JP2001166828A - 無人搬送車の走行制御装置 - Google Patents

無人搬送車の走行制御装置

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JP2001166828A
JP2001166828A JP34820299A JP34820299A JP2001166828A JP 2001166828 A JP2001166828 A JP 2001166828A JP 34820299 A JP34820299 A JP 34820299A JP 34820299 A JP34820299 A JP 34820299A JP 2001166828 A JP2001166828 A JP 2001166828A
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signal
radar sensor
obstacle
control
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JP34820299A
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Toshihito Shirai
白井  稔人
Tsukasa Sugino
司 杉野
Masanori Onishi
正紀 大西
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Nippon Signal Co Ltd
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーダセンサの正常な動作を確認して走行制
御信号を供給し、安全な走行を可能にする無人搬送車の
走行制御装置を提供する。 【解決手段】 障害物検出器20はレーダ波送受信手段
である超音波送受信器10から受信信号を入力し、運行
制御回路40はレーダセンサ2の出力信号に基づいて制
御出力IM、IBを生成する。一方、機能検査器30
は、前記受信信号を検査してレーダ波送受信手段である
超音波送受信器10の動作を確認する。安全制御回路5
0は機能検査器30の出力を受けて制御信号Pmを生成
し、切替器60へ供給する。切替器60は、この制御信
号Pmに基づいて制御出力IM、IBの供給と遮断を行
う。レーダ波送受信手段である超音波送受信器10の故
障が検出されると制御出力IM、IBは遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーダ波を送信
し、障害物を検出するレーダセンサを備え、障害物を回
避して走行する無人搬送車の走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の無人搬送車の走行制御
装置の一例の構成を示す図である。同図において、無人
搬送車100の走行制御装置は、超音波送受信器10
と、障害物検出器20と、走行制御部110から構成さ
れる。図12は、超音波送受信器10の送信波および受
信波を示す波形図である。超音波送受信器10は、同図
(a)に示す一定周期Tsを持つ送信時間TT の超音波
WTを送信する。同図(b)は、無人搬送車100の前
方に人などの障害物Bがある場合、障害物Bに当たり反
射し、受信される反射波WRを示す波形図である。送信
から時間TR 後に反射波WRを受信する。このとき、障
害物までの距離Lは次の式から求められる。 L=(TR/2)×(音速) (1) 障害物検出器20は、上記式により距離Lを計算し、距
離データを走行制御部110へ供給する。走行制御部1
10は、この距離データに基づいて、距離Lの間で安全
に停止できるように無人搬送車100の減速または緊急
停止の制御を行う。
【0003】しかしながら、従来の無人搬送車の制御装
置は超音波送受信器10の異常を検出して無人搬送車1
00の走行を制御する手段を有しない。従い、送信機が
故障して正常に超音波を送信しない場合、あるいは、受
信機が故障して正常に反射波を受信しない場合、障害物
があっても反射波を検出しないため障害物が無いと判断
してしまう。図13は、上述の超音波送受信器10に異
常が発生した場合の送受信信号を示す波形図である。同
図において、点線で示す波形は、送信あるいは受信しな
い波形を示す。同図(a)は、送信異常の時の波形を示
し、同図(b)は、受信異常の時の波形を示す。いずれ
の場合もt2の時点で反射波WRは受信されず、同図
(c)に示す正常な場合の受信信号と同じになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、従来の無人搬送車の走行制御装置では、送信異
常、受信異常または障害物無し、いずれの場合も受信信
号は、同じになる。従って、反射波が検出されないと
き、超音波送受信機の異常による場合も障害物無しと判
断してしまう。このため、超音波送受信器10に異常が
発生した場合、障害物があるにもかかわらず障害物無し
と判断し、減速あるいは停止制御が行われず障害物に衝
突する危険が発生するという問題があった。
【0005】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、レーダ波送受信器の動作状態を検出
し、その情報に基づいて走行制御信号を制御して安全な
走行を可能にする無人搬送車の走行制御装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、レーダ波を送信する
送信機と、障害物からの反射波を受信する受信器を有
し、障害物を検出する超音波レーダセンサと、該レーダ
センサからの出力データに基づいて無人搬送車の走行を
制御する走行制御部とを備えた無人搬送車の走行制御装
置において、前記送信機から受信器に受信される信号を
検査して前記レーダセンサの動作異常を検出する機能検
査手段と、前記走行制御部と制御すべき装置との間に設
けられ、前記走行制御部の出力の接続あるいは遮断を行
う制御許可手段と、前記機能検査手段の出力に基づいて
前記制御許可手段を制御する切替え制御信号を生成する
安全制御回路とを具備することを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の無人搬送車の走行制御装置において、前記安全
制御回路は、当該安全制御回路に動作の異常が発生して
も正常な制御信号の生成を維持するフェールセーフ回路
であることを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の無人搬送車の走行制御装置において、前記レー
ダセンサは、送信波の一部を反射し、予め定められたレ
ベルの送信波を受信するように反射体を具備することを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実
施形態による無人搬送車の走行制御装置の構成を示すブ
ロック図である。図11の従来の走行制御装置の要素と
共通の要素には、共通の符号が付されている。この図に
おいて、走行制御装置1は、レーダセンサ2と、走行制
御部3とから構成される。レーダセンサ2は同図で超音
波レーダセンサとしてあり、レーダ波として超音波を送
信し、障害物からの反射波を受信する超音波送受信器1
0と、超音波送受信器10から出力される受信信号によ
り障害物までの距離を算出する障害物検出器20と、前
記受信信号からレーダセンサ2の動作異常を検出する機
能検査器30とから構成される。
【0010】次に、図2と図6を参照してレーダセンサ
2をさらに詳細に説明する。図2は、レーダセンサ2の
構成を示すブロック図である。この図において、超音波
送受信器10は、超音波WTを送信する送信機11と、
障害物からの反射波WRを受信する受信機12からな
る。受信機12は、送信機11が近傍にあるとき、送信
波WTの一部が回り込む超音波WSを受信する。障害物
検出器20は、受信機12から受信信号を入力し、
(1)式により障害物までの距離を算出し、距離データ
DS1と障害物の存在を示す信号DS2を出力する。
【0011】図6は、信号DS2を示すタイムチャート
である。同図において、時間TN は、無人搬送車が停止
に要する所定距離を(1)式に基づいて換算した時間で
ある。送信波WT1、2(同図(a))が送信される
と、受信信号は同図(b)に示す波形になる。同図
(b)に示すように、送信時点から所定時間TN 経過ま
でに反射波WR1が受信されない場合、障害物がないと
判定し、信号DS2=1(論理値“1”)(同図
(d))を生成する。送信時点から所定時間TN 経過ま
でに反射波WR2が受信されると、所定距離内に障害物
が有ると判定して信号DS2=0(論理値“0”)(同
図(d))を生成する。機能検査器30は、前記受信信
号を受け、レーダセンサ2の動作に異常があるか否かを
判断し、検査信号CSを出力する。検査信号CSは、レ
ーダセンサ2が正常に動作しているとき、“1”であ
り、異常があると判断されたとき、“0”になる。
【0012】走行制御部3は、障害物検出器20から出
力される距離データDS1および機能検査器30の出力
(検査信号)CSに基づき、モータ4とブレーキ5を制
御する制御出力IM、IBを生成する運行制御回路40
と、制御出力IM、IBの供給と遮断を切り替える切替
器60と、障害物検出器20から出力される障害物の存
在を示す信号DS2と検査信号CSを受けて切替器60
を制御する信号Pmを生成する安全制御回路50から構
成される。
【0013】次に、走行制御部3をさらに詳細に説明す
る。安全制御回路50は、レーダセンサ2が正常に動作
しているとき、検査信号CS=1を入力し、制御信号P
m=1を出力する。切替器60は、制御信号Pmが
“1”のとき、接点a、bをオンにし、モータ制御出力
IMとブレーキ制御出力IBをモータ4およびブレーキ
5に供給する。一方、レーダセンサ2の異常が検出され
たとき、検査信号CSは“0”になり、制御信号Pm=
0を出力する。制御信号Pmが“0”になると、接点
a、bはオフになり、切替器60は制御出力IM、IB
を遮断する。制御出力IM、IBが遮断されるとモータ
は動力を失い、ノーマル・クローズ型のブレーキは制動
するように働く。このように、制御信号Pmが“1”の
とき、モータおよびブレーキの制御の許可を与える構成
であり、安全制御回路50はフェールセーフに構成され
ているのでレーダセンサ2の故障や所定距離内に障害物
が存在する時は、安全制御回路50に故障が発生しても
誤り無く切変器60の接点a、bを開放し、モータの動
力が遮断されるとともにブレーキが働き無人搬送車は停
止する。
【0014】次に、図7および図8を参照して安全制御
回路50について詳細に説明する。図7は、安全制御回
路50の構成を示すブロック図である。安全制御回路5
0は、機能正常確認回路51と、論理積要素52と、切
替器60の接点a、bのバック接点cから構成される。
バック接点cは、接点a、bと相補的に動作する。図8
は、機能正常確認回路51の構成を示すブロック図であ
る。この図において、バック接点cは、一方を自己保持
回路53のホールド端子Hに、他方をトリガ端子Tに接
続されている。
【0015】走行制御装置1の電源が投入され、検査信
号CSが“1”になると、この検査信号CSは自己保持
回路のホールド端子Hに供給されるとともに接点cに供
給される。この時点では出力Pmは“0”であるため、
接点a、bはオフになっており、接点cはオンの状態に
ある。接点cを介して検査信号CS=1がトリガ端子T
に入力されると、自己保持回路内臓の論理積要素54の
出力Pfは、“1”になる。出力Pfは、帰還回路55
により、トリガ端子Tに供給される。従って、以降、接
点cがオフしても、ホールド端子Hに検査信号CS=1
が供給されている限り、出力Pf=1が生成される。接
点a、bのいずれか一方が溶着していると、接点cはオ
ンできず、出力Pfは“1”にならない。バック接点と
フロント接点が同時にオンすることのない強制操作型リ
レーを用いることにより、接点のオン故障をより確実に
検出可能になる。
【0016】論理積要素52は、入力信号DS2、Pf
がともに“1”であるとき、信号Pm=1を出力する。
入力信号DS2、Pfのいずれか一方でも“0”になる
と、信号Pmは、“0”になる。論理積要素52をフェ
ールセーフ構成にするには、例えば、図9に示すフェー
ルセーフ・ウィンドウ・コンパレータ/ANDゲート
(特公平1−23006号公報)を用いることができ
る。同図において、ウィンドウ・コンパレータ56は、
抵抗R11〜R28とトランジスタQ1〜Q7から構成
される。入力端子A、Bは各々上限と下限の閾値を持
ち、入力端子A、Bにそれぞれ前記閾値範囲内のレベル
の信号が入力した時に高周波で発信して交流の信号を生
成し、端子Uへ出力する。
【0017】ウィンドウ・コンパレータ56は、入力端
子A、Bの各入力電圧をV1、V2、電源電圧Vccと
するとき、入力電圧V1、V2が下記の条件を満たした
時にのみ発振する。 (R11+R12+R13)Vcc/R13<V1<(R16+R17)Vc c/R17 (2) (R21+R22+R23)Vcc/R23<V2<(R26+R27)Vc c/R27 (3) ここで、入力端子Aの上限閾値と下限閾値をTh1A
H、Th1ALとし、入力端子Bの上限閾値と下限閾値
をTh1BH、Th1BLとすると、入力端子A、Bの
各入力電圧V1、V2により、ウィンドウ・コンパレー
タ56は、次の演算を行う。 F=Fa・Fb (4) 但し、Fa=1(Th1AH≧V1≧Th1AL)、Fa=0(Th1AH< V1またはV1<Th1AL) Fb=1(Th1BH≧V2≧Th1BL)、Fb=0(Th1BH<V2ま たはV2<Th1BL) ここで、Fは ウィンドウ・コンパレータ56の論理積
出力であり、Faは、入力端子Aに入力する論理的入力
信号、Fbは入力端子Bに入力する論理的入力信号であ
る。
【0018】また、フェールセーフな自己保持回路を持
つフェールセーフ・ウィンドウ・コンパレータ/AND
ゲートを構成するには、例えば、図10に示すフェール
セーフな自己保持回路(特開昭56−125117号公
報)を用いることができる。同図において、入力端子A
をホールド端子、入力端子Bをトリガ端子とする。先
ず、入力端子Aに“1”が入力された状態で入力端子B
に“1”が入力すると、ウィンドウ・コンパレータ56
は発振し、交流信号を出力する。この交流信号は、整流
回路57へ供給され、整流回路57は信号“1”を生成
する。この信号は帰還抵抗Rfを介して入力端子Bへ供
給される。この帰還信号“1”で入力端子Bは“1”に
固定されるため、以降は、入力端子Bに信号“1”を入
力しなくても、入力端子Aが“1”である間、ウィンド
ウ・コンパレータ56は発振を継続する。
【0019】入力端子Aが“0”になると、ウィンドウ
・コンパレータ56は発振動作を停止するので、端子U
の出力は直流信号になり、整流回路57の出力は、
“0”になる。再び、入力端子Aが“1”になっても、
入力端子Bに信号“1”が入力されない限り出力は
“1”にならない。上述のフェールセーフ素子を用いる
ことにより、安全制御回路50をフェールセーフに構成
できる。この場合に、信号DS2、CSは、それぞれ論
理値“1”では上下限閾値の範囲内のレベルにし、論理
値“0”では前記閾値の範囲外のレベルにすることは言
うまでもない。
【0020】次に、上記構成による無人搬送車の制御回
路1の動作を説明する。なお、以下の説明においては、
機能検査器30は、受信器12の出力から送信波の回り
込み超音波WSを検出してレーダセンサ2の動作異常を
判断する場合を例に取り説明する。また、障害物は所定
距離の外に有る場合を説明する。図3は、レーダセンサ
2の動作を示す波形図である。同図(a)は送信機11
の送信波を示す波形であり、同図(b)は受信器12の
受信信号を示す波形である。同図(c)と(d)は機能
検査器30が検査する波形を示す。
【0021】先ず、障害物を検出するため、超音波送受
信器10の送信機11から図3(a)に示す送信波WT
が時間TT の間送信される。受信機12は、同図(b)
に示すように送信から回り込み受信までの時間ΔTD
に回り込み超音波WSを受信し、続いて、時間TR 後に
障害物の反射波WRを受信する。同図(b)の信号は障
害物検出器20と機能検査器30に供給される。障害物
検出器20は、前記信号から時間TR を検出し、障害物
までの距離を算出して距離データDS1と障害物が所定
距離内に無なければ信号DS2=1を出力する。
【0022】一方、機能検査器30は、送信波WTが送
信されてから時間ΔTD 後に回り込み超音波WSを検出
し、レーダセンサ2が正常に動作していることを確認し
て検査信号CS=1を出力する。運行制御回路40は、
障害物検出器20の出力、距離データDS1と検査信号
CSを入力し、モータ4を制御するモータ制御出力IM
およびブレーキ5を制御するブレーキ制御出力IBを生
成し、切替器60へ供給する。また、安全制御回路50
は、信号DS2=1と検査信号CS=1を受けて上記の
動作を行い制御信号Pm=1を出力する。この制御信号
Pmにより、切替器60の接点a、bが閉じられ制御出
力IM、IBがモータ4およびブレーキ5へ供給され
る。
【0023】次に、レーダセンサ2に異常が発生した場
合について説明する。機能検査器30は、図3(d)に
しめす受信信号を受けて検査信号CS=0を出力する。
安全制御回路50は、機能検査器30から供給された検
査信号CS=0と障害物検出器20から供給された信号
DS2により、制御信号Pm=0を出力する。切替器6
0は、制御信号Pm=0を受けて接点a、bをオフに
し、制御出力IM、IBを遮断する。
【0024】次に、図4および図5を参照して機能検査
器30が超音波の残響を検知してレーダセンサ2の動作
異常を検出する場合について説明する。図4おいて、超
音波送受信器10は、送受信兼用の超音波センサを有し
ている。図5は送信と受信の波形および受信判定の状態
を示す。同図(a)の送信波WT1に示すように、超音
波振動子には定常的に時間TZ の残響を生じるものを使
用するものとする。送信波WT1が送信されると、送受
信兼用の超音波センサを用いているため、受信器は、送
信波WT2と反射波WRを受信する(同図(b))。機
能検査器20は、送信時間TT 後から時間TZ の間残響
が残っているか検査し、残響が残っている場合は超音波
送受信器10が正常であると判断する。そして、検査信
号CS=1を出力する。一方、残響が無い場合は、超音
波送受信器10に異常があると判断し、検査信号CS=
0を出力する。以下、上記と同様の動作により制御出力
IM、IBの制御を行う。
【0025】なお、この発明の一実施形態を、図1のレ
ーダセンサ2を超音波レーダセンサとして説明してきた
が、この他のレーダセンサを用いることもできる。図1
4は、図1のレーダセンサとして用い得る光レーダセン
サの構成例のブロック図である。同構成は、特開平11
−144161で既に公知であり、ここでは簡単に説明
する。上記光レーダセンサは、駆動回路202により駆
動され、レーダ波として光ビームを発生する光ダイオー
ド201(光ビームを発生する光ビーム発生手段)と、
受光素子とこの受光素子の出力を増幅する増幅回路を有
する受光器203(受光手段)と、光ビーム発生手段2
01で発生した光ビームを監視領域207を含む領域を
走査するよう反射すると共に監視領域207を含む領域
から反射されてくる光を受光手段203へ反射する半導
体ガルバノミラー204(光ビーム走査手段)と、受光
手段203の出力に基づいて監視領域207における人
等の不存在を判定する不存在判定手段211(図1の障
害物検出器20に相当する)と、光ビーム発生手段20
1、受光手段203、光ビーム走査手段204の正常動
作を確認する正常動作確認手段212(図1の機能検査
器30に相当する)とを備えている。
【0026】また、変位検出手段209は、光ビーム走
査手段である半導体ガルバノミラー204の方位を検出
しており、パルス生成手段210は半導体ガルバノミラ
ー204が特定の方位を向いているときにパルスを生成
する。図14において、監視領域207の端部近傍には
反射体206、208が配置されており、正常動作確認
手段212は、反射体206、208からの反射光によ
る受光手段203の出力信号に基づいて正常動作の確認
を行う。
【0027】図15は、不存在判定手段211及び正常
動作確認手段212の動作を示すタイムチャートであ
る。図15において、信号Reは受光器203の出力で
あり、信号Re=0は「受光なし」を、信号Re=1は
「受光あり」をそれぞれ示している。ガルバノミラー2
04の回動一周期をTとして示してある。T=Ta+T
bであり、期間Taは光ビームが反射体206、208
方向以外に送出されている期間を、期間Tbは光ビーム
が反射体206、208方向に送出されている期間を示
す。即ち、期間Taに監視領域207内の障害物の存在
/不在が確認されることになる。不存在判定手段211
は、期間Taに「受光なし」であるときに「障害物な
し」を示す信号DS2=1を生成し、「受光あり」であ
れば「障害物あり」を示す信号DS2=0を生成する。
期間Taを示すT2=1のときに特に信号Re=0であ
れば信号DS2=1を生成し、一度でも信号Re=1
(P2)が生じると信号DS2=0となる。
【0028】一方、正常動作確認手段212は、光ビー
ムが反射体206、208の方向に送出されているとき
に反射光が受光されているときを正常として信号CS=
1を生成し、反射光が受光されないときは異常として信
号CS=0を生成する。即ち、期間Tbを示すT1=1
のときに一度でも信号Re=1(P1)が生じると信号
CS=1となり、信号Re=1が生じなければ信号CS
=0となる。なお、T1、T2は、パルス生成手段21
0からの信号に基づき生成される。ここで、図15中の
論理式について、論理値のもつ意味を図16に示す。こ
れら信号DS2、CSは図1に示す走行制御部3へ伝達
される。なお、図14で示す光レーダセンサは距離測定
機能を有していないとしている。このような場合、走行
制御部3の運行制御回路へはDS1に代えてDS2を伝
達する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーダセンサの機能が正常に動作していることを確認し
て無人搬送車の駆動装置へ制御信号を供給しているた
め、レーダセンサに故障が発生して障害物の有無を正常
に判断できなくなった場合においても、危険を回避して
走行の安全が確保される。このため、無人搬送車の有用
性を高め、作業効率を改善できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態の構成を示すプロッ
ク図である。
【図2】 レーダセンサの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 同レーダセンサの動作を示す波形図である。
【図4】 送受信兼用超音波センサをもちいたレーダセ
ンサの構成を示すブロック図である。
【図5】 同レーダセンサの動作を示す波形図である。
【図6】 障害物の存在を示す信号のタイムチャートで
ある。
【図7】 安全制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 機能正常確認回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】 フェールセーフ・ウインドウ・コンパレータ
/ANDゲートの構成を示す回路図である。
【図10】 フェールセーフな自己保持回路の構成を示
すブロック図である。
【図11】 従来の無人搬送車の走行制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図12】 同装置の超音波送受信信号を示す波形図で
ある。
【図13】 同装置の動作を説明する波形図である。
【図14】 図1のレーダセンサとして用い得る光レー
ダセンサの構成例を示すブロック図である。
【図15】 不存在手段及び正常動作確認手段の動作を
示すタイムチャートである。
【図16】 図15の論理式について、論理値のもつ意
味を示す図である。
【符号の説明】
1 無人搬送車の走行制御装置 2 レーダセンサ 3 走行制御部 10 超音波送受信器 20 障害物検出器 30 機能検査器 40 運行制御回路 50 安全制御回路 60 切替器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉野 司 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 (72)発明者 大西 正紀 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 Fターム(参考) 5H301 AA01 CC06 GG08 LL01 LL02 LL07 LL08 LL11 LL14 MM04 MM09 5J070 AB01 AC02 AE07 AE09 AF04 AK32 AK36 BF30 5J083 AA02 AB13 AC26 AD04 AE06 AE08 AF13 BA01 5J084 AA01 AB07 AB17 AC02 AD01 BA04 BA11 BB28 DA01 EA20 EA22 EA33 FA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダ波を送信する送信機と、障害物か
    らの反射波を受信する受信器を有し、障害物を検出する
    超音波レーダセンサと、該超音波レーダセンサからの出
    力信号に基づいて無人搬送車の走行を制御する走行制御
    部とを備えた無人搬送車の走行制御装置において、 前記レーダセンサの動作異常を検出する機能検査手段
    と、 前記走行制御部と制御すべき装置との間に設けられ、前
    記走行制御部の出力の接続あるいは遮断を行う制御許可
    手段と、 前記機能検査手段の出力に基づいて前記制御許可手段を
    制御する切替え制御信号を生成する安全制御回路と、 を具備することを特徴とする無人搬送車の走行制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記安全制御回路は、当該安全制御回路
    に動作の異常が発生しても正常な制御信号の生成を維持
    するフェールセーフ回路であることを特徴とする請求項
    1に記載の無人搬送車の走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記レーダセンサは、送信波の一部を反
    射し、予め定められたレベルの送信波を受信するように
    反射体を具備することを特徴とする請求項1および請求
    項2に記載の無人搬送車の走行制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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