JP2016018716A - 電線保持構造 - Google Patents

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満治 久保田
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Abstract

【課題】ストレインリリーフ構造を安価に、且つ、簡単に実現することのできる電線保持構造を提供すること。【解決手段】基板部21に圧接刃部22を有する圧接端子20と、圧接端子20に圧接される被覆電線30と、圧接端子20に設けられて被覆電線30を保持する電線保持部24と、を備えた電線保持構造であって、電線保持部24は、基板部21の両側縁部に立設された両側壁24a,24bに電線延在方向に沿って千鳥状に配置された複数のバネ片241,242を備え、各バネ片241,242は、内方に撓み可能な片持ち梁状で、電線延在方向に隣接するバネ片241,242相互は上方から押し付けられる被覆電線30を互いに逆側の側壁に案内して、被覆電線30をジグザグ形状に保持する。【選択図】図6

Description

本発明は、圧接端子に接続した被覆電線に作用する張力が圧接部に作用することを防止するストレインリリーフ構造を実現する電線保持構造に関する。
圧接端子に被覆電線を圧接接続する場合には、通常、被覆電線に作用する張力が圧接部に作用することを防止するストレインリリーフ構造を有した電線保持構造が採用される。
ストレインリリーフ構造は、被覆電線を屈曲した形態に係止する電線曲げ止め部を備え、被覆電線に作用する張力を前記電線曲げ止め部で受け止めて、前記張力が圧接部に作用することを防止する構造である。
図17〜図19は、ストレインリリーフ構造を有する従来の電線保持構造の例を示したものである。
図17及び図18に示した電線保持構造は、下記特許文献1に開示されたもので、圧接端子100を保持する樹脂製のコネクタ本体110に形成された電線収容堀部111と、該コネクタ本体110に組み付けられる樹脂製のカバー120に形成された電線曲げ止め壁121と、でストレインリリーフ構造を形成している。
圧接端子100は、被覆電線130の導体径よりも僅かに小さな離間距離で対向する一対の圧接刃(不図示)間に被覆電線130を押し込むと、一対の圧接刃が被覆電線130の絶縁被覆を切断して絶縁被覆の内側の導体に接触して、被覆電線130の導体と一対の圧接刃とが導通接続状態となる端子金具である。被覆電線130の導体と一対の圧接刃との接触部が、導通接続を実現する圧接部である。
圧接端子100を保持するコネクタ本体110は、上部を開放した略箱形で、圧接端子100を保持する端子保持部112と、該端子保持部112の両側に配置された前記電線収容堀部111と、を備えている。電線収容堀部111は、端子保持部112を挿通する被覆電線130を略U字状に屈曲させた状態で収容する窪み部である。この電線収容堀部111には、収容する被覆電線130の周囲の隙間を埋める充填材140が充填される。
カバー120は、図17に矢印X1で示すように、コネクタ本体110の上方からコネクタ本体110の上面部に押し込むことで、コネクタ本体110に組み付けられる。このカバー120は、図18にも示すように、端子保持部112の圧接端子100の上を覆う天井板部122と、当該カバー120をコネクタ本体110に組み付ける際に圧接端子100の一対の圧接刃間に被覆電線130を押し込む電線押さえ部123と、当該カバー120をコネクタ本体110に組み付ける際に電線収容堀部111内に突入する前記電線曲げ止め壁121と、を備えている。
電線曲げ止め壁121は、カバー120をコネクタ本体110に組み付ける際に、端子保持部112から延出している被覆電線130を略U字状に屈曲させた形態で、電線収容堀部111内に押し込んで、被覆電線130に作用する張力を受け止める電線屈曲部を形成する。
即ち、特許文献1の電線保持構造は、コネクタ本体110の電線収容堀部111と、該電線収容堀部111に充填される充填材140と、被覆電線130をU字状に屈曲させた形態で電線収容堀部111内に押し込むカバー120の電線曲げ止め壁121と、で被覆電線130に作用する張力を受け止めるストレインリリーフ構造を実現している。
図19に示したストレインリリーフ構造は、下記特許文献2に開示されたもので、圧接端子部150を有する金属板製の端子金具160に、ストレインリリーフ構造を形成する電線固定部170を一体形成したものである。
図19の端子金具160は、樹脂製のコネクタハウジング180の端子収容孔181に保持される雌型の端子金具である。この端子金具160は、相手の雄端子金具が嵌合する端子嵌合筒部161と、この端子嵌合筒部161の後端161aに連なる前記圧接端子部150と、圧接端子部150の後端151aに連なる前記電線固定部170と、を金属板のプレス成形により一体形成したものである。
圧接端子部150は、圧接端子として機能する部位で、端子金具160の底壁である基板部162の両側縁から立ち上がる一対の側板部151,152の前後両端に、圧接刃153,154を形成したものである。
一方の側板部151の前後両端に形成した圧接刃153と、他方の側板部152の前後両端に形成した圧接刃154とは、被覆電線130を割り込ませる隙間155を空けて端子金具の幅方向に対向している。そして対向している圧接刃153,154間の隙間155に被覆電線130を割り込ませると、各圧接刃153,154が被覆電線130の絶縁被覆を切断して絶縁被覆の内側の導体に圧接し、被覆電線130内の導体が圧接刃153,154に導通接続した接続状態が得られる。
電線固定部170は、圧接端子部150の後端から延出する基板部162を、下方に突出した段差形状に成形した電線載置板部171と、該電線載置板部171の両側縁から延出した一対の加締め片172,173と、を備えている。
電線載置板部171は、端子収容孔181の底部に窪んで形成した凹部182に嵌め込まれて、被覆電線130が屈曲形状に載置される電線載置面171aを提供する。
一対の加締め片172,173は、電線載置面171aに載置した被覆電線130の絶縁被覆の上に加締め付けることで、被覆電線130を電線載置面171aの段差形状に沿った屈曲形状に固定する。
即ち、特許文献2の電線保持構造は、被覆電線130を屈曲形状に固定する電線固定部170を端子金具160自体に一体形成し、該電線固定部170と該電線固定部170が嵌合するコネクタハウジング180の凹部182とで被覆電線130に作用する張力を受け止めるストレインリリーフ構造を実現している。
実開平4−74869号公報 特開平6−203888号公報
ところが、特許文献1に記載の電線保持構造の場合は、ストレインリリーフ構造を実現するために、圧接端子100を保持するコネクタ本体110とは別体のカバー120が必要で、構成部品の増加を招くという問題があった。
また、特許文献2に記載の電線保持構造の場合は、別体の樹脂製のカバーが不要で、構成部品の増加を招かず、構成部品の増加に起因したコストアップを防止することができる。しかし、圧接端子部150を有する端子金具160は、被覆電線130を屈曲した形態に係止する段差形状の電線固定部170を備えているが、当該電線固定部170に被覆電線130を固定するには、一対の加締め片172,173を加締め付ける加工作業が必要で、被覆電線130の固定に手間がかかるという問題が生じた。また、端子金具160をコネクタハウジング180に装着する際には、コネクタハウジング180への挿入方向と直交する方向に突出した段差形状の電線固定部170をコネクタハウジング180の凹部182に嵌合させなければならず、端子金具160の取り付け性が低下するという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、構成部品の増加を防止し、しかも、極めて簡単な操作で被覆電線をストレインリリーフ構造となる屈曲形状にして端子金具に固定することができると共に、端子金具のコネクタハウジングへの取り付け性も良く、ストレインリリーフ構造を安価に、且つ、簡単に実現することのできる電線保持構造を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)基板部に圧接刃部を有する圧接端子と、
前記圧接端子に圧接されることで被覆内の導体が前記圧接刃部に電気的に接続される被覆電線と、
前記圧接端子に設けられ、前記圧接刃部に圧接された前記被覆電線を保持する電線保持部と、を備えた電線保持構造であって、
前記電線保持部は、前記基板部の両側縁部に立設された両側壁に、電線延在方向に沿って複数配置された片持ち梁状のバネ片を、内方に撓み可能に千鳥状に備え、
前記複数のバネ片は、先端部を異なる方向に交互に向けて配置され、前記バネ片に押し付けられる前記被覆電線を付勢して、当該付勢方向に対向する前記側壁に案内してジグザグ形状に保持することを特徴とする電線保持構造。
(2)前記電線保持部は、前記側壁に案内された前記被覆電線を係止する係止部を有することを特徴とする上記(1)に記載の電線保持構造。
(3)前記係止部は、前記バネ片に形成されて前記被覆電線を保持する凹部であることを特徴とする上記(2)に記載の電線保持構造。
(4)前記係止部は、前記バネ片との間に前記被覆電線を圧入可能な間隙を有して前記側壁に形成された庇部であることを特徴とする上記(2)に記載の電線保持構造。
上記(1)の構成によれば、圧接端子の圧接刃部に圧接された被覆電線は、前記圧接端子に装備された電線保持部によって、ジグザグ形状に屈曲した状態に保持される。そのため、被覆電線に作用する張力は、被覆電線をジグザグ形状に屈曲した状態に保持している電線保持部が受け止めることになる。
即ち、上記(1)の構成によれば、圧接端子に装備された電線保持部が、被覆電線に作用する張力を受け止めるストレインリリーフ構造として機能するため、ストレインリリーフ構造を実現するための別体の樹脂製カバー等が不要になり、構成部品の増加を防止して、ストレインリリーフ構造を安価に実現することができる。
また、圧接端子に装備された電線保持部は、電線延在方向に沿って延びる端子金具底壁としての基板部と、この基板部の両側縁に立設された両側壁と、前記電線延在方向に所定の間隔を空けて前記両側壁上に千鳥状に配列された複数のバネ片と、を備えている。そして、それぞれのバネ片は、何れか一方の側壁から延出する片持ち梁状で、上方から当該バネ片に押し付けられた被覆電線を、当該バネ片の一端側の側壁付近に案内する。また、電線延在方向に隣接するバネ片相互は、互いに勝手反対の構造で、異なる側壁から互いに逆向きに延出している。そのため、各バネ片により側壁付近に案内される被覆電線は、電線延在方向に沿って交互に別の側壁側に案内されて、ジグザグ形状に屈曲された状態に保持される。
言い換えると、上方から各バネ片に押し付けた被覆電線は、それぞれのバネ片による案内によって、交互に逆の側壁側に案内されて、開口を一方の側壁に向けた略コ字状に屈曲された第1屈曲部と、開口を他方の側壁に向けた略コ字状に屈曲された第2屈曲部と、が交互に電線延在方向に並ぶジグザグ形状に屈曲した形態に保持される。
即ち、圧接部に圧接された被覆電線は、上方から各バネ片に押し付けるという簡単な操作を行うだけで、ジグザク形状に屈曲されたストレインリリーフ構造に保持される。従って、面倒な加締め操作が不要なため、簡単にストレインリリーフ構造を得ることができる。
また、電線保持部が形成する被覆電線のジグザグ形状の屈曲は、端子の幅方向への屈曲のため、電線保持部を有する圧接端子の基板部は、コネクタハウジングに係合する板厚方向の凹凸の無い単純な平板構造にすることができる。そのため、電線保持部を有する端子金具は、コネクタハウジングに装着する際に面倒な嵌合操作が不要で、当該端子金具のコネクタハウジングへの取り付け性を向上させることもできる。
上記(2)の構成によれば、電線保持部の複数のバネ片によってジグザグ形状に折り曲げられて側壁に案内された被覆電線は、電線保持部に装備された係止部によって係止される。そのため、被覆電線のジグザク形状をしっかりと保持することができ、電線保持部におけるストレインリリーフ構造の信頼性を向上させることができる。
上記(3)の構成によれば、バネ片により側壁側に案内された被覆電線を係止する係止部は、バネ片上に形成された凹部であるため、バネ片上を側壁に向かって移動する被覆電線を容易且つ確実に係止部に係合させることができる。
また、係止部がバネ片上の凹部であるので、バネ片のプレス成形時に同時に係止部を形成することができ、係止部の装備を容易にすることができる。
上記(4)の構成によれば、バネ片により側壁側に案内された被覆電線を係止する係止部は、側壁に一体形成された庇部であるため、バネ片上を側壁に向かって移動した被覆電線を、各バネ片の根元で、容易且つ確実に係止することができる。
本発明による電線保持構造によれば、構成部品の増加を防止し、しかも、極めて簡単な操作で被覆電線をストレインリリーフ構造となる屈曲形状にして端子金具に固定することができると共に、端子金具のコネクタハウジングへの取り付け性も良く、ストレインリリーフ構造を安価に、且つ、簡単に実現することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係る電線保持構造の第1実施形態の斜視図である。 図2は図1に示した圧接端子の電線保持部における各バネ片の上端側に被覆電線を押し当てた状態の平面図である。 図3は図2に示した電線保持部を後方から視た斜視図である。 図4(a)は図2のA−A断面図、図4(b)は図2のB−B断面図、図4(c)は図2のC−C断面図である。 図5(a)は図4(a)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内されて、バネ片上の係止部に係止された状態の断面図、図5(b)は図4(b)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内されて、バネ片上の係止部に係止された状態の断面図、図5(c)は図4(c)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内されて、バネ片上の係止部に係止された状態の断面図である。 図6は第1実施形態の電線保持部の各バネ片の案内によって被覆電線がジグザグ形状に保持された状態の平面図である。 図7は図6に示した電線保持部の斜視図である。 図8(a)は本発明に係る電線保持構造の第2実施形態における電線保持部の横断面図、図8(b)は図8(a)の状態からバネ片に押し当てられた被覆電線が側壁側に案内されて、側壁に装備された係止部に保持された状態の横断面図である。 図9は本発明に係る電線保持構造の第3実施形態における電線保持部の各バネ片の上端側に被覆電線が押し付けられた状態の平面図である。 図10は図9に示した電線保持部の斜視図である。 図11(a)は図9のG−G断面図、図11(b)は図9のH−H断面図、図11(c)は図9のI−I断面図である。 図12(a)は図11(a)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内された状態の断面図、図12(b)は図11(b)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内された状態の断面図、図12(c)は図11(c)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内された状態の断面図である。 図13は第3実施形態の電線保持部の各バネ片の案内によって被覆電線がジグザグ形状に保持された状態の平面図である。 図14は図13に示した電線保持部の斜視図である。 図15は本発明に係る電線保持構造の第4実施形態における電線保持部のバネ片と側壁に装備された係止部との横断面図である。 図16は図15に示した電線保持部の後端側の斜視図である。 図17は樹脂製のコネクタ本体とカバーとでストレインリリーフ構造を形成する従来の電線保持構造の分解図である。 図18は図17に示したコネクタ本体とカバーとが嵌合してストレインリリーフ構造を形成した状態の縦断面図である。 図19は金属製の端子金具に装備された電線固定部がストレインリリーフ構造を形成する従来の電線保持構造の斜視図である。
以下、本発明に係る電線保持構造の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図7は本発明に係る電線保持構造の第1実施形態を示したもので、図1は本発明の第1実施形態の電線保持構造の斜視図、図2は図1に示した圧接端子の電線保持部における各バネ片の上端側に被覆電線を押し当てた状態の平面図、図3は図2に示した電線保持部を後方から視た斜視図である。また、図4(a)は図2のA−A断面図、図4(b)は図2のB−B断面図、図4(c)は図2のC−C断面図、図5(a)は図4(a)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内されて、バネ片上の係止部に係止された状態の断面図、図5(b)は図4(b)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内されて、バネ片上の係止部に係止された状態の断面図、図5(c)は図4(c)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内されて、バネ片上の係止部に係止された状態の断面図である。また、図6は第1実施形態の電線保持部の各バネ片の案内によって被覆電線がジグザグ形状に保持された状態の平面図、図7は図6に示した電線保持部の斜視図である。
この第1実施形態の電線保持構造は、図1〜図3に示すように、端子金具底板部である基板部21に圧接刃部22を有する圧接端子20と、圧接端子20の圧接刃部22に圧接されることで絶縁被覆31内の導体32が圧接刃部22に電気的に接続される被覆電線30と、圧接端子20に設けられた電線保持部24と、を備える。
本実施形態の圧接端子20は、被覆電線30の先端に圧接されて、複数の被覆電線30どうしを電気的に接続するジョイント端子である。この圧接端子20は、図1に示すように、端子金具底板部である基板部21と、基板部21の長さ方向(図1では、矢印Y1方向)の前端(図1では左端)に装備された圧接刃部22と、基板部21の長さ方向の後端(図1では右端)に装備された電線保持部24と、を備えている。圧接刃部22と電線保持部24との組は、複数組(図1では二組を図示)が一体に形成されている。圧接端子20は、板金を打ち抜き成形したものを折り曲げることで一体に形成される。
圧接刃部22は、基板部21の前端から立ち上がる一対の圧接刃221,222を基板部21に形成したものである。隣り合う一対の圧接刃部22は、連結部22aにより連結されている。
一方の圧接刃221と、他方の圧接刃222とは、図2に示すように、被覆電線30を割り込ませる隙間22sを空けて端子金具の幅方向に対向している。そして、対向している圧接刃221,222間の隙間22sに、被覆電線30を図1で矢印X2方向に押圧して割り込ませると、各圧接刃221,222の縁が被覆電線30の絶縁被覆31を切断して絶縁被覆31の内側の導体32に圧接し、被覆電線30内の導体32が圧接刃221,222に導通接続した電気的な接続状態(圧接状態)が得られる。
この実施形態の圧接刃部22は、圧接刃221,222を装備した箇所で、被覆電線30の導体32と導通接続を果たす。
電線保持部24は、圧接刃部22に圧接された被覆電線30を保持する部位である。
本実施形態の電線保持部24は、図2及び図3にも示すように、基板部21と、基板部21の両側縁部に略垂直に立設された両側壁24a,24bと、これらの両側壁24a,24b上に配置される2種のバネ片241,242と、を備えている。
2種のバネ片241,242は、いずれも、いずれか一方の側壁の上端から延出する片持ち梁状の板バネである。本実施形態の場合、2種のバネ片241,242は、互いに勝手反対の構造である。バネ片241は、一方の側壁24aに装備される。また、バネ片242は、他方の側壁24bに装備される。
2種のバネ片241,242は、図2に示すように、電線延在方向に沿って、交互に配置される。また、2種のバネ片241,242は、互いに異なる側壁上に装備されるため、全体的には、図2に示すように、複数のバネ片241,242が、電線延在方向に沿って、千鳥状に配列された構造になっている。
本実施形態の場合、2種のバネ片241,242は、一方の側壁から上方に延出し、上に凸の湾曲線(放物線)形状を描いて、先端が他方の側壁付近まで延出している。いずれのバネ片241,242も、先端側が、端子金具の幅方向内方に撓み可能である。
また、それぞれのバネ片241,242は、図4に示すように、上に凸の湾曲線の頂部Tmの位置が、端子の幅方向の中心線Tcよりも、各バネ片の基端側に偏心した湾曲形状に成形されている。従って、図4に示すように、端子の幅方向の中心線Tc上で、上方から各バネ片241,242に被覆電線30を押し付けると、被覆電線30は、各バネ片の下降形状のバネ表面に当接し、被覆電線30を押し付ける力で、図4に矢印X3〜X5に示すように、被覆電線30がバネ片の表面を滑動して、バネ片の先端が近接する他方の側壁側に被覆電線30を案内する。被覆電線30が各バネ片241,242上を降下するとき、被覆電線30の押し付け力によって、各バネ片の先端側は、図4に矢印M1で示すように、内方に撓む。
また、複数のバネ片241,242は、電線延在方向に沿って交互に配置されており、それぞれのバネ片が互いに異なる側壁に被覆電線30を案内する。従って、図5に示すように、各バネ片241,242がその先端部まで被覆電線30を案内すると、図6に示すように、被覆電線30は長さ方向に沿って交互に逆の側壁側に屈曲して、開口を一方の側壁24aに向けた略コ字状に屈曲された第1屈曲部301と、開口を他方の側壁に向けた略コ字状に屈曲された第2屈曲部302と、が交互に電線延在方向に並ぶジグザグ形状に屈曲した形態に保持される。
なお、図5(a)の電線保持状態は図6のD−D断面を示し、図5(b)の電線保持状態は図6のE−E断面を示し、図5(c)の電線保持状態は図6のF−F断面を示している。
即ち、本実施形態の場合、複数のバネ片241,242は、片持ち梁状であると共に先端側が内方に撓み可能で、電線延在方向に沿って千鳥状に備えられている。また、複数のバネ片241,242は、先端部を異なる方向に交互に向けて配置されている。更に、複数のバネ片241,242は、これらのバネ片241,242に押し付けられる被覆電線30を押し付け力に抗するように外側に付勢して、当該付勢方向に対向する側壁(即ち、各バネ片の先端に近接する側壁)に案内して、被覆電線30を図6及び図7に示すようにジグザグ形状に保持する。
また、本実施形態の場合、各バネ片241,242は、図3及び図4に示すように、先端に、被覆電線30を保持する凹部24eを備えている。この凹部24eは、各バネ片の表面を滑って各バネ片の先端と対向する側壁まで案内されてきた被覆電線30を、図5に示すように係止する係止部である。各凹部24eは、該凹部24eに嵌合した被覆電線30を、各バネ片の先端部に作用する弾性復元力Fによって、対向する側壁24a,24bに押し付けて、被覆電線30を固定する。
以上に説明した第1実施形態の電線保持構造では、圧接端子20の圧接刃部22に圧接された被覆電線30は、図6に示すように、圧接端子20に装備された電線保持部24によって、ジグザグ形状に屈曲した状態に保持される。そのため、被覆電線30に作用する張力は、被覆電線30をジグザグ形状に屈曲した状態に保持している電線保持部24が受け止めることになる。
即ち、第1実施形態の構成によれば、圧接端子20に装備された電線保持部24が、被覆電線30に作用する張力を受け止めるストレインリリーフ構造として機能するため、ストレインリリーフ構造を実現するための別体の樹脂製カバー等が不要になり、構成部品の増加を防止して、ストレインリリーフ構造を安価に実現することができる。
また、第1実施形態の電線保持構造では、圧接端子20に装備された電線保持部24は、電線延在方向に沿って延びる端子金具底壁としての基板部21と、この基板部21の両側縁に立設された両側壁24a,24bと、電線延在方向に所定の間隔を空けて前記両側壁24a,24b上に千鳥状に配列された複数のバネ片241,242と、を備えている。そして、それぞれのバネ片241,242は、いずれか一方の側壁から延出する片持ち梁状で、上方から当該バネ片241,242に押し付けられた被覆電線30を、当該バネ片241,242の一端側(先端側)の側壁付近に案内する。また、電線延在方向に隣接するバネ片241,242相互は、互いに勝手反対の構造で、異なる側壁から互いに逆向きに延出している。そのため、各バネ片241,242により側壁付近に案内される被覆電線30は、電線延在方向に沿って交互に別の側壁側に案内されて、ジグザグ形状に屈曲された状態に保持される。
言い換えると、第1実施形態の電線保持構造では、上方から各バネ片241,242に押し付けた被覆電線30は、それぞれのバネ片241,242による案内によって、交互に逆の側壁側に案内されて、開口を一方の側壁に向けた略コ字状に屈曲された第1屈曲部301と、開口を他方の側壁に向けた略コ字状に屈曲された第2屈曲部302と、が交互に電線延在方向に並ぶジグザグ形状に屈曲した形態に保持される。
即ち、圧接部に圧接された被覆電線30は、上方から各バネ片241,242に押し付けるという簡単な操作を行うだけで、ジグザク形状に屈曲されたストレインリリーフ構造に保持される。従って、面倒な加締め操作が不要なため、簡単にストレインリリーフ構造を得ることができる。
また、第1実施形態の電線保持構造では、電線保持部24が形成する被覆電線30のジグザグ形状の屈曲は、端子の幅方向への屈曲のため、電線保持部24を有する圧接端子20の基板部21は、コネクタハウジング40に係合する板厚方向の凹凸の無い単純な平板構造にすることができる。そのため、電線保持部24を有する端子金具である圧接端子20は、コネクタハウジング40に装着する際に面倒な嵌合操作が不要で、当該圧接端子20のコネクタハウジング40への取り付け性を向上させることもできる。
また、第1実施形態の電線保持構造の場合、電線保持部24の複数のバネ片241,242によってジグザグ形状に折り曲げられて側壁に案内された被覆電線30は、電線保持部24に装備された係止部である凹部24eによって係止される。そのため、被覆電線30のジグザク形状をしっかりと保持することができ、電線保持部24におけるストレインリリーフ構造の信頼性を向上させることができる。
また、第1実施形態の電線保持構造の場合、バネ片241,242により側壁側に案内された被覆電線30を係止する係止部は、バネ片241,242上に形成された凹部24eであるため、バネ片241,242上を側壁に向かって移動する被覆電線30を容易且つ確実に係止部(凹部24e)に係合させることができる。
また、係止部がバネ片241,242上の凹部24eであるので、バネ片241,242のプレス成形時に同時に係止部を形成することができ、係止部の装備を容易にすることができる。
[第2実施形態]
図8は本発明に係る電線保持構造の第2実施形態を示したもので、図8(a)は本発明の第2実施形態の電線保持構造における電線保持部の横断面図、図8(b)は図8(a)の状態からバネ片に押し当てられた被覆電線が側壁側に案内されて、側壁に装備された係止部に保持された状態の横断面図である。
図8(a)に示した電線保持部24Aは、第1実施形態に示した電線保持部24の一部を改良したものである。改良した点は、第1実施形態における凹部24eの代わりに、一方の側壁24cの内側に形成された凹部24fと、片持ち梁状のバネ片243の先端に形成された押え片24gと、を備えたものである。
図8に示したバネ片243は、第1実施形態におけるバネ片241(又はバネ片242)に相当するものである。また、図8に示した側壁24cは、第1実施形態における側壁24a(又は側壁24b)に相当するものである。
図8に示した凹部24fは、図8(b)に示すように、バネ片243の先端側に案内された被覆電線30を収容する凹部で、上部を開放した構造である。
図8に示した押え片24gは、バネ片243の先端側に案内された被覆電線30が、凹部24f内に収容されて、バネ片243の撓みが復元力で元の位置に復帰するとき、凹部24fの開放部を塞いで、被覆電線30の屈曲状態を保持する。
なお、図8(a)に示した矢印X6は、被覆電線30の押し付けによって、被覆電線30がバネ片243上を滑る方向である。また、図8(a)に示した矢印M1は、被覆電線30の押し付けによってバネ片243の先端側が撓む方向を示している。また、図8(b)に示した矢印F1は、バネ片243の撓みによって発生する復元力の方向を示している。
以上に説明した第2実施形態の電線保持構造では、バネ片243による案内でジグザグ形状に屈曲した被覆電線30を、側壁24cに隣接する凹部24f内に押さえて、ストレインリリーフ構造となるジグザグ形状の屈曲をしっかりと保持することができる。
[第3実施形態]
図9〜図14は本発明に係る電線保持構造の第3実施形態を示したもので、図9は本発明の第3実施形態の電線保持構造における電線保持部の各バネ片の上端側に被覆電線が押し付けられた状態の平面図、図10は図9に示した電線保持部の斜視図、図11(a)は図9のG−G断面図、図11(b)は図9のH−H断面図、図11(c)は図9のI−I断面図、図12(a)は図11(a)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内された状態の断面図、図12(b)は図11(b)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内された状態の断面図、図12(c)は図11(c)の状態から被覆電線がバネ片の案内によって側壁側に案内された状態の断面図、図13は第3実施形態の電線保持部の各バネ片の案内によって被覆電線がジグザグ形状に保持された状態の平面図、図14は図13に示した電線保持部の斜視図である。
この第3実施形態の電線保持部24Bは、第1実施形態に示した圧接端子20における電線保持部24の一部を改良したもので、電線保持部24Bに連なる圧接刃部22は、第1実施形態に示した圧接刃部22と共通の構成である。
第3実施形態の電線保持部24Bは、第1実施形態に示した2種のバネ片241,242の代わりに、2種のバネ片245,246を装備したものである。また、電線保持部24Bの後端には、電線保持部24Bから延出する被覆電線30の位置を固定する電線位置固定部247aを装備している。
2種のバネ片245,246は、図10及び図11に示すように、基板部21の両側縁に略垂直に立設された両側壁24a,24bのいずれか一方の側壁から延出する片持ち梁状のバネ片である。
また、2種のバネ片245,246は、第1実施形態の場合と同様に、互いに勝手反対の構造である。バネ片245は、一方の側壁24aに装備される。また、バネ片246は、他方の側壁24bに装備される。
2種のバネ片245,246は、図9に示すように、電線延在方向に沿って、交互に配置される。また、2種のバネ片245,246は、互いに異なる側壁上に装備されるため、全体的には、図9に示すように、複数のバネ片245,246が、電線延在方向に沿って、千鳥状に配列された構造になっている。
本実施形態の場合、2種のバネ片245,246は、一方の側壁から上方に延出し、下に凸の湾曲線(放物線)形状を描いている。そして、各バネ片245,246は、先端245a,246aが一番高い位置となるように、滑らかな湾曲形状に成形されている。
また、各バネ片245,246の先端245a,246aは、図11(a),(b)に示すように、端子の幅方向の中心線Tcを超えて、中心線Tcから距離L1だけ離れた位置まで延びている。距離L1は、電線保持部24Bが保持する被覆電線30の半径よりも大きな値である。
このように先端245a,246aの位置を設定していると、端子の幅方向の中心線Tc上で、上方から被覆電線30を各バネ片245,246側に降下させたときに、被覆電線30が確実に各バネ片245,246の上に乗ることができる。そして、被覆電線30を各バネ片245,246に押し付ける操作を行うと、図11に矢印X7〜X9で示すように、被覆電線30が各バネ片245,246の湾曲面上を滑動して、図12に示すように、被覆電線30が各バネ片245,246の基端の側壁24a,24bに案内される。
被覆電線30が、図12に示すように、各バネ片245,246の基端の側壁24a,24bに案内されると、図13及び図14に示すように、被覆電線30は、開口を一方の側壁24aに向けた略コ字状に屈曲された第1屈曲部301と、開口を他方の側壁に向けた略コ字状に屈曲された第2屈曲部302と、が交互に電線延在方向に並ぶジグザグ形状に屈曲した形態に保持される。
なお、図12(a)の電線保持状態は図13のJ−J断面を示し、図12(b)の電線保持状態は図13のK−K断面を示し、図12(c)の電線保持状態は図13のL−L断面を示している。
本実施形態の場合、電線保持部24Bの後端に装備される電線位置固定部247aは、図9及び図10に示すように、基板部21の後端に起立形成された起立壁247に形成された切欠である。この電線位置固定部247aは、電線保持部24Bの保持対象となっている被覆電線30が緊密嵌合する切欠である。この電線位置固定部247aは、バネ片245,246によってジグザグ形状の成形された被覆電線30を電線保持部24Bの後端部で固定することで、各バネ片245,246に保持されている被覆電線30が不用意に動くことを防止し、各バネ片245,246による電線保持状態を安定させる。
[第4実施形態]
図15及び図16は本発明に係る電線保持構造の第4実施形態を示したもので、図15は本発明の第4実施形態の電線保持構造における電線保持部のバネ片と側壁に装備された係止部との横断面図、図16は図15に示した電線保持部の後端側の斜視図である。
この第4実施形態の電線保持部24Cは、第3実施形態の電線保持部24Bの一部を改良したもので、第3実施形態と共通する構成は第3実施形態と同一の符号を複数個とで説明を省略する。
この第4実施形態の電線保持部24Cにおいて、第3実施形態から改良された点は、各バネ片245,246の基端の側壁24a,24bに、庇部248を形成した点である。この庇部248は、バネ片245,246との間に、被覆電線30を圧入可能な間隙249を形成している。この庇部248は、バネ片245,246によって案内されてきた被覆電線30を固定する係止部である。この庇部248を装備したことで、各バネ片245,246の根元の側壁24a,24bに案内された被覆電線30は、図16に示すように、庇部248の形成する間隙249に緊密嵌合し、しっかりと保持される。
この第4実施形態の電線保持部24Cによれば、バネ片245,246により側壁側に案内された被覆電線30を係止する係止部は、側壁に一体形成された庇部248であるため、バネ片245,246上を側壁に向かって移動した被覆電線30を、各バネ片245,246の根元で、容易且つ確実に係止することができ、被覆電線30のジグザグ形状の屈曲状態を安定して保持することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、被覆電線をジグザグ形状に屈曲した状態に案内する複数のバネ片の数量は、実施形態に示した数量に限定するものではなく、3以上の任意数に設定することができる。また、各バネ片の具体的形状も、前述の各実施の形態に示した形状に限らない。
また、上記実施形態は、ジョイント端子であるが、一般的な雄端子、雌端子等、圧接により電線が接続されるものであればどのような端子であってもよい。
ここで、上述した本発明に係る電線保持構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 基板部(21)に圧接刃部(22)を有する圧接端子(20)と、
前記圧接端子(20)に圧接されることで被覆(31)内の導体(32)が前記圧接刃部(22)に電気的に接続される被覆電線(30)と、
前記圧接端子(20)に設けられ、前記圧接刃部(22)に圧接された前記被覆電線(30)を保持する電線保持部(24)と、を備えた電線保持構造であって、
前記電線保持部(24)は、前記基板部(21)の両側縁部に立設された両側壁(24a,24b)に、電線延在方向に沿って複数配置された片持ち梁状のバネ片(241,242)を、内方に撓み可能に千鳥状に備え、
前記複数のバネ片(241,242)は、先端部を異なる方向に交互に向けて配置され、前記バネ片(241,242)に押し付けられる前記被覆電線(30)を付勢して、当該付勢方向に対向する前記側壁に案内してジグザグ形状に保持することを特徴とする電線保持構造。
[2] 前記電線保持部(24)は、前記側壁に案内された前記被覆電線(30)を係止する係止部を有することを特徴とする上記[1]に記載の電線保持構造。
[3] 前記係止部は、前記バネ片(241,242)に形成されて前記被覆電線(30)を保持する凹部(24e)であることを特徴とする上記[2]に記載の電線保持構造。
[4] 前記係止部は、前記バネ片(241,242)との間に前記被覆電線(30)を圧入可能な間隙を有して前記側壁に形成された庇部(248)であることを特徴とする上記[2]に記載の電線保持構造。
20 圧接端子(端子金具)
21 基板部
22 圧接刃部
24 電線保持部
24a,24b 側壁
24c 側壁
24e 凹部(係止部)
24f 凹部(係止部)
24g 押え片(係止部)
30 被覆電線
31 被覆
32 導体
241,242 バネ片
243 バネ片
245,246 バネ片
248 庇部(係止部)

Claims (4)

  1. 基板部に圧接刃部を有する圧接端子と、
    前記圧接端子に圧接されることで被覆内の導体が前記圧接刃部に電気的に接続される被覆電線と、
    前記圧接端子に設けられ、前記圧接刃部に圧接された前記被覆電線を保持する電線保持部と、を備えた電線保持構造であって、
    前記電線保持部は、前記基板部の両側縁部に立設された両側壁に、電線延在方向に沿って複数配置された片持ち梁状のバネ片を、内方に撓み可能に千鳥状に備え、
    前記複数のバネ片は、先端部を異なる方向に交互に向けて配置され、前記バネ片に押し付けられる前記被覆電線を付勢して、当該付勢方向に対向する前記側壁に案内してジグザグ形状に保持することを特徴とする電線保持構造。
  2. 前記電線保持部は、前記側壁に案内された前記被覆電線を係止する係止部を有することを特徴とする請求項1に記載の電線保持構造。
  3. 前記係止部は、前記バネ片に形成されて前記被覆電線を保持する凹部であることを特徴とする請求項2に記載の電線保持構造。
  4. 前記係止部は、前記バネ片との間に前記被覆電線を圧入可能な間隙を有して前記側壁に形成された庇部であることを特徴とする請求項2に記載の電線保持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111937246A (zh) * 2018-04-03 2020-11-13 菲尼克斯电气公司 用于将电线的屏蔽导体连接接地区段的连接装置

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