JP2001173467A - スロットルバルブ駆動装置 - Google Patents

スロットルバルブ駆動装置

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JP2001173467A
JP2001173467A JP35570399A JP35570399A JP2001173467A JP 2001173467 A JP2001173467 A JP 2001173467A JP 35570399 A JP35570399 A JP 35570399A JP 35570399 A JP35570399 A JP 35570399A JP 2001173467 A JP2001173467 A JP 2001173467A
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Japan
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throttle valve
lever
driving device
force
rotating shaft
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JP35570399A
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English (en)
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Michihiko Aoshima
嶋 道 彦 青
Yuji Hara
雄 二 原
Shoichi Yabuki
吹 正 一 矢
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Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スノーモービル等において、スロットルバルブ
の操作レバーに必要な操作力を低減して操作性を向上さ
せる。 【解決手段】気化器のスロットルバルブ34の開閉を操
作する操作レバー8と、操作レバーの動きをスロットル
バルブに連動させる回動シャフト37と、スロットルバ
ルブを閉方向に付勢する復帰スプリング42等を備えた
気化器のスロットルバルブ駆動装置において、回動シャ
フト37に直結してトルクモータ50を設け、このトル
クモータ50により操作レバーを操作する際に必要な操
作力を補助するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に燃料を
霧化状態にして供給する気化器(キャブレータ)あるい
は空気流量を調整するスロットルボデー等において、空
気流量を可変に調整するスロットルバルブを駆動するス
ロットルバルブ駆動装置に関し、特に、スロットルバル
ブの開閉を操作レバーにより行なうスロットルバルブ駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スノーモービル等に搭載の内燃機関(エ
ンジン)に対して燃料を供給する気化器としては、例え
ば、図11に示すように、スロットルバルブとしてフラ
ットスライドバルブを適用したものが知られている。こ
の気化器1は、空気通路すなわちメインボア2を上下方
向に横切るように往復動させられると共に一体的に移動
するジェットニードル3aを有するフラットスライドバ
ルブ3と、このフラットスライドバルブ3を下向きにす
なわちメインボア2を閉じる方向に付勢する圧縮式の復
帰スプリング4と、メインボア2に吸い出される燃料が
一時的に留まるフロート部5等を備えている。そして、
この気化器1のフラットスライドバルブ3は、ワイヤー
等のケーブル6を介して、グリップ7の近くに設けられ
た枢軸8aを支点として矢印L方向に回動する操作レバ
ー(サムレバー)8に連結されている。
【0003】したがって、このような気化器1を備えた
スノーモービル等において、加速する時あるいは所定速
度で走行する時は、復帰スプリング4の付勢力に抗して
操作レバー8をグリップ7に近づけるように押し付け
て、フラットスライドバルブ3を直接上方に持ち上げ、
一方、減速する時は、操作レバー8をグリップ7から遠
ざけるように押し付け力を緩めて、復帰スプリング4の
付勢力によりフラットスライドバルブ3を直接下方に押
し下げるように操作する。
【0004】また、他の気化器11として、図12ない
し図14に示すように、スロットルバルブとしてフラッ
トスライドバルブを適用すると共に連動手段としてのリ
ンク機構を介してフラットスライドバルブを上下動させ
るものが知られている。この気化器11は、空気通路す
なわちメインボア12を上下方向に横切るように往復動
させられると共に一体的に移動するジェットニードル1
3aを有するフラットスライドバルブ13と、このフラ
ットスライドバルブ13の上端に連結されたリンク14
及び揺動アーム15等からなるリンク機構と、この揺動
アーム15の揺動支点部15aが固着された回動シャフ
ト16と、この回動シャフフト16に固着された回動レ
バー17と、回動シャフト16の周りに遊挿されてフラ
ットスライドバルブ13を下向きにすなわちメインボア
12を閉じる方向に付勢するように取り付けられた捩り
式の復帰スプリング18と、メインボア12に吸い出さ
れる燃料が一時的に留まるフロート部19と、回動レバ
ー17の回転を規制するストッパ20等を備えている。
そして、この気化器11のフラットスライドバルブ13
は、回動レバー17の係止部17aに一端が連結された
ワイヤー等のケーブル21を介して、前述の図11に示
したようなグリップ7の近くに設けられた操作レバー
(サムレバー)8に連結されている。
【0005】したがって、このような気化器11を備え
たスノーモービル等において、加速する時あるいは所定
速度で走行する時は、復帰スプリング18の付勢力に抗
して操作レバー8をグリップ7に近づけるように押し付
けて、回動シャフト16を回動させることでフラットス
ライドバルブ13を上方に持ち上げ、一方、減速する時
は、操作レバー8をグリップ7から遠ざけるように押し
付け力を緩めて、回動シャフト16を逆向きに回動させ
ることで復帰スプリング4の付勢力によりフラットスラ
イドバルブ13を下方に押し下げるように操作する。
【0006】上記それぞれの気化器1,11において
は、減速時等においてメインボア2,12内の負圧が大
きくなる。したがって、この負圧等の影響を受けても、
フラットスライドバルブ3,13がその摺動案内面に沿
って、メインボア2,12を閉じる方向へ確実に戻るよ
うに、一般に、このフラットスライドバルブ3,13を
復帰させる復帰スプリング4,18の付勢力(戻し荷
重)は、比較的大きな値に設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記気化器
1,11においては、復帰スプリング4,18の付勢力
が大きく設定されていることに加えて、フラットスライ
ドバルブ3,13の開閉を直接操作する操作レバー8
が、力点までの長さを比較的短くした構造になっている
ため、運転者がこの操作レバー8を押してグリップ7に
近づける(開動作の)際には強い操作力が必要になり、
特に、複数個の気化器1,11が連なった多連気化器の
場合にはその個数倍のあるいはそれに近い操作力が必要
になる。したがって、特に長時間の運転に際しては手あ
るいは指が疲労して運転操作が十分に行なえないという
問題があった。
【0008】そこで、これに対処するべく、復帰スプリ
ング4,18の初期設定荷重を小さくすると、フラット
スライドバルブ3,13の戻り動作を確実にするという
本来の目的が達成されなくなり、又、復帰スプリング
4,18の初期設定荷重を変えずにそのばね定数をより
小さく設定しようとすると、復帰スプリング4,18を
配置するためにより大きなスペースが必要になり、スペ
ース的に制約がある場合は構造的に採用できないという
問題があった。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
成されたものであり、その目的とするところは、気化器
あるいはスロットルボデー等において空気流量を調整す
るスロットルバルブの往復動作を確実に保証しつつ、運
転者が容易に操作レバーを操作できるようにしたスロッ
トルバルブ駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスロットル
バルブ駆動装置は、空気通路を開閉するスロットルバル
ブと、スロットルバルブの開閉を操作する操作レバー
と、操作レバーの動きをスロットルバルブに連動させる
連動手段と、スロットルバルブを閉方向に向けて復帰さ
せるべく付勢する復帰スプリングとを備えて、スロット
ルバルブを開閉駆動するスロットルバルブ駆動装置であ
って、操作レバーを操作する際に必要な操作力を補助す
るべく、復帰スプリングの付勢力に拮抗する向きの補助
力を発生する補助力発生手段を有する、ことを特徴とし
ている。
【0011】この構成によれば、運転者等がスロットル
バルブを開方向に操作あるいは開方向の所定位置に保持
する際等に、補助力発生手段により復帰スプリングの付
勢力に拮抗する向きの補助力が発生させられる。したが
って、運転者等が操作レバーに加える操作力としては、
その補助力(アシスト力)を差し引いた分だけの小さな
力で済むことになり、操作が容易に行なえることにな
る。その結果、運転者等の手あるいは指の疲労が軽減さ
れ、操作性が向上する。
【0012】上記構成において、補助力発生手段が、電
磁力により駆動力を発生する電磁アクチュエータと、こ
の電磁アクチュエータの駆動を制御する制御手段と、を
有する構成を採用することができる。この構成によれ
ば、制御手段により所定の駆動信号が電磁アクチュエー
タに送られることで、電磁アクチュエータが作動して所
定の駆動力を発生し、この駆動力が操作レバーを操作す
る際に必要な操作力の一部を補助することになる。例え
ば、電磁アクチュエータが回転による駆動力を発生する
場合は、この回転トルクが回転体等の連動手段に対して
補助力として作用し、又、電磁アクチュエータが直線状
の推進力を発生する場合は、この推進力がケーブル等の
連動手段に対して補助力として作用することになる。
【0013】上記構成において、連動手段としては、ス
ロットルバルブの開閉動作に連動するように回動自在に
配置された回動シャフトを設け、電磁アクチュエータ
が、この回動シャフトに対して回転駆動力を伝達するよ
うに連結された、構成を採用することができる。この構
成によれば、操作レバーとスロットルバルブとの間に位
置する連動手段の一部を形成する回動シャフトに対し
て、電磁アクチュエータの駆動力が付与されることにな
る。すなわち、連動手段の一部を形成する回動シャフト
を介して補助力が伝達され、その分だけ操作レバーの操
作に要する操作力が低減される。
【0014】上記構成において、連動手段は、上記回動
シャフトに加えて、回動シャフトと一体的に回動するよ
うに回動シャフトに固定された固定レバーと、回動シャ
フトと同軸にて自由に回動するように配置されかつ所定
の回転角度位置にて固定レバーと一体的に回動するよう
に係合する係合片を有する自由レバーと、この自由レバ
ーと操作レバーとを連動させるケーブルとを有する、構
成を採用することができる。
【0015】この構成によれば、操作レバーが例えば開
方向に操作されると、その動きがケーブルを介して自由
レバーに伝達され、その動きはさらに自由レバーの係合
片を介して固定レバーに伝達される。そして、固定レバ
ーの回動動作は、直接回動シャフトの回転動作となり、
この回転動作が所定の連動手段を介してスロットルバル
ブの開方向への動作に変換される。この連動関係におい
て、回動シャフトを介して操作力を補助する補助力が付
与されることになる。
【0016】上記構成において、電磁アクチュエータ及
び回動シャフトが、スロットルバルブを保持する保持体
に取り付けられた、構成を採用することができる。この
構成によれば、スロットルバルブを移動させる機構の一
部として保持体、例えば気化器あるいはスロットルボデ
ー等に予め設けられた回動シャフトを、補助力が付与さ
れる回動シャフトとして流用することができ、その分だ
け装置の小型化が行なえる。
【0017】上記構成において、電磁アクチュエータ及
び回動シャフトが、スロットルバルブを保持する保持体
から分離して一体的に結合されたモジュール体として形
成された、構成を採用することができる。この構成によ
れば、電磁アクチュエータ及び回動シャフト、あるい
は、さらに自由レバー及び固定レバーを加えたものが、
一体のモジュール品として取り扱われる。特に、保持体
例えば気化器あるいはスロットルボデー等の周りにこれ
らの部品を配置するスペースを確保できないときに、こ
のモジュール品を保持体から離れた位置に設けることが
でき、レイアウトの自由度が高くなる。また、別体のモ
ジュール品とすることで、保持体と一体にではなくこの
モジュール品だけを消費者に提供して後付けを行なうこ
とができる。
【0018】上記構成において、回動シャフトの回転角
度を検出する回転角度検出手段を設けた、構成を採用す
ることができる。この構成によれば、回転角度検出手段
により検出された回転角度の情報を、例えば電磁アクチ
ュエータの駆動を制御する際のパラメータとして用いる
ことで、容易に駆動制御を行なうことができる。
【0019】上記構成において、操作レバーの回動操作
を検知する検知手段を設けた、構成を採用することがで
きる。この構成によれば、例えば、アイドリング状態と
操作レバーが開方向に操作された走行運転状態等との切
り替えタイミングを、この検知手段により検知すること
ができる。
【0020】上記構成において、制御手段が、上記回転
角度検出手段又は検知手段の出力信号に基づいて電磁ア
クチュエータの駆動を制御する、構成を採用することが
できる。この構成によれば、操作レバーの操作に応じて
電磁アクチュエータの駆動が高精度に制御されて、必要
なタイミングで補助力が付与されることになり、操作レ
バーの操作フィーリングが向上する。
【0021】上記構成において、電磁アクチュエータと
して、励磁力により回動されるロータを有するトルクモ
ータを採用することができる。この構成によれば、スロ
ットルバルブを駆動する装置を、小型でかつ簡略な構造
に形成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面に基づき説明する。図1ないし図5は、本
発明に係るスロットルバルブ駆動装置を保持体としての
気化器に適用した場合の一実施形態を示すものであり、
図1は空気流れ方向の上流側から見た正面図、図2は側
面図、図3は一部平面図、図4は一部側面図、図5はト
ルクモータの構造図である。
【0023】この実施形態に係るスロットルバルブ駆動
装置は、2連の気化器30に対してその機構の一部が一
体的に組み込まれた構成となっている。すなわち、気化
器30は、空気通路すなわちメインボア31aを形成す
るボア部31と、このボア部31の下方に一体的に形成
されてメインボア31aに吸い出される燃料が一時的に
留まるフロート部32と、ボア部31の上方に一体的に
形成されて所定の収容室を画定する上側収容部33とに
より、その基本輪郭が形成されている。
【0024】これら2つのボア部31及び上側収容部3
3においては、それぞれのメインボア31aを上下方向
に横切るように、スロットルバルブとしてのフラットス
ライドバルブ34が往復動自在に配置されており、これ
らのフラットスライドバルブ34の上端には、図3に示
すように、リンク35を介して揺動アーム36の揺動端
がそれぞれ連結されている。
【0025】これらの揺動アーム36の揺動支点部36
aは、2つの上側収容部33の壁部にそれぞれ形成され
た軸受け部に対して回動自在に取り付けられた一つの回
動シャフト37に固着されており、この回動シャフト3
7は、両方の上側収容部33の外側壁を貫通して配置さ
れている。尚、上記フラットスライドバルブ34、リン
ク35、及び揺動アーム36は、従来の構成(図11参
照)と同一であるため、ここでの詳細な説明は省略す
る。
【0026】回動シャフト37の略中央部分、すなわ
ち、2つの上側収容部33の間でかつこれら上側収容部
33から露出した部分には、この回動シャフト37と同
軸にて自由に回動するように取り付けられた自由レバー
38が設けられており、この自由レバー38に隣接し
て、回動シャフト37と一体的に回動するように回動シ
ャフト37に固定された固定レバー39が設けられてい
る。
【0027】そして、この自由レバー38の一部には、
その回動する平面に対して略垂直な方向に折り返された
係合片38aが形成されており、この係合片38aが、
固定レバー39の突出片39aに対して係合及び離脱す
るようになっている。また、自由レバー38の一部に
は、その回動する平面に対して略垂直な方向に折り返さ
れた折返し片38cが形成されており、この折返し片3
8cが、ブラケット(不図示)を介して上側収容部33
の外壁に固定された検知手段としてのアイドルスイッチ
40に対して係合及び離脱し得るようになっている。
【0028】また、回動シャフト37には、第1捩りス
プリング41が遊挿されており、この第1捩りスプリン
グ41の一端が自由レバー38の一部に係止されかつ他
端が上側収容部33の外壁の一部に係止されて、自由レ
バー38が図4中反時計回りに回転して戻り、その折返
し片38cがアイドルスイッチ40に当接するように付
勢されている。尚、この第1捩りスプリング41は、回
動シャフト37に対して自由に回転可能な自由レバー3
8を、休止位置に戻すためのものであるため、その荷重
(付勢力)は操作性を考慮して比較的小さく設定されて
いる。
【0029】また、回動シャフト37には、復帰スプリ
ングとしての第2捩りスプリング42が遊挿されてお
り、この第2捩りスプリング42の一端が固定レバー3
9の一部に係止されかつ他端が上側収容部33の外壁の
一部に係止されて、固定レバー39が図4中反時計回り
に回転して戻る方向に付勢されている。
【0030】すなわち、この第2捩りスプリング42に
より、フラットスライドバルブ34は常時下向きに移動
してメインボア31aを閉じるように付勢されている。
そして、休止状態においては、固定レバー39に形成さ
れた突出片39aが上側収容部33の外壁に固定された
ストッパ33aに当接して、第2捩りスプリング42に
よるフラットスライドバルブ34の下方向への戻りが所
定の範囲に規制されるようになっている。
【0031】ここで、この復帰スプリングとしての第2
捩りスプリング42による付勢力は、減速時の吸入負圧
等により、フラットスライドバルブ34がその摺動案内
面に貼り付くことなく確実に戻るような比較的大きな荷
重(付勢力)に設定されており、これにより、従来通り
の動作の信頼性が確保されている。
【0032】上記自由レバー38の一部には、ケーブル
43の係止部38bが形成されており、この係止部38
bに対して、ブラケット44にそのケース43aが保持
されたケーブル43の一端が係止され、かつ、ケーブル
43の他端が図11に示すような操作レバー8の係止部
(不図示)に係止されている。尚、上述の構成におい
て、リンク35、揺動アーム36、回動シャフト37、
固定レバー39、自由レバー38、ケーブル43等は、
操作レバー8の動きをスロットルバルブであるフラット
スライドバルブ34に連動させる連動手段を構成するも
のである。
【0033】ところで、上記構成においては、フラット
スライドバルブ34がメインボア31aを閉塞した休止
状態から、操作レバー8(図11参照)が操作されて開
方向に移動させられると、ケーブ43を介して自由レバ
ー38が図4中時計回りに回転し始める。そして、その
係合片38aが固定レバー39の突出片39aに係合す
るのと略同時のタイミングで、折返し片38cがアイド
ルスイッチ40から離脱する。その後、さらに操作レバ
ー8を操作してケーブ43を引張り続けることにより、
係合片38aが突出片39aに係合した状態で固定レバ
ー39も同方向に回転し始めるようになっている。
【0034】一方、操作レバー8が逆向きに移動させら
れると、ケーブ43を介して自由レバー38が図4中反
時計回りに回転し始める。そして、所定角度回転した位
置にて固定レバー39の突出片39aがストッパ33a
に当接すると、固定レバー39及び回動シャフト37は
それ以上の回転が禁止される。その後、さらに続けて操
作レバー8が戻されると、自由レバー38のみが、第1
捩りスプリング41の付勢力によりそのまま回転して、
折返し片38cがアイドルスイッチ40に当接したとこ
ろで、その回転動作が停止するようになっている。すな
わち、上記検知手段としてのアイドルスイッチ40は、
自由レバー38及びケーブル43を介して、操作レバー
8の回動操作を検知するようになっている。
【0035】気化器30には、その左側端部において、
補助力発生手段の一部を構成する電磁アクチュエータと
してのトルクモータ50が一体的に配置されており、
又、その右側端部において、回動シャフト37の回転角
度を検出する回転角度検出手段としてのスロットルポジ
ションセンサ(TPS:あるいはポテンショメータとも
称す)60が一体的に配置されている。
【0036】このトルクモータ50は、図2及び図5に
示すように、磁路を形成する略T型のヨーク51と、ボ
ビン52に対して環状に巻回された励磁用のコイル53
と、コイル53への通電により磁極が形成される3つの
磁極部51a,51b,51cと、一部が切り欠かれて
空間部分(又は非磁性部分)54が形成されたロータ5
5と、このロータ55の外周の所定領域に亘って設けら
れたN極マグネット56及びS極マグネット57等を備
えている。
【0037】そして、これらの構成部品は、ケース59
に収容されて、このケース59が気化器30の上側収容
部33の外壁に対して、締結ねじ等により結合されてい
る。また、ロータ55は、回動シャフト37の左側端部
に直結され、この回動シャフト37と一体的に回動する
ようになっている。
【0038】このトルクモータ50は、コイル53への
非通電状態において、駆動トルクを発生せず、又、非接
触構造であることから、例え、トルクモータ50が不作
動の状態になっても、フラットスライドバルブ34の閉
動作を妨げることはない。したがって、フラットスライ
ドバルブ34は、従来通りに確実に閉動作を行なうこと
ができる。
【0039】上記の構成をなすトルクモータ50におい
て、所定のタイミングでコイル53が通電されると、生
起される磁束により、ロータ55が図2及び図5中の反
時計回りに回転する。このロータ55の回転力が、復帰
スプリングとしての第2捩りスプリング42の付勢力に
抗して回動シャフト37に伝達され、操作レバー8が開
方向に操作される際の操作力を補助する補助力となる。
【0040】一方、操作レバー8が逆向きに操作される
場合においても、コイル53への通電状態が継続する限
り、ロータ55の回転力は、第2リターンスプリング4
2の付勢力に拮抗する向きに作用するため、操作レバー
8を押さえつつ戻す際の操作力を補助する補助力とな
る。これにより、運転者等が操作レバー8に加える操作
力としては、この補助力(アシスト力)を差し引いた分
だけの小さな力で済むことになり、運転者等の手あるい
は指の疲労が軽減され、その結果操作性が向上すること
になる。また、補助力発生手段の一部を構成する電磁ア
クチュエータとしてトルクモータ50を用いることによ
り、応答性、耐久性、信頼性、制御精度等を確保しつ
つ、操作レバー8における操作力の低減を行なうことが
できる。
【0041】回転角度検出手段としてのスロットルポジ
ションセンサ(TPS)60は、回動シャフト37の右
側端部に直結され、この回動シャフト37の回転角度に
応じた電圧信号を出力するものであり、回動シャフト3
7の回転範囲(フラットスライドバルブ34が閉じた状
態から全開の状態となるまでに対応する回転範囲)にお
いて、例えば0V〜5Vの範囲の電圧を出力するように
なっている。
【0042】前述のアイドルスイッチ40の出力信号に
併せて、このスロットルポジションセンサ60の出力信
号を用いることで、上記トルクモータ50の駆動を、所
望のタイミングでより高精度に制御することができる。
例えば、フラットスライドバルブ34がメインボア31
aを閉じる領域で、戻りのために本来的に必要とされる
第2捩りスプリング42による付勢力を確保するべく、
高精度なタイミングでトルクモータ50の駆動を停止し
て補助力が加わらないようにすることができる。すなわ
ち、アイドルスイッチ40とスロットルポジションセン
サ60との2系統によるフェールセーフを確保すること
ができ、これにより、フラットスライドバルブ34の確
実な復帰動作が保証される。
【0043】上記のトルクモータ50、アイドルスイッ
チ40、及びスロットルポジションセンサ60は、補助
力発生手段の一部を構成する制御手段としてのエンジン
コントロールユニット(ECU:不図示)に接続されて
おり、このエンジンコントロールユニットに対してアイ
ドルスイッチ40及びスロットルポジションセンサ60
の出力信号が送られ、このエンジンコントロールユニッ
ト内のCPU(不図示)により種々の演算が行なわれ
て、トルクモータ50に対して、その駆動を制御する制
御信号が出力される。
【0044】次に、上記の実施形態に係るスロットルバ
ルブ駆動装置の動作について、図6を参照しつつ説明す
る。先ず、スノーモービル等に搭載されたエンジンが、
始動されアイドル運転状態から、加速走行状態に移行す
る場合には、操作レバー8がグリップ7に近づく方向に
押し付けられて、フラットスライドバルブ34がメイン
ボア31aを開き始める。この操作において、自由レバ
ー38が図4中時計回りに回転し、その折返し片38c
がアイドルスイッチ40から離脱すると同時にその係合
片38aが固定レバー39の突出片39aに係合する。
【0045】この時、アイドルスイッチ40が例えばO
Nとなり、このON信号に基づいてECUからトルクモ
ータ50に向けて駆動信号が発せられ、トルクモータ5
0による補助トルク(補助力)が回動シャフト37に加
わり始める。尚、この場合のトルクモータ50の駆動制
御は、図6に示すように、例えばコイル53への通電デ
ューティをコントロールすることにより行なわれる。
【0046】そして、さらに操作レバー8が移動させら
れて、自由レバー38及び固定レバー39が一体となっ
て回転すると、トルクモータ50による補助トルクは、
操作レバー8の移動に伴なって徐々に増加し、所定開度
に達したところ(通電デューティが100%になったと
ころ)で一定の値になる。
【0047】一方、減速走行に移行する場合には、操作
レバー8がグリップから遠ざかる方向に戻されて、フラ
ットスライドバルブ34がメインボア31aを閉じ始め
る。この操作において、自由レバー38及び固定レバー
39が図4中反時計回りに回転し、所定の回転角度に達
したところで、固定レバー39の突出片39aがストッ
パ33aに当接してその回転が規制される。そして、自
由レバー38が遊びの分だけさらに回転してその係合片
38aが突出片39aから離脱すると共にその折返し片
38cがアイドルスイッチ40に係合する。
【0048】この時、アイドルスイッチ40が例えばO
FFとなり、このOFF信号に基づいてECUからトル
クモータ50に向けて駆動を中止する信号が発せられ、
トルクモータ50による補助トルク(補助力)が発生し
なくなる。これにより、回動シャフト37に対しては、
復帰スプリングとしての第2捩りスプリング42の付勢
力のみが作用することになる。
【0049】上記操作レバー8の操作において、必要と
される操作トルク(アシスト時トルク)は、一点鎖線で
示されたトルクモータ50が作用しない場合の(オリジ
ナルトルクの)ヒステリシスに比べて、初期トルクが低
下することなく操作中のトルクが全域に亘って小さくな
った、実線で示されたような点P1→P2→P3→P4
→P5→P6を辿るヒステリシスとなる。
【0050】また、一般の加減速走行の状態において
は、図6中の実線で示すヒステリシスにおいて、例えば
点R1→R2→R3→R4を辿るような操作トルクが必
要とされ、運転中の全般を通して操作レバー8の操作に
要するトルクが低減される。すなわち、トルクモータ5
0による補助トルク(補助力)が付与されることで、操
作レバー8の操作に必要な力が小さくなり、操作性が向
上する。
【0051】また、フラットスライドバルブ34を閉じ
る位置に戻すトルク(付勢力)としては、復帰スプリン
グである第2捩りスプリング42のみが作用する際のト
ルク(点P6の値)が確保されるため、フラットスライ
ドバルブ34の復帰動作は確実に行なわれることにな
る。
【0052】さらに、急な減速によりアイドルスイッチ
40がOFFとなって、トルクモータ50の駆動が断た
れた場合、あるいは、突然トルクモータ50が作動しな
くなった場合等には、トルクモータ50によるトルクは
発生せず、又、非接触構造であるため、トルクモータ5
0が回動シャフト37の回転を妨げることはない。した
がって、操作レバー8の操作に必要とされるトルクは、
一点鎖線で示される(オリジナルトルクの)ヒステリシ
スに移行するため、従来の機能は十分確保されることに
なる。
【0053】図7及び図8は、本発明に係るスロットル
バルブ駆動装置の他の実施形態を示すものであり、図7
は平面図、図8は一部側面図である。この実施形態に係
るスロットルバルブ駆動装置70は、取り付けボス71
a等を備えた本体ケース71、この本体ケース71に形
成された軸受け部(不図示)に対して回動自在に配置さ
れた回動シャフト72、この回動シャフト72の一端部
に直結された前述同様のトルクモータ50、回動シャフ
ト72の他端側において、この回動シャフト72と同軸
にて自由に回動するように取り付けられた自由レバー7
3、この自由レバー73に隣接して、回動シャフト72
と一体的に回動するように回動シャフト72に固定され
た固定レバー74、及び前述同様のアイドルスイッチ4
0等を備えている。
【0054】この自由レバー73の一部には、その回動
する平面に対して略垂直な方向に折り返された係合片7
3aが形成されており、この係合片73aが、固定レバ
ー74の突出片74aに対して係合及び離脱するように
なっている。また、自由レバー73の一部には、その回
動する平面に対して略垂直な方向に折り返された折返し
片73cが形成されており、この折返し片73cが、ブ
ラケット(不図示)を介して本体ケース71の外壁に固
定された検知手段としてのアイドルスイッチ40に対し
て係合及び離脱し得るようになっている。
【0055】また、回動シャフト72には、第3捩りス
プリング75が遊挿されており、この第3捩りスプリン
グ75の一端が自由レバー73の一部に係止されかつ他
端が本体ケース71の外壁の一部に係止されて、自由レ
バー73が図8中反時計回りに回転して戻り、その折返
し片73cがアイドルスイッチ40に当接するように付
勢されている。尚、この第3捩りスプリング75は、回
動シャフト72に対して自由に回転可能な自由レバー7
3を、休止位置に戻すためのものであるため、その荷重
(付勢力)は操作性を考慮して比較的小さく設定されて
いる。
【0056】また、回動シャフト72には、第4捩りス
プリング76が遊挿されており、この第4捩りスプリン
グ76の一端が固定レバー74の一部に係止されかつ他
端が本体ケース71の外壁の一部に係止されて、固定レ
バー74が図8中反時計回りに回転して戻る方向に付勢
され、休止状態において、固定レバー74に形成された
突出片74aが本体ケース71の外壁に固定されたスト
ッパ71aに当接するようになっている。尚、この第4
捩りスプリング76は、回動シャフト72及び固定レバ
ー74を、休止位置に戻すためのものであるため、その
荷重(付勢力)は操作性を考慮して比較的小さく設定さ
れている。
【0057】上記自由レバー73の一部には、ケーブル
77の係止部73bが形成されており、この係止部73
bに対して、ブラケット78にそのケース77aが保持
されたケーブル77の一端が係止され、かつ、ケーブル
77の他端が図11に示すような操作レバー8の係止部
(不図示)に係止される。
【0058】一方、上記固定レバー74の一部には、ケ
ーブル79の係止部74bが形成されており、この係止
部74bに対して、ブラケット80にそのケース79a
が保持されたケーブル79の一端が係止され、かつ、ケ
ーブル79の他端が図14に示すような回動レバー17
の係止部17aに係止される。尚、上述の構成におい
て、回動シャフト72、固定レバー74、自由レバー7
3、ケーブル77,79等は、操作レバー8の動きをス
ロットルバルブであるフラットスライドバルブ13(図
12参照)に連動させる連動手段の一部を構成するもの
である。
【0059】ところで、上記構成においては、フラット
スライドバルブ34がメインボア31aを閉塞した休止
状態から、操作レバー8(図11参照)が操作されて開
方向に移動させられると、ケーブル77を介して自由レ
バー73が図8中時計回りに回転し始める。そして、そ
の係合片73aが固定レバー74の突出片74aに係合
するのと略同時のタイミングで、折返し片73cがアイ
ドルスイッチ40から離脱する。
【0060】その後、さらに操作レバー8を操作してケ
ーブル77を引張り続けることにより、係合片73aが
突出片74aに係合した状態で固定レバー74も同方向
に回転し始める。さらに、この固定レバー74の回転に
伴なって、ケーブル79を介して気化器11の回動レバ
ー17が図13中時計回りに回転し始めるようになって
いる。
【0061】一方、操作レバー8が逆向きに移動させら
れると、ケーブル77を介して自由レバー73が図8中
反時計回りに回転し始める。そして、所定角度回転した
位置にて固定レバー74の突出片74aがストッパ71
aに当接すると、固定レバー74及び回動シャフト72
はそれ以上の回転が禁止される。この固定レバー74の
反時計回りの回転に伴なって、ケーブル79を介して気
化器11の回動レバー17も図13中反時計回りに回転
して、ストッパ20に当接することでそれ以上の回転が
禁止される。
【0062】その後、さらに続けて操作レバー8が戻さ
れると、自由レバー73のみが、第3捩りスプリング4
1の付勢力により遊び分だけそのまま回転して、折返し
片73cがアイドルスイッチ40に当接したところで、
その回転動作が停止するようになっている。このアイド
ルスイッチ40は、前述の実施形態と同様に、自由レバ
ー73及びケーブル77を介して操作レバー8の回動操
作を検知するようになっている。
【0063】この実施形態に係るスロットルバルブ駆動
装置70は、気化器とは別体のモジュール体(モジュー
ル品)として構成されているため、図11ないし図14
に示すような従来の気化器に対して、操作レバー8から
スロットルバルブまでを連結して両者の動きを連動させ
る連動手段の途中に、駆動システムの一部として後付け
により組み込むことができる。また、気化器の周りにお
いてスペース上の制約がある場合は、気化器から離れた
位置にこのスロットルバルブ駆動装置70を配置するこ
とで、レイアウト上の自由度を高めることができる。
【0064】上記の実施形態においては、本発明のスロ
ットルバルブ駆動装置が適用される気化器として、略矩
形断面をなすフラットスライドバルブ34をスロットル
バルブとして備えるものを示したが、これに限定される
ものではなく、円筒状のスライドバルブあるいは円板状
のバタフライバルブをスロットルバルブとして備える気
化器においても同様に適用することができる。また、本
発明のスロットルバルブ駆動装置が適用される気化器と
して、2連の気化器30を示したが、これに限定さえる
ものではなく、単体のあるいは3個以上の多連気化器に
おいても同様に適用することができる。さらに、上記実
施形態においては、本発明のスロットルバルブ駆動装置
が適用されるスロットルバルブの保持体として気化器に
ついてのみ示したが、これに限定されるものではなく、
例えば、吸気制御装置の一部を構成するように、空気通
路の途中に配置されて空気の流量を調整するスロットル
バルブを備えたスロットルボデーにおいて、本発明のス
ロットルバルブ駆動装置を適用することも可能である。
【0065】上記の実施形態においては、補助力発生手
段の一部を構成する電磁アクチュエータとして、トルク
モータ50を示したが、これに限定されるものではな
く、例えば、直線的に往復動することにより直線的な推
進力あるいは引っ張り力を発生するものを採用し、その
発生した力を連動手段の一部(リンク機構の一部あるい
はケーブル等)に補助力として付与することも可能であ
る。
【0066】さらに、上記の実施形態においては、本発
明のスロットルバルブ駆動装置を、図11に示すような
操作レバー8を備えるスノーモービルに搭載される気化
器に対して適用した例を示したが、これに限定されるも
のではなく、図9に示すようにグリップ81の前方側に
操作レバー82を備えるレジャーボート80(Personal
Water Craft)、あるいは、図10に示すように、グ
リップ91に対して略直交する方向に突出する操作レバ
ー92を備える4輪オフロード車90(All Terrain
Vehicle)等に搭載される気化器に適用することも可能
である。また、上記のような揺動式の操作レバー8,8
2,92に限らず、グリップを回動させる形式の操作レ
バーにおいて、本発明のスロットルバルブ駆動装置を適
用することも勿論可能である。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るスロッ
トルバルブ駆動装置によれば、復帰スプリングによるス
ロットルバルブの復帰動作を確実に保証しつつ、補助力
発生手段により、操作レバーを操作する際に必要な操作
力を補助する補助力が付与されることで、運転者等の手
あるいは指の疲労を低減させ、操作性を向上させること
ができる。また、補助力発生手段の一部を構成する電磁
アクチュエータとしてトルクモータを採用することで、
応答性、信頼性、制御精度、耐久性等が向上するのは勿
論のこと、装置全体を小型化することができる。
【0068】また、操作レバーの回動操作を検知する検
知手段あるいは連動手段の一部をなす回動シャフトの回
転角度を検出する回転角度検出手段を採用することで、
これらから得られる情報を基にトルクモータ等の駆動を
高精度に制御することができる。さらに、スロットルバ
ルブを保持する保持体、例えば気化器あるいはスロット
ルボデー等とは別体のモジュール品として構成すること
で、消費者にこのモジュール品だけを提供して後付けを
可能にすることができ、又、気化器あるいはスロットル
ボデー等の保持体の周りにスペース上の制約がある場合
は、これら気化器あるいはスロットルボデー等から離れ
た位置に配置することができ、レイアウトの自由度を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスロットルバルブ駆動装置を備え
た気化器の正面図である。
【図2】本発明に係るスロットルバルブ駆動装置を備え
た気化器の側面図である。
【図3】本発明に係るスロットルバルブ駆動装置を備え
た気化器の一部平面図である。
【図4】本発明に係るスロットルバルブ駆動装置の一部
を示す側面図である。
【図5】本発明に係るスロットルバルブ駆動装置の一部
をなすトルクモータの構成を示すものであり、(a)は
正面図、(b)は平面図である。
【図6】本発明に係るスロットルバルブ駆動装置の作用
を説明するための図である。
【図7】本発明に係るスロットルバルブ駆動装置の他の
実施形態を示す平面図である。
【図8】図7に示す実施形態におけるスロットルバルブ
駆動装置の一部を示す側面図である。
【図9】他の操作レバーを示す一部斜視図である。
【図10】他の操作レバーを示す一部斜視図である。
【図11】従来のスロットルバルブ駆動装置及び気化器
を示す概略構成図である。
【図12】従来のスロットルバルブ駆動装置及び気化器
を示す断面図である。
【図13】図12に示すスロットルバルブ駆動装置及び
気化器の一部平面図である。
【図14】図12に示すスロットルバルブ駆動装置の一
部側面図である。
【符号の説明】 8 操作レバー 30 気化器(保持体) 31 ボア部 31a メインボア 33 上側収容部 34 フラットスライドバルブ(スロットルバルブ) 35 リンク 36 揺動アーム 37 回動シャフト(連動手段) 38 自由レバー 38a 係合片 38c 折返し片 39 固定レバー 39a 突出片 40 アイドルスイッチ(検知手段) 41 第1捩りスプリング 42 第2捩りスプリング(復帰スプリング) 43 ケーブル(連動手段) 50 トルクモータ(補助力発生手段) 60 スロットルポジションセンサ(回転角度検出手
段) 70 スロットルバルブ駆動装置(モジュール体) 71 本体ケース 72 回動シャフト(連動手段) 73 自由レバー 73a 係合片 73c 折返し片 74 固定レバー 74a 突出片 75 第3捩りスプリング 76 第4捩りスプリング 77 ケーブル(連動手段) 79 ケーブル(連動手段) 82 操作レバー 92 操作レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢 吹 正 一 神奈川県小田原市久野2480番地 株式会社 ミクニ小田原事業所内 Fターム(参考) 3G065 BA00 CA00 CA22 DA05 FA00 FA07 HA03 HA04 HA21 HA23 KA03 KA05 KA16 KA24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路を開閉するスロットルバルブ
    と、スロットルバルブの開閉を操作する操作レバーと、
    操作レバーの動きをスロットルバルブに連動させる連動
    手段と、スロットルバルブを閉方向に向けて復帰させる
    べく付勢する復帰スプリングとを備えて、スロットルバ
    ルブを開閉駆動するスロットルバルブ駆動装置であっ
    て、 前記操作レバーを操作する際に必要な操作力を補助する
    べく、前記復帰スプリングの付勢力に拮抗する向きの補
    助力を発生する補助力発生手段を有する、ことを特徴と
    するスロットルバルブ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記補助力発生手段は、電磁力により駆
    動力を発生する電磁アクチュエータと、前記電磁アクチ
    ュエータの駆動を制御する制御手段と、を有する、こと
    を特徴とする請求項1記載のスロットルバルブ駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記連動手段は、前記スロットルバルブ
    の開閉動作に連動するように回動自在に配置された回動
    シャフトを有し、 前記電磁アクチュエータは、前記回動シャフトに対し
    て、回転駆動力を伝達するように連結されている、こと
    を特徴とする請求項2記載のスロットルバルブ駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 前記連動手段は、前記回動シャフトと一
    体的に回動するように前記回動シャフトに固定された固
    定レバーと、前記回動シャフトと同軸にて自由に回動す
    るように配置されかつ所定の回転角度位置にて前記固定
    レバーと一体的に回動するように係合する係合片を有す
    る自由レバーと、前記自由レバーと前記操作レバーとを
    連動させるケーブルと、を有する、ことを特徴とする請
    求項3記載のスロットルバルブ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記電磁アクチュエータ及び前記回動シ
    ャフトは、前記スロットルバルブを保持する保持体に取
    り付けられている、ことを特徴とする請求項3又は4に
    記載のスロットルバルブ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記電磁アクチュエータ及び前記回動シ
    ャフトは、前記スロットルバルブを保持する保持体から
    分離して一体的に結合されたモジュール体からなる、こ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載のスロットルバル
    ブ駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記回動シャフトの回転角度を検出する
    回転角度検出手段を有する、ことを特徴とする請求項3
    ないし6いずれかに記載のスロットルバルブ駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記操作レバーの回動操作を検知する検
    知手段を有する、ことを特徴とする請求項2ないし7い
    ずれかに記載のスロットルバルブ駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記回転角度検出手段
    又は前記検知手段の出力信号に基づいて、前記電磁アク
    チュエータの駆動を制御する、ことを特徴とする請求項
    7又は8記載の気化器のスロットルバルブ駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記電磁アクチュエータは、励磁力に
    より回動されるロータを有するトルクモータである、こ
    とを特徴とする請求項2ないし9いずれかに記載のスロ
    ットルバルブ駆動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264126A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Honda Motor Co Ltd 船外機

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