JP2001168198A - メモリ混載半導体集積回路およびその設計方法 - Google Patents

メモリ混載半導体集積回路およびその設計方法

Info

Publication number
JP2001168198A
JP2001168198A JP35012599A JP35012599A JP2001168198A JP 2001168198 A JP2001168198 A JP 2001168198A JP 35012599 A JP35012599 A JP 35012599A JP 35012599 A JP35012599 A JP 35012599A JP 2001168198 A JP2001168198 A JP 2001168198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cwu
technology
area
memory
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35012599A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kobayashi
敏夫 小林
Tadashi Ikeda
直史 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP35012599A priority Critical patent/JP2001168198A/ja
Priority to US09/730,737 priority patent/US6536013B2/en
Publication of JP2001168198A publication Critical patent/JP2001168198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/50Peripheral circuit region structures
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリ混載半導体集積回路の開発に際し、必要
な要素技術が技術的に優位となるための条件を明らかに
し、開発方針を立てやすくする。 【解決手段】製造に必要な工程数および/またはマスク
枚数などを用いて製造技術の総リソース量CWを定義し
(ST1)、CWを有効ウエハ面積で除して単位リソー
ス量CWUを求め(ST2)、CWUに対し、ロジック
ゲート形成領域の面積を乗じたものを第1実効技術リソ
ース量CWL、メモリセル形成領域の面積を乗じたもの
を第2実効技術リソース量CWAM、その他領域の面積
を乗じたものを第3実効技術リソース量CWP&IOと
して設定し(ST3)、製造および/または設計に関す
る複数の技術を、当該技術を適用したときに得られる第
1〜第3実効技術リソース量を用いて比較し、複数の技
術から、要求されるメモリおよびロジックの回路規模に
適した技術を選択する(ST4〜ST9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリを混載した
ロジックLSIの開発に際し、優位となる設計/製造技
術の満たすべき条件を明らかにし、複数の技術の中から
メモリおよびロジックの回路規模に適した技術の選択が
できる手法を含むメモリ混載半導体集積回路の設計方
法、および、その手法が適用されたメモリ混載半導体集
積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ロジックゲートと共に1チップ内
に集積(混載)することが可能なメモリセルとして、主
要なものでは、SRAMセルとDRAMセルが存在す
る。また、この他にもロジックゲートと混載可能なメモ
リセルとして、3トランジスタ型のメモリセル、各種の
不揮発性メモリセルなどが存在する。これらのメモリセ
ルの種類(方式)は、メモリ混載LSIを開発する際
に、採用を選択すべき、あるいは新たに開発すべき
“(要素)技術”の一つである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、メモリ混載
LSIを設計または開発する際に、ある技術がどのよう
な状況において他の技術に対し優位になるのか、また優
位な技術とは何なのかについて明確な基準が存在してい
ない。
【0004】DRAMなどの専用メモリLSIでは、プ
ロセスが余り複雑化しない範囲で、ひたすらセルサイズ
小さくすることに努力が傾けられている。これに対し、
メモリ混載LSIでは、専用メモリLSIのようにセル
面積縮小と製造プロセスの複雑性回避とのバランスのほ
かに、ロジックプロセスとの整合性を考慮する必要があ
る。しかし、実際は、どの技術を選択したらよいかにつ
いて具体的な基準がないため、専ら開発者の経験に依存
して技術の選択がされることが多かった。また、新たな
要素技術を開発する際にも、たとえば面積とプロセスの
簡略化とのバランスをどこでとるのかを決めるには、開
発者の豊富な経験と高度な判断が必要であった。
【0005】このようなメモリ混載LSIの開発におけ
る課題は、メモリセル方式の面積縮小とプロセスの整合
性確保とのバランスをとる場合以外にも存在する。たと
えば、不揮発性メモリでは、メモリトランジスタ、メモ
リ周辺回路における高耐圧トランジスタ、低耐圧トラン
ジスタ、および高速性能が要求されるロジック回路用ト
ランジスタの各特性に関与するトランジスタの構造パラ
メータ、サイズ、および、プロセスの整合性の間でバラ
ンスをとる際に、明確な開発指針がないことが課題であ
る。
【0006】本発明の目的は、メモリ混載半導体集積回
路の開発に際し必要な要素技術が技術的に優位となるた
めの条件を明らかにし、技術を優位とするための開発方
針を立てやすくして、これにより開発を容易ならしめる
ことができる手法を含むメモリ混載半導体集積回路の設
計方法と、その手法を適用して技術優位の条件を満足し
たメモリ混載半導体集積回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメモリ混載
半導体集積回路の設計方法は、ロジックゲートが形成さ
れる第1領域、メモリセルが形成される第2領域、およ
び、第1,第2領域以外の第3領域からなるメモリ混載
半導体集積回路の設計方法であって、メモリ混載半導体
集積回路を製造するのに必要な工程数および/またはマ
スク枚数に代表される各種数値を用いて製造技術の総リ
ソース量を定義し、当該総リソース量を有効ウエハ面積
で除して単位リソース量を求め、当該単位リソース量に
対し、上記第1領域の面積を乗じたものを第1実効技術
リソース量、上記第2領域の面積を乗じたものを第2実
効技術リソース量、上記第3領域の面積を乗じたものを
第3実効技術リソース量として設定し、製造および/ま
たは設計に関する複数の技術を、当該技術を適用したと
きに得られる上記第1〜第3実効技術リソース量を用い
て比較し、上記複数の技術から、要求されるメモリおよ
びロジックの回路規模に適した技術を選択する。
【0008】好適に、上記実効技術リソース量の比較お
よび技術の選択では、上記第1〜第3実効技術リソース
量のそれぞれについて、検討対象の技術を用いた場合の
実効技術リソース量から、比較対象の技術を用いた場合
の実効技術リソース量を引いた減算値を算出し、上記第
1〜第3実効技術リソース量における減算値の総和が負
となることを、上記検討対象の技術の採用条件とする。
具体的に、上記メモリ混載半導体集積回路を検討対象の
技術Nを用いて製造する際の製造技術の総リソース量を
有効ウエハ面積で除した単位リソース量をCWU
(n)、m(m:自然数)個の比較対象技術のうちi
(i=1,…,m)番目の技術Iを用いて製造した場合
の上記単位リソース量をCWU(i)、上記技術Nを用
いた場合の上記第1領域のロジックゲート当たりの面積
をSPLG(n)、上記技術Iを用いた場合の上記第1
領域のロジックゲート当たりの面積をSPLG(i)、
上記技術Nを用いた場合の上記第2領域のメモリビット
当たりの面積をSPB(n)、上記技術Iを用いた場合
の上記第2領域のメモリビット当たりの面積をSPB
(i)、上記技術Nを用いた場合の上記第3領域の面積
をSP&IO(n)、上記技術Iを用いた場合の上記第
3領域の面積をSP&IO(i)、上記第1領域の総ロ
ジックゲート数をNLG、上記第2領域の総メモリビッ
ト数をNMBとしたときに次式(1)、すなわち、 {CWU(n)・SPLG(n)−CWU(i)・SPLG(i)}・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)・SP&IO(n)−CWU(i)・SP&IO(i)} <0 …(1) が成り立つことを上記技術Nの採用条件とする。
【0009】また、上記ロジックゲート当たりの面積S
PLG(n)とSPLG(i)が等しく、この等しい面
積をSPLGとしたときに、前記式(1)に代えて次式
(2)、すなわち、 {CWU(n)−CWU(i)}・SPLG・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)・SP&IO(n)−CWU(i)・SP&IO(i)} <0 …(2) が成り立つことを上記技術Nの採用条件としてもよい。
【0010】さらに、上記第1領域における搭載ロジッ
ク規模および上記第2領域における搭載メモリ量につい
て、上記技術Nを用いた場合と上記技術Iを用いた場合
との差がほとんどなく、上記第3領域の面積SP&IO
(n)とSP&IO(i)が等しく、この等しい面積を
SP&IO(NLG、NMB)としたときに、前記式
(1)に代えて次式(3)、すなわち、 {CWU(n)・SPLG(n)−CWU(i)・SPLG(i)}・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)−CWU(i)}・SP&IO(NLG,NMB) <0 …(3) が成り立つことを上記技術Nの採用条件としてもよい。
【0011】一方、上記実効技術リソース量の比較およ
び技術の選択では、上記第1〜第3実効技術リソース量
のそれぞれについて、上記検討対象および比較対象の全
ての技術のうち任意の特定技術を用いた場合の実効技術
リソース量から他の技術を用いた場合の実効技術リソー
ス量を引いた減算値を全ての組み合わせにおいて算出
し、上記第1〜第3実効技術リソース量における減算値
の総和が最も小さい上記特定技術を、採用すべき技術と
して選択してもよい。
【0012】このメモリ混載半導体集積回路の設計方法
では、メモリ混載半導体集積回路の製造技術の規模を表
す定量値として、総リソース量を定義する。総リソース
量として、たとえば、メモリ混載半導体集積回路のチッ
プを製造するのに必要な工程数、マスク枚数などが採用
できる。または、工程数とマスク枚数との両方を加味し
た定義、たとえば、あるマスク使用工程から次のマスク
使用工程までの間に存在する工程数に応じて、マスク枚
数に重み付けをして総リソース量を定義してもよい。つ
ぎに、総リソース量を有効ウェハ面積で割った量、すな
わち単位面積のチップを作るのに要するリソース量を求
める。このリソース量は、単位リソース量という。この
単位リソース量に、第1領域(ロジック領域),第2領
域(メモリ領域),第3領域(その他領域)の各面積を
それぞれ掛けたものを、それぞれ第1〜第3実効技術リ
ソース量として設定する。その後、第1〜第3実効技術
リソース量を用いて技術の優位性を比較する。具体的
に、検討すべき技術Nがあり、他の既存技術などを比較
対象技術Iとする。比較対象技術Iは複数あってよい。
たとえば、第1〜第3実効技術リソース量同士におい
て、検討対象技術Nと比較対象技術Iを比較する。この
結果、検討対象技術Nが比較対象技術Iに対し、どの領
域で優位かが分析できる。つまり、メモリ混載半導体集
積回路内の各機能ブロックごとに実効技術リソース量の
評価が行えるので、改善すべき技術課題とその改善効果
を容易に見通すことができる。その後、検討対象技術N
を用いた場合に得られる実効技術リソース量から、比較
対象技術Iを用いた場合に得られる実効技術リソース量
を引いた減算値を求め、たとえば、その総和が負になる
ことを、検討対象技術Nの採用条件とする。これによ
り、比較対象技術Iより優位な技術Nを、容易に判断し
選定できる。
【0013】本発明に係るメモリ混載半導体集積回路
は、ロジックゲートアレイが形成される第1領域、メモ
リセルアレイが形成される第2領域、および、第1,第
2領域以外の第3領域からなるメモリ混載半導体集積回
路であって、当該メモリ混載半導体集積回路を検討対象
の技術Nを用いて製造するのに必要な工程数および/ま
たはマスク枚数に代表される製造技術の総リソース量を
有効ウエハ面積で除した単位リソース量をCWU
(n)、m(m:自然数)個の比較対象の技術のうちi
(i=1,…,m)番目の技術Iを用いて製造した場合
の上記単位リソース量をCWU(i)、上記技術Nを用
いた場合の上記第1領域のロジックゲート当たりの面積
をSPLG(n)、上記技術Iを用いた場合の上記第1
領域のロジックゲート当たりの面積をSPLG(i)、
上記技術Nを用いた場合の上記第2領域のメモリビット
当たりの面積をSPB(n)、上記技術Iを用いた場合
の上記第2領域のメモリビット当たりの面積をSPB
(i)、上記技術Nを用いた場合の上記第3領域の面積
をSP&IO(n)、上記技術Iを用いた場合の上記第
3領域の面積をSP&IO(i)、上記第1領域の総ロ
ジックゲート数をNLG、上記第2領域の総メモリビッ
ト数をNMBとしたときに次式(1)、すなわち、 {CWU(n)・SPLG(n)−CWU(i)・SPLG(i)}・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)・SP&IO(n)−CWU(i)・SP&IO(i)} <0 …(1) が成り立つことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施形態では、技術の優位性を
確保するための条件を1つの基準を提案して検証すると
ともに、具体的に優位となる技術の例を示す。このこと
により、技術選択および開発の方向を見出す手法を新た
に提供する。また、メモリ混載ロジックLSI技術分野
において優位となる技術は、単にメモリセルサイズの縮
小によるものではなく、メモリの直接周辺回路面積(回
路量)およびI/Oとパッド領域の面積、さらにはロジ
ックゲート規模と搭載メモリ量にも依存し、これらの組
み合わせにおいて最適な技術選択をする必要があること
を明らかにする。まず、本実施形態で使用する記号を含
むリストを、以下に記述する。
【0015】CWL:メモリ混載LSIにおいてロジッ
ク機能部分を製造するのに必要な技術工数あるいはマス
ク枚数などであり、第1実効技術リソース量という。 CWAM:メモリ混載LSIにおいてメモリ部分を製造
するのに必要な技術工数あるいはマスク枚数(ロジック
機能製造技術工数(あるいはマスク枚数)に対する付加
分)などであり、第2実効技術リソース量という。 CWP&IO:メモリ混載LSIにおいて、パッド、周
辺回路およびI/O回路を含む部分を製造するのに必要
な技術工数あるいはマスク枚数などであり、第3実効技
術リソース量という。 CW:メモリ混載プロセスによってLSIを製造するの
に必要な技術工数あるいはマスク枚数(CW=CWL+
CWAM+CWP&IO)などであり、総リソース量と
いう。 CWU:単位面積のチップを作るのに必要な技術工数あ
るいはマスク枚数などであり、単位リソース量という。
ここでCWU=CW/SEW[有効ウェハ面積]、すな
わちCWUに面積Sをかけたものが、面積Sの“チッ
プ”を作るのに要する実効技術リソース量を表す。
【0016】NLG:搭載ロジックゲート数、 NMB:混載メモリ規模(bit数)、 NC:1ウェハ当たりの有効チップ数(NC=SEW/
SC)である。
【0017】SPMC:メモリセル面積、 SMC:メモリセル領域の面積(SMC=SPMC×N
MB)、 SPB:1ビット当たりの面積、 SM:チップ内のメモリ領域の面積(SMにメモリ直接
周辺回路を含む、SM=SPB×NMB)、 SL:チップ内のロジック領域の面積、 SPLG:1論理ゲート当たりの面積(SL=SPLG
×NLG)、 SP&IO:チップ内のI/Oとパッド領域の面積、 SEM:チップ内のメモリ領域以外の面積(SEM=S
L+SP&IO)、 SC:チップ面積(SC=SM+SEM)、 SEW:有効ウェハ面積(SEW=SC×NC)であ
る。
【0018】図1は、本実施形態に係るメモリ混載半導
体集積回路の設計における、技術優位性検討の手順を示
すフローチャートである。ここで、本実施形態では、メ
モリ混載半導体集積回路の設計/製造における優位性の
評価対象技術がメモリセル方式である場合を例にとっ
て、優位性評価を行う検討対象技術(メモリセル)Nに
対し、既存(比較対象)の技術IとしてDRAMセルと
SRAMセルを取り上げる。
【0019】まず、ステップST1において、総リソー
ス量(CW)を定義する。ここでは、総リソース量(C
W)としてマスク枚数を用いる。ロジックLSIプロセ
スを基準とし、このプロセスはどの種類のメモリを集積
化した混載ICでも共通に必要となるプロセスとする。
ロジックLSIプロセスとしては5層配線プロセスを想
定し、マスク枚数は25枚、すなわち総リソース量(C
W)=25であるとする。
【0020】ステップST2において、総リソース量
(CW)を有効ウエハ面積(SEW)で除して、単位リ
ソース量(CWU)を算出する。すなわち、(CWU)
=(CW)/(SEW)となる。
【0021】ステップST3において、実効技術リソー
ス量を第1領域(ロジック領域),第2領域(メモリ領
域)および第3領域(その他の領域)に分けて求める。
ここで、ロジック領域の実効技術リソース量を第1実効
技術リソース量(CWL)、メモリ領域の実効技術リソ
ース量を第2実効技術リソース量(CWAM)、メモリ
周辺回路や入出力パッドを含む、その他領域の実効技術
リソース量を第3実効技術リソース量(CWP&IO)
とおく。
【0022】これら各実効技術リソース量は、それぞれ
の領域の面積(SL),(SMC)または(SP&I
O)に単位リソース量(CWU)を掛けて求めることが
できる。 すなわち、(CWL)=(CWU)×(SL)、 (CWAM)=(CWU)×(SMC)、 (CWP&IO)=(CWU)×(SP&IO)とな
る。
【0023】以下、具体例を挙げて説明する。一般に、
1論理ゲートを構成するのに必要な面積は300F2
度である。ここでFは最小パターン寸法で、300F2
とは1つの論理ゲートを構成するのに必要な面積が最小
寸法の2乗の面積の300倍であることを意味する。ま
た、SRAMは6トランジスタ形とし、セル面積は13
0F2 程度である。一般に、メモリの周辺回路面積はセ
ル面積のおよそ30%である。このため1bitを構成
するのに必要な面積は169F2 となる。SRAMは6
トランジスタ形とした場合、メモリセルをロジックプロ
セスと一括して作ることができるため、マスク枚数の増
加はない。一方、DRAMは、セル面積が12F2 、メ
モリの周辺回路面積はセル領域の面積とおよそ同じ(1
00%)である。このため1bitを構成するのに必要
な面積は24F2 となる。マスク枚数はおよそ5割増し
となり、37枚とする。
【0024】実際のLSIチップには、ロジック領域
(面積:SL)とメモリ領域(面積:SM)の他に、パ
ッドとI/O回路などの第3領域(面積:SP&IO)
が必要である。ここでは、図1(B)に示すように、L
SIチップの中心にロジック領域とメモリの領域を合わ
せて正方形に配置し、その周辺に0.6mmの枠を設
け、第3領域とする。その第3領域(面積:SP&I
O)内に、I/O回路とパッドを配置するものとする。
なお、ここでは枠の幅を0.6mmとしたが、この幅は
目的あるいは用途によって変更可能なことは言うまでも
ない。
【0025】ステップST4以降では、m個の既存技術
のi番目の技術Iと技術Nとの比較を既存技術を順次替
えながら行う方法を提示するが、それに先立ち、ここで
は、まず、既存技術同士での比較を試みた。この場合、
搭載ロジック規模が10KGateから2.56MGa
te、搭載メモリ量が1Mbitから256Mbitの
範囲のメモリ混載論理LSIを製造した場合の実効技術
リソース量CW(i)、すなわち、CWU(i)・SP
LG(i)・NLG+CWU(i)・SPB(i)・N
MB+CWU(i)・SP&IO(i)について、その
大小関係を、i=1(SRAM)の場合とi=2(DR
AM)の場合とで比較した。なお、簡略化のため、SR
AM混載の場合のロジック回路面積SPLG(1)と、
DRAM混載の場合のロジック回路面積SPLG(2)
は同じ面積(=SPLG)であると仮定した。
【0026】図2は、横軸が搭載メモリ規模を縦軸が搭
載ロジック規模を表し、SRAMとDRAMの2つの混
載技術の実効技術リソース量を比較したものである。図
2に示すように、SRAMの実効技術リソース量に比べ
DRAMの実効技術リソース量が相対的に小さい領域
(DRAM優位領域)がグラフの右斜め下側に現れ、S
RAMの実効技術リソース量が相対的に小さい領域(S
RAM優位領域)がグラフの左斜め上側に現れている。
このように実効技術リソース量という概念を用いて比較
すると、搭載メモリ規模および搭載ロジック規模に応じ
て、メモリセルがSRAMの方が有利な領域と、DRA
Mの方が有利な領域が明確に区分けできる。しかも、こ
のグラフには表現できないが、実効技術リソース量が第
1〜第3領域に関する3つの項で表現できるため、その
優位性あるいは劣性の根拠、すなわち、それぞれのメモ
リセルの長所および短所が明らかとなる。このように、
図1の検討手順に従えば、メモリ混載LSI内の各機能
ブロックごとに実効技術リソース量の評価が行えるの
で、改善すべき技術課題とその改善効果を容易に見通す
ことができる。
【0027】つぎに、このようなSRAMとDRAMの
技術優位性マップにおいて、他の如何なるメモリセル
が、如何なるメモリおよびロジック規模でSRAMとD
RAM双方に対し優位となるかを検討する。なお、上記
と同様、ここでも簡略化のため、検討対象のメモリセル
を搭載したLSIは、SRAMまたはDRAM混載LS
Iと同じ基準ロジックプロセスを用いることとし、この
ため検討対象のメモリセルを搭載したLSIにおけるロ
ジック領域の面積SPLG(n)は、SRAMまたはD
RAM混載LSIと共通の値、SPLGを用いる。
【0028】1つの例として、メモリ混載に必要なマス
ク枚数の増加分が基準ロジックLSIプロセスに対して
3枚、セル面積が18F2 (DRAMの1.5倍、SR
AMの18/130倍)、メモリ直接周辺回路の面積が
DRAMの1.2倍、すなわち1bitを構成するのに
要する面積が32.4F2 となるメモリセル技術を検討
対象とする。仮にこの技術名を“NewCell
(1)”と呼ぶことにする。
【0029】このNewCell(1)技術によって作
られたメモリ混載LSIの各機能領域の実効技術リソー
ス量の和CW(n1)は、 CW(n1)=CWU(n1)・SPLG(n1)・N
LG+CWU(n1)・SPB(n1)・NMB+CW
U(n1)・SP&IO(n1) で表すことができる。ここで、“n1”はNewCel
(l)を表す記号である。
【0030】この実効技術リソース量の和CW(n1)
が、SRAMまたはDRAM混載LSIの実効技術リソ
ース量の和CW(1),CW(2)の双方に対し小さ
い、すなわちNewCell(1)技術が優位となる領
域(NewCell(1)優位領域)を求め、SRAM
あるいはDRAM優位性マップ(図2)上に重ねて示し
たのが図3である。図3に示すように、SRAM優位領
域とDRAM優位領域にはさまれるかたちで、NewC
ell(1)優位領域が現れる。また、図3から、搭載
ロジック規模が10KGateから2.56MGat
e、搭載メモリ量が1Mbitから256Mbitの範
囲では、NewCell(1)がSRAMやDRAMに
比べ優位であることが分かる。
【0031】この優位性比較の具体的手順について、図
1の例では、2者の比較を逐一行う方法を採用してい
る。なお、図1は設計過程内での技術比較を示すため、
必要なロジック回路規模およびメモリ規模は、LSIの
設計仕様で予め1つに定められている。ステップST4
でi=1、すなわち比較対象をSRAMとしたうえで、
つぎのステップST5において、CW(n1)−CW
(1)が負であるか否かを、所定のロジック回路および
メモリの規模において調べる。
【0032】CW(n1)−CW(1)が負である場
合、ステップST6において、全ての比較対象技術との
技術比較を行ったか否かが問われる。現時点ではDRA
Mとの比較が未だであるので、処理がステップST7に
進み、iがインクリメントされる。また、ステップST
5においてCW(n1)−CW(1)が正または零で、
かつ全ての比較が終わっていない場合も、処理がステッ
プST7に進み、iがインクリメントされる。
【0033】ステップ7の後、処理はステップST5の
前に戻され、i=2、すなわちDRAMとの比較が行わ
れる。この比較の結果、CW(n1)−CW(2)が負
である場合は、ステップST6で全ての比較が終了した
ことを確認した後、ステップST8において、当該検討
対象技術N(NewCell(1))がSRAMとDR
AMの双方に対し優位であるとして、採用が決まる。
【0034】これに対し、ステップST5あるいはステ
ップST6で、CW(n1)−CW(i)が正または零
となることが1回でも発生した場合は、処理がステップ
ST9に進み、当該検討対象技術Nは不採用となる。
【0035】つぎに、NewCell(1)技術の具体
例を示す。
【0036】基準となるロジックプロセスに対してマス
ク枚数の増加が3枚以内でメモリ機能を実現すること
は、どのような回路構成でも可能である。しかし、1b
itを構成するのに必要なセル面積に対して制約を加え
るとマスク枚数の増加分が変化する。セル面積を最も小
さくできる可能性のあるのは1bitを構成する素子数
が最も少ない1つのMOSトランジスタと1つのキャパ
シタからなるDRAMセルである。ところが、DRAM
セルは比較的大きな容量が必要であり、小さい面積で必
要な容量値を作るために複雑な立体構造のキャパシタが
必要となる。この複雑な立体構造のキャパシタを作るた
めに、マスク枚数が増え、マスク枚数の増加分を3枚以
内にすることが不可能となる。また、6個のMOSトラ
ンジスタから構成されるSRAMは、素子数が多いため
セル面積を小さくする事ができない。
【0037】マスク枚数の増加が少なく、同時にセル面
積が小さくなる回路形式は、基本的に素子数が少なく、
かつ構成素子の面積を小さくできることが必要である。
1つのMOSトランジスタと1つのキャパシタからなる
DRAMの次に素子数の少ないメモリセル構成として、
いわゆるゲインセルがある。ゲインセルでは、キャパシ
タの蓄積電荷を直接読み出すのでなく、キャパシタまた
は書き込みトランジスタのノードに蓄積され記憶データ
に対応する電荷量に応じて読み出しトランジスタのオン
/オフを制御し、当該読み出しトランジスタにより記憶
データを増幅してビット線に読み出す。代表的なゲイン
セルとして、読み出しトランジスタ数を1つにするか2
つにするかによって、3つのMOSトランジスタからな
るメモリセル構成(3トランジスタ型)と2つのMOS
トランジスタと1つのキャパシタからなるメモリセル構
成(2トランジスタ−1キャパシタ型)がある。
【0038】この代表的なゲインセルの回路を、図4お
よび図5に示す。図4に示すゲインセルMCは、3トラ
ンジスタ型であり、書き込みトランジスタTW、第1読
み出しトランジスタTR1および第2読み出しトランジ
スタTR2から構成される。書き込みトランジスタTW
は、ゲートが書き込みワード線WWLに接続され、ソー
ス,ドレインの一方がビット線BLに接続されている。
第1読み出しトランジスタTR1は、ゲートが読み出し
ワード線RWLに接続され、ドレインがビット線BLに
接続され、ソースが第2読み出しトランジスタTR2の
ドレインに接続されている。第2読み出しトランジスタ
TR2は、ゲートが書き込みトランジスタTWのソー
ス,ドレインの他方に接続され、ドレインが第1読み出
しトランジスタTR1のソースに接続され、ソースが共
通電位線(たとえば接地線)に接続されている。第2読
み出しトランジスタTR2のゲートと書き込みトランジ
スタTWの接続中点が、当該メモリセルMCの記憶ノー
ドSNをなす。
【0039】図5に示すゲンセルMCは、2トランジス
タ−1キャパシタ型であり、書き込みトランジスタT
W、読み出しトランジスタTRおよびキャパシタCAP
から構成される。書き込みトランジスタTWは、ゲート
が書き込みワード線WWLに接続され、ソース,ドレイ
ンの一方がビット線BLに接続されている。読み出しト
ランジスタTRは、ゲートが書き込みトランジスタTW
のソース,ドレインの他方に接続され、ドレインがビッ
ト線BLに接続され、ソースが共通電位線(たとえば接
地線)に接続されている。キャパシタCAPは、一方電
極が読み出しトランジスタTRと書き込みトランジスタ
TWの接続中点に接続され、他方電極が読み出しワード
線RWLに接続されている。このキャパシタCAPの一
方電極、および、これに接続された読み出しトランジス
タTRと書き込みトランジスタTWの接続中点が、当該
メモリセルMCの記憶ノードSNをなす。
【0040】これらのゲインセルMCでは、書き込み時
には、書き込みワード線WWLをローレベルからハイレ
ベルに活性化して書き込みトランジスタTWをオンさ
せ、このときビット線設定電位に応じて記憶ノードSN
の電位を変化させる。
【0041】読み出し時には、ビット線を外部電源によ
って予め、たとえば電源電圧VCCにプリチャージしてお
く。この状態で、読み出しワード線RWLをローレベル
からハイレベルに活性化すると、記憶データ、すなわち
記憶ノードSNの電位に応じてビット線が放電される
か、ビット線の放電が行われずにプリチャージ電位で維
持されたままとなる。具体的には、読み出しワード線R
WLをハイレベルにしたとき、記憶ノードSNの電位が
ハイレベルの場合のみ、図4のセル構成では読み出しト
ランジスタTR1,TR2がオンし、図5のセル構成で
は読み出しトランジスタTRがオンする。このため、ビ
ット線が接地電位まで放電される。一方、記憶ノードS
Nの電位がローレベルの場合は、読み出しトランジスタ
TR2またはTRがオンしないので、ビット線の放電は
行われない。
【0042】この読み出し時のビット線電位変化の振幅
は、たとえば電源電圧VCCと大きく、セル寸法を微細化
しただけでは低下しないため、ゲインセルは回路構成
上、ノイズによる誤動作が起きにくいという利点を有す
る。また、ゲインセルにおいては、記憶データの論理に
応じてビット線電位を変化させる電荷をセル内に保持す
る必要がないため、キャパシタを用いる場合でも、その
容量は小さくてすむ。つまり、図5におけるキャパシタ
CAPは、電荷保持時に書き込みトランジスタTWがオ
フのときは記憶ノードSNを電気的に浮遊状態にすると
ともに、読み出しの際に読み出しワード線RWLがハイ
レベルになったときに、容量結合により記憶ノードSN
の電位を読み出しトランジスタTRが記憶データに応じ
てオンまたはオフする程度まで上昇させるためのもので
あり、したがって、キャパシタCAPは単純な構造でか
つ面積の小さなもので十分である。
【0043】このような構成のゲインセルにおいて、メ
モリセル用MOSトランジスタ(読み出しトランジスタ
および書き込みトランジスタ)は、基準となるロジック
プロセスでロジック部と一括して作ることができる。3
トランジスタ型ゲインセルでは、6トランジスタ型SR
AMセルと同様に、メモリ混載にともなうマスク枚数の
増加はない。しかも、3トランジスタ型ゲインセルは、
6トランジスタ型SRAMセルと比べるとトランジスタ
数が半減しており、そのぶんセル面積が大幅に小さい。
2トランジスタ−1キャパシタ型ゲインセルでは、キャ
パシタCAPが上述した理由から単純な構造でかつ面積
の小さなもので済むことから、キャパシタ電極をロジッ
クプロセスの多層配線層と一括形成したMIM構造と
し、トランジスタの上方に積層させることができる。こ
の場合、メモリ混載にともなうマスク枚数の増加は最小
限、たとえば1枚程度ですむ。また、2トランジスタ−
1キャパシタ型ゲインセルは、セル面積を左右するトラ
ンジスタが1つ少ないぶんだけ、3トランジスタ型より
更にセル面積を小さくすることができる。
【0044】図6に、2トランジスタ−1キャパシタ型
ゲインセルの製造過程におけるキャパシタ形成工程を、
基準ロジックプロセスの配線形成工程と対比させて示
す。図6において、プロセスフローを中央に示し、その
左に配線接続箇所における基準ロジックプロセスを、そ
の右にメモリ混載プロセスを、それぞれに模式的断面で
示す。図6において、符号1は、半導体基板の表面に形
成されたMOSトランジスタを覆う絶縁膜を示す。
【0045】最初の下層配線形成工程ST10におい
て、ロジックトランジスタ間を適宜接続する下層配線層
2と、キャパシタの下部電極3とを、絶縁膜1上に同時
形成する。層間膜形成工程ST11において、下層配線
層2および下部電極3上を絶縁膜(層間膜)4で覆う。
【0046】メモリ混載プロセスでは、基準ロジックプ
ロセスにはない追加的なプロセスとして、層間膜の一部
除去工程ST12とキャパシタ誘電膜の形成工程ST1
3を含む。このうち最初の工程ST12では、層間膜4
の一部をエッチングにより除去して、キャパシタの下部
電極3の上面より一回り小さい開口部4aを形成する。
また、つぎの工程ST13では、開口部4aにより表出
する下部電極3の上面および層間膜4の表面を含む全面
に、キャパシタの誘電膜5を形成する。
【0047】つぎに、基準ロジックプロセスおよびメモ
リ混載プロセスともに、下層配線層2上の絶縁膜を一部
除去して、ビアホール4bを形成する。このとき、基準
ロジックプロセスでは層間膜4のエッチングのみでよい
が、メモリ混載プロセスにおいては、同一マスク層を用
いて、まず、キャパシタの誘電膜5をエッチングし、続
いて層間膜4をエッチングする。最後に、層間膜4のエ
ッチングパターン4a,4bより、それぞれ一回り大き
いパターンにて、上層配線層6とキャパシタの上部電極
7とを同時形成する。これにより、ロジック回路の配線
層接続箇所では、下層と上層の配線層2,6間のコンタ
クトがとられ、キャパシタ部では下部電極3に対し上部
電極7が誘電膜5を挟んで対向するMIMキャパシタ構
造が完成する。
【0048】この図6のプロセス例では、基準ロジック
プロセスに対するメモリ混載プロセスの追加フォトマス
クとして、層間膜一部除去工程ST12で層間膜4の開
口用マスク層の形成に1枚必要となる。これに、MIM
キャパシタ用の誘電膜5の不要部分を除去するためのフ
ォトマスク、および/または、メモリセル用MOSトラ
ンジスタのしきい値電圧調整イオン注入用のフォトマス
クを更に追加しても、フォトマスク枚数の増加は最大で
3枚である。
【0049】つぎに、トランジスタおよびセルの専有面
積を、メモリセルの具体例を示して説明する。基準とな
るロジックプロセスで作ることのできる最小のMOSト
ランジスタの大きさは、図7から分かるように10F2
となる。2トランジスタ−1キャパシタ型ゲインセルの
キャパシタを上層配線層で形成するとして、そのセル面
積は、単純には2つのMOSトランジスタを作るのに必
要な面積、すなわち20F2 となる。ところが、セルパ
ターン設計では、たとえば不純物領域をトランジスタ間
で共有化するなど面積の節約ができ、実際のセル面積は
20F2 より小さくできる。
【0050】図8に、2トランジスタ−1キャパシタ型
セルの実際の構造およびパターンの例を示す。図8
(A)は第2配線層の形成後、図8(B)は完成後の平
面パターン図である。以下、このセルの構造およびパタ
ーンを、製造過程を説明しながら明らかにする。
【0051】まず、半導体基板の表面に所定パターンに
て素子分離絶縁層を形成し、これをマスクに周囲の基板
表面にp型不純物を添加する。つぎに、たとえば酸化シ
リコンからなるゲート絶縁膜とポリシリコンからなる第
1配線層を順に成膜し、パターンニングする。これによ
り、図8(A)に示すように、p型不純物領域と直交し
ワード線方向(図の横方向)にセル間を貫く書き込みワ
ード線WWLと、p型不純物領域と直交しセル内で局所
的に設けられた第1局所配線層20とが形成される。こ
の第1配線層のパターン周囲のp型不純物領域に高濃度
のn型不純物を導入してn型不純物領域21を形成す
る。n型不純物領域21は、基準電位VSSの供給線VS
Sとして、ワード線方向にセル間を貫き、ビット線方向
(図の縦方向)に隣接する2セル間で共有される配線部
分を有する。この配線部分(基準電位供給線VSS)の
すぐ脇で第1局所配線層20と直交する部分のp型不純
物領域に、読み出しトランジスタTRが形成される。ま
た、書き込みワード線WWLと直交する部分のp型不純
物領域に、書き込みトランジスタTWが形成される。
【0052】第1層間絶縁膜を成膜し、第1層間絶縁膜
をパターンニングして、n型不純物領域21上で開口す
るコンタクト孔22,23および第1局所配線層20上
で開口するコンタクト孔24を同時に形成する。このう
ち読み出しトランジスタTRの直ぐ脇でn型不純物領域
21上に開口したコンタクト孔22がビットコンタクト
BCの一部となる。第1層間絶縁膜上に第2局所配線層
25およびパッド層26を形成する。第2局所配線層2
5はコンタクト孔23,24間を接続し、パッド層26
はコンタクト孔22上に重ねられる。
【0053】第2層間絶縁膜を成膜し、第2層間絶縁膜
をパターンニングして、図8(B)に示すように、第1
ビアホール27,28を形成する。第1ビアホール27
は、パッド層26上に開口されビットコンタクトBCの
一部となる。第1ビアホール28は第2局所配線層25
上に開口する。第2層間絶縁膜上に、第1ビアホール2
7上に接するビット線BLと、第1ビアホール28上に
接するパッド層29を同時に形成する。
【0054】第3層間絶縁膜を成膜し、第3層間絶縁膜
をパターンニングして、パッド層29上に第2ビアホー
ル30を形成する。第3層間絶縁膜上に、第2ビアホー
ル30に接続する四角形状のキャパシタ下部電極層31
を形成する。キャパシタ誘電体膜を成膜した後、キャパ
シタ誘電体膜上に、ワード線方向のセル間を貫くキャパ
シタ上部電極層32を形成する。
【0055】この具体例では、配線層数が多いが、トラ
ンジスタTR,TWがともにバルク型でありトランジス
タ特性および均一性に優れる。また、不純物領域の共有
化などにより、18F2 と小さなセル面積が達成できて
いる。必要なキャパシタは2つのMOSトランジスタの
上方に位置し、十分な面積を有することから、キャパシ
タを有することによるセル面積の増大はない。
【0056】以上、搭載ロジック規模が10KGate
から2.56MGate、搭載メモリ量が1Mbitか
ら256Mbitの範囲のメモリ混載ロジックLSIに
好適なNewCell(1)技術を、具体例をもって説
明してきた。本実施形態では、このセル技術の採用を検
討するに際し、たとえば図1に例示するような手順で実
効技術リソース量の比較を行うと、判断手順がルール化
されて容易であり、またメモリ領域,ロジック領域また
はその他領域同士での比較ができることから、今度改良
を進めるうえでの指針が容易に得られやすい。たとえ
ば、第3領域の実効技術リソース量の全体に占める割合
が相対的に大きな場合は、周辺回路技術の改善などに取
り組む必要がある。また、メモリ領域の実効技術リソー
ス量が相対的に大きな場合は、メモリセルのロジックプ
ロセスの更なる共通化、あるいはメモリセルの微細化に
注力する必要がある。
【0057】なお、搭載ロジック規模が10KGate
から2.56MGate、搭載メモリ量が1Mbitか
ら256Mbitの範囲で、実効技術リソース量がSR
AMあるいはDRAM混載LSIに対して相対的に小さ
くなるセル技術は、この他にも存在する。
【0058】たとえば、製造に必要なマスク枚数の増分
が基準ロジックLSIプロセス(SRAMプロセス)に
対して0枚、セル面積が24F2 (DRAMの2倍、S
RAMの24/130倍)、メモリ直接周辺回路の面積
がDRAMの1.0倍、すなわち1bitを構成するの
に要する面積が36F2 となる混載技術を検討対象とす
ることができる。マスク枚数の増加を0枚とするには、
例えばキャパシタをMOSダイオードで作れば可能とな
る。ただし、セルサイズは、MOSダイオード分の面積
分、増加する。仮に、この技術名を“NewCell
(2)技術”と呼ぶことにする。
【0059】このNewCell(2)技術の検討にお
いて、実効技術リソース量の和CW(n2)が、SRA
MおよびDRAM混載LSIの実効技術リソース量の和
CW(1),CW(2)の双方に対し小さい、すなわち
NewCell(2)技術が優位となる領域(NewC
ell(2)優位領域)を図1に示す手順で求め、SR
AMあるいはDRAM優位性マップ(図2)上に重ねて
示したのが図9である。この場合、図9の範囲内では、
メモリ容量が大きな側にDRAM優位領域が僅かに現れ
ているが、殆どはNewCell(2)優位領域が占め
ている。また、SRAM優位領域は図9の範囲内に現れ
ていない。したがって、図9から、搭載ロジック規模が
10KGateから2.56MGate、搭載メモリ量
が1Mbitから256Mbitの範囲では、NewC
ell(2)がSRAMやDRAMに比べ優位であるこ
とが分かる。
【0060】この図9を図3と比較すると、セル構造の
違いで優位領域の範囲が大きく変わることが分かる。ま
た、搭載ロジック規模(NLG)の範囲、搭載メモリ量
(NMB)の範囲が変われば、既存の技術に対して実効
技術リソース量を相対的に小さくできる混載技術(SP
B(n)、CWU(n)、SP&IO(n))が満たす
べき条件も変わる。一般に、搭載ロジック規模(NL
G)が大きく、搭載メモリ量(NMB)が小さいとCW
U(n)を小さくすることが重要であり、搭載ロジック
規模(NLG)が小さく、搭載メモリ量(NMB)が大
きいとSPB(n)を小さくすることが重要となる。
【0061】つぎに、メモリ混載技術が満たすべき条件
が変わると、セル優位領域のマップも変化することを、
一例を挙げて具体的に説明する。ここでは、I/O回路
およびパッドが配置される第3領域の面積は、搭載ロジ
ック規模と搭載メモリ量によってのみ決まることを条件
とする。つまり、搭載ロジック規模と搭載メモリ量が同
じであれば、検討対象技術を適用した場合の第3領域面
積SP&IO(n)と、比較対象技術を適用した場合の
第3領域面積SP&IO(i)は同じ値(セルがDRA
Mの場合の面積SP&IO)をとるとする。
【0062】この第3領域面積が一律という条件を付加
した場合のセル優位領域のマッピングを、図10〜図1
2に示す。ここで、図10は、SRAMおよびDRAM
間のセル優位領域を示す図である。また、図11はNe
wCell(1)技術の優位領域の優位領域を、図12
はNewCell(2)技術の優位領域を、ぞれぞれ図
10に重ねて示したものである。図10を条件付加前の
前記図2と比較すると、条件付加によりロジックゲート
数が小さい側でDRAM優位領域が後退していることが
分かる。図11を条件付加前の前記図3と比較すると、
条件付加により、メモリ容量が大きくロジックゲート数
が小さい側でNewCell(1)優位領域が拡大し、
かわりにDRAM優位領域が後退していることが分か
る。図12を条件付加前の前記図9と比較すると、メモ
リ容量が小さくロジックゲート数が大きい領域でSRA
M優位領域が大きく出現し、かわりにNewCell
(2)優位領域が大きく後退し、また、メモリ容量が大
きくロジックゲート数が小さい領域でDRAM優位領域
が拡大し、かわりにNewCell(2)優位領域が後
退していることが分かる。
【0063】このように、たとえば第3領域面積が一律
という条件を付加するだけで、実効技術リソース量が変
化する。このことにより、メモリ混載ロジックLSI技
術分野において優位となる技術は、単にメモリセルの構
造やサイズに依存するだけではなく、メモリの直接周辺
回路面積(回路量)およびI/Oとパッド領域の面積、
さらにはロジックゲート規模と搭載メモリ量にも依存
し、これらの組み合わせにおいて最適な技術選択をする
必要があることが明らかとなった。
【0064】なお、本実施形態では検討対象技術をゲイ
ンセルとしたが、回路構成が異なる他のメモリセルの検
討に、本発明の方法が適用可能であることは言うまでも
ない。また、比較対象技術もSRAMやDRAMに限ら
ない。さらに、本実施形態に係る技術検討の方法を、設
計時の他の技術選択、製造時の技術選択に応用できる。
【0065】
【発明の効果】本発明に係るメモリ混載半導体集積回路
の設計方法によれば、メモリ混載半導体集積回路の開発
に際し必要な要素技術が技術的に優位となるための条件
が自ずと明らかにされ、技術を優位とするための開発方
針が立てやすくなる。また、本発明に係るメモリ混載半
導体集積回路は、その手法を適用して技術優位の条件を
満足したものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るメモリ混載半導体集積回路の
設計における、技術優位性検討の手順を示すフローチャ
ートである。
【図2】SRAM優位領域とDRAM優位領域が取りう
る範囲を、搭載するロジック規模とメモリ量を縦軸と横
軸で表すマップ内にプロットした図である。
【図3】NewCell(1)優位領域を、図2に重ね
て示す図である。
【図4】NewCell技術の一例を示す、3トランジ
スタ型ゲインセルの回路図である。
【図5】NewCell技術の他の例を示す、2トラン
ジスタ−1キャパシタ型ゲインセルの回路図である。
【図6】2トランジスタ−1キャパシタ型ゲインセルの
製造過程におけるキャパシタ形成工程を、基準ロジック
プロセスの配線形成工程と対比させて示す図である。
【図7】基準となるロジックプロセスで作ることのでき
る最小のMOSトランジスタの大きさを示す概略平面図
である。
【図8】2トランジスタ−1キャパシタ型セルの実際の
構造およびパターンの例を示す平面図である。
【図9】NewCell(2)優位領域を、図2に重ね
て示す図である。
【図10】図2の場合に、第3領域面積が一律という条
件を付加したときに得られる技術優位領域の分布を示す
図である。
【図11】図3の場合に、第3領域面積が一律という条
件を付加したときに得られる技術優位領域の分布を示す
図である。
【図12】図9の場合に、第3領域面積が一律という条
件を付加したときに得られる技術優位領域の分布を示す
図である。
【符号の説明】
1…絶縁膜、2…下層配線層、3…下部電極、4…層間
膜、4a…キャパシタ形成箇所の開口部、4b…ビアホ
ール、5…キャパシタ誘電膜、6…上層配線層、7…上
部電極、20…第1配線層、21…不純物領域、22〜
24…コンタクト孔、25,26…第2配線層、27,
28…第1ビアホール、29…第3配線層、30…第2
ビアホール、31…第4配線層、32…第5配線層、M
C…ゲインセル(メモリセル)、TW…書き込みトラン
ジスタ、TR,TR1,TR2…読み出しトランジス
タ、CAP…キャパシタ、WWL…書き込みワード線、
RWL…読み出しワード線、BL…ビット線、VSS…
基準電位の供給線、SN…記憶ノード、BC…ビットコ
ンタクト。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロジックゲートが形成される第1領域、メ
    モリセルが形成される第2領域、および、第1,第2領
    域以外の第3領域からなるメモリ混載半導体集積回路の
    設計方法であって、 メモリ混載半導体集積回路を製造するのに必要な工程数
    および/またはマスク枚数に代表される各種数値を用い
    て製造技術の総リソース量を定義し、 当該総リソース量を有効ウエハ面積で除して単位リソー
    ス量を求め、 当該単位リソース量に対し、上記第1領域の面積を乗じ
    たものを第1実効技術リソース量、上記第2領域の面積
    を乗じたものを第2実効技術リソース量、上記第3領域
    の面積を乗じたものを第3実効技術リソース量として設
    定し、 製造および/または設計に関する複数の技術を、当該技
    術を適用したときに得られる上記第1〜第3実効技術リ
    ソース量を用いて比較し、 上記複数の技術から、要求されるメモリおよびロジック
    の回路規模に適した技術を選択するメモリ混載半導体集
    積回路の設計方法。
  2. 【請求項2】上記実効技術リソース量の比較および技術
    の選択では、上記第1〜第3実効技術リソース量のそれ
    ぞれについて、検討対象の技術を用いた場合の実効技術
    リソース量から、比較対象の技術を用いた場合の実効技
    術リソース量を引いた減算値を算出し、上記第1〜第3
    実効技術リソース量における減算値の総和が負となるこ
    とを、上記検討対象の技術の採用条件とする請求項1に
    記載のメモリ混載半導体集積回路の設計方法。
  3. 【請求項3】上記メモリ混載半導体集積回路を検討対象
    の技術Nを用いて製造する際の製造技術の総リソース量
    を有効ウエハ面積で除した単位リソース量をCWU
    (n)、m(m:自然数)個の比較対象技術のうちi
    (i=1,…,m)番目の技術Iを用いて製造した場合
    の上記単位リソース量をCWU(i)、上記技術Nを用
    いた場合の上記第1領域のロジックゲート当たりの面積
    をSPLG(n)、上記技術Iを用いた場合の上記第1
    領域のロジックゲート当たりの面積をSPLG(i)、
    上記技術Nを用いた場合の上記第2領域のメモリビット
    当たりの面積をSPB(n)、上記技術Iを用いた場合
    の上記第2領域のメモリビット当たりの面積をSPB
    (i)、上記技術Nを用いた場合の上記第3領域の面積
    をSP&IO(n)、上記技術Iを用いた場合の上記第
    3領域の面積をSP&IO(i)、上記第1領域の総ロ
    ジックゲート数をNLG、上記第2領域の総メモリビッ
    ト数をNMBとしたときに次式(1)、すなわち、 {CWU(n)・SPLG(n)−CWU(i)・SPLG(i)}・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)・SP&IO(n)−CWU(i)・SP&IO(i)} <0 …(1) が成り立つことを上記技術Nの採用条件とする請求項2
    に記載のメモリ混載半導体集積回路の設計方法。
  4. 【請求項4】上記ロジックゲート当たりの面積SPLG
    (n)とSPLG(i)が等しく、この等しい面積をS
    PLGとしたときに、前記式(1)に代えて次式
    (2)、すなわち、 {CWU(n)−CWU(i)}・SPLG・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)・SP&IO(n)−CWU(i)・SP&IO(i)} <0 …(2) が成り立つことを上記技術Nの採用条件とする請求項3
    に記載のメモリ混載半導体集積回路の設計方法。
  5. 【請求項5】上記第1領域における搭載ロジック規模お
    よび上記第2領域における搭載メモリ量について、上記
    技術Nを用いた場合と上記技術Iを用いた場合との差が
    ほとんどなく、上記第3領域の面積SP&IO(n)と
    SP&IO(i)が等しく、この等しい面積をSP&I
    O(NLG、NMB)としたときに、前記式(1)に代
    えて次式(3)、すなわち、 {CWU(n)・SPLG(n)−CWU(i)・SPLG(i)}・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)−CWU(i)}・SP&IO(NLG,NMB) <0 …(3) が成り立つことを上記技術Nの採用条件とする請求項3
    に記載のメモリ混載半導体集積回路の設計方法。
  6. 【請求項6】上記第1領域における搭載ロジック規模と
    上記第2領域における搭載メモリ量とについて、上記技
    術Nを用いた場合と上記技術Iを用いた場合との差がほ
    とんどなく、上記第3領域の面積SP&IO(n)とS
    P&IO(i)が等しく、この等しい面積をSP&IO
    (NLG、NMB)としたときに、前記式(2)に代え
    て次式(4)、すなわち、 {CWU(n)−CWU(i)}・SPLG・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)−CWU(i)}・SP&IO(NLG,NMB) <0 …(4) が成り立つことを上記技術Nの採用条件とする請求項4
    に記載のメモリ混載半導体集積回路の設計方法。
  7. 【請求項7】上記実効技術リソース量の比較および技術
    の選択では、上記第1〜第3実効技術リソース量のそれ
    ぞれについて、上記検討対象および比較対象の全ての技
    術のうち任意の特定技術を用いた場合の実効技術リソー
    ス量から他の技術を用いた場合の実効技術リソース量を
    引いた減算値を全ての組み合わせにおいて算出し、上記
    第1〜第3実効技術リソース量における減算値の総和が
    最も小さい上記特定技術を、採用すべき技術として選択
    する請求項1に記載のメモリ混載半導体集積回路の設計
    方法。
  8. 【請求項8】上記製造および/または設計に関する技術
    は、メモリセルの回路方式および構造と、当該回路方式
    および構造の採用に付随する製造プロセスとを含む請求
    項1に記載のメモリ混載半導体集積回路の設計方法。
  9. 【請求項9】ロジックゲートアレイが形成される第1領
    域、メモリセルアレイが形成される第2領域、および、
    第1,第2領域以外の第3領域からなるメモリ混載半導
    体集積回路であって、 当該メモリ混載半導体集積回路を検討対象の技術Nを用
    いて製造するのに必要な工程数および/またはマスク枚
    数に代表される製造技術の総リソース量を有効ウエハ面
    積で除した単位リソース量をCWU(n)、m(m:自
    然数)個の比較対象の技術のうちi(i=1,…,m)
    番目の技術Iを用いて製造した場合の上記単位リソース
    量をCWU(i)、上記技術Nを用いた場合の上記第1
    領域のロジックゲート当たりの面積をSPLG(n)、
    上記技術Iを用いた場合の上記第1領域のロジックゲー
    ト当たりの面積をSPLG(i)、上記技術Nを用いた
    場合の上記第2領域のメモリビット当たりの面積をSP
    B(n)、上記技術Iを用いた場合の上記第2領域のメ
    モリビット当たりの面積をSPB(i)、上記技術Nを
    用いた場合の上記第3領域の面積をSP&IO(n)、
    上記技術Iを用いた場合の上記第3領域の面積をSP&
    IO(i)、上記第1領域の総ロジックゲート数をNL
    G、上記第2領域の総メモリビット数をNMBとしたと
    きに次式(1)、すなわち、 {CWU(n)・SPLG(n)−CWU(i)・SPLG(i)}・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)・SP&IO(n)−CWU(i)・SP&IO(i)} <0 …(1) が成り立つメモリ混載半導体集積回路。
  10. 【請求項10】上記ロジックゲート当たりの面積SPL
    G(n)とSPLG(i)が等しく、この等しい面積を
    SPLGとしたときに、前記式(1)に代えて次式
    (2)、すなわち、 {CWU(n)−CWU(i)}・SPLG・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)・SP&IO(n)−CWU(i)・SP&IO(i)} <0 …(2) が成り立つ請求項9に記載のメモリ混載半導体集積回
    路。
  11. 【請求項11】上記第1領域における搭載ロジック規模
    と上記第2領域における搭載メモリ量について、上記技
    術Nを用いた場合と上記技術Iを用いた場合との差がほ
    とんどなく、上記第3領域の面積SP&IO(n)とS
    P&IO(i)が等しく、この等しい面積をSP&IO
    (NLG、NMB)としたときに、前記式(1)に代え
    て次式(3)、すなわち、 {CWU(n)・SPLG(n)−CWU(i)・SPLG(i)}・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)−CWU(i)}・SP&IO(NLG,NMB) <0 …(3) が成り立つ請求項9に記載のメモリ混載半導体集積回
    路。
  12. 【請求項12】上記第1領域における搭載ロジック規模
    と上記第2領域における搭載メモリ量について、上記技
    術Nを用いた場合と上記技術Iを用いた場合との差がほ
    とんどなく、上記第3領域の面積SP&IO(n)とS
    P&IO(i)が等しく、この等しい面積をSP&IO
    (NLG、NMB)としたときに、前記式(2)に代え
    て次式(4)、すなわち、 {CWU(n)−CWU(i)}・SPLG・NLG +{CWU(n)・SPB(n)−CWU(i)・SPB(i)}・NMB +{CWU(n)−CWU(i)}・SP&IO(NLG,NMB) <0 …(4) が成り立つ請求項10に記載のメモリ混載半導体集積回
    路。
  13. 【請求項13】上記第1領域の総ロジックゲート数NL
    Gに、上記式(1)が成り立つ範囲内で最小値NLGm
    inと最大値NLGmaxが存在し、 上記第2領域の総メモリビット数NMBに、上記式
    (1)が成り立つ範囲内で最小値NMBminと最大値
    NMBmaxが存在する請求項9に記載のメモリ混載半
    導体集積回路。
  14. 【請求項14】上記検討対象の技術Nおよび上記比較対
    象の技術Iは、メモリセルの回路方式および構造と、当
    該回路方式および構造の採用に付随する製造プロセスと
    を含む請求項9に記載のメモリ混載半導体集積回路。
JP35012599A 1999-12-09 1999-12-09 メモリ混載半導体集積回路およびその設計方法 Pending JP2001168198A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35012599A JP2001168198A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 メモリ混載半導体集積回路およびその設計方法
US09/730,737 US6536013B2 (en) 1999-12-09 2000-12-07 Memory embedded semiconductor integrated circuit and a method for designing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35012599A JP2001168198A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 メモリ混載半導体集積回路およびその設計方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001168198A true JP2001168198A (ja) 2001-06-22

Family

ID=18408411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35012599A Pending JP2001168198A (ja) 1999-12-09 1999-12-09 メモリ混載半導体集積回路およびその設計方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6536013B2 (ja)
JP (1) JP2001168198A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI669786B (zh) * 2015-01-26 2019-08-21 日商芙洛提亞股份有限公司 半導體積體電路裝置之製造方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005340356A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Hitachi Ltd 半導体記憶装置
WO2005117118A1 (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Renesas Technology Corp. 半導体装置
US20090040167A1 (en) * 2007-08-06 2009-02-12 Wein-Town Sun Programmable nonvolatile memory embedded in a timing controller for storing lookup tables
KR101842413B1 (ko) * 2009-12-28 2018-03-26 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
CN105702631B (zh) * 2009-12-28 2019-05-28 株式会社半导体能源研究所 半导体器件
WO2011105310A1 (en) 2010-02-26 2011-09-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
WO2011114868A1 (en) * 2010-03-19 2011-09-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
WO2011125432A1 (en) 2010-04-07 2011-10-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor memory device
TWI511236B (zh) 2010-05-14 2015-12-01 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置
WO2012008304A1 (en) 2010-07-16 2012-01-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
US8422272B2 (en) 2010-08-06 2013-04-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
WO2012029637A1 (en) 2010-09-03 2012-03-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and driving method thereof
TWI574259B (zh) 2010-09-29 2017-03-11 半導體能源研究所股份有限公司 半導體記憶體裝置和其驅動方法
US8902637B2 (en) 2010-11-08 2014-12-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor memory device comprising inverting amplifier circuit and driving method thereof
JP5852874B2 (ja) 2010-12-28 2016-02-03 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US9443844B2 (en) 2011-05-10 2016-09-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Gain cell semiconductor memory device and driving method thereof
US8779799B2 (en) 2011-05-19 2014-07-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Logic circuit
JP6013682B2 (ja) 2011-05-20 2016-10-25 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の駆動方法
JP6560508B2 (ja) 2014-03-13 2019-08-14 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
KR20150138026A (ko) 2014-05-29 2015-12-09 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11126827A (ja) * 1997-08-21 1999-05-11 Hitachi Ltd 半導体集積回路の設計方法および半導体集積回路
JPH11224499A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置、その製造方法およびそのアドレス検出回路

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4727493A (en) * 1984-05-04 1988-02-23 Integrated Logic Systems, Inc. Integrated circuit architecture and fabrication method therefor
US5532934A (en) * 1992-07-17 1996-07-02 Lsi Logic Corporation Floorplanning technique using multi-partitioning based on a partition cost factor for non-square shaped partitions
US5960185A (en) * 1996-06-24 1999-09-28 International Business Machines Corporation Method and apparatus for wafer disposition based on systematic error modeling
US6249776B1 (en) * 1998-09-22 2001-06-19 International Business Machines Corporation Methodology for proper weighting of photolithography in the cost of semiconductor products
US6324527B1 (en) * 1998-09-22 2001-11-27 International Business Machines Corporation Methodology for distinguishing the cost of products in a multiple part number, multiple technology, fully or partially loaded semiconductor fabricator
US6215327B1 (en) * 1999-09-01 2001-04-10 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Molecular field programmable gate array

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11126827A (ja) * 1997-08-21 1999-05-11 Hitachi Ltd 半導体集積回路の設計方法および半導体集積回路
JPH11224499A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置、その製造方法およびそのアドレス検出回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI669786B (zh) * 2015-01-26 2019-08-21 日商芙洛提亞股份有限公司 半導體積體電路裝置之製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20010044923A1 (en) 2001-11-22
US6536013B2 (en) 2003-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001168198A (ja) メモリ混載半導体集積回路およびその設計方法
US7364961B2 (en) SRAM cell design for soft error rate immunity
US20110199806A1 (en) Universal structure for memory cell characterization
CN100563010C (zh) 半导体结构
US6232154B1 (en) Optimized decoupling capacitor using lithographic dummy filler
JP2000031298A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
US8472228B2 (en) Array-based integrated circuit with reduced proximity effects
JP2001044297A (ja) 半導体装置
US7777263B2 (en) Semiconductor integrated circuit device comprising SRAM and capacitors
US5323049A (en) Semiconductor device with an interconnection layer on surface having a step portion
US20110158017A1 (en) Method for memory cell characterization using universal structure
US20040036088A1 (en) Static semiconductor memory device
US5965922A (en) Semiconductor memory device composed of half cells
JP2022140387A (ja) 単一半導体ダイにおけるモノリシック集積および/または不均一集積の最適化のための統合スケーリングおよびストレッチングプラットフォーム
JP2000243857A (ja) 半導体メモリデバイス及びその製造方法
KR100348185B1 (ko) 반도체장치및그제조방법
JPH11204662A (ja) Sram装置およびその製造方法
KR100377082B1 (ko) 반도체 장치
US20120256243A1 (en) Semiconductor device for reducing interconnect pitch
US6538338B2 (en) Static RAM semiconductor memory device having reduced memory
JP5674251B2 (ja) 半導体記憶装置
US7272814B2 (en) Reconfiguring a RAM to a ROM using layers of metallization
JPH1050865A (ja) 高抵抗負荷型sramセル及びその製造方法
JP2000183187A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
US6790771B2 (en) Bitline structure for DRAM and method of forming the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100316