JP2001170341A - パチンコ玉の搬送路 - Google Patents

パチンコ玉の搬送路

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JP2001170341A JP36008699A JP36008699A JP2001170341A JP 2001170341 A JP2001170341 A JP 2001170341A JP 36008699 A JP36008699 A JP 36008699A JP 36008699 A JP36008699 A JP 36008699A JP 2001170341 A JP2001170341 A JP 2001170341A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉の安定的な移送が困難であった。 【解決手段】 隣列の玉列5、5a…のパチンコ玉M同志
を非接触とする中仕切り板4、4a…の中心間距離CDは
パチンコ玉Mの直径Dより大きく、且つ、中仕切り板
4、4a…の面間距離FDはパチンコ玉Mの直径Dより小
さく、更に、パチンコ玉Mが接触転動する中仕切り板
4、4a…の頂部14の滑走部15、15a の基板2からの上方
突出量UDをパチンコ玉Mの半径Rより低く、夫々設定
することによって、パチンコ玉Mは搬送路1の基板2上
又は中仕切り板4、4a…の滑走部15、15a 上だけを転動
して、不要な転動方向を排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のパチンコ玉
を複数列の玉列で移送する搬送路に関し、特に、パチン
コ玉の移送状態を安定させる様にしたパチンコ玉の搬送
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコホールでは、例えば、パ
チンコ島にパチンコ玉を供給したり、複数のパチンコ島
間でパチンコ玉を移動させたり、玉貸機にパチンコ玉を
補給したり、景品玉計数機で回収されたパチンコ玉を循
環経路へ投戻入する場合などには、パチンコ玉の移送経
路が必要であった。その移送に際しては、水平方向及び
上下方向への搬送、揚送(及び自然降下)が必要であ
り、各所、要所に搬送装置及び揚送装置が設けられてい
る。
【0003】水平方向への搬送手段としては、各種装置
間に搬送路(樋)を所定角度で傾斜配置したものが主に
使用されているが、近年では、各種装置間に水平搬送路
を掛け渡すと共に、搬送路を移動するパチンコ玉に移動
力を与える動力付与装置が備えられたものが実用化され
ている。かかる搬送路aでは、図17に示す様に、基板
b上の長手方向に配置した中仕切り板c、c…によって
複数列の玉列g、g…を並設したものも、一部で使用さ
れている。この複数玉列搬送路aは、基板bの両側に外
側板e、eを一体成形すると共に、長手方向に中仕切り
板c、c…を突設することにより、隣接玉列g、g…の
パチンコ玉mが相互に接触して、玉列g、g…が乱れた
り、パチンコ玉mが損傷することを防止できる様になっ
た。
【0004】しかしながら、図18、19に示す様に、
中仕切り板c、c…の配置状態は、玉列g、g…内にパ
チンコ玉mを収納できる様に、中仕切り板c、c…の面
間距離f(玉列g、g…の内幅)はパチンコ玉mの直径
dより大きく、且つ、中仕切り板c、c…の上方突出量
Uはパチンコ玉mの直径dと同等であった。その結果、
従来の搬送路aにおけるパチンコ玉mの移動状態として
は、パチンコ玉mの両側と中仕切り板c、c…の間には
僅少な側方隙間j、jが存在するため、パチンコ玉mは
玉列g、g…の中央を中仕切り板c、c…の内面に非接
触で転動移動するとは限らず、と云うよりも、両側の中
仕切り板c、c…の一方に、或いは、交互に接触して転
動移動する。そのため、パチンコ玉mの転動方向は垂直
面内における進行方向回転の他、中仕切り板c、c…へ
の一時接触により、回転摩擦抵抗が発生して水平面内で
の回転、時には交互の逆方向回転が発生して、パチンコ
玉mの円滑な回転が困難で、移動力が減殺されたり、安
定的な移送が困難であった。
【0005】又、玉列g、g…の広さ、多数の玉列g、
g…を有する搬送路aの全体幅においては、パチンコ玉
mが転動する玉列g、g…の広さ(幅)(中仕切り板
c、c…の面間距離f)はパチンコ玉mの直径dより広
いことが必須で、玉列g、g…、中仕切り板c、c…を
複数有する搬送路aの全体幅は所定幅が必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、玉列を形成
する中仕切り板の面間距離がパチンコ玉の直径より大き
くて、両者間の側方隙間を側方移動してパチンコ玉が円
滑に回転出来なかったことを解消し、移送方向だけの円
滑な回転で、移送力減殺を防止して必要とする移送力を
低減すると共に、安定的に移送する様にしたパチンコ玉
の搬送路を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、パチンコ玉の安定的な移送が困難な課題に鑑
み、隣列の玉列のパチンコ玉同志を非接触とする中仕切
り板の中心間距離はパチンコ玉の直径より大きく、且
つ、中仕切り板の面間距離はパチンコ玉の直径より小さ
く、更に、パチンコ玉が接触転動する中仕切り板の頂部
の滑走部の基板からの上方突出量をパチンコ玉の半径よ
り低く、夫々設定することによって、パチンコ玉は搬送
路の基板上又は中仕切り板の滑走部上だけを転動して、
不要な転動方向を排除する様にして、上記課題を解決す
る。又、パチンコ玉の両側は中仕切り板の滑走部上を転
動するか、上方を通過することにより、中仕切り板が存
在しても、搬送路の全体幅の増加は抑制されたり、従来
のものより狭くなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示す様に、本発明に係る搬送
路1は、水平基板2の両側に外側板3、3aを一体成形し
て、その全体形状を略U字状と成し、基板2上の長手方
向に配置した中仕切り板4、4a…によって、パチンコ玉
Mが転動移動する複数列の玉列5、5a…を並設してい
る。又、基板2、外側板3、3a及び中仕切り板4、4a…
から成る搬送路1はアルミ製の押出し成形品で一体成形
され、中仕切り板4、4a…は幅方向に所定間隔で配置さ
れている。尚、図1ではパチンコ玉Mが散在した表示を
成して、隣列の玉列5、5a…のパチンコ玉Mの非接触関
係を図示しているが、実際には玉列5、5a…方向でパチ
ンコ玉Mは接触している。
【0009】以下、基板2、外側板3、3a及び中仕切り
板4、4a…から成る搬送路1の詳細を説明する。即ち、
図2、3、4に示す様に、基板2上に上方突出成形され
た複数の中仕切り板4、4a…は、隣列の玉列5、5a…の
パチンコ玉M同志を非接触にすると共に、複数の所定規
則で配置されている。
【0010】先ず、図3に示す様に、搬送路1の幅方向
に所定間隔で(規則的に)中仕切り板4、4a…を配置す
る条件としては、所定板厚Tの中仕切り板4、4a…の中
心間距離CDはパチンコ玉Mの直径Dより大きく設定す
ると共に、中仕切り板4、4a…の面間距離FDはパチン
コ玉Mの直径Dより小さく設定している。
【0011】次に、所定間隔で配置された中仕切り板
4、4a…の形状条件としては、中仕切り板4、4a…の頂
部14の一部をパチンコ玉Mの下部球面が接触転動する滑
走部15、15a と成すと共に、滑走部15、15a の基板2か
らの上方突出量UDをパチンコ玉Mの半径Rより低く夫
々設定している。
【0012】即ち、 中心間距離CD>直径D>面間距離FD 半径R>上方突出量UD の条件により、隣列の玉列5、5a…のパチンコ玉M同志
を非接触にすると共に、パチンコ玉Mの下部球面の一部
を中仕切り板4、4a…上に位置させている。尚、中仕切
り板4、4a…の上方突出量UDは、上記条件の他、玉列
5、5a…を転動するパチンコ玉Mの下端が基板2面上に
接触する様に、中仕切り板4、4a…の頂部14の上方突出
量UDを設定した方が良い。
【0013】尚、基板2の長手方向に所定間隔で配置さ
れた中仕切り板4、4a…は、図2に示す様に、外側板
3、3aの内面にも中仕切り板4、4a…の一部を設けてい
る。具体的には、中間部に配置した中仕切り板4、4a…
の右半分又は左半分の板厚相当分(図示表示は1/2
T)が外側板3、3aの内面に配置され、中仕切り板4、
4a…の配置条件を搬送路1の幅方向端部(外側板3、3a
の内面側)においても満足させている。
【0014】上記条件による実際寸法の一例を説明す
る。パチンコ玉Mの直径Dは11mm、半径Rは5.5mm であ
ることに対して、中仕切り板4、4a…の板厚Tが2mmの
場合、中仕切り板4、4a…の面間距離FDは9.5mm、中
仕切り板4、4a…の中心間距離CDは11.5mmで、中仕切
り板4、4a…の上方突出量UDは2.5mm としている。こ
の実施例の場合、図2、3、4、及び図5の実線で示す
様に、パチンコ玉Mが玉列5、5a…の中央に位置する時
には、パチンコ玉Mの下端は基板2の表面に接触載置転
動すると共に、パチンコ玉Mの下部球面は中仕切り板
4、4a…の滑走部15、15a と非接触(間隔0.1mm 強)と
なる。又、パチンコ玉Mの転動中、ある瞬間において
は、図5の一点鎖線で示す様に、パチンコ玉Mは玉列
5、5a…の中央でなく左右どちらか一方に位置して、中
仕切り板4、4a…の滑走部15、15a に接触する。この場
合にあっても、隣列の玉列5、5a…のパチンコ玉M同志
では0.4mm 程度の隙間が存在して非接触である。
【0015】以下、上記実施例における全体、部分作用
を説明すると共に、基本構成における必須条件及び変更
可能条件、形状などを説明する。先ず、上記実施例寸法
のものにあっては、パチンコ玉Mが玉列5、5a…の中央
に位置して基板2上を移送方向に転動移動する時には、
転動するパチンコ玉Mの下部球面が中仕切り板4、4a…
における滑走部15、15a に非接触と成ると共に、隣列の
パチンコ玉M同志が非接触と成る。又、パチンコ玉Mが
玉列5、5a…の両側に位置すると共に基板2上を転動す
る時には、パチンコ玉Mの下部球面は滑走部15、15a に
接触して側方側への移動が制止され、この場合にも、隣
列のパチンコ玉M同志が非接触となる。この様な2態様
の転動状態により、総合的な移送時には、パチンコ玉M
の下端は基板2上を常時、転動移動し、パチンコ玉Mの
下部球面は一時的に玉列5、5a…両側の中仕切り板4、
4a…の頂部14における滑走部15、15a に接触して転動す
る。
【0016】そして、中仕切り板4、4a…の頂部14(滑
走部15、15a )に非接触で転動する時には、移送方向以
外での接触回転不要な摩擦抵抗は発生せず、他方、中仕
切り板4、4a…の頂部14(滑走部15、15a )にパチンコ
玉Mが一時的に接触する場合でも、パチンコ玉Mの接触
個所は下部球面であるために、接触時に発生する水平面
内における回転抵抗は単独で発生せず、移動方向への回
転抵抗も同時に生じる。従って、従来の水平面内だけで
の回転抵抗に比して、上記実施例のものでは、滑走部1
5、15a は移動方向への回転支持面となり、移動力が比
較的減殺されない。
【0017】上記の転動状態(基板2上を主に転動する
状態)を達成する条件は、中仕切り板4、4a…の板厚
T、中心間距離CD、面間距離FDにも関係するが、中
仕切り板4、4a…の上方突出量UDにも関係する。即
ち、中仕切り板4、4a…の頂部14の上方突出量UDを実
施例寸法のものより大きく(高く)設定すると、次の2
態様が存在する。上方突出量UDを若干高く設定した1
番目の態様としては、図6の実線(図1〜5のものは一
点鎖線)で示す様に、パチンコ玉Mの下端が基板2表面
に接触すると共に、パチンコ玉Mの下部球面が中仕切り
板4、4a…の頂部14における滑走部15、15a にも接触
し、パチンコ玉Mは3点支持となる。又、図示しない
が、上方突出量UDを更に高く設定した2番目の態様と
しては、パチンコ玉Mの下部球面が中仕切り板4、4a…
の頂部14における滑走部15、15a に接触して支持される
と共に、パチンコ玉Mの下端が基板2表面に非接触、浮
上状態で、パチンコ玉Mは左右両側の滑走部15、15a の
2点支持となる。
【0018】従って、中仕切り板4、4a…の上方突出量
UDの数量如何によって、例えば0.1 〜0.2mm の高さ相
違によって、パチンコ玉Mの転動接触状態は相違し、所
望の転動状態を設定するためには、例えば、玉列5、5a
…を転動するパチンコ玉Mの下端が基板2面上に接触す
る様に、又は、パチンコ玉Mが玉列5、5a…の中央に位
置する時に、転動するパチンコ玉Mの下部球面が中仕切
り板4、4a…の頂部14に非接触と成る様に、或いは、パ
チンコ玉Mの下部球面が滑走部15、15a に常時接触する
様に、中仕切り板4、4a…の中仕切り板の頂部14の上方
突出量UDを設定する必要がある。尚、中仕切り板4、
4a…の頂部14の上方突出量UDを過度に小さく(低く)
すると、パチンコ玉Mの左右移動の制止が少なくなるた
め、隣列の玉列5、5a…のパチンコ玉M同志が非接触と
成る様に、中仕切り板4、4a…の頂部14の上方突出量U
Dの最低量を設定する必要もある。
【0019】次に、パチンコ玉Mの下端球面が接触する
中仕切り板4、4a…の頂部14における滑走部15、15a の
形状について説明する。上記実施例(図1〜5と図6)
では、中仕切り板4、4a…の頂部14は断面3角形状と成
し、中仕切り板4、4a…の垂直面と山形部の稜線を、パ
チンコ玉Mの下端球面が接触する滑走部15、15a と成し
たが、中仕切り板4、4a…の頂部14に形成する滑走部1
5、15a の形状は、適宜変更可能である。例えば、頂部1
4を3角形と成した図1等の実施例のものを、図7に示
す様に、垂直面と水平面の角部を滑走部15、15a と成し
ても良い。又、上記実施例では滑走部15、15a を移送方
向の線と成したが、図8、9に示す様に、滑走部15、15
a を面と成しても良く、図8では滑走部15、15a を傾斜
面と成し、図9では滑走部15、15a を湾曲面と成してい
る。尚、図6の実施例と同様に、図7〜9では、実線は
パチンコ玉Mの下端球面が滑走部15、15a に常時接触す
る様に、中仕切り板4、4a…の頂部14の上方突出量UD
を高く設定し、基板2の表面と共に、パチンコ玉Mを3
点で支持する状態を示し、図7〜9の一点鎖線は、パチ
ンコ玉Mが玉列5、5a…の中央に位置する時に、基板2
だけで支持する様に、中仕切り板4、4a…の上方突出量
UDを設定した場合を示している。
【0020】次に、本発明に係るパチンコ玉の搬送路を
水平レールとして使用する場合の使用例を説明するが、
搬送路1は、この使用例以外でも勿論使用可能である。
図12、13に示す様に、パチンコ島Sなどに設置され
た揚送路20、20a の下流(上端)と供給路21、21a の上
流(上端)の間に搬送路1を設置する。即ち、一方のパ
チンコ島Sの揚送路20、20a と他方のパチンコ島Sの供
給路21、21a の間に搬送路1を設置する。尚、揚送路2
0、20a 、供給路21、21a 等はパチンコ玉Mの貯玉タン
クTQ内外に設置している。そして、図10、11に示
す様に、搬送路1の供給側端部には、夫々の玉列5、5a
…の端部にパチンコ玉Mを落下供給できる供給ガイド22
が連結してあり、該供給ガイド22は90度の円弧状をした
樋であり、その上向きの上端部を玉受タンク23の下端に
連結している。更に、図12及び図13の右側に示す様
に、玉受タンク23は揚送路20、20a から貯玉タンクTQ
を介してパチンコ玉Mを供給する様になっている。24は
玉送り装置であり、パチンコ島Sの一部に取り付けた揚
送路20、20a (貯玉タンクTQ)に付設した装置箱25内
に収容している。即ち、モータ26の作動により回転する
送りローラ27の外周送り面28を供給ガイド22の内周面と
略一致させる様に、送りローラ27を配置し、該送りロー
ラ27のウレタン製の外周送り面28が夫々の玉列5、5a…
の端部側のパチンコ玉Mと接触する様に配置している。
【0021】尚、送りローラ27及びモータ26は、若干
量、位置調整自在に取り付けてあり、パチンコ玉Mと送
りローラ27の外周送り面28の圧接状態を調整自在と成し
ている。又、モータ26、送りローラ27等も搬送路1の供
給側端部、供給ガイド22等と同様に装置箱25内に配置し
ている。
【0022】そして、図13の左側に示す様に、搬送路
1の排出側端部も貯玉タンクTQに付設した供給路21、
21a に接続し、搬送路1を移送されたパチンコ玉Mは供
給路21、21a に流入供給できる様にしている。
【0023】本使用例の場合、搬送路1をパチンコ島S
間に水平配置して用いるので、パチンコ島S内でパチン
コ玉Mを所定量に維持するために、各パチンコ島Sに対
して流入側と流出側の両方を設置している。その設置方
式としては、図13、14に示す様に平行に配置し、或
いは、図15に示す様に上下2段に配置して用いる。
【0024】本使用例によると、モータ26の作動によっ
て回転する送りローラ27の外周送り面28が、供給ガイド
22内で圧接しているパチンコ玉Mを移送方向に圧送し、
これにより搬送路1における玉列5、5a…のパチンコ玉
Mが順次、移送方向前方に押し出されて、移送排出端
(流出端)から、供給路21、21a 、貯玉タンクTQに供
給される。
【0025】又、送りローラ27は、円柱状の外周送り面
28を有したものを説明したが、図16に示す様に、外周
にパチンコ玉Mの上半分を収容して押し出すことのでき
る収容凹部30を切欠したものとしても良い。
【0026】以下、本発明に係る搬送路1を上記使用例
に適用する場合の詳細(従来の技術、課題等を含む)を
説明する。従来、パチンコ島Sにパチンコ玉Mを供給す
るものとして、パチンコ島Sの上に傾斜樋を配置してい
た。そして、パチンコ島S内でパチンコ玉Mを融通可能
とするために、パチンコ島S内に流入側と流出側の2本
が必要となると共に、2本の傾斜樋は逆向きの対向傾斜
が必要であったため、パチンコホールの天井部の外観が
損なわれていた。又、傾斜による自然転動でパチンコ玉
Mを移送するには時間が掛かってパチンコ玉Mの大量移
送を迅速にできない問題点があった。本使用例の場合、
搬送路1を水平に配置してパチンコホール天井部の美観
を良好に出来ると共に、パチンコ玉Mを強制送りして迅
速な移送処理を行なうことが出来る。
【0027】
【発明の効果】要するに本発明は、パチンコ玉Mの搬送
路1において、基板2上の長手方向に配置した中仕切り
板4、4a…によって複数列の玉列5、5a…を並設したこ
とにより、搬送されるパチンコ玉Mが玉列5、5a…で列
状に搬送されるために、隣列の玉列5、5a…のパチンコ
玉M同志が相互に接触せず、移送速度が安定すると共
に、パチンコ玉Mの損傷を防止することが出来る。又、
中仕切り板4、4a…の中心間距離CDはパチンコ玉Mの
直径Dより大きく設定したので、隣列のパチンコ玉M同
志が接触することを防止出来、又、中仕切り板4、4a…
の面間距離FDはパチンコ玉Mの直径Dより小さく設定
したので、パチンコ玉Mの中心を通る水平面端部(平面
視におけるパチンコ玉Mの端部)は中仕切り板4、4a…
の上部に部分的に位置することにより、搬送路1の全体
幅を縮小することが出来る。又、パチンコ玉Mが接触転
動する中仕切り板4、4a…の頂部14の滑走部15、15a の
基板2からの上方突出量UDをパチンコ玉Mの半径Rよ
り低く設定したので、パチンコ玉Mが中仕切り板4、4a
…に接触する部分は、従来のパチンコ玉Mの中心を通る
水平面と交差する球面でなく、パチンコ玉Mの下部球面
となることにより、中仕切り板4、4a…へパチンコ玉M
が接触しても、或いは、パチンコ玉Mが滑走部15、15a
上を転動移送した時には、従来の水平面内での回転が相
対的に減少すると共に、移動方向への垂直面内での回転
が増加し、移動抵抗を減少させ、移動速度を安定的にす
ることが出来る。又、搬送路1の流入端部に送り込まれ
るパチンコ玉Mが中仕切り板4、4a…の正面に位置した
としても、中仕切り板4、4a…の頂部14はパチンコ玉M
の下部球面に当接するため、その当接状態が極めて不安
定であることにより、中仕切り板4、4a…の前端でパチ
ンコ玉Mは左右どちらかの玉列5、5a…に後続のものに
押圧されて流入し、全ての玉列5、5a…にパチンコ玉M
を極めて容易に流入させることが出来る。その結果、搬
送路1への流入直前にパチンコ玉Mを玉列5、5a…の間
隔に準じて配列させる必要がないため、搬送路1の上流
側の供給ガイド22、送りローラ27等で配列器具、ガイド
等が不要で、供給、送り出し装置の簡易化を図ることが
出来る。
【0028】又、転動するパチンコ玉Mの下端が基板2
面上に接触する様に、滑走部15、15a と基板2の3点
で、或いは、基板2上でパチンコ玉Mが移動する場合
に、中仕切り板4、4a…の頂部14の上方突出量UDを設
定したので、パチンコ玉Mの重量の大半を板厚Tの大き
い基板2で支承して、中仕切り板4、4a…への負担を低
減しての搬送路1の耐久性を向上させることが出来る。
【0029】又、実施例寸法で示す様に、パチンコ玉M
が玉列5、5a…の中央に位置した時に、転動するパチン
コ玉Mの下部球面が中仕切り板4、4a…の頂部14に非接
触と成る様に、中仕切り板4、4a…の頂部14の上方突出
量UDを設定したので、基本的にパチンコ玉Mの重量を
基板2で支持し、パチンコ玉Mが中央からずれた時に
は、中仕切り板の頂部14に接触転動し、総合的にパチン
コ玉Mを安定的に転動移動させることが出来る。
【0030】又、隣列のパチンコ玉M同志が非接触と成
る様に、中仕切り板4、4a…の頂部14の上方突出量UD
の最低量を設定したので、中仕切り板の頂部14が低過ぎ
ることによるパチンコ玉M同志の接触を確実に防止する
ことが出来る。
【0031】又、中仕切り板4、4a…の頂部14の滑走部
15、15a は角部と成したり、中仕切り板4、4a…の頂部
14の滑走部15、15a は稜線と成したので、滑走部15、15
a へのパチンコ玉Mの接触時に、その摩擦抵抗を最低限
と成すことが出来、又、中仕切り板4、4a…の頂部14の
滑走部15、15a は傾斜面と成したり、中仕切り板4、4a
…の頂部14の滑走部15、15a は湾曲面と成したので、パ
チンコ玉Mが当接する中仕切り板4、4a…は面状部のた
め、中仕切り板4、4a…の滑走部15、15a の磨耗変形が
発生せず、耐久性を向上することが出来る。
【0032】又、各種装置間でパチンコ玉Mを移送する
搬送路1を水平に配置したので、パチンコホール天井部
の美感を良好にすることが出来る。
【0033】又、玉列5、5a…の端部にパチンコ玉Mを
落下供給する供給ガイド22を設けたので、連続的にパチ
ンコ玉Mを移送することが出来、又玉列5、5a…の端部
に送られたパチンコ玉Mを移送方向に送る玉送り装置24
を備えたので、パチンコ玉Mを強制的に送り出して迅速
に大量のパチンコ玉Mを移送することが出来る。
【0034】又、搬送路1をパチンコ島S間に配置した
ので、パチンコ島S内でのパチンコ玉Mの所定量維持を
容易に行うことが出来、又夫々のパチンコ島Sにパチン
コ玉Mを上下方向移送する揚送路20、20a と供給路21、
21a を夫々設けたので、パチンコ島S間で融通移送され
た大量のパチンコ玉Mをパチンコ島Sの必要箇所に移送
したり、他のパチンコ島Sへの移送準備を1ヵ所で行う
ことが出来、又一方のパチンコ島Sの揚送路20、20a と
他方のパチンコ島Sの供給路21、21a の間に2本の搬送
路1、1を夫々設け、2本の搬送路1、1の移送方向を
逆方向と成したので、パチンコ島S間での融通移送を両
方向で、全部のパチンコ島S間で行うことが出来る。
【0035】又、モータ26で回転する送りローラ27でパ
チンコ玉Mを押し出す玉送り装置24と成したので、パチ
ンコ玉Mを送りローラ27で圧接して送り出すことによ
り、確実に大量のパチンコ玉Mを送り出すことが出来、
又送りローラ27の外周送り面28に横一列の収容凹部30を
設けたので、送りローラ27によるパチンコ玉Mの送り出
しを外周送り面28の収容凹部30に嵌入させて行うことに
より、更に、強力にパチンコ玉Mを送り出すことが出来
る等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送路の平面図及び垂直断面図で
ある。
【図2】図1の垂直断面の部分拡大図である。
【図3】搬送路の寸法関係を示す垂直断面の要部拡大図
である。
【図4】搬送路を移動するパチンコ玉の転動状態を示す
拡大平面図である。
【図5】搬送路転動時の隣列の玉列のパチンコ玉同志の
最接近状態を示す拡大図である。
【図6】中仕切り板の頂部における滑走部が稜線で常時
3点支持状態を示す拡大図である。
【図7】中仕切り板の頂部における滑走部を角部と成し
た場合を示す拡大図である。
【図8】中仕切り板の頂部における滑走部を傾斜面と成
した場合を示す拡大図である。
【図9】中仕切り板の頂部における滑走部を湾曲面と成
した場合を示す拡大図である。
【図10】搬送路の使用例を示し、パチンコ玉の送り出
し側の垂直断面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】パチンコ島への取付例を示す図である。
【図13】2列搬送路の取付例を示す全体図である。
【図14】2列の搬送路を並列設置した状態を示す図で
ある。
【図15】2列の搬送路を2段設置した状態を示す図で
ある。
【図16】送りローラの別例を示す図である。
【図17】従来の搬送路の平面図及び垂直断面図であ
る。
【図18】従来の搬送路を移動するパチンコ玉の転動状
態を示す拡大平面図である。
【図19】従来の搬送路の寸法関係を示す要部拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 搬送路 2 基板 4、4a… 中仕切り板 5、5a… 玉列 14 頂部 15、15a 滑走部 20、20a 揚送路 21、21a 供給路 22 供給ガイド 24 玉送り装置 26 モーター 27 送りローラ 28 外周送り面 30 収容凹部 M パチンコ玉 D 直径 R 半径 S パチンコ島 FD 面間距離 CD 中心間距離 UD 上方突出量

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の長手方向に配置した中仕切り板
    によって複数列の玉列を並設し、隣列の玉列のパチンコ
    玉同志を非接触としたパチンコ玉の搬送路であって、 中仕切り板の中心間距離はパチンコ玉の直径より大き
    く、且つ、 中仕切り板の面間距離はパチンコ玉の直径より小さく、
    更に、 パチンコ玉が接触転動する中仕切り板の頂部の滑走部の
    基板からの上方突出量をパチンコ玉の半径より低く、 夫々設定したことを特徴とするパチンコ玉の搬送路。
  2. 【請求項2】 転動するパチンコ玉の下端が基板面上に
    接触する様に、 中仕切り板の頂部の上方突出量を設定したことを特徴と
    する請求項1記載のパチンコ玉の搬送路。
  3. 【請求項3】 パチンコ玉が玉列の中央に位置した時
    に、 転動するパチンコ玉の下部球面が中仕切り板の頂部に非
    接触と成る様に、 中仕切り板の頂部の上方突出量を設定したことを特徴と
    する請求項2記載のパチンコ玉の搬送路。
  4. 【請求項4】 隣列のパチンコ玉同志が非接触と成る様
    に、 中仕切り板の頂部の上方突出量の最低量を設定したこと
    を特徴とする請求項1、2又は3記載のパチンコ玉の搬
    送路。
  5. 【請求項5】 中仕切り板の頂部の滑走部は角部と成し
    たことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のパチ
    ンコ玉の搬送路。
  6. 【請求項6】 中仕切り板の頂部の滑走部は稜線と成し
    たことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のパチ
    ンコ玉の搬送路。
  7. 【請求項7】 中仕切り板の頂部の滑走部は傾斜面と成
    したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のパ
    チンコ玉の搬送路。
  8. 【請求項8】 中仕切り板の頂部の滑走部は湾曲面と成
    したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のパ
    チンコ玉の搬送路。
  9. 【請求項9】 搬送路を水平に配置したことを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のパチ
    ンコ玉の搬送路。
  10. 【請求項10】 玉列の端部にパチンコ玉を落下供給す
    る供給ガイドを設けると共に、玉列の端部に送られたパ
    チンコ玉を移送方向に送る玉送り装置を備えたことを特
    徴とする請求項9記載のパチンコ玉の搬送路。
  11. 【請求項11】 搬送路をパチンコ島間に配置すると共
    に、夫々のパチンコ島にパチンコ玉を上下方向移送する
    揚送路と供給路を夫々設け、一方のパチンコ島の揚送路
    と他方のパチンコ島の供給路の間に2本の搬送路を夫々
    設けると共に、2本の搬送路の移送方向を逆方向と成し
    たことを特徴とする請求項10記載のパチンコ玉の搬送
    路。
  12. 【請求項12】 モータで回転する送りローラでパチン
    コ玉を押し出す玉送り装置と成したことを特徴とする請
    求項10又は11記載のパチンコ玉の搬送路。
  13. 【請求項13】 送りローラの外周送り面に横一列の
    収容凹部を設けたことを特徴とする請求項12記載のパ
    チンコ玉の搬送路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009153747A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Sammy Corp 弾球遊技機

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