JP2001161250A - 鳥獣害防止手段 - Google Patents

鳥獣害防止手段

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JP2001161250A
JP2001161250A JP34436399A JP34436399A JP2001161250A JP 2001161250 A JP2001161250 A JP 2001161250A JP 34436399 A JP34436399 A JP 34436399A JP 34436399 A JP34436399 A JP 34436399A JP 2001161250 A JP2001161250 A JP 2001161250A
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JP
Japan
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arch
bird
animal
birds
prevention means
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JP34436399A
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Hiroyuki Yokozawa
弘幸 横澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鳥獣類が学習によっては回避できない忌避手段
であって、人や動物に対して安全で耐久性があり、何処
にでも設置できる鳥獣害防止手段の提供。 【解決手段】両端基部12がシート2に係止されて弧状
に林立するアーチ1を有しており、鳥獣の足指4の少な
くともいずれか一がアーチ1の下方に挿入可能にされて
いる。鳥獣が歩行又は跳躍しようとするときに、足指4
は指先からアーチ1の下方に挿入される。アーチ1の両
端は下方に係止されているから、アーチ1が足指4に纏
わる。これによって、鳥獣に忌避させ、その移動を制限
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鳥獣類による食
害、生ごみの食い荒らし、糞による環境汚染等の様々な
被害を防止するための鳥獣害防止手段に関する。
【0002】
【従来の技術】烏(カラス)が街中のごみ袋を引き裂い
て生ごみを散らかしたり、鳩や猫が所構わず糞公害を撒
き散らして日常的に悩まされているが、鳥に対しては大
きな目玉模様や音でおどしたり、棒状の突起を林立させ
てとまることができないようにし、猫に対しては猫が嫌
いな臭気を用いたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、視覚や聴覚に
よるものでは、鳥がすぐに馴れて効果がなくなってしま
い、棒状の突起を林立させるものでは、人や動物が接近
すると危険であり、損壊し易いため、電柱上等の人が近
づかない場所に限られている。臭気を用いるものでは、
有効期間が短いことが問題であった。
【0004】本発明の目的は、鳥獣類が学習によっては
回避できない忌避手段であって、人や動物に対して安全
で耐久性があり、何処にでも設置できる鳥獣害防止手段
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、鳥類
が地上を移動するときは、足指を前後に開いた状態のま
まで歩行又は跳躍をする。特に、烏がごみ袋を引き裂く
ためにはこのような歩行や跳躍は欠かせない。このよう
な特性は足の関節と筋肉の構成によるもので、学習によ
っては変えることができない。また、獣類では足先の構
造から前方に指が突出している。そこで、鳥獣が歩行又
は跳躍するときに足指が纏わるようなアーチを設けて、
鳥獣類の移動を制限する。これによって、鳥獣が忌避す
る鳥獣害防止手段を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を以
下に説明する。
【0007】本発明の鳥獣害防止手段は、その好ましい
実施の形態において、紐状のアーチが林立し、そのアー
チの両端基部は下方に係止されて、アーチはその中央部
を弧状に高くして縦立していて、鳥獣が当該鳥獣害防止
手段に載ったときに、アーチの頂部が鳥獣の足指よりも
高い位置にされて、鳥獣の足指の少なくとも一つがアー
チの下方に挿入可能にされている。この場合、アーチが
シートに植付けられていてもよく、織物として織り込ま
れていてもよい。
【0008】上述のように、多くの鳥獣類は食物を漁っ
たり、ごみ袋を引き裂いたりするときには、足指を開い
た状態のままで歩行ないしは跳躍する。鳥獣が歩行又は
跳躍しようとする場合、鳥獣の足指は直上ではなく前方
又は後方に移動して、指先からアーチの下方に挿入され
る。アーチの両端は下方に係止されているから、鳥獣は
足指がアーチに引っ掛かって、鳥類は前進及び後退を、
獣類は前進をすることができない。従って、本発明の鳥
獣害防止手段を食物や生ごみの周囲に設置するだけであ
っても、鳥獣がそれらに接近して袋を嘴で引き裂いたり
することができない。また、勿論、食物を漁る場所以外
であっても、本発明の鳥獣害防止手段は好ましく効果を
発揮する。
【0009】本発明の鳥獣害防止手段は、その好ましい
実施の形態において、アーチは弾発力を有する紐状のプ
ラスチック、線発条等で作られて復元可能に変形するこ
とができる。鳥獣がアーチの上に足を載せた場合には、
アーチが横倒する。このため、周囲のアーチの頂部は鳥
獣の足指より下方にはならない。このため、足指は周囲
のアーチに引っ掛かるようになる。アーチの上に載せた
足指が取り除かれると、アーチは弾発力によって元の形
状に復元される。
【0010】また、アーチが弾発力を有して変形可能で
あるから、足指がアーチの大きさや形状に適合していな
い動物や人が本発明の鳥獣害防止手段の上部を安全かつ
何らの支障なく歩行することができ、道路、ベランダ等
の人が往来したり、出入りする場所でも好ましく設置す
ることができる。
【0011】本発明の鳥獣害防止手段は、その好ましい
実施の形態において、アーチが一又は二以上の列をなし
て設けられている。鳥獣の足指がアーチの上に載せられ
た場合、アーチの開口方向が鳥獣の進行方向に適合して
いないときは、鳥獣が歩行ないしは跳躍しても、足指が
アーチに引っ掛からない場合が生ずる。そこで、アーチ
を多重に列設することによって、アーチが足指を確実に
纏わるようにしている。
【0012】本発明の鳥獣害防止手段は、その好ましい
実施の形態において、鳥獣の侵入方向が一定していない
場合、上方から飛来する場合等には、足指の向きと進行
方向が変化するため、アーチの開口方向を二種類以上に
するとよい。その開口方向は無作為であってもよいが、
一の方向とその方向に対して60度方向と120度方向
とにすると、鳥獣の足がアーチに高い確率で纏わるよう
になる。
【0013】本発明の鳥獣害防止手段は、その好ましい
実施の形態において、アーチの両端基部を可橈性のシー
トに係止することによって、どこにでも持運んで設置す
ることが容易になる。
【0014】本発明の鳥獣害防止手段は、その好ましい
実施の形態において、上記のシートを網又は網状の穿孔
を有するシートすることによって、アーチとシートを一
体化して製作することが可能である。また、これによっ
て、製作コストが低減されとともに軽量化され、雨水が
溜まることや風によって煽られることを防止する。
【0015】本発明の鳥獣害防止手段は、その好ましい
実施の形態において、粘着部を備えている。これによっ
て、任意の場所に容易に貼付して固定することができ
る。
【0016】本発明の鳥獣害防止手段は、その好ましい
実施の形態において、棒状又は線状のものには、シート
をテープ状にして巻き付けてもよいが、シートを円筒形
に形成することによって、ベランダの手すり、電線等で
あっても簡単に設置できて、風雨などの屋外環境にも不
用意に外れるおそれがない。一般に、鳥が飛び立つとき
に前方に跳躍するか、下方に飛び降りるようにして初速
をつけるため、狭い場所にあっても忌避効果が好ましく
発揮される。
【0017】
【実施例】以上に説明した本発明の好ましい実施の形態
を更に明確化するために、図面を参照して本発明の実施
例を以下に説明する。
【0018】[実施例1]本実施例は、本発明による鳥
獣害防止手段の一実施例であり、図1、図2及び図3を
用いて烏に対するもの、図4を用いて猫に対するものを
説明する。弧状に林立したアーチ1は、両端の基部12
がシート2に係止されて、アーチ1の中央の頂部は烏の
足指4又は猫の足指5が挿入され易く高くされ、忌避効
果を高めるようにアーチ1が列をなして林立し、烏又は
猫が接近する方向に対して開口している。足で踏まれた
アーチ1は踏み倒されるように変形する。また、アーチ
1の高さ、幅及び間隔は対象とする足の大きさや形状に
応じて適切に決められ、猫に対するものは烏に対するも
のよりアーチ1が高く、間隔も狭くされている。
【0019】[実施例2]本実施例は、本発明による鳥
獣害防止手段の網状に穿孔を設けたシートについての実
施例であり、図5を用いて説明する。シート2は矩形の
穿孔21を備えて格子状にされている。
【0020】[実施例3]本実施例は、本発明による鳥
獣害防止手段のアーチの開口方向についての実施例であ
り、図6を用いて説明する。開口方向が一方向のアーチ
1の列と、その方向に対して60度方向のアーチ1の列
及び120度方向のアーチ1の列が順に配置されてい
る。
【0021】[実施例4]本実施例は、本発明による鳥
獣害防止手段の円筒形に形成した実施例であり、図7及
び図8を用いて説明する。円筒状に形成され、電線等の
線状又は棒状物に覆うようにして設置できるよう円筒軸
に平行な切込み(図7参照)又は螺旋状の切込み(図8
参照)が付されている。シート2上にアーチ1が列をな
して林立している。鳥がとまったときには、足指4がア
ーチ1に半ば挿入された状態になるため、鳥の足元が不
安定になるとともに、鳥が飛び去るときなどにアーチ1
が足指4に纏わる。
【0022】
【発明の効果】烏、鳩、雀等の鳥類は足指を開いた状態
のままで歩行又は跳躍し、猫、鼠等の獣類は足指が前方
に突出しているから、本発明の鳥獣害防止手段は学習に
よって忌避効果が消失することがない。また、鳥獣に致
命的影響を与えず、人や他の動物が踏みつけても安全で
あり、耐久性もある。このため、街中や住環境に容易に
設置して、鳥獣害を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る鳥獣害防止手段を説明
するための図であって、烏の足が載ったときの部分の斜
視図である。
【図2】本発明の実施例1に係る鳥獣害防止手段を説明
するための図であって、図2(A)及び図2(B)はそ
れぞれ烏の足が載ったとき及び烏の足指がアーチに挿入
されたときの部分の側面図である。
【図3】本発明の実施例1に係る鳥獣害防止手段を説明
するための図であって、ごみ集積場に設置した場合の斜
視図である。
【図4】本発明の実施例1に係る鳥獣害防止手段を説明
するための図であって、猫の足が載ったときの部分の斜
視図である。
【図5】本発明の実施例2に係る鳥獣害防止手段を説明
するための図であって、部分の斜視図である。
【図6】本発明の実施例3に係る鳥獣害防止手段を説明
するための図であって、部分の斜視図である。
【図7】本発明の実施例4に係る鳥獣害防止手段を説明
するための図であって、円筒形の軸に平行して切込みを
設けた場合の斜視図である。
【図8】本発明の実施例4に係る鳥獣害防止手段を説明
するための図であって、螺旋形に切込みを設けた場合の
斜視図である。
【符号の説明】
1 アーチ 12 アーチ基部 2 シート 21 穿孔 3 網 4 烏の足指 5 猫の足指 6 ごみ 7 切込み

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端基部を下方に係止されて林立するアー
    チを有し、 該アーチは鳥獣の足指の少なくともいずれか一が下方に
    挿入可能にされていること、 を特徴とする鳥獣害防止手段。
  2. 【請求項2】前記アーチは弾発力を有して変形自在であ
    ること、 これによって、該アーチは押圧されたときに自在に変形
    し、押圧力が解除されたときに該アーチの形状は復元す
    ること、 を特徴とする請求項1記載の鳥獣害防止手段。
  3. 【請求項3】前記アーチが一又は二以上の列をなして配
    置されていること、 を特徴とする請求項1又は2記載の鳥獣害防止手段。
  4. 【請求項4】前記アーチの開口方向は二以上であるこ
    と、 を特徴とする請求項1〜3のいずれか一記載の鳥獣害防
    止手段。
  5. 【請求項5】可橈性のシートを備え、 前記アーチそれぞれの両端基部は該シートに係止されて
    いること、 を特徴とする請求項1〜4のいずれか一記載の鳥獣害防
    止手段。
  6. 【請求項6】前記シートを網又は網状の穿孔を有するシ
    ートに置き換えたこと、 を特徴とする請求項5記載の鳥獣害防止手段。
  7. 【請求項7】粘着部を備え、平滑面に貼付可能にされて
    いること、 を特徴とする請求項5又は6記載の鳥獣害防止手段。
  8. 【請求項8】円筒形に形成され、棒状ないしは線状の物
    体を被覆ないしは巻付可能にされていること、 を特徴とする請求項1〜7のいずれか一記載の鳥獣害防
    止手段。
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