JP2001178537A - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JP2001178537A
JP2001178537A JP37159299A JP37159299A JP2001178537A JP 2001178537 A JP2001178537 A JP 2001178537A JP 37159299 A JP37159299 A JP 37159299A JP 37159299 A JP37159299 A JP 37159299A JP 2001178537 A JP2001178537 A JP 2001178537A
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JP
Japan
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hole
flat wire
toothbrush
planting
bristle
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Pending
Application number
JP37159299A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Shintani
俊朗 真谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、植毛穴の孔壁内に食い込んだ両端
部分による係合力を十分に確保して、ブリッスルが抜け
出すのを効果的に防止できる歯ブラシを提供する。 【解決手段】 平線17を介して植毛部14に形成され
た複数個の植毛穴15にブリッスル11を植毛してなる
歯ブラシ10であって、平線17は金属平板を二つ折り
にして形成され、この平線17を植毛穴15に向かって
打ち込み、両端部分を植毛穴15の孔壁内に食い込ませ
ることにより、ブリッスル11を挟み込みつつ平線17
を植毛穴15に固定する。平線15は、その折り返し部
19側から前植毛穴15に向かって打ち込まれることが
好ましく、また形状記憶合金からなる金属平板を用いて
形成することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平線を介して植毛
部にブリッスルを植毛した歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】歯ブラシのブリッスルは、一般に薄い矩
形形状の金属製の平板である平線を介して植毛される。
すなわち、複数本のブリッスルからなるブリッスル束を
その中央部分で二つ折りにし、折れ曲がり部分の内側に
平線をあて、これを合成樹脂製の歯ブラシの植毛部に形
成された植毛穴にそれぞれ打ち込むことにより植毛する
(図1参照)。平線は、植毛穴の直径よりも僅かに長い
寸法を備えているので、その両端部分は植毛穴の外周部
分に無理打ちされて植毛穴の孔壁内に食い込むことによ
り、平線はブリッスル束を挟み込みつつ植毛穴に固定さ
れる。これによってブリッスル束は抜け出すことなく植
毛部に植毛される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、
従来の平線は、単に矩形形状の平板状のものであったた
め、無理打ちされて植毛穴の孔壁内に食い込んだ両端部
分による係合力を十分に確保することができずに、平線
の固定状態が解除されてブリッスルが抜け出す場合があ
った。
【0004】本発明は、植毛穴の孔壁内に食い込んだ両
端部分による係合力を十分に確保して、ブリッスルが抜
け出すのを効果的に防止できる歯ブラシを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、平線を介して
植毛部に形成された複数個の植毛穴にブリッスルを植毛
してなる歯ブラシであって、前記平線は金属平板を二つ
折りにして形成され、該平線を前記植毛穴に向かって打
ち込み、両端部分を前記植毛穴の孔壁内に食い込ませる
ことにより、ブリッスルを挟み込みつつ前記平線を前記
植毛穴に固定する歯ブラシを提供することにより、上記
の目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明をその好ましい実施形
態について説明する。本実施形態の歯ブラシ10は、図
1及び図2(a),(b)に示されるように、把持部
(図示せず)と植毛部14とこれらを連結する首部25
とからなる歯ブラシ本体の植毛部14に形成された複数
個の植毛穴15に、複数本のブリッスル11からなるブ
リッスル束12をそれぞれ植毛することによって構成さ
れる。
【0007】歯ブラシ本体は、例えばポリプロピレン等
の合成樹脂からなり、その植毛部14の平坦な表面に
は、縦横に所定の間隔をおいて多数の植毛穴15が形成
されている。各植毛穴15はその直径が例えば0.8〜
2.0mmの円形断面を備え、例えば2.0〜6.0m
mの深さで設けられている。また、隣接する植毛穴15
間の、歯ブラシ本体の軸線L方向の間隔P1は、例えば
0.3〜2.5mmであり、軸線Lと垂直な方向の間隔
P2は、例えば0.5〜4.0mmとなっている。上記
間隔P1 ,P2 が、上記範囲内にあることにより、ブリ
ッスル11の密度が充分となる一方、各ブリッスル11
が適度に撓むための空間が確保される。
【0008】ブリッスル11は、ナイロン等の合成樹脂
からなる例えば1.0〜3.0mmの太さを有するフィ
ラメント材であって、これを例えば十数本束ねることに
よってブリッスル束12が形成される。また、ブリッス
ル11は、例えば15〜35mmの長さを有し、ブリッ
スル束12を中央部分で折り曲げてこの折れ曲がり部1
6を植毛穴15に挿入して植毛した際に、植毛部14の
上面からのブリッスル11高さは、例えば8〜13mm
となる。
【0009】そして、本実施形態によれば、折り曲げた
ブリッスル束12の折れ曲がり部16の内側に平線17
をあてた状態で、当該折れ曲がり部16を植毛穴15に
挿入するようにしつつ平線17を植毛穴15に向かって
打ち込み、平線17の両端部分を植毛穴15の孔壁内に
食い込ませることにより、平線17を植毛穴15に固定
する。これによって、ブリッスル束12の折れ曲がり部
16は、植毛穴15の底部と、平線17の下端部との間
に挟み込まれて固定されることになり(図2(b)参
照)、各ブリッスル11は、その抜け出しが防止された
状態で強固に植毛されることになる。
【0010】また、本実施形態によれば、平線17は、
図3(a)に示すように、形状記憶合金からなる厚さが
例えば0.05〜0.3mmの矩形形状の金属平板をV
字形に二つ折りにして形成される。即ち、平線17は、
長さが例えば1.0〜3.0mm、V字形状の一対の辺
部18の幅が例えば1.0〜3.0mmの大きさを備え
ると共に、V字形状の折れ曲がり角度が例えば45度と
なるようにその形状が記憶されている。また、平線17
は、その長さが植毛穴15の直径より例えば0.2〜
1.0mm長くなっていて、植毛穴15に向かって打ち
込まれた際に、図2(a)に示すように、その両端部分
が植毛穴15の孔壁内に食い込むようになっている。
【0011】そして、本実施形態によれば、V字形状の
一対の辺部18が互いに重なり合うように変形させた状
態で、平線17を折り返し部19側から植毛穴15に向
けて打ち込む。その後歯ブラシ10を形状回復温度以上
に加熱することにより、打ち込まれた平線17は一対の
辺部18を拡げつつ元のV字形状に戻ろうとする。した
がって、植毛穴15の孔壁内に食い込んだ平線17の両
端部分は、当該食い込み部分20において押し拡がろう
とする変形力により食い込み壁面に強固に密着して、食
い込み部分20における係合力を増大する(図4(a)
参照)。また、平線17はその折り返し部19側から植
毛穴15に向けて打ち込まれるので、平線17が植毛穴
15から抜け出そうとしても、一対の辺部18の折り返
し部19と反対側の端部が楔のような働きをして係合力
をさらに増大し、平線17の抜け出しを強固に防止す
る。
【0012】図3(b)は、平線の他の実施態様を示す
もので、図3(b)の平線21は、ステンレス,真鍮、
アルミ等からなる矩形形状の金属平板をその長手方向に
沿ってU字形に二つ折りに加工して、図3(a)の平線
17と略同様の大きさで形成される。そして、この平線
21は、U字形状の一対の辺部22が互いに重なり合う
ように変形させた状態で、その折り返し部23側から植
毛穴15に向けて打ち込まれる。打ち込まれた平線21
は、その弾性復元力により一対の辺部22を拡げつつ元
のU字形状に戻ろうとするので、図3(a)の平線17
と同様に食い込み部分20における係合力を増大すると
共に(図4(b)参照)、折り返し部23側から植毛穴
15に向けて打ち込まれるので、楔のような働きをして
係合力をさらに増大し、平線21の抜け出しを強固に防
止する。
【0013】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく種々の変更が可能である。例えば、平線17,
21は、必ずしもその折り返し部19,23側から植毛
穴15に向けて打ち込む必要はなく、図4(c)及び
(d)に示すように、折り返し部19,23の反対側か
ら打ち込み、形状復元力や弾性復元力によって食い込み
部分20における係合力を増大することもできる。
【0014】
【発明の効果】本発明の歯ブラシによれば、植毛穴の孔
壁内に食い込んだ両端部分による係合力を十分に確保し
て、ブリッスルが抜け出すのを効果的に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る歯ブラシに
ブリッスル束を植毛する状況を示す斜視図である。
【図2】平線を介してブリッスルを植毛した植毛穴を示
す、(a)は拡大平面図、(b)は(a)のA−Aに沿
った断面図である。
【図3】(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係
る歯ブラシに用いる平線を示す斜視図である。
【図4】(a)〜(d)は、平線の両端部分を植毛穴の
孔壁内に食い込ませた状況を説明する略示断面図であ
る。
【符号の説明】
10 歯ブラシ 11 ブリッスル 12 ブリッスル束 14 植毛部 15 植毛穴 16 折れ曲がり部 17,21 平線 18,22 辺部 19,23 折り返し部 20 食い込み部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平線を介して植毛部に形成された複数個
    の植毛穴にブリッスルを植毛してなる歯ブラシであっ
    て、 前記平線は金属平板を二つ折りにして形成され、該平線
    を前記植毛穴に向かって打ち込み、両端部分を前記植毛
    穴の孔壁内に食い込ませることにより、ブリッスルを挟
    み込みつつ前記平線を前記植毛穴に固定する歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 前記平線は、その折り返し部側から前記
    植毛穴に向かって打ち込まれる請求項1記載の歯ブラ
    シ。
  3. 【請求項3】 前記金属平板は形状記憶合金からなる請
    求項1又は2に記載の歯ブラシ。
JP37159299A 1999-12-27 1999-12-27 歯ブラシ Pending JP2001178537A (ja)

Priority Applications (1)

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JP37159299A JP2001178537A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 歯ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

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JP37159299A JP2001178537A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 歯ブラシ

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JP2001178537A true JP2001178537A (ja) 2001-07-03

Family

ID=18498977

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37159299A Pending JP2001178537A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 歯ブラシ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9119462B2 (en) 2011-07-23 2015-09-01 Braun Gmbh Oral cleaning implement having a plastic staple comprising a cavity

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9119462B2 (en) 2011-07-23 2015-09-01 Braun Gmbh Oral cleaning implement having a plastic staple comprising a cavity

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