JP2001162195A - 液体微粒化装置 - Google Patents

液体微粒化装置

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JP2001162195A JP34596799A JP34596799A JP2001162195A JP 2001162195 A JP2001162195 A JP 2001162195A JP 34596799 A JP34596799 A JP 34596799A JP 34596799 A JP34596799 A JP 34596799A JP 2001162195 A JP2001162195 A JP 2001162195A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、水、石油、薬品などの液体を簡単
な機構により微粒化をはかり、より安価なヒ−タ、噴霧
装置等を提供しようとするものである。 【解決手段】 周囲を囲む筒体と、該筒体内にモ−タに
より高速回転する遠心力円盤と、遠心力円盤上への液体
流下部とよりなり、筒体は、上下に空気の流通が自在と
なっており、遠心力円盤は、数条のリング状の衝突壁を
設けた上向き円盤と、中央部に空洞部を設け周囲に前記
衝突壁を所定間隔離間して跨ぐ逆凹条体を設けた下向き
円盤とを、該逆凹条体の下頂部と上向き円盤の内底面が
極微小間隙となるよう固定して先端が上方に開放する遠
心力による衝突蛇行流通路を形成してあり、液体流下部
は液体タンクから延びる流下パイプを下向き円盤の空洞
部に臨ませて上向き円盤上に液体の流下を自在とした液
体微粒化装置と、遠心力円盤に羽根を設けて上方へ送風
自在とした液体微粒化装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾燥防止等のための霧状
物の散布、フアンヒ−タ等に使う石油の霧化・噴射、フ
ィトンチッド(樹木が発散する芳香性物質)等液状薬品
の霧化・散布等に使用する水、石油、薬品等の液体の微
粒化に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその欠点】液体の微粒化に関しては、
超音波方式、ノズル方式、遠心力方式があり、超音波方
式にあっては液体を波動させるものであるが、液体が波
動と同調してしまうので比較的極微粒化が進まず、遠く
への散布ができない等の欠点がある。
【0003】ノズル方式にあっては高圧装置を使用する
ため装置全体が高価となり、又遠心力方式にあってはモ
−タの回転数が最高で毎分3000回転が限界となり、
おのずから液体の微粒化に限界が生じ、遠くへの散布が
できない等の欠点がある。
【0004】殊に暖房器の石油フアンヒ−タにあっては
タンクより石油を送るポンプ機構と、空気を圧縮しヒ−
タにより加熱し流動性をよくして石油を噴射するポンプ
・ノズル機構、フアンモ−タを回転する送風機構等から
なっており、もって石油を霧状とし、より効率的な燃焼
をさせようとしている。
【0005】然し乍らこのファンヒ−タは装置が複雑で
高価となる等の欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの欠点
を解消すべく開発されたもので、水、石油、薬品などの
液体を簡単な機構により高速回転にして遠心力を増大さ
せ、数回液滴を激突させ細分化して微粒化をはかり、よ
り安価なヒ−タ、噴霧装置等を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、周囲を囲む筒
体と、該筒体内にモ−タにより高速回転する遠心力円盤
と、遠心力円盤上への液体流下部とよりなり、筒体は、
上下に空気の流通が自在となっており、遠心力円盤は、
数条のリング状の衝突壁を設けた上向き円盤と、中央部
に空洞部を設け周囲に前記衝突壁を所定間隔離間して跨
ぐ逆凹条体を設けた下向き円盤とを、該逆凹条体の下頂
部と上向き円盤の内底面が極微小間隙となるよう固定し
て遠心力を利用して液滴を高速で衝突壁に激突させ破
砕、細分化する遠心力による衝突蛇行流通路を形成して
あり、液体流下部は液体タンクから延びる流下パイプを
下向き円盤の空洞部に臨ませて上向き円盤上に液体の流
下を自在としたことと、遠心力円盤に羽根を設けて上方
へ送風自在とした液体微粒化装置である。
【0008】
【実施例】本発明を図示の実施例により詳細に説明する
と、後述の遠心力円盤3の周囲を囲む筒体1と、該筒体
1内にモ−タ2により高速回転する遠心力円盤3と、遠
心力円盤3上への液体流下部4とよりなり、筒体1は、
上下に空気の流通が自在となっており、遠心力円盤3
は、2条のリング状の衝突壁5、5を設けた上向き円盤
6と、中央部に空洞部7を設け周囲に前記衝突壁5、5
を所定間隔離間して跨ぐ逆凹条体8を設けた下向き円盤
9とを、該逆凹条体8の下頂部8’と上向き円盤6の内
底面6’が1〜5/100mm程の極微小間隙10とな
るよう固定して先端が上向きに開放する遠心力による衝
突蛇行流通路11(図2の二点鎖線矢印。)を形成して
ある。
【0009】筒体1には下部架体12を設けてモ−タ2
が固定され、モ−タ−2の回転軸13に遠心力円盤3が
固定され、モ−タとしては高速回転が得られる整流子モ
−タが望ましい。
【0010】遠心力円盤3の上向き円盤6と下向き円盤
9との固定は、極微小間隙10を形成するためにカラ−
14を介して螺子15止めするようにするとよい。
【0011】衝突壁5、5、逆凹条体8、下頂部8’に
よって形成される遠心力による衝突蛇行流通路11は、
微粒化液体が流通しやすい断面が流線形状とするのが望
ましい。
【0012】液体流下部4は、液体タンク16から調整
ポンプ18を介して延びる流下パイプ17を下向き円盤
9の空洞部7に臨ませて上向き円盤6上に液体の流下を
自在としたものである。
【0013】調整ポンプ18或は流下パイプ17は筒体
1に固定の上部架体19に固定され、流下パイプ17の
先端は落下する液体が飛散しない距離に上向き円盤6に
接近させて設定するのがよい。
【0014】遠心力円盤3における上向き円盤6の下底
部に羽根20、20…を設けて上方へ送風自在とするの
がよく、羽根の傾斜等は風速等の諸条件により適宜変え
る。
【0015】
【作用】本発明は以上のように具現されるもので、この
作用を説明すると、モ−タ2を作動させると共に調整ポ
ンプ18を作動させて液体タンク16からの液体を流下
パイプ17を通じて上向き円盤6上に滴下する。滴下し
た液体は高速回転する遠心力円盤3の遠心力・周速度の
増大によって遠心力による衝突蛇行流通路11を通過、
即ち極微小間隙10を通過して微粒化され、この微粒化
された液滴は衝突壁5、5に衝突し破壊されて更に細分
化され(図3の二点鎖線矢印。)て遠心力による衝突蛇
行流通路11の先端より筒体1内に放出され、極微粒化
した液滴は遠心力円盤3の高速回転による旋回流によっ
て極微粒化を維持し筒体1の上部から散布される。
【0016】遠心力円盤3における上向き円盤6の下底
部に羽根20、20…を設けることにより極微粒化され
た液滴はより散布効果を高める。
【0017】
【効果】本発明は叙上のように、周囲を囲む筒体と、該
筒体内にモ−タにより高速回転する遠心力円盤と、遠心
力円盤上への液体流下部とよりなり、筒体は、上下に空
気の流通が自在となっており、遠心力円盤は、数条のリ
ング状の衝突壁を設けた上向き円盤と、中央部に空洞部
を設け周囲に前記衝突壁を所定間隔離間して跨ぐ逆凹条
体を設けた下向き円盤とを、該逆凹条体の下頂部と上向
き円盤の内底面が極微小間隙となるよう固定して先端が
上方に開放する遠心力による衝突蛇行流通路を形成して
あり、液体流下部は液体タンクから延びる流下パイプを
下向き円盤の空洞部に臨ませて上向き円盤上に液体の流
下を自在としたので、上向き円盤に滴下した液体は高速
回転する遠心力円盤の遠心力・周速度の増大によって遠
心力による衝突蛇行流通路を通過、即ち極微小間隙を通
過して微粒化され、この微粒化された液滴は数回衝突壁
に衝突し破壊されて更に細分化され(図3の二点鎖線矢
印。)て遠心力による衝突蛇行流通路の先端より筒体内
に放出され、極微粒化した液滴は遠心力円盤の高速回転
による旋回流によって極微粒化を維持し筒体の上部から
散布され、遠くまで散布効果を高めることができ且つ安
価にできる。
【0018】フアンヒ−タに本発明装置を利用する場合
は、少ない部品でより微粒化した石油に着火することが
でき、より燃焼効率を高めることができる。
【0019】又水の微粒化においては、衝突壁への液滴
衝突による液滴破壊によってマイナスイオンが発生し、
森林浴に似た健康維持が期待される。
【0020】遠心力円盤に羽根を設けて上方へ送風自在
とすることにより、散布効果を高めることができると共
に、特別にファンを設けなくとも散布効果を高めること
ができ、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の縦断説明図。
【図2】遠心力円盤部分の縦断拡大部分説明図。
【図3】微粒化された液滴の衝突、細分化の流れの説明
図。
【符号の説明】
1は筒体 2はモ−タ 3は遠心力円盤 4は液体流下部 5、5は衝突壁 6は上向き円盤 6’は内底面 7は空洞部 8は逆凹条体 8’、8’は下頂部 9は下向き円盤 10は微小間隙 11は遠心力による衝突蛇行流通路 13は回転軸 14はカラ− 15は螺子 16は液体タンク 17は流下パイプ 18は調整ポンプ 20は羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲を囲む筒体と、該筒体内にモ−タに
    より高速回転する遠心力円盤と、遠心力円盤上への液体
    流下部とよりなり、筒体は、上下に空気の流通が自在と
    なっており、遠心力円盤は、数条のリング状の衝突壁を
    設けた上向き円盤と、中央部に空洞部を設け周囲に前記
    衝突壁を所定間隔離間して跨ぐ逆凹条体を設けた下向き
    円盤とを、該逆凹条体の下頂部と上向き円盤の内底面が
    極微小間隙となるよう固定して先端が上方に開放する遠
    心力による衝突蛇行流通路を形成してあり、液体流下部
    は液体タンクから延びる流下パイプを下向き円盤の空洞
    部に臨ませて上向き円盤上に液体の流下を自在とした液
    体微粒化装置。
  2. 【請求項2】 遠心力円盤に羽根を設けて上方へ送風自
    在とした請求項1記載の液体微粒化装置。
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