行うと、ラップ
液中に微細な砥粒が発生し、この発生した微細砥粒はラ
ップ処理の妨げとなるため、ラップ液の処理性能が徐々
に低下する。これに対処し、ラップ液の交換サイクルを
短くするとラップ液を多量に消費することとなり、ラッ
プ処理コストを高騰させる要因となる。
【0009】また、上述のラップ液供給装置は、ラップ
処理によって発生した鉄粉等を除去するための対策が施
されておらず、これらの鉄粉や微細砥粒がラップ液中に
混入されたままの状態でラップ処理を行うと、その処理
能力が著しく低下する虞がある。
【0010】このように、上述のような従来のラップ液
供給装置およびラップ液供給方法では、ラップ装置に供
給するラップ液を低コストで常に適切な状態にコントロ
ールすることが困難であった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、大量のラップ液を消費することなく、低コストで、
常に一定の処理能力が維持されたラップ液をラップ装置
に供給することのできるラップ液供給装置及びラップ液
供給方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明によるラップ液供給装置
は、ラップ液を貯留する貯留槽と、上記貯留槽に貯留さ
れたラップ液をラップ装置に導くラップ液供給通路と、
上記ラップ装置で使用されたラップ液を上記貯留槽に導
くラップ液リターン通路と、を備え、ラップ液を上記ラ
ップ装置に循環供給するラップ液供給装置において、上
記貯留槽の底部をテーパー状に形成し、この底部の下端
に上記ラップ液供給通路を連通したことを特徴とする。
【0013】すなわち、上記貯留槽に貯留されたラップ
液を、テーパー状に形成された上記底部に沿って該底部
の下端から上記ラップ液供給通路に吐出することによっ
て、たとえラップ液中の砥粒が沈殿した場合において
も、この沈殿砥粒が上記貯留槽内に残留することを防止
する。
【0014】また、請求項2に記載の本発明によるラッ
プ液供給装置は、請求項1に記載のラップ液供給装置に
おいて、上記ラップ液リターン通路は、ラップ液中の磁
性体を吸着して捕捉可能なスラッジ捕捉通路を備えたこ
とを特徴とする。
【0015】すなわち、上記スラッジ捕捉通路によっ
て、上記ラップ装置から排出される磁性体をスラッジと
して吸着し捕捉する。このとき、微細化された砥粒も磁
性体とともにスラッジとして捕捉される。
【0016】また、請求項3に記載の本発明によるラッ
プ液供給装置は、ラップ液を貯留する貯留槽と、上記貯
留槽に貯留されたラップ液をラップ装置に導くラップ液
供給通路と、上記ラップ装置で使用されたラップ液を上
記貯留槽に導くラップ液リターン通路と、を備え、ラッ
プ液を上記ラップ装置に循環供給するラップ液供給装置
において、上記ラップ液リターン通路は、ラップ液中の
磁性体を吸着して捕捉可能なスラッジ捕捉通路を備えた
ことを特徴とする。
【0017】すなわち、上記スラッジ捕捉通路によっ
て、上記ラップ装置から排出される磁性体をスラッジと
して吸着し捕捉する。このとき、微細化された砥粒も磁
性体とともにスラッジとして捕捉される。
【0018】また、請求項4に記載の本発明によるラッ
プ液供給装置は、請求項2または請求項3に記載のラッ
プ液供給装置において、上記スラッジ捕捉通路は、底部
に、ラップ液中の磁性体を吸着可能な磁石を備えたこと
を特徴とする。
【0019】また、請求項5に記載の本発明によるラッ
プ液供給装置は、請求項2または請求項3に記載のラッ
プ液供給装置において、上記スラッジ捕捉通路は、ラッ
プ液を流通可能な通路本体と、ラップ液中の磁性体を吸
着可能な磁石が設けられた台部と、を備え、上記通路本
体を、上記台部の上部に接離自在に配設したことを特徴
とする。
【0020】すなわち、上記スラッジ捕捉通路は、上記
通路本体が上記台部に当接さされた際に、上記台部に設
けられた磁石によってラップ液中の磁性体を捕捉する。
一方、上記スラッジ捕捉通路は、上記通路本体が上記台
部から離間された際に、上記通路本体に捕捉されたスラ
ッジを磁場から解放する。
【0021】また、請求項6に記載の本発明によるラッ
プ液供給装置は、請求項2乃至請求項5の何れかに記載
のラップ液供給装置において、上記スラッジ捕捉通路
は、該スラッジ捕捉通路の傾斜角度を調整可能な角度調
整手段を備えたことを特徴とする。
【0022】すなわち角度調整手段によってスラッジ捕
捉通路の傾斜角度を変更することにより、該スラッジ捕
捉通路を流れるラップ液の流速を変化させ、磁性体とと
もにスラッジとして捕捉される微細砥粒の最大粒径を変
化させる。
【0023】また、請求項7に記載の本発明によるラッ
プ液供給装置は、請求項2乃至請求項6の何れかに記載
のラップ液供給装置において、上記スラッジ捕捉通路に
捕捉された磁性体及び微細砥粒を適宜除去可能なスラッ
ジ除去手段を備えたことを特徴とする。
【0024】すなわち、上記スラッジ除去手段によっ
て、上記スラッジ捕捉通路に捕捉された磁性体及び微細
砥粒を適宜除去する。
【0025】また、請求項8に記載の本発明によるラッ
プ液供給装置は、請求項1乃至請求項7の何れかに記載
のラップ液供給装置において、上記貯留槽に対して新た
なラップ液を適宜補充可能な補充手段を備えたことを特
徴とする。
【0026】すなわち、上記補充手段によって、上記貯
留槽に対して新たなラップ液を適宜補充する。
【0027】また、請求項9に記載の本発明によるラッ
プ液供給装置は、請求項1乃至請求項8の何れかに記載
のラップ液供給装置において、上記ラップ液リターン通
路の下流端を上記貯留槽の上部であって上記貯留槽の一
側寄りに偏倚して臨ませたことを特徴とする。
【0028】すなわち、上記ラップ液リターン通路から
上記貯留槽に戻されるラップ液によって、貯留槽内に貯
留されているラップ液に渦流を発生させ、ラップ液を撹
拌する。
【0029】また、請求項10に記載の本発明によるラ
ップ液供給装置は、請求項1乃至請求項9の何れかに記
載のラップ液供給装置において、上記ラップ液リターン
通路から上記貯留槽に戻されるラップ液を上記貯留槽の
一側寄りに導くガイド手段を、上記ラップ液リターン通
路或いは上記貯留槽のうちの少なくとも何れか一方に設
けたことを特徴とする。
【0030】すなわち、上記ラップ液リターン通路から
上記貯留槽に戻されるラップ液によって、貯留槽内に貯
留されているラップ液に渦流を発生させ、ラップ液を撹
拌する。
【0031】また、請求項11に記載の本発明によるラ
ップ液供給方法は、貯留槽に貯留されたラップ液を上記
貯留槽のテーパー状の底部に沿って該底部の下端からラ
ップ液供給通路に吐出するラップ液吐出手順と、上記ラ
ップ液供給通路に吐出されたラップ液をラップ装置に導
くラップ液供給手順と、上記ラップ装置で使用されたラ
ップ液を上記貯留槽の一側寄りに偏倚させて上記貯留槽
内に導くラップ液リターン手順と、上記ラップ液リター
ン手順の中途で上記ラップ液中に含まれる磁性体を微細
砥粒とともに吸着して捕捉するスラッジ捕捉手順と、を
備え、ラップ液を上記ラップ装置に循環供給することを
特徴とする。
【0032】また、請求項12に記載の本発明によるラ
ップ液供給方法は、請求項11に記載のラップ液供給方
法において、上記スラッジ捕捉手順で捕捉された磁性体
及び微細砥粒を適宜除去するスラッジ除去手順を備えた
ことを特徴とする。
【0033】また、請求項13に記載の本発明によるラ
ップ液供給方法は、請求項11または請求項12に記載
のラップ液供給方法において、上記貯留槽に対して新た
なラップ液を適宜補充する補充手順を備えたことを特徴
とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図4は本発明の第1の実
施の形態に係わり、図1はラップ装置及びラップ液供給
装置の概略を示す要部断面側面図、図2は図1の要部断
面上面図、図3はラップ処理時間と砥粒の粒径との関係
を示す図表、図4は貯留槽及びリターン通路の要部を示
す上面図、である。
【0035】図1,2において符号1は、例えばハイポ
イドギヤ2をワークとしてラップ処理するラップ装置を
示す。このラップ装置1は、ハイポイドギヤ2のドライ
ブギヤ2aとドリブンギヤ2bとを互いに噛合させた状
態で装着可能なラップ室1aと、これらドライブギヤ2
a及びドリブンギヤ2bを回動させるギヤ駆動部(図示
せず)とを備えて構成されている。そして、ラップ装置
1は、ラップ液供給装置3(後述する)から供給される
ラップ液を滴下しながら、ギヤ駆動部によってドライブ
ギヤ2a及びドリブンギヤ2bを回動させることによっ
て、ハイポイドギヤ2のラップ処理を行う。ここで、上
記ラップ液としては、油等に所定の割合でラップ剤(砥
粒)が含有されたものが用いられる。
【0036】上記ラップ液供給装置3は、ラップ液を貯
留する貯留槽5と、貯留槽5に貯留されたラップ液をラ
ップ装置1に導くラップ液供給通路6と、ラップ装置1
で使用されたラップ液を貯留槽5に導くラップ液リター
ン通路7と、を備えて構成されている。
【0037】貯留槽5は、所定量のラップ液(例えば8
lのラップ液)を貯留可能に形成され、その上面が開口
されているとともに、底部5aがテーパー状に形成され
ている。
【0038】この貯留槽5には、テーパー状に形成され
た底部5aの下端に、ラップ液供給通路6が連通されて
いる。このラップ液供給通路6の下流側は、ラップ室1
aの内部に配管され、その下流端がハイポイドギヤ2の
上方に臨まされている。また、ラップ液供給通路6の中
途には、ラップ液をラップ装置1側に圧送するためのポ
ンプ8が設けられている。
【0039】一方、ラップ液リターン通路7は、ドレー
ン通路7aと、スラッジ捕捉通路7bと、を備えて構成
されている。ドレーン通路7aの上流端は、ラップ室1
aの底面でラップ室1a内部に連通されている。また、
ドレーン通路7aの下流端はスラッジ捕捉通路7bの上
流側上方に臨まされている。
【0040】スラッジ捕捉通路7bは樋状に形成され、
その底部には、ラップ装置1から排出される鉄粉等の磁
性体を吸着するための磁石9が複数埋設されている。ま
た、スラッジ捕捉通路7bの下流端は、貯留槽5の上部
であって該貯留槽5の中心から一側寄りに偏倚した位置
に臨まされている(図2参照)。
【0041】ここで、スラッジ捕捉通路7bの下部に
は、該スラッジ捕捉通路7bの傾斜角度を調整可能な角
度調整手段としての角度調整機構部10が設けられてい
る。この角度調整機構部10は、スラッジ捕捉通路7b
の下流側を軸支する支持部10aと、スラッジ捕捉通路
7bの上流側の高さ調整を行う高さ調整部10bとを備
えて構成されている。
【0042】上記支持部10aは、スラッジ捕捉通路7
bの下流側を例えば貯留タンク5の上部に軸支するもの
で、この支持部10aによって、スラッジ捕捉通路7b
は揺動自在に支持されている。
【0043】また、上記高さ調整部10bは、スラッジ
捕捉通路7bの底部に揺動自在に軸支された第1の雄ね
じ部材10cと、この第1の雄ねじ部材10cの下方で
台座11に揺動自在に軸支され、第1の雄ねじ部材10
cとは逆方向のねじ山が形成された第2の雄ねじ部材1
0dと、これら第1,第2の雄ねじ部材10c,10d
を連結する連結部材10eと、を備えて構成されてい
る。
【0044】上記連結部材10eは、互いに所定間隔離
間して連結された一対のナットを備え、各ナットには雄
ねじ部材10c,10dがそれぞれ螺合されている。
【0045】そして、作業者が連結部材10eを回動さ
せることにより、スラッジ捕捉通路7b上流側の高さ調
整が行われ、これにより、支持部10aを支点としたス
ラッジ捕捉通路7bの傾斜角度が調整されるようになっ
ている。
【0046】ここで、図中符号12は、新しいラップ液
を貯留槽5に補充するための補充手段としての補充容器
であり、符号13は、スラッジ捕捉通路7bに捕捉され
たスラッジ(磁性体や微細砥粒等)を掻き出し除去する
ためのスラッジ除去手段としてのへら部材である。
【0047】次に、上記構成によるラップ液供給装置3
の作用について説明する。ポンプ8がONされると、貯
留槽5に貯留されたラップ液は、ラップ液供給通路6を
介してラップ室1a内部に導かれ、ハイポイドギヤ2に
供給される。
【0048】このとき、テーパー状に形成された貯留槽
5の底部5a下端からラップ液をラップ液供給通路6に
吐出することにより、たとえ貯留槽5内でラップ液中の
砥粒が沈殿した場合にも、この沈殿砥粒は貯留槽5内に
残留されることなくラップ液とともにラップ液供給通路
6に吐出される。
【0049】一方、ハイポイドギヤ2に供給され、ハイ
ポイドギヤ2のラップ処理を行った後のラップ液は、ド
レーン通路7aを介してラップ室1aの底部から排出さ
れる。そして、このラップ液は、スラッジ捕捉通路7b
を介して貯留槽5に戻される。
【0050】このとき、ラップ処理によって発生しラッ
プ液とともに排出された鉄粉等の磁性体は、スラッジ捕
捉通路7bを通過する際に、磁石9により吸着され、ス
ラッジ捕捉通路7bに捕捉される。同時に、ラップ処理
によって摩滅される等して微細化された砥粒は、磁性体
に付着した油分の表面張力等によって磁性体とともにス
ラッジ捕捉通路7bに残留する(捕捉される)。
【0051】ここで、磁性体とともにスラッジ捕捉通路
7bで捕捉される砥粒の最大粒径は、角度調整機構部1
0によって可変設定されるものである。すなわち、角度
調整機構部10によって設定されるスラッジ捕捉通路7
bの傾斜角度が小さくなるにしたがって、スラッジ捕捉
通路7bを流れるラップ液の流速が弱まり、スラッジ捕
捉通路7bで捕捉される微細砥粒の最大粒径は大きくな
る。
【0052】スラッジ捕捉通路7bを通過したラップ液
は、貯留槽5内に流れ込む。このとき、スラッジ捕捉通
路7bの下流端が貯留槽5の中心に対して一側寄りに偏
倚されているため、貯留槽5に流れ込むラップ液は、そ
の流速によって貯留槽5内のラップ液に渦流を発生させ
る。そして、この渦流によって貯留槽5内のラップ液は
撹拌され、この撹拌により、ラップ液中に含まれる砥粒
の沈殿が抑制される。
【0053】ところで、このようなラップ液の循環供給
によって、ラップ装置1が所定個数のハイポイドギヤ2
をラップ処理したとき(ラップ処理を所定時間行ったと
き)、作業者は、補充容器12にストックされた新しい
ラップ液を貯留槽5に補充する。また、作業者は、スラ
ッジ捕捉通路7bで捕捉された磁性体や微細砥粒等のス
ラッジを、へら部材13によって、適宜掻き出し除去す
る。なお、上記ラップ液の補充作業は、例えばラップ装
置1がハイポイドギヤ2のラップ処理を50セット行う
毎に行われるもので、このとき補充されるラップ液の量
は、例えば600ccである。
【0054】このような実施の形態によれば、貯留槽5
の底部5aをテーパー状に形成し、この底部5aの下端
からラップ液供給通路6にラップ液を吐出することによ
り、たとえ貯留槽5内に砥粒が沈殿された場合において
も、この沈殿砥粒をラップ液とともに吐出することがで
きる。従って、簡単な構成で、砥粒が貯留槽5内に残留
することを防止でき、貯留槽5内に砥粒が残留すること
に起因するラップ液中の砥粒の割合の変化を防止するこ
とができる。
【0055】また、スラッジ捕捉通路7b(ラップ液リ
ターン通路7)の下流端を貯留槽5の中心から一側寄り
に偏倚させることにより、簡単な構成で貯留槽5内に渦
流を発生させてラップ液を撹拌することができる。従っ
て、貯留槽5内で多量の砥粒が沈殿することを防止する
ことができ、貯留槽5内での砥粒の残留防止をより効果
的に行うことができる。
【0056】また、ラップ処理によって発生した鉄粉等
の磁性体や微細化された砥粒を、スラッジ捕捉通路7b
に埋設された磁石9によって捕捉することにより、ラッ
プ液中に磁性体や微細砥流が混入されることに起因する
ラップ液の処理能力の低下を防止することができる。具
体的には、鉄粉や微細砥粒によってラップ液の粘度が上
昇することに起因するラップ液の処理能力低下や、鉄粉
等の磁性体がラップ液中で腐敗することに起因するラッ
プ液の処理能力低下等を防止できる。
【0057】このとき、角度調整機構部10によってス
ラッジ捕捉通路7bの傾斜角度を可変設定し、磁性体と
ともにスラッジ捕捉通路7bに残留する砥粒の最大粒径
を設定することにより、ラップ装置1に供給するラップ
液中の砥粒の最小粒径を任意に設定することができる。
【0058】そして、上記各効果に加え、スラッジとし
て除去されたりハイポイドギヤ2に付着する等して目減
りした分のラップ液を所定処理時間毎に新たに補充する
ことにより、ラップ液を常に一定レベルの適切な状態に
維持することができる。
【0059】すなわち、従来のように、単に所定処理時
間毎にラップ液を全て交換しながらラップ装置へのラッ
プ液供給を行った場合には、ラップ液の使用回数が増加
するにつれて、ラップ液中に混入される鉄粉等の影響に
よりラップ液の処理能力が低下するのみならず、ラップ
液交換前とその後とではラップ液中の砥粒の平均粒径が
大きく変動する(図3中一点鎖線)。これに対し、本実
施の形態によるラップ液供給装置3では、貯留槽5内で
の砥粒の残留を確実に防止するとともにラップ液中の鉄
粉や微細砥粒等を除去することができるので、貯留槽5
内のラップ液を全て交換することなく必要最小限の新た
なラップ液の補充を適宜行うだけで、ラップ液中の砥粒
を常に略一定の平均粒径に維持することができる(図3
中実線)。
【0060】従って、複数のワークをラップ処理するた
めに必要なラップ液の総量を大幅に低減することができ
るとともに、廃棄されるラップ液の総量をも大幅に低減
することができ、ラップ処理における経済性を良好なも
のとすることができる。
【0061】また、ラップ液の処理能力を常に略一定の
レベルで維持することができるので、作業者はラップ液
の状態を予測しながらラップ処理時間等を操作する必要
がなく、ワークの加工品質を高いレベルで一定に維持す
ることができる。
【0062】また、ラップ液中から鉄粉や微細砥粒等を
除去することができるため、ラップ処理後のワーク洗浄
を容易なものとすることができる。
【0063】また、ラップ装置1に供給するラップ液中
の砥粒の最小粒径を任意に設定することができるので、
ラップ時の作業性を向上することができる。
【0064】ここで、ラップ液供給装置3は、上述の構
成に加え、図4に示すように、スラッジ捕捉通路7bの
下流側/貯留槽5内部に、貯留槽5に戻されるラップ液
を貯留槽5の一側寄りに導くガイド手段としてのガイド
板15/ガイド板16を設けてもよく、このガイド板1
5/ガイド板16を設けることにより、貯留槽5内での
ラップ液の撹拌をより効果的に行うことができる。
【0065】次に、図5は本発明の第2の実施の形態に
係わり、図5は貯留槽及びリターン通路の要部を示す側
面図である。なお、本実施の形態では、スラッジ捕捉通
路の構成が上述の第1の実施の形態と異なる。その他、
同様な構成については同符号を付して説明を省略する。
【0066】図5に示すように、スラッジ捕捉通路20
は、非磁性材(例えばステンレス材)からなりラップ液
を流通可能な通路本体20aと、この通路本体20aを
支持する台部20bと、を備えて構成されている。
【0067】上記通路本体20aは、樋状に形成され、
その下流端が支持部21を介して台部20bに揺動自在
に軸支されている。また、上記通路本体20aの上流側
には、台座11に支持されたエアシリンダ22の可動端
が連結されている。
【0068】上記台部20bは、通路本体20aの底部
と接離自在な面を有する板状部材であって、その下流側
が支持部10aによって貯留槽5に揺動自在に軸支され
ている。また、台部20bの上流側は、高さ調整部10
bによって台座11に支持されている。また、台部20
bには、鉄粉等の磁性体を吸着するための磁石9が複数
埋設されている。
【0069】そして、通路本体20aの底部は、エアシ
リンダ22の伸縮によって、台部20bに対して接離自
在となっている。すなわち、エアシリンダ22が伸長さ
れたとき、通路本体20aの底部は台部20bから離間
され(図5中一点鎖線参照)、エアシリンダ22が収縮
されたとき、通路本体20aの底部は台部20bに当接
される(図5中実線参照)。
【0070】次に、このスラッジ捕捉通路20の作用に
ついて説明すると、ラップ液供給装置3がラップ装置1
にラップ液を循環供給するとき、通路本体20aを台部
20bに当接させることにより、スラッジ捕捉通路20
は、通路本体20aを流れるラップ液中のスラッジを吸
着して捕捉する。
【0071】一方、通路本体20aに捕捉されたスラッ
ジを除去する際には、エアシリンダ22を伸長させるこ
とによって、通路本体20aの上流側をリフトアップ
し、台部20bから離間させる。これにより、通路本体
20aに捕捉されたスラッジは、台座11に埋設された
磁石9の磁場から解放される。
【0072】そして、磁場から解放されたスラッジは、
通路本体20aの傾斜に沿って通路本体20aの下流側
に滑り落ちる。このとき、作業者は、図示しないスラッ
ジ受け等を通路本体20aの下流側に設置することによ
り、スラッジの回収を行う。
【0073】このような実施の形態によれば、上述の第
1の実施の形態で得られる効果に加え、スラッジ捕捉通
路20からスラッジを除去する際の作業性を向上するこ
とができるという効果を得ることができる。すなわち、
スラッジ捕捉通路20からスラッジを除去する際には、
スラッジを磁場から解放することができるので、その作
業性が良好なものとなる。
【0074】次に、図6は本発明の第3の実施の形態に
係わり、図6は貯留槽及びリターン通路の要部を示す側
面図である。なお、本実施の形態では、スラッジ捕捉通
路の構成が上述の第1の実施の形態と異なる。その他、
同様な構成については同符号を付して説明を省略する。
【0075】図6に示すように、スラッジ捕捉通路25
は、非磁性材(例えばステンレス材)からなりラップ液
を流通可能な通路本体25aと、この通路本体25aを
支持する台部25bと、を備えて構成されている。
【0076】上記通路本体25aは樋状に形成され、こ
の通路本体25aの上流端には、円弧状のスラッジ受溝
25cが設けられている。ここで、スラッジ受溝25c
は、通路本体25aの一側側に延設され、この延設され
たスラッジ受溝25cの下方には図示しないスラッジ受
けが配設されている。
【0077】上記通路本体25aの上流端は、支持部2
6を介して台部25bに揺動自在に軸支されている。ま
た、通路本体20aの下流側には、台座11に支持され
たエアシリンダ22の可動端が連結されている。
【0078】上記台部25bは、通路本体25aの底部
と接離自在な面を有する板状部材であって、その下流側
が支持部10aによって貯留槽5に揺動自在に軸支され
ている。また、台部25bの上流側は、高さ調整部10
bによって台座11に支持されている。また、台部25
bには、鉄粉等の磁性体を吸着するための磁石9が複数
埋設されている。
【0079】そして、通路本体25aの底部は、エアシ
リンダ22の伸縮によって、台部25bに対して接離自
在となっている。すなわち、エアシリンダ22が伸長さ
れたとき、通路本体25aの底部は台部25bから離間
され(図6中一点鎖線参照)、エアシリンダ22が収縮
されたとき、通路本体25aの底部は台部25bに当接
される(図6中実線参照)。
【0080】次に、このスラッジ捕捉通路25の作用に
ついて説明すると、ラップ液供給装置3がラップ装置1
にラップ液を循環供給するとき、通路本体25aを台部
25bに当接させることにより、スラッジ捕捉通路25
は、通路本体25aを流れるラップ液中のスラッジを吸
着して捕捉する。
【0081】一方、通路本体25aに捕捉されたスラッ
ジを除去する際には、エアシリンダ22を伸長させるこ
とによって、通路本体25aの下流側をリフトアップ
し、台部25bから離間させる。これにより、通路本体
25aに捕捉されたスラッジは、台座11に埋設された
磁石9の磁場から解放される。
【0082】磁場から解放されたスラッジは、通路本体
25aの傾斜に沿ってスラッジ受溝25cに滑り落ち
る。そして、作業者は、スラッジ受溝25cに集められ
たスラッジをへら部材等によって掻き出し、スラッジ受
けに導くことにより、スラッジの回収を行う。
【0083】このような実施の形態によれば、上述の第
2の実施の形態で得られる効果に加え、スラッジを通路
本体25aの上流側(スラッジ受溝25c側)に収集す
ることができるので、磁場から解放されたスラッジが貯
留槽5に落下することを防止できるという効果を得るこ
とができる。
【0084】なお、上述した各実施の形態においては、
ハイポイドギヤ2をワークとしてラップ処理するラップ
装置1にラップ液供給装置3を接続した一例について説
明したが、本発明にはこれに限られるものではない。
【0085】また、貯留槽5に貯留されるラップ液の
量、ラップ液を補充する量、および、ラップ液の補充サ
イクル等については、上述のものに限られるものではな
く、本ラップ液供給装置が接続されるラップ装置やラッ
プ処理条件などに応じて適宜設定可能なものである。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、大
量のラップ液を消費することなく、低コストで、常に一
定の処理能力が維持されたラップ液をラップ装置に供給
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態に係
わり、図1はラップ装置及びラップ液供給装置の概略を
示す要部断面側面図
【図2】図1の要部断面上面図
【図3】ラップ処理時間と砥粒の粒径との関係を示す図
【図4】貯留槽及びリターン通路の要部を示す上面図
【図5】図5は本発明の第2の実施の形態に係わり、貯
留槽及びリターン通路の要部を示す側面図
【図6】図6は本発明の第3の実施の形態に係わり、貯
留槽及びリターン通路の要部を示す側面図
【図7】従来のラップ装置及びラップ液供給装置の概略
を示す側面図
【符号の説明】
1 … ラップ装置 2 … ハイポイドギヤ(ワーク) 3 … ラップ液供給装置 5 … 貯留槽 5a… 底部 6 … ラップ液供給通路 7 … ラップ液リターン通路 7a … ドレーン通路 7b … スラッジ捕捉通路 9 … 磁石 10 … 角度調整機構部(角度調整手段) 12 … 補充容器(補充手段) 13 … へら部材 15 … ガイド板(ガイド手段) 16 … ガイド板(ガイド手段) 20 … スラッジ捕捉通路 20a … 通路本体 20b … 台部 25 … スラッジ捕捉通路 25a … 通路本体 25b … 台部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラップ液を貯留する貯留槽と、上記貯留
    槽に貯留されたラップ液をラップ装置に導くラップ液供
    給通路と、上記ラップ装置で使用されたラップ液を上記
    貯留槽に導くラップ液リターン通路と、を備え、ラップ
    液を上記ラップ装置に循環供給するラップ液供給装置に
    おいて、 上記貯留槽の底部をテーパー状に形成し、この底部の下
    端に上記ラップ液供給通路を連通したことを特徴とする
    ラップ液供給装置。
  2. 【請求項2】 上記ラップ液リターン通路は、ラップ液
    中の磁性体を吸着して捕捉可能なスラッジ捕捉通路を備
    えたことを特徴とする請求項2に記載のラップ液供給装
    置。
  3. 【請求項3】 ラップ液を貯留する貯留槽と、上記貯留
    槽に貯留されたラップ液をラップ装置に導くラップ液供
    給通路と、上記ラップ装置で使用されたラップ液を上記
    貯留槽に導くラップ液リターン通路と、を備え、ラップ
    液を上記ラップ装置に循環供給するラップ液供給装置に
    おいて、 上記ラップ液リターン通路は、ラップ液中の磁性体を吸
    着して捕捉可能なスラッジ捕捉通路を備えたことを特徴
    とするラップ液供給装置。
  4. 【請求項4】 上記スラッジ捕捉通路は、底部に、ラッ
    プ液中の磁性体を吸着可能な磁石を備えたことを特徴と
    する請求項2または請求項3に記載のラップ液供給装
    置。
  5. 【請求項5】 上記スラッジ捕捉通路は、ラップ液を流
    通可能な通路本体と、ラップ液中の磁性体を吸着可能な
    磁石が設けられた台部と、を備え、 上記通路本体を、上記台部の上部に接離自在に配設した
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のラッ
    プ液供給装置。
  6. 【請求項6】 上記スラッジ捕捉通路は、該スラッジ捕
    捉通路の傾斜角度を調整可能な角度調整手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れかに記載の
    ラップ液供給装置。
  7. 【請求項7】 上記スラッジ捕捉通路に捕捉された磁性
    体及び微細砥粒を適宜除去可能なスラッジ除去手段を備
    えたことを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れかに
    記載のラップ液供給装置。
  8. 【請求項8】 上記貯留槽に対して新たなラップ液を適
    宜補充可能な補充手段を備えたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項7の何れかに記載のラップ液供給装置。
  9. 【請求項9】 上記ラップ液リターン通路の下流端を上
    記貯留槽の上部であって上記貯留槽の一側寄りに偏倚し
    て臨ませたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何
    れかに記載のラップ液供給装置。
  10. 【請求項10】 上記ラップ液リターン通路から上記貯
    留槽に戻されるラップ液を上記貯留槽の一側寄りに導く
    ガイド手段を、上記ラップ液リターン通路或いは上記貯
    留槽のうちの少なくとも何れか一方に設けたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載のラップ液
    供給装置。
  11. 【請求項11】 貯留槽に貯留されたラップ液を上記貯
    留槽のテーパー状の底部に沿って該底部の下端からラッ
    プ液供給通路に吐出するラップ液吐出手順と、上記ラッ
    プ液供給通路に吐出されたラップ液をラップ装置に導く
    ラップ液供給手順と、上記ラップ装置で使用されたラッ
    プ液を上記貯留槽の一側寄りに偏倚させて上記貯留槽内
    に導くラップ液リターン手順と、上記ラップ液リターン
    手順の中途で上記ラップ液中に含まれる磁性体を微細砥
    粒とともに吸着して捕捉するスラッジ捕捉手順と、を備
    え、ラップ液を上記ラップ装置に循環供給することを特
    徴とするラップ液供給方法。
  12. 【請求項12】 上記スラッジ捕捉手順で捕捉された磁
    性体及び微細砥粒を適宜除去するスラッジ除去手順を備
    えたことを特徴とする請求項11に記載のラップ液供給
    方法。
  13. 【請求項13】 上記貯留槽に対して新たなラップ液を
    適宜補充する補充手順を備えたことを特徴とする請求項
    11または請求項12に記載のラップ液供給方法。
JP37301799A 1999-12-28 1999-12-28 ラップ液供給装置及びラップ液供給方法 Pending JP2001179628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37301799A JP2001179628A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 ラップ液供給装置及びラップ液供給方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37301799A JP2001179628A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 ラップ液供給装置及びラップ液供給方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001179628A true JP2001179628A (ja) 2001-07-03

Family

ID=18501437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37301799A Pending JP2001179628A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 ラップ液供給装置及びラップ液供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001179628A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094336A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Fuji Machinery Co Ltd クーラント浄化装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094336A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Fuji Machinery Co Ltd クーラント浄化装置
JP4628619B2 (ja) * 2001-09-27 2011-02-09 富士機械株式会社 クーラント浄化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7867388B2 (en) Contaminated fluid recovery apparatus
US3341983A (en) Method and apparatus for continuously clarifying machine tool coolant and the like
JP4053690B2 (ja) 成膜装置
RU2667951C1 (ru) Подающее устройство и установка для переработки остатков цемента
US10589305B2 (en) Substrate treating apparatus, and method of controlling the substrate treating apparatus
KR100835330B1 (ko) 폴리싱 장치로 슬러리를 공급하는 방법
JPH09149711A (ja) ゲル被覆加工装置の種子供給用タンク
JP2001179628A (ja) ラップ液供給装置及びラップ液供給方法
CN110000689B (zh) 用于面朝上式的研磨装置的研磨头、具备该研磨头的研磨装置及使用该研磨装置的研磨方法
KR101760528B1 (ko) 처리액 공급 방법, 컴퓨터 기억 매체 및 처리액 공급 장치
DE102008044753A1 (de) Substratbearbeitungsvorrichtung und Verfahren
JP5443243B2 (ja) ワイヤソー
US6447381B1 (en) Polishing apparatus
JP2003292156A (ja) 粉体供給装置及び粉体供給方法
JP3828277B2 (ja) ワイヤソー及びその切粉除去機構
US11279000B2 (en) Polishing apparatus
JP6754486B1 (ja) 研削盤用研削液濾過装置
CN109013045A (zh) 垃圾除砂系统及除砂方法
CN218812634U (zh) 一种坯布面料浆纱处理装置
JP4358708B2 (ja) レンズ研磨方法及びレンズ研磨装置
JP2992879B2 (ja) 粉体塗料などの積層機
JPH05138066A (ja) 磁性体切粉を含んだ使用済切削油から磁性体切粉を分離する装置
JP3883605B2 (ja) パチンコ玉揚送装置
JP2004314221A (ja) バレル研磨装置
JPH08168960A (ja) 研削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060905