JP2001162937A - メタリック光沢画像の形成方法 - Google Patents
メタリック光沢画像の形成方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1種類の色相のメタリック光沢色材を用いる
ことにより、メタリック光沢を有する画像、特にカラー
プルーフを効率よく安価に作製すること。 【解決手段】 カラー画像形成用支持体に、複数の色相
の画像状色材層が積層され、そのうちの1つの色材層が
メタリック光沢色材層であり、他の色材層が非メタリッ
ク光沢色材層からなるメタリック光沢画像を形成する方
法であって、カラー画像記録体用支持体に、メタリック
光沢色材層を熱転写する工程および非メタリック光沢色
材層を熱転写する工程を含み、前記工程のうち後で行う
熱転写工程は、最初の熱転写工程で形成された色材層の
上に行うことを特徴とするメタリック光沢画像の形成方
法。
ことにより、メタリック光沢を有する画像、特にカラー
プルーフを効率よく安価に作製すること。 【解決手段】 カラー画像形成用支持体に、複数の色相
の画像状色材層が積層され、そのうちの1つの色材層が
メタリック光沢色材層であり、他の色材層が非メタリッ
ク光沢色材層からなるメタリック光沢画像を形成する方
法であって、カラー画像記録体用支持体に、メタリック
光沢色材層を熱転写する工程および非メタリック光沢色
材層を熱転写する工程を含み、前記工程のうち後で行う
熱転写工程は、最初の熱転写工程で形成された色材層の
上に行うことを特徴とするメタリック光沢画像の形成方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色校正用のプレプ
レスプルーフおよびディスプレーなどの作製の際に用い
られるメタリック光沢画像の形成方法に関する。
レスプルーフおよびディスプレーなどの作製の際に用い
られるメタリック光沢画像の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メタリック光沢画像を得る方
法としては、印刷インキに金属粉末等を添加したいわゆ
る特色インクを用いて、金色や銀色などのメタリック光
沢画像を形成する方法が知られている。また、近年熱転
写方式による画像形成の技術革新が著しいが、この熱転
写方式によりメタリック光沢を有する画像を形成する方
法も知られており、例えば、特開昭63−290789
号公報には、金属粉顔料と必要に応じて色素を添加した
インク層を設けたメタリック光沢印字用熱転写材料が示
され、また特開平7−25164号公報には、金属フレ
ークと熱可塑性ポリマーからなる層を設けた熱質量転写
ドナーシートが示されている。ところで、メタリック光
沢を有する画像を形成するためには、種々の色相を有す
るメタリック色調が必要である。しかし、上記のごとき
特色インクや熱転写材料では、色相に応じ多種類の特色
インクおよび熱転写材料が必要となり、製造コストの点
で不利となる。
法としては、印刷インキに金属粉末等を添加したいわゆ
る特色インクを用いて、金色や銀色などのメタリック光
沢画像を形成する方法が知られている。また、近年熱転
写方式による画像形成の技術革新が著しいが、この熱転
写方式によりメタリック光沢を有する画像を形成する方
法も知られており、例えば、特開昭63−290789
号公報には、金属粉顔料と必要に応じて色素を添加した
インク層を設けたメタリック光沢印字用熱転写材料が示
され、また特開平7−25164号公報には、金属フレ
ークと熱可塑性ポリマーからなる層を設けた熱質量転写
ドナーシートが示されている。ところで、メタリック光
沢を有する画像を形成するためには、種々の色相を有す
るメタリック色調が必要である。しかし、上記のごとき
特色インクや熱転写材料では、色相に応じ多種類の特色
インクおよび熱転写材料が必要となり、製造コストの点
で不利となる。
【0003】一方、色校正見本としてのカラープルーフ
は、種々の方法で作製されるが、近年印刷物作製の高度
化、ディジタル化に伴いディジタル的に画像形成される
高解像度のカラープルーフが求められるようになってい
る。例えば、特開平7−117359号公報および特開
平7−132678号公報には、サーマルヘッドプリン
ターを用いて、ディジタル的に画像形成を行うカラープ
ルーフの作製方法が開示されている。メタリック光沢を
有する印刷物のカラープルーフの場合についても上記と
同様のことが要望されている。また、メタリック光沢を
有するカラープルーフの場合、カラーインクと同等ない
し近似した色相(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
ク)を持つ色材の他に、メタリック光沢を有する色材が
必要で、しかも上記のごとく色相に応じていく種類もの
色材が必要となり、製造コストを上昇させる要因となっ
ている。したがって、メタリック光沢を有する画像、特
にメタリック光沢を有するカラープルーフをできるだけ
少ない種類のメタリック光沢色材を用いて安価に作製す
ることが望まれていた。
は、種々の方法で作製されるが、近年印刷物作製の高度
化、ディジタル化に伴いディジタル的に画像形成される
高解像度のカラープルーフが求められるようになってい
る。例えば、特開平7−117359号公報および特開
平7−132678号公報には、サーマルヘッドプリン
ターを用いて、ディジタル的に画像形成を行うカラープ
ルーフの作製方法が開示されている。メタリック光沢を
有する印刷物のカラープルーフの場合についても上記と
同様のことが要望されている。また、メタリック光沢を
有するカラープルーフの場合、カラーインクと同等ない
し近似した色相(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
ク)を持つ色材の他に、メタリック光沢を有する色材が
必要で、しかも上記のごとく色相に応じていく種類もの
色材が必要となり、製造コストを上昇させる要因となっ
ている。したがって、メタリック光沢を有する画像、特
にメタリック光沢を有するカラープルーフをできるだけ
少ない種類のメタリック光沢色材を用いて安価に作製す
ることが望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1種
類の色相のメタリック光沢色材を用いることにより、メ
タリック光沢を有する画像、特にカラープルーフを効率
よく安価に作製することにある。
類の色相のメタリック光沢色材を用いることにより、メ
タリック光沢を有する画像、特にカラープルーフを効率
よく安価に作製することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)カラー画像形成用
支持体に、複数の色相の画像状色材層が積層され、その
うちの1つの色材層がメタリック光沢色材層であり、他
の色材層が非メタリック光沢色材層からなるメタリック
光沢画像を形成する方法であって、カラー画像記録体用
支持体に、メタリック光沢色材層を熱転写する工程およ
び非メタリック光沢色材層を熱転写する工程を含み、前
記工程のうち後で行う熱転写工程は、最初の熱転写工程
で形成された色材層の上に行うことを特徴とするメタリ
ック光沢画像の形成方法。 (2)非メタリック光沢色材層を最初に熱転写し、その
後メタリック光沢色材層を熱転写することを特徴とする
前記(1)に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (3)メタリック光沢色材層を最初に熱転写し、その後
非メタリック光沢色材層を熱転写することを特徴とする
前記(1)に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (4)熱転写が、支持体上に光熱変換層およびメタリッ
ク光沢色材層からなる熱転写層を設けた熱転写材料、お
よび支持体上に光熱変換層および非メタリック光沢色材
層からなる熱転写層を設けた熱転写材料を用いて行うこ
とを特徴とする、前記(1)ないし(3)のいずれか1
に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (5)熱転写材料に、クッション性層が設けられている
ことを特徴とする前記(1)ないし(4)のいずれか1
に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (6)光熱変換層のレーザ光波長における光吸収率が7
0〜95%であることを特徴とする前記(1)ないし
(5)のいずれか1に記載のメタリック光沢画像の形成
方法。 (7)熱転写が、0.5W以上の半導体レーザが複数個
配列されたレーザヘッドからの出射光によって行われる
ことを特徴とする前記(1)ないし(6)のいずれか1
に記載のメタリック光沢画像の形成方法。
支持体に、複数の色相の画像状色材層が積層され、その
うちの1つの色材層がメタリック光沢色材層であり、他
の色材層が非メタリック光沢色材層からなるメタリック
光沢画像を形成する方法であって、カラー画像記録体用
支持体に、メタリック光沢色材層を熱転写する工程およ
び非メタリック光沢色材層を熱転写する工程を含み、前
記工程のうち後で行う熱転写工程は、最初の熱転写工程
で形成された色材層の上に行うことを特徴とするメタリ
ック光沢画像の形成方法。 (2)非メタリック光沢色材層を最初に熱転写し、その
後メタリック光沢色材層を熱転写することを特徴とする
前記(1)に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (3)メタリック光沢色材層を最初に熱転写し、その後
非メタリック光沢色材層を熱転写することを特徴とする
前記(1)に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (4)熱転写が、支持体上に光熱変換層およびメタリッ
ク光沢色材層からなる熱転写層を設けた熱転写材料、お
よび支持体上に光熱変換層および非メタリック光沢色材
層からなる熱転写層を設けた熱転写材料を用いて行うこ
とを特徴とする、前記(1)ないし(3)のいずれか1
に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (5)熱転写材料に、クッション性層が設けられている
ことを特徴とする前記(1)ないし(4)のいずれか1
に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (6)光熱変換層のレーザ光波長における光吸収率が7
0〜95%であることを特徴とする前記(1)ないし
(5)のいずれか1に記載のメタリック光沢画像の形成
方法。 (7)熱転写が、0.5W以上の半導体レーザが複数個
配列されたレーザヘッドからの出射光によって行われる
ことを特徴とする前記(1)ないし(6)のいずれか1
に記載のメタリック光沢画像の形成方法。
【0006】(8)カラー画像形成用支持体に、複数の
色相の画像状色材層が積層され、そのうちの1つの色材
層がメタリック光沢色材層であり、他の色材層が非メタ
リック光沢色材層からなるメタリック光沢画像を形成す
る方法であって、カラー画像形成用支持体に、感光性樹
脂を用いて仮支持体上に形成されたメタリック光沢色材
層を転写する工程、および感光性樹脂を用いて仮支持体
上に形成された非メタリック光沢色材層を転写する工程
を含み、前記工程のうち後で行う転写工程は、最初の転
写工程で形成された色材層の上に行うことを特徴とす
る、メタリック光沢画像の形成方法。 (9)前記非メタリック光沢色材層を最初に転写し、そ
の後前記メタリック光沢色材層を転写することを特徴と
する前記(8)に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。 (10)前記メタリック光沢色材層を最初に転写し、そ
の後前記非メタリック光沢色材層を転写することを特徴
とする前記(8)に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。
色相の画像状色材層が積層され、そのうちの1つの色材
層がメタリック光沢色材層であり、他の色材層が非メタ
リック光沢色材層からなるメタリック光沢画像を形成す
る方法であって、カラー画像形成用支持体に、感光性樹
脂を用いて仮支持体上に形成されたメタリック光沢色材
層を転写する工程、および感光性樹脂を用いて仮支持体
上に形成された非メタリック光沢色材層を転写する工程
を含み、前記工程のうち後で行う転写工程は、最初の転
写工程で形成された色材層の上に行うことを特徴とす
る、メタリック光沢画像の形成方法。 (9)前記非メタリック光沢色材層を最初に転写し、そ
の後前記メタリック光沢色材層を転写することを特徴と
する前記(8)に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。 (10)前記メタリック光沢色材層を最初に転写し、そ
の後前記非メタリック光沢色材層を転写することを特徴
とする前記(8)に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。
【0007】(11)カラー画像形成用支持体に、複数
の色相の画像状色材層が積層され、そのうちの1つの色
材層がメタリック光沢色材層であり、他の色材層が非メ
タリック光沢色材層からなるメタリック光沢画像を形成
する方法であって、カラー画像記録体用支持体に、受像
シート上に積層されたメタリック光沢色材層および非メ
タリック光沢色材層を一括転写することを特徴とする、
メタリック光沢画像の形成方法。 (12)メタリック光沢色材層が、受像シート上におい
て非メタリック光沢色材層の上に形成されていることを
特徴とする前記(11)に記載のメタリック光沢画像の
形成方法。 (13)非メタリック光沢色材層が、受像シート上にお
いてメタリック光沢色材層の上に形成されていることを
特徴とする前記(11)に記載のメタリック光沢画像の
形成方法。 (14)受像シート上のメタリック光沢色材層および非
メタリック光沢色材層が、感光性樹脂を用いて仮支持体
上に形成されたメタリック光沢色材層の転写、および感
光性樹脂を用いて仮支持体上に形成された非メタリック
光沢色材層の転写により形成されることを特徴とする、
前記(11)ないし(13)のいずれか1に記載のメタ
リック光沢画像の形成方法。
の色相の画像状色材層が積層され、そのうちの1つの色
材層がメタリック光沢色材層であり、他の色材層が非メ
タリック光沢色材層からなるメタリック光沢画像を形成
する方法であって、カラー画像記録体用支持体に、受像
シート上に積層されたメタリック光沢色材層および非メ
タリック光沢色材層を一括転写することを特徴とする、
メタリック光沢画像の形成方法。 (12)メタリック光沢色材層が、受像シート上におい
て非メタリック光沢色材層の上に形成されていることを
特徴とする前記(11)に記載のメタリック光沢画像の
形成方法。 (13)非メタリック光沢色材層が、受像シート上にお
いてメタリック光沢色材層の上に形成されていることを
特徴とする前記(11)に記載のメタリック光沢画像の
形成方法。 (14)受像シート上のメタリック光沢色材層および非
メタリック光沢色材層が、感光性樹脂を用いて仮支持体
上に形成されたメタリック光沢色材層の転写、および感
光性樹脂を用いて仮支持体上に形成された非メタリック
光沢色材層の転写により形成されることを特徴とする、
前記(11)ないし(13)のいずれか1に記載のメタ
リック光沢画像の形成方法。
【0008】(15)受像シート上のメタリック光沢色
材層および非メタリック光沢色材層が、支持体上にメタ
リック光沢色材層からなる熱転写層を設けた熱転写材
料、および支持体上に非メタリック光沢色材層からなる
熱転写層を設けた熱転写材料を用いて形成されることを
特徴とする前記(11)ないし(13)のいずれか1に
記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (16)熱転写材料が光熱変換層を有することを特徴と
する前記(15)に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。 (17)光熱変換層のレーザ光波長における光吸収率が
70〜95%であることを特徴とする前記(15)また
は(16)に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (18)熱転写が、0.5W以上の半導体レーザが複数
個配列されたレーザヘッドからの出射光によって行われ
ることを特徴とする前記(15)ないし(17)のいず
れか1に記載のメタリック光沢画像の形成方法。
材層および非メタリック光沢色材層が、支持体上にメタ
リック光沢色材層からなる熱転写層を設けた熱転写材
料、および支持体上に非メタリック光沢色材層からなる
熱転写層を設けた熱転写材料を用いて形成されることを
特徴とする前記(11)ないし(13)のいずれか1に
記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (16)熱転写材料が光熱変換層を有することを特徴と
する前記(15)に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。 (17)光熱変換層のレーザ光波長における光吸収率が
70〜95%であることを特徴とする前記(15)また
は(16)に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (18)熱転写が、0.5W以上の半導体レーザが複数
個配列されたレーザヘッドからの出射光によって行われ
ることを特徴とする前記(15)ないし(17)のいず
れか1に記載のメタリック光沢画像の形成方法。
【0009】(19)受像シートがクッション性層を有
していることを特徴とする、前記(11)ないし(1
8)のいずれか1に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。 (20)受像シートの受像表面の粗さが、スムースター
値で5mmHg以下、中心線平均表面粗さRaが0.0
4〜0.3μmであることを特徴とする、前記(11)
ないし(19)のいずれか1に記載のメタリック光沢画
像の形成方法。 (21)メタリック光沢色材層が金属粉末または無機化
合物粉末から選ばれる光沢顔料を含むことを特徴とする
前記(1)ないし(20)のいずれか1に記載のメタリ
ック光沢画像の形成方法。 (22)金属粉末がアルミニウム、金、銀、銅または亜
鉛であることを特徴とする前記(1)ないし(21)の
いずれか1に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (23)無機化合物粉末がパール顔料であることを特徴
とする前記(1)ないし (22)のいずれか1に記載のメタリック光沢画像の形
成方法。 (24)パール顔料が雲母であることを特徴とする前記
(1)ないし(23)のいずれか1に記載のメタリック
光沢画像の形成方法。
していることを特徴とする、前記(11)ないし(1
8)のいずれか1に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。 (20)受像シートの受像表面の粗さが、スムースター
値で5mmHg以下、中心線平均表面粗さRaが0.0
4〜0.3μmであることを特徴とする、前記(11)
ないし(19)のいずれか1に記載のメタリック光沢画
像の形成方法。 (21)メタリック光沢色材層が金属粉末または無機化
合物粉末から選ばれる光沢顔料を含むことを特徴とする
前記(1)ないし(20)のいずれか1に記載のメタリ
ック光沢画像の形成方法。 (22)金属粉末がアルミニウム、金、銀、銅または亜
鉛であることを特徴とする前記(1)ないし(21)の
いずれか1に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 (23)無機化合物粉末がパール顔料であることを特徴
とする前記(1)ないし (22)のいずれか1に記載のメタリック光沢画像の形
成方法。 (24)パール顔料が雲母であることを特徴とする前記
(1)ないし(23)のいずれか1に記載のメタリック
光沢画像の形成方法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の、複数の色相の画像状色
材層が積層され、そのうちの1つの色材層がメタリック
光沢色材層であり、他の色材層が非メタリック光沢色材
層からなるメタリック光沢画像の形成方法は、(1)カ
ラー画像記録体用支持体に、メタリック光沢色材層を熱
転写する工程および非メタリック光沢色材層を熱転写す
る工程を含み、前記工程のうち後で行う熱転写工程は、
最初の熱転写工程で形成された色材層の上に行う方法
(以下において、この方法を「熱転写法」という。)、
(2)カラー画像形成用支持体に、仮支持体上の、露光
現像された感光性樹脂の層が積層されたメタリック光沢
色材層あるいは露光現像された感光性樹脂を含むメタリ
ック光沢色材層を転写する工程、および、仮支持体の、
露光現像された感光性樹脂の層が積層された非メタリッ
ク光沢色材層あるいは露光現像された感光性樹脂を含む
非メタリック光沢色材層を転写する工程を含み、前記工
程のうち後で行う転写工程は、最初の転写工程で形成さ
れた色材層の上に行う(以下、この方法を「フォトレジ
スト転写法」という。)、または、(3)カラー画像記
録体用支持体に、受像シート上に積層されたメタリック
光沢色材層および非メタリック光沢色材層を一括転写す
る方法(以下、この方法を「一括転写法」という。)で
ある。本発明は、前記の方法を用いることにより、多種
類のメタリック光沢色材を用いることなく、1種類の色
相のメタリック光沢色材を使用するだけで、メタリック
光沢色材層に非メタリック光沢色材層が重なった多様の
色調のメタリック光沢を有する画像、特にカラープルー
フを効率よく安価に作製することができる。また、本発
明の形成方法によりカラー画像形成用支持体の上に積層
されるメタリック光沢色材層および非メタリック光沢色
材層からなるメタリック光沢画像において、メタリック
光沢色材層および非メタリック光沢色材層のいずれの層
がメタリック光沢画像の上層になってもよいが、メタリ
ック光沢を充分に発現させるため、上の層をメタリック
光沢色材層とすることが望ましい。
材層が積層され、そのうちの1つの色材層がメタリック
光沢色材層であり、他の色材層が非メタリック光沢色材
層からなるメタリック光沢画像の形成方法は、(1)カ
ラー画像記録体用支持体に、メタリック光沢色材層を熱
転写する工程および非メタリック光沢色材層を熱転写す
る工程を含み、前記工程のうち後で行う熱転写工程は、
最初の熱転写工程で形成された色材層の上に行う方法
(以下において、この方法を「熱転写法」という。)、
(2)カラー画像形成用支持体に、仮支持体上の、露光
現像された感光性樹脂の層が積層されたメタリック光沢
色材層あるいは露光現像された感光性樹脂を含むメタリ
ック光沢色材層を転写する工程、および、仮支持体の、
露光現像された感光性樹脂の層が積層された非メタリッ
ク光沢色材層あるいは露光現像された感光性樹脂を含む
非メタリック光沢色材層を転写する工程を含み、前記工
程のうち後で行う転写工程は、最初の転写工程で形成さ
れた色材層の上に行う(以下、この方法を「フォトレジ
スト転写法」という。)、または、(3)カラー画像記
録体用支持体に、受像シート上に積層されたメタリック
光沢色材層および非メタリック光沢色材層を一括転写す
る方法(以下、この方法を「一括転写法」という。)で
ある。本発明は、前記の方法を用いることにより、多種
類のメタリック光沢色材を用いることなく、1種類の色
相のメタリック光沢色材を使用するだけで、メタリック
光沢色材層に非メタリック光沢色材層が重なった多様の
色調のメタリック光沢を有する画像、特にカラープルー
フを効率よく安価に作製することができる。また、本発
明の形成方法によりカラー画像形成用支持体の上に積層
されるメタリック光沢色材層および非メタリック光沢色
材層からなるメタリック光沢画像において、メタリック
光沢色材層および非メタリック光沢色材層のいずれの層
がメタリック光沢画像の上層になってもよいが、メタリ
ック光沢を充分に発現させるため、上の層をメタリック
光沢色材層とすることが望ましい。
【0011】本発明のメタリック光沢画像形成方法にお
いて、「メタリック光沢色材層」とは以下の方法で光沢
度を測定した場合、1.2以上の光沢度を有する色材層
をいい、また、「非メタリック光沢色材層」は、1.2
より小さい光沢度を有する色材層をいう。 [光沢度測定]光沢度測定用分光測色計(ミノルタ
(株)製、商品名CM−512m3)を使用し、試料面
の垂直軸方向から25度および75度の角度の方向か
ら、キセノンパルス光照射し、垂直軸から45度の方向
の受光センサーで反射光を受光して分光測色し、L*値
を測定する。L*値の25度と75度の入射時の値の
比、L*(25度)/L*(75度)を光沢度として定義
した。
いて、「メタリック光沢色材層」とは以下の方法で光沢
度を測定した場合、1.2以上の光沢度を有する色材層
をいい、また、「非メタリック光沢色材層」は、1.2
より小さい光沢度を有する色材層をいう。 [光沢度測定]光沢度測定用分光測色計(ミノルタ
(株)製、商品名CM−512m3)を使用し、試料面
の垂直軸方向から25度および75度の角度の方向か
ら、キセノンパルス光照射し、垂直軸から45度の方向
の受光センサーで反射光を受光して分光測色し、L*値
を測定する。L*値の25度と75度の入射時の値の
比、L*(25度)/L*(75度)を光沢度として定義
した。
【0012】[I]まず、熱転写法によるメタリック光
沢画像の形成方法について説明する。この熱転写法とし
ては、サーマルヘッドを用いて熱転写を行う方法(以下
において「TH熱転写法」という。)と、レーザ光を用
いて熱転写を行う方法(以下において「レーザ熱転写
法」という。)が好ましく使用される。 (1)TH熱転写法 TH熱転写法に用いる熱転写材料は、支持体に少なくと
も熱転写層を設けたものであり、熱転写層がメタリック
光沢色材層である熱転写材料と、熱転写層が非メタリッ
ク光沢色材層である熱転写材料が用いられる。多色の場
合には、色相の種類に応じた非メタリック光沢色材層を
熱転写層として形成した多種類の熱転写材料が使用され
る。形成するメタリック光沢画像の上の層をメタリック
光沢色材層とする場合には、カラー画像形成用支持体に
最初に非メタリック光沢色材層を熱転写し、その後メタ
リック光沢色材層を熱転写する。また上の層を非メタリ
ック光沢色材層とする場合には、熱転写する順序を逆に
する。
沢画像の形成方法について説明する。この熱転写法とし
ては、サーマルヘッドを用いて熱転写を行う方法(以下
において「TH熱転写法」という。)と、レーザ光を用
いて熱転写を行う方法(以下において「レーザ熱転写
法」という。)が好ましく使用される。 (1)TH熱転写法 TH熱転写法に用いる熱転写材料は、支持体に少なくと
も熱転写層を設けたものであり、熱転写層がメタリック
光沢色材層である熱転写材料と、熱転写層が非メタリッ
ク光沢色材層である熱転写材料が用いられる。多色の場
合には、色相の種類に応じた非メタリック光沢色材層を
熱転写層として形成した多種類の熱転写材料が使用され
る。形成するメタリック光沢画像の上の層をメタリック
光沢色材層とする場合には、カラー画像形成用支持体に
最初に非メタリック光沢色材層を熱転写し、その後メタ
リック光沢色材層を熱転写する。また上の層を非メタリ
ック光沢色材層とする場合には、熱転写する順序を逆に
する。
【0013】メタリック光沢色材層または非メタリック
光沢色材層からなる熱転写層は、それぞれの層に適した
顔料とバインダーとを少なくとも含む。メタリック光沢
色材層に含有させる顔料は光沢顔料であり、大別して金
属粉末顔料と無機化合物粉末顔料が挙げられる。金属粉
末顔料としては、金、銀、銅または亜鉛等の金属粉末が
挙げられるが、光沢および価格の点からアルミニウム粉
末が最も好ましい。また、無機化合物粉末顔料として
は、天然パールエッセンス、塩化水銀、塩基性炭酸鉛、
塩酸化ビスマスまたは雲母等の粉末からなるパール顔料
が挙げられるが、安全性および価格の点から雲母粉末が
最も好ましい。前記の光沢顔料の粉末の形状は種々の形
状をとりうるが、少ない充填量で高い光沢を得るには、
平板状の粒子が好ましい。平板状の粒子形態を有する光
沢顔料の中でも特に、雲母顔料が好ましく、更にその雲
母顔料としては雲母粒子に二酸化チタン膜を積層した粒
子がより好ましい。その雲母顔料の形態は、厚み0.1
〜0.7μm、粒度が1〜50μmが好ましい。厚みが
この範囲を越えると雲母と二酸化チタンとの界面での光
反射により光干渉の効果が小さくなり光沢度が低下す
る。また粒子サイズが1μm以下であると光沢度が低下
し、50μmを越えると表面平滑で均一な光沢が得られ
なくなる。
光沢色材層からなる熱転写層は、それぞれの層に適した
顔料とバインダーとを少なくとも含む。メタリック光沢
色材層に含有させる顔料は光沢顔料であり、大別して金
属粉末顔料と無機化合物粉末顔料が挙げられる。金属粉
末顔料としては、金、銀、銅または亜鉛等の金属粉末が
挙げられるが、光沢および価格の点からアルミニウム粉
末が最も好ましい。また、無機化合物粉末顔料として
は、天然パールエッセンス、塩化水銀、塩基性炭酸鉛、
塩酸化ビスマスまたは雲母等の粉末からなるパール顔料
が挙げられるが、安全性および価格の点から雲母粉末が
最も好ましい。前記の光沢顔料の粉末の形状は種々の形
状をとりうるが、少ない充填量で高い光沢を得るには、
平板状の粒子が好ましい。平板状の粒子形態を有する光
沢顔料の中でも特に、雲母顔料が好ましく、更にその雲
母顔料としては雲母粒子に二酸化チタン膜を積層した粒
子がより好ましい。その雲母顔料の形態は、厚み0.1
〜0.7μm、粒度が1〜50μmが好ましい。厚みが
この範囲を越えると雲母と二酸化チタンとの界面での光
反射により光干渉の効果が小さくなり光沢度が低下す
る。また粒子サイズが1μm以下であると光沢度が低下
し、50μmを越えると表面平滑で均一な光沢が得られ
なくなる。
【0014】またメタリック光沢色材層を形成する場
合、そのための塗布液に、顔料の沈降を防止するために
沈降防止剤を添加することが好ましい。メタリック光沢
色材層中に添加する沈降防止剤としては、塗布液中でチ
クソトピック性を示す材料、いわゆるチクソトロピック
剤が使用される。このチクソトロピック剤は、静止状態
では光沢顔料分散液がそのチクソトロピー性により高粘
度化するため顔料の沈降を防ぐ作用を示す。また塗布時
に剪断力が働くと液粘度が低下するため濾過や、均一塗
布が可能になる作用を示す。このようなチクソトロピッ
ク性を示すものには、分散塗布液中でこれらチクソトロ
ピック剤が一部析出して立体的な網目構造を示す場合が
多いことが知られている。このよう性質を有する材料と
しては、析出して針状もしくは層状結晶となりやすいポ
リアマイドワックス、金属石鹸類、有機ベントナイト、
酸化ポリエチレン系化合物、水添ヒマシ油ワックスが好
ましく、それら以外に二酸化珪素微粉末等の無機微粒子
もチクソトロピック剤として有効である。これらの沈降
防止剤の中で、ポリアマイド系ワックス、酸化ポリエチ
レン系化合物、金属石鹸類が特に好適に使用される。
合、そのための塗布液に、顔料の沈降を防止するために
沈降防止剤を添加することが好ましい。メタリック光沢
色材層中に添加する沈降防止剤としては、塗布液中でチ
クソトピック性を示す材料、いわゆるチクソトロピック
剤が使用される。このチクソトロピック剤は、静止状態
では光沢顔料分散液がそのチクソトロピー性により高粘
度化するため顔料の沈降を防ぐ作用を示す。また塗布時
に剪断力が働くと液粘度が低下するため濾過や、均一塗
布が可能になる作用を示す。このようなチクソトロピッ
ク性を示すものには、分散塗布液中でこれらチクソトロ
ピック剤が一部析出して立体的な網目構造を示す場合が
多いことが知られている。このよう性質を有する材料と
しては、析出して針状もしくは層状結晶となりやすいポ
リアマイドワックス、金属石鹸類、有機ベントナイト、
酸化ポリエチレン系化合物、水添ヒマシ油ワックスが好
ましく、それら以外に二酸化珪素微粉末等の無機微粒子
もチクソトロピック剤として有効である。これらの沈降
防止剤の中で、ポリアマイド系ワックス、酸化ポリエチ
レン系化合物、金属石鹸類が特に好適に使用される。
【0015】ポリアマイド系ワックス類としては、ステ
アリン酸アミド類、ベヘン酸アミド等、ミリステン酸、
ラウリン酸、パルミチン酸等の直鎖アミド類を用いるこ
とが出来る。また一価よりも二価以上の多価アミドの使
用は、チクソトロピー性を増す上でより好ましい。金属
石鹸類としては、ステアリン酸やパルミチン酸の金属塩
が使用される。金属塩としてはアルミニウム、カルシウ
ム、マグネシウム等の塩類が好ましい。これらチクソト
ロピー性化合物のメタリック光沢色材層中の添加量は、
光沢顔料1に対し、0.01〜0.3(重量)の割合で
ある。0.01より少ないと沈降防止効果が小さく、ま
た0.3より多いと、これらの材料が膜中で起こす結晶
化等が画像欠陥などの原因になりやすい。本発明に用い
られる高分子として特に有効な酸化ポリエチレンは、分
子量300〜50,000であり、メタリック光沢色材
中への添加量は、光沢顔料1に対し、0.02〜0.4
(重量)の割合である。0.02より少ないと沈降防止
効果が小さく、また0.4より多いと現像速度低下等の
問題が生じる。
アリン酸アミド類、ベヘン酸アミド等、ミリステン酸、
ラウリン酸、パルミチン酸等の直鎖アミド類を用いるこ
とが出来る。また一価よりも二価以上の多価アミドの使
用は、チクソトロピー性を増す上でより好ましい。金属
石鹸類としては、ステアリン酸やパルミチン酸の金属塩
が使用される。金属塩としてはアルミニウム、カルシウ
ム、マグネシウム等の塩類が好ましい。これらチクソト
ロピー性化合物のメタリック光沢色材層中の添加量は、
光沢顔料1に対し、0.01〜0.3(重量)の割合で
ある。0.01より少ないと沈降防止効果が小さく、ま
た0.3より多いと、これらの材料が膜中で起こす結晶
化等が画像欠陥などの原因になりやすい。本発明に用い
られる高分子として特に有効な酸化ポリエチレンは、分
子量300〜50,000であり、メタリック光沢色材
中への添加量は、光沢顔料1に対し、0.02〜0.4
(重量)の割合である。0.02より少ないと沈降防止
効果が小さく、また0.4より多いと現像速度低下等の
問題が生じる。
【0016】本発明の色材顔料層には、更に必要に応じ
て湿潤分散剤が用いられる。湿潤分散剤は顔料表面に作
用して溶剤やバインダーとの濡れ性を変化させて、分散
の促進、顔料凝集を小さくするものであり、また沈降時
の再分散性を向上させるものである。湿潤分散剤として
は各種界面活性剤、ポリカルボン酸アミン塩が、メタリ
ック顔料1に対し0.1〜10重量%の割合で用いられ
る。
て湿潤分散剤が用いられる。湿潤分散剤は顔料表面に作
用して溶剤やバインダーとの濡れ性を変化させて、分散
の促進、顔料凝集を小さくするものであり、また沈降時
の再分散性を向上させるものである。湿潤分散剤として
は各種界面活性剤、ポリカルボン酸アミン塩が、メタリ
ック顔料1に対し0.1〜10重量%の割合で用いられ
る。
【0017】非メタリック光沢色材層層に含有させる顔
料としては、一般に有機顔料と無機顔料とに大別され、
前者は特に塗膜の透明性に優れ、後者は一般に隠蔽性に
優れる。本発明の熱転写材料を印刷色校正用に用いる場
合には、印刷インキに一般に使用されるイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックと一致するか、或いは、色調が
近い有機顔料が好適に使用される。上記のうち、例え
ば、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、アントラキノ
ン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、
イソインドリノン系顔料、ニトロ系顔料等が好適に挙げ
られる。また、顔料の色相別の代表例としては、以下の
通りである。 (1)黄色顔料としては、ハンザイエローG、ハンザイ
エロー5G、ハンザイエロー10G、ハンザイエロー
A、ピグメントイエローL、パーマネントイエローNC
G、パーマネントイエローFGL、パーマネントイエロ
ーHR等が挙げられる。 (2)赤色顔料としては、パーマネントレッド4R、パ
ーマネントレッドF2R、パーマネントレッドFRL、
レーキレッドC、レーキレッドD、ピグメントスカーレ
ット3B、ボルドー5B、アリザリンレーキ、ローダミ
ンレーキBとうが挙げられる。 (3)青色顔料としては、フタロシアニンブルー、ビク
トリアブルーレーキ、ファストスカイブルーが挙げられ
る。 (4)黒色顔料としては、カーボンブラック等が挙げら
れる。
料としては、一般に有機顔料と無機顔料とに大別され、
前者は特に塗膜の透明性に優れ、後者は一般に隠蔽性に
優れる。本発明の熱転写材料を印刷色校正用に用いる場
合には、印刷インキに一般に使用されるイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックと一致するか、或いは、色調が
近い有機顔料が好適に使用される。上記のうち、例え
ば、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、アントラキノ
ン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、
イソインドリノン系顔料、ニトロ系顔料等が好適に挙げ
られる。また、顔料の色相別の代表例としては、以下の
通りである。 (1)黄色顔料としては、ハンザイエローG、ハンザイ
エロー5G、ハンザイエロー10G、ハンザイエロー
A、ピグメントイエローL、パーマネントイエローNC
G、パーマネントイエローFGL、パーマネントイエロ
ーHR等が挙げられる。 (2)赤色顔料としては、パーマネントレッド4R、パ
ーマネントレッドF2R、パーマネントレッドFRL、
レーキレッドC、レーキレッドD、ピグメントスカーレ
ット3B、ボルドー5B、アリザリンレーキ、ローダミ
ンレーキBとうが挙げられる。 (3)青色顔料としては、フタロシアニンブルー、ビク
トリアブルーレーキ、ファストスカイブルーが挙げられ
る。 (4)黒色顔料としては、カーボンブラック等が挙げら
れる。
【0018】前記顔料の平均粒径としては、0.03〜
1μmが好ましく、0.05〜0.5がより好ましい。
前記粒径が、0.03μm未満であると、分散コストが
上がったり、分散液がゲル化等を起こすことがあり、1
μmを超えると、顔料中の粗大粒子が、熱転写層と受像
層との密着性を阻害することがある。本発明において
は、塗布液状に調製した画像形成層用塗布液を、支持体
上に塗布、乾燥することにより画像形成層を形成する
が、前記画像形成層用塗布液中における顔料の含有量と
しては、画像形成層の全固形分重量に対し、25〜70
重量%が好ましく、30〜60重量%がより好ましく、
また同様に、非晶質有機高分子重合体の含有量として
は、画像形成層の全固形分重量に対し、70〜30重量
%が好ましく、60〜40重量%がより好ましい。
1μmが好ましく、0.05〜0.5がより好ましい。
前記粒径が、0.03μm未満であると、分散コストが
上がったり、分散液がゲル化等を起こすことがあり、1
μmを超えると、顔料中の粗大粒子が、熱転写層と受像
層との密着性を阻害することがある。本発明において
は、塗布液状に調製した画像形成層用塗布液を、支持体
上に塗布、乾燥することにより画像形成層を形成する
が、前記画像形成層用塗布液中における顔料の含有量と
しては、画像形成層の全固形分重量に対し、25〜70
重量%が好ましく、30〜60重量%がより好ましく、
また同様に、非晶質有機高分子重合体の含有量として
は、画像形成層の全固形分重量に対し、70〜30重量
%が好ましく、60〜40重量%がより好ましい。
【0019】また前記メタリック光沢色材層および非メ
タリック光沢色材層に含まれるバインダーとしては、ワ
ックス類や熱可塑性樹脂が用いられる。ワックスとして
は、キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライ
スワックス、木蝋、ホホバ油などの植物系ワックス、蜜
蝋、ラノリン、鯨蝋などの動物系ワックス、パラフィン
ワックス、モンタンワックス、ペトロラクタムなどの石
油ワックス、フィッシャートロピッシュワックス、ポリ
エチレンワックスなどの合成ワックス、モンタンワック
ス誘導体などの変成ワックス、ラウリン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸など
の脂肪酸などが挙げられる。
タリック光沢色材層に含まれるバインダーとしては、ワ
ックス類や熱可塑性樹脂が用いられる。ワックスとして
は、キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライ
スワックス、木蝋、ホホバ油などの植物系ワックス、蜜
蝋、ラノリン、鯨蝋などの動物系ワックス、パラフィン
ワックス、モンタンワックス、ペトロラクタムなどの石
油ワックス、フィッシャートロピッシュワックス、ポリ
エチレンワックスなどの合成ワックス、モンタンワック
ス誘導体などの変成ワックス、ラウリン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸など
の脂肪酸などが挙げられる。
【0020】また、熱可塑性樹脂としては、ポリビニル
ブチラール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン、ポ
リエステル、アクリル樹脂等が用いられる。中でも非晶
質樹脂が好ましく用いられ、特に軟化点が40〜150
℃のものが好ましく用いられる。例えば、ブチラール樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンイミン樹脂、スルホ
ンアミド樹脂、ポリエステルポリオール樹脂、石油樹
脂、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、
2−メチルスチレン、クロルスチレン、ビニル安息香
酸、ビニルベンゼンスルホン酸ソーダ、アミノスチレン
等のスチレン及びその誘導体、置換体の単独重合体や共
重合体、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ
レート等のメタクリル酸エステル類及びメタクリル酸、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアク
リレート、α−エチルヘキシルアクリレート等のアクリ
ル酸エステル及びアクリル酸、ブタジエン、イソプレン
等のジエン類、アクリロニトリル、ビニルエーテル類、
マレイン酸及びマレイン酸エステル類、無水マレイン
酸、ケイ皮酸、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系単
量体の単独あるいは他の単量体等との共重合体が挙げら
れる。これらの樹脂は、2種以上混合して用いることも
できる。
ブチラール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン、ポ
リエステル、アクリル樹脂等が用いられる。中でも非晶
質樹脂が好ましく用いられ、特に軟化点が40〜150
℃のものが好ましく用いられる。例えば、ブチラール樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンイミン樹脂、スルホ
ンアミド樹脂、ポリエステルポリオール樹脂、石油樹
脂、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、
2−メチルスチレン、クロルスチレン、ビニル安息香
酸、ビニルベンゼンスルホン酸ソーダ、アミノスチレン
等のスチレン及びその誘導体、置換体の単独重合体や共
重合体、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ
レート等のメタクリル酸エステル類及びメタクリル酸、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアク
リレート、α−エチルヘキシルアクリレート等のアクリ
ル酸エステル及びアクリル酸、ブタジエン、イソプレン
等のジエン類、アクリロニトリル、ビニルエーテル類、
マレイン酸及びマレイン酸エステル類、無水マレイン
酸、ケイ皮酸、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系単
量体の単独あるいは他の単量体等との共重合体が挙げら
れる。これらの樹脂は、2種以上混合して用いることも
できる。
【0021】また、熱転写材料の支持体と熱転写層、特
にメタリック光沢色材層からなる熱転写層との間には、
クッション性層を設けることが好ましい。一般に光沢顔
料はその粒径が大きいため、メタリック光沢色材層表面
が粗面化しやすい。そのため、このような顔料を使用す
る色材層を熱転写するための熱転写材料には、クッショ
ン性層を設けることが好ましい。クッション性を付与す
るためには、低弾性率を有する材料、ゴム弾性を有する
材料、或いは、加熱により容易に軟化する熱可塑性樹脂
を用いればよい。弾性率としては、室温で10〜500
kgf/cm2以下が好ましく、30〜150kgf/
cm2がより好ましい。また、ゴム等の異物を沈み込ま
せるためには、JIS K2530で定められた針入度
(25℃、100g、5秒)が、10以上であることが
好ましい。また、クッション性層のガラス転移温度とし
ては、80℃以下、好ましくは25℃以下である。これ
らの物性、例えば、Tgを調節するために可塑剤をポリ
マーバインダー中に添加することも好適に行うことがで
きる。クッション性層を構成するバインダーとしては、
例えば、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴ
ム、アクリルゴム、天然ゴム等のゴム類のほか、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、スチレン−ブ
タジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニリデン樹脂、可塑剤入り塩化ビニル樹
脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
クッション性層の層厚としては、使用する樹脂その他の
条件により異なるが、通常、3〜100μmが好まし
く、10〜50μmがより好ましい。
にメタリック光沢色材層からなる熱転写層との間には、
クッション性層を設けることが好ましい。一般に光沢顔
料はその粒径が大きいため、メタリック光沢色材層表面
が粗面化しやすい。そのため、このような顔料を使用す
る色材層を熱転写するための熱転写材料には、クッショ
ン性層を設けることが好ましい。クッション性を付与す
るためには、低弾性率を有する材料、ゴム弾性を有する
材料、或いは、加熱により容易に軟化する熱可塑性樹脂
を用いればよい。弾性率としては、室温で10〜500
kgf/cm2以下が好ましく、30〜150kgf/
cm2がより好ましい。また、ゴム等の異物を沈み込ま
せるためには、JIS K2530で定められた針入度
(25℃、100g、5秒)が、10以上であることが
好ましい。また、クッション性層のガラス転移温度とし
ては、80℃以下、好ましくは25℃以下である。これ
らの物性、例えば、Tgを調節するために可塑剤をポリ
マーバインダー中に添加することも好適に行うことがで
きる。クッション性層を構成するバインダーとしては、
例えば、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴ
ム、アクリルゴム、天然ゴム等のゴム類のほか、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、スチレン−ブ
タジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニリデン樹脂、可塑剤入り塩化ビニル樹
脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
クッション性層の層厚としては、使用する樹脂その他の
条件により異なるが、通常、3〜100μmが好まし
く、10〜50μmがより好ましい。
【0022】熱転写材料の支持体としては、例えば、ポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブ
チレンナフタレート等)、ポリカーボネート、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、等が使用できる。支持体の平
均厚みは、2〜8μmが好ましく、より好ましくは3〜
7μmである。また、異なる材質のフィルム同士をラミ
ネートしたものを使用することもできる。本発明の支持
体は、裏面に離型処理を施したものを用いても良い。
リエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブ
チレンナフタレート等)、ポリカーボネート、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、等が使用できる。支持体の平
均厚みは、2〜8μmが好ましく、より好ましくは3〜
7μmである。また、異なる材質のフィルム同士をラミ
ネートしたものを使用することもできる。本発明の支持
体は、裏面に離型処理を施したものを用いても良い。
【0023】上記熱転写材料の作製は常法により作製す
ることができる。上記の熱転写材料を用いて、カラー画
像形成用支持体に、メタリック光沢色材層からなる熱転
写層を最初に、あるいは非メタリック光沢色材層からな
る熱転写層を最初に転写し、その後、もう一方の熱転写
層を最初の熱転写面上に熱転写する。本発明で使用する
カラー画像形成用支持体としては、白色紙をはじめとす
る各種紙、金属、フィルム、ガラス等が使用できる。
ることができる。上記の熱転写材料を用いて、カラー画
像形成用支持体に、メタリック光沢色材層からなる熱転
写層を最初に、あるいは非メタリック光沢色材層からな
る熱転写層を最初に転写し、その後、もう一方の熱転写
層を最初の熱転写面上に熱転写する。本発明で使用する
カラー画像形成用支持体としては、白色紙をはじめとす
る各種紙、金属、フィルム、ガラス等が使用できる。
【0024】(2)レーザ熱転写法 レーザ熱転写法において用いる熱転写材料は、支持体上
に少なくとも光熱変換層および熱転写層を設けたもので
あり、熱転写層がメタリック光沢色材層である熱転写材
料と、熱転写層が非メタリック光沢色材層である熱転写
材料が用いられる。多色の場合には、色相の種類に応じ
た非メタリック光沢色材層を熱転写層として形成した多
種類の熱転写材料が使用される。形成するメタリック光
沢画像の上の層をメタリック光沢色材層とする場合に
は、カラー画像形成用支持体に最初に非メタリック光沢
色材層を熱転写し、その後メタリック光沢色材層を熱転
写する。また上の層を非メタリック光沢色材層とする場
合には、熱転写する順序を逆にする。
に少なくとも光熱変換層および熱転写層を設けたもので
あり、熱転写層がメタリック光沢色材層である熱転写材
料と、熱転写層が非メタリック光沢色材層である熱転写
材料が用いられる。多色の場合には、色相の種類に応じ
た非メタリック光沢色材層を熱転写層として形成した多
種類の熱転写材料が使用される。形成するメタリック光
沢画像の上の層をメタリック光沢色材層とする場合に
は、カラー画像形成用支持体に最初に非メタリック光沢
色材層を熱転写し、その後メタリック光沢色材層を熱転
写する。また上の層を非メタリック光沢色材層とする場
合には、熱転写する順序を逆にする。
【0025】前記光熱変換層は、光熱変換物質、バイン
ダー樹脂(以下、「光熱変換層バインダポリマー」とい
う場合がある。)を含有してなり、必要に応じて、他の
成分を含有してなる。前記光熱変換物質は、一般的に
は、レーザ光を吸収することのできる、色素等のレーザ
光吸収性材料を指し、このような色素(顔料等)として
は、例えば、カーボンブラックのような黒色顔料、フタ
ロシアニン、ナフタロシアニンのような可視から近赤外
域に吸収を有する大環状化合物の顔料、光ディスクなど
の高密度レーザ記録のレーザ吸収材料として使用される
有機染料(インドレニン染料等のシアニン染料、アント
ラキノン系染料、アズレン系色素、フタロシアニン系染
料)等の有機色素およびジチオールニッケル錯体等の有
機金属化合物色素を挙げることができる。尚、記録感度
を高める点からは、光熱変換層はできるだけ薄いことが
好ましく、そのためレーザ光波長領域において大きい吸
光係数を示すシアニン系色素等の赤外吸収色素やフタロ
シアニン系色素を用いることが好ましい。
ダー樹脂(以下、「光熱変換層バインダポリマー」とい
う場合がある。)を含有してなり、必要に応じて、他の
成分を含有してなる。前記光熱変換物質は、一般的に
は、レーザ光を吸収することのできる、色素等のレーザ
光吸収性材料を指し、このような色素(顔料等)として
は、例えば、カーボンブラックのような黒色顔料、フタ
ロシアニン、ナフタロシアニンのような可視から近赤外
域に吸収を有する大環状化合物の顔料、光ディスクなど
の高密度レーザ記録のレーザ吸収材料として使用される
有機染料(インドレニン染料等のシアニン染料、アント
ラキノン系染料、アズレン系色素、フタロシアニン系染
料)等の有機色素およびジチオールニッケル錯体等の有
機金属化合物色素を挙げることができる。尚、記録感度
を高める点からは、光熱変換層はできるだけ薄いことが
好ましく、そのためレーザ光波長領域において大きい吸
光係数を示すシアニン系色素等の赤外吸収色素やフタロ
シアニン系色素を用いることが好ましい。
【0026】前記レーザ光吸収性材料としては、金属材
料などの無機材料も使用できる。前記金属材料は、粒子
状(例えば、黒化銀)の状態で使用する。光熱変換物質
のレーザー吸収波長での光学濃度としては、0.1〜
2.0が好ましく、0.3〜1.2より好ましい。前記
光学濃度が、0.1未満であると、熱転写材料の感度が
低くなることがあり、2.0を超えると、コスト的に不
利となることがある。
料などの無機材料も使用できる。前記金属材料は、粒子
状(例えば、黒化銀)の状態で使用する。光熱変換物質
のレーザー吸収波長での光学濃度としては、0.1〜
2.0が好ましく、0.3〜1.2より好ましい。前記
光学濃度が、0.1未満であると、熱転写材料の感度が
低くなることがあり、2.0を超えると、コスト的に不
利となることがある。
【0027】前記光熱変換層バインダポリマーとして
は、例えば、ガラス転移点が高く熱伝導率の高い樹脂、
例えば、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、
ポリスチレン、エチルセルロース、ニトロセルロース、
ポリビニルアルコール、ゼラチン、ポリビニルピロリド
ン、ポリパラバン酸、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホン、アラミド等の一般的な耐熱性樹脂を使
用することができる。中でも、マルチモードレーザ等の
高パワーレーザを複数個配列して記録する場合には、耐
熱性に優れたポリマーが好ましく、ガラス転移点Tg
が、150〜400℃で、かつ5%重量減少温度Td
(TGA法、空気中10℃/分の昇温速度)が250℃
以上のポリマーがより好ましく、Tgが220〜400
℃で、かつTdが400℃以上のポリマーが最も好まし
い。
は、例えば、ガラス転移点が高く熱伝導率の高い樹脂、
例えば、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、
ポリスチレン、エチルセルロース、ニトロセルロース、
ポリビニルアルコール、ゼラチン、ポリビニルピロリド
ン、ポリパラバン酸、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホン、アラミド等の一般的な耐熱性樹脂を使
用することができる。中でも、マルチモードレーザ等の
高パワーレーザを複数個配列して記録する場合には、耐
熱性に優れたポリマーが好ましく、ガラス転移点Tg
が、150〜400℃で、かつ5%重量減少温度Td
(TGA法、空気中10℃/分の昇温速度)が250℃
以上のポリマーがより好ましく、Tgが220〜400
℃で、かつTdが400℃以上のポリマーが最も好まし
い。
【0028】光熱変換層は、前記光熱変換物質と光熱変
換層バインダポリマーとを溶解した塗布液(光熱変換層
用塗布液)を調製し、これを前記支持体上に塗布、乾燥
することにより設けることができる。前記光熱変換層バ
インダポリマーを溶解するための有機溶媒としては、例
えば、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキソラン、ジ
メチルアセテート、N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルスルホオキサイド、ジメチルホルムアミド、γ−ブ
チロラクトン等が挙げられる。
換層バインダポリマーとを溶解した塗布液(光熱変換層
用塗布液)を調製し、これを前記支持体上に塗布、乾燥
することにより設けることができる。前記光熱変換層バ
インダポリマーを溶解するための有機溶媒としては、例
えば、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキソラン、ジ
メチルアセテート、N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルスルホオキサイド、ジメチルホルムアミド、γ−ブ
チロラクトン等が挙げられる。
【0029】光熱変換層用塗布液を塗布する場合の塗布
方法としては、公知の塗布方法の中から適宜選択するこ
とができる。乾燥は、通常300℃以下の温度で行う。
好ましくは、乾燥温度は200℃以下であり、支持体と
してポリエチレンテレフタレートを使用する場合には、
80〜150℃の範囲であることがさらに好ましい。
方法としては、公知の塗布方法の中から適宜選択するこ
とができる。乾燥は、通常300℃以下の温度で行う。
好ましくは、乾燥温度は200℃以下であり、支持体と
してポリエチレンテレフタレートを使用する場合には、
80〜150℃の範囲であることがさらに好ましい。
【0030】以上のように形成される光熱変換層中にお
ける、光熱変換物質と光熱変換層バインダポリマー色素
の固形分重量比(光熱変換物質:バインダ)としては、
1:20〜2:1が好ましく、1:10〜2:1がより
好ましい。前記バインダー量が少なすぎると、光熱変換
層の凝集力が低下し、形成画像が熱転写受像材料に転写
される際に、光熱変換層が一緒に転写されやすくなり、
画像の混色の原因となることがあり、バインダー量が多
すぎると、一定の光吸収率を達成するために光熱変換層
の層厚が大きくなり、感度低下を招くことがある。
ける、光熱変換物質と光熱変換層バインダポリマー色素
の固形分重量比(光熱変換物質:バインダ)としては、
1:20〜2:1が好ましく、1:10〜2:1がより
好ましい。前記バインダー量が少なすぎると、光熱変換
層の凝集力が低下し、形成画像が熱転写受像材料に転写
される際に、光熱変換層が一緒に転写されやすくなり、
画像の混色の原因となることがあり、バインダー量が多
すぎると、一定の光吸収率を達成するために光熱変換層
の層厚が大きくなり、感度低下を招くことがある。
【0031】光熱変換層の層厚としては、0.03〜
0.8μmが好ましく、0.05〜0.3μmがより好
ましい。また、光熱変換層は、700〜2000nmの
波長域に0.1〜1.3の範囲(好ましくは、0.2〜
1.1)の吸光度(光学密度)の極大を有することが好
ましい。
0.8μmが好ましく、0.05〜0.3μmがより好
ましい。また、光熱変換層は、700〜2000nmの
波長域に0.1〜1.3の範囲(好ましくは、0.2〜
1.1)の吸光度(光学密度)の極大を有することが好
ましい。
【0032】また、メタリック光沢色材層を熱転写層と
する熱転写材料においては、その光熱変換層のレーザ光
波長における光吸収率が70〜95%であることが好ま
しい。その理由は、メタリック光沢色材層は光反射率が
高いため、入射レーザ光の一部がレーザヘッドに反射し
て戻り、レーザ発振が不安定となりレーザ損傷、ノイズ
の発生、画像欠陥の原因となりやすいからである。これ
を防ぐために光吸収率が上記範囲にあることが好まし
い。また、上記レーザ熱転写は、0.5W以上の半導体
レーザが複数個配列されたレーザヘッドからの出射光に
よって行うことが好ましい。これは、メタリック光沢色
材層の厚みが大きく感度が低下するため、より高いパワ
ーのレーザヘッドが必要となるからである。
する熱転写材料においては、その光熱変換層のレーザ光
波長における光吸収率が70〜95%であることが好ま
しい。その理由は、メタリック光沢色材層は光反射率が
高いため、入射レーザ光の一部がレーザヘッドに反射し
て戻り、レーザ発振が不安定となりレーザ損傷、ノイズ
の発生、画像欠陥の原因となりやすいからである。これ
を防ぐために光吸収率が上記範囲にあることが好まし
い。また、上記レーザ熱転写は、0.5W以上の半導体
レーザが複数個配列されたレーザヘッドからの出射光に
よって行うことが好ましい。これは、メタリック光沢色
材層の厚みが大きく感度が低下するため、より高いパワ
ーのレーザヘッドが必要となるからである。
【0033】このレーザ熱転写法に用いる熱転写材料の
支持体は上記のTH熱転写法に使用する支持体と同じ材
質を使用でき、その厚みは10〜150μmである。ま
た、熱転写層は、上記のTH熱転写法に使用する熱転写
層を同様に使用することができる。また、レーザ熱転写
法に用いる熱転写材料も常法により作製することができ
る。
支持体は上記のTH熱転写法に使用する支持体と同じ材
質を使用でき、その厚みは10〜150μmである。ま
た、熱転写層は、上記のTH熱転写法に使用する熱転写
層を同様に使用することができる。また、レーザ熱転写
法に用いる熱転写材料も常法により作製することができ
る。
【0034】この熱転写材料をカラー画像形成用支持体
に積層し密着させる。まずカラー画像形成用支持体を、
記録ドラム(内部に真空形成機構を有し、そのドラム表
面に多数の微小開口部を有する回転ドラム)の表面に真
空引きにより密着させ、その上を熱転写材料で覆い接触
界面を真空引きにより減圧して密着させる。その状態で
積層体の外側、即ち、熱転写材料側の上方よりレーザ光
を照射する。レーザ光の照射は、ドラムの幅方向に往復
するように走査し、その照射操作中は記録ドラムを一定
の角速度で回転させる。その後、カラー画像形成用支持
体と熱転写材料とを剥離することにより、カラー画像形
成用支持体上にレーザ照射領域が熱転写される。
に積層し密着させる。まずカラー画像形成用支持体を、
記録ドラム(内部に真空形成機構を有し、そのドラム表
面に多数の微小開口部を有する回転ドラム)の表面に真
空引きにより密着させ、その上を熱転写材料で覆い接触
界面を真空引きにより減圧して密着させる。その状態で
積層体の外側、即ち、熱転写材料側の上方よりレーザ光
を照射する。レーザ光の照射は、ドラムの幅方向に往復
するように走査し、その照射操作中は記録ドラムを一定
の角速度で回転させる。その後、カラー画像形成用支持
体と熱転写材料とを剥離することにより、カラー画像形
成用支持体上にレーザ照射領域が熱転写される。
【0035】[II] フォトレジスト転写法 この方法は、メタリック光沢色材層および非メタリック
光沢色材層を、感光性樹脂を使用して形成するものであ
り、具体的には、カラー画像形成用支持体に、仮支持体
上の、露光現像された感光性樹脂の層が積層されたメタ
リック光沢色材層あるいは露光現像された感光性樹脂を
含むメタリック光沢色材層を転写する工程、および、仮
支持体の、露光現像された感光性樹脂の層が積層された
非メタリック光沢色材層あるいは露光現像された感光性
樹脂を含む非メタリック光沢色材層を転写する工程を含
み、前記工程のうち後で行う転写工程は、最初の転写工
程で形成された色材層の上に行うことを特徴とする。色
材層と感光性樹脂層を別の層にする場合は、色材層の上
に感光性樹脂層を設けるのが好ましい。感光性樹脂が色
材層の中に含まれる場合(以下、この層を「感光性色材
層」という。)には、少なくとも感光性樹脂と顔料とを
含有する溶液を仮支持体の上に塗布することにより転写
層を形成することができる。感光性樹脂は、光重合性樹
脂であり、光重合性モノマー、光重合開始剤およびバイ
ンダーを含む。この感光性樹脂はたとえば特公昭46−
15326号、特公昭46−35682号、特開昭47
‐41830号、特開昭48−93337号、特開昭4
9−441号、特開昭51‐5101号、特開昭59−
97140号などの各公報に記載されている。
光沢色材層を、感光性樹脂を使用して形成するものであ
り、具体的には、カラー画像形成用支持体に、仮支持体
上の、露光現像された感光性樹脂の層が積層されたメタ
リック光沢色材層あるいは露光現像された感光性樹脂を
含むメタリック光沢色材層を転写する工程、および、仮
支持体の、露光現像された感光性樹脂の層が積層された
非メタリック光沢色材層あるいは露光現像された感光性
樹脂を含む非メタリック光沢色材層を転写する工程を含
み、前記工程のうち後で行う転写工程は、最初の転写工
程で形成された色材層の上に行うことを特徴とする。色
材層と感光性樹脂層を別の層にする場合は、色材層の上
に感光性樹脂層を設けるのが好ましい。感光性樹脂が色
材層の中に含まれる場合(以下、この層を「感光性色材
層」という。)には、少なくとも感光性樹脂と顔料とを
含有する溶液を仮支持体の上に塗布することにより転写
層を形成することができる。感光性樹脂は、光重合性樹
脂であり、光重合性モノマー、光重合開始剤およびバイ
ンダーを含む。この感光性樹脂はたとえば特公昭46−
15326号、特公昭46−35682号、特開昭47
‐41830号、特開昭48−93337号、特開昭4
9−441号、特開昭51‐5101号、特開昭59−
97140号などの各公報に記載されている。
【0036】また、仮支持体としては、上記のTH熱転
写法に使用する支持体と同様の材質が使用でき、その厚
みは25〜200μmが好ましい。前記材質としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
トが特に好ましい。顔料および光沢顔料としては、TH
熱転写法において使用する顔料が同様に使用可能であ
る。
写法に使用する支持体と同様の材質が使用でき、その厚
みは25〜200μmが好ましい。前記材質としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
トが特に好ましい。顔料および光沢顔料としては、TH
熱転写法において使用する顔料が同様に使用可能であ
る。
【0037】サープリント法によるカラープルーフ作成
では、画像露光、現像により形成された画像を画像受像
シートに転写を行うが、均一な転写を再現性よく行う上
で、支持体上には、有機重合体からなる剥離層を設ける
ことが好ましい。この剥離層を有する感光性シートにつ
いては特開昭59−97014号、特開昭61−188
537号、特願平6−88600にに記載されている。
本発明で特に好ましく使用される剥離層は、アルコール
可溶性ポリアミド、もしくはそれとヒドロキシスチレン
系重合体の混合物からなる層である。
では、画像露光、現像により形成された画像を画像受像
シートに転写を行うが、均一な転写を再現性よく行う上
で、支持体上には、有機重合体からなる剥離層を設ける
ことが好ましい。この剥離層を有する感光性シートにつ
いては特開昭59−97014号、特開昭61−188
537号、特願平6−88600にに記載されている。
本発明で特に好ましく使用される剥離層は、アルコール
可溶性ポリアミド、もしくはそれとヒドロキシスチレン
系重合体の混合物からなる層である。
【0038】また、仮支持体に感光性樹脂層と色材層を
積層する方法においては、上記のTH熱転写法の箇所で
説明したような色材層に、前記の感光性樹脂の層が被覆
される。また感光性樹脂シートを用いて色材層と積層さ
せてもよい。
積層する方法においては、上記のTH熱転写法の箇所で
説明したような色材層に、前記の感光性樹脂の層が被覆
される。また感光性樹脂シートを用いて色材層と積層さ
せてもよい。
【0039】[III] 一括転写法 一括転写法は、受像シートの上に順次形成したメタリッ
ク光沢色材層および非メタリック光沢色材層を、一括し
てカラー画像形成用支持体の上に転写する方法である。
したがって、受像シートに接した色材層が、カラー画像
形成用支持体の表面層を形成する色材層となる。受像シ
ートとしては、支持体の上にクッション性層と受像層を
この順に設けたものが好ましく使用される。支持体の材
質としては上記(1)TH熱転写法の支持体として挙げ
たものを同様に使用することができ、その厚みは10〜
200μmである。一般に光沢顔料はその粒径が大きい
ため、メタリック光沢色材層表面が粗面化しやすい。そ
のため、受像シートにクッション性層を設けることが好
ましい。また、クッション性層は、複数の色材画像を受
像する際、色材画像層によって出来た凹凸(段差)を吸
収することにより、転写抜けのない多色画像を形成でき
るという効果の他、受像シート上に形成した画像をカラ
ー画像形成用支持体(印刷本紙)に再転写するとき、該
支持体表面凹凸に従ってクッション性層も変形するた
め、転写された後の受像層の表面もそれに対応した凹凸
が形成されるため、非画像部に余計な光沢が発生せず、
実際の印刷物に近似した質感を与えるという効果が得ら
れる。また、受像シートのクッション性を向上させるた
めに、受像シート支持体として発泡ポリエステルフィル
ムのようなクッション性支持体を使用することも好まし
い。
ク光沢色材層および非メタリック光沢色材層を、一括し
てカラー画像形成用支持体の上に転写する方法である。
したがって、受像シートに接した色材層が、カラー画像
形成用支持体の表面層を形成する色材層となる。受像シ
ートとしては、支持体の上にクッション性層と受像層を
この順に設けたものが好ましく使用される。支持体の材
質としては上記(1)TH熱転写法の支持体として挙げ
たものを同様に使用することができ、その厚みは10〜
200μmである。一般に光沢顔料はその粒径が大きい
ため、メタリック光沢色材層表面が粗面化しやすい。そ
のため、受像シートにクッション性層を設けることが好
ましい。また、クッション性層は、複数の色材画像を受
像する際、色材画像層によって出来た凹凸(段差)を吸
収することにより、転写抜けのない多色画像を形成でき
るという効果の他、受像シート上に形成した画像をカラ
ー画像形成用支持体(印刷本紙)に再転写するとき、該
支持体表面凹凸に従ってクッション性層も変形するた
め、転写された後の受像層の表面もそれに対応した凹凸
が形成されるため、非画像部に余計な光沢が発生せず、
実際の印刷物に近似した質感を与えるという効果が得ら
れる。また、受像シートのクッション性を向上させるた
めに、受像シート支持体として発泡ポリエステルフィル
ムのようなクッション性支持体を使用することも好まし
い。
【0040】クッション性層は熱可塑性ポリマーを必須
成分とし、必要により可塑剤、安定剤、界面活性剤、マ
ット剤等を添加する。熱可塑性ポリマーとしては、塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、ポリエス
テル、ポリメチルメタクリレート等が挙げられる。可塑
剤としては、アジピン酸系ポリエステル、フタル酸エス
テル系、リン酸エステル系の可塑剤が挙げられるまた、
クッション性層の厚みは2〜50μmが適している。
成分とし、必要により可塑剤、安定剤、界面活性剤、マ
ット剤等を添加する。熱可塑性ポリマーとしては、塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、ポリエス
テル、ポリメチルメタクリレート等が挙げられる。可塑
剤としては、アジピン酸系ポリエステル、フタル酸エス
テル系、リン酸エステル系の可塑剤が挙げられるまた、
クッション性層の厚みは2〜50μmが適している。
【0041】受像層は、仮支持体に形成された画像を受
容するための層であり、印刷本紙等に再転写する際の画
像の保護層の機能を持たせることも出来る。受像層は熱
可塑性ポリマー、たとえばポリビニルブチラール、ポリ
エステル、アクリルポリマー等を主成分とし、必要によ
りクッション性層と同様に可塑剤、界面活性剤等の添加
剤を加えることが出来る。また、受像シートとしては、
前記のもののほかに、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のプラスチックフィルムやアルミホイル等が使用可能で
ある。
容するための層であり、印刷本紙等に再転写する際の画
像の保護層の機能を持たせることも出来る。受像層は熱
可塑性ポリマー、たとえばポリビニルブチラール、ポリ
エステル、アクリルポリマー等を主成分とし、必要によ
りクッション性層と同様に可塑剤、界面活性剤等の添加
剤を加えることが出来る。また、受像シートとしては、
前記のもののほかに、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のプラスチックフィルムやアルミホイル等が使用可能で
ある。
【0042】また受像シートの受像表面は、その粗さ
が、スムースター値で5mmHg以下、中心線平均表面
粗さRaが0.04〜0.3μmの表面物性を有するこ
とが好ましい。上記のように、光沢顔料はその粒径が大
きいため、メタリック光沢色材層表面が粗面化しやす
く、それを吸収するために受像シートの受像表面は高い
平面性が必要になる。スムースター値で5mmHgより
大きくまた中心線平均表面粗さが0.3μmより大きい
と、画質が低下する。また中心線平均表面粗さが0.0
4μmより小さいと、受像シート塗布、乾燥後にカレン
ダ処理等の特殊な表面平滑化処理が必要となり高コスト
となる。
が、スムースター値で5mmHg以下、中心線平均表面
粗さRaが0.04〜0.3μmの表面物性を有するこ
とが好ましい。上記のように、光沢顔料はその粒径が大
きいため、メタリック光沢色材層表面が粗面化しやす
く、それを吸収するために受像シートの受像表面は高い
平面性が必要になる。スムースター値で5mmHgより
大きくまた中心線平均表面粗さが0.3μmより大きい
と、画質が低下する。また中心線平均表面粗さが0.0
4μmより小さいと、受像シート塗布、乾燥後にカレン
ダ処理等の特殊な表面平滑化処理が必要となり高コスト
となる。
【0043】受像シート上にメタリック光沢色材層と非
メタリック光沢色材層を積層形成する方法としては、上
記の[I]の(1)TH熱転写法および(2)レーザ熱
転写法、ならびに[II]のフォトレジスト転写法によっ
てカラー画像形成用支持体にメタリック光沢色材層と非
メタリック光沢色材層を積層形成する方法がそのまま適
用可能である。また、[II]のフォトレジスト転写法を
用いてメタリック光沢色材層と非メタリック光沢色材層
を積層形成する場合の受像シートとして、支持体の受像
側を光重合性画像受容層とした受像シートを用いること
ができる。このようにすると、カラー画像形成用支持体
に対する転写性が向上する。前記光重合性画像受容層
は、先に説明した感光性樹脂を同様に用いることができ
る。また、画像受容層の厚みは、1〜50μmの範囲に
あることが適切である。このような受像シートを用いる
場合の画像形成方法は、光重合性画像受容層の上に複数
の色相の画像状色材層を積層した後、この色材層をカラ
ー画像形成用支持体に密着させ、次いで、受像シートの
裏面から支持体を通して全面に活性光線を照射し光重合
性画像受容層を硬化させ、その後、受像シートを剥離す
る。
メタリック光沢色材層を積層形成する方法としては、上
記の[I]の(1)TH熱転写法および(2)レーザ熱
転写法、ならびに[II]のフォトレジスト転写法によっ
てカラー画像形成用支持体にメタリック光沢色材層と非
メタリック光沢色材層を積層形成する方法がそのまま適
用可能である。また、[II]のフォトレジスト転写法を
用いてメタリック光沢色材層と非メタリック光沢色材層
を積層形成する場合の受像シートとして、支持体の受像
側を光重合性画像受容層とした受像シートを用いること
ができる。このようにすると、カラー画像形成用支持体
に対する転写性が向上する。前記光重合性画像受容層
は、先に説明した感光性樹脂を同様に用いることができ
る。また、画像受容層の厚みは、1〜50μmの範囲に
あることが適切である。このような受像シートを用いる
場合の画像形成方法は、光重合性画像受容層の上に複数
の色相の画像状色材層を積層した後、この色材層をカラ
ー画像形成用支持体に密着させ、次いで、受像シートの
裏面から支持体を通して全面に活性光線を照射し光重合
性画像受容層を硬化させ、その後、受像シートを剥離す
る。
【0044】
【実施例】以下に実施例を示し本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。 実施例1 <熱転写シートの作製> 1)メタリック光沢色材層形成用塗布液の調製 下記に示されるポリマーバインダー、沈降防止剤、分散
剤を予めスターラーにより溶剤に溶解し、次いで雲母顔
料を加え、超音波分散機により分散を行った。その分散
物に更に溶剤を加えて、最終的に下記組成となるように
調整し、メタリック光沢色材層形成用塗布液を準備し
た。メタリック光沢色材層形成用塗液組成 重量部 ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、デンカ 65 ブチラール#2000−L、ビカット軟化点57℃) 雲母顔料(メルク・ジャパン(株)、二酸化チタンコートパール顔料Iriodin 123、粒径5〜25μm、粒子厚0.2〜0.5μm) 30 分散剤 0.4 高分子ポリカルボン酸長鎖アミン塩(楠本化成(株)、ディスパロン#1831) 沈降防止剤1 9 脂肪酸アマイド(楠本化成(株)、ディスパロン6900-20X、固形分20%) 沈降防止剤2 26 酸化ポリエチレン(楠本化成(株)、ディスパロン4200-10、固形分10%) n−プロピルアルコール 550
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。 実施例1 <熱転写シートの作製> 1)メタリック光沢色材層形成用塗布液の調製 下記に示されるポリマーバインダー、沈降防止剤、分散
剤を予めスターラーにより溶剤に溶解し、次いで雲母顔
料を加え、超音波分散機により分散を行った。その分散
物に更に溶剤を加えて、最終的に下記組成となるように
調整し、メタリック光沢色材層形成用塗布液を準備し
た。メタリック光沢色材層形成用塗液組成 重量部 ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、デンカ 65 ブチラール#2000−L、ビカット軟化点57℃) 雲母顔料(メルク・ジャパン(株)、二酸化チタンコートパール顔料Iriodin 123、粒径5〜25μm、粒子厚0.2〜0.5μm) 30 分散剤 0.4 高分子ポリカルボン酸長鎖アミン塩(楠本化成(株)、ディスパロン#1831) 沈降防止剤1 9 脂肪酸アマイド(楠本化成(株)、ディスパロン6900-20X、固形分20%) 沈降防止剤2 26 酸化ポリエチレン(楠本化成(株)、ディスパロン4200-10、固形分10%) n−プロピルアルコール 550
【0045】2)メタリック光沢色材層を有する熱転写
シートの作製 厚み4.5μmのポリエステル支持体(東レ(株)製)
の上に、上記塗布液をホワイラーを用いて1分間塗布し
た後、塗布物を100℃のオーブン中で2分間乾燥する
ことにより、メタリック光沢色材層からなる熱転写層を
有する熱転写シートを作製した。熱転写層の断面を走査
型電子顕微鏡により測定したところ、その膜厚は平均で
0.7μmであり、また雲母顔料の平板面が支持体とほ
ぼ平行に配列されていることが観察された。またその色
相は銀色であり光沢度を測定したところ、2.7の値が
得られた。光沢度の測定は、光沢度測定用分光測色計
(ミノルタ(株)製、商品名CM−512m3)を使用
し、試料面の垂直軸方向から25度および75度の角度
の方向から、キセノンパルス光照射し、垂直軸から45
度の方向の受光センサーで反射光を受光して分光測色し
L*値を測定した。L*値の25度と75度の入射時の値
の比、L*(25度)/L*(75度)を求めた。
シートの作製 厚み4.5μmのポリエステル支持体(東レ(株)製)
の上に、上記塗布液をホワイラーを用いて1分間塗布し
た後、塗布物を100℃のオーブン中で2分間乾燥する
ことにより、メタリック光沢色材層からなる熱転写層を
有する熱転写シートを作製した。熱転写層の断面を走査
型電子顕微鏡により測定したところ、その膜厚は平均で
0.7μmであり、また雲母顔料の平板面が支持体とほ
ぼ平行に配列されていることが観察された。またその色
相は銀色であり光沢度を測定したところ、2.7の値が
得られた。光沢度の測定は、光沢度測定用分光測色計
(ミノルタ(株)製、商品名CM−512m3)を使用
し、試料面の垂直軸方向から25度および75度の角度
の方向から、キセノンパルス光照射し、垂直軸から45
度の方向の受光センサーで反射光を受光して分光測色し
L*値を測定した。L*値の25度と75度の入射時の値
の比、L*(25度)/L*(75度)を求めた。
【0046】3)非メタリック光沢色材層形成用塗布液
の調製 下記の組成の非メタリック光沢色材層形成用の塗布液を
準備した。 イエロー顔料分散母液組成 重量部 ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、デンカ 12 ブチラール#2000−L、ビカット軟化点57℃) イエロー顔料(C.I.P.Y.14) 12 分散助剤(ソルスパースS−20000、ICI(株)製) 0.8 n−プロピルアルコール 110 上記母液にガラスビーズ100gを加え、ペイントシェ
ーカーにて2時間分散した。ついで、下記の各成分をス
ターラーで攪拌しながら混合して、イエロー画像形成用
塗布液を調製した。 イエロー画像形成用塗布液 重量部 上記イエロー顔料分散母液 20 n−プロピルアルコール 60 ステアリン酸アミド 0.5 界面活性剤(メガファックF−176PF、大日本インキ化学工業(株)製) 0.05 4)非メタリック光沢色材層を有する熱転写シートの作
製 マゼンタ、シアン、ブラックについては上記イエロー顔
料の代わりに、それぞれC.I.P.R.57:1、
C.I.P.B.15:4、カーボンブラック顔料(三
菱化学(株)、MA−100)を用いて、画像形成用塗
布液を調製し、また上記2)のメタリック光沢色材層を
有する熱転写シートの作製と同様にして、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、およびブラックの非メタリック光沢色
材層をそれぞれ有する熱転写シートを作製した。
の調製 下記の組成の非メタリック光沢色材層形成用の塗布液を
準備した。 イエロー顔料分散母液組成 重量部 ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、デンカ 12 ブチラール#2000−L、ビカット軟化点57℃) イエロー顔料(C.I.P.Y.14) 12 分散助剤(ソルスパースS−20000、ICI(株)製) 0.8 n−プロピルアルコール 110 上記母液にガラスビーズ100gを加え、ペイントシェ
ーカーにて2時間分散した。ついで、下記の各成分をス
ターラーで攪拌しながら混合して、イエロー画像形成用
塗布液を調製した。 イエロー画像形成用塗布液 重量部 上記イエロー顔料分散母液 20 n−プロピルアルコール 60 ステアリン酸アミド 0.5 界面活性剤(メガファックF−176PF、大日本インキ化学工業(株)製) 0.05 4)非メタリック光沢色材層を有する熱転写シートの作
製 マゼンタ、シアン、ブラックについては上記イエロー顔
料の代わりに、それぞれC.I.P.R.57:1、
C.I.P.B.15:4、カーボンブラック顔料(三
菱化学(株)、MA−100)を用いて、画像形成用塗
布液を調製し、また上記2)のメタリック光沢色材層を
有する熱転写シートの作製と同様にして、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、およびブラックの非メタリック光沢色
材層をそれぞれ有する熱転写シートを作製した。
【0047】<受像シートの作製> 下記の組成を有するクッション性中間層及び受像層用の
塗布液を調整した。 クッション性中間層塗布液組成 重量部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(日信化学(株)製、MPR-TSL) 20 可塑剤 10 (アジピン酸系ポリエステル、商品名パラプレックスG40、CP.HALL.COMPANY製) 界面活性剤 0.5 (メガファックF−177、大日本インキ化学工業(株)製) 帯電防止剤(SAT‐5Super(IC),日本純薬(株)製) 0.3 溶剤 メチルエチルケトン 60 トルエン 10 N,N‐ジメチルホルムアミド 3
塗布液を調整した。 クッション性中間層塗布液組成 重量部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(日信化学(株)製、MPR-TSL) 20 可塑剤 10 (アジピン酸系ポリエステル、商品名パラプレックスG40、CP.HALL.COMPANY製) 界面活性剤 0.5 (メガファックF−177、大日本インキ化学工業(株)製) 帯電防止剤(SAT‐5Super(IC),日本純薬(株)製) 0.3 溶剤 メチルエチルケトン 60 トルエン 10 N,N‐ジメチルホルムアミド 3
【0048】 受像層用塗布液組成 重量部 ポリビニルブラチール(積水化学工業(株)製、エスレックB BL-SH) 8.0 帯電防止剤(サンスタット2012A、三洋化成工業(株)) 0.7 界面活性剤(メガファックF-177、大日本インキ化学工業(株)製) 0.1 n−プロピルアルコール 20 メタノール 20 1−メトキン−2−プロパノール 50
【0049】小幅塗布機を用いて、白色PET支持体
[東レ(株)ルミラーE−68L、厚み135μm]上
に、上記のクッション性中間層用塗布液を塗布、乾燥
し、次に受像層用塗布液を塗布、乾燥した。乾燥後のク
ッション性中間層の膜厚が約20μm、受像層が約2μ
mとなるように塗布量を調節した。作製した材料はロー
ル形態で巻き取り、1週間室温で保存後、評価した。
[東レ(株)ルミラーE−68L、厚み135μm]上
に、上記のクッション性中間層用塗布液を塗布、乾燥
し、次に受像層用塗布液を塗布、乾燥した。乾燥後のク
ッション性中間層の膜厚が約20μm、受像層が約2μ
mとなるように塗布量を調節した。作製した材料はロー
ル形態で巻き取り、1週間室温で保存後、評価した。
【0050】熱転写シートの表面粗さ(中心線平均粗
さ)Raは0.08μmであり、また受像材料のRa値
は0.13μm、スムースター値は0.7mmHg以下
であった。ここで、Ra測定は、東京精密(株)製の装
置を用い、測定条件は、縦倍率2000倍、粗さカット
オフ値0.08mm、基準長さ2.50mm、送り速度
0.1mm/秒とした。また、スムースター値測定は、
東英電子工業(株)の透気度・平滑度測定器(ディジタ
ル・スムースター)を用いた。尚、上記熱転写シート、
受像材料の表面のうねり(表面粗さ計で、縦倍率200
0倍、カットオフ値8mm、基準長さ5mm、送り速度
0.15mm/秒で測定)は、共に2μm以下であっ
た。また同様に下記の実施例においてもうねりはいずれ
も2μm以下であった。
さ)Raは0.08μmであり、また受像材料のRa値
は0.13μm、スムースター値は0.7mmHg以下
であった。ここで、Ra測定は、東京精密(株)製の装
置を用い、測定条件は、縦倍率2000倍、粗さカット
オフ値0.08mm、基準長さ2.50mm、送り速度
0.1mm/秒とした。また、スムースター値測定は、
東英電子工業(株)の透気度・平滑度測定器(ディジタ
ル・スムースター)を用いた。尚、上記熱転写シート、
受像材料の表面のうねり(表面粗さ計で、縦倍率200
0倍、カットオフ値8mm、基準長さ5mm、送り速度
0.15mm/秒で測定)は、共に2μm以下であっ
た。また同様に下記の実施例においてもうねりはいずれ
も2μm以下であった。
【0051】<受像シートへのメタリック光沢色材層お
よび非メタリック光沢色材層のTH熱転写>まずメタリ
ック光沢色材層を有する熱転写シートと受像シートとを
重ね合わせ、副走査分割法によるサーマルヘッド(金色
光沢の画像に相当する画像信号で変調)記録装置により
感熱印字した。この原理は75μm×50μmのヘッド
を50μm方向に、微小送り3μmピッチでオンオフす
ることにより、面積階調のみの多段階記録を行う方式で
ある。次いで感熱転写シートのポリエステル支持体を剥
離し、受像シート上に面積階調よりなる高光沢画像を形
成させた。その時の高光沢画像の色調は銀色であった。
次に黒色、シアン、マゼンタ、イエローの順に、上記高
光沢画像が形成された受像シート上に、対応する画像信
号で感熱印字、剥離して多色の画像を得た。
よび非メタリック光沢色材層のTH熱転写>まずメタリ
ック光沢色材層を有する熱転写シートと受像シートとを
重ね合わせ、副走査分割法によるサーマルヘッド(金色
光沢の画像に相当する画像信号で変調)記録装置により
感熱印字した。この原理は75μm×50μmのヘッド
を50μm方向に、微小送り3μmピッチでオンオフす
ることにより、面積階調のみの多段階記録を行う方式で
ある。次いで感熱転写シートのポリエステル支持体を剥
離し、受像シート上に面積階調よりなる高光沢画像を形
成させた。その時の高光沢画像の色調は銀色であった。
次に黒色、シアン、マゼンタ、イエローの順に、上記高
光沢画像が形成された受像シート上に、対応する画像信
号で感熱印字、剥離して多色の画像を得た。
【0052】<カラー画像形成用支持体へのメタリック
光沢色材層および非メタリック光沢色材層の一括転写>
次に、画像が形成された上記受像シートを、アート紙に
重ね合わせ、4.5kg/cm2の圧力、130℃、4
m/秒の速度で熱ローラを通したのち、受像シートの白
色PETフィルムを剥がし取り、転写インク画像を載せ
た受像第二層をアート紙上に残してカラー画像が得られ
た。高光沢画像部分は金色画像と銀色画像の二種類あ
り、金色光沢の画像をルーペで拡大観察したところ、ア
ート紙の上にイエロー網点画像、黒色網点画像、銀色の
ベタ(100%転写)画像がこの順に重なって金色を呈
していることが観察された。一方、銀色画像の部分をル
ーペで観察したところ、銀色のベタ(100%転写)で
あり、イエローや黒色の網点の重なりは認められなかっ
た。
光沢色材層および非メタリック光沢色材層の一括転写>
次に、画像が形成された上記受像シートを、アート紙に
重ね合わせ、4.5kg/cm2の圧力、130℃、4
m/秒の速度で熱ローラを通したのち、受像シートの白
色PETフィルムを剥がし取り、転写インク画像を載せ
た受像第二層をアート紙上に残してカラー画像が得られ
た。高光沢画像部分は金色画像と銀色画像の二種類あ
り、金色光沢の画像をルーペで拡大観察したところ、ア
ート紙の上にイエロー網点画像、黒色網点画像、銀色の
ベタ(100%転写)画像がこの順に重なって金色を呈
していることが観察された。一方、銀色画像の部分をル
ーペで観察したところ、銀色のベタ(100%転写)で
あり、イエローや黒色の網点の重なりは認められなかっ
た。
【0053】実施例2 <レーザ記録用熱転写シートの作製> 1)光熱変換層形成用塗布液の調製 下記の成分をスターラーで撹拌しながら混合して光熱変
換層形成用塗布液を調整した。 光熱変換層形成用塗布液組成 重量部 赤外線吸収色素(NK−2014、日本感光色素(株)製) 10 バインダー(リカコートSN−20、新日本理化(株)製) 200 N−メチル−2−ピロリドン 2000 界面活性剤(メガファックF−177、大日本インキ化学工業(株)製) 1
換層形成用塗布液を調整した。 光熱変換層形成用塗布液組成 重量部 赤外線吸収色素(NK−2014、日本感光色素(株)製) 10 バインダー(リカコートSN−20、新日本理化(株)製) 200 N−メチル−2−ピロリドン 2000 界面活性剤(メガファックF−177、大日本インキ化学工業(株)製) 1
【0054】2)支持体表面への光熱変換層の形成 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(中心線平均粗さRa=0.04μm)の一方の表面上
に、上記の塗布液を回転塗布機(ホワイラー)を用いて
塗布した後、塗布物を120℃のオープン中で2分間乾
燥して、該支持体上に光熱変換層を形成した。得られた
光熱変換層は、波長700〜1000nm付近では83
0nm付近に吸収極大があり、その吸光度(光学密度;
OD)を測定したところ、OD=1.0(レーザ光吸収
率90%)であった。膜厚は走査型電子顕微鏡により光
熱変換層の断面を観察したところ、平均で0.3μmで
あった。 3)メタリック光沢色材層を有するレーザ熱転写シート
の作製 上記光熱変換層の上に、実施例1のメタリック光沢色材
層形成用途布液を用い、実施例1の方法により塗布、乾
燥を行い、銀色光沢のメタリック光沢色材層を有する熱
転写シートを作製した。 4)非メタリック光沢色材層を有するレーザ熱転写シー
トの作製 同様に支持体の上に光熱変換層を設け、この上に、実施
例1と同じイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラッ
ク画像形成用塗布液をそれぞれ用い、同様にして4種類
の熱転写シートを得た。
(中心線平均粗さRa=0.04μm)の一方の表面上
に、上記の塗布液を回転塗布機(ホワイラー)を用いて
塗布した後、塗布物を120℃のオープン中で2分間乾
燥して、該支持体上に光熱変換層を形成した。得られた
光熱変換層は、波長700〜1000nm付近では83
0nm付近に吸収極大があり、その吸光度(光学密度;
OD)を測定したところ、OD=1.0(レーザ光吸収
率90%)であった。膜厚は走査型電子顕微鏡により光
熱変換層の断面を観察したところ、平均で0.3μmで
あった。 3)メタリック光沢色材層を有するレーザ熱転写シート
の作製 上記光熱変換層の上に、実施例1のメタリック光沢色材
層形成用途布液を用い、実施例1の方法により塗布、乾
燥を行い、銀色光沢のメタリック光沢色材層を有する熱
転写シートを作製した。 4)非メタリック光沢色材層を有するレーザ熱転写シー
トの作製 同様に支持体の上に光熱変換層を設け、この上に、実施
例1と同じイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラッ
ク画像形成用塗布液をそれぞれ用い、同様にして4種類
の熱転写シートを得た。
【0055】<受像シートへのメタリック光沢色材層お
よび非メタリック光沢色材層のレーザー熱転写>直径1
mmの真空サクション孔(3cm×3cmのエリアに1
個の面密度)が開けられている直径25cmの回転ドラ
ムに、上記実施例1で作製した受像シート(25cm×
35cm)を巻き付け、吸着させた。次いで30cm×
40cmの上記熱転写シート(黒色)を受像シートから
均等にはみ出すように重ね、スクイーズローラーでスク
イーズさせつつ、サクション孔に空気が吸われるように
密着、積層した。サクション孔が塞がれた状態での減圧
度は1気圧に対して−150mmHgであった。上記の
ドラムを回転させ、ドラム上の積層体の表面に外側から
波長830nmの半導体レーザー光(出力定格1Wのマ
ルチモード半導体レーザー)を、光熱変換層の表面に集
光し、回転ドラムの回転方向(主走査方向)に対して直
角方向に移動させながら(副走査)、積層体へのレーザ
ー画像記録を行った。レーザー照射条件は以下の通りで
ある。 レーザーパワー;300mW ビーム径;主走査方向15μm(ガウシアン分布)、副
走査方向24μm(矩形状ビーム) 主走査速度 ;5m/秒 副走査ピッチ;30μm 環境温湿度 ;25℃、50%RH
よび非メタリック光沢色材層のレーザー熱転写>直径1
mmの真空サクション孔(3cm×3cmのエリアに1
個の面密度)が開けられている直径25cmの回転ドラ
ムに、上記実施例1で作製した受像シート(25cm×
35cm)を巻き付け、吸着させた。次いで30cm×
40cmの上記熱転写シート(黒色)を受像シートから
均等にはみ出すように重ね、スクイーズローラーでスク
イーズさせつつ、サクション孔に空気が吸われるように
密着、積層した。サクション孔が塞がれた状態での減圧
度は1気圧に対して−150mmHgであった。上記の
ドラムを回転させ、ドラム上の積層体の表面に外側から
波長830nmの半導体レーザー光(出力定格1Wのマ
ルチモード半導体レーザー)を、光熱変換層の表面に集
光し、回転ドラムの回転方向(主走査方向)に対して直
角方向に移動させながら(副走査)、積層体へのレーザ
ー画像記録を行った。レーザー照射条件は以下の通りで
ある。 レーザーパワー;300mW ビーム径;主走査方向15μm(ガウシアン分布)、副
走査方向24μm(矩形状ビーム) 主走査速度 ;5m/秒 副走査ピッチ;30μm 環境温湿度 ;25℃、50%RH
【0056】レーザ照射が終わった後、受像シートをド
ラムに固定したまま、黒色熱転写シートの支持体を手で
引き剥がし黒色画像を形成した。この黒色画像の上に、
シアン、マゼンタ、イエロー、銀色光沢熱転写シートに
ついてもこの順で同様にして、対応する画像信号で変調
したレーザ光を照射し記録した。
ラムに固定したまま、黒色熱転写シートの支持体を手で
引き剥がし黒色画像を形成した。この黒色画像の上に、
シアン、マゼンタ、イエロー、銀色光沢熱転写シートに
ついてもこの順で同様にして、対応する画像信号で変調
したレーザ光を照射し記録した。
【0057】<カラー画像形成用支持体へのメタリック
光沢色材層および非メタリック光沢色材層の一括転写>
実施例1と同様にして、受像シート上の画像を、印刷
本紙に一括転写しカラー画像を得た。得られた画像の光
沢画像部分は金色光沢を示しており、ルーペで光沢部を
拡大、観察したところ、印刷本紙上に銀色ベタ画像、イ
エロー網点画像、黒色組点画像とがこの順に重なって金
色を表現していることが観察された。
光沢色材層および非メタリック光沢色材層の一括転写>
実施例1と同様にして、受像シート上の画像を、印刷
本紙に一括転写しカラー画像を得た。得られた画像の光
沢画像部分は金色光沢を示しており、ルーペで光沢部を
拡大、観察したところ、印刷本紙上に銀色ベタ画像、イ
エロー網点画像、黒色組点画像とがこの順に重なって金
色を表現していることが観察された。
【0058】実施例3 実施例2における雲母顔料(粒径5〜25μm)の代わ
りに、粒径1〜5μmの合成雲母(コープケミカル
(株)製品名ミクロマイカMK−100)を用いる他
は、実施例2と同様にしてレーザ熱転写記録を行い、得
られた画像を印刷本紙に転写したところ、光沢のある高
画質が得られた。
りに、粒径1〜5μmの合成雲母(コープケミカル
(株)製品名ミクロマイカMK−100)を用いる他
は、実施例2と同様にしてレーザ熱転写記録を行い、得
られた画像を印刷本紙に転写したところ、光沢のある高
画質が得られた。
【0059】実施例4 実施例2における雲母顔料の代わりに、酸塩化ビスマス
からなるパール顔料(メルク・ジャパン(株)、商品名
BIRON)を用いる他は、実施例2と同様にしてレ
ーザ熱転写記録を行い、得られた画像を印刷本紙に転写
したところ、高光沢・高画質の画像が得られた。
からなるパール顔料(メルク・ジャパン(株)、商品名
BIRON)を用いる他は、実施例2と同様にしてレ
ーザ熱転写記録を行い、得られた画像を印刷本紙に転写
したところ、高光沢・高画質の画像が得られた。
【0060】実施例5 実施例2におけるメタリック光沢色材層形成用塗布液の
代わりに、下記の組成を有する熱転写層塗布液を用いた
以外は実施例2と同じ方法により熱転写シートを作成し
た。 メタリック光沢色材層形成用塗布液組成 重量部 ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、デンカ 65 ブチラール#2000−L、ビカット軟化点57℃) アルミニウム微粉末顔料(東洋アルミニウム) 30 分散剤 0.4 高分子ポリカルボン酸長鎖アミン塩(楠本化成(株)、ディスパロン#1831) 沈降防止剤1 9 脂肪酸アマイド(楠本化成(株)、ディスパロン6900-20X、固形分20%) 沈降防止剤2 26 酸化ポリエチレン(楠本化成(株)、ディスパロン4200-10、固形分10%) n‐プロピルアルコール 550
代わりに、下記の組成を有する熱転写層塗布液を用いた
以外は実施例2と同じ方法により熱転写シートを作成し
た。 メタリック光沢色材層形成用塗布液組成 重量部 ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、デンカ 65 ブチラール#2000−L、ビカット軟化点57℃) アルミニウム微粉末顔料(東洋アルミニウム) 30 分散剤 0.4 高分子ポリカルボン酸長鎖アミン塩(楠本化成(株)、ディスパロン#1831) 沈降防止剤1 9 脂肪酸アマイド(楠本化成(株)、ディスパロン6900-20X、固形分20%) 沈降防止剤2 26 酸化ポリエチレン(楠本化成(株)、ディスパロン4200-10、固形分10%) n‐プロピルアルコール 550
【0061】実施例2と同様の方法により受像シートの
上にレーザ熱転写行い、その画像を更にアート紙の上に
再転写した。得られた画像は金色光沢が高く、得られた
画像の光沢画像部分は金色光沢を示しており、ルーペで
光沢部を拡大、観察したところ、印刷本紙上に銀色ベタ
画像、イエロー網点画像、黒色網点画像とがこの順にが
重なって金色を表現していることが観察された。また、
得られた画像は光沢が高く、またその解像力は実施例2
に比べ高いものであった。
上にレーザ熱転写行い、その画像を更にアート紙の上に
再転写した。得られた画像は金色光沢が高く、得られた
画像の光沢画像部分は金色光沢を示しており、ルーペで
光沢部を拡大、観察したところ、印刷本紙上に銀色ベタ
画像、イエロー網点画像、黒色網点画像とがこの順にが
重なって金色を表現していることが観察された。また、
得られた画像は光沢が高く、またその解像力は実施例2
に比べ高いものであった。
【0062】実施例6 実施例2のメタリック光沢色材層形成用塗布液を、下記
の組成のメタリック光沢色材層形成用塗布液に変更し、
塗布後80℃で約5分間乾燥し、膜厚3μmのメタリッ
ク光沢色材層からなるレーザ熱転写層を形成する他は、
実施例2と同様にしてレーザ熱転写シートを得た。 メタリック光沢色材層形成用塗布液組成 重量部 雲母顔料 7 (メルク・ジャパン(株)、二酸化チタンコートパール顔料Iriodin 123、 粒径5〜25μm、粒子厚0.2〜05μm) バインダー1(パラフィンワックス、HNP−11、日本精蝋(株)) 43 バインダー2(カルナウバワックス、一号、加藤洋行(株)) 14 バインダー3 9 (エチレン−酢酸ビニル樹脂(三井ポリケミカル(株)エバフレックス310) バインダー4(酸化マイクロワックス(日本精蝋(株)) 10 分散剤(ソルスパース2000、ICI(株)) 2 水 230
の組成のメタリック光沢色材層形成用塗布液に変更し、
塗布後80℃で約5分間乾燥し、膜厚3μmのメタリッ
ク光沢色材層からなるレーザ熱転写層を形成する他は、
実施例2と同様にしてレーザ熱転写シートを得た。 メタリック光沢色材層形成用塗布液組成 重量部 雲母顔料 7 (メルク・ジャパン(株)、二酸化チタンコートパール顔料Iriodin 123、 粒径5〜25μm、粒子厚0.2〜05μm) バインダー1(パラフィンワックス、HNP−11、日本精蝋(株)) 43 バインダー2(カルナウバワックス、一号、加藤洋行(株)) 14 バインダー3 9 (エチレン−酢酸ビニル樹脂(三井ポリケミカル(株)エバフレックス310) バインダー4(酸化マイクロワックス(日本精蝋(株)) 10 分散剤(ソルスパース2000、ICI(株)) 2 水 230
【0063】この銀光沢熱転写シートおよび実施例2で
用いたのと同じ黒、シアン、マゼンタおよびイエローの
色相の色材層をそれぞれ形成したレーザ熱転写シートを
使用して、実施例2と同じ受像シート上にレーザ熱転写
を行った。レーザ熱転写の順序は、黒、シアン、マゼン
タおよびイエローの順に非メタリック光沢色材層を形成
した後、最後に上記の銀光沢色材層を形成した。実施例
2と同じ条件で印刷本紙に再転写を行ったとことろ、金
色光沢画像と通常色カラー画像が混在した画像が得られ
た。光沢画像部をルーペで観察したところ、印刷本紙、
ブラック網点、イエロー網点、銀色光沢ベタ画像がこの
順に積層しており、そのため金色に見えることが観察さ
れた。
用いたのと同じ黒、シアン、マゼンタおよびイエローの
色相の色材層をそれぞれ形成したレーザ熱転写シートを
使用して、実施例2と同じ受像シート上にレーザ熱転写
を行った。レーザ熱転写の順序は、黒、シアン、マゼン
タおよびイエローの順に非メタリック光沢色材層を形成
した後、最後に上記の銀光沢色材層を形成した。実施例
2と同じ条件で印刷本紙に再転写を行ったとことろ、金
色光沢画像と通常色カラー画像が混在した画像が得られ
た。光沢画像部をルーペで観察したところ、印刷本紙、
ブラック網点、イエロー網点、銀色光沢ベタ画像がこの
順に積層しており、そのため金色に見えることが観察さ
れた。
【0064】
【発明の効果】本発明は、前記の方法を用いることによ
り、多種類のメタリック光沢色材を用いることなく、1
種類の色相のメタリック光沢色材を使用するだけで、メ
タリック光沢を有する画像、特にカラープルーフを効率
よく安価に作製することができる。
り、多種類のメタリック光沢色材を用いることなく、1
種類の色相のメタリック光沢色材を使用するだけで、メ
タリック光沢を有する画像、特にカラープルーフを効率
よく安価に作製することができる。
Claims (24)
- 【請求項1】 カラー画像形成用支持体に、複数の色相
の画像状色材層が積層され、そのうちの1つの色材層が
メタリック光沢色材層であり、他の色材層が非メタリッ
ク光沢色材層からなるメタリック光沢画像を形成する方
法であって、カラー画像記録体用支持体に、メタリック
光沢色材層を熱転写する工程および非メタリック光沢色
材層を熱転写する工程を含み、前記工程のうち後で行う
熱転写工程は、最初の熱転写工程で形成された色材層の
上に行うことを特徴とするメタリック光沢画像の形成方
法。 - 【請求項2】 非メタリック光沢色材層を最初に熱転写
し、その後メタリック光沢色材層を熱転写することを特
徴とする請求項1に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。 - 【請求項3】 メタリック光沢色材層を最初に熱転写
し、その後非メタリック光沢色材層を熱転写することを
特徴とする請求項1に記載のメタリック光沢画像の形成
方法。 - 【請求項4】 熱転写が、支持体上に光熱変換層および
メタリック光沢色材層からなる熱転写層を設けた熱転写
材料、および支持体上に光熱変換層および非メタリック
光沢色材層からなる熱転写層を設けた熱転写材料を用い
て行うことを特徴とする、請求項1ないし請求項3のい
ずれか1項に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 - 【請求項5】 熱転写材料に、クッション性層が設けら
れていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
ずれか1項に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 - 【請求項6】 光熱変換層のレーザ光波長における光吸
収率が70〜95%であることを特徴とする請求項1な
いし請求項5のいずれか1項に記載のメタリック光沢画
像の形成方法。 - 【請求項7】 熱転写が、0.5W以上の半導体レーザ
が複数個配列されたレーザヘッドからの出射光によって
行われることを特徴とする請求項1ないし請求項6のい
ずれか1項に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 - 【請求項8】 カラー画像形成用支持体に、複数の色相
の画像状色材層が積層され、そのうちの1つの色材層が
メタリック光沢色材層であり、他の色材層が非メタリッ
ク光沢色材層からなるメタリック光沢画像を形成する方
法であって、カラー画像形成用支持体に、感光性樹脂を
用いて仮支持体上に形成されたメタリック光沢色材層を
転写する工程、および感光性樹脂を用いて仮支持体上に
形成された非メタリック光沢色材層を転写する工程を含
み、前記工程のうち後で行う転写工程は、最初の転写工
程で形成された色材層の上に行うことを特徴とする、メ
タリック光沢画像の形成方法。 - 【請求項9】 前記非メタリック光沢色材層を最初に転
写し、その後前記メタリック光沢色材層を転写すること
を特徴とする請求項8に記載のメタリック光沢画像の形
成方法。 - 【請求項10】 前記メタリック光沢色材層を最初に転
写し、その後前記非メタリック光沢色材層を転写するこ
とを特徴とする請求項8に記載のメタリック光沢画像の
形成方法。 - 【請求項11】 カラー画像形成用支持体に、複数の色
相の画像状色材層が積層され、そのうちの1つの色材層
がメタリック光沢色材層であり、他の色材層が非メタリ
ック光沢色材層からなるメタリック光沢画像を形成する
方法であって、カラー画像記録体用支持体に、受像シー
ト上に積層されたメタリック光沢色材層および非メタリ
ック光沢色材層を一括転写することを特徴とする、メタ
リック光沢画像の形成方法。 - 【請求項12】 メタリック光沢色材層が、受像シート
上において非メタリック光沢色材層の上に形成されてい
ることを特徴とする請求項11に記載のメタリック光沢
画像の形成方法。 - 【請求項13】 非メタリック光沢色材層が、受像シー
ト上においてメタリック光沢色材層の上に形成されてい
ることを特徴とする請求項11に記載のメタリック光沢
画像の形成方法。 - 【請求項14】 受像シート上のメタリック光沢色材層
および非メタリック光沢色材層が、感光性樹脂を用いて
仮支持体上に形成されたメタリック光沢色材層の転写、
および感光性樹脂を用いて仮支持体上に形成された非メ
タリック光沢色材層の転写により形成されることを特徴
とする、請求項11ないし請求項13のいずれか1項に
記載のメタリック光沢画像の形成方法。 - 【請求項15】 受像シート上のメタリック光沢色材層
および非メタリック光沢色材層が、支持体上にメタリッ
ク光沢色材層からなる熱転写層を設けた熱転写材料、お
よび支持体上に非メタリック光沢色材層からなる熱転写
層を設けた熱転写材料を用いて形成されることを特徴と
する請求項11ないし請求項13のいずれか1項に記載
のメタリック光沢画像の形成方法。 - 【請求項16】 熱転写材料が光熱変換層を有すること
を特徴とする請求項15に記載のメタリック光沢画像の
形成方法。 - 【請求項17】 光熱変換層のレーザ光波長における光
吸収率が70〜95%であることを特徴とする請求項1
5または請求項16に記載のメタリック光沢画像の形成
方法。 - 【請求項18】 熱転写が、0.5W以上の半導体レー
ザが複数個配列されたレーザヘッドからの出射光によっ
て行われることを特徴とする請求項15ないし請求項1
7のいずれか1項に記載のメタリック光沢画像の形成方
法。 - 【請求項19】 受像シートがクッション性層を有して
いることを特徴とする、請求項11ないし請求項18の
いずれか1項に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 - 【請求項20】 受像シートの受像表面の粗さが、スム
ースター値で5mmHg以下、中心線平均表面粗さRa
が0.04〜0.3μmであることを特徴とする、請求
項11ないし請求項19のいずれか1項に記載のメタリ
ック光沢画像の形成方法。 - 【請求項21】 メタリック光沢色材層が金属粉末また
は無機化合物粉末から選ばれる光沢顔料を含むことを特
徴とする請求項1ないし請求項20のいずれか1項に記
載のメタリック光沢画像の形成方法。 - 【請求項22】 金属粉末がアルミニウム、金、銀、銅
または亜鉛であることを特徴とする請求項1ないし請求
項21のいずれか1項に記載のメタリック光沢画像の形
成方法。 - 【請求項23】 無機化合物粉末がパール顔料であるこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項22のいずれか1
項に記載のメタリック光沢画像の形成方法。 - 【請求項24】 パール顔料が雲母であることを特徴と
する請求項1ないし請求項23のいずれか1項に記載の
メタリック光沢画像の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34996799A JP2001162937A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | メタリック光沢画像の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34996799A JP2001162937A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | メタリック光沢画像の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001162937A true JP2001162937A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18407333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34996799A Pending JP2001162937A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | メタリック光沢画像の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001162937A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004142445A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-05-20 | Dainippon Printing Co Ltd | パール顔料を用いた印刷方法 |
US7507452B2 (en) | 2002-10-02 | 2009-03-24 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Printing method using pearl pigment |
US7864206B2 (en) | 2008-06-05 | 2011-01-04 | Sony Corporation | Thermal transfer laminate film, thermal transfer sheet, and image-forming apparatus |
JP2015182301A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シートの製造方法 |
JP2020037195A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-12 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シートの製造方法 |
US20230264506A1 (en) * | 2020-08-05 | 2023-08-24 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer sheet, and combination of thermal transfer sheet and intermediate transfer medium |
-
1999
- 1999-12-09 JP JP34996799A patent/JP2001162937A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004142445A (ja) * | 2002-10-02 | 2004-05-20 | Dainippon Printing Co Ltd | パール顔料を用いた印刷方法 |
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US7864206B2 (en) | 2008-06-05 | 2011-01-04 | Sony Corporation | Thermal transfer laminate film, thermal transfer sheet, and image-forming apparatus |
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JP2020037195A (ja) * | 2018-08-31 | 2020-03-12 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シートの製造方法 |
JP7234539B2 (ja) | 2018-08-31 | 2023-03-08 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート、及び加飾成形品の製造方法 |
US20230264506A1 (en) * | 2020-08-05 | 2023-08-24 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Thermal transfer sheet, and combination of thermal transfer sheet and intermediate transfer medium |
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