JP2001170029A - 運動状態測定装置および運動状態測定方法 - Google Patents

運動状態測定装置および運動状態測定方法

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JP2001170029A
JP2001170029A JP35778599A JP35778599A JP2001170029A JP 2001170029 A JP2001170029 A JP 2001170029A JP 35778599 A JP35778599 A JP 35778599A JP 35778599 A JP35778599 A JP 35778599A JP 2001170029 A JP2001170029 A JP 2001170029A
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JP
Japan
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stride
walking
speed
subject
stride time
Prior art date
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JP35778599A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Yamashita
裕久 山下
Takehiro Kurono
剛弘 黒野
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被験者の走行または歩行時の一歩毎の単位で
の運動状態を測定する装置および方法を提供する。 【解決手段】 被験者の走行または歩行時におけるスト
ライド時間tnと、歩数Nと、走行または歩行の合計距
離Dとをそれぞれ計測するストライド時間計測部50、
歩数計測部30、合計距離計測部40と、別途求めたス
トライド時間tnと速度vnの相関近似式を記憶するメモ
リ部10と、ストライド時間計測部50によって計測さ
れたストライド時間tnの平均処理を行う平均処理部2
4と、平均処理されたストライド時間t1nと走行また
は歩行合計距離Dとに基づいて被験者の一歩毎の歩幅l
i1nを算出する歩幅算出部22と、平均処理を行った
ストライド時間t1nおよびメモリ部10に記憶された
相関近似式に基づいて、算出された歩幅li1nに補正
処理を行う補正処理部25とを備えることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行または歩行時
における被験者の運動状態を測定する装置および方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の健康に対する意識向上により、走
行または歩行における歩行数を表示するための歩行計が
各種提供されている。歩行計には歩数のみでなく歩行距
離等も表示されるものがあるが、この歩行距離は、初期
設定の歩幅に歩数を乗算することによって求められてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際には歩行
時の歩幅は等速運動においても変動しており、加速や減
速を伴うことによってその変動は大きくなる。また、歩
行時に対して走行時は速度の加速・減速量が大きいの
で、歩幅の変動も大きくなる。
【0004】これに対して、従来の歩行計は、走行また
は歩行における平均的な歩幅または速度を求める手段は
あるが、一歩毎の細かな単位での歩幅または速度を求め
ることができないため、走行または歩行時の一歩毎の歩
幅または速度を解析して科学的なトレーニングに応用し
たり、身体の健康状態を診断したいという欲求には答え
られていない。
【0005】そこで本発明は、走行または歩行時の一歩
毎の細かな単位での被験者の運動状態を測定する装置お
よび方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の運動状態測定装置は、被験者の走行または
歩行時におけるストライド時間と、歩数と、走行または
歩行の合計距離と、を計測する計測手段と、別途求めた
ストライド時間と速度との相関近似式を記憶する記憶手
段と、計測手段により計測されたストライド時間の平均
処理を行うストライド時間平均処理手段と、計測手段に
より計測された前記歩数と、計測手段により計測された
合計距離と、ストライド時間平均処理手段により平均処
理された平均処理ストライド時間と、に基づいて被験者
の一歩毎の歩幅を算出する歩幅算出手段と、記憶手段に
より記憶された相関近似式と、ストライド時間平均処理
手段により平均処理された平均処理ストライド時間と、
に基づいて歩幅算出手段により算出された歩幅に補正処
理を行う補正処理手段とを備え、被験者の走行または歩
行時における一歩毎の歩幅を算出することを特徴とす
る。
【0007】このように、本発明によれば、被験者の走
行または歩行時のストライド時間を計測し、ストライド
時間の平均処理を行い、平均処理を行ったストライド時
間と合計距離とに基づいて内分計算した歩幅に、ストラ
イド時間と速度の相関近似式を用いて補正を加えること
により、被験者の走行または歩行時の一歩毎に対応した
歩幅を正確に算出することができる。
【0008】また、本発明の運動状態測定装置は、被験
者の走行または歩行時におけるストライド時間を計測す
る計測手段と、別途求めたストライド時間と速度との相
関近似式を記憶する記憶手段と、計測手段により計測さ
れたストライド時間の平均処理を行うストライド時間平
均処理手段と、記憶手段により記憶された相関近似式
と、ストライド時間平均処理手段により平均処理された
平均処理ストライド時間と、に基づいて被験者の走行ま
たは歩行時における一歩毎の速度を算出する速度算出手
段と、ストライド時間平均処理手段により平均処理を行
った平均処理ストライド時間と、速度算出手段により算
出された速度と、に基づいて被験者の走行または歩行時
における一歩毎の歩幅を算出する歩幅算出手段とを備
え、被験者の走行または歩行時における一歩毎の歩幅お
よび速度を算出することを特徴とする。
【0009】このように、本発明によれば、被験者の走
行または歩行時のストライド時間を計測し、ストライド
時間の平均処理を行い、平均処理したストライド時間
と、ストライド時間と速度との相関近似式を用いること
により、被験者の走行または歩行時における一歩毎に対
応した歩幅および速度を正確に算出することができる。
【0010】また、本発明の運動状態測定装置は、被験
者の走行または歩行時におけるストライド時間を計測す
る計測手段と、別途求めたストライド時間と速度との相
関近似式を記憶する記憶手段と、計測手段により計測さ
れたストライド時間の変化量に基づいて、記憶手段によ
り記憶された相関近似式の切片変動量を算出する切片変
動量算出手段と、計測手段によって計測されたストライ
ド時間と、記憶手段により記憶された相関近似式と、切
片変動量算出手段により算出された切片変動量と、に基
づいて被験者の走行または歩行時における一歩毎の速度
を算出する速度算出手段と、計測手段によって計測され
たストライド時間と、速度算出手段により算出された速
度と、に基づいて被験者の走行または歩行時における一
歩毎の歩幅を算出する歩幅算出手段とを備え、被験者の
走行または歩行時における一歩毎の歩幅および速度を算
出することを特徴とする。
【0011】このように、本発明によれば、被験者の走
行または歩行時のストライド時間を計測し、ストライド
時間と速度との相関近似式の切片変動量をストライド時
間の変化量に基づいて算出し、ストライド時間と相関近
似式と切片変動量を用いることにより、被験者の走行ま
たは歩行時における一歩毎に対応した歩幅および速度を
正確に算出することができる。
【0012】また、本発明の運動状態測定装置は、被験
者の走行または歩行時における歩数と、走行または歩行
の合計距離とを計測する第2の計測手段と、歩幅算出手
段により算出された歩幅の合計と、第2の計測手段によ
り計測された合計距離とが一致しない場合に、歩幅算出
手段により算出された歩幅の合計と、第2の計測手段に
より計測された歩数と、第2の計測手段により計測され
た走行または歩行合計距離と、に基づいて歩幅算出手段
により算出された歩幅に補正処理を行う歩幅補正手段と
を更に備えることを特徴としてもよい。歩幅の合計と合
計距離とが一致するように歩幅に補正処理を行うことに
よって、被験者の走行または歩行時における一歩毎に対
応した歩幅および速度をより正確に算出することができ
る。
【0013】また、本発明の運動状態測定装置は、記憶
手段により記憶された相関近似式が、統計的なストライ
ド時間と速度との相関近似式であることを特徴としても
よい。統計的な相関近似式を用いることにより、簡易に
被験者の走行または歩行時における一歩毎に対応した歩
幅および速度を算出することができる。
【0014】また、本発明の運動状態測定装置は、記憶
手段により記憶された相関近似式が、試験的な方法で計
測された被験者の走行または歩行時におけるストライド
時間と、速度と、に基づいて算出された相関近似式であ
ることを特徴としてもよい。試験的な方法で被験者のス
トライド時間および速度を計測し、相関近似式を算出す
ることにより、各被験者のその日の体調、運動能力の変
化などに対応した相関近似式を得ることができ、より正
確な走行または歩行時における一歩毎に対応した歩幅お
よび速度を算出することができる。
【0015】また、本発明の運動状態測定装置は、試験
的な方法により計測されたストライド時間の変化量に基
づいて、被験者の走行または歩行時における一歩毎の速
度の加速または減速状態を判別する加速・減速状態判別
手段と、加速・減速状態判別手段により加速状態と判断
された一歩に対応するストライド時間と速度との相関近
似式と、減速状態と判断された一歩に対応するストライ
ド時間と速度との相関近似式と、に基づいて相関近似式
を最適化する相関近似式最適化手段とを更に備えること
を特徴としてもよい。算出相関近似式を最適化すること
によって、より正確な被験者の走行または歩行時におけ
る一歩毎に対応した歩幅および速度を算出することがで
きる。
【0016】更に、本発明の運動状態測定方法は、被験
者の走行または歩行時におけるストライド時間と、歩数
と、走行または歩行の合計距離と、を計測する計測工程
と、別途求めたストライド時間と速度との相関近似式を
記憶する記憶工程と、計測工程において計測されたスト
ライド時間の平均処理を行うストライド時間平均処理工
程と、計測工程において計測された歩数と、前記計測工
程により計測された合計距離と、ストライド時間平均処
理工程において平均処理された平均処理ストライド時間
と、に基づいて被験者の一歩毎の歩幅を算出する歩幅算
出工程と、記憶工程において記憶された相関近似式と、
ストライド時間平均処理工程において平均処理された平
均処理ストライド時間と、に基づいて歩幅算出工程にお
いて算出された歩幅に補正処理を行う補正処理工程とを
備え、前記被験者の走行または歩行時における一歩毎の
歩幅を算出することを特徴とする。
【0017】このように、本発明によれば、被験者の走
行または歩行時のストライド時間を計測し、ストライド
時間の平均処理を行い、平均処理を行ったストライド時
間と走行または歩行合計距離とに基づいて内分計算した
歩幅に、ストライド時間と速度の相関近似式を用いて補
正を加えることにより、被験者の走行または歩行時の一
歩毎に対応した歩幅を正確に算出することができる。
【0018】また、本発明の運動状態測定方法は、被験
者の走行または歩行時におけるストライド時間を計測す
る計測工程と、別途求めたストライド時間と速度の相関
近似式を記憶する記憶工程と、計測工程において計測さ
れたストライド時間の平均処理を行うストライド時間平
均処理工程と、記憶工程において記憶された相関近似式
と、ストライド時間平均処理工程において平均処理され
た平均処理ストライド時間と、に基づいて被験者の走行
または歩行時における一歩毎の速度を算出する速度算出
工程と、ストライド時間平均処理工程において平均処理
を行った平均処理ストライド時間と、速度算出工程にお
いて算出された速度と、に基づいて被験者の走行または
歩行時における一歩毎の歩幅を算出する歩幅算出工程と
を備え、被験者の走行または歩行時における一歩毎の歩
幅および速度を算出することを特徴とする。
【0019】このように、本発明によれば、被験者の走
行または歩行時のストライド時間を計測し、ストライド
時間の平均処理を行い、平均処理したストライド時間
と、ストライド時間と速度との相関近似式を用いること
により、被験者の走行または歩行時における一歩毎に対
応した歩幅および速度を正確に算出することができる。
【0020】また、本発明の運動状態測定方法は、被験
者の走行または歩行時におけるストライド時間を計測す
る計測工程と、別途求めたストライド時間と速度の相関
近似式を記憶する記憶工程と、計測工程において計測さ
れたストライド時間の変化量に基づいて、記憶工程にお
いて記憶された相関近似式の切片変動量を算出する切片
変動量算出工程と、計測工程において計測されたストラ
イド時間と、記憶工程において記憶された相関近似式
と、切片変動量算出工程において算出された切片変動量
と、に基づいて被験者の走行または歩行時における一歩
毎の速度を算出する速度算出工程と、計測工程において
計測されたストライド時間と、速度算出工程において算
出された速度と、に基づいて被験者の走行または歩行時
における一歩毎の歩幅を算出する歩幅算出工程とを備
え、被験者の走行または歩行時における一歩毎の歩幅お
よび速度を算出することを特徴とする。
【0021】このように、本発明によれば、被験者の走
行または歩行時のストライド時間を計測し、ストライド
時間と速度との相関近似式の切片変動量をストライド時
間の変化量に基づいて算出し、ストライド時間と相関近
似式と切片変動量を用いることにより、被験者の走行ま
たは歩行時における一歩毎に対応した歩幅および速度を
正確に算出することができる。
【0022】また、本発明の運動状態測定方法は、被験
者の走行または歩行時における歩数と、走行または歩行
の合計距離とを計測する第2の計測工程と、歩幅算出工
程において算出された歩幅の合計と、第2の計測工程に
おいて記憶された合計距離とが一致しない場合に、歩幅
算出工程において算出された歩幅の合計と、第2の計測
工程において計測された前記歩数と、第2の計測工程に
おいて計測された合計距離と、に基づいて歩幅算出工程
において算出された歩幅に補正処理を行う歩幅補正工程
とを更に備えることを特徴としてもよい。歩幅の合計と
合計距離とに基づいて歩幅に補正処理を行うことによっ
て、被験者の走行または歩行時における一歩毎に対応し
た歩幅および速度をより正確に算出することができる。
【0023】また、本発明の運動状態測定方法は、記憶
工程において記憶された相関近似式が、統計的なストラ
イド時間と速度との相関近似式であることを特徴として
もよい。統計的な相関近似式を用いることにより、簡易
に被験者の走行または歩行時における一歩毎に対応した
歩幅および速度を算出することができる。
【0024】また、本発明の運動状態測定方法は、記憶
工程において記憶された相関近似式が、試験的な方法で
計測された被験者の走行または歩行時におけるストライ
ド時間と、速度と、に基づいて算出された相関近似式で
あることを特徴としてもよい。試験的な方法で被験者の
ストライド時間および速度を計測し、相関近似式を算出
することにより、各被験者のその日の体調、運動能力の
変化などに対応した相関近似式を得ることができ、より
正確な走行または歩行時における一歩毎に対応した歩幅
および速度を算出することができる。
【0025】また、本発明の運動状態測定方法は、試験
的な方法により計測されたストライド時間の変化量に基
づいて、被験者の走行または歩行時における一歩毎の速
度の加速または減速状態を判別する加速・減速状態判別
工程と、加速・減速状態判別工程において加速状態と判
断された一歩に対応するストライド時間と速度との相関
近似式と、減速状態と判断された一歩に対応するストラ
イド時間と速度との相関近似式と、に基づいて相関近似
式を最適化する相関近似式最適化工程とを更に備えるこ
とを特徴としてもよい。算出相関近似式を最適化するこ
とによって、より正確な被験者の走行または歩行時にお
ける一歩毎に対応した歩幅および速度を算出することが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】実施形態の説明に先立ち、添付図
面を参照して、本願発明者による被験者の走行または歩
行時における一歩毎の歩幅および速度に関する考察につ
いて述べる。
【0027】図1に、被験者の走行または歩行時におけ
る足跡Aを示す。ここで、被験者の一歩毎のストライド
時間(一歩に要した時間)をtn、歩幅をlnとする。ま
た、Nは歩数である。このとき、走行または歩行合計距
離Dは、下記式(1)で表される。
【0028】
【数1】
【0029】また、運動合計時間Tは、下記式(2)で
表される。
【数2】
【0030】また、ストライド時間tnの逆数をピッチ
nとすると、ピッチの合計Pは下記式(3)で表され
る。
【数3】
【0031】いま、走行または歩行合計距離Dおよびス
トライド時間tnのみが既知であるとすると、各ストラ
イド時間tnに対応する歩幅linは、下記式(4)のよ
うに単純に走行または歩行合計距離Dをピッチで内分す
ることにより求めることができると考えられる。 lin=D×pn/P …(4) ここで、図2に、走行速度を10km/hから21km
/hに加速し、続いて21km/hから12km/hに
減速したときの、被験者の歩数に対する式(4)で求め
た内分計算歩幅linと、実測した歩幅lnのグラフを示
す。図2から分かるように、内分計算歩幅linは、実
測した歩幅lnとは精度よく一致していない。また、内
分計算歩幅linは、実測した歩幅lnに比べて値が一歩
毎に大きく振動し、全体的にグラフの形状がなだらか
で、平均化された値となっていることが分かる。
【0032】内分計算歩幅linが大きく振動する原因
は、ストライド時間tnが大きく変動するためであると
考えられる。図3に、走行速度を10km/hから21
km/hに加速し、続いて21km/hから12km/
hに減速したときの、被験者の歩数に対する実測した速
度vnとストライド時間tnのグラフを示す。図3から、
ストライド時間tnは歩数に対して大きく振動してお
り、加速時および減速時において単純にストライド時間
nを減少および増加させていくのではなく、ストライ
ド時間tnを増減させながら平均的に速度を加速および
減速しているのが分かる。つまり、被験者は加速および
減速する場合、小刻みにストライド時間tn(ピッチ
n)を調整(増減)しながら走行していることが分か
る。これに対し、図1に示したように、実測した歩幅l
nはストライド時間tnに対応して変動しておらず、加速
および減速に対して緩やかに増加および減少している。
このため、大きく変動するストライド時間tnに基づい
て、単純に内分計算を行う式(4)から求めた内分計算
歩幅linは、大きく変動してしまうのである。この問
題を解決する方法としては、ストライド時間tnを平均
処理して式(4)に適用する方法が考えられ、これによ
り、内分計算歩幅linの大きな変動を防ぐことができ
ると考えられる。
【0033】内分計算歩幅linが平均化されてしまう
原因としては、最大速度(最大歩幅lmax)および最小
速度(最小歩幅lmin)が未知であるためだと考えられ
る。そこで、最大速度(最大歩幅lmax)および最小速
度(最小歩幅lmin)を求め、内分計算歩幅linに補正
を加えることにより、実測した歩幅lnと一致した歩幅
を算出することが可能であると考えられる。ところで、
図4に、走行速度を10km/hから21km/hに加
速し、続いて21km/hから12km/hに減速した
ときの、ストライド時間tnと速度vnの関係を示す。図
4に示すように、速度vnとストライド時間tnとの相関
は高く、一般的に線形式(y=ax+b)で近似でき
る。ここで、yは速度、xはストライド時間である。そ
こで、あらかじめ被験者のy=ax+bで表される速度
nとストライド時間tnの相関近似式を求めておき、被
験者の走行時に計測された最小ストライド時間tmin
よび最大ストライド時間tmaxを代入することにより、
最大速度(最大歩幅lmax)および最小速度(最小歩幅
min)を求めることが可能で、これらの値を用いて内
分計算歩幅linを補正することにより、内分計算歩幅
linの平均化を防ぐことができると考えられる。
【0034】ところで、ストライド時間tnの変化量d
nをdtn=tn−tn-1とし、ストライド時間tnを変
化量dtnが正のときを減速、0のときを等速、負のと
きを加速状態として分別し、図4に示すストライド時間
nと速度vnの関係のグラフを書き直したものを図5に
示す。図から分かるように、加速状態のストライド時間
nはストライド時間tnと速度vnの相関近似式の下側
に、減速状態のストライド時間tnは相関近似式の上側
に偏って分布している。このため、ストライド時間tn
から速度vnを算出する場合、加速または減速状態を判
別し、その状態に応じて異なった相関近似式を適用する
ことによって、より正確に速度vnを算出できると考え
られる。この相関近似式は、加速および減速状態を判別
し、相関近似式の切片を増減させることにより求めるこ
とができると考えられる。
【0035】また、図5において、ストライド時間tn
が変化量dtnにより加速または減速状態と判別された
にもかかわらず、ストライド時間tnと速度vnの相関近
似式にストライド時間を代入した際に、速度vnが増加
または減少していない座標が存在する場合がある。つま
り、変化量dtnにより加速状態と判別されたストライ
ド時間tnが相関近似式の上に分布している、あるいは
変化量dtnにより減速状態と判別されたストライド時
間tnが相関近似式の下に分布しているような、相関近
似式から大きく逸脱したストライド時間tnが存在する
場合がある。この場合、相関近似式に基づき速度vn
求めると、誤差が大きくなってしまう。そのため、相関
近似式の最適化が必要である。図6に示すように、相関
近似式の最適化は、まず、加速状態のストライド時間t
nの座標のみから加速状態の相関近似式y=a1x+b
1を求め、減速状態のストライド時間tnの座標のみか
ら減速状態の相関近似式y=a2x+b2を求め、これ
らの相関近似式の平均をとることにより求められる。つ
まりy=(a1+a2)x/2+(b1+b2)/2が
最適化された相関近似式となり、これより、より正確に
ストライド時間tnに対する速度vnを求めることができ
ると考えられる。
【0036】以下、添付図面を参照して本発明にかかる
実施形態について説明する。ただし、同一要素には同一
符号を付し、重複する説明は省略する。
【0037】図7に、本発明に係る運動状態測定装置の
実施形態のブロック図を示す。本発明に係る運動状態測
定装置は、走行または歩行したときの被験者の後述する
各種パラメータ等を記憶するメモリ部10と、記憶され
た各種パラメータ等に基づいて各種演算を行う演算部2
0と、走行または歩行したときの被験者の歩数Nを計測
する歩数計測部30と、走行または歩行の合計距離Dを
計測する合計距離計測部40と、走行または歩行したと
きの被験者のストライド時間tnを計測するストライド
時間計測部50と、被験者が走行または歩行する前に行
った試験的な走行または歩行におけるストライド時間t
nと速度vnとの相関近似式を算出する相関近似式算出部
60と、走行または歩行における被験者の一歩毎の速度
が加速しているか、減速しているか、それとも等速であ
るかを判断する加速・等速・減速判断部70と、相関近
似式算出部60により算出された相関近似式の切片を動
的に変化させる相関近似式の切片動的変動部80とを備
えている。
【0038】メモリ部10は、被験者の走行または歩行
時に、ストライド時間計測部50によって計測されたス
トライド時間tnを記憶するメモリ領域11と、合計距
離計測部により計測された合計距離Dを記憶するメモリ
領域12と、歩数計測部30によって計測された歩数N
を記憶するメモリ領域13と、統計的なストライド時間
nと速度vnとの相関近似式である統計的相関近似式を
記憶するメモリ領域14と、被験者が運動前に行った試
験的な運動から相関近似式算出部60によって算出され
たストライド時間tnと速度vnとの相関近似式である算
出相関近似式を記憶するメモリ領域15とを有してい
る。
【0039】演算部20は、メモリ部10に記憶されて
いる各種パラメータおよび相関近似式から速度を算出す
る速度算出部21と、歩幅を算出する歩幅算出部22
と、後述する加減速量を算出する加減速量算出部23
と、計測ストライド時間11の平均処理を行う平均処理
部24と、歩幅算出部22によって算出した歩幅に補正
を加える補正処理部25とを有している。
【0040】次に、図7に示した運動状態測定装置を用
いた第1実施形態に係る運動状態測定方法と、第1実施
形態の運動状態測定方法を実施する際の運動状態測定装
置の作用について図8のフローチャートを参照して説明
する。第1実施形態の運動状態測定方法は、被験者の走
行または歩行時のストライド時間tnを計測し、ストラ
イド時間tnの平均処理を行い、平均処理を行ったスト
ライド時間t1nと走行または歩行合計距離Dとに基づ
いて内分計算した歩幅li1nに、ストライド時間tn
速度vnの相関近似式を用いて補正を加えることによ
り、被験者の走行または歩行時の一歩毎に対応した歩幅
l1nを正確に算出する方法である。
【0041】まず最初に、被験者が走行あるいは歩行を
行った際の歩数N、ストライド時間tnを歩数計測部3
0およびストライド時間計測部50で計測し、走行ある
いは歩行を行った合計距離Dを合計距離計測部40で計
測する(S101)。ここで、走行または歩行合計距離
Dは、被験者の走行または歩行後に合計距離計測部40
によって計測してもよいし、あらかじめ合計距離計測部
40で計測された距離Dを被験者が走行または歩行して
もよい。そして、計測されたストライド時間t nはメモ
リ領域11に、合計距離Dはメモリ領域12に、歩数N
はメモリ領域13に記憶される。
【0042】次に、被験者のストライド時間tnと速度
nの相関近似式を求める。相関近似式を求める方法と
しては統計的なデータを使用する方法や被験者の過去の
データを利用する方法など考えられる。しかし、被験者
の運動時の健康あるいは精神状態または身体能力の変化
により、同一被験者であっても相関近似式が変化する場
合が考えられる。そのため、あらかじめ被験者に試験的
に短距離を走行あるいは歩行してもらい、その際のスト
ライド時間tnと速度vnを測定し、相関近似式を求める
のが理想的である。
【0043】そこで、被験者が被験者のストライド時間
nと速度vnの相関近似式を試験的な方法で求めること
が可能であるか判断する(S102)。可能であるなら
ば、あらかじめ試験的な方法、例えば図1に示すよう
に、被験者に足跡Aが残るように数十m走行または歩行
してもらう、あるいは、一歩毎の歩幅lnや速度vnが計
測できるトレッドミルのような装置で被験者に数十m走
行または歩行してもらう、等の方法によりストライド時
間tnと速度vnを求めておく。そして、求めたストライ
ド時間tnと速度vnとの相関近似式を、最小二乗法など
の方法で相関近似式算出部60により算出する(S10
3)。算出された相関近似式はメモリ部10のメモリ領
域15に記憶される。試験的な方法で相関近似式を求め
ることができない場合は、あらかじめメモリ領域14に
記憶されていた統計的なデータによる統計的相関近似式
を相関近似式として使用する(S104)。
【0044】次に、内分計算歩幅linの変動を防ぐた
めに、平均処理部24によってストライド時間tnの平
均処理を行い、歩幅算出部22によって平均処理を行っ
たストライド時間t1nの逆数であるピッチp1n=(1
/t1n)を求める(S105)。ここで、ストライド
時間tnの平均処理方法にはいろいろな方法が考えられ
るが、第1実施形態では、3区間移動平均処理を行っ
た。
【0045】次に、ピッチp1n、上記式(3)より求
められる合計ピッチP1およびメモリ領域12に記憶さ
れている走行または歩行合計距離Dをもとに、歩幅算出
部22によって内分計算歩幅li1nを下記式(5)の
内分計算により求める(S106)。 li1n=D×p1n/P1 …(5) 次に、補正処理部25によって相関近似式に平均処理を
行ったストライド時間t1nの最小値t1minを代入し最
大速度v1maxを、最大値t1maxを代入し最小速度v1
minを算出する。更に、最大歩幅l1max=t1min×v
max、最小歩幅l1min=t1max×v1minを算出する
(S107)。
【0046】次に、ピッチp1nと平均ピッチP1ave
P1/nとの差分dp1n=p1n−P1aveと、最大歩
幅l1maxと最小歩幅l1minの差分dl1=l1max
l1mi nとを用い、補正処理部25によって内分計算歩
幅li1nを下記式(6)により補正し、歩幅l1nを算
出する(S108)。 l1n=dl1×dp1n+li1n …(6) これにより、被験者の一歩毎に対応した歩幅を求めるこ
とができる。
【0047】図9に、式(6)から求めた歩幅l1n
実測した歩幅lnの歩数に対するグラフを示す。図9よ
り、図2に示した補正を行う前の内分計算歩幅lin
比較して、補正を行った歩幅l1nは実測した歩幅ln
よく一致していることが分かる。
【0048】以上のように、第1実施形態に係る運動状
態測定方法によれば、被験者の走行または歩行時のスト
ライド時間tnを計測し、ストライド時間の平均処理を
行い、平均処理を行ったストライド時間t1nと走行ま
たは歩行合計距離Dとに基づいて内分計算した歩幅li
nに、ストライド時間tnと速度vnの相関近似式を用
いて補正を加えることにより、被験者の走行または歩行
時の一歩毎に対応した歩幅l1nを正確に算出すること
ができる。
【0049】次に、図7に示した運動状態測定装置を用
いた第2実施形態に係る運動状態測定方法と、第2実施
形態の運動状態測定方法を実施する際の運動状態測定装
置の作用について図10のフローチャートを参照して説
明する。第2実施形態の運動状態測定方法は、被験者の
走行または歩行時のストライド時間tnを計測し、スト
ライド時間tnの平均処理を行い、平均処理したストラ
イド時間t2nと、ストライド時間tnと速度vnとの相
関近似式を用いることにより、被験者の走行または歩行
時における一歩毎に対応した歩幅l2nおよび速度v2n
を正確に算出する方法である。
【0050】まず最初に、第1実施形態と同様に、被験
者の走行あるいは歩行における歩数Nおよびストライド
時間tnを歩数計測部30およびストライド時間計測部
50で計測し、走行または歩行を行った合計距離Dを合
計距離計測部40で計測する(S201)。ここで、走
行または歩行合計距離Dは、被験者の走行または歩行後
に合計距離計測部40によって計測してもよいし、あら
かじめ合計距離計測部40で計測された距離Dを被験者
が走行または歩行してもよい。そして、計測されたスト
ライド時間tnはメモリ領域11に、走行または歩行合
計距離Dはメモリ領域12に、歩数Nメモリ領域13に
記憶される。
【0051】次に、被験者のストライド時間tnと速度
nの相関近似式を求める。被験者が被験者のストライ
ド時間tnと速度vnの相関近似式を試験的な方法で求め
ることが可能であるか判断し(S202)、可能であれ
ば、第1実施形態と同様にあらかじめ試験的な方法でス
トライド時間tnと速度vnを求める。そして、ストライ
ド時間tnと速度vnの相関近似式を、最小二乗法などの
方法で相関近似式算出部60により算出する(S20
3)。算出された相関近似式はメモリ領域15に記憶さ
れる。試験的な方法で相関近似式を求めることができな
い場合は、あらかじめメモリ部10に記憶されていた統
計的なデータによる統計的相関近似式を相関近似式とし
て使用する(S204)。
【0052】次に、平均処理部24によりストライド時
間tnの平均処理を行い、速度算出部21により平均処
理したストライド時間t2nを相関近似式に代入し、速
度v2nを算出する。そして、歩幅算出部22により歩
幅l2nを下記式(7)により算出する(S205)。 l2n=t2n×v2n …(7) ここで、歩幅l2nは、相関近似式に基づいて算出して
いるため、上記式(1)で求められるその合計距離D2
が実際の走行または歩行合計距離Dと一致しない場合が
ある。そのため、D2がDと一致しているか確認し(S
206)、一致していない場合は一致するように、補正
処理部25により下記式(8)により歩幅l2nを歩幅
l2n’に補正する(S207)。 l2n’=l2n+(D−D2)/n …(8) D2がDと一致している場合は、補正は行わなくてもよ
い。
【0053】図11に、算出した速度v2nと実測した
速度vnの歩数に対するグラフを示す。また、図12
に、算出した歩幅l2n’と実測した歩幅lnの歩数に
対するグラフを示す。図より、算出した速度v2nおよ
び歩幅l2n’ともに実測した速度vnおよび実測した歩
幅lnとよく一致していることが分かる。
【0054】以上のように、第2実施形態に係る運動状
態測定方法によれば、被験者の走行または歩行時のスト
ライド時間tnを計測し、ストライド時間tnの平均処理
を行い、平均処理したストライド時間t2nと、ストラ
イド時間tnと速度vnとの相関近似式を用いることによ
り、被験者の走行または歩行時における一歩毎に対応し
た歩幅l2n’および速度v2nを正確に算出することが
できる。
【0055】次に、図7に示した運動状態測定装置を用
いた第3実施形態の運動状態測定方法と、第3実施形態
の運動状態測定方法を実施する際の運動状態測定装置の
作用について図13のフローチャートを参照して説明す
る。第3実施形態の運動状態測定方法は、被験者の走行
または歩行時のストライド時間tnを計測し、ストライ
ド時間tnと速度vnとの相関近似式の切片変動量αをス
トライド時間tnの変化量dtnに基づいて算出し、スト
ライド時間tnと相関近似式と切片変動量αを用いるこ
とにより、被験者の走行または歩行時における一歩毎に
対応した歩幅l3nおよび速度v3nを正確に算出する方
法である。
【0056】まず最初に、第1実施形態および第2実施
形態と同様に、被験者の走行あるいは歩行における歩数
Nおよびストライド時間tnを歩数計測部30およびス
トライド時間計測部50で計測し、走行または歩行を行
った合計距離Dを合計距離計測部40で計測する(S3
01)。ここで、走行または歩行合計距離Dは、被験者
の走行または歩行後に合計距離計測部40によって計測
してもよいし、あらかじめ合計距離計測部40で計測さ
れた距離Dを被験者が走行または歩行してもよい。そし
て、計測されたストライド時間tnはメモリ領域11
に、走行または歩行合計距離Dはメモリ領域12に、歩
数Nはメモリ領域13に記憶される。
【0057】次に、被験者のストライド時間tnと速度
nの相関近似式を求める。被験者が被験者のストライ
ド時間tnと速度vnの相関近似式を試験的な方法で求め
ることが可能か判断し(S302)、可能であれば、第
1実施形態および第2実施形態と同様に、あらかじめ試
験的な方法でストライド時間tnと速度vnを求める。そ
して、ストライド時間tnと速度vnの相関近似式を、最
小二乗法などの方法で相関近似式算出部60により算出
する(S303)。算出された相関近似式はメモリ領域
15に記憶される。
【0058】ここで、第3実施形態は、相関近似式の切
片を動的に変化させ、その相関近似式に計測したストラ
イド時間tnを代入することにより、被験者の走行また
は歩行における一歩毎の歩幅l3nと速度v3nを求める
方法であるため、算出した相関近似式が最適でないと算
出した歩幅l3nと速度v3nと、実際の歩幅lnおよび
速度vnとの誤差が大きくなってしまう。そこで、第3
実施形態では相関近似式の最適化を行う。
【0059】まず、試験的な方法で求めたストライド時
間tnの変化量dtnをdtn=tn−tn-1とし、ストラ
イド時間tnを変化量dtnが正のときを減速、0のとき
を等速、負のときを加速状態として加速・等速・減速判
断部70により分別する(S304)。次に、変化量d
nにより加速状態と判別されたストライド時間tnが相
関近似式の上に分布している、あるいは変化量dtn
より減速状態と判別されたストライド時間tnが相関近
似式の下に分布しているような、例外座標が存在するか
確認する(S305)。例外座標が存在する場合、加速
状態と判断された座標のみから相関近似式y=a1x+
b1を求め、減速状態と判断されたストライド時間tn
の座標のみから相関近似式y=a2x+b2を求め、こ
れらの相関近似式の平均、つまりy=(a1+a2)x
/2+(b1+b2)/2を最適化した相関近似式とす
る(S306)。そして、メモリ領域15に相関近似式
として記憶させる。ここで、例外座標が存在しない場
合、算出相関近似式を最適化する必要はない。
【0060】また、被験者のストライド時間tnと速度
nの相関近似式を試験的な方法で求めることができな
い場合は、あらかじめメモリ部10に記憶されていた統
計的なデータによる統計的相関近似式14を相関近似式
として使用する(S307)。
【0061】次に、相関近似式の切片を動的に変化させ
るときの切片変動量αを求めるために、加減速量という
概念を導入する。加減速量dt3nとは、ストライド時
間tnに対応する一歩と前後の一歩のストライド時間t
n-1およびtn+1との差分の平均であり、下記式(9)で
表される。 dt3n={(tn−tn-1)+(tn−tn+1)}/2 …(9) 式(9)で定義された加減速量dt3nは、ストライド
時間tnに対応して加減速量算出部23によって算出さ
れる(S308)。
【0062】切片変動量αは、この加減速量dt3n
もとに決定される。本発明者は、実験的に加減速量dt
nの8%程度が切片変動量αとして最適であることを
見出した。そこで、第3実施形態では切片変動量α=d
t3n×0.08とした。この切片変動量αは、相関近
似式の切片動的変動部80により算出され、ストライド
時間tnに対応して相関近似式の切片を切片変動量αだ
け変化させる、つまり、相関近似式をy=ax+b+α
とする。そして、この相関近似式にストライド時間tn
を代入し、速度算出部21により速度v3nを算出す
る。そして、歩幅算出部22により歩幅l3nをl3n
n×v3nにより算出する(S309)。
【0063】ここで、歩幅l3nは、第2実施形態と同
様、相関近似式に基づき算出しているため、上記式
(1)で求められるその合計距離D3が実際の走行また
は歩行合計距離Dと一致しない場合がある。そのため、
D3がDと一致しているか確認し(S310)、一致し
ていない場合は一致するように、補正処理部25により
下記式(10)に示すように歩幅l3nを歩幅l3n’に
補正する(S311)。 l3n’=l3n+(D−D3)/n …(10) D3がDと一致している場合は、補正は行わなくてもよ
い。
【0064】図14に、算出した速度v3nと実測した
速度vnの歩数に対するグラフを示す。また、図15
に、算出した歩幅l3n’と実測した歩幅lnの歩数に
対するグラフを示す。図より算出した速度v3nおよび
歩幅l3n’ともに実測した速度v nおよび実測した歩幅
lnによく一致していることが分かる。
【0065】以上のように、第3実施形態に係る運動状
態測定法方によれば、被験者の走行または歩行時のスト
ライド時間tnを計測し、ストライド時間tnと速度vn
との相関近似式の切片変動量αをストライド時間tn
変化量dtnに基づいて算出し、ストライド時間tnと相
関近似式と切片変動量αを用いることにより、被験者の
走行または歩行時における一歩毎に対応した歩幅l
n’および速度v3nを正確に算出することができる。
【0066】なお、本発明にかかる第1〜第3実施形態
はこれに限られるものではない。第1〜第3実施形態で
は、被験者の運動状態を測定する前に試験的な方法で相
関近似式を求めるとしたが、運動状態を測定した後に試
験的な方法で相関近似式を求めてもよい。また、第1お
よび第2実施形態では、相関近似式の最適化を行ってい
ないが、もちろん最適化を行ってもよく、これにより、
より正確な一歩毎の速度および歩幅を求めることができ
る。
【0067】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる運動状態測定装置によれば、被験者の走行または
歩行時のストライド時間、合計運動距離、ストライド時
間と速度の相関近似式に基づいて、被験者の走行あるい
は歩行時における一歩毎に対応した歩幅および速度を正
確に算出することが可能である。
【0068】また、本発明にかかる運動状態測定方法に
よれば、本発明にかかる運動状態測定装置と同様に、被
験者の走行または歩行時のストライド時間、合計運動距
離、ストライド時間と速度の相関近似式に基づいて、被
験者の走行あるいは歩行時における一歩毎に対応した歩
幅および速度を正確に算出することが可能である。
【0069】これより、被験者の走行または歩行時の一
歩毎に対応した歩幅および速度をもとに、科学的に被験
者の運動状態を解析することができ、被験者各個人に対
応した科学的なトレーニングや身体の健康状態の診断を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】被験者の走行あるいは歩行時の足跡Aを示す図
である。
【図2】被験者の一歩毎に対応する実測した歩幅ln
内分計算歩幅linを示したグラフである。
【図3】被験者の実測した一歩毎に対応する速度vn
ストライド時間tnのグラフである。
【図4】被験者の実測した速度vnとストライド時間tn
の相関関係を示したグラフである。
【図5】ストライド時間tnの加速状態と減速状態を分
別して表示した場合の速度vnとストライド時間tnの相
関関係を示したグラフである。
【図6】ストライド時間tnの加速状態と減速状態を分
別し、相関近似式を最適化した場合の速度vnとストラ
イド時間tnの相関関係を示したグラフである。
【図7】本発明に係る運動状態測定装置の実施形態を示
すブロック図である。
【図8】運動状態測定方法の第1実施形態を示すフロー
チャートである。
【図9】第1実施形態に係る運動状態測定方法により算
出した一歩毎に対応する歩幅のグラフである。
【図10】運動状態測定方法の第2実施形態を示すフロ
ーチャートである。
【図11】第2実施形態に係る運動状態測定方法により
算出した一歩毎に対応する速度のグラフである。
【図12】第2実施形態に係る運動状態測定方法により
算出した一歩毎に対応する歩幅のグラフである。
【図13】運動状態測定方法の第3実施形態を示すフロ
ーチャートである。
【図14】第3実施形態に係る運動状態測定方法により
算出した一歩毎に対応する速度のグラフである。
【図15】第3実施形態に係る運動状態測定方法により
算出した一歩毎に対応する歩幅のグラフである。
【符号の説明】
10…メモリ部、11〜15…メモリ領域、20…演算
部、21…速度算出部、22…歩幅算出部、23…加減
速量算出部、24…平均処理部、25…補正処理部、3
0…歩数計測部、40…合計距離計測部、50…ストラ
イド時間計測部、60…相関近似式算出部、70…加速
・等速・減速判断部、80…相関近似式の切片動的変動
部、tn…ストライド時間、vn…速度、ln…歩幅、N
…歩数、D…走行または歩行合計距離、

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の走行または歩行時における運動
    状態を測定する装置であって、 前記被験者の走行または歩行時におけるストライド時間
    と、歩数と、走行または歩行の合計距離と、を計測する
    計測手段と、 別途求めたストライド時間と速度との相関近似式を記憶
    する記憶手段と、 前記計測手段により計測された前記ストライド時間の平
    均処理を行うストライド時間平均処理手段と、 前記計測手段により計測された前記歩数と、前記計測手
    段により計測された前記合計距離と、前記ストライド時
    間平均処理手段により平均処理された平均処理ストライ
    ド時間と、に基づいて被験者の一歩毎の歩幅を算出する
    歩幅算出手段と、 前記記憶手段により記憶された前記相関近似式と、前記
    ストライド時間平均処理手段により平均処理された前記
    平均処理ストライド時間と、に基づいて前記歩幅算出手
    段により算出された前記歩幅に補正処理を行う補正処理
    手段とを備え、前記被験者の走行または歩行時における
    一歩毎の歩幅を算出することを特徴とする運動状態測定
    装置。
  2. 【請求項2】 被験者の走行または歩行時における運動
    状態を測定する装置であって、 前記被験者の走行または歩行時におけるストライド時間
    を計測する計測手段と、 別途求めたストライド時間と速度との相関近似式を記憶
    する記憶手段と、 前記計測手段により計測された前記ストライド時間の平
    均処理を行うストライド時間平均処理手段と、 前記記憶手段により記憶された前記相関近似式と、前記
    ストライド時間平均処理手段により平均処理された平均
    処理ストライド時間と、に基づいて前記被験者の走行ま
    たは歩行時における一歩毎の速度を算出する速度算出手
    段と、 前記ストライド時間平均処理手段により平均処理を行っ
    た前記平均処理ストライド時間と、前記速度算出手段に
    より算出された前記速度と、に基づいて前記被験者の走
    行または歩行時における一歩毎の歩幅を算出する歩幅算
    出手段とを備え、前記被験者の走行または歩行時におけ
    る一歩毎の歩幅および速度を算出することを特徴とする
    運動状態測定装置。
  3. 【請求項3】 被験者の走行または歩行時における運動
    状態を測定する装置であって、 前記被験者の走行または歩行時におけるストライド時間
    を計測する計測手段と、 別途求めたストライド時間と速度との相関近似式を記憶
    する記憶手段と、 前記計測手段により計測された前記ストライド時間の変
    化量に基づいて、前記記憶手段により記憶された前記相
    関近似式の切片変動量を算出する切片変動量算出手段
    と、 前記計測手段によって計測された前記ストライド時間
    と、前記記憶手段により記憶された前記相関近似式と、
    前記切片変動量算出手段により算出された前記切片変動
    量と、に基づいて前記被験者の走行または歩行時におけ
    る一歩毎の速度を算出する速度算出手段と、 前記計測手段によって計測された前記ストライド時間
    と、前記速度算出手段により算出された前記速度と、に
    基づいて前記被験者の走行または歩行時における一歩毎
    の歩幅を算出する歩幅算出手段とを備え、前記被験者の
    走行または歩行時における一歩毎の歩幅および速度を算
    出することを特徴とする運動状態測定装置。
  4. 【請求項4】 前記被験者の走行または歩行時における
    歩数と、走行または歩行の合計距離とを計測する第2の
    計測手段と、 前記歩幅算出手段により算出された前記歩幅の合計と、
    前記第2の計測手段により計測された前記合計距離とが
    一致しない場合に、前記歩幅算出手段により算出された
    前記歩幅の合計と、前記第2の計測手段により計測され
    た前記歩数と、前記第2の計測手段により計測された前
    記合計距離と、に基づいて前記歩幅算出手段により算出
    された前記歩幅に補正処理を行う歩幅補正手段とを更に
    備えることを特徴とした請求項2または3に記載の運動
    状態測定装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段により記憶された前記相関
    近似式が、統計的なストライド時間と速度との相関近似
    式であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に
    記載の運動状態測定装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段により記憶された前記相関
    近似式が、試験的な方法で計測された前記被験者の走行
    または歩行時におけるストライド時間と、速度と、に基
    づいて算出された相関近似式であることを特徴とする請
    求項1〜4いずれか1項に記載の運動状態測定装置。
  7. 【請求項7】 前記試験的な方法により計測された前記
    ストライド時間の変化量に基づいて、前記被験者の走行
    または歩行時における一歩毎の速度の加速または減速状
    態を判別する加速・減速状態判別手段と、 前記加速・減速状態判別手段により加速状態と判断され
    た一歩に対応するストライド時間と速度との相関近似式
    と、減速状態と判断された一歩に対応するストライド時
    間と速度との相関近似式と、に基づいて前記相関近似式
    を最適化する相関近似式最適化手段とを更に備えること
    を特徴とする請求項6に記載の運動状態測定装置。
  8. 【請求項8】 被験者の走行または歩行時における運動
    状態を測定する方法であって、 前記被験者の走行または歩行時におけるストライド時間
    と、歩数と、走行または歩行の合計距離と、を計測する
    計測工程と、 別途求めたストライド時間と速度との相関近似式を記憶
    する記憶工程と、 前記計測工程において計測された前記ストライド時間の
    平均処理を行うストライド時間平均処理工程と、 前記計測工程において計測された前記歩数と、前記計測
    工程において計測された前記合計距離と、前記ストライ
    ド時間平均処理工程において平均処理された平均処理ス
    トライド時間と、に基づいて被験者の一歩毎の歩幅を算
    出する歩幅算出工程と、 前記記憶工程において記憶された前記相関近似式と、前
    記ストライド時間平均処理工程において平均処理された
    前記平均処理ストライド時間と、に基づいて前記歩幅算
    出工程において算出された前記歩幅に補正処理を行う補
    正処理工程とを備え、前記被験者の走行または歩行時に
    おける一歩毎の歩幅を算出することを特徴とする運動状
    態測定方法。
  9. 【請求項9】 被験者の走行または歩行時における運動
    状態を測定する方法であって、 前記被験者の走行または歩行時におけるストライド時間
    を計測する計測工程と、 別途求めたストライド時間と速度の相関近似式とを記憶
    する記憶工程と、 前記計測工程において計測された前記ストライド時間の
    平均処理を行うストライド時間平均処理工程と、 前記記憶工程において記憶された前記相関近似式と、前
    記ストライド時間平均処理工程において平均処理された
    平均処理ストライド時間と、に基づいて前記被験者の走
    行または歩行時における一歩毎の速度を算出する速度算
    出工程と、 前記ストライド時間平均処理工程において平均処理を行
    った前記平均処理ストライド時間と、前記速度算出工程
    において算出された前記速度と、に基づいて前記被験者
    の走行または歩行時における一歩毎の歩幅を算出する歩
    幅算出工程とを備え、前記被験者の走行または歩行時に
    おける一歩毎の歩幅および速度を算出することを特徴と
    する運動状態測定方法。
  10. 【請求項10】 被験者の走行または歩行時における運
    動状態を測定する方法であって、 前記被験者の走行または歩行時におけるストライド時間
    を計測する計測工程と、 別途求めたストライド時間と速度の相関近似式と、を記
    憶する記憶工程と、 前記計測工程において計測された前記ストライド時間の
    変化量に基づいて、前記記憶工程において記憶された前
    記相関近似式の切片変動量を算出する切片変動量算出工
    程と、 前記計測工程において計測された前記ストライド時間
    と、前記記憶工程において記憶された前記相関近似式
    と、前記切片変動量算出工程において算出された前記切
    片変動量と、に基づいて前記被験者の走行または歩行時
    における一歩毎の速度を算出する速度算出工程と、 前記計測工程において計測された前記ストライド時間
    と、前記速度算出工程において算出された前記速度と、
    に基づいて前記被験者の走行または歩行時における一歩
    毎の歩幅を算出する歩幅算出工程とを備え、前記被験者
    の走行または歩行時における一歩毎の歩幅および速度を
    算出することを特徴とする運動状態測定方法。
  11. 【請求項11】 前記被験者の走行または歩行時におけ
    る歩数と、走行または歩行の合計距離とを計測する第2
    の計測工程と、 前記歩幅算出工程において算出された前記歩幅の合計
    と、前記第2の計測工程において記憶された前記合計距
    離とが一致しない場合に、前記歩幅算出工程において算
    出された前記歩幅の合計と、前記第2の計測工程におい
    て計測された前記歩数と、前記前記第2の計測工程にお
    いて計測された合計距離と、に基づいて前記歩幅算出工
    程において算出された前記歩幅に補正処理を行う歩幅補
    正工程とを更に備えることを特徴とした請求項9または
    10に記載の運動状態測定方法。
  12. 【請求項12】 前記記憶工程において記憶された前記
    相関近似式が、統計的なストライド時間と速度との相関
    近似式であることを特徴とする請求項8〜11のいずれ
    か1項に記載の運動状態測定方法。
  13. 【請求項13】 前記記憶工程において記憶された前記
    相関近似式が、試験的な方法で計測された前記被験者の
    走行または歩行時におけるストライド時間と、速度と、
    に基づいて算出された相関近似式であることを特徴とす
    る請求項8〜11のいずれか1項に記載の運動状態測定
    方法。
  14. 【請求項14】 前記試験的な方法により計測された前
    記ストライド時間の変化量に基づいて、前記被験者の走
    行または歩行時における一歩毎の速度の加速または減速
    状態を判別する加速・減速状態判別工程と、 前記加速・減速状態判別工程において加速状態と判断さ
    れた一歩に対応するストライド時間と速度との相関近似
    式と、減速状態と判断された一歩に対応するストライド
    時間と速度との相関近似式と、に基づいて前記相関近似
    式を最適化する相関近似式最適化工程とを更に備えるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の運動状態測定方法。
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