JP2001172148A - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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JP2001172148A
JP2001172148A JP36289199A JP36289199A JP2001172148A JP 2001172148 A JP2001172148 A JP 2001172148A JP 36289199 A JP36289199 A JP 36289199A JP 36289199 A JP36289199 A JP 36289199A JP 2001172148 A JP2001172148 A JP 2001172148A
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ethanol
water
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oral composition
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JP36289199A
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Yoshiari Oowaku
善有 大和久
Sei Shimada
聖 嶋田
Manabu Kamiya
学 上谷
Kazuhiro Ueno
一浩 上野
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Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 磁化処理した水とエタノールとを含有す
ることを特徴とする口腔用組成物。 【効果】 本発明によれば、エタノールを含有する口腔
用組成物において、エタノールの刺激臭を改善し、使用
感に優れた口腔用組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は口腔用組成物に関
し、より詳しくは、エタノールを含有する洗口液、口中
清涼化剤、液体歯磨剤、マウススプレー等の口腔用組成
物において、エタノールの刺激臭を改善した口腔用組成
物に関する。
【0002】 〔発明の詳細な説明〕
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】う蝕又
は歯周病の原因であるプラークを除去するため、従来よ
り歯磨剤によるブラッシング又は洗口液による洗口が行
われてきた。
【0003】一般に、洗口液は水、湿潤剤、界面活性
剤、薬用成分、香料、呈味剤、pH調整剤などを成分と
する水様の液体組成物であり、更に、溶剤として、エタ
ノール等が配合されている。
【0004】しかしながら、エタノールは、独特の刺激
臭などを有するため、その刺激臭を改善する手段が要望
されていた。
【0005】ここで、皮膚用化粧品については、例えば
特開昭54−147936号公報には、加温した水相中
又はアルコール相中にアルコール又は加温水をノズルよ
り噴霧して熟成させることによって、皮膚、粘膜への刺
激や臭いを緩和することが提案されているが、この手段
は、上記のような口腔用組成物のアルコール刺激臭を充
分改善することはできず、口腔用組成物においては、未
だ上記要望に応える技術が開発されていないのが現状で
ある。
【0006】本発明は、上記要望に応えるためになされ
たもので、口腔用組成物のエタノールによる刺激臭を抑
制し、使用感に優れた口腔用組成物を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、エタノールを含有する口腔用組成物に通常の水に代
えて、磁化処理した水を配合することにより、エタノー
ルの刺激臭が抑制され、使用感に優れた口腔用組成物が
得られることを知見した。
【0008】即ち、本発明は、磁化処理した水及びエタ
ノールを含有することを特徴とする口腔用組成物を提供
する。
【0009】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明の口腔用組成物は、磁化処理した水及びエタノール
を含有するものである。ここで、磁化処理した水(以
下、磁化水と言う)とは、水の分子の塊を磁力によって
分裂させた水であり、密度、表面張力、粘度、誘電率、
電気伝導度等の物性が未処理の水と相違する。具体的に
は、例えば永久磁石を対向して配置した水槽の中に、水
をはって一定時間保持したり、水槽から水を送り出し、
再び水槽に戻す循環水路を設け、この循環水路の途中に
設置したマグネット装置を流通させるなどの処理によっ
て得ることができる。
【0010】本発明の口腔用組成物における上記磁化水
の配合量は、特に制限されるものではなく、通常組成物
全体に対して45〜95%(質量%、以下同様)、好ま
しくは55〜90%とすると好適である。磁化水の配合
量が少なすぎると、エタノールの刺激臭を改善すること
ができなくなる場合があり、多すぎると、口腔用組成物
の性能発現に必要な有効成分を配合できなくなる場合が
ある。
【0011】なお、本発明の口腔用組成物は、組成中の
配合水を全て上記磁化水とすることもできるが、未処理
の通常の水を併用することもでき、この場合、磁化水:
未処理水(質量比)=100:0〜55:45、特に1
00:0〜70:30とすることが望ましい。
【0012】本発明の口腔用組成物におけるエタノール
の配合量は、特に制限されるものではなく、通常組成物
全体に対して3%以上、好ましくは3〜25%とすると
好適である。また、上記磁化水に対する配合割合は、磁
化水:エタノール(質量比)=99:1〜70:30、
特に95:5〜80:20とすると好適である。エタノ
ールの配合量が少なすぎると、清涼感が得られなかった
り、後述する薬用成分などの均一溶解が不完全となる場
合がある。なお、エタノールの配合量が多すぎると、エ
タノールの刺激臭を改善できなくなる場合がある。
【0013】本発明の口腔用組成物は、更に、界面活性
剤を配合すると、後述する薬用成分、香料等の可溶化が
容易となるので、より好適であり、上記界面活性剤とし
ては、その種類が特に制限されるものではなく、通常口
腔用途に使用されているものを使用することができ、こ
のような界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナト
リウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザ
ルコシネート、ラウロイルメチルタウリン等のアニオン
性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−
カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニ
ウムベタイン等の両性界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸モノグリセリン、ラウリン酸デカグリ
セリル、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレングリコール等の非イオン界面活性剤等を挙げ
ることができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜
組み合わせて使用することができる。本発明の場合、こ
れらの中でも特にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール等が
より好適である。
【0014】本発明の口腔用組成物における上記界面活
性剤の配合量は、特に制限されるものではなく、通常組
成物全体に対して0.05〜3%、好ましくは0.2〜
2%とすると好適である。また、上記エタノールに対す
る配合割合は、エタノール:界面活性剤(質量比)=9
5:5〜60:40、特に93:7〜70:30とする
と好適である。界面活性剤の配合量が少なすぎると、薬
用成分や香料の可溶化が困難となる場合があり、多すぎ
ると、使用感が悪くなる場合がある。
【0015】本発明の口腔用組成物は、その用途が特に
制限されるものではなく、例えば洗口液、口中清涼化
剤、液体歯磨剤、マウススプレー等として使用すること
ができ、また、その剤型も液状、ゲル状、スプレー状等
の各種剤型の口腔用組成物の形態に調製し得る。
【0016】本発明の口腔用組成物は、本発明の効果を
妨げない限り、上記成分以外にその用途、剤型に合わせ
て通常口腔用組成物に配合される成分を配合することが
でき、具体的には、湿潤剤としてグリセリン、ソルビッ
ト、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、キシリトール、マルチトー
ル、ラクチトール等(通常配合量2〜50%)、分散剤
としてアルギン酸ナトリウム、カラギーナン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体、ト
ラガントガム、カラヤガム、アラビアガム、キサンタン
ガム、ジェランガムなどのガム類、ポリアクリル酸ナト
リウム、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリ
マー、ポリビニルピロリドン等の合成水溶性高分子化合
物及びシリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビーガ
ム、ラポナイトなどの無機分散剤(通常配合量0.00
5〜1%)、有効成分としてフッ化ナトリウム、モノフ
ルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一錫等のフッ素化合
物、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、プロテアーゼ、リ
ゾチーム等の酵素、トラネキサム酸、ε−アミノカプロ
ン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、ジ
ヒドロコレスタノール、グリチルリチン酸類、ビサボロ
ール、イソプロピルメチルフェノール、グリセロフォス
フェート、クロロフィル、グルコン酸銅、塩化ナトリウ
ム、水溶性無機リン酸化合物、クロルヘキシジン塩類、
トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザル
コニウム、塩化ベンゼトニウム、チョウジ、ローズマリ
ー、タイム、オウゴン等の植物抽出物等、香味剤として
サッカリンナトリウム、ステビオサイド、グリチルリチ
ン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル、メ
ントール、アネトール、カルボン、オイゲノール、リモ
ネン、ペパーミント、スペアミント、ウインターグリー
ン等、着色剤として赤色3号、赤色105号、赤色10
6号、黄色4号、青色1号、青色2号、緑色3号等が例
示される。
【0017】更に、洗口時の清掃助剤として、沈降性シ
リカ、ジルコノシリケート、アルミノシリケート、リン
酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
酸化アルミニウム等の研磨剤等を配合することもできる
(通常配合量2〜30%)。
【0018】本発明の口腔用組成物は、その製造方法が
特に制限されるものではなく、上記必須成分及び任意成
分、必要に応じて上記その他の成分などを適宜配合し
て、各剤型の常法に準じて製造することができる。
【0019】本発明の口腔用組成物は、その使用方法が
特に制限されるものではなく、各用途における常用量を
常法により使用することにより、エタノールの刺激臭を
感じることなく、その使用目的を達成することができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、エタノールを含有する
口腔用組成物において、エタノールの刺激臭を改善し、
使用感に優れた口腔用組成物が得られる。
【0021】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に制限さ
れるものではない。
【0022】[実施例及び比較例]下記組成に従って、
実施例及び比較例の洗口液(口腔用組成物)を常法によ
り調製した。得られた実施例及び比較例の洗口液につい
て、下記官能評価を行った。
【0023】実施例の洗口液の組成 成分 配合量(質量部) キシリット 5 グリセリン 1.6 クエン酸 0.3 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.7 (日光ケミカルズ(株)製 ニッコールHCO−60M) 香料 0.1 安息香酸ナトリウム 0.2 メチルパラベン 0.1 エタノール 9 磁化水* 83
【0024】*:内径10mm、長さ15cmのポリプ
ロピレンチューブを1.25テスラの磁力線を発生する
装置内にセットし、流速70リットル/分で精製水を通
して磁化水を調製した。
【0025】比較例の洗口液の組成 成分 配合量(質量部) キシリット 5 グリセリン 1.6 クエン酸 0.3 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.7 (日光ケミカルズ(株)製 ニッコールHCO−60M) 香料 0.1 安息香酸ナトリウム 0.2 メチルパラベン 0.1 エタノール 9 精製水(未処理水) 83
【0026】<洗口液の官能評価>18名のパネラーが
実施例及び比較例の各洗口液10mlを含み、20秒間
洗口後、吐き出し、実施例及び比較例の洗口液をアルコ
ール刺激臭の点から比較し、どちらが刺激臭が少ないか
判断したところ、以下のような評価結果となった。
【0027】 <評価結果> 磁化水を配合した実施例の洗口液が刺激臭が少ないと感じた人 15名/18人 未処理水を配合した比較例の洗口液が刺激臭が少ないと感じた人 1名/18人 実施例の洗口液と比較例の洗口液とに差がないと感じた人 2名/18人
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上谷 学 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 上野 一浩 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AB051 AB052 AB501 AC101 AC102 AC122 AC132 AC302 AC312 AC432 AC482 CC41 DD23 EE06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁化処理した水及びエタノールを含有す
    ることを特徴とする口腔用組成物。
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