JP2001176605A - 一体成形型ロックレバー - Google Patents
一体成形型ロックレバーInfo
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- integrally formed
- lever
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】インターフェースケーブル用コネクタ等に使用
可能な、操作性や耐久性やコンパクト実装に優れている
ばかりでなく、部品点数が削減出来るL字形状を有する
一体成形型ロックレバーの提供。 【解決手段】コネクタのレバー部の一端に嵌合部を設け
ると共に他端に押圧部を設け、そのほぼ中央部には垂直
方向にたわみ有効長を長くとり、応力が分散するように
L字形状を有する支点部を設け、プラグケース上に一体
成形化されている一体成形型ロックレバーである。
可能な、操作性や耐久性やコンパクト実装に優れている
ばかりでなく、部品点数が削減出来るL字形状を有する
一体成形型ロックレバーの提供。 【解決手段】コネクタのレバー部の一端に嵌合部を設け
ると共に他端に押圧部を設け、そのほぼ中央部には垂直
方向にたわみ有効長を長くとり、応力が分散するように
L字形状を有する支点部を設け、プラグケース上に一体
成形化されている一体成形型ロックレバーである。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、主に、次世代のコ
ネクタとして、注目を集めている交換機や伝送機等に使
用されるインターフェースケーブル用コネクタ等に使用
可能であるばかりでなく、それ以外にも幅広い応用が可
能で、操作性や耐久性やコンパクト実装に優れているば
かりでなく、部品点数が削減出来るので、安価で信頼性
に優れたL字形状を有する一体成形型ロックレバーに関
する。
ネクタとして、注目を集めている交換機や伝送機等に使
用されるインターフェースケーブル用コネクタ等に使用
可能であるばかりでなく、それ以外にも幅広い応用が可
能で、操作性や耐久性やコンパクト実装に優れているば
かりでなく、部品点数が削減出来るので、安価で信頼性
に優れたL字形状を有する一体成形型ロックレバーに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のロックレバーの支点部6´の形状
は、図3に示すようにT字形を有するレバー形状であっ
た。
は、図3に示すようにT字形を有するレバー形状であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のT字
型ロックレバー1´は、図3から明らかなようにT字形
からなる形状であるため、たわみ有効長が短いためにど
うしても局部に応力集中が発生してしまうので、繰り返
し作動回数の寿命が短いだけでなく、回転作動量を大き
くすることが出来ないという欠点があった。
型ロックレバー1´は、図3から明らかなようにT字形
からなる形状であるため、たわみ有効長が短いためにど
うしても局部に応力集中が発生してしまうので、繰り返
し作動回数の寿命が短いだけでなく、回転作動量を大き
くすることが出来ないという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの問題
を解決するために、鋭意検討した結果、コネクタのレバ
ー部の一端に嵌合部を設けると共に他端に押圧部を設
け、そのほぼ中央部には垂直方向にたわみ有効長を長く
とり、応力が分散するようにL字形状を有する支点部を
設け、プラグケース上に一体成形化されている一体成形
型ロックレバーである。
を解決するために、鋭意検討した結果、コネクタのレバ
ー部の一端に嵌合部を設けると共に他端に押圧部を設
け、そのほぼ中央部には垂直方向にたわみ有効長を長く
とり、応力が分散するようにL字形状を有する支点部を
設け、プラグケース上に一体成形化されている一体成形
型ロックレバーである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のL字形状の一体成
形型ロックレバー1の実施形態について添付図面を参照
して詳細に説明する。
形型ロックレバー1の実施形態について添付図面を参照
して詳細に説明する。
【0006】
【実施例】図1(イ)は、本発明のL字形状を有する一
体成形型ロックレバー1の側面からみた断面図で、図1
(ロ)は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロック
レバー1の支点部6とプラグ上ケース3とプラグ下ケー
ス4の説明図である。図から明らかなように、コネクタ
のレバー部の一端に嵌合部を設けると共に他端に押圧部
を設け、そのほぼ中央部には垂直方向にL字形状を有す
る支点部を設け、プラグケース上に一体成形化されてい
る一体成形型ロックレバーである。本発明の支点部6の
形状はL字状にしてあるので、たわみ有効長が、従来の
T字形状に比べて長い為、応力が広い範囲にわたって分
散する。従って、繰り返し動作回数が上昇し、耐久性は
向上する。図において、嵌合部5と押圧部7を有するコ
ネクタのレバー部2は、L字形を有する支点部6を介し
てプラグ上ケース3上に一体成形化されている。本発明
の場合、プラグ上ケース3とプラグ下ケース4が分離し
ている場合の代表例で説明しているが、必ずしもこれに
限るものではない。本発明のコネクタのレバー部2の素
材には、通常の熱可塑性樹脂であるPBT(ポリブチレ
ンテレフタレート)樹脂を用いて行った。次に、本発明
のL字形状を有する一体成形型ロックレバーを用いて実
装した場合の具体的実施例を下記に示す。図1(ハ)
は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1を用いて実装した場合の側面からみた断面図で、図1
(ニ)は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロック
レバー1を用いて実装した場合の斜視図である。これに
ついては、図から明らかであるので、個々の説明を省略
する。最後に、図2は、本発明のL字形状を有する一体
成形型ロックレバー1の嵌合相手先である雄コネクタに
挿着する場合とコネクタから抜去する場合の状態説明図
である。本発明は、以上のような構造であるので、図に
示すように、嵌合相手先である雄コネクタに挿着する場
合には、ただ単に平行に挿入するだけで嵌合部が上部に
上がると同時にクリック感(嵌合音)を伴って嵌合す
る。次に、嵌合相手先である雄コネクタから抜去する場
合には、押圧部7を指で押すことにより、雄コネクタか
ら嵌合部が外れて離脱する。
体成形型ロックレバー1の側面からみた断面図で、図1
(ロ)は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロック
レバー1の支点部6とプラグ上ケース3とプラグ下ケー
ス4の説明図である。図から明らかなように、コネクタ
のレバー部の一端に嵌合部を設けると共に他端に押圧部
を設け、そのほぼ中央部には垂直方向にL字形状を有す
る支点部を設け、プラグケース上に一体成形化されてい
る一体成形型ロックレバーである。本発明の支点部6の
形状はL字状にしてあるので、たわみ有効長が、従来の
T字形状に比べて長い為、応力が広い範囲にわたって分
散する。従って、繰り返し動作回数が上昇し、耐久性は
向上する。図において、嵌合部5と押圧部7を有するコ
ネクタのレバー部2は、L字形を有する支点部6を介し
てプラグ上ケース3上に一体成形化されている。本発明
の場合、プラグ上ケース3とプラグ下ケース4が分離し
ている場合の代表例で説明しているが、必ずしもこれに
限るものではない。本発明のコネクタのレバー部2の素
材には、通常の熱可塑性樹脂であるPBT(ポリブチレ
ンテレフタレート)樹脂を用いて行った。次に、本発明
のL字形状を有する一体成形型ロックレバーを用いて実
装した場合の具体的実施例を下記に示す。図1(ハ)
は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1を用いて実装した場合の側面からみた断面図で、図1
(ニ)は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロック
レバー1を用いて実装した場合の斜視図である。これに
ついては、図から明らかであるので、個々の説明を省略
する。最後に、図2は、本発明のL字形状を有する一体
成形型ロックレバー1の嵌合相手先である雄コネクタに
挿着する場合とコネクタから抜去する場合の状態説明図
である。本発明は、以上のような構造であるので、図に
示すように、嵌合相手先である雄コネクタに挿着する場
合には、ただ単に平行に挿入するだけで嵌合部が上部に
上がると同時にクリック感(嵌合音)を伴って嵌合す
る。次に、嵌合相手先である雄コネクタから抜去する場
合には、押圧部7を指で押すことにより、雄コネクタか
ら嵌合部が外れて離脱する。
【0007】以上のような構造であるため、本発明のL
字形状を有する一体成形型ロックレバー1は、従来のT
字型ロツクレバーに比べて、耐久性試験である繰り返し
動作回数が、約10倍程良好な結果を示した。また、こ
れ以外にロック強度試験も行ったが、既存製品と同等以
上の良好な結果を示した。
字形状を有する一体成形型ロックレバー1は、従来のT
字型ロツクレバーに比べて、耐久性試験である繰り返し
動作回数が、約10倍程良好な結果を示した。また、こ
れ以外にロック強度試験も行ったが、既存製品と同等以
上の良好な結果を示した。
【0008】本発明の実施例では、L字形状を有する一
体成形型ロックレバー1を代表例にとり、図1の具体的
代表例で説明してきたが、これに限るものではない。ま
た、これ以外の変形例でも構わず、設計上本発明の範囲
内であることはいうまでもない。
体成形型ロックレバー1を代表例にとり、図1の具体的
代表例で説明してきたが、これに限るものではない。ま
た、これ以外の変形例でも構わず、設計上本発明の範囲
内であることはいうまでもない。
【0009】
【発明の効果】以上説明のように、本発明のL字型の一
体成形型ロックレバー1によれば、 1.自由度(変形度合い)が大きくとれるので、操作性
が良い。 2.応力集中が起こりにくく、繰り返し作動回数が増え
るので、耐久性が向上する。 3.レバーの高さを低くすることが出来るので、コンパ
クト実装が可能である。 4.部品点数が削減出来、プラグケース上に一体成形出
来るので、安価である。 5.嵌合時にクリック感(嵌合音)を伴い、確実なロッ
ク操作が可能であり、信頼性に富む。という優れた効果
があるので、その工業的価値は大きい。
体成形型ロックレバー1によれば、 1.自由度(変形度合い)が大きくとれるので、操作性
が良い。 2.応力集中が起こりにくく、繰り返し作動回数が増え
るので、耐久性が向上する。 3.レバーの高さを低くすることが出来るので、コンパ
クト実装が可能である。 4.部品点数が削減出来、プラグケース上に一体成形出
来るので、安価である。 5.嵌合時にクリック感(嵌合音)を伴い、確実なロッ
ク操作が可能であり、信頼性に富む。という優れた効果
があるので、その工業的価値は大きい。
【図1】(イ)は、本発明のL字形状を有する一体成形
型ロックレバー1の側面からみた断面図である。(ロ)
は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1の支点部6とプラグ上ケース3とプラグ下ケース4の
説明図である。(ハ)は、本発明のL字形状を有する一
体成形型ロックレバー1を用いて実装した場合の側面か
らみた断面図である。(ニ)は、本発明のL字形状を有
する一体成形型ロックレバー1を用いて実装した場合の
斜視図である。
型ロックレバー1の側面からみた断面図である。(ロ)
は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1の支点部6とプラグ上ケース3とプラグ下ケース4の
説明図である。(ハ)は、本発明のL字形状を有する一
体成形型ロックレバー1を用いて実装した場合の側面か
らみた断面図である。(ニ)は、本発明のL字形状を有
する一体成形型ロックレバー1を用いて実装した場合の
斜視図である。
【図2】本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレ
バー1の嵌合相手先である雄コネクタに挿着する場合と
コネクタから抜去する場合の状態説明図である。
バー1の嵌合相手先である雄コネクタに挿着する場合と
コネクタから抜去する場合の状態説明図である。
【図3】(イ)は、従来のT字形状を有するロックレバ
ー1´の側面からみた断面図である。(ロ)は、従来の
T字形状を有するロックレバー1´の支点部6´の説明
図である。
ー1´の側面からみた断面図である。(ロ)は、従来の
T字形状を有するロックレバー1´の支点部6´の説明
図である。
1 本発明の一体成形型ロックレバー 2 コネクタのレバー部 3 プラグ上ケース 4 プラグ下ケース 5 嵌合部 6 支点部 7 押圧部 8 ケーブル 9 圧接コンタクト 10 コンタクトホルダー 11 シールドケースA 12 シールドケースB 13 ケーブルクランプ金具 14 ドレイン線 1´ 従来のT字型ロックレバー部 2´ コネクタのレバー部 3´ プラグ上ケース 4´ プラグ下ケース 5´ 嵌合部 6´ 支点部 7´ 押圧部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月21日(2001.2.2
1)
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 一体成形型ロックレバー
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、主に、次世代のコ
ネクタとして、注目を集めている交換機や伝送機等に使
用されるインターフェースケーブル用コネクタ等に使用
可能であるばかりでなく、それ以外にも幅広い応用が可
能で、操作性や耐久性やコンパクト実装に優れているば
かりでなく、部品点数が削減出来るので、安価で信頼性
に優れたL字形状を有する一体成形型ロックレバーに関
する。
ネクタとして、注目を集めている交換機や伝送機等に使
用されるインターフェースケーブル用コネクタ等に使用
可能であるばかりでなく、それ以外にも幅広い応用が可
能で、操作性や耐久性やコンパクト実装に優れているば
かりでなく、部品点数が削減出来るので、安価で信頼性
に優れたL字形状を有する一体成形型ロックレバーに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のロックレバーの支点部6´の形状
は、図3に示すようにT字形を有するレバー形状であっ
た。
は、図3に示すようにT字形を有するレバー形状であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のT字
型ロックレバー1´は、図3から明らかなようにT字形
からなる形状であるため、たわみ有効長が短いためにど
うしても局部に応力集中が発生してしまうので、繰り返
し作動回数の寿命が短いだけでなく、回転作動量(ばね
変形量)を大きくすることが出来ないという欠点があっ
た。
型ロックレバー1´は、図3から明らかなようにT字形
からなる形状であるため、たわみ有効長が短いためにど
うしても局部に応力集中が発生してしまうので、繰り返
し作動回数の寿命が短いだけでなく、回転作動量(ばね
変形量)を大きくすることが出来ないという欠点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの問題
を解決するために、鋭意検討した結果、第1に、コネク
タのレバー部2の一端に嵌合部5を設けると共に他端に
押圧部7を設け、そのほぼ中央部には垂直方向にたわみ
有効長が長くとれ、応力の分散化を可能にするためのL
字形状を有する支点部6を設け、プラグケース3上に一
体成形化されている一体成形型ロックレバー1で、第2
に、前記の押圧部7側のコネクタのレバー部2とプラグ
上ケース3との間にロックレバーばね15を装着した一体
成形型ロックレバー1である。
を解決するために、鋭意検討した結果、第1に、コネク
タのレバー部2の一端に嵌合部5を設けると共に他端に
押圧部7を設け、そのほぼ中央部には垂直方向にたわみ
有効長が長くとれ、応力の分散化を可能にするためのL
字形状を有する支点部6を設け、プラグケース3上に一
体成形化されている一体成形型ロックレバー1で、第2
に、前記の押圧部7側のコネクタのレバー部2とプラグ
上ケース3との間にロックレバーばね15を装着した一体
成形型ロックレバー1である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のL字形状の一体成
形型ロックレバー1の実施形態について添付図面を参照
して詳細に説明する。
形型ロックレバー1の実施形態について添付図面を参照
して詳細に説明する。
【0006】
【実施例】図1(イ)は、本発明のL字形状を有する一
体成形型ロックレバー1の側面からみた断面図で、図1
(ロ)は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロック
レバー1の支点部6とプラグ上ケース3とプラグ下ケー
ス4の説明図で、図1(ハ)は、本発明のL字形状を有
する一体成形型ロックレバー1のロックレバーばね15の
説明図である。図から明らかなように、第1に、コネク
タのレバー部2の一端に嵌合部5を設けると共に他端に
押圧部7を設け、そのほぼ中央部には垂直方向にたわみ
有効長が長くとれ、応力の分散化を可能にするためのL
字形状を有する支点部6を設け、プラグケース3上に一
体成形化されている一体成形型ロックレバー1で、第2
に、前記の押圧部7側のコネクタのレバー部2とプラグ
上ケース3との間にロックレバーばね15を装着した一体
成形型ロックレバー1である。本発明の支点部6の形状
はL字状にしてあるので、たわみ有効長が、従来のT字
形状に比べて長い為、応力が広い範囲にわたって分散す
る。従って、繰り返し動作回数が上昇し、耐久性は向上
する。嵌合部5と押圧部7を有するコネクタのレバー部
2は、L字形を有する支点部6を介してプラグ上ケース
3上に一体成形化されている。図3に示すように、従来
のT字型ロックレバーのたわみ有効長は、2mmを必要
としていたが、本発明のL字形状を有する一体成形型ロ
ックレバーの場合は、1.5mmにすることが可能とな
り、レバーの高さを25%低くすることが可能となる。
尚、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1の根本にあるR(弧度)については、有限要素解析手
法を用いた結果、Rは、0.5が最適で、最大応力を3
0%低減することが出来た。次に、ロックレバーばね15
を設けなくても操作上問題はないが、設けた方が耐久性
は向上し、好ましい結果が得られた。ロックレバーばね
15は、高温環境下でのクリープにより、ロックレバーの
性能劣化が予想される。金属製のロックレバーばね15を
装着することにより、高温下でのロックレバー操作の信
頼性は向上するだけでなく、レバーの高さを低くするこ
とが出来るので、コンパクト化をはかることが出来る。
それだけでなく、操作性が更に向上し、クリック感(嵌
合音)を伴った確実なロック操作が可能となる。本発明
の場合、プラグ上ケース3とプラグ下ケース4が分離し
ている場合の代表例で説明しているが、必ずしもこれに
限るものではない。本発明のコネクタのレバー部2の素
材には、通常の熱可塑性樹脂であるPBT(ポリブチレ
ンテレフタレート)樹脂を用いて行った。次に、本発明
のL字形状を有する一体成形型ロックレバーを用いて実
装した場合の具体的実施例を下記に示す。図1(ニ)
は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1を用いて実装した場合の側面からみた断面図で、図1
(ホ)は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロック
レバー1を用いて実装した場合の斜視図である。これに
ついては、図から明らかであるので、個々の説明を省略
する。最後に、図2は、本発明のL字形状を有する一体
成形型ロックレバー1の嵌合相手先である雄コネクタに
挿着する場合とコネクタから抜去する場合の状態説明図
である。本発明は、以上のような構造であるので、図に
示すように、嵌合相手先である雄コネクタに挿着する場
合には、ただ単に平行に挿入するだけで嵌合部が上部に
上がると同時にクリック感(嵌合音)を伴って嵌合す
る。次に、嵌合相手先である雄コネクタから抜去する場
合には、押圧部7を指で押すことにより、雄コネクタか
ら嵌合部が外れて離脱する。
体成形型ロックレバー1の側面からみた断面図で、図1
(ロ)は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロック
レバー1の支点部6とプラグ上ケース3とプラグ下ケー
ス4の説明図で、図1(ハ)は、本発明のL字形状を有
する一体成形型ロックレバー1のロックレバーばね15の
説明図である。図から明らかなように、第1に、コネク
タのレバー部2の一端に嵌合部5を設けると共に他端に
押圧部7を設け、そのほぼ中央部には垂直方向にたわみ
有効長が長くとれ、応力の分散化を可能にするためのL
字形状を有する支点部6を設け、プラグケース3上に一
体成形化されている一体成形型ロックレバー1で、第2
に、前記の押圧部7側のコネクタのレバー部2とプラグ
上ケース3との間にロックレバーばね15を装着した一体
成形型ロックレバー1である。本発明の支点部6の形状
はL字状にしてあるので、たわみ有効長が、従来のT字
形状に比べて長い為、応力が広い範囲にわたって分散す
る。従って、繰り返し動作回数が上昇し、耐久性は向上
する。嵌合部5と押圧部7を有するコネクタのレバー部
2は、L字形を有する支点部6を介してプラグ上ケース
3上に一体成形化されている。図3に示すように、従来
のT字型ロックレバーのたわみ有効長は、2mmを必要
としていたが、本発明のL字形状を有する一体成形型ロ
ックレバーの場合は、1.5mmにすることが可能とな
り、レバーの高さを25%低くすることが可能となる。
尚、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1の根本にあるR(弧度)については、有限要素解析手
法を用いた結果、Rは、0.5が最適で、最大応力を3
0%低減することが出来た。次に、ロックレバーばね15
を設けなくても操作上問題はないが、設けた方が耐久性
は向上し、好ましい結果が得られた。ロックレバーばね
15は、高温環境下でのクリープにより、ロックレバーの
性能劣化が予想される。金属製のロックレバーばね15を
装着することにより、高温下でのロックレバー操作の信
頼性は向上するだけでなく、レバーの高さを低くするこ
とが出来るので、コンパクト化をはかることが出来る。
それだけでなく、操作性が更に向上し、クリック感(嵌
合音)を伴った確実なロック操作が可能となる。本発明
の場合、プラグ上ケース3とプラグ下ケース4が分離し
ている場合の代表例で説明しているが、必ずしもこれに
限るものではない。本発明のコネクタのレバー部2の素
材には、通常の熱可塑性樹脂であるPBT(ポリブチレ
ンテレフタレート)樹脂を用いて行った。次に、本発明
のL字形状を有する一体成形型ロックレバーを用いて実
装した場合の具体的実施例を下記に示す。図1(ニ)
は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1を用いて実装した場合の側面からみた断面図で、図1
(ホ)は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロック
レバー1を用いて実装した場合の斜視図である。これに
ついては、図から明らかであるので、個々の説明を省略
する。最後に、図2は、本発明のL字形状を有する一体
成形型ロックレバー1の嵌合相手先である雄コネクタに
挿着する場合とコネクタから抜去する場合の状態説明図
である。本発明は、以上のような構造であるので、図に
示すように、嵌合相手先である雄コネクタに挿着する場
合には、ただ単に平行に挿入するだけで嵌合部が上部に
上がると同時にクリック感(嵌合音)を伴って嵌合す
る。次に、嵌合相手先である雄コネクタから抜去する場
合には、押圧部7を指で押すことにより、雄コネクタか
ら嵌合部が外れて離脱する。
【0007】以上のような構造であるため、本発明のL
字形状を有する一体成形型ロックレバー1は、従来のT
字型ロツクレバーに比べて、耐久性試験である繰り返し
動作回数が、約10倍程良好な結果を示した。また、こ
れ以外にロック強度試験も行ったが、既存製品と同等以
上の良好な結果を示した。
字形状を有する一体成形型ロックレバー1は、従来のT
字型ロツクレバーに比べて、耐久性試験である繰り返し
動作回数が、約10倍程良好な結果を示した。また、こ
れ以外にロック強度試験も行ったが、既存製品と同等以
上の良好な結果を示した。
【0008】本発明の実施例では、L字形状を有する一
体成形型ロックレバー1を代表例にとり、図1の具体的
代表例で説明してきたが、これに限るものではない。ま
た、これ以外の変形例でも構わず、設計上本発明の範囲
内であることはいうまでもない。
体成形型ロックレバー1を代表例にとり、図1の具体的
代表例で説明してきたが、これに限るものではない。ま
た、これ以外の変形例でも構わず、設計上本発明の範囲
内であることはいうまでもない。
【0009】
【発明の効果】以上説明のように、本発明のL字型の一
体成形型ロックレバー1によれば、 1.自由度(変形度合い)が大きくとれるので、操作性
が良い。 2.応力集中が起こりにくく、繰り返し作動回数が増え
るので、耐久性が向上する。 3.レバーの高さを低くすることが出来るので、コンパ
クト実装が可能である。 4.部品点数が削減出来、プラグケース上に一体成形出
来るので、安価である。 5.嵌合時にクリック感(嵌合音)を伴い、確実なロッ
ク操作が可能であり、信頼性に富む。という優れた効果
があるので、その工業的価値は大きい。
体成形型ロックレバー1によれば、 1.自由度(変形度合い)が大きくとれるので、操作性
が良い。 2.応力集中が起こりにくく、繰り返し作動回数が増え
るので、耐久性が向上する。 3.レバーの高さを低くすることが出来るので、コンパ
クト実装が可能である。 4.部品点数が削減出来、プラグケース上に一体成形出
来るので、安価である。 5.嵌合時にクリック感(嵌合音)を伴い、確実なロッ
ク操作が可能であり、信頼性に富む。という優れた効果
があるので、その工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は、本発明のL字形状を有する一体成形
型ロックレバー1の側面からみた断面図である。(ロ)
は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1の支点部6とプラグ上ケース3とプラグ下ケース4の
説明図である。(ハ)は、本発明のL字形状を有する一
体成形型ロックレバー1のロックレバーばね15の説明図
である。(ニ)は、本発明のL字形状を有する一体成形
型ロックレバー1を用いて実装した場合の側面からみた
断面図である。(ホ)は、本発明のL字形状を有する一
体成形型ロックレバー1を用いて実装した場合の斜視図
である。
型ロックレバー1の側面からみた断面図である。(ロ)
は、本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレバー
1の支点部6とプラグ上ケース3とプラグ下ケース4の
説明図である。(ハ)は、本発明のL字形状を有する一
体成形型ロックレバー1のロックレバーばね15の説明図
である。(ニ)は、本発明のL字形状を有する一体成形
型ロックレバー1を用いて実装した場合の側面からみた
断面図である。(ホ)は、本発明のL字形状を有する一
体成形型ロックレバー1を用いて実装した場合の斜視図
である。
【図2】本発明のL字形状を有する一体成形型ロックレ
バー1の嵌合相手先である雄コネクタに挿着する場合と
コネクタから抜去する場合の状態説明図である。
バー1の嵌合相手先である雄コネクタに挿着する場合と
コネクタから抜去する場合の状態説明図である。
【図3】(イ)は、従来のT字形状を有するロックレバ
ー1´の側面からみた断面図である。(ロ)は、従来の
T字形状を有するロックレバー1´の支点部6´の説明
図である。
ー1´の側面からみた断面図である。(ロ)は、従来の
T字形状を有するロックレバー1´の支点部6´の説明
図である。
【符号の説明】 1 本発明の一体成形型ロックレバー 2 コネクタのレバー部 3 プラグ上ケース 4 プラグ下ケース 5 嵌合部 6 支点部 7 押圧部 8 ケーブル 9 圧接コンタクト 10 コンタクトホルダー 11 シールドケースA 12 シールドケースB 13 ケーブルクランプ金具 14 ドレイン線 15 ロックレバーばね 1´ 従来のT字型ロックレバー部 2´ コネクタのレバー部 3´ プラグ上ケース 4´ プラグ下ケース 5´ 嵌合部 6´ 支点部 7´ 押圧部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀中 拓郎 神奈川県川崎市中原区下小田中2丁目12番 8号 沖電線株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FB07 FB14 FC09 FC31 FC36 FC38 HC09 KA03
Claims (1)
- 【請求項1】コネクタのレバー部の一端に嵌合部を設け
ると共に他端に押圧部を設け、そのほぼ中央部には垂直
方向にL字形状を有する支点部を設け、プラグケース上
に一体成形化されていることを特徴とする一体成形型ロ
ックレバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35506899A JP2001176605A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | 一体成形型ロックレバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35506899A JP2001176605A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | 一体成形型ロックレバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001176605A true JP2001176605A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18441754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35506899A Pending JP2001176605A (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | 一体成形型ロックレバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001176605A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008102544A1 (ja) * | 2007-02-21 | 2008-08-28 | Nifco Inc. | 電気的接続器具のロック構造 |
JP2010205588A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Nec Computertechno Ltd | コネクタ修復ユニット |
-
1999
- 1999-12-14 JP JP35506899A patent/JP2001176605A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008102544A1 (ja) * | 2007-02-21 | 2008-08-28 | Nifco Inc. | 電気的接続器具のロック構造 |
JP2010205588A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Nec Computertechno Ltd | コネクタ修復ユニット |
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