JP2001169454A - 電力ケ−ブルの終端接続部 - Google Patents

電力ケ−ブルの終端接続部

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JP2001169454A
JP2001169454A JP34634599A JP34634599A JP2001169454A JP 2001169454 A JP2001169454 A JP 2001169454A JP 34634599 A JP34634599 A JP 34634599A JP 34634599 A JP34634599 A JP 34634599A JP 2001169454 A JP2001169454 A JP 2001169454A
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JP
Japan
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power cable
fitting
cable
insulating
insulating fluid
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JP34634599A
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Inventor
Masahiro Sato
正啓 佐藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁ブッシング内に電力ケ−ブル端末部を収
納し、絶縁ブッシングの空隙部に絶縁流体を充填した電
力ケ−ブル終端接続部において、前記終端接続部の下部
における絶縁流体漏出防止方法は、絶縁流体漏出防止金
具と電力ケ−ブルの絶縁体とを加熱融着テ−プにより加
熱モ−ルドしていた。このためモ−ルドを形成に長時間
要し、更には加熱の際の温度管理に厳密さを要した。、 【解決手段】 電力ケ−ブル外周面とケ−ブル保護金具
の円筒状部内周面とで形成される空隙部に硬化型接着コ
ンパウンドを充填することにより前記課題を解決したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CVケ−ブル等の
プラスチック絶縁電力ケ−ブルの終端接続部に係わり、
特に絶縁ブッシング内の空隙部に絶縁流体を充填した電
力ケ−ブル終端接続部の絶縁流体漏出防止に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は絶縁ブッシング内に電力ケ−ブル
端末部を収納し、絶縁ブッシングの空隙部に絶縁流体を
充填した従来の電力ケ−ブルの終端接続部の一部の断面
図であり、上部及びストレスコ−ン等の補強絶縁部は図
示していないものである。
【0003】これまでの絶縁ブッシング内の絶縁流体漏
出防止方法としては、図3に示すように絶縁流体漏出防
止金具3の円筒状部において熱融着テ−プを電力ケ−ブ
ルの絶縁体8と前記円筒状端部とを包被するように巻き
つけた後、加熱モ−ルドしてモ−ルド体12を形成した。
【0004】尚、絶縁流体漏出防止金具3の円筒状部を上
向きとしてモ−ルド体12を形成したのは、モ−ルド体12
に加わる絶縁流体の圧力を利用してシ−ル効果を上げよ
うとするものである。
【0005】絶縁流体漏出防止金具3のフランジ部の上
側と端部にフランジ部を有する円筒状の下部金具2の下
部フランジ部とはボルト等により固着され、絶縁流体漏
出防止金具3のフランジ部の下側はケ−ブル保護金具4の
フランジ部4aとボルト等により固着されている。更に
ケ−ブル保護金具4の円筒状部4bの端部と電力ケ−ブル
の防食層7とを包被するように防水テ−プを巻きつけて
防水保護層5を形成していた。
【0006】
【発明が解決しょうとする課題】前記従来の方法は絶縁
流体漏出防止効果の点では確かに優れており信頼性は高
いが、モ−ルド体12を形成するのに時間がかかりすぎ、
更には加熱の際の温度管理が厳密さを要すると言う問題
があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解消
するもので、その特徴は、絶縁ブッシングの空隙部に絶
縁流体を充填した電力ケ−ブル終端接続部において、前
記絶縁ブッシング下端面を直接または端部にフランジ部
を有する円筒状の下部金具を介してケ−ブル保護金具の
フランジ部に固着し、電力ケ−ブル外周面と前記ケ−ブ
ル保護金具の円筒状部内周面とで形成される空隙部に硬
化型接着コンパウンドが充填されてなることを特徴とす
る電力ケ−ブルの終端接続部にある。
【0008】更にもう一つ特徴は、前記ケ−ブル保護金
具の円筒状部において、円筒状部の内径が上部から下部
に向けて小さくし、電力ケ−ブル外周面と前記ケ−ブル
保護金具の円筒状部内周面とで形成される空隙部に充填
された硬化型接着コンパウンドのシ−ル効果をより向上
させた電力ケ−ブルの終端接続部にある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電力ケ−ブルの
終端接続部の一部の断面図であり、上部及びストレスコ
−ン等の補強絶縁部は図示していないものである。
【0010】従来構成との相違点は、図1と図3とを比較す
ると明らかなとおり、本発明構成は、従来の絶縁流体漏
出防止金具3とモ−ルド体12及び台座11からなる絶縁流
体漏出防止構成をやめて、ケ−ブル保護金具4の円筒状
部4bと電力ケ−ブルの絶縁体8との空隙部に硬化型接着
コンパウンド9を充填したことにある。
【0011】即ち、図1において、ケ−ブル保護金具4のフ
ランジ部4aの上側は端部にフランジ部を有する円筒状
の下部金具2の下部フランジ部とボルト等により固着さ
れ、ケ−ブル保護金具4の円筒状部4bと電力ケ−ブルの
絶縁体8及び電力ケ−ブルの防食層7との間の空隙部に硬
化型接着コンパウンド9を充填する。更にケ−ブル保護
金具4の円筒状部4bの端部と電力ケ−ブルの防食層7と
を包被するように防水テ−プを巻きつけて防水保護層5
を形成する。
【0012】硬化型接着コンパウンド9としての必要特性
は、充填作業時液状であり、充填後硬化するが弾力性が
あって、電力ケ−ブルの熱膨張収縮に追従し、更には界
面との接着力が強いものが良い。
【0013】具体的には、空気中の湿気と反応して常温で
硬化する一液型のシリコ−ンゴム、主剤と硬化剤を混合
して硬化する二液型のシリコ−ンゴム、ポリプロピレン
とEPゴムを混合した熱可塑性ゴム等が前記特性を充足
するものである。
【0014】ここで、6は電力ケ−ブルの防食層(または
電力ケ−ブルの絶縁体)外面とケ−ブル保護金具の円筒
状部4bの内面との空隙を埋めるもので、ゴム、または
プラスチックテ−プの巻回等により形成した台座であ
る。
【0015】図2は、本発明の他の実施の形態を示すもの
で、図1と相違するところはケ−ブル保護金具4の円筒状
部4bの円筒状部の内径を上部から下部に向けて小さく
した点である。
【0016】こうすることにより、絶縁流体10の圧力が加
わるとクサビ効果により、硬化型接着コンパウンド9と
ケ−ブル保護金具4の円筒状部4bの内周面との圧着度が
大きくなり、シ−ル効果がより向上し、絶縁流体漏出防
止特性がより信頼度の高いものとなる
【0017】下部金具2は場合によつては省略され、絶縁
ブッシング1の下端面とケ−ブル保護金具4のフランジ部
4aとを直接固着しても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電力ケ−
ブルの終端接続部によれば次ぎのとおりの効果を有す
る。 (1)モ−ルド体を形成しないので高度の温度管理が不
要となるので施工作業が簡易化される (2)硬化型接着コンパウンドを充填するだけなので作
業者の高度なスキルを要しないので絶縁流体漏出防止性
能が安定化する。また作業時間も大幅に短縮され低コス
ト化が図れる。 (3)絶縁流体漏出防止性能の信頼性が向上する。 (4)従来の絶縁流体漏出防止金具を不用としたのでこ
の点でも低コスト化が図れる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力ケ−ブルの終端接続部の一部の断
面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す電力ケ−ブルの
終端接続部の一部の断面図である。
【図3】従来の電力ケ−ブルの終端接続部の一部の断面
図である。
【符号の説明】
1 絶縁ブッシング 2 下部金具 3 絶縁流体漏出防止金具 4 ケ−ブル保護金具 4a ケ−ブル保護金具のフランジ部 4b ケ−ブル保護金具の円筒状部 5 防水保護層 6,11 台座 7 電力ケ−ブルの防食層 8 電力ケ−ブルの絶縁体 9 硬化型接着コンパウンド 10 絶縁流体 12 モールド体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ブッシング内に電力ケ−ブル端末部
    を収納し、絶縁ブッシングの空隙部に絶縁流体を充填し
    た電力ケ−ブル終端接続部において、前記絶縁ブッシン
    グ下端面を直接または端部にフランジ部を有する円筒状
    の下部金具を介してケ−ブル保護金具のフランジ部に固
    着し、電力ケ−ブル外周面と前記ケ−ブル保護金具の円
    筒状部内周面とで形成される空隙部に硬化型接着コンパ
    ウンドが充填されてなることを特徴とする電力ケ−ブル
    の終端接続部。
  2. 【請求項2】 前記ケ−ブル保護金具の円筒状部におい
    て、円筒状部の内径が上部から下部に向けて小さくなっ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の電力ケ−ブル
    の終端接続部。
JP34634599A 1999-12-06 1999-12-06 電力ケ−ブルの終端接続部 Pending JP2001169454A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013078209A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd 気中終端用ポリマー套管及びケーブル終端接続部
KR20150002242U (ko) * 2013-12-04 2015-06-12 바오셍 사이언스 앤드 테크놀로지 이노베이션 컴퍼니 리미티드 벽 관통 케이블 터미널 부품

Cited By (3)

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KR200482694Y1 (ko) 2013-12-04 2017-02-23 바오셍 사이언스 앤드 테크놀로지 이노베이션 컴퍼니 리미티드 벽 관통 케이블 터미널 부품

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