JP2001168248A - 複合材 - Google Patents

複合材

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JP2001168248A
JP2001168248A JP35368799A JP35368799A JP2001168248A JP 2001168248 A JP2001168248 A JP 2001168248A JP 35368799 A JP35368799 A JP 35368799A JP 35368799 A JP35368799 A JP 35368799A JP 2001168248 A JP2001168248 A JP 2001168248A
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Ryuta Kamiya
隆太 神谷
Yoshiharu Yasui
義治 安居
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な熱伝導性を有するとともに熱膨張率が
低く、半導体装置の放熱部材や電子部品搭載基材として
好適な複合材を、低コストで製造可能にする。 【解決手段】 複合材は強化材を構成する三次元繊維構
造体FにCuを含浸させて形成されている。三次元繊維
構造体Fはx糸層1及びy糸層2を複数積層して形成さ
れた2軸配向となる積層糸群3と、積層糸群3の各x糸
層1及びy糸層2と直交する方向に配列された厚さ方向
糸zとを含む3軸で構成されている。x糸層1は三次元
繊維構造体Fの厚さ方向と直交する面内において、X方
向に沿って配列された第1の面内配列糸xからなり、y
糸層2はx糸層1と平行な面内で第1の面内配列糸xと
直交する方向(Y方向)に配列されている。第1の面内
配列糸xにはピッチ系炭素繊維が使用され、第2の面内
配列糸y及び厚さ方向糸zにPAN系炭素繊維が使用さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭素繊維と金属との
複合材に係り、例えば半導体装置の放熱部材や電子部品
搭載基材として好適な複合材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4−147654号公報に
は、この種の電子部品搭載基材として、アルミニウム又
はアルミニウム合金に炭素繊維を含有させた複合材が提
案されている。この複合材はピッチ系炭素繊維を溶媒に
分散して攪拌濾過したものを圧縮した炭素繊維の予備成
形体に、アルミニウムを高圧で含浸させて製造したもの
である。
【0003】また、特開平11−49578号公報に
は、半導体装置用放熱部材として、黒鉛化カーボンのマ
トリックスに、黒鉛化カーボン長繊維を電子部品搭載面
と平行に2次元面内で直交又は所定の角度に疑似等方で
配列し、さらに電子部品搭載面に垂直な方向に配向した
繊維群を有する黒鉛化カーボン繊維/黒鉛化カーボンの
複合体が提案されている。この複合体は三次元に織られ
た黒鉛化カーボン繊維にピッチ樹脂の含浸、炭素化、黒
鉛化という黒鉛化処理の工程を複数回繰り返すことで製
造される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−4957
8号公報に開示された複合材は、熱伝導率及び熱膨張率
とも半導体装置用放熱部材に適した熱特性を有する。し
かし、この複合材を製造するには、黒鉛化カーボン繊維
の三次元織物に対して、ピッチ樹脂の含浸、炭素化、黒
鉛化という黒鉛化処理の工程を複数回繰り返す必要があ
り、製造コストが高くなる。
【0005】また、黒鉛化カーボン繊維は破壊歪みが小
さいため曲げに弱く、三次元織物を製造する場合に糸
(繊維)同士の擦れにより切断し易く、特に繊維層を結
合するための糸が切断し易い。従って、生産性が悪いと
いう問題もある。
【0006】特開平4−147654号公報に開示され
た複合材では、強化繊維を構成するピッチ系炭素繊維の
熱膨張率が小さいため、複合材全体の熱膨張率がアルミ
ニウムに比較して小さくなる。しかし、短繊維がマトリ
ックス中にランダムに分散されている構成のため、複合
材の熱膨張率は単純にアルミニウムと炭素繊維の割合で
決まり、炭素繊維にアルミニウムの膨張を積極的に抑え
る機能を持たせて、複合材の膨張量をより小さくするこ
とは難しい。
【0007】本発明は前記の従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、必要な熱伝導性を有す
るとともに熱膨張率が低く、半導体装置の放熱部材や電
子部品搭載基材として好適で、しかも低コストで製造で
きる複合材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、繊維が相互に平行に配列
された層を複数積層して形成された少なくとも2軸配向
となる積層糸群と、前記積層糸群の各層と直交する方向
に配列された厚さ方向糸とを含む少なくとも3軸で構成
された炭素繊維製三次元繊維構造体に金属を含浸させ、
前記炭素繊維にポリアクリロニトリル系炭素繊維と、ピ
ッチ系炭素繊維又は気相合成炭素繊維とを使用し、かつ
少なくとも前記厚さ方向糸にポリアクリロニトリル系炭
素繊維(PAN系炭素繊維)を使用した。
【0009】従って、この発明では炭素繊維製の三次元
繊維構造体に金属を含浸させて複合材が構成されている
ため、マトリックスを黒鉛化カーボンとする場合に比較
して製造コストが低くなる。金属は炭素繊維に比較して
熱膨張率が大きいが、炭素繊維が三次元構造体を構成し
ているため、単にマトリックス中に炭素繊維を分散させ
たものと異なり、マトリックス金属の熱膨張を抑制し、
炭素繊維の含有量が同じ場合熱膨張量が小さくなる。ま
た、三次元繊維構造体が熱伝導率の高いピッチ系炭素繊
維又は気相合成炭素繊維と、曲げや擦れに対してピッチ
系炭素繊維より優れたPAN系炭素繊維との組み合わせ
で構成され、厚さ方向糸にPAN系炭素繊維が使用され
ているため、三次元繊維構造体の製造時に炭素繊維が切
断し難くなり、生産性が向上する。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、放熱部材として使用され、伝熱方向
に沿ってピッチ系炭素繊維又は気相合成炭素繊維の糸が
配列されている。
【0011】従って、この発明では、放熱部材として使
用される際における伝熱方向への熱伝導率が高くなり、
放熱部材として好適となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1に従って説明する。図1は複合材の強化材
を構成する三次元繊維構造体Fの一部破断模式斜視図で
ある。三次元繊維構造体Fは繊維が相互に平行に配列さ
れた層としてのx糸層1及びy糸層2を複数積層して形
成された2軸配向となる積層糸群3と、積層糸群3の各
x糸層1及びy糸層2と直交する方向に配列された厚さ
方向糸zとを含む3軸で構成されている。
【0013】x糸層1は三次元繊維構造体Fの厚さ方向
(図1の上下方向)と直交する面内において、X方向
(この実施の形態では長さ方向)に沿って配列された第
1の面内配列糸xからなり、1本の糸が折り返し状に配
列されて形成されている。y糸層2はx糸層1と平行な
面内で第1の面内配列糸xと直交する方向(Y方向)に
配列され、1本の糸が折り返し状に配列された第2の面
内配列糸yからなっている。各面内配列糸x,yは所定
のピッチ(例えば3mmのピッチ)で配列されている。
【0014】厚さ方向糸zは積層糸群3の一方の面(図
1の下面側)で折り返すように上面側から挿入されると
ともに、下面側において幅方向に配列された抜け止め糸
(図示せず)により抜け止めされている。厚さ方向糸z
が抜け止め糸と共同でx糸層1及びy糸層2を締め付け
ることにより、各糸層が結合されている。厚さ方向糸z
も所定のピッチ(例えば3mmのピッチ)で配列されて
いる。
【0015】第1の面内配列糸xにはピッチ系炭素繊維
が使用されている。ピッチ系炭素繊維の中でもメソフェ
ーズピッチ系炭素繊維が熱伝導率の点で好ましい。第2
の面内配列糸y及び厚さ方向糸zにはPAN系炭素繊維
が使用されている。各炭素繊維はロービング(トウ)の
状態で使用されている。ロービング(トウ)とは細い単
繊維のフィラメントを多数本束ねた実質無撚りの繊維束
を意味する。
【0016】前記構成の三次元繊維構造体Fは、例え
ば、特開平5−106139号公報や特開平8−218
249号公報に開示された方法のように、四角形状の基
板又は枠体に多数のピンが装着されたものを使用する方
法で製造される。即ち、基板又は枠体上にx糸層1及び
y糸層2を所定数積層して形成した積層糸群3を、厚さ
方向糸zと抜け止め糸とで結合することによって形成さ
れる。
【0017】前記のように構成された三次元繊維構造体
Fに高温、高圧下で、アルミニウムと同等以上の熱伝導
率の大きな金属を含浸することにより、複合体が製造さ
れる。この実施の形態では金属としてCuが使用されて
いる。
【0018】前記のように構成された三次元繊維構造体
Fを、例えば半導体装置用放熱部材として使用する場合
には、伝熱方向に沿ってピッチ系炭素繊維の糸、即ち第
1の面内配列糸xが配列された状態となるように、三次
元繊維構造体FをYZ面で所定の厚さに切断する。そし
て、切断面において銀ペーストを介して半導体チップに
接合し、半導体チップとの接合面と反対側にサーマルシ
ートを介してヒートシンクを接合した状態で使用する。
【0019】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) 三次元繊維構造体Fを、熱伝導率は高いが擦れ
等で破断し易いピッチ系炭素繊維と、熱伝導率は低いが
比較的安価で伸びの大きいPAN系炭素繊維とを組み合
わせて製造し、かつ少なくとも曲げた状態で大きな力が
作用する厚さ方向糸zにPAN系炭素繊維を使用する。
従って、炭素繊維の体積含有率(Vf)の大きな三次元
繊維構造体を炭素繊維の毛羽や糸切れを抑えた状態で製
造でき、製造が容易になって歩留まりが良くなり、製造
コストを低くできる。
【0020】(2) 三次元繊維構造体Fに金属を含浸
することにより複合材が形成され、金属の含浸は1回の
工程で完了する。従って、黒鉛化カーボン繊維/黒鉛化
カーボンの複合体のようにマトリックスを構成するため
にピッチ樹脂の含浸、炭素化、黒鉛化という黒鉛化処理
の工程を複数回繰り返すものに比較して、製造が容易で
コストも低くなる。
【0021】(3) 強化材が三次元繊維構造体Fで形
成されているため、マトリックス金属を含浸させる工程
で繊維組織が乱れ難く、形状安定性が良くなる。また、
炭素繊維がマトリックス金属の膨張を積極的に抑える機
能を果たし、複合材の膨張量を小さくできる。従って、
炭素繊維の配列割合(配列本数)を変更することによ
り、複合材の膨張率と熱伝導率の調整が容易になり、設
計の自由度が大きくなる。
【0022】(4) メソフェーズピッチ系炭素繊維は
種類(製法)によってはCuの熱伝導率(ほぼ400W
/(m・K)))より高い熱伝導率のものもあるが、そ
の場合は価格が高い。通常のメソフェーズピッチ系炭素
繊維は熱伝導率がCuの熱伝導率の半分以下である。マ
トリックスとして熱伝導率の高いCuを使用しているた
め、比較的安価な通常のメソフェーズピッチ系炭素繊維
を使用しても高熱伝導率の複合材が得られる。
【0023】(5) 得られた複合体をYZ面、即ち厚
さ方向糸zと直交する面で切断することにより、ピッチ
系炭素繊維の配列方向が伝熱方向となり、熱伝導率の大
きな放熱部材を簡単に得ることができる。
【0024】(6) マトリックス金属としてCuが使
用されているため、高熱伝導率の複合体を低コストで製
造できるとともに、アルミニウムに比較して炭素繊維と
の濡れ性が良いため含浸工程が容易になる。
【0025】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 強化材となる三次元繊維構造体Fは3軸の三次元繊
維構造体Fに限らず、繊維が相互に平行に配列された層
を複数積層して形成された積層糸群3が少なくとも2軸
配向であればよい。例えば図2に示すように、第1の面
内配列糸xに対して所定の角度(例えば±45°)で傾
斜するように配列された2層一組のバイアス糸B1 ,B
2 からなるバイアス糸層を有する面内4軸、合計5軸の
三次元繊維構造体Fとしてもよい。複合材に要求される
熱伝導率が高い場合はバイアス糸B1 ,B2 にピッチ系
炭素繊維を使用し、そうでない場合はPAN系炭素繊維
を使用する。この場合、三次元繊維構造体Fの形状安定
性がより向上する。
【0026】○ 抜け止め糸を使用せずに、図3に示す
ように、厚さ方向糸zを千鳥状に配列してもよい。即
ち、厚さ方向糸zが積層糸群3を一方の側から貫通した
後、貫通位置を1ピッチずらして他方の側から積層糸群
3を貫通するように配列する。また、5軸の三次元繊維
構造体Fの場合も、厚さ方向糸zを同様に配列してもよ
い。この場合、抜け止め糸を使用する構成に比較して厚
さ方向糸zを太くでき、Vfを大きくするために厚さ方
向糸zの締め付け力を強くできる。
【0027】○ 厚さ方向糸zにのみPAN系炭素繊維
を使用し、両面内配列糸x,y及びバイアス糸B1 ,B
2 にピッチ系炭素繊維を使用する。そして、金属を含浸
させた後、YZ面で切断(スライス)して使用する。こ
の場合、X方向及びY方向の熱伝導率がZ方向の熱伝導
率より高くなり、Z方向の線膨張率はその配列割合に応
じて調整される。
【0028】○ 前記各実施の形態においてピッチ系炭
素繊維に代えて気相合成炭素繊維を使用してもよい。気
相合成炭素繊維は熱伝導率がピッチ系炭素繊維より高
く、2000W/(m・K)程度のものが得られる。気
相合成炭素繊維の製造方法は、Society for the Advanc
ement of Material and Process Engineering(SAMPE)Jo
urnal September/October 1986,Vol.22-5 に報告されて
おり、炭化水素の気体分子を触媒成長反応で繊維方向に
配列させた後、化学蒸着反応で太くして炭素繊維を得
る。触媒成長反応及び化学蒸着は1000℃水素キャリ
ヤーガス中で行われる。 ○ ピッチ系炭素繊維と気相
合成炭素繊維の両者を同時に使用してもよい。例えば、
第1の面内配列糸xにピッチ系炭素繊維を使用し、第2
の面内配列糸yに気相合成炭素繊維を使用する。
【0029】○ マトリックスを構成する金属はCuに
限らず、アルミニウムと同等以上の熱伝導率を有するも
のであればよい。例えば、熱伝導率がさほど要求されな
い複合材ではアルミニウムを使用する。アルミニウムは
熱伝導率がCuの6割程度であるが、密度がほぼ1/3
のため、軽量化に寄与する。また、アルミニウムの融点
は660℃とCuの融点より400℃以上低いため、含
浸時の温度を低くでき、溶融に必要なエネルギーが少な
くなる。
【0030】○ 複合材を半導体装置の放熱材として使
用する場合、複合材をヒートシンクを兼ねたもの、即ち
多数の放熱フィンを備えた形状に切削加工して使用して
もよい。黒鉛化カーボン繊維/黒鉛化カーボン複合体の
場合はこのような加工が難しいが、マトリックスとして
金属を使用したものでは加工が比較的容易となる。従っ
て、別部品のヒートシンクを使用する場合に比較して、
部品点数及び組立工数が少なくなる。
【0031】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の発明について、以下にその効果とともに記載す
る。 (1) 請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記三次元繊維構造体はX,Y,Z方向の3軸構成で、
そのうちの1方向に配列される繊維にピッチ系炭素繊維
又は気相合成炭素繊維が使用されている。この場合、2
方向に配列される繊維にピッチ系炭素繊維又は気相合成
炭素繊維を使用する三次元繊維構造体に比較して製造が
容易になるとともに、コストも安くなる。
【0032】(2) 請求項1又は請求項2に記載の発
明において、前記三次元繊維構造体は5軸の三次元繊維
構造体である。この場合、金属を高圧含浸する工程での
形状安定性が3軸の三次元繊維構造体に比較して良くな
る。
【0033】(3) 請求項1、請求項2、(1)及び
(2)のいずれかに記載の発明において、前記金属はC
uである。この場合、高熱伝導率の複合体を低コストで
製造できるとともに、アルミニウムに比較して炭素繊維
との濡れ性が良いため含浸工程が容易になる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
2に記載の発明によれば、必要な熱伝導性を有するとと
もに熱膨張率が低く、半導体装置の放熱部材や電子部品
搭載基材として好適で、しかも低コストで製造できる。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、放熱部材
として使用するとき、放熱効率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の三次元繊維構造体の一部破断
模式斜視図。
【図2】 別の実施の形態の三次元繊維構造体の一部破
断模式斜視図。
【図3】 別の実施の形態の三次元繊維構造体の一部破
断模式斜視図
【符号の説明】
1…x糸層、2…y糸層、3…積層糸群、z…厚さ方向
糸、F…三次元繊維構造体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維が相互に平行に配列された層を複数
    積層して形成された少なくとも2軸配向となる積層糸群
    と、前記積層糸群の各層と直交する方向に配列された厚
    さ方向糸とを含む少なくとも3軸で構成された炭素繊維
    製三次元繊維構造体に金属を含浸させ、前記炭素繊維に
    ポリアクリロニトリル系炭素繊維と、ピッチ系炭素繊維
    又は気相合成炭素繊維とを使用し、かつ少なくとも前記
    厚さ方向糸にポリアクリロニトリル系炭素繊維を使用し
    た複合材。
  2. 【請求項2】 放熱部材として使用され、伝熱方向に沿
    ってピッチ系炭素繊維又は気相合成炭素繊維の糸が配列
    されている請求項1に記載の複合材。
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