JP2001173235A - 鉄筋用キャップ - Google Patents

鉄筋用キャップ

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JP2001173235A
JP2001173235A JP35523399A JP35523399A JP2001173235A JP 2001173235 A JP2001173235 A JP 2001173235A JP 35523399 A JP35523399 A JP 35523399A JP 35523399 A JP35523399 A JP 35523399A JP 2001173235 A JP2001173235 A JP 2001173235A
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rebar
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falling
tubular
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Kazuo Kitaura
和雄 北浦
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YUUSU KITAURA KK
Yuusu Kitaura KK
Original Assignee
YUUSU KITAURA KK
Yuusu Kitaura KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋の先端部上に人が落下したとき、鉄筋が
鉄筋用キャップを突き抜けて人に突き刺さってしまうこ
とがない鉄筋用キャップ提供する。 【解決手段】 金属からなる筒状部2の上部に金属から
なる落下体受け部3を設け、筒状部2に鉄筋5の先端部
が挿入されるようにする。または、1枚の金属板をプレ
ス加工することにより、一対の部分筒状部と、これらの
部分筒状部の上部においてこれらの部分筒状部間に跨る
落下体受け部とを一体的に形成し、前記部分筒状部間に
鉄筋の先端部が挿入されるようにする。筒状部2または
部分筒状部と落下体受け部3とが金属からなるので、強
度を大きくできるため、鉄筋5の先端部上に人が落下し
たとき、鉄筋5が鉄筋用キャップ1を突き抜けて人に突
き刺さってしまう虞をなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築または土木工
事現場等において鉄筋の先端上に人が落下したとき、鉄
筋が人に突き刺さる事故を防止する等の目的で、鉄筋の
先端部に取り付けられる鉄筋用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の鉄筋用キャップは、全体
をプラスチック成形品により構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のキャップに
おいては、全体がプラスチック成形品により構成されて
いたので、強度を大きくすることができず、鉄筋の先端
上に人が落下した場合、鉄筋用キャップが破壊し、鉄筋
が鉄筋用キャップを突き抜けて人に突き刺さってしまう
という重大事故が生じることがあるという問題があっ
た。
【0004】また、鉄筋用キャップと鉄筋との嵌合をき
つくすると、鉄筋に対する鉄筋用キャップの装着が困難
になる一方、鉄筋に対する装着を容易にするために鉄筋
用キャップと鉄筋との嵌合を緩くすると、装着後、意図
しない鉄筋からの脱落が生じやすくなるという問題もあ
った。
【0005】また、異なる径の鉄筋に対して種々の内径
の鉄筋用キャップを用意しなればならないという問題も
あった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、本発明の一つの目的は、鉄筋の先端部上に人
が落下したとき、鉄筋が鉄筋用キャップを突き抜けて人
に突き刺さってしまうことがない非常に安全な鉄筋用キ
ャップ提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、鉄筋に対する装着が
容易で、しかも一旦装着すると、鉄筋から脱落しにくい
鉄筋用キャップを提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、広範囲の径の鉄筋に
対して適応することができる鉄筋用キャップを提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、製造コストを安くす
ることができる鉄筋用キャップを提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、2本の鉄筋を接続す
る接続具としても使用することができる鉄筋用キャップ
を提供することにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、以下の説明か
ら明らかになろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】第一の本発明に係る鉄筋
用キャップは、金属からなり、鉄筋の先端部を挿入可能
な筒状部と、金属からなり、前記筒状部の上部に設けら
れた落下体受け部とを有してなるものである。
【0013】本発明の鉄筋用キャップにおいては、落下
体受け部および筒状部が金属からなるので、強度を大き
くできるため、鉄筋の先端部上に人が落下したとき、鉄
筋が鉄筋用キャップを突き抜けて人に突き刺さってしま
う虞をなくすことができ、非常に安全である。
【0014】また、筒状部の内側方向に突出する脱落防
止片を筒状部に設け、筒状部に鉄筋の先端部が挿入され
たとき、脱落防止片が鉄筋により外側方向に変形されな
がら前記鉄筋の周面に接触するようにするか、または筒
状部の周壁の一部を内側に隆起させて脱落防止凸部を形
成すれば、迅速かつ容易に鉄筋に取り付けることができ
て、しかも一旦装着すると、鉄筋から外れにくくなる。
【0015】また、前記脱落防止片を設ける場合は、脱
落防止片の変形が適正に行われる範囲において、小さい
径の鉄筋にも、大きな径の鉄筋にも対応できるので、広
範囲の径の鉄筋に対して適応することができる。
【0016】また、前記筒状部にその下端から上方に延
びる切り割りを設ければ、筒状部を弾性変形しやすくす
ることができるので、前記脱落防止片を設けなくても、
広範囲の径の鉄筋に対して適応することができる。
【0017】また、落下体受け部に鉄筋を通すことがで
きる穴を設けるとともに、筒状部の長さ方向中間部に、
鉄筋が該筒状部を突き抜けるのを阻止する鉄筋突き抜け
阻止部を設ければ、上方および下方の両方から前記鉄筋
突き抜け阻止部まで筒状部内に鉄筋を挿入することによ
り、2本の鉄筋を接続することができる。したがって、
2本の鉄筋を接続する接続具の機能をも果たさせること
ができる。
【0018】第二の本発明に係る鉄筋用キャップは、互
いに対向されており、大略のところ仮想される共通の1
つの筒の一部をなす一対の部分筒状部と、これらの部分
筒状部の上部においてこれらの部分筒状部間に跨って設
けられた落下体受け部とを有してなり、前記部分筒状部
および前記落下体受け部は1枚の金属板をプレス加工す
ることにより形成されており、前記部分筒状部間に鉄筋
の先端部を挿入された状態で該鉄筋に装着されるもので
ある。
【0019】また、この鉄筋用キャップは、部分筒状部
および落下体受け部を1枚の金属板をプレス加工するこ
とにより形成されているので、部分筒状部および落下体
受け部を結合する工程が必要でないため、製造コストを
低減することができる。
【0020】この鉄筋用キャップも、落下体受け部およ
び部分筒状部が金属からなるので、強度を大きくできる
ため、鉄筋の先端部上に人が落下したとき、鉄筋が鉄筋
用キャップを突き抜けて人に突き刺さってしまう虞をな
くすことができる。
【0021】また、この鉄筋用キャップの場合も、部分
筒状部の内側方向に突出する脱落防止片を設け、部分筒
状部に鉄筋の先端部が挿入されたとき、脱落防止片が鉄
筋により外側方向に変形されながら鉄筋の周面に接触す
るようにするか、または部分筒状部の周壁の一部を内側
に隆起させて脱落防止凸部を形成すれば、迅速かつ容易
に鉄筋に取り付けることができて、しかも一旦装着する
と、鉄筋から外れにくくなる。
【0022】前記脱落防止片を設ける場合は、脱落防止
片の変形が適正に行われる範囲において、小さい径の鉄
筋にも、大きな径の鉄筋にも対応できるので、広範囲の
径の鉄筋に対して適応することができる。
【0023】また、弾性変形により部分筒状部間の間隔
が変化するのを拘束しない構成とすれば、それによって
も広範囲の径の鉄筋に対して適応することができる。
【0024】また、落下体受け部に鉄筋を通すことがで
きる穴を設けるとともに、部分筒状部の長さ方向中間部
に、鉄筋が該筒状部間を突き抜けるのを阻止する鉄筋突
き抜け阻止部を設ければ、上方および下方の両方から前
記鉄筋突き抜け阻止部まで部分筒状部間に鉄筋を挿入す
ることにより、2本の鉄筋を接続することができる。し
たがって、2本の鉄筋を接続する接続具の機能をも果た
させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。
【0026】
【実施例】図1〜7は、本発明の第一実施例を示してい
る。この実施例において、鉄筋用キャップ1は、筒状部
2と、落下体受け部3と、脱落防止材4とを有してな
る。前記筒状部2は、鋼鉄等の金属からなり、円筒状を
なしている。前記落下体受け部3は、鋼板等の短冊状の
金属板をプレス加工により円弧状に湾曲してなり、溶接
により筒状部2の上端部に固定されており、筒状部2の
上端開口を塞いで鉄筋5が筒状部2を貫通できないよう
にするとともに、筒状部2より外側にまで張り出してい
る。前記脱落防止材4は、鋼鉄、ステンレス鋼、バネ鋼
等の適当な弾性を有する金属板材をプレス成形すること
により、基部6および複数の脱落防止片7を一体的に形
成してなる。前記基部6は、短い円筒状をなしており、
その周壁部の互いに180度をなす位置に、内方に突出
する嵌合凸部8を形成されている。そして、前記基部6
の内周側を筒状部2の下端部外周側に嵌合されることに
より、脱落防止材4が筒状部2に固定されている。ここ
で、前記嵌合凸部8が設けられているため、前述のよう
に基部6が筒状部2に嵌合されると、基部6の横断面が
円形から非円形に変形するので、基部6が筒状部2をき
つく締め付け、基部6が筒状部2に強固に固定される。
ただし、溶接等の他の手段により、脱落防止材4を筒状
部2に結合してもよい。
【0027】各脱落防止片7は、それぞれその基端側を
基部6に連続されており、基部6から筒状部2の内側か
つ落下体受け部3側へと大略斜め上方に延び、その先端
は鉄筋5が挿入されていない状態では自由端とされてい
る。また、鉄筋5が挿入されていない状態では、すべて
の脱落防止片7の先端に接する円を仮想すると、この仮
想円の径は鉄筋5の径より小さくされている。
【0028】この鉄筋用キャップ1は、図6および7の
ように、鉄筋5の先端部を脱落防止片7の先端間を通し
て筒状部2内に挿入して行くことにより、鉄筋5に装着
することができる。このようにして、鉄筋5の先端部に
鉄筋用キャップ1を装着した状態では、鉄筋5により脱
落防止片7が外側方向に押されて弾性曲げ変形し、脱落
防止片7の先端部が該脱落防止片7自体の弾性により鉄
筋5の周面に押圧された状態となる(なお、脱落防止片
7は弾性変形すると同時にある程度塑性変形してもよ
い)。
【0029】ここで、前述のように鉄筋5に装着すると
きは、脱落防止片7はその弾性により比較的小さな力で
も変形するので、鉄筋5に対する鉄筋用キャップ1の装
着は容易に行うことができる。その一方、鉄筋用キャッ
プ1に引き抜き方向に力が作用しても、脱落防止片7が
落下体受け部3側に傾斜されているため、脱落防止片7
の先端部14bがより一層強く鉄筋5の周面に当接され
ることになるので、前記引き抜き方向の力が相当大きく
ならない限り、鉄筋用キャップ1は抜けない(なお、仮
に、鉄筋5に装着する前は脱落防止片7が落下体受け部
3側に傾斜されていない構造となっていても、脱落防止
片7の先端間の径が雄ねじ部5bの径より小さく、鉄筋
用キャップ1を押し込んだ状態ではこれらの脱落防止片
7が落下体受け部3側に傾斜されるようになっていれ
ば、同様の作用効果が生じる)。したがって、この鉄筋
用キャップ1は、一旦鉄筋5に装着すると、鉄筋5から
非常に脱落しにくい。
【0030】また、この鉄筋用キャップ1は、脱落防止
片7の変形が適正に行われる範囲において、小さい径の
鉄筋5にも、大きな径の鉄筋5にも適正に装着できるの
で、広範囲の径の鉄筋5に対して適応することができ
る。
【0031】また、この鉄筋用キャップ1では、落下体
受け部3および筒状部2が金属からなっているので、強
度を大きくできるため、鉄筋5の先端部上に人が落下し
たとき、鉄筋5が鉄筋用キャップ1を突き抜けて人に突
き刺さってしまう虞をなくすことができる。
【0032】また、本実施例では、鉄筋5の先端部上に
人が落下したとき、人がぶつかることとなる落下体受け
部3が曲面状とされているので、人体に与える損傷を小
さくすることができる。
【0033】図8〜10は、本発明の第二実施例を示し
ている。この実施例においては、脱落防止材4は設けら
れておらず、代わりに、筒状部2の周壁の一部を内側に
切り起こしてなる脱落防止片9が設けられている。これ
らの脱落防止片9はその下端において筒状部2の他の部
分に連続しており、その上端および左右両端は筒状部2
の他の部分から切り離されている。また、これらの脱落
防止片9は、筒状部2の内側かつ落下体受け部3側へと
大略斜め上方に延び、その先端は鉄筋5が挿入されてい
ない状態では自由端とされている。他の構成は前記第一
実施例と同様である。
【0034】本実施例においては、脱落防止片9が前記
第一実施例における脱落防止片7と同様の機能を果た
し、前記第一実施例と同様の作用効果が得られる。ま
た、本実施例では、脱落防止材4を筒状部2と別途に用
意して筒状部2と結合する必要がないので、製造コスト
を低減することができる。
【0035】図11は、本発明の第三実施例を示してい
る。前記第一実施例および第二の実施例の鉄筋用キャッ
プ1は、一旦鉄筋5に装着すると、鉄筋5から非常に脱
落しにくい。しかし、コンクリートの打ち込み後等に意
図的に鉄筋5から取り外す場合には、その作業が困難に
なる場合もあり得る。本実施例は、意図しない鉄筋5か
らの脱落が生じにくく、なおかつ意図的に取り外す場合
は容易に鉄筋5から取り外すことができるものである。
【0036】本実施例においては、前記第一実施例の場
合と異なり、脱落防止片7は、その中間部が最も筒状部
2の中心側に突出し、その先端は筒状部2の内周面の方
に戻るように円弧状ないしは弓なり状に湾曲されてい
る。他の構成は、前記第一実施例と同様である。本実施
例においては、鉄筋5に装着されたとき、脱落防止片7
は鉄筋5により外側方向に変形されながらその中間部を
鉄筋5の周面に押圧される。
【0037】本実施例においては、前記第一実施例およ
び第二実施例の場合とは異なり、鉄筋用キャップ1に引
き抜き方向の力が作用されたとき、脱落防止片7の先端
部がより一層強く鉄筋5の周面に当接される作用は生じ
ないので、意図的に鉄筋5から取り外す場合にその作業
が容易になる。その一方、脱落防止片7自体の弾性によ
り、脱落防止片7の中間部が鉄筋5の周面に押圧される
ので、意図しない鉄筋5からの脱落を十分防止できる。
【0038】図12は、本発明の第四実施例を示してい
る。本実施例においては、前記図8〜10の第二実施例
の脱落防止片9の代わりに、筒状部2の周壁の一部を外
側から押して内側に隆起させてなる脱落防止凸部10を
設けられている。これらの脱落防止凸部10は、その全
周に渡って筒状部2の他の部分に連続している。また、
筒状部2には下端から該筒状部2の長さ方向に延びる2
以上の切り割り11が設けられている。
【0039】本実施例においても、意図的に鉄筋5から
取り外す場合にその作業が容易になる。その一方、筒状
部2の弾性により、脱落防止凸部10が鉄筋5の周面に
押圧されるので、意図しない鉄筋5からの脱落を十分防
止できる。本実施例において、切り割り11は筒状部2
の弾性変形を容易にする機能を果たすが、切り割り11
は必ずしも設けなくてもよい。
【0040】なお、本発明においては、脱落防止性能が
ある程度低くてもよい場合には、筒状部2に脱落防止凸
部10や脱落防止片7,9を設けない構成としてもよい
(この場合には、切り割り11を設け、筒状部2の弾性
変形を容易にすることが好ましい)。
【0041】図13〜18は、本発明の第五実施例を示
している。この実施例においても、鉄筋用キャップ1
は、筒状部2と、落下体受け部3と、脱落防止材4とを
有してなる。前記落下体受け部3は、鋼板等の金属板を
プレス加工により成形してなり、球面状かつ傘状をなす
球面状部3aと、この球面状部3aの中央部に設けられ
た、下方に陥没された陥没部3bとを一体的に有してお
り、陥没部3bの中心部には円形の穴14が開けられて
いる。
【0042】前記筒状部2は、鋼鉄等の金属からなり、
大略円筒状をなしている。この筒状部2には、図17に
示されるように、該筒状部2を軸方向に圧縮することに
より、軸方向中間部の周壁を全周に渡って径方向外側に
つば状に広がるように塑性変形してなる第一の塑性変形
部15が設けられている。さらに、前記筒状部2には、
該筒状部2を落下体受け部3の穴14に挿通して第一の
塑性変形部15を陥没部3bの底部に当接した状態で、
その上端部の周壁を全周に渡って径方向外側につば状に
広がるように塑性変形してなる第二の塑性変形部16が
形成されている。そして、前記第一の塑性変形部15と
第二の塑性変形部16とが陥没部3bを強く挟持するこ
とにより、筒状部2が落下体受け部3をかしめており、
これにより筒状部2は落下体受け部3に対し固定されて
いる。前記第二の塑性変形部16の上面側部分の内周に
形成される穴17の径は、筒状部2の他の部分の内径お
よびこの鉄筋用キャップ1が取り付けられる鉄筋5の径
より小さくされており、したがって、鉄筋5は筒状部2
を貫通できないようになっている。
【0043】なお、本実施例では、第二の塑性変形部1
6が筒状部2の上端部に形成されているが、第二の塑性
変形部16を筒状部2の上端部より下方に形成し、第二
の塑性変形部16より上側に第二の塑性変形部16より
外径が小さい筒状の部分が存在するようにしてもよい。
また、第一の塑性変形部15と第二の塑性変形部16と
を形成する順番を逆にしてもよいし、いずれの塑性変形
部15,16も設けない状態で筒状部2を穴14に挿通
した後、第一および第二の塑性変形部15,16を同時
に形成することにより、これらの塑性変形部15,16
で落下体受け部3をかしめてもよい。
【0044】前記脱落防止材4は、前記図1〜7の第一
実施例のそれと同様のものであり、前記第一実施例のそ
れと同様にして筒状部2に固定されている。
【0045】本実施例においても、前記第一実施例の場
合と同様にして、図18のように、鉄筋5の先端部を脱
落防止片7の先端間を通して筒状部2内に挿入すること
により、鉄筋5に容易かつ迅速に装着することができ、
前記第一実施例の場合と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0046】また、本実施例においては、落下体受け部
3のうちの人が落下してきたときに人体がぶつかること
となる部分が球面状とされているので、人体に与える損
傷を最小限とすることができる。
【0047】また、本実施例においては、プレス加工に
より第一および第二の塑性変形部15,16を形成して
筒状部2で落下体受け部3をかしめることにより、溶接
によらずに筒状部2と落下体受け部3とを結合できるの
で、製造コストを低減することができる。
【0048】図19〜26は、本発明の第六実施例を示
している。本実施例においては、鉄筋用キャップ1は、
一対の部分筒状部18と、落下体受け部3と、4つの補
強壁部19とを有しており、これらの部分筒状部18、
落下体受け部3および補強壁部19は、1枚の鋼板等の
金属板をプレス加工(さらに詳しく言うと絞り加工)す
ることにより、一体的に形成されている。前記一対の部
分筒状部18は、それぞれ横断面円弧状をなしていて、
互いに対向されており、大略のところ仮想される共通の
1つの円筒の一部をなしている。前記落下体受け部3の
中央部は部分筒状部18の上端間に跨っており、両外側
部分は部分筒状部18より外側に張り出されている。前
記補強壁部19は、それぞれ平面状かつ大略扇形をなし
ていて、各部分筒状部18の両側端と落下体受け部3と
の間に形成されている。
【0049】前記部分筒状部18の下端部には、前記第
一実施例のそれと同様の脱落防止材4が前記第一実施例
の場合と同様にして固定されている。
【0050】本実施例においても、図26のように、鉄
筋5の先端部を脱落防止片7の先端間を通して部分筒状
部18間に挿入することにより、鉄筋5に容易かつ迅速
に装着することができ、前記第一実施例の場合と同様の
作用効果を得ることができる。
【0051】また、部分筒状部18と落下体受け部3と
をプレス加工により一枚の金属板から一体的に形成でき
るので、製造コストを低減することができる。
【0052】また、本実施例では、部分筒状部18およ
び落下体受け部3に加えて補強壁部19がさらに一体的
に形成されているので、鉄筋用キャップ1の強度をより
一層大きくすることができる。
【0053】図27〜34は、本発明の第七実施例を示
している。この実施例においては、前記図19〜26の
第六実施例における脱落防止材4は設けられておらず、
代わりに前記図8〜10の第二実施例の場合と同様に、
部分筒状部18の周壁の一部を内側に切り起こしてなる
脱落防止片9が設けられている。他の構成は前記図19
〜26の第六実施例と同様である。本実施例において
は、脱落防止片9が前記第六実施例における脱落防止片
7と同様の機能を果たし、前記第六実施例と同様の作用
効果が得られる。
【0054】また、本実施例では、脱落防止材4を部分
筒状部18、落下体受け部3および補強壁部19と別途
に用意して部分筒状部18と結合する必要がないので、
製造コストを低減することができる。
【0055】さらに、本実施例では、部分筒状部18に
脱落防止材4が結合されていないので、部分筒状部1
8、落下体受け部3および補強壁部19の弾性により各
部分筒状部18間の間隔が弾性的に変化するため、より
広範囲の径の鉄筋5に対して適応することができる。
【0056】図35は本発明の第八実施例を示してい
る。本実施例においては、前記図11の第三実施例の場
合と同様に、脱落防止片7は、その中間部が最も部分筒
状部18の中心側に突出し、その先端は部分筒状部18
の内周面の方に戻るように円弧状ないしは弓なりに湾曲
されている。他の構成は、前記図19〜26の第六実施
例と同様である。本実施例においては、鉄筋5に装着さ
れたとき、脱落防止片7は鉄筋5により外側方向に変形
されながらその中間部を鉄筋5の周面に押圧される。
【0057】本実施例においては、前記図11の第三実
施例と同様に、意図的に鉄筋5から取り外す場合にその
作業が容易になるとともに、意図しない鉄筋5からの脱
落を十分防止できる。
【0058】図36は本発明の第九実施例を示してい
る。本実施例においては、脱落防止材4は設けられてお
らず、前記図12の第四実施例の場合と同様に、各部分
筒状部18の周壁の一部を外側から押して内側に隆起さ
せてなる脱落防止凸部10を設けられている。これらの
脱落防止凸部10は、その全周に渡って部分筒状部18
の他の部分に連続している。他の構成は、前記図19〜
26の第六実施例と同様である。
【0059】本実施例においても、意図的に鉄筋5から
取り外す場合にその作業が容易になる。また、部分筒状
部18、落下体受け部3および補強壁部19の弾性によ
り、脱落防止凸部10が鉄筋5の周面に押圧できるの
で、意図しない鉄筋5からの脱落を十分防止できる。
【0060】また、本実施例では、脱落防止材4を部分
筒状部18、落下体受け部3および補強壁部19と別途
に用意して部分筒状部18に結合する必要がないので、
製造コストを低減することができる。
【0061】さらに、本実施例では、部分筒状部18に
脱落防止材4が結合されていないので、部分筒状部18
および落下体受け部3を構成する金属の弾性により各部
分筒状部18間の間隔が弾性的に変化するようにするこ
とができるので、より広範囲の径の鉄筋5に対して適応
することができる。
【0062】なお、本発明においては、前記第六実施例
から第九実施例の場合のように一対の部分筒状部18と
落下体受け部3とを一体的に形成する場合においても、
脱落防止性能がある程度低くてもよい場合には、部分筒
状部18に脱落防止凸部10や脱落防止片7,9を設け
ない構成としてもよい図37は本発明の第十実施例を示
している。本実施例においては、落下体受け部3には鉄
筋5を通すことができる穴22が設けられている。筒状
部2の長さ方向中間部には、鉄筋5が該筒状部2を突き
抜けるのを阻止する鉄筋突き抜け阻止部21が設けられ
ており、これらの鉄筋突き抜け阻止部21は筒状部2の
周壁の一部を外側から押して内側に突出させることによ
り形成されている。他の構成は、前記図1〜7の第一実
施例と同様である。なお、鉄筋突き抜け阻止部21は前
記図1〜7の第一実施例における嵌合凸部8と同様の点
状のものでもよいし、リブ状に長く延びるものでもよい
し、筒状部の全周を巡る環状のものであってもよい。ま
た、筒状部2とは別の部材により、鉄筋5が筒状部2を
突き抜けるのを阻止する鉄筋突き抜け阻止部21を構成
してもよい。
【0063】本実施例では、上方および下方の両方から
鉄筋突き抜け阻止部21まで筒状部2内に鉄筋5を挿入
することにより、2本の鉄筋5を上下に直列に接続する
ことができる。したがって、鉄筋用キャップ1に、2本
の鉄筋5を接続する接続具の機能をも果たさせることが
できる。また、勿論、上方から鉄筋5を挿入しない場合
は、下方から挿入されている鉄筋5の先端上に人が落下
したとき、鉄筋が人に突き刺さる事故を防止できる。
【0064】図38は本発明の第十一実施例を示してい
る。本実施例においても、落下体受け部3には鉄筋5を
通すことができる穴22が設けられている。部分筒状部
18の長さ方向中間部には、鉄筋5が該部分筒状部間1
8を突き抜けるのを阻止する鉄筋突き抜け阻止部21が
設けられており、これらの鉄筋突き抜け阻止部21は筒
状部2の周壁の一部を外側から押して内側に突出させる
ことにより形成されている。他の構成は、前記図19〜
26の第六実施例と同様である。なお、本実施例では、
鉄筋突き抜け阻止部21は部分筒状部18の円周方向に
延びるリブ状のものとされているが、前記図1〜7の第
一実施例における嵌合凸部8と同様の点状のものとして
もよいし、部分筒状部18とは別の部材により、鉄筋5
が筒状部2を突き抜けるのを阻止する鉄筋突き抜け阻止
部21を構成してもよい。
【0065】本実施例においても、上方および下方の両
方から鉄筋突き抜け阻止部21まで部分筒状部18間に
鉄筋5を挿入することにより、2本の鉄筋5を上下に直
列に接続することができる。したがって、鉄筋用キャッ
プ1に、2本の鉄筋5を接続する接続具の機能をも果た
させることができる。また、勿論、上方から鉄筋5を挿
入しない場合は、下方から挿入されている鉄筋5の先端
上に人が落下したとき、鉄筋が人に突き刺さる事故を防
止できる。
【0066】図39は本発明の第十二実施例を示してい
る。本実施例においては、筒状部2と落下体受け部3と
をかしめにより結合するために設けられている穴14が
鉄筋5を通すための穴の機能を果たす。筒状部2の第二
の塑性変形部16の上面側部分の内周に形成される穴1
7の径は、鉄筋5の径より大きくされ、上方から鉄筋5
を穴17を通して筒状部2内に挿入することができるよ
うになっている。筒状部2の長さ方向中間部には、鉄筋
5が該筒状部2を突き抜けるのを阻止する鉄筋突き抜け
阻止部21が設けられており、これらの鉄筋突き抜け阻
止部21は筒状部2の周壁の一部を外側から押して内側
に突出させることにより形成されている。
【0067】脱落防止片7は、その中間部が最も筒状部
2の中心側に突出し、その先端は筒状部2の内周面の方
に戻るように円弧状ないしは弓なり状に湾曲されてい
る。他の構成は、前記図13〜18の第五実施例と同様
である。
【0068】本実施例においても、上方および下方の両
方から鉄筋突き抜け阻止部21まで筒状部2内に鉄筋5
を挿入することにより、2本の鉄筋5を上下に直列に接
続することができる。したがって、鉄筋用キャップ1
に、2本の鉄筋5を接続する接続具の機能をも果たさせ
ることができる。また、勿論、上方から鉄筋5を挿入し
ない場合は、下方から挿入されている鉄筋5の先端上に
人が落下したとき、鉄筋が人に突き刺さる事故を防止で
きる。
【0069】また、脱落防止片7が、その中間部が最も
筒状部2の中心側に突出し、その先端は筒状部2の内周
面の方に戻るように円弧状ないしは弓なり状に湾曲され
ているので、意図的に鉄筋5から取り外す場合にその作
業が容易になる。その一方、脱落防止片7自体の弾性に
より、脱落防止片7の中間部が鉄筋5の周面に押圧され
るので、意図しない鉄筋5からの脱落を十分防止でき
る。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明は、(イ)鉄筋の先
端部上に人が落下したとき、鉄筋が鉄筋用キャップを突
き抜けて人に突き刺さってしまうことがなく、安全であ
る、(ロ)一旦装着すると、鉄筋から脱落しにくい、
(ハ)広範囲の径の鉄筋に対して適応することができ
る、(ニ)製造コストを安くすることができる、(ホ)
鉄筋を通すための穴を落下体受け部に設けるとともに、
筒状部または部分筒状部に鉄筋突き抜け阻止部を設ける
ことにより、2本の鉄筋を接続する接続具の機能をも果
たさせることができる、等の優れた効果を得られるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鉄筋用キャップの第一実施例を示
す正面図である。
【図2】前記第一実施例を示す平面図である。
【図3】前記第一実施例を示す側面図である。
【図4】前記第一実施例を示す底面図である。
【図5】図2のV−V線における断面図である。
【図6】前記第一実施例の鉄筋用キャップを鉄筋に装着
する過程を示す断面図である。
【図7】前記第一実施例の鉄筋用キャップを鉄筋に装着
した状態を示す断面図である。
【図8】本発明による鉄筋用キャップの第二実施例を示
す側面図である。
【図9】図8のIX−IX線における断面図である。
【図10】前記第二実施例の鉄筋用キャップを鉄筋に装
着した状態を示す断面図である。
【図11】本発明の第三実施例の鉄筋用キャップを鉄筋
に装着した状態を示す断面図である。
【図12】本発明の第四実施例の鉄筋用キャップを鉄筋
に装着した状態を示す断面図である。
【図13】本発明による鉄筋用キャップの第五実施例を
示す正面図である。
【図14】前記第五実施例を示す平面図である。
【図15】前記第五実施例を示す側面図である。
【図16】前記第五実施例を示す底面図である。
【図17】図14のXVII−XVII線における断面
図である。
【図18】前記第五実施例の鉄筋用キャップを鉄筋に装
着した状態を示す断面図である。
【図19】本発明による鉄筋用キャップの第六実施例を
示す斜視図である。
【図20】前記第六実施例を示す正面図である。
【図21】前記第六実施例を示す平面図である。
【図22】前記第六実施例を示す側面図である。
【図23】前記第六実施例を示す底面図である。
【図24】図20のXXIV−XXIV線における断面
図である。
【図25】図21のXXV−XXV線における断面図で
ある。
【図26】前記第六実施例の鉄筋用キャップを鉄筋に装
着した状態を示す断面図である。
【図27】本発明による鉄筋用キャップの第七実施例を
示す斜視図である。
【図28】前記第七実施例を示す正面図である。
【図29】前記第七実施例を示す平面図である。
【図30】前記第七実施例を示す側面図である。
【図31】前記第七実施例を示す底面図である。
【図32】図28のXXXII−XXXII線における
断面図である。
【図33】図29のXXXIII−XXXIII線にお
ける断面図である。
【図34】前記第七実施例の鉄筋用キャップを鉄筋に装
着した状態を示す断面図である。
【図35】本発明の第八実施例の鉄筋用キャップを鉄筋
に装着した状態を示す断面図である。
【図36】本発明の第九実施例の鉄筋用キャップを鉄筋
に装着した状態を示す断面図である。
【図37】本発明の第十実施例の鉄筋用キャップで二本
の鉄筋を接続した状態を示す断面図である。
【図38】本発明の第十一実施例の鉄筋用キャップで二
本の鉄筋を接続した状態を示す断面図である。
【図39】本発明の第十二実施例の鉄筋用キャップで二
本の鉄筋を接続した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鉄筋用キャップ 2 筒状部 3 落下体受け部 3a 球面状部 3b 陥没部 5 鉄筋 7 脱落防止片 9 脱落防止片 10 脱落防止凸部 14 穴 15 第一の塑性変形部 16 第二の塑性変形部 17 穴 18 部分筒状部 21 鉄筋突き抜け阻止部 22 鉄筋を通すことができる穴

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属からなり、鉄筋の先端部を挿入可能
    な筒状部と、金属からなり、前記筒状部の上部に設けら
    れた落下体受け部とを有してなる鉄筋用キャップ。
  2. 【請求項2】 筒状部に設けられた脱落防止片を有し、
    前記脱落防止片は、前記筒状部の内側方向に突出してお
    り、前記筒状部に鉄筋の先端部が挿入されたとき、前記
    鉄筋により外側方向に変形されながら前記鉄筋の周面に
    接触する請求項1記載の鉄筋用キャップ。
  3. 【請求項3】 脱落防止片は前記筒状部の周壁の一部を
    切り起こしてなる請求項2記載の鉄筋用キャップ。
  4. 【請求項4】 筒状部の周壁の一部を内側に隆起させて
    なる脱落防止凸部を有する請求項1記載の鉄筋用キャッ
    プ。
  5. 【請求項5】 落下体受け部と筒状部とは別部材とされ
    ていて、前記落下体受け部は穴を設けられている一方、
    前記筒状部は前記穴に挿通されるとともに、それぞれ該
    筒状部の周壁を全周に渡って外側につば状に広がるよう
    に塑性変形させてなる第一および第二の塑性変形部を設
    けられており、これらの第一および第二の塑性変形部が
    前記落下体受け部を挾み付けていることにより前記落下
    体受け部が前記筒状部に取り付けられている請求項1,
    2,3または4記載の鉄筋用キャップ。
  6. 【請求項6】 落下体受け部は大略球面状をなす球面状
    部と、この球面状部の中央部に設けられた陥没部とを有
    し、穴は前記陥没部の中心部に設けられており、第一お
    よび第二の塑性変形部は前記陥没部を挾み付けている請
    求項5記載の鉄筋用キャップ。
  7. 【請求項7】 落下体受け部に鉄筋を通すことができる
    穴が設けられているとともに、筒状部の長さ方向中間部
    に、鉄筋が該筒状部を突き抜けるのを阻止する鉄筋突き
    抜け阻止部が設けられており、上方および下方の両方か
    ら前記鉄筋突き抜け阻止部まで前記筒状部内に鉄筋を挿
    入できるようになっている請求項1,2,3,4,5ま
    たは6記載の鉄筋用キャップ。
  8. 【請求項8】 鉄筋突き抜け阻止部は、筒状部の周壁の
    一部を内側に突出させてなる請求項7記載の鉄筋用キャ
    ップ。
  9. 【請求項9】 互いに対向されており、大略のところ仮
    想される共通の1つの筒の一部をなす一対の部分筒状部
    と、これらの部分筒状部の上部においてこれらの部分筒
    状部間に跨って設けられた落下体受け部とを有してな
    り、前記部分筒状部および前記落下体受け部は1枚の金
    属板をプレス加工することにより形成されており、前記
    部分筒状部間に鉄筋の先端部を挿入された状態で該鉄筋
    に装着されることを特徴とする鉄筋用キャップ。
  10. 【請求項10】 部分筒状部および落下体受け部は1枚
    の金属板を絞り加工することにより形成されている請求
    項9記載の鉄筋用キャップ。
  11. 【請求項11】 部分筒状部に設けられた脱落防止片を
    有し、前記脱落防止片は、前記部分筒状部の内側方向に
    突出しており、前記部分筒状部間に鉄筋の先端部を挿入
    されたとき、前記鉄筋により外側方向に変形されながら
    前記鉄筋の周面に接触する請求項9または10記載の鉄
    筋用キャップ。
  12. 【請求項12】 脱落防止片は前記部分筒状部の周壁の
    一部を切り起こしてなる請求項11記載の鉄筋用キャッ
    プ。
  13. 【請求項13】 部分筒状部の周壁の一部を内側に隆起
    させてなる脱落防止凸部を有する請求項9または10記
    載の鉄筋用キャップ。
  14. 【請求項14】 落下体受け部に鉄筋を通すことができ
    る穴が設けられているとともに、部分筒状部の長さ方向
    中間部に、鉄筋が該部分筒状部間を突き抜けるのを阻止
    する鉄筋突き抜け阻止部が設けられており、上方および
    下方の両方から前記鉄筋突き抜け阻止部まで前記部分筒
    状部間に鉄筋を挿入できるようになっている請求項9,
    10,11,12または13記載の鉄筋用キャップ。
  15. 【請求項15】 鉄筋突き抜け阻止部は、部分筒状部の
    周壁の一部を内側に突出させてなる請求項14記載の鉄
    筋用キャップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101825590B1 (ko) * 2016-03-02 2018-02-05 주식회사 대산시빌테크날러지 철근의 벤딩 방지용 철근 헤드
KR102570239B1 (ko) * 2023-04-20 2023-08-25 홍종규 정착 인장력 강화 구조의 논 스레드 터미네이터를 이용한 피씨기둥 시공방법

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