JP2001175530A - メモリアクセス調停装置およびメモリアクセス調停方法 - Google Patents

メモリアクセス調停装置およびメモリアクセス調停方法

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JP2001175530A
JP2001175530A JP36412699A JP36412699A JP2001175530A JP 2001175530 A JP2001175530 A JP 2001175530A JP 36412699 A JP36412699 A JP 36412699A JP 36412699 A JP36412699 A JP 36412699A JP 2001175530 A JP2001175530 A JP 2001175530A
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JP36412699A
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Tomoyuki Kawasaki
智之 川崎
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリへのアクセス要求信号が競合した場合、
要求を出した各処理装置間にメモリへのアクセス種類の
違いがあっても常に最速にメモリアクセスする。 【解決手段】所定のアクセス優先順位を示す値に従って
複数の処理装置111〜11nから出力されるアクセス
要求信号REQ1〜nの受付順位を調停する優先順位調
整手段14と、調停された1つのアクセス要求信号出力
元の処理装置に対してメモリ使用許可信号ACKnを送
り返すメモリアクセス調停手段13と、予め定めた基本
アクセス時間に基づき、アクセス要求信号が競合した場
合に全てのアクセス要求信号の組み合わせごとに総合ア
クセス時間を算出し、それぞれの値を比較して求めた最
小値に対応した処理装置の番号を優先順位調整手段14
に通知する最速アクセス判定手段16を備え、この手段
によりアクセス要求信号が競合したときに、アクセスが
最速な組み合わせを判定し優先順位を随時調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリアクセス調停
装置およびメモリアクセス調停方法に係わり、特に複数
の処理装置からアクセス要求信号が競合した場合に、最
速な組み合わせ順を判定する最速アクセス判定部を設け
てメモリアクセス速度性能を向上させることが出来るメ
モリアクセス調停装置およびメモリアクセス調停方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のメモリアクセス調停装置
は、例えば複数の処理装置からなるシステムにおいて、
これら複数の処理装置が共有するメモリにアクセスする
場合に用いられている。
【0003】これら複数の処理装置からランダムにメモ
リがアクセスされた場合、当然、処理装置同士が競合す
ることになり、何らかの調整手段が必要になってくる。
その調整手段としてメモリアクセス調停装置が従来から
使用されている。
【0004】半導体素子の微細化技術の進展に伴い、こ
れらの素子で構成されるLSIの処理速度も飛躍的に向
上し、そのLSIを搭載した処理装置で構成するシステ
ムにおいては高速でメモリアクセスを行うので、メモリ
アクセス調停装置も高速動作が要求されている。
【0005】上述した従来のメモリアクセス調停装置の
一例が、特開平11‐134290号公報に記載されて
いる。同公報記載のメモリアクセス調停装置は、複数の
処理装置からアクセス要求信号が競合した場合に、予め
設定された処理装置の優先順位に従ってメモリアクセス
を調停し、優先順位の高いものから順にメモリへのアク
セスを許可する技術が記載されている。
【0006】同公報記載のメモリアクセス調停装置の構
成を示した図12を参照すると、このメモリアクセス調
停装置は、処理装置111〜11n(nは2以上の整
数)と、処理装置の優先順位設定部12と、メモリアク
セス調停部13と、優先順位調整部14とメモリ15と
を備える。
【0007】メモリアクセス調停装置は、例えば、処理
装置の優先順位設定部12に対し、予め処理装置111
〜11nの優先順位を設定しておく。
【0008】これらの処理装置111〜11nは1から
nまでのn個あり、システムの動作に伴い、処理装置1
11〜11nから共有メモリに対してそれぞれ同時にア
クセスする必要が生じた場合を考える。アクセスが生じ
た処理装置111〜111nはそれぞれアクセス要求信
号(REQ1〜REQn)をそれぞれの信号線に出力し
てメモリアクセス調停部13に送信する。
【0009】アクセス要求信号(REQ1〜REQn)
を受けたメモリアクセス調停部13は、優先順位調整部
14に対しアクセスがあったことを通知する。優先順位
調整部14では、処理装置の優先順位設定部12に予め
設定された優先順位の値に従ってアクセス要求を調停
し、受け付けたアクセス要求信号(REQ1〜REQ
n)の中から優先順位の最も高い処理装置のアクセス要
求信号を1つ選択する。
【0010】その選択された1つのアクセス要求信号に
対応する処理装置に対して、メモリアクセス調停部13
はメモリ使用許可信号(ACK1〜ACKn)のうち対
応する1つのメモリ使用許可信号を送り返す。
【0011】選択されたメモリ使用許可信号を受け取っ
た対応する1つの処理装置は、優先的にメモリ15へコ
マンドを送信しアクセスを行う。このコマンドは2種類
あり、1つはメモリ15にデータを書き込むためのコマ
ンドWRであり、他方は、メモリ15からデータを読み
出すコマンドRDである。
【0012】選択された1つの処理装置以外の処理装置
111〜11(n−1)は自身がメモリ使用許可信号を
受け取るまでは、それぞれアクセス要求信号(REQ1
〜REQ(n−1))を送出し続ける。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のメモリ
アクセス調停装置は、入力される複数のアクセス要求信
号の中から、単一のアクセス要求信号を選択する。しか
し、予め設定された処理装置の優先順位設定部12の内
容に従って、全てのアクセス要求信号の中から一様に優
先順位を決定している。そのため、それぞれの処理装置
においてはメモリへのアクセス種類が必ずしも同一では
ないので、メモリへのアクセス種類の異なる処理装置の
アクセス間でメモリへのアクセス種類の違いによる隙間
ができてしまう。
【0014】その結果、ワード長の違いによるアクセス
間の隙間により必要以上にアクセス時間が長くかかって
しまい、高速でメモリにアクセスすることが出来ないと
いう問題がある。
【0015】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたものであり、複数の処理装置からアクセス要
求信号が競合した場合に、各処理装置間にワード長の違
いがあっても最速な組み合わせ順を判定する最速アクセ
ス判定部を設けてメモリアクセス速度性能を向上させる
ことが出来るメモリアクセス調停装置およびメモリアク
セス調停方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のメモリアクセス
調停装置の特徴は、所定のアクセス優先順位を示す値に
従って複数の処理装置から出力されるアクセス要求信号
の受付順位を調停する優先順位調整手段と、調停された
1つのアクセス要求信号出力元の前記処理装置に対して
メモリ使用許可信号を送り返すメモリアクセス調停手段
と、予め定めた基本アクセス時間に基づき、前記アクセ
ス要求信号が競合した場合に全てのアクセス要求信号の
組み合わせごとに総合アクセス時間を算出するととも
に、算出したそれぞれの値を比較して求めた最小値に対
応した前記処理装置の番号を前記優先順位調整手段に通
知する最速アクセス判定手段とを備え、前記最速アクセ
ス判定手段により前記アクセス要求信号が競合したとき
に、アクセスが最も速くなる前記組み合わせを判定し優
先順位を随時調整することにある。
【0017】また、前記最速アクセス判定手段は、現在
アクセス中のメモリに対する最後のプリチャージから次
のアクセス時の最後のプリチャージまでの間のクロック
数を前記基本アクセス時間として予め設定され保持する
基本アクセス値設定部と、現在のアクセス状態としての
前記リード/ライト情報およびバンク情報を入力し保時
するアクセス状態保持部と、複数の前記処理装置のアク
セス要求信号が前記メモリへアクセスするときにとり得
る2組のアクセス時間を、前記基本アクセス値から求め
る基本アクセス時間算出部と、求めた2組のアクセス時
間を基に対応するそれぞれの前記処理装置がとり得る全
ての組み合わせの総アクセス時間を算出する加算部と、
算出した総アクセス時間を比較した最小値を求める比較
部と、求めた最小値に対応する前記処理装置の番号を抽
出する選択部とを備えることができる。
【0018】さらに、前記基本アクセス値設定部および
前記アクセス状態保持部が1個と、前記基本アクセス時
間算出部がn×n(nは2以上の整数)個と、前記加算
部がn!個と、前記比較手段および前記選択手段が1個
とを、前記最速アクセス判定手段にそれぞれ設けてもよ
い。
【0019】さらにまた、前記アクセス状態保持部は、
データ入力端が複数の前記処理装置全てのリード/ライ
ト情報およびバンク情報の対応する出力端にそれぞれ接
続され、クロック入力端が前記メモリアクセス調停手段
のメモリ使用許可信号出力端に接続され、リード/ライ
ト情報およびバンク情報それぞれの出力端が複数の前記
基本アクセス時間算出部に接続されてもよい。
【0020】また、前記基本アクセス時間算出部は、前
記アクセス状態保持部で保持する保持バンク情報または
前記処理装置のうちの1つのバンク情報と前記処理装置
のうち次にアクセスする装置のバンク情報とを比較し比
較結果を出力する比較回路と、前記比較結果および前記
リード/ライト情報または前記処理装置のうちの1つの
リード/ライト情報と前記処理装置のうち次にアクセス
する装置のリード/ライト情報とにそれぞれ応答して、
前記基本アクセス値のうちの所定の1つを選択する選択
回路とを有することもできる。
【0021】さらに、前記アクセス状態保持部のリード
/ライト情報出力およびバンク情報出力は、n×n個の
前記基本アクセス時間算出部のうち1/n個の基本アク
セス時間算出部に対して与えられ、2組の前記処理装置
から出力されるアクセス要求信号の組み合わせのうち、
前記処理装置が実行中に、連続して前記処理装置及び他
の処理装置からアクセスする時に対応することもでき
る。
【0022】さらにまた、前記基本アクセス値設定部が
保持する前記基本アクセス値は、設定された前記基本ア
クセス値のうちの最小の値を各基本アクセス値ごとにさ
らに減算して求めた差分値とすることもできる。
【0023】また、前記基本アクセス値のうちの所定の
1つを選択する前記選択回路は、現在のアクセスおよび
次のアクセスが同一バンク時であれば全てのアクセスで
第1の値として選択し、異なるバンクでかつ現在アクセ
ス中のリード要求と同じ要求であれば第2の値として選
択し、異なるバンクでかつ現在のリード要求と異なる要
求であれば第3の値として選択し、異なるバンクでかつ
現在アクセス中のライト要求と同じ要求であれば第4の
値として選択し、異なるバンクでかつ現在のライト要求
と異なる要求であれば第5の値として選択することもで
きる。
【0024】さらに、前記最小値が複数存在するとき
は、前記優先順位調整手段に予め設定された前記処理装
置の優先順位に従って、最も高い優先順位に対応する前
記最小値を選択することでもよい。
【0025】さらにまた、前記総アクセス時間の加算部
は、n!通りのアクセス順序ごとにその順序内における
n通りの2組のアクセス要求信号間の基本アクセス値と
して、前記第1から前記第5の値のいずれかを選択し、
選択した値を前記アクセス順序ごとに合計した値を前記
総アクセス時間として算出することもできる。
【0026】また、前記メモリアクセス調停手段と前記
優先順位調整手段とに代えて、複数の前記処理装置から
出力されるアクセス要求信号に従って、先に要求のあっ
たものから順にm(mは1以上の整数)個(m<n)の
前記処理装置を選択するための選択信号を生成する選択
信号生成手段と、複数の前記処理装置それぞれの前記ア
クセス要求信号と前記リード/ライト情報と前記バンク
情報とからなるn本の信号線のうち、前記選択信号の指
示する前記m個の前記アクセス要求信号と前記リード/
ライト情報と前記バンク情報とを選択して、前記最速ア
クセス判定手段に出力する処理要求選択手段とを有す
る。
【0027】さら、前記m個の前記アクセス要求信号
を、前記最速アクセス判定手段が有するアクセス状態保
持部の同期クロックとすることもできる。
【0028】さらにまた、前記最速アクセス判定手段
が、前記選択部で抽出された前記処理装置の番号を選択
信号とする選択手段により選択された前記m個の前記ア
クセス要求信号と前記リード/ライト情報と前記バンク
情報とを入力するとともに、前記m個の前記アクセス要
求信号を前記アクセス状態保持部の同期クロックとする
こともできる。
【0029】また、前記選択信号生成手段は、前記アク
セス要求信号のうち、先に到着した方から順番に優先順
位をダイナミックに変更する優先順位変更部と、この優
先順位変更部が出力する優先順位変更信号に応答して優
先順位変更信号の指示する順番に選択制御信号を出力す
る優先順位設定値保持部と、n個の前記アクセス要求信
号をデコードしてm個の制御信号を出力するデコード回
路部とを有することもできる。
【0030】さらに、前記処理要求選択手段は、前段の
n個の選択回路と、後段のm(m<n)個の選択回路と
からなり、前段の選択回路はそれぞれ並列に接続され複
数の前記処理装置から前記アクセス要求信号と前記リー
ド/ライト情報と前記バンク情報とを1組とするn組の
信号がそれぞれ与えられ、これらn組の信号からm組を
選択して後段の選択回路に出力するとともに、前記アク
セス要求信号を前記デコード回路に出力し、前記後段の
選択回路はそれぞれの回路ごとに前記前段の選択回路か
ら与えられたm組の信号を、前記デコード回路の出力す
るm個の制御信号の順位に応答して、前記アクセス要求
信号と前記リード/ライト情報と前記バンク情報とを1
組とするm組の信号としてそれぞれ順番に出力する。
【0031】さらにまた、前記選択信号生成手段は、予
め設定される複数の前記処理装置の優先順位値を格納す
る優先順位設定値保持部のみを有し、その格納された優
先順位値のうち優先順位の高い順に前記m個を選択する
こともできる。
【0032】本発明のメモリアクセス調停方法は、現在
アクセス中のメモリに対する最後のプリチャージから次
のアクセス時の最後のプリチャージまでの間のクロック
数を基本アクセス時間として予め設定され保持する基本
アクセス値設定部と、現在のアクセス状態としてのリー
ド/ライト情報およびバンク情報を入力し保時するアク
セス状態保持部と、複数の処理装置のアクセス要求信号
が前記メモリへアクセスするときにとり得る2組のアク
セス時間を、前記基本アクセス値から求める基本アクセ
ス時間算出部と、求めた2組のアクセス時間を基に対応
するそれぞれの処理装置がとり得る全ての組み合わせの
総アクセス時間を算出する加算部と、算出した総アクセ
ス時間を比較した最小値を求める比較部と、求めた最小
値に対応する前記処理装置の番号を抽出する選択部とを
備える最速アクセス判定手段とを用いて、前記基本アク
セス値設定部に基本アクセス値を設定するとともに、前
記基本アクセス時間算出部へ出力して待機する基本アク
セス値設定処理と、実行中の第1の処理装置からアクセ
ス要求信号が発生したか否かを発生するまで繰り返し判
断し、発生すると次の基本アクセス時間算出処理へ進む
アクセス要求信号発生判断処理と、メモリアクセス調停
部からアクセス許可信号を受けて、現在実行中の前記第
1の処理装置の前記バンク情報と前記リード/ライト情
報とを前記アクセス状態保持部に保持し、保持されたバ
ンク情報と次にアクセスする第2の処理装置がアクセス
するメモリのバンク情報とを前記基本アクセス時間算出
部で比較させ、待機中の前記第2の処理装置からのアク
セス要求信号であれば、その処理装置のバンク情報と第
3の処理装置がアクセスするメモリのバンク情報とを比
較させ、それぞれの比較結果により前記基本アクセス値
を選択して出力させる基本アクセス時間算出処理と、選
択された前記基本アクセス値に基づき、前記総アクセス
時間を算出する加算部により処理装置がとり得る組み合
わせの総アクセス時間を求める総アクセス時間算出処理
と、求めた総アクセス時間値から、最も高速にアクセス
できる組み合わせを判定し数値の最も小さいものを出力
させる総アクセス時間比較処理とを有することを特徴と
する。
【0033】また、基本アクセス時間算出処理は、前記
第1の処理装置から、メモリの第1または第2のバンク
へのバーストリード要求またはバーストライト要求を受
けとりメモリ使用許可信号に応答して、前記アクセス状
態保持部に格納し保持させるアクセス要求信号受付保持
処理と、前記第2の処理装置からバンクおよびリード/
ライトのアクセス要求があるまで待機するアクセス要求
信号待機処理と、前記アクセス要求があると、前記アク
セス状態保持部および複数の前記処理装置の中で、2組
を抽出する処理を実行する比較すべき2組の抽出処理
と、前記第1の処理装置のアクセス状態保持内容と前記
第2の処理装置のアクセス情報との2組を抽出する処理
において、前記アクセス状態保持部に保持された前記バ
ンク情報と前記第2の処理装置からアクセス対象のバン
ク情報とを同じバンクかどうかを比較させ、その比較結
果を前記選択回路へ出力するアクセス対象バンク比較処
理と、比較結果が同じバンクの時は、前記基本アクセス
値設定部に格納された第1の基本アクセス値を選択する
同一バンク時の選択処理と、比較結果が異なるバンクの
時は、比較結果のバンク情報と前記アクセス状態保持部
に保持されたリード/ライト情報と前記第2の処理装置
からのリード/ライト情報とに応答して、最初のアクセ
スがリード/ライトのいずれであるかを判断する第1の
リード/ライトの判断処理と、判断結果がリードの時
は、さらに次のアクセスがリード/ライトのいずれであ
るかを判断する第2のリード/ライトの判断処理と、判
断結果がリードの時は、前記基本アクセス値設定部に格
納された第2の基本アクセス値を選択するリード/リー
ド時の基本アクセス値選択処理と、判断結果がライトの
時は、前記基本アクセス値設定部に格納された第3の基
本アクセス値を選択するリード/ライト時の基本アクセ
ス値選択処理と、最初のアクセスの判断結果がライトの
時は、さらに次のアクセスがリード/ライトのいずれで
あるかを判断する第3のリード/ライトの判断処理と、
判断結果がリードの時は、前記基本アクセス値設定部に
格納された第4の基本アクセス値を選択するライト/リ
ード時の基本アクセス値選択処理と、判断結果がライト
の時は、前記基本アクセス値設定部に格納された第5の
基本アクセス値を選択するライト/ライト時の基本アク
セス値選択処理と、前記比較すべき2組の抽出処理から
前記ライト/ライト時の基本アクセス値選択処理までを
前記第1の処理装置に対して前記第2の処理装置の個数
が終了するまで繰り返して実行する比較処理終了判断処
理とを有する。
【0034】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要を図1に示し
た本発明の構成図を参照しながら説明する。処理装置1
11〜11nからメモリアクセス調停回路に対するメモ
リアクセス要求信号(REQ1〜REQn)が競合する
場合、最速アクセス判定部16では、メモリアクセス要
求信号のうち一番速くメモリへアクセス出来る組み合わ
せ順を求める。
【0035】求めた組み合わせ順を基に、優先順位調整
部14において処理装置の優先順位を随時調整する。
【0036】優先順位調整部14で調整した優先順位を
基に、メモリアクセス調停部13では一番優先順位の高
い処理装置のみのメモリアクセス要求信号を受け付け、
その処理装置に対してメモリ使用許可信号(ACK1〜
ACKn)を出力し、実際のメモリアクセスを実行す
る。
【0037】次に、図1と図1における最速アクセス判
定部16の構成を示した図2とを併せて参照しながら本
発明を説明する。
【0038】このメモリアクセス調停装置は、処理装置
111〜11n(nは2以上の整数)と、処理装置の優
先順位設定部12と、メモリアクセス調停部13と、優
先順位調整部14と、メモリ15と、本発明による最速
アクセス判定部16とを備える。
【0039】処理装置111〜11nとメモリアクセス
調停部13とは、それぞれアクセス要求信号(REQ1
〜REQn)およびメモリ使用許可信号(ACK1〜A
CKn)のうちの対応する2本の入出力線で結ばれ、メ
モリアクセス調停部13はアクセス要求信号(REQ1
〜REQn)を入力しメモリ使用許可信号(ACK1〜
ACKn)を処理装置111〜11nに返す。
【0040】最速アクセス判定部16は、基本アクセス
値設定部21と、アクセス状態保持部22と、基本アク
セス時間算出部231〜23yと、加算部241〜24
zと、比較部25と、選択部26とを備える。
【0041】基本アクセス時間算出部231〜23y
は、比較回路2311と選択回路2312とを備える。
また、基本アクセス時間算出部231〜23yは、処理
装置111〜11nのうちの2組の全ての組み合わせの
数だけ設けられる。その組み合わせの数はn×n個だけ
ある。
【0042】基本アクセス値設定部21は、基本アクセ
ス時間算出部231〜23yの選択回路2312それぞ
れに対して基本アクセス値を送出するため個別に接続さ
れる。
【0043】アクセス状態保持部22は、現在のアクセ
ス状態としてのリード/ライト(R/W)情報およびバ
ンク情報を入力する。そのため、各処理装置111〜1
1nのリード/ライト(R/W)情報およびバンク情報
が入力側に接続されており、同期クロックとしてメモリ
アクセス調停部13からメモリ使用許可信号(ACK1
〜ACKn)をそれぞれ入力する。このアクセス状態保
持部22は最速アクセス判定部16内部に1個だけ存在
する。
【0044】アクセス状態保持部22は、そのリード/
ライト情報出力端が、n×n個の基本アクセス時間算出
部231〜23yのうち、1/n個の基本アクセス時間
算出部の選択回路2312に対してリード/ライト情報
を送出するための信号線でそれぞれ接続される。
【0045】一方、バンク情報出力端が、これら1/n
個の基本アクセス時間算出部の比較回路2311に対し
て比較入力の一方の入力端へバンク情報を送出するため
の信号線でそれぞれ接続される。
【0046】上述した1/n個の基本アクセス時間算出
部に対するアクセス状態保持部22の接続は、後述する
2組の処理装置の組み合わせのうち、実行中に、連続し
て同じ処理装置及び他の処理装置からアクセスする時の
状態に対応している。
【0047】従って、上述した1/n個の基本アクセス
時間算出部231の比較回路2311は、その他方の入
力端に、実行中に、連続して同じ処理装置及び他の処理
装置からアクセスする時の処理装置のバンク情報の信号
線が接続される。
【0048】選択回路2312は、前述した基本アクセ
ス値、比較回路2311の出力線およびアクセス状態保
持部22のリード/ライト情報の出力線の他に、組合わ
せる2組の各処理装置のうちの他方の処理装置(この場
合は処理装置1)のリード/ライト情報の出力線も接続
される。
【0049】選択回路2312の出力線は、加算部24
1〜24zの対応する入力端にそれぞれ接続される。同
様に、残りの基本アクセス時間算出部232から23y
の各選択回路の出力線も加算部241〜24zの対応す
る入力端にそれぞれ接続される。
【0050】加算部241〜24zは、基本アクセス時
間算出部231〜23yの出力値をそれぞれ加算する全
ての組み合わせの数だけ設けられる。その数は、(基本
アクセス時間算出部231〜23yの数)の階乗個(2
31〜23yの数をnとするとn!個)ある。
【0051】加算部241〜24zは、それぞれの出力
線が全て比較部25の入力側に接続され、その出力線は
最速アクセス順序選択部26の選択制御信号の入力側へ
接続される。
【0052】最速アクセス順序の選択部26は、最速ア
クセス判定部16内部でもつ固定値で、かつ、各処理装
置111〜11nを識別する番号としての数値1〜nが
入力側に設定されている。
【0053】ここで、基本アクセス値は、メモリ15へ
アクセスする種類のとりうる2組のアクセス時間を予め
設定した値である。
【0054】このメモリへアクセスする種類とは、処理
装置がメモリ15をアクセスする時の、リード/ライト
情報、バンク情報、ページアクセス情報、バーストアク
セス情報の種類のことである。
【0055】2組のアクセス時間としているのは、2組
のアクセス時間さえ判れば、後はその組み合わせで総ア
クセス時間が求まるからである。例えば、Aバンクリー
ド→Bバンクリード→Aバンクライトとアクセスする場
合のアクセス時間は、Aバンクリード→Bバンクリード
で4クロック、Bバンクリード→Aバンクライトで7ク
ロックであり、その合計は11クロックとなる。
【0056】上述した各構成要素の基本的な機能を述べ
ると、アクセス状態保持部22は、処理装置111〜1
1nのバンク情報およびリード/ライト情報を受けるよ
うになっているから、現在、ある処理装置がメモリ15
へアクセス中であるとき、そのアクセス中のバンク情報
およびリード/ライト情報を保持する。
【0057】基本アクセス時間算出部231〜23y
は、処理装置111〜11nがメモリ15へアクセスす
るときにとり得る2組のアクセス時間を、基本アクセス
値から求める。
【0058】求めたアクセス時間を基に、総アクセス時
間を算出する加算部241〜24zでは、対応するそれ
ぞれの処理装置がとり得る全ての組み合わせ時間を算出
する。
【0059】総アクセス時間の比較部25では、総アク
セス時間を算出する加算部241〜24zで算出した総
アクセス時間を比較する。
【0060】比較した結果、最速アクセス順序の選択部
26で、最高速(総アクセス時間が最小値である)のア
クセス時間になる処理装置の番号1〜nのいずれかを出
力する。
【0061】前述した構成からなるメモリアクセス調停
装置では、処理装置の優先順位設定部12に対し、予め
処理装置111〜11nの優先順位を設定しておくもの
とする。
【0062】これらの処理装置111〜11nは1から
nまでのn個あり、メモリアクセス調停装置がシステム
としての動作開始に伴い、処理装置111〜11nから
共有メモリに対してそれぞれ同時にアクセスする場合が
ある。
【0063】その場合、アクセスが生じた処理装置11
1〜11nはそれぞれアクセス要求信号(REQ1〜R
EQn)をそれぞれの信号線に出力してメモリアクセス
調停部13に送出する。
【0064】アクセス要求信号(REQ1〜REQn)
を受けたメモリアクセス調停部13は、優先順位調整部
14に対しアクセスがあったことを通知する。優先順位
調整部14では、処理装置の優先順位設定部12に予め
設定された優先順位の値に従ってアクセス要求を調停す
る。
【0065】その調停に際し、受け付けたアクセス要求
信号(REQ1〜REQn)の中から、本発明による最
速アクセス判定部16により、メモリアクセス要求信号
のうち一番速くメモリへアクセス出来る組み合わせ順を
求め、求めた組み合わせ順を基に判定した優先順位の最
も高い処理装置のアクセス要求信号を1つ選択する。
【0066】その選択された1つのアクセス要求信号に
対応する処理装置に対して、メモリアクセス調停部13
はメモリ使用許可信号(ACK1〜ACKn)のうち対
応する1つのメモリ使用許可信号を送り返す。
【0067】以下、本実施形態のメモリアクセス調停回
路装置の動作を説明する。
【0068】図1において、処理装置111〜11nの
個数n=3、メモリ15をAバンクおよびBバンクから
なる2バンク方式のS−DRAMとし、メモリの設定を
バースト長=4、CASレイテンシ=2とした場合の動
作を説明する。
【0069】なお、S−DRAMにアクセスする場合、
最初にA/Bバンクアクティブコマンドを発行し、その
後に、リード/ライトコマンドを発行することで、S−
DRAMのリード/ライトが実行される。
【0070】ここで、バースト長とは、リードサイクル
またはライトサイクルで出力または入力されるワード数
であり、CASレイテンシとは、リードコマンド発行か
らデータが出るまでの期間である。
【0071】先ず、図2における基本アクセス値設定部
21に基本アクセス値を設定する。その基本アクセス値
は、現在アクセス中のメモリに対する最後のプリチャー
ジから次のアクセス時の最後のプリチャージまでの間の
クロック数とする。
【0072】本実施形態のメモリアクセス調停回路装置
における、異なるバンクを連続してアクセスするときの
動作説明用タイミングチャートを示した図3を参照する
と、処理装置x(ここではn=3としているから、x=
1or2or3のいずれかであり、現在実行中の処理装
置である)が、Aバンクにバーストリードアクセスした
後に、処理装置y(ここではn=3としているから、y
=1or2or3のいずれかである)がBバンクへバー
ストリードアクセスするタイミングを示している。
【0073】また、図中、タイミングt5〜t7期間が
CASレイテンシであり、タイミングt7〜t11期間
がバースト長である。
【0074】現在実行中の処理装置xからはアクセス要
求信号REQxが、タイミングt1からt3の期間ロウ
レベルの信号でメモリアクセス調停部13へ送出され
る。このアクセス要求信号REQxを受けたメモリアク
セス調停部13からは、処理装置xに対してタイミング
t2からt3の期間ロウレベルの信号で返される。
【0075】次にアクセスされる処理装置yからはアク
セス要求信号REQyが、タイミングt4からt7の期
間ロウレベルの信号でメモリアクセス調停部13へ送出
される。
【0076】このアクセス要求信号REQyを受けたメ
モリアクセス調停部13からは、処理装置yに対してタ
イミングt6からt7の期間ロウレベルの信号で返され
る。
【0077】処理装置xからのAバンクリード要求を受
け付けると、t3からt4期間にAバンクの,アクティ
ブコマンドを発行してAバンクをアクティブにした後、
t5からt6期間にリードコマンドを発行することで、
Aバンクリードが実行される。リードされたデータはタ
イミングt7からt11期間にD0,D1,D2,D3
としてデータバスに出力される。なお、ここではプリチ
ャージ31はデータD3の出力タイミング期間に行われ
ているものとする。
【0078】続いて、処理装置yからのBバンクリード
要求を受け付けると、t7からt8期間にBバンクのア
クティブコマンドを発行してBバンクをアクティブにし
た後、t9からt10期間にリードコマンドを発行する
ことで、Bバンクリードが実行される。リードされたB
バンクデータはタイミングt11からt15期間にD
0,D1,D2,D3としてデータバスに出力される。
なお、ここでもプリチャージ32はデータD3の出力タ
イミング期間に行われているものとする。
【0079】通常、プリチャージとバンクアクティブコ
マンドACTとの間はTrp規格を満足する必要があ
る。この規格は、クロックの周期やS−DRAMの種類
によって変わるが、大体1クロック程度は必要である
が、異なるバンクに連続してアクセスする場合は、Tr
p規格は定めていない。
【0080】従って、Aバンクへのバーストリードアク
セスのプリチャージタイミング31と、Bバンクへのバ
ーストリードアクセスのプリチャージタイミング32と
の間は、この例では4クロックである。
【0081】次に、本実施形態のメモリアクセス調停回
路装置における、同じバンクを連続してアクセスすると
きの動作説明用タイミングチャートを示した図4を参照
すると、処理装置x(ここではn=3としているから、
x=1or2or3のいずれかであり、前述と同様に現
在実行中の処理装置である)が、Aバンクにバーストリ
ードアクセスした後に、処理装置y(ここではn=3と
しているから、y=1or2or3のいずれかである)
もAバンクへバーストリードアクセスするときのタイミ
ングを示す。
【0082】現在実行中の処理装置xからはアクセス要
求信号REQxが、タイミングt1からt3の期間ロウ
レベルの信号でメモリアクセス調停部13へ送出され
る。このアクセス要求信号REQxを受けたメモリアク
セス調停部13からは、処理装置xに対してタイミング
t2からt3の期間ロウレベルの信号で返される。
【0083】次にアクセスされる処理装置yからはアク
セス要求信号REQyが、タイミングt4からt11の
期間ロウレベルの信号でメモリアクセス調停部13へ送
出される。
【0084】このアクセス要求信号REQyを受けたメ
モリアクセス調停部13からは、処理装置yに対してタ
イミングt10からt11の期間ロウレベルの信号で返
される。
【0085】処理装置xからのAバンクリード要求を受
け付けると、t3からt4期間にAバンクの,アクティ
ブコマンドを発行してAバンクをアクティブにした後、
t5からt6期間にリードコマンドを発行することで、
Aバンクリードが実行される。リードされたデータはタ
イミングt7からt11期間にD0,D1,D2,D3
としてデータバスに出力される。なお、ここでもプリチ
ャージ41はデータD3の出力タイミング期間に行われ
ているものとする。
【0086】続いて、さらにyからのAバンクリード要
求を受け付けると、t11からt12期間にAバンク
の,アクティブコマンドを発行してAバンクをアクティ
ブにした後、t13からt14期間にリードコマンドを
発行する事で、Aバンクリードが実行される。リードさ
れたAバンクデータはタイミングt15からt19期間
にD0,D1,D2,D3としてデータバスに出力され
る。なお、ここでもプリチャージ42はデータD3の出
力タイミング期間に行われているものとする。
【0087】同一バンクに連続してアクセスする場合、
プリチャージとバンクアクティブコマンドACTとの間
のTrp規格を満足する必要がある。この規格は前述し
たように大体1クロック程度である。従って、Trp規
格も考慮すると、Aバンクへのバーストリードアクセス
のプリチャージタイミング41と、続けて同じバンクが
リードされるときのAバンクへのバーストリードアクセ
スのプリチャージタイミング42間は、この例の場合は
8クロックである。
【0088】このように、S−DRAMの特性によっ
て、プリチャージ間の最短のクロック数が決定される。
【0089】同様に、バンク情報およびリード/ライト
情報の2つの組み合わせ全てについて、基本アクセス値
を求めて表にしたものが図5に示してある。図5を参照
すると、現在のアクセスがリードの時、次のアクセスが
異なるバンクで、かつリードの時のアクセス値は4クロ
ックであり、ライト時のアクセス値は7クロックであ
る。
【0090】現在のアクセスがライトの時、次のアクセ
スが異なるバンクで、かつリードの時のアクセス値は3
クロックであり、ライト時のアクセス値は4クロックで
ある。
【0091】同様に、現在のアクセスがリードの時、次
のアクセスが同じバンクで、かつリードの時のアクセス
値は8クロックであり、ライト時のアクセス値も8クロ
ックである。
【0092】現在のアクセスがライトの時、次のアクセ
スが同じバンクで、かつリードの時のアクセス値は8ク
ロックであり、ライト時のアクセス値も8クロックであ
る。
【0093】上述した基本アクセス値は、そのままの数
値で使用しても問題ないが、実際にはこれら基本アクセ
ス値の差分値を求めてデータを圧縮した方がよい。この
基本アクセス値の差分値をとった値を示した図6を参照
すると、ここでの圧縮方法は、図5の表において、各基
本アクセス値から最小の基本アクセス値を引き算して求
めている。この例では最小値が3であるから、各値から
3を引き算する。
【0094】その結果、現在のアクセスがリードの時、
次のアクセスが異なるバンクで、かつリードの時のアク
セス値は1、ライト時のアクセス値は4になり、現在の
アクセスがライトの時、次のアクセスが異なるバンク
で、かつリードの時のアクセス値は0、ライト時のアク
セス値は1になる。
【0095】同様に、現在のアクセスがリードの時、次
のアクセスが同じバンクで、かつリードの時のアクセス
値は5、ライト時のアクセス値も5になり、現在のアク
セスがライトの時、次のアクセスが同じバンクで、かつ
リードの時のアクセス値は5、ライト時のアクセス値も
5になる。つまり、同一バンクをアクセスするときはリ
ードおよびライト時とも同じアクセス値となる。
【0096】今、ある処理装置x(x=1or2or
3)から、Bバンクへのバーストリード要求信号REQ
xを受け取り、アクセス許可信号ACKxを返したとす
る。
【0097】そのACKxタイミングで、図2のアクセ
ス状態保持部22にBバンクと、リード情報を格納す
る。このアクセス状態保持部22の情報は、処理装置x
のメモリアクセスが終了すると共に開放する。
【0098】次に、処理装置1、2、3から、下記アク
セス要求信号が発生したとする。
【0099】処理装置1:Bバンクへのオートプリチャ
ージ付きバーストリード 処理装置2:Aバンクへのオートプリチャージ付きバー
ストライト 処理装置3:ABバンクへのオートプリチャージ付き連
続バーストライト ここで、通常のプリチャージとオートプリチャージとの
違いはについて述べておく。通常のプリチャージは、メ
モリアクセス調停装置からS−DRAMへプリチャージ
コマンドを発行するが、そのプリチャージコマンドを発
行する間(1クロック期間)は、S−DRAMのバスを
占有するため、他のコマンドは発行できない。
【0100】これに対し、オートプリチャージは、リー
ド/ライトコマンドを発行すると同時にオートプリチャ
ージか否かもS−DRAMに伝える。リードの場合は、
バーストデータの最後のタイミングから1クロック前の
タイミングで、プリチャージがS−DRAM内部で自動
的に実行される。ライトの場合は、バーストデータの最
後のタイミングから1クロック後のタイミングで、プリ
チャージがS−DRAM内部で自動的に実行される。
【0101】オートプリチャージの場合は、プリチャー
ジを自動的に実行するので、プリチャージ期間中であっ
ても他のコマンドを発行できるという利点がある。
【0102】上記の条件下において、基本アクセス時間
を算出する。算出する組み合わせは、n=3の場合は、
X(=1)→1,1→2,1→3,X(=2)→2,2
→1,2→3,X(=3)→3,3→1,3→2の9通
りである。処理装置がn個であればn×n通りの組み合
わせになる。
【0103】基本アクセス時間算出部231のバンク比
較部2311は、アクセス状態保持部22に保持された
現在実行中のバンクB情報と処理装置1のバンク情報と
を比較して、同じバンクへのアクセスか否かを判定す
る。
【0104】選択回路2312では、バンク比較回路2
311において判定した結果と、アクセス状態保持部2
2のリード/ライト情報と、処理装置1のリード/ライ
ト情報に対応する基本アクセス値を選択して出力する。
【0105】すなわち、現在実行中の処理装置xはBバ
ンクのリードであり、処理装置1もBバンクからのリー
ド要求となっているため、同一バンクに対する連続リー
ド要求の時の基本アクセス値である図6の差分値で示し
た“5”を選択する。
【0106】基本アクセス時間算出部232〜23y
(n=3の時y=9)についても同様な構成となってお
り、これらすべての組み合わせにおいて基本アクセス時
間を求める。例えば、x=1とすると、前述したよう
に、現在実行中の処理装置xはBバンクからのリードで
あるから、この実行中の処理装置x=1に続く次のアク
セスとして再度同じ処理装置1からアクセス要求信号が
出る場合(1→1)、処理装置x=1の情報を保持する
アクセス状態保持部22の内容はBバンクのリード要求
であり、処理装置1もBバンクからのリード要求となっ
ているため、図6に示した値“5”となる。
【0107】アクセス状態保持部22の内容はBバンク
のリード要求を保持した状態で、処理装置1(Bバンク
のリード)と処理装置2(Aバンクのライト)とのバン
ク情報を比較し(1→2)、異なるバンクのリードから
ライトへのアクセスであるから図6に示した値“4”と
なる。
【0108】アクセス状態保持部22の内容はBバンク
のリード要求を保持した状態で、処理装置1(Bバンク
のリード)と処理装置3(ABバンクのライト)とのバ
ンクを比較し(1→3)、異なるバンクのリードからラ
イトへのアクセスであるから図6に示した値“4”とな
る。
【0109】実行中の処理装置x=2であり、アクセス
状態保持部22の内容はBバンクのリード要求を保持し
た状態で、続く次のアクセスとして再度同じ処理装置2
(Aバンクのライト)からアクセス要求信号が出る場合
(2→2)、処理装置x=2の情報を保持するアクセス
状態保持部22の内容はBバンクのリード要求であり、
処理装置2がAバンクへのライト要求となっているた
め、図6に示した値“4”となる。
【0110】アクセス状態保持部22の内容は処理装置
x=2のBバンクのリード要求を保持した状態で、処理
装置2(Aバンクへのライト)と処理装置1(Bバンク
からのリード)とのバンク情報を比較し(2→1)、異
なるバンクのライトからリードへのアクセスであるから
図6に示した値“0”となる。
【0111】同様の手順で、処理装置2(Aバンクへの
ライト)と処理装置3(ABバンクへのライト)とのバ
ンク情報を比較(2→3)し、同一バンクのライトから
ライトへのアクセスであるから図6に示した値“5”と
なる。
【0112】実行中の処理装置x=3であり、そのアク
セス状態保持部22の内容はBバンクのリード要求を保
持した状態で、続く次のアクセスとして再度同じ処理装
置3(ABバンクへのライト)からアクセス要求信号が
出る場合(3→3)、処理装置x=3の情報を保持する
アクセス状態保持部22の内容はBバンクのリード要求
であり、処理装置3がAバンクへのライト要求となって
いるため、図6に示した値“4”となる。
【0113】アクセス状態保持部22の内容は処理装置
x=3のBバンクのリード要求を保持した状態で、処理
装置3(ABバンクへのライト)と処理装置1(Bバン
クからのリード)とのバンク情報を比較し(3→1)、
異なるバンクのライトからリードへのアクセスであるか
ら図6に示した値“5”となる。
【0114】同様の手順で、処理装置3(ABバンクへ
のライト)と処理装置2(Aバンクへのライト)とのバ
ンク情報を比較(3→2)し、異なるバンク(B→A)
のライトからライトへのアクセスであるから図6に示し
た値“1”となる。
【0115】上述した基本アクセス時間算出値を図7に
示してある。すなわち、X(=1)→1=5,1→2=
4,1→3=4,X(=2)→2=4,2→1=0,2
→3=5,X(=3)→3=4,3→1=5,3→2=
1となる。
【0116】この基本アクセス時間を基に、例えばn=
3の場合、総アクセス時間を算出する加算部241で
は、処理装置x→1→2→3,x→1→3→2,x→2
→1→3,x→2→3→1,x→3→1→2,x→3→
2→1と6通りのアクセス順序ごとに総アクセス時間を
加算して求める。n個の場合、n!通りのアクセス順序
がある。
【0117】総アクセス時間を算出する加算部241で
は、アクセス順序x→1→2→3の場合、処理装置x
(=1)→1のアクセス値は“5”、処理装置1→2の
アクセス値は“4”、処理装置2→3のアクセス値は
“5”なので、それらを全て加算(5+4+5)した
“14”を出力する。
【0118】同様の手順で、総アクセス時間を算出する
加算部242では、アクセス順序x→1→3→2の場合
は、加算(5+4+1)した“10”を出力する。
【0119】総アクセス時間を算出する加算部243で
は、アクセス順序x→2→1→3の場合は、処理装置x
(=2)→2のアクセス値は“4”、処理装置2→1の
アクセス値は“0”、処理装置1→3のアクセス値は
“4”なので、それらを全て加算した“8”を出力す
る。
【0120】同様の手順で、総アクセス時間を算出する
加算部244では、アクセス順序x→2→3→1の場合
は、加算(4+5+5)した“14”を出力する。
【0121】総アクセス時間を算出する加算部245で
は、アクセス順序x→3→1→2の場合は、処理装置x
(=3)→3のアクセス値は“4”、処理装置3→1の
アクセス値は“5”、処理装置1→2のアクセス値は
“4”なので、それらを全て加算した“13”を出力す
る。
【0122】同様の手順で、総アクセス時間を算出する
加算部246では、アクセス順序x→3→2→1の場合
は、加算(4+1+0)した“5”を出力する。
【0123】図8に上述の加算処理で求めた処理装置
1,2,3がとりうる全ての組み合わせの総アクセス時
間を示してある。
【0124】求めた総アクセス時間を、総アクセス時間
の比較部25で比較して、一番高速にアクセスできる組
み合わせ、即ち一番数値の小さいものを判定する。
【0125】図8に示した総アクセス時間の中では、x
→3→2→1が最も小さな値は“5”であると判定す
る。
【0126】一番小さな値となる組み合わせ情報x→3
→2→1を基に、最速アクセス順序である処理装置の番
号“3”を、処理装置選択部25から出力する。
【0127】この処理装置選択部25から出力された処
理装置番号“3”を、図1の優先順位調整部14に出力
する。
【0128】もし、図8に示した総アクセス時間の中
で、一番小さい値が複数ある場合には、図1の処理装置
の優先順位12に従って、もっとも優先順位の高いもの
を優先して選択する。
【0129】図1に示した優先順位調整部14では、最
速アクセス判定部16からの処理装置情報(ここでは一
例として上述の処理装置番号“3”)に基づき、その処
理装置3の優先順位を引き上げる。
【0130】この優先順位に基づき、メモリアクセス調
停部13で一番優先順位の高い処理装置3のみメモリア
クセス要求信号を許可し、処理装置3にアクセス許可信
号(ACK)を出して、アクセスを許可したことを知ら
せる。
【0131】アクセス要求信号が許可された処理装置3
は、実際のメモリ15へのアクセスを実行する。これら
一連の処理は、処理装置からのメモリアクセス要求信号
が来るたびに随時行う。
【0132】上述したメモリアクセス調停装置における
メモリアクセス調停方法をフローチャートで示した図9
を参照すると、先ず、最速アクセス判定部16に設けた
基本アクセス値設定部21に基本アクセス値を設定する
とともに、基本アクセス時間算出部231の選択回路2
312へ出力して待機する(基本アクセス値設定処理S
1)。
【0133】処理装置xからアクセス要求信号が発生し
たか否かを発生するまで繰り返し判断し、発生すると次
の基本アクセス時間算出処理へ進む(アクセス要求信号
発生判断処理S2)。
【0134】処理装置xからアクセス要求信号が発生す
ると、メモリアクセス調停部13からメモリ使用許可信
号ACKを受けて、現在実行中の処理装置x(例えばx
=1)のバンク情報とリード/ライト情報とをアクセス
状態保持部22に保持し、保持されたバンク情報と次に
アクセスする処理装置y(=1)がアクセスするメモリ
のバンク情報とを基本アクセス時間算出部231で比較
させ、待機中の処理装置y(例えばy=2)からのアク
セス要求信号であれば、その処理装置のバンク情報と処
理装置y(例えばy=3)がアクセスするメモリのバン
ク情報とを比較させ、それぞれの比較結果により基本ア
クセス値を選択して出力させる(基本アクセス時間算出
処理S3)。
【0135】次に、選択された基本アクセス値に基づ
き、最速アクセス判定部16は、総アクセス時間を算出
する加算部241〜24zにより処理装置がとり得る組
み合わせの総アクセス時間を求める処理を行う(総アク
セス時間算出処理S4)。
【0136】次に、最速アクセス判定部16は、総アク
セス時間の比較部25により、総アクセス時間を算出す
る加算部241〜24zで求めた値から、最も高速にア
クセスできる組み合わせを判定し数値の最も小さいもの
を出力させる処理を行う(総アクセス時間比較処理S
5)。
【0137】次に、最速アクセス判定部16は、最速ア
クセス順序選択部26により、総アクセス時間の比較部
25の判定結果をもとに、最も小さい値を示したアクセ
スの処理装置番号を優先順位調整部へ出力する処理を行
う(最速アクセス順序選択処理S6)。上述した処理に
より最速アクセスを実行させる。
【0138】前述した、基本アクセス時間算出処理S3
は、最速アクセス判定部16において、現在実行中の処
理装置xから、メモリ15のAまたはBバンクへの、例
えば、バーストリード要求またはバーストライト要求を
受け、受け付けたバーストリード要求またはバーストラ
イト要求を、メモリアクセス調停部13から供給される
メモリ使用許可信号ACKに応答して、アクセス状態保
持部22に格納し保持させる(アクセス要求信号受付保
持処理S31)。
【0139】処理装置yからバンク情報およびリード/
ライト情報のアクセス要求信号があるまで待機する(ア
クセス要求信号待機処理S32)。
【0140】アクセス要求があると、最速アクセス判定
部16は、アクセス状態保持および処理装置yの中で、
2組を抽出する処理を実行する(比較すべき2組の抽出
処理S33)。つまり、最初のアクセスが現在実行中の
処理装置x(例えばx=1で、そのリード/ライト情報
がアクセス状態保持部の保持値)で次のアクセスが処理
装置y(=1)のように同じ処理装置1(実行中のバン
ク情報およびリード/ライト情報と同じ情報とは限らず
任意の状態)を連続してアクセスし、さらに次のアクセ
ス以降は処理装置y(=2or3or…orn)から2
組の全ての組み合わせを抽出する。
【0141】これらの組み合わせはn×n個あり、その
中で同一処理装置を連続アクセスする組合わせはn個で
ある。
【0142】先ず、現在実行中の処理装置x(x=1o
r2or…orn)のアクセス状態保持内容(例えばB
バンクのリード)と処理装置y(=1)との2組を抽出
する処理において、基本アクセス時間算出部231は、
アクセス状態保持部22に保持されたバンク情報と処理
装置yからアクセス対象のバンク情報とを比較回路23
11で同じバンクかどうかを比較させ、その比較結果を
選択回路2312へ出力する(アクセス対象バンク比較
処理S34)。
【0143】次に、基本アクセス時間算出部231は、
比較結果が同じバンクの時は、基本アクセス値設定部に
格納された基本アクセス値“5”を選択する(同一バン
ク時の選択処理S35)。
【0144】比較結果が異なるバンクの時は、比較結果
のバンク情報とアクセス状態保持部22に保持されたリ
ード/ライト情報と処理装置yからのリード/ライト情
報とに応答して、最初のアクセスがリード/ライトのい
ずれであるかを判断する(第1のリード/ライトの判断
処理S36)。
【0145】判断結果がリードの時は、さらに次のアク
セスがリード/ライトのいずれであるかを判断する(第
2のリード/ライトの判断処理S37)。
【0146】判断結果がリードの時は、基本アクセス値
設定部に格納された基本アクセス値“1”を選択する
(リード/リード時の基本アクセス値選択処理S3
8)。
【0147】判断結果がライトの時は、基本アクセス値
設定部に格納された基本アクセス値“4”を選択する
(リード/ライト時の基本アクセス値選択処理S3
9)。
【0148】最初のアクセスの判断結果がライトの時
は、さらに次のアクセスがリード/ライトのいずれであ
るかを判断する(第3のリード/ライトの判断処理S4
0)。
【0149】判断結果がリードの時は、基本アクセス値
設定部に格納された基本アクセス値“0”を選択する
(ライト/リード時の基本アクセス値選択処理S4
1)。
【0150】判断結果がライトの時は、基本アクセス値
設定部に格納された基本アクセス値“1”を選択する
(ライト/ライト時の基本アクセス値選択処理S4
2)。
【0151】上述した比較すべき2組の抽出処理S33
〜ライト/ライト時の基本アクセス値選択処理S43ま
でを処理装置xに対して処理装置yの個数が終了するま
で繰り返して実行する(比較処理終了判断処理S4
3)。
【0152】上述したように、本実施形態によれば、ア
クセス順序が最速となる組み合わせ順を判定する最速ア
クセス判定部を設けて優先順位を随時調整しているた
め、複数の処理装置111〜11nからメモリ15への
アクセス要求信号が競合した場合、各処理装置間にワー
ド長の違いがあっても常に最速にメモリをアクセスする
ことが出来る。
【0153】次に、本発明の第2の実施形態の構成を示
した図10を参照すると、図2に示した第1の実施形態
における構成との相違点は、図1における処理装置の優
先順位設定部12とメモリアクセス調停部13と優先順
位調整部14とに代えて、選択信号生成部91および処
理要求選択部92を有することである。
【0154】処理要求選択部92は、前段の選択回路9
211〜921nと、後段の選択回路9221〜922
m(m<n)とを有する。
【0155】前段の選択回路9211〜921nの入力
端には、処理装置1〜nからのアクセス要求信号(RE
Q1〜REQn)とリード/ライト情報とバンク情報と
を与える信号線が3本を1単位としてそれぞれ並列に接
続されている。
【0156】後段の選択回路9221〜922mの入力
端には、それぞれの回路ごとに選択回路9211〜92
1nの出力線として、アクセス要求信号(REQ1〜R
EQn)とリード/ライト情報とバンク情報とを与える
信号線が3本を1単位として全て並列に接続されてい
る。さらに、後述するデコード回路913の出力線Se
l1〜Selmがそれぞれ対応する制御端子に個別に接
続されている。
【0157】後段の選択回路9221〜922mは、前
段の選択回路9211〜921nで選択されたそれぞれ
の信号をデコード回路913で生成したSel1〜Se
lmの順位に応答して要求信号(REQ1‘〜REQ
m’)として個別に出力する。
【0158】この要求信号(REQ1‘〜REQm’)
は、それぞれがアクセス要求信号(REQ1〜REQ
m)とリード/ライト情報とバンク情報とからなる3本
を1単位とする信号線であり、アクセス要求信号(RE
Q1〜REQm)は全て最速アクセス判定部16のアク
セス状態保持部22のクロック(ACK)端子に共通接
続され、リード/ライト情報およびバンク情報も全てア
クセス状態保持部22のリード/ライト情報およびバン
ク情報の入力端子に接続される。
【0159】また、リード/ライト情報とバンク情報と
は、それぞれ実施形態1と同様に対応する基本アクセス
時間算出部231〜23yの入力端へも接続される。
【0160】また、m個のアクセス要求信号(REQ1
〜REQm)を、最速アクセス判定手段16が有するア
クセス状態保持部22の同期クロックとすることもでき
る。
【0161】選択信号生成部91は、優先順位設定値保
持部911と優先順位変更部912とデコード回路91
3とを有する。優先順位設定値保持部911は1,2,
〜,n個の保持回路で構成され、それぞれの入力端は、
処理装置1〜nにそれぞれ対応して接続され、それぞれ
の優先順位を示す番号1,2,〜,nがアクセス状態保
持部22に設定されている。これらのアクセス状態保持
部22は例えばレジスタで構成する。
【0162】さらに、優先順位設定値保持部911は、
制御端子に優先順位変更部912の優先順位変更信号の
出力線が接続され、その優先順位変更信号の指示する順
番に後述する処理要求選択部92の選択回路1〜nを選
択するための選択制御信号を出力する。
【0163】優先順位変更部912の入力端は、処理装
置1〜nに信号線で接続され、それぞれのアクセス要求
信号REQ1〜REQnが与えられる。
【0164】この優先順位変更部912は、アクセス要
求信号REQ1〜REQnのうち、先に到着した方から
順番に優先順位をダイナミックに変更するための機能ブ
ロックである。
【0165】デコード回路913の入力端には、選択回
路9211〜921nで選択されたREQ1〜REQn
の信号線が接続され、デコード回路913の出力信号S
el1〜Selmのm本の信号線は、m個の選択回路9
221〜922mの対応する制御端子に個別に接続され
る。
【0166】上述した構成からなる選択信号生成部91
は、処理装置1〜nから出力されるアクセス要求信号
(REQ1〜REQn)に従って、先に要求のあったも
のから順にm個(m<n)の処理装置を選択するための
選択信号を生成する。
【0167】選択信号生成部91で生成された選択信号
に応答して、処理装置選択部92では、処理装置1〜n
それぞれのアクセス要求信号(REQ1〜REQn)と
R/W情報とバンク情報とからなるn組の信号うち、選
択信号生成部91の選択信号SEL1〜nの指示するm
組のアクセス要求信号(REQ1〜REQn)とR/W
情報とバンク情報と選択して、最速アクセス判定部16
に出力する。
【0168】つまり、この第2の実施形態の動作の流れ
は、まず、優先順位設定値保持部911に外部から優先
順位を設定する。次に、優先順位変更部912が処理装
置からのアクセス要求信号REQ1〜nを先にきた順に
変更するための制御信号を出力し、この制御信号で優先
順位設定値保持部911の保持回路を制御することで、
当初設定されたアクセス順序をダイナミックに変更す
る。
【0169】次に、変更された順位の制御信号に基づ
き、前段の選択回路9211〜921nが順番に選ば
れ、後段の選択回路9221〜922mに出力される。
【0170】次に、デコード回路913が、順番に選ば
れた前段の選択回路9211〜921nに従い、m個の
選択制御信号を出力する。
【0171】次に、後段の選択回路9221〜922m
はデコード結果の選択制御信号Sel1〜Selmの指
示する順番にREQ1‘〜REQm’を出力する。
【0172】この第2の実施形態の構成によれば、処理
装置の数が多くなっても、第1の実施形態の構成のよう
に、処理装置1〜nの組み合わせ数が、n×nに増加す
ることが無いため、最速アクセス判定部の規模を小さく
することができ、判定に要する負荷も格段に軽減するこ
とができる。
【0173】また、この第2の実施形態では、先にアク
セス要求があった順に取り出す方法の他に、図1に示し
た第1の実施形態における処理装置の優先順位順設定部
12の設定内容に従って、優先順位の高いものから順に
m個を選択して取り出してもよい。
【0174】上述したように、本実施形態においても、
アクセス順序が最速となる組み合わせ順を判定する最速
アクセス判定部を設けて優先順位を随時調整しているた
め、複数の処理装置111〜11nからメモリ15への
アクセス要求信号が競合した場合、各処理装置間にワー
ド長の違いがあっても常に最速にメモリをアクセスする
ことが出来る。
【0175】
【発明の効果】上述したように、本発明のメモリアクセ
ス調停装置およびメモリアクセス調停方法は、予め定め
た基本アクセス時間に基づき、アクセス要求信号が競合
した場合に全てのアクセス要求信号の組み合わせごとに
総合アクセス時間を算出するとともに、算出したそれぞ
れの値を比較して求めた最小値に対応した処理装置の番
号を優先順位調整手段に通知する最速アクセス判定手段
を設けて優先順位を随時調整しているため、複数の処理
装置からメモリへのアクセス要求信号が競合した場合、
各処理装置間にメモリへのアクセス種類の違いがあって
も常に最速にメモリをアクセスすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す構成図である。
【図2】最速アクセス判定部22の構成図である。
【図3】本実形態のメモリアクセス調停装置における、
異なるバンクを連続してアクセスするときの動作説明用
タイミングチャートである。
【図4】本実形態のメモリアクセス調停装置における、
同じバンクを連続してアクセスするときの動作説明用タ
イミングチャートである。
【図5】バンク情報およびリード/ライト情報の2つの
組み合わせ全てについて、基本アクセス値を求めた図で
ある。
【図6】基本アクセス値の差分値を求めてデータを圧縮
した値を示した図である。
【図7】基本アクセス時間算出値を示した図である。
【図8】加算処理で求めた処理装置1,2,3がとりう
る全ての組み合わせの総アクセス時間を示した図であ
る。
【図9】メモリアクセス調停方法を示したフローチャー
トである。
【図10】本発明の第2の実施形態の構成図である。
【図11】選択信号生成部91および処理要求選択部9
2の構成を示した図である。
【図12】従来のメモリアクセス調停装置の一例の構成
図である。
【符号の説明】
12 処理装置の優先順位設定部 13 メモリアクセス調停部 14 優先順位調整部 15 メモリ 16 最速アクセス判定部 91 選択信号生成部 92 処理装置選択部 111,…,11n 処理装置 911 優先順位設定値保持部 912 優先順位変更部 913 デコード回路 9211,…,921n 前段の選択回路 9221,…,922n 後段の選択回路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のアクセス優先順位を示す値に従っ
    て複数の処理装置から出力されるアクセス要求信号の受
    付順位を調停する優先順位調整手段と、調停された1つ
    のアクセス要求信号出力元の前記処理装置に対してメモ
    リ使用許可信号を送り返すメモリアクセス調停手段と、
    予め定めた基本アクセス時間に基づき、前記アクセス要
    求信号が競合した場合に全てのアクセス要求信号の組み
    合わせごとに総合アクセス時間を算出するとともに、算
    出したそれぞれの値を比較して求めた最小値に対応した
    前記処理装置の番号を前記優先順位調整手段に通知する
    最速アクセス判定手段とを備え、前記最速アクセス判定
    手段により前記アクセス要求信号が競合したときに、ア
    クセスが最も速くなる前記組み合わせを判定し優先順位
    を随時調整することを特徴とするメモリアクセス調停装
    置。
  2. 【請求項2】 前記最速アクセス判定手段は、現在アク
    セス中のメモリに対する最後のプリチャージから次のア
    クセス時の最後のプリチャージまでの間のクロック数を
    前記基本アクセス時間として予め設定され保持する基本
    アクセス値設定部と、現在のアクセス状態としての前記
    リード/ライト情報およびバンク情報を入力し保時する
    アクセス状態保持部と、複数の前記処理装置のアクセス
    要求信号が前記メモリへアクセスするときにとり得る2
    組のアクセス時間を、前記基本アクセス値から求める基
    本アクセス時間算出部と、求めた2組のアクセス時間を
    基に対応するそれぞれの前記処理装置がとり得る全ての
    組み合わせの総アクセス時間を算出する加算部と、算出
    した総アクセス時間を比較した最小値を求める比較部
    と、求めた最小値に対応する前記処理装置の番号を抽出
    する選択部とを備える請求項1記載のメモリアクセス調
    停装置。
  3. 【請求項3】 前記基本アクセス値設定部および前記ア
    クセス状態保持部が1個と、前記基本アクセス時間算出
    部がn×n(nは2以上の整数)個と、前記加算部がn
    !個と、前記比較手段および前記選択手段が1個とを、
    前記最速アクセス判定手段にそれぞれ設ける請求項2記
    載のメモリアクセス調停装置。
  4. 【請求項4】 前記アクセス状態保持部は、データ入力
    端が複数の前記処理装置全てのリード/ライト情報およ
    びバンク情報の対応する出力端にそれぞれ接続され、ク
    ロック入力端が前記メモリアクセス調停手段のメモリ使
    用許可信号出力端に接続され、リード/ライト情報およ
    びバンク情報それぞれの出力端が複数の前記基本アクセ
    ス時間算出部に接続される請求項3記載のメモリアクセ
    ス調停装置。
  5. 【請求項5】 前記基本アクセス時間算出部は、前記ア
    クセス状態保持部で保持する保持バンク情報または前記
    処理装置のうちの1つのバンク情報と前記処理装置のう
    ち次にアクセスする装置のバンク情報とを比較し比較結
    果を出力する比較回路と、前記比較結果および前記リー
    ド/ライト情報または前記処理装置のうちの1つのリー
    ド/ライト情報と前記処理装置のうち次にアクセスする
    装置のリード/ライト情報とにそれぞれ応答して、前記
    基本アクセス値のうちの所定の1つを選択する選択回路
    とを有する請求項2記載のメモリアクセス調停装置。
  6. 【請求項6】 前記アクセス状態保持部のリード/ライ
    ト情報出力およびバンク情報出力は、n×n個の前記基
    本アクセス時間算出部のうち1/n個の基本アクセス時
    間算出部に対して与えられ、2組の前記処理装置から出
    力されるアクセス要求信号の組み合わせのうち、前記処
    理装置が実行中に、連続して前記処理装置及び他の処理
    装置からアクセスする時に対応する請求項2記載のメモ
    リアクセス調停装置。
  7. 【請求項7】 前記基本アクセス値設定部が保持する前
    記基本アクセス値は、設定された前記基本アクセス値の
    うちの最小の値を各基本アクセス値ごとにさらに減算し
    て求めた差分値とする請求項2記載のメモリアクセス調
    停装置。
  8. 【請求項8】 前記基本アクセス値のうちの所定の1つ
    を選択する前記選択回路は、現在のアクセスおよび次の
    アクセスが同一バンク時であれば全てのアクセスで第1
    の値として選択し、異なるバンクでかつ現在アクセス中
    のリード要求と同じ要求であれば第2の値として選択
    し、異なるバンクでかつ現在のリード要求と異なる要求
    であれば第3の値として選択し、異なるバンクでかつ現
    在アクセス中のライト要求と同じ要求であれば第4の値
    として選択し、異なるバンクでかつ現在のライト要求と
    異なる要求であれば第5の値として選択する請求項2記
    載のメモリアクセス調停装置。
  9. 【請求項9】 前記最小値が複数存在するときは、前記
    優先順位調整手段に予め設定された前記処理装置の優先
    順位に従って、最も高い優先順位に対応する前記最小値
    を選択する請求項2記載のメモリアクセス調停装置。
  10. 【請求項10】 前記総アクセス時間の加算部は、n!
    通りのアクセス順序ごとにその順序内におけるn通りの
    2組のアクセス要求信号間の基本アクセス値として、前
    記第1から前記第5の値のいずれかを選択し、選択した
    値を前記アクセス順序ごとに合計した値を前記総アクセ
    ス時間として算出する請求項8記載のメモリアクセス調
    停装置。
  11. 【請求項11】 前記メモリアクセス調停手段と前記優
    先順位調整手段とに代えて、複数の前記処理装置から出
    力されるアクセス要求信号に従って、先に要求のあった
    ものから順にm(mは1以上の整数)個(m<n)の前
    記処理装置を選択するための選択信号を生成する選択信
    号生成手段と、複数の前記処理装置それぞれの前記アク
    セス要求信号と前記リード/ライト情報と前記バンク情
    報とからなるn本の信号線のうち、前記選択信号の指示
    する前記m個の前記アクセス要求信号と前記リード/ラ
    イト情報と前記バンク情報とを選択して、前記最速アク
    セス判定手段に出力する処理要求選択手段とを有する請
    求項1記載のメモリアクセス調停装置。
  12. 【請求項12】 前記m個の前記アクセス要求信号を、
    前記最速アクセス判定手段が有するアクセス状態保持部
    の同期クロックとする請求項11記載のメモリアクセス
    調停装置。
  13. 【請求項13】 前記最速アクセス判定手段が、前記選
    択部で抽出された前記処理装置の番号を選択信号とする
    選択手段により選択された前記m個の前記アクセス要求
    信号と前記リード/ライト情報と前記バンク情報とを入
    力するとともに、前記m個の前記アクセス要求信号を前
    記アクセス状態保持部の同期クロックとする請求項11
    記載のメモリアクセス調停装置。
  14. 【請求項14】 前記選択信号生成手段は、前記アクセ
    ス要求信号のうち、先に到着した方から順番に優先順位
    をダイナミックに変更する優先順位変更部と、この優先
    順位変更部が出力する優先順位変更信号に応答して優先
    順位変更信号の指示する順番に選択制御信号を出力する
    優先順位設定値保持部と、n個の前記アクセス要求信号
    をデコードしてm個の制御信号を出力するデコード回路
    部とを有する請求項11記載のメモリアクセス調停装
    置。
  15. 【請求項15】 前記処理要求選択手段は、前段のn個
    の選択回路と、後段のm(m<n)個の選択回路とから
    なり、前段の選択回路はそれぞれ並列に接続され複数の
    前記処理装置から前記アクセス要求信号と前記リード/
    ライト情報と前記バンク情報とを1組とするn組の信号
    がそれぞれ与えられ、これらn組の信号からm組を選択
    して後段の選択回路に出力するとともに、前記アクセス
    要求信号を前記デコード回路に出力し、前記後段の選択
    回路はそれぞれの回路ごとに前記前段の選択回路から与
    えられたm組の信号を、前記デコード回路の出力するm
    個の制御信号の順位に応答して、前記アクセス要求信号
    と前記リード/ライト情報と前記バンク情報とを1組と
    するm組の信号としてそれぞれ順番に出力する請求項1
    1記載のメモリアクセス調停装置。
  16. 【請求項16】 前記選択信号生成手段は、予め設定さ
    れる複数の前記処理装置の優先順位値を格納する優先順
    位設定値保持部のみを有し、その格納された優先順位値
    のうち優先順位の高い順に前記m個を選択する請求項1
    4記載のメモリアクセス調停装置。
  17. 【請求項17】 現在アクセス中のメモリに対する最後
    のプリチャージから次のアクセス時の最後のプリチャー
    ジまでの間のクロック数を基本アクセス時間として予め
    設定され保持する基本アクセス値設定部と、現在のアク
    セス状態としてのリード/ライト情報およびバンク情報
    を入力し保時するアクセス状態保持部と、複数の処理装
    置のアクセス要求信号が前記メモリへアクセスするとき
    にとり得る2組のアクセス時間を、前記基本アクセス値
    から求める基本アクセス時間算出部と、求めた2組のア
    クセス時間を基に対応するそれぞれの処理装置がとり得
    る全ての組み合わせの総アクセス時間を算出する加算部
    と、算出した総アクセス時間を比較した最小値を求める
    比較部と、求めた最小値に対応する前記処理装置の番号
    を抽出する選択部とを備える最速アクセス判定手段とを
    用いて、前記基本アクセス値設定部に基本アクセス値を
    設定するとともに、前記基本アクセス時間算出部へ出力
    して待機する基本アクセス値設定処理と、実行中の第1
    の処理装置からアクセス要求信号が発生したか否かを発
    生するまで繰り返し判断し、発生すると次の基本アクセ
    ス時間算出処理へ進むアクセス要求信号発生判断処理
    と、メモリアクセス調停部からアクセス許可信号を受け
    て、現在実行中の前記第1の処理装置の前記バンク情報
    と前記リード/ライト情報とを前記アクセス状態保持部
    に保持し、保持されたバンク情報と次にアクセスする第
    2の処理装置がアクセスするメモリのバンク情報とを前
    記基本アクセス時間算出部で比較させ、待機中の前記第
    2の処理装置からのアクセス要求信号であれば、その処
    理装置のバンク情報と第3の処理装置がアクセスするメ
    モリのバンク情報とを比較させ、それぞれの比較結果に
    より前記基本アクセス値を選択して出力させる基本アク
    セス時間算出処理と、選択された前記基本アクセス値に
    基づき、前記総アクセス時間を算出する加算部により処
    理装置がとり得る組み合わせの総アクセス時間を求める
    総アクセス時間算出処理と、求めた総アクセス時間値か
    ら、最も高速にアクセスできる組み合わせを判定し数値
    の最も小さいものを出力させる総アクセス時間比較処理
    とを有することを特徴とするメモリアクセス調停方法。
  18. 【請求項18】 基本アクセス時間算出処理は、前記第
    1の処理装置から、メモリの第1または第2のバンクへ
    のバーストリード要求またはバーストライト要求を受け
    とりメモリ使用許可信号に応答して、前記アクセス状態
    保持部に格納し保持させるアクセス要求信号受付保持処
    理と、前記第2の処理装置からバンクおよびリード/ラ
    イトのアクセス要求があるまで待機するアクセス要求信
    号待機処理と、前記アクセス要求があると、前記アクセ
    ス状態保持部および複数の前記処理装置の中で、2組を
    抽出する処理を実行する比較すべき2組の抽出処理と、
    前記第1の処理装置のアクセス状態保持内容と前記第2
    の処理装置のアクセス情報との2組を抽出する処理にお
    いて、前記アクセス状態保持部に保持された前記バンク
    情報と前記第2の処理装置からアクセス対象のバンク情
    報とを同じバンクかどうかを比較させ、その比較結果を
    前記選択回路へ出力するアクセス対象バンク比較処理
    と、比較結果が同じバンクの時は、前記基本アクセス値
    設定部に格納された第1の基本アクセス値を選択する同
    一バンク時の選択処理と、比較結果が異なるバンクの時
    は、比較結果のバンク情報と前記アクセス状態保持部に
    保持されたリード/ライト情報と前記第2の処理装置か
    らのリード/ライト情報とに応答して、最初のアクセス
    がリード/ライトのいずれであるかを判断する第1のリ
    ード/ライトの判断処理と、判断結果がリードの時は、
    さらに次のアクセスがリード/ライトのいずれであるか
    を判断する第2のリード/ライトの判断処理と、判断結
    果がリードの時は、前記基本アクセス値設定部に格納さ
    れた第2の基本アクセス値を選択するリード/リード時
    の基本アクセス値選択処理と、判断結果がライトの時
    は、前記基本アクセス値設定部に格納された第3の基本
    アクセス値を選択するリード/ライト時の基本アクセス
    値選択処理と、最初のアクセスの判断結果がライトの時
    は、さらに次のアクセスがリード/ライトのいずれであ
    るかを判断する第3のリード/ライトの判断処理と、判
    断結果がリードの時は、前記基本アクセス値設定部に格
    納された第4の基本アクセス値を選択するライト/リー
    ド時の基本アクセス値選択処理と、判断結果がライトの
    時は、前記基本アクセス値設定部に格納された第5の基
    本アクセス値を選択するライト/ライト時の基本アクセ
    ス値選択処理と、前記比較すべき2組の抽出処理から前
    記ライト/ライト時の基本アクセス値選択処理までを前
    記第1の処理装置に対して前記第2の処理装置の個数が
    終了するまで繰り返して実行する比較処理終了判断処理
    とを有する請求項13記載のメモリアクセス調停方法。
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