JP2001177030A - 放熱装置及び放熱装置を有する電子機器 - Google Patents

放熱装置及び放熱装置を有する電子機器

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JP2001177030A
JP2001177030A JP35663899A JP35663899A JP2001177030A JP 2001177030 A JP2001177030 A JP 2001177030A JP 35663899 A JP35663899 A JP 35663899A JP 35663899 A JP35663899 A JP 35663899A JP 2001177030 A JP2001177030 A JP 2001177030A
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electronic
heat sink
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pipe
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Takashi Kayama
俊 香山
Junichi Ogasawara
順一 小笠原
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Sony Corp
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Sony Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化及び薄型化を図れるとともに放熱効果
を高めることができる放熱装置及び放熱装置を有する電
子機器を提供すること。 【解決手段】 電子素子から発生する熱を放出するため
の放熱装置30であり、熱を放出するためのヒートシン
ク40と、ヒートシンク40に空気の移動を与える空気
移動部60と、電子素子側に接する段差部分を有し、ヒ
ートシンク40に接しており電子素子が発生する熱をヒ
ートシンク40側に直接伝達するためのヒートパイプ5
0と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等に用い
られている電子素子から発生する熱を放出するための放
熱装置及び放熱装置を有する電子機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器として、たとえば携帯型のコン
ピュータや携帯型の情報端末等が登場してきている。こ
の種の電子機器は小型化及び薄型化の要求により、電子
機器の筐体の厚みは薄くなっておりしかも小型になって
いる。このことから筐体の中に収容される回路基板及び
電子素子の収容にはかなり工夫を必要とする。筐体の中
に収容されている電子素子として、たとえばCPU(中
央処理装置)は、動作時にかなりの発熱をするのである
が、電子素子から発生する熱は直接ヒートシンクに伝達
する構造になっている。ヒートシンクに伝達された熱
は、電子素子からかなり離れた位置にあるヒートパイプ
側に伝えられるとともに、ヒートパイプに伝わった熱は
ファンが発生する風により筐体の外部に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電子
機器における放熱構造では、発熱する電子素子とヒート
パイプの間に距離がかなりあるので、放熱効果を得にく
く、特に薄型のノート型のパーソナルコンピュータのよ
うな電子機器ではこの放熱効果を得るのは難しい。そこ
で本発明は上記課題を解消し、小型化及び薄型化を図れ
るとともに放熱効果を高めることができる放熱装置及び
放熱装置を有する電子機器を提供することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、電子
素子から発生する熱を放出するための放熱装置であり、
熱を放出するためのヒートシンクと、前記ヒートシン
クに空気の移動を与える空気移動部と、前記電子素子側
に接する段差部分を有し、前記ヒートシンクに接してお
り前記電子素子が発生する熱を前記ヒートシンク側に直
接伝達するためのヒートパイプと、を備えることを特徴
とする放熱装置である。請求項1では、ヒートシンクは
熱を放出するものである。空気移動部は、ヒートシンク
に空気の移動を与える。ヒートパイプは、電子素子に対
応する部分に段差部分を有している。そして、ヒートパ
イプはヒートシンクに接しており電子素子が発生する熱
をヒートシンク側に直接伝達するようになっている。こ
のことから、ヒートパイプの段差部分を設けることで、
ヒートパイプは電子素子を避けるようにして配置するこ
とができ、電子素子があってもヒートパイプを電子素子
に近接させた状態で放熱装置の薄型化を図ることができ
る。しかもヒートパイプは、ヒートシンクに接している
とともに電子素子側に接する段差部分を有しているの
で、電子素子の発生する熱は、ヒートパイプ及びヒート
シンクに直接伝達することができる。このことから電子
素子の熱の放熱効率を高めることができる。ヒートシン
クに伝わった熱は、空気移動部による空気の移動により
たとえば外部に排出することができる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載の放熱
装置において、前記電子素子は、熱伝達素子を介して前
記ヒートパイプの前記段差部分に圧着されている。請求
項2では、電子素子が発生する熱は、熱伝達素子を通じ
てヒートパイプの段差部分に伝達される。
【0006】請求項3の発明は、請求項1に記載の放熱
装置において、前記段差部分は、前記電子素子と前記電
子素子が配置されている基板に対応して複数段部を有し
ている。請求項3では、電子素子や電子素子が配置され
ている基板に対応して段差部分が複数段部を有している
ことから、電子素子や基板があっても放熱装置の薄型化
を図ることができる。
【0007】請求項4の発明は、請求項2に記載の放熱
装置において、前記ヒートパイプの前記段差部分と前記
ヒートシンクがともに前記熱伝達素子に圧着されてい
る。請求項4では、ヒートパイプの段差部分とヒートシ
ンクがともに熱伝達素子に圧着されていることにより、
電子素子が発生する熱は、ヒートパイプの段差部分及び
ヒートシンクに同時に伝達することができる。
【0008】請求項5の発明は、請求項2に記載の放熱
装置において、前記段差部分は、前記熱伝達素子を覆う
ような凹部形状である。請求項5では、段差部分が、熱
伝達素子を覆うような凹部形状になっている。
【0009】請求項6の発明は、電子素子から発生する
熱を放出するための放熱装置を有する電子機器であり、
前記放熱素子は、熱を放出するためのヒートシンクと、
前記ヒートシンクに空気の移動を与える空気移動部と、
前記電子素子に対応する部分に段差部分を有し、前記ヒ
ートシンクに接しており前記電子素子が発生する熱を前
記ヒートシンク側に直接伝達するためのヒートパイプ
と、を備えることを特徴とする放熱装置を有する電子機
器である。請求項6では、ヒートシンクは熱を放出する
ものである。空気移動部は、ヒートシンクに空気の移動
を与える。ヒートパイプは、電子素子に対応する部分に
段差部分を有している。そして、ヒートパイプはヒート
シンクに接しており電子素子が発生する熱をヒートシン
ク側に直接伝達するようになっている。このことから、
ヒートパイプの段差部分を設けることで、ヒートパイプ
は電子素子を避けるようにして配置することができ、電
子素子があってもヒートパイプを電子素子に近接させた
状態で放熱装置の薄型化を図ることができる。しかもヒ
ートパイプは、ヒートシンクに接しているとともに電子
素子側に接する段差部分を有しているので、電子素子の
発生する熱は、ヒートパイプ及びヒートシンクに直接伝
達することができる。このことから電子素子の熱の放熱
効率を高めることができる。ヒートシンクに伝わった熱
は、空気移動部による空気の移動によりたとえば外部に
排出することができる。
【0010】請求項7の発明は、請求項6に記載の放熱
装置を有する電子機器において、前記電子素子は、熱伝
達素子を介して前記ヒートパイプの前記段差部分に圧着
されている。請求項7では、電子素子が発生する熱は、
熱伝達素子を通じてヒートパイプの段差部分に伝達され
る。
【0011】請求項8の発明は、請求項6に記載の放熱
装置を有する電子機器において、前記段差部分は、前記
電子素子と前記電子素子が配置されている基板に対応し
て複数段部を有している。請求項8では、電子素子や電
子素子が配置されている基板に対応して段差部分が複数
段部を有していることから、電子素子や基板があっても
放熱装置の薄型化を図ることができる。
【0012】請求項9の発明は、請求項7に記載の放熱
装置を有する電子機器において、前記ヒートパイプの前
記段差部分と前記ヒートシンクがともに前記熱伝達素子
に圧着されている。請求項9では、ヒートパイプの段差
部分とヒートシンクがともに熱伝達素子に圧着されてい
ることにより、電子素子が発生する熱は、ヒートパイプ
の段差部分及びヒートシンクに同時に伝達することがで
きる。
【0013】請求項10の発明は、請求項7に記載の放
熱装置を有する電子機器において、前記段差部分は、前
記熱伝達素子を覆うような凹部形状である。請求項10
では、段差部分が、熱伝達素子を覆うような凹部形状に
なっている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0015】図1は、本発明の放熱装置を有する電子機
器の好ましい実施の形態を示している。この電子機器1
0は、いわゆる携帯型のパーソナルコンピュータであ
る。電子機器10は、本体12と表示部14を有してい
る。表示部14は、たとえば液晶表示装置を使用するこ
とができる。本体12と表示部14は、ヒンジ18によ
り連結されており、表示部14は本体12に対して開閉
することができる。本体12は、キーボードのような入
力装置16と筐体20を有している。入力装置16は複
数のキー19等を有している。
【0016】図1の筐体20の中には、本発明の実施の
形態の放熱装置30やその他回路基板等が内蔵されてい
る。図2は、図1の放熱装置30の好ましい実施の形態
を示す図である。図1と図2において筐体20の一部分
にははき出し口32を有している。このはき出し口32
に対応して、放熱装置30が配置されている。放熱装置
30は、概略的にはヒートシンク40、ヒートパイプ5
0、空気移動部60等を有している。ヒートシンク40
は、図1の筐体20の中に固定されているたとえば長方
形状の金属板である。このヒートシンク40は、たとえ
ば銅やアルミニウムにより作ることができるが、放熱性
の高い材料であれば特にこだわらない。ヒートシンク4
0の一部分は、回路基板側の発熱素子の一例であるCP
U(中央処理装置)70が位置している。
【0017】ヒートパイプ50は、ヒートシンク40に
対して密着しており、ヒートパイプ50の一端部50A
はCPU70側に位置しており、ヒートパイプ50は屈
曲部及び1/4円周部50C,50D及び他端部50E
を有している。他端部50Eは、はき出し口32側に位
置している。ヒートシンク40の中間位置であって、は
き出し口32に近い位置には、穴42を有している。こ
の穴42に対面する位置には、空気移動部60のファン
80が配置されている。このファン80はモータ82に
より連続回転できるようになっている。
【0018】図3は、図2の放熱装置30を反対の面か
ら見た図である。図4は、図2の放熱装置30の断面構
造例を示している。筐体20内の空気は、図2のファン
80を回転することで、R1方向から取入口84に入り
込んで、空気流路86を経て、排出口88からR2の方
向に排出される。この排出口88は筐体20のはき出し
口32に対応した位置にある。ヒートパイプ50はヒー
トシンク40に直接接している。ヒートパイプ50の断
面形状は、たとえば図4に示すようにほぼ長方形状のも
のである。
【0019】図5は、図2のA−A線における断面構造
例を示している。入力装置16は、いわゆるキーボード
であるが、この入力装置16と筐体の下部21の間に
は、筐体20の空間部97が形成されている。この空間
部97の中には、ヒートシンク40、ヒートパイプ5
0、熱伝達素子95、CPU70、メイン回路基板90
等が収容されている。ヒートシンク40の上面部はヒー
トパイプ50に対して密着している。メイン回路基板9
0は筐体の下部21に対して所定の隙間99を置いて配
置されている。このメイン回路基板90には発熱する電
子素子としてのCPU70が搭載されている。このCP
U70の上には、さらに熱伝達素子95が密着して配置
されている。この熱伝達素子95は、たとえばシリコン
ゴム、窒化ホウ素入りシリコンゴム、アルミナ入りシリ
コンゴム、酸化マグネシウム入りシリコンゴムである。
【0020】ヒートパイプ50は、この熱伝達素子95
及びCPU70を避けて配置するために、ヒートパイプ
50の一端部50Aには段差部分100が形成されてい
る。この段差部分100は、第1段部102と第2段部
104を有している。第1段部102は熱伝達素子95
とCPU70の部分を避けるようにして形成されてお
り、第1段部102は熱伝達素子95に直接圧着されて
いる。第2段部104はメイン回路基板90を避けるた
めに形成されているが、メイン回路基板90には接触し
ていない。
【0021】このようにヒートパイプ50の一端部50
Aに段差部分100が形成されていることから、ヒート
シンク40、ヒートパイプ50、熱伝達素子95、CP
U70及びメイン回路基板90から構成される構造体
は、空間部97において、隙間99と隙間106を開け
て配置することができる。隙間106は入力装置106
とヒートシンク40の間に形成され、隙間99はメイン
回路基板90とヒートパイプ50側と、筐体の下部21
の内面の間に形成されている。このヒートシンク40か
らメイン回路基板90までを含む構造体は、ほぼ均一な
幅Lに設定することができ、この均一な幅Lは、筐体2
0の薄型化及び小型化に合わせて設定されるものであ
る。
【0022】次に、図2と図5を参照して、放熱装置3
0の放熱動作について説明する。図1の電子機器10の
表示部14が本体12側から開かれて、電子機器10を
動作させると、図2のモータ82がファン80を回転さ
せる。図5のメイン回路基板90のCPU70が作動し
て発熱すると、CPU70が発生する熱は熱伝達素子9
5を介してヒートパイプ50に直接伝達される。ヒート
パイプ50に伝達された熱は、ヒートシンク40に伝達
される。ヒートシンク40に伝達された熱及びヒートパ
イプ50に伝達された熱は、図2のファン80が回転す
ることにより生ずる空気の流れにより、筐体20の外部
に放出される。すなわち、図4において、空気がR1方
向からヒートシンク40の空気の取入口84に流入して
空気流路86を通り排出口88からR2の方向に放出さ
れる。これにより、ヒートパイプ50及びヒートシンク
40に蓄積された熱は、空気の流れにより筐体20のは
き出し口32から外部へR2の方向に排出される。
【0023】以上説明したように、図5に示すように、
段差部分100を設けることで、メイン回路基板90や
CPU70をさけることができ、放熱装置30の構造の
薄型化及び小型化を図りながら、CPU70が発生する
熱はヒートパイプ50及びヒートシンク40に直接伝達
できるので、放熱効率を高めることができる。また図5
に示す筐体の下部21とメイン回路基板90及びヒート
パイプ50の間に隙間99を設けることにより、ヒート
パイプ50から筐体の下部21に直接熱が伝わらず筐体
が加熱されず、しかも空気の流れを隙間99で作ること
ができるので、ヒートパイプ50の放熱性を高めること
ができる。同様にして入力装置16とヒートシンク40
の間に隙間106を設けることにより、空気の流れを隙
間106に作ることができるので、ヒートシンク40及
びヒートパイプ50の放熱性を高めることができる。
【0024】図6は、本発明の別の実施の形態を示して
いる。図6の実施の形態では、熱伝達素子95に対して
ヒートパイプ50の段差部分100及びヒートシンク4
0の両方が直接圧着されている。これにより、CPU7
0の熱は、熱伝達素子95を通じてヒートパイプ50及
びヒートシンク40に効率よく伝達することができる。
ヒートパイプ50は、ヒートシンク40の段部41には
め込まれている。このことから、ヒートシンク及びヒー
トパイプの小型化を図ることができる。
【0025】図7はヒートパイプ50の別の配置例を示
している。ヒートパイプ50の段差部分100にはCP
U70及び熱伝達素子95の一部分が直接接触してい
る。図8の実施の形態では、ヒートパイプ50の段差部
分100がCPU70及び熱伝達素子95の上部を覆っ
た形で直接接触している。図9の実施の形態では、図8
の実施の形態と同様にヒートパイプ50の段差部分10
0がCPU70及び熱伝達素子95の上部を覆うように
して直接接触している。しかしこの段差部分100は、
ヒートパイプ50の一端部50A側に開放している。図
10は、図8あるいは図9の実施の形態におけるC−C
線あるいはD−D線における断面構造例を示している。
回路基板90の上に搭載されたCPU70及び熱伝達素
子95は、ヒートパイプ50の段差部分100により上
から覆い被さるように直接接触している。この段差部分
100は断面で見て凹部形状になっている。
【0026】図11は、本発明の実施の形態で使用され
ているヒートパイプの動作例を示しており、ヒートパイ
プ50は、容器140を有している。この容器140の
中には作動液160が収容されている。この作動液16
0は、加熱部170において加熱されると蒸気流180
となって冷却部190側に移動する。加熱部170は、
たとえば図5の例ではヒートパイプ50の一端部50A
である。容器140は密封された容器であり、通常は金
属パイプを用いていて、その内部は真空になっている。
作動液としては純水やフロン等の液体である。作動液1
60は加熱部170で加熱され、容器140の他端部が
冷却部190になっていると、容器140の中の作動液
160は、沸騰、蒸気流180の移動、凝縮及び還流の
サイクルを生じて、潜熱のやり取りを通じて熱が移送さ
れる。
【0027】図12はヒートパイプ50の製造工程例を
示している。ヒートパイプ50の容器140内における
作動液160の還流は、重力と内面ウイック(溝やメッ
シュ等)の毛細管力によって行われるものである。まず
パイプが容易される。このパイプはたとえば銅やアルミ
ニウムにより作られている。パイプは図12に示すよう
に定尺に切断された後に洗浄及び乾燥処理が行われてパ
イプの両端末が加工される。そしてパイプの片端が溶接
された後にパイプの内面処理が行われて、作動液が封入
される。そしてパイプは加熱及び脱気及び封止処理が行
われる。そして作動液の封入量がチェックされる。上述
した工程において、たとえば容器加工の段階において、
たとえば図5に示すような段差部分100がヒートパイ
プ50に加圧成形される。
【0028】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では放熱装置が
装着される電子機器として、携帯型のパーソナルコンピ
ュータの例を示しているが、これに限らず携帯型の情報
端末や、ゲーム機器、電話、ビデオカメラ等を含むもの
である。またヒートパイプとヒートシンクの両方または
一方に対して、発熱する電子素子が熱伝達素子を介さず
に直接接触しても構わない。尚、熱伝達素子を介在する
理由としては、密着性を上げて熱伝達効率を高めるため
である。また発熱する電子素子としては、CPUに限ら
ず、パワートランジスタやモータのドライバーIC等に
も適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型化及び薄型化を図れるとともに放熱効果を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放熱装置を有する電子機器の実施の形
態を示す斜視図。
【図2】図1の電子機器に内蔵されている放熱装置の例
を示す平面図。
【図3】図2の放熱装置を裏側から見た図。
【図4】放熱装置の空気流路等を示す断面図。
【図5】図2のA−A線における断面図。
【図6】本発明の別の実施の形態を示す断面図。
【図7】本発明の別の実施の形態を示す平面図。
【図8】本発明のさらに別の実施の形態を示す平面図。
【図9】本発明のさらに別の実施の形態を示す平面図。
【図10】図8あるいは図9のC−C線あるいはD−D
線におけるヒートパイプの断面構造例を示す図。
【図11】ヒートパイプの動作原理の例を示す図。
【図12】ヒートパイプの製造工程例を示す図。
【符号の説明】
10・・・電子機器、20・・・筐体、30・・・放熱
装置、40・・・ヒートシンク、50・・・ヒートパイ
プ、60・・・空気移動部、70・・・CPU(発熱す
る電子素子)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子素子から発生する熱を放出するため
    の放熱装置であり、 熱を放出するためのヒートシンクと、 前記ヒートシンクに空気の移動を与える空気移動部と、 前記電子素子側に接する段差部分を有し、前記ヒートシ
    ンクに接しており前記電子素子が発生する熱を前記ヒー
    トシンク側に直接伝達するためのヒートパイプと、を備
    えることを特徴とする放熱装置。
  2. 【請求項2】 前記電子素子は、熱伝達素子を介して前
    記ヒートパイプの前記段差部分に圧着されている請求項
    1に記載の放熱装置。
  3. 【請求項3】 前記段差部分は、前記電子素子と前記電
    子素子が配置されている基板に対応して複数段部を有し
    ている請求項1に記載の放熱装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒートパイプの前記段差部分と前記
    ヒートシンクがともに前記熱伝達素子に圧着されている
    請求項2に記載の放熱装置。
  5. 【請求項5】 前記段差部分は、前記熱伝達素子を覆う
    ような凹部形状である請求項2に記載の放熱装置。
  6. 【請求項6】 電子素子から発生する熱を放出するため
    の放熱装置を有する電子機器であり、 前記放熱素子は、 熱を放出するためのヒートシンクと、 前記ヒートシンクに空気の移動を与える空気移動部と、 前記電子素子に対応する部分に段差部分を有し、前記ヒ
    ートシンクに接しており前記電子素子が発生する熱を前
    記ヒートシンク側に直接伝達するためのヒートパイプ
    と、を備えることを特徴とする放熱装置を有する電子機
    器。
  7. 【請求項7】 前記電子素子は、熱伝達素子を介して前
    記ヒートパイプの前記段差部分に圧着されている請求項
    6に記載の放熱装置を有する電子機器。
  8. 【請求項8】 前記段差部分は、前記電子素子と前記電
    子素子が配置されている基板に対応して複数段部を有し
    ている請求項6に記載の放熱装置を有する電子機器。
  9. 【請求項9】 前記ヒートパイプの前記段差部分と前記
    ヒートシンクがともに前記熱伝達素子に圧着されている
    請求項7に記載の放熱装置を有する電子機器。
  10. 【請求項10】 前記段差部分は、前記熱伝達素子を覆
    うような凹部形状である請求項7に記載の放熱装置を有
    する電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105340075A (zh) * 2014-03-20 2016-02-17 华为终端有限公司 一种移动终端
WO2022172546A1 (ja) * 2021-02-15 2022-08-18 株式会社村田製作所 ループヒートパイプ用の蒸発器及びループヒートパイプ

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