JP2001174027A - 空気調和システム及びそれを用いた空気調和方法 - Google Patents

空気調和システム及びそれを用いた空気調和方法

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JP2001174027A
JP2001174027A JP2000350981A JP2000350981A JP2001174027A JP 2001174027 A JP2001174027 A JP 2001174027A JP 2000350981 A JP2000350981 A JP 2000350981A JP 2000350981 A JP2000350981 A JP 2000350981A JP 2001174027 A JP2001174027 A JP 2001174027A
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air
ceiling fan
air conditioner
compressor
conditioning system
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Application number
JP2000350981A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Yagi
敏明 八木
Toru Yasuda
透 安田
Makoto Hori
誠 堀
Hassin Zariina
ハッシィン ザリーナ
Chii Min Chan
チー ミン チャン
Rezuan Sharoomu
レズアン シャローム
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おやすみ運転時、又は、室内温度が適切に下
がりきっている時などにおいて、使用者が不快に感じな
いような空気調和システムを提供する。 【解決手段】 連動して運転可能な、室内の天井42付
近の空気を床面43方向に送風する天井扇2と、熱交換
された空気を吹出す空気調和機1とを有し、空気調和機
1をおやすみ運転モードに切り換えるための運転モード
切換手段を有するとともに、設定温度と室内温度とを比
較する比較手段と、おやすみ運転モードの時に、比較手
段からの比較値に応じて天井扇2の風量をコントロール
する天井扇風量制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調装置と天井扇
とを併用した空調システム及び空気調和方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空調システムとして、例
えば、特許第2679202号公報、あるいは、特開平
2−242035号公報に示されるように、空気調和機
とサーキュレータの併用、あるいは、空気調和機と天井
扇の併用により、室内の空調を行なう技術が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のサーキュレータ又は天井扇は、暖房時又は冷房時の室
内空気を単に攪拌する手段であり、空気調和機の設定温
度制御とは、独立して制御されていた。
【0004】また、特開昭62−113888号公報に
おいて、空気調和機と扇風機の両方が運転され、おやす
み運転時、及び、タイマー設定により空気調和機を停止
した後に、送風機を停止しる機構が開示さている。
【0005】しかしながら、上記従来の技術は室内の温
度を考慮しておらず、空気調和機や扇風機が室内尾など
に関係なく自動的に停止する。そのために、室内が適切
に冷え切っていないときには、使用者は暑く不快に感じ
ていた。また、室温が下がりきっていた場合において
も、壁に畜熱された輻射温度により、使用者が暑く感じ
ていた。従来の技術は、上記のような課題を有してい
た。
【0006】本発明は、おやすみ運転時、又は、室内温
度が適切に下がりきっている時などにおいて、使用者が
不快に感じないような空気調和システムを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】連動して運転可能な、室
内の天井付近の空気を床面方向に送風する天井扇と、熱
交換された空気を吹出す空気調和機とを有し、前記空気
調和機をおやすみ運転モードに切り換えるための運転モ
ード切換手段、および設定温度を入力する設定温度入力
手段を有するとともに、前記空気調和機と前記天井扇と
を運転する制御装置と、室内温度を検出する室温検出手
段と、前記設定温度と前記室内温度とを比較する比較手
段と、前記おやすみ運転モードの時に、前記比較手段か
らの比較値に応じて前記天井扇の風量をコントロールす
る天井扇風量制御手段とを備えたものである。
【0008】おやすみ運転時、室温が適切に下がった時
に、天井扇の風量が小さくなるように制御する事によ
り、室温が下がった明け方などに感じる冷風感が緩和さ
れ、さらに、省エネ効果も得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、連動して運転可能な、
室内の天井付近の空気を床面方向に送風する天井扇と、
熱交換された空気を吹出す空気調和機とを有し、前記空
気調和機をおやすみ運転モードに切り換えるための運転
モード切換手段、および設定温度を入力する設定温度入
力手段を有するとともに、前記空気調和機と前記天井扇
とを運転する制御装置と、室内温度を検出する室温検出
手段と、前記設定温度と前記室内温度とを比較する比較
手段と、前記おやすみ運転モードの時に、前記比較手段
からの比較値に応じて前記天井扇の風量をコントロール
する天井扇風量制御手段とを備えたものである。
【0010】この構成により、おやすみ運転時、室温が
適切に下がった時に、天井扇の風量が小さくなるように
制御する事により、室温が下がった明け方などに感じる
冷風感が緩和され、さらに、省エネ効果も得られる。
【0011】また、本発明において空気調和機は、圧縮
機を制御する圧縮機制御手段と、前記空気調和機の風量
を制御する空調機風量制御手段と、天井扇風量制御手段
を有し、比較手段の前記比較値に応じて、前記圧縮機動
作と前記空調機風量と前記天井扇風量が、前記圧縮機制
御手段と前記空調機風量制御手段と前記天井扇風量制御
手段とにより制御されるものである。
【0012】この構成により、おやすみ運転時、室温が
適切に下がった時に、圧縮機の回転数と空調機の風量と
天井扇の風量などを段階的に小さく制御する事により、
室温が下がった明け方などに感じる冷風感が緩和され、
睡眠時の快適性が向上し、さらに大きな省エネ効果が得
られる。
【0013】また、本発明において空気調和機は、圧縮
機を制御する圧縮機制御手段と、前記空気調和機の風量
を制御する空調機風量制御手段と、前記天井扇風量制御
手段とを有し、おやすみ運転が開始された後の経過時間
が予め設定された設定時間より永い時、前記経過時間と
比較値に応じて、前記圧縮機制御手段と前記空調機風量
制御手段と前記天井扇風量制御手段により、前記圧縮機
と前記空気調和機の風量と前記天井扇の風量が制御され
るものである。
【0014】この構成により、おやすみ運転開始からの
経過時間を考慮することにより、室温だけでなく、壁の
温度も適切に下がったことが予測されるために、輻射温
度が暑い状態であっても、使用者の不快感などの発生が
防止され、睡眠時の快適性がさらに向上する。
【0015】(発明の実施の形態)以下、本発明の実施
の形態における空気調和システムについて図面とともに
説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態における空気
調和システムの全体構成を示す。
【0017】図1において、冷却空気を生成する室内空
気調和機1は、室内の壁面41に取付けられている。天
井扇2が室内の天井42に取付けられている。
【0018】天井扇2は本体21とモータ23と羽根2
4とを有する。本体21は天井42への取付け部であ
る。モータ23は、床面43側に延出するように設置さ
れた回転軸22を有する。羽根24は前記回転軸22に
取付けられている。前記羽根24はボス部24aと翼2
4bとを有する。前記ボス部24aは前記回転軸22に
取付けられる。前記翼24bはボス部24aを中心に放
射方向に取付けられている。
【0019】制御部としてのリモコン3は前記室内空気
調和機1と前記天井扇2との運転・停止の制御を行い、
そのリモコン3は赤外線などの無線信号を出力する。
【0020】リモコン3は、室内空気調和機1の運転/
停止動作と、室内設定温度と、運転モードなどを制御す
る制御信号の出力操作を行う操作手段を有する。
【0021】具体的には、図1のリモコン3において、
操作ボタン3aが室内空気調和機機1の運転を制御する
スイッチである。操作ボタン3b、3cが設定温度を変
更するスイッチである。操作ボタン3dが冷房運転と、
おやすみ運転などを変更するスイッチである。これらに
より入力された信号が、スイッチ入力信号処理回路(図
示せず)で処理され、リモコン3の先端に設けられた送
信部31から発光出力される。
【0022】本実施の形態では、制御部としてリモコン
3が使用され、そのリモコン3は赤外線による信号を送
信するが、この構成に限定されることなく、制御部が電
波又は電線などの使用によって制御される構成も可能で
ある。
【0023】図2〜図4に示されるように、室内空気調
和機1は、箱状の本体13と、風回路14と、クロスフ
ローファン(以下室内ファンと称する)15と、室内熱
交換器16とを有する。
【0024】本体13は、その前面に設置された吸込み
口11と吹出し口12とを具備する。前記風回路14
は、本体13の内部に設置され、前記吸込み口11と吹
出し口12とを連通している。室内ファン15は、風回
路14内に設けられ、モータ(図示せず)によって駆動
される。冷凍サイクルは室内熱交換器16を有する。
【0025】上下風向変更羽根18と左右風向変更羽根
19とが前記吹出し口12に設置されている。その上下
風向変更羽根18は室内ファン15による風回路14か
らの送風方向を、上下方向に変更する。左右風向変更羽
根19は、室内ファン15による風回路14からの送風
方向を、左右方向に変更する。
【0026】上下風向変更羽根18の長手方向両端が軸
によって支持されている。モータ(図示せず)により、
図2、図3の矢印Aで示すように、上下風向変更羽根1
8は、所定角度の範囲で往復回動可能であり、任意の位
置でも停止できる。
【0027】一例として、リモコン3から連続して出力
される風向変更操作信号によって、モータが駆動され、
その風向変更操作信号が停止した時点で、モータも停止
し、風向(送風方向)が設定される。
【0028】また、左右風向変更羽根19は、前記吹出
し口12の長手方向に所定間隔で複数枚配置され、上下
方向に延びる軸19aを中心に左右方向へ回動可能であ
る。この回動操作は、通常、手で行われるが、しかしな
がら、上下風向変更羽根18と同様にモータによって駆
動されるような構成も可能である。
【0029】また、室内空気調和機1の風量を制御する
ための空調機風量制御手段1gは、室内ファン15を駆
動するための室内ファンモータ(図示せず)を利用す
る。モータの回転数制御としては、モータ巻線数を切替
えるタップ切替え方式、又は、室内ファンモータに供給
する電源の周波数を可変するインバータ方式などの従来
から知られている制御方式が使用される。本実施例にお
けるモータの回転数制御は、高速の「Hi」と、中速の
「Me」と、低速の「Lo」との3段階制御を行う。
【0030】室内空気調和機1は、図3および図4に示
すように、室外空気調和機5に連結されている。すなわ
ち、室内空気調和機1の室内熱交換器16の両端が接続
配管61、62を介して室外空調機5に接続されてい
る。室外空気調和機5は、圧縮機51と室外熱交換器5
2と減圧装置53と室外送風機54とを有する。
【0031】室外熱交換器52の一端が圧縮機51の吐
出側に接続されている。減圧装置53の一端が室外熱交
換器52の他端に接続され、減圧装置53の他端が前記
接続配管61に接続されている。室外送風機54は外気
を前記室外熱交換器52へ送風する。
【0032】また、前記圧縮機51の吸入側は、接続配
管62に接続されている。このような構成により、室内
空調機1と室外空調機5の間において、閉ループの前記
冷凍サイクルが形成されている。
【0033】天井扇2は、室内のほぼ中央となる天井4
2に取り付けられている。この天井扇2による送風領域
は、図1のハッチングで示すように、下に広がった領域
「B」を有する。
【0034】また、室内空気調和機1の吹出し口12か
ら出る送風が矢印「C」方向に送風され、その風が翼2
4bの方向に送られるような高さになるように、室内空
気調和機1が室内壁41に取付けられている。特に望ま
しくは、前記吹出し口12からの送風が翼24bよりも
高い位置になるように、室内空調機1が設置され、また
は、その吹き出し口が位置する。
【0035】受光部25が天井扇2の本体21に設置さ
れている。その受光部25は室内空調機1に対向する位
置に設置されている。受光部25は赤外線受光素子など
を有する。その受光部25が、室内空調機1とリモコン
3とからの信号を受信する。
【0036】受光部25からの信号を入力処理するため
の制御回路、及び、リレーなど(いずれも図示せず)
が、天井扇本体21に設置され、これらが風量制御手段
に相当する。モータ23の回転数を制御する回転数制御
としては、モータ巻線数を切替えるタップ切替え方式、
又は、モータ23に供給する電源の周波数を可変するイ
ンバータ方式などの従来から知られている制御が使用さ
れる。本実施例では、高速の「Hi」と、中速の「M
e」と、低速の「Lo」との3段階制御を行う。
【0037】次に、上記室内空気調和機1と、室外空気
調和機5と、天井扇2と、これらの運転操作を行うリモ
コン3との、それぞれの関係について説明する。
【0038】使用者がリモコン3の操作ボタン3aを押
した時、運転信号が送信部31より室内空気調和機1の
受光部17へ送信され、前記受光部17がその信号を受
信する。制御手段が、その受信した信号を判定し、そし
て、運転が開始される。前記操作ボタン3aは、空調
(冷房)運転を指示する機能を有する。
【0039】そのため、室内ファン15と室外送風機5
4と圧縮機51とのそれぞれに、それぞれの運転が指示
され、その指示により、冷房運転、又は、おやすみ運転
が開始される。まず、室内ファン15が回転し、図1の
矢印「D」で示すように室内の空気が吸込み口11から
取り込まれ、矢印「C」で示されるように熱交換された
空気が吹出し口12より吹き出される。
【0040】同時に、上下風向変更羽根18が作動し
て、図1に示すように、上下風向変更羽根18がほぼ水
平状態の位置となる。この上下方向の位置は、あらかじ
め設定されている。上下の範囲で風向を変更する場合、
リモコン3に設置された操作ボタンを押すことにより風
向変更信号が出力され、その信号により上下風向変更羽
根18が図1の矢印「A」の範囲で駆動する。
【0041】このようにして、送風方向が調節される。
この上下風向変更羽根18の位置を制御することによ
り、吹出し口12からの風は、天井扇2の羽根24bの
方向に送風される。この場合、左右方向の送風が天井扇
2方向となるように、左右風向変更羽根19を予め操作
しておくことにより、吹き出し口から出る空気が天井扇
2へ確実に送風される。
【0042】一方、圧縮機51と室外送風機54とが動
作する。その結果、冷凍サイクルが形成され、圧縮機5
1において圧縮吐出された高温高圧のガス冷媒は、室外
送風機54の送風冷却によって室外熱交換器52におい
て低温高圧の液冷媒となる。
【0043】さらに、その液冷媒は減圧装置53を通過
し、その後、その液冷媒は低温のガス冷媒に変化する。
そのガス冷媒は、室内熱交換器16へ流入する。ここで
は、前記室内熱交換器16によって、室内空気調和機1
の風回路14内において、吸い込まれた空気の熱交換が
行われる。
【0044】室内空気調和機の中で熱交換された空気
は、冷却されて、天井扇2の方向に送風される。一方、
室内熱交換器16を出た冷媒は、圧縮機51の吸入側へ
流入する。このようにして、冷凍サイクルの前述の循環
を繰り返し継続することによって、室内の冷房が行われ
る。
【0045】このような空気調和機の動作が行われると
同時に、室内空気調和機1に設置された連動信号が動作
し、その連動信号が天井扇2の受光部25へ出力され
る。その受信した連動信号により、天井扇風量制御手段
1hが、モータ23を駆動する。
【0046】ここで、おやすみ運転について説明する。
【0047】一般的に、空調機単独運転におけるおやす
み運転は、運転モードの一種であり、睡眠時に外気温が
低くなった時、又は、睡眠により体温が低下した時、使
用者が寒く感じなくするために、室温を高くするととも
に風量を小さくなるように、制御可能な運転を意味す
る。
【0048】本実施の形態では、天井扇と空調機とが連
動運転する空気調和システムにおけるおやすみ運転の制
御方法を説明する。特に、明け方近くにおける外気温が
下がったとき、天井扇と室内空気調和機との制御の方法
について、図5および表1に基づいて説明する。
【0049】この明け方における状態は、使用者が冷風
感を感じることなく、使用者の快適性を保つためには難
しい状態にある。
【0050】運転モード検出手段1aは、使用者にリモ
コンにより設定された冷房運転、及び、おやすみ運転な
どの運転モードを検出する。運転モードがおやすみ運転
である時、経過時間検出手段1dは、おやすみ運転開始
時からの経過時間を検出し、「TIME」として出力す
る。
【0051】室温検出手段1bは、室内の温度を検出
し、設定温度検出手段1cは使用者のリモコンにより使
用者の希望に設定された温度を検出する。そして、室温
検出手段1bからの出力値が室内温度「TA」として出
力され、設定温度検出手段1cからの出力値が設定温度
「TSET」として、比較手段1eに出力される。比較
手段1eは設定温度「TSET」と室内温度「TA」と
の差を算出する。
【0052】圧縮機制御手段1fと空調機風量制御手段
1gと天井扇風量制御手段1hは、経過時間検出手段1
dから出力された「TIME」と比較手段1eから出力
された温度差(TSET−TA)に基づいて、表1に示
すように、圧縮機と室内空調機風量と天井扇風量とを決
定する。
【0053】
【表1】 表1に示されるような制御によって、室温が設定温度よ
りも下がるに従って、圧縮機の「ON−OFF」動作と
室内空調機風量と天井扇風量とが小さくなって、停止し
ていく。また、おやすみ運転の開始からの経過時間が所
定時間を経過し、室温が適切に下がりきっている時に
は、全ての運転が停止される。
【0054】風量を停止する順番について、本実施例で
は、室内空気調和機を先に停止したが、しかしながら、
これに限定されることなく、天井扇を先に停止するよう
な制御も可能であり、上記と同じ優れた効果か゛得られ
る。天井扇より先に室内空気調和機を停止した場合、天
井扇の方が使用者への気流感が大きい。
【0055】そのため、天井扇を室内空気調和機よりも
後まで運転していた方が望ましく、この場合に、使用者
の安心感が得られる。天井扇が空気調和機より先に停止
された時、天井扇の方が、消費エネルギーが大きいた
め、大きな省エネルギー効果が得られる。これらの制御
手段はマイクロコンピュータを主体とする制御回基板に
よって構成される。
【0056】本実施の形態の制御では、室温及びおやす
み運転開始からの経過時間などを考慮して、室内空気調
和機の風量や天井扇の風量を決定しているため、睡眠
中、明け方近くに発生する寒くて寝苦しい、などの不快
感が解消され、その結果、使用者の快適性が著しく向上
する。さらに、空気調和機及び天井扇が適切に停止され
るために、省エネルギー効果も得られる。
【0057】なお、本実施の形態では、設定温度はリモ
コンで設定された温度であるような構成であるが、これ
に限定されることなく、設定温度は、就寝時は活動時に
比較し、体温が低くなるため、冷え過ぎを防止するため
のおやすみ運転などの理由によりリモコンで設定された
温度よりも高い温度にシフトされたような空気調和機の
目標温度であることも可能である。
【0058】また、本実施の形態では室温検出手段1b
が室内空気調和機の中に設置されているが、これに限定
されることなく、室温検知手段は1bは天井扇に設置さ
れた構成も可能である。空気調和機が天井扇よりも先に
停止されるため、室温検知手段が天井扇に設けられた構
成が、より精度よく室内温度の検知を行うことができ
る。
【0059】また、ここでは圧縮機の動作を「ON−O
FF」としたが、インバータ搭載の空調機などは、「O
FF」動作とする時は、段階的に圧縮機の回転数を低く
するなどすると、より制御が細かくなり、快適性が向上
する。
【0060】
【発明の効果】以上のように、 本発明は、連動して運
転可能な、室内の天井付近の空気を床面方向に送風する
天井扇と、熱交換された空気を吹出す空気調和機とを有
し、前記空気調和機をおやすみ運転モードに切り換える
ための運転モード切換手段、および設定温度を入力する
設定温度入力手段を有するとともに、前記空気調和機と
前記天井扇とを運転する制御装置と、室内温度を検出す
る室温検出手段と、前記設定温度と前記室内温度とを比
較する比較手段と、前記おやすみ運転モードの時に、前
記比較手段からの比較値に応じて前記天井扇の風量をコ
ントロールする天井扇風量制御手段とを備えたものであ
る。
【0061】この構成により、おやすみ運転時、室温が
適切に下がった時に、天井扇の風量が小さくなるように
制御する事により、室温が下がった明け方などに感じる
冷風感が緩和され、さらに、省エネ効果も得られる。
【0062】また、本発明において空気調和機は、圧縮
機を制御する圧縮機制御手段と、前記空気調和機の風量
を制御する空調機風量制御手段と、天井扇風量制御手段
を有し、比較手段の前記比較値に応じて、前記圧縮機動
作と前記空調機風量と前記天井扇風量が、前記圧縮機制
御手段と前記空調機風量制御手段と前記天井扇風量制御
手段とにより制御されるものである。
【0063】この構成により、おやすみ運転時、室温が
適切に下がった時に、圧縮機の回転数と空調機の風量と
天井扇の風量などを段階的に小さく制御する事により、
室温が下がった明け方などに感じる冷風感が緩和され、
睡眠時の快適性が向上し、さらに大きな省エネ効果が得
られる。
【0064】また、本発明において空気調和機は、圧縮
機を制御する圧縮機制御手段と、前記空気調和機の風量
を制御する空調機風量制御手段と、前記天井扇風量制御
手段とを有し、おやすみ運転が開始された後の経過時間
が予め設定された設定時間より永い時、前記経過時間と
比較値に応じて、前記圧縮機制御手段と前記空調機風量
制御手段と前記天井扇風量制御手段により、前記圧縮機
と前記空気調和機の風量と前記天井扇の風量が制御され
るものである。
【0065】この構成により、おやすみ運転開始からの
経過時間を考慮することにより、室温だけでなく、壁の
温度も適切に下がったことが予測されるために、輻射温
度が暑い状態であっても、使用者の不快感などの発生が
防止され、睡眠時の快適性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における空気調和システム
の全体構成図
【図2】同空気調和システムにおける室内空調機の縦断
面図
【図3】同空気調和システムにおける室内空調機と室外
空調機の接続状態を示す斜視図
【図4】同空気調和システムにおける冷凍サイクル図
【図5】同空気調和システムにおけるおやすみ運転時の
制御ブロック図
【符号の説明】
1 室内空調機 1a 運転モード検出手段 1b 室温検出手段 1c 設定温度検出手段 1d 経過時間検出手段 1e 比較手段 1f 圧縮機制御手段 1g 空調機風量制御手段 1h 天井扇風量制御手段 2 天井扇 3 リモコン 17 受光部 25 受光部 31 送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 透 2−08−2、サウジャナ ビラ コンド サウジャナ リゾート、センクション ユ ー2、4015、シャーラム、セランゴール、 マレイシア (72)発明者 堀 誠 4−04−3、サウジャナ ビラ コンド サウジャナ リゾート、センクション ユ ー2、4015、シャーラム、セランゴール、 マレイシア (72)発明者 ザリーナ ハッシィン エー19−3−34、ジャラン プチョン ペ ルマイ1/10、バツー13、タマン プチョ ン ベルマイ、47000、プチョン、セラン ゴール、マレイシア (72)発明者 チャン チー ミン 42、ジャラン クマニス、カワサン 10、 パンダンマーラン、42000、パラボハン クラン セランゴール、マレイシア (72)発明者 シャローム レズアン 23、ジャラン ユーエスジェイ3/4−エ イチ、スバン ジャヤ、47600、セランゴ ール、マレイシア

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連動して運転可能な、室内の天井付近の
    空気を床面方向に送風する天井扇と、熱交換された空気
    を吹出す空気調和機とを有し、前記空気調和機をおやす
    み運転モードに切り換えるための運転モード切換手段、
    および設定温度を入力する設定温度入力手段を有すると
    ともに、前記空気調和機と前記天井扇とを運転する制御
    装置と、室内温度を検出する室温検出手段と、前記設定
    温度と前記室内温度とを比較する比較手段と、前記おや
    すみ運転モードの時に、前記比較手段からの比較値に応
    じて前記天井扇の風量をコントロールする天井扇風量制
    御手段とを備えた空気調和システム。
  2. 【請求項2】 空気調和機は、圧縮機を制御する圧縮機
    制御手段と、前記空気調和機の風量を制御する空調機風
    量制御手段と、天井扇風量制御手段を有し、比較手段の
    前記比較値に応じて、前記圧縮機動作と前記空調機風量
    と前記天井扇風量が、前記圧縮機制御手段と前記空調機
    風量制御手段と前記天井扇風量制御手段とにより制御さ
    れる請求項1記載の空気調和システム。
  3. 【請求項3】 圧縮機は動作「ON」と「OFF」動作
    を有し、空気調和機はの複数の風量を出力する手段を有
    し、天井扇も複数の風量を出力する手段を有する請求項
    2記載の空気調和システム。
  4. 【請求項4】 空気調和機は、圧縮機を制御する圧縮機
    制御手段と、前記空気調和機の風量を制御する空調機風
    量制御手段と、前記天井扇風量制御手段とを有し、おや
    すみ運転が開始された後の経過時間が予め設定された設
    定時間より永い時、前記経過時間と比較値に応じて、前
    記圧縮機制御手段と前記空調機風量制御手段と前記天井
    扇風量制御手段により、前記圧縮機と前記空気調和機の
    風量と前記天井扇の風量が制御される請求項1記載の空
    気調和システム。
  5. 【請求項5】 圧縮機は動作「ON」と「OFF」動作
    を有し、空気調和機はの複数の風量を出力する手段を有
    し、天井扇も複数の風量を出力する手段を有する請求項
    4記載の空気調和システム。
  6. 【請求項6】 制御装置はワイヤレスリモコンであり、
    比較手段は、設定温度の出力値である設定温度信号と、
    室内温度の出力値である室内温度信号とにより比較され
    る請求項1記載の空気調和システム。
  7. 【請求項7】 おやすみ運転モードの時に、比較手段か
    らの比較値に応じて天井扇の風量が小さくなるように制
    御される請求項1記載の空気調和システム。
  8. 【請求項8】 室温検出手段が、空気調和機及び天井扇
    のうちの少なくとも一つに設置されている請求項1記載
    の空気調和システム。
  9. 【請求項9】 空気調和機は、天井扇に向けて伝達する
    連動信号を有し、前記天井扇は、前記連動信号を受信す
    る受信部を有し、前記天井扇が、前記受信部において受
    信された連動信号に基づき起動される請求項1記載の空
    気調和システム。
  10. 【請求項10】 (a)天井付近から床面方向にむけて
    送風するための天井扇を設置する工程、(b)熱交換さ
    れた空気を吹き出すための空気調和機を設置する工程、
    (c)空気調和機に、おやすみ運転モードに切り換える
    ための運転モード切換手段と、設定温度を入力する設定
    温度入力手段を有するとともに、前記空気調和機と前記
    天井扇との運転を制御するための制御装置を設置する工
    程、(d)前記空気調和機から、前記熱交換された空気
    を前記天井扇に向けて吹き出す工程、(e)前記運転モ
    ード切り換え手段を前記おやすみ運転モードに切り換え
    る工程、(f)前記設定温度入力手段に設定温度を入力
    する工程、(g)室内温度と前記設定温度との比較値を
    算出する工程、(h)前記おやすみ運転モードの時に、
    前記比較値に応じて、前記天井扇の風量と前記空気調和
    機の動作との内の少なくともひとつを自動的に制御する
    工程を備えた空気調和方法。
  11. 【請求項11】 (h)おやすみ運転モードの時に、比
    較値に応じて、天井扇の風量と前記空気調和機の動作と
    の内の少なくともひとつを自動的に制御する工程におい
    て、前記比較値に応じて、前記空気調和機の動作と前記
    空気調和機の前記風量と前記天井扇の前記風量とが制御
    される請求項10記載の空気調和方法。
  12. 【請求項12】 圧縮機は動作「ON」と「OFF」動
    作を有し、空気調和機はの複数の風量を出力する手段を
    有し、天井扇も複数の風量を出力する手段を有する請求
    項11記載の空気調和システム。
  13. 【請求項13】 (h)おやすみ運転モードの時に、比
    較値に応じて、天井扇の風量と前記空気調和機の動作と
    の内の少なくともひとつを自動的に制御する工程におい
    て、前記おやすみ運転が開始された後の経過時間と前記
    比較値に応じて、前記空気調和機の動作と前記空気調和
    機の風量と前記天井扇の風量が制御される請求項10記
    載の空気調和方法。
  14. 【請求項14】 おやすみ運転モードの時に、比較値に
    応じて天井扇の風量が小さくなるようにコントロールさ
    れる請求項10記載の空気調和方法。10
  15. 【請求項15】 室内温度は、空気調和機及び天井扇の
    うちの少なくとも一つに設置された室温検知手段により
    検知される請求項10記載の空気調和方法。
  16. 【請求項16】 制御装置は、リモコンであり、空気調
    和機からは、天井扇に向けて伝達する連動信号が出力さ
    れ、前記天井扇は、前記連動信号を受信する受信部を有
    し、前記天井扇が、前記受信部において受信された連動
    信号に基づき起動される請求項10記載の空気調和方
    法。
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