JPH08153202A - 3段カスケード画像符号化装置および復号化装置 - Google Patents

3段カスケード画像符号化装置および復号化装置

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JPH08153202A
JPH08153202A JP29332294A JP29332294A JPH08153202A JP H08153202 A JPH08153202 A JP H08153202A JP 29332294 A JP29332294 A JP 29332294A JP 29332294 A JP29332294 A JP 29332294A JP H08153202 A JPH08153202 A JP H08153202A
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JP29332294A
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English (en)
Inventor
Shii Yun Fuan
ユン ファン・シー
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超低ビットレート符号化及び復号化を行うた
めの3段カスケード画像符号化及び復号化装置を提供す
る。 【構成】 3段の圧縮処理は、第1が非線形サブサンプ
リング手段2、第2がBスプライン表面近似手段4、そ
して第3がDCT変換符号化手段6である。画像の空間
的冗長性を利用し、画像内容に応じて可変サイズのブロ
ックに分割する。8×8よりも大きいブロックについて
は、非線形的なサブサンプリング処理が適用される(第
1の圧縮)。元の、またはサブサンプリングされた8×
8のブロックデータは、Bスプライン表面近似アルゴリ
ズムにより近似され、コントロールポイントとパラメー
タの小さな組に圧縮される(第2の圧縮)。コントロー
ルポイントは、DCTによりさらに符号化される(第3
の圧縮)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現在ISO/IEC
JTC1 SC29 WG11で取り組まれている、MP
EG−4国際標準の開発に用いられる超低速ビット伝送
(VLBR)映像符号化に関するものであり、例えば、
テレビ電話、テレビ会議、車載AV検索端末遠隔監視お
よびエキスパートシステムなどに広く適用されるもので
ある。
【0002】
【従来の技術】超低速ビット伝送の国内標準を求める産
業界の要求が強くなるのに対応して、ISO/IEC
JTC1 SC29 WG11 (MPEG)は、成功を
収めたMPEG−1およびMPEG−2の国際標準の開
発を引き継ぐMPEG−4という新しい計画に着手し
た。
【0003】符号化技術の観点から見ると、MPEG−
1およびMPEG−2は共に、DCT変換符号化を採用
しており、総合的な符号化方法の基礎としての挙動推測
および補正を行う。一方、そのような符号化方法は、包
括的な映像光景に対して、強力で一貫した符号化能力を
発揮するが、超低速ビット伝送の運用に対しては限界が
ある。そのため新しいMPEG−4計画は、MPEG−
1およびMPEG−2国際標準ではまだ充分に考慮され
ていなかった超低速ビット伝送への適用において、より
高い符号化能力を提供するという新しい符号化方法を開
発するための特別な要求に応えるものである。
【0004】表面近似技術は、大まかな3次元の形を描
写するのにコンピュータグラフィックスの分野では広く
用いられている。画像の符号化に対する応用としては、
いくつかに限定されており、低速ビット伝送ビデオ符号
化に効果のある符号化ツールの1つと見なされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像符号化に対する表
面近似手法の応用は、補間符号化方法に分類されるが、
適応型のDCT変換などの他の符号化方法と比較した場
合、事前調査によると、表面近似手法だけでは、高効率
な符号化を実現するには不十分であることが判明してい
る。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を考
慮し、サブサンプリングとBスプライン符号化とDCT
変換符号化との3段階の符号化手段を組み入れたカスケ
ード符号化装置及びその復号化装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、画
像を該内容に基づいて選択された画素領域に分割するた
めの非線形サブサンプリング手段と、2次元のブロック
データを3次元の表面のコントロールポイントに圧縮す
るためのBスプライン表面近似手段と、少なくとも一つ
の所定の変換符号化方法により前記3次元の表面のコン
トロールポイントを符号化する変換符号化手段とを備え
たことを特徴とする3段カスケード画像符号化装置であ
る。
【0008】請求項7の本発明は、入力画像を順次可変
サイズブロックに変換する可変サイズブロックジェネレ
ータと、前記ブロックのサイズに応じて、ブロックの次
元をより小さいサイズのブロックに縮小するための非線
形サブサンプリングフィルタと、前記非線形サブサンプ
リングフィルタに前記ブロックを接続する3つ1組のス
イッチと、Bスプライン変換のためのパラメータを生成
する距離パラメータジェネレータと、Bスプライン変換
のための基本関数を生成するための基本関数ジェネレー
タと、解析された前記ブロックのコントロールポイント
を抽出するためのBスプラインアナライザと、該コント
ロールポイントの値の範囲を制限する正規化器と、前記
正規化されたコントロールポイントを周波数領域のDC
T係数に変換するDCT変換器と、前記DCT係数をデ
ジタル化する量子化器と、ハフマン符号化原理に基づく
可変長符号化器と、2組の付属情報を符号化するパラメ
ーター符号化器と、パラメータのビットストリームとコ
ントロールポイントのビットストリームとを統合化ビッ
トストリームに統合するマルチプレクサとを備えたこと
を特徴とする3段カスケード画像符号化装置である。
【0009】請求項14の本発明は、入力多重化ビット
ストリームからパラメータビットストリームおよびコン
トロールポイントビットストリームに分離するデマルチ
プレクサと、前記ビットストリームを量子化されたDC
T係数に変換する可変長復号器と、前記DCT係数を逆
量子化する逆量子化器と、前記逆量子化されたDCT係
数をBスプライン表面のコントロールポイントに逆変換
するための逆DCT変換器と、元のコントロールポイン
トの値を復号するための逆正規化器と、前記パラメータ
ビットストリームを2組の付属情報に逆変換するための
パラメータ復号器と、前記復号されたパラメータが付い
たコントロールポイントから3次元の表面を近似するB
スプライン表面近似器と、前記パラメータビットストリ
ームから復号されたブロックサイズの情報に従って、非
線形補間フィルタを接続する2つのスイッチと、原画像
のサイズを復元するように、ブロックデータをより大き
なサイズにアップサンプルする前記非線形補間フィルタ
と、一連のブロックを完全に復号された画像に統合する
ブロックインテグレータとを備えたことを特徴とする3
段カスケード画像復号化装置である。
【0010】
【作用】画像符号化方法に基づく表面近似の基本的な考
え方は、3次元の大まかな形を2次元の画像として眺め
るところにあり、所定の透視規則のもとで一組のコント
ロールポイントにより近似的に描写するものである。そ
の透視処理とは、実際には3次元の大まかな形の表面近
似処理である。Bスプラインが、表面近似のツールとし
て選ばれたのは、Bezier表面などの他の近似ツー
ルと比較して優れたパフォーマンスと柔軟性を有するた
めである。
【0011】画像全体は、通常いろいろな対象物に関し
て、非常に複雑な光景を含んでいる。そのため画像全体
の表面近似は、コントロールポイントの数が多くなると
大量の計算を必要とし非常に複雑な処理となる。この技
術を採用するための現実的な方法は、画像全体を小さな
ブロックに分割し、それぞれのブロックについて、少な
いコントロールポイントを有するBスプライン表面に対
して近似を行うことである。このコントロールポイント
を効果的に抽出することができれば、原画像の内容を、
コントロールポイントおよびBスプライン表面の基本関
数を基にした表面近似アルゴリズムにより近似すること
ができるようになる。
【0012】Bスプライン表面の2つの有用な特徴は、
コントロールポイントがアフィン変換において変化しな
いことと、コントロールポイントの集合がグレイレベル
の画像と等価なことである。この2つの特徴故に、任意
の変換符号化技術により、前記コントロールポイントを
さらに処理することが可能となる。このことが、カスケ
ード符号化装置の基本概念をもたらした所以である。も
し原画像と同じ解像度を有するコントロールポイントの
画像について、同じ圧縮比を実現できれば、直列2段の
圧縮により、画像全体の符号化に対する圧縮比を数倍高
くすることが可能となる。
【0013】また画像のいろいろな領域において、画像
の内容が変化することを考慮すれば、第3の圧縮要素が
得られる。いくつかの領域はグレイレベルの変化に乏し
く、また、他の領域はグレイレベルの変化が大きい。そ
こで、可変ブロック分割アルゴリズムが、画像のこの特
徴を処理するのに用いられる。つまり、大きなサイズの
ブロックについては、小さなサイズのブロックよりも多
くの画素を含んでいる。Bスプラインを大きなブロック
に直接利用すると、小さなブロックと比較した場合、よ
り高い次元の計算が必要となり、実現すべき符号化手段
が複雑となる。この問題を解決するために、大きなサイ
ズのブロックから小さな一組のキーポイントを選ぶこと
で、Bスプラインの実行に伴うデータのサイズを減少さ
せることができる。このキーポイントの抽出処理が、本
発明の3段カスケード画像符号化におけるもう一つの圧
縮手段となる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図に基づ
いて説明する。
【0015】図1は、本発明の請求項1記載の3段カス
ケード画像符号化装置にかかる1実施例のブロック図で
ある。すなわち、入力画像1は、第1段目として、条件
付き非線形サブサンプリング手段2により処理され、第
2段目として、符号化に基づくBスプライン表面近似手
段4により処理され、第3段目として、DCT変換符号
化手段6により処理される。
【0016】以下、前記3つの手段について順に説明す
る。 (1)非線形サブサンプリング手段 図2は、図1に示した非線形サブサンプリング手段2の
構成を示すブロック図である。すなわち、非線形サブサ
ンプリング手段は、画像を可変サイズブロックに分割す
るための可変サイズブロック分割手段10と、前記ブロ
ックの大きさが8より大きいかどうかを判定するための
ブロックサイズ判定手段12と、8より大きいブロック
に対してBスプラインの引き数となる次数を減らすため
のキーポイントを抽出するキーポイント抽出手段とによ
り構成される。
【0017】次に、上記非線形サブサンプリング手段の
動作について説明する。
【0018】入力画像1が、可変サイズブロック分割手
段10に入力されると、様々な領域における画像の内容
に基づくセグメンテーションアルゴリズムにより、可変
サイズブロックに分割される。すなわち、可変サイズブ
ロック分割10の出力は、8×8や16×16や32×
32などの規模を含む一連のブロックとなる。その最大
のブロックサイズは、入力画像より小さいか、もしくは
同じサイズとなる。サイズが同じ場合とは、画像全体
が、特に限定された画像の内容のために一つのブロック
として処理できる場合である。
【0019】ここで、セグメンテーションアルゴリズム
とは、所定の画像の画素値に基づき階層的な領域へ切り
分ける処理のことである。一般的に次の工程を含む。 入力画像1を、原画像のサイズをカバーすることが
できる1つの最小の正方形ブロックに展開する。8の倍
数の可変サイズのブロックを生成するため、前記正方形
ブロックもまた8の倍数のサイズを持つことになる。例
えば、QCIF画像の144×176は、256×25
6に拡大される。 前記正方形ブロックを4つのサブブロックに分割す
る。 前期4つのサブブロックを一つずつ検証する。すな
わち、もしそのサブブロックの画素値を所定のしきい値
と比較して、さらに分割可能であれば工程に戻り、そ
のサブブロックをさらに分割していく。また、そのサブ
ブロックが分割不可能であれば、このサブブロックにつ
いては分割操作を停止する。
【0020】図3にそのセグメント化された画像を示
す。すなわち、前期入力画像は、様々なサイズの複数の
正方形ブロックに分割されている。このブロックは符号
化処理全体において順次処理される。
【0021】次に、前記可変サイズブロック分割10か
ら出力された様々なサイズの正方形ブロックは、図2に
示すブロックサイズ判定手段12に入力され、その正方
形ブロックのサイズが、8×8の2次元のブロックを示
す8よりも大きいかどうかチェックされる。もしその正
方形ブロックサイズが8であれば、その8×8のブロッ
クは、接続線13および16を通して、図1に示すBス
プライン表面近似手段4に入力される。もしその正方形
ブロックサイズが8よりも大きければ、そのブロックは
キーポイント抽出手段18に入力される。
【0022】次に、前記ブロックサイズ判定手段12か
ら出力された8よりも大きい正方形ブロックは、図2に
示すキーポイント抽出手段18に入力され、その正方形
ブロックに対して8×8のキーポイントが抽出される。
そして、そのキーポイントは接続線15から出力され、
その付属情報は接続線17から出力される。
【0023】キーポイントとは、2次元の曲線や3次元
の表面の形状を決定するのに重要な役割を果たすピクセ
ルのことである。通常、これらのキーポイントは、極小
値または極大値である。曲線の両端および頂点が正確に
記録されたときには、その曲線の形状はBスプライン近
似アルゴリズムにより近似され、実行すべき次元も少な
くすることができる。
【0024】前記可変サイズブロック分割手段10から
出力されるブロックサイズが8以上のブロックに対して
は、そのブロックがカバーする画像内容によっては、そ
のブロックサイズは例えば32×32程度まで大きくな
る。この32×32のブロックに対して、コントロール
ポイントを抽出するため、Bスプラインを直接適用する
と、一組の32×32の行列演算が必要となり、ハード
ウェアの実装上現実的ではない。そこで、ブロックサイ
ズが8以上の正方形ブロックに対して、水平および垂直
方向の両方について、その最大値を8に制限するキーポ
イントを抽出することで、最大の行列演算を8×8の次
数に制限することができ、現在のハードウェア技術で実
装可能となる。
【0025】実際には、この処理は、入力画像の非線形
的なサブサンプリング処理である。この処理だけでは、
ブロックの複雑さやピクセル値の変動のため所定の圧縮
比しか得られない。2次元の画像については、異なる行
または列のキーポイントの分布は互いに異なる。2次元
の画像からこれらのキーポイントを正確に抽出するとき
には、キーポイントの位置を記録するための付属情報の
生成が必要となる。
【0026】ここで、キーポイントの抽出と表現を簡略
化するための手段が発明されている。その手段は、水平
および他の垂直方向についてキーポイントの分布を一つ
だけ抽出するものである。つまり、異なる行の上のキー
ポイントは、同じ垂直位置を有し、異なる列の上のキー
ポイントは、同じ垂直位置を有する。そのようにして付
属情報は、2つの位置ベクトル、つまり水平位置ベクト
ルPvxおよび垂直位置ベクトルPvyに減縮される。図4
は、そのような簡略化された非線形的なサブサンプリン
グ処理の例を示し、16×16のブロックが8×8にサ
ブサンプリングされたことを示す図である。処理を単純
化するために、ブロックの形状およびキーポイントの次
元は正方形に設定される。
【0027】図2に示す前記ブロックサイズ判定手段1
2から出力され、前記キーポイント抽出手段18に入力
されるブロックサイズがNi×Niであるとき、垂直およ
び水平方向の両方について検出されたキーポイントの数
がMi×Miだとすると、本実施例の第1段目に当たる非
線形サブサンプリング手段による圧縮比Rlは次式によ
り計算される。
【0028】
【数1】
【0029】ここでSi1は、PvxおよびPvyを符号化す
るための付属情報である。PvxおよびPvyに対して符号
化がまったくなされないという最悪のケースを考慮する
と、処理すべき値の数は、2(Mi−1)となる。Ni
16で、Miが8だと仮定すると、圧縮比は次式とな
る。
【0030】
【数2】
【0031】(2)Bスプライン表面近似手段 図5は、図1に示したBスプライン表面近似手段4の構
成を示すブロック図である。すなわち、Bスプライン表
面近似手段は、Bスプライン変換のための距離パラメー
タを算出するBスプラインパラメータ算出手段20と、
前記距離パラメータとBスプラインの次数に基づく基本
関数を計算する基本関数計算手段22と、Bスプライン
変換によりコントロールポイントを抽出するコントロー
ルポイント抽出手段24と、前記抽出されたコントロー
ルポイントを0から255までの1バイトの範囲に正規
化する1バイト正規化手段28とにより構成される。
【0032】まず、Bスプラインパラメータ算出手段2
0について説明する。図2に示した前記非線形サブサン
プリング手段で得られた付属情報Si117および8×8
のブロック16が、図5のBスプラインパラメータ算出
手段20に入力されると、パラメータベクトルTxおよ
びTyが算出される。そのアルゴリズムは次の工程を含
む。 平均行ベクトルXaおよび平均列ベクトルYaを形成
する。 その平均ベクトルXaおよびYaの隣接する要素間の
距離を計算する。 その最初の要素からXaおよびYaの各要素の距離を
計算する。 XaおよびYaのすべての距離セグメントの総和によ
り、距離パラメータを正規化する。この結果をTxおよ
びTyとする。
【0033】非線形的にサブサンプリングされた画素の
位置情報は、前記Si1により与えられる。この情報は、
上述の如くパラメータTxおよびTyの計算に必要とな
る。
【0034】次に、図5に示す基本関数計算手段22に
ついて説明する。その前に、Bスプラインの基本原理に
ついてふれておく。Bスプラインという名前は、ベーシ
ックスプラインに由来し、多項式を用いて表面の曲面を
近似するものである。画像データをIxyとし、xおよび
yがそれぞれx方向、y方向の座標値で、その座標値が
既知であるとすると、その画像データは、基本関数の線
形結合で近似でき次式で与えられる。
【0035】
【数3】
【0036】ここでCは、コントロールポイントの行列
であり、BxおよびByは、それぞれx方向およびy方向
の基本関数である。nおよびmは、それぞれxパラメー
タおよびyパラメータ方向の、例えばコントロールポイ
ントなどの定義付け多角形の頂点の数である。この場合
のブロックデータの復号には、Bスプラインの基本関数
とコントロールポイントの2つの情報が必要になること
は明白である。
【0037】そこで、8×8ブロック16のデータが既
知であるため、開いたBスプラインを考慮する。(な
お、他の形式のBスプラインもこの符号化方法に適用す
ることができる。その場合の違いは、図5の基本関数計
算手段22である。)まず、ブロック上のコントロール
ポイントの数が、xおよびy方向のそれぞれについて、
cxまたはNcyであり、Bスプラインの次数がkであ
り、パラメータベクトルがそれぞれTxまたはTyである
とする。その時、x方向およびy方向の基本関数B x
よびByは、次式の如く計算される。
【0038】Bx=f(k,Ncx,Tx) By=f(k,Ncy,Ty) また、1次元の場合は、Bスプラインのi番目の正規化
基本関数は、次式のCox−deBoorの帰納式で与
えられる。
【0039】
【数4】
【0040】上式のtはパラメータであり、xiは、Xi
≦Xi+1という関係を満たす節点ベクトルの要素であ
る。パラメータtは、曲線C(t)に沿ってtminから
maxまで変化する。また、0/0=0であるとの取り
決めがある。
【0041】ここで、前記節点ベクトルとは、Bスプラ
イン基本関数Bi,k(t)に重要な影響を与えるパラメ
ータベクトルのことであり、次式で決定される。
【0042】
【数5】
【0043】上式のXmaxは、xの最大値であり、Nx
中間のパラメータである。この節点ベクトルを基本関数
の計算に用いるには、正規化する必要がある。
【0044】次に、図5に示すコントロールポイント抽
出手段24について説明する。Bスプラインの用語で
は、このコントロールポイントは定義付け多角形の頂点
と呼ばれている。この定義付け多角形の頂点の位置は、
表面の形状を効果的に制御するので、本発明ではコント
ロールポイントと呼ぶことにする。
【0045】図2に示した可変サイズブロック分割手段
10から出力された正方形ブロックが、キーポイント抽
出手段18によりサブサンプリングされたか否かにかか
わらず、非線形サブサンプリング手段から出力されるサ
イズが8の正方形ブロックの画素、もしくはキーポイン
ト抽出手段18で抽出されたキーポイントのことを、こ
こからは便宜上データポイントと呼ぶことにする。この
データポイントは、コントロールポイント抽出手段24
にて、Bスプライン変換の実行を施した一組のコントロ
ールポイントによりさらに近似され、そのコントロール
ポイントは、そのデータポイントを減縮した次元の値と
なる。
【0046】次に、図5の1バイト正規化手段28につ
いて説明する。前記コントロールポイントは、元のデー
タよりもわずかに広い範囲の値に分布している。そこ
で、次の第3の圧縮処理を容易にするため、そのコント
ロールポイントの値を、前記1バイト正規化手段28に
より、0から255までの1バイトの範囲に正規化す
る。この正規化されたコントロールポイント29の配列
は、例えばDCTに基づく圧縮機構などの従来の画像圧
縮のアルゴリズムにより、さらに圧縮される画像として
正確に取り扱うことができる。
【0047】キーポイントが8×8の配列であると、図
6に示すように、水平および垂直方向のそれぞれに4つ
のコントロールポイントが設定される。前記付属情報S
i1を考慮しなければ圧縮比は4となり、前記付属情報S
i1を考慮に入れた本実施例の第2段目に当たる圧縮比R
2は次式にて計算される。
【0048】
【数6】
【0049】ここでCiは、両方の座標方向のコントロ
ールポイントの数である。
【0050】したがって、前記付属情報Si1を含めた、
本実施例の前記第1段目および第2段目の統合された圧
縮比R12は、次式で与えられる。
【0051】
【数7】
【0052】上式のSi2は、Bスプライン近似アルゴリ
ズムの付属情報である。Si2は、通常、2つのベクトル
パラメータTxおよびTyと、もう2つのスカラーパラメ
ータ、例えばBスプラインの次数を示すkおよびBスプ
ラインのコントロールポイントの数を示すnとを含む。
【0053】前記2種類のベクトルパラメータが、それ
ぞれ3つの要素を含んでいるため、前記圧縮比R12の概
算を算出すると次式となる。
【0054】
【数8】
【0055】ここで、R1とR2との間の関係について述
べる。大きなサイズのブロックについては、R1が大き
くなりR2が小さくなる傾向がある。小さなサイズのブ
ロックについては、R1が小さくなりR2が大きくなる傾
向がある。
【0056】本実施例の第1段目の圧縮は、低次元化す
ることでBスプラインの計算を簡略化するためである。
なお、より高い圧縮比を得るために、パラメータについ
ては、ある種のDPCM符号化を用いることもできる。 (3)DCT変換符号化手段 図7は、図1に示したDCT変換符号化手段6の構成を
示すブロック図である。すなわち、DCT変換符号化手
段は、1バイトの範囲に正規化されたコントロールポイ
ントをDCT変換し、DCT係数として出力するDCT
変換手段31と、そのDCT係数を量子化する量子化手
段33と、その量子化されたDCT係数をハフマン符号
化するハフマン符号化手段35と、パラメータの符号化
を行うパラメータ符号化手段37とにより構成される。
【0057】次に、上記DCT変換符号化手段の動作に
ついて説明する。
【0058】まず、図7のDCT変換手段31について
説明する。図5で示した前記正規化されたコントロール
ポイントは、従来の画像符号化方法により、さらに圧縮
することができる近似された画像を形成している。この
正規化されたコントロールポイント29が、前記DCT
変換手段31に入力されると、4×4のDCT変換が施
され4×4のDCT係数32となる。
【0059】ここで、各サイズのブロックが、4×4の
サイズのコントロールポイントにより近似されるので、
そのコントロールポイントの分布密度は、違うサイズの
ブロックとは異なる。そのため、異なるブロックのコン
トロールポイントは一括処理できず、4×4の配列のコ
ントロールポイントを有するブロック毎に処理しなけれ
ばならない。従来の画像符号化で用いられる8×8のD
CTの代わりに、4×4のDCTを用いなければならな
い。
【0060】次に、図7の量子化手段33とハフマン符
号化手段35について説明する。前記DCT係数32
が、量子化手段33に入力されると量子化され、量子化
されたDCT係数を出力する。その量子化されたDCT
係数がハフマン符号化手段35に入力されると、ハフマ
ン符号化されて可変長コード36が出力される。前記D
CT係数は4×4のサイズなので、新しい可変長コード
(VCL)のテーブルは、ハフマン符号化の変換係数に
合わせて設計される。
【0061】したがって、4×4のDCT変換の圧縮比
が、本実施例の第3段目の圧縮比R3となる。このと
き、本実施例の3段カスケード画像符号化装置によるシ
ステム全体の圧縮比Rは、次式で与えられる。
【0062】R=R123 上式に、前記した例のR12の値6.74を代入する
と、前記システム全体の圧縮比Rは次式となる。
【0063】R=6.74R3 上式より、本実施例の3段カスケード画像符号化は、コ
ントロールポイント画像の従来のDCT変換符号化に基
づく圧縮よりも6.74倍も高い圧縮が実現できること
が分かる。原画像に直接DCT符号化を適用する場合と
比較すると、符号化能力は圧縮比R3に依存する。原画
像に直接DCT符号化を施した時の圧縮比がR0だと仮
定すると、もしR3>R0/8ならばR>R0ということ
になる。すなわち、この条件のもとでは、符号化能力が
改善されることを意味する。
【0064】次に、図7のパラメータ符号化手段37に
ついて説明する。付属情報Si117およびSi218がパ
ラメータ符号化手段37に入力されると、符号化され出
力ビットストリーム38として出力される。そのビット
ストリーム38がマルチプレクサ39に入力されると、
符号化されたコントロールポイントのビットストリーム
である前記可変長コード36と多重化される。その多重
化されたビットストリーム40は、本実施例の3段カス
ケード画像符号化システムの全体的な符号化ビットスト
リームとなる。
【0065】図8は、本発明の請求項7記載の3段カス
ケード画像符号化装置にかかる1実施例のブロック図で
ある。すなわち、入力画像50を一連の可変サイズのブ
ロックに変換する可変サイズブロックジェネレータ51
と、前記ブロックサイズが8より大きいブロックに対し
て、キーポイント58を抽出し、その付属情報Si1を出
力する非線形サブサンプリングフィルタ57と、前記ブ
ロックサイズの情報53により、前記ブロックと前記キ
ーポイント58と前記付属情報Si1の出力先を変えるS
1(54)、S2(60)およびS3(61)の3つの
スイッチと、パラメータベクトルを出力する距離パラメ
ータジェネレータ64と、前記パラメータベクトルと前
記付属情報Si1とによりパラメータビットストリーム7
8に符号化するパラメータ符号化器77と、Bスプライ
ンの基本関数を計算する基本関数ジェネレータ66と、
前記キーポイントと前記基本関数とにより、Bスプライ
ン表面のコントロールポイント69を出力するBスプラ
インアナライザ68と、そのコントロールポイント69
を1バイトに正規化する1バイト正規化器82と、その
正規化されたコントロールポイントをDCT変換するD
CT変換器70と、そのDCT変換されたDCT係数を
量子化する量子化器72と、その量子化されたDCT係
数を可変長符号化する可変長符号化器74と、その符号
化されたビットストリームと前記パラメータビットスト
リーム78と多重化するためのマルチプレクサ79とに
より構成される。
【0066】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0067】入力画像50は、可変サイズブロックジェ
ネレータ51により、最初に一連の可変サイズのブロッ
クに変換される。そのブロックサイズの情報53は、S
1(54)、S2(60)およびS3(61)の3つの
スイッチを制御するのに用いられる。もしブロックサイ
ズが8よりも大きければ、それらのスイッチはそれぞれ
55、58および59の側の端子に接続され、そのブロ
ックデータは、パス52および55を介して非線形サブ
サンプリングフィルタ57に入力される。その非線形サ
ブサンプリングフィルタ57は2つの出力を有し、一つ
は前記ブロックデータから抽出されたキーポイント58
で、距離パラメータジェネレータ64にパス62を介し
て送られる。もう一つの出力は付属情報Si1で、同様に
パス59および63を介して距離パラメータジェネレー
タ64に送られる。もしブロックサイズが8よりも小さ
ければ、非線形サブサンプリングフィルタ57を介さず
に、そのブロックデータは、パス52、56および62
を介して距離パラメータジェネレータ64に直接入力さ
れる。その距離パラメータジェネレータ64は、パラメ
ータベクトルを出力し、接続線65を介して基本関数ジ
ェネレータ66に入力され、Bスプラインの基本関数を
計算するのに用いられる。前記パラメータベクトルは、
前記付属情報Si1とともに接続線76を介してパラメー
タ符号化器77に送られ、そこでパラメータビットスト
リーム78に符号化される。スイッチS2(60)の出
力から接続線81を介したキーポイントと、接続線67
からの基本関数とは、一括してBスプラインアナライザ
68に送られ、そこでBスプライン表面のコントロール
ポイント69が生成される。そのコントロールポイント
69は、1バイト正規化器82により1バイトに正規化
される。正規化されたコントロールポイント83は、D
CT変換器70を通過して、符号化されたビットストリ
ームを生成するために、量子化器72および可変長符号
化器74に入力される。前記符号化されたビットストリ
ームは、最終的に接続線75を介してマルチプレクサ7
9に送られ、そこで接続線78からの前記パラメータビ
ットストリーム78と多重化される。その多重化された
ビットストリームは、接続線80を介して、デジタル記
憶媒体か通信チャネルのどちらかに出力される。
【0068】図9は、本発明の請求項14記載の3段カ
スケード画像復号化装置にかかる1実施例のブロック図
である。すなわち、符号化されたパラメータのビットス
トリームと符号化されたコントロールポイントのビット
ストリームとに分離するデマルチプレクサ91と、その
コントロールポイントのビットストリームを正規化され
たコントロールポイントに復号するための一連の可変長
復号器93および逆量子化器95および逆DCT変換器
97と、その正規化を解除するための逆正規化器115
と、前記パラメータのビットストリームを復号するため
のパラメータ復号器100と、前記正規化を解除された
コントロールポイント116からブロック表面を近似す
るためのBスプライン表面近似器102と、非線形補間
を行う非線形補間フィルタ106と、入力されるブロッ
クから画像を再構築するブロックインテグレータ112
と、前記近似されたブロック表面103の接続先を非線
形補間フィルタ106またはブロックインテグレータ1
12に切り替えるためのS4およびS5とにより構成さ
れる。
【0069】次に、上記実施例の動作について説明す
る。符号化されたビットストリーム90は、まずデマル
チプレクサ91により2つのビットストリームに多重分
離される。一つはパラメータビットストリーム99であ
り、もう一つはコントロールポイントビットストリーム
92である。そのコントロールポイントビットストリー
ム92は、まず可変長復号器93、逆量子化器95およ
び逆DCT変換器97を通過して、正規化されたコント
ロールポイント98に復号される。正規化されたコント
ロールポイント98は、逆正規化器115により正規化
を解除される。前記パラメータストリーム99は、パラ
メータ復号器100により復号され、付属情報Si110
8および付属情報Si2101に復号される。後者は、復
号されたコントロールポイント116から、Bスプライ
ン表面近似器102により、ブロック表面を近似するの
に用いられる。Sij108によって与えられるブロック
サイズの情報に依存して、復号された8×8の表面10
3は、ブロックインテグレータ112か、非線形補間フ
ィルタ106のどちらかを通過する。非線形補間を正確
に行うために、接続線114を介してSi1108によっ
て提供される画素距離情報が用いられる。スイッチS4
(104)およびS5(106)は、再び、Si1108
からのブロックサイズパラメータにより制御される。前
記ブロックインテグレータ112の機能は、すべてのブ
ロックをひとつずつ寄せ集めて復号された画像が出力1
13から得られるように正しい位置に配置することであ
る。それゆえ、ブロックインテグレータ112は、ブロ
ックを画像に変換する装置と見なすことができる。これ
に対応して、図8の符号化装置内の可変サイズブロック
ジェネレータ51は、画像をブロックに変換する装置と
見なすことができる。
【0070】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように本発
明は、Bスプライン表面近似技術に基づく可変サイズの
ブロックの画像符号化を効果的に行うことができる長所
を有する。すなわち、キーポイント抽出手段は、Bスプ
ライン処理の行列の次元を減縮し、装置のハードウェア
の実装を容易にすることができ、またBスプライン技術
と符号化に基づくDCTとの統合は、 MPEG−1お
よびMPEG−2の国際符号化標準の基礎となっている
適応性のあるDCT符号化より、高い符号化能力を発揮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3段カスケード符号化装置を示すブロック図
【図2】第1段の非線形的なサブサンプリングのブロッ
ク図
【図3】可変サイズのブロックセグメンテーションの状
態を示す図
【図4】キーポイント検出処理の状態を示す図
【図5】Bスプライン表面近似処理のブロック図
【図6】Bスプライン解析から抽出されたコントロール
ポイントを示す図
【図7】DCT変換符号化システムのブロック図
【図8】本発明の1実施例の符号化システムのブロック
【図9】本実施例の復号化システムのブロック図
【符号の説明】
1 入力画像 2 非線形的なサブサンプリング 4 Bスプライン表面近似 6 DCT変換符号化 7 出力ビットストリーム

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を該内容に基づいて選択された画素
    領域に分割するための非線形サブサンプリング手段と、
    2次元のブロックデータを3次元の表面のコントロール
    ポイントに圧縮するためのBスプライン表面近似手段
    と、少なくとも一つの所定の変換符号化方法により前記
    3次元の表面のコントロールポイントを符号化する変換
    符号化手段とを備えたことを特徴とする3段カスケード
    画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記非線形サブサンプリング手段に、前
    記画像の様々な領域の画素を所定の測定値に基づき、前
    記画像を可変サイズブロックに分割する可変サイズブロ
    ック分割手段と、前記可変サイズブロックのうち、8よ
    りも大きいサイズのブロックからキーポイントを抽出す
    るキーポイント抽出手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の3段カスケード画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記キーポイント抽出手段に、水平方向
    のキーポイントの検出のために行平均ベクトルを計算す
    る手段と、垂直方向のキーポイントの検出のために列平
    均ベクトルを計算する手段と、2つの位置ベクトルに前
    記キーポイントの位置を記録する手段と、行・列平均ベ
    クトルからキーポイントを検出する手段と、各方向のコ
    ントロールポイントの数を8に調整する手段と、前記キ
    ーポイントを8×8の配列に記録する手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項2記載の3段カスケード画像符号
    化装置。
  4. 【請求項4】 前記Bスプライン表面近似手段に、Bス
    プライン変換のための距離パラメータを算出するBスプ
    ラインパラメータ算出手段と、前記距離パラメータとB
    スプラインの次数に基づく基本関数を計算する基本関数
    計算手段と、Bスプライン変換によりコントロールポイ
    ントを抽出するコントロールポイント抽出手段と、前記
    抽出されたコントロールポイントを1バイトの範囲に正
    規化する1バイト正規化手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の3段カスケード画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記Bスプラインパラメータ算出手段
    に、平均行ベクトルおよび一つの列ベクトルを形成する
    手段と、前記平均ベクトルの隣接する要素間の距離を計
    算する手段と、前記平均ベクトルの各要素の第1の要素
    からの距離を計算する手段と、前記平均ベクトルの距離
    セグメントの総和により距離パラメータを正規化する手
    段とを備えたことを特徴とする請求項4記載の3段カス
    ケード画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記変換符号化手段に、1バイトの範囲
    に正規化されたコントロールポイントをDCT係数に変
    換符号化するDCT変換手段と、該DCT係数を量子化
    する手段と、該量子化されたDCT係数を可変長符号化
    する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の3
    段カスケード画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 入力画像を順次可変サイズブロックに変
    換する可変サイズブロックジェネレータと、前記ブロッ
    クのサイズに応じて、ブロックの次元をより小さいサイ
    ズのブロックに縮小するための非線形サブサンプリング
    フィルタと、前記非線形サブサンプリングフィルタに前
    記ブロックを接続する3つ1組のスイッチと、Bスプラ
    イン変換のためのパラメータを生成する距離パラメータ
    ジェネレータと、Bスプライン変換のための基本関数を
    生成するための基本関数ジェネレータと、解析された前
    記ブロックのコントロールポイントを抽出するためのB
    スプラインアナライザと、該コントロールポイントの値
    の範囲を制限する正規化器と、前記正規化されたコント
    ロールポイントを周波数領域のDCT係数に変換するD
    CT変換器と、前記DCT係数をデジタル化する量子化
    器と、ハフマン符号化原理に基づく可変長符号化器と、
    2組の付属情報を符号化するパラメーター符号化器と、
    パラメータのビットストリームとコントロールポイント
    のビットストリームとを統合化ビットストリームに統合
    するマルチプレクサとを備えたことを特徴とする3段カ
    スケード画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記可変サイズブロックジェネレータ
    が、8×8の最小サイズのデータブロックと、複数の中
    規模のブロックと、入力画像より小さいかまたは同じ大
    きさで、水平及び垂直方向に8の倍数の画素を有する最
    大サイズのブロックとの複数組の異なるサイズのブロッ
    クを生成することを特徴とする請求項7記載の3段カス
    ケード画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記スイッチが前記ブロックのサイズの
    しきい値により制御されることを特徴とする請求項7記
    載の3段カスケード画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記ブロックの次元をより小さいサイ
    ズのブロックに縮小するための非線形サブサンプリング
    フィルタが、ブロックデータをより低い次元の一組のコ
    ントロールポイントに変換するキーポイント抽出手段に
    より実現されることを特徴とする請求項7記載の3段カ
    スケード画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 前記正規化器が、コントロールポイン
    トの値の範囲を、0から255までの1バイトに制限す
    ることを特徴とする請求項7記載の3段カスケード画像
    符号化装置。
  12. 【請求項12】 前記DCT変換器が、3よりも大きく
    8よりも小さいコントロールポイントのサイズと同じサ
    イズを有することを特徴とする請求項7記載の3段カス
    ケード画像符号化装置。
  13. 【請求項13】 前記可変長符号化器が、前記DCT変
    換係数の統計に従って設計されていることを特徴とする
    請求項7記載の3段カスケード画像符号化装置。
  14. 【請求項14】 入力多重化ビットストリームからパラ
    メータビットストリームおよびコントロールポイントビ
    ットストリームに分離するデマルチプレクサと、前記ビ
    ットストリームを量子化されたDCT係数に変換する可
    変長復号器と、前記DCT係数を逆量子化する逆量子化
    器と、前記逆量子化されたDCT係数をBスプライン表
    面のコントロールポイントに逆変換するための逆DCT
    変換器と、元のコントロールポイントの値を復号するた
    めの逆正規化器と、前記パラメータビットストリームを
    2組の付属情報に逆変換するためのパラメータ復号器
    と、前記復号されたパラメータが付いたコントロールポ
    イントから3次元の表面を近似するBスプライン表面近
    似器と、前記パラメータビットストリームから復号され
    たブロックサイズの情報に従って、非線形補間フィルタ
    を接続する2つのスイッチと、原画像のサイズを復元す
    るように、ブロックデータをより大きなサイズにアップ
    サンプルする前記非線形補間フィルタと、一連のブロッ
    クを完全に復号された画像に統合するブロックインテグ
    レータとを備えたことを特徴とする3段カスケード画像
    復号化装置。
  15. 【請求項15】 前記逆正規化器は、1バ イトに正規
    化されたコントロールポイントから、元のコントロール
    ポイントの値を復号することを特徴とする請求項14記
    載の3段カスケード画像復号化装置。
  16. 【請求項16】 前記Bスプライン表面近似器が、前記
    パラメータ復号器からのパラメータに従って基本関数を
    再発生させる手段と、Bスプライン変換からブロックデ
    ータを復号する手段とを備えたことを特徴とする請求項
    14記載の3段カスケード画像復号化装置。
  17. 【請求項17】 前記2つのスイッチがブロックサイズ
    の8のしきい値により制御されることを特徴とする請求
    項14記載の3段カスケード画像復号化装置。
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