JP2001166332A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2001166332A
JP2001166332A JP34568799A JP34568799A JP2001166332A JP 2001166332 A JP2001166332 A JP 2001166332A JP 34568799 A JP34568799 A JP 34568799A JP 34568799 A JP34568799 A JP 34568799A JP 2001166332 A JP2001166332 A JP 2001166332A
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liquid crystal
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film
crystal display
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Kunihiko Watanabe
邦彦 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体層のエッチングの均一性を向上させ
る。 【解決手段】 液晶を介して対向配置された基板のうち
一方の基板の液晶側の面に、ゲート電極、ゲート絶縁
膜、半導体層、ドレイン電極およびソース電極との順次
積層体からなり、前記半導体層のドレイン電極およびソ
ース電極との界面には窒化処理がなされている薄膜トラ
ンジスタを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に係
り、特に、アクティブマトリックス型と称される液晶表
示装置の薄膜トランジスタの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリックス型の液晶表示装
置は、液晶を介して対向配置される各透明基板のうち一
方の透明基板の液晶側の面に、そのx方向に延在しy方
向に並設されるゲート信号線とy方向に延在しx方向に
並設されるドレイン信号線とで囲まれた各領域を画素領
域としている。
【0003】そして、各画素領域には、一方のゲート信
号線からの走査信号によって駆動される薄膜トランジス
タと、この薄膜トランジスタを介してドレイン信号線か
らの映像信号が供給される画素電極とを備えている。
【0004】ここで、前記薄膜トランジスタはゲート信
号線の一部をゲート電極とする逆スタガ構造をなすMI
S型のトランジスタで、その半導体層としてたとえばア
モルファスシリコン(a−Si)を用いている。
【0005】そして、この半導体層の上面に形成される
ドレイン電極およびソース電極のそれぞれの該半導体層
との界面にはたとえばn型の不純物をドープしたコンタ
クト層が形成されている。
【0006】半導体層の上面に不純物ドープ層を形成し
た後、あるいは不純物をドープした後にドレイン電極お
よびソース電極を形成し、そのパターンをマスクとして
これら電極から露出している不純物ドープ層をエッチン
グすることにより、上述した構成を得ている。
【0007】しかし、この場合のエッチングに不均一性
が発生することが知られている。各電極の形成のための
成膜工程で半導体層との界面に形成されるメタルシリサ
イド層のエッチング速度が極端に遅いため、ドライエッ
チングにおいて放電初期にエッチングされない時間(エ
ッチングデッドタイム)が存在するが、その時間がメタ
ルシリサイド層の形成に依存しており厚さが基板内で不
均一となるためである。
【0008】このため、半導体層の上面に該不純物層を
形成した後に、いわゆるトンネル効果を生ぜしめる程度
に薄いシリコン酸化膜(SiO2)を形成し、上述した
工程を経る技術が知られるに到っている(特開平10−
341021号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように形
成される薄膜トランジスタは、前記シリコン酸化膜の膜
厚の制御が比較的困難となり、所望の厚さ以上に形成さ
れた場合に、抵抗の増大、コンタクトの不良等の不都合
をもたらすとともに、かえって半導体層のエッチングの
不均一性を増大させる結果にもなっていた。
【0010】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的は、半導体層のエッチングの
均一性を向上させた薄膜トランジスタを備える液晶表示
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0012】すなわち、本発明による液晶表示装置は、
液晶を介して対向配置された基板のうち一方の基板の液
晶側の面に、ゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体層、ド
レイン電極およびソース電極との順次積層体からなり、
前記半導体層のドレイン電極およびソース電極との界面
には窒化処理がなされている薄膜トランジスタを備える
ことを特徴とするものである。
【0013】このように構成された液晶表示装置は、半
導体層のドレイン電極およびソース電極との界面にメタ
ルシリサイドの形成を回避させるための窒化膜が形成さ
れたものとなり、この窒化膜は、そのエッチング速度が
酸化膜と比較して早いために、膜厚の不均一性がエッチ
ングデッドタイムの不均一性に与える影響が少ないもの
となる。また、酸化膜では工程中に形成される自然酸化
膜の影響も無視できないが、窒化膜ではその影響はほと
んどなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による液晶表示装置
の実施例を図面を用いて説明をする。
【0015】《画素の構成》図2は、本発明による液晶
表示装置の一画素の構成を示す平面図である。図示する
画素の左右および上下の各画素も同様の構成となってお
り、これら各画素の集合体が表示領域を構成している。
【0016】なお、図中のIII−III線における断面図を
図3に、I−I線における断面図を図1に示す。
【0017】図2において、透明基板SUB1の液晶側
の面に、x方向に延在しy方向に並設されるゲート信号
線GLが形成されている。
【0018】そして、このゲート信号線GLをも被って
たとえばSiNからなる絶縁膜GI(図3、4参照)が
形成されている。
【0019】この絶縁膜GIは、後述の薄膜トランジス
タTFTの形成領域においてはそのゲート絶縁膜として
の機能を、後述のドレイン信号線DLに対してはゲート
信号線GLとの層間絶縁膜としての機能を、後述の容量
素子Caddの形成領域においてはその誘電体膜として
の機能を有するようになっている。
【0020】薄膜トランジスタTFTはゲート信号線G
Lに一部に重畳されて配置され、その半導体層ASは前
記絶縁膜GIの上面に形成されている。
【0021】この半導体層ASの上面にドレイン電極S
D1およびソース電極SD2を形成することにより、前
記ゲート信号線GLの一部をゲート電極とする逆スタガ
構造のMIS型トランジスタが形成されることになる
が、該ドレイン電極SD1、ソース電極SD2はドレイ
ン信号線DLとともに形成されるようになっている。
【0022】すなわち、y方向に延在しx方向に並設さ
れるドレイン信号線DLが形成され、その一部が前記半
導体層ASの上面に延在されることによってドレイン電
極SD1が形成され、このドレイン電極SD1と対向し
てソース電極SD2が形成されている。
【0023】ソース電極SD2は画素領域にまで延在さ
れて形成され、後述する画素電極PXとの接続を図るコ
ンタクト部をも形成されている。
【0024】そして、このように加工された表面にはた
とえばSiNからなる保護膜PSV(図3、4参照)が
形成され、この保護膜PSVには前記ソース電極のコン
タクト部を露出させるためのスルホールCHが形成され
ている。この保護膜PSVは主として薄膜トランジスタ
TFTの液晶LCとの直接の接触を回避するために設け
られている。
【0025】保護膜PSVの上面の画素領域の大部分の
領域にはたとえばITO(Indium-Tin-Oxide)からなる
透明な画素電極PXが形成されている。この場合、画素
電極PXの形成により前記スルホールCHを通して薄膜
トランジスタTFTのソース電極SD2と接続されるよ
うになる。
【0026】また、この画素電極PXの一部は前記薄膜
トランジスタTFTを駆動するゲート信号線GLとは異
なる他のゲート信号線GLに重畳するようにして延在
し、この部分において、前記絶縁膜GIおよび保護膜P
SVを誘電体膜とする容量素子Caddが形成されてい
る。
【0027】この容量素子Caddは、薄膜トランジス
タTFTがオフした際に、画素電極PXに供給された映
像信号を長く蓄積させる機能等を有する。
【0028】《フィルタ基板をも含めた構成》図3は、
図2のIII−III線における断面図で、フィルタ基板とと
もに示した断面図である。
【0029】フィルタ基板を構成する透明基板SUB2
の液晶側の表面には、ブラックマトリックスBMが形成
されている。このブラックマトリックスBMは各画素領
域を画するようにして形成され、該画素領域の周辺を除
く中央部には開口が設けられている(図2の符号BMで
示す)。
【0030】ブラックマトリックスBMの開口には、そ
れを被うようにしてカラーフィルタFILが形成されて
いる。
【0031】また、これらブラックマトリックスBMお
よびカラーフィルタFILを被うようにして平坦膜OC
が形成され、この平坦膜OCの表面には各画素領域に共
通な透明の共通電極COMが形成されている。
【0032】《薄膜トランジスタの構成》図1は、前記
薄膜トランジスタの断面図で図2のI−I線における断面
に相当する図である。
【0033】同図において、透明基板SUB1の上面に
ゲート電極GTが形成されている。このゲート電極GT
はゲート信号線GLの一部に相当するものである。
【0034】そして、このゲート電極GTをも被って絶
縁膜GIが形成され、この絶縁膜GIは薄膜トランジス
タTFTのゲート絶縁膜として機能する。
【0035】この絶縁膜GIの上面にはたとえばアモル
ファスシリコン(a−Si)膜からなる半導体層ASが
形成されている。
【0036】この半導体層ASの上面にドレイン電極S
D1およびソース電極SD2が形成されることによっ
て、いわゆる逆スタガ構造のMIS型トランジスタが形
成されるが、前記半導体層ASとドレイン電極SD1お
よびソース電極SD2との界面には、前記半導体層AS
側から、リン(P)をドープした高濃度のn型のアモル
ファスシリコン(a−Si)膜からなるコンタクト層A
Sc、および窒化膜SNが介在されて形成されている。
【0037】ここで、窒化膜はSNは半導体層ASと各
電極SD1、SD2との界面にメタルシリサイド層が形
成されるのを回避するために形成され、また、いわゆる
トンネル効果を生ぜしめる程度に薄く形成されたものと
なっている。
【0038】そして、このように形成された薄膜トラン
ジスタTFTをも含んで透明基板SUB1の表面には保
護膜PSVが形成され、この保護膜PSVの上面には、
該保護膜PSVに形成されたコンタクトホールCHを通
して薄膜トランジスタTFTのソース電極SD2と接続
された画素電極PXが形成されている。
【0039】《薄膜トランジスタの製造方法》図4
(a)ないし(i)は、上述した薄膜トランジスタの製
造方法の一実施例を示した工程図である。
【0040】工程a(同図(a)) 液晶を介して互いに対向配置される各透明基板のうちの
一方の透明基板(TFT基板)SUB1を用意する。こ
の実施例の場合、該透明基板は370mm×470mm
×1.1mmの大きさのものを用いた。
【0041】工程b(同図(b)) この透明基板SUB1を洗浄した後、その液晶側の面の
全域にたとえばスパッタリング法によって金属薄膜を形
成する。
【0042】この実施例の場合、該金属薄膜はクロムを
用いて形成し、その膜厚は約200nmとした。
【0043】その後、いわゆるフォトリソグラフィ技術
を用いた選択エッチング法により、ゲート信号線GLを
形成する。このゲート信号線の一部が薄膜トランジスタ
のゲート電極GTとなる。
【0044】工程c(同図(c)) ゲート信号線GLが形成された透明基板SUB1の上面
に、該ゲート信号線GLをも含んで、たとえばプラズマ
CVD法により、窒化シリコン(SiN)膜GI、アモ
ルファスシリコン(a−Si)膜AS、リン(P)をド
ープした高濃度のn型のアモルファスシリコン(a−S
i)膜AScを連続的に積層形成する。
【0045】薄膜トランジスタTFTの形成領域におい
て、窒化シリコン(SiN)膜GIはゲート絶縁膜とし
て形成される。また、アモルファスシリコン(a−S
i)膜ASおよびn型のアモルファスシリコン(a−S
i)膜AScは半導体層として形成され、このうちn型
のアモルファスシリコン(a−Si)膜はコンタクト層
として機能するようになる。
【0046】本実施例の場合、窒化シリコン(SiN)
膜GIを400nmの厚さに、アモルファスシリコン
(a−Si)膜ASを250nmの厚さに、n型のアモ
ルファスシリコン(a−Si)膜AScを50nmの厚
さに形成した。
【0047】工程d(同図(d)) n型のアモルファスシリコン(a−Si)膜AScの表
面を窒化処理する。これにより該n型のアモルファスシ
リコン(a−Si)膜AScの表面に厚さ約10nmの
窒化膜SNが形成される。
【0048】本実施例の場合、該窒化処理は前記プラズ
マCVD装置をそのまま用い、工程cで形成した窒化シ
リコン(SiN)膜GIと同様の方法で窒化膜SNを形
成した。
【0049】これにより、同一のプラズマCVD装置を
用いて、窒化シリコン(SiN)膜、アモルファスシリ
コン(a−Si)膜、n型のアモルファスシリコン(a
−Si)膜、窒化膜SNを連続的に積層形成することが
できるようになる。
【0050】また、他の窒化処理として、弱い窒素プラ
ズマを発生させてn型のアモルファスシリコン(a−S
i)膜の表面に窒素を拡散させる方法、あるいは他の方
法を用いてもよいことはいうまでもない。
【0051】工程e(同図(e)) フォトリソグラフィ技術を用いた選択エッチング法によ
り、窒化シリコン(SiN)膜GIを除く前記積層体を
一括してエッチングし、薄膜トランジスタの半導体層A
Sを残存させる。
【0052】窒化シリコン(SiN)膜GIをエッチン
グしないのは、これを残存させてゲート信号線GLのド
レイン信号線DLに対する層間絶縁膜等として機能させ
るためである。
【0053】工程f(同図(f)) 透明基板SUB1の表面の全域にたとえばスパッタリン
グ法によって金属膜を形成する。本実施例では、この金
属膜としてクロムを用い、その厚さを約200nmとし
た。
【0054】その後、フォトリソグラフィ技術を用いた
選択エッチング法により、ドレイン信号線DLを形成
し、このドレイン信号線の一部を延在させることにより
薄膜トランジスタTFTのドレイン電極SD1を、ま
た、このドレイン電極SD1と対向させてソース電極S
D2を形成する。
【0055】工程g(同図(g)) 前記ドレイン電極SD1およびソース電極SD2のパタ
ーンをマスクとし、たとえばドライエッチング法によ
り、半導体層の表面の窒化膜SNおよびn型のアモルフ
ァスシリコン(a−Si)膜AScおよび半導体層AS
の一部をエッチングする。
【0056】ドライエッチングのエッチングガスとして
は6フッ化硫黄と塩酸の混合気体を用いた。
【0057】工程h(同図(h)) 透明基板SUB1の表面の全域にたとえばプラズマCV
D法を用いて、シリコン窒化(SiN)膜からなる保護
膜PSVを形成する。そして、フォトリソグラフィ技術
を用いた選択エッチング法により、該保護膜PSVの一
部にコンタクトホールCHを形成し、これにより薄膜ト
ランジスタTFTのソース電極SD2の一部を露呈させ
る。
【0058】工程i(同図(i)) 透明基板SUB1の表面の全域にたとえばスパッタリン
グ法を用いてITO(Indium-Tin-Oxide)膜を約150
nmの厚さで形成する。
【0059】そして、フォトリソグラフィ技術を用いた
選択エッチング法により、画素電極PXを形成する。
【0060】この画素電極PXは前記保護膜PSVの一
部に形成されたコンタクトホールCHを被うようにして
形成され、これにより薄膜トランジスタTFTのソース
電極SD2に接続されるようになる。
【0061】《本発明の効果の考察》上述した窒化膜S
Nの効果を調べるため、図5に示す工程で素子を形成し
コンタクト抵抗の測定を行った。
【0062】工程1(同図(a)) ガラス基板1の上に、TFT製造工程と同じ条件でプラ
ズマCVDを用いて、コンタクトを行う半導体層すなわ
ちリン(P)をドープしたn型アモルファスシリコン2
のみを約50nmの厚さで形成した。
【0063】工程2(同図(b)) n型アモルファスシリコン2の上面にプラズマCVD法
を用いて厚さ10nmの窒化膜3を形成した。
【0064】工程3(同図(c)) 窒化膜3の上面にスパッタリング法を用いて厚さ200
nmのクロム膜4を形成した。
【0065】工程4(同図(d)) 薬液によるエッチングでクロム膜4を全面除去した。
【0066】このような構成の素子を用いてドライエッ
チングによるエッチング量を時間を変えて測定した結
果、図6に示すようなグラフを得た。比較のため従来の
場合も描いている。同図から明らかなように、エッチン
グデッドタイムの低減がなされていることが判明する。
【0067】また、図7は、上記実施例で示した液晶表
示装置の各薄膜トランジスタTFTの半導体層ASのエ
ッチングデッドタイム及びその面内均一性を評価した一
例である。半導体層ASをプラズマを用いたドライプロ
セスでエッチングすると、半導体層ASからプラズマ中
に飛び出すSi(シリコン)原子に起因する発光が生じ
る。
【0068】この発光強度をプラズマからの光を分光器
を通して測定することにより図7の結果が得られた。
【0069】半導体層ASのエッチングは、発光強度の
立ち上がり始めの時刻に開始され、発光強度の立ち上が
りきる時刻に終了する。
【0070】従って、この時刻の間に半導体層ASの全
てがエッチングされ、また各時刻におけるエッチングの
度合いは発光強度に反映される。
【0071】半導体層ASは150nmエッチングする
ようにプロセス設計されている。従来例の波形が緩やか
に立ち上がり緩やかに減少しているのに比べ、本発明で
はその立ち上がりや減少も非常に急俊であることがわか
る。
【0072】これは基板内のエッチングデッドタイムお
よびエッチング終点の均一性が良好なことを示してお
り、事実、従来のエッチング量の均一性が±20%程度
であったものが、本発明で±7%まで改善された。これ
は窒化膜SNの形成により、クロムシリサイドの厚さが
低減かつ均一化されていることを示している。
【0073】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による液晶表示装置によれば、その薄膜トランジ
スタの半導体層のエッチングの均一性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の薄膜トランジスタ
の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明による液晶表示装置の画素の構成の一実
施例を示す平面図である。
【図3】図2のIII−III線における断面図である。
【図4】本発明による液晶表示装置の薄膜トランジスタ
の製造方法の一実施例を示す工程図である。
【図5】本発明の効果を測定するためのサンプルの作成
を示した工程図である。
【図6】本発明の効果を示すグラフである。
【図7】本発明の効果を示すグラフである。
【符号の説明】
SUB…透明基板、GT…ゲート電極、GI…ゲート絶
縁膜、AS…半導体層、ASc…コンタクト層、SN…
窒化膜、SD…電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 JA26 JA28 JA34 JA37 JA44 KA05 MA05 MA07 MA17 MA22 MA27 MA37 MA41 NA24 NA29 5F110 AA30 BB01 CC07 EE04 EE44 FF03 FF30 GG02 GG15 GG24 HK04 HK09 HK16 HK25 HK35 HL07 NN02 NN24 NN35 QQ09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶を介して対向配置された基板のうち
    一方の基板の液晶側の面に、ゲート電極、ゲート絶縁
    膜、半導体層、ドレイン電極およびソース電極との順次
    積層体からなり、 前記半導体層のドレイン電極およびソース電極との界面
    には窒化処理がなされている薄膜トランジスタを備える
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 液晶を介して対向配置された基板のうち
    一方の基板の液晶側の面に、ゲート信号線に接続される
    ゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体層、ドレイン信号線
    に接続されるドレイン電極および画素電極に接続される
    ソース電極を備える薄膜トランジスタを備え、 前記半導体層のドレイン電極およびソース電極との界面
    にトンネル効果を生ぜしめる程度に薄い窒化膜が形成さ
    れていることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体層はアモルファスシリコンの
    ドレイン電極およびソース電極が形成される面に不純物
    がドープされた層を有することを特徴とする請求項1、
    2のうちいずれかに記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 基板の上面に、ゲート電極を形成する工
    程と、このゲート電極の上面にゲート絶縁膜を形成する
    工程と、このゲート絶縁膜の上面に半導体層を形成する
    工程と、この半導体層の表面を窒化処理する工程と、窒
    化処理された半導体層の上面にドレイン電極およびソー
    ス電極を形成する工程と、これら各電極のパターンをマ
    スクとして前記半導体層の一部をエッチングする工程と
    からなることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体層の表面を窒化処理する前の
    工程として、その面に不純物をドープさせた層を形成す
    る工程を備える請求項4に記載の液晶表示装置の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012248896A (ja) * 2007-06-08 2012-12-13 Beijing Boe Optoelectronics Technology Co Ltd 薄膜トランジスタ及びその製造方法
KR101232159B1 (ko) 2006-06-12 2013-02-12 엘지디스플레이 주식회사 터널링 효과 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법과 그를이용한 유기 전계발광 표시장치
JP2018120110A (ja) * 2017-01-26 2018-08-02 三菱電機株式会社 液晶表示装置およびtftアレイ基板の製造方法

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