JP2001168948A - リモートメンテナンスシステム - Google Patents

リモートメンテナンスシステム

Info

Publication number
JP2001168948A
JP2001168948A JP35038899A JP35038899A JP2001168948A JP 2001168948 A JP2001168948 A JP 2001168948A JP 35038899 A JP35038899 A JP 35038899A JP 35038899 A JP35038899 A JP 35038899A JP 2001168948 A JP2001168948 A JP 2001168948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
compression
data
series data
compressed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35038899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3797836B2 (ja
Inventor
Kazutaro Shinohara
和太郎 篠原
Yasuo Takagi
康夫 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP35038899A priority Critical patent/JP3797836B2/ja
Priority to DE10061218A priority patent/DE10061218B4/de
Priority to AU72119/00A priority patent/AU758589B2/en
Priority to US09/731,827 priority patent/US7126968B2/en
Priority to CA002328043A priority patent/CA2328043C/en
Publication of JP2001168948A publication Critical patent/JP2001168948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3797836B2 publication Critical patent/JP3797836B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用的な通信負荷によって高度なメンテナン
ス情報を提供する。 【解決手段】 メンテナンスを必要とする対象システム
1と対象システムをリモートで監視制御するリモート監
視制御センター10とをネットワーク9によって接続し
ている。対象システム1の圧縮側の監視制御ユニット2
Bでは原時系列データの信号波形の内でステップ状の信
号変化や局所的信号平均値を含む突変信号の波形情報の
特徴を損なうことなく圧縮処理を行って、圧縮コード化
された時系列データをリモート監視制御センター10へ
送信し、復元されたデータに基づいて必要なメンテナン
ス情報を作成して対象システム1へ提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービスを必要と
する対象システムとサービスの提供主体とをネットワー
クによって接続して遠隔地からサービスを提供するリモ
ートメンテナンスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、調整・監視・保守などのメンテ
ナンスサービスを必要とする機器装置類やシステムがそ
のサービス提供主体(サービスセンター)の存在する場所
から遠隔の地(遠隔サイト)にある場合に、両端サイト間
で様々な時系列データをネットワークを介してやりとり
してサービスすることがリモートメンテナンスシステム
として提案されている。
【0003】図20は、上記した従来のリモートメンテ
ナンスシステムの機能図である。
【0004】図20において、リモートメンテナンスシ
ステムは、対象システム1と監視制御ユニット2とリモ
ート監視制御センター10とがネットワーク通信網9に
よって接続され、監視制御ユニット2は、運転履歴デー
タベース3とデータロギングモジュール4と運転状態パ
ラメータ生成モジュール5と制御指令設定モジュール6
と監視モニタ7とゲートウェイモジュール8とから構成
されている。
【0005】まず、対象システム1の計測データ101
は、通常データ群毎に一定時間間隔でサンプリング計測
が行われている。そして、監視制御ユニット2内のデー
タロギングモジュール4により、有限語長化されたデジ
タルデータとして運転履歴データベース3に運転履歴デ
ータ102として記憶される。また、データロギングモ
ジュール4から適当なデータ群毎に監視モニタ7に所定
の時間区間の計測データがそのまま表示され対象システ
ム1の挙動を示す監視情報としてオンサイトで利用され
る。
【0006】次に、計測データ101の一部は、運転履
歴データベース3から運転状態パラメータ生成用計測デ
ータ104として取り出され、運転状態パラメータ生成
モジュール5によって対象システム1の運転状態を情報
集約的に説明するための各種の運転状態パラメータ10
6が生成される。また、運転状態パラメータ生成モジュ
ール5によって監視用運転状態パラメータ105が生成
され監視モニタ7におけるオンサイトの監視情報として
提供される。
【0007】次に、運転状態パラメータ106は、ゲー
トウェイモジュール8により公衆回線やISDN、あるい
は、専用線などのネットワーク通信網9を介して遠隔地
にあるリモート監視制御センター10に伝送データ11
0として送信される。リモート監視制御センター10で
は、受信した伝送データ110に含まれる運転状態パラ
メータに基づき遠隔地にある対象システム1の運転状態
を判断し、必要であれば適当な制御情報や制御指令を再
び伝送データ110としてサイト側に送信する。
【0008】この伝送データ110が監視制御ユニット
2のゲートウェイモジュール8を介してリモート制御情
報107として制御指令設定モジュール6へ取り込まれ
る。制御指令設定モジュール6では、優先実行されるオ
ペレータの介入指令108がない場合には対象システム
1の制御条件(制御リミット値など)や制御目標設定値な
どで構成される制御設定指令109が対象システム1へ
出力される。
【0009】一般的なプロセス制御の場合、図20に示
す監視制御ユニット2は、いわゆる制御盤と関連操作端
末を意味している。オペレータは監視モニタ7に時々刻
々表示されるプラントの主要プロセス変数の挙動やその
平均値・分散といった簡単な統計量をはじめとする運転
状態パラメータの推移を監視する。
【0010】これにより、運転状態に正常や異常、ある
いは、そのパフォーマンスなどを評価し、必要に応じて
オペレータの介入指令108によって適当なプロセス変
数に対する制約条件の変更や目標値設定のオーバーライ
ドなどを実施し実動作への直接的な関与が行われる。多
くの場合にリモート監視制御センター10は実質的には
生産現場とあまり遠くない位置にあり、そこから発信さ
れる指令は生産計画の変更などが中心的なものとなる。
【0011】図21は、リモートメンテナンスシステム
の別の例を示す機能図である。
【0012】図21は、現場が無人監視を原則とするエ
レベータ等の遠隔監視に適用するものである。図におい
て、図20と異なり、運転履歴データベース3は運転状
態パラメータデータベース11としてリモート監視制御
センター10の側に配置され、監視モニタ7の機能やオ
ペレータの介入指令108も除かれている。
【0013】図21に示す監視制御ユニット2Aは、エ
レベータ機械制御室などに1〜数枚のボードコンピュー
タとして実装される。この場合にもリモート監視制御セ
ンター10側に伝送されるデータとしては、一般に、稼
働回数やドア開閉不良動作回数等のリモート監視に有用
な情報集約型の積算値が伝送される。
【0014】リモート監視において対象システムの時系
列データを情報加工・圧縮して伝送する方式としては、
特開平3-226023号公報、特開平3-166601号公報、特開平
8-65768号公報、特開平11-122604号公報に記載の技術が
公知となっている。
【0015】特開平3-226023号公報は時系列データをプ
ラントより送信する場合、変化のあったデータのみを送
信するという方法でデータを圧縮しており、特開平3-16
6601号公報では時系列データの特徴を記号化してプラン
トデータベース内に格納し運転状態の変化の検出機能と
して利用している。
【0016】また、特開平8-65768号公報は、時系列デ
ータの疑似2階微分値のピーク位置を用いて折れ線近似
する形でデータを圧縮しその折れ線データの特徴からイ
ベント検索が行われる方式を提案している。さらに、特
開平11-122604号公報ではメカニカルシステムの計測時
系列データ(時系列データ)をFFT処理し、そのピーク周
波数と振幅・位相情報のみを送信することによりリモー
ト側において振動の様子を視覚的に理解しやすい形に復
元するという方式が提案されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来のリモートメンテ
ナンスシステムでは、通信負荷の制約やデータ取り扱い
上の問題から、監視制御対象となるシステムの状態を判
断するために計測時系列データをそのままリモート監視
制御に用いることはなく、代わりに計測時系列データか
らの情報集約的な運転状態パラメータを生成してリモー
ト伝送することで当該システムの状態を判断することが
一般的であった。
【0018】ところが、このような情報集約的な情報は
非常に重要であるが、ダイナミクス的な変化の情報ソー
スとしては不十分でありデータの再加工といったデータ
ハンドリングにおける柔軟性にも欠けるため、リモート
監視制御センターが生産現場に貢献する有用な情報を抽
出・提供することができなかった。
【0019】従来例で示した公知技術においてもこのよ
うな問題に対して限定的な試みが提案されているが、圧
縮データを復元した時の原データの復元度という観点で
はいずれの技術もその十分な精度を保証していない。
【0020】例えば、特開平3-166601号公報が提案する
データの記号化によるリモート伝送では、データの上昇
下降などの概略的な傾向は把握できてもより高度の解析
に堪える原データの復元はほぼ不可能である。
【0021】また、特開平3-226023号公報、特開平8-65
768号公報が提案するデータの圧縮方法では、前者は圧
縮データの復元後の特性が"データの変化"を規定する変
化幅の設定に大きく依存する。また、後者は折れ線近似
のために必要となる疑似2階微分情報によるピーク決定
精度が対象データ挙動の複雑さやノイズの混入によって
大きく損なわれる可能性がある。さらに、どちらの方法
でも振動的な応答特性を有するデータの場合、"振動的"
というデータの本質を損なった圧縮処理になる可能性が
高いこと等から実用的な通信負荷で対象システムに対し
て高度の判断によるサービスを提供することは困難であ
る。
【0022】そこで、本発明は、リモート監視制御セン
ター側において対象システムの運転状態に関するより高
度の判断を下すための解析・判定処理が行われることを
可能にし、様々なリモートサービスの提供が可能なリモ
ートメンテナンスシステムを提供することを目的として
いる。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、メン
テナンスを必要とする対象システムと該対象システムを
リモートで監視制御するリモート監視制御センターとを
ネットワークによって接続すると共に、対象システムの
圧縮側では、必要とする各種の原時系列データを圧縮処
理してリモート監視制御センターへネットワークを介し
て伝送し、リモート監視制御センターの展開側では、復
元されたデータに基づいて必要なメンテナンス情報を作
成して対象システムへ提供するリモートメンテナンスシ
ステムにおいて、圧縮側では、原時系列データの信号波
形の内でステップ状の信号変化や局所的信号平均値を含
む突変信号の波形情報の特徴を損なうことなく圧縮処理
を行って、圧縮コード化された時系列データをリモート
監視制御センターへ送信し、展開側では、圧縮コードを
原時系列データの特徴を再現するように復元するように
したものである。この手段によれば、原時系列データが
対象システムの状態の把握に有用となる突変信号の波形
情報の特徴を損なうことなく、高い圧縮率で圧縮処理さ
れてリモート監視制御センターへ伝送される。この結
果、リモート監視制御センターによって復元された時系
列データが原時系列データの特徴を十分に再現してお
り、対象システムをメンテナンスする上で重要なシステ
ムの高度な状態判定や評価がされ、有用なメンテナンス
情報が対象システムへ提供される。従って、従来のよう
に情報集約的データによって対象システムの状態を把握
していたため有用なメンテナンス情報を提供することが
困難であった欠点を克服して実用的な通信負荷で、各種
メンテナンス情報を提供できる。
【0024】請求項2の発明は、請求項1記載のリモー
トメンテナンスシステムにおいて、圧縮側では、原時系
列データを複数の変換係数によってウェーブレット変換
して分解し得られる各変換係数に応じた各分解レベルの
各レベル成分波形中の局所ピーク値の内で所定しきい値
以上の絶対値を持つピーク値情報を抽出し、この抽出さ
れたピーク値情報と分解に用いた各種情報とに基づい
て、原時系列データのコード化を行い、圧縮コードを生
成するようにしたものである。この手段によれば、ウェ
ーブレット変換によると、各変換係数の各分解レベルに
おける各レベル成分波形の局所ピーク値に原時系列デー
タの突変信号の波形情報が集約され、局所ピーク極大値
のピーク情報及び各種情報に基づいて圧縮コードが生成
され復元されるので、原時系列データの特徴を漏れなく
確実に再現できる。
【0025】請求項3の発明は、請求項2記載のリモー
トメンテナンスシステムにおいて、ウェーブレット変換
によって抽出されたピーク値情報は、各ピークの時間と
大きさとし、分解に用いた各種情報は、マザーウェーブ
レット関数、分解レベル数、最終レベルの低周波成分波
形とし、この最終レベルの低周波成分波形は原時系列デ
ータの平滑化信号値あるいは平均値であるようにしたも
のである。この手段によれば、ウェーブレット変換によ
って抽出される最終レベルの低周波成分波形を平滑化信
号値、あるいは、平均値とすることができ、圧縮率を向
上させることができる。
【0026】請求項4発明は、請求項1または請求項2
記載のリモートメンテナンスシステムにおいて、圧縮側
では、原時系列データを圧縮する対象の第1時系列デー
タと第2時系列データとの間に制御モデルとして入出力
の相関関係がある場合に、第1時系列データである入力
相当時系列データについて複数の変換係数によってウェ
ーブレット変換して得られる各変換係数に応じた各分解
レベルのレベル成分波形中の局所ピーク値の内で、所定
しきい値以上の絶対値を持つピーク値情報を抽出し、こ
の抽出されたピーク値情報と分解に用いた各種情報とに
基づいて入力相当データの圧縮コードを生成し、第2時
系列データである出力相当データについて、入出力相関
関係を同定した時系列モデルによってモデルパラメータ
を生成し、入力相当データの圧縮コードとモデルパラメ
ータとに基づいて拡張圧縮コードを生成してネットワー
クを介してリモート監視制御センターへ送信し、展開側
では、拡張圧縮コードを受信して圧縮コードとモデルパ
ラメータとに分離し、この分離された一方の圧縮コード
について、ウェーブレットの逆変換により第1時系列デ
ータに対応する復元入力相当データを生成し、分離され
た他方のモデルパラメータと復元入力相当データとに基
づいて、時系列予測モデルによって第2時系列データに
対応する復元出力相当データを生成して第1時系列デー
タ及び第2時系列データの復元を行うようにしたもので
ある。この手段によれば、圧縮側で原時系列データの内
で第1時系列データがウェーブレット変換に基づいて圧
縮コードが生成され、第2時系列データに基づき同定さ
れた時系列モデリングによってモデルパラメータが求め
られて拡張圧縮コードとして送信され、展開側で拡張圧
縮コードが第1時系列データと第2時系列データに対応
するデータに復元される。この場合に、モデルパラメー
タ数は時系列データに比べ極めて少ないので、高い圧縮
率が得られる。また、同定された時系列モデリングを制
御系設計や評価に利用できる。
【0027】請求項5の発明は、請求項1または請求項
2記載のリモートメンテナンスシステムにおいて、圧縮
側では、ウェーブレット変換によって原時系列データを
圧縮する際に、圧縮側と展開側で共有する共有ウェーブ
レットコード変換テーブルをマザーウェーブレット関数
を用いて参照して得られた変換コードによって圧縮化
し、展開側では復元する際に、圧縮コードの変換コード
によって共有ウェーブレットコード変換テーブルを参照
して得られたマザーウェーブレット関数によって圧縮コ
ードを復元するようにしたものである。この手段によれ
ば、圧縮側で原時系列データをウェーブレット変換する
際に、共有ウェーブレットコード変換テーブルが参照さ
れて圧縮され展開側で圧縮コードをウェーブレット変換
する際に共有ウェーブレットコード変換テーブルが参照
されて復元され圧縮コードされるので、圧縮コードが第
三者に傍受されても圧縮コードを展開・解読が不可能で
データのセキュリティを確保することができる。
【0028】請求項6の発明は、請求項1または請求項
2記載のリモートメンテナンスシステムにおいて、圧縮
側では、ウェーブレット変換によって原時系列データを
圧縮する際に、ウェーブレットコード変換テーブルを一
元管理するコードサーバへマザーウェーブレット関数に
よって問い合わせて得られた変換コードによって圧縮コ
ード化し、展開側では復元する際に、圧縮コードの変換
コードによってコードサーバへ問い合わせて得られたマ
ザーウェーブレット関数によって圧縮コードを復元する
ようにしたものである。この手段によれば、圧縮側で原
時系列データをウェーブレット変換する際に、コードサ
ーバーが参照されて圧縮され展開側で圧縮コードをウェ
ーブレット変換する際にコードサーバーが参照されて復
元され圧縮コードされるので、圧縮コードが第三者に傍
受されても圧縮コードを展開・解読が不可能でデータの
セキュリティを確保することができる。
【0029】請求項7の発明は、請求項1または請求項
2記載のリモートメンテナンスシステムにおいて、展開
側では、原時系列データに基づく復元時系列データの監
視結果により圧縮側の切り出し毎の圧縮条件を圧縮側へ
ネットワークを介して提示し、圧縮側では提示された圧
縮条件に従って原時系列データを圧縮した圧縮コードを
生成してネットワークを介して展開側へ送信して圧縮条
件に応じて圧縮コードを展開側で逐次展開して表示する
ようにしたものである。この手段によれば、展開側の復
元された時系列データの監視結果によって圧縮側へ圧縮
条件が提示され、圧縮条件に応じた原時系列データの圧
縮コードが生成されて、展開側で逐次復元された時系列
データが生成されるので、展開側で必要に応じ解像度を
任意に変更できる。
【0030】請求項8の発明は、請求項1または請求項
2記載のリモートメンテナンスシステムにおいて、圧縮
側では、原時系列データの切り出し毎に、切り出しデー
タを複数の変換係数によってウェーブレット変換して得
られる各変換係数に応じた各分解レベルの各レベル成分
波形の内で最も低周波に相当するレベル成分波形の局所
ピーク値をまとめて圧縮コードとして生成して展開側へ
送信し、順次低周波から高周波の成分方向のレベルにお
けるレベル成分波形の圧縮コードを生成して送信する一
方、展開側では圧縮コードを受信して順次各分解レベル
毎の圧縮コードを復元して表示するようにしたものであ
る。この手段によれば、圧縮側でウェーブレット変換に
よる各分解レベルの最も低周波のレベル成分から順次高
い周波数の方向へ周波数のレベル成分毎に局所ピーク値
をまとめて順次圧縮コードを生成するので、展開側で
は、原時系列データの概要が速やかに再現され、順次原
時系列データの詳細が再現される。
【0031】請求項9の発明は、請求項1または請求項
2記載のリモートメンテナンスシステムにおいて、圧縮
側では、原時系列データの切り出し毎に、切り出しデー
タを複数の変換係数によってウェーブレット変換して得
られる各変換係数に応じた各分解レベルの各レベル成分
波形に対して、複数設定されたしきい値レベルの内で最
大しきい値より大きい絶対値をもつ各レベル成分波形の
局所ピーク値をまとめた圧縮コードとして生成して展開
側へ送信し、順次しきい値レベルを下げて当該しきい値
より大きい絶対値を持つ各レベル成分波形の局所ピーク
値をまとめて圧縮コードとして、各しきい値に応じた圧
縮コードを生成して送信する一方、展開側では各圧縮コ
ードを受信して順次各分解レベル毎の圧縮コードを復元
して表示するようにしたものである。この手段によれ
ば、圧縮側でウェーブレット変換による各分解レベルの
レベル成分波形について複数のしきい値の内の最も大き
いしきい値から低いしきい値の方向へ各しきい値毎に順
次局所ピーク値の絶対値をまとめて圧縮コード化するの
で、展開側では、原時系列データの概要が速やかに再現
され、順次原時系列データの詳細が再現される。
【0032】請求項10の発明は、請求項1または請求
項2記載のリモートメンテナンスシステムにおいて、圧
縮側では、原時系列データの切り出し毎に、切り出しデ
ータを複数の変換係数によってウェーブレット変換して
得られる各変換係数に応じた各分解レベルの各レベル成
分波形の内で最も低周波に相当するレベル成分波形の局
所ピーク値をまとめて圧縮コードとして生成して展開側
へ送信し、順次低周波から高周波の成分方向のレベルに
おけるレベル成分波形の圧縮コードを生成して送信する
第1手段と、圧縮側では原時系列データの切り出し毎
に、切り出しデータを複数の変換係数によってウェーブ
レット変換して得られる各変換係数に応じた各分解レベ
ルの各レベル成分波形に対して複数設定されたしきい値
レベルの内で最大しきい値より大きい絶対値をもつ各レ
ベル成分波形の局所ピーク値をまとめて圧縮コードとし
て生成して展開側へ送信し、順次しきい値レベルを下げ
て当該しきい値より大きい絶対値を持つ各レベル成分波
形の局所ピーク値をまとめて圧縮コードとして各しきい
値に応じた圧縮コードを生成して送信する第2手段とを
有して、必要に応じて第1手段と第2手段とを組み合わ
せ、展開側では各圧縮コードを受信して順次各レベル毎
の圧縮コードを復元して表示するようにしたものであ
る。この手段によれば、ウェーブレット変換による各分
解レベル内で最も低周波のレベル成分波形から高い周波
数成分の方向へ順次周波数成分毎にレベル成分波形の局
所ピーク値をまとめて圧縮コード化して送信する第1手
段と、ウェーブレット変換による各分解レベルについて
複数のしきい値の内で最大しきい値から最小しきい値方
向へ順次しきい値毎にレベル成分波形の局所ピーク値を
まとめて圧縮コード化して送信する第2手段を必要に応
じて組み合わせるので、各手段の長所が十分に活用でき
る。
【0033】請求項11の発明は、請求項10記載のリ
モートメンテナンスシステムにおいて、圧縮側では、原
時系列データについて予め定める信号の変化を検出した
場合に、第1手段若しくは第2手段あるいは必要に応じ
て第1手段と第2手段とを組み合わせて圧縮コードを生
成して送信する一方、展開側では各圧縮コードを受信し
て順次各分解レベル毎の圧縮コードに復元して表示し、
さらに、復元された時系列データに基づいて制御モデル
の妥当性を評価し、必要により制御モデルの再構築を行
って得られたモデルパラメータを展開側へ返信し、展開
側の制御モデルを更新するようにしたものである。この
手段によれば、原時系列データが予め定める信号変化を
検出された場合に、そのときの原時系列データが圧縮さ
れ、原時系列データが復元され、復元された時系列によ
って制御モデルの妥当性が評価され、また、制御モデル
の再構築がされ、さらに、対象システムの制御モデルの
更新がされるので、制御モデルを人手を介することな
く、最適な状態とすることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0035】図1は、本発明の第1実施の形態を示すリ
モートメンテナンスシステムの機能図である。
【0036】図1において、従来例を示す図20と同一
符号は、同一部分又は相当部分を示し、第1実施の形態
は、図20の監視制御ユニット2の制御指令設定モジュ
ール6の代わりに拡張制御指令設定モジュール22を設
ける一方、監視制御ユニット2に圧縮コードエンコーダ
20と圧縮コードデコーダ21とを追設したものであ
る。
【0037】ここで、拡張制御指令設定モジュール22
は、制御パラメータ107と時系列制御情報124とを
入力し、拡張制御設定指令125を対象システム1へ出
力するものてある。圧縮コードエンコーダ20は、圧縮
伝送用計測データ120を入力して信号変化の特徴量を
活かした圧縮処理を行い得られた圧縮コード121を出
力するものである。圧縮コードデコーダ21は、時系列
制御情報圧縮コード123を入力して展開によつて復元
して時系列制御情報124を出力するものである。
【0038】第1実施の形態は、対象システム1の監視
制御ユニット2Bの圧縮側において原時系列データの信
号波形の内でステップ状の信号変化や局所的信号平均値
を含む突変信号の波形情報の特徴を損なうことなく圧縮
処理を行って、圧縮コード化された時系列データをネッ
トワーク通信網9を介してリモート監視制御センター1
0へ送信し、リモート監視制御センター10の展開側で
圧縮コードを原時系列データの特徴を再現するように復
元するものである。
【0039】まず、対象システム1により得られた計測
データ101の内、リモート監視・解析などに用いられ
る時系列データが監視制御ユニット2Bのデータロギン
グモジュール4によつて取り込まれ運転履歴データベー
ス3を介して圧縮伝送用計測データ120として圧縮コ
ードエンコーダ20に送られる。圧縮コードエンコーダ
20では、信号変化の特徴量を活かした圧縮処理が行わ
れた後に、圧縮コード121としてゲートウェイモジュ
ール8へ出力される。
【0040】一方、運転履歴データベース3から運転状
態パラメータ生成用計測データ104が運転状態パラメ
ータ生成モジュール5へ入力され運転状態パラメータ1
06が生成されゲートウェイモジュール8へ出力され
る。そして、ゲートウェイモジュール8から圧縮伝送用
計測データ120と運転状態パラメータ106とが拡張
伝送データ122としてネットワーク通信網9を介して
リモート監視制御センター10へ伝送される。
【0041】次に、リモート監視制御センター10で
は、受信された拡張伝送データ122の内で圧縮コード
の部分に関しては後述する監視制御ユニット2B内の圧
縮コードデコーダ21とほぼ同様に展開処理が行われ
る。その結果、得られた時系列情報に基づいてリモート
監視制御センター10によって解析・評価、あるいは、
それに基づく制御方策の決定などを行って、時系列制御
情報圧縮コード123と制御パラメータ107を組み合
わせた拡張伝送データ122として再びネットワーク通
信網9を介して監視制御ユニット2Bへ送信する。
【0042】監視制御ユニット2Bでは、受信した拡張
伝送データ122を従来の制御パラメータ107と時系
列制御情報圧縮コード123とに分離し、後者に関して
はさらに圧縮コードデコーダ21により展開処理が行わ
れ、時系列制御情報124が取り出される。
【0043】時系列制御情報124は制御パラメータ1
07と一緒に拡張制御指令設定モジュール22に送られ
最終的に対象システム1への拡張制御設定指令125が
オペレータの介入指令108を考慮の上決定される。
【0044】以上のように第1実施の形態によれば図2
0により説明した従来システムに対して圧縮コードのエ
ンコーダとデコーダを付加することで従来の情報集約型
の伝送データに加え時系列情報の送受機能を実現するこ
とができる。
【0045】なお、本発明の第1実施の形態の変形例と
して図2に示すように実施できる。
【0046】図2は、従来例を示す図21と対応するも
ので図21と同一符号は、同一部分又は相当部分を示
し、図2は、図21の監視制御ユニット2の制御指令設
定モジュール6の代わりに拡張制御指令設定モジュール
22を設ける一方、監視制御ユニット2に圧縮コードエ
ンコーダ20と圧縮コードデコーダ21とを追設したも
のである。また、図2では、リモート監視制御センター
10側に拡張リモートデータベース12を設け拡張リモ
ート保存データ127を保存している。さらに、監視制
御ユニット2Cの圧縮対象計測データ126はデータロ
ギングモジュール4から直接に受け取っている。
【0047】図3は本発明のリモートメンテナンスシス
テムを適用可能とする各種リモートサービスの例を示し
ている。
【0048】図3に示す一例では、ネットワーク通信網
9には、顧客Aプラント上位制御装置30Aを介してプ
ラント制御装置31Aと顧客Bプラント上位制御装置3
0Bを介してプラント制御装置31Bが接続されてい
る。さらに、ネットワーク通信網9には、リモート監視
制御センター10が接続され、リモート監視制御センタ
ー10は、Remote Simulator10AとRemote Optimis
er10BとRemote Service Center10Cを設けそれ
ぞれネットワーク通信網9に接続している。
【0049】また、リモート監視制御センター10のRe
mote Service Center10Cは、顧客Cプラント上位
制御装置30Cを介してプラント制御装置31Cに電話
回線やISDNによって接続する一方、Remote Service C
enter10Cは、電話回線やISDNによって海外プラント
32の保守・点検のためのサイト保守員モバイル端末3
3に接続している。
【0050】図4は、本発明の第1実施の形態によるオ
リジナル時系列データS1を圧縮した圧縮後の時系列デ
ータS2を示している。
【0051】第1実施の形態は、従来パラメータ型の制
御監視情報しか流していなかったWANや公衆電話回
線、あるいはISDNなどのネットワーク通信網に対して、
ダイナミクス情報を含む時系列データを図4に示すよう
にその信号変化の特徴を十分保持しながら高い圧縮率を
維持してコード化して送受信する。これによって、生産
現場から離れた地点において、詳細シミュレーションと
オンサイトデータとの準リアルタイム比較や制御性能評
価、運転最適化と予測性能評価、高度監視制御、海外プ
ラントにおけるダイナミック保守支援、といったこれま
でネットワークを介して提供することがデータ精度的に
難しかった各種のサービスをリモートで提供することが
可能となる。
【0052】図5乃至図11は、本発明の第2実施の形
態または第3実施の形態の説明図である。
【0053】本発明の第2実施の形態は、ステップ状の
信号変化や局所的信号平均値の突変に関わる波形情報が
ウェーブレット変換では、その変換係数の各分解レベル
における局所的極大値に集約されることに着目して、そ
の極大ピーク位置情報やピーク値等を抽出することによ
りデータの圧縮・コード化を図るものである。
【0054】ここで、ウェーブレット変換について説明
する。
【0055】ウェーブレット変換については、各種書籍
や文献に詳述されている。例えば、榊原進”数理科学セ
ミナーウェーブレットビギナーズガイド”東京電機大学
出版局,1995に詳細に述べられているので、詳細は
省略して本発明に関連するウェーブレット変換について
のみ述べる。
【0056】まず、ウェーブレット変換の一般式は、次
の式(1)のように定義される。
【0057】
【数1】
【0058】また、上記式(1)は、次の式(2)に逆
変換できる。
【0059】
【数2】
【0060】一方、信号の効率的な時間周波数解析のた
めに本発明で用いる離散ウェーブレット変換において
は、前述した式(1)を次の式(4)のように定義す
る。また、式(2)の逆変換は次の式(5)のようにな
る。
【0061】
【数3】
【0062】図5は、離散化したウェーブレット変換の
時間周波分布波形の一例を示すものである。
【0063】図において、時間周波分布波形S3の
(1)→(6)方向の上から下へ前述した式(4)にお
けるj=0,−1,−2,−3,−4,−5とjを一つ
づつ減少した場合の各レベルの信号成分を表しており上
から下へ行くに従って低周波方向となっている。
【0064】すなわち、前述した式(4)のj,kによ
って得られた次の各時系列信号成分波形を示している。
(1)はj=0として時間情報kとした場合の時系列信
号成分波形、(2)はj=−0として時間情報kとした
場合の信号成分波形、(3)はj=−2として時間情報
kとした場合の信号成分波形、(4)はj=−3として
時間情報kとした場合の信号成分波形、(5)はj=−
4として時間情報kとした場合の信号成分波形、(6)
はj=−5として時間情報kとした場合の信号成分波
形、
【0065】図6は、本発明の第2実施の形態によるオ
リジナルデータを高周波から低周波の各レベル信号成分
にウェーブレット変換した例を示すものである。
【0066】図6の時系列信号成分波形S4において、
(1)はj=0オリジナルデータ、(2)はj=−1の
レベル1の係数値の時系列信号成分波形、(3)はj=
−2のレベル2の係数値の時系列信号成分波形、(4)
はj=−3のレベル3の係数値の時系列信号成分波形、
(5)はj=−4の平滑化信号にそれぞれ対応してい
る。ここで、整数j及びkは、前述した式(4)及び式
(5)に対応している。
【0067】また、図6における(1)から(5)の時
系列信号成分波形S4は、図7に示す関係があり、次の
式(6)のようになる。
【0068】
【数4】
【0069】このように、図6に示す(1)のように圧
縮コード化のために切り出されたオリジナルデータが適
当なマザーウェーブレット関数によるウェーブレット変
換がされ、(2)のように時間に対応するレベル1の係
数値(k=−1)の時系列信号成分、(3)のようにレ
ベル2の係数値(k=−2)の時系列信号成分、(4)
のようにレベル3の係数値(k=−3)の時系列信号成
分、(5)のように平滑化信号に分解される。
【0070】図6の最下段の(5)は高周波成分を除き
最終的に得られる平滑化された信号を表し、図6の横軸
(時間)方向のデータ数が減少しているのは、内部的な信
号処理の結果である。
【0071】次に、図6に示す各時系列信号成分波形S
4の内で所定しきい値(例えば、ここでは5)を用いて
ピークを選択する。この処理によって図8に示す時系列
信号成分波形S5のように有効な情報(0以外の値をも
つ係数)を大幅に減少させる。
【0072】図8の最上段の(1)はオリジナルデータ
を示し、(2)は図6の(2)のレベル1係数の場合に
対応し、(3)は図6の(3)のレベル2係数の場合に
対応し、(4)は図6の(4)のレベル3係数にそれぞ
れ対応している。
【0073】図9は、上記のように圧縮処理によりコー
ド化される圧縮コードフォーマットの一例を示したもの
である。この圧縮コードフォーマットF1は、圧縮に必
要な情報として通常のウェーブレット変換をベースにし
た場合、変換に用いるマザーウェーブレット関数コード
に関する情報と分解レベル(m)数、平滑化信号値ベク
トル、および各レベルで選択されたピーク情報である。
【0074】すなわち、図9において、各レベルのピー
ク情報は、level-mからlevel-kまでの分解スペクトルの
各局所最大係数インデックス(整数値ベクトル)と分解
スペクトル係数値からなっている。
【0075】図10は、図8で選択された局所極大ピー
ク情報と図6の(5)の(データ数の少ない)平滑化信号
に基づいて生成された圧縮コードの復元を図ったもので
ある。この図より明らかなように、オリジナル時系列デ
ータS6(上段)が有する信号変化の特徴を適切に圧縮
後の時系列データS7(下段)として復元している。
【0076】このように圧縮対象データの特徴に依存す
るが、上記する圧縮処理により数十分の一の圧縮率を実
現することが可能であり、オリジナルデータが有するダ
イナミクス情報を損なうことなく、かつ、ネットワーク
伝送が十分実用的な通信負荷で可能となる程度まで圧縮
が行われることができる。
【0077】次に、第3実施の形態について説明する。
【0078】第3実施の形態は、第2実施の形態で説明
したウェーブレット変換を用いた圧縮において、信号の
サブバンド分解では分解に用いるウェーブレット関数を
うまく選ぶことで所定レベルの分解を行った後の最低周
波数成分(平滑化関数)は原信号の平均値に収束するよう
にできる点に着目して、ウェーブレット変換を用いるこ
とでデータの圧縮率を向上させるものである。
【0079】図11は、第3実施の形態によって得られ
る圧縮コードフォーマットを示している。
【0080】この圧縮コードフォーマットF2は、図9
に示す圧縮コードフォーマットの変形例であって、平滑
化信号値は、変換に用いるウェーブレット関数を適切に
選ぶと所定の分解レベル数以上ではもとの信号の平均値
に収束させることができる。従って、このような場合は
図11に示すように図9に示す平滑化信号値ベクトルは
単純に信号平均値というスカラー量に代替できる。
【0081】なお、上述のようにして生成された圧縮コ
ードは、展開側で、圧縮コードを分解してウェーブレッ
トの逆変換が行われ復元された時系列データが生成され
る。
【0082】次に、本発明の第4実施の形態について図
12及び図13を参照して説明する。
【0083】第4実施の形態は、圧縮側の制御モデルで
特定の変数の挙動を説明する他の変数が明らかになって
入力側の第1データと出力側の第2データとの入出力関
係が明確な場合には、この入出力関係にある第1データ
と第2データとの二つのデータを圧縮する場合に入力変
数の時系列データのみを第2実施の形態あるいは第3実
施の形態で説明した手段により圧縮し、その結果得られ
た圧縮コードと入出力間の伝達特性を時系列モデル化し
て得られるモデルパラメータを組み合わせたコードを送
受信するものである。
【0084】図12は、リモート利用する時系列データ
が適当なダイナミクスの入出力関係になっているものと
仮定している。
【0085】すなわち、本実施の形態では、図13に示
すように制御モデル36Aでは、入力相当データ(第1
データ)と出力相当データ(第2データ)とが入出力間
で伝達函数によって特定されると仮定し、この第1デー
タと第2データの双方を圧縮して送信し、さらに、展開
するものである。
【0086】まず、圧縮側130では、第1データであ
る入力相当データ131が既に説明したウェーブレット
圧縮エンコーダ34によりコード化して圧縮コード13
2が拡張圧縮コード生成器35へ出力される。一方、第
2データである出力相当データ133が時系列モデリン
グ36へ入力され、時系列モデリング36で、入出力間
の時系列のモデルを同定することによりモデルパラメー
タ134が求められ拡張圧縮コード生成器35へ出力さ
れる。そして、先に生成した第1データである入力相当
データ131の圧縮コード132とモデルパラメータ1
34とに基づいて送信データ135が生成され、拡張圧
縮コードとしてネットワークへ送信される。
【0087】一方、展開側136では、受信データ13
7が拡張圧縮コード分離器37へ入力される。拡張圧縮
コード分離器37では、拡張圧縮コードとして圧縮コー
ド132Aとモデルパラメータ134Aとに分離され
る。分離された圧縮コード132Aは、ウェーブレット
圧縮デコーダ38へ入力され、既に説明した手段により
展開されて時系列データが第1データに対応する復元入
力相当データ138として出力される一方、時系列モデ
ルベース予測器39へ出力される。
【0088】時系列モデルベース予測器39では、モデ
ルパラメータ134Aを入力して、モデルパラメータ1
34Aによって規定されるフィルタによって第1データ
に対応する復元入力相当データ138が処理され間接的
に第2データに対応する復元出力相当データ139が生
成される。
【0089】このように時系列モデルのパラメータ数は
時系列データそのもののデータ数に比べて極めて少ない
ので、複数のデータ間に予め時系列モデルとして関連が
明確な場合で、複数のデータを圧縮して送信し、復元す
る場合に、この手段により高い圧縮率を実現することが
でき、かつ、制御系設計や評価に必要となるモデルの同
定ができるという効果が得られる。
【0090】次に、本発明の第5実施の形態について図
14を参照して説明する。
【0091】第5実施の形態は、第2実施の形態または
第3実施の形態により説明した時系列の圧縮コード化に
おけるウェーブレット変換において、実際に用いるマザ
ーウェーブレット関数の情報をテーブルコード化して圧
縮コード内に変換コード(インデックス番号)として埋
め込むことによって、仮に、圧縮コードを違法に傍受さ
れても圧縮コードを容易に展開・解読できないようにし
たものである。
【0092】まず、図14に示すように圧縮側130の
圧縮側計算機40において、実際のマザーウェーブレッ
ト関数によって変換用ウェーブレットとしてのランダム
選択141がウェーブレットコード変換テーブル42へ
行われる。このウェーブレットコード変換テーブル42
は、展開側136に設けられるウェーブレットコード変
換テーブル42と共有する構成となっている。圧縮側1
30のウェーブレットコード変換テーブル42から任意
の変換コード(インデックス番号)が取り出され、圧縮
側計算機40によって図9または図11に示す本来のマ
ザーウェーブレット関数コードに代えて変換コードによ
る圧縮コードフォーマットの圧縮コードが生成される。
圧縮側130で生成された圧縮コードフォーマットによ
り圧縮コードの伝送143として展開側136へ伝送さ
れる。
【0093】展開側136では、まず、展開側計算機4
1において、受信した圧縮コードの圧縮コードフォーマ
ットの内から変換コードが読み出され、この変換コード
144による照会がウェーブレットコード変換テーブル
42へ行われる。そして、ウェーブレットコード変換テ
ーブル42から図9または図11に示す本来のマザーウ
ェーブレット関数コードを抽出し復元処理が行われる。
【0094】この構成によって、圧縮コードが傍受され
ても圧縮コードを展開することが困難で、データのセキ
ュリティを確保できる。
【0095】次に、本発明の第6実施の形態について図
15を参照して説明する。
【0096】第6実施の形態は、第5実施の形態におけ
るウェーブレットコード変換テーブル42に相当する情
報をコードサーバー42Aで管理し、送受信時の圧縮・
展開において必要なウェーブレット関数情報の提供をコ
ード発行・コード照会という処理によって行いデータセ
キュリティをさらに高めるものである。
【0097】まず、図15に示す圧縮側130の圧縮側
計算機40において、通常管理されるコードサーバ42
Aへ変換用ウェーブレットの発行依頼146が行われ
る。そして、コードサーバー42Aから圧縮側計算機4
0によって変換コード147が取り込まれ、圧縮コード
が生成される。圧縮側で生成されると圧縮コードが圧縮
コードの伝送143として展開側136へ送られる。
【0098】展開側136では、展開側計算機41にお
いて、受信した圧縮コードの内から変換コードが読み出
され、この変換コード147による照会がコードサーバ
ー42Aへ行われる。これによって、コードサーバー4
2Aから本来のマザーウェーブレット関数が抽出され、
復元処理が行われる。
【0099】この構成によって、一元管理化することで
セキュリティが向上するだけでなく、ウェーブレットコ
ード変換テーブルの更新や変更等の処理を簡易に行うこ
とができる。
【0100】次に、本発明の第7実施の形態について図
16を参照して説明する。
【0101】第7実施の形態は、所定時間幅のデータ群
切り出しと圧縮コード化・伝送を組み合わせることで監
視遅れの少ない実用的なリモートモニタリングシステム
を構築するものである。
【0102】図16において、プラント43から監視デ
ータ151が監視制御ユニット2Bへ取り込まれる一
方、リモート監視制御センター10Aから圧縮条件(優
先レベル順位、しきい値セット)152が監視制御ユニ
ット2Bへ伝送される。これによって、監視制御ユニッ
ト2Bでは、監視対象データの逐次切り出し154を含
む圧縮条件に圧縮コードの生成処理153が実行され
る。
【0103】次に、監視制御ユニット2Bで生成された
監視対象データの圧縮コード155がリモート監視制御
センター10Aへ伝送される。リモート監視制御センタ
ー10Aでは、圧縮コードの逐次展開・表示や圧縮条件
の指定156が行われている。これにより、圧縮条件に
応じた時系列のプラント43の監視データを表示装置へ
表示例157のように表示する。
【0104】この表示例157では、上段から下段(図
示矢印)のように解像度の低いデータから解像度の高い
時系列データへ逐次展開表示している。
【0105】このように、現場の監視制御ユニットでは
監視対象となるデータを定期的に切り出し、リモート側
から指定される圧縮条件(優先レベル順位、しきい値セ
ットなど)に基づきそのデータを逐次圧縮コード化・伝
送を行い、リモートの監視側では受信した圧縮コードを
これまた逐次展開・表示することで監視データの解像度
を柔軟性に制御できるモニタリングシステムを構成する
ことができる。
【0106】次に、本発明の第8実施の形態について図
17を参照して説明する。
【0107】第8実施の形態は、ウェーブレット変換に
よりサブバンド分解した際に低周波成分にあたるレベル
の局所ピーク極大値から優先的に圧縮コード化・伝送す
ることによって信号変化の速さを基準に監視情報を逐次
更新していくようにシステムを構築するものである。
【0108】まず、遠隔サイトでオンサイト監視されて
いる多数のプロセスデータ群を適当な時間幅毎に逐次切
り出して所定レベルまで分解する。そして、最初にプロ
セスデータ群の最も低周波に相当するレベル成分波形の
局所ピーク極大値をひとまとまりの圧縮コードとして発
信する。
【0109】さらに、順次、高周波成分方向のレベルに
おける成分波形の局所ピーク極大値のデータを圧縮コー
ドとして発信する。この処理手順をデータ切り出し毎に
行う一方、これらの圧縮コードを受信したりリモート監
視制御センター10Aでは各レベル毎の圧縮コードを逐
次復元し監視モニタ上にプロセスデータ群として表示す
る。これによって、監視対象であるプロセスデータ群の
応答の概略が速やかに把握でき、かつ、時間の経過とと
もに細部の応答状況が更新される。
【0110】図17は、監視制御ユニット2Bによって
低周波情報を保持するレベルから順次圧縮コード化して
伝送した場合にリモート監視制御センター10A側で観
測される監視信号S8の変化を示す図である。(1)は
最も低い低周波に相当する低位解像度の時系列データ、
(2)は(1)より高周波方向の中位解像度の時系列デ
ータ、(3)は(2)より高周波方向の最も高い高周波
に相当する最高解像度の時系列データである。
【0111】次に、本発明の第9実施の形態について図
18を参照して説明する。
【0112】第9実施の形態は、圧縮コード化する局所
ピーク極大値を選択する際に複数のしきい値を用意し、
最大しきい値からはじまって順に緩やかなしきい値条件
をクリアするピークを優先的に選択・コード化・伝送す
ることで信号変化の大きさを基準に監視情報が更新され
ていくシステムを構築するものである。
【0113】まず、監視制御ユニット2Bでオンサイト
監視されている多数のプロセスデータ群が適当な時間幅
毎に逐次切り出されて所定レベルまで分解される。次
に、複数設定されたしきい値レベルの内の最大しきい値
より大きい絶対値をもつ各レベル成分波形の局所ピーク
極大値をひとまとまりの圧縮コードとして発信する。
【0114】続いて、順次、しきい値レベルを下げる
と、それまでのしきい値レベルではコード化されなかっ
た各レベルの局所ピーク極大値が追加され、コード化さ
れて送信される。この処理手順がデータ切り出し毎に行
れる一方、これらの圧縮コードを受信したリモート監視
制御センター10Aでは、各レベル毎の圧縮コードを逐
次復元し監視モニタ上にプロセスデータ群として表示す
る。これによって、監視対象であるプロセスデータ群の
応答の概略が速やかに把握でき、かつ、時間の経過とと
もに細部の応答状況が更新される。
【0115】図18は、しきい値を大きな値から順次小
さくすることにより圧縮効率を制御した場合に、リモー
ト監視制御センター10Aで観測される監視信号S9の
変化を示す図である。図18の上段(1)の「しきい値
大」、中段(2)の「しきい値中」、下段(3)の「し
きい値小」としきい値の大きさが小さくなっている。従
って、細部の状況が順次再現されている。
【0116】なお、第10実施の形態として、第8実施
の形態と第9実施の形態とを組み合わせて実施すること
ができる。
【0117】具体的には、圧縮コードとしてコード化す
る局所ピーク極大値の選択手段として、第8実施の形態
に示した周波数に応じたレベル選択と第9実施の形態に
示したピーク極大値の絶対値に対して複数しきい値との
比較選択という2つの手段を適宜混在した手段を採用す
る。この手段によって対象システムのリモート監視にお
いて重視すべき変化の大きさや速さの適切な組み合わせ
優先順位を考慮したリモートモニタリングシステムを構
成することが可能となる。
【0118】次に、本発明の第11実施の形態について
図19を参照して説明する。
【0119】第11実施の形態は、リモート監視制御で
制御系構築の基本となるモデルの妥当性を継続的に検証
する際に、ステップ状の変化が発生した場合のデータを
利用することが最善であることに着目するもので、ステ
ップ状の変化を監視することによってモデル妥当性の評
価のタイミングを検出して、モデルの自動更新が行うも
のである。
【0120】まず、プラント43から監視データ151
が取り込まれ、ステップ状の変化としての信号変化検出
159がされると監視制御ユニット2Bによって信号の
変化前後の時系列データが圧縮されて変化前後の時系列
データ160としてリモートモデルマネジメントユニッ
ト44へ送信される。
【0121】リモートモデルマネジメントユニット44
側では、受信した時系列データ160としての圧縮コー
ドが展開され得られた時系列データに基づいて制御モデ
ルの妥当性や必要により制御モデルの再構築161が行
われる。
【0122】このリモートモデルマネジメントユニット
44の処理結果がモデル評価結果更新モデルパラメータ
162として監視制御ユニット2Bへ伝送される。監視
制御ユニット2Bでは、モデル評価結果更新モデルパラ
メータ162に基づいて制御モデルに基づく制御指令設
定163が実行され、監視制御ユニット2B側の制御モ
デルの再構築が行われる。
【0123】このように対象データの有用な信号変化が
検出されると、現場の監視制御ユニットでは変化前後の
時系列データを圧縮コード化しリモート側に伝送する。
リモート側では受信した圧縮コードを展開することによ
って得られる時系列データに基づき制御モデルの妥当性
を評価し、必要であれば制御モデルの再構築を行い、現
場側にモデルパラメータを返信することで現場の制御モ
デルの更新を実施する。以上の機能は有用な信号変化が
自動検出できることによって容易に自動運用することが
可能である。
【0124】以上、本発明の代表的な実施の形態を説明
したが、具体的に実施の形態で説明した内容はシステム
構成や手順の一部変更などで多様な実施形態をとること
が可能であり、本発明は時系列データ利用によるリモー
トサービス拡充の際に必要となる基本技術内容をカバー
するものである。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、時
系列データの圧縮伝送技術を利用し、これまでネットワ
ークを介した利用が困難であったオンサイトの計測デー
タを実用的な通信負荷でリモート利用することが可能と
なり、より高度の信号処理に基づく運転状態判定や制御
性能監視、リモートモニタリングなどを公衆回線やISDN
などの現在のネットワークで実現することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示すリモートメンテ
ナンスシステムの機能図である。
【図2】本発明の第1実施の形態の変形例を示すリモー
トメンテナンスシステムの機能図である。
【図3】本発明のリモートメンテナンスシステムを適用
するリモートサービスの構成を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施の形態を示す時系列データの
圧縮例である。
【図5】時系列データを各レベルに分解した説明図であ
る。
【図6】本発明の第2実施の形態または第3実施の形態
による時系列データの圧縮処理において、対象時系列デ
ータをウェーブレット変換した結果を示す説明図であ
る。
【図7】時系列データを各レベルで分解した場合の各信
号波形の関係を示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施の形態または第3実施の形態
による時系列データの圧縮処理において、ウェーブレッ
ト変換係数の局所極大ピーク値をしきい値処理により選
択した結果を示す説明図である。
【図9】本発明の第2実施の形態による圧縮コードフォ
ーマットの一例を示す説明図である。
【図10】図8で選択されたピーク情報から対象時系列
データを復元した結果を示す図である。
【図11】本発明の第3実施の形態による圧縮コードフ
ォーマットの一例を示す説明図である。
【図12】本発明の第4実施の形態によるあるダイナミ
クスの入出力の関係にあるデータ群を入力相当データと
出力相当データに分けて効率的に圧縮する手段の説明図
である。
【図13】図12の入力相当データと出力相当データの
関係を示す説明図である。
【図14】本発明の第5実施の形態による伝送される圧
縮コードのデータセキュリティを保持する手段の説明図
である。
【図15】本発明の第6実施の形態による伝送される圧
縮コードのデータセキュリティを保持する手段の説明図
である。
【図16】本発明の第7実施の形態によるリモートモニ
タリングシステムの構成の説明図である。
【図17】本発明の第8実施の形態による低周波情報を
保持するレベルから順次圧縮コード化して伝送した場合
に、リモート側で観測される監視信号の変化を示した図
である。
【図18】本発明の第9実施の形態によるしきい値を大
きな値から順次小さくすることで圧縮効率を制御した場
合のリモート側で観測される監視信号の変化を示した図
である。
【図19】本発明の第11実施の形態によるリモートモ
デルメンテナンスを説明する図である。
【図20】従来のリモートメンテナンスシステムの機能
図である。
【図21】従来の別のリモートメンテナンスシステムの
機能図である。
【符号の説明】
1 対象システム 2 監視制御ユニット 3 運転履歴データベース 4 データロギングモジュール 5 運転状態パラメータ生成モジュール 6 制御指令設定モジュール 7 監視モニタ 8 ゲートウェイモジュール 9 ネットワーク通信網 10 リモート監視制御センター 11 運転状態パラメータデータベース 12 拡張リモートデータベース 20 圧縮コードエンコーダ 21 圧縮コードデコーダ 22 拡張制御指令設定モジュール 30A 顧客Aプラント上位制御装置 30B 顧客Bプラント上位制御装置 30C 顧客Cプラント上位制御装置 31A,31B,31D プラント制御装置102 32 海外プラント 33 サイト保守員モバイル端末 34 ウェーブレット圧縮エンコーダ 35 拡張圧縮コード生成器 36 時系列モデリング 37 拡張圧縮コード分離器 38 ウェーブレット圧縮デコーダ 39 時系列モデルベース予測器 40 圧縮側計算機 41 展開側計算機 42 ウェーブレットコード変換テーブル 42A コードサーバー 43 プラント 44 リモートモデルマネジメントユニット 101 計測データ 102 運転履歴データ 103 監視用計測データ 104 運転状態パラメータ生成用計測データ 105 監視用運転状態パラメータ 106 運転状態パラメータ 107 リモート制御情報 108 オペレータの介入指令 109 制御設定指令 110 伝送データ 120 圧縮伝送用計測データ 121 圧縮コード 122 拡張伝送データ 123 時系列制御情報圧縮コード 124 時系列制御情報 125 拡張制御設定指令 126 圧縮対象計測データ 127 拡張リモート保存データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA12 AB02 AB03 BB04 CC14 DD02 EF10 GG01 5K035 AA07 BB02 DD01 5K048 BA24 BA35 DC07 EA12 EA13 EB13 FB09 HA04 HA06 HA16 HA17 5K101 KK11 KK13 TT06 UU19 VV01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メンテナンスを必要とする対象システム
    と該対象システムをリモートで監視制御するリモート監
    視制御センターとをネットワークによって接続すると共
    に、前記対象システムの圧縮側では、必要とする各種の
    原時系列データを圧縮処理して前記リモート監視制御セ
    ンターへ前記ネットワークを介して伝送し、前記リモー
    ト監視制御センターの展開側では、復元されたデータに
    基づいて必要なメンテナンス情報を作成して前記対象シ
    ステムへ提供するリモートメンテナンスシステムにおい
    て、 前記圧縮側では、原時系列データの信号波形の内でステ
    ップ状の信号変化や局所的信号平均値を含む突変信号の
    波形情報の特徴を損なうことなく圧縮処理を行って、圧
    縮コード化された時系列データを前記リモート監視制御
    センターへ送信し、前記展開側では、前記圧縮コードを
    前記原時系列データの特徴を再現するように復元するこ
    とを特徴とするリモートメンテナンスシステム。
  2. 【請求項2】 前記圧縮側では、前記原時系列データを
    複数の変換係数によってウェーブレット変換して分解し
    得られる各変換係数に応じた各分解レベルの各レベル成
    分波形中の局所ピーク値の内で所定しきい値以上の絶対
    値を持つピーク値情報を抽出し、この抽出されたピーク
    値情報と分解に用いた各種情報とに基づいて、前記原時
    系列データのコード化を行い、圧縮コードを生成するこ
    とを特徴とする請求項1記載のリモートメンテナンスシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記ウェーブレット変換によって抽出さ
    れた前記ピーク値情報は、各ピークの時間と大きさと
    し、前記分解に用いた各種情報は、マザーウェーブレッ
    ト関数、分解レベル数、最終レベルの低周波成分波形と
    し、この最終レベルの低周波成分波形は原時系列データ
    の平滑化信号値あるいは平均値であることを特徴とする
    請求項2記載のリモートメンテナンスシステム。
  4. 【請求項4】 前記圧縮側では、前記原時系列データを
    圧縮する対象の第1時系列データと第2時系列データと
    の間に制御モデルとして入出力の相関関係がある場合
    に、第1時系列データである入力相当時系列データにつ
    いて複数の変換係数によってウェーブレット変換して得
    られる各変換係数に応じた各分解レベルのレベル成分波
    形中の局所ピーク値の内で、所定しきい値以上の絶対値
    を持つピーク値情報を抽出し、この抽出されたピーク値
    情報と分解に用いた各種情報とに基づいて入力相当デー
    タの圧縮コードを生成し、第2時系列データである出力
    相当データについて、入出力相関関係を同定した時系列
    モデルによってモデルパラメータを生成し、前記入力相
    当データの圧縮コードとモデルパラメータとに基づいて
    拡張圧縮コードを生成して前記ネットワークを介して前
    記リモート監視制御センターへ送信し、前記展開側で
    は、前記拡張圧縮コードを受信して圧縮コードとモデル
    パラメータとに分離し、この分離された一方の圧縮コー
    ドについて、ウェーブレットの逆変換により前記第1時
    系列データに対応する前記復元入力相当データを生成
    し、前記分離された他方のモデルパラメータと前記復元
    入力相当データとに基づいて、時系列予測モデルによっ
    て前記第2時系列データに対応する復元出力相当データ
    を生成して前記第1時系列データ及び前記第2時系列デ
    ータの復元を行うことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のリモートメンテナンスシステム。
  5. 【請求項5】 前記圧縮側では、前記ウェーブレット変
    換によって原時系列データを圧縮する際に、前記圧縮側
    と前記展開側で共有する共有ウェーブレットコード変換
    テーブルをマザーウェーブレット関数を用いて参照して
    得られた変換コードによって圧縮化し、前記展開側では
    復元する際に、圧縮コードの変換コードによって前記共
    有ウェーブレットコード変換テーブルを参照して得られ
    たマザーウェーブレット関数によって前記圧縮コードを
    復元することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のリモートメンテナンスシステム。
  6. 【請求項6】 前記圧縮側では、前記ウェーブレット変
    換によって原時系列データを圧縮する際に、ウェーブレ
    ットコード変換テーブルを一元管理するコードサーバへ
    マザーウェーブレット関数によって問い合わせて得られ
    た変換コードによって圧縮コード化し、前記展開側では
    復元する際に、圧縮コードの変換コードによって前記コ
    ードサーバへ問い合わせて得られたマザーウェーブレッ
    ト関数によって前記圧縮コードを復元することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のリモートメンテナン
    スシステム。
  7. 【請求項7】 前記展開側では、前記原時系列データに
    基づく復元時系列データの監視結果により前記圧縮側の
    切り出し毎の圧縮条件を前記圧縮側へネットワークを介
    して提示し、前記圧縮側では提示された前記圧縮条件に
    従って原時系列データを圧縮した圧縮コードを生成して
    前記ネットワークを介して前記展開側へ送信して圧縮条
    件に応じて圧縮コードを前記展開側で逐次展開して表示
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載のリ
    モートメンテナンスシステム。
  8. 【請求項8】 前記圧縮側では、原時系列データの切り
    出し毎に、切り出しデータを複数の変換係数によってウ
    ェーブレット変換して得られる各変換係数に応じた各分
    解レベルの各レベル成分波形の内で最も低周波に相当す
    るレベル成分波形の局所ピーク値をまとめて圧縮コード
    として生成して前記展開側へ送信し、順次低周波から高
    周波の成分方向のレベルにおけるレベル成分波形の前記
    圧縮コードを生成して送信する一方、前記展開側では前
    記圧縮コードを受信して順次各分解レベル毎の圧縮コー
    ドを復元して表示することを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のリモートメンテナンスシステム。
  9. 【請求項9】 前記圧縮側では、原時系列データの切り
    出し毎に、切り出しデータを複数の変換係数によってウ
    ェーブレット変換して得られる各変換係数に応じた各分
    解レベルの各レベル成分波形に対して、複数設定された
    しきい値レベルの内で最大しきい値より大きい絶対値を
    もつ各レベル成分波形の局所ピーク値をまとめた圧縮コ
    ードとして生成して前記展開側へ送信し、順次前記しき
    い値レベルを下げて当該しきい値より大きい絶対値を持
    つ各レベル成分波形の局所ピーク値をまとめて圧縮コー
    ドとして、前記各しきい値に応じた圧縮コードを生成し
    て送信する一方、前記展開側では前記各圧縮コードを受
    信して順次各分解レベル毎の圧縮コードを復元して表示
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載のリ
    モートメンテナンスシステム。
  10. 【請求項10】 前記圧縮側では、原時系列データの切
    り出し毎に、切り出しデータを複数の変換係数によって
    ウェーブレット変換して得られる各変換係数に応じた各
    分解レベルの各レベル成分波形の内で最も低周波に相当
    するレベル成分波形の局所ピーク値をまとめて圧縮コー
    ドとして生成して前記展開側へ送信し、順次低周波から
    高周波の成分方向のレベルにおけるレベル成分波形の前
    記圧縮コードを生成して送信する第1手段と、前記圧縮
    側では原時系列データの切り出し毎に、切り出しデータ
    を複数の変換係数によってウェーブレット変換して得ら
    れる各変換係数に応じた各分解レベルの各レベル成分波
    形に対して複数設定されたしきい値レベルの内で最大し
    きい値より大きい絶対値をもつ各レベル成分波形の局所
    ピーク値をまとめて圧縮コードとして生成して前記展開
    側へ送信し、順次前記しきい値レベルを下げて当該しき
    い値より大きい絶対値を持つ各レベル成分波形の局所ピ
    ーク値をまとめて圧縮コードとして前記各しきい値に応
    じた圧縮コードを生成して送信する第2手段とを有し
    て、必要に応じて前記第1手段と前記第2手段とを組み
    合わせ、前記展開側では前記各圧縮コードを受信して順
    次各レベル毎の圧縮コードを復元して表示することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のリモートメンテ
    ナンスシステム。
  11. 【請求項11】 前記圧縮側では、原時系列データにつ
    いて予め定める信号の変化を検出した場合に、前記第1
    手段若しくは前記第2手段あるいは必要に応じて前記第
    1手段と前記第2手段とを組み合わせて圧縮コードを生
    成して送信する一方、前記展開側では前記各圧縮コード
    を受信して順次各分解レベル毎の圧縮コードに復元して
    表示し、さらに、復元された時系列データに基づいて制
    御モデルの妥当性を評価し、必要により制御モデルの再
    構築を行って得られたモデルパラメータを前記展開側へ
    返信し、前記展開側の制御モデルを更新することを特徴
    とする請求項10記載のリモートメンテナンスシステ
    ム。
JP35038899A 1999-12-09 1999-12-09 リモートメンテナンスシステム Expired - Fee Related JP3797836B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35038899A JP3797836B2 (ja) 1999-12-09 1999-12-09 リモートメンテナンスシステム
DE10061218A DE10061218B4 (de) 1999-12-09 2000-12-08 Datenkompressionssystem
AU72119/00A AU758589B2 (en) 1999-12-09 2000-12-08 Data compression system, data decompression system, supervisory control system, and computer-readable storage medium
US09/731,827 US7126968B2 (en) 1999-12-09 2000-12-08 Data compression system, data decompression system, supervisory control system and computer-readable storage medium
CA002328043A CA2328043C (en) 1999-12-09 2000-12-11 Data compression system, data decompression system, supervisory control system and computer-readable storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35038899A JP3797836B2 (ja) 1999-12-09 1999-12-09 リモートメンテナンスシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001168948A true JP2001168948A (ja) 2001-06-22
JP3797836B2 JP3797836B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=18410159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35038899A Expired - Fee Related JP3797836B2 (ja) 1999-12-09 1999-12-09 リモートメンテナンスシステム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7126968B2 (ja)
JP (1) JP3797836B2 (ja)
AU (1) AU758589B2 (ja)
CA (1) CA2328043C (ja)
DE (1) DE10061218B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018176A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Hitachi Electronics Service Co Ltd リモート監視システムおよび方法
EP2924670A1 (en) 2014-03-28 2015-09-30 Hitachi High-Technologies Corporation Information processing apparatus, information processing method, information system and program
JP2021051641A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 いすゞ自動車株式会社 モデル評価装置及びモデル評価方法

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10230809B4 (de) * 2002-07-08 2008-09-11 T-Mobile Deutschland Gmbh Verfahren zur Übertragung von Audiosignalen nach dem Verfahren der priorisierenden Pixelübertragung
DE10249677A1 (de) * 2002-10-24 2004-05-19 Siemens Ag Programmier-und Betriebsverfahren für eine programmierbare industrielle Steuerung, insbesondere eine CNC-Steuerung
FI113756B (fi) * 2003-01-02 2004-06-15 Kone Corp Menetelmä hissien ja/tai liukuportaiden ja/tai liukukäytävien kaukovalvontaan
US8090046B2 (en) * 2007-06-01 2012-01-03 Research In Motion Limited Interactive compression with multiple units of compression state information
US8219574B2 (en) * 2009-06-22 2012-07-10 Microsoft Corporation Querying compressed time-series signals
JP2012042385A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Fujitsu Ltd 分散測定装置
CN102571101A (zh) * 2011-12-12 2012-07-11 海南电力技术研究院 输电线路故障行波数据压缩方法
CN103198640B (zh) * 2013-04-12 2015-05-13 武汉大学 一种海量实时电物理量轻型传输方法及装置
US10685306B2 (en) * 2015-12-07 2020-06-16 Sap Se Advisor generating multi-representations of time series data
US10204187B1 (en) 2015-12-28 2019-02-12 Cadence Design Systems, Inc. Method and system for implementing data reduction for waveform data
JP6461029B2 (ja) * 2016-03-10 2019-01-30 株式会社東芝 時系列データ圧縮装置
US10114916B1 (en) * 2016-06-30 2018-10-30 Cadence Design Systems, Inc. Method and system to accelerate visualization of waveform data
CN110146867B (zh) * 2019-04-09 2023-11-14 淮阴工学院 全波形激光雷达波形数据压缩和解压方法
CN110446124B (zh) * 2019-08-19 2021-10-12 深圳市双翼科技股份有限公司 基于光网络终端的单元远程管理方法、存储介质以及装置
CN113114265B (zh) * 2021-04-26 2024-03-19 北京交通大学 一种基于外推法的同步相量实时数据压缩方法
CN113364813B (zh) * 2021-08-09 2021-10-29 新风光电子科技股份有限公司 一种轨道交通能量回馈数据的压缩传输方法及系统
US11650899B1 (en) * 2022-01-21 2023-05-16 Lenovo Global Technology (United States) Inc. User interface experience by compressing metrics and allowing customization of metrics compression for detailed analytics

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0412809B1 (en) * 1989-08-09 1995-12-13 Fujitsu Limited Data compression system
US5128757A (en) * 1990-06-18 1992-07-07 Zenith Electronics Corporation Video transmission system using adaptive sub-band coding
IL104636A (en) * 1993-02-07 1997-06-10 Oli V R Corp Ltd Apparatus and method for encoding and decoding digital signals
JP3545007B2 (ja) 1993-03-17 2004-07-21 新日鉄ソリューションズ株式会社 データベース検索システム
EP0739570A1 (en) * 1994-01-14 1996-10-30 Houston Advanced Research Center Boundary-spline-wavelet compression for video images
US6404930B2 (en) * 1995-04-07 2002-06-11 Hitachi, Ltd. Signal processing equipment
US5819215A (en) * 1995-10-13 1998-10-06 Dobson; Kurt Method and apparatus for wavelet based data compression having adaptive bit rate control for compression of digital audio or other sensory data
US5684693A (en) * 1995-11-14 1997-11-04 Western Atlas International, Inc. Method for bit-stream data compression
US5802369A (en) * 1996-04-22 1998-09-01 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Energy-based wavelet system and method for signal compression and reconstruction
DE69717359T2 (de) * 1996-07-29 2003-04-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd Verfahren zur Komprimierung und Dekomprimierung von eindimensionalen Zeitserien
JP3824407B2 (ja) * 1997-09-29 2006-09-20 東京エレクトロン株式会社 プロセスの終点検出方法,終点検出装置及び記録媒体、並びに化学的機械研磨装置
US6128413A (en) * 1997-12-04 2000-10-03 Agfa Corporation Method and apparatus for data compression
CA2312983C (en) * 1997-12-05 2008-06-03 Force Technology Corp. Continuous gradation compression and expansion of an image or acoustics data based on a polynomial approximation
JP2000048047A (ja) * 1998-01-19 2000-02-18 Asahi Glass Co Ltd 時系列デ―タの保存方法及び時系列デ―タベ―スシステム、時系列デ―タの処理方法及び時系列デ―タ処理システム、時系列デ―タ表示システム、並びに記録媒体
US6301578B1 (en) * 1998-01-29 2001-10-09 Cadence Design Systems, Inc. Method of compressing integrated circuit simulation data
US6373986B1 (en) * 1998-04-08 2002-04-16 Ncr Corporation Compression of data transmission by use of prime exponents
JPH11316765A (ja) 1998-05-01 1999-11-16 Nippon Steel Corp データベース検索システム及び方法、データベース登録装置、データベース検索装置、記録媒体
WO2000005599A2 (en) * 1998-07-22 2000-02-03 Geo Energy, Inc. Fast compression and transmission of seismic data
JP2001136524A (ja) * 1999-11-02 2001-05-18 Ricoh Co Ltd 圧縮伸長装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018176A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Hitachi Electronics Service Co Ltd リモート監視システムおよび方法
EP2924670A1 (en) 2014-03-28 2015-09-30 Hitachi High-Technologies Corporation Information processing apparatus, information processing method, information system and program
JP2021051641A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 いすゞ自動車株式会社 モデル評価装置及びモデル評価方法
JP7163893B2 (ja) 2019-09-26 2022-11-01 いすゞ自動車株式会社 モデル評価装置及びモデル評価方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2328043C (en) 2006-01-31
JP3797836B2 (ja) 2006-07-19
AU758589B2 (en) 2003-03-27
AU7211900A (en) 2001-06-14
US7126968B2 (en) 2006-10-24
DE10061218B4 (de) 2006-08-10
CA2328043A1 (en) 2001-06-09
DE10061218A1 (de) 2001-08-09
US20010003527A1 (en) 2001-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001168948A (ja) リモートメンテナンスシステム
US8266602B2 (en) Apparatus and method for converting between device description languages in a process control system
EP0657873B1 (en) Speech signal bandwidth compression and expansion apparatus, and bandwidth compressing speech signal transmission method, and reproducing method
JP3699685B2 (ja) 3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法及びその装置
CN101790085A (zh) 一种基于达芬奇技术的家庭视频监控系统的实现方法
US20040059834A1 (en) Efficient exchange of text based protocol language information
EP3981077A1 (en) Method and device for facilitating storage of data from an industrial automation control system or power system
CN117633967A (zh) 一种数字化虚拟工厂构建系统
US6751277B1 (en) Filtering device
Misra et al. On‐line data compression and error analysis using wavelet technology
WO2021094466A1 (en) Method and system for processing sensor data for transmission
CN111459998B (zh) 一种基于区块链技术的旋转设备工业物联网系统
Zhang et al. Linear predictor-based lossless compression of vibration sensor data: Systems approach
Francis et al. Signal compression by subband coding
Kempf et al. Data reduction in automotive multiplex systems
Luengo et al. Design of simultaneous sampling systems based on fractional delay Lagrange filters
JP2002196814A (ja) プラント管理サービス装置及び方法
Gontijo et al. Segmentation and Entropy Coding Analysis of a Data Compression System for Power Quality Disturbances
Tabus et al. Adaptive L-predictors based on finite state machine context selection
CN101603525B (zh) 一种压缩机工况在线监控方法及装置
Littler Data reduction of power system disturbances using wavelet transforms for network operation and control
CN117950830A (zh) 一种基于时间序列时频分析的微服务指标预测方法
KR970002690A (ko) 데이타통신시스템의 데이타프레임 형성방법
CN113702862A (zh) 一种基于云部署的电源状态全景监视方法及装置
CN117424837A (zh) 网络流量检测方法、装置、电子设备及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040601

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050314

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060418

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees