JP2001169171A - 視軸制御装置 - Google Patents

視軸制御装置

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JP2001169171A
JP2001169171A JP35291299A JP35291299A JP2001169171A JP 2001169171 A JP2001169171 A JP 2001169171A JP 35291299 A JP35291299 A JP 35291299A JP 35291299 A JP35291299 A JP 35291299A JP 2001169171 A JP2001169171 A JP 2001169171A
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光幸 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空機等に搭載される撮像装置が所定の目標
を捕捉するように撮像装置の視軸を制御する装置におい
て、目標の緯度・経度及び高度が不明な目標について航
空機の移動に伴って捕捉を続けることが困難であった。 【解決手段】 撮像装置4の視軸を所望の目標に向けて
目標を設定するための視軸操作器16と、航空機の緯度
・経度及び高度と撮像装置4における視軸の指向方向を
検出し、この検出結果に基づいて航空機の移動に伴う2
つの地点で視軸操作器16によってそれぞれ設定された
目標の方向を求め、求められた2つの目標方向と航空機
の移動量から目標位置を演算する目標位置演算器18と
を設け、撮像装置4の視軸がこの目標位置を指向するよ
うに駆動部5を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば航空機等
に搭載される撮像装置が所定の目標を補足し続けるとき
の視軸制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の視軸制御装置の構成の一
例を示す図である。図において、1は操作器、2は角速
度指令演算器、3は角速度誤差演算器、4は撮像装置、
5は駆動部、6はレートジャイロ、7は角度検出器、8
は撮像装置の視軸、9は角度入力信号、10は角度信
号、11は角速度指令信号、12は角速度信号、13は
制御出力信号、14は機体情報信号、15は目標追尾指
令信号、16は視軸操作器、17は目標追尾指令信号発
生器、18は目標位置演算器、19は目標角度信号、2
0は表示器、21は表示ビデオ信号である。
【0003】次に動作について説明する。航空機に搭載
される視軸制御装置は、オペレータの操作により任意の
方向に指向させる機能と、地上または海上の任意の一点
を指向させ続ける目標追尾機能を有する。
【0004】撮像装置4は、撮像した画像を表示ビデオ
信号21として表示器20に送信する。表示器20は、
表示ビデオ信号21を受信し、撮像装置4で撮像された
画像を表示する。まず、オペレータは目標を発見するた
めに、表示器20の画像を見ながら操作器1の視軸操作
器16を操作する。オペレータの操作により、視軸操作
器16から角度入力信号9が角速度指令演算器2に送信
される。角速度指令演算器2は、角度入力信号9と、撮
像装置4の視軸8が機軸となす角度を検出する角度検出
器7からの角度信号10と比較し、その差分をなくすよ
う角速度を演算した結果をそのまま角速度指令信号11
として角速度誤差演算器3に送信する。角速度誤差演算
器3は、撮像装置4の視軸8の角速度を、慣性空間を基
準として検出するレートジャイロ6からの角速度信号1
2と角速度指令信号11とを比較してその差分を誤差と
し、これが無くなるよう演算し、結果を制御出力信号1
3として駆動部5に送信する。駆動部5は、制御出力信
号13を受信し、撮像装置4を駆動し視軸8およびレー
トジャイロ6の方向を変動させる。角速度誤差演算器3
は、レートジャイロ6からの角速度信号12と角速度指
令演算器2からの角速度指令信号11との差分が無くな
るよう制御出力信号13を演算し続けるため、撮像装置
4の視軸8の角速度は所望の設定角速度と一致すること
になる。このようにして、オペレータは表示器20の画
像を見ながら操作器1の視軸操作器16を操作すること
により、任意の方向に撮像装置4の視軸8を指向させる
ことができ、目標を発見することができる。
【0005】次に、オペレータが目標を発見し、追尾対
象の目標と判断すると、操作器1の目標追尾指令信号発
生器17の操作により、目標追尾指令信号15が目標位
置演算器18に送信される。角度検出器7は、撮像装置
4の視軸8が機軸となす角度を検出し、角度信号10と
して角速度指令演算器2と目標位置演算器18に送信す
る。目標位置演算器18は、目標追尾指令信号発生器1
7からの目標追尾指令信号15を受信すると、角度検出
器7からの角度信号10と機体搭載の他装置から送信さ
れてくる機体ロール・ピッチ・ヘディング角、機体緯度
・経度、機体進行方向、機体高度といった機体情報信号
14から、目標の緯度/経度を演算により求めた上で、
目標と視軸8とのなす角を求め、結果を目標角度信号1
9として、角速度指令演算器2に送信する。角速度指令
演算器2は、目標位置演算器18からの目標角度信号1
9を受信すると、目標追尾を行うための角速度を演算
し、その結果を角速度指令信号11として速度誤差演算
器3へ送信する。後は、オペレータが操作器1の視軸操
作器16を操作して任意の方向に撮像装置4の視軸8を
指向させるときと同様の動作にて、目標に指向させ続け
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の視
軸制御装置においては、次のような問題点があった。目
標位置を演算する場合、機体高度の基準点と目標の高度
を同じ高度とみなして演算しているため、機体高度の基
準点と目標の高度が異なると、演算により求める目標位
置は実際の目標位置ではなく、機体高度の基準点と同じ
高度の目標を見越した位置となり、この位置に視軸を指
向させ続けると、所望の目標から徐々に視軸がずれてい
く。このため、所望の目標に視軸を指向させ続ける場合
は、視軸のずれを補正して所望の目標に視軸を指向さ
せ、目標追尾指令を発生させるという作業をオペレータ
が繰り返さなければならず、煩わしく困難である。
【0007】図12は、このような従来の装置を搭載し
た航空機の運用上の問題点を説明する図である。図にお
いて、22は目標、23は目標を発見し追尾を指令した
ときの航空機の位置、24は航空機の高度、25は航空
機の位置23における目標を指向する視軸と機軸のなす
角度、26は一回目の演算により求められる目標位置、
27は23よりΔt秒後の航空機の位置、28は27に
おける目標を指向する視軸と機軸のなす角度、29は2
7における目標を指向する視軸が地表面と交わる点であ
る。オペレータが、目標22を発見し、これを追尾する
目標と判断した場合、操作器1の目標追尾指令信号発生
器17の操作により、目標追尾指令信号15が発信され
る。このときが、目標を発見し追尾を指令したときの航
空機の位置23である。目標追尾指令信号15は発信さ
れると、視軸8と機軸のなす角度、すなわち23におけ
る目標を指向する視軸と機軸のなす角度25、機体ロー
ル・ピッチ・ヘディング角、機体の緯度・経度、機体の
進行方向、航空機の高度24から、目標22の緯度・経
度を計算する。同時に、目標22を追尾するための角速
度の計算を開始する。このとき、演算により求められる
目標位置は目標22が存在する実際の位置ではなく、目
標22を見越した位置、すなわち一回目の演算により求
められる目標位置26である。視軸8は一回目の演算に
より求められる目標位置26を常に指向し続けるため、
目標を発見し追尾を指令したときの航空機の位置23よ
りΔt秒後の航空機の位置27における視軸と機軸のな
す角度28で指向する。このとき、視軸8が地表面と交
わる点は、すなわち27における目標を指向する視軸が
地表面と交わる点29となり、所望の目標22からずれ
た点を指向する。オペレータがもう一度目標22に視軸
8を指向させ続けたいときは、操作器1の視軸操作器1
6を操作して視軸8を目標22に指向させ、操作器1の
目標追尾指令信号発生器17の操作により目標追尾指令
信号15を発信させなければならない。ただし、上述と
同様に時間が経過すると所望の目標22からずれた点を
指向するため、オペレータは操作器1の視軸操作器16
を操作して視軸8を目標22に指向させ、操作器1の目
標追尾指令信号発生器17の操作により目標追尾指令信
号15を発信させるという作業を繰り返さなければなら
ず、この作業は、オペレータにとって煩わしく困難であ
る。
【0008】この発明は、上記のような従来の問題点を
解消するためになされたもので、航空機等に搭載される
撮像装置が、緯度・経度および高度が不明な目標を補足
し続けることができる視軸制御装置を得ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明における視軸
制御装置は、航空機等に搭載され視軸の指向方向を変動
可能な撮像装置と、前記撮像装置における視軸の指向方
向とその変化量および前記航空機の位置、姿勢等の状態
量に基づいて、前記撮像装置の視軸が所定の目標を指向
するように制御する制御手段とを備えた視軸制御装置に
おいて、前記撮像装置の視軸を所望の目標に向けて目標
を設定するための視軸操作器と、前記航空機の状態量と
前記撮像装置における視軸の指向方向に基づいて、前記
航空機の移動に伴う複数の地点で前記視軸操作器によっ
てそれぞれ設定された目標の方向を求め、求められた複
数の目標方向と前記航空機の移動量から目標位置を演算
する演算手段と、前記撮像装置の視軸がこの目標位置を
指向するように制御する制御手段とを具備したものであ
る。
【0010】第2の発明における視軸制御装置は、航空
機等に搭載され回動可能に支持された撮像装置と、前記
撮像装置における視軸の指向方向、角速度等の状態量を
検出する検出器と、前記撮像装置における視軸の指向方
向を移動させる駆動部と、前記航空機の位置、姿勢等の
状態量および前記検出器からの検出情報に基づいて、前
記撮像装置が所定の目標を指向するように前記駆動部を
制御する制御手段とを備えた視軸制御装置において、前
記撮像装置を所望の目標に向けて目標を設定するための
視軸操作器と、前記視軸操作器によって前記目標が再設
定されるまでの航空機の移動量を求める手段、前記検出
器の検出情報および前記航空機の状態量に基づいて、前
記航空機の移動に伴う複数の地点で前記視軸操作器によ
ってそれぞれ設定された目標の方向を求める手段、およ
びこの求められた複数の目標方向と前記航空機の移動量
と追尾誤差または演算誤差等を含む情報から目標位置を
推定する演算手段と、前記撮像装置の視軸がこの目標位
置を指向するように制御する制御手段とを具備したもの
である。
【0011】第3の発明における視軸制御装置は、航空
機等に搭載され視軸の指向方向を変動可能な撮像装置
と、前記撮像装置における視軸の指向方向とその変化量
および前記航空機の位置、姿勢等の状態量に基づいて、
前記撮像装置の視軸が所定の目標を指向するように制御
する制御手段とを備えた視軸制御装置において、前記撮
像装置の出力画像から目標を抽出し、目標の方向を出力
する画像追尾装置と、前記航空機の移動に伴って前記画
像追尾装置で追尾された各目標の方向と前記航空機の移
動量から目標位置を求める演算手段と、前記画像追尾装
置による目標の追尾が行われない場合に、前記撮像装置
の視軸がこの目標位置を指向するように制御する制御手
段とを具備したものである。
【0012】第4の発明における視軸制御装置は、前記
演算手段で求められた目標位置を記憶する記憶手段と、
この記憶した目標位置に視軸を指向させる指令を出力す
る指令信号発生器と、この記憶した目標位置に前記撮像
装置の視軸を指向させる制御手段とを備えたものであ
る。
【0013】第5の発明における視軸制御装置は、複数
の目標をラベリングする機能を保有する目標ラベル信号
発生器を備え、前記記憶手段は複数の目標の位置とそれ
に対応するラベルを記憶する機能を具備したものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明に
おける一実施の形態を図を用いて説明する。図1は、こ
の発明の一実施の形態の構成図である。図において、1
〜17,19〜21は従来の装置と同一のものである。
18は従来の装置を改良したものである。30はカウン
タ、31は時間間隔信号である。
【0015】次に動作について説明する。1〜17,1
9〜21の動作原理は、従来の装置と同等である。オペ
レータが目標を発見し、追尾する目標と判断すると、操
作器1の目標追尾指令信号発生器17の操作により、目
標追尾指令信号15が目標位置演算器18と、カウンタ
30に送信される。カウンタ30は、目標追尾指令信号
発生器17からの目標追尾指令信号15を受信すると、
時間計測を開始し、その時間を時間間隔信号31として
目標位置演算器18に送信する。目標位置演算器18
は、目標追尾指令信号発生器17からの目標追尾指令信
号15を受信すると、角度検出器7からの角度信号10
と機体搭載他装置からの機体ロール・ピッチ・ヘディン
グ角、機体緯度・経度、機体進行方向、機体高度といっ
た機体情報信号14を記憶するとともに、従来の装置と
同様の処理により、目標を指向している視軸が機体高度
の基準点と同じ高度の平面と交わる点の緯度/経度を仮
の目標位置として演算により求め、またこの求められた
仮の目標と視軸8とのなす角を求めた結果を目標角度信
号19として、角速度指令演算器2に送信する。角速度
指令演算器2は、目標位置演算器18からの目標角度信
号19を受信すると、目標追尾を行うための角速度を演
算し、その結果を角速度指令信号11として角速度誤差
演算器3へ送信する。以下、従来の装置と同様の動作に
て、演算で求められた緯度/経度を指向し続ける。
【0016】Δt秒後、目標の高度が機体高度の基準点
と同じでなかった場合は、航空機の移動により、演算で
求められた緯度/経度を指向する視軸と地表面との交点
は、仮の目標とずれを生じている。このずれを補正する
ため、再度オペレータが操作器1の視軸操作器16を操
作して視軸を目標に対して指向させ、操作器1の目標追
尾指令信号発生器17の操作を行うことにより、目標追
尾指令信号15が目標位置演算器18およびカウンタ3
0に送信される。目標位置演算器18は、目標追尾指令
信号15を受信すると、機体搭載他装置からの機体情報
信号14と、Δt秒前に記憶した機体搭載他装置からの
機体情報信号14と、カウンタ30からの時間間隔信号
31から、機体の位置の変化量を演算により求める。さ
らに求めた機体の位置の変化量と、機体搭載他装置から
の機体情報信号14と、Δt秒前に記憶した機体搭載他
装置からの機体情報信号14と、角度検出器7からの角
度信号10と、Δt秒前に記憶した角度信号10から、
視軸の交点を演算により求めることで目標の緯度/経度
/高度を演算により求め、また目標と機体の移動により
変化する視軸8とのなす角を求めた結果を目標角度信号
19として、角速度指令演算器2に送信する。角速度指
令演算器2は、目標位置演算器18からの目標角度信号
19を受信すると、目標追尾を行うための角速度を演算
し、その結果を角速度指令信号11として速度誤差演算
器3へ送信する。以下、従来の装置と同様の動作によ
り、目標角度信号19に従って角速度指令演算器2が視
軸の指向角速度を算出し、視軸を目標に指向させ続ける
ことができる。
【0017】図2はこの発明における装置を搭載した航
空機の運用上の利点を説明する図である。図において、
22〜29は従来の装置を搭載した航空機の運用のとき
と同一のものである。32は27における目標を指向す
る視軸と機軸のなす角度、33は27よりΔt’秒後の
航空機の位置、34は33における目標を指向する視軸
と機軸のなす角度である。オペレータが目標22を発見
し、これを追尾する目標と判断した場合、視軸操作器の
操作により視軸を目標に向け、目標追尾指令信号発生器
の操作により目標追尾指令信号を送信される。このとき
が、目標を発見し追尾を指令したときの航空機の位置2
3である。目標追尾指令信号が送信されると、航空機の
高度24と、23における目標を指向する視軸と機軸の
なす角度25から、目標22を指向している視軸が機体
高度の基準点と同じ高度の平面と交わる点、すなわち一
回目の演算により求められる仮の目標位置26として緯
度/経度が求められ、一回目の演算により求められる目
標位置26を追尾し続けるよう、視軸と機軸のなす角度
を演算により求め、視軸を指向する。23よりΔt秒後
の航空機の位置27において、一回目の演算により求め
られる目標位置26を追尾するよう、27における目標
を指向する視軸と機軸のなす角度28を演算により求
め、視軸を指向するが、27における目標を指向する視
軸が地表面と交わる点29は、機体の位置が変化したた
め目標22からずれている。ここでオペレータは再度、
視軸操作器の操作により視軸を目標22に向け、目標追
尾指令信号発生器の操作により目標追尾指令信号を送信
する。これにより、航空機の高度24と、目標を発見し
追尾を指令したときの航空機の位置23から23よりΔ
t秒後の航空機の位置27への機体位置の変化量と、2
3における目標を指向する視軸と機軸のなす角度25
と、27における目標を指向する視軸と機軸のなす角3
2から交点を演算により求めることで、目標22の緯度
/経度/高度が求められ、以後目標22を追尾し続ける
よう、視軸を指向する。27よりΔt’秒後の航空機の
位置33においては、目標22の緯度/経度/高度が求
められているため、33における目標を指向する視軸と
機軸のなす角度34が演算により求められ、視軸は目標
22に指向し続ける。
【0018】実施の形態2.図3は、この発明の一実施
の形態の構成図である。図において、1,3〜17,1
9〜21は従来の装置と、30〜31は実施の形態1の
装置と同一のものである。2は従来の装置を、18は実
施の形態1の装置を改良したものである。35は目標位
置推定器、36は目標位置推定情報信号、37は推定目
標角度信号である。
【0019】次に動作について説明する。演算遅れ、機
体搭載他装置からの機体情報信号14に含まれる誤差や
時間遅れ、および視軸8の指向誤差等により、演算によ
り求められた視軸と実際の視軸8の間に誤差が有ると
き、実施の形態1の装置ではΔt秒前後の視軸において
交点が求まらない場合が生じるため、目標の位置を演算
で求められない。そのような場合でも目標の位置を演算
で求め、視軸8を指向できるようにする。1,3〜1
7,19〜21の動作原理は従来の装置と、30〜31
の動作原理は実施の形態1の装置と同一のものである。
オペレータが目標を発見し、追尾する目標と判断する
と、実施の形態1の装置において目標発見時に操作器1
の目標追尾指令信号発生器17の操作を行ったときと同
一の処理を行ない、目標の緯度/経度を演算により求
め、視軸を目標の緯度/経度に向けて指向するととも
に、目標位置演算器18は機体搭載他装置からの機体情
報信号14と、角度検出器7からの角度信号10を記憶
し、カウンタ30は、時間計測を開始する。Δt秒後、
目標の高度が機体高度の基準点と同じでないことに起因
するずれを補正するため、再度オペレータが操作器1の
視軸操作器16を操作して目標の追尾を指令した場合、
実施の形態1の装置においてΔt秒後に再度目標の追尾
を指令した場合と同様の処理を行い、目標位置演算器1
8にて緯度/経度/高度を演算により求め、目標に視軸
を指向する。
【0020】しかし、演算遅れ、機体搭載他装置からの
機体情報信号14に含まれる誤差や時間遅れ、または視
軸8の指向誤差等により、演算により求められた視軸と
実際の視軸8の間に誤差があるとき、目標を発見し追尾
を指令したときの航空機の位置における視軸と、Δt秒
後の航空機の位置における視軸は交点を持たない場合が
生じ、その場合は目標の位置が演算により求めることが
できない。この場合、目標位置演算器18は、目標角度
信号19の送信を行わず、演算により求めた機体の位置
の変化量と、機体搭載他装置からの機体情報信号14
と、Δt秒前の記憶した機体搭載他装置からの機体情報
信号14と、角度検出器7からの角度信号10と、Δt
秒前の記憶した角度検出器7からの角度信号10とから
なる目標位置推定情報信号36を、目標位置推定器35
に送信する。目標位置推定器35は、目標位置推定情報
信号36を受信すると、目標位置推定情報信号36か
ら、現在の目標を指向する視軸とΔt秒前の目標を指向
する視軸を二直線とし、この二直線を最短距離で結ぶ線
分の中点を演算により求め、この位置を目標の緯度/経
度/高度とみなして目標の推定位置とし、目標と視軸8
とのなす角を求めた結果を目標角度信号19として、角
速度指令演算器2に送信する。角速度指令演算器2は、
目標位置演算器18からの目標角度信号19を受信せず
に、目標位置推定器35からの推定目標角度信号37を
受信すると、目標追尾を行うための角速度を演算し、そ
の結果を角速度指令信号11として速度誤差演算器3へ
送信する。以下、従来の装置と同様の動作により、推定
目標角度信号37に従って角速度指令演算器2が視軸の
指向角速度を算出し、常に視軸を目標に指向させ続ける
ことができる。
【0021】図4はこの発明における装置を搭載した航
空機の運用上の利点を説明する図である。図において、
22〜29は従来の装置を搭載した航空機の運用のとき
と同一のもの、32〜34は実施の形態1の装置を搭載
した航空機の運用のときと同一のものである。38は2
3における目標を指向する視軸に誤差を含んだ視軸、3
9は27における目標を指向する視軸に誤差を含んだ視
軸、40は38と39を最短距離で結ぶ線分、43は推
定目標位置である。目標を発見し追尾を指令したときの
航空機の位置23において、視軸操作器の操作により2
3において視軸を目標に向け、目標追尾指令信号発生器
の操作により目標追尾指令信号を送信することで、航空
機の高度24と、23における目標を指向する視軸と機
軸のなす角度25から、目標位置を演算により求める
が、演算遅れ、機体搭載他装置からの機体情報信号に含
まれる誤差や時間遅れ、または視軸の指向誤差等によ
り、演算に用いる視軸は実際の視軸と誤差が有る場合が
あり、23における目標を指向する視軸に誤差を含んだ
視軸38を用いて目標位置の演算が行われる。結果、一
回目の演算により求められる目標位置26の緯度/経度
が演算により求められ、その点を追尾し続けるよう演算
し続け、視軸を指向させる。23よりΔt秒後の航空機
の位置27において、一回目の演算により求められる目
標位置26を追尾するよう、27における目標を指向す
る視軸と機軸のなす角度28を演算により求め、視軸を
指向させるが、27における目標を指向する視軸が地表
面と交わる点29は、機体の位置が変化したため目標2
2からずれている。ここでオペレータが再度、視軸操作
器の操作により視軸を目標22に指向させ、追尾を指令
する。Δt秒前に追尾を指令したときと同様に、演算遅
れ、機体搭載他装置からの機体情報信号に含まれる誤差
や時間遅れ、または視軸の指向誤差等により、演算に用
いる視軸は実際の視軸と誤差が有る場合があり、27に
おける目標を指向する視軸に誤差を含んだ視軸39を用
いて演算を行うこととなり、23における目標を指向す
る視軸に誤差を含んだ視軸38と交点を持たないため、
目標位置が求められない。そこで、23における目標を
指向する視軸に誤差を含んだ視軸38と、27における
目標を指向する視軸に誤差を含んだ視軸39のなす二直
線を最短距離で結ぶ線分40の中点を演算により求め、
この位置を目標の緯度/経度/高度とみなして推定目標
位置43として、この推定目標位置43を追尾し続ける
よう、視軸を指向する。23よりΔt秒後の航空機の位
置27からさらにΔt’秒後、27よりΔt’秒後の航
空機の位置33においては、機体の位置が変化しても、
推定目標位置43の緯度/経度/高度が演算により求め
られているため、視軸は推定目標位置43に指向し続け
る。
【0022】実施の形態3.図5は、この発明の一実施
の形態の構成図である。図において、1,3〜21は従
来の装置と、30〜31は実施の形態1の装置と、2,
35〜37は実施の形態2の装置と同一のものである。
41は画像追尾処理器、42は画像追尾位置信号であ
る。18は実施の形態2の装置を改良したものである。
【0023】次に動作について説明する。オペレータが
一度目標に視軸を向け、追尾を指示するだけでも、以降
自動的に目標に追尾し、かつ追尾後に目標が遮蔽物等に
隠れても、目標方向を指向し続けるようにする。1,3
〜21の動作原理は従来の装置と、30〜31は実施の
形態1の装置と、35〜37は実施の形態2の装置と同
一のものである。オペレータが目標を発見し、追尾する
目標と判断すると、操作器1の目標追尾指令信号発生器
17の操作により、目標追尾指令信号15が目標位置演
算器18と、カウンタ30に送信される。カウンタ30
は、目標追尾指令信号発生器17からの目標追尾指令信
号15を受信すると、時間計測を開始し、時間間隔信号
31を目標位置演算器18に送信する。画像追尾処理器
41は、表示ビデオ信号21を受信すると、画像から目
標を抽出し、以降その目標を継続的に画像追尾しなが
ら、画像内の目標と視軸との誤差を画像追尾位置信号4
2として、目標位置演算器18に送信する。目標位置演
算器18は、画像追尾処理器41からの画像追尾位置信
号42を受信すると、画像追尾処理器41からの画像追
尾位置信号42と角度検出器7からの角度信号10とか
ら目標の位置を演算により求めた上で、目標と視軸8と
のなす角を求め、結果を目標角度信号19として、角速
度指令演算器2に送信するとともに、機体搭載他装置か
らの機体情報信号14と、角度検出器7からの角度信号
10と、画像追尾処理器41からの画像追尾位置信号4
2とを記憶する。角速度指令演算器2は、目標位置演算
器18からの目標角度信号19を受信すると、目標追尾
を行うための角速度を演算し、その結果を角速度指令信
号11として速度誤差演算器3へ送信する。以降、画像
追尾処理器41の送信する画像追尾位置信号42に従っ
て目標角度信号19を演算し続けることで、画像追尾し
ている目標に対し、視軸を指向し続ける。
【0024】目標位置演算器18は、カウンタ30から
送信される時間間隔信号31を調べ、Δt秒になったと
ころで、目標位置推定器35とともに、カウンタ30か
ら受信した時間間隔信号31と、機体搭載他装置からの
機体情報信号14と、Δt秒前に記憶した機体搭載他装
置からの機体情報信号14と、角度検出器7から受信し
た角度信号10と、Δt秒前に記憶した角度信号10
と、画像追尾処理器41から受信した画像追尾位置信号
42と、Δt秒前に記憶した画像追尾位置信号42とか
ら、実施の形態2において目標追尾指令信号15が2回
目に目標位置演算器18に送信されたときと同様の動作
により、目標の緯度/経度/高度を演算により求める。
画像追尾処理器41は、目標が遮蔽物に隠れる等により
表示ビデオ信号21から目標を追尾できない場合、目標
位置演算器18への画像追尾位置信号42の送信を停止
する。目標位置演算器18は、画像追尾処理器41から
画像追尾位置信号42の送信が停止すると、演算により
求めた緯度/経度/高度からなる目標位置から目標と視
軸8とのなす角を求めた結果を目標角度信号19として
角速度指令演算器2に送信する。以下、従来の装置と同
様の動作により、目標角度信号19または推定目標角度
信号37に従って角速度指令演算器2が視軸の指向角速
度を算出し、常に視軸を目標に指向させ続けることがで
きる。
【0025】図6はこの発明における装置を搭載した航
空機の運用上の利点を説明する図である。図において、
22〜25,27は従来の装置を搭載した航空機の運用
のときと同一のもの、32は実施の形態1に装置を搭載
した航空機の運用のときと同一のものである。45は目
標が障害物により遮られ見えないときの航空機の位置、
46は再度目標が見えたときの航空機の位置、47は4
5における目標を指向する視軸と機軸のなす角度、48
は46における目標を指向する視軸と機軸のなす角度。
オペレータが目標22を発見し、これを追尾する目標と
判断した場合、視軸操作器の操作により視軸を目標に向
け、目標追尾指令信号発生器の操作により目標追尾指令
信号を送信される。このときが、目標を発見し追尾を指
令したときの航空機の位置23である。目標追尾指令信
号が送信されると、表示ビデオ信号から画像追尾処理に
より目標が抽出され、目標方向に視軸を指向し続ける。
23よりΔt秒後の航空機の位置27においても、表示
ビデオ信号から画像追尾処理により目標が抽出され、2
7における目標を指向する視軸と機軸のなす角度32が
演算により求められ、目標を視軸が指向している。ここ
で、目標を発見し追尾を指令したときの航空機の位置2
3から、23よりΔt秒後の航空機の位置27への位置
の変化量と、航空機の高度24と、23における目標を
指向する視軸と機軸のなす角度25と、27における目
標を指向する視軸と機軸のなす角度32とから交点を演
算により求めることで、目標22の緯度/経度/高度が
目標位置として求められる。
【0026】目標が雲などの遮蔽物に隠れてしまい、画
像追尾処理により目標を追尾できなくなったとき、すな
わち目標が障害物により遮られ見えないときの航空機の
位置45においては、画像追尾処理による視軸の目標へ
の指向をやめ、演算により求めた目標位置に対して視軸
を指向するよう45における目標を指向する視軸と機軸
のなす角度47を演算により求め、視軸を指向し続け
る。目標を覆っていた遮蔽物が無くなったとき、すなわ
ち再度目標が見えたときの航空機の位置46において
は、記憶した目標位置、すなわち目標の緯度/経度/高
度から46における目標を指向する視軸と機軸のなす角
度48を演算により求め、視軸を指向しているため、視
界内に目標を再度捕らえることができる。
【0027】実施の形態4.図7は、この発明の一実施
の形態の構成図である。図において、1,3〜21は従
来の装置と、30〜31は実施の形態1の装置と、2,
35〜37は実施の形態2の装置と、41〜42は実施
の形態3の装置と同一のものである。49は目標座標信
号、50は記憶目標座標信号、51は目標位置復帰指令
信号発生器、52は目標位置復帰指令信号、53は目標
位置記憶器、44は推定目標座標信号である。18は実
施の形態3の装置を改良したものである。
【0028】次に動作について説明する。目標を追尾中
に、オペレータが視軸を別の方向に指向しても、前回視
軸を指向していた目標に再び視軸を指向できるようにす
る。1〜21の動作原理は従来の装置と、30〜31は
実施の形態1の装置と、2,35〜37は実施の形態2
の装置と、41〜42は実施の形態3の装置と同一のも
のである。オペレータが目標を発見し、追尾する目標と
判断すると、操作器1の目標追尾指令信号発生器17の
操作により、目標追尾指令信号15が送信され、実施の
形態3と同様の動作を行うことで、目標を追尾するよう
視軸を指向するとともに、目標位置演算器18および目
標位置推定器35は、演算により求めた目標の緯度/経
度/高度を、目標座標信号49または推定目標座標信号
44として目標位置記憶器53に送信する。目標位置記
憶器53は目標座標信号49を受信すると、それを目標
位置として緯度/経度/高度を記憶する。また、目標座
標信号49を受信せずに推定目標座標信号4を受信する
と、それを目標位置として緯度/経度/高度を記憶す
る。
【0029】次に、オペレータが視軸操作器16を操作
して角度入力信号9を角速度指令演算器2に送信し、視
軸を別の箇所に指向したとする。このとき、視軸は追尾
を指令した目標から外れている。ここで、オペレータが
再度、追尾を指令した目標へ、再度追尾を行うため、目
標位置復帰指令信号発生器51を操作すると、目標位置
復帰指令信号52を目標位置記憶器53に送信する。目
標位置記憶器53は、目標位置復帰指令信号52を受信
すると、記憶した目標位置である緯度/経度/高度を記
憶目標座標信号50として目標位置演算器18に送信す
る。目標位置演算器18は記憶目標座標信号50で受信
すると、記憶目標座標信号50と、角度検出器7からの
角度信号10と、機体搭載他装置からの機体情報信号1
4とから、目標と視軸8のなす角を求め、目標角度信号
19として角速度指令演算器2に送信する。以下、従来
の装置と同様の動作により、追尾を指令した目標に再度
視軸を指向し続けることができる。
【0030】図8はこの発明における装置を搭載した航
空機の運用上の利点を説明する図である。図において、
22〜25,27は従来の装置を搭載した航空機の運用
のときと同一のもの、32は実施の形態1に装置を搭載
した航空機の運用のときと同一のものである。54は新
たな目標を見つけたときの航空機の位置、55は目標復
帰指令を指示したときの航空機の位置、56は引き返し
て目標復帰指令を指示したときの航空機の位置、57は
54における新たな目標と機軸のなす角度、58は55
における元の目標と機軸のなす角度である。オペレータ
が目標22を発見し、これを追尾する目標と判断した場
合、視軸操作器の操作により視軸を目標に向け、目標追
尾指令信号発生器の操作により目標追尾指令信号を送信
される。このときが、目標を発見し追尾を指令したとき
の航空機の位置23である。Δt秒後、23よりΔt秒
後の航空機の位置27において、目標を発見し追尾を指
令したときの航空機の位置23から、23よりΔt秒後
の航空機の位置27への位置の変化量と、航空機の高度
24と、23における目標を指向する視軸と機軸のなす
角度25と、27における目標を指向する視軸と機軸の
なす角度32とから交点を演算により求めることで、目
標22の緯度/経度/高度が求められ、目標位置記憶器
に目標位置として記憶する。ここで、オペレータが新た
な目標を発見し、視軸操作器を操作して視軸を指向した
とする。このときが、新たな目標を見つけたときの航空
機の位置54である。視軸操作により、54における新
たな目標と機軸のなす角度57は、記憶された目標22
の位置を指向するよう演算された視軸と機軸のなす角度
と異なっており、目標22からはずれている。次に、オ
ペレータは目標22をもう一度視野に入れるため、目標
位置復帰指令を指示したとする。これが目標位置復帰指
令を指示したときの航空機の位置55である。このと
き、記憶された目標22の位置を指向するよう、55に
おける元の目標と機軸のなす角度58が演算により求め
られ、視軸を指向する。これにより、再度目標22に視
軸を指向し続けることができる。さらに、航空機が目標
22上空を飛び越え、目標22に視軸を指向できなくな
った後、目標22に向かうよう飛行方向を変え、目標位
置復帰指令を指示したとする。これが、引き返して目標
復帰指令を指示したときの航空機の位置56である。こ
のときも同様に、目標位置復帰指令により、記憶された
目標22の位置を指向するよう、56における元の目標
と機軸のなす角度59が演算により求められ、視軸を指
向する。これにより、視界内に再度目標22を捕え続け
ることができる。
【0031】実施の形態5.図9は、この発明の一実施
の形態の構成図である。図において、1〜21は従来の
装置と、30〜31は実施の形態1の装置と、2,35
〜37は実施の形態2の装置と、41〜42は実施の形
態3の装置と、49〜52,44は実施の形態4の装置
と同一のものである。60は目標ラベル信号発生器、6
1は目標ラベル信号である。53は実施の形態3の装置
を改良したものである。
【0032】次に動作について説明する。1,3〜21
の動作原理は従来の装置と、30〜31は実施の形態1
の装置と、2,35〜37は実施の形態2の装置と、4
1〜42は実施の形態3の装置と、49〜52,44は
実施の形態4の装置と同一のものである。実施の形態3
の装置では、1つ目の目標を追尾中に、2つ目の目標を
追尾を指示した場合、それまで追尾していた1つ目の目
標の位置の記憶が消されてしまうため、1つ目の目標に
再び視軸を指向させるときは、オペレータの記憶により
視軸操作器16を操作して視軸を指向させなければなら
なかった。この発明においては、複数の目標を補足し続
け、容易に任意の1目標に視軸を指向できるようにす
る。オペレータが目標にオペレータが目標を発見し、追
尾する目標と判断すると、操作器1の目標追尾指令信号
発生器17の操作により、目標追尾指令信号15が送信
され、実施の形態3と同様の動作を行うことで、目標を
追尾するよう視軸を指向し続けるとともに、目標位置演
算器18および目標位置推定器35は、演算により求め
た目標の緯度/経度/高度を、目標座標信号49または
推定目標座標信号44として目標位置記憶器53に送信
する。このとき、オペレータは操作器1の目標ラベル信
号発生器60の操作により、目標のラベルを設定してお
く。目標位置記憶器53は目標座標信号49を受信する
と、目標ラベル信号発生器60からの目標ラベル信号6
1を取り込み、目標のラベルとその位置である緯度/経
度/高度を記憶する。また、目標座標信号49を受信せ
ずに推定目標座標信号44を受信すると、目標ラベル信
号発生器60からの目標ラベル信号61を取り込み、目
標のラベルとその位置である緯度/経度/高度を記憶す
る。オペレータが別の目標を発見し、追尾する目標と判
断すると、操作器1の目標ラベル信号発生器60の操作
によって別のラベルを設定する。これにより目標位置記
憶器53の取り込む目標ラベル信号61が変化し、目標
位置記憶器53は新しい目標のラベルと位置を記憶す
る。以下、最初の目標のときと同様の動作により、視軸
を目標に指向させ続けることができる。このようにし
て、複数の目標に対してラベリングを可能とし、複数の
目標の緯度/経度/高度を記憶できるようにする。
【0033】ここで、最初に発見した目標から順番にラ
ベルをA,B,Cとして三つの目標の緯度/経度を記憶
し、撮像装置4の視軸8は目標Cを指向しているとす
る。オペレータが再び目標Aに視軸8を指向させたいと
きは、操作器1の目標ラベル信号発生器60の操作によ
り、目標のラベルをAに設定し、操作器1の目標位置復
帰指令信号発生器51の操作により、目標位置復帰指令
信号52を目標位置記憶器53に送信する。目標位置記
憶器53は、目標位置復帰指令信号52を受信すると、
操作器1の目標ラベル信号発生器60からの目標ラベル
信号61を取り込み、記憶している目標A,B,Cの位
置の中から、目標ラベル信号61に対応する目標Aの位
置を、追尾する記憶目標座標信号50として目標位置演
算器18に送信する。目標位置演算器18は記憶目標座
標信号50を受信すると、記憶目標座標信号50と、角
度検出器7からの角度信号10と、機体搭載他装置から
の機体情報信号14とから、目標と視軸8とのなす角を
求め、目標角度信号19として角速度指令演算器2に送
信する。以下、従来の装置と同様の動作により、撮像装
置4の視軸8を目標Aに指向させることができる。次
に、オペレータが目標Bあるいは目標Cに視軸8を指向
させたいときも同様である。
【0034】図10はこの発明における装置を搭載した
航空機の運用上の利点を説明する図である。62は目標
(A)、63は目標(B)、64は目標(A)を発見し
追尾を指令したときの航空機の位置、65は64からΔ
t秒後の航空機の位置、66は目標(B)を発見し追尾
を指令したときの航空機の位置、67は66からΔt’
秒後の航空機の位置、68は引き返して目標復帰指令を
指示したときの航空機の位置、69は目標(A)を指定
して目標復帰指令を指示したときの航空機の位置、70
は64における航空機の高度、71は66における航空
機の高度、72は64における目標(A)と機軸のなす
角度、73は65における目標(A)と機軸のなす角
度、74は66における目標(B)と機軸のなす角度、
75は67における目標(B)と機軸のなす角度、76
は68における目標(B)と機軸のなす角度、77は6
9における目標(A)と機軸のなす角度である。オペレ
ータが目標(A)62を発見し、これを追尾する目標と
判断した場合、視軸操作器の操作により視軸を目標に向
け、目標追尾指令信号発生器の操作により目標追尾指令
信号を送信される。このときが、目標(A)を発見し追
尾を指令したときの航空機の位置64である。Δt秒
後、64からΔt秒後の航空機の位置65において、目
標(A)を発見し追尾を指令したときの航空機の位置6
4から、64からΔt秒後の航空機の位置65への位置
の変化量と、64における航空機の高度70と、64に
おける視軸と機軸のなす角度72と、65における目標
(A)と機軸のなす角度73とから交点を演算により求
めることで、目標(A)62の緯度/経度/高度が求め
られ、目標位置記憶器に目標位置として、Aと定義した
目標ラベルとともに記憶する。ここで、オペレータが新
たな目標(B)63を発見し、視軸操作器を操作して視
軸を指向したとする。このときが、目標(B)を発見し
追尾を指令したときの航空機の位置66である。Δt’
秒後、66からΔt’秒後の航空機の位置67におい
て、目標(B)を発見し追尾を指令したときの航空機の
位置66から、66からΔt’秒後の航空機の位置67
への位置を変化量と、66における航空機の高度71
と、66における視軸と機軸のなす角度74と、67に
おける目標(B)と機軸のなす角度75とから交点を演
算により求めることで、目標(B)63の緯度/経度/
高度が求められ、目標位置記憶器に目標位置として、B
と定義した目標ラベルとともに記憶する。ここで、航空
機が目標(B)63上空を飛び越え、目標(B)63に
視軸を指向できなくなった後、目標(B)63に向かう
よう飛行方向を変え、目標位置復帰指令を指示したとす
る。これが、引き返して目標復帰指令を指示したときの
航空機の位置68である。このとき、目標位置復帰指令
により、記憶された目標(B)63の位置を指向するよ
う、68における目標(B)と機軸のなす角度76が演
算により求められ、視軸を指向する。これにより、視界
内に再度目標(B)63を捕らえ続けることができる。
また、オペレータが目標(A)を選択し、目標位置復帰
指令を操作したとする。これが目標(A)を指定して目
標復帰指令を指示したときの航空機の位置69である。
このとき、目標位置復帰指令により、記憶された目標
(A)62の位置を指向するよう、69における目標
(A)と機軸のなす角度77が演算により求められ、視
軸を指向する。これにより、視界内に再度目標(A)6
2を捕え続けることができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、高度が機体高度の基準点
と同じでない目標に対しても、目標からずれることなく
視軸を指向し続けることができるという効果がある。
【0036】また、第2の発明では、演算遅れ、機体搭
載他装置からの機体情報信号に含まれる誤差や時間遅
れ、または視軸の指向誤差等が生じても、視軸を目標近
くに指向し続けることができるという効果がある。
【0037】また、第3の発明では、目標追尾指令を一
度指示するだけで高度が機体高度の基準点と同じでない
目標に対して、目標からずれることなく視軸を指向し続
けられるという効果がある。
【0038】また、第4の発明では、目標追尾を指令
し、目標に視軸を指向しているときに、オペレータが視
軸方向を操作して他目標に視軸を指向させても、目標位
置復帰指令を指示することで、再度元の目標に視軸を指
向することで、オペレータは元の目標を容易に視界に入
れることができるという効果がある。
【0039】また、第5の発明では、複数の目標のそれ
ぞれをラベリングし、ラベリングされた複数の目標の位
置を記憶できるよう目標ラベル信号発生器と目標の位置
とそれに対応するラベルを記憶する目標位置記憶器を追
加することにより、複数の目標を捕捉し続けることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による視軸制御装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における装置を搭載
した航空機の運用上の利点を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による視軸制御装置
を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における装置を搭載
した航空機の運用上の利点を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による視軸制御装置
を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3における装置を搭載
した航空機の運用上の利点を説明する図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による視軸制御装置
を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4における装置を搭載
した航空機の運用上の利点を説明する図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による視軸制御装置
を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態5における装置を搭
載した航空機の運用上の利点を説明する図である。
【図11】 従来の視軸制御装置を示す構成図である。
【図12】 従来の装置を搭載した航空機の運用上の問
題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 操作器、2 角速度指令演算器、3 角速度誤差演
算器、4 撮像装置、5 駆動部、6 レートジャイ
ロ、7 角度検出器、8 視軸、9 角度入力信号、1
0 角度信号、11 角速度指令信号、12 角速度信
号、13 制御出力信号、14 機体情報信号、15
目標追尾指令信号、16 視軸操作器、17 目標追尾
指令信号発生器、18 目標位置演算器、19 目標角
度信号、20 表示器、21 表示ビデオ信号、22
目標、23 目標を発見し追尾を指令したときの航空機
の位置、24 航空機の高度、25 23における目標
を指向する視軸と機軸のなす角度、26 演算により求
められる目標位置、27 23よりΔt秒後の航空機の
位置、28 27における目標を指向する視軸と機軸の
なす角度、29 27における目標を指向する視軸が地
表面と交わる点、30カウンタ、31 時間間隔信号、
32 27における目標を指向する視軸と機軸のなす角
度、33 27よりΔt’秒後の航空機の位置、34
33における目標を指向する視軸と機軸のなす角度、3
5 目標位置推定器、36 目標位置推定情報信号、3
7 推定目標角度信号、38 23における目標を指向
する視軸に誤差を含んだ視軸、39 27における目標
を指向する視軸に誤差を含んだ視軸、40 視軸38と
視軸39なす二直線が最短距離で結ぶ線分、41 画像
追尾処理器、42 画像追尾位置信号、43 推定目標
位置、44 推定目標座標信号、45 目標が障害物に
より遮られ見えないときの航空機の位置、46再度目標
が見えたときの航空機の位置、47 45における目標
を指向する視軸と機軸のなす角度、48 46における
目標を指向する視軸と機軸のなす角度、49 目標座標
信号、50 記憶目標座標信号、51 目標位置復帰指
令信号発生器、52 目標位置復帰指令信号、53 目
標位置記憶器、54 新たな目標を見つけたときの航空
機の位置、55 目標位置復帰指令を指示したときの航
空機の位置、56 引き返して目標復帰指令を指示した
ときの航空機の位置、5754における新たな目標と機
軸のなす角度、58 55における元の目標と機軸のな
す角度、59 56における元の目標と機軸のなす角
度、60 目標ラベル信号発生器、61 目標ラベル信
号、62 目標(A)、63 目標(B)、64 目標
(A)を発見し追尾を指令したときの航空機の位置、6
5 64からΔt秒後の航空機の位置、66 目標
(B)を発見し追尾を指令したときの航空機の位置、6
7 66からΔt’秒後の航空機の位置、68 引き返
して目標復帰指令を指示したときの航空機の位置、69
目標(A)を指定して目標復帰指令を指示したときの
航空機の位置、70 64における航空機の高度、71
66における航空機の高度、72 64における目標
(A)と機軸のなす角度、73 65における目標
(A)と機軸のなす角度、74 66における目標
(B)と機軸のなす角度、75 67における目標
(B)と機軸のなす角度、76 68における目標
(B)と機軸のなす角度、77 69における目標
(A)と機軸のなす角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA01 AB62 AB63 AC01 5C054 AA02 AA05 CC02 CG03 CG06 CG07 CG08 EA01 FC12 FF02 HA13 HA31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機等に搭載され視軸の指向方向を変
    動可能な撮像装置と、前記撮像装置における視軸の指向
    方向とその変化量および前記航空機の位置、姿勢等の状
    態量に基づいて、前記撮像装置の視軸が所定の目標を指
    向するように制御する制御手段とを備えた視軸制御装置
    において、前記撮像装置の視軸を所望の目標に向けて目
    標を設定するための視軸操作器と、前記航空機の状態量
    と前記撮像装置における視軸の指向方向に基づいて、前
    記航空機の移動に伴う複数の地点で前記視軸操作器によ
    ってそれぞれ設定された目標の方向を求め、求められた
    複数の目標方向と前記航空機の移動量から目標位置を演
    算する演算手段と、前記撮像装置の視軸がこの目標位置
    を指向するように制御する制御手段とを具備したことを
    特徴とする視軸制御装置。
  2. 【請求項2】 航空機等に搭載され回動可能に支持され
    た撮像装置と、前記撮像装置における視軸の指向方向、
    角速度等の状態量を検出する検出器と、前記撮像装置に
    おける視軸の指向方向を移動させる駆動部と、前記航空
    機の位置、姿勢等の状態量および前記検出器からの検出
    情報に基づいて、前記撮像装置が所定の目標を指向する
    ように前記駆動部を制御する制御手段とを備えた視軸制
    御装置において、前記撮像装置を所望の目標に向けて目
    標を設定するための視軸操作器と、前記視軸操作器によ
    って前記目標が再設定されるまでの航空機の移動量を求
    める手段、前記検出器の検出情報および前記航空機の状
    態量に基づいて、前記航空機の移動に伴う複数の地点で
    前記視軸操作器によってそれぞれ設定された目標の方向
    を求める手段、およびこの求められた複数の目標方向と
    前記航空機の移動量と追尾誤差または演算誤差等を含む
    情報から目標位置を推定する演算手段と、前記撮像装置
    の視軸がこの目標位置を指向するように制御する制御手
    段とを具備したことを特徴とする視軸制御装置。
  3. 【請求項3】 航空機等に搭載され視軸の指向方向を変
    動可能な撮像装置と、前記撮像装置における視軸の指向
    方向とその変化量および前記航空機の位置、姿勢等の状
    態量に基づいて、前記撮像装置の視軸が所定の目標を指
    向するように制御する制御手段とを備えた視軸制御装置
    において、前記撮像装置の出力画像から目標を抽出し、
    目標の方向を出力する画像追尾装置と、前記航空機の移
    動に伴って前記画像追尾装置で追尾された各目標の方向
    と前記航空機の移動量から目標位置を求める演算手段
    と、前記画像追尾装置による目標の追尾が行われない場
    合に、前記撮像装置の視軸がこの目標位置を指向するよ
    うに制御する制御手段とを具備したことを特徴とする視
    軸制御装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段で求められた目標位置を記
    憶する記憶手段と、この記憶した目標位置に視軸を指向
    させる指令を出力する指令信号発生器と、この記憶した
    目標位置に前記撮像装置の視軸を指向させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の視軸制御装
    置。
  5. 【請求項5】 複数の目標をラベリングする機能を保有
    する目標ラベル信号発生器を備え、前記記憶手段は複数
    の目標の位置とそれに対応するラベルを記憶する機能を
    具備したことを特徴とする請求項4記載の視軸制御装
    置。
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