JP2001173736A - オートテンショナ - Google Patents

オートテンショナ

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JP2001173736A
JP2001173736A JP35833299A JP35833299A JP2001173736A JP 2001173736 A JP2001173736 A JP 2001173736A JP 35833299 A JP35833299 A JP 35833299A JP 35833299 A JP35833299 A JP 35833299A JP 2001173736 A JP2001173736 A JP 2001173736A
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Kazumasa Ayukawa
一正 鮎川
Koji Okabe
宏二 岡部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捻りコイルバネとテンショナカップの間の摩
耗を防止する。 【解決手段】先端にプーリ30が設けられたテンショナ
アーム20を、ボルト21によって、テンショナカップ
10に取付ける。テンショナカップ10の中に捻りコイ
ルバネ40を設ける。捻りコイルバネ40の一端部41
はテンショナカップ10の底面に支持され、捻りコイル
バネ0の他端部42はテンショナアーム20の蓋部材2
4に支持される。テンショナカップ10の底面と捻りコ
イルバネ40の一端部41との間に、バネ受け部材50
を設ける。バネ受け部材50は、捻りコイルバネ40の
一端部41の長手方向に沿って傾斜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジンにおいて、クランク軸の回転を補機に伝達させる
ために設けられる無端状ベルトに張力を付与するオート
テンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来オートテンショナにおいて、テンシ
ョナアームの先端にはベルトを押圧するためのプーリが
取付けられ、テンショナアームの基部は、エンジンブロ
ックに固定されたテンショナカップに回動自在に取り付
けられる。テンショナカップの中には、プーリがベルト
を押圧する方向にテンショナアームを付勢するための捻
りコイルバネが設けられている。捻りコイルバネの一端
部はテンショナカップの底面に支持され、他端部はテン
ショナアームの基部に支持されている。
【0003】テンショナアームはベルトの張力の変動を
受けて高周波数で振動するので、捻りコイルバネの一端
部はテンショナカップとの間において激しく摺接し、摩
耗しやすい。そこで従来、テンショナカップの底面に、
捻りコイルバネの一端部の下側を支持する突起を設けた
ものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、テンショナカ
ップと捻りコイルバネは共に金属であるため、捻りコイ
ルバネあるいは突起の摩耗を完全には防止できず、オー
トテンショナの長期にわたる使用の間に、捻りコイルバ
ネあるいは突起が摩耗する。このため従来、エンジンの
駆動時に、捻りコイルバネと突起の摩耗部分が衝突し
て、異音が発生することがあった。
【0005】本発明は、オートテンショナにおいて、捻
りコイルバネとテンショナカップの間の摩耗を防止する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオートテン
ショナは、固定部材と、この固定部材に対して回転自在
に設けられたテンショナアームと、一端部が前記固定部
材に支持されるとともに、他端部がテンショナアームに
支持され、テンショナアームを一定方向に付勢するため
の捻り力を発生する捻りコイルバネと、固定部材と捻り
コイルバネの一端部との間に設けられ、一端部の長手方
向に沿って傾斜するバネ受け部材とを備えたことを特徴
としている。
【0007】バネ受け部材は、捻りコイルバネの一端部
の長手方向に沿って傾斜するので、捻りコイルバネに面
接触する。したがって、オートテンショナを長期にわた
って使用しても、バネ受け部材と捻りコイルバネは摩耗
しにくく、異音の発生を防止することができる。
【0008】バネ受け部材は、捻りコイルバネに同心的
な円弧形状を有することが好ましい。これにより、バネ
受け部材と捻りコイルバネの摩耗をより効果的に防止す
ることができる。
【0009】一方、固定部材は、バネ受け部材が円弧形
状に沿って回転変位することを阻止するための回り止め
手段を有することが好ましい。回り止め手段は例えば、
バネ受け部材に形成された凹部に係合する突起である。
【0010】バネ受け部材の材質は合成樹脂であること
が好ましい。これにより、バネ受け部材の摩耗をさらに
確実に防止することができる。バネ受け部材の材質は例
えば、ポリアセタール、脂肪族ポリケトンあるいはポリ
エーテル系エラストマである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を説
明する。図1は、本発明の一実施形態であるオートテン
ショナの断面図である。
【0012】テンショナカップ(固定部材)10は、ボ
ルト等の締結部材を介して自動車のエンジンブロック
(図示せず)に固定されている。テンショナアーム20
の先端にはプーリ30が回転自在に設けられ、テンショ
ナアーム20の基部は、ボルト21によってテンショナ
カップ10に回転自在に支持されている。プーリ30
は、エンジンのクランク軸、カム軸、オルタネータの駆
動軸等にそれぞれ固定されたプーリに巻回された無端状
ベルト(図示せず)に係合する。テンショナカップ10
の中には、プーリ30がベルトを押圧する方向にテンシ
ョナアーム20を付勢するための捻りコイルバネ40が
設けられている。すなわち、テンショナアーム20のテ
ンショナカップ10に対する回転変位に応じた捻り力が
発生し、ベルトに対して張力が付与される。
【0013】プーリ30は、テンショナアーム20の先
端に取付けられたボール軸受22に支持されている。ボ
ール軸受22はボルト23によってテンショナアーム2
0に固定されている。
【0014】テンショナアーム20の基部には円板状の
蓋部材24が形成され、ボルト21は、蓋部材24の中
心部に形成されたボス部25にブッシュ26を介して挿
入されている。ボルト21の先端はボス部25から突出
し、テンショナカップ10の底部の中央に形成された隆
起部11に螺合している。すなわち、テンショナアーム
20はボルト21の回りに回動自在である。
【0015】蓋部材24の円板の外径はテンショナカッ
プ10の開口12の径と略同じであり、蓋部材24の下
側には、開口12の内周壁に摺接する環状のダンピング
バンド27が設けられている。ダンピングバンド27
は、蓋部材24のカップ側の面に形成された突出部28
に取付けられ、蓋部材24と一体的に回動する。ダンピ
ングバンド27の内側には、一部において切断された形
状を有する、C形のリングスプリング29が設けられて
いる。すなわちリングスプリング29によって、ダンピ
ングバンド27は外方に付勢され、テンショナカップ1
0の内壁面に摺接する。
【0016】したがってテンショナアーム20がボルト
21の回りに揺動すると、その揺動運動は、ダンピング
バンド27とテンショナカップ10の間に作用する摩擦
抵抗により減衰する。
【0017】捻りコイルバネ40は、一端部41がテン
ショナカップ10の底面に支持され、他端部42がテン
ショナアーム20の蓋部材24に支持されている。テン
ショナカップ10の底面と捻りコイルバネ40の一端部
41との間には、合成樹脂から成形されたバネ受け部材
50が設けられている。
【0018】図2、3、4はバネ受け部材50を示して
いる。図5はテンショナカップ10を上から見た図であ
り、この図において、バネ受け部材50は一点鎖線Jに
よって示されている。
【0019】バネ受け部材50は捻りコイルバネ40に
同心的な円弧形状を有し、すなわちテンショナカップ1
0の内周壁に沿って延びている。図3から理解されるよ
うに、バネ受け部材50の円弧形状の中心角は180度
よりも若干大きいが、目的に応じて180度よりも小さ
くしてもよい。また図4から理解されるように、バネ受
け部材50の厚みは円弧に沿って変化しており、第1の
端部51から第2の端部52に向って単調に増加してい
る。すなわち、バネ受け部材50の下面53はテンショ
ナカップ10の底面に密着して置かれ、この状態におい
て、バネ受け部材50の上面54は捻りコイルバネ40
の一端部41の長手方向に沿って傾斜している。
【0020】テンショナカップ10の底面には、突起1
3が設けられている。バネ受け部材50において、第2
の端部52に近接した部位の下面53には、突起13に
係合する凹部55が形成されている。突起13はテンシ
ョナカップ10の底面の円形の径方向に延び、図6に示
されるように、その上面14は平面である。凹部55の
深さは突起13の高さと略同じであり、また凹部55の
幅は突起13の幅と略同じである。したがって、突起1
3に凹部55が係合することにより、バネ受け部材50
がその円弧形状に沿って回転変位することが阻止され
る。
【0021】バネ受け部材50の材質としては、目的に
応じて種々の合成樹脂を採用することができる。捻りコ
イルバネ40の捻り方向すなわち円弧方向の摺動に基づ
く摩耗を防止するためには、例えばポリアセタールを用
いることが好ましい。捻りコイルバネ40の捻り方向の
摺動と軸心方向の振動を重視する場合には、破断伸びの
大きい材料である脂肪族ポリケトンを用いることが好ま
しい。捻りコイルバネ40の軸心方向の振動を重視する
場合には、脂肪族ポリケトンよりさらに破断伸びの大き
いポリエステル系エラストマを用いることが好ましい。
【0022】なおバネ受け部材50の材料として、一般
的にナイロン系樹脂、例えばPA6、PA6・6、PA
4・6等が考えられるが、実験結果によるとスプリング
との摺動や振動により異音を発生するので、ナイロン系
樹脂は適切ではない。
【0023】以上のように本実施形態によれば、テンシ
ョナアームがベルトの張力の変動に応じて振動すること
により捻りコイルバネ40が捻り方向に振動しても、捻
りコイルバネ40の一端部41は、合成樹脂から成るバ
ネ受け部材50により、その長手方向に沿って支持され
るので、局部的に摩耗することはない。したがって、従
来生じていた捻りコイルバネ40とテンショナカップ1
0の底面との間の衝突による異音の発生が防止される。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、捻りコイ
ルバネと固定部材(テンショナカップ)間の摩耗を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるオートテンショナの
断面図である。
【図2】バネ受け部材の斜視図である。
【図3】バネ受け部材の平面図である。
【図4】バネ受け部材の側面図である。
【図5】テンショナカップの平面図である。
【図6】図5においてVI-VI 線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 テンショナカップ 13 突起 20 テンショナアーム 40 捻りコイルバネ 41 一端部 42 他端部 50 バネ受け部材 55 凹部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材と、この固定部材に対して回転
    自在に設けられたテンショナアームと、一端部が前記固
    定部材に支持されるとともに、他端部が前記テンショナ
    アームに支持され、前記テンショナアームを一定方向に
    付勢するための捻り力を発生する捻りコイルバネと、前
    記固定部材と前記捻りコイルバネの一端部との間に設け
    られ、前記一端部の長手方向に沿って傾斜するバネ受け
    部材とを備えたことを特徴とするオートテンショナ。
  2. 【請求項2】 前記バネ受け部材が前記捻りコイルバネ
    に同心的な円弧形状を有することを特徴とする請求項1
    に記載のオートテンショナ。
  3. 【請求項3】 前記固定部材が、前記バネ受け部材が前
    記円弧形状に沿って回転変位することを阻止するための
    回り止め手段を有することを特徴とする請求項2に記載
    のオートテンショナ。
  4. 【請求項4】 前記回り止め手段が、前記バネ受け部材
    に形成された凹部に係合する突起であることを特徴とす
    る請求項3に記載のオートテンショナ。
  5. 【請求項5】 前記バネ受け部材の材質が合成樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のオートテンショ
    ナ。
  6. 【請求項6】 前記バネ受け部材の材質がポリアセター
    ルであることを特徴とする請求項5に記載のオートテン
    ショナ。
  7. 【請求項7】 前記バネ受け部材の材質が脂肪族ポリケ
    トンであることを特徴とする請求項5に記載のオートテ
    ンショナ。
  8. 【請求項8】 前記バネ受け部材の材質がポリエーテル
    系エラストマであることを特徴とする請求項5に記載の
    オートテンショナ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005053195A1 (de) * 2005-11-08 2007-05-10 Schaeffler Kg Spanneinrichtung für ein Zugmittel
JP2008202597A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Andreas Stihl Ag & Co Kg 始動装置
JP2009204006A (ja) * 2008-02-26 2009-09-10 Kubota Corp エンジンの巻き掛け伝動装置

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