JP2001169087A - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法

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JP2001169087A
JP2001169087A JP34775099A JP34775099A JP2001169087A JP 2001169087 A JP2001169087 A JP 2001169087A JP 34775099 A JP34775099 A JP 34775099A JP 34775099 A JP34775099 A JP 34775099A JP 2001169087 A JP2001169087 A JP 2001169087A
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Tomohiko Teranishi
智彦 寺西
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Nin1印刷の際に画像欠損を防止しつつ印
刷物をできるだけ読みやすくする。 【解決手段】 用紙の1ページに相当する印刷領域にお
いて原稿画像が配置されていない未配置領域を識別し、
選択された1つの原稿画像が未配置領域内に印刷可能で
あるか否かを判断し、印刷可能であれば、当該原稿画像
を未配置領域内に配置する。印刷可能でなければ、当該
原稿画像を他のページの印刷領域内に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機や
プリンタなどの画像形成装置を用いて複数の原稿をNi
n1印刷するための画像処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機やプリンタなどの画像形
成装置を用いた画像形成システムにおいて、Nページ分
の原稿を1枚の印刷用紙(以下単に「用紙」という)の
一面(1ページ)に配置するNin1機能を有するもの
がある。Nin1機能を使って印刷(Nin1印刷)し
た場合には、Nページ分の原稿を一度に見ることができ
ると共に、用紙の節約にもなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成システムにあっては、画像欠損を防止しつつ混
載原稿をNin1印刷する機能を有するものは存在しな
かった。
【0004】なお、混載原稿をNin1印刷するための
画像処理技術を提供するに当たっては、ユーザの利便を
図るため、できるだけ印刷物を読みやすくすることが望
まれている。
【0005】本発明は、画像欠損を防止しつつ、しかも
印刷物ができるだけ読みやすくなるように、混載原稿を
Nin1印刷することを可能にする画像処理装置及び方
法並びに画像処理プログラムを記録したコンピュータ読
取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の手段によって達成される。
【0007】(1)複数の原稿画像に基づいて出力画像
データを作成する画像処理装置であって、印刷用紙の1
ページに相当する印刷領域において原稿画像が配置され
ていない未配置領域を判別する領域判別手段と、前記複
数の原稿画像のうちから選択された1つの原稿画像が未
配置領域内に印刷可能であるか否かを判断する判断手段
と、選択された原稿画像が未配置領域内に印刷可能であ
る場合には、当該選択された原稿画像を未配置領域内に
配置する配置手段と、を有することを特徴とする。
【0008】(2)前記配置手段は、前記選択された原
稿画像が前記領域内に印刷可能でない場合には、当該選
択された原稿画像を他のページの印刷領域内に配置する
ことを特徴とする。
【0009】(3)前記配置手段は、複数の原稿画像が
互いに隣接するように配置することを特徴とする。
【0010】(4)前記複数の原稿画像は、サイズまた
は向きの異なる原稿画像を含んでいることを特徴とす
る。
【0011】(5)前記複数の原稿画像の中から最大の
原稿画像サイズを認識する最大サイズ認識手段と、認識
された最大の原稿画像サイズと印刷領域のサイズとを比
較する最大サイズ比較手段と、比較された結果に基づい
て、最大の画像サイズを持つ原稿画像が収まるような用
紙のサイズを選択する選択手段と、をさらに有すること
を特徴とする。
【0012】(6)請求項1〜5のいずれか一つに記載
の画像処理装置を有することを特徴とする。
【0013】(7)複数の原稿画像に基づいて出力画像
データを作成する画像処理装置であって、印刷用紙の1
ページに相当する印刷領域において原稿画像が配置され
ていない未配置領域を判別するステップと、前記複数の
原稿画像のうちから選択された1つの原稿画像が前記未
配置領域内に印刷可能であるか否かを判断するステップ
と、選択された原稿画像が前記未配置領域内に印刷可能
である場合には、当該選択された原稿画像を前記領域内
に配置するステップと、を有することを特徴とする。
【0014】(8)複数の原稿画像に基づいて出力画像
データを作成する画像処理手順を記録したコンピュータ
読取可能な記録媒体であって、印刷用紙の1ページに相
当する印刷領域において原稿画像が配置されていない領
域を判別するステップと、前記複数の原稿画像のうちか
ら選択された1つの原稿画像が前記未配置領域内に印刷
可能であるか否かを判断するステップと、選択された原
稿画像が前記未配置領域内に印刷可能である場合には、
当該選択された原稿画像を前記領域に配置するステップ
と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記
録したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を使って本発明の実施
の形態を説明する。
【0016】図1は、本発明を適用したネットワーク画
像形成システムの構成図である。
【0017】当該システムでは、デジタル複写機10、
プリントサーバコンピュータ(以下「プリントサーバ」
と略称する)20、及び複数のクライアントコンピュー
タ(以下「クライアント」と略称する)30a,30
b,30c,30dがネットワーク40を介して相互に
通信可能に接続されている。
【0018】プリントサーバ20及び複数のクライアン
ト30a〜30dは、ネットワーク40を介して相互に
接続されているため、各クライアント30a〜30dと
プリントサーバ20との間、及び各クライアント30a
〜30d同士の間で、画像データや各種コマンドなどの
データ通信を行うことができる。また、デジタル複写機
10は、プリントサーバ20に接続されているため、原
稿の複写を行うといった複写機としての通常の機能の他
に、プリントサーバ20経由で各クライアント30a〜
30dから受信した画像データを印刷するといったプリ
ンタとしての機能を有することができる。したがって、
プリントサーバ20は、ネットワーク40上でプリンタ
としてのデジタル複写機10を共有するサービスを提供
する働きをする。
【0019】図2は、デジタル複写機10の制御系のブ
ロック図である。
【0020】デジタル複写機10は、原稿を読み取る画
像読取部11、複数のシート状原稿を自動的に1枚ずつ
給送するADF12、読み取る原稿のサイズと向きを検
出する原稿状態検出センサ13、当該デジタル複写機1
0をプリントサーバ20と接続するための外部インタフ
ェースユニット14、各種の設定を入力するための操作
パネル15、プログラムやデータを記憶するメモリ1
6、画像データに各種の処理を施す画像処理部17、画
像データを印刷ジョブ(コピージョブ又はプリントジョ
ブ)に従って用紙上に出力するプリンタエンジン18、
及びCPU19を有する。上記各部11〜18は、この
CPU19によって総合的に制御される。なお、ここ
で、「コピージョブ」とは、複写機として機能する場合
の印刷ジョブのことであり、「プリントジョブ」とは、
プリンタとして機能する場合の外部から受信した印刷ジ
ョブのことである。
【0021】複写機として機能する場合は、操作パネル
15からの指示をもとにCPU19が各部を制御し、こ
れによって、原稿が画像読取部11で読み取られ、読み
取って得られた画像データが、操作パネル15で指定さ
れた印刷条件(用紙サイズ、倍率、枚数、濃度、両面/
片面、Nin1、ソート/ノンソートなど)に従ってプ
リンタエンジン18で印刷される。
【0022】また、プリンタとして機能する場合は、各
クライアント30a〜30dから送信された画像データ
は、プリントサーバ20経由で外部インタフェースユニ
ット14を介して受信され、プリンタエンジン18で印
刷される。
【0023】メモリ16は、図示しないが、ROMとR
AMとからなり、ROMには、制御プログラムが記憶さ
れている。RAMは、図3に示すように、画像データを
記憶する画像記憶部16aと、管理データを記憶する管
理データ記憶部16bとを有する。管理データは、印刷
条件の設定内容や現在の処理状況を記録し管理する管理
テーブルとして構成されている。管理テーブルには、印
刷ジョブを管理するジョブ管理テーブルや、給紙カセッ
トの情報を管理する給紙口管理テーブルなどがある。ジ
ョブ管理テーブルは、設定された印刷条件や画像データ
の記憶場所などの情報を含んでいる。
【0024】操作パネル15には、図示しないが、スタ
ートキーやテンキーをはじめとする各種の操作キーの他
に、メッセージの表示が可能なタッチパネル型のディス
プレイが設けられている。ディスプレイに表示される管
理テーブルの内容には、現在処理している印刷ジョブ
(カレントジョブ)における印刷条件又は複写条件と蓄
積中のジョブリストとがあり、両者は、ユーザの選択に
よって切り替えられる。ジョブリストは、各ジョブに対
する設定内容と進行状況を示す画面であり、図4の表示
例では、各印刷ジョブごとに、印刷ジョブの名称(コピ
ージョブ/プリントジョブ)、ステータス(印刷中/待
機中)、総ページ数、印刷部数、Nin1設定の有無
(○/×)が表示されている。
【0025】図5は、プリントサーバ20の制御系のブ
ロック図である。
【0026】プリントサーバ20は、CPU21、プロ
グラムやデータを記憶するメモリ22及びハードディス
ク23、当該プリントサーバ20をネットワーク40と
接続するためのネットワークインタフェース24、画像
処理部25、表示部(ディスプレイ)26、キーボード
やマウスなどの操作部27、フロッピーディスクやCD
−ROMなどの記録媒体を読み取る媒体読取部28、並
びに当該プリントサーバ20をデジタル複写機10と接
続するためのインタフェース29を有する。
【0027】図6は、各クライアント30a〜30dの
制御系のブロック図である。なお、ここでは、便宜上、
任意の1つのクライアントを参照番号「30」で示して
いる。
【0028】クライアント30は、プリントサーバ20
とほぼ同様の基本的構成を有しており、CPU31、プ
ログラムやデータを記憶するメモリ32及びハードディ
スク33、当該クライアント30をネットワーク40と
接続するためのネットワークインタフェース34、画像
処理部35、表示部(ディスプレイ)36、キーボード
やマウスなどの操作部37、並びにフロッピーディスク
やCD−ROMなどの記録媒体を読み取る媒体読取部3
8を有する。図7に示すように、ワープロソフトなどの
文書作成アプリケーション33aや、プリンタとしての
デジタル複写機10を制御するプログラムであるプリン
タドライバ33bは、ハードディスク33に格納されて
いる。ユーザは、文書作成アプリケーション33aを使
って作成・編集した文書を印刷する場合、プリンタドラ
イバ33bを使って、デジタル複写機10に搭載されて
いる印刷機能の中から所望の印刷条件を設定する。プリ
ンタドライバは、設定された印刷条件に基づいて印刷ジ
ョブ(プリントジョブ)を作成する。作成されたプリン
トジョブは、クライアント30からネットワーク40及
びプリントサーバ20を経由してデジタル複写機10に
送信される。
【0029】本発明を適用した上記画像形成システム
は、特に混載原稿に基づいて印刷する際の取扱いを容易
にする利点を有する。ここで、混載原稿とは、サイズま
たは向きの異なる複数の原稿である。図8に文書アプリ
ケーション33aによって作成された混載原稿画像の一
例を示す。図8において、第1番目および第2番目の原
稿画像はA4サイズの文書であり、第3番目の原稿画像
がB5サイズの図形であり、第4番目の原稿画像がA3
サイズの図表である。上述したように、従来の画像形成
システムにおいて、混載原稿画像をサイズが統一された
用紙に印刷する場合、画像欠損を生じることがある。し
かしながら、画像欠損を防止するために、サイズの異な
る各原稿画像のサイズに応じて用紙サイズを変更するの
では、用紙サイズが統一されず、ステープルやパンチな
どの仕上げ処理が困難になる。また、サイズの異なる各
原稿画像を統一された用紙サイズに合わせて変倍するフ
ィットツーペーパー処理では、各原稿画像間で文字など
のサイズが異なり、印刷物が読みにくくなり、文字など
が希望するサイズで印刷されない。これに対し、本発明
を適用した画像形成システムでは、混載原稿の場合であ
っても、画像欠損を生じることがない。また、出力され
る用紙サイズが統一されるため、ステープルやパンチな
どの仕上げ処理が容易になる。さらに、各原稿画像間で
文字などのサイズが同じになり、印刷物を読みやすくす
ることができる。
【0030】具体的には、本発明では、用紙の1ページ
に相当する印刷領域において原稿画像が配置されていな
い領域である未配置領域が判別され、前記複数の原稿画
像うちから選択された1つの原稿画像が未配置領域に印
刷可能であるか否かが判断され、その結果、選択された
原稿画像が未配置領域内に印刷可能である場合には、当
該選択された原稿画像が未配置領域内に配置される。一
方、選択された1つの原稿画像が未配置領域内に印刷可
能でない場合には、選択された原稿画像は他のページの
印刷領域内に配置される。つまり、1番目に選択された
原稿画像が、1ページに相当する印刷領域に配置され、
2番目に選択された原稿画像は、前記印刷領域において
1番目に選択された原稿画像が配置されていない領域に
配置され、3番目に選択された原稿画像は、前記領域に
おいて1番目に選択された原稿画像および2番目に選択
された原稿画像が配置されていない領域に配置され、同
様に4番目以降に選択された原稿画像についても、未配
置領域内に印刷可能である限り同一ページの未配置領域
に配置される。このように、本発明では、できるだけ多
くの原稿画像が1ページに相当する印刷領域に詰め合わ
されて配置される。好適には、複数の原稿画像は、互い
に隣接するように配置され、各原稿画像間の隙間が生じ
ないように、または隙間が小さくなるように配置され
る。
【0031】なお、本発明は、複数の(複数ページ分
の)原稿画像を合成して1ページの出力画像データを作
成するしてNin1処理を行うことができるが、従来の
Nin1処理と異なり、2in1や4in1のように1
ページに配置される原稿画像の数を予め設定しておく必
要はない。この結果、従来のNin1処理によれば、1
ページに配置される等倍の原稿画像の数が2と設定され
るとき、3つの原稿画像を1ページに配置できる場合で
あっても、1ページに配置される原稿画像は2つに制限
されるのに対し、本発明によれば、3つの原稿画像が配
置されることになり、用紙を節約できる機会が増加す
る。このように本発明によれば、混載原稿であるか否か
を問わず、従来のNin1処理と比較して自由度の高い
Nin1処理が可能となる。以上のように複数の原稿画
像を配置して出力画像データを作成する画像レイアウト
処理は、メモリ上で行われる。
【0032】以上のように構成されるデジタル複写機1
0のシステムは、以下のように処理を行う。複写機とし
て機能する場合とプリンタとして機能する場合とに分け
て、その処理内容を説明する。
【0033】[複写機として機能する場合の処理]図9
は、複写機として機能するデジタル複写機で複写処理を
行う場合のデジタル複写機の動作を示すフローチャート
である。
【0034】デジタル複写機10のCPU19は、操作
パネル15によって指示された複写条件を受信する(S
1)。複写条件には、用紙サイズ、倍率、濃度、両面/
片面、Nin1、ソート/ノンソート等の指示が含まれ
る。受信された複写条件は、管理データ記憶部16bに
記憶される。CPU19は、複写条件に基づいてコピー
ジョブがそのデジタル複写機10で実行できるか否かを
判断する。コピージョブが実行可能であれば、コピージ
ョブの受付けを許可する旨が操作パネル部15に通知さ
れ、通知を受けた操作パネル15は表示を変化させる
(S2)。その結果、ユーザーは、コピージョブの受付
けが許可されたことを知ることができる。
【0035】操作パネル15にあるスタートキーが押さ
れると、ADF12は、原稿を画像読取部11に順次搬
送する。画像読取部11は、搬送された原稿を順次読み
取り、原稿画像データを作成する(S3)。読み取って
得られた各原稿画像データは、画像記憶部16aに記憶
される。原稿状態検出センサ14は、原稿のサイズおよ
び向きを検出する(S4)。検出された原稿サイズおよ
び向きは、管理データ記憶部16bに記憶される。
【0036】画像処理部17は、管理データ記憶部16
bに記憶されている複写条件を参照し、複写条件に合う
ように原稿画像データを編集し、新たな出力画像データ
を作成する。すなわち、画像処理部17は、複数の原稿
画像に基づいて画像レイアウト処理を行う(S5)。こ
の結果、上述のように、画像欠損が防止され、出力され
る用紙のサイズが統一され、印刷物が読みやすくなる。
新たに作成された出力画像データは、画像記憶部16a
に再度蓄積(スプール)される(S6)。なお、管理デ
ータ記憶部16bは、ジョブ毎の進行状況を示すデータ
を管理テーブルとして記憶する。
【0037】続いて、印刷開始の要求がされ(S7)、
印刷開始を許可するか否かが判断される(S8)。具体
的には、前記管理テーブルが参照され、デジタル複写機
10における先行する印刷ジョブの処理の進行状況等が
判断される。今回受け付けた印刷ジョブが直ちに実行で
きる場合、印刷開始が許可され(S8:YES)、プリ
ンタエンジン18は印刷を開始する(S9)。一方、先
行する印刷ジョブが処理中である場合等の理由によっ
て、直ちに印刷開始を許可できない場合(S8:N
O)、印刷開始が許可されるまで待って印刷が開始され
る(S9)。なお、プリンタエンジン18によって印刷
がされた後、図示していないフィニッシャーは、紙折り
処理、ステープル処理、およびパンチ処理といった仕上
げ処理を行うことができる。
【0038】図10は、図9に示したフローチャートの
ステップS5において説明した画像レイアウト処理の内
容をさらに詳しく示したフローチャートである。なお、
画像レイアウト処理は、メモリ16上で行うことができ
る。すなわち、出力される印刷用紙の1ページに相当す
る印刷領域に対応するデータ領域がメモリ16上に設定
され、このメモリ領域上で複数の原稿画像がレイアウト
され、出力画像データが作成される。
【0039】CPU19は、管理データ記憶部16bに
記憶されている複写条件を参照する(S101)。参照
の結果、Nin1設定されていることが判断された場合
(S102)、以下のように処理がされる。なお、本実
施形態における設定では、予め1ページの印刷領域に配
置される原稿画像の数を設定しておく必要がなく、印刷
領域のページ毎に、2つの原稿画像が1ページの印刷領
域に配置される処理、3つの原稿画像が1ページの印刷
領域に配置される処理、または、4つの原稿画像が1ペ
ージの印刷領域に配置される処理などが自動的に選択さ
れ、場合によっては、1つの原稿画像を1ページの印刷
領域に配置する処理(1in1処理)が選択される場合
もある。
【0040】次に、管理データ記憶部16bから、複写
条件の一つである用紙サイズに関するデータが参照さ
れ、用紙のサイズが認識される。この結果、用紙の1ペ
ージに相当する印刷領域のサイズが設定される(S10
3)。なお、複写条件に用紙サイズの指示が含まれてい
ない場合、CPU19は、原稿状態検出センサ13によ
る原稿のサイズおよび向きの検出結果に基づいて認識さ
れた最大の原稿画像サイズの用紙を選択し、この用紙の
1ページに相当する印刷領域を設定することができる。
【0041】次に、原稿画像の順番(原稿画像のペー
ジ)に関するカウンタの値Cが1とされる(S10
4)。画像処理部17は、第1ページ目の印刷領域に第
1番目の原稿画像を配置する(S105)。実際には、
画像処理部17は、メモリ16上に設定されたデータ領
域上に、原稿画像データを書き込む。画像処理部17
は、用紙を節約する見地から、原稿画像を詰めて配置す
る。例えば、画像処理部17は、第1番目の原稿画像を
印刷領域の角部(コーナー部)または端部に合わせて配
置することができる。画像処理部17は、印刷領域の角
部または端部と第1番目の原稿画像とを接するように配
置することができ、または、印刷領域の角部または端部
と第1番目の原稿画像との間に所定の狭い余白部分を介
して配置することができる。
【0042】まだ配置されていない原稿画像があるか否
かが判断される(S106)。その結果、配置されてい
ない原稿画像がないと判断された場合、他の画像処理が
されて、画像レイアウト処理を終了する(S107)。
一方、まだ配置されていない原稿画像があると判断され
た場合(106:YES)、カウンタの値Cを1つ増加
し、C=2とする(S108)。引き続いて、画像処理
部17は、第2番目の原稿画像のサイズを認識する。ま
た、画像処理部17は、印刷領域において原稿画像が配
置されていない未配置領域を判別する。第1番目の原稿
が配置された時点での未配置領域は、第1ページ目の印
刷領域から第1番目の原稿画像が配置されている領域を
差し引いた領域である。画像処理部17は、配置される
第2番目の原稿画像と未配置領域とを比較する(S10
9)。比較の結果、第2番目の原稿画像が、第1ページ
目の印刷領域における未配置領域内に印刷可能であれ
ば、画像処理部17は、第2番目の原稿画像を未配置領
域に配置する(S110,S111)。すなわち、第2
番目の原稿画像を画像欠損することなく第1ページ目の
印刷領域における未配置領域内に配置することができる
場合には、画像処理部17は、第2番目の原稿画像を未
配置領域内に配置する。画像処理部17は、第2番目の
原稿画像を未配置領域に配置する際、前回配置された第
1番目の原稿画像と隣接するように配置を行うことがで
きる。用紙を節約するためには、画像処理部17は、複
数の原稿画像を一方向に詰めて配置することができる。
例えば、複数の原稿画像は、順次、左上方向に詰めて配
置される。なお、画像処理部17は、印刷領域に順次配
置される複数の原稿画像を、互いに接するように配置す
ることができ、または、前回配置された原稿画像と今回
配置する原稿画像との間に所定の狭い余白部分を設けて
配置することもできる。
【0043】以上のように、画像処理部17は、配置す
る第C番目の原稿画像と、この時点での未配置領域(第
1ページ目の印刷領域において第1番目から第(C−
1)番目までの原稿画像が配置されていない領域)とを
比較する。比較の結果、画像欠損することなく第C番目
の原稿画像が当該未配置領域に印刷可能である場合(S
110:YES)、画像処理部17は、第C番目の原稿
画像を当該未配置領域に配置する(S111)。一方、
配置する第C番目の原稿画像と前記未配置領域との比較
の結果、第C番目の原稿画像が、第1ページ目の印刷領
域における未配置領域に印刷可能でない場合(S11
0:NO)、すなわち、第C番目の原稿画像が前記未配
置領域に収まりきらず、画像欠損が生じる場合、画像処
理部17は、第C番目の原稿画像を他のページの印刷領
域(この場合は、第2ページ目の印刷領域)に配置する
(S112,S103)。この結果、第1ページ目の印
刷領域には、第1番目から第(C−1)番目までの原稿
画像が配置されることが確定する。いいかえれば、第1
番目から第(C−1)番目までの原稿画像が合成されて
1ページの画像データが作成される。
【0044】同様の処理を繰り返すことによって、第2
ページ目以降の印刷領域にも原稿画像が配置され、出力
される用紙に対応して1ページ毎の出力画像データが作
成される。まだ配置されていない原稿画像があるか否か
が判断され(S106)、全ての原稿画像の配置が完了
した場合(S106:YES)、画像処理部17は、余
白の設定等の他の画像処理を行い、画像レイアウト処理
を終了する(S107)。画像処理部17は、他の画像
処理として、用紙の印刷領域の端部と画像との距離や、
印刷領域に配置される複数の画像間の距離を調節する処
理を行うことができる。つまり、印刷領域を効率良く利
用するために、例えば、左上方向に向かって、印刷領域
に原稿画像を詰め合わせて配置したにもかかわらず、結
局、選択された1つの原稿画像が、未配置領域に配置さ
れずに、他のページの印刷領域に配置された場合、印刷
領域上で原稿画像の配置が偏ったままになるので、画像
処理部17は、最終的に原稿画像の配置位置の最終調整
をすることができる。
【0045】図11および図12は、図10のフローチ
ャートで示した処理の具体例を示す。 図11には、A
3サイズで横向きの印刷領域に対して原稿画像を配置す
る処理が示されている。図11に示された複数の原稿画
像は、A4サイズの第1原稿画像、A4サイズの第2原
稿画像、B5サイズの第3原稿画像、A5サイズの第4
原稿画像、B4サイズの第5原稿画像、およびA3サイ
ズの第6原稿画像から構成される。図11に示された全
ての原稿画像は、縦向きである。なお、ここで、第1原
稿画像とは、第1番目の原稿画像、すなわち、第1番目
に選択される原稿画像であり、通常は、原稿の1ページ
目の画像が該当する。第2原稿画像以下も同様である。
【0046】第1原稿画像のサイズは、A4サイズであ
る。当初、第1ページ目の印刷領域には、いずれの原稿
画像も配置されていないので、第1ページ目の印刷領域
の全てが未配置領域である。したがって、第1原稿画像
は、この印刷領域内に配置される。画像処理部17は、
原稿画像をできるだけ印刷領域の左上側に詰めて配置す
るため、第1原稿画像は、印刷領域の左側半分に配置さ
れる。この結果、第1ページ目の印刷領域における未配
置領域は、A3サイズの印刷領域からA4サイズの第1
原稿画像が配置された部分を差し引いた領域(印刷領域
の右側半分の領域)となる。
【0047】第2原稿画像のサイズは、A4サイズであ
る。第2原稿画像は、第1ページ目の印刷領域における
未配置領域内に印刷可能であるので、当該未配置領域に
配置される。この結果、第1ページ目の印刷領域におけ
る未配置領域はなくなる(未配置領域のサイズは0とな
る)。したがって、B5サイズの第3原稿画像は、第1
ページ目の印刷領域における未配置領域内に印刷でき
ず、他のページの印刷領域内、すなわち第2ページ目の
印刷領域内に配置される。この結果、第2ページ目の印
刷領域における未配置領域は、A3サイズの印刷領域か
らB5サイズの第3原稿画像が配置された部分を差し引
いた領域となる。
【0048】第4原稿画像のサイズは、A5サイズであ
る。第4原稿画像は、第2ページ目の印刷領域における
未配置領域内に印刷可能であるので、当該未配置領域内
に配置される。この結果、第2ページ目の印刷領域にお
ける未配置領域は、A3サイズの印刷領域からB5サイ
ズの第3原稿画像およびA5サイズの第4原稿原稿が配
置された部分を差し引いた領域となる。なお、画像処理
部17は、第4原稿画像を第3原稿画像に隣接して配置
することができる。
【0049】第5原稿画像のサイズは、B4サイズであ
る。第5原稿画像は、第2ページ目の印刷領域における
未配置領域内に印刷できないので、他のページの印刷領
域内、すなわち第3ページ目の印刷領域内に配置され
る。この結果、第3ページ目の印刷領域における未配置
領域は、A3サイズの印刷領域からB4サイズの第5原
稿が配置された部分を差し引いた領域となる。第6原稿
画像のサイズは、A3サイズである。したがって、第3
ページ目の印刷領域における未配置領域内に印刷できな
い。その結果、第6原稿画像は、他のページの印刷領域
内、すなわち、第4ページ目の印刷領域内に配置する。
以上のような画像レイアウト処理がされて、出力画像デ
ータの作成が終了する。
【0050】図12には、A3サイズで横向きの印刷領
域に対して原稿画像を配置する処理が示されている。図
12に示された複数の原稿画像は、B6サイズの第1原
稿画像、A5サイズの第2原稿画像、B6サイズの第3
原稿画像、およびA3サイズの第4原稿画像から構成さ
れる。図12に示された全ての原稿画像は、縦向きであ
る。
【0051】第1原稿画像のサイズは、B6サイズであ
る。当初、第1ページ目の印刷領域には、いずれの原稿
画像も配置されていないので、第1ページ目の印刷領域
の全てが未配置領域である。したがって、第1原稿画像
は、この印刷領域内に配置される。画像処理部17は、
第1原稿画像を、1ページ目の印刷領域の端部または角
部に合わせて左上方向に詰めて配置する。この結果、第
1ページ目の印刷領域における未配置領域は、A3サイ
ズの印刷領域からB6サイズの第1原稿画像が配置され
た部分を差し引いた領域となる。
【0052】第2原稿画像のサイズは、A5サイズであ
る。第2原稿画像は、第1ページ目の印刷領域における
未配置領域内に印刷可能であるので、当該未配置領域に
配置される。この結果、第1ページ目の印刷領域におけ
る未配置領域は、A3サイズの印刷領域からB6サイズ
の第1原稿画像およびA5サイズの第3原稿画像が配置
された部分を差し引いた領域となる。第3原稿画像のサ
イズは、B6サイズである。第3原稿画像は、第1ペー
ジ目の印刷領域における未配置領域に収まり、当該未配
置領域内に印刷可能であるので、当該未配置領域内に配
置される。この結果、第1ページ目の印刷領域における
未配置領域は、A3サイズの印刷領域から、B6サイズ
の第1原稿画像、A5サイズの第2原稿画像、およびB
6サイズの第3原稿画像が配置された部分を差し引いた
領域となる。
【0053】第4原稿画像のサイズは、A3サイズであ
る。第4原稿画像は、第1ページ目の印刷領域における
未配置領域内に印刷できないので、他のページの印刷領
域内、すなわち第2ページ目の印刷領域内に配置され
る。こうして新たな画像データの作成処理が終了する。
この結果、第1ページ目の印刷領域には、第1原稿画
像、第2原稿画像、および第3原稿画像が配置される。
いいかえれば、第1原稿画像、第2原稿画像、および第
3原稿画像を合成して、新たな1ページの出力画像デー
タが作成される。
【0054】図13は、新たな出力画像データに基づい
て、実際の印刷が行われる際に、ゼット折り処理がされ
た状態を示す。デジタル複写機10によれば、出力され
る用紙がすべて同一サイズに統一できるので、全ての用
紙に関して同一のゼット折り処理を行うこともできる。
出力された印刷用紙は、その長辺の中点付近で折られ、
さらに反対方向に向かって折り返される。
【0055】図14は、ステープル処理の状態を示す図
である。ゼット折り処理等がなされた印刷用紙は、最終
的にステープル70によって綴じられる。なお、デジタ
ル複写機10は、ゼット折り処理だけでなく、パンチ処
理を行うこともできる。このように、出力される印刷用
紙のサイズが統一されるので、ステープル処理やパンチ
処理を容易に行うことができる。
【0056】[プリンタとして機能する場合の処理]デ
ジタル複写機10をプリンタとして使用する場合、各ク
ライアント30a〜30dのプリンタドライバ上、プリ
ントサーバ30、およびデジタル複写機10のいずれが
場所で、Nin1処理を行うことができる。以下、それ
ぞれの場合について説明する。
【0057】〈プリンタドライバでNin1処理を行う
場合〉図16は、プリンタドライバでNin1処理を行
う場合の各クライアント30a〜30dの動作を示すフ
ローチャートである。なお、図15にプリンタドライバ
の表示画面の一例を示す。
【0058】各クライアント30a〜30dにインスト
ールされているプリンタドライバ上でNin1処理を行
う場合は、文書作成アプリケーションを用いて混載原稿
を作成した後、プリンタドライバの起動を待って(S1
1:YES)、プリントサーバ20からステータス情報
を取得し(S12)、用紙サイズ、給紙口、両面印刷な
どの印刷条件の設定を行うのに合わせてNin1の設定
を行う(S13)。そして、印刷が指示されると(S1
4:YES)、作成された原稿画像データと設定された
印刷条件の情報とからなる印刷ジョブを作成し、これを
メモリ32(RAM)又はハードディスク33上のジョ
ブ管理テーブルにプリントジョブとして登録する(S1
5)。このとき、図3の構成と同様、原稿画像データは
画像記憶部16aに記憶され、印刷条件は管理データ記
憶部16b内の管理テーブルに記憶される。なお、プリ
ンタドライバから出力される画像データは、通常、ビッ
トマップではなく、ページ記述言語で表現されている。
【0059】そして、設定された印刷条件に応じて原稿
画像データのラスタライズを行う(S16)。ラスタラ
イズは、画像データをデジタル複写機10で印刷可能な
ビットマップデータに展開する処理である。そして、ラ
スタライズが終了した時点で、上述した図10に示す画
像レイアウト処理を行う(S17)。その後、ラスタラ
イズされかつ画像レイアウト処理された原稿画像データ
(つまり出力画像データ)、及びプリンタドライバで処
理されなかった印刷条件を、メモリ22又はハードディ
スク23に再度蓄積(スプール)する(S18)。
【0060】そして、プリントサーバ20にプリントジ
ョブの登録を要求し(S19)、プリントサーバ20か
らプリントジョブの登録許可が出ると(S20:YE
S)、プリントジョブ(原稿画像データと印刷条件)を
プリントサーバ20に送信する(S21)。
【0061】〈プリントサーバでNin1処理を行う場
合〉図17は、プリントサーバ20でNin1処理を行
う場合のプリントサーバ20の動作を示すフローチャー
トである。
【0062】プリントサーバ20でNin1処理を行う
場合は、あるクライアント30a〜30dから印刷条件
を受信し(S31)、プリントジョブを受付可能と判断
するとそのクライアント30a〜30dに対してプリン
トジョブの受付を許可する旨の通知を行い(S32)、
そのクライアント30a〜30dから原稿画像データを
受信する(S33)。
【0063】そして、設定された印刷条件に応じて原稿
画像データのラスタライズを行う(S34)。そして、
ラスタライズが終了した時点で、上述した図10に示す
画像レイアウト処理を行う(S35)。その後、ラスタ
ライズされかつ画像レイアウト処理された原稿画像デー
タ(つまり出力画像データ)、及び印刷条件を、メモリ
22又はハードディスク23に再度蓄積(スプール)す
る(S36)。
【0064】そして、デジタル複写機10にプリントジ
ョブの登録を要求し(S37)、デジタル複写機10か
らプリントジョブの登録許可が出ると(S38:YE
S)、蓄積されたプリントジョブ(原稿画像データと印
刷条件)をデジタル複写機10に転送する(S39)。
【0065】〈デジタル複写機でNin1処理を行う場
合〉図18は、デジタル複写機10でNin1処理を行
う場合のデジタル複写機10の動作を示すフローチャー
トである。
【0066】デジタル複写機10でNin1処理を行う
場合は、プリントサーバ20から印刷条件を受信し(S
41)、プリントジョブを受付可能と判断するとそのプ
リントサーバ20に対してプリントジョブの受付を許可
する旨の通知を行い(S42)、プリントサーバ20か
ら原稿画像データを受信する(S43)。Nin1印刷
する原稿が混載原稿の場合、この原稿画像データ受信時
に、混載原稿であることが認識される。
【0067】そして、設定された印刷条件に応じて原稿
画像データのラスタライズを行う(S44)。そして、
ラスタライズが終了した時点で、上述した図10に示す
画像レイアウト処理を行う(S45)。その後、ラスタ
ライズされかつ画像レイアウト処理された原稿画像デー
タ(つまり出力画像データ)、及び印刷条件を、メモリ
16に再度蓄積(スプール)する(S46)。
【0068】そして、内部的に又はユーザに対して印刷
の開始を要求し(S47)、印刷開始の許可が出ると
(S48:YES)、印刷を開始する(S49)。
【0069】なお、以上の説明は、複写条件または印刷
条件として片面印刷が指示されている場合を説明した
が、本発明は、複写条件または印刷条件として両面印刷
が指示されている場合にも適用できる。両面印刷が指示
されている場合、印刷用紙の1ページに相当する印刷領
域は、印刷用紙の表面および裏面に対して各々存在す
る。したがって、印刷用紙の表面の1ページに相当する
印刷領域において原稿画像が配置されていない未配置領
域が判別され、選択された1つの原稿画像が未配置領域
内に印刷可能であるか否かが判断される。その結果、選
択された原稿画像が未配置領域内に印刷可能である場合
には、当該原稿画像は、未配置領域内に配置され、印刷
可能でない場合には、当該原稿画像は、他のページの印
刷領域内、すなわち前記印刷用紙の裏面の1ページに相
当する印刷領域内に配置される。
【0070】また、全ページ分の出力画像データを作成
した後、印刷用紙上への実際の印刷を開始してもよい
が、すでに配置される原稿画像が確定して作成が完了し
たページ分の出力画像データに基づき印刷用紙に印刷し
つつ、後続するページの出力画像データを作成すること
も可能である。
【0071】以上の説明では、原稿画像の縮小または拡
大は行っていない。但し、本発明は、原稿画像を縮小ま
たは拡大して配置する場合にも適用できる。例えば、複
数の原稿画像のうち最大の原稿画像サイズを検出し、こ
の最大の原稿画像が印刷用紙に収まるように縮小倍率を
設定し、この縮小倍率で全ての画像を縮小し、縮小した
画像に対して図10に示したNin1処理を行うことが
できる。
【0072】なお、本発明は、混載原稿に限らずに適用
できる。したがって、この場合、複数の原稿画像を合成
して1ページの出力画像データを作成する点では、通常
のNin1処理と共通する。しかしながら、通常のNi
n1処理では、所定のフォーマットに基づいて、印刷領
域が等分割され、等分割された領域毎に1つの画像が配
置されるにすぎないのに対し、本発明は、印刷領域にお
いて原稿画像が配置されていない未配置領域を判別し
て、その未配置領域に原稿画像を配置するか否かを判断
するため、印刷領域を等分割するような所定のフォーマ
ットに依存せずに、自由な原稿画像の配置を行うことが
できる。
【0073】また、上述したように、例えば、予め、1
ページに配置される等倍の原稿画像の数が2個と設定さ
れたとき、3つの原稿画像を1ページに配置できる場合
であっても、1ページに配置される原稿画像が2つに制
限されてしまうような従来のNin1処理と異なり、予
め1ページに配置される原稿画像の数を設定しておく必
要がなく、各ページ毎に原稿画像が配置される数が自動
的に定められるため、1ページに配置される原稿画像の
数が自動的に最大となるようにレイアウトでき、従来の
Nin1処理とくらべて、印刷領域を有効に活用できる
機会が多くなる。
【0074】なお、以上のようにコンピュータを利用す
る場合、本発明によるNin1処理は、図10に示され
た処理手順を記述した所定のプログラムをCPU19、
21、31が実行することによって行われるものであ
り、この所定のプログラムはコンピュータ読取可能な記
録媒体(例えば、フロッピーディスクやCD−ROMな
ど)によって提供されることもできる。また、この所定
のプログラムは、上記各処理を実行するアプリケーショ
ンソフトウエアとして提供されてもよいし、また、デジ
タル複写機10やプリントサーバ20の一機能としてデ
ジタル複写機10やプリントサーバ20のソフトウエア
に組み込んでもよい。また、各クライアント30a〜3
0dにインストールされるプリンタドライバに組み込ん
でもよい。
【0075】以上の説明では、複写機およびプリンタと
して機能する複合機としてのデジタル複写機10とプリ
ントサーバ20とを有するネットワーク画像形成システ
ムを例にとって説明したが、本発明は、これに限定され
るわけではない。本発明は、例えば、複写機としてのみ
機能するデジタル複写機、プリンタ、デジタるファクシ
ミリ装置、若しくはプリントサーバにも適用可能であ
る。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、印刷用紙の1ページに
相当する印刷領域において原稿画像が配置されていない
未配置領域と選択された1つ原稿画像を順次比較して原
稿画像を配置するので、混載原稿をNin1処理する場
合であっても、画像欠損を防止することができる。ま
た、出力される印刷用紙のサイズを統一することがで
き、紙折り処理やパンチ処理等のフィニッシング処理を
容易に行うことができるとともに、全ての原稿画像を等
倍または共通の倍率で変倍できるため、文字などのサイ
ズが同じになり、印刷物を読みやすくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したネットワーク画像形成シス
テムの構成図である。
【図2】 図1のデジタル複写機の制御系のブロック図
である。
【図3】 図2のメモリの一部構成図である。
【図4】 ジョブリストの表示例を示す図である。
【図5】 図1のプリントサーバの制御系のブロック図
である。
【図6】 図1の各クライアントの制御系のブロック図
である。
【図7】 図6のハードディスクの一部構成図である。
【図8】 混載原稿の具体例を示す図である。
【図9】 複写機として機能するデジタル複写機で複写
処理を行う場合のデジタル複写機の動作を示すフローチ
ャートである。
【図10】 画像レイアウト処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図11】 画像レイアウト処理の一実施形態を説明す
る図である。
【図12】 画像レイアウト処理の一実施形態を説明す
る図である。
【図13】 ゼット折り処理がされた状態を示す図であ
る。
【図14】 ステープル処理がされた状態を示す図であ
る。
【図15】 プリンタドライバの表示画面の具体例を示
す概略図である。
【図16】 プリンタドライバで画像レイアウト処理を
行う場合の図1のクライアントの動作を示すフローチャ
ートである。
【図17】 図1のプリントサーバで画像レイアウト処
理を行う場合のプリントサーバの動作を示すフローチャ
ートである。
【図18】 図1のデジタル複写機で画像レイアウト処
理を行う場合のデジタル複写機の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10…デジタル複写機、 20…プリントサーバ、 30a〜30d…クライアント、 40…ネットワーク、 19,21,31,…CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AA18 AB06 BA03 BA06 BB10 BD06 BD07 CA03 5C062 AA05 AB17 AB22 AC06 AC07 AC24 AC58 BA00 BA01 5C076 AA17 AA19 AA24 BA01 BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 CA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原稿画像に基づいて出力画像デー
    タを作成する画像処理装置であって、 印刷用紙の1ページに相当する印刷領域において原稿画
    像が配置されていない未配置領域を判別する領域判別手
    段と、 前記複数の原稿画像のうちから選択された1つの原稿画
    像が未配置領域内に印刷可能であるか否かを判断する判
    断手段と、 選択された原稿画像が未配置領域内に印刷可能である場
    合には、当該選択された原稿画像を未配置領域内に配置
    する配置手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記配置手段は、前記選択された原稿画
    像が前記領域内に印刷可能でない場合には、当該選択さ
    れた原稿画像を他のページの印刷領域内に配置すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記配置手段は、複数の原稿画像が互い
    に隣接するように配置することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の原稿画像は、サイズまたは向
    きの異なる原稿画像を含んでいることを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の原稿画像の中から最大の原稿
    画像サイズを認識する最大サイズ認識手段と、 認識された最大の原稿画像サイズと印刷領域のサイズと
    を比較する最大サイズ比較手段と、 比較された結果に基づいて、最大の画像サイズを持つ原
    稿画像が収まるような用紙のサイズを選択する選択手段
    と、 をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載の画
    像処理装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 複数の原稿画像に基づいて出力画像デー
    タを作成する画像処理装置であって、 印刷用紙の1ページに相当する印刷領域において原稿画
    像が配置されていない未配置領域を判別するステップ
    と、 前記複数の原稿画像のうちから選択された1つの原稿画
    像が前記未配置領域内に印刷可能であるか否かを判断す
    るステップと、 選択された原稿画像が前記未配置領域内に印刷可能であ
    る場合には、当該選択された原稿画像を前記領域内に配
    置するステップと、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 複数の原稿画像に基づいて出力画像デー
    タを作成する画像処理手順を記録したコンピュータ読取
    可能な記録媒体であって、 印刷用紙の1ページに相当する印刷領域において原稿画
    像が配置されていない領域を判別するステップと、 前記複数の原稿画像のうちから選択された1つの原稿画
    像が前記未配置領域内に印刷可能であるか否かを判断す
    るステップと、 選択された原稿画像が前記未配置領域内に印刷可能であ
    る場合には、当該選択された原稿画像を前記領域に配置
    するステップと、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読取可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7248386B2 (en) 2002-09-10 2007-07-24 Fuji Xerox Co., Ltd Printing apparatus, print instruction apparatus, image forming apparatus, printing method and a computer-readable recording medium storing a program for inputting a minimum character size for N-up mode printing
US7405840B2 (en) 2002-11-05 2008-07-29 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image scanning and printing device

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