JP2001170828A - ワークの位置決め方法及び位置決め装置 - Google Patents

ワークの位置決め方法及び位置決め装置

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JP2001170828A
JP2001170828A JP35599199A JP35599199A JP2001170828A JP 2001170828 A JP2001170828 A JP 2001170828A JP 35599199 A JP35599199 A JP 35599199A JP 35599199 A JP35599199 A JP 35599199A JP 2001170828 A JP2001170828 A JP 2001170828A
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Katsumi Ishihara
勝己 石原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】精度良く位置合わせができ、且つ生産性も高い
ワークの位置決め装置を提供する。 【解決手段】 第1のワーク2の第1の所定部位のX方
向の位置X1を検出する第1のカメラと、第2のワーク
4の第2の所定部位11のX方向の位置X2を検出する
第2のカメラ115と、第1のワークの側面のX方向位
置の変化量Δxを検出する測長センサ116と、第2の
ワーク4を第1のワーク2に対してX方向に移動量(X
2−X1)だけ移動させて、第2のワークの第2の所定
部位の位置を第1のワークの第1の所定部位の位置に一
致させる移動ステージ129とを具備し、移動ステージ
による移動時に、移動量(X2−X1)に固定側の第1
のワークの位置変化量Δxを加えた量だけ、第2のワー
クをX方向に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1のワークと第
2のワークとを高精度に位置決めするためのワークの位
置決め方法及び位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒーターボードに天板を組み合わ
せて形成するインクジェット印字ヘッドの製造方法とし
ては、以下のようなものが知られている。 (1)特開平4−171126号公報に示されるよう
に、組み立て装置上にてヒーターボード上に形成されて
いるヒーターの位置を画像認識して記憶し、次にヒータ
ーボード上に天板を仮組みして天板に形成されているイ
ンク吐出用のノズル穴位置を画像認識し、前記ヒーター
ボードと前記天板を相対的に移動させることにより、ヒ
ーターボードと天板ノズルの穴位置の仮組み時の誤差を
吸収して、前記ヒーターと前記ノズル穴との位置を合わ
せる。 (2)特開平6−91446号公報に示されるものは、
(1)の位置合わせと同様な画像処理を用いた位置合わ
せであるが、より量産性を高めるのに適したインデック
ステーブルによる工程分割がはかられている。 (3)特開平9−57984号公報に示されるように、
組み立て装置上にて、ヒーターボードの位置合わせ方向
の1側面と、天板に設けられたノズル穴との位置が精度
よく加工された基準面を一定加圧して位置合わせする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年イ
ンクジェット印字ヘッドがより高精細化され、ノズル間
隔及びヒーター間隔がより小さくなってきており、上記
従来例では対応できないような高精度な位置合わせが要
求されてきている。
【0004】即ち、上記の従来の方法では以下のような
問題点がある。 (1)特開平4−171126号公報や特開平6−91
446号公報に示される画像による位置合わせ方式の場
合、より量産性を高めた特開平6−91446号公報の
ように、位置合わせ機構以外の周辺装置のミクロンオー
ダの振動等が、さらなる高精度な位置合わせを阻害す
る。 (2)特開平9−57984号公報に示された例では、
もともと工程がシンプルで量産性の高い方式であるが、
ヒーターボードの位置合わせ面とヒータ間の寸法精度
や、天板の基準面とノズル穴間の寸法精度を高精度にす
る必要があり、これらの加工コストが高くなる。
【0005】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、精度良く位置合わせが
でき、且つ生産性も高いワークの位置決め方法及び位置
決め装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わるワークの位置決
め方法は、治具上に固定された第1のワークの上面の第
1の所定部位のX方向の位置と、前記第1のワーク上に
載置される第2のワークの第2の所定部位のX方向の位
置とを一致させるためのワークの位置決め方法であっ
て、前記第1のワークの前記第1の所定部位のX方向の
位置X1を検出する第1の検出工程と、前記第2のワー
クの前記第2の所定部位のX方向の位置X2を検出する
第2の検出工程と、前記第1のワークの第3の所定部位
のX方向位置の変化量Δxを検出する第3の検出工程
と、前記第2のワークを前記第1のワークに対してX方
向に移動量(X2−X1)だけ移動させて、前記第2の
ワークの第2の所定部位の位置を前記第1のワークの第
1の所定部位の位置に一致させる移動工程とを具備し、
前記移動工程における移動時に、前記移動量(X2−X
1)に前記固定側の第1のワークの位置変化量Δxを加
えた量だけ、前記第2のワークをX方向に移動させるこ
とを特徴としている。
【0007】また、この発明に係わるワークの位置決め
方法において、前記第1の検出工程では、前記第1のワ
ークの第1の所定部位をカメラにより撮影し、画像処理
することにより前記第1の所定部位の位置を検出するこ
とを特徴としている。
【0008】また、この発明に係わるワークの位置決め
方法において、前記第2の検出工程では、前記第2のワ
ークの第2の所定部位をカメラにより撮影し、画像処理
することにより前記第2の所定部位の位置を検出するこ
とを特徴としている。
【0009】また、この発明に係わるワークの位置決め
方法において、前記第3の検出工程では、前記第1のワ
ークのX方向端面の位置を距離センサにより検出するこ
とを特徴としている。
【0010】また、この発明に係わるワークの位置決め
方法において、前記第1のワークは、インクジェットヘ
ッドのヒーターボードであり、前記第2のワークは、イ
ンクジェットヘッドの天板部材であることを特徴として
いる。
【0011】また、本発明に係わるワークの位置決め装
置は、治具上に固定された第1のワークの上面の第1の
所定部位のX方向の位置と、前記第1のワーク上に載置
される第2のワークの第2の所定部位のX方向の位置と
を一致させるためのワークの位置決め装置であって、前
記第1のワークの前記第1の所定部位のX方向の位置X
1を検出する第1の検出手段と、前記第2のワークの前
記第2の所定部位のX方向の位置X2を検出する第2の
検出手段と、前記第1のワークの第3の所定部位のX方
向位置の変化量Δxを検出する第3の検出手段と、前記
第2のワークを前記第1のワークに対してX方向に移動
量(X2−X1)だけ移動させて、前記第2のワークの
第2の所定部位の位置を前記第1のワークの第1の所定
部位の位置に一致させる移動手段とを具備し、前記移動
手段による移動時に、前記移動量(X2−X1)に前記
固定側の第1のワークの位置変化量Δxを加えた量だ
け、前記第2のワークをX方向に移動させることを特徴
としている。
【0012】また、この発明に係わるワークの位置決め
装置において、前記第1の検出手段は、前記第1のワー
クの第1の所定部位を撮影するカメラと、該カメラの撮
影画像を画像処理する画像処理装置とを備えることを特
徴としている。
【0013】また、この発明に係わるワークの位置決め
装置において、前記第2の検出手段は、前記第2のワー
クの第2の所定部位を撮影するカメラと、該カメラの撮
影画像を画像処理する画像処理装置とを備えることを特
徴としている。
【0014】また、この発明に係わるワークの位置決め
装置において、前記第3の検出手段は、前記第1のワー
クのX方向端面の位置を検出する距離センサを備えるこ
とを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わるワークの位置決め
装置において、前記第1のワークは、インクジェットヘ
ッドのヒーターボードであり、前記第2のワークは、イ
ンクジェットヘッドの天板部材であることを特徴として
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のワークの位置決め
方法をインクジェット用ヘッドの組立に適用した一実施
形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0017】[インクジェットカートリッジ及びヘッド
の説明]図4は、インクジェットカートリッジの構成部
品を示す図である。図4において、ヒーター3を有する
ヒーターボード2(以下HBと略す)を実装したベース
プレートユニット1と、ノズル穴/流路等を有する天板
4と、これらを高精度に位置合わせした後、これらを結
合する押さえばね5を組み付けたものをインクジェット
ヘッド9と呼ぶ。本実施形態では、特にヒーターボード
2のヒーター3と天板4を高精度に位置合わせする方法
及び装置を説明するので、図5を用いてさらに詳細にイ
ンクジェットヘッドの構造と組み立ての仕様について説
明する。
【0018】図5はベースプレートユニット1上のHB
2と天板4の組立後の断面を示した図である。図5にお
いて、天板4の断面は、X方向に複数形成された流路1
0及びノズル穴11のうちの1つの断面を表わしてい
る。
【0019】この1つの流路10及びノズル穴11のX
方向の中心に、複数のヒーター3のうちの1つのヒータ
ーの中心位置が一致するように位置合わせする必要があ
る。また、この天板4の下面(XY面)と、HB2のヒ
ーター面は密着させる必要がある。さらに、ノズル穴1
1が形成されているオリフィスプレート13の裏面とH
B2のXZ面も密着させる必要がある。インクジェット
ヘッドでは、不図示の板バネによりオリフィスプレート
13の裏面がHB2のXZ面に密着され、かつ、ヒータ
ー3の個々が天板4のノズル穴11及び流路10とX方
向に高精度に位置合わせされた状態で固定される。矢印
12は、インクジェットヘッドがインクを飛ばすまでの
インクの流れを示しており、HB2の個々のヒーターを
ICパターン15の駆動回路によって制御することによ
り、高精度に加工された個々の流路10及びノズル穴1
1からインクを飛ばすことが可能である。
【0020】[全体システムの説明]図2は、上記のイ
ンクジェットヘッドの位置合わせを行う装置を含むイン
クジェットヘッドの製造装置の全体システムを示す図で
ある。
【0021】本システムは、図5のZ方向から天板に加
圧できる上押え機構103と、天板4のオリフィスプレ
ート13の前面から図5のY方向に天板を加圧できる前
押え機構102を有し、且つベースプレートユニットを
位置決め固定できるように構成された5つのインデック
ス治具101を備えている。各治具101は、高精度に
割り出し可能なインデックステーブル100の上に等角
度間隔で配置され、周囲の各作業ステーションで同時に
夫々の作業が行えるように5分割割出しで位置決めされ
る。
【0022】各作業ステーションのうち、ST1は、組
立が終了したインクジェットヘッドを治具101から取
り出し、未組立のベースプレートユニット1を治具10
1に供給する。ST1は、組立前のベースプレートユニ
ット1及び完成後のインクジェットヘッドを収納する収
納トレー104と、複数のトレーを供給するトレースト
ッカー105と、収納トレー104と治具101との間
でベースプレートユニット1及び完成インクジェットヘ
ッドを給排する給排ロボット106とを備えている。
【0023】ST2は、HB2の所定の場所(本実施形
態では中央部)のヒーターのX方向位置を検出するとこ
ろのインデックステーブルの外部に設けられたCCDカ
メラ107と、不図示の画像処理装置と、HB2のX方
向の端面位置を検出する第1の測長センサ108とを備
えている。このST2は、ST1で供給されたベースプ
レートユニットのヒーター位置を検出する作業ステーシ
ョンであるが、詳細は後述する。
【0024】ST3は、天板4を収納した収納トレー1
09と、複数のトレー109を供給するトレーストッカ
ー110と、天板の仮位置決めを行う仮位置決めユニッ
ト112と、収納トレー109から天板を取り出し、仮
位置決めユニット112に置く取り置きロボット111
と、仮位置決めユニット112から天板4を取り出し、
ST3の治具101上のHB2上に搭載する天板挿入ロ
ボット113とを備えている。そしてこのST3では、
天板4をHB2に載置後に、治具に設けられた上押え1
03、前押え102を弱い圧力で動作させ、図5のヒー
ター面(X−Y面)と天板4の流路面、及び図5のオリ
フィスプレート裏面とHB端面(X−Z面)をそれぞれ
密着させるようにしている。
【0025】ST4では、ST3で密着された2面をそ
のまま加圧し続ける。ST4は、天板の所定(本実施形
態では中央部)のノズル穴位置を検出するCCDカメラ
115と、HB2のX方向端面位置を検出する第2の測
長センサ116と、天板の位置を調整するための調整機
構300と、これらCCDカメラ115、測長センサ1
16、調整機構300を1つのユニットとして、作業時
に前進させ、作業終了後に後退させてインデックステー
ブルの回転時に緩衝を防ぐためのユニット前後機構11
4とを備えている。なお、検出結果の処理及び調整の動
作の詳細は後述する。なお、本実施形態で使用する測長
センサとしては、例えばレーザー測長センサ等の非接触
のセンサが好適に用いられる。
【0026】ST4において、天板4とHB2のヒータ
ー列方向(X方向)の位置合わせが終了すると、前押え
102の加圧力を増して、位置がずれないように仮固定
し、上押え103が次の作業ステーションの作業の障害
にならないように退避する。
【0027】ST5は、押さえバネ5を供給するパーツ
フィーダ117と、パーツフィーダ117から連続的に
送られてくる押さえバネ5を1つずつ分離する分離ユニ
ット118と、押さえバネ5をST5に割り出された位
置合わせ終了後の天板4とHB2に組み付ける組み込み
ユニット120と、板バネ5を分離ユニット118から
組み込みユニット120に供給するための移し替えロボ
ット119とを備えている。ST5では、位置合わせ終
了後の天板4を押さえバネ5によりベースプレートユニ
ット1に固定する作業を行う。また、前押え102が、
ST1での完成したインクジェットヘッドの取出しの障
害にならないように退避する。
【0028】図2の121は全体を制御するコントロー
ラであるが、その詳細を図3のブロック図に示す。
【0029】[コントローラブロック図の説明]図3
は、本実施形態の制御系のブロック図で、大別してパソ
コンにより制御する部分200と、シーケンサにより制
御する部分213からなる。
【0030】パソコン系の制御ブロック200は、メイ
ンの制御用パソコン201と、表示器としてのモニタ2
02と、制御パラメータの入力やプログラミング用の入
力手段であるキーボード203と、リスト等の出力用の
プリンタ204と、拡張バスにより結合されたI/Oの
入出力ユニット(PIO)205と、これらに接続され
たオペレータ操作盤206と、装置機構部のセンサやシ
リンダ等を動作させるソレノイドバルブ(SV)等とを
備えている。拡張バスには、前押え力を可変にするため
のステージ及び天板の位置調整を行うためのパルスモー
ターステージを駆動するドライバユニット208の制御
用基板207、HB2上のヒーター3の位置及び天板の
ノズル穴位置を検出するCCDカメラ115,117、
画像処理装置210を制御し、位置データを収集するシ
リアル通信基板209、HB端面の位置を測長する測長
センサのデータ収集用のA/D変換基板等が接続されて
いる。
【0031】不図示ではあるが、制御用パソコン内に
は、検出データの演算処理ソフトや、シーケンスソフト
が含まれている。
【0032】パソコン系の制御系ブロックは、図2のシ
ステムでST2及びST4の制御、及びインデックステ
ーブルとインデックス治具以外の動作の制御を行うよう
に構成され、上記(PIO)205により、シーケンサ
制御系213と調停を行うようになされている。
【0033】シーケンサ系の制御ブロック213は、メ
インのシーケンサCPU214と、シリアル通信ユニッ
ト215と、DC入力ユニット217と、出力ユニット
219とを備えており、シリアル通信ユニット215は
オペレータの操作盤216と接続され、入出力ユニット
217,219は、インデックスドライバや各ロボット
ユニット218、さらには、装置機構のセンサ類やシリ
ンダ駆動用のSVやリレー類と接続されている。
【0034】不図示ではあるが、シーケンサCPU内に
は、シーケンスソフトが含まれている。
【0035】シーケンサ制御ブロック213は、図2の
システムの中で、ST1,ST3,ST5の制御、及び
インデックステーブルと治具の動作制御を行うように構
成されていて、先に述べたように、パソコン系の制御ブ
ロックと、217,219の入出力ユニットによって調
停を行うようになされている。
【0036】[位置合わせの詳細説明]図2の装置全体
の中で、ヒーター位置を検出するST2の詳細を図1A
に示し、天板の位置調整を行うST4の詳細を図1Bに
示す。
【0037】先ず、図1Aのヒーター位置検出系は、イ
ンデックステーブル上の治具101としての、ベースプ
レートユニット1を固定するベースプレートクランパ1
22と、ヒーターボードのX方向の側面128の位置を
測定する測長センサ108と、これをインデックステー
ブルの回転時に退避させる測長センサ移動ステージ12
7とを備えている。
【0038】図1Aにおけるヒーター位置検出の手順を
説明する。
【0039】初期においては、ベースプレートユニット
1は、インデックステーブル上の治具101内で位置決
めされ、クランパ122で固定されている。上押え10
3、前押え102は、退避していて、CCDカメラ10
7と干渉しない位置にある。あらかじめ校正されたCC
Dカメラ107により、ヒーター列のうち中央のヒータ
ーの位置を画像として取り込み、図3の画像処理装置2
10で処理し、X方向の位置を校正時のデータからの差
分ΔX1として制御用パソコン201で記憶する。同時
に、測長センサ108の出力をA/D変換器211で取
り込み、同じく校正時のデータからの差分Δx1として
記憶する。
【0040】図1Bにおける天板調整手順を説明する。
なお、この天板調整系の構成は、図1Aに示すヒーター
位置検出系の構成とほとんど同一であるためため、図1
Aと同一部分には同一符号を付し、図1Aも参照しなが
ら説明する。
【0041】図1Aで、ヒーター位置の検出を終了後、
天板4をヒーターボード2に載置し、前押え102及び
上押え103を動作させ、天板4のオリフィスプレート
裏面とヒーター2のXZ面、及び天板流路面(YX面)
とヒーター列面とを密着させる。天板調整系は、調整ユ
ニットを前進させ、調整可能な状態になるように移動さ
せる調整ユニット移動ステージ114と、天板4を移動
させる天板移動ステージ129と、天板4を上方向から
定着させる上押え103と、上押えの加圧力を与える上
押え加圧シリンダ123(図1A参照)と、ベースプレ
ートユニット1の供給時に障害とならないように上押え
103を退避させる上押え移動シリンダ124(図1A
参照)と、天板4をY軸方向に密着させるための先端に
弱い板バネ125を有した前押え102と、前押えの荷
重を板バネ125により可変とするために変位を与える
前押えステージ126とを備えている。この前押えステ
ージ126も、ベースプレートユニットを治具に供給す
る時に前押えを後退させ退避させることが可能となって
いる。
【0042】さらに、インデックステーブル外に、ヒー
ターボードの中央のヒーターの位置を検出するためのC
CDカメラ107(図1A参照)と、同じくインデック
ステーブル外でヒーターのX方向の側面128の位置を
検出する測長センサ116と、この測長センサ116が
インデックステーブルの回転時に干渉しないようにする
ための調整ユニット移動ステージ114とを備えてい
る。
【0043】インデックステーブル外には、あらかじめ
CCDカメラ107との位置関係が校正されていて、天
板4のノズル穴(列の中央)11を検出するためのCC
Dカメラ115が設置されている。同じくインデックス
テーブル外には、天板をX方向の一端から移動させる天
板移動ステージ129と、天板のX方向のもう一端から
一定圧を調整時に与える天板予圧シリンダ131とが配
置されていて、予圧シリンダ131を作動し、予圧棒1
30を天板に突き当てて、移動ステージ129と予圧棒
130で天板4を挟み込む。
【0044】次に、CCDカメラ115で天板ノズル穴
列の中央の画像を取り込み、画像処理装置210で処理
し、X方向の特定のノズル穴位置をあらかじめ校正され
たデータとの差分ΔX2として、制御用パソコン201
に記憶する。同時に、測長センサ108の出力をA/D
変換器211で取り込み、同じく校正時のデータからの
差分Δx2として記憶する。
【0045】ここで、Xs0を移動ステージ129の初期
位置とすると、先のヒーター測定時の情報から、天板移
動の移動ステージ129の目標値として Xs0+{(ΔX1−ΔX2)+(Δx1−Δx2)} を制御用パソコン201で計算する。この目標値を Xs=Xs0+{(ΔX1−ΔX2)+(Δx1−Δx2)} として、次にステージ129により天板を移動させる。
天板4を移動させる際には、先の測長センサ116の検
出値を常時A/D変換器で取り込み、Δxnowとして、
ステージの実際の移動量を X's=Xs+(Δx2−Δxnow) として、制御用パソコン201で計算し、モータ制御基
板207へ出力し、ステージ129を移動する。X's=
Xsとなった時に、前押えステージ126を移動し、前
押えの荷重を増して、ヒーターボードと天板の相対位置
関係を仮固定する。その後、天板予圧棒130、天板移
動ステージを退避させ、調整ユニット移動ステージ11
4を後退させ、調整を終了する。
【0046】以上説明したように、上記の実施形態によ
れば、第1ワーク・第2ワークの位置合わせ特定位置の
検出の際に固定側の第1ワークの別基準面の位置を位置
合わせ方向で検出しておくこと及び第2ワークの位置調
整時に位置を移動させる時に常に固定側第1ワークの基
準面位置を検出しておくことにより、多量生産を行うた
めに必要な装置の高速化に伴う装置の振動特に位置検出
系と第1ワーク及び第2ワークの相対的な位置誤差や第
1ワークの固定基台と調整機構との相対的な位置誤差を
キャンセルできる。これにより高速かつ高精度な複数部
品の位置合わせが可能になる。
【0047】さらに第1・第2ワークの位置合わせの特
定位置の検出を別の作業工程化(別作業場所に)しても
共通の第1ワークの位置検出を行っているために装置の
精度を著しく向上させずに作業分割でき、作業を並列化
させやすく量産性を向上できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生産性高く、且つ精度も良くワークの位置合わせを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】ヒーター位置検出系の構成を示す図である。
【図1B】天板位置調整系の構成を示す図である。
【図2】インクジェットヘッドの製造装置の全体構成を
示す図である。
【図3】コントローラのブロック図である。
【図4】インクジェットカートリッジの構成を示す分解
斜視図である。
【図5】インクジェットヘッドの構造を示す図である。
【符号の説明】
1 ベースプレートユニット 2 ヒーターボード 3 ヒーター 4 天板 5 押さえバネ 9 インクジェットヘッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治具上に固定された第1のワークの上面
    の第1の所定部位のX方向の位置と、前記第1のワーク
    上に載置される第2のワークの第2の所定部位のX方向
    の位置とを一致させるためのワークの位置決め方法であ
    って、 前記第1のワークの前記第1の所定部位のX方向の位置
    X1を検出する第1の検出工程と、 前記第2のワークの前記第2の所定部位のX方向の位置
    X2を検出する第2の検出工程と、 前記第1のワークの第3の所定部位のX方向位置の変化
    量Δxを検出する第3の検出工程と、 前記第2のワークを前記第1のワークに対してX方向に
    移動量(X2−X1)だけ移動させて、前記第2のワー
    クの第2の所定部位の位置を前記第1のワークの第1の
    所定部位の位置に一致させる移動工程とを具備し、 前記移動工程における移動時に、前記移動量(X2−X
    1)に前記固定側の第1のワークの位置変化量Δxを加
    えた量だけ、前記第2のワークをX方向に移動させるこ
    とを特徴とするワークの位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の検出工程では、前記第1のワ
    ークの第1の所定部位をカメラにより撮影し、画像処理
    することにより前記第1の所定部位の位置を検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のワークの位置決め方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第2の検出工程では、前記第2のワ
    ークの第2の所定部位をカメラにより撮影し、画像処理
    することにより前記第2の所定部位の位置を検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のワークの位置決め方
    法。
  4. 【請求項4】 前記第3の検出工程では、前記第1のワ
    ークのX方向端面の位置を距離センサにより検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のワークの位置決め方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第1のワークは、インクジェットヘ
    ッドのヒーターボードであり、前記第2のワークは、イ
    ンクジェットヘッドの天板部材であることを特徴とする
    請求項1に記載のワークの位置決め方法。
  6. 【請求項6】 治具上に固定された第1のワークの上面
    の第1の所定部位のX方向の位置と、前記第1のワーク
    上に載置される第2のワークの第2の所定部位のX方向
    の位置とを一致させるためのワークの位置決め装置であ
    って、 前記第1のワークの前記第1の所定部位のX方向の位置
    X1を検出する第1の検出手段と、 前記第2のワークの前記第2の所定部位のX方向の位置
    X2を検出する第2の検出手段と、 前記第1のワークの第3の所定部位のX方向位置の変化
    量Δxを検出する第3の検出手段と、 前記第2のワークを前記第1のワークに対してX方向に
    移動量(X2−X1)だけ移動させて、前記第2のワー
    クの第2の所定部位の位置を前記第1のワークの第1の
    所定部位の位置に一致させる移動手段とを具備し、 前記移動手段による移動時に、前記移動量(X2−X
    1)に前記固定側の第1のワークの位置変化量Δxを加
    えた量だけ、前記第2のワークをX方向に移動させるこ
    とを特徴とするワークの位置決め装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の検出手段は、前記第1のワー
    クの第1の所定部位を撮影するカメラと、該カメラの撮
    影画像を画像処理する画像処理装置とを備えることを特
    徴とする請求項6に記載のワークの位置決め装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の検出手段は、前記第2のワー
    クの第2の所定部位を撮影するカメラと、該カメラの撮
    影画像を画像処理する画像処理装置とを備えることを特
    徴とする請求項6に記載のワークの位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の検出手段は、前記第1のワー
    クのX方向端面の位置を検出する距離センサを備えるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のワークの位置決め装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1のワークは、インクジェット
    ヘッドのヒーターボードであり、前記第2のワークは、
    インクジェットヘッドの天板部材であることを特徴とす
    る請求項6に記載のワークの位置決め装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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