JP3699685B2 - 3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法及びその装置 - Google Patents

3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、形態の変形の情報に関するデータ圧縮に係り、特に、3次元オブジェクトの形態の変形に関する情報を符号化する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
3次元の表示は、例えば、コンピュータゲーム、またはコンピュータシステムにおいて、仮想現実の世界(virtual reality world environments)を具現するために用いられている。3次元モデルの場合、3次元オブジェクト(3D object)を表現する手段として、仮想現実モデル言語(Virtual Reality Modeling Language;VRML)が主に用いられている。
【0003】
このVRMLでは、3次元オブジェクトを多角形のメッシュ(Polygonal Mesh)の形に表現し、各オブジェクトのアニメーションを線形的キーフレーミング(Key framing)方法を用いて表現する。このようなアニメーション方法は任意の時間軸上に特定のキーフレームを設定し、設定された各キーフレーム間のアニメーションを線形補間(Linear Interpolation)方法を用いて補間する。この方法で用いられるキーフレームは、補間ノード(Interpolator node)を通して定義される。このノードは、キーフレームの時間軸上の位置を示すキーデータと、当該キーでキーフレームの特性情報を示すキー値データとして表現されたフィールドデータとから形成される。
【0004】
一方、区分的線形補間(Piecewise Linear Interpolation)特性を有するキーフレーミングの方法を用いて実際の運動体と類似した自然なアニメーションを表現する場合には、補間ノードを通して多量のキーフレーム情報が提供されなければならないが、このことは費用と効率面で深刻な問題を招く。また、前記キーフレーミング方法をオフライン上で応用する場合には、膨大な量の3次元アニメーションデータを記憶させることができる大容量の記憶装置が要求される。
【0005】
そして、前記キーフレーミング方法をオンライン上で応用する場合には、大容量の記憶装置以外にも、サーバーから端末機に3次元アニメーションデータを伝送する際に、伝送路の大容量化及び高速化が要求され、伝送誤りの発生確率増加によって生じるデータ信頼性が低下するという問題が生じることとなる。このため、補間ノードのデータ量を減らせ効率的な圧縮及び符号化方案が要求されている。
【0006】
このような要求に応えるために、従来、図1に示されるような差分パルスコード変調(Differential Pulse Code Modulation:DPCM)を用いた符号化方法が使われている。このDPCMの方法は、データの差値だけをコーディングすることでビット数を減らす方法であて、キーフレーミング方法と符合されてデータを圧縮するのに使われる。この方法はMPEG−4BIFS(Binary Format for Scene)符号化方法でも使われる。
【0007】
図1に示すように、パーサ(parser;パーシング処理を行うコンピュータプログラム)105は、符号化する補間ノードのデータ情報を識別するものである。また、デマルチプレクサ110は、補間ノードのうち符号化する対象補間ノードのフィールドデータを分類する。具体的には、デマルチプレクサ110は、パーサ105から座標補間(Coordinate Interpolator;CI)のノードが入力され、該当するキーQKと、キー値QKVとから形成されたフィールドデータを出力する。DPCM処理器120は、CIノードのフィールドデータが入力され、キーとキー値とを各々分離し、時間軸上で隣接しているキーとキー値データの各差分値EK、EKVを各々独立して生成し、データ間の時間の冗長度を除去する。
【0008】
図2は、図1に示されるDPCM処理器120の詳細なブロック図である。図2に示すように、逆量子化器122は現在符号化するキー値の差分値が生成される際、時間軸上で、以前のデータ値を、復号化装置150で復元した値と同一にする。
【0009】
また、図1に示すように、量子化器130は、同一の方法で生じた差分値EK、EKVが入力され、符号化するデータの表現精度を調整して、データの圧縮効果を発揮するものである。そして、エントロピ符号化器135は、量子化器130で量子化された下記記号(S1)で表される値を受け入れ、シンボルの発生確率によって、ビット間での冗長度を除去して、ビットストリーム140を生成する。図1に示される符号化装置100を通して形成されたビットストリーム140は、符号化装置100の逆過程を行う復号化装置150を通し、符号化されたCIノードを復元する。
【0010】
【数7】
Figure 0003699685
【0011】
しかし、このように構成された符号化装置100及び復号化装置150は、補間ノードのフィールドデータに存在するデータの冗長度を除去するに際して、3次元オブジェクトの形態を構成する頂点間の空間的な相関性によるデータの冗長度だけを除去する。この場合、キーフレーミング方法のアニメーションで大きく現れる時間相関性によるデータの冗長度は全く考慮されていないために、実際には、データ圧縮の効果を高めることができない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前記問題点に鑑み、本発明の第1の課題は、時間/空間のデータの相関性を用いて符号化する3次元オブジェクトの経時的な形態の変形に関する情報のデータの冗長度を除去することが可能な符号化方法及びその装置を提供することにある。
【0013】
本発明の第2の課題は、符号化すべき3次元オブジェクトの経時的な形態の変形に関する情報の符号化を行う際に、符号化される頂点間の連結情報に応答し、幅優先の探索(Breadth First Search、以下「BFS」と称する)に関する情報を生成するために用いられる探索開始の頂点を発生させることができる符号化方法、及びその装置を提供することにある。
【0014】
本発明の第3の課題は、符号化する3次元オブジェクトの経時的な形態の変形に関する情報を符号化する際に、量子化された誤差を補償することができる符号化方法、及びその装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明に係る第1の態様は、3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトの形態を構成する各頂点の情報を符号化する方法において、(a) 前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理(parsing;解析)することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーでキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出する段階と、(b)前記関連情報から頂点の連結性に関する情報を生成する段階と、(c)前記頂点の連結性に関する情報に基づき、時間のデータの冗長度を除去すべきキーと、時間/空間のデータの冗長度を除去すべきキー値の各差分値を生成する段階と、(d)前記差分値を量子化する段階と、(e)前記量子化されたキーとキー値が入力されると、ビット間の冗長度が除去されて圧縮されたビットストリームを生成する段階とを含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法を提供する。
【0016】
本発明の第2の態様は、前記第1の態様において、(a)段階が、ノード情報を座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類し、前記座標補間ノードでキー及びキー値で形成されたフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードで座標インデックスフィールドデータを抽出することを特徴とする。
【0017】
本発明の第3の態様は、前記第2の態様において、(b)段階が、前記インデックスフェイスセットノードから抽出された前記座標インデックスフィールドデータを、前記関連情報として受け入れ、頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索情報が前記頂点の連結性に関する情報として形成されることを特徴とする。
【0018】
本発明の第4の態様は、前記第3の態様において、(b)段階が、前記座標インデックスフィールドデータが入力されると、このデータを頂点ごとにキューに蓄積させ、このようにデータが蓄積されたキューを通して、各頂点が探索されたか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記の幅優先の探索情報を生成することを特徴とする。
【0019】
本発明の第5の態様は、前記第1の態様において、(c)段階が、(c1)前記頂点の連結性に関する情報、前記関連情報としてのインデックスフェイスセットノードの座標情報、及び前記キー値が入力されると、前記キー値に対して3次元空間上で変化されるあらゆる位置の値間の差分値を生成する段階と、(c2)前記頂点の連結性に関する情報に基づき、前記差分値から頂点間の空間的な相関性によるデータの冗長度を抽出する段階と、(c3)前記(a)段階で抽出されたキーと前記空間的な相関性によるデータの冗長度が抽出されたキー値に対して、それぞれ差分パルスコード変調処理する段階とを含むことを特徴とする。
【0020】
本発明の第6の態様は、前記第5の態様において、(c1)段階が、符号化するキーデータの数と、前記関連情報としてノード情報からパーシング処理された前記インデックスフェイスセットノード内に存在する頂点の総数を計算し、これらの計算結果を用いてキー値に対する差分値を計算することを特徴とする。
【0021】
本発明の第7の態様は、前記第5の態様において、(c2)段階が、前記頂点の連結性に関する情報の探索の順序によって頂点を探索し、この頂点と隣接する頂点を定義し、このように探索した頂点と空間的相関性の高い頂点とを上位の頂点として定義し、このように定義された2つの頂点間の3次元空間の位置の値の差分値を計算することにより、データの冗長度が除去されることを特徴とする。
【0022】
本発明の第8の態様は、前記第1の態様において、(e)段階が、シンボルの発生確率によってビット間の冗長度が除去されることを特徴とする。
【0023】
本発明の第9の態様は、前記第8の態様において、少なくとも符号化されたキー情報とキー値の情報とから形成され、前記キー情報はキーとそのキーに対するキー表示子の組み合わせから形成され、前記キー値の情報はキーの順番にキーフレームが形成され、キーフレームは前記頂点の連結性に関する情報の探索の順序によって形成されることを特徴とする。
【0024】
また、前記課題を解決するために、本発明に係る第10の態様は、3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトの形態を構成する頂点の情報を符号化する方法において、(a)前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出する段階と、(b)前記関連情報から頂点の連結性に関する情報を生成する段階と、(c)前記キーとキー値とを量子化する段階と、(d)前記頂点の連結性に関する情報に基づき、時間のデータの冗長度を除去すべく量子化されたキーと、時間/空間のデータの冗長度を除去すべく量子化されたキー値の各差分値を生成する段階と、(e)前記差分値が入力されると、ビット間の冗長度が除去されて圧縮されたビットストリームを生成する段階とを含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法を提供する。
【0025】
本発明の第11の態様は、前記第10の態様において、(a)段階が、ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類し、前記座標補間ノードからキー及びキー値で形成されたフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出することを特徴とする。
【0026】
本発明の第12の態様は、前記第10の態様において、(b)段階が、前記関連情報として、前記インデックスフェイスセットノードから抽出された前記座標インデックスフィールドデータが入力され、頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索情報が前記頂点の連結性に関する情報として形成されることを特徴とする。
【0027】
本発明の第13の態様は、前記第12の態様において、(b)段階が、前記座標インデックスフィールドデータが入力されると、このデータを頂点ごとにキューに蓄積させ、このようにデータが蓄積されたキューを通して、各頂点が探索されたか否かを判定し、この結果に基づいて、前記の幅優先の探索情報を生成することを特徴とする。
【0028】
本発明の第14の態様は、前記第10の態様において、(d)段階が、(d1)前記頂点の連結性に関する情報、前記関連情報としてのインデックスフェイスセットノードの座標情報及び前記キー値が入力されると、キー値に対して3次元空間上で変化されるあらゆる位置の値間の差分値を生成する段階と、(d2)前記頂点の連結性に関する情報に基づき、前記差分値で頂点間の空間的な相関性によるデータの冗長度を抽出する段階と、(d3)前記(a)段階で抽出されたキーと前記空間的な相関性によるデータの冗長度が抽出されたキー値に対して、それぞれ差分パルスコード変調処理する段階とを含むことを特徴とする。
【0029】
本発明の第15の態様は、前記第10の態様において、符号化方法で得られたビットストリームが、少なくとも符号化されたキー情報とキー値の情報とから形成され、前記キー情報はキーとそのキーに対するキー表示子の組み合わせから形成され、前記キー値の情報はキーの順番にキーフレームが形成され、前記キーフレームは前記頂点の連結性に関する情報の探索の順序によって形成されることを特徴とする。
【0030】
前記課題を解決するための本発明に係る第16の態様は、3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトの形態を構成する頂点の情報を符号化する方法において、(a)前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーでキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出する段階と、(b)前記3次元オブジェクトの頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索の探索開始情報を生成する段階と、(c)前記(a)段階で抽出された前記関連情報と、前記(b)段階で生じた前記探索開始情報から頂点の連結性に関する情報を生成する段階と、(d)前記頂点の連結性に関する情報に基づき、時間のデータの冗長度を除去すべきキーと、時間/空間のデータの冗長度を除去すべきキー値の各差分値を生成する段階と、(e)前記差分値を量子化する段階と、(f)前記量子化されたキーとキー値が入力されると、前記キー値のビットを符号化する量子化のステップを生成する段階と、(g)前記量子化のステップを受けて、このように量子化された値に存在するビット間の冗長度を除去する段階とを含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法を提供する。
【0031】
本発明の第17の態様は、前記第16の態様において、(a)段階が、ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類し、前記座標補間ノードからキー及びキー値で形成されたフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出することを特徴とする。
【0032】
本発明の第18の態様は、前記第16の態様において、(b)段階が、(b1) 前記符号化される頂点間の連結情報に応答して前記あらゆる頂点に連結された頂点の数を求める段階と、(b2)前記頂点数のうち最多連結頂点を有する頂点のインデックスを求める段階と、(b3)前記インデックスの頂点を前記探索開始頂点として生成する段階とを含むことを特徴とする。
【0033】
本発明の第19の態様は、前記第16の態様において、(f)段階が、(f1)前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに最大値/最小値を各々比較する段階と、(f2)前記X、Y、Z座標のそれぞれにおいて、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一であれば、前記量子化ステップを下記式(1)として出力する段階と、(f3)前記X、Y、Z座標の各々において、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一でなければ、前記量子化ステップを下記式(2)として出力する段階とを含むことを特徴とする。
【0034】
【数8】
Figure 0003699685
【0035】
前記式(1)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Min|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最小値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
【0036】
【数9】
Figure 0003699685
【0037】
前記式(2)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Max|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最大値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
【0038】
本発明の第20の態様は、前記第16の態様において、(g)段階が、シンボルの発生確率によってビット間の冗長度が除去されることを特徴とする。
【0039】
本発明の第21の態様は、前記第16の態様において、符号化方法で得られたビットストリームが、前記キー値の量子化サイズ、前記キー値のX座標の量子化ステップ、前記キー値のY座標の量子化ステップ、前記キー値のZ座標の量子化ステップ、前記量子化器からの差分値を0〜1の範囲の値に正規化するために使われた最小値及び最大値の情報を含むヘッダ情報と、前記幅優先の探索の探索の順序に係るキー値の情報とを含むことを特徴とする。
【0040】
前記課題を解決するための本発明に係る第22の態様は、3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトの形態を構成する頂点の情報を符号化する方法において、(a)前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出する段階と、(b)前記3次元オブジェクトの頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索の探索開始情報を生成する段階と、(c)前記(a)段階で抽出された前記関連情報と、前記(b)段階で生じた前記探索開始情報から頂点の連結性に関する情報を生成する段階と、(d)前記キーとキー値とを量子化する段階と、(e)前記頂点の連結性に関する情報に基づき、時間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキーと、時間/空間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキー値の各差分値を生成する段階と、(f)前記差分値が入力されると、前記キー値のビットを符号化する量子化ステップを生成する段階と、(g)前記量子化ステップを受けて、このように量子化された差分値に存在するビット間の冗長度を除去する段階とを含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法を提供する。
【0041】
本発明の第23の態様は、前記第22の態様において、(a)段階が、ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類し、前記座標補間ノードからキー及びキー値よりなるフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出することを特徴とする。
【0042】
本発明の第24の態様は、前記第22の態様において、(b)段階が、(b1)前記符号化される頂点間の連結情報に応答して前記あらゆる頂点に連結された頂点の数を求める段階と、(b2)前記頂点数のうち最多の連結頂点を有する頂点のインデックスを求める段階と、(b3)前記インデックスの頂点を前記探索開始頂点として生成する段階とを含むことを特徴とする。
【0043】
本発明の第25の態様は、前記第22の態様において、(f)段階が、(f1)前記量子化された差分値を形成するX、Y、Z座標ごとに最大値/最小値を各々比較する段階と、(f2)前記X、Y、Z座標の各々において、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一であれば前記量子化ステップを下記式(1)として出力する段階と、(f3) 前記X、Y、Z座標の各々において、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一でなければ前記量子化ステップを下記式(2)として出力する段階とを含むことを特徴とする。
【0044】
【数10】
Figure 0003699685
【0045】
前記式(1)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Min|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最小値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
【0046】
【数11】
Figure 0003699685
【0047】
前記式(2)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Max|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最大値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
【0048】
本発明の第26の態様は、前記第22の態様において、(g)段階が、シンボルの発生確率によってビット間の冗長度が除去されることを特徴とする。
【0049】
本発明の第27の態様は、前記第22の態様において、符号化方法で得られたビットストリームが、前記キー値の量子化サイズ、前記キー値のX座標の量子化ステップ、前記キー値のY座標の量子化ステップ、前記キー値のZ座標の量子化ステップ、前記量子化器で前記キー及びキー値を0〜1の範囲の値に正規化するために用いられる最小値及び最大値情報を含むヘッダ情報と、前記幅優先の探索の探索の順序によるキー値の情報とを含むことを特徴とする。
【0050】
前記課題を解決するための本発明に係る第28の態様は、3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトを構成する頂点の情報を符号化する符号化装置において、前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出するフィールドデータ入力部と、前記関連情報から頂点の連結性に関する情報を生成する頂点連結性処理部と、前記関連情報及び前記頂点の連結性に関する情報に基づき、時間のデータの冗長度が除去されたキーと、時間/空間のデータの冗長度が除去されたキー値の各々の差分値を生成する適応型差分パルスコード変調処理部と、前記差分値を量子化して出力する量子化部と、前記量子化されたキー及びキー値を受け入れて、ビット間の冗長度を除去するエントロピ符号化部とを含むことを特徴とする。
【0051】
前記課題を解決するための本発明に係る第29の態様は、3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトを構成する頂点の情報を符号化する符号化装置において、前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出するフィールドデータ入力部と、前記関連情報から頂点の連結性に関する情報を生成する頂点連結性処理部と、前記キーとキー値とを量子化する量子化部と、前記関連情報及び前記頂点の連結性に関する情報に基づき、前記時間の冗長度が除去され、量子化されたキーの差分値と、前記時間/空間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキー値の差分値とを生成する差分パルスコード変調処理部と、前記差分値のビット間の冗長度を除去するエントロピ符号化部とを含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置を提供する。
【0052】
本発明の第30の態様は、前記第28の態様または前記第29の態様において、フィールドデータ入力部が、前記フィールドデータ入力部は、ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類するパーサと、前記座標補間ノードからキー及びキー値よりなるフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出するデマルチプレクサとを含むことを特徴とする。
【0053】
本発明の第31の態様は、前記第30の態様において、頂点連結性処理部が、前記インデックスフェイスセットノードから抽出された前記座標インデックスフィールドデータを前記関連情報として受け入れ、頂点間の空間のデータの相関性を定義するための幅優先の探索情報が前記頂点の連結性に関する情報として形成されることを特徴とする。
【0054】
本発明の第32の態様は、前記第31の態様において、頂点連結性処理部が、前記座標インデックスフィールドデータが入力されると、このデータを頂点ごとにキューに蓄積させ、このようにデータが蓄積されたキューを通して、各頂点が探索されたか否かを判定し、この結果に基づいて前記の幅優先の探索情報を生成することを特徴とする。
【0055】
本発明の第33の態様は、前記第28の態様または前記第29の態様において、前記頂点の連結性に関する情報、前記関連情報としての前記インデックスフェイスセットノードの座標情報及び前記キー値が入力されると、前記キー値に対して3次元空間上で変化するあらゆる位置の値間の差分値を生成する差分値発生器と、前記頂点の連結性に関する情報に基づき、頂点間の空間の相関性に従って、前記差分値におけるデータの冗長度を抽出する予測器と、前記キーと前記空間的な相関性によるデータの冗長度が抽出されたキー値とに対して、それぞれ差分パルスコード変調処理する差分パルスコード変調処理器とを含むことを特徴とする。
【0056】
本発明の第34の態様は、前記第28の態様または前記第29の態様において、エントロピ符号化部が、ビットシンボルの発生確率を用いて、前記量子化された値に存在するビット間の冗長度が除去されたビットストリームを生成することを特徴とする。
【0057】
本発明の第35の態様は、前記第34の態様において、ビットストリームが、少なくとも符号化されたキー情報とキー値の情報とから形成され、前記キー情報はキーとそのキーに対するキー表示子の組み合わせから形成され、前記キー値の情報はキーの順番にキーフレームが形成され、キーフレームは前記頂点の連結性に関する情報の探索の順序によって形成されることを特徴とする。
【0058】
前記課題を解決するための本発明の第36の態様は、3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトを構成する頂点の情報を符号化する符号化装置において、前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値及びその関連情報を抽出するフィールドデータ入力部と、前記関連情報から頂点の連結性に関する情報を生成する頂点連結性処理部と、前記関連情報から前記頂点の連結性に関する情報の開始頂点を決定する探索開始頂点発生器と、前記頂点の連結性に関する情報に基づき、時間のデータの冗長度が除去されたキーと、時間/空間のデータの冗長度が除去されたキー値の各々の差分値を生成する適応型差分パルスコード変調処理部と、前記差分値を量子化する量子化部と、前記量子化されたキーとキー値とが入力されると、前記量子化されたキー値のX、Y、Z座標のビットを符号化する量子化ステップを生成する量子化ステップ発生部と、前記X、Y、Z座標のビットを符号化する量子化ステップを受けて、前記量子化された値のビット間の冗長度を除去するエントロピ処理部とを含むことを特徴とする。
【0059】
前記課題を解決するための本発明の第37の態様は、3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトを構成する頂点の情報を符号化する符号化装置において、前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値及びその関連情報を抽出するフィールドデータ入力部と、前記関連情報から頂点の連結性に関する情報を生成する頂点連結性処理部と、前記関連情報から前記頂点の連結性に関する情報の開始頂点を決定する探索開始頂点発生器と、前記キーとキー値とを量子化する量子化器と、前記頂点の連結性に関する情報に基づき、前記時間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキーの差分値、及び前記時間/空間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキー値の差分値を生成する適応型差分パルスコード変調処理部と、前記差分されたキー値のX、Y、Z座標の量子化ステップを生成する量子化ステップ発生部と、前記X、Y、Z座標に対する量子化ステップを受け、このように量子化された値のビットの冗長度を除去するエントロピ処理部とを含むことを特徴とする。
【0060】
本発明の第38の態様は、前記第36の態様または第37の態様において、フィールドデータ入力部が、ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類するパーサと、前記座標補間ノードからキー及びキー値とから形成されたフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出するデマルチプレクサとを含むことを特徴とする。
【0061】
本発明の第39の態様は、前記第38の態様において、探索開始頂点発生器が、前記座標インデックスフィールドデータに応答して前記あらゆる頂点に連結された頂点数のうち最多の連結頂点を有する頂点のインデックスを求め、前記インデックスの頂点を前記探索開始頂点として生成する段階を含むことを特徴とする。
【0062】
本発明の第40の態様は、前記第38の態様において、頂点連結性処理部が、前記インデックスフェイスセットノードから抽出された前記座標インデックスフィールドデータを前記関連情報として受け入れて、頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索情報が前記頂点の連結性に関する情報として形成され、前記探索開始頂点発生器から生成された前記開始頂点の情報を受け入れて、前記開始頂点から探索された幅優先の探索情報を生成することを特徴とする。
【0063】
本発明の第41の態様は、前記第38の態様において、量子化ステップ発生部が、前記キー値と、前記座標補間ノードの最初のキーフレームに該当するデータ及び前記頂点の連結性に関する情報を受け入れ、前記キー値の前記X、Y、Z座標の最大値/最小値を出力する最大/最小計算部と、前記X、Y、Z座標に対応する量子化データの範囲を充分に示すことが可能な量子化ステップを生成する量子化ステップ発生器とを含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置を提供する。
【0064】
本発明の第42の態様は、前記第41の態様において。量子化ステップ発生器が、前記最大/最小計算部から入力された前記キー値のうち、前記X座標の最大値/最小値、前記Y座標の最大値/最小値、及び前記Z座標のデータの最大値/最小値を各々比較し、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一であれば前記量子化ステップを下記式(1)として出力し、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一でなければ前記量子化ステップを下記式(2)として出力することを特徴とする。
【0065】
【数12】
Figure 0003699685
【0066】
前記式(1)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Min|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最小値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
【0067】
【数13】
Figure 0003699685
【0068】
前記式(2)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Max|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最大値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
【0069】
本発明に係る第43の態様は、前記第40の態様において、エントロピ処理部が、ビットシンボルの発生確率を用いて前記量子化された値に存在する前記ビットの冗長度を除去し、その結果をビットストリームとして出力することを特徴とする。
【0070】
本発明に係る第44の態様は、前記第43の態様において、ビットストリームが、前記キー値の量子化サイズ、前記キー値Xの量子化ステップ、前記キー値Yの量子化ステップ、前記キー値Zの量子化ステップ、前記量子化器で差分された値を0〜1の範囲の値に正規化するために用いられる最小値及び最大値情報を含むヘッダ情報と、前記幅優先の探索の探索の順序によるキー値の情報とを含むことを特徴とする。
【0071】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。まず、本発明をより理解し易くするために、発明の概要を説明すれば次の通りである。
本発明は、符号化する3次元オブジェクトの経時的な形態の変形に関する情報の符号化において、時間/空間のデータの相関性を用いてデータの冗長度を除去する。ここで、空間データの相関性は、3次元オブジェクトの形態を構成する頂点間の連結性を定義することによって求められる。これは、図11に示されるBFSのグラフの連結性を表現する手法の1つである幅優先の探索(Breadth First Search;BFS)の方法を用いて定義する。
【0072】
さらに、時間のデータの相関性は、区分的線形補間(Piecewise linear interpolation)特性を有するキーフレーム方法によってキーにより定義される時間軸上のキー値の変化程度に対する特性値を、BFSにより定義された頂点間の相関性によって再構成する方法を用いて定義する。
【0073】
そして、本発明は、BFSを開始する際に、より効率的に符号化することができる探索開始頂点である「Start」を探し出し、このStartを用いてより効率的なBFSのグラフを生成する。このようにして、CIノードのキー値をより効率的に符号化することができる。この他にも、本発明では、復号化を行う際に、当該頂点を除いた他の頂点で、量子化される誤差が累積されないようにすることにより、3次元オブジェクトの復号化の際に、各部分オブジェクトが相互に分離された状態で復元されないようにする。
【0074】
したがって、本発明にあっては、多角形のメッシュや、パッチの形態に表現された3次元オブジェクトにおいて、経時的に3次元オブジェクトの形態の変形に関する情報に提供される膨大な量の3次元グラフアニメーションデータのキー値の情報が、効率的に圧縮され、符号化され、さらに復号化され得る。
【0075】
このような特徴を有する本発明に係る第1の実施形態の符号化装置、及び復号化装置、並びに第2の実施形態の符号化装置及び復号化装置の各々の望ましい全体構成図は、図3及び図12に示す通りである。また、本発明に係る第3の実施形態の符号化装置及び復号化装置、並びに第4の実施形態の符号化装置及び復号化装置の望ましい全体構成図は、図17及び図18に示す通りである。後述するように、図3及び図12、そして図17及び図18に示される2種類のシステム間の機能的特性は、3次元オブジェクトの形態の表現方法及び量子化部の位置で具現される。
【0076】
図3は本発明に係る第1の実施形態の符号化装置200及び復号化装置250の概略的なブロック図であり、図4は図3に示される符号化装置200の符号化方法を説明するフローチャートである。
【0077】
図3及び図4に示すように、本発明に係る第1の実施形態の符号化装置200は、パーサ205及びデマルチプレクサ210を含むフィールドデータ入力部、頂点連結性処理部215、適応型差分パルスコード変調処理部220(以下、「ADPCM処理部」と称する。)及び量子化部230及びエントロピ符号化部235を含む。復号化装置250は符号化装置200の逆過程を行うためにエントロピ復号化部255、デマルチプレクサ260、頂点連結性処理部265、逆量子化部270、逆ADPCM処理部275及びバッファ280を含む。ここで、復号化装置250は符号化装置200で行う符号化過程の逆順序にそのまま従う。したがって、説明の簡略化及び説明の冗長度を避けるために本明細書では符号化装置200の符号化動作についてのみ説明する。
【0078】
まず、符号化装置200は、パーサ205を通して、3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーとキー値、及びその関連情報を抽出する(2050段階)。パーサ205は符号化する3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、CIノード及びインデックスフェイスセット(IFS)ノードを分類する。本発明では、CIノードを符号化する場合を考慮する。CIノードは3次元オブジェクトの頂点の情報にモルフィングのような形態変形機能性を提供するために使われる。デマルチプレクサ210は、分類されたCIノード及びIFSノードが入力されると、これらをADPCM処理部220と頂点連結性処理部215とに分配する。ここで、IFSノードはCIノードの最初のキーフレームに対する差分情報を生成するために参照される情報として提供される。これはキーフレーミングアニメーション方法で、CIノードとIFSノードとが1:1の対応関係を有するために、各CIノードの最初のキー位置に定義されるキーフレームの符号化するデータ量を減らす面で効率的である。
【0079】
頂点連結性処理部215は頂点の連結性情報を生成するために、デマルチプレクサ210からIFSノードのCIdx(CoordIdx)フィールドデータが入力されるとBFS(幅優先の探索)の情報を形成する(2150段階)。このBFSの情報は、ADPCM処理部220で頂点間の空間データの相関性を定義する際に用いられる。
【0080】
BFSの情報は、図11に示すように入力された多角形のメッシュ構造の3次元オブジェクトの形態に関する情報を、BFS方法のグラフの構造で再定義し、任意の1つの頂点に対して隣接する周辺部の頂点を全て子ノードで構成して、頂点間の空間データの相関性を表示させる機能を有している。このように空間データの相関性を定義するのは、3次元オブジェクトの形態を時間軸上で変形させる場合、この3次元空間上で相互に隣接する頂点が類似した運動ベクトルを有しているという特性を用いて符号化するとき、データの冗長度をより効率的に除去することができるためである。
【0081】
ADPCM処理部220は、頂点連結性処理部215から生じたBFSの情報と、デマルチプレクサ210から提供されるCIノードの該当するキーQKとキー値QKV、及びIFSノードの座標Coordが入力され、時間的データの冗長度を除去するキーと、時間/空間のデータの冗長度を除去するキー値の各差分値EK、EKVを生成する(2200段階)。
【0082】
このように、符号化装置200で符号化される頂点の位置の値は、時間/空間のデータの冗長度を低減化するために、差分値の形態に変換された後、量子化部230に入力される。量子化部230は、キー値データの表現精度を量子化されたサイズ値によって調整することにより、実際のデータを圧縮する効果を生成する(2300段階)。このように量子化された結果である下記記号(S2)の値は、ADPCM処理部220と、エントロピ符号化部235とに各々入力される。このエントロピ符号化部235は、量子化された値に存在するビットの冗長度を、ビットシンボルの発生確率を用いて除去することによって、最終的なビットストリーム240を生成する(2350段階)。
【0083】
【数14】
Figure 0003699685
【0084】
このような符号化過程で、量子化されない値の差分値を量子化した後、これを再び復元すれば、量子化された誤差によって復元された各頂点間に位置変化が生成する。したがって、3次元オブジェクトの各部分のオブジェクトが相互に分離された形態に復元される現象が発生する可能性がある。このような現象は、図12に示されるように、量子化された値間の差分値を符号化することによって防止することができる。
【0085】
図5は図3に示される頂点連結性処理部215で、本発明に係る望ましい実施の形態の処理過程を示す図面である。図5に示すように、頂点連結性処理部215は、メッシュの構成の形態を示すCIdx情報が入力されると、この情報が頂点ごとにキューに蓄積され(2152段階)、このようにデータが蓄積されたキューを通して、各頂点が探索されたか否かを判定し、この結果に基づいてBFSのグラフが形成される(2153段階)。
【0086】
この際、最終的なBFSの情報を生成するために、キューを管理し(2155段階)、キューを通じた各頂点の探索の有無を管理する(2151、2154段階)。但し、BFSの探索の順序で、最初に探索された頂点は、最上位の頂点として−1と定義される。このようにして、図11に示すようなBFSグラフが形成される。
【0087】
図6は、図3に示されるADPCM処理部220の望ましい実施の形態の具体的なブロック図である。図6に示すように、ADPCM処理部220は、差分値発生器221、予測器222、マルチプレクサ223、キー及びキー値の各々に対するDPCM処理器228、229を具備している。そして、差分値発生器221は、任意の1つの頂点が、時間軸に沿って、3次元空間上で変化されるあらゆる位置の値の間の差分値である、下記記号(S3)の値を定義する機能を備えている。
【0088】
【数15】
Figure 0003699685
【0089】
図7は、図6に示される差分値発生器221の望ましい実施の形態の具体的なブロック図である。図7に示すように、差分値発生器221は、第1計算機2211、第2計算機2212及び頂点間の差分値発生器2213を含む。第1計算機2211は符号化するキーデータの数nKeyを計算し、第2計算機2212はIFSノード内に存在する頂点の総数nVを計算する。キー値に対する差分値はこれら数を用いて次のように計算される。
【0090】
図8は図7に示される頂点間の差分値発生器2213のキー値に対する差分値計算方法を示す図面である。図8に示すように、頂点間の差分値発生器2213は、まず、前述した頂点連結性処理部215で定義されたBFSの情報によって頂点を形成する情報が入力されると、任意のi(0≦i≦nV−1)番目の頂点に対する隣接する頂点vを定義する(22131)。
【0091】
次いで、BFSの探索の順序によって探索する各頂点において、時間軸に沿って3次元空間上で変化されるあらゆる位置の値間の差分値が計算される(22132)。22134及び22135では、時間領域で、データの冗長度を除去した差分値が生成される。特に、22134は、時間軸上に、最初に生成されたキーフレームを、IFSノードで定義された頂点の差分のための比較値として用いることにより、符号化効率を向上させる。
【0092】
再び図6を参照すれば、予測器222は差分値発生器221から生じた差分値が入力されると、3次元オブジェクトの形態を構成する頂点間の空間的な相関性に係るデータの冗長度を抽出する。
【0093】
図9は、図6に示される予測器222で、本発明の望ましい実施の形態における処理過程を示す図面である。図9に示すように、この予測器222は、まず、頂点連結性処理部215で定義されたBFSの探索の順序に従って各頂点を探索し、i番目に探索した頂点と、この頂点と隣接する頂点vを定義する(2221)。2221で探索した頂点vと空間相関度の高い頂点を、BFSの探索の順序で、上位の頂点bと定義する(2222)。そして、2221と2222で定義された空間の相関性が高い2つの頂点bとvとの間の3次元空間の位置の値の差分値である下記記号(S4)の値を計算して、データの空間の冗長度を除去する(2225)。
【0094】
【数16】
Figure 0003699685
【0095】
この際、BFSの探索の順序で、最初に探索する頂点は、差分値発生器221を通して入力された差分値をそのまま使用する。2226段階では、2225段階で求めた3次元空間の位置の値の差分値である前記記号(S4)の値から、構成要素ごとに、最大値/最小値のMax、Minが定義される。これらの値は、量子化部230に入力され、量子化のために必要な正規化の過程で用いられる。
【0096】
このように時間/空間のデータの冗長度を除去するキー値データの差分値であるEKVは、図6に示すように、DPCM処理器229に入力されて差分パルスコード変調されて得られた値は量子化部230に出力される。
【0097】
キーフレーミングアニメーション方法で提供する時間的データ相関性を用いてデータの冗長度を除去するキーEKの場合には、前述したキー値データの差分値EKVと同様に、図6に示されるDPCM処理器228を経ることとなる。その後、量子化部230を通してデータの表現精度を調整してデータを圧縮し、エントロピ符号化部235を通して圧縮されたデータのビットの冗長度を除去した後、ビットストリーム240が形成されることとなる。
【0098】
図10は図3に示される符号化装置200により生じたビットストリーム240構造の1例を示す図面である。図10に示される2400、2405、2410の情報は1つのCIノード処理単位に対して符号化されたビットストリームの構成要素である。2400は、復号化装置250でCIノードを復元するために逆量子化部270で行われる逆量子化条件として提供される情報である。この2400は、本発明の望ましい1例であって、2425のようにキーの量子化サイズであるQstep_K、キー値の量子化サイズQstep_KV、及び量子化部230で差分された値を、0〜1範囲の値として正規化させる際に使われる各最小値MinX、MinY、MinZと各最大値MaxX、MaxY、MaxZの情報から形成される。
【0099】
また、2405は、時間軸上で差分されたキーデータの量子化値を提供する情報である。この2405は、望ましい1例であって、2420と同様に構成される。ここで、Klastはキーデータの数を復号化装置250に知らせるために使われる1ビット表示子であって、その値が0であれば、次の情報がキーデータであることを、1であれば次のデータがキー値データであることを復号化装置250に知らせる機能をする。
【0100】
2410はキー値データ情報であって、2415のように時間軸上に順次に生成されるキーの各々に対して、該当するキーフレームを構成するあらゆる頂点の位置の値を、BFSの探索の順序によって形成された形態で提供される。ここで、BFSの探索の順序で頂点の順序を配置したのは、エントロピ符号化部235で処理する際に、ビット間の相関性を高めるように配慮したことによるものである。また、2415から提供されるキー値の情報をキーの順番に配置したのは、復号化装置で2415のビットストリームを復元する際に、復元された結果をレンダリング(Rendering)するまでに生成される遅延時間を最小化し、この復号化装置のメモリの使用量を最小化するように配慮したことによる。
【0101】
再び図3を参照すると、前述した一連の符号化方法を通して生成されたビットストリーム240は、前述した符号化過程の逆過程を通して復元させることが可能である。但し、復号化装置250は各ノードの最初のキーに対するキーフレームを復元し、3次元オブジェクトの空間的な相関性を表現するBFSの情報を生成するために、デマルチプレクサ260を通してIFSノードが入力される必要がある。
【0102】
このような一連の符号化及び復号化方法で、本発明が備える主な特徴は、3次元オブジェクトの形態の変形に関する情報に存在する、時間/空間の相関性に関するデータの冗長度を除去する機能と、キーフレーミングアニメーション方法で提供する、IFSノードとCIノードとの間の対応関係を用いて符号化するデータ量を縮小する機能などを挙げることができる。
【0103】
前述したように、図3及び図4に示される本発明に係る第1の実施形態の符号化装置及び方法は、符号化するデータ量の減少面で従来の技術に比べて優秀な性能を提供することが可能である。しかし、前述したように複数個の部分オブジェクトの集合体で構成された3次元オブジェクトの符号化及び復号化において、量子化された誤差によって復元された各頂点の位置変化発生によって、3次元オブジェクトの各部分オブジェクトでは、相互に分離された形に復元される現象が起きる可能性がある。
【0104】
これを補完するために本発明では、図12及び図13のようにADPCM処理以前に量子化をまず行う符号化装置及び方法を提示する。図12は量子化された誤差を補償した本発明に係る第2の実施形態に含まれる符号化装置300及び復号化装置350の概略的なブロック図であり、図13は図12に示される符号化装置300の符号化方法を説明するフローチャートである。
【0105】
図12に示すように、本発明に係る第2の実施形態の符号化装置300はパーサ305及びデマルチプレクサ310を含むフィールドデータ入力部、頂点連結性処理部315、量子化部320、ADPCM処理部330及びエントロピ符号化部335を含む。そして、復号化装置350は符号化装置300の逆過程を行うためにエントロピ復号化部355、デマルチプレクサ360、頂点連結性処理部365、逆DPCM処理部370、逆量子化部375及びバッファ380を含む。ここで、パーサ305、デマルチプレクサ310及び頂点連結性処理部315の機能及び構造は図3の定義と同一なので、その詳細な説明は略す。
【0106】
図13を参照して符号化装置300で行う動作を説明すれば次の通りである。この符号化装置300は、まず3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーとキー値、及びその関連情報を抽出する(3050段階)。次いで、頂点の連結性に関する情報(頂点連結性情報)を生成する(3150段階)。次いで、量子化部320はデマルチプレクサ310で分類されたCIノードのキーとキー値とから形成されたフィールドデータが入力されると、このデータについて差分過程を経ずに、量子化を行う(3200段階)。
【0107】
ADPCM処理部330は量子化されたCIノードのキーとキー値とから形成されたフィールドデータ、BFSの情報、及び座標Coordの情報が入力されると、フィールドデータで時間/空間のデータの冗長度を除去するために、差分値を生成する(3300段階)。ADPCM処理部330により差分化された結果は、図3に示す場合のように量子化部320に送られずに、エントロピ符号化部335に入力されて最終的なビットストリーム340を形成する(3350段階)。
【0108】
図14は、図12に示されるADPCM処理部330の詳細ブロック図である。図14は図6に示されるADPCM処理部220と比較するとき、予測器332は量子化のために必要な頂点のx、y、z座標値の各々に対する空間予測差分値の最大値/最小値Max、Minを定義する過程を処理する機能が除去されている。したがって、差分値計算機331の詳細な処理は、図7と同一であるが、予測器332、すなわち、空間予測差分値発生器は、量子化部320を通して量子化されたデータ値を使用するために、量子化の際に必要な各構成要素ごとの最大値、最小値であるMax、Minが生成されないようになっている。
【0109】
図15は、図14に示される予測器で、データの冗長度を抽出するための予測方法を示す図面である。図15に示すように、前記の予測方法は、2226段階を除いて、図9に示される予測方法と同一であることがわかる。したがって、説明の便宜上、図15についての詳細な説明は省略する。
【0110】
図16は、図14に示される量子化された誤差を補償したDPCM処理器338、339の望ましい実施の形態のブロック図である。図16に示すように、DPCM処理器338、339は、図6に示すように差分パルスコード変調されて得られた値を量子化部320に送らず、差分パルスコード変調されて得られた値をエントロピ符号化部335に出力して、最終的なビットストリーム340を形成する。このようにして形成されたビットストリーム340は、実質的に図10と同一の構造を有している。また、このビットストリーム340は、図12に示す復号化装置350で説明した符号化過程の逆過程を通してCIノードに復元される。
【0111】
このように、CIノードのキーとキー値とを差分する前に、まず、量子化させることによって生じる効果は次の通りである。符号化する3次元オブジェクトの形態を構成するあらゆる頂点の位置の値が量子化された誤差のみが、3次元空間上で既に移動された状態を提供する。このため、この移動された状態で各頂点の位置の値に対する差分値は、隣接する他の頂点に、量子化された誤差を、これ以上伝播させるという現象を発生させない。
【0112】
したがって、復号化の過程で、該当する頂点を除いた他の頂点で量子化された誤差が累積される現象が生じなくなって、複数の部分オブジェクトの集合体で構成された3次元オブジェクトの復号化を行う際の各部分オブジェクトが相互に分離された形に復元される現象が生じなくなる。この際、圧縮効率は図3の場合と実質的に同一である。
【0113】
このように、本発明に係る第1の実施形態及び第2の実施形態の符号化装置200、300、及び復号化装置250、350は頂点連結性処理部215、315、265、365を用いてCIノードのキーデータとキー値データとを効率的に符号化する。ここで、エントロピ処理部に入力されるデータは、エントロピの符号化を行う際に予め与えられるキー値の量子化ビットとして符号化される。
【0114】
この方法では時間/空間のデータの相関性を用いて符号化するために、データの散布度がかなり低くなり、データの分布範囲も狭まる。したがって、エントロピ符号化を行う際に、キー値の量子化ステップをデータ分布の範囲を表現することができる程度に低減化することができる。したがって、量子化データの損失なしに必要量だけの量子化ステップを用いて符号化効率を高め、蓄積されるデータの量をさらに低減化させることができる。
【0115】
しかし、前記従来の方法ではキー値データを符号化する過程で、BFSのグラフを形成するためのBFSを実行する際、開始頂点を選択する方法についてはあまり考慮されていなかった。したがって、任意のインデックスまたは最初のインデックスの頂点から探索し始める。これは3次元オブジェクトの構成を考慮せず、任意の頂点を選択する方法である。したがって、効率的な開始頂点選択方法が提案される必要性がある。
【0116】
以下、CIノードのデータのうちキー値データを圧縮して符号化する方法を改善できる本発明に係る第3の実施形態の符号化装置及び復号化装置、並びに第4の実施形態の符号化装置及び復号化装置について説明する。
【0117】
図17は開始頂点発生機能を備えた本発明に係る第3の実施形態の符号化装置400及び復号化装置450のブロック図であり、図18は量子化された誤差を補償した本発明に係る第4の実施形態の符号化装置500及び復号化装置550のブロック図である。
【0118】
図17に示すように、本発明に係る第3の実施形態の符号化装置400はパーサ405及びデマルチプレクサ410を含むフィールドデータ入力部、探索開始頂点発生器412、頂点連結性処理部415、ADPCM処理部420、量子化部430、量子化ステップ発生部432及びエントロピ符号化部435を含む。そして、復号化装置450は符号化装置400の逆過程を行うためにエントロピ復号化部455、デマルチプレクサ460、探索開始頂点発生器462、頂点連結性処理部465、逆量子化部470、逆ADPCM処理部475及びバッファ480を含む。ここで、符号化装置400は図3に示される符号化装置300と比較するとき、探索開始頂点発生器412、462及び量子化ステップ発生部432がさらに含まれていることを除き、残りの機能及び構造は図3の定義と同一である。前記符号化装置400で行われる符号化動作は次の通りである。
【0119】
デマルチプレクサ410はパーサ405から分類されたCIノードとIFSノードが入力されると、これらをADPCM処理器420と探索開始頂点発生器412に分配する。BFS構成部415は探索開始頂点発生器412からIFSノードのCIdx(CoordIdx)フィールドデータと探索開始頂点開始情報Startとが入力されるとBFSの情報を形成する。
【0120】
ADPCM処理部420は、頂点連結性処理部415で生成されたBFSの情報と、デマルチプレクサ410から提供されるCIノードの該当するキーQKとキー値QKV、及びIFSノードIの座標Coordの情報が入力されと、時間的データの冗長度を除去するキーと、時間/空間のデータの冗長度を除去するキー値の各差分値EK、EKVを量子化部430に出力する。この量子化部430は、キー値データの表現精度を量子化されたサイズ値によって調整してデータを圧縮する。このように量子化された結果である下記記号(S2)で表される値は、ADPCM処理部420とエントロピ符号化部435に各々入力される。
【0121】
【数17】
Figure 0003699685
【0122】
量子化ステップ発生部432は、前記量子化データである前記記号(S2)で表される値に応答して、量子化ステップQstep_X、Qstep_Y、Qstep_Zを生成する。生じた量子化ステップQstep_X、Qstep_Y、Qstep_Zはエントロピ処理部435に入力される。エントロピ処理部435は前記量子化ステップQstep_X、Qstep_Y、Qstep_Zに応答し、量子化された前記記号(S2)で表される値に存在するビットの冗長度を、ビットシンボルの発生確率を用いて除去し、最終的なビットストリーム440を生成する。
【0123】
本発明に係る第3の実施形態の符号化装置400は、前述したように、図3及び図12の符号化装置200、300に示すように、任意のインデックスまたは最初のインデックスの頂点から探索せずに、効率的な開始頂点を提供するものである。すなわち、前記符号化装置400は、BFSを開始する際に、より効率的に符号化することができる開始頂点である「Start」を探し、これを用いるので、BFSのグラフを効率的に生成させることができる。
【0124】
しかし、前記符号化装置400はデータの冗長度を減らすために符号化される頂点の位置の値を差分値形態に変換するために、量子化されない値の差分値を量子化し、再び復元する場合、この復元された各頂点間に、位置的変化が生じる可能性がある。これによって各部分オブジェクトは相互に分離された形態で復元されるような現象が起きる可能性がある。
【0125】
このような量子化された誤差を減らすために本発明では、図18に示されるように、量子化された誤差を減らした符号化装置500及び復号化装置550が提供される。前述したような量子化された誤差は、既に量子化された値間の差分値を利用することによって防止することができるが、このために図18では、図17のADPCM処理器420と量子化器430との位置が取替えられた形態のADPCM処理器530と、量子化器520を備えた符号化装置500と、図17の逆ADPCM処理器475と逆量子化器470の位置とが取替えられた形態の逆ADPCM処理器570と逆量子化器575を備えた復号化装置550を含む。また、これは図12に示される符号化装置300及び復号化装置350と比較する際に、探索開始頂点発生器512、562及び量子化ステップ発生部532がさらに含まれたことを除き、残りの機能及び構造は図12の定義と同一である。したがって、同じ成分に対する詳細な説明は略す。
【0126】
図19は、図17及び図18に示される探索開始頂点発生器412、512の探索開始頂点Startの発生方法を説明するフローチャートである。図19に示すように、探索開始頂点発生器412、512は、まず、頂点間の連結情報CIdxが入力されると、あらゆる頂点に連結した頂点の数frequency(CIdxi)を求め(4121段階)、これらのうち最も多くの連結頂点を有する頂点のインデックスindexを求める(4122段階)。そして、そのインデックスの頂点を探索開始頂点Startに出力する(4123段階)。直ちに、この探索開始頂点「Start」がBFSの探索が開始される頂点となる。
【0127】
一般に、隣接する頂点は相互に類似した運動ベクトルを有する。隣接する頂点が多い頂点であるほど、その頂点の変化があるとき、隣接する頂点に多くの影響を与える。したがって、隣接する頂点に最も多くの影響を与える頂点を開始頂点と選択した際、BFSの探索グラフは、さらに効率的に隣接するグラフを生成する。もし、隣接する頂点が少ない頂点から探索が行われば、周辺部に特に影響を及ぼさない探索グラフが生成される。したがって、図19に示される方法による探索開始頂点の発生を通して、さらに効率的な探索グラフが作られることとなる。
【0128】
図20を参照して量子化ステップQstep_X、Qstep_Y、Qstep_Zを生成する量子化ステップ発生部432で行う動作を説明すれば次の通りである。図20は、図17及び図18に示される量子化ステップ発生部432、532の詳細ブロック図である。
【0129】
図20に示すように、量子化ステップ発生部432は、主として、最大/最小計算部(Calculate Min Max)4321と、量子化ステップ発生器(Calculate Qstep)4322で構成される。量子化ステップ発生部432に備えられた最大/最小計算部4321は、キー値、CIの最初のキーフレームに該当するデータの座標Coord、及びBFSの探索グラフの入力を受ける。そして、キー値のX座標に対する量子化データのうち最大値MaxX及び最小値MinX、キー値のY座標に対する量子化データのうち最大値MaxY及び最小値MinY、そしてキー値のZ座標に対する量子化データのうち最大値MaxZ及び最小値MinZが入力されると、これを量子化ステップ発生器4322に伝送する。量子化ステップ発生器4322は各々X、Y、Z座標に対する量子化データの範囲を充分に示す量子化ステップQstep_X、Qstep_Y、Qstep_Zを生成する。この際、量子化ステップを求めるのに使われる量子化ステップ計算方法は次の通りである。
【0130】
図21は、図20に示される量子化ステップ発生器432で行われる量子化ステップ計算方法を説明するフローチャートである。図21に示すように、本発明に含まれる量子化ステップの計算方法では、まず、キー値のうちXの量子化データから最大値MaxXと最小値MinX、Yの量子化データから最大値MaxYと最小値MinY、及びZの量子化データから最大値MaxZと最小値MinZがそれぞれ入力される。そして、最大値Max(すなわち、MaxX、MaxY、MaxZ)及び最小値Min(すなわち、MinX、MinY、MinZ)が入力されると、最小値Minの絶対値が最大値Maxよりも小さいか同一かが判別される(4325段階)。このような判別結果によって、最小値であるMinの絶対値が、最大値であるMaxよりも小さいか同一であれば、量子化ステップQstepは、下記式(1)に基づいて決定され、最小値であるMinの絶対値が最大値Maxよりも小さいか同一でなければ、量子化ステップQstep(すなわち、Qstep_X、Qstep_Y、Qstep_Z)は、下記式(2)で決定される。
【0131】
【数18】
Figure 0003699685
前記式(1)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Min|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最小値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
【0132】
【数19】
Figure 0003699685
前記式(2)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Max|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最大値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
【0133】
このような方法によって、X、Y、Z座標の量子化データに対する量子化ステップQstep_X、Qstep_Y、Qstep_Zが求められ、これらの値Qstep_X、Qstep_Y、Qstep_Zが図20の量子化ステップ発生器4322を通して出力される。
【0134】
図22は、図17及び図18に示される符号化装置により生じたビットストリーム構造の1例を示す図面である。図22に示すように、符号化装置により最終的に生じたビットストリーム440、540は、大きくヘッダ情報4400とキー値の情報4405とから形成される。これらヘッダ情報4400とキー値の情報4405とは1つのCIノードで処理される情報を意味する。
【0135】
ヘッダ情報4400は復号化装置450、550でCIノードを復元するために逆量子化器475、575で行う逆量子化条件として提供される情報であって、4415で表されたように、キー値の量子化サイズQstep_KV、キー値Xの量子化ステップQstep_X、キー値Yの量子化ステップQstep_Y、キー値Zの量子化ステップQstep_Z、量子化器430で差分した値を0〜1の範囲の値に正規化するために使われた最小値MinX、MinY、MinZと最大値MaxX、MaxY、MaxZの情報で形成される。そして、キー値の情報4405は44100と同様に構成され、ここにはBFS(幅優先の探索)の探索の順にキー値の情報が含まれる。
【0136】
前述したように、一連の符号化過程を通して生じたビットストリームは、図17及び図18に示される復号化装置450、550で前記符号化過程の逆過程を通してデータを復元することができる。但し、復号化装置450、550で各ノードの最初のキーに対するキーフレームを復元し、BFS構成部465、565のように3次元オブジェクトの空間の相関性を表現するBFSを生成するためには、探索開始頂点発生器462、562を通して、IFSノードデータと探索開始頂点Startが入力される必要がある。デマルチプレクサ460、560は、IFSを受け入れると、CIdxを探索開始頂点発生器462、562に伝達する。
【0137】
【発明の効果】
以上説明した通りに構成される本発明によれば、以下の効果を奏する。すなわち、本発明によれば、符号化すべき3次元オブジェクトの経時的な形態の変形に関する情報の符号化において、時間/空間のデータの相関性を用いてデータの冗長度を除去することにより、効率的にデータを圧縮する効果を有する3次元オブジェクトの形態の変形に関する情報の符号化、及びその装置を提供することができる。
【0138】
そして、本発明は、従来のキー値を符号化する場合に比べて、より効率的にBFSを探索するグラフを生成するために適した探索開始の頂点を探し出し、この探索開始の頂点を用いて、量子化ステップを量子化データに合わせて割当てる符号化を行うことによって、CIのキー値を、さらに効率的に符号化することができる。
【0139】
また、本発明は、量子化された誤差を補償し、復号化の際に該当する頂点を除いた他の頂点で、量子化された誤差が累積されないので、複数の部分オブジェクトの集合体で構成された3次元オブジェクトの復号化の際に、各部分オブジェクトが相互に分離された形に復元される現象が起こり難くなる。
【0140】
したがって、本発明にあっては、多角形のメッシュや、パッチの形態に表現された3次元オブジェクトにおいて、経時的に3次元オブジェクトの形態の変形に関する情報として提供される膨大な量の3次元グラフのアニメーションデータのキー値の情報を効率的に圧縮し、符号化及び復号化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DPCMを適用した従来の1例の符号化装置、及び復号化装置のブロック図である。
【図2】図1に示される従来の1例のDPCM処理器のブロック図である。
【図3】本発明に係る第1の実施形態の符号化装置、及び復号化装置の模式的なブロック図である。
【図4】図3に示される符号化装置の符号化方法を説明するフローチャートである。
【図5】図3に示される装置に含まれる頂点連結性処理部の望ましい実施の形態の処理過程を示す図面である。
【図6】図3に示されるADPCM処理部の望ましい実施の形態のブロック図である。
【図7】図6に示される差分値発生器の望ましい実施の形態に係る詳細ブロック図である。
【図8】図7に示される頂点間の差分値発生器のキー値に対する差分値計算方法を示す図面である。
【図9】図6に示される予測器の望ましい実施の形態の処理過程を示す図面である。
【図10】図3に示される符号化装置により生じたビットストリーム構造の1例を示す図面である。
【図11】1例のBFS(幅優先の探索)のグラフの構造を示す図面である。
【図12】量子化された誤差を補償した本発明に係る第2の実施形態の符号化装置及び復号化装置の模式的なブロック図である。
【図13】図12に示される符号化装置の符号化方法を説明するフローチャートである。
【図14】図12に示されるADPCM処理部の望ましい実施の形態のブロック図である。
【図15】図14に示される予測器の望ましい実施の形態の処理過程を示す図面である。
【図16】図14に示される量子化された誤差を補償したDPCM処理器の望ましい実施の形態のブロック図である。
【図17】開始頂点発生機能を備えた本発明に係る第3の実施形態の符号化装置及び復号化装置のブロック図である。
【図18】量子化された誤差を補償した本発明に係る第4の実施形態の符号化装置及び復号化装置のブロック図である。
【図19】図17及び図18に示される探索開始頂点発生器の探索開始頂点発生方法を説明するフローチャートである。
【図20】図17及び図18に示される量子化ステップ発生部のブロック図である。
【図21】図20に示される量子化ステップ発生器で行われる量子化ステップの計算方法を説明するフローチャートである。
【図22】図17及び図18に示される符号化装置により生じたビットストリーム構造の1例を示す図面である。
【符号の説明】
205 パーサ
210 デマルチプレクサ
215 頂点連結性処理部
220 ADPCM処理部
230 量子化部
235 エントロピ符号化部
240 圧縮されたビットストリーム
250 エントロピ復号化部
260 デマルチプレクサ
265 頂点連結性処理部
270 逆量子化部
275 逆ADPCM処理部
280 バッファ
CI 座標補間
IFS インデックスフェイスセット
K キー
KV キー値
CIdx 頂点間の連結情報
BFS 幅優先の探索
K キーの差分値
KV キー値データの差分値
Coord IFSノードの座標

Claims (44)

  1. 3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトの形態を構成する各頂点の情報を符号化する方法において、
    (a) 前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーでキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出する段階と、
    (b)前記関連情報から頂点連結性情報を生成する段階と、
    (c)前記頂点連結性情報に基づき、時間のデータの冗長度を除去すべきキーと、時間/空間のデータの冗長度を除去すべきキー値の各差分値を生成する段階と、
    (d)前記差分値を量子化する段階と、
    (e)前記量子化されたキーとキー値が入力されると、ビット間の冗長度が除去されて圧縮されたビットストリームを生成する段階と、
    を含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  2. 前記(a)段階は、
    ノード情報を座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類し、前記座標補間ノードでキー及びキー値で形成されたフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードで座標インデックスフィールドデータを抽出することを特徴とする請求項1に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  3. 前記(b)段階は、
    前記インデックスフェイスセットノードから抽出された前記座標インデックスフィールドデータを前記関連情報として受け入れ、頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索情報が、前記頂点連結性情報として形成されることを特徴とする請求項2に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  4. 前記(b)段階は、
    前記座標インデックスフィールドデータが入力されると、このデータを頂点ごとにキューに蓄積させ、このようにデータが蓄積されたキューを通して、各頂点が探索されたか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記の幅優先の探索情報を生成することを特徴とする請求項3に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  5. 前記(c)段階は、
    (c1)前記頂点連結性情報、前記関連情報としてのインデックスフェイスセットノードの座標情報、及び前記キー値が入力されると、前記キー値に対して3次元空間上で変化されるあらゆる位置の値間の差分値を生成する段階と、
    (c2)前記頂点連結性情報に基づき、前記差分値から頂点間の空間的な相関性によるデータの冗長度を抽出する段階と、
    (c3)前記(a)段階で抽出されたキーと前記空間的な相関性によるデータの冗長度が抽出されたキー値に対して、それぞれ差分パルスコード変調処理する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  6. 前記(c1)段階は、
    符号化するキーデータの数と、前記関連情報としてノード情報からパーシング処理された前記インデックスフェイスセットノード内に存在する頂点の総数を計算し、これらの計算結果を用いてキー値に対する差分値を計算することを特徴とする請求項5に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  7. 前記(c2)段階は、
    前記頂点連結性情報の探索の順序によって頂点を探索し、この頂点と隣接する頂点を定義し、このように探索した頂点と空間的相関性の高い頂点とを上位の頂点として定義し、このように定義された2つの頂点間の3次元空間の位置の値の差分値を計算することにより、データの冗長度が除去されることを特徴とする請求項5に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  8. 前記(e)段階は、
    シンボルの発生確率によってビット間の冗長度が除去されることを特徴とする請求項1に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  9. 前記符号化方法によって得られたビットストリームは、
    少なくとも符号化されたキー情報とキー値の情報とから形成され、前記キー情報はキーとそのキーに対するキー表示子の組み合わせから形成され、前記キー値の情報はキーの順番にキーフレームが形成され、キーフレームは前記頂点連結性情報の探索の順序によって形成されることを特徴とする請求項8に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  10. 3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトの形態を構成する頂点の情報を符号化する方法において、
    (a)前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出する段階と、
    (b)前記関連情報から頂点連結性情報を生成する段階と、
    (c)前記キーとキー値とを量子化する段階と、
    (d)前記頂点連結性情報に基づき、時間のデータの冗長度を除去すべく、量子化されたキーと、時間/空間のデータの冗長度を除去すべく、量子化されたキー値の各差分値を生成する段階と、
    (e)前記差分値が入力されると、ビット間の冗長度が除去されて圧縮されたビットストリームを生成する段階と、
    を含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  11. 前記(a)段階は、
    ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類し、前記座標補間ノードからキー及びキー値で形成されたフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出することを特徴とする請求項10に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  12. 前記(b)段階は、
    前記インデックスフェイスセットノードから抽出された前記座標インデックスフィールドデータが前記関連情報として入力され、頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索情報が、前記頂点連結性情報として形成されることを特徴とする請求項10に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  13. 前記(b)段階は、
    前記座標インデックスフィールドデータが入力されると、このデータを頂点ごとにキューに蓄積させ、このようにデータが蓄積されたキューを通して、各頂点が探索されたか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記の幅優先の探索情報を生成することを特徴とする請求項12に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  14. 前記(d)段階は、
    (d1)前記頂点連結性情報、前記関連情報としてのインデックスフェイスセットノードの座標情報及び前記キー値が入力されると、キー値に対して3次元空間上で変化されるあらゆる位置の値間の差分値を生成する段階と、
    (d2)前記頂点連結性情報に基づき、前記差分値で頂点間の空間的な相関性によるデータの冗長度を抽出する段階と、
    (d3)前記(a)段階で抽出されたキーと前記空間的な相関性によるデータの冗長度が抽出されたキー値に対して、それぞれ差分パルスコード変調処理する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  15. 前記符号化方法で得られたビットストリームは、
    少なくとも符号化されたキー情報とキー値の情報とから形成され、前記キー情報はキーとそのキーに対するキー表示子の組み合わせから形成され、前記キー値の情報はキーの順番にキーフレームが形成され、前記キーフレームは前記頂点連結性情報の探索の順序によって形成されることを特徴とする請求項10に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  16. 3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトの形態を構成する頂点の情報を符号化する方法において、
    (a)前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーでキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出する段階と、
    (b)前記3次元オブジェクトの頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索の探索開始情報を生成する段階と、
    (c)前記(a)段階で抽出された前記関連情報と、前記(b)段階で生じた前記探索開始情報から頂点連結性情報を生成する段階と、
    (d)前記頂点連結性情報に基づき、時間のデータの冗長度を除去すべきキーと、時間/空間のデータの冗長度を除去すべきキー値の各差分値を生成する段階と、
    (e)前記差分値を量子化する段階と、
    (f)前記量子化されたキーとキー値が入力されると、前記キー値のビットを符号化する量子化のステップを生成する段階と、
    (g)前記量子化のステップを受けて、このように量子化された値に存在するビット間の冗長度を除去する段階と、
    を含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  17. 前記(a)段階は、
    ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類し、前記座標補間ノードからキー及びキー値で形成されたフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出することを特徴とする請求項16に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  18. 前記(b)段階は、
    (b1) 前記符号化される頂点間の連結情報に応答して前記あらゆる頂点に連結された頂点の数を求める段階と、
    (b2)前記頂点数のうち最多連結頂点を有する頂点のインデックスを求める段階と、
    (b3)前記インデックスの頂点を前記探索開始頂点として生成する段階とを含むことを特徴とする請求項16に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  19. 前記(f)段階は、
    (f1)前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに最大値/最小値を各々比較する段階と、
    (f2)前記X、Y、Z座標のそれぞれにおいて、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一であれば、前記量子化ステップを下記式(1)として出力する段階と、
    (f3)前記X、Y、Z座標の各々において、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一でなければ、前記量子化ステップを下記式(2)として出力する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項16に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
    Figure 0003699685
    前記式(1)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Min|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最小値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
    Figure 0003699685
    前記式(2)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Max|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最大値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
  20. 前記(g)段階は、
    シンボルの発生確率によってビット間の冗長度が除去されることを特徴とする請求項16に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  21. 前記符号化方法で得られたビットストリームは、
    前記キー値の量子化サイズ、前記キー値のX座標の量子化ステップ、前記キー値のY座標の量子化ステップ、前記キー値のZ座標の量子化ステップ、前記量子化器からの差分値を0〜1の範囲の値に正規化するために使われた最小値及び最大値の情報を含むヘッダ情報と、
    前記幅優先の探索の探索の順序に係るキー値の情報と、
    を含むことを特徴とする請求項16に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  22. 3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトの形態を構成する頂点の情報を符号化する方法において、
    (a)前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出する段階と、
    (b)前記3次元オブジェクトの頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索の探索開始情報を生成する段階と、
    (c)前記(a)段階で抽出された前記関連情報と、前記(b)段階で生じた前記探索開始情報から頂点連結性情報を生成する段階と、
    (d)前記キーとキー値とを量子化する段階と、
    (e)前記頂点連結性情報に基づき、時間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキーと、時間/空間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキー値の各差分値を生成する段階と、
    (f)前記差分値が入力されると、前記キー値のビットを符号化する量子化ステップを生成する段階と、
    (g)前記量子化ステップを受けて、このように量子化された差分値に存在するビット間の冗長度を除去する段階と、
    を含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  23. 前記(a)段階は、
    ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類し、前記座標補間ノードからキー及びキー値よりなるフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出することを特徴とする請求項22に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  24. 前記(b)段階は、
    (b1)前記符号化される頂点間の連結情報に応答して前記あらゆる頂点に連結された頂点の数を求める段階と、
    (b2)前記頂点数のうち最多の連結頂点を有する頂点のインデックスを求める段階と、
    (b3)前記インデックスの頂点を前記探索開始頂点として生成する段階と、を含むことを特徴とする請求項22に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  25. 前記(f)段階は、
    (f1)前記量子化された差分値を形成するX、Y、Z座標ごとに最大値/最小値を各々比較する段階と、
    (f2)前記X、Y、Z座標の各々において、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一であれば前記量子化ステップを下記式(1)として出力する段階と、
    (f3) 前記X、Y、Z座標の各々において、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一でなければ前記量子化ステップを下記式(2)として出力する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項22に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
    Figure 0003699685
    前記式(1)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Min|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最小値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
    Figure 0003699685
    前記式(2)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Max|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最大値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
  26. 前記(g)段階は、
    シンボルの発生確率によってビット間の冗長度が除去されることを特徴とする請求項22に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  27. 前記符号化方法で得られたビットストリームは、
    前記キー値の量子化サイズ、前記キー値のX座標の量子化ステップ、前記キー値のY座標の量子化ステップ、前記キー値のZ座標の量子化ステップ、前記量子化器で前記キー及びキー値を0〜1の範囲の値に正規化するために用いられる最小値及び最大値情報を含むヘッダ情報と、
    前記幅優先の探索の探索の順序によるキー値の情報と、
    を含むことを特徴とする請求項22に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化方法。
  28. 3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトを構成する頂点の情報を符号化する符号化装置において、
    前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出するフィールドデータ入力部と、
    前記関連情報から頂点連結性情報を生成する頂点連結性処理部と、
    前記関連情報及び前記頂点連結性情報に基づき、時間のデータの冗長度が除去されたキーと、時間/空間のデータの冗長度が除去されたキー値の各々の差分値を生成する適応型差分パルスコード変調処理部と、
    前記差分値を量子化して出力する量子化部と、
    前記量子化されたキー及びキー値を受け入れて、ビット間の冗長度を除去するエントロピ符号化部と、
    を含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  29. 3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトを構成する頂点の情報を符号化する符号化装置において、
    前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値、及びその関連情報を抽出するフィールドデータ入力部と、
    前記関連情報から頂点連結性情報を生成する頂点連結性処理部と、
    前記キーとキー値とを量子化する量子化部と、
    前記関連情報及び前記頂点連結性情報に基づき、前記時間の冗長度が除去され、量子化されたキーの差分値と、前記時間/空間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキー値の差分値とを生成する差分パルスコード変調処理部と、
    前記差分値のビット間の冗長度を除去するエントロピ符号化部と、
    を含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  30. 前記フィールドデータ入力部は、
    ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類するパーサと、
    前記座標補間ノードからキー及びキー値よりなるフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出するデマルチプレクサと、
    を含むことを特徴とする請求項28または請求項29に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  31. 前記頂点連結性処理部は、
    前記インデックスフェイスセットノードから抽出された前記座標インデックスフィールドデータを前記関連情報として受け入れ、頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索情報が、前記頂点連結性情報として形成されることを特徴とする請求項30に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  32. 前記頂点連結性処理部は、
    前記座標インデックスフィールドデータが入力されると、このデータを頂点ごとにキューに蓄積させ、このようにデータが蓄積されたキューを通して、各頂点が探索されたか否かを判定し、この判定結果に基づいて、前記の幅優先の探索情報を生成することを特徴とする請求項31に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  33. 前記適応型差分パルスコード変調処理部は、
    前記頂点連結性情報、前記関連情報としての前記インデックスフェイスセットノードの座標情報及び前記キー値が入力されると、前記キー値に対して3次元空間上で変化するあらゆる位置の値間の差分値を生成する差分値発生器と、
    前記頂点連結性情報に基づき、頂点間の空間の相関性に従って、前記差分値におけるデータの冗長度を抽出する予測器と、
    前記キーと前記空間的な相関性によるデータの冗長度が抽出されたキー値とに対してそれぞれ差分パルスコード変調処理する差分パルスコード変調処理器と、を含むことを特徴とする請求項28または請求項29に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  34. 前記エントロピ符号化部は、
    ビットシンボルの発生確率を用いて、前記量子化された値に存在するビット間の冗長度が除去されたビットストリームを生成することを特徴とする請求項28または請求項29に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  35. 前記ビットストリームは、少なくとも符号化されたキー情報とキー値の情報とから形成され、
    前記キー情報は、キーとそのキーに対するキー表示子の組み合わせから形成され、
    前記キー値の情報は、キーの順番にキーフレームが形成され、
    キーフレームは、前記頂点連結性情報の探索の順序によって形成されることを特徴とする請求項34に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  36. 3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトを構成する頂点の情報を符号化する符号化装置において、
    前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値及びその関連情報を抽出するフィールドデータ入力部と、
    前記関連情報から頂点連結性情報を生成する頂点連結性処理部と、
    前記関連情報から前記頂点連結性情報の開始頂点を決定する探索開始頂点発生器と、
    前記頂点連結性情報に基づき、時間のデータの冗長度が除去されたキーと、時間/空間のデータの冗長度が除去されたキー値の各々の差分値を生成する適応型差分パルスコード変調処理部と、
    前記差分値を量子化する量子化部と、
    前記量子化されたキーとキー値とが入力されると、前記量子化されたキー値のX、Y、Z座標のビットを符号化する量子化ステップを生成する量子化ステップ発生部と、
    前記X、Y、Z座標のビットを符号化する量子化ステップを受けて、前記量子化された値のビット間の冗長度を除去するエントロピ処理部と、
    を含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  37. 3次元オブジェクトの形態の変形を行うキーフレーミング方法を用いて、前記3次元オブジェクトを構成する頂点の情報を符号化する符号化装置において、
    前記3次元オブジェクトのノード情報をパーシング処理することにより、キーフレームの時間軸上の位置を示すキー、このキーからキーフレームの特性情報を示すキー値及びその関連情報を抽出するフィールドデータ入力部と、
    前記関連情報から頂点連結性情報を生成する頂点連結性処理部と、
    前記関連情報から前記頂点連結性情報の開始頂点を決定する探索開始頂点発生器と、
    前記キーとキー値とを量子化する量子化器と、
    前記頂点連結性情報に基づき、前記時間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキーの差分値、及び前記時間/空間のデータの冗長度が除去され、量子化されたキー値の差分値を生成する適応型差分パルスコード変調処理部と、
    前記差分されたキー値のX、Y、Z座標の量子化ステップを生成する量子化ステップ発生部と、
    前記X、Y、Z座標に対する量子化ステップを受け、このように量子化された値のビットの冗長度を除去するエントロピ処理部と、
    を含むことを特徴とする3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  38. 前記フィールドデータ入力部は、
    ノード情報を、座標補間ノードとインデックスフェイスセットノードとに分類するパーサと、
    前記座標補間ノードからキー及びキー値とから形成されたフィールドデータを抽出し、前記インデックスフェイスセットノードから座標インデックスフィールドデータを抽出するデマルチプレクサと、
    を含むことを特徴とする請求項36または請求項37に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  39. 前記探索開始頂点発生器は、
    前記座標インデックスフィールドデータに応答して前記あらゆる頂点に連結された頂点数のうち最多の連結頂点を有する頂点のインデックスを求め、前記インデックスの頂点を前記探索開始頂点として生成する段階を含むことを特徴とする請求項38に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  40. 前記頂点連結性処理部は、
    前記インデックスフェイスセットノードから抽出された前記座標インデックスフィールドデータを前記関連情報として受け入れて、頂点間の空間データの相関性を定義するための幅優先の探索情報が、前記頂点連結性情報として形成され、前記探索開始頂点発生器から生じた前記開始頂点の情報を受け入れて、前記開始頂点から探索される幅優先の探索情報を生成することを特徴とする請求項38に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  41. 前記量子化ステップ発生部は、
    前記キー値と、前記座標補間ノードの最初のキーフレームに該当するデータ及び前記頂点連結性情報を受け入れ、前記キー値の前記X、Y、Z座標の最大値/最小値を出力する最大/最小計算部と、
    前記X、Y、Z座標に対応する量子化データの範囲を充分に示すことが可能な量子化ステップを生成する量子化ステップ発生器と、
    を含むことを特徴とする請求項38に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  42. 前記量子化ステップ発生器は、
    前記最大/最小計算部から入力された前記キー値のうち、前記X座標の最大値/最小値、前記Y座標の最大値/最小値、及び前記Z座標のデータの最大値/最小値を各々比較し、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一であれば前記量子化ステップを下記式(1)として出力し、前記最小値の絶対値が前記最大値より小さいか同一でなければ前記量子化ステップを下記式(2)として出力することを特徴とする請求項41に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
    Figure 0003699685
    前記式(1)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Min|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最小値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
    Figure 0003699685
    前記式(2)中、Qstepはキーの前記量子化ステップのサイズを示し、|Max|は前記量子化されたキー値を形成するX、Y、Z座標ごとに比較して得られた最大値を示し、intは値を整数に変換する関数を表す。
  43. 前記エントロピ処理部は、ビットシンボルの発生確率を用いて前記量子化された値に存在する前記ビットの冗長度を除去し、その結果をビットストリームとして出力することを特徴とする請求項40に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
  44. 前記ビットストリームは、前記キー値の量子化サイズ、前記キー値Xの量子化ステップ、前記キー値Yの量子化ステップ、前記キー値Zの量子化ステップ、前記量子化器で差分された値を0〜1の範囲の値に正規化するために用いられる最小値及び最大値情報を含むヘッダ情報と、
    前記幅優先の探索の探索の順序によるキー値の情報と、
    を含むことを特徴とする請求項43に記載の3次元オブジェクトの形態変形情報の符号化装置。
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