JP2001169217A - ビデオ出力装置 - Google Patents

ビデオ出力装置

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JP2001169217A
JP2001169217A JP34599799A JP34599799A JP2001169217A JP 2001169217 A JP2001169217 A JP 2001169217A JP 34599799 A JP34599799 A JP 34599799A JP 34599799 A JP34599799 A JP 34599799A JP 2001169217 A JP2001169217 A JP 2001169217A
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Tetsuya Toyama
徹也 登山
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイと映像出力端子との接続を検出
することができるビデオ出力装置を提供すること。 【解決手段】 映像出力端子を複数系統有するビデオ
出力回路と、映像出力端子の各系統において、輝度信号
を有する映像信号を出力する映像出力端子に、抵抗を介
して直流電圧発生手段から直流電圧を印加し、映像出力
端子にディスプレイが接続される際に、輝度信号を有す
る映像信号を出力する映像出力端子における直流電位が
変化し、検出部において輝度信号を有する映像信号を出
力する映像出力端子における直流電位の変化によりディ
スプレイに接続されている映像出力端子を検出する検出
回路とを備えるビデオ出力装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像出力端子とデ
ィスプレイとの接続を検出することができるビデオ出力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、DVDプレーヤーにおける映
像出力回路は、通常、コンポジット信号、Sビデオ信
号、コンポーネント信号の3系統の回路を備えている。
すなわち、コンポジット信号は、1回路で伝送される輝
度信号と色差信号とを含む信号である。Sビデオ信号
は、輝度(Y)信号および色差信号をそれぞれ別の回路
で伝送する信号である。つまり、Sビデオ信号出力回路
は2回路有している。コンポーネント信号は、輝度
(Y)信号と2系統の色差信号とを別の回路で伝送する
信号である。つまり、コンポーネント信号出力回路は3
回路を有している。したがって、DVDプレーヤーにお
ける映像出力回路は、通常、6回路を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際にDVD
プレーヤーを動作させる際には、3系統の映像出力端子
のうちで1系統の映像出力端子のみをディスプレイに接
続し、出力する場合が多い。従来のビデオ出力装置にお
いては、1系統のみをディスプレイに接続して出力して
いる場合であっても、3系統の映像出力回路全てを動作
させている。したがって、実際に接続されていない(使
用していない)映像出力回路を動作させるために供給す
る電力が無駄になっている。また、3系統の出力回路全
てを動作させると、基板における電源およびグランドの
共通インピーダンスを介して、映像信号が他の映像信号
および音声信号の経路に混入するので、お互いが干渉を
起し、ノイズの原因となる。特に、DVDオーディオに
おいては、192kHz、24ビット再生が可能であ
り、高S/Nが要求される。したがって、DVDオーデ
ィオにおいては、DVDビデオにおけるオーディオ再生
よりもノイズによる影響が大きくなる。以上の問題を解
決するためには、接続されていない(使用していない)
映像出力回路を検出し、接続されていない映像出力回路
を自動的に停止する必要が有る。しかし、従来のビデオ
出力装置は、各映像出力端子にスイッチを備えることに
よって接続されている映像出力回路を検出しているの
で、DVD映像出力端子のケーブルへの接続を検出する
ことができるのみであり、ディスプレイ入力端子のケー
ブルへの接続を検出することは不可能である。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、ディス
プレイ映像入力端子にケーブルを介して接続される映像
出力端子を検出し、接続されていない映像出力回路を停
止させることができるビデオ出力装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオ出力装置
は、輝度信号を含む映像信号を出力する映像出力端子を
複数系統有するビデオ出力回路と、該映像出力端子の各
系統において、該映像出力端子に抵抗を介して直流電圧
発生手段から直流電圧を印加することにより、該映像出
力端子にディスプレイが接続される際に該映像出力端子
における直流電位が変化し、該直流電位の変化によりデ
ィスプレイに接続されている映像出力端子を検出する検
出部を有する検出回路とを備える。
【0006】好ましい実施形態においては、上記検出部
はオペアンプを有する。
【0007】好ましい実施形態において、本発明のビデ
オ出力装置は、上記ディスプレイに接続されている上記
映像出力端子の情報を該ディスプレイに表示する接続情
報表示手段をさらに備える。
【0008】好ましい実施形態においては、上記映像出
力端子の1系統はコンポジット端子であり、該コンポジ
ット端子に抵抗を介して上記直流電圧を印加することに
より、ディスプレイに接続されている映像出力端子を検
出する。
【0009】好ましい実施形態においては、上記映像出
力端子の1系統はSビデオ端子であり、該Sビデオ端子
の輝度端子に抵抗を介し上記直流電圧を印加することに
より、ディスプレイに接続されている映像出力端子を検
出する。
【0010】好ましい実施形態においては、上記映像出
力端子の1系統はコンポーネント端子であり、該コンポ
ーネント端子の輝度端子に抵抗を介して上記直流電圧を
印加することにより、ディスプレイに接続されている映
像出力端子を検出する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明における好ましい実
施形態について具体的に説明するが、本発明はこれらの
実施形態には限定されない。
【0012】図1は、本発明の好ましい実施形態におけ
るビデオ出力装置を示す回路図である。本発明のビデオ
出力装置1は、ビデオ出力回路2および検出回路3を備
えている。ビデオ出力回路2は、コンポジット出力端子
4、Sビデオ信号出力端子5、コンポーネント信号出力
端子6を有している。Sビデオ信号出力端子5は、輝度
出力(Y)端子7および色差信号出力端子8を有してい
る。コンポーネント信号出力端子は、輝度出力(Y)端
子9、色差信号Cr(R−Y:赤から輝度を引いた色差
信号)出力端子10、色差信号Cb(B−Y:青から輝
度を引いた色差信号)出力端子11を有している。した
がって、ビデオ出力回路2は、3系統(6回路)の出力
端子を有している。3系統(6回路)の出力端子は、ビ
デオ出力回路2前段(図示せず)よりコンデンサC1〜
C6および抵抗R1〜R6を介して接続されている。コ
ンデンサC1〜C6および抵抗R1〜R6は、本発明に
おいては特に限定されず、通常のDVDプレーヤーに使
用されているものが用いられる。また、3系統(6回
路)の出力端子の一端は、接地されている。
【0013】次に、検出回路3について説明する。検出
回路3およびビデオ出力回路2の接合点をA、B、Cと
する。より詳細には、コンポジット出力回路と検出回路
3との接合点をA、Sビデオ信号出力回路と検出回路3
との接合点をB、コンポーネント出力回路と検出回路3
との接合点をCとする。コンポジット出力端子4、Sビ
デオ信号の輝度出力(Y)端子7、コンポーネント信号
の輝度出力(Y)端子9には、それぞれ抵抗R7〜R9
を介して、直流電圧発生手段12により直流電圧Vcc
が印加されている。
【0014】直流電圧発生手段12は、任意に適切なも
のが採用され得る。例えば、直流電圧発生手段12は、
10Vの直流電源を使用する。
【0015】抵抗R7〜R9は、印加される直流電圧等
により任意に適切な抵抗値のものが使用され得る。好ま
しくは、抵抗R7〜R9は後述する75オームの抵抗と
比べて抵抗値が千倍以上の高いものを用いる(詳細は後
述する)。例えば、抵抗R7〜R9は330キロオーム
の抵抗が使用される。好ましくは、抵抗R7〜R9の抵
抗値は等しい。ディスプレイ接続前のA、B、Cにおけ
る電位(接続検出の際に基準となる電位)をそれぞれ等
しくするためである。直流電圧発生手段12とA、B、
Cとの間に抵抗R7〜R9を介すことにより、ディスプ
レイ接続時には、A,B,Cにおける電位は低下する。
したがって、ビデオ出力回路2前段から伝送される映像
信号に与える影響(ディスプレイの明るさが必要以上に
明るくなること)を低減することができる。抵抗R7〜
R9の抵抗値が高い方が効果は顕著である。例えば、抵
抗R7〜R9に330キロオームの抵抗を使用すると、
映像信号のピーク値1Vに対して、直流電圧の影響は、
2〜3mVである。
【0016】A,B,Cには、ディスプレイに接続され
ている映像出力端子を検出する検出部13が接続されて
いる。代表的には、検出部13は、オペアンプを有して
いる。例えば、検出部13は、オペアンプ14と抵抗R
10、R11,R12、R13とを有する回路およびオ
ペアンプ15と抵抗R14、R15,R16、R17と
を有する回路を備えている。
【0017】Aには、抵抗R10を介してオペアンプ1
4の反転入力端子が接続されている。オペアンプ14の
出力側は、抵抗R11を介してオペアンプ14の反転入
力端子および抵抗R10の間に接続されている。Bに
は、抵抗R12を介してオペアンプ14の非反転入力端
子が接続されている。つまり、コンポジット出力端子4
は、オペアンプ14の反転入力端子に接続され、Sビデ
オ信号の輝度出力(Y)端子7は、オペアンプ14の非
反転入力端子に接続されている。さらに、オペアンプ1
4の非反転入力端子と抵抗R12との間には、抵抗R1
3が接続されている。抵抗R13の他端は接地されてい
る。オペアンプ14の電圧増幅度は、R11/R10=
R13/R12である場合には、Av1=R11/R1
0である。したがって、Aの電位をVa、Bの電位をV
bとすると、オペアンプ14の出力側には、Av1(V
b−Va)である電圧が得られる。
【0018】また、Bには、抵抗R14を介してオペア
ンプ15の反転入力端子が接続されている。オペアンプ
15の出力側は、抵抗R15を介してオペアンプ15の
反転入力端子および抵抗R14の間に接続されている。
Cには、抵抗R16を介してオペアンプ15の非反転入
力端子が接続されている。つまり、Sビデオ信号の輝度
出力(Y)端子7は、オペアンプ15の反転入力端子に
接続され、コンポーネント信号の輝度(Y)出力端子9
は、オペアンプ15の非反転入力端子に接続されてい
る。さらに、オペアンプ15の非反転入力端子と抵抗R
16との間には、抵抗R17が接続されている。抵抗R
17の他端は接地されている。オペアンプ15の電圧増
幅度は、R15/R14=R17/R16である場合に
は、Av2=R15/R14である。したがって、Cの
電位をVcとすると、オペアンプ15の出力側には、A
v2(Vc−Vb)である電圧が得られる。
【0019】好ましくは、抵抗R10、R12,R1
4,R16の抵抗値は等しい。好ましくは、抵抗R1
0、R12,R14,R16の抵抗値は、後述する抵抗
R18〜R20(図示せず)の10倍以上の抵抗値のも
のを用いる。出力端子にディスプレイが接続される際
に、出力端子における電位の変化を際立たせるためであ
る。好ましくは、抵抗R10、R12,R14,R16
は7〜12キロオームである。
【0020】抵抗R11、R15の抵抗値は、オペアン
プの増幅度に応じた抵抗値が使用される。代表的には、
抵抗R11、R15は100〜200キロオームであ
る。抵抗R13、R17はそれぞれ抵抗R11、R15
と等しい抵抗値のものを使用する。以上のように抵抗R
10〜R17の抵抗値を設定することにより、R11/
R10=R13/R12、R15/R14=R17/R
16になる。
【0021】以下、本発明のビデオ出力装置における、
映像出力端子とディスプレイの映像入力端子との接続検
出方法について説明する。
【0022】コンポジット出力端子4、Sビデオ信号の
輝度出力(Y)端子7、コンポーネント信号の輝度出力
(Y)端子9には、抵抗R7,R8、R9を介して、直
流電圧が印加されている。したがって、抵抗R7,R
8,R9における電圧降下により、A,B,Cにおける
電位は低下する。つまり、Aの電位はVcc×R10/
(R7+R10)、Bの電位は、オペアンプ14の増幅
度が大きい場合には概略、Vcc×R12/(R8+R
12)、Cの電位はVcc×R16/(R9+R16)
である。
【0023】コンポジット出力端子4が、ケーブルを介
してディスプレイの映像入力端子に接続されると、コン
ポジット出力端子4は、抵抗値が75オームである抵抗
R18(図示せず)を介して接地された状態になる。抵
抗R18は抵抗R10と比べて抵抗値がきわめて小さい
ので、Aにおける電位Vaは概略Vcc×R18/(R
7+R18)になり、低下することになる。さらに、V
ccは抵抗R7と抵抗R18により分圧されており、抵
抗R18は抵抗R7と比べて抵抗値が極めて小さいの
で、映像信号に与える影響(映像が必要以上に明るくな
ること)をさらに、低減することができる。
【0024】Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子7がケ
ーブルを介して、ディスプレイの映像入力端子に接続さ
れると、Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子7は、抵抗
値が75オームである抵抗R19(図示せず)を介して
接地された状態になる。抵抗R19は抵抗R12と比べ
て抵抗値がきわめて小さいので、Bにおける電位Vbは
概略Vcc×R19/(R8+R19)になり、低下す
ることになる。さらに、抵抗R19は、抵抗R8と比べ
て抵抗値が極めて小さいので、映像信号に与える影響を
さらに、低減することができる。
【0025】コンポーネント信号の輝度出力(Y)端子
9がケーブルを介して、ディスプレイの映像入力端子に
接続されると、コンポーネント信号の輝度出力(Y)端
子9は、抵抗値が75オームである抵抗R20(図示せ
ず)を介して接地された状態になる。抵抗R20は抵抗
R16と比べて抵抗値がきわめて小さいので、Bにおけ
る電位Vcは概略Vcc×R20/(R9+R20)に
なり、低下することになる。さらに、抵抗R20は、抵
抗R9と比べて抵抗値が極めて小さいので、映像信号に
与える影響をさらに、低減することができる。
【0026】ここで、オペアンプ14の動作について説
明する。コンポジット出力端子4およびSビデオ信号の
輝度出力(Y)端子7が共にディスプレイと接続されて
いない場合には、抵抗R7および抵抗R8の抵抗値は等
しく、抵抗R10および抵抗R12の抵抗値は等しいの
で、Aにおける電位およびBにおける電位は等しい。し
たがって、オペアンプ14の出力は零となる。
【0027】コンポジット出力端子4およびSビデオ信
号の輝度出力(Y)端子7が共にケーブルを介して、デ
ィスプレイの映像入力端子に接続されている場合には、
コンポジット出力端子4およびSビデオ信号の輝度出力
(Y)端子7は、それぞれ抵抗R18,R19を介して
接地される状態になる。抵抗R18および抵抗R19
は、共に75オームである。したがって、Aにおける電
位およびBにおける電位は等しい。したがって、オペア
ンプ14の出力は零となる。
【0028】コンポジット出力端子4はケーブルを介し
てディスプレイの映像入力端子に接続され、Sビデオ信
号の輝度出力(Y)端子7は接続されていない場合に
は、コンポジット出力端子4が、抵抗R18を介して接
地される状態になる。抵抗R18は75オームであり、
抵抗R12は、7〜12キロオームであるので、Aにお
ける電位はBにおける電位より低くなる。したがって、
オペアンプ14の出力は、正の直流電圧となる。
【0029】Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子7はケ
ーブルを介してディスプレイの映像入力端子に接続さ
れ、コンポジット出力端子4は接続されていない場合に
は、Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子7が、抵抗R1
9を介して接地される状態になる。抵抗R19は75オ
ームであり、抵抗R10は、7〜12キロオームである
ので、Bにおける電位はAにおける電位より低くなる。
したがって、オペアンプ14の出力は負の直流電圧とな
る。
【0030】以上のように、オペアンプ14の出力電圧
を検出することによって、コンポジット出力端子4およ
びSビデオ信号の輝度出力(Y)端子7に関して、ディ
スプレイへの接続を判断することができる。
【0031】オペアンプ15の動作についても同様であ
る。つまり、Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子7およ
びコンポーネント信号の輝度出力(Y)端子9が共にケ
ーブルを介してディスプレイに接続されている場合、も
しくは、Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子7およびコ
ンポーネント信号の輝度出力(Y)端子9が共に接続さ
れていない場合にはオペアンプ15の出力電圧は零とな
る。Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子7は、ケーブル
を介してディスプレイに接続され、コンポーネント信号
の輝度出力(Y)端子9は接続されていない場合には、
オペアンプ15の出力に正電圧が現れる。コンポーネン
ト信号の輝度出力(Y)端子9は、ケーブルを介してデ
ィスプレイに接続され、Sビデオ信号の輝度出力(Y)
端子7は接続されていない場合には、オペアンプ15の
出力に負電圧が現れる。したがって、オペアンプ15の
出力電圧を検出することによって、Sビデオ信号の輝度
出力(Y)端子7およびコンポーネント信号の輝度出力
(Y)端子9に関して、ディスプレイへの接続を判断す
ることができる。
【0032】コンポジット出力端子4、Sビデオ信号の
輝度出力(Y)端子7、コンポーネント信号の輝度出力
(Y)端子9にビデオ出力回路2前段から伝送される輝
度信号は、オペアンプ14もしくはオペアンプ15にも
入力される。輝度信号は、ビデオ再生中は変化してお
り、その波形、位相は、コンポジット、Sビデオ信号、
コンポーネント信号において等しい。よって、オペアン
プ14、15に入力される輝度信号はお互い打消し合
い、オペアンプ14,15の出力には現れない。また、
コンポジット出力端子4に伝送される色差信号もオペア
ンプ14に入力される。色差信号もビデオ再生中は変化
しているが、その振幅は直流電圧に対して十分に小さい
ので、オペアンプ14の出力にほとんど影響を及ぼさな
い。したがって、オペアンプ14および15に出力され
る直流電圧の変化により出力端子とディスプレイとの接
続を検出すれば、輝度信号および色差信号の影響を無視
できるので、きわめて正確に接続を検出することができ
る。
【0033】図2は、本発明のビデオ出力装置における
ビデオ出力の手段を示すブロック図である。AVデコー
ダー16は、DVD17に記録されているMPEG規格
の映像信号を通常のデジタル映像信号(例えば、ITU
−R BT.656)に変換する。AVデコーダー16
において、変換されたデジタル映像信号は、ビデオエン
コーダー18に入力される。ビデオエンコーダー18
は、入力されたデジタル映像信号を、ディスプレイに出
力できるようにアナログ映像信号(NTSC)に変換す
る。ビデオエンコーダー18で変換されたアナログ映像
信号は、ビデオ出力回路2および検出回路3に伝送され
る。検出回路3において、オペアンプ14および15か
ら出力される接続検出情報(直流電圧)は、CPU19
に入力される。
【0034】CPU19は、入力される接続検出情報に
より、ケーブルを介してディスプレイの映像入力端子に
接続されている出力端子を認識する。つまり、オペアン
プ14および15からの直流電圧の符号により接続され
ている出力端子を認識する。すなわち、コンポジット出
力端子4がディスプレイに接続されている場合は、オペ
アンプ14から正電圧が、オペアンプ15から零電圧が
それぞれCPU19に入力される。Sビデオ信号の輝度
出力(Y)端子7がディスプレイに接続されている場合
は、オペアンプ14から負電圧が、オペアンプ15から
正電圧がそれぞれCPU19に入力される。コンポーネ
ント信号の輝度出力(Y)端子9がディスプレイに接続
されている場合は、オペアンプ14から零電圧が、オペ
アンプ15から負電圧がそれぞれCPU19に入力され
る。コンポジット出力端子4およびSビデオ信号の輝度
出力(Y)端子7がディスプレイに接続されている場合
は、オペアンプ14から零電圧が、オペアンプ15から
正電圧がそれぞれCPU19に入力される。コンポジッ
ト出力端子4およびコンポーネント信号の輝度出力
(Y)端子9がそれぞれディスプレイに接続されている
場合は、オペアンプ14からは正電圧が、オペアンプ1
5からは負電圧がそれぞれCPUに19に入力される。
Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子7およびコンポーネ
ント信号の輝度出力(Y)端子9がディスプレイに接続
されている場合は、オペアンプ14から負電圧が、オペ
アンプ15から零電圧がそれぞれCPUに19に入力さ
れる。コンポジット出力端子4とSビデオ信号の輝度出
力(Y)端子7とコンポーネント信号の輝度出力(Y)
端子9とがディスプレに接続されている場合は、オペア
ンプ14から零電圧が、オペアンプ15から零電圧がC
PU19に入力される。
【0035】CPU19は、ADコンバータを有してい
る。オペアンプ14および15から入力される接続検出
情報はCPU19内のADコンバータに対応するように
電圧シフトされて入力され、デジタル信号に変換され
る。変換されたデジタル信号に基づいて、CPU19は
ビデオエンコーダー18の出力の制御を行う。
【0036】ビデオエンコーダー18は、3系統の回路
に対してビデオ出力をオンオフするスイッチを有してい
る。CPU19からの制御命令により、3系統のうちデ
ィスプレイに接続されていない回路のスイッチを開放
し、接続されている回路のスイッチを閉成する。したが
って、ディスプレイに接続されていない(使用していな
い)系統の回路には電力が供給されない。一方、ディス
プレイに接続されている系統の回路には電力を供給し、
ビデオ出力回路2を介して映像信号が出力される。ディ
スプレイに接続されていない系統の回路を停止させるこ
とにより、省電力化することができる。さらに、基板に
おける電源、グランドの共通インピーダンスを介して、
映像信号が他の映像信号および音声信号の経路に混入
し、ノイズが発生することをきわめて低減することがで
きる。
【0037】CPU19は、ディスプレイに接続されて
いる出力端子の情報に基づき、接続情報表示手段20を
制御する。接続情報表示手段20は、任意に適切なもの
が採用され得る。例えば、OSD(On Screen
Disply)等が用いられる。OSDは、出力されて
いる映像や音声の設定をディスプレイに表示し、また、
ディスプレイ上で設定することができる機能である。例
えば、言語および字幕の設定等がディスプレイに表示さ
れ、OSD表示内の所望の言語および字幕をリモコン等
により選択することにより所望の設定が得られる。OS
Dに入力される接続検出情報は、AVデコーダー16に
おいて映像信号に付加され、ビデオエンコーダー18お
よびビデオ出力回路2を介してディスプレイに出力され
る。したがって、ディスプレイ上のOSD表示により、
ディスプレイに接続されている出力端子の情報を得るこ
とができる。
【0038】さらに、ディスプレイに接続されている出
力端子をOSD表示により知ることができるので、出力
端子およびディスプレイの入力端子の接続が不完全であ
る場合等において、所望の出力端子が接続されていない
という情報をディスプレイ上において得ることができ
る。つまり、所望の出力端子の接続が不完全である場合
には、OSD表示には所望の出力端子が表示されないの
で、接続が不完全であることを知ることができる。
【0039】本発明の好ましい実施形態について映像出
力端子を3系統有するDVDプレーヤーについて説明し
たが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本
発明は、複数系統の映像出力端子を有する任意の映像出
力装置に適用することができる。また、本発明は、複数
系統の出力端子を有する音声出力装置にも適用すること
ができる。
【0040】本発明の作用について説明する。本発明の
ビデオ出力装置によれば、コンポジット出力端子、Sビ
デオ信号の輝度出力(Y)端子、コンポーネント信号の
輝度出力(Y)端子に、高抵抗を介して直流電圧が印加
される。映像出力端子にケーブルを介してディスプレイ
の入力端子が接続されると、映像出力端子は、75オー
ムの抵抗を介して接地される状態になり、コンポジット
出力端子、Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子、コンポ
ーネント信号の輝度出力(Y)端子における電位は低下
する。また、コンポジット出力端子、Sビデオ信号の輝
度出力(Y)端子、コンポーネント信号の輝度出力
(Y)端子は、検出部の入力に接続されている。検出部
は、各出力端子のうち2系統における電位の差に応じた
電圧を検出情報として出力する。したがって、各出力端
子における電位の変化により、検出部から出力される検
出情報は正電圧と負電圧と零電圧とに変化する。検出部
から出力される検出情報は、CPUに入力され、当該C
PUにおいてディスプレイに接続されている出力端子が
認識される。CPUは、ビデオエンコーダーに対して、
ディスプレイに接続されていない系統の回路のスイッチ
を開放するよう制御する。したがって、ディスプレイに
接続されていない系統の回路には、電力が供給されない
ので、省電力化することができる。また、直流電圧を映
像出力端子に印加する際に、高抵抗を介し電圧降下を生
じさせることにより、ビデオ出力回路前段から入力され
る映像信号に与える影響(映像が必要以上に明るくなる
こと)を低減することができる。さらに、ディスプレイ
に接続されていない系統の出力回路を停止することによ
り、基板における電源、グランドの共通インピーダンス
を介して映像信号が他の映像信号および音声信号に混入
し、ノイズが発生することを防止することができる。
【0041】本発明のビデオ出力装置によれば、出力端
子にケーブルが接続されていない場合だけでなく、ディ
スプレイにケーブルが接続されていない場合も検出する
ことができる。詳細は以下の通りである。出力端子には
ケーブルが接続されているがディスプレイの入力端子に
はケーブルが接続されていない場合には、75オームの
抵抗を介して接地される状態にはならない。したがっ
て、CPUは、出力回路が使用されていないと判断し、
出力回路を停止させる。
【0042】本発明によれば、映像出力端子とディスプ
レイとの接続検出に、コンポジット出力端子、Sビデオ
信号の輝度出力(Y)端子、コンポーネント信号の輝度
出力(Y)端子を用いる。ここで、ビデオ出力回路前段
から伝送される輝度信号は、波形、位相が各系統におい
て等しい。したがって、検出部においてお互いの輝度信
号が相殺され、検出部の出力には輝度信号の影響は現れ
ないので、直流電圧の変化により接続検出する際に誤検
出が防止される。なお、コンポジット信号は色差信号も
含んでいるが振幅が十分に小さいので、検出部の出力に
は影響を与えない。
【0043】CPUは、ディスプレイと出力端子との接
続情報に基づき、接続情報表示手段を制御する。接続情
報表示手段において接続情報表示処理される接続情報
は、AVデコーダーにおいて、映像信号に付加され、ビ
デオエンコーダーおよびビデオ出力回路を介して、ディ
スプレイに出力される。こうして、ディスプレイに接続
されている出力端子を、ディスプレイ上の接続情報表示
により知ることができる。また、ディスプレイと出力端
子との接続が不完全である際には、ディスプレイに接続
情報表示されないので、接続が不完全であることをディ
スプレイ上において知ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明のビデオ出力装置によると、出力
端子およびディスプレイの入力端子にケーブルが接続さ
れたことを確実に検出することができる。ディスプレイ
に接続されていない系統の回路を停止させることによ
り、省電力化および他の映像信号および音声信号への干
渉を防止することができる。また、接続検出にコンポジ
ット出力端子、Sビデオ信号の輝度出力(Y)端子、コ
ンポーネント信号の輝度出力(Y)端子を使用してお
り、オペアンプに入力される輝度信号は互いに打ち消し
合い、オペアンプの出力には現れない。したがって、直
流電圧の変化により正確にに出力端子とディスプレイと
の接続を検出することができる。さらに、ディスプレイ
に接続されている出力端子の情報(例えば、接続されて
いる出力端子等)は、ディスプレイ上のOSD表示によ
り得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態におけるビデオ出力
装置を示す回路図である。
【図2】本発明のビデオ出力装置におけるビデオ出力の
手段を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ビデオ出力装置 2 ビデオ出力回路 3 検出回路 4〜6 映像出力端子 12 直流電圧発生手段 13 検出部 20 接続情報表示手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号を含む映像信号を出力する映像出
    力端子を複数系統有するビデオ出力回路と、 該映像出力端子の各系統において、該映像出力端子に抵
    抗を介して直流電圧発生手段から直流電圧を印加するこ
    とにより、該映像出力端子にディスプレイが接続される
    際に該映像出力端子における直流電位が変化し、該直流
    電位の変化によりディスプレイに接続されている映像出
    力端子を検出する検出部を有する検出回路とを備える、
    ビデオ出力装置。
  2. 【請求項2】前記検出部がオペアンプを有する、請求項
    1に記載のビデオ出力装置。
  3. 【請求項3】前記ディスプレイに接続されている前記映
    像出力端子の情報を該ディスプレイに表示する接続情報
    表示手段をさらに備える、請求項1または2に記載のビ
    デオ出力装置。
  4. 【請求項4】前記映像出力端子の1系統がコンポジット
    端子であり、該コンポジット端子に抵抗を介して前記直
    流電圧を印加することにより、ディスプレイに接続され
    ている映像出力端子を検出する、請求項1〜3のいずれ
    かに記載のビデオ出力装置。
  5. 【請求項5】前記映像出力端子の1系統がSビデオ端子
    であり、該Sビデオ端子の輝度端子に抵抗を介し前記直
    流電圧を印加することにより、ディスプレイに接続され
    ている映像出力端子を検出する、請求項1〜4のいずれ
    かに記載のビデオ出力装置。
  6. 【請求項6】前記映像出力端子の1系統がコンポーネン
    ト端子であり、該コンポーネント端子の輝度端子に抵抗
    を介して前記直流電圧を印加することにより、ディスプ
    レイに接続されている映像出力端子を検出する、請求項
    1〜5のいずれかに記載のビデオ出力装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006521042A (ja) * 2003-02-21 2006-09-14 松下電器産業株式会社 オーディオビジュアルデータを同時利用する装置および方法(関連出願に関する説明)本出願は、2003年2月21日になされた仮出願:60/449,162号(記録媒体上に存在する切替可能なavデータを利用するための発明)の利益を主張する。当該仮出願の全ての内容は、ここでの言及により本出願に組み入れられる。
JP2006350314A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Princeton Technology Corp ビデオプレーヤー、及び、電子システム
JP2008537867A (ja) * 2005-04-15 2008-09-25 トムソン ライセンシング 高精細度及び標準精細度のデジタルテレビジョンデコーダ
JP2010028823A (ja) * 2009-09-04 2010-02-04 Toshiba Corp 表示処理装置

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