JP2001174180A - 冷却用熱交換器 - Google Patents
冷却用熱交換器Info
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- JP2001174180A JP2001174180A JP35291699A JP35291699A JP2001174180A JP 2001174180 A JP2001174180 A JP 2001174180A JP 35291699 A JP35291699 A JP 35291699A JP 35291699 A JP35291699 A JP 35291699A JP 2001174180 A JP2001174180 A JP 2001174180A
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- cooling heat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄型化の要請に応えるためにチューブの通風
方向幅を小さくし、これに合わせてフィンピッチを小さ
くして熱交換率を確保しようとしても、フィンの曲折部
から平坦部に渡たる部位の内面に凝縮水が多量に溜まっ
て、フィン間を通過する空気の妨げとなったり、溜まっ
た結露水が通風方向下流側に多量に飛水するのを防止す
る。 【解決手段】 複数の曲折部6と平坦部7とが順次連接
されてなるコルゲート状のフィン5について、その曲折
部6が重力方向の上方と下方とに交互に位置するよう
に、冷却用熱交換器1を空調ダクト12内に配置する。
方向幅を小さくし、これに合わせてフィンピッチを小さ
くして熱交換率を確保しようとしても、フィンの曲折部
から平坦部に渡たる部位の内面に凝縮水が多量に溜まっ
て、フィン間を通過する空気の妨げとなったり、溜まっ
た結露水が通風方向下流側に多量に飛水するのを防止す
る。 【解決手段】 複数の曲折部6と平坦部7とが順次連接
されてなるコルゲート状のフィン5について、その曲折
部6が重力方向の上方と下方とに交互に位置するよう
に、冷却用熱交換器1を空調ダクト12内に配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばチューブ
とチューブとの間に配されるコルゲート状のフィンを少
なくとも有する冷却用熱交換器に関するものである。
とチューブとの間に配されるコルゲート状のフィンを少
なくとも有する冷却用熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置の冷凍サイクルを構成す
る冷却用熱交換器としては、実開昭63−154962
号公報に示されるように、チューブと、このチューブの
通風方向に沿った面に配され、平坦部と曲折部とを順次
連接させて成るコルゲート状のフィンとを有するものが
一般的であり、このチューブ内を流れる熱交換媒体がそ
の温度をフィンに伝達し、主としてこのフィンを介して
チューブ間を通過する空気と熱交換する。
る冷却用熱交換器としては、実開昭63−154962
号公報に示されるように、チューブと、このチューブの
通風方向に沿った面に配され、平坦部と曲折部とを順次
連接させて成るコルゲート状のフィンとを有するものが
一般的であり、このチューブ内を流れる熱交換媒体がそ
の温度をフィンに伝達し、主としてこのフィンを介して
チューブ間を通過する空気と熱交換する。
【0003】一方で、従来、本出願人により製品化され
ているものは、フィンの1の曲折部と隣接する同じ方向
に曲折した他の曲折部との間のピッチFPが3.6mm
で、チューブの通風方向幅TWが74mmであった。ま
た特開平7−167578号公報によれば、他社の製品
は、前記フィンピッチFPが3.4mmから4.5mm
で、チューブの通風方向幅TWが64mmから110m
mであり、当方の熱交換器もこの範囲に入るものであっ
た。
ているものは、フィンの1の曲折部と隣接する同じ方向
に曲折した他の曲折部との間のピッチFPが3.6mm
で、チューブの通風方向幅TWが74mmであった。ま
た特開平7−167578号公報によれば、他社の製品
は、前記フィンピッチFPが3.4mmから4.5mm
で、チューブの通風方向幅TWが64mmから110m
mであり、当方の熱交換器もこの範囲に入るものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
て、車両用空調装置の小型化が要請されており、この要
請に応えるために、前記チューブの通風方向幅TWを小
さくして冷却用熱交換器の薄型化が図られているが、単
にチューブの通風方向幅TWを小さくし、冷却用熱交換
器を薄くしたのみでは、フィンと通過する空気との接触
面積が小さくなるので、熱交換率が低下する。この場合
に、前記フィンピッチFPも小さくすることで、フィン
と空気との接触面積を大きくして熱交換率を高め、冷却
用熱交換器の薄型化による熱交換率の低減を補うことが
考えられる。
て、車両用空調装置の小型化が要請されており、この要
請に応えるために、前記チューブの通風方向幅TWを小
さくして冷却用熱交換器の薄型化が図られているが、単
にチューブの通風方向幅TWを小さくし、冷却用熱交換
器を薄くしたのみでは、フィンと通過する空気との接触
面積が小さくなるので、熱交換率が低下する。この場合
に、前記フィンピッチFPも小さくすることで、フィン
と空気との接触面積を大きくして熱交換率を高め、冷却
用熱交換器の薄型化による熱交換率の低減を補うことが
考えられる。
【0005】しかしながら、フィンピッチFPを小さく
すると、図9に示されるように、チューブ100及びフ
ィン101の表面に生じた結露水102が、表面張力に
よりフィン101の曲折部103から平坦部104に渡
たる部位の内面に捕捉されて溜まる度合いが大きくなる
ので、フィン101、101間を通過する空気の妨げと
なったり、溜まった結露水102が通風方向下流側に多
量に飛水するという不具合が生ずる懸念がある。このた
め、フィンピッチを小さくする手法は採り難いので、冷
却用熱交換器の薄型化を図る場合には、熱交換率の低下
をある程度許容しなければならないという問題があっ
た。
すると、図9に示されるように、チューブ100及びフ
ィン101の表面に生じた結露水102が、表面張力に
よりフィン101の曲折部103から平坦部104に渡
たる部位の内面に捕捉されて溜まる度合いが大きくなる
ので、フィン101、101間を通過する空気の妨げと
なったり、溜まった結露水102が通風方向下流側に多
量に飛水するという不具合が生ずる懸念がある。このた
め、フィンピッチを小さくする手法は採り難いので、冷
却用熱交換器の薄型化を図る場合には、熱交換率の低下
をある程度許容しなければならないという問題があっ
た。
【0006】そこで、この発明は、薄型化の要請に応え
るためにチューブの通風方向幅を小さくし、これに合わ
せてフィンピッチを小さくして熱交換率を確保しようと
しても、フィンの曲折部から平坦部に渡たる部位の内面
に凝縮水が多量に溜まって、フィン間を通過する空気の
妨げとなったり、溜まった結露水が通風方向下流側に多
量に飛水するのを防止可能な冷却用熱交換器を提供する
ことを目的とする。
るためにチューブの通風方向幅を小さくし、これに合わ
せてフィンピッチを小さくして熱交換率を確保しようと
しても、フィンの曲折部から平坦部に渡たる部位の内面
に凝縮水が多量に溜まって、フィン間を通過する空気の
妨げとなったり、溜まった結露水が通風方向下流側に多
量に飛水するのを防止可能な冷却用熱交換器を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明に係
る冷却用熱交換器は、外気又は内気を導入するための送
風機の上流側又は下流側に配されると共に、熱交換媒体
通路を有するチューブと、このチューブの通風方向に沿
った面に配され、複数の曲折部と平坦部とが順次連接さ
れてコルゲート状をなすフィンとを少なくとも有する冷
却用熱交換器において、前記フィンは、前記曲折部が重
力方向の上方と下方とに交互に位置した状態で設置され
ることを特徴とする(請求項1)。
る冷却用熱交換器は、外気又は内気を導入するための送
風機の上流側又は下流側に配されると共に、熱交換媒体
通路を有するチューブと、このチューブの通風方向に沿
った面に配され、複数の曲折部と平坦部とが順次連接さ
れてコルゲート状をなすフィンとを少なくとも有する冷
却用熱交換器において、前記フィンは、前記曲折部が重
力方向の上方と下方とに交互に位置した状態で設置され
ることを特徴とする(請求項1)。
【0008】このような冷却用熱交換器の空調ダクト内
への設置により、フィンは、曲折部が重力方向の上方と
下方とに交互に位置した状態、すなわち上に凸をなす曲
折部と下に凸をなす曲折部とが交互になるので、フィン
の特に凝縮水が捕捉されやすい曲折部において水はけ性
が向上し、フィンの曲折部から平坦部に渡たる部位の内
面に凝縮水が多量に溜まることがない。
への設置により、フィンは、曲折部が重力方向の上方と
下方とに交互に位置した状態、すなわち上に凸をなす曲
折部と下に凸をなす曲折部とが交互になるので、フィン
の特に凝縮水が捕捉されやすい曲折部において水はけ性
が向上し、フィンの曲折部から平坦部に渡たる部位の内
面に凝縮水が多量に溜まることがない。
【0009】このため、前記チューブの通風方向幅TW
が、30mm≧TW≧55mm(請求項2)と、従来の
冷却用熱交換器よりもその寸法を小さくし、このチュー
ブの通風方向幅の縮小による熱交換率の低減を補うため
に、前記フィンの1の曲折部と隣接する同じ方向に曲折
した他の曲折部との間のピッチFPが、3.2mm≧F
P≧2.0mm(請求項3)と従来の冷却用熱交換器よ
りもその寸法を小さくすることが可能となる。
が、30mm≧TW≧55mm(請求項2)と、従来の
冷却用熱交換器よりもその寸法を小さくし、このチュー
ブの通風方向幅の縮小による熱交換率の低減を補うため
に、前記フィンの1の曲折部と隣接する同じ方向に曲折
した他の曲折部との間のピッチFPが、3.2mm≧F
P≧2.0mm(請求項3)と従来の冷却用熱交換器よ
りもその寸法を小さくすることが可能となる。
【0010】そして、冷却用熱交換器について、前記空
調ダクトの通風方向に対し傾斜しているものとし(請求
項4)、この空調ダクトの通風方向に対し傾斜した角度
A1が2度≧A1≧55度であるとしても良い (請求項
5)。また、前記空調ダクトの通風方向と直角に交差す
る方向に対し傾斜しているものとし(請求項6)、この
空調ダクトの通風方向と直角に交差する方向に対し傾斜
した角度A2が2度≧A2≧15度であるとしても良い
(請求項7)。このように冷却用熱交換器を傾斜した状
態で空調ダクト内に設置することによって、更に水はけ
性が向上するので、より確実にフィンの曲折部から平坦
部に渡たる部位の内面に溜まる凝縮水が減少する。
調ダクトの通風方向に対し傾斜しているものとし(請求
項4)、この空調ダクトの通風方向に対し傾斜した角度
A1が2度≧A1≧55度であるとしても良い (請求項
5)。また、前記空調ダクトの通風方向と直角に交差す
る方向に対し傾斜しているものとし(請求項6)、この
空調ダクトの通風方向と直角に交差する方向に対し傾斜
した角度A2が2度≧A2≧15度であるとしても良い
(請求項7)。このように冷却用熱交換器を傾斜した状
態で空調ダクト内に設置することによって、更に水はけ
性が向上するので、より確実にフィンの曲折部から平坦
部に渡たる部位の内面に溜まる凝縮水が減少する。
【0011】そして、冷却用熱交換器の構成としては、
片側に設けられた一対のタンクとこの一対のタンクを連
通するU字状の熱交換媒体通路とを備えたチューブをフ
ィンを間に介在しつつ複数段積層した片タンクのタイプ
や、両側に設けられたタンクとこのタンク間を連通する
直線状の熱交換媒体通路とを備えたチューブをフィンを
間に介在しつつ複数段積層した両タンクのタイプがあ
る。これらの冷却用熱交換器に用いられるチューブにつ
いて、U字状の熱交換媒体通路を有するチューブにおい
ては、タンク側から反対側端部近傍に延びる仕切部を有
し、直線状の熱交換媒体流路においては一方のタンクか
ら他方のタンクまで延びる仕切部を有するが、この仕切
部をチューブの積層方向に貫通する排水孔を設けるよう
にしても良い(請求項8)。また、これらの冷却用熱交
換器に用いられるチューブについて、熱交換媒体通路の
流路方向の一方又は双方にタンクを備え、複数積層され
ることにより、隣接するタンクが連通して熱交換器コア
を構成するもので、フランジがこのチューブの周縁に形
成された接合代部からその積層方向側に立設していると
共に、前記フランジの通風方向下流側部には、当該通風
方向下流側部に凝縮水が溜まることを防止する防止手段
が設けられたものとしても良い(請求項9)。この防止
手段は、具体的には、フランジの通風方向下流側部に凝
縮水を排水するための切り欠きが形成されているもので
ある(請求項10)。更に、このチューブのフランジの
通風方向下流側部位は、前記切り欠きに凝縮水が集約可
能な傾斜面を有するものとしても良い(請求項11)。
片側に設けられた一対のタンクとこの一対のタンクを連
通するU字状の熱交換媒体通路とを備えたチューブをフ
ィンを間に介在しつつ複数段積層した片タンクのタイプ
や、両側に設けられたタンクとこのタンク間を連通する
直線状の熱交換媒体通路とを備えたチューブをフィンを
間に介在しつつ複数段積層した両タンクのタイプがあ
る。これらの冷却用熱交換器に用いられるチューブにつ
いて、U字状の熱交換媒体通路を有するチューブにおい
ては、タンク側から反対側端部近傍に延びる仕切部を有
し、直線状の熱交換媒体流路においては一方のタンクか
ら他方のタンクまで延びる仕切部を有するが、この仕切
部をチューブの積層方向に貫通する排水孔を設けるよう
にしても良い(請求項8)。また、これらの冷却用熱交
換器に用いられるチューブについて、熱交換媒体通路の
流路方向の一方又は双方にタンクを備え、複数積層され
ることにより、隣接するタンクが連通して熱交換器コア
を構成するもので、フランジがこのチューブの周縁に形
成された接合代部からその積層方向側に立設していると
共に、前記フランジの通風方向下流側部には、当該通風
方向下流側部に凝縮水が溜まることを防止する防止手段
が設けられたものとしても良い(請求項9)。この防止
手段は、具体的には、フランジの通風方向下流側部に凝
縮水を排水するための切り欠きが形成されているもので
ある(請求項10)。更に、このチューブのフランジの
通風方向下流側部位は、前記切り欠きに凝縮水が集約可
能な傾斜面を有するものとしても良い(請求項11)。
【0012】このような構成とすることにより、冷却用
熱交換器が前記フィンの平坦部が通風方向に沿って並列
すると共に前記フィンの曲折部が重力方向の上方と下方
とに交互に位置した状態で設置された際に、フィンに溜
まることなくチューブの側面上に移動した凝縮水が、仕
切部の排水孔から下方に順次落下し、又、ブロワユニッ
トからの風によりチューブの下流側に運ばれ、この切り
欠きから下方に落下するので、冷却用熱交換器からの凝
縮水の水切りを確実に行うことができる。
熱交換器が前記フィンの平坦部が通風方向に沿って並列
すると共に前記フィンの曲折部が重力方向の上方と下方
とに交互に位置した状態で設置された際に、フィンに溜
まることなくチューブの側面上に移動した凝縮水が、仕
切部の排水孔から下方に順次落下し、又、ブロワユニッ
トからの風によりチューブの下流側に運ばれ、この切り
欠きから下方に落下するので、冷却用熱交換器からの凝
縮水の水切りを確実に行うことができる。
【0013】更に、冷却用熱交換器は、積層方向側又は
通風方向側において、熱交換媒体をチューブに流入させ
るための入口側部と、熱交換媒体をチューブから流出さ
せるための出口側部とを有するが、この出口側部が入口
側部に対し重力方向の下方となるように配置されるよう
にしても良い(請求項12)。このように冷却用熱交換
器を配置することにより、熱交換媒体が不必要に冷却用
熱交換器内に溜まることがない。
通風方向側において、熱交換媒体をチューブに流入させ
るための入口側部と、熱交換媒体をチューブから流出さ
せるための出口側部とを有するが、この出口側部が入口
側部に対し重力方向の下方となるように配置されるよう
にしても良い(請求項12)。このように冷却用熱交換
器を配置することにより、熱交換媒体が不必要に冷却用
熱交換器内に溜まることがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。
面により説明する。
【0015】図1,図2及び図3に示される冷却用熱交
換器1は、片タンクの積層型エバポレータであり、長手
方向一端に形成された一対のタンク2,2と、この一対
のタンク2,2を連通する熱交換媒体通路3とからなる
複数のチューブ4と、複数の曲折部6と平坦部7とが順
次連接されてコルゲート状をなし、前記チューブ4の通
風方向に沿った面に配されるコルゲート状のフィン5と
によって構成される。尚、この冷却用熱交換器1は、チ
ューブ4とフィン5との積層方向両端にエンドプレート
8,8が配され、積層方向の略中央に位置するチューブ
4´は、前記タンク2が積層方向に連通されて形成され
た一対のタンク群9,9の一方をタンクブロック9A,
9Bに分割する盲タンク2´を有する。
換器1は、片タンクの積層型エバポレータであり、長手
方向一端に形成された一対のタンク2,2と、この一対
のタンク2,2を連通する熱交換媒体通路3とからなる
複数のチューブ4と、複数の曲折部6と平坦部7とが順
次連接されてコルゲート状をなし、前記チューブ4の通
風方向に沿った面に配されるコルゲート状のフィン5と
によって構成される。尚、この冷却用熱交換器1は、チ
ューブ4とフィン5との積層方向両端にエンドプレート
8,8が配され、積層方向の略中央に位置するチューブ
4´は、前記タンク2が積層方向に連通されて形成され
た一対のタンク群9,9の一方をタンクブロック9A,
9Bに分割する盲タンク2´を有する。
【0016】そして、前記タンクブロック9Aの略中央
には、熱交換媒体の流入パイプ(図示せず)を装着する
ための入口側部10が前記タンク2から積層方向に対し
略直角方向に延出して形成されている。また、前記タン
クブロック9Bの略中央には熱交換媒体の流出パイプ
(図示せず)を装着するために出口側部11が前記タン
ク2から積層方向に対し略直角方向に延出して形成され
ている。
には、熱交換媒体の流入パイプ(図示せず)を装着する
ための入口側部10が前記タンク2から積層方向に対し
略直角方向に延出して形成されている。また、前記タン
クブロック9Bの略中央には熱交換媒体の流出パイプ
(図示せず)を装着するために出口側部11が前記タン
ク2から積層方向に対し略直角方向に延出して形成され
ている。
【0017】これによって、入口側部10に装着された
流入パイプからタンクブロック9Aに流入した熱交換媒
体は、熱交換媒体通路3を介して他方の側のタンク群9
に流れ、このタンク群9内を移動する。そして、他方の
タンク群9を移動した熱交換媒体は、熱交換媒体通路3
を通過してタンクブロック9Bに移動し、出口側部11
に装着された熱交換媒体の流出パイプに流れ出るように
なっている。
流入パイプからタンクブロック9Aに流入した熱交換媒
体は、熱交換媒体通路3を介して他方の側のタンク群9
に流れ、このタンク群9内を移動する。そして、他方の
タンク群9を移動した熱交換媒体は、熱交換媒体通路3
を通過してタンクブロック9Bに移動し、出口側部11
に装着された熱交換媒体の流出パイプに流れ出るように
なっている。
【0018】また、この冷却用熱交換器1は、図2に示
されるように略水平方向に延びる空調ダクト12内にお
いて、ブロワユニット13の下流側にこのブロワユニッ
ト13と略水平に位置するように配置され、この空調ダ
クト12との隙間は例えばシール材12aによりシール
されている。尚、このブロワユニット13は、少なくと
もインテークドア切換装置14とブロワ18とを備えた
公知のもので、このうち、インテークドア切換装置14
は、車室内と連通する内気導入口15と車室外と連通す
る外気導入口16とが設けられていると共に、内気導入
口15と外気導入口16との境界部分に空調ダクト12
の冷却用熱交換器1側に送られる空気を内気と外気とに
選択する内外気切換ドア17が設けられている。ブロワ
18は、送風用のファン19とこのファン19を駆動す
るモータ20とにより構成され、前記インテークドア切
換装置14の下方に配されることにより、前記内気導入
口15又は外気導入口16から空調ダクト12内に空気
を吸い込んで下流の冷却用熱交換器1側に送風するよう
になっている。
されるように略水平方向に延びる空調ダクト12内にお
いて、ブロワユニット13の下流側にこのブロワユニッ
ト13と略水平に位置するように配置され、この空調ダ
クト12との隙間は例えばシール材12aによりシール
されている。尚、このブロワユニット13は、少なくと
もインテークドア切換装置14とブロワ18とを備えた
公知のもので、このうち、インテークドア切換装置14
は、車室内と連通する内気導入口15と車室外と連通す
る外気導入口16とが設けられていると共に、内気導入
口15と外気導入口16との境界部分に空調ダクト12
の冷却用熱交換器1側に送られる空気を内気と外気とに
選択する内外気切換ドア17が設けられている。ブロワ
18は、送風用のファン19とこのファン19を駆動す
るモータ20とにより構成され、前記インテークドア切
換装置14の下方に配されることにより、前記内気導入
口15又は外気導入口16から空調ダクト12内に空気
を吸い込んで下流の冷却用熱交換器1側に送風するよう
になっている。
【0019】以上の構成及び配置において、この冷却用
熱交換器1は、特に図3に示されるように、空調ダクト
12内にフィン5の平坦部7が通風方向に沿って並列す
る一方で、フィン5の曲折部6は上に凸をなす曲折部6
aと下に凸をなす曲折部6bとが交互にくるように配置
されている。このようなフィン5の曲折部6が重力方向
の上方と下方とに交互に位置した状態となる配置にする
ことにより、少なくとも上に凸をなす曲折部6aからこ
の曲折部6aと平坦部7との境界部位にかけて凝縮水が
溜まることがなく、フィン5全体としての水はけ性が向
上するものである。
熱交換器1は、特に図3に示されるように、空調ダクト
12内にフィン5の平坦部7が通風方向に沿って並列す
る一方で、フィン5の曲折部6は上に凸をなす曲折部6
aと下に凸をなす曲折部6bとが交互にくるように配置
されている。このようなフィン5の曲折部6が重力方向
の上方と下方とに交互に位置した状態となる配置にする
ことにより、少なくとも上に凸をなす曲折部6aからこ
の曲折部6aと平坦部7との境界部位にかけて凝縮水が
溜まることがなく、フィン5全体としての水はけ性が向
上するものである。
【0020】したがって、このような冷却用熱交換器1
の空調ダクト12内への配置とすることによって、熱交
換性能を維持しつつ、熱交空調装置自体の省スペース化
や車両自体の省スペース化に最適とするために、チュー
ブ4の通風方向幅FWを従来の通風方向幅(64mmか
ら110mm)よりも短い30mm以上55mm以下の
範疇内に形成する一方で、このチューブ4の通風方向幅
の短縮化に伴いフィンと通過する空気との接触面積が小
さくなるのを補完するために、フィン5のフィンピッチ
FPを従来のフィンピッチ(3.4mmから4.5m
m)よりも短い3.2mm以上2.0mm以下というの
範疇に形成することが可能となる。
の空調ダクト12内への配置とすることによって、熱交
換性能を維持しつつ、熱交空調装置自体の省スペース化
や車両自体の省スペース化に最適とするために、チュー
ブ4の通風方向幅FWを従来の通風方向幅(64mmか
ら110mm)よりも短い30mm以上55mm以下の
範疇内に形成する一方で、このチューブ4の通風方向幅
の短縮化に伴いフィンと通過する空気との接触面積が小
さくなるのを補完するために、フィン5のフィンピッチ
FPを従来のフィンピッチ(3.4mmから4.5m
m)よりも短い3.2mm以上2.0mm以下というの
範疇に形成することが可能となる。
【0021】そして、上述した冷却用熱交換器1の空調
ダクト12内への配置に際し、出口側部11が入口側部
10よりも重力方向の下方となるようにすることが望ま
しく、このように配置することにより、熱交換媒体が不
必要に冷却用熱交換器1のタンク2内などに溜まるを防
止することができる。
ダクト12内への配置に際し、出口側部11が入口側部
10よりも重力方向の下方となるようにすることが望ま
しく、このように配置することにより、熱交換媒体が不
必要に冷却用熱交換器1のタンク2内などに溜まるを防
止することができる。
【0022】この冷却用熱交換器1は、図1及び図2に
おいて、その底面が空調ダクトに対し前記通風方向と略
水平方向にかつブロワ18から送風する空気の通風方向
に対して直角に交差する角度で配置されたものとして示
しているが、必ずしも限定されない。すなわち、図4に
示されるように、2度以上55度以下の範疇の傾斜角度
A1で空調ダクト12の通風方向に対し冷却用熱交換器
1の上端が上流側に向かうように傾斜したものとしても
良い。また、図5に示されるように、2度以上15度以
下の範疇の傾斜角度A2で空調ダクト12の通風方向と
直角に交差する方向に対し傾斜し冷却用熱交換器1の上
端が空調ダクト12の側面に向かうように傾斜したもの
としても良い。このような傾斜角度A1,A2で冷却用
熱交換器1を空調ダクト12内に配置することにより、
下に凸をなす曲折部6bからこの曲折部6bと平坦部7
との境界部位も傾斜面となり、当該部位における水はけ
性が向上する。しかも、図4の冷却用熱交換器1の配置
では、凝縮水は、風に押されて通風方向下流側にチュー
ブ4、4´の傾斜した側面を登るように移動することか
ら、当該凝縮水は、下流側に飛ばずに重力方向下方にそ
のまま垂下して、下側に位置するチューブ4、4´に捕
捉され、これを繰り返して下方のチューブ4、4´に順
次移っていき、最終的には図示しない冷却用熱交換器1
の下方にあるドレンパイプから排水されることとなる。
尚、図1及び図2に示される冷却用熱交換器1と同一の
構成については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
おいて、その底面が空調ダクトに対し前記通風方向と略
水平方向にかつブロワ18から送風する空気の通風方向
に対して直角に交差する角度で配置されたものとして示
しているが、必ずしも限定されない。すなわち、図4に
示されるように、2度以上55度以下の範疇の傾斜角度
A1で空調ダクト12の通風方向に対し冷却用熱交換器
1の上端が上流側に向かうように傾斜したものとしても
良い。また、図5に示されるように、2度以上15度以
下の範疇の傾斜角度A2で空調ダクト12の通風方向と
直角に交差する方向に対し傾斜し冷却用熱交換器1の上
端が空調ダクト12の側面に向かうように傾斜したもの
としても良い。このような傾斜角度A1,A2で冷却用
熱交換器1を空調ダクト12内に配置することにより、
下に凸をなす曲折部6bからこの曲折部6bと平坦部7
との境界部位も傾斜面となり、当該部位における水はけ
性が向上する。しかも、図4の冷却用熱交換器1の配置
では、凝縮水は、風に押されて通風方向下流側にチュー
ブ4、4´の傾斜した側面を登るように移動することか
ら、当該凝縮水は、下流側に飛ばずに重力方向下方にそ
のまま垂下して、下側に位置するチューブ4、4´に捕
捉され、これを繰り返して下方のチューブ4、4´に順
次移っていき、最終的には図示しない冷却用熱交換器1
の下方にあるドレンパイプから排水されることとなる。
尚、図1及び図2に示される冷却用熱交換器1と同一の
構成については同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0023】一方、この冷却用熱交換器1を構成するチ
ューブ4としては、図6に示されるように2枚の成形プ
レート21,21を対面接合されたものとても良い。こ
の成形プレート21は、一端に椀状のタンク形成用膨出
部22,22が形成されると共に、これに続いて通路形
成用膨出部23が形成され、更にこの通路形成用膨出部
23にタンク形成用膨出部22,22の間から成形プレ
ート21の他端近傍まで延びる仕切部24が形成されて
いる。また、タンク形成用膨出部22及び通路形成用膨
出部23の周縁には他方の成形プレートと接合するため
の接合代部25が形成されていると共に、この接合代部
25の縁には成形プレート21の強度向上のためにチュ
ーブ4の積層方向に立設したフランジ26を有する。そ
して、前記仕切部24には通風方向に貫通した排水孔2
7が複数形成されている。
ューブ4としては、図6に示されるように2枚の成形プ
レート21,21を対面接合されたものとても良い。こ
の成形プレート21は、一端に椀状のタンク形成用膨出
部22,22が形成されると共に、これに続いて通路形
成用膨出部23が形成され、更にこの通路形成用膨出部
23にタンク形成用膨出部22,22の間から成形プレ
ート21の他端近傍まで延びる仕切部24が形成されて
いる。また、タンク形成用膨出部22及び通路形成用膨
出部23の周縁には他方の成形プレートと接合するため
の接合代部25が形成されていると共に、この接合代部
25の縁には成形プレート21の強度向上のためにチュ
ーブ4の積層方向に立設したフランジ26を有する。そ
して、前記仕切部24には通風方向に貫通した排水孔2
7が複数形成されている。
【0024】これにより、冷却用熱交換器1が空調ダク
ト12内にフィン5の平坦部7が通風方向に沿って並列
する一方で、フィン5の曲折部6は上に凸をなす曲折部
6aと下に凸をなす曲折部6bとが交互にくるように配
置された場合には、フィン5上からチューブ4の側面に
移動した凝縮水は、各チューブ4の排水孔27より順次
下方に落下していくので、冷却用熱交換器1からの水切
りを確実に行うことができる。
ト12内にフィン5の平坦部7が通風方向に沿って並列
する一方で、フィン5の曲折部6は上に凸をなす曲折部
6aと下に凸をなす曲折部6bとが交互にくるように配
置された場合には、フィン5上からチューブ4の側面に
移動した凝縮水は、各チューブ4の排水孔27より順次
下方に落下していくので、冷却用熱交換器1からの水切
りを確実に行うことができる。
【0025】また、上記構成のチューブ4について、図
7に示すように、フランジ26の少なくとも通風方向下
流側部について、当該通風方向下流側部に凝縮水が溜ま
るのを防止する防止手段として複数の切り欠き28を形
成するようにしても良い。この切り欠き28により、ブ
ロワ18から送風される空気によってチューブ4側面上
を通風方向下流側に移動した凝縮水がこの切り欠き28
から下方に落下するので、冷却用熱交換器1からの水切
りを確実に行うことができる。そして、切り欠き28の
両側に位置するフランジ26は、図8に示されるよう
に、この切り欠き28側に凝縮水を集約できるように、
切り欠き28の縁部が最も通風方向下流側となるように
傾斜させても良く、これにより冷却用熱交換器1からの
水切りをより確実なものとすることができる。
7に示すように、フランジ26の少なくとも通風方向下
流側部について、当該通風方向下流側部に凝縮水が溜ま
るのを防止する防止手段として複数の切り欠き28を形
成するようにしても良い。この切り欠き28により、ブ
ロワ18から送風される空気によってチューブ4側面上
を通風方向下流側に移動した凝縮水がこの切り欠き28
から下方に落下するので、冷却用熱交換器1からの水切
りを確実に行うことができる。そして、切り欠き28の
両側に位置するフランジ26は、図8に示されるよう
に、この切り欠き28側に凝縮水を集約できるように、
切り欠き28の縁部が最も通風方向下流側となるように
傾斜させても良く、これにより冷却用熱交換器1からの
水切りをより確実なものとすることができる。
【0026】最後に、冷却用熱交換器1の基本構成は、
曲折部6と平坦部7とが順次連接してコルゲート状をな
すフィン5を有するものであれば、図1等に示す片タン
クの積層型エバポレータに限定されず、図示しないが、
両側に設けられたタンクとこのタンク間を連通する直線
状の熱交換媒体通路とを備えたチューブをフィンを間に
介在しつつ複数段積層してなる両タンクの積層型エバポ
レータや、複数の平坦部と曲折部とが順次連続したサー
ペンタイン状を成し、冷媒が流通する流路を有するチュ
ーブと、このチューブの平坦部と平坦部との間に介在さ
れるフィンとを有するサーペンタイン型エバポレータで
あっても良い。
曲折部6と平坦部7とが順次連接してコルゲート状をな
すフィン5を有するものであれば、図1等に示す片タン
クの積層型エバポレータに限定されず、図示しないが、
両側に設けられたタンクとこのタンク間を連通する直線
状の熱交換媒体通路とを備えたチューブをフィンを間に
介在しつつ複数段積層してなる両タンクの積層型エバポ
レータや、複数の平坦部と曲折部とが順次連続したサー
ペンタイン状を成し、冷媒が流通する流路を有するチュ
ーブと、このチューブの平坦部と平坦部との間に介在さ
れるフィンとを有するサーペンタイン型エバポレータで
あっても良い。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、いずれの発明によっ
ても、フィンの特に凝縮水が捕捉されやすい曲折部にお
いて水はけ性が向上し、フィンの曲折部から平坦部に渡
たる部位の内面に凝縮水が多量に溜まることがないの
で、チューブの通風方向幅を従来の冷却用熱交換器より
も小さくし、このチューブの通風方向幅の縮小による熱
交換率の低減を補うために、フィンピッチを従来の冷却
用熱交換器よりも小さくする手法を採ることができる。
ても、フィンの特に凝縮水が捕捉されやすい曲折部にお
いて水はけ性が向上し、フィンの曲折部から平坦部に渡
たる部位の内面に凝縮水が多量に溜まることがないの
で、チューブの通風方向幅を従来の冷却用熱交換器より
も小さくし、このチューブの通風方向幅の縮小による熱
交換率の低減を補うために、フィンピッチを従来の冷却
用熱交換器よりも小さくする手法を採ることができる。
【0028】また、請求項4、5、6又は7に記載の発
明によれば、冷却用熱交換器を傾斜した状態で空調ダク
ト内に設置することによって、更に水はけ性が向上する
ので、より確実にフィンの曲折部から平坦部に渡たる部
位の内面に溜まる凝縮水を減少させることができる。
明によれば、冷却用熱交換器を傾斜した状態で空調ダク
ト内に設置することによって、更に水はけ性が向上する
ので、より確実にフィンの曲折部から平坦部に渡たる部
位の内面に溜まる凝縮水を減少させることができる。
【0029】更に、請求項8、9、10、11に記載の
発明によれば、フィンに溜まることなくチューブの側面
上に移動した凝縮水が、仕切部の排水孔から下方に落下
し、又、ブロワユニットからの風によりチューブの下流
側に運ばれ、フランジの切り欠きから下方に落下するの
で、冷却用熱交換器からの凝縮水の水切りを確実に行う
ことができる。
発明によれば、フィンに溜まることなくチューブの側面
上に移動した凝縮水が、仕切部の排水孔から下方に落下
し、又、ブロワユニットからの風によりチューブの下流
側に運ばれ、フランジの切り欠きから下方に落下するの
で、冷却用熱交換器からの凝縮水の水切りを確実に行う
ことができる。
【0030】更にまた、請求項12に記載の発明によれ
ば、出口側部が入口側部に対し重力方向の下方となるよ
うに冷却用熱交換器を配置することにより、熱交換媒体
が不必要に冷却用熱交換器内に溜まるのを防止すること
ができる。
ば、出口側部が入口側部に対し重力方向の下方となるよ
うに冷却用熱交換器を配置することにより、熱交換媒体
が不必要に冷却用熱交換器内に溜まるのを防止すること
ができる。
【図1】図1は、この発明に係る冷却用熱交換器が空調
ダクト内に配された状態を通風方向から示す説明図であ
る。
ダクト内に配された状態を通風方向から示す説明図であ
る。
【図2】図2は、同上の冷却用熱交換器とブロワユニッ
トとの位置関係を示す説明図である。
トとの位置関係を示す説明図である。
【図3】図3は、同上の冷却用熱交換器におけるフィン
の曲折部相互の配置を示す説明図であり、特に図3
(a)ではチューブの通風方向幅が示され、図3(b)
ではフィンピッチが示されているものである。
の曲折部相互の配置を示す説明図であり、特に図3
(a)ではチューブの通風方向幅が示され、図3(b)
ではフィンピッチが示されているものである。
【図4】図4は、同上の冷却用熱交換器を空調ダクトに
対し通風方向下流側に向かって下方に傾斜させた状態を
示す説明図である。
対し通風方向下流側に向かって下方に傾斜させた状態を
示す説明図である。
【図5】図5は、同上の冷却用熱交換器を通風方向と直
角に交差する側に向かって下方に傾斜させた状態を示す
説明図である。
角に交差する側に向かって下方に傾斜させた状態を示す
説明図である。
【図6】図6は、同上の冷却用熱交換器を構成するチュ
ーブの熱交換媒体通路の仕切部に排水孔を設けたことを
示す説明図である。
ーブの熱交換媒体通路の仕切部に排水孔を設けたことを
示す説明図である。
【図7】図7は、同上の冷却用熱交換器を構成するチュ
ーブの周縁部にフランジを形成すると共にそのフランジ
の通風方向下流側に切り欠きを形成した状態を示す説明
図である。
ーブの周縁部にフランジを形成すると共にそのフランジ
の通風方向下流側に切り欠きを形成した状態を示す説明
図である。
【図8】図8は、同上の冷却用熱交換器を構成するチュ
ーブの周縁部にフランジを形成すると共にそのフランジ
の通風方向下流側に切り欠きを形成し、更に切り欠きの
周囲のフランジを傾斜させた状態を示す説明図である。
ーブの周縁部にフランジを形成すると共にそのフランジ
の通風方向下流側に切り欠きを形成し、更に切り欠きの
周囲のフランジを傾斜させた状態を示す説明図である。
【図9】図9は、従来の冷却用熱交換器におけるフィン
の曲折部相互の配置を示す従来例図である。
の曲折部相互の配置を示す従来例図である。
1 冷却用熱交換器 2 タンク 2´ 盲タンク 3 熱交換媒体通路 4 チューブ 4´ チューブ 5 フィン 6 曲折部 6a 上に凸をなす曲折部 6b 下に凸をなす曲折部 7 平坦部 10 入口側部 11 出口側部 12 空調ダクト 13 ブロワユニット 24 仕切部 25 接合代部 26 フランジ 27 排水孔 28 切り欠き TW チューブの通風方向幅 FP フィンピッチ A1 冷却用熱交換器の空調ダクトに対し前記通風方向
下流側に向かって下方に傾斜した角度 A2 冷却用熱交換器の空調ダクトに対し通風方向と直
角に交差する側に向かって下方に傾斜した角度
下流側に向かって下方に傾斜した角度 A2 冷却用熱交換器の空調ダクトに対し通風方向と直
角に交差する側に向かって下方に傾斜した角度
Claims (12)
- 【請求項1】 外気又は内気を導入するための送風機の
上流側又は下流側に配されると共に、 熱交換媒体通路を有するチューブと、このチューブの通
風方向に沿った面に配され、複数の曲折部と平坦部とが
順次連接されてコルゲート状をなすフィンとを少なくと
も有する冷却用熱交換器において、 前記フィンは、前記曲折部が重力方向の上方と下方とに
交互に位置した状態で設置されることを特徴とする冷却
用熱交換器。 - 【請求項2】 前記チューブの通風方向幅TWが、30
mm≧TW≧55mmであることを特徴とする請求項1
に記載の冷却用熱交換器。 - 【請求項3】 前記フィンの1の曲折部と隣接する同じ
方向に曲折した他の曲折部との間のピッチFPが、3.
2mm≧FP≧2.0mmであることを特徴とする請求
項1に記載の冷却用熱交換器。 - 【請求項4】 前記空調ダクトの通風方向に対して傾斜
していることを特徴とする請求項1に記載の冷却用熱交
換器。 - 【請求項5】 前記空調ダクトの通風方向に対して傾斜
した角度A1が2度≧A1≧55度であることを特徴と
する請求項4に記載の冷却用熱交換器。 - 【請求項6】 前記空調ダクトの通風方向と直角に交差
する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項
1に記載の冷却用熱交換器。 - 【請求項7】 前記空調ダクトの通風方向と直角に交差
する方向に対して傾斜した角度A2が2度≧A2≧15
度であることを特徴とする請求項6に記載の冷却用熱交
換器。 - 【請求項8】 前記チューブは、熱交換媒体通路の流路
方向の一方又は双方にタンクを備え、複数積層されるこ
とにより、隣接するタンクが連通して熱交換器コアを構
成するもので、前記チューブの熱交換媒体通路は、熱交
換媒体の流路方向に延びる仕切部により仕切られている
と共に、この仕切部にチューブの積層方向に貫通した凝
縮水を排水するための排水孔が形成されていることを特
徴とする請求項1又は2に記載の冷却用熱交換器。 - 【請求項9】 前記チューブは、熱交換媒体通路の流路
方向の一方又は双方にタンクを備え、複数積層されるこ
とにより、隣接するタンクが連通して熱交換器コアを構
成するもので、フランジがこのチューブの周縁に形成さ
れた接合代部からその積層方向側に立設していると共
に、前記フランジの通風方向下流側部には、当該通風方
向下流側部に凝縮水が溜まることを防止する防止手段が
設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載
の冷却用熱交換器。 - 【請求項10】 前記チューブは、熱交換媒体通路の流
路方向の一方又は双方にタンクを備え、複数積層される
ことにより、隣接するタンクが連通して熱交換器コアを
構成するもので、フランジがこのチューブの周縁に形成
された接合代部からその積層方向側に立設していると共
に、前記フランジの通風方向下流側部に凝縮水を排水す
るための切り欠きが形成されていることを特徴とする請
求項1又は2に記載の冷却用熱交換器。 - 【請求項11】 前記チューブのフランジの通風方向下
流側部は、前記切り欠きに凝縮水が集約可能な傾斜面を
有することを特徴とする請求項10に記載の冷却用熱交
換器。 - 【請求項12】 熱交換媒体をチューブに流入させるた
めの入口側部と、熱交換媒体をチューブから流出させる
ための出口側部とを有すると共に、この出口側部が前記
入口側部に対し重力方向の下方となるように配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の冷却用熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35291699A JP2001174180A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 冷却用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35291699A JP2001174180A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 冷却用熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001174180A true JP2001174180A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18427340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35291699A Pending JP2001174180A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 冷却用熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001174180A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012056790A1 (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-03 | シャープ株式会社 | 熱交換器及びそれを搭載した空気調和機 |
JP2012093009A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Sharp Corp | 熱交換器及びそれを搭載した空気調和機 |
JP2012093010A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Sharp Corp | 熱交換器及びそれを搭載した空気調和機 |
CN108253834A (zh) * | 2016-12-28 | 2018-07-06 | 丹佛斯微通道换热器(嘉兴)有限公司 | 用于换热器的扁管和具有该扁管的换热器 |
-
1999
- 1999-12-13 JP JP35291699A patent/JP2001174180A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012056790A1 (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-03 | シャープ株式会社 | 熱交換器及びそれを搭載した空気調和機 |
JP2012093009A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Sharp Corp | 熱交換器及びそれを搭載した空気調和機 |
JP2012093010A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Sharp Corp | 熱交換器及びそれを搭載した空気調和機 |
CN103180684A (zh) * | 2010-10-25 | 2013-06-26 | 夏普株式会社 | 换热器和安装有换热器的空调机 |
CN103180684B (zh) * | 2010-10-25 | 2015-12-16 | 夏普株式会社 | 换热器和安装有换热器的空调机 |
CN108253834A (zh) * | 2016-12-28 | 2018-07-06 | 丹佛斯微通道换热器(嘉兴)有限公司 | 用于换热器的扁管和具有该扁管的换热器 |
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