JP2001171020A - 包装容器の製造方法およびその容器 - Google Patents

包装容器の製造方法およびその容器

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JP2001171020A
JP2001171020A JP36357199A JP36357199A JP2001171020A JP 2001171020 A JP2001171020 A JP 2001171020A JP 36357199 A JP36357199 A JP 36357199A JP 36357199 A JP36357199 A JP 36357199A JP 2001171020 A JP2001171020 A JP 2001171020A
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JP
Japan
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spout
packaging container
top wall
container
wall
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JP36357199A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Konno
秀俊 近野
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Nihon Tetra Pak KK
Original Assignee
Nihon Tetra Pak KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】注出口部の口当りをよくすることができる注出
口ガイドの製造方法。 【解決手段】注出口部を包囲する、蓋(ふた)を備えず
頂壁37に溶着された注出口ガイド71を有する包装容
器で、注出口部が包囲されるので、注出口部の口当りを
よくすることができる。また注出口ガイド71は所望の
等断面を有する樹脂を寸断して所望の形状に固着するこ
とにより形成される製造方法のため包装容器29の製造
工程を簡素化することができると同時に各種の注出口ガ
イドが容易に提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳、清涼飲料等の液体食品は、
一般に、包材から成るブリック型、多面体型等の包装容
器に収容されて販売される。そして、一度で飲み切るこ
とができる容量を有する包装容器においては、頂壁に注
出口が形成され、該注出口がプルタブによって覆われ
る。
【0003】図2は従来の包装容器の斜視図である。
【0004】図において、10は液体食品を収容する包
装容器本体、12は該包装容器本体10の頂壁、19は
前記包装容器本体10の後壁、20は前記包装容器本体
10の側壁であり、前記頂壁12の所定の位置に設定さ
れた注出口部にパンチホールから成る注出口21が形成
され、該注出口21がプルタブ15によって覆われる。
この場合、前記液体食品を飲用しようとする者、すなわ
ち、飲用者は、前記包装容器本体10からプルタブ15
を引き剥(は)がし、前記後壁19に貼(ちょう)着さ
れているストロー18の袋16からストロー18を取り
出し、該ストロー18を前記注出口21に挿入して液体
食品を飲用することができる。なお、開口させられた注
出口21に唇を当て、液体食品を直接飲用することもで
きる。
【0005】前記プルタブ15は、注出口21より大き
い面積を有し、包材11に貼付されたときに、頂壁12
に沿って延び、注出口21の周辺を覆って汚れないよう
にする水平部分23、及び側壁20に沿って延び、プル
タブ15を引き剥がす際に摘(つま)みとなる垂直部分
24から成る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の包装容器においては、開口させられた注出口21に
唇を当て、液体食品を直接飲用する場合、注出口21の
周辺の口当りがよくない。
【0007】本発明は、前記従来の包装容器の問題点を
解決して、注出口部の口当りをよくすることができる包
装容器及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の包
装容器においては、注出口部を包囲する、蓋を備えない
肉厚部として、頂壁上に、等断面帯状樹脂を所望の長さ
に寸断して得られる樹脂片を所望形状にして固着するこ
とにより形成された注出口ガイドと、前記頂壁を構成す
る包材の表側から前記注出口部を覆って貼着されたプル
タブとを有し、さらに、前記包材の裏側から貼着された
インナテープを有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の実施の形態における包装容
器の初期状態を示す図、図3は本発明の実施の形態にお
ける包装容器の開封状態を示す図である。
【0011】図において、29は包装容器、30は包装
容器本体であり、該包装容器本体30は、ほぼ八角形の
形状の断面を有する胴部31、該胴部31から上方に向
けて延び、下端がほぼ八角形の形状を有し、上端がほぼ
四角形の形状を有する上端部32、及び前記胴部31か
ら下方に向けて延び、上端がほぼ八角形の形状を有し、
下端がほぼ四角形の形状を有する図示されない下端部を
備える。そして、前記胴部31は、前壁34、図示され
ない後壁、二つの側壁35(図においてはそのうちの一
つの側壁35だけを示す。)、並びに前記前壁34と各
側壁35との間、及び前記後壁と各側壁35との間に配
設された四つの胴部連結壁36(図においてはそのうち
の一つの胴部連結壁36だけを示す。)から成る。前記
前壁34、後壁、側壁35及び胴部連結壁36は、いず
れも矩(く)形の形状を有する。
【0012】また、前記上端部32は、頂壁37、該頂
壁37と前記前壁34とを連結する前壁38、前記頂壁
37と前記後壁とを連結する図示されない後壁、前記頂
壁37と各側壁35とを連結する二つの側壁39(図に
おいてはそのうちの一つの側壁39だけを示す。)、及
び前記頂壁37と各胴部連結壁36とを連結する四つの
連結壁40(図においてはそのうちの一つの連結壁40
だけを示す。)から成る。そして、前記前壁38、後壁
及び側壁39は、いずれも上底を下に置いた台形の形状
を有し、前記連結壁40は頂壁37に一つの頂点を置い
た三角形の形状を有する。なお、46は頂壁37の中央
に形成されたシール部、47は耳部であり、該耳部47
は側壁39に融着させられる。
【0013】また、前記下端部は、底壁、底壁と前記前
壁34とを連結する前壁、底壁と前記後壁とを連結する
後壁、底壁と各側壁35とを連結する二つの側壁、及び
底壁と各胴部連結壁36とを連結する四つの連結壁から
成る。
【0014】前記包装容器本体30は包材を成形するこ
とによって形成される。そのために、包材にあらかじめ
折り目が形成され、該折り目に沿って包材を折り曲げる
ことによって原型容器が形成される。続いて、該原型容
器に所定の成形加工が施され、最終形状の包装容器本体
30が形成される。前記包材は、可撓(とう)性を有す
る積層体から成り、図示されない紙基材、該紙基材の表
面に被覆されたポリエチレン樹脂等から成る図示されな
い最外層、前記紙基材の裏面に被覆されたガスバリヤ性
を有する図示されないバリヤ層、及び該バリヤ層の裏面
に被覆されたポリエチレン樹脂等から成る図示されない
最内層を備える。
【0015】ところで、前記頂壁37における所定の位
置、例えば、頂壁37と前壁38との境界線L1に近接
する位置のほぼ中央に、注出口ガイド71が融着によっ
て貼着される。該注出口ガイド71は、「U」字状の肉
厚部形状で前記包材頂壁上に、等断面を有する樹脂を寸
断して所望の形状にして固着することにより形成され、
蓋は備えない。そして、前記頂壁37の所定の位置に設
定された注出口部にパンチホールから成る注出口51が
形成される。
【0016】また、プルタブ75が、前記注出口部、の
内側を覆って包材の表側から貼着される。前記プルタブ
75は、アルミニウム箔(はく)から成り、ガスバリヤ
性を有するバリヤ層、該バリヤ層の表面に被覆されたポ
リエチレン樹脂等から成る最外層、及び前記バリヤ層の
裏面に被覆されたポリエチレン樹脂等から成る最内層を
備える。そして、前記プルタブ75は、注出口51より
大きい面積を有し、包材に貼付されたときに、頂壁37
に沿って延び、注出口51の周辺を覆って汚れないよう
にする水平部分75a、及びプルタブ75を引き剥がす
際に摘みとなる垂直部分75bから成る。また、インナ
テープ77が、頂壁37における包材の裏側から貼着さ
れ、プルタブ75、及び注出口51の周辺とシールされ
る。
【0017】ここで、包装容器になる前の包材上に注出
口ガイド71の形成および固着をする方法を図面を用い
ないで説明する。まず最初に、注出口ガイドになる前の
樹脂は、成形工場にて、原料樹脂を溶融し、溶融した樹
脂を押し出し成形機にて等断面帯状樹脂として連続形成
され、その後、樹脂が常温になったところでループ状に
巻き取り保管される。尚、前記連続した帯状断面の形状
は円形や長円形等色んな形状が可能である。その後、充
填工場では、前記ループ状等断面帯状樹脂を繰り出して
逐次所望の長さに寸断すると同時に、該寸断した樹脂片
を所望の形状、例えばU字形に形成して、包材の所定の
位置に固着することにより形成される。固着の方法は樹
脂の一部を熱風や高周波で溶かして容器に圧着(固着)
する方法が一般的である。この様に、包装容器になる前
の包材上で形成する場合には、包材に予め注出口ガイド
が形成されるので、容器本体を位置決めした後に注出口
ガイドを形成する必要がない。すなわちコンベヤー上に
おいて容器本体を停止させたりコンベヤーから容器本体
を一旦取り出し注出口ガイドを形成した後に再びコンベ
ヤーに容器本体をセットしたりする必要がないので注出
口ガイドを形成する位置にバラツキが生じるのを防止す
ることができ、包装容器の品質を向上することができ
る。
【0018】勿論、注出口ガイド71の形成および固着
工程は包装容器になった後で実施することもできる。何
れの場合も取り付けタイミングの決定は前記包材あるい
は包装容器の移動速度を考慮して相対的に決定される。
【0019】このように、充填工場では、ループ状に巻
かれて等断面を有する樹脂を所望の長さに寸断して所望
の形状で容器に固着する装置のみで良い為、頂壁上に安
価に容易に注出口ガイド71が形成される。
【0020】つまり、一般的な製造方法である金型式で
注出口ガイド1個1個製造すると大掛かりな注出口ガイ
ド製造装置になるとともに、製品の種類等によりその形
状を変えるときには金型を変える必要があり、更に容器
への取り付け時には注出口ガイドの取り付け方向位置を
正確に実施する必要がある為にパーツフィーダー等の整
列装置が必要不可欠になり注出口ガイドのコストが高く
なるが、本実施の形態によれば、これらの装置が不要の
為、包装容器29の製造工程を簡素化することができ
る。さらに、本実施の方法によれば包装容器に充填され
る製品種類、さらには包装容器容量(サイズ)に対応し
て如何なる断面形状の注出口ガイドにも複雑な金型を必
要とせず押し出し機の出口形状を少し変える事により容
易に実施できる。
【0021】したがって、図3に示されるように、前記
包装容器本体30からプルタブ75を引き剥がすことに
よってインナテープを破断させ、注出口51を開口さ
せ、包装容器29を開封することができる。そして、開
口させられた注出口51に唇を当てがい、液体食品を直
接飲用することができる。この場合、注出口ガイド71
によって注出口部が包囲されるので、注出口部の口当り
をよくすることができる。しかも、液体食品を飲用しや
すい。
【0022】また、包装容器29を傾けることによっ
て、注出口51から液体食品を図示されないグラス等の
容器に注ぐこともできる。
【0023】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0024】本実施の形態において、前記注出口ガイド
71は、前記注出口51の前縁及び側縁に沿って「U」
字状に形成されるが、注出口51の内周縁に沿って閉ル
ープで形成することもできる。また、本実施の形態にお
いて、注出口51は、前記注出口部にパンチホールによ
って形成され、プルタブ75を引き剥がすことによって
開口されるようになっているが、頂壁37において、注
出口をミシン目、プレラミネート、半切部等から成る破
断部によって形成し、プルタブ75を引き上げるのに伴
って前記破断部を破断させて前記注出口を開口させるこ
ともできる。その場合、インナテープは不要になる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、包装容器においては、注出口部を包囲する、蓋を
備えない肉厚部を備え、頂壁に溶着された注出口ガイド
と、前記頂壁を構成する包材の表側から前記注出口部を
覆って貼着されたプルタブとを有する。
【0026】この場合、注出口ガイドによって注出口部
が包囲されるので、注出口部の口当りをよくすることが
できる。しかも、液体食品を飲用しやすい。
【0027】また、注出口ガイドが、所望の等断面を有
する樹脂を寸断して所望の形状で固着することにより容
易に形成されるので、包装容器の製造工程を簡素化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における包装容器の初期状
態を示す図である。
【図2】従来の包装容器の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態における包装容器の開封状
態を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における包装容器の注出口
部の断面を示す図である。
【符号の説明】
12、37 頂壁 15、75 プルタブ 29 包装容器 38 前壁 71 注出口ガイド 77 インナーテープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)注出口部を包囲する、蓋を備えな
    い肉厚部を備えて包材頂壁に貼着された注出口ガイド
    と、(b)前記包材頂壁の表側から前記注出口部を覆っ
    て貼着されたプルタブと、(c)前記包材頂壁の裏側か
    ら貼着されたインナテープと、からなる包装容器であっ
    て、前記注出口ガイドは、前記包材頂壁上に、等断面帯
    状樹脂を所望の長さに寸断して得られる樹脂片を固着す
    ることにより形成される製造方法。
  2. 【請求項2】 前記、寸断して得られる樹脂片は、寸断
    してから所望形状に形成されて注出口ガイドとなる請求
    項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2に記載の製造方法に
    よって形成される包装容器。
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