JP2001178689A - 胎児状況データを監視するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 胎児状況パラメータを遠隔で監視するシステ
ムを提供すること。 【解決手段】 状況パラメータを患者センサからサンプ
リングし、処理し、医療施設データ管理システムに記憶
する。ブラウザなどの汎用データ表示アプリケーション
をクライアント側で使用して、インターネットなどのネ
ットワークを介してデータにアクセスする。ユーザ閲覧
可能ページをフォーマットし、遠隔閲覧のために医療施
設から伝送されたデータを挿入するために、サポート・
ソフトウェアを呼び出す。この技法は、産科での応用な
ど、遠隔医療評価のために様々なサンプリング速度で様
々なパラメータを監視する場合に特に十分適している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、胎児状
況を遠隔で監視するためのシステムの分野に関する。よ
り詳細には、本発明は、サーバとブラウザまたは同様の
構成を使用することによるクライアント−サーバ環境で
の患者監視に基づいて、図形データ・チャートなどのデ
ータ表示にアクセスし、それを閲覧するための技法に関
する。

【０００２】

【従来の技術】特に胎児と母親などの患者と医療処置の
状況を監視するために様々な機器およびシステムが開発
されてきた。その最も単純な形の患者監視システムは、
患者の枕元に位置した感知し監視する装置で構成するこ
とができる。したがって、医師、看護婦、臨床医は、通
常はリアルタイムで患者の状態について不断の記録また
は定期的な記録を維持することができる。このタイプの
モニタとしては、心臓モニタ、呼吸モニタ、血圧モニ
タ、酸素吸収などに関する化学モニタなどを含む。具体
的な例では、このようなモニタは、患者の状態を決定
し、即時または中期の医療上の要求を予測する際に特に
重要である。たとえば、産科の分野では、一般に胎児の
心拍、収縮の強さと持続時間などの患者状態パラメータ
を監視して、胎児および母親のストレスのレベルを決定
する。このような決定に基づいて、投薬を管理または調
節することができ、場合によっては医師の介入を正当化
することができる。

【０００３】連続的または定期的な患者の監視は少なく
とも２通りの役割を果たす。まず第一に、このモニタ
は、患者の状態と医療上の注意の必要性を評価するため
に、医療提供者に対して極めて貴重なフィードバックを
提供する。そのうえ、履歴情報を維持するように装置が
設計されている場合、あとで検討し分析するために正確
な記録を作成することができる。現在、このような記録
は、電子データならびにストリップチャート記録や報告
書などのハード・コピーの両方の形を取ることができ
る。

【０００４】医療提供者が患者に接する方法の大幅な変
更が、患者の状況を監視し、その状況に関する情報を提
供する従来の方法に対して一連の課題を提起している。
たとえば、高度に専門化した医師は、様々な場所および
医療機関で多数の患者を担当することができる。このタ
イプの柔軟な組織は、患者、医療機関、医師の所在地と
はほぼ無関係に、高品質の医療を提供するのに極めて有
用なものになっている。患者の状態データを医師および
専門医に伝達するために様々なシステムが開発されてき
たが、依然としてさらに改良が必要である。

【０００５】専門科目の分野に応じて、医療提供者が患
者状況の情報を遠隔で入手できるようにする専用システ
ムが専門のソフトウェアとともに開発されている。ある
種のシステムでは、高度に専門化した監視通信装置およ
びソフトウェアに対してネットワークを介して医師がア
クセスすることができる。しかし、医師は、監視システ
ムのソフトウェアとのインタフェースをとるように特に
設計されたソフトウェアを実行する専門のワーク・ステ
ーションまたは少なくとも互換性のあるワーク・ステー
ションにアクセスしなければならない。このタイプの構
成では、医師が監視情報にアクセスできるようにするこ
とにより、ある程度の柔軟性が可能になるが、それにも
かかわらず、監視側と医師側またはアクセス側の両方で
使用するソフトウェアおよびプロトコルの専門性のため
に相当な制約が課せられる。監視またはアクセス・ソフ
トウェアの様々なバージョンの存在によって同様の制限
が課せられる場合もある。

【０００６】このタイプの制約が医療機関または遠隔担
当医師のいずれかに課せられた場合、遠隔監視構成の究
極の有用性は著しく脅かされる可能性がある。産科医が
患者の状況に関する最新情報の入手を妨げられるかまた
は保留される場合、たとえば、遠隔位置から処置を指図
する医師の能力はより困難かつ不確実なものになり、よ
り時宜を外したものになる。現在、このような欠点を回
避するために患者状況データを監視または配信するため
の汎用システムまたは一般に広くアクセス可能なシステ
ムは一切開発されていない。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】したがって、遠隔で患
者の状況を監視する改良された技法が必要である。現
在、専門ソフトウェア、更新済みおよび互換性のあるバ
ージョン、したがって、データを伝送し、変換し、表示
する際の遅延の必要性を回避する技法が特に必要であ
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、このような必
要性に応えるように設計された遠隔胎児監視のための技
法を提供する。このシステムは、汎用コンピュータまた
はラップトップ、ハンド・ヘルド、またはポータブル・
コンピュータを備えた医師による医療機関内の患者の遠
隔監視に特に十分適している。しかし、この技法は、救
急車など、監視機器が移動ワーク・ステーションに配置
されている状況などの緊急医療状況を含む様々な監視状
況に拡張可能である。この装置の特定の形では、胎児の
心拍および子宮の収縮を含む、産科の患者パラメータが
監視される。この技法は、電子記録とハードコピー記録
の両方を維持するとともにそのような履歴情報とリアル
タイム更新情報をインターネットなどのネットワークを
介してアクセス可能な任意の遠隔位置に伝送するために
理想的なものである。

【０００９】現在好ましい構成では、この技法はクライ
アント−サーバ環境で実施される。患者所在地にある監
視機器は、関心のある患者パラメータをコード化する。
この監視機器は、データを記憶し、要求あり次第、遠隔
位置に伝送するためのサーバを含むコンピュータ・シス
テムに結合される。クライアント側のワーク・ステーシ
ョンは、固定式である場合もあれば、移動式の場合もあ
り、汎用ブラウザまたは同様のネットワーク・インタフ
ェースを備えている。データは、ブラウザ上で閲覧可能
な表示ページに組み込まれる。このような表示ページ
は、たとえば、マークアップ言語を使用することにより
構成することができる。一般的な標準ユーザ・インタフ
ェースを使用することにより、専門科目および互換性の
観点からシステムに課せられた制約は解決されるか、最
小限になるか、または回避される。そのうえ、データ
は、単純かつ効率よく更新して、小さいパケット単位で
伝送し、使用可能な最も最新の患者データを提供するこ
とができる。監視またはデータ処理のハードウェアまた
はソフトウェアの大幅な変更は、クライアント側ソフト
ウェアを更新する必要なしに、サーバ側で実行すること
ができる。

【００１０】

【発明の実施の形態】次に添付図面に移行し、まず図１
を参照すると、胎児監視システム１０は、医療サービス
施設１２と遠隔監視ステーション１４を含むものとして
示されている。一般に、医療サービス施設１２として
は、病院、診療所など、１つまたは複数の機関所在地を
含むことができることに留意されたい。医療サービス施
設１２は、救急車、移動診療所などの様々な移動ステー
ションも含むことができる。同様に、遠隔監視ステーシ
ョン１４は、診療所のオフィスまたは住宅など、特定の
所在地に基礎を置くコンポーネントを含むことができ
る。しかし、ステーション１４も同様に、ポータブルま
たはラップトップ・コンピュータ・システムとして構成
され、後述するコンポーネントを含むものなど、移動式
にすることができる。

【００１１】医療サービス施設１２および遠隔監視ステ
ーション１４は、参照番号１６で全体が示されたネット
ワークを介してデータを交換するために互いにリンクさ
れるように設計されている。適当なネットワークであれ
ばどれでも使用可能であるが、現在好ましい構成では、
ネットワーク１６は、インターネットなどのオープン・
ネットワークを含む。その他の適当なネットワークとし
ては、仮想プライベート・ネットワーク、専用またはプ
ロプラエタリ・ネットワークなどを含むことができる。
施設と遠隔監視ステーションとの間のネットワーク・リ
ンクは永続的なものにすることができるが、現在好まし
い構成では、ネットワーク・リンクは、従来の電話回線
とプロトコルによるものなど、随意に確立される。

【００１２】医療サービス施設１２は、患者１８の生理
的状態を監視するための回路およびシステムを含む。図
示の実施形態では、監視回路は、子宮の収縮のタイミン
グと強さを識別するための基礎として、胎児の心拍速度
を含む産科データと、子宮の活動を示すデータを入手す
るように特に設計されている。図１の概略図では、セン
サ２０は、患者１８上に配置され、約１ｋＨｚの周波数
で胎児の心拍をサンプリングする。センサ２０は、筋肉
の収縮または収縮に対応する圧力を検出するための子宮
内カテーテルまたは外部センサも含むことができる。し
かし、一般にセンサ２０は、患者の状態を評価する際に
関心のあるパラメータに対応する信号をコード化するよ
うに適合された任意の適当な１つまたは複数のトランス
デューサを含むことができる。

【００１３】センサ２０からの信号はマイクロプロセッ
サベースの監視回路２２に伝達される。監視回路２２
は、信号フィルタリング、ノイズ低減などを含む様々な
信号処理機能を実行することができる。特に、高周波胎
児心拍速度感知の場合、監視回路２２は、サンプリング
したデータを分析して、あとで記憶および分析するため
に心拍のタイミングを決定することができる。ただし、
本技法で使用する様々なセンサは同じタイプである必要
はなく、同様のサンプリング周波数で動作する必要もな
いことに留意されたい。したがって、胎児心拍速度モニ
タは、子宮の活動を監視するように設計されたセンサよ
り高い周波数でサンプリングすることができる。いずれ
の場合も、監視回路２２は、センサおよび得られたデー
タの性質に応じてそれぞれ別々に感知信号を処理するこ
とができる。

【００１４】監視回路２２は、メモリおよびデータ記憶
回路２４と、中央制御システム２６に結合されている。
上記のように、メモリおよびデータ記憶回路２４と中央
制御システム２６とを含む施設１２のサブコンポーネン
トの一部は、監視回路２２に対してローカルでまたは多
様な位置で動作することができる。たとえば、大規模複
合医療施設では、監視回路２２は、施設内の中央または
専用のメモリおよびデータ記憶システムに結合すること
ができる。同様に、中央制御システム２６は、監視回路
２２に対してローカルに位置決めされる場合もあれば、
施設１２の情報システム全体を形成するように配置され
た多様なコンポーネントを含む場合もある。制御システ
ム２６は通常、たとえば、１つまたは複数のパーソナル
・コンピュータ、メインフレーム・コンピュータ、ワー
ク・ステーション、サーバ、コール・ルータなどを含む
ことができる。そのうえ、このような機器は、ここに記
載した諸機能ならびにその他のデータ管理操作を実行可
能な制御システム全体を形成するために、イントラネッ
トなどのネットワークを介してリンクすることができ
る。

【００１５】制御システム２６は、参照番号２８で全体
が表された通信回路に結合されている。通信回路２８は
通常、後述するようにネットワーク通信を受信し、その
通信を経路指定し、データを送受信する、ウェブ・サー
バや任意の専門ルータと、モデムと、サポート・ハード
ウェアと、ソフトウェアとを含むことになる。図１に示
す実施形態では、施設１２は、施設１２内のデータおよ
び内部ネットワークを望ましくない侵入から保護するた
めに、ファイアウォール３０などのセキュリティ機構を
さらに含む。それは任意の適当な設計および構成にする
ことができる。好ましい実施形態では、後述するように
患者およびその他の情報への制限付きアクセスを可能に
するために、制御システム２６によって所与の追加のス
クリーニング機能が実行される。

【００１６】遠隔監視ステーション１４は、ユーザ・コ
マンドを受け取り、医療サービス施設１２からの情報に
アクセスし、必要に応じて施設から伝送される所与のデ
ータを表示するように設計されている。特に、ステーシ
ョン１４は、パーソナル・コンピュータ、ラップトップ
またはその他の汎用コンピュータにすることができ、ネ
ットワーク１６を介して遠隔監視ステーションを医療サ
ービス施設に結合するために、参照番号３２で全体が示
された通信回路を含む。通信回路３２は、所望のネット
ワーク・サイトをアドレス指定し、このようなサイトと
の間でデータをやりとりする、標準のモデムおよびネッ
トワーク・ソフトウェアなど、任意の適当なハードウェ
アおよびソフトウェアを含むことができる。通信回路３
２は、任意の適当なプロセッサ、通常はマイクロプロセ
ッサベースの回路を含むことができる中央演算処理装置
３４に結合される。ＣＰＵ３４は、ここに記載した諸機
能ならびにコンピュータ・ワーク・ステーションおよび
ポータブル・コンピュータ上で実行されるような補助機
能を実行するために、ステーション１４の様々なコンポ
ーネントの動作を指揮する。所望であれば、当然のこと
ながら、ＣＰＵ３４は、アプリケーション固有のコンピ
ュータ・システム、パームタイプ・コンピュータなどに
設けられる機能のように、機能が制限される場合もあ
る。メモリ回路３６はＣＰＵ３４に結合され、揮発性と
不揮発性両方のメモリ回路、ハード・ディスク・ドライ
ブ、テープ・ドライブなどを含むことができる。メモリ
回路３６は、ＣＰＵ３４が必要とするアプリケーション
・ソフトウェアならびに構成パラメータ、ネットワーク
設定、ダウンロードしたデータを記憶するように機能す
る。

【００１７】遠隔監視ステーション１４によって専門ア
プリケーションを記憶し実行することができるが、好ま
しい実施形態の監視ステーションには、参照番号３８で
表された汎用ブラウザ・アプリケーションが設けられて
いる。このブラウザ・アプリケーションにより、監視ス
テーション１４のユーザは、医療サービス施設１２を含
む遠隔位置からデータを受信して閲覧することができ
る。ブラウザは、Ｎｅｔｓｃａｐｅ（登録商標） Ｎａ
ｖｉｇａｔｏｒという名称の下にＮｅｔｓｃａｐｅ Ｃ
ｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ
から、またはＩｎｔｅｒｎｅｔ Ｅｘｐｌｏｒｅｒとい
う名称の下にＭｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉ
ｏｎから入手可能なブラウザなど、任意の適当なタイプ
のものにすることができる。このようなデータ表示は、
様々なソフトウェア・アプリケーションおよび言語によ
り、特にＨＴＭＬ、ＸＭＬなどのマークアップ言語を介
して構成することができる。特定のアプレット４０も遠
隔監視ステーション１４に含まれ、以下に詳述するよう
にブラウザ・アプリケーション３８を介して実施される
表示およびデータ表示機能をサポートするために必要に
応じて呼び出される。特に、遠隔監視ステーション内で
ユーザ閲覧可能なページをフォーマットして表示するた
めに必要な特定のデータ表示構成を決めるために、Ｊａ
ｖａアプレットを用意し、呼び出すことができる。

【００１８】ステーション１４は、ユーザ構成設定およ
びコマンドを受信し、要求あり次第、データ表示を表示
するために一連の入力および出力装置をさらに含むこと
ができる。図示の実施形態では、たとえば、ステーショ
ン１４は、モニタ４２と、キーボード４４と、マウス４
６とを含む。当然のことながら、これらならびにその他
の入力および出力装置は、ユーザの必要に応じてシステ
ム内に含めることができる。その他のこのような装置と
しては、プリンタ、レコーダ、ユーザ閲覧可能なアラー
ムまたはモニタなどを含むことができる。

【００１９】医療サービス施設１２および遠隔監視ステ
ーション１４は、一定の範囲の適当なプロトコルの一部
により互いに通信することができる。たとえば、現在好
ましい構成では、インターネット・プロトコル（ＩＰ）
および伝送制御プロトコル（ＴＣＰ）によりデータが交
換される。遠隔で監視されたデータは、ステーション１
４によりユーザが閲覧するページ単位にフォーマットす
ることができる。ただし、ここで使用する「ページ」と
いう用語は、データ、メッセージ、レポートなどの図形
またはテキスト表現を提供する画面など、遠隔監視ステ
ーションのユーザによって閲覧可能なユーザ・インタフ
ェース・ディスプレイまたは同様の配置を含むことに留
意されたい。そのうえ、前述のように、このようなペー
ジは、Ｊａｖａ、Ｐｅｒｌ、Ｊａｖａスクリプト、その
他の適当な言語などのマークアップ言語またはプログラ
ミング言語によって形成することができる。医療サービ
ス施設と遠隔監視ステーションとの両方向データ交換
と、汎用データ表示アプリケーションの使用は、データ
交換を非常に容易にし、システムのクライアント側に高
度に専門化したソフトウェアを用意する必要性が最小限
になる。現在好ましいデータ・フローでは、帯域幅と計
算上の両方の観点から非常に効率よく閲覧するために、
１つまたは複数の表示ページを事前に決め、履歴データ
とリアルタイムで更新されたデータをともに伝送するこ
とができる。

【００２０】図２は、医療サービス施設１２と遠隔監視
ステーション１４との間で伝送可能なタイプのウェブ・
ページ・データ表示の例示的な部分である。当業者であ
れば分かるように、データ・ディスプレイ４８は、イン
ターネットで配信されるデータを表示するために使用す
るブラウザなどの汎用ウェブ・ブラウザ用に定義された
ページの一部にすることができる。ただし、このような
データ表示アプリケーションは、仮想プライベート・ネ
ットワーク、イントラネット、専用ネットワーク、ロー
カル記憶データなどを含む広範囲のソースにも使用可能
であることに留意されたい。

【００２１】データ・ディスプレイ４８は、患者状況デ
ータの所望のソースまでナビゲートするための機能と、
テキスト形式または図２に表すように図形フォーマット
でデータを表示するための機能の両方を含む。したがっ
て、このディスプレイは、所望の表示を突き止め、表示
を記憶し、様々なやり方で表示を操作するための一連の
インタフェース・メニュー５０を含むことができる。図
示の実施形態では、通常はユニフォーム・リソース・ロ
ケータ指定（ＵＲＬ）の形でユーザがネットワーク位置
を入力するために、アドレス・ブロック５２が設けられ
ている。当然のことながら、その他のタイプのアドレス
指定も使用することができる。

【００２２】データ・ディスプレイ４８には、関心のあ
る患者状況データを提示するために表示領域５４が設け
られている。１つまたは複数の患者状況パラメータに関
するデータを提供することができ、図２にはこのような
パラメータ・データが２組表示されている。図示の特定
の実施形態では、両方のデータ表示５６および５８がス
トリップ・チャート・レコーダ出力をエミュレートする
図形表示の形で提供されている。図２に示す特定の実施
形態では、第１のデータ表示５６が胎児の心拍速度を経
時的に表し、第２のデータ表示５８が同様の期間におけ
る母体の収縮の指標として子宮の活動を表している。こ
の図形表現のグリッド６０は、好ましくはユーザが両方
のデータ・レベルおよび期間を容易に区別できるように
設けられている。データ表示５６内の一連の垂直グリッ
ド線６２は時間尺度の標識を提供し、図示の例では細い
方のグリッド線は１０秒ごとの区画を表し、太い線は分
を表す。垂直に見ると、データ・トレース６４は、監視
したパラメータ、この場合は胎児の心拍速度のレベルの
標識を提供する。

【００２３】表示５８などのその他のデータ表示は、同
じ単位または異なる単位で表示することができる。図示
の実施形態では、表示５８のグリッド線６６は同じ時間
尺度によるものであり、データ表示５６のものと合わせ
られている。第２のパラメータ・トレース６８は第２の
表示内に設けられ、この場合は子宮の活動または筋肉の
収縮を表す。当業者であれば、様々な患者の状態変数間
または共通変数間の因果関係を識別するために、様々な
表示内のデータの見当合わせが特に有用である可能性が
あることが分かるだろう。たとえば、図示の実施形態で
は、遠隔で情報を監視する医師は、母体の収縮による胎
児のストレスの可能性を一見して決定することができ
る。

【００２４】ディスプレイ４８に提供されるデータ表示
は、進行の様々な形式およびベースを呈する可能性があ
る。たとえば、図２に示す実施形態では、参照番号７０
で示すように、図形トレースが経時的に提供される。し
かし、上記のように、ディスプレイを占有するデータは
広範囲のサンプリング速度に基づく可能性がある。たと
えば、現在好ましい一実施形態では、胎児の心拍トレー
ス６４は約１ｋＨｚでサンプリングするセンサからのフ
ィードバックに基づく可能性があり、収縮データは１〜
４Ｈｚなど、それよりかなり低い速度でのサンプリング
に基づく可能性がある。

【００２５】ステーション１４のユーザにとって使用可
能なデータ表示は、特に、提示されるデータのタイプ、
最も有用または便利な提示形式、伝送すべきデータの量
などに応じて、様々なやり方で決めることができる。現
在好ましい構成では、表示を決め、伝送されたデータを
そこに組み込むために、ブラウザ・アプリケーション３
８（図１を参照）によって様々なアプレットが呼び出さ
れる。図３は、図２に示す胎児モニタ・ストリップ・チ
ャート・ディスプレイのデータ・フロー図を表してい
る。参照番号７２で全体が表されるこのデータ・フロー
は、参照番号７４に示すようにソースＵＲＬから得られ
るデータから始まる。このデータは通常、ディスプレイ
４８内のフォーマットおよび表示のために様々なデータ
・ポイントを定義する数値情報を含むことになる。本実
施形態のソースＵＲＬデータは、図１に示すように施設
１２の通信回路２８から得られる。この施設のサーバ
は、ステーション１４上で実行されるアプレットに適切
なＵＲＬを渡す。次にアプレットはそのＵＲＬをオープ
ンし、図３の参照番号７６に表すようにそのデータを構
文解析し、参照番号７８に表すようにそのデータをロー
カルに記憶する。サーバは暗号化したハイパーテキスト
転送プロトコル接続（ｈｔｔｐｓ）をさらに指定するこ
とができ、監視ステーション側のブラウザ・アプリケー
ションが必要な解読を処理する。監視ステーション側の
データ記憶は時間またはボリュームの点で制限される場
合があり、典型的な胎児モニタ・ストリップ・チャート
・ディスプレイは図示の実施形態では最大４時間に制限
される。

【００２６】所与のディスプレイ構成設定は記憶し固定
することができ、他の設定はユーザ操作が可能である。
図３のデータ・フローでは、参照番号８０が表すよう
に、エミュレートしたストリップ・チャート表示を決め
るために使用するチャート速度、用紙、レイアウト配
向、ドット・ピッチ、同様のパラメータが事前に決める
られる。後述するように、参照番号８２で示すスクロー
ル・コントロールなど、追加の入力はユーザ制御が可能
である。このようなスクロール・コントロールにより、
ユーザはデータ表示の所望のセクションを閲覧すること
ができ、記憶したすべての表示データを１つのビューで
提示する必要性が回避される。記憶したデータと、ディ
スプレイ構成パラメータ８０と、８２のユーザ入力コマ
ンドに基づいて、アプレットは参照番号８４に示すよう
に図２に示すストリップ・チャート表示を構成する。次
にこの結合情報は、参照番号８６に示すようにディスプ
レイに変換される。現在好ましい実施形態では、すべて
のディスプレイ定義および更新処理が実行されて画面外
画像になり、その画像はその後、画面にコピーされ、ス
クロールまたは更新時にフリッカを回避する。

【００２７】前述のようにスクロール可能な形でデータ
を提示する場合、様々なタイプのスクロール・コントロ
ールを設けることができる。たとえば、図４は、仮想ボ
タンまたは同様のコマンド・デバイスとしてメニュー５
０（図２を参照）の１つに表示可能な、あるタイプのス
クロール・コントロール・インタフェースを示してい
る。したがって、スクロール・コントロールは、早戻し
再生８８、早戻し９０、停止９２、前送り９４、早送り
９６、早送り停止９８などのコマンドを含むことができ
る。当然のことながら、その他のユーザ入力装置および
インタフェースを設けることもできる。たとえば、所与
のデータ表示では、様々な「ズームイン」および「ズー
ムアウト」コマンドでより有益な情報を提供することが
できる。

【００２８】ただし、本技法によって提供される様々な
表示は、専門ソフトウェアの必要なしにクライアント−
サーバ環境で要求し、伝送し、表示できることに留意さ
れたい。したがって、ユーザは、データがアクセスされ
表示されている同じブラウザで他の操作を実行し続け、
その他のアプリケーションがステーション１４上で動作
している間に、そのデータにアクセスし、遠隔でそのデ
ータの連続監視を維持することができる。医療機関１２
内など、サーバ側でソフトウェア更新が必要な範囲で、
このような改良または機能強化を実現することができる
が、クライアント側ではその他の互換性のある改良また
は同様の改良の必要はない。様々な互換性の問題が発生
する可能性がある場合、これらは好ましくは汎用ブラウ
ザまたはアプレットでの更新に制限される。データ・ア
クセス、転送、および表示の互換性と効率はそれにより
大幅に強化される。

【００２９】図５は、前述の連続的または定期的にサン
プリングした監視機能と遠隔データ転送のためにシステ
ム１０が実行する例示的な制御論理における諸ステップ
を表している。図５に要約した論理は、熟練したプログ
ラマの能力の範囲内で任意の適当なコンピュータ・コー
ドによって実施することができる。参照番号１００によ
って示す制御論理は、参照番号１０２で全体が示された
患者監視サイクルを含む。このサイクルは、広範囲の監
視および信号処理ステップを含むことができるが、一般
に図５に示すステップ全体を含むことになる。具体的に
は、この監視ルーチンは、ステップ１０４に示すように
１つまたは複数の患者モニタ・センサの貼付けから始ま
る。前述のように、このようなセンサとしては、心拍モ
ニタ、超音波マイク、圧力センサ、化学分析センサな
ど、任意の適当なトランスデューサまたは同様の装置を
含むことができる。センサからの出力は、感知中のパラ
メータのタイプに適合するサンプリング速度で、ステッ
プ１０６に示すようにサンプリングされる。

【００３０】ステップ１０８に示すように、次にこのよ
うな感知パラメータ・データは処理され、サンプリング
した値が記憶される。この処理は、任意の適当なフィル
タリング、スケーリング、ダイナミック・レンジ調整、
分析などを含むことができる。たとえば、胎児心拍監視
の場合、心拍センサからの出力を分析して、心臓周期内
の特定の基準点が発生する予想時間を決定する。このよ
うな周期間の時間に基づいて、心拍速度を定期的に計算
し、表示のために記憶することができる。

【００３１】上記で要約した感知、サンプリング、処
理、記憶ステップのシーケンスは、患者状況状態を監視
するために必要に応じて反復ベースで実行される。上記
のように、この諸ステップは様々な順序で、しかも様々
なサンプリング周波数で実行することができる。そのう
え、監視およびサンプリング・ステップは一般に監視中
の患者に対してローカルで実行されるが、サンプリング
した状況値を処理し記憶するステップは、医療機関内の
どの位置でもあるいは医療機関に対して遠隔であっても
実行することができる。同様に、共用システム・コンポ
ーネントは、様々な条件および必要性によって複数の患
者に関するデータを受信して監視するように構成するこ
とができ、所望であればデータは中央データ管理システ
ムに記憶される。

【００３２】図５のステップ１１０は、前述の遠隔監視
ステーションで実行される。一般にステップ１１０で
は、ユーザは、汎用データ表示ソフトウェアと、表示デ
ータを構成するために必要な任意のサポート・ソフトウ
ェアにアクセスすることになる。現在好ましい実施形態
では、ステップ１１０で汎用ウェブ・ブラウザがオープ
ンされ、その後のプロセス・ステップで転送されるデー
タ表示によって必要な場合のみ、サポート・アプレット
がオープンされる。ステップ１１２では、遠隔監視ステ
ーションと医療機関との間でネットワーク・リンクが確
立される。この場合も、このネットワーク・リンクは、
従来の電話回線、Ｔ１回線、ＩＳＤＮ接続、ディジタル
加入者線接続、光ファイバ・ケーブル、無線遠隔測定な
どによるインターネット接続など、任意の適当な構成を
有することができる。このネットワーク・リンクの確立
により、遠隔監視ステーションと医療施設との間でコマ
ンドおよびデータの両方向通信が可能になる。したがっ
て、ステップ１１２は一般に、必要なＵＲＬ識別、ダイ
ヤル・アップ、ハンド・シェーク、同様のネットワーク
通信ステップをすべて含むことになる。

【００３３】ステップ１１４では、好ましくは検証シー
ケンスが実行される。本技法によって伝送されるデータ
は敏感な健康管理情報を含む可能性があるので、ステッ
プ１１４で実行される検証シーケンスは好ましくは、機
密パスワード、ユーザ加入、保護アクセスを維持するた
めに有用なその他の情報のチェックが付随する、要求側
ユーザの識別を含むことになる。ステップ１１４の検証
シーケンスに必要な相互参照情報は、要求あり次第参照
するために、医療施設側で記憶することができる。ステ
ップ１１６では、ネットワーク・リンクを介してログイ
ンした後、ユーザは遠隔監視のための患者を選択する。

【００３４】ステップ１１８では、確立したネットワー
ク・リンクと、医療施設のサーバと通信するユーザと、
患者選択により、前述のように遠隔監視ステーション側
でのディスプレイの構成のためのデータが転送される。
特に、ステップ１１８でＪａｖａアプレットなどのサポ
ート・ソフトウェアを呼び出して、データ・ディスプレ
イをフォーマットすることができる。所望であれば、医
療施設側あるいはユーザがアクセス可能なメモリまたは
ネットワーク・サイト内の他の場所に、このようなアプ
リケーションの一部を記憶することができる。そのう
え、必要なサポート・ルーチンがユーザのコンピュータ
内になく、これらがサーバによって検出された場合、ユ
ーザは、このようなサポート・ソフトウェアを取得また
はダウンロードするよう指示される場合がある。

【００３５】監視パラメータ・データの転送は好ましく
はリアルタイムで実行され、更新済みデータと履歴デー
タの両方がアクセスされ、表示のために転送される。あ
るいは、図５の破線内に示す判断ブロックが示すよう
に、データの転送のためのモードを決め、リアルタイム
・モードと履歴モードを別々に決めることができる。こ
のようなモードが用意されている場合、これはユーザ選
択可能である。

【００３６】図示の実施形態では、ステップ１２０に示
すように、データ伝送のためにリアルタイム・モードを
使用する。上記で要約したように、最新の４時間など、
所定の履歴期間のデータを伝送し、連続的に更新するこ
とができる。しかし、任意の適当な期間を使用すること
ができ、所望の時間は一般に監視中の状態のタイプ、使
用可能な履歴データの品質、患者の状態を評価する際の
履歴データの重要性に応じて選択される。ステップ１２
２では、上記で要約したようにこのデータがフォーマッ
トされ、表示され、この場合も、必要であれば、専門の
サポート・ソフトウェアまたはルーチンを呼び出す。ス
テップ１２４では、システムは、上記で要約し、参照番
号１０２で図５に全体が示されているプロセス・ステッ
プにより、新しいデータが使用可能になったかどうかを
判定する。ステップ１２４の更新照会は、自動にするこ
とができ、システム１０のサーバ側で実行することがで
きる。あるいは、ステップ１２４で、更新済みデータを
入手するよう、監視ステーションに自動的にまたは手動
で指示することもできる。このようなデータが使用可能
になると、更新済みデータはステップ１２０で伝送さ
れ、ステップ１２２で上記のように再表示される。更新
済みデータの高速かつ効率の良い転送および表示を指示
するために、ステップ１２０〜１２２を通る各サイクル
ごとに新たに入手可能なデータだけが伝送され、挿入さ
れる。

【００３７】所望であれば、ユーザのために追加の情報
およびデータを伝送し表示することもできる。たとえ
ば、現在好ましい構成では、ベッド名、時刻と日付、最
終膣検査日、生命徴候（血圧、母親の心拍数を含む）、
膜の状況、患者名などの情報も伝送することができる。
同様に、ナビゲーション、コマンド、およびデータの解
釈のために、ヘルプ・ファイルおよび同様のユーザ補助
機能を設けることもできる。胎児心拍速度監視の場合、
監視中の胎児の数に応じて複数のトレースを設け、別々
の心拍の標識を提供するために別々のカラーまたはパタ
ーンで別々のトレースを示すこともできる。同様に、単
一医療機関内または医療機関同士の間で複数の患者を同
時発生的に監視する場合、担当医師は、占有ベッド、患
者名、担当医師、および同様の変数のメニューによるナ
ビゲーションによって、このような複数の患者に関する
データを監視することができる。

【００３８】設けられている場合、図５に示す履歴モー
ドでは、ステップ１２０に関して記述したものと同様に
ステップ１２６でデータがアクセスされ、伝送される。
この場合も、このデータはステップ１２８に示すように
フォーマットされ、表示される。しかし、自動更新が望
ましくないかまたは不要である場合、ステップ１２８後
の伝送は終了し、システムはユーザからの追加コマンド
を待つ。

【００３９】本発明は様々な修正形態および代替形式が
可能であるが、具体的な実施形態について添付図面に一
例として示しており、本明細書で詳細に説明する。しか
し、本発明は開示した特定の形式に制限されるものでは
ないことに留意されたい。むしろ、本発明は、特許請求
の範囲で定義した本発明の精神および範囲に該当するす
べての修正形態、同等形態、および代替形態を含むもの
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の所与の態様による遠隔胎児監視システ
ムの概略図である。

【図２】図１のシステムのクライアント側の汎用ブラウ
ザ上に現れる可能性のある胎児状況データの例示的な図
形表現である。

【図３】表示のためにクライアント・システムに伝送さ
れるデータの記憶およびフォーマットを示すデータ・フ
ロー図である。

【図４】図２に示すような形で提示される履歴データに
目を通すためのユーザ・コントロールの簡略図である。

【図５】連続的に胎児状況を監視し、要求あり次第、遠
隔位置に状況データを伝送するための例示的な制御論理
を示すブロック図である。

【符号の説明】

１０ 胎児監視システム １２ 医療サービス施設 １４ 遠隔監視ステーション １６ ネットワーク １８ 患者 ２０ センサ ２２ 監視回路 ２４ メモリおよびデータ記憶回路 ２６ 中央制御システム ２８ 通信回路 ３０ ファイアウォール ３２ 通信回路 ３４ 中央演算処理装置 ３６ メモリ回路 ３８ 汎用ブラウザ・アプリケーション ４０ アプレット ４２ モニタ ４４ キーボード ４６ マウス

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルイス・ブラッドフォード・クネヒト アメリカ合衆国・20832・メリーランド 州・オルネイ・ジョン キャロル ドライ ブ・3801

Claims (27)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 患者状況パラメータを検出し、それを表
   すパラメータ信号を生成するセンサを含む胎児モニタ
   と、 センサに結合され、パラメータ信号を受信し、そのパラ
   メータ信号をクライアント閲覧可能表示内に組み込むサ
   ーバ側コントローラと、 汎用ブラウザを含み、サーバ側コントローラからデータ
   を受信するためにネットワーク接続を介してサーバ側コ
   ントローラに結合されるように構成され、クライアント
   閲覧可能表示を表示するクライアント側コントローラと
   を含む患者状況パラメータを遠隔で監視するシステム。
2. 【請求項２】 クライアント閲覧可能表示が、マークア
   ップ言語によりフォーマットされた少なくとも１つの閲
   覧可能ページを含む請求項１に記載のシステム。
3. 【請求項３】 クライアント閲覧可能表示が、患者状況
   パラメータの図形表現を含む請求項１に記載のシステ
   ム。
4. 【請求項４】 胎児の心拍を検出するようにセンサが構
   成される請求項１に記載のシステム。
5. 【請求項５】 クライアント閲覧可能表示が、期間範囲
   のユーザ選択によりブラウザを介して閲覧可能な患者状
   況パラメータの履歴表示を含む請求項１に記載のシステ
   ム。
6. 【請求項６】 サーバ側コントローラに結合され、少な
   くとも１つの胎児モニタ・パラメータを含む複数の患者
   状況パラメータを検出する複数のセンサを含み、クライ
   アント閲覧可能表示が複数の患者状況パラメータを表す
   データのディスプレイを含む請求項１に記載のシステ
   ム。
7. 【請求項７】 クライアント側コントローラがオープン
   ・ネットワークを介してサーバ側コントローラに結合さ
   れるように構成される請求項１に記載のシステム。
8. 【請求項８】 患者の少なくとも１つの生理的パラメー
   タを検出し、それを表すパラメータ信号を生成するよう
   に構成された患者監視センサであって、少なくとも１つ
   のパラメータ信号が胎児の状態を表す患者監視センサ
   と、 センサに結合され、パラメータ信号を受信し、そのパラ
   メータ信号を処理し、ユーザから要求あり次第、遠隔位
   置に伝送するためにパラメータ信号を表すデータを記憶
   する監視回路と、 汎用ブラウザとネットワーク通信回路を含み、ネットワ
   ークを介して監視回路にリンクし、パラメータ信号の伝
   送を要求し、ユーザ・コマンドに応答してパラメータ信
   号を表すデータを表示するように構成されたユーザ・ス
   テーションとを含む患者の生理的パラメータをリアルタ
   イムで監視するシステム。
9. 【請求項９】 患者監視センサが、胎児内の心臓の活動
   を表す信号を検出する請求項８に記載のシステム。
10. 【請求項１０】 監視回路がパラメータ信号を処理し
    て、図形表示データを生成する請求項８に記載のシステ
    ム。
11. 【請求項１１】 マークアップ言語によって形成された
    ウェブ・ページで閲覧するように図形表示データがフォ
    ーマットされる請求項１０に記載のシステム。
12. 【請求項１２】 監視回路が、ユーザ・ステーションと
    の接続セッション中に獲得したデータとともに表示用の
    履歴データを記憶する請求項８に記載のシステム。
13. 【請求項１３】 監視回路が、ユーザ・ステーションか
    らコマンドを受け取り次第、履歴データを伝送するよう
    に構成される請求項１２に記載のシステム。
14. 【請求項１４】 監視回路およびユーザ・ステーション
    が、インターネット接続を介してデータを伝送するよう
    に構成される請求項８に記載のシステム。
15. 【請求項１５】 データがストリップ・チャート読出し
    をエミュレートするフォーマットでの図形表示用に適合
    される請求項８に記載のシステム。
16. 【請求項１６】 （ａ）関心のある胎児パラメータを検
    出し、それを表す胎児状態信号を生成するステップと、 （ｂ）胎児状態信号を記憶するステップと、 （ｃ）胎児状態信号を表すデータを含む汎用ネットワー
    ク表示を決めるステップと、 （ｄ）汎用表示ステーションからコマンドを受け取り次
    第、構成可能なネットワーク・リンクを介してその表示
    ステーションに表示を伝送するステップとを含む患者の
    状態を監視する方法。
17. 【請求項１７】 ステップ（ａ）がパラメータのリアル
    タイム監視を含み、ステップ（ｃ）が最新の使用可能監
    視胎児状態信号を表すデータを含めるためにネットワー
    ク表示のリアルタイム更新を含む請求項１６に記載の方
    法。
18. 【請求項１８】 ステップ（ｄ）がリアルタイム更新済
    みネットワーク表示のリアルタイム伝送を含む請求項１
    ７に記載の方法。
19. 【請求項１９】 ネットワーク表示がマークアップ言語
    で形成したウェブ・ページに基づくものである請求項１
    ６に記載の方法。
20. 【請求項２０】 表示ステーションが、汎用コンピュー
    タと、ネットワーク表示を表示するように動作するブラ
    ウザとを含む請求項１６に記載の方法。
21. 【請求項２１】 ネットワーク表示が、ユーザ・コマン
    ドに応答して表示ステーションでユーザがアクセス可能
    な履歴データを含む請求項１６に記載の方法。
22. 【請求項２２】 ネットワーク表示がデータの図形表現
    を含む請求項１６に記載の方法。
23. 【請求項２３】 （ａ）胎児の生理的パラメータを監視
    し、それを表す胎児パラメータ・データを生成するステ
    ップと、 （ｂ）ユーザが選択可能なコマンド装置を含むユーザ閲
    覧可能インタフェース・ページを決めるステップと、 （ｃ）パラメータ・データを含めるためにインタフェー
    ス・ページを更新するステップと、 （ｄ）サーバとクライアント・ステーションとのネット
    ワーク・リンクを確立するステップと、 （ｅ）表示のためにサーバからクライアント・ステーシ
    ョンに更新済みインタフェース・ページを伝送するステ
    ップとを含むネットワーク接続を介して胎児の状態を遠
    隔で監視する方法。
24. 【請求項２４】 ステップ（ａ）および（ｂ）がパラメ
    ータ・データをリアルタイムで更新することを含む請求
    項２３に記載の方法。
25. 【請求項２５】 ユーザ閲覧可能インタフェース・ペー
    ジがパラメータ・データの図形表現を含む請求項２３に
    記載の方法。
26. 【請求項２６】 ユーザ閲覧可能インタフェース・ペー
    ジが、コマンド装置の選択によりユーザによって閲覧可
    能な履歴パラメータ・データを含む請求項２３に記載の
    方法。
27. 【請求項２７】 ステップ（ｅ）が、その少なくとも一
    部分をクライアント・ステーションに再伝送することに
    よるインタフェース・ページのリアルタイム更新を含む
    請求項２３に記載の方法。