JP2001167524A - データ再生装置 - Google Patents

データ再生装置

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JP2001167524A
JP2001167524A JP2000269875A JP2000269875A JP2001167524A JP 2001167524 A JP2001167524 A JP 2001167524A JP 2000269875 A JP2000269875 A JP 2000269875A JP 2000269875 A JP2000269875 A JP 2000269875A JP 2001167524 A JP2001167524 A JP 2001167524A
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Kazuhiko Satake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスクの再生遅延に起因するパッド領
域PADの増大によりデータ記録効率が低下することを
防止する。 【解決手段】 フォーマット制御回路21は、再生対象
のセクタのビット同期情報を検出すると、リードゲート
信号RGをアクティブにする。SYNC検出回路17は、SY
NCを検出すると、同期情報検出信号SBDを出力する。
フォーマット制御回路21は、同期情報検出信号SBD
を基準にしてセクタの終了位置を算出しリードゲート信
号RGをインアクティブにする。データ訂正回路15及
び復号回路16は、リードゲート信号RGがアクティブ
の期間に読み出されたセクタのデータ及びECCを同期
情報検出信号SBDを基準として再生しデータバスNR
Zに出力する。データフロー制御回路22は、同期情報
検出信号SBDを基準にして再生遅延時間経過後にデー
タバスNRZ上のデータ及びECCを処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記録再生装
置に関し、さらに詳しくは、記録媒体のデータ記録効率
を改善可能とするデータ記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】データ記録再生装置として一般的な磁気
ディスク装置を例にとって従来技術を説明する。
【0003】磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、そ
の磁気ディスクへのデータの記録動作を行う記録回路
と、磁気ディスクからのデータの再生動作を行う再生回
路と、記録再生動作を制御する制御回路とによって構成
される。
【0004】図13に、磁気ディスクの構成を示す。
【0005】磁気ディスク2には、同心円状のトラック
tが形成されている。そのトラックt上には、磁気ディ
スクの回転変動を吸収するためのギャップgで区切られ
たセクタcが設けられている。また、円周上に間欠的に
サーボ領域sが配置されている。1つのセクタcがサー
ボ領域sで分割されているとき、そのセクタcをスプリ
ットセクタという。また、サーボ領域sで分割されてい
ないセクタcをノンスプリットセクタという。
【0006】図14に、トラック上の情報配置と記録タ
イミング及び再生タイミングを制御するインデックスパ
ルス信号IDX,サーボゲート信号SG及びセクタパル
ス信号SPの説明図である。
【0007】インデックスパルス信号IDXは、トラッ
クの起点を示す信号であり、磁気ディスク2の1回転に
1回発生する。
【0008】サーボゲート信号SGは、サーボ領域を示
す信号であり、インデックスパルス信号IDXから一定
間隔ごとに発生する。
【0009】セクタパルス信号SPは、セクタの起点を
示す信号であって、インデックスパルス信号IDXを基
準に生成される。
【0010】{データ記録時}データ記録時は、次のよ
うに動作する。
【0011】制御回路は、セクタパルス信号SPを基準
にして、記録するセクタに対してライトゲート信号WG
をアクティブにする。これと同時に、データバスNRZ
に、一連のセクタ情報、すなわち、ビット同期情報PL
O,シンボル同期情報SYNC,データDATA,エラー検出訂
正を行うためのエラーチェックコードECC,再生遅延
を吸収するためのパッド情報PADを出力する。一連の
セクタ情報を出力すると、ライトゲート信号WGをイン
アクティブにする。
【0012】記録回路は、データバスNRZに出力され
た一連のセクタ情報を記録遅延と呼ばれる遅延を経た
後、磁気ディスク2のトラックt上に記録する。記録遅
延に相当する時間は、あらかじめ、一連のセクタ情報に
含まれており、実際にトラックt上に記録されるデータ
長は、一連のセクタ情報長より少なくなる。
【0013】{データ再生時}データ再生時は、次のよ
うに動作する。
【0014】制御回路は、セクタパルス信号SPを基準
にして、再生するセクタに対してリードゲート信号RG
をアクティブにする。
【0015】再生回路は、リードゲート信号RGがアク
ティブになると、ビット同期情報PLOを出力し、磁気
ディスク上のビット同期情報PLOに続くシンボル同期
情報SYNC,データDATA,エラーチェックコードECC及
びパッド情報PADを再生し、データバスNRZ上に出
力する。
【0016】ここで、データバスNRZ上に出力される
シンボル同期情報SYNC,データDATA,エラーチェックコ
ードECC及びパッド情報PADは、磁気ディスク上の
シンボル同期情報SYNC,データDATA,エラーチェックコ
ードECC及びパッド領域PADから、再生処理に要す
る時間だけ遅延したタイミングになっている。この遅延
時間を再生遅延時間という。
【0017】制御回路は、データバスNRZ上のシンボ
ル同期情報SYNCを検出することで、データDATAの開始を
検知し、データDATA及びエラーチェックコードECCを
処理する。また、シンボル同期情報SYNCを検出してから
データの転送バイト数に相当する時間後に、リードゲー
ト信号RGをインアクティブにする。
【0018】再生回路は、リードゲート信号RGがイン
アクティブになると、磁気ディスクから再生したデータ
の出力を停止する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁気ディス
ク装置では、あるセクタの開始でリードゲート信号RG
がアクティブにされてからインアクティブにされるまで
の間は磁気ディスクから当該セクタの情報が読み出され
ることを保証するため、再生遅延時間よりも長いパッド
領域PADを磁気ディスクに設けておく必要があった。
【0020】そして、再生回路には、低S/N信号の再
生が可能となるPRML(PartialResponse Maximum Li
kelihood)信号処理方式が一般的に採用されるが、PR
ML信号処理方式では再生遅延時間が増大する傾向にあ
るため、パッド領域PADも増大する傾向にあった。
【0021】しかし、パッド領域PADが増大すると、
有効に使用できるデータ記憶領域が減少し、データ記録
効率が低下してしまう問題点があった。
【0022】そこで、本発明の目的は、パッド領域PA
Dの増大を抑制できるようにし、記録媒体のデータ記録
効率を改善可能としたデータ再生装置を提供することに
ある。
【0023】さらに、記録時にも、あるセクタの記録開
始位置に対し、ライトゲート信号WGがアクティブにさ
れてからインアクティブにされるまでの間は、記録遅延
時間分のPADを設けておく必要があった。
【0024】そこで、本発明の他の目的は、パッド領域
PADの増大を抑制できるようにし、記録媒体のデータ
記録効率を改善可能としたデータ記録再生装置を提供す
ることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、同期情報を付加した一連のデータ列をブロ
ックとして記録した媒体から再生対象のブロックの同期
情報を検出し同期情報検出信号を出力する同期情報検出
手段と、同期情報検出信号を基準にして記録媒体上のブ
ロックの終了位置を算出するブロック終了位置算出手段
と、検出した同期情報から算出したブロックの終了位置
までのデータを記録媒体から読み出してデータを再生す
るデータ再生回路とを備えたデータ再生装置とする。
【0026】或いは、ビット同期を行うためのビット同
期情報とシンボル同期を行うためのシンボル同期情報と
データとこのデータの訂正を行うための訂正情報と付加
領域とを有するデータ列ををブロック単位として、複数
のブロックを記録した記録媒体上の再生対象のブロック
を読み出すことを指令する読出指令信号をアクティブに
すると共に同期情報検出信号を基準にして記録媒体上の
ブロックの終了位置を算出し読出指令信号をインアクテ
ィブにするフォーマット制御回路と、読出指令信号がア
クティブの期間に記録媒体上のブロックを読み出してシ
ンボル同期情報を検出し同期情報検出信号を出力する同
期情報検出回路と、読出指令信号がアクティブの期間に
記録媒体から読み出されたブロックのデータ及び訂正情
報を同期情報検出信号を基準として再生し出力するデー
タ再生回路と、同期情報検出信号を基準にして再生遅延
時間経過後にデータ再生回路から出力されるデータ及び
訂正情報を処理するデータ処理回路とを備えたデータ再
生装置とする。
【0027】また或いは、同期情報を付加した一連のデ
ータ列をブロックとして記録した記録媒体から再生対象
のブロックの同期情報を検出し同期情報検出信号を出力
する同期情報検出回路と、同期情報検出信号を基準にし
て符号列を再生し出力する符号再生回路と、同期情報検
出信号を基準にして符号再生回路から出力される符号列
を復号する復号回路とを備え、同期情報検出信号が出力
された後、符号列を復号回路で処理するデータ再生装置
とする。
【0028】また或いは、データを送出するデータ発生
回路と、データに対し符号化を行う符号回路と、符号化
されたデータに対し同期情報を付加しデータ列を発生す
るデータ列発生回路と、データ列を記録データ列として
記録する記録回路と、データ列発生回路と記録回路とを
独立に制御するフォーマット制御回路とを備え、制御回
路は、データ列発生回路のデータ列が出力された後、記
録回路を制御し、記録データ列を出力するデータ再生装
置とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施形
態を説明する。なお、これにより本発明が限定されるも
のではない。
【0030】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ディスク装
置の構成図である。
【0031】この磁気ディスク装置1は、磁気ディスク
2と、その磁気ディスク2に記録された磁気情報を電気
信号に変換する記録再生ヘッド3と、その記録再生ヘッ
ド3の位置決めを制御するサーボ制御回路4と、記録再
生信号のインターフェースを行うR/Wアンプ5と、デ
ジタルデータを信号処理する記録再生処理回路6と、デ
ータの記録再生を制御するデータ制御回路7とを具備し
ている。
【0032】記録再生処理回路6は、データ記録経路で
ある符号回路10及びデータ記録回路11と、データ再
生経路である波形処理回路12,データ判定回路14,
データ訂正回路15及び復号回路16と、サーボ制御経
路であるサーボ復調回路13と、データ制御回路7に同
期情報検出信号SBDを出力するSYNC検出回路17
とを具備している。
【0033】データ制御回路7は、マイコン20と、サ
ーボパルス信号SS及び同期情報検出信号SBDに基づ
いて各種の制御信号を生成するフォーマット制御回路2
1と、そのフォーマット制御回路21の制御下でデータ
バスNRZ上のデータを制御するデータフロー制御回路
22と、バッファ制御回路23と、バッファ24と、E
CC訂正回路25と、外部処理装置との接続部であるイ
ンターフェース制御回路26とを具備している。
【0034】{非記録再生動作}非記録再生動作時に
は、サーボ制御回路4によって、サーボ領域のサーボ情
報を用いた制御が行われており、記録再生ヘッド3は任
意のトラック上に位置付けられている。
【0035】サーボ情報のタイミングは、フォーマット
制御回路21のフォーマット制御信号のうち、サーボゲ
ート信号SGによって示される。
【0036】サーボ復調回路13は、サーボゲート信号
SGがアクティブになると、記録再生ヘッド3,R/W
アンプ5及び波形処理回路12を介して得られたサーボ
情報を用いて、サーボ領域を示すサーボパルス信号SS
をフォーマット制御回路21へ出力する。また、サーボ
復調回路13は、記録再生ヘッド3のトラック位置ずれ
量をサーボ制御回路4へ出力する。
【0037】サーボ制御回路4は、位置ずれ量をフィー
ドバックし、記録再生ヘッド3をトラック上に追従させ
る。
【0038】{記録動作}記録動作は、外部処理装置の
記録命令であるライトコマンドの送出によって起動され
る。
【0039】外部処理装置は、ライトコマンドに続き、
記録すべきデータを、インターフェース制御回路26に
送出する。
【0040】インターフェース制御回路26は、外部処
理装置からのライトコマンドを受信し、マイコン20に
対しライトコマンドとこれに含まれる論理アドレスを送
出する。
【0041】マイコン20は、論理アドレスを物理アド
レスに変換し、サーボ制御回路4に対して記録再生ヘッ
ド3のシーク命令を与える。
【0042】サーボ制御回路4は、物理アドレスに対応
したトラックに記録再生ヘッド3を移動する。これと並
行して、記録するデータは、インターフェース制御回路
26及びバッファ制御回路23を介して、バッファ24
に一時的に蓄えられる。
【0043】フォーマット制御回路21は、サーボパル
ス信号SSを基にサーボゲート信号SGとインデックス
パルス信号IDXとセクタパルス信号SPを生成する。
【0044】フォーマット制御回路21は、セクタパル
ス信号SPに対応したセクタ番号と物理アドレスで与え
られる当該記録セクタ番号とが一致すると、ライトゲー
ト信号WGをアクティブとし、データフロー制御回路2
2を制御して一連のセクタ情報、すなわち、ビット同期
情報PLO、シンボル同期情報SYNC、バッファ24に一
時記憶されていたデータDATA、ECC訂正回路25で生
成されたエラーチェックコードECC、及びパッド情報
PADを、順にデータバスNRZへ出力する。
【0045】なお、エラーチェックコードECCとパッ
ド情報PADの間に、エラーチェックコードECCのデ
ータ処理を確実に行うための数バイトのPOST情報を
設けるが、本発明とは直接の関係がないため、説明上無
視する。
【0046】出力されたセクタ情報は、符号回路10に
よって特定の符号に符号化され、データ記録回路11に
渡される。
【0047】データ記録回路11は、符号化されたパラ
レルのデータ列にデータ訂正コードを付加して、シリア
ルのデータ列として、R/Wアンプ5へ出力する。
【0048】R/Wアンプ5は、シリアルのデータ列
を、記録再生ヘッド3から該当するトラック上のセクタ
情報として記録する。
【0049】{再生動作}再生動作は、外部処理装置の
再生命令であるリードコマンドの送出によって起動され
る。制御信号のタイミングは後述する。
【0050】インターフェース制御回路26は、リード
コマンドの受信とこれに含まれる論理アドレスをマイコ
ン20へ出力する。
【0051】マイコン20は、論理アドレスを物理アド
レスへ変換するとともに、再生するトラック上に記録再
生ヘッド3を移動するようサーボ制御回路4にシーク命
令を与える。
【0052】フォーマット制御回路21は、記録再生ヘ
ッド3,R/Wアンプ5,波形処理回路12及びサーボ
復調回路13によって処理されたサーボパルス信号SS
を基にセクタパルス信号SPを生成する。ここで、セク
タパルス信号SPは、記録時のセクタパルス信号SPに
対して位相が進んでいる。
【0053】フォーマット制御回路21は、セクタパル
ス信号SPに対応したセクタ番号と物理アドレスで与え
られる再生セクタ番号とが一致すると、リードゲート信
号RGをアクティブにする。
【0054】当該セクタ情報は、R/Wアンプ5,波形
処理回路12,データ判定回路14によって、シリアル
のデジタルデータとして再生される。
【0055】SYNC検出回路17は、セクタ情報のうちシ
ンボル同期情報SYNCを検出し、同期情報検出信号SBD
をアクティブにする。
【0056】データ訂正回路15は、同期情報検出信号
SBDがアクティブになった以降、データ訂正コード
(CRC,ECCなど)を用いてデータの訂正を行う。
【0057】復号回路16は、シリアルのデータ列をパ
ラレルのデータとしてデータバスNRZ上へ出力する。
【0058】フォーマット制御回路21は、同期情報検
出信号SBDを基準にデータの転送バイト数をカウント
し、セクタの終了位置に到達した時点でリードゲート信
号RGをインアクティブにする。つまり、リードゲート
信号RGがインアクティブになるタイミングは、再生遅
延時間の入らないタイミングとなる。よって、再生遅延
時間にかかわらず、最小限のパッド領域PADで済むこ
ととなる。
【0059】データフロー制御回路22へのデータの到
着は、同期情報検出信号SBDよりもデータ訂正回路1
5と復号回路16での処理時間すなわち再生遅延時間だ
け遅延する。従って、データフロー制御回路22は、同
期情報検出信号SBDがアクティブになった以降、再生
遅延時間に相当するバイト数をカウントした後、バッフ
ァ制御回路23を介して、バッファ24にデータを格納
する。
【0060】ECC訂正回路25は、エラーチェックコ
ードECCを基にして、バッファ24に格納されたデー
タのエラー検証を行い、誤りがある場合には訂正する。
【0061】バッファ24に格納されたデータは、デー
タ訂正が完了した場合もしくはデータに誤りがない場合
には、マイコン20の制御によって、バッファ制御回路
23及びインターフェース制御回路26を介して、外部
処理装置に送出される。
【0062】図2は、フォーマット制御回路21及びデ
ータフロー制御回路22の内部構成説明図である。
【0063】フォーマット制御回路21は、サーボ制御
信号生成回路30と、インデックスパルス生成回路31
と、セクタパルス生成回路32と、シーケンサ33とを
具備している。
【0064】サーボ制御信号生成回路30は、サーボパ
ルス信号SSを基準にして、サーボゲート信号SGを生
成する。
【0065】インデックスパルス生成回路31は、サー
ボゲート信号SGがアクティブな期間のサーボパルス信
号SSを判別して、インデックスパルス信号IDXを生
成する。
【0066】セクタパルス生成回路32は、インデック
スパルス信号IDXを基準として、再生動作時と記録動
作時によって位相の異なるセクタパルス信号SPを生成
する。
【0067】シーケンサ33は、セクタフォーマットを
制御するものであって、セクタの記録期間を示すライト
ゲート信号WG、セクタの再生期間を示すリードゲート
信号RG、さらに、データフロー制御回路22を制御す
る選択信号SEL及びロード信号LDをそれぞれ生成す
る。
【0068】データフロー制御回路22は、固定データ
生成回路34と、FIFO38と、選択回路35と、再
生遅延カウンタ36と、データ転送カウンタ37とを具
備している。
【0069】固定データ生成回路34は、ビット同期情
報PLO,シンボル同期情報SYNC,パッド情報PADの
コード列を出力する回路であり、選択回路35の第1端
に接続されている。
【0070】FIFO38は、バッファ制御回路23か
らのデータDATA及びエラーチェックコードECCのコー
ド列を出力する回路であり、選択回路35の第2端に接
続されている。
【0071】選択回路35は、シーケンサ33からの選
択信号SELが“1”のときに固定データ生成回路34
を選択し、選択信号SELが“0”のときにFIFO3
8を選択して、データバスNRZへ出力する。
【0072】図3に、サーボゲート信号SGとインデッ
クスパルス信号IDXとセクタパルス信号SPと磁気デ
ィスク2上のデータ配列のタイミングを示す。
【0073】図3では、磁気ディスク2の1回転期間中
に3つのサーボ領域と、8つのセクタを配置した例を示
している。
【0074】サーボゲート信号SGは、各サーボ領域で
アクティブになる。
【0075】インデックスパルス信号IDXは、3サー
ボ期間に1回アクティブになる。
【0076】セクタパルス信号SPは、セクタの開始位
置でアクティブになる。
【0077】セクタ間には、若干のギャップ領域GAP
が形成されている。
【0078】一つのセクタは、ビット同期情報PLO,
シンボル同期情報SYNC,データDATA,エラーチェックコ
ードECC及びパッド領域PADで構成される。
【0079】{記録動作時}記録動作時には、図3の
(A)に示すように、セクタパルス信号SPは、セクタ開
始位置でアクティブとなる、また、ライトゲート信号W
Gは、当該セクタのデータを記録するため、セクタパル
ス信号SPに同期してアクティブとなる。
【0080】記録するビット同期情報PLO,シンボル
同期情報SYNC,データDATA,エラーチェックコードEC
C及びパッド情報PADの一連のセクタ情報は、シーケ
ンサ33が出力する選択信号SELに基づき、固定デー
タ生成回路34,FIFO38及び選択回路35によっ
て生成される。すなわち、シーケンサ33は、最初に選
択信号SELを“1”として固定データ生成回路34の
出力を選択し、ビット同期情報PLO及びシンボル同期
情報SYNCをデータバスNRZへ出力する。続いて、シー
ケンサ33は、選択信号SELを“0”としてFIFO
38の出力を選択し、データDATA及びエラーチェックコ
ードECCをデータバスNRZへ出力する。次いで、シ
ーケンサ33は、選択信号SELを“1”として固定デ
ータ生成回路34の出力を選択し、パッド情報PADを
データバスNRZへ出力する。最後に、シーケンサ33
は、ライトゲート信号WGをインアクティブにし、記録
動作を終了する。
【0081】{再生動作時}再生動作時には、図3の
(B)に示すように、セクタパルス信号SPは、データ記
録動作に対し位相の進んだ信号になる。これは、回転変
動によるセクタ開始位置の変動に対し、リードゲート信
号RGを確実にセクタの先頭位置でアクティブにするよ
う制御を行うためである。すなわち、セクタパルス生成
回路32は、リード/ライト信号が再生動作を示す状態
であった場合、記録動作を示す状態であった場合よりも
セクタパルス信号SPの位相を進める。
【0082】シーケンサ33は、セクタパルス信号SP
を基準にリードゲート信号RGをセクタ開始位置でアク
ティブとする。そして、シンボル同期情報SYNCを検出し
てから規定のバイト数経過後、インアクティブとする。
【0083】シーケンサ33は、SYNC検出回路17から
の同期情報検出信号SBDを検出すると、ロード信号L
Dにより再生遅延カウンタ36のカウント動作を開始さ
せる。再生遅延カウンタ36は、データ訂正回路15及
び復号回路16の再生遅延時間に相当するバイト数だけ
カウントすると、ST信号を出力する。データ転送カウ
ンタ37は、ST信号でトリガされた後、規定のバイト
数のデータをカウントする。このカウントの間、データ
バスNRZ上のデータDATA及びエラーチェックコードE
CCが、FIFO38を介して、バッファ制御回路23
へ送出される。
【0084】なお、規定のバイト数は、基本的にはデー
タDATA及びエラーチェックコードECCに相当するバイ
ト数であるが、サーボ領域で分割されないノンスプリッ
トセクタの場合とサーボ領域で分割されるスプリットセ
クタの場合とで異なる。
【0085】図4に、単一のデータセクタの再生動作に
おける制御信号の出力タイミングを示す。
【0086】図4の(1)は、ノンスプリットセクタ(セ
クタ#2)に対する制御信号の出力タイミングである。
【0087】リードゲート信号RGは、磁気ディスク上
のセクタ開始位置からパッド領域PADの中間までアク
ティブとなる。
【0088】同期情報検出信号SBDは、シンボル同期
情報SYNCがSYNC検出回路17で検出されるとアクティブ
になり、リードゲート信号RGがインアクティブとなる
とインアクティブになる。
【0089】復号回路16のデータバスNRZは、再生
動作開始時にはハイインピーダンス状態(Hi-Z)にあ
り、同期情報検出信号SBDが出力されてから再生遅延
時間経過した後、データDATA,エラーチェックコードE
CC及びパッド領域PADのデータが出力される。
【0090】以上のようなタイミング関係にある同期情
報検出信号SBDとデータバスNRZのデータは、フォ
ーマット制御回路21及びデータフロー制御回路22に
よって上述のように制御される。
【0091】図4の(2)は、スプリットセクタ(セクタ
#3)に対する制御信号の出力タイミングである。
【0092】サーボ領域より前にある前半セクタ(セク
タ#3(a)と呼ぶ)に対するリードゲート信号RGは、セ
クタ#3(a)のビット同期情報PLOの開始位置からパッ
ド領域PADの中間までアクティブとなる。また、サー
ボ領域より後にある後半セクタ(セクタ#3(b)と呼ぶ)
に対するリードゲート信号RGは、セクタ#3(b)のビッ
ト同期情報PLOの開始位置からパッド領域PADの中
間までアクティブとなる。
【0093】同期情報検出信号SBDは、セクタ#3(a)
のシンボル同期情報SYNCがSYNC検出回路17によって検
出されるとアクティブになり、リードゲート信号RGが
インアクティブとなるとインアクティブになる。また、
セクタ#3(b)のシンボル同期情報SYNCがSYNC検出回路1
7によって検出されるとアクティブになり、リードゲー
ト信号RGがインアクティブとなるとインアクティブに
なる。
【0094】データバスNRZは、セクタ#3(a)で検出
された同期情報検出信号SBDから再生遅延時間経過し
た後、データDATA(1)とパッド情報PADを出力し、そ
の後、ハイインピーダンス状態になる。さらに、セクタ
#3(b)で検出された同期情報検出信号SBDから再生遅
延時間経過した後、データDATA(2)とエラーチェックコ
ードECCとパッド情報PADを出力し、その後、ハイ
インピーダンス状態になる。ここで、再生遅延時間は、
セクタ#3(a)とセクタ#3(b)とで同一時間であり、ま
た、サーボ期間がゼロではないので、セクタ#3(a)とセ
クタ#3(b)のデータバスNRZが衝突することはない。
【0095】以上のようなタイミング関係にある同期情
報検出信号SBDとデータバスNRZのデータは、フォ
ーマット制御回路21及びデータフロー制御回路22に
よって上述のように制御される。
【0096】図5に、連続するデータセクタの再生動作
における制御信号の出力タイミングを示す。
【0097】図5の(1)は、ノンスプリットセクタ(セ
クタ#4,#5)の連続再生に対する制御信号の出力タ
イミングである。
【0098】リードゲート信号RGと同期情報検出信号
SBDとデータバスNRZは、単一のセクタの再生動作
時と同様のタイミングで発生する。
【0099】同期情報検出信号SBDは、セクタ#4に
対するリードゲート信号RGがインアクティブとなると
同時にインアクティブとなる。このため、同期情報検出
信号SBDにより、フォーマット制御回路21で、次の
セクタ#5のシンボル同期情報SYNCの開始位置を検知す
ることが可能となる。
【0100】また、セクタ#4とセクタ#5の期間のデ
ータバスNRZは、ギャップ領域GAPとセクタ#5の
ビット同期情報PLO及びシンボル同期情報SYNCがゼロ
とはならないため、オーバーラップすることはない。
【0101】従って、各セクタのデータは、フォーマッ
ト制御回路21及びデータフロー制御回路22によっ
て、対応するバッファ24に格納可能となる。
【0102】図5の(2)は、スプリットセクタ(セクタ
#3)とノンスプリットセクタ(セクタ#4)の連続再
生に対する制御信号の出力タイミングである。
【0103】リードゲート信号RGと同期情報検出信号
SBDとデータバスNRZは、単一のスプリットセクタ
の再生動作時のタイミングと単一のノンスプリットセク
タの再生動作時のタイミングとを組み合わせたタイミン
グで発生する。
【0104】同期情報検出信号SBDは、図5の(1)と
同様になる。このため、同期情報検出信号SBDによ
り、フォーマット制御回路21で、それぞれ対応するシ
ンボル同期情報SYNCの開始位置を検知することが可能と
なる。
【0105】また、同様に、各セクタの期間のデータバ
スNRZもオーバーラップすることはない。
【0106】従って、各セクタのデータを、対応するバ
ッファ24に格納可能となる。
【0107】次に、図6を用いて、データ判定回路14
の判定誤り等によって、シンボル同期情報SYNCを正しく
検出できなかった場合について説明する。
【0108】図6の(1)は、ノンスプリットセクタ(セ
クタ#4,#5)の連続再生動作時に、セクタ#5のシ
ンボル同期情報SYNCを正しく検出できなかった場合を示
している。
【0109】セクタ#4に対する再生動作は、図5の
(1)と同じである。
【0110】セクタ#5のリードゲート信号RGは、ビ
ット同期情報PLOの開始位置でアクティブとなった
が、予め決められた期間内に同期情報検出信号SBDが
アクティブにならないため、シーケンサ33は、リード
ゲート信号RGをインアクティブにする。予め決められ
た期間とは、セクタ開始位置からシンボル同期情報SYNC
までの期間より若干長い期間とする。データ訂正回路1
5及び復号回路16は、同期情報検出信号SBDがアク
ティブとならなかったため、セクタ#5のデータDATA
(DATA#5)をデータバスNRZへ出力しない。従っ
て、セクタ#4のデータDATA(DATA#4)は正常にバッ
ファ24に格納されるが、セクタ#5のデータDATA(DAT
A#5)はバッファ24に格納されない。このため、セ
クタ#5に対しては、リトライ等の処理によって再び再
生動作が行われる。
【0111】図6の(2)は、スプリットセクタ(セクタ
#3)とノンスプリットセクタ(セクタ#4)の連続再
生動作時に、スプリットセクタ#3のサーボ領域より後
のセクタ(セクタ#3(2))のシンボル同期情報SYNCを正
しく検出できなかった場合を示している。
【0112】スプリットセクタ#3のサーボ領域より前
のセクタ(セクタ#3(1))に対する再生動作は、図5の
(2)と同じである。
【0113】スプリットセクタ#3のサーボ領域より後
のセクタ(セクタ#3(2))のリードゲート信号RGは、
ビット同期情報PLOの開始位置でアクティブとなった
が、予め決められた期間内に同期情報検出信号SBDが
アクティブにならないため、シーケンサ33は、リード
ゲート信号RGをインアクティブにする。データ訂正回
路15及び復号回路16は、同期情報検出信号SBDが
アクティブとならなかったため、セクタ#3(2)のデータ
DATA(DATA#3(2))をデータバスNRZへ出力しない。
【0114】ノンスプリットセクタ#4に対する再生動
作は、図5の(2)と同じである。
【0115】従って、スプリットセクタ#3のデータに
ついては、リトライ等の処理によって再び再生動作が行
われる。
【0116】図7に、シーケンサ33とデータフロー制
御回路22の制御手順を示す。
【0117】この制御手順には、ノンスプリットセクタ
とスプリットセクタを処理する通常処理(1)と、シンボ
ル同期情報SYNCが規定時間内に検出されなかった場合の
例外処理(2)とがある。
【0118】図7の(1)に示す通常処理は、step1〜st
ep9により処理される。
【0119】シーケンサ33は、step1でリードゲート
信号RGをアクティブする。step2で一定期間内に同期
情報検出信号SBDが検出されるか確認し、検出されれ
ばstep3に制御を移す。一定期間内に同期情報検出信号
SBDがアクティブとならない場合、例外処理に移行す
る。step3でデータDATA,エラーチェックコードECC
及びパッド領域PADの間のリードゲート信号RGのア
クティブ状態を確保するため、規定バイト数カウントす
るまでウェイトする。ここで、規定バイト数とは、ノン
スプリットセクタの場合はデータDATA,エラーチェック
コードECC及びパッド領域PADを合計したバイト数
であり、スプリットセクタの場合はサーボ領域までのデ
ータDATA及びパッド領域PADを合計したバイト数(図
4の(2)の例ではDATA(1)とその後のパッド領域PAD
の合計バイト数)である。
【0120】step4でリードゲート信号RGをインアク
ティブにする。
【0121】ノンスプリットセクタに対しては、規定バ
イト数のデータを処理したため、step4でその動作を終
了する。
【0122】スプリットセクタに対しては、step5でサ
ーボ期間の通過を待ち、サーボ領域より後のスプリット
セクタを処理する。step6で再びリードゲート信号RG
をアクティブとし、step7で同期情報検出信号SBDの
検出を行う。一定期間内に同期情報検出信号SBDが検
出されない場合、例外処理に移行する。step8で規定バ
イト数(図4の(2)の例では、DATA(2)とECCとパッ
ド領域PADの合計バイト数)ウェイトした後、step9
でリードゲート信号RGをインアクティブとする。
【0123】データフロー制御回路22は、基本的に、
step3,step8以外は、データ転送中であれば、データ
転送を継続処理する。step3,step8では、シーケンサ
33から与えられるロード信号LDによって再生遅延バ
イト数分だけウェイトし、規定バイト数のデータ転送を
行う。
【0124】図7の(2)に示す例外処理は、step1,st
ep2により処理される。
【0125】シーケンサ33は、step1でリードゲート
信号RGをインアクティブにし、step2でデータエラー
発生をマイコン20に通知し、リトライ処理等を行う。
【0126】データフロー制御回路22は、データ転送
中であればそのデータ転送の継続処理を行う。
【0127】上記第1の実施形態の磁気ディスク装置1
によれば、出力が再生遅延時間だけ遅延するデータ訂正
回路15及び復号回路16から同期情報検出信号を出力
するのではなく、実質的に遅延がないSYNC検出回路17
から同期情報検出信号SBDを出力する。このため、フ
ォーマット制御回路21は、再生遅延時間に左右されず
に、同期情報検出信号BSDを基準にして磁気ディスク
上のセクタの終了位置でリードゲート信号RGを的確に
インアクティブにできる。従って、記録再生処理回路6
が磁気ディスクから当該セクタの情報を読み出すことを
保証するために、再生遅延時間よりも長いパッド領域P
ADを当該セクタの末尾に設けておく必要がなくなる。
よって、パッド領域PADは最小限で済み、有効に使用
できるデータ記憶領域を増大でき、データ記録効率を向
上できる。なお、データは再生遅延時間だけ遅延してデ
ータバスNRZに出力されるため、データフロー制御回
路22は再生遅延時間だけ遅延してデータを処理するよ
うになっている。
【0128】換言すると、本発明では、フォーマット制
御とデータ制御とを分離して制御可能な構成にした。こ
れにより、パッド領域PADを最小限に抑えることがで
き、有効なデータ記録領域を拡大でき、データ記録効率
を改善できる。
【0129】具体的には、従来は8バイト程度のパッド
領域PADが必要であったものを、2バイト程度に抑制
できる。さらに、再生遅延が1セクタ(512バイト程
度)にまで及ぶ場合、従来は512バイト以上のパッド
領域PADが必要であったが、この場合でも2バイト程
度に抑制できる(データ記録効率は、512バイト以上
のパッド領域PADでは40%程度に低下するが、2バ
イト程度のパッド領域PADでは75%程度を確保する
ことが可能になる)。
【0130】−第2の実施形態− 第2の実施形態では、図1に示す記録再生処理回路6と
データ制御回路7とを接続する信号のうち、同期情報検
出信号SBDを削減する。
【0131】図8は、本発明の第2の実施形態に係る磁
気ディスク装置の要部構成図である。なお、図1に示す
記録再生処理回路6及びデータ制御回路7と区別するた
め、図8では、記録再生処理回路6’及びデータ制御回
路7’とする。
【0132】記録再生処理回路6’は、データ記録経路
である符号回路10及びデータ記録回路11と、データ
再生経路である波形処理回路12,データ判定回路1
4,データ訂正回路15及び復号回路16と、サーボ制
御経路であるサーボ復調回路13と、データ制御回路
7’にデータバスNRZを介してSYNC情報を伝達するSY
NC検出回路17及びSYNCコード生成回路40とを具備し
て構成される。
【0133】データ制御回路7’は、図示しないインタ
ーフェース制御回路26と、マイコン20と、バッファ
24と、バッファ制御回路23と、ECC訂正回路25
と、データバスNRZの情報からフォーマット制御及び
データ処理を行うフォーマット制御回路41及びデータ
フロー制御回路42とを具備して構成される。
【0134】図9は、再生動作時の記録再生処理回路
6’とデータ制御回路7’の間のデータバスNRZでの
データの授受の説明図である。なお、説明の都合上、リ
ードゲート信号RGがアクティブになる前のセクタ再生
動作は完了しているものとする。
【0135】図9の(1)に、ノンスプリットセクタの連
続再生動作を示す。
【0136】リードゲート信号RGがセクタ#4の開始
位置でアクティブになると、波形処理回路12及びデー
タ判定回路14は、当該セクタのデータ判定動作を開始
する。
【0137】SYNC検出回路17は、シンボル同期情報SY
NCを検出すると、同期情報検出信号SBDをアクティブ
にする。SYNCコード生成回路40は、データバスNRZ
上にデータの転送がないため、同期情報検出信号SBD
がアクティブになると、特別なシンボル同期情報SYNCを
データバスNRZ上へ出力する。
【0138】データ訂正回路15及び復号回路16は、
同期情報検出信号SBDがアクティブになると、データ
の訂正及び復号を開始し、再生遅延時間経過した後、デ
ータバスNRZ上にデータ(DATA#4)を出力する。
【0139】データバスNRZは、特別なシンボル同期
情報SYNCからデータ(DATA#4)の開始までの間は、ハ
イインピーダンス(Hi-Z)となる。
【0140】フォーマット制御回路41は、特別なシン
ボル同期情報SYNCを検出すると、ロード信号LDをアク
ティブにする。
【0141】データフロー制御回路42は、ロード信号
LDがアクティブになると、再生遅延時間経過した後の
データバスNRZ上のデータ(DATA#4)をバッファ制
御回路23へ転送する。
【0142】セクタ#4に対応するリードゲート信号R
Gは、セクタ#4の最終位置でインアクティブとなる
が、データ(DATA#4)とそれに続くエラーチェックコ
ードECC及びパッド情報PADのデータは、既にデー
タ訂正回路15及び復号回路16の内部記憶回路に取り
込まれているため、データ訂正回路15及び復号回路1
6から引き続いてデータバスNRZへ出力される。
【0143】セクタ#5に対応するリードゲート信号R
Gがアクティブになると、データ訂正回路15及び復号
回路16は、データバスNRZへの出力を一時中断す
る。
【0144】このため、データバスNRZは、ハイイン
ピーダンス(Hi-Z)になる。
【0145】SYNC検出回路17がセクタ#5のシンボル
同期情報SYNCを検出すると、同期情報検出信号SBDは
アクティブとなり、SYNCコード生成回路40はデータバ
スNRZに特別なシンボル同期情報SYNCを出力する。
【0146】これに続いて、データ訂正回路15及び復
号回路16は、内部記憶回路に蓄積していたデータ(DA
TA#4)とそれに続くエラーチェックコードECC及び
パッド情報PADのデータバスNRZへの出力を再開す
る。
【0147】同時にデータ訂正回路15及び復号回路1
6は、セクタ#5のデータの訂正及び復号処理を内部記
憶回路を用いて行うが、再生遅延時間に達しないため、
データバスNRZには出力されない。セクタ#4のパッ
ド情報PADの出力が完了すると、データバスNRZは
ハイインピーダンス(Hi-Z)になる。
【0148】その後、再生遅延時間経過すると、データ
訂正回路15及び復号回路16からセクタ#5のデータ
(DATA#5)とそれに続くエラーチェックコードECC
及びパッド情報PADデータが、データバスNRZ上へ
出力される。
【0149】図9の(2)に、スプリットセクタとノンス
プリットセクタの連続再生動作を示す。
【0150】図9の(1)と同様に、リードゲート信号R
Gがセクタ#3の開始位置でアクティブになり、シンボ
ル同期情報SYNCが検出されると、データバスNRZ上に
特別なシンボル同期情報SYNCが出力される。再生遅延時
間経過後、サーボ領域より前のデータ(DATA#3(1))が
データバスNRZへ出力される。
【0151】サーボ領域の通過後、サーボ領域より後の
データ(DATA#3(2))の開始でリードゲート信号RGが
再びアクティブになると、サーボ領域より前のデータ
(DATA#3(1))の出力は一時中断され、データバスNR
Zはハイインピーダンス(Hi-Z)となる。
【0152】サーボ領域より後のデータ(DATA#3(2))
のシンボル同期情報SYNCを検出すると、データバスNR
Zに特別なシンボル同期情報SYNCが出力される。
【0153】これに続いて、サーボ領域より前のデータ
(DATA#3(1))の出力が再開される。
【0154】その後、再生遅延時間経過すると、データ
訂正回路15及び復号回路16からサーボ領域より後の
データ(DATA#3(2))がデータバスNRZ上へ出力され
るが、この例では、セクタ#4に対応するリードゲート
信号RGが先にアクティブとなったため、出力は一時中
断され、データバスNRZはハイインピーダンス(Hi-
Z)となる。
【0155】セクタ#4のシンボル同期情報SYNCを検出
すると、データバスNRZに特別なシンボル同期情報SY
NCが出力される。
【0156】これに続いて、サーボ領域より後のデータ
(DATA#3(2))の出力が再開される。
【0157】その後、再生遅延時間経過すると、データ
訂正回路15及び復号回路16からセクタ#4のデータ
(DATA#4)がデータバスNRZ上へ出力される。
【0158】次に、シンボル同期情報SYNCが検出されな
かった場合の制御方法について説明する。
【0159】図10の(1)は、ノンスプリットセクタの
連続再生動作でセクタ#5のシンボル同期情報SYNCが検
出されなかった場合を示す。
【0160】データバスNRZには、セクタ#4の特別
なシンボル同期情報SYNCが出力され、再生遅延時間経過
後にデータ(DATA#4)の一部が出力される。セクタ#
5のリードゲート信号RGがアクティブとなると、デー
タ(DATA#4)の出力は一時中断される。この後、セク
タ#5のシンボル同期情報SYNCが検出されないため、セ
クタ#5の特別なシンボル同期情報SYNCも出力されな
い。よって、データ(DATA#4)の出力も再開されな
い。しかし、予め決められた期間内に同期情報検出信号
SBDがアクティブにならないため、セクタ#5のリー
ドゲート信号RGがインアクティブになる。すると、デ
ータ(DATA#4)の出力が再開される。これにより、セ
クタ#4のデータの出力は完了する。
【0161】図10の(2)は、スプリットセクタとノン
スプリットセクタの連続再生動作でスプリットセクタ#
3のサーボ領域より後のシンボル同期情報SYNCが検出さ
れなかった場合を示す。
【0162】スプリットセクタ#3のサーボ領域より前
のデータ(DATA#3(1))がデータバスNRZに出力され
ているときに、スプリットセクタ#3のサーボ領域より
後のデータDATA#3(2)のためのリードゲート信号RG
がアクティブとなるため、出力が一時中断される。スプ
リットセクタ#3のサーボ領域より後のデータDATA#3
(2)のシンボル同期情報SYNCが検出されなかったため、
リードゲート信号RGがインアクティブとなると、スプ
リットセクタ#3のサーボ領域より前のデータ(DATA#
3(1))の出力が再開される。しかし、シンボル同期情
報SYNCが検出されないため、スプリットセクタ#3のサ
ーボ領域より後のデータDATA#3(2)の訂正及び復号処
理が行われず、データバスNRZ上にデータは出力され
ない。この場合、セクタ#3のデータは一部消失するた
め、リトライ等のデータリカバリ処理を行なう。
【0163】図11は、フォーマット制御回路41及び
データフロー制御回路42の内部構成説明図である。
【0164】図2と比較すると、図2のシーケンサ33
の代わりにシーケンサ50を備えている点、図2で同期
情報検出信号SBDがシーケンサ33に入力されている
代わりにデータバスNRZがシーケンサ50に入力され
ている点及びシーケンサ50からデータ転送カウンタ5
1へホールド信号HDが出力されている点が異なってい
る。
【0165】記録動作時のシーケンサ50は、図2のシ
ーケンサ33と全く同じ動作を行う。
【0166】再生動作時のシーケンサ50は、リードゲ
ート信号RGをアクティブし、データ転送カウンタ51
のカウント動作を一時保留するホールド信号HDをアク
ティブにする。さらに、シーケンサ50は、データバス
NRZ上の特別なシンボル同期情報SYNCを検出すると、
ロード信号LDをアクティブにし、ホールド信号HDを
インアクティブにする。
【0167】再生遅延カウンタ36は、ロード信号LD
を基準に再生遅延分のバイト数だけ遅延してST信号を
アクティブとする。
【0168】データ転送カウンタ51は、バッファ制御
回路23に転送するデータ数をカウントするが、ホール
ド信号HDがアクティブになっていると、リードゲート
信号RGがアクティブになった時にデータ転送を一時中
断する。そして、ホールド信号HDがインアクティブに
なると、データ転送を再開する。
【0169】図12に、シーケンサ50とデータフロー
制御回路42の制御手順を示す。
【0170】この制御手順には、ノンスプリットセクタ
とスプリットセクタを処理する通常処理(1)と、シンボ
ル同期情報SYNCが規定時間内に検出されなかった場合の
例外処理(2)とがある。
【0171】図12の(1)に示す通常処理は、step1〜
step9により処理される。
【0172】シーケンサ50は、step1でリードゲート
信号RGをアクティブし、step2で一定期間内にデータ
バスNRZ上に特別なシンボル同期情報SYNCが検出され
ればstep3に制御を移し、検出されなければ例外処理に
移行する。step3では規定バイト数カウントするまでウ
ェイトする。step4ではリードゲート信号RGをインア
クティブにする。ノンスプリットセクタに対しては、規
定バイト数のデータ処理が完了しているため、step4で
処理を終了する。スプリットセクタに対しては、step5
でサーボ領域の通過を待ち、step6で再びリードゲート
信号RGをアクティブとする。step7では一定期間内に
特別なシンボル同期情報SYNCが検出されればstep8に制
御を移し、検出されなければ例外処理に移行する。step
8では規定バイト数ウェイトする。step9ではリードゲ
ート信号RGをインアクティブとする。
【0173】データフロー制御回路42は、リードゲー
ト信号RGがアクティブとなるstep1ではデータ転送中
ならデータ転送を一時停止する。step2ではデータ転送
の一時停止を継続し、特別なシンボル同期情報SYNCが検
出されてstep3に移行すると、データ転送を一時停止中
なら再開し、データ転送を一時停止中でなければシーケ
ンサ50から与えられるロード信号LDによって再生遅
延バイト数分だけウェイトし、規定バイト数のデータ転
送を行う。step4,5ではデータ転送中なら継続する。
step6〜9は、step1〜5と同じである。
【0174】図12の(2)に示す例外処理は、step1,
step2により処理される。
【0175】シーケンサ50は、step1でリードゲート
信号RGをインアクティブにし、step2でデータエラー
発生をマイコン20に通知し、リトライ処理等を行う。
【0176】データフロー制御回路42は、step1でデ
ータ転送が一時停止状態であれば再開する。step2でデ
ータ転送を停止する。
【0177】上記第2の実施形態によれば、同期情報検
出信号SBDの代わりにデータバスNRZ上の特別なシ
ンボル同期情報SYNCを用いてSYNC情報を記録再生処理回
路6’からデータ制御回路7へ通知することが可能とな
る。よって、LSI化した時のピン数や配線領域の低減
が可能となる。
【0178】−第3の実施形態− 第3の実施形態では、データ出力期間を示す制御信号を
新たに設け、制御の簡略化を図る。図15が制御の簡略
化を図る第3の実施形態の磁気記録再生装置の構成図で
ある。図1と比較すると、フォーマット制御回路21が
データフロー制御回路22を制御するためのLD信号
は、新たに設けたVALID信号に変更する。ここで、VALID
信号は、NRZ上のデータが確定されたことを示す双方向
の信号であって、復号回路16と符号回路10とデータ
フロー制御回路22とに接続される。VALID信号は、記
録動作、及び、再生動作によって異なるが、NRZデータ
の出力期間を示している。VALID信号の双方向の切り替
え動作は、記録動作時は、データフロー制御回路22
が、再生動作時は、復号回路16がそれぞれ行う。
【0179】<記録動作>記録動作時、データフロー制御
回路22は、図16の一構成例に示すごとく、記録動作
時のvalid信号を生成するwrite valid生成回路60を図
2に対し新たに設けた。固定データ生成回路34、選択
回路35は、符号回路10内に含むものとする。バッフ
ァ制御回路から送出されるデータ列は、FIFO38にいっ
たん記憶された後、write valid生成回路60の出力す
るVALID信号がアクティブになると、FIFO38の出力デー
タをNRZデータとして符号回路10に出力する。符号回路1
0は、固定データ生成回路34と同様の機能を有し、PLO、
SYNC等のデータを、変換したNRZデータとともに記録す
る。
【0180】これらの動作タイミングは、図17に示さ
れる。VALID信号は、サーボ領域がセクタ領域を分割し
ない場合と、サーボ領域がセクタ領域を分割する場合と
で同じタイミングであって、NRZデータ上のデータが確
定している場合にのみ、VALID信号がアクティブとな
る。記録遅延経た後生成されるWG信号が立ち上がると、
PLO信号を、SBD信号が立ち上がるとSYNC信号を、それぞ
れ、データ記録回路11から出力される。VALID信号がア
クティブとなっている期間のNRZデータを処理すると、S
BD信号は立ち下がり、POST信号を記録する。その後、WG
信号が立ち下がり、一連の記録動作を完了する。
【0181】<再生動作>再生動作時、復号回路16は、
NRZデータが送出されるのと同時に、VALID信号をアクテ
ィブとする。VALID信号とNRZデータは、図16に示すごと
く、データフロー制御回路22のFIFO38に接続されてい
る。FIFO38は、VALID信号がアクティブの場合、NRZデー
タを取り込み、その後、バッファ制御回路にデータを送
出する。
【0182】VALID信号の詳細のタイミングは、図18
に示すように、NRZデータに出力されるデータのタイミ
ングに対応して発生する。この際、SBD信号の立ち上が
りエッジは、記録媒体上のSYNC領域を検出して出力され
るが、NRZデータ及び、VALID信号は、SYNC検出後再生遅
延時間経て出力されるため、SBD信号はNRZデータ、VALI
D信号に対し早いタイミングでアサートされる。フォー
マット制御回路21は、SBD信号のアサート位置から、記
録媒体上のPOST領域でRG信号の立ち下がりエッジを発生
する。SBD信号は、RG信号の立ち下がりエッジに対応し
てネゲートされる。記録再生処理回路6は、SBDアサート
位置からRG信号立ち下がりエッジまでの期間を検出し、
データを転送するデータ数として認識する。認識したデ
ータ転送数に基づいて、記録再生回路6は、再生遅延経
た後、NRZデータとしてデータフロー制御回路22に出
力する。
【0183】上記実施例によれば、データ出力期間を示
す制御信号(VALID信号)に基づいて磁気記録再生装置
を構成することで、制御信号は増加するが、制御回路の
簡略化が可能である。
【0184】本実施例の記録動作例では、記録遅延の大
きな場合について示したため、NRZデータの出力タイミ
ングがWG信号のアサートタイミングより記録遅延分だけ
早くなっている。しかし、記録遅延は、符号回路10、
あるいは、データ記録回路11の変換遅延であり、符号
回路の構成により大きく異なるため、従来例で示したと
おり記録遅延が小さい場合もある。この場合、従来例で
示したようなWG信号とNRZデータとの出力タイミングが
同時であってもよく、すなわち、VALID信号とWG信号の
共通化が可能である。
【0185】また、本実施例では図示しなかったが、NR
Zデータを遅延させるため、符号回路10、もしくは、
記録再生処理回路6の中に、記録データを一時蓄積する
メモリが必要な場合もある。
【0186】−他の実施形態−第4の実施形態の磁気記
録再生装置の構成例を示す。図19に示すように、符号
回路10、復号回路16は、データフロー制御回路22
とバッファ制御回路23との間に配置されており、デー
タフロー制御回路22は、符号化されたデータを記録再
生処理することを可能にした磁気記録再生装置の一構成
図である。
【0187】<記録動作>記録動作時、符号回路10は、
バッファ制御回路23から送出されてくるデータ列を符
号化し、上記構成例とは異なり、符号化されたデータ列
をデータフロー制御回路22に送出する。フロー制御回
路22は、図20に示すごとく、固定データ生成回路3
4と選択回路35、write valid生成回路60と、FIFO
38とから構成される。FIFO38は、シーケンサ33で
示される範囲で、固定データ生成回路34から出力され
るデータと、符号回路10から送出されるデータとを記
憶し、write valid生成回路60の生成するvalid信号に
基づいてNRZデータとして、データ記録回路11に出力
する。
【0188】VALID信号、及び、NRZデータのタイミング
は、図21に示される。FIFO38から送出されるNRZデ
ータは、PLO,SYNC,DATA,ECC,POSTの一連のデータ列であ
って、データ記録回路11を介して直接記録可能なデータ
列である。WG信号が立ち上がるとNRZデータは、記録媒
体に直接記録されるため、上述のようなSBD信号で記録
位置を示す必要がなく、タイミングの制御が簡単にな
る。
【0189】<再生動作>再生動作時、データ訂正回路1
5は、NRZデータが送出されるのと同時に、VALID信号が
アクティブにする。VALID信号とNRZデータは、図20に
示すごとく、データフロー制御回路22のFIFO38に接
続されている。FIFO38は、VALID信号がアクティブの場
合、NRZデータを取り込み、その後、復号回路16にデ
ータを送出する。
【0190】VALID信号の詳細のタイミングは、NRZデー
タが復号回路16で復号される前のデータである点を除
いて、上述の図18と同様であって、NRZデータに出力
されるデータのタイミングに対応して発生する。SBD信
号の立ち上がりエッジは、記録媒体上のSYNC領域を検出
して出力しており、NRZデータ及び、VALID信号は、SYNC
検出後再生遅延時間経て出力される。データフロー制御
回路22は、NRZデータを復号回路16を介してバッフ
ァ制御回路23に出力する。
【0191】上記実施例によれば、異なる構成のデータ
記録再生装置でもデータ出力期間を示す制御信号(VALI
D信号)に基づいて磁気記録再生装置を構成すること
で、同様に制御回路の簡略化が可能である。
【0192】−他の実施形態− 上記第1、第2、第3及び第4-の実施形態では、磁気
ディスク装置を例にとって説明したが、それ以外の光磁
気ディスク装置や磁気テープ装置のようなデータ記録再
生装置に対しても本発明を適用できる。さらに、磁気デ
ィスク装置や光磁気ディスク装置や磁気テープ装置のよ
うなデータ記録再生装置を構成する部品であるLSIレ
ベルのデータ再生装置に対しても本発明を適用できる。
【0193】
【発明の効果】本発明のデータ再生装置によれば、出力
が再生遅延時間だけ遅延するデータ再生手段から同期情
報検出信号を出力するのではなく、実質的に遅延がない
同期情報検出手段から同期情報検出信号を出力するた
め、再生遅延時間に左右されずに、同期情報検出信号を
基準にして記録媒体上のブロックの終了位置を的確に算
出できる。従って、データ再生手段が記録媒体から当該
ブロックの情報を読み出すことを保証するために、再生
遅延時間よりも長い付加領域(磁気ディスクではパッド
領域PAD)を当該ブロックの末尾に設けておく必要が
なくなる。よって、付加領域は最小限で済み、有効に使
用できるデータ記憶領域を増大でき、データ記録効率を
向上できる。
【0194】同様に、記録動作においても記録遅延によ
るデータ記録効率の低下を最小限に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る磁気ディスク装置を示す
ブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係るフォーマット制御回路と
データフロー制御回路の内部ブロック図である。
【図3】第1の実施形態に係るトラック上の情報とフォ
ーマット制御信号との関係を示すタイミング図である。
【図4】第1の実施形態に係る単一セクタ再生動作タイ
ミング図である。
【図5】第1の実施形態に係る連続セクタ再生動作タイ
ミング図である。
【図6】第1の実施形態に係るシンボル同期情報SYNC未
検出時の再生動作タイミング図である。
【図7】第1の実施形態に係るシーケンサとデータフロ
ー制御回路の制御手順を示す説明図である。
【図8】第2の実施形態に係る磁気ディスク装置の要部
を示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態に係る連続セクタ再生動作タイ
ミング図である。
【図10】第2の実施形態に係るシンボル同期情報SYNC
未検出時の再生動作タイミング図である。
【図11】第2の実施形態に係るフォーマット制御回路
とデータフロー制御回路の内部ブロック図である。
【図12】第2の実施形態に係るシーケンサとデータフ
ロー制御回路の制御手順を示す説明図である。
【図13】磁気ディスクの一般的なトラックフォーマッ
トの説明図である。
【図14】従来の磁気ディスク装置におけるトラック上
の情報とフォーマット制御信号との関係を示すタイミン
グ図である。
【図15】第3の実施形態に係る磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図16】第3の実施形態に係るフォーマット制御回路
とデータフロー制御回路の内部ブロック図である。
【図17】第3の実施形態に係る単一セクタ記録動作タ
イミング図である。
【図18】第3の実施形態に係る単一セクタ再生動作タ
イミング図である。
【図19】第4の実施形態に係る磁気記録再生装置を示
すブロック図である。
【図20】第4の実施形態に係るフォーマット制御回路
とデータフロー制御回路の内部ブロック図である。
【図21】第4の実施形態に係る単一セクタ記録動作タ
イミング図である。
【符号の説明】
1…磁気ディスク装置、2…磁気ディスク、6,6’…
記録再生処理回路、7,7’…データ制御回路、21,
41…フォーマット制御回路、22,42…データフロ
ー制御回路、33,50…シーケンサ、40…SYNCコー
ド生成回路、SBD…同期情報検出信号、RG…リード
ゲート信号。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期情報を付加した一連のデータ列をブ
    ロックとして記録した媒体から再生対象のブロックの同
    期情報を検出し同期情報検出信号を出力する同期情報検
    出手段と、前記同期情報検出信号を基準にして前記記録
    媒体上の前記ブロックの終了位置を算出するブロック終
    了位置算出手段と、前記検出した同期情報から前記算出
    したブロックの終了位置までのデータを記録媒体から読
    み出してデータを再生するデータ再生回路とを備えたデ
    ータ再生装置。
  2. 【請求項2】 前記データ発生回路は、R/Wアンプ,
    波形処理回路,データ判定回路,データ訂正回路及び復
    号回路からなる請求項1記載のデータ再生装置。
  3. 【請求項3】 前記同期情報検出信号を基準にして再生
    遅延時間経過後に前記データ再生回路から出力されるデ
    ータを処理するデータ処理回路を更に備えた請求項1記
    載のデータ再生装置。
  4. 【請求項4】 前記同期情報検出回路及び前記データ再
    生回路を含む第1のユニットと、前記ブロック終了位置
    算出回路及び前記データ処理回路を含む第2のユニット
    とを備え、前記第1のユニットから前記第2のユニット
    に前記同期情報検出信号が送られ、同期情報検出信号が
    送出された後、前記第1のユニットから前記第2のユニ
    ットに前記データが送られる請求項3記載のデータ再生
    装置。
  5. 【請求項5】 前記同期情報検出回路及び前記データ再
    生回路を含む第1のユニットと、前記ブロック終了位置
    算出回路及び前記データ処理回路を含む第2のユニット
    とを備え、前記第1のユニットから前記第2のユニット
    に前記同期情報検出信号及び前記データが送られ、前記
    第2のユニットから前記第1のユニットに前記算出した
    ブロックの終了位置が通知される請求項3記載のデータ
    再生装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のユニットから前記第2のユニ
    ットに同一の信号線で前記同期情報検出信号及び前記デ
    ータが送られ、前記データ再生回路が第一のブロックの
    データ列を出力中に前期第一のブロックに連続する第二
    のブロックの同期情報を検出したときは前記第一のブロ
    ックにおけるデータ列の出力を一時保留し、前記第二の
    ブロックの同期情報を前記同期情報検出回路が検出した
    後に又は未検出後所定時間経過した後に前記第一のブロ
    ックにおけるデータ列の出力を再開する請求項4記載の
    データ再生装置。
  7. 【請求項7】 前記データ再生回路から出力されるデー
    タの範囲を示すデータ確定信号を出力するデータ範囲規
    定回路と、前記同期情報検出回路、前記データ再生回
    路、及び前記データ範囲規定回路を含む第1のユニット
    と、前記ブロック終了位置算出回路及び前記データ処理
    回路を含む第2のユニットとを備え、前記第1のユニッ
    トから前記第2のユニットに前記同期情報検出信号が送
    出され、同期情報検出信号が送出された後、前記第1の
    ユニットから前記第2のユニットに前記データ、前記デ
    ータ確定信号が送られる請求項3記載のデータ再生装
    置。
  8. 【請求項8】 ビット同期を行うためのビット同期情報
    とシンボル同期を行うためのシンボル同期情報とデータ
    とこのデータの訂正を行うための訂正情報と付加領域と
    を有するデータ列ををブロック単位として、複数のブロ
    ックを記録した記録媒体上の再生対象のブロックを読み
    出すことを指令する読出指令信号をアクティブにすると
    共に同期情報検出信号を基準にして前記記録媒体上の前
    記ブロックの終了位置を算出し前記読出指令信号をイン
    アクティブにするフォーマット制御回路と、 前記読出指令信号がアクティブの期間に記録媒体上のブ
    ロックを読み出してシンボル同期情報を検出し前記同期
    情報検出信号を出力する同期情報検出回路と、 前記読出指令信号がアクティブの期間に記録媒体から読
    み出されたブロックの前記データ及び前記訂正情報を、
    前記同期情報検出信号を基準として再生し出力するデー
    タ再生回路と、 前記同期情報検出信号を基準にして再生遅延時間経過後
    に前記データ再生回路から出力される前記データ及び前
    記訂正情報を処理するデータ処理回路とを備えたデータ
    再生装置。
  9. 【請求項9】 同期情報を付加した一連のデータ列をブ
    ロックとして記録した記録媒体から再生対象のブロック
    の同期情報を検出し同期情報検出信号を出力する同期情
    報検出回路と、前記同期情報検出信号を基準にして符号
    列を再生し出力する符号再生回路と、前記同期情報検出
    信号を基準にして前記符号再生回路から出力される前記
    符号列を復号する復号回路とを備え、前記同期情報検出
    信号が出力された後、前記符号列を前記復号回路で処理
    するデータ再生装置。
  10. 【請求項10】 同期情報を付加した一連のデータ列を
    生成するデータ列発生回路と、前記データ列を前記記録
    媒体に記録データ列として記録する記録回路と、前記デ
    ータ列発生回路と前記記録回路とを独立に制御する制御
    回路とを備え、前記制御回路は、前記データ列発生回路
    の前記データ列が出力された後、前記記録回路を制御
    し、前記記録データ列を出力するデータ再生装置。
  11. 【請求項11】 前記データ列発生回路と前記制御手段
    を含む第1のユニットと、前記記録回路を含む第2のユ
    ニットとを備え、前記データ列と前記制御回路から前記
    記録回路を制御する制御信号とが前記第1のユニットか
    ら第2のユニットに送出され、前記制御信号に対し前記
    データ列が先行して出力される請求項10記載のデータ
    再生装置。
  12. 【請求項12】 データを送出するデータ発生回路と、
    前記データに対し符号化を行う符号回路と、前記符号化
    されたデータに対し同期情報を付加しデータ列を発生す
    るデータ列発生回路と、前記データ列を記録データ列と
    して記録する記録回路と、前記データ列発生回路と前記
    記録回路とを独立に制御するフォーマット制御回路とを
    備え、前記制御回路は、前記データ列発生回路の前記デ
    ータ列が出力された後、前記記録回路を制御し、前記記
    録データ列を出力するデータ再生装置。
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