JP2001177386A - 出力遅延調整回路 - Google Patents

出力遅延調整回路

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JP2001177386A
JP2001177386A JP36024099A JP36024099A JP2001177386A JP 2001177386 A JP2001177386 A JP 2001177386A JP 36024099 A JP36024099 A JP 36024099A JP 36024099 A JP36024099 A JP 36024099A JP 2001177386 A JP2001177386 A JP 2001177386A
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delay
output
clock
circuit
signal
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JP36024099A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Koga
芳和 古閑
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クロック動作される複数の出力回路の各出力
端子間におけるAC特性の変動を最小限に抑え、かつ出
力回路の動作直後からAC特性の変動を抑制することを
可能にする。 【解決手段】 入力信号Aを所要の遅延時間をもって出
力する出力回路であって、入力信号Aをラッチするため
のF/F回路1と、システムクロックCLKから遅延量
の異なる複数の遅延クロックC0〜C3と遅延量が最大
の比較基準クロックMAX−DELAYとを生成する遅
延クロック生成回路2と、前記複数の遅延クロックを選
択してF/F回路1のラッチ入力クロックDCLKとす
るクロック選択回路4と、出力回路の出力信号POAと
比較基準クロックMAX−DELAYの位相差を検出
し、その位相差に基づいてクロック選択回路4でのクロ
ック選択を制御する信号UPを出力する位相差検出回路
3を含む遅延調整回路11を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置におけ
るクロック同期方式の複数の出力回路において、各出力
回路の出力端子における遅延がそれぞれ異なることによ
るAC特性の変動を最小限に抑えることを可能にした出
力遅延調整回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置に設けられる出力回路は、一
般的にシステムボード上で他の半導体装置と接続され、
出力端子においてACタイミングが規定されている。近
年、半導体装置の動作スピードの向上化でサイクルタイ
ムが短くなり、製造上のマージン、特性のバラツキ、温
度の変化、電源電圧の変化等で、益々このようなACタ
イミングの要求は厳しくなってきている。このような要
請に応えるために、例えば、特開平10−112182
号公報に開示されているように、シンクロナス半導体メ
モリの出力タイミングに関して、外部クロックに出力タ
イミングを同期させる構成が提案されている。同様な技
術は、特開平8−154051号公報、特開平11−7
2540号公報においても提案されており、例えば、特
開平8−154051号公報の技術では、出力しようと
するクロックを多段遅延素子で遅延させたもののうち外
部入力信号に同期するものを選択して出力する構成であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの公報に開示さ
れた技術では、入力信号と出力信号を位相比較し、その
位相比較結果に基づいて出力信号の遅延量を変化させて
その出力タイミングを調整する技術であるため、同期が
とれていない初期の時点においても出力が生じることに
なり、その初期の時点、すなわち回路が動作を開始した
直後におけるAC特性の要求を満たすことが難しいとい
う問題が生じる。また、前記各公報の技術は一つの回路
に対して適用するものであり、半導体装置のクロックで
同期される複数の出力回路間において、回路やレイアウ
ト、またはプロセス若しくは温度変化や電源電圧等の変
動により、出力データの遅延が複数の出力回路毎にそれ
ぞれ違うことで複数の出力回路間におけるAC特性の変
動が生じるような場合に、複数の出力回路間のそれぞれ
において出力タイミングを変化させる構成では、複数の
回路間での各出力タイミングの位相を合わせることは困
難になり、各出力回路間におけるAC特性の変動を抑制
することは困難になる。
【0004】本発明の目的は、クロック動作される複数
の出力回路の各出力端子間におけるAC特性の変動を最
小限に抑えることを可能にした出力遅延調整回路を提供
するものである。また、本発明の目的は、回路の動作直
後からAC特性の変動が少ない出力遅延調整回路を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号を所
要の遅延時間をもって出力する出力回路であって、前記
入力信号をラッチするためのラッチ手段と、基準となる
クロックから遅延量の異なる複数の遅延クロックと遅延
量が最大の比較基準クロックとを生成する遅延クロック
生成手段と、前記複数の遅延クロックを選択して前記ラ
ッチ手段のラッチ入力クロックとするクロック選択手段
と、前記出力回路の出力信号と前記比較基準クロックの
位相差を検出し、その位相差に基づいて前記クロック選
択手段でのクロック選択を制御する位相差検出手段とを
含む遅延調整回路を備えており、前記ラッチ手段は前記
ラッチ入力クロックをスルーして前記出力回路から出力
させるように構成され、前記位相差検出手段は前記出力
信号が前記比較基準クロックよりも遅延されているとき
に前記クロック選択手段を駆動する位相差検出信号を出
力し、前記クロック選択手段は前記位相差検出信号を受
けて前記遅延クロック生成手段から遅延量の大きい順に
前記遅延クロックを選択することを特徴とする。
【0006】ここで、電源オン時に出力されるパワーオ
ンリセット信号に基づいてリセット信号が生成されるよ
うに構成され、前記ラッチ手段は前記リセット信号がア
クティブのときに前記ラッチ入力クロックをスルーする
ように構成され、前記位相差検出手段は前記リセット信
号がアクティブのときに前記出力信号と比較基準クロッ
クとの位相差を検出するように構成され、前記クロック
選択手段は前記リセット信号がアクティブのときに前記
遅延クロック生成手段の遅延クロックの選択を行うよう
に構成される。また、前記比較基準クロックは、前記出
力回路において許容される最大の遅延量に設定され、前
記遅延クロックは前記比較基準クロックの遅延量よりも
少ない遅延量の異なる遅延クロックとして生成される。
【0007】本発明においては、所要の遅延量の第1の
遅延クロックが出力回路により遅延されて出力される出
力信号と、当該出力回路において許容される最大の遅延
量の比較基準クロックとの位相差を検出し、前記出力信
号の位相が比較基準クロックの位相よりも遅れている場
合に、前記第1の遅延クロックをそれよりも遅延量の少
ない第2、第3の遅延クロックに順次切り替えて選択す
ることで、ラッチ手段においてスルーされるラッチ入力
クロックを前倒し、すなわち位相を前にずらすことで、
相対的に見かけ上の出力遅延を小さくし、クロックで同
期される複数の出力回路間におけるAC特性の変動を最
小限に押さえることが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の出力遅延調整回路の
一つの回路のブロック図であり、組み合わせ回路12、
プリバッファ13、メインバッファ14を含む出力回路
に、遅延調整回路11を設けた構成となっている。入力
端子INAに入力される内部データ信号Aは、遅延調整
回路11、組み合わせ回路12、プリバッファ13、メ
インバッファ14を通して出力端子OUTAから出力さ
れるが、前記遅延調整回路11において、出力端子OU
TAでの出力タイミングが調整されるように構成されて
いる。前記遅延調整回路11は、それぞれ詳細を後述す
るフリップフロップ回路(F/F回路)1と、遅延クロ
ック生成回路2と、位相差検出回路3と、クロック選択
回路4とで構成されている。なお、前記プリバッファ1
3及びメインバッファ14は、当業者にとってよく知ら
れており、その詳細な構成の説明は省略する。
【0009】前記F/F回路1は、リセット信号RES
ETの入力期間中にクロック端Cに入力されるラッチ入
力クロックDCLKをスルーで出力端Qに出力する構成
となっている。図2はその一例の回路図であり、NAN
Dゲート、インバータ、トランスファゲート等で構成さ
れており、実使用状態においては、内部データ信号Aが
データ端Dに入力され、前記ラッチ入力クロックDCL
Kの立ち上がりタイミングで内部データ信号Aは出力端
Qへ出力される。リセット信号RESETが入力されて
ハイレベルの期間中には、前記内部データ信号Aは出力
端Qに出力されず、前記ラッチ入力クロックDCLKが
スルーで出力端Qへ出力される。
【0010】前記遅延クロック生成回路2は、チップ内
部のシステムクロックCLKから複数の異なる遅延値の
クロックC0〜C3を生成するとともに、比較基準クロ
ックMAX−DELAYを生成する構成となっている。
図3はその一例の回路図であり、前記システムクロック
CLKに対してそれぞれ2NS(ナノ秒)の遅延を有す
る第1から第5の5個の遅延素子D1〜D5を縦続接続
するとともに、第1の遅延素子D1の入力側と、第1な
いし第3の遅延素子D1〜D3の出力側からそれぞれ遅
延クロックC3,C2,C1,C0を出力する。すなわ
ち、これらの遅延クロックC3,C2,C1,C0の各
遅延量はそれぞれ0NS,2NS,4NS,6NSとな
る。また、前記各遅延クロックC3〜C0はそれぞれA
NDゲートにおいて後述するクロック選択信号S3〜S
0により選択され、前記ラッチ入力クロックDCLKと
して出力される。また、前記第5の遅延素子D5からは
システムクロックCLKに対して10NSの遅延量を持
つ比較基準クロックMAX−DELAYが生成されて出
力される。
【0011】前記位相差検出回路3は、前記メインバッ
ファ14の出力POAと、前記遅延クロック生成回路2
から出力される比較基準クロックMAX−DELAYと
を比較して前記クロック選択回路4でのクロック選択を
行なう位相差検出信号UPを出力する構成となってい
る。図4はその一例の回路図であり、前記遅延クロック
生成回路2から出力された比較基準クロックMAX−D
ELAYが入力されると、遅延素子、インバータ、AN
Dゲートで構成される立ち上がりエッジ検出回路30で
立ち上がりエッジを検出し、立ち上がりエッジ信号R−
EDGを出力する。また、前記比較基準クロックMAX
−DELAYと前記出力端子に出力される出力POAと
を排他的論理和ゲートで比較して比較信号EORを出力
し、さらに前記エッジ信号R−EDG、EOR、RES
ET信号をANDゲートでとり、その出力をシュミット
バッファを通して位相差検出信号UPとして出力する。
これにより、リセット信号RESETの入力期間中以外
は位相差検出信号UPが出力されず、また、比較基準ク
ロックMAX−DELAYよりも出力POAの位相が早
い場合は、位相差検出信号UPが出力されない構成にな
っている。なお、シュミットバッファは、比較基準クロ
ックMAX−DELAYと出力POAの微妙な位相ずれ
によるヒゲにより誤動作を防止するためのものである。
【0012】前記クロック選択回路4は、電源投入時に
アクティブとなるPOWER ONRESET信号によ
り、クロック選択信号S0を出力し、前記位相差検出回
路3からの位相差検出信号UPによりクロック選択信号
S1,S2,S3を順序的に出力する構成となってい
る。図5はその一例の回路図であり、複数のANDゲー
ト、NORゲート及びF/F回路40,41によりUP
カウンタの構成とされている。電源投入時にアクティブ
となるパワーオンリセット信号POWER ON RE
SETの立ち上がり時にのみ、初期値設定としてクロッ
ク選択信号S0を選択する。そして、位相差検出回路3
から出力された位相差検出信号UPがアクティブになれ
ばクロック選択信号はS0からS1に切り替わり、さら
に位相差検出信号UPがアクティブになれば、クロック
選択信号はS1からS2へ、さらに同様にS2からS3
へと切り替わる。なお、一度S3が選択されると、それ
以上位相差検出信号UPがアクティブになったとして
も、パワーオンリセット信号POWER ON RES
ETがアクティブの間はS3が選択された状態となる。
【0013】このように、構成された前記遅延調整回路
11の動作は、遅延クロック生成回路2は、クロック選
択回路4から選択されたクロック選択信号S0〜S3を
受け、システムクロックCLKから各々の遅延値を持っ
たクロックC0〜C3を選択し、ラッチ入力クロックD
CLKとして出力する。また、遅延クロック生成回路2
からは、許容できる最大の遅延差を持たせた比較基準ク
ロックMAX−DELAYを出力する。位相差検出回路
3は、前記ラッチ入力クロックDCLKがF/F回路1
から組合せ回路12、プリバッファ13、メインバッフ
ァ14を通って出力端子OUTAから出力される信号P
OAと、前記比較基準クロックMAX−DELAYとの
位相差を検出し、比較基準クロックMAX−DELAY
よりも出力端子の信号が遅れている場合に位相差検出信
号UPをアクティブにする。クロック選択回路4は電源
投入時にはパワーオンリセット信号POWER ON
RESETによりクロック選択信号S0を選択して出力
するが、位相差検出信号UPがアクティブになる度にク
ロック選択信号をS0からS3まで順次切り替えながら
出力する。したがって、遅延クロック生成回路2から出
力されるラッチ入力クロックDCLKは、位相差検出信
号UPがアクティブになる度に遅延クロックC0からC
3まで順次切り替えながら選択されることになる。
【0014】次に、図1の遅延調整回路を含む出力回路
の動作を説明する。なお、本実施形態の出力回路の前提
条件として、端子出力のクロック同期タイミングを決め
るF/F回路1に入力されるクロックは、チップ内のシ
ステムクロックCLKに対し、ある程度の遅延を持った
クロック、ここではシステムクロックCLKに対して6
NS位相が遅れたクロックが入力されても、F/F回路
1に入力する内部データ信号が筒抜け等の不具合動作が
起きないことを確認、設定されていることを条件として
いる。また、予めチップの設計時にF/F回路1のクロ
ック入力から出力端子A迄の出力遅延許可値を決めてお
く。この実施形態では出力遅延許可値を4NSと決定し
ており、そのために前記位相差検出回路3に供給する前
記比較基準クロックMAX−DELAYは4NSの遅延
を持たせている。なお、本発明は複数の出力端子におい
て適応され、その複数の端子間でのAC特性の改善を図
るものであるので、本発明の動作をより分かりやすくす
る為、2 本の出力端子間において、遅延調整回路11が
動作する以前の状態と、その後、遅延調整回路11が動
作して行く過程をタイミング図を用いて説明する。
【0015】まず、遅延調整回路11が動作する以前の
状態を図6のブロック図、及びタイミングチャートで説
明する。内部データ信号Aが入力される出力回路CAの
出力端子OUTAにおける出力遅延は、F/F回路1か
ら8NS遅延されており、また、内部データ信号Bが入
力される出力回路CBの出力端子OUTBにおける出力
遅延は、F/F回路1から4NS遅延されているものと
する。なお、ここでは便宜的に出力回路CAのラッチ入
力クロックをDCLK’、出力回路CBのラッチ入力ク
ロルをDCLKとして示しているが、両者は同相であ
る。そのため、内部データ信号AをADDR信号とし、
内部データ信号BをASTB信号とし、かつ、入力クロ
ックの1周期を30NSとすれば(Dutyは50%)、
タイミングチャートからアドレスセットアップ時間(t
SAST)のマージンは11NS(=15NS+4NS
−8NS)となる。
【0016】次に、遅延調整回路11が動作していく過
程を説明する。図7のタイミングチャートに示すよう
に、出力回路の電源投入時のパワーオンリセット信号P
OWER ON RESETにより、クロック選択回路
4が初期化されクロック選択信号S0が選択される。す
ると、遅延クロック生成回路2では、このクロック選択
信号S0を受け、F/F回路1に入力されるラッチ入力
クロックDCLKとして遅延クロックC0を出力する。
また、パワーオンリセット信号POWER ONRES
ETにより所定時間の間だけ継続されるRESET信号
入力期間中は、F/F回路1に入力されるラッチ入力ク
ロックDCLKは出力端Qへスルーで出力されるため、
当該出力端Qからのクロックは組み合わせ回路12、プ
リバッファ13、メインバッファ14を通り出力端子O
UTAにまで至ると同時に一部は出力POAとして位相
差検出回路3に入力される。一方、遅延クロック生成回
路2で生成され、前記したように予め設計時に決めてお
いた比較基準クロックMAX−DELAYが位相差検出
回路3に入力される。
【0017】そして、位相差検出回路3では、図8のタ
イミングチャートのように、出力POAと比較基準クロ
ックMAX−DELAYとの位相差を検出し、立ち上が
りエッジ信号R−EDGと比較信号EORを出力する。
そして、出力POAよりも比較基準クロックMAX−D
ELAYの位相が進んでいる場合には位相差検出信号U
Pを出力する。なお、比較基準クロックMAX−DEL
AYよりも出力POAの位相が進んでいる場合(遅延量
が少ない場合)、あるいは両者の遅延が等しい場合に
は、立ち上がりエッジ信号R−EDGと比較信号EOR
の論理積をとり、位相差検出信号UPを出力しない。
【0018】前記位相差検出信号UPを受けて、クロッ
ク選択回路4では位相差検出信号UPをカウントする。
出力回路CAでは、図8(a)のように、遅延クロック
生成回路2のP点(図3参照)から出力POA迄の遅延
時間が8NSであり、比較基準クロックMAX−DEL
AYとの位相差が4NSあるため位相差検出信号UPが
アクティブになる()。これにより、クロック選択回
路4はクロック選択信号S0からS1へ切替わり、これ
に伴い遅延クロック生成回路2からのラッチ入力クロッ
クDCLKは遅延クロックC0からC1へ切替えられる
()。
【0019】その後も同様に、比較基準クロックMAX
−DELAYと出力POAとの位相差をチェックし、こ
こでは位相差が2NSあるため、位相差検出信号UPが
アクティブになる()。これにより、クロック選択信
号はS1からS2へ切替わり、ラッチ入力クロックDC
LKは遅延クロックC1からC2へと切替えられる
()。このようにして、ラッチ入力クロックDCLK
としての遅延クロックの切り替えは、リセット信号RE
SETがアクティブ状態でシステムクロックCLKが動
作している期間中に、比較基準クロックMAX−DEL
AYと出力POAとの位相差が無くなるか、遅延クロッ
クC3へ切替わる迄行われる。なお、クロック選択回路
4ではクロック選択信号S3を選択後は、位相差検出信
号UPがアクティブになってもパワーオンリセット信号
POWER ON RESETが入力されない限りクロ
ック選択信号S3を選択する回路となっている。これに
より、位相検出回路3における比較基準クロックMAX
−DELAYと出力POAの遅延値の差が無くならない
場合に、位相差検出信号UPが出力しつづけてもクロッ
ク選択信号S3を選択し続けることになる。
【0020】一方、出力回路CBでは、図8(b)のよ
うに、遅延クロック生成回路2のP点(図3参照)から
出力POB迄の遅延時間が4NSであり、比較基準クロ
ックMAX−DELAYとの位相差が無いため位相差検
出信号UPが出力されない()。これにより、クロッ
ク選択回路4はクロック選択信号S0を選択しつづけ、
ラッチ入力クロックDCLKは遅延クロックC0が選択
される。
【0021】以上の動作により、出力回路CAの出力端
子OUTAと、出力回路CBの出力端子OUTBは、初
期には出力POAが出力POBに比べて4NS遅れてい
たが、出力回路CAにおけるラッチ入力クロックDCL
Kが遅延クロックC0から遅延クロックC2に変更され
ることにより、両出力POAとPOBの遅延差が無くな
ることになる。
【0022】この結果、図9のタイミングチャートから
判るように、出力回路CAのF/F回路1に対する初期
状態のラッチ入力クロックDCLK’が設定後の状態の
ラッチ入力クロックDCLK’になることで、出力回路
CAのADDR信号と出力回路CBのASTB信号から
なるアドレスセットアップタイム(tSAST)は、図
6に示した従来の11NSから、15NS(=15NS
+4NS−8NS+4NS)となり、4NSのアドレス
セットアップマージンが確保できたことになる。
【0023】また、出力回路の遅延調整回路自身が遅延
量を判断し出力タイミングを変化させるため、回路やレ
イアウト、特性のバラツキ、温度や電源電圧の変化があ
っても、設定された範囲内でAC特性を保証することが
出来る。さらに、電源投入からリセット信号RESET
の入力期間中に遅延調整を完了することができる構成に
なっているため、リセット解除後には、出力遅延調整が
行われた状態になっており、直ちに所望の動作が期待で
きることになる。
【0024】図10は本発明の第2の実施形態のブロッ
ク図であり、図1と等価な部分には同一符号を付してあ
る。この第2の実施形態では、組み合わせ回路12の出
力を出力POAとして位相差検出回路3において比較基
準クロックMAX−DELAYとの位相差を検出するよ
うに構成している点が前記第1の実施形態とは異なって
いる。すなわち、プリバッファ13の入力からメインバ
ッファ14を通り出力端子OUTAから出力される迄の
遅延値は、複数の出力回路においてはほぼ同じ遅延量と
見なして良い場合がある。したがって、これらバッファ
での遅延量を予め計算しておけば、組合わせ回路12の
出力に基づいて位相差検出回路3において位相差を検出
すれば、前記第1の実施形態と同様に複数の出力回路の
各出力の遅延差を無くすことが可能になる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電源投入
に際してのリセット時に、ラッチ手段をスルーされた所
要の遅延量の第1の遅延クロックが出力回路により遅延
されて出力される出力信号と、当該出力回路において許
容される最大の遅延量の比較基準クロックとの位相差を
検出し、当該出力信号の位相が比較基準クロックの位相
よりも遅れている場合に、前記第1の遅延クロックをそ
れよりも遅延量の少ない第2、第3の遅延クロックに順
次切り替えて選択することで、前記ラッチ手段において
スルーされるラッチ入力クロックを前倒し、すなわち位
相を前にずらすことで、相対的に見かけ上の出力遅延を
小さくすることができる。これにより、クロック動作さ
れる複数の出力回路の各出力端子間におけるAC特性の
変動を最小限に抑えることが可能になり、かつ出力回路
の動作直後からAC特性の変動を抑制することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の出力遅延調整回路の
ブロック図である。
【図2】F/F回路の回路図である。
【図3】遅延クロック生成回路の回路図である。
【図4】位相差検出回路の回路図である。
【図5】クロック選択回路の回路図である。
【図6】従来における遅延の異なる2つの出力回路での
AC特性を示す図である。
【図7】パワーオンリセットによるリセット動作のタイ
ミングチャートである。
【図8】遅延の異なる2つの出力回路での各遅延調整動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】本発明における遅延の異なる出力回路でのAC
特性を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態の出力遅延調整回路
のブロック図である。
【符号の説明】
1 F/F回路 2 遅延クロック生成回路 3 位相差検出回路 4 クロック選択回路 11 遅延調整回路 12 組み合わせ回路 13 プリバッファ 14 メインバッファ CLK システムクロック DCLK,DCLK’ ラッチ入力クロック MAX−DELAY 比較基準クロック POA,POB 出力 RESET リセット信号 POWER ON RESET パワーオンリセット信
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03L 7/081 H03L 7/08 J Fターム(参考) 5B077 AA01 FF11 GG15 5B079 BA20 BC03 CC02 DD06 DD20 5J001 BB05 BB08 BB10 BB11 BB12 BB13 BB22 CC00 DD09 5J106 AA04 CC21 CC58 CC59 DD05 DD17 DD24 DD26 DD42 DD43 DD48 GG10 HH10 KK12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を所要の遅延時間をもって出力
    する出力回路であって、前記入力信号をラッチするため
    のラッチ手段と、基準となるクロックから遅延量の異な
    る複数の遅延クロックと遅延量が最大の比較基準クロッ
    クとを生成する遅延クロック生成手段と、前記複数の遅
    延クロックを選択して前記ラッチ手段のラッチ入力クロ
    ックとするクロック選択手段と、前記出力回路の出力信
    号と前記比較基準クロックの位相差を検出し、その位相
    差に基づいて前記クロック選択手段でのクロック選択を
    制御する位相差検出手段とを含む遅延調整回路を備え、
    前記ラッチ手段は前記ラッチ入力クロックをスルーして
    前記出力回路から出力させるように構成され、前記位相
    差検出手段は前記出力信号が前記比較基準クロックより
    も遅延されているときに前記クロック選択手段を駆動す
    る位相差検出信号を出力し、前記クロック選択手段は前
    記位相差検出信号を受けて前記遅延クロック生成手段か
    ら遅延量の大きい順に前記遅延クロックを選択すること
    を特徴とする出力遅延調整回路。
  2. 【請求項2】 電源オン時に出力されるパワーオンリセ
    ット信号に基づいてリセット信号が生成されるように構
    成され、前記ラッチ手段は前記リセット信号がアクティ
    ブのときに前記ラッチ入力クロックをスルーするように
    構成され、前記位相差検出手段は前記リセット信号がア
    クティブのときに前記出力信号と比較基準クロックとの
    位相差を検出するように構成され、前記クロック選択手
    段は前記リセット信号がアクティブのときに前記遅延ク
    ロック生成手段の遅延クロックの選択を行うように構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の出力遅延
    調整回路。
  3. 【請求項3】 前記比較基準クロックは、前記出力回路
    において許容される最大の遅延量に設定され、前記遅延
    クロックは前記比較基準クロックの遅延量よりも少ない
    遅延量の異なる遅延クロックとして生成されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の出力遅延調整回
    路。
  4. 【請求項4】 前記クロック選択手段は、初期設定時は
    前記遅延クロックのうち遅延量が最大の遅延クロックを
    選択するように構成され、前記位相差検出信号が入力さ
    れる毎に順次遅延量が小さくなる遅延クロックを順序的
    に選択し、前記位相差検出信号が入力されなくなるま
    で、あるいは遅延量が最小の遅延クロックを選択するま
    で前記選択動作を実行するように構成されていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の出力遅
    延調整回路。
  5. 【請求項5】 前記出力回路は、入力端子と出力端子と
    の間に組み合わせ回路、プリバッファ、メインバッファ
    を備え、前記出力端子から出力される信号、または前記
    プリバッファに入力される信号を前記出力信号として前
    記位相差検出手段に入力することを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれかに記載の出力遅延調整回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004038276A (ja) * 2002-06-28 2004-02-05 Oki Electric Ind Co Ltd クロック信号供給回路
US6982585B2 (en) 2002-02-05 2006-01-03 Seiko Epson Corporation Pulse shaping system, laser printer, pulse shaping method and method of generating serial video data for laser printer
JP2007295407A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Sony Corp パラレル/シリアル変換回路、光出力制御回路、および光記録装置

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