JP2001173519A - 内燃機関の排気還流装置 - Google Patents
内燃機関の排気還流装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、内燃機関の排気還流装置に関し、
熱交換器を流通する冷却水が低温状態にある状況下にお
いて、冷却水を速やかに昇温させることにより、排気還
流通路内にデポジットが堆積するのを防止することを目
的とする。 【解決手段】 EGR通路52の途中に、EGRガスを
冷却するEGRクーラ56を介装する。EGRクーラ5
6の冷却水通路56aに冷却水を導く導入通路58に、
導入通路58と冷却水通路56aとの導通状態を制御す
る冷却水制御弁64を設ける。また、冷却水通路56の
EGR通路52に対向する部位に、該冷却水通路56を
流通する冷却水の温度を検出するための水温センサ62
を設ける。冷却水の温度が目標温度に比して低い場合、
冷却水制御弁64の開度をその温度差に応じた量だけ小
さくする。この場合、冷却水の流量が減少することで、
冷却水が単位流量当たりにEGRガスから奪う熱量が増
加し、冷却水が速やかに昇温される。
熱交換器を流通する冷却水が低温状態にある状況下にお
いて、冷却水を速やかに昇温させることにより、排気還
流通路内にデポジットが堆積するのを防止することを目
的とする。 【解決手段】 EGR通路52の途中に、EGRガスを
冷却するEGRクーラ56を介装する。EGRクーラ5
6の冷却水通路56aに冷却水を導く導入通路58に、
導入通路58と冷却水通路56aとの導通状態を制御す
る冷却水制御弁64を設ける。また、冷却水通路56の
EGR通路52に対向する部位に、該冷却水通路56を
流通する冷却水の温度を検出するための水温センサ62
を設ける。冷却水の温度が目標温度に比して低い場合、
冷却水制御弁64の開度をその温度差に応じた量だけ小
さくする。この場合、冷却水の流量が減少することで、
冷却水が単位流量当たりにEGRガスから奪う熱量が増
加し、冷却水が速やかに昇温される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気還
流装置に係り、特に、排気通路と吸気通路とを接続する
排気還流通路を通って排気通路から吸気通路に還流する
排気ガスを冷却するうえで好適な内燃機関の排気還流装
置に関する。
流装置に係り、特に、排気通路と吸気通路とを接続する
排気還流通路を通って排気通路から吸気通路に還流する
排気ガスを冷却するうえで好適な内燃機関の排気還流装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平11−2009
56号に開示される如く、排気通路と吸気通路とを連通
させる排気還流通路を備え、排気ガスの一部を排気通路
から吸気通路に還流させる内燃機関の排気還流装置が知
られている。一般に、内燃機関から排出される排気ガス
中には、窒素酸化物(NOx )等の不活性ガスが多量に
含まれている。特に、NOx は、燃焼室内に生じる燃焼
温度が高いほど発生し易くなる。排気ガスの一部が排気
通路から排気還流通路を介して吸気通路に還流される
と、不活性ガスが燃焼室に導入される。この場合、それ
ら不活性ガスの熱容量により燃焼室内の燃焼温度が低下
し、その結果、排気ガス中に含まれるNOxが減少す
る。従って、上記の如く排気ガスの一部を排気通路から
吸気通路に還流させることとすれば、内燃機関から排出
されるNOx の排出量を低減させることができる。以
下、排気通路から吸気通路に還流される排気ガスをEG
Rガスと称す。
56号に開示される如く、排気通路と吸気通路とを連通
させる排気還流通路を備え、排気ガスの一部を排気通路
から吸気通路に還流させる内燃機関の排気還流装置が知
られている。一般に、内燃機関から排出される排気ガス
中には、窒素酸化物(NOx )等の不活性ガスが多量に
含まれている。特に、NOx は、燃焼室内に生じる燃焼
温度が高いほど発生し易くなる。排気ガスの一部が排気
通路から排気還流通路を介して吸気通路に還流される
と、不活性ガスが燃焼室に導入される。この場合、それ
ら不活性ガスの熱容量により燃焼室内の燃焼温度が低下
し、その結果、排気ガス中に含まれるNOxが減少す
る。従って、上記の如く排気ガスの一部を排気通路から
吸気通路に還流させることとすれば、内燃機関から排出
されるNOx の排出量を低減させることができる。以
下、排気通路から吸気通路に還流される排気ガスをEG
Rガスと称す。
【0003】上記従来の装置においては、排気還流通路
の途中に熱交換器が設けられている。熱交換器は、冷却
水が流通する冷却水通路に連通している。熱交換器は、
冷却水を流通する冷却水と排気還流通路をEGRガスと
の間で熱交換を行うことによりEGRガスを冷却する。
EGRガスが冷却されると、EGRガスの体積が減少す
ることで、その密度が増加する。この場合、冷却されな
い場合に比して多量のEGRガスを吸気通路に還流でき
ることで、燃焼室内の燃焼温度を更に低下させることが
できる。従って、EGRガスを冷却することとすれば、
NOx の排出量を更に低減させることができる。
の途中に熱交換器が設けられている。熱交換器は、冷却
水が流通する冷却水通路に連通している。熱交換器は、
冷却水を流通する冷却水と排気還流通路をEGRガスと
の間で熱交換を行うことによりEGRガスを冷却する。
EGRガスが冷却されると、EGRガスの体積が減少す
ることで、その密度が増加する。この場合、冷却されな
い場合に比して多量のEGRガスを吸気通路に還流でき
ることで、燃焼室内の燃焼温度を更に低下させることが
できる。従って、EGRガスを冷却することとすれば、
NOx の排出量を更に低減させることができる。
【0004】また、上記従来の装置においては、冷却水
通路に、冷却水の流量を制御する制御弁が設けられてい
る。この装置において、制御弁は、冷却水の温度が高い
場合に最大開度とされ、熱交換器の下流側のEGRガス
の温度が低い場合に最小開度とされる。このため、上記
従来の装置によれば、冷却水の温度が高い状況下で多量
の冷却水を流通させ、EGRガスの温度が低い状況下で
冷却水の流量を減少させることができる。従って、上記
従来の装置によれば、冷却水の温度が高い状況下でも熱
交換器の下流側において冷却水を良好に冷却させること
ができると共に、EGRガスの温度が低い状況下でその
EGRガスの過冷却を回避することができる。
通路に、冷却水の流量を制御する制御弁が設けられてい
る。この装置において、制御弁は、冷却水の温度が高い
場合に最大開度とされ、熱交換器の下流側のEGRガス
の温度が低い場合に最小開度とされる。このため、上記
従来の装置によれば、冷却水の温度が高い状況下で多量
の冷却水を流通させ、EGRガスの温度が低い状況下で
冷却水の流量を減少させることができる。従って、上記
従来の装置によれば、冷却水の温度が高い状況下でも熱
交換器の下流側において冷却水を良好に冷却させること
ができると共に、EGRガスの温度が低い状況下でその
EGRガスの過冷却を回避することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、EGRガス
を冷却する熱交換器の温度が低いほど、すなわち、熱交
換器を流通する冷却水の温度が低いほど、熱交換器近傍
の排気還流通路内において、EGRガス中の未燃焼成分
やすす等によるデポジットが堆積し易くなる。排気通路
内にデポジットが堆積すると、排気還流通路の有効断面
積が小さくなることで、EGRガスの還流量が減少し、
NOx の排出量が増加してしまう。従って、排気通路内
にデポジットが堆積するのを抑制し、NOx の排出量の
増加を防止するうえでは、熱交換器を流通する冷却水が
ある程度高温状態にあることが望ましい。冷却水の温度
が低い場合には、冷却水の流量を制御する制御弁の開度
を小さくすることにより、熱交換器を流通する冷却水を
速やかに昇温させることが適切である。
を冷却する熱交換器の温度が低いほど、すなわち、熱交
換器を流通する冷却水の温度が低いほど、熱交換器近傍
の排気還流通路内において、EGRガス中の未燃焼成分
やすす等によるデポジットが堆積し易くなる。排気通路
内にデポジットが堆積すると、排気還流通路の有効断面
積が小さくなることで、EGRガスの還流量が減少し、
NOx の排出量が増加してしまう。従って、排気通路内
にデポジットが堆積するのを抑制し、NOx の排出量の
増加を防止するうえでは、熱交換器を流通する冷却水が
ある程度高温状態にあることが望ましい。冷却水の温度
が低い場合には、冷却水の流量を制御する制御弁の開度
を小さくすることにより、熱交換器を流通する冷却水を
速やかに昇温させることが適切である。
【0006】しかしながら、上記の公報には、熱交換器
を流通した冷却水が低温状態にある場合に、冷却水の流
量を調整する制御弁の開度を制御することについては何
ら記載されておらず、この点、上記従来の排気還流装置
は、未だ改善の余地を残すものであった。本発明は、上
述の点に鑑みてなされたものであり、熱交換器を流通す
る冷却水が低温状態にある状況下において、冷却水を速
やかに昇温させることにより、排気還流通路内にデポジ
ットが堆積するのを防止することが可能な内燃機関の排
気還流装置を提供することを目的とする。
を流通した冷却水が低温状態にある場合に、冷却水の流
量を調整する制御弁の開度を制御することについては何
ら記載されておらず、この点、上記従来の排気還流装置
は、未だ改善の余地を残すものであった。本発明は、上
述の点に鑑みてなされたものであり、熱交換器を流通す
る冷却水が低温状態にある状況下において、冷却水を速
やかに昇温させることにより、排気還流通路内にデポジ
ットが堆積するのを防止することが可能な内燃機関の排
気還流装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、排気通路と吸気通路とを連通させ、前
記排気通路から前記吸気通路に向けて排気ガスを還流さ
せる排気還流通路と、前記排気還流通路内の排気ガスと
冷却水との間で熱交換を行うことにより該排気ガスを冷
却する熱交換器と、を備える内燃機関の排気還流装置に
おいて、前記熱交換器に冷却水を導く流路内に設けら
れ、該熱交換器を流通する冷却水の流量を制御する制御
弁と、前記熱交換器の、前記排気還流通路に対向する部
位における温度に応じたパラメータを検出する温度パラ
メータ検出手段と、前記温度パラメータ検出手段により
検出された温度に基づいて前記制御弁の開度を制御する
開度制御手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の
排気還流装置により達成される。
に記載する如く、排気通路と吸気通路とを連通させ、前
記排気通路から前記吸気通路に向けて排気ガスを還流さ
せる排気還流通路と、前記排気還流通路内の排気ガスと
冷却水との間で熱交換を行うことにより該排気ガスを冷
却する熱交換器と、を備える内燃機関の排気還流装置に
おいて、前記熱交換器に冷却水を導く流路内に設けら
れ、該熱交換器を流通する冷却水の流量を制御する制御
弁と、前記熱交換器の、前記排気還流通路に対向する部
位における温度に応じたパラメータを検出する温度パラ
メータ検出手段と、前記温度パラメータ検出手段により
検出された温度に基づいて前記制御弁の開度を制御する
開度制御手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の
排気還流装置により達成される。
【0008】請求項1記載の発明において、排気還流通
路内の排気ガスを冷却する熱交換器に冷却水を導く流路
内には、該熱交換器を流通する冷却水の流量を制御する
制御弁が設けられている。また、熱交換器の、排気還流
通路に対向する部位における温度が検出される。制御弁
の開度は、上記部位における温度に基づいて制御され
る。制御弁の開度が適当に変更されると、冷却水の流量
が変動する。具体的には、冷却水の流量は、制御弁の開
度が大きい場合に多くなり、制御弁の開度が小さい場合
に少なくなる。冷却水の流量が少ない場合は、冷却水が
排気ガスとの熱交換により温まり易い状態が実現され
る。一方、冷却水の流量が多い場合は、冷却水が排気ガ
スの熱を吸収し易い状態が実現される。従って、本発明
によれば、熱交換器の、排気還流通路に対向する部位に
おける温度が低い場合に制御弁の開度を小さくすること
で、冷却水を速やかに昇温させることができ、また、上
記部位における温度が高い場合に制御弁の開度を大きく
することで、冷却水に排気ガスの熱を効果的に吸収させ
ることができる。このため、本発明によれば、熱交換器
の温度が低い場合にも、排気還流通路内におけるデポジ
ットの堆積を防止することができる。
路内の排気ガスを冷却する熱交換器に冷却水を導く流路
内には、該熱交換器を流通する冷却水の流量を制御する
制御弁が設けられている。また、熱交換器の、排気還流
通路に対向する部位における温度が検出される。制御弁
の開度は、上記部位における温度に基づいて制御され
る。制御弁の開度が適当に変更されると、冷却水の流量
が変動する。具体的には、冷却水の流量は、制御弁の開
度が大きい場合に多くなり、制御弁の開度が小さい場合
に少なくなる。冷却水の流量が少ない場合は、冷却水が
排気ガスとの熱交換により温まり易い状態が実現され
る。一方、冷却水の流量が多い場合は、冷却水が排気ガ
スの熱を吸収し易い状態が実現される。従って、本発明
によれば、熱交換器の、排気還流通路に対向する部位に
おける温度が低い場合に制御弁の開度を小さくすること
で、冷却水を速やかに昇温させることができ、また、上
記部位における温度が高い場合に制御弁の開度を大きく
することで、冷却水に排気ガスの熱を効果的に吸収させ
ることができる。このため、本発明によれば、熱交換器
の温度が低い場合にも、排気還流通路内におけるデポジ
ットの堆積を防止することができる。
【0009】この場合、請求項2に記載する如く、請求
項1記載の内燃機関の排気還流装置において、前記開度
制御手段は、前記制御弁の開度を、前記温度パラメータ
検出手段により検出された温度と目標温度との差に応じ
て変更することとしてもよい。請求項2記載の発明にお
いて、制御弁は、熱交換器の排気還流通路に対向する部
位における温度とその目標温度との差に応じた開度に制
御される。上記部位における温度が目標温度に比して低
いほど、冷却水を速やかに昇温させることが困難とな
り、また、上記部位における温度が目標温度に比して高
いほど、冷却水に排気ガスの熱を効率的に吸収させるこ
とが困難となる。この点、本発明によれば、上記部位に
おける温度と目標温度との差が大きいほど制御弁の開度
を大きく変更することで、上記不都合を回避することが
できる。
項1記載の内燃機関の排気還流装置において、前記開度
制御手段は、前記制御弁の開度を、前記温度パラメータ
検出手段により検出された温度と目標温度との差に応じ
て変更することとしてもよい。請求項2記載の発明にお
いて、制御弁は、熱交換器の排気還流通路に対向する部
位における温度とその目標温度との差に応じた開度に制
御される。上記部位における温度が目標温度に比して低
いほど、冷却水を速やかに昇温させることが困難とな
り、また、上記部位における温度が目標温度に比して高
いほど、冷却水に排気ガスの熱を効率的に吸収させるこ
とが困難となる。この点、本発明によれば、上記部位に
おける温度と目標温度との差が大きいほど制御弁の開度
を大きく変更することで、上記不都合を回避することが
できる。
【0010】また、請求項3に記載する如く、請求項2
記載の内燃機関の排気還流装置において、前記開度制御
手段は、前記制御弁の開度を、前記温度パラメータ検出
手段により検出された温度が前記目標温度に比して低い
ほど小さくすることとしてもよい。
記載の内燃機関の排気還流装置において、前記開度制御
手段は、前記制御弁の開度を、前記温度パラメータ検出
手段により検出された温度が前記目標温度に比して低い
ほど小さくすることとしてもよい。
【0011】請求項3記載の発明において、制御弁の開
度は、熱交換器の排気還流通路に対向する部位における
温度が目標温度に比して低いほど小さくされる。この場
合には、上記部位における温度が低くても、その温度に
応じて冷却水の流量の減少量が適当に変更されること
で、その温度にかかわらず冷却水が温まり易い状態が実
現される。従って、本発明によれば、熱交換器の排気還
流通路に対向する部位の温度にかかわらず、冷却水を速
やかに昇温させることができる。このため、本発明によ
れば、排気還流通路内にデポジットが堆積するのを防止
することができる。
度は、熱交換器の排気還流通路に対向する部位における
温度が目標温度に比して低いほど小さくされる。この場
合には、上記部位における温度が低くても、その温度に
応じて冷却水の流量の減少量が適当に変更されること
で、その温度にかかわらず冷却水が温まり易い状態が実
現される。従って、本発明によれば、熱交換器の排気還
流通路に対向する部位の温度にかかわらず、冷却水を速
やかに昇温させることができる。このため、本発明によ
れば、排気還流通路内にデポジットが堆積するのを防止
することができる。
【0012】また、請求項4に記載する如く、請求項2
記載の内燃機関の排気還流装置において、前記開度制御
手段は、前記制御弁の開度を、前記温度パラメータ検出
手段により検出された温度が前記目標温度に比して高い
ほど大きくすることを特徴とする内燃機関の排気還流装
置は、冷却水に排気ガスの熱を効果的に吸収させるうえ
で有効である。
記載の内燃機関の排気還流装置において、前記開度制御
手段は、前記制御弁の開度を、前記温度パラメータ検出
手段により検出された温度が前記目標温度に比して高い
ほど大きくすることを特徴とする内燃機関の排気還流装
置は、冷却水に排気ガスの熱を効果的に吸収させるうえ
で有効である。
【0013】請求項4記載の発明において、制御弁の開
度は、熱交換器の排気還流通路に対向する部位における
温度が目標温度に比して高いほど大きくされる。この場
合には、上記部位における温度が高くても、その温度に
応じて冷却水の流量の増加量が適当に変更されること
で、その温度にかかわらず冷却水が排気ガスの熱を吸収
し易い状態が実現される。従って、本発明によれば、熱
交換器の排気還流通路に対向する部位における温度にか
かわらず、冷却水に排気ガスの熱を効果的に吸収させる
ことができる。
度は、熱交換器の排気還流通路に対向する部位における
温度が目標温度に比して高いほど大きくされる。この場
合には、上記部位における温度が高くても、その温度に
応じて冷却水の流量の増加量が適当に変更されること
で、その温度にかかわらず冷却水が排気ガスの熱を吸収
し易い状態が実現される。従って、本発明によれば、熱
交換器の排気還流通路に対向する部位における温度にか
かわらず、冷却水に排気ガスの熱を効果的に吸収させる
ことができる。
【0014】更に、請求項5に記載する如く、請求項1
記載の内燃機関の排気還流装置において、前記温度パラ
メータ検出手段は、前記熱交換器の、前記排気還流通路
に対向する部位を流通する冷却水の温度を検出すること
を特徴とする内燃機関の排気還流装置は、熱交換器内の
冷却水を適温に維持するうえで有効である。
記載の内燃機関の排気還流装置において、前記温度パラ
メータ検出手段は、前記熱交換器の、前記排気還流通路
に対向する部位を流通する冷却水の温度を検出すること
を特徴とする内燃機関の排気還流装置は、熱交換器内の
冷却水を適温に維持するうえで有効である。
【0015】請求項5記載の発明において、温度パラメ
ータ検出手段は、熱交換器の、排気還流通路に対向する
部位を流通する冷却水の温度を検出する。制御弁の開度
は、冷却水の温度に基づいて制御される。従って、本発
明によれば、冷却水の温度が低い場合に制御弁の開度を
小さくすることで、冷却水を速やかに昇温させることが
でき、また、冷却水の温度が高い場合に制御弁の開度を
大きくすることで、冷却水に排気ガスの熱を効果的に吸
収させることができる。このように、本発明によれば、
熱交換器内の冷却水を適温に維持することができる。
ータ検出手段は、熱交換器の、排気還流通路に対向する
部位を流通する冷却水の温度を検出する。制御弁の開度
は、冷却水の温度に基づいて制御される。従って、本発
明によれば、冷却水の温度が低い場合に制御弁の開度を
小さくすることで、冷却水を速やかに昇温させることが
でき、また、冷却水の温度が高い場合に制御弁の開度を
大きくすることで、冷却水に排気ガスの熱を効果的に吸
収させることができる。このように、本発明によれば、
熱交換器内の冷却水を適温に維持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
排気還流装置を搭載する内燃機関10のシステム構成図
を示す。また、図2は、本実施例の内燃機関10の要部
構成図を示す。図1に示す如く、本実施例の内燃機関1
0は、電子制御ユニット(以下、ECUと称す)12を
備えており、ECU12により制御される。
排気還流装置を搭載する内燃機関10のシステム構成図
を示す。また、図2は、本実施例の内燃機関10の要部
構成図を示す。図1に示す如く、本実施例の内燃機関1
0は、電子制御ユニット(以下、ECUと称す)12を
備えており、ECU12により制御される。
【0017】内燃機関10は、シリンダブロック14を
備えている。シリンダブロック14の壁中には、ウォー
タジャケット16が形成されている。ウォータジャケッ
ト16のインレット側には、ウォータポンプ18が設け
られている。ウォータポンプ18は、所定の駆動源によ
り作動し、内燃機関10の運転中に所定流量の冷却水を
ウォータジャケット16に向けて吐出する。ウォータジ
ャケット16は、内部に冷却水が流通することにより内
燃機関10を冷却する。
備えている。シリンダブロック14の壁中には、ウォー
タジャケット16が形成されている。ウォータジャケッ
ト16のインレット側には、ウォータポンプ18が設け
られている。ウォータポンプ18は、所定の駆動源によ
り作動し、内燃機関10の運転中に所定流量の冷却水を
ウォータジャケット16に向けて吐出する。ウォータジ
ャケット16は、内部に冷却水が流通することにより内
燃機関10を冷却する。
【0018】シリンダブロック14の内部には、ピスト
ン20、コンロッド22、および、クランクシャフト2
4が収納されている。シリンダブロック14の上部に
は、シリンダヘッド30が固定されている。シリンダヘ
ッド30、ピストン20、および、シリンダブロック1
4に囲まれる部位には、主燃焼室32が形成されてい
る。シリンダヘッド30の内部には、主燃焼室32に連
通する吸気ポート34、副燃焼室36、および、排気ポ
ート38が形成されている。
ン20、コンロッド22、および、クランクシャフト2
4が収納されている。シリンダブロック14の上部に
は、シリンダヘッド30が固定されている。シリンダヘ
ッド30、ピストン20、および、シリンダブロック1
4に囲まれる部位には、主燃焼室32が形成されてい
る。シリンダヘッド30の内部には、主燃焼室32に連
通する吸気ポート34、副燃焼室36、および、排気ポ
ート38が形成されている。
【0019】シリンダヘッド30には、先端部が副燃焼
室36に露出する燃料噴射弁40、および、同様に先端
部が副燃焼室36に露出するグロープラグ42が配設さ
れている。燃料噴射弁40は、図示しない燃料ポンプに
接続されており、燃料ポンプから高圧燃料の供給を受け
ることにより副燃焼室36内に燃料を噴射する。グロー
プラグ42は、電流が供給されることにより発熱し、副
燃焼室36内に噴射された燃料を着火・燃焼させる。
室36に露出する燃料噴射弁40、および、同様に先端
部が副燃焼室36に露出するグロープラグ42が配設さ
れている。燃料噴射弁40は、図示しない燃料ポンプに
接続されており、燃料ポンプから高圧燃料の供給を受け
ることにより副燃焼室36内に燃料を噴射する。グロー
プラグ42は、電流が供給されることにより発熱し、副
燃焼室36内に噴射された燃料を着火・燃焼させる。
【0020】内燃機関10の吸気ポート34には、吸入
空気を吸入するための流路として機能する吸気通路44
が連通している。吸気通路44の入口には、吸入空気を
浄化するエアクリーナ46が配設されている。吸気通路
44の途中には、吸入空気を冷却するインタークーラ4
8が介装されている。また、排気ポート38には、内燃
機関10の排気ガスを排出するための流路として機能す
る排気通路50が連通している。
空気を吸入するための流路として機能する吸気通路44
が連通している。吸気通路44の入口には、吸入空気を
浄化するエアクリーナ46が配設されている。吸気通路
44の途中には、吸入空気を冷却するインタークーラ4
8が介装されている。また、排気ポート38には、内燃
機関10の排気ガスを排出するための流路として機能す
る排気通路50が連通している。
【0021】吸気ポート44と排気通路50との間に
は、両者を連通させる排気還流通路(以下、EGR通路
と称す)52が設けられている。EGR通路52は、排
気ガスの一部を排気通路50から吸気通路44に還流す
るための流路として機能する。以下、排気通路50から
EGR通路52を介して吸気通路44に還流される排気
ガスをEGRガスと称す。EGR通路52の排気通路5
0側には、その導通状態を制御する排気還流弁(以下、
EGR弁と称す)54が配設されている。EGR弁54
は、ダイヤフラム式の負圧駆動弁であり、ダイヤフラム
により隔成された2つの閉塞室の圧力差に応じた開度を
実現する。EGR弁54は、内燃機関10の運転状態に
応じた適当な開度に制御される。
は、両者を連通させる排気還流通路(以下、EGR通路
と称す)52が設けられている。EGR通路52は、排
気ガスの一部を排気通路50から吸気通路44に還流す
るための流路として機能する。以下、排気通路50から
EGR通路52を介して吸気通路44に還流される排気
ガスをEGRガスと称す。EGR通路52の排気通路5
0側には、その導通状態を制御する排気還流弁(以下、
EGR弁と称す)54が配設されている。EGR弁54
は、ダイヤフラム式の負圧駆動弁であり、ダイヤフラム
により隔成された2つの閉塞室の圧力差に応じた開度を
実現する。EGR弁54は、内燃機関10の運転状態に
応じた適当な開度に制御される。
【0022】図2に示す如く、EGR通路52の途中に
は、EGRガスを冷却するEGRクーラ56が介装され
ている。EGRクーラ56は、導入通路58および排出
通路60を介して、内燃機関10を冷却するウォータジ
ャケット16に接続している。EGRクーラ56は、内
部に冷却水の流通する冷却水通路56aを備えており、
EGRガスと、導入通路58を通って冷却水通路56a
に流入した冷却水との間で熱交換を行うことにより、E
GRガスを冷却する。EGRガスとの熱交換により温め
られた冷却水は、冷却水通路56aから排出通路60に
流出した後、ウォータジャケット16に向けて排出され
る。
は、EGRガスを冷却するEGRクーラ56が介装され
ている。EGRクーラ56は、導入通路58および排出
通路60を介して、内燃機関10を冷却するウォータジ
ャケット16に接続している。EGRクーラ56は、内
部に冷却水の流通する冷却水通路56aを備えており、
EGRガスと、導入通路58を通って冷却水通路56a
に流入した冷却水との間で熱交換を行うことにより、E
GRガスを冷却する。EGRガスとの熱交換により温め
られた冷却水は、冷却水通路56aから排出通路60に
流出した後、ウォータジャケット16に向けて排出され
る。
【0023】EGRクーラ56の冷却水通路56aの、
EGR通路52に対向する部位には、先端部が該冷却水
通路56aに露出する水温センサ62が配設されてい
る。水温センサ62は、EGRクーラ56の冷却水通路
56aに流通する冷却水の温度に応じた信号を出力す
る。水温センサ62の出力信号は、ECU12に供給さ
れている。ECU12は、水温センサ62の出力信号に
基づいて、冷却水通路56aに流通する冷却水の温度t
hegrを検出する。
EGR通路52に対向する部位には、先端部が該冷却水
通路56aに露出する水温センサ62が配設されてい
る。水温センサ62は、EGRクーラ56の冷却水通路
56aに流通する冷却水の温度に応じた信号を出力す
る。水温センサ62の出力信号は、ECU12に供給さ
れている。ECU12は、水温センサ62の出力信号に
基づいて、冷却水通路56aに流通する冷却水の温度t
hegrを検出する。
【0024】導入通路58の、冷却水通路56a側の端
部には、両者の導通状態を制御する制御弁(以下、冷却
水制御弁と称す)64が配設されている。冷却水制御弁
64は、開度制御されることにより、EGRクーラ56
を流通する冷却水の流量を制御する。冷却水制御弁64
は、ダイヤフラム式の負圧駆動弁であり、バキューム・
レギュレーティング・バルブ(以下、EVRVと称す)
66に連結している。EVRV66には、バキュームポ
ンプ68が接続されている。EVRV66は、バキュー
ムポンプ68から供給される負圧を動力源として冷却水
制御弁64を駆動する。また、EVRV66には、EC
U12が接続されている。ECU12は、冷却水制御弁
64の開度が後述の如くEGRクーラ56を流通する冷
却水の温度thegrに従って変更されるように、EV
RV66に対して適当な駆動電流iellcを供給す
る。
部には、両者の導通状態を制御する制御弁(以下、冷却
水制御弁と称す)64が配設されている。冷却水制御弁
64は、開度制御されることにより、EGRクーラ56
を流通する冷却水の流量を制御する。冷却水制御弁64
は、ダイヤフラム式の負圧駆動弁であり、バキューム・
レギュレーティング・バルブ(以下、EVRVと称す)
66に連結している。EVRV66には、バキュームポ
ンプ68が接続されている。EVRV66は、バキュー
ムポンプ68から供給される負圧を動力源として冷却水
制御弁64を駆動する。また、EVRV66には、EC
U12が接続されている。ECU12は、冷却水制御弁
64の開度が後述の如くEGRクーラ56を流通する冷
却水の温度thegrに従って変更されるように、EV
RV66に対して適当な駆動電流iellcを供給す
る。
【0025】次に、本実施例の内燃機関10の排気還流
装置の動作について説明する。本実施例において、内燃
機関10が所定の状態になると、EGR弁54が全閉状
態から開弁される。EGR弁54が開弁されると、内燃
機関10から排出された排気ガスの一部が、EGRガス
として排気通路50からEGR通路52を介して吸気通
路44へ還流する。
装置の動作について説明する。本実施例において、内燃
機関10が所定の状態になると、EGR弁54が全閉状
態から開弁される。EGR弁54が開弁されると、内燃
機関10から排出された排気ガスの一部が、EGRガス
として排気通路50からEGR通路52を介して吸気通
路44へ還流する。
【0026】吸気通路44に到達したEGRガスは、大
気中からエアクリーナ46を通過して吸気通路44に吸
入された吸入空気と共に、内燃機関10の主燃焼室32
に導入される。この場合、EGRガス中に含まれる不活
性ガスの熱容量により主燃焼室32および副燃焼室36
内の燃焼温度が低下する。従って、本実施例によれば、
排気ガスの一部が還流されることで、内燃機関10から
排出されるNOx の排出量を低減させることができる。
気中からエアクリーナ46を通過して吸気通路44に吸
入された吸入空気と共に、内燃機関10の主燃焼室32
に導入される。この場合、EGRガス中に含まれる不活
性ガスの熱容量により主燃焼室32および副燃焼室36
内の燃焼温度が低下する。従って、本実施例によれば、
排気ガスの一部が還流されることで、内燃機関10から
排出されるNOx の排出量を低減させることができる。
【0027】また、本実施例において、EGRガスがE
GR通路52を通過する際には、EGRガスと、EGR
クーラ56の冷却水通路56aを流通する冷却水との間
で熱交換が行われる。この際、EGRガスは冷却され、
冷却水は温められる。EGRガスが冷却されると、その
体積は減少し、その密度は増加する。このため、EGR
ガスを冷却することとすれば、冷却しない場合に比して
多量のEGRガスを吸気通路44に還流することがで
き、その結果、内燃機関10の主燃焼室32および副燃
焼室36内の燃焼温度を更に低下させることができる。
従って、本実施例によれば、EGRガスが冷却されるこ
とで、内燃機関10からのNOx の排出量を更に低減さ
せることができる。
GR通路52を通過する際には、EGRガスと、EGR
クーラ56の冷却水通路56aを流通する冷却水との間
で熱交換が行われる。この際、EGRガスは冷却され、
冷却水は温められる。EGRガスが冷却されると、その
体積は減少し、その密度は増加する。このため、EGR
ガスを冷却することとすれば、冷却しない場合に比して
多量のEGRガスを吸気通路44に還流することがで
き、その結果、内燃機関10の主燃焼室32および副燃
焼室36内の燃焼温度を更に低下させることができる。
従って、本実施例によれば、EGRガスが冷却されるこ
とで、内燃機関10からのNOx の排出量を更に低減さ
せることができる。
【0028】ところで、EGRクーラ56の冷却水通路
56aを流通する冷却水が低温状態にあるほど、EGR
通路52内の、EGRクーラ56の冷却水通路56aと
接する部位に、EGRガス中の未燃成分やすす等による
デポジットが堆積し易くなる。EGR通路52内にデポ
ジットが堆積すると、EGR通路52の有効断面積が小
さくなることで、EGRガスの還流量が減少する。EG
Rガスの還流量が減少すると、内燃機関10から排出さ
れるNOx の排出量が増加してしまう。従って、EGR
通路52内におけるデポジットの堆積を抑制し、NOx
の排出量の増加を防止するうえでは、冷却水がある程度
高温状態にあることが望ましい。特に、冷却水が低温状
態にある場合には、冷却水を速やかに昇温させることが
適切である。
56aを流通する冷却水が低温状態にあるほど、EGR
通路52内の、EGRクーラ56の冷却水通路56aと
接する部位に、EGRガス中の未燃成分やすす等による
デポジットが堆積し易くなる。EGR通路52内にデポ
ジットが堆積すると、EGR通路52の有効断面積が小
さくなることで、EGRガスの還流量が減少する。EG
Rガスの還流量が減少すると、内燃機関10から排出さ
れるNOx の排出量が増加してしまう。従って、EGR
通路52内におけるデポジットの堆積を抑制し、NOx
の排出量の増加を防止するうえでは、冷却水がある程度
高温状態にあることが望ましい。特に、冷却水が低温状
態にある場合には、冷却水を速やかに昇温させることが
適切である。
【0029】EGRクーラ56の冷却水通路56aを流
通する冷却水の流量が少ないほど、すなわち、冷却水制
御弁64の開度が小さいほど、冷却水が単位流量当たり
にEGRガスから奪う熱量は増加する。このため、冷却
水の流量を少なくすれば、EGRクーラ56の下流側の
冷却水の温度を上昇させることができる。従って、冷却
水を速やかに昇温させる手法としては、冷却水制御弁6
4の開度を小さくすることが適切である。また、冷却水
の流量が少なくなるほど、冷却水は温まり易くなる。こ
のため、冷却水の温度が低いほど冷却水の流量を少なく
すること、すなわち、冷却水の温度に応じて冷却水制御
弁64の開度を変更することが適切である。
通する冷却水の流量が少ないほど、すなわち、冷却水制
御弁64の開度が小さいほど、冷却水が単位流量当たり
にEGRガスから奪う熱量は増加する。このため、冷却
水の流量を少なくすれば、EGRクーラ56の下流側の
冷却水の温度を上昇させることができる。従って、冷却
水を速やかに昇温させる手法としては、冷却水制御弁6
4の開度を小さくすることが適切である。また、冷却水
の流量が少なくなるほど、冷却水は温まり易くなる。こ
のため、冷却水の温度が低いほど冷却水の流量を少なく
すること、すなわち、冷却水の温度に応じて冷却水制御
弁64の開度を変更することが適切である。
【0030】本実施例のシステムは、上記の手法を用い
て冷却水を速やかに昇温させ、EGR通路52内におけ
るデポジットの堆積を抑制する点に特徴を有している。
図3は、冷却水制御弁64の開度を制御すべく、本実施
例においてECU12が実行する制御ルーチンの一例の
フローチャートを示す。図3に示すルーチンは、所定時
間ごとに繰り返し起動される定時割り込みルーチンであ
る。図3に示すルーチンが起動されると、まずステップ
100の処理が実行される。
て冷却水を速やかに昇温させ、EGR通路52内におけ
るデポジットの堆積を抑制する点に特徴を有している。
図3は、冷却水制御弁64の開度を制御すべく、本実施
例においてECU12が実行する制御ルーチンの一例の
フローチャートを示す。図3に示すルーチンは、所定時
間ごとに繰り返し起動される定時割り込みルーチンであ
る。図3に示すルーチンが起動されると、まずステップ
100の処理が実行される。
【0031】ステップ100では、水温センサ62の出
力信号に基づいて、EGRクーラ56内を流通する冷却
水の温度thegrが検出される。ステップ102で
は、上記ステップ100で検出された冷却水の温度th
egrと所定の目標温度ETEGRとの差の絶対値が所
定値α以下であるか否かが判別される。尚、目標温度E
TEGRは、EGR通路52内にデポジットが堆積しな
いと判断できる、EGRクーラ56を流通する冷却水の
温度thegrの最小値である。また、所定値αは、冷
却水の温度thegrが目標温度ETEGRにほぼ一致
すると判断できるほど小さな値に設定されている。
力信号に基づいて、EGRクーラ56内を流通する冷却
水の温度thegrが検出される。ステップ102で
は、上記ステップ100で検出された冷却水の温度th
egrと所定の目標温度ETEGRとの差の絶対値が所
定値α以下であるか否かが判別される。尚、目標温度E
TEGRは、EGR通路52内にデポジットが堆積しな
いと判断できる、EGRクーラ56を流通する冷却水の
温度thegrの最小値である。また、所定値αは、冷
却水の温度thegrが目標温度ETEGRにほぼ一致
すると判断できるほど小さな値に設定されている。
【0032】上記ステップ102において、|theg
rーETEGR|≦αが成立する場合は、冷却水の温度
が適温に維持されていると判断できる。この場合は、冷
却水制御弁64の開度を維持することが適切である。従
って、かかる判別がなされた場合は、次にステップ10
4の処理が実行される。ステップ104では、冷却水制
御弁64の開度が維持されるように、EVRV66に対
する駆動電流iellcを従前の値に維持する処理が実
行される。
rーETEGR|≦αが成立する場合は、冷却水の温度
が適温に維持されていると判断できる。この場合は、冷
却水制御弁64の開度を維持することが適切である。従
って、かかる判別がなされた場合は、次にステップ10
4の処理が実行される。ステップ104では、冷却水制
御弁64の開度が維持されるように、EVRV66に対
する駆動電流iellcを従前の値に維持する処理が実
行される。
【0033】一方、上記ステップ102において、|t
hegrーETEGR|≦αが成立しない場合は、冷却
水の温度が高すぎる状態、あるいは、低すぎる状態にあ
ると判断できる。この場合は、冷却水制御弁64の開度
を変更することにより、冷却水の温度を目標温度に近づ
けることが適切である。従って、かかる判別がなされた
場合は、次にステップ106の処理が実行される。
hegrーETEGR|≦αが成立しない場合は、冷却
水の温度が高すぎる状態、あるいは、低すぎる状態にあ
ると判断できる。この場合は、冷却水制御弁64の開度
を変更することにより、冷却水の温度を目標温度に近づ
けることが適切である。従って、かかる判別がなされた
場合は、次にステップ106の処理が実行される。
【0034】ステップ106では、冷却水の温度the
grから目標温度ETEGRを減算して得られた温度差
ΔT(=thegrーETEGR)が演算される。ステ
ップ108では、上記ステップ106で演算された温度
差ΔTが正数であるか否かが判別される。ΔT>0が成
立しない場合は、冷却水が低温状態にあると判断でき
る。この場合は、冷却水の温度を上昇させるべく、冷却
水制御弁64の開度を小さくすることが適切である。従
って、ΔT>0が成立しないと判別された場合は、次に
ステップ110の処理が実行される。
grから目標温度ETEGRを減算して得られた温度差
ΔT(=thegrーETEGR)が演算される。ステ
ップ108では、上記ステップ106で演算された温度
差ΔTが正数であるか否かが判別される。ΔT>0が成
立しない場合は、冷却水が低温状態にあると判断でき
る。この場合は、冷却水の温度を上昇させるべく、冷却
水制御弁64の開度を小さくすることが適切である。従
って、ΔT>0が成立しないと判別された場合は、次に
ステップ110の処理が実行される。
【0035】ステップ110では、冷却水制御弁64の
開度を小さくする際の開度補正量、具体的には、EVR
V66への駆動電流iellcの減量補正量iellc
fb1を演算する処理が実行される。図4は、冷却水の
温度thegrと目標温度ETEGRとの温度差ΔT
と、EVRV66への駆動電流iellcの補正量ie
llcfbとの関係を、予め実験的に求めることにより
表したマップを示す。上記ステップ110では、図4に
示すマップを参照することにより、冷却水制御弁64の
開度を小さくする際の、EVRV66への駆動電流の減
量補正量iellcfb1が決定される。
開度を小さくする際の開度補正量、具体的には、EVR
V66への駆動電流iellcの減量補正量iellc
fb1を演算する処理が実行される。図4は、冷却水の
温度thegrと目標温度ETEGRとの温度差ΔT
と、EVRV66への駆動電流iellcの補正量ie
llcfbとの関係を、予め実験的に求めることにより
表したマップを示す。上記ステップ110では、図4に
示すマップを参照することにより、冷却水制御弁64の
開度を小さくする際の、EVRV66への駆動電流の減
量補正量iellcfb1が決定される。
【0036】ステップ112では、EVRV66へ供給
する駆動電流iellcを、従前に供給されていた駆動
電流iellcから減量補正量iellcfb1を減算
して得られた値にする処理が実行される。一方、上記ス
テップ108においてΔT>0が成立する場合は、冷却
水が高温状態にあると判断できる。冷却水が過度に高温
状態になると、冷却水がEGRガスの発する熱量を効果
的に吸収することができず、EGRクーラ56の機能を
適正に発揮させることができなくなる。従って、冷却水
が過度に高温状態にある場合は、冷却水の温度を低下さ
せる必要がある。冷却水の温度を低下させるためには、
冷却水制御弁64の開度を大きくし、EGRクーラ56
に向けて冷却水を多量に導入することが適切である。そ
こで、上記ステップ108でΔT>0が成立すると判別
された場合は、次にステップ114の処理が実行され
る。
する駆動電流iellcを、従前に供給されていた駆動
電流iellcから減量補正量iellcfb1を減算
して得られた値にする処理が実行される。一方、上記ス
テップ108においてΔT>0が成立する場合は、冷却
水が高温状態にあると判断できる。冷却水が過度に高温
状態になると、冷却水がEGRガスの発する熱量を効果
的に吸収することができず、EGRクーラ56の機能を
適正に発揮させることができなくなる。従って、冷却水
が過度に高温状態にある場合は、冷却水の温度を低下さ
せる必要がある。冷却水の温度を低下させるためには、
冷却水制御弁64の開度を大きくし、EGRクーラ56
に向けて冷却水を多量に導入することが適切である。そ
こで、上記ステップ108でΔT>0が成立すると判別
された場合は、次にステップ114の処理が実行され
る。
【0037】ステップ114では、冷却水制御弁64の
開度を大きくする際の開度補正量、具体的には、EVR
V66への駆動電流iellcの増量補正量iellc
fb2を演算する処理が実行される。本ステップ114
の処理は、上記図4に示すマップを参照することによ
り、冷却水制御弁64の開度を大きくする際の、EVR
V66への駆動電流の増量補正量iellcfb2が決
定される。
開度を大きくする際の開度補正量、具体的には、EVR
V66への駆動電流iellcの増量補正量iellc
fb2を演算する処理が実行される。本ステップ114
の処理は、上記図4に示すマップを参照することによ
り、冷却水制御弁64の開度を大きくする際の、EVR
V66への駆動電流の増量補正量iellcfb2が決
定される。
【0038】ステップ116では、EVRV66へ供給
する駆動電流iellcを、従前に供給されていた駆動
電流iellcに増量補正量iellcfb2を加算し
て得られた値にする処理が実行される。上記ステップ1
04、112、または116の処理が終了すると、次
に、ステップ118の処理が実行される。
する駆動電流iellcを、従前に供給されていた駆動
電流iellcに増量補正量iellcfb2を加算し
て得られた値にする処理が実行される。上記ステップ1
04、112、または116の処理が終了すると、次
に、ステップ118の処理が実行される。
【0039】ステップ118では、EVRV66に対し
て、上記ステップ104、112、または116の処理
により得られた駆動電流iellcを供給する処理が実
行される。本ステップ118の処理が終了すると、今回
のルーチンが終了される。上記の処理によれば、冷却水
の温度が低い場合に冷却水制御弁64の開度を小さくす
ることができる。冷却水制御弁64の開度が小さくなる
と、EGRクーラ56に導入される冷却水の流量が少な
くなる。この場合、冷却水が単位流量当たりにEGRガ
スから奪う熱量が増加することで、EGRクーラ56を
流通する冷却水が昇温される。
て、上記ステップ104、112、または116の処理
により得られた駆動電流iellcを供給する処理が実
行される。本ステップ118の処理が終了すると、今回
のルーチンが終了される。上記の処理によれば、冷却水
の温度が低い場合に冷却水制御弁64の開度を小さくす
ることができる。冷却水制御弁64の開度が小さくなる
と、EGRクーラ56に導入される冷却水の流量が少な
くなる。この場合、冷却水が単位流量当たりにEGRガ
スから奪う熱量が増加することで、EGRクーラ56を
流通する冷却水が昇温される。
【0040】また、本実施例において、冷却水制御弁6
4の開度は、冷却水の温度が目標温度に比して低いほど
小さくなる。すなわち、冷却水制御弁64の開度補正量
は、冷却水の温度が目標温度に比して低いほど大きくな
る。この場合、冷却水の温度の状態にかかわらず、冷却
水が温まり易い状態が実現される。このため、本実施例
によれば、冷却水の温度の状態にかかわらず、EGRク
ーラ56を流通する冷却水を速やかに昇温させることが
できる。
4の開度は、冷却水の温度が目標温度に比して低いほど
小さくなる。すなわち、冷却水制御弁64の開度補正量
は、冷却水の温度が目標温度に比して低いほど大きくな
る。この場合、冷却水の温度の状態にかかわらず、冷却
水が温まり易い状態が実現される。このため、本実施例
によれば、冷却水の温度の状態にかかわらず、EGRク
ーラ56を流通する冷却水を速やかに昇温させることが
できる。
【0041】冷却水が速やかに昇温される場合は、EG
R通路52をEGRガスが流通することとしても、EG
R通路52内のEGRクーラ56近傍に未燃ガスやすす
等のデポジットが堆積するのが抑制される。従って、本
実施例の内燃機関10の排気還流装置によれば、EGR
通路52内のEGRクーラ56近傍に、EGRガス中に
含まれる未燃ガスやすす等のデポジットが堆積するのを
確実に防止することができる。
R通路52をEGRガスが流通することとしても、EG
R通路52内のEGRクーラ56近傍に未燃ガスやすす
等のデポジットが堆積するのが抑制される。従って、本
実施例の内燃機関10の排気還流装置によれば、EGR
通路52内のEGRクーラ56近傍に、EGRガス中に
含まれる未燃ガスやすす等のデポジットが堆積するのを
確実に防止することができる。
【0042】また、上記図3に示すルーチンの処理によ
れば、冷却水の温度が高い場合に冷却水制御弁64の開
度を大きくすることができる。冷却水制御弁64の開度
が大きくなると、EGRクーラ56に導入される冷却水
の流量が増加する。この場合、冷却水が単位流量当たり
にEGRガスから奪う熱量が減少することで、EGRク
ーラ56の下流側の冷却水の温度が、冷却水の流量が増
加される前のものに比して低下する。
れば、冷却水の温度が高い場合に冷却水制御弁64の開
度を大きくすることができる。冷却水制御弁64の開度
が大きくなると、EGRクーラ56に導入される冷却水
の流量が増加する。この場合、冷却水が単位流量当たり
にEGRガスから奪う熱量が減少することで、EGRク
ーラ56の下流側の冷却水の温度が、冷却水の流量が増
加される前のものに比して低下する。
【0043】このため、本実施例によれば、EGRクー
ラ56を流通する冷却水にEGRガスの発する熱量を効
果的に吸収させることができる。従って、本実施例の内
燃機関10の排気還流装置によれば、EGRクーラ56
の機能を適正に維持することが可能となる。本実施例に
おいては、上述の如く、冷却水の温度が高くなると、E
GRクーラ56に導入される冷却水の流量が増加され
る。このため、本実施例によれば、冷却水の温度が過度
に高くなることがなく、冷却水の沸騰が確実に防止され
る。また、上述の如く、冷却水の温度が低くなると、冷
却水の流量が減少されることで、冷却水が昇温される。
従って、本実施例によれば、EGRクーラ56を流通す
る冷却水を適温に維持することが可能となっている。
ラ56を流通する冷却水にEGRガスの発する熱量を効
果的に吸収させることができる。従って、本実施例の内
燃機関10の排気還流装置によれば、EGRクーラ56
の機能を適正に維持することが可能となる。本実施例に
おいては、上述の如く、冷却水の温度が高くなると、E
GRクーラ56に導入される冷却水の流量が増加され
る。このため、本実施例によれば、冷却水の温度が過度
に高くなることがなく、冷却水の沸騰が確実に防止され
る。また、上述の如く、冷却水の温度が低くなると、冷
却水の流量が減少されることで、冷却水が昇温される。
従って、本実施例によれば、EGRクーラ56を流通す
る冷却水を適温に維持することが可能となっている。
【0044】尚、上記の実施例においては、EGRクー
ラ56が「熱交換器」に相当していると共に、ECU1
2が、水温センサ62の出力信号に基づいて、EGRク
ーラ56の冷却水通路56aを流通する冷却水の温度t
hegrを検出することにより特許請求の範囲に記載さ
れた「温度パラメータ検出手段」が、上記ステップ10
6〜116の処理を実行することにより特許請求の範囲
に記載された「開度制御手段」が、それぞれ実現されて
いる。
ラ56が「熱交換器」に相当していると共に、ECU1
2が、水温センサ62の出力信号に基づいて、EGRク
ーラ56の冷却水通路56aを流通する冷却水の温度t
hegrを検出することにより特許請求の範囲に記載さ
れた「温度パラメータ検出手段」が、上記ステップ10
6〜116の処理を実行することにより特許請求の範囲
に記載された「開度制御手段」が、それぞれ実現されて
いる。
【0045】ところで、上記の実施例においては、EG
Rクーラ56の冷却水通路56aを流通する冷却水の温
度thegrに応じて冷却水制御弁64の開度を制御す
ることとしているが、冷却水通路56aの壁面の温度を
検出し、その温度に基づいて冷却水制御弁64の開度を
制御することとしてもよい。
Rクーラ56の冷却水通路56aを流通する冷却水の温
度thegrに応じて冷却水制御弁64の開度を制御す
ることとしているが、冷却水通路56aの壁面の温度を
検出し、その温度に基づいて冷却水制御弁64の開度を
制御することとしてもよい。
【0046】
【発明の効果】上述の如く、請求項1及び2記載の発明
によれば、熱交換器の排気還流通路に対向する部位にお
ける温度が低い場合に、冷却水の流量を制御する制御弁
の開度を小さくすることで、冷却水を速やかに昇温させ
ることができると共に、上記部位における温度が高い場
合に制御弁の開度を大きくすることで、冷却水に排気ガ
スの熱を効果的に吸収させることができる。このため、
本発明によれば、上記部位における温度が低い場合に
も、冷却水の流量を制御する制御弁の開度を小さくする
ことで、排気還流通路内におけるデポジットの堆積を防
止することができる。
によれば、熱交換器の排気還流通路に対向する部位にお
ける温度が低い場合に、冷却水の流量を制御する制御弁
の開度を小さくすることで、冷却水を速やかに昇温させ
ることができると共に、上記部位における温度が高い場
合に制御弁の開度を大きくすることで、冷却水に排気ガ
スの熱を効果的に吸収させることができる。このため、
本発明によれば、上記部位における温度が低い場合に
も、冷却水の流量を制御する制御弁の開度を小さくする
ことで、排気還流通路内におけるデポジットの堆積を防
止することができる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、熱交換器の
排気還流通路に対向する部位における温度にかかわら
ず、熱交換器を流通する冷却水を速やかに昇温させるこ
とができ、その結果、排気還流通路内のデポジットの堆
積を防止することができる。請求項4記載の発明によれ
ば、熱交換器の排気還流通路に対向する部位における温
度にかかわらず、熱交換器を流通する冷却水に排気ガス
の熱を効果的に吸収させることができる。
排気還流通路に対向する部位における温度にかかわら
ず、熱交換器を流通する冷却水を速やかに昇温させるこ
とができ、その結果、排気還流通路内のデポジットの堆
積を防止することができる。請求項4記載の発明によれ
ば、熱交換器の排気還流通路に対向する部位における温
度にかかわらず、熱交換器を流通する冷却水に排気ガス
の熱を効果的に吸収させることができる。
【0048】また、請求項5記載の発明によれば、熱交
換器を流通する冷却水を適温に維持することができる。
換器を流通する冷却水を適温に維持することができる。
【図1】本発明の一実施例である排気還流装置を搭載す
る内燃機関のシステム構成図である。
る内燃機関のシステム構成図である。
【図2】本実施例の内燃機関の要部構成図を示す。
【図3】本実施例において、制御弁の開度を制御すべく
実行される制御ルーチンの一例のフローチャートであ
る。
実行される制御ルーチンの一例のフローチャートであ
る。
【図4】冷却水の温度thegrと目標温度ETEGR
との温度差ΔTと、制御弁を駆動するEVRVへの駆動
電流の補正量iellcfbとの関係を、予め実験的に
求めることにより表したマップを示す図である。
との温度差ΔTと、制御弁を駆動するEVRVへの駆動
電流の補正量iellcfbとの関係を、予め実験的に
求めることにより表したマップを示す図である。
10 内燃機関 12 電子制御ユニット(ECU) 44 吸気通路 50 排気通路 52 排気還流通路(EGR通路) 56 EGRクーラ 62 水温センサ 64 制御弁(冷却水制御弁) 66 EVRV thegr 冷却水の温度 ETEGR 冷却水の目標温度 ΔT 冷却水の温度と目標温度との温度差 iellc EVRVへの駆動電流 iellcfb1 EVRVへの駆動電流の減量補正量 iellcfb2 EVRVへの駆動電流の増量補正量
Claims (5)
- 【請求項1】 排気通路と吸気通路とを連通させ、前記
排気通路から前記吸気通路に向けて排気ガスを還流させ
る排気還流通路と、前記排気還流通路内の排気ガスと冷
却水との間で熱交換を行うことにより該排気ガスを冷却
する熱交換器と、を備える内燃機関の排気還流装置にお
いて、 前記熱交換器に冷却水を導く流路内に設けられ、該熱交
換器を流通する冷却水の流量を制御する制御弁と、 前記熱交換器の、前記排気還流通路に対向する部位にお
ける温度に応じたパラメータを検出する温度パラメータ
検出手段と、 前記温度パラメータ検出手段により検出された温度に基
づいて前記制御弁の開度を制御する開度制御手段と、 を備えることを特徴とする内燃機関の排気還流装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の排気還流装置
において、 前記開度制御手段は、前記制御弁の開度を、前記温度パ
ラメータ検出手段により検出された温度と目標温度との
差に応じて変更することを特徴とする内燃機関の排気還
流装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の内燃機関の排気還流装置
において、 前記開度制御手段は、前記制御弁の開度を、前記温度パ
ラメータ検出手段により検出された温度が前記目標温度
に比して低いほど小さくすることを特徴とする内燃機関
の排気還流装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の内燃機関の排気還流装置
において、 前記開度制御手段は、前記制御弁の開度を、前記温度パ
ラメータ検出手段により検出された温度が前記目標温度
に比して高いほど大きくすることを特徴とする内燃機関
の排気還流装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の内燃機関の排気還流装置
において、 前記温度パラメータ検出手段は、前記熱交換器の、前記
排気還流通路に対向する部位を流通する冷却水の温度を
検出することを特徴とする内燃機関の排気還流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35810899A JP2001173519A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 内燃機関の排気還流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35810899A JP2001173519A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 内燃機関の排気還流装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001173519A true JP2001173519A (ja) | 2001-06-26 |
Family
ID=18457591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35810899A Pending JP2001173519A (ja) | 1999-12-16 | 1999-12-16 | 内燃機関の排気還流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001173519A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009117248A2 (en) * | 2008-03-20 | 2009-09-24 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Modulating flow through an exhaust gas recirculation cooler to maintain gas flow velocities conducive to reducing deposit build-ups |
JP2009270517A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
JP2011106336A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Toyota Motor Corp | 作動ガス循環型エンジン |
CN102913345A (zh) * | 2012-09-27 | 2013-02-06 | 三一重工股份有限公司 | 一种egr气体温度控制装置、方法及发动机、工程机械 |
JP2013194597A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
CN104196652A (zh) * | 2014-08-13 | 2014-12-10 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种egr系统及其冷后进气温度的控制方法和控制装置 |
JP2014238074A (ja) * | 2013-06-10 | 2014-12-18 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
WO2018187650A1 (en) * | 2017-04-06 | 2018-10-11 | Genral Electric Company | Method and systems for a multistage exhaust gas cooler |
US10697407B2 (en) | 2017-04-06 | 2020-06-30 | Transportation Ip Holdings, Llc | Method and systems for a multistage exhaust gas cooler |
-
1999
- 1999-12-16 JP JP35810899A patent/JP2001173519A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050408 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051129 |