JP2001160984A - セルラ移動通信システム - Google Patents
セルラ移動通信システムInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Transmitters (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、トラヒックの変動に適応で
き、セル数が少なくて済む経済的なセルラ移動通信シス
テムを提供することにある。 【解決手段】 各基地局801は、パイロット信号Pを
増幅するための可変利得電力増幅器112と、その利得
を制御するための電力制御回路107を備えている。こ
の電力制御回路107は、各基地局のトラヒックを監視
する無線中継局803から与えられる制御信号106に
応じて送信電力利得を制御する。中継局803は、トラ
ヒックが集中しているセルの基地局で電力利得を下げ、
その周辺セルの基地局で電力利得を上げるように指令
し、これによって、トラヒック集中しているセル800
dのサイズを縮小する。 【効果】 本発明によれば、場所、時間によるトラヒッ
ク変動に応じて基地局の送信電力を制御することによ
り、セル半径またはセル面積を変えることによって、少
数のセルで通信需要に適応できる。
き、セル数が少なくて済む経済的なセルラ移動通信シス
テムを提供することにある。 【解決手段】 各基地局801は、パイロット信号Pを
増幅するための可変利得電力増幅器112と、その利得
を制御するための電力制御回路107を備えている。こ
の電力制御回路107は、各基地局のトラヒックを監視
する無線中継局803から与えられる制御信号106に
応じて送信電力利得を制御する。中継局803は、トラ
ヒックが集中しているセルの基地局で電力利得を下げ、
その周辺セルの基地局で電力利得を上げるように指令
し、これによって、トラヒック集中しているセル800
dのサイズを縮小する。 【効果】 本発明によれば、場所、時間によるトラヒッ
ク変動に応じて基地局の送信電力を制御することによ
り、セル半径またはセル面積を変えることによって、少
数のセルで通信需要に適応できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラ移動通信シ
ステムに関する。
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】セルラ移動通信システムは、移動局の通
信可能領域を互いに隣接あるいは部分的に重複する複数
のサブ領域(セル)に分割し、セル内に位置する複数の
移動局を各セル毎に配置された一つの基地局に多元接続
することによって、移動局間の通信、および移動局と固
定局との間の通信を可能とするものである。セル内の多
数の移動局に一つの基地局を共用させるために、セルラ
移動通信システムにおいては、通信回線間の干渉回避技
術が重要となるが、このような通信回線間の干渉を回避
した通信方式として、従来、例えば (1)周波数分割多元接続方式(FDMA) (2)時間分割多元接続方式(TDMA) (3)符号分割多元接続方式(CDMA) (4)上記(1)〜(3)を併用したハイブリッド方式 などの方式が提案されている。
信可能領域を互いに隣接あるいは部分的に重複する複数
のサブ領域(セル)に分割し、セル内に位置する複数の
移動局を各セル毎に配置された一つの基地局に多元接続
することによって、移動局間の通信、および移動局と固
定局との間の通信を可能とするものである。セル内の多
数の移動局に一つの基地局を共用させるために、セルラ
移動通信システムにおいては、通信回線間の干渉回避技
術が重要となるが、このような通信回線間の干渉を回避
した通信方式として、従来、例えば (1)周波数分割多元接続方式(FDMA) (2)時間分割多元接続方式(TDMA) (3)符号分割多元接続方式(CDMA) (4)上記(1)〜(3)を併用したハイブリッド方式 などの方式が提案されている。
【0003】FDMA方式では、移動体通信に用いる周
波数帯域を複数の帯域に分割しておき、基地局がセル内
の複数の移動局に対して、スペクトルが互いに重ならな
いように使用通信帯域を割当てて相互に通信を行なう。
TDMA方式では、複数の移動局が、同一の搬送周波数
帯域で時間的に信号が重ならないように送信することに
よって、基地局との通信を行なう。また、CDMA方式
は、各移動局に特定の符号を割り当てておき、送信側
が、同一搬送周波数の変調波をこの符号で拡散して送信
し、受信側が、自分に割り当てられた符号で同期をとっ
て所望の回線を識別する多元接続方式である。
波数帯域を複数の帯域に分割しておき、基地局がセル内
の複数の移動局に対して、スペクトルが互いに重ならな
いように使用通信帯域を割当てて相互に通信を行なう。
TDMA方式では、複数の移動局が、同一の搬送周波数
帯域で時間的に信号が重ならないように送信することに
よって、基地局との通信を行なう。また、CDMA方式
は、各移動局に特定の符号を割り当てておき、送信側
が、同一搬送周波数の変調波をこの符号で拡散して送信
し、受信側が、自分に割り当てられた符号で同期をとっ
て所望の回線を識別する多元接続方式である。
【0004】一般に、空中に発射された電波は、無線局
から離れるに従って、概略、距離のべき乗に比例して減
衰し、遠方では雑音に埋もれていく。このため、互いに
十分に離間したエリアでは、同一周波数の電波を使用し
て、各エリア毎に独立した通信をすることができる。こ
れが、セルラ移動通信システムで採用されているセル繰
り返しの原理である。この場合、多元接続可能な最大接
続数はセル面積に依存しないため、セルラ移動通信シス
テムでは、トラヒックの増大に対処する方法の一つとし
て、各セルの半径を短くする(マイクロセル化)方式が
知られている。
から離れるに従って、概略、距離のべき乗に比例して減
衰し、遠方では雑音に埋もれていく。このため、互いに
十分に離間したエリアでは、同一周波数の電波を使用し
て、各エリア毎に独立した通信をすることができる。こ
れが、セルラ移動通信システムで採用されているセル繰
り返しの原理である。この場合、多元接続可能な最大接
続数はセル面積に依存しないため、セルラ移動通信シス
テムでは、トラヒックの増大に対処する方法の一つとし
て、各セルの半径を短くする(マイクロセル化)方式が
知られている。
【0005】尚、セル繰り返しの原理およびセルラ移動
通信システムについては、例えば、奥村善久、進士昌明
監修、「移動通信の基礎」、p188〜p217、電子
情報通信学会発行、に詳しく記載されてある。
通信システムについては、例えば、奥村善久、進士昌明
監修、「移動通信の基礎」、p188〜p217、電子
情報通信学会発行、に詳しく記載されてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上述したセル
ラ移動通信システムの実用化における問題点の一つは、
各セルのトラヒック量が場所と時間によって大きく変化
するという点にある。例えば、住宅地域と商業地域で
は、互いに同一面積をもつエリア(セル)であっても、
トラヒックに大きな差がある。また、駅や競技場の周辺
などでは、通勤時間帯とそれ以外の時間帯、競技開催時
間帯とそれ以外の時間帯(あるいは、競技開催日とそれ
以外の日)で、同一地域におけるトラヒック量に大きな
差が出てくるある。
ラ移動通信システムの実用化における問題点の一つは、
各セルのトラヒック量が場所と時間によって大きく変化
するという点にある。例えば、住宅地域と商業地域で
は、互いに同一面積をもつエリア(セル)であっても、
トラヒックに大きな差がある。また、駅や競技場の周辺
などでは、通勤時間帯とそれ以外の時間帯、競技開催時
間帯とそれ以外の時間帯(あるいは、競技開催日とそれ
以外の日)で、同一地域におけるトラヒック量に大きな
差が出てくるある。
【0007】然るに、従来のセルラ移動通信システムに
おいては、各基地局が管轄するセル半径およびセル面積
を全て等しくなるように設計しており、マイクロセル化
はトラヒックが最大となる地域を基準にして行われてい
た。このため、場所や時間によって、実際の需要よりセ
ル数が不足あるいは過剰となる事態の発生が避けられ
ず、基地局数が増えて基盤設備の整備コストの増加や、
移動端末の位置登録などのシステム機能の複雑化の問題
が発生していた。
おいては、各基地局が管轄するセル半径およびセル面積
を全て等しくなるように設計しており、マイクロセル化
はトラヒックが最大となる地域を基準にして行われてい
た。このため、場所や時間によって、実際の需要よりセ
ル数が不足あるいは過剰となる事態の発生が避けられ
ず、基地局数が増えて基盤設備の整備コストの増加や、
移動端末の位置登録などのシステム機能の複雑化の問題
が発生していた。
【0008】本発明の目的は、場所や時間によるトラヒ
ック量の変動に対処できるセルラ移動通信システムおよ
び無線基地局を提供することにある。
ック量の変動に対処できるセルラ移動通信システムおよ
び無線基地局を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、従来システムに比較
して少数の基地局で広範囲のサービスエリアをカバーで
き、各セル内でのトラヒック量の変動に適合できるセル
ラ移動通信システムおよび無線基地局を提供することに
ある。
して少数の基地局で広範囲のサービスエリアをカバーで
き、各セル内でのトラヒック量の変動に適合できるセル
ラ移動通信システムおよび無線基地局を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のセルラ移動通信システムでは、互いに隣接
する位置関係にある基地局間でパイロット信号の送信電
力を相対的に変化させることによって、基地局を中心と
して形成される各セルの境界をトラヒックの状況に応じ
て変えるようにしたことを特徴とする。例えば、或るセ
ルにおいて移動局(移動端末)の台数が増加し、多元接
続容量が満杯、あるいはそれに近いトラヒック状態とな
った時、上記セルの面積を縮小する方向に、当該セルの
基地局と隣接基地局との間でパイロット信号送信電力を
相対的に変化させることによってセル境界位置を変え
る。これによって、上記基地局が管轄範囲とする移動局
のうち、セルの周辺に位置した移動局が等価的に隣接基
地局の管轄下に移動し、負荷調整がなされる。
に、本発明のセルラ移動通信システムでは、互いに隣接
する位置関係にある基地局間でパイロット信号の送信電
力を相対的に変化させることによって、基地局を中心と
して形成される各セルの境界をトラヒックの状況に応じ
て変えるようにしたことを特徴とする。例えば、或るセ
ルにおいて移動局(移動端末)の台数が増加し、多元接
続容量が満杯、あるいはそれに近いトラヒック状態とな
った時、上記セルの面積を縮小する方向に、当該セルの
基地局と隣接基地局との間でパイロット信号送信電力を
相対的に変化させることによってセル境界位置を変え
る。これによって、上記基地局が管轄範囲とする移動局
のうち、セルの周辺に位置した移動局が等価的に隣接基
地局の管轄下に移動し、負荷調整がなされる。
【0011】本発明のセルラ移動通信システムを構成す
る各基地局は、具体的には、変調されたパイロット信号
を増幅するための可変利得増幅手段と、送信データを変
調するための変調手段と、これらの変調信号を合成して
空中に電波として発射するための送信手段と、上記可変
利得増幅手段の利得を制御するための送信利得制御手段
とを具備し、上記送信利得制御手段が、トラヒックの状
況変化に応じて与えられる制御信号に応答して上記パイ
ロット信号の送信電力を制御するようにしている。な
お、上記パイロット信号の送信利得制御指令は、例え
ば、複数の基地局をネットワークに接続するための中継
局から各基地局に指令する。
る各基地局は、具体的には、変調されたパイロット信号
を増幅するための可変利得増幅手段と、送信データを変
調するための変調手段と、これらの変調信号を合成して
空中に電波として発射するための送信手段と、上記可変
利得増幅手段の利得を制御するための送信利得制御手段
とを具備し、上記送信利得制御手段が、トラヒックの状
況変化に応じて与えられる制御信号に応答して上記パイ
ロット信号の送信電力を制御するようにしている。な
お、上記パイロット信号の送信利得制御指令は、例え
ば、複数の基地局をネットワークに接続するための中継
局から各基地局に指令する。
【0012】セルの境界は、隣接する位置関係にある2
つの基地局から発射されたパイロット信号の受信電界強
度によって決まり、移動局は、例えば基地局Aからの受
信信号が基地局Bからの受信信号より強い間は、基地局
Aを介して他の端末と通信し、信号強度の関係が逆転す
ると基地局Bを介して他の端末と通信する。従って、本
発明のように、隣接する基地局間でパイロット信号の送
信電力を相対的に変化させることによりセルの境界位置
をシフトし、トラヒックが過密状態にある特定のセルが
管轄すべき移動局を周辺セルの基地局に分散することに
よって、負荷を基地局の能力に適合させることができ
る。
つの基地局から発射されたパイロット信号の受信電界強
度によって決まり、移動局は、例えば基地局Aからの受
信信号が基地局Bからの受信信号より強い間は、基地局
Aを介して他の端末と通信し、信号強度の関係が逆転す
ると基地局Bを介して他の端末と通信する。従って、本
発明のように、隣接する基地局間でパイロット信号の送
信電力を相対的に変化させることによりセルの境界位置
をシフトし、トラヒックが過密状態にある特定のセルが
管轄すべき移動局を周辺セルの基地局に分散することに
よって、負荷を基地局の能力に適合させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明におけるセ
ル境界に制御方法を示す図である。図1は、本発明のセ
ルラ移動通信システムを構成する2つの基地局A200
と基地局B201との間の通常状態におけるセル境界を
示す図である。横軸202は基地局と移動局との間の距
離、縦軸203は移動局で受信するパイロット信号の受
信電界強度を示し、RXa204は基地局A200から
発射されたパイロット信号の受信電界強度特性、RXb
205は基地局B201から発射されたパイロット信号
の受信電界強度特性を示す。
ル境界に制御方法を示す図である。図1は、本発明のセ
ルラ移動通信システムを構成する2つの基地局A200
と基地局B201との間の通常状態におけるセル境界を
示す図である。横軸202は基地局と移動局との間の距
離、縦軸203は移動局で受信するパイロット信号の受
信電界強度を示し、RXa204は基地局A200から
発射されたパイロット信号の受信電界強度特性、RXb
205は基地局B201から発射されたパイロット信号
の受信電界強度特性を示す。
【0014】平常状態では、基地局A200と基地局B
201から発射されるパイロット信号の送信電力は等し
く設定され、地点aにおける基地局Aからのパイロット
信号の受信電界強度と、地点bにおける基地局Bからの
パイロット信号の受信電界強度とが等しい値Pとなって
いる。
201から発射されるパイロット信号の送信電力は等し
く設定され、地点aにおける基地局Aからのパイロット
信号の受信電界強度と、地点bにおける基地局Bからの
パイロット信号の受信電界強度とが等しい値Pとなって
いる。
【0015】この状態では、基地局A200が管轄する
セルと基地局B201が管轄するセルとの境界は、上記
2つの基地局から発射されたパイロット信号の受信電界
強度が等しくなる地点cとなる。この場合、これら2つ
の基地局間を対象とする限り、基地局A200を中心と
して形成されるセルの半径:R210と、基地局B20
1を中心として形成されるセルの半径:R211は等し
い半径Rとなる。セルラ移動通信において、移動局は複
数の基地局からのパイロット信号を受信でいるようにな
っており、或る基地局Yからの受信電界強度が、それ迄
接続していた基地局Xからの受信電界強度よりも強くな
った時(セルの境界位置に達した時)、接続する基地局
をXからYに切り替える。
セルと基地局B201が管轄するセルとの境界は、上記
2つの基地局から発射されたパイロット信号の受信電界
強度が等しくなる地点cとなる。この場合、これら2つ
の基地局間を対象とする限り、基地局A200を中心と
して形成されるセルの半径:R210と、基地局B20
1を中心として形成されるセルの半径:R211は等し
い半径Rとなる。セルラ移動通信において、移動局は複
数の基地局からのパイロット信号を受信でいるようにな
っており、或る基地局Yからの受信電界強度が、それ迄
接続していた基地局Xからの受信電界強度よりも強くな
った時(セルの境界位置に達した時)、接続する基地局
をXからYに切り替える。
【0016】図2は、本発明のセルラ移動通信システム
におけるマイクロセル化のためのセル境界制御の第1の
実施例を示す。ここでは、基地局B201のセルが、ト
ラヒック増加に伴うマイクロ化の対象セルとなった場合
であり、隣接する基地局A200から発射するパイロッ
ト信号の送信電力を増強して、地点aにおける受信電界
強度をPからP’に上げ、パイロット信号の受信電界強
度特性RXaを204から300に変化させている。
におけるマイクロセル化のためのセル境界制御の第1の
実施例を示す。ここでは、基地局B201のセルが、ト
ラヒック増加に伴うマイクロ化の対象セルとなった場合
であり、隣接する基地局A200から発射するパイロッ
ト信号の送信電力を増強して、地点aにおける受信電界
強度をPからP’に上げ、パイロット信号の受信電界強
度特性RXaを204から300に変化させている。
【0017】2つの基地局A、Bからのパイロット信号
の受信電界強度RXaとRXbは、地点c’で等しくな
るため、基地局A200のセルの半径がX303に拡が
り、基地局B201のセルの半径が2RーX304に縮
小(マイクロセル化)される。従って、それ迄基地局B
のセル内に存在していた移動局のうち、地点cとc’と
の間の領域にいた移動局は、上記セル境界の変化に伴っ
て、基地局Aのセル内に移動したことになり、基地局B
のセル内でのトラヒックは緩和される。
の受信電界強度RXaとRXbは、地点c’で等しくな
るため、基地局A200のセルの半径がX303に拡が
り、基地局B201のセルの半径が2RーX304に縮
小(マイクロセル化)される。従って、それ迄基地局B
のセル内に存在していた移動局のうち、地点cとc’と
の間の領域にいた移動局は、上記セル境界の変化に伴っ
て、基地局Aのセル内に移動したことになり、基地局B
のセル内でのトラヒックは緩和される。
【0018】図3は、本発明におけるマイクロセル化の
ためのセル境界制御の第2の実施例を示す。ここでも、
基地局B201のセルがマイクロ化の対象セルとなって
いるが、本実施例では、上記第1の実施例とは逆に、基
地局B201から発射するパイロット信号の送信電力を
通常状態の送信電力よりも弱めることにより、地点bに
おける受信電界強度をPからP”に下げ、上記パイロッ
ト信号の受信電界強度特性RXbを205から400に
変化させている。これによって、基地局B201からの
パイロット信号の受信電界強度特性RXbが基地局A2
00の受信電界強度特性RXaとが地点c”で等しくな
り、第1実施例と同様に、基地局A200のセルの半径
がX403に拡がり、基地局B201のセルの半径が2
RーX404に縮小(マイクロセル化)される。
ためのセル境界制御の第2の実施例を示す。ここでも、
基地局B201のセルがマイクロ化の対象セルとなって
いるが、本実施例では、上記第1の実施例とは逆に、基
地局B201から発射するパイロット信号の送信電力を
通常状態の送信電力よりも弱めることにより、地点bに
おける受信電界強度をPからP”に下げ、上記パイロッ
ト信号の受信電界強度特性RXbを205から400に
変化させている。これによって、基地局B201からの
パイロット信号の受信電界強度特性RXbが基地局A2
00の受信電界強度特性RXaとが地点c”で等しくな
り、第1実施例と同様に、基地局A200のセルの半径
がX403に拡がり、基地局B201のセルの半径が2
RーX404に縮小(マイクロセル化)される。
【0019】本発明におけるセルのマイクロセル化は、
上述した第1の実施例と第2の実施例とを組み合わせた
方式(第3の実施例)として、マイクロ化の対象となる
セルの基地局B201側でパイロット信号の送信電力を
通常状態よりも弱め、隣接セルの基地局B201側でパ
イロット信号の送信電力を通常状態よりも強くするよう
にしてもよい。
上述した第1の実施例と第2の実施例とを組み合わせた
方式(第3の実施例)として、マイクロ化の対象となる
セルの基地局B201側でパイロット信号の送信電力を
通常状態よりも弱め、隣接セルの基地局B201側でパ
イロット信号の送信電力を通常状態よりも強くするよう
にしてもよい。
【0020】図4は、本発明によるセルラ移動通信シス
テムにおいて、各基地局のパイロット信号の送信電力が
通常状態(通常モード)にある時のセルの構成を示す。
この状態では、隣接する各セル800(800a〜80
0g)の半径または面積は基本的には同一となってい
る。
テムにおいて、各基地局のパイロット信号の送信電力が
通常状態(通常モード)にある時のセルの構成を示す。
この状態では、隣接する各セル800(800a〜80
0g)の半径または面積は基本的には同一となってい
る。
【0021】図5は、送信電力制御によって1つのセル
をマイクロ化した状態(縮退モード)にある時のセルの
構成を示す。この例では、セル800dがマイクロ化さ
れ、それに伴って、隣接する周辺のセル800a〜80
0c、800e〜800gがマクロ化されている。この
ように1つのセル800dをマイクロ化することによっ
て、それ迄セル800dの基地局に接続中、あるいは接
続を試みていたセル周辺領域の移動局が、周辺セルにハ
ンドオーバされ、セル800dにおけるトラヒックが緩
和される。この場合、各基地局当たりの最大多元接続数
は不変であるから、マイクロ化されたセル800aでは
等価的に単位面積当たりの許容接続数が増加し、例えば
通勤時間帯にある駅周辺のように、トラヒック量が一時
的に密集した地域において、移動局との通信を正常に処
理することが可能となる。
をマイクロ化した状態(縮退モード)にある時のセルの
構成を示す。この例では、セル800dがマイクロ化さ
れ、それに伴って、隣接する周辺のセル800a〜80
0c、800e〜800gがマクロ化されている。この
ように1つのセル800dをマイクロ化することによっ
て、それ迄セル800dの基地局に接続中、あるいは接
続を試みていたセル周辺領域の移動局が、周辺セルにハ
ンドオーバされ、セル800dにおけるトラヒックが緩
和される。この場合、各基地局当たりの最大多元接続数
は不変であるから、マイクロ化されたセル800aでは
等価的に単位面積当たりの許容接続数が増加し、例えば
通勤時間帯にある駅周辺のように、トラヒック量が一時
的に密集した地域において、移動局との通信を正常に処
理することが可能となる。
【0022】図6は、本発明の特殊な適用例として、幹
線道路(あるいは高速道路)1103の沿道におけるセ
ルラ移動通信システムのセルの構成を示す。図におい
て、1101a〜1101e、……は幹線道路1103
上のセルであり、1100a〜11100e、……、1
102a〜1102e、……はそれぞれ幹線道路110
3の近傍に位置したセルを示す。図示したセル構造は、
各基地局が平常モードで動作中で、それぞれのセル半径
またはセル面積が同一となっている状態を示している。
線道路(あるいは高速道路)1103の沿道におけるセ
ルラ移動通信システムのセルの構成を示す。図におい
て、1101a〜1101e、……は幹線道路1103
上のセルであり、1100a〜11100e、……、1
102a〜1102e、……はそれぞれ幹線道路110
3の近傍に位置したセルを示す。図示したセル構造は、
各基地局が平常モードで動作中で、それぞれのセル半径
またはセル面積が同一となっている状態を示している。
【0023】図7は、幹線道路1103上のセル110
1a〜1101e、……を一様にマイクロ化した状態の
セルの構成を示す。ここで、幹線道路1103上のセル
1101a〜1101e、……を、交通量あるいは移動
局の渋滞の程度に応じて、局所的にマイクロセル化すれ
ば、通信需要の密度が高い領域にマイクロセルを位置さ
せることができ、通信需要に容易に対処することが可能
となる。
1a〜1101e、……を一様にマイクロ化した状態の
セルの構成を示す。ここで、幹線道路1103上のセル
1101a〜1101e、……を、交通量あるいは移動
局の渋滞の程度に応じて、局所的にマイクロセル化すれ
ば、通信需要の密度が高い領域にマイクロセルを位置さ
せることができ、通信需要に容易に対処することが可能
となる。
【0024】図8は、本発明を適用するセルラ移動通信
システムの基本的な構成の1例を示す。800(800
a〜800c、……)は、それぞれ基地局801(80
1a〜801c、……)が管轄するセルを示し、803
は、これらの基地局とネットワーク804とを接続する
ための中継局を示す。上記中継局803は、例えば、交
換機であり、各基地局801と中継局とは、有線または
無線の伝送路802(802a〜802c、……)によ
って結合されている。
システムの基本的な構成の1例を示す。800(800
a〜800c、……)は、それぞれ基地局801(80
1a〜801c、……)が管轄するセルを示し、803
は、これらの基地局とネットワーク804とを接続する
ための中継局を示す。上記中継局803は、例えば、交
換機であり、各基地局801と中継局とは、有線または
無線の伝送路802(802a〜802c、……)によ
って結合されている。
【0025】図9〜図11は、中継局803が管理する
トラヒック管理テーブルの1例を示す。上記管理テーブ
ルは、各セル毎に、その基地局と接続中の移動局の数
(「同時接続数」)と送信モード制御信号(「制御信
号」)の状態とを記憶しており、中継局の制御手段であ
るマイクロプロセッサは、上記管理テーブルの情報に基
づいて、マイクロセル化の対象となる基地局および/ま
たは隣接セルの基地局にたいして、送信電力の変更を指
示するモード制御信号を与える。
トラヒック管理テーブルの1例を示す。上記管理テーブ
ルは、各セル毎に、その基地局と接続中の移動局の数
(「同時接続数」)と送信モード制御信号(「制御信
号」)の状態とを記憶しており、中継局の制御手段であ
るマイクロプロセッサは、上記管理テーブルの情報に基
づいて、マイクロセル化の対象となる基地局および/ま
たは隣接セルの基地局にたいして、送信電力の変更を指
示するモード制御信号を与える。
【0026】図9に示したトラヒック管理テーブルで
は、セル800bのトラヒックが最大多元接続数(例え
ば「10」)に近づき、セル801b、802bのトラ
ヒックが十分に少ない状態を示している。
は、セル800bのトラヒックが最大多元接続数(例え
ば「10」)に近づき、セル801b、802bのトラ
ヒックが十分に少ない状態を示している。
【0027】中継局803は、各基地局801が管轄す
るセル800のトラヒックを監視し、トラヒックが所定
の閾値(例えば、「9」)以上となったセルをマイクロ
セル化の対象とする。この例では、セル800aが対象
セルとなり、中継局は、このセルを管轄している基地局
801aに対して、パイロット信号の送信電力増幅利得
をΔデシベル(dB)小さくすることを指令する制御信
号「ーΔ」を送る。
るセル800のトラヒックを監視し、トラヒックが所定
の閾値(例えば、「9」)以上となったセルをマイクロ
セル化の対象とする。この例では、セル800aが対象
セルとなり、中継局は、このセルを管轄している基地局
801aに対して、パイロット信号の送信電力増幅利得
をΔデシベル(dB)小さくすることを指令する制御信
号「ーΔ」を送る。
【0028】セル境界の急激な変化を避け、システム動
作を比較的安定に推移させるために、上記「Δ」の値
は、例えば1〜2dB程度の小さな値に設定することが
望ましい。この例では、トラヒックが低いセル800
b、800cを管轄する基地局801b、801cに対
しては、パイロット信号の電力増幅利得を現状維持する
第2実施例に相当する制御方式が採用されている。な
お、現状を維持する基地局に対しては、他の基地局に利
得変更を指示するときに現状維持を指令してもよいし、
その局で利得変更の必要が生ずるまで制御信号を全く与
えないようにしてもよい。
作を比較的安定に推移させるために、上記「Δ」の値
は、例えば1〜2dB程度の小さな値に設定することが
望ましい。この例では、トラヒックが低いセル800
b、800cを管轄する基地局801b、801cに対
しては、パイロット信号の電力増幅利得を現状維持する
第2実施例に相当する制御方式が採用されている。な
お、現状を維持する基地局に対しては、他の基地局に利
得変更を指示するときに現状維持を指令してもよいし、
その局で利得変更の必要が生ずるまで制御信号を全く与
えないようにしてもよい。
【0029】図10は、トラヒック管理テーブルで第1
実施例に相当する制御方式を行う例を示す。中継局80
3は、マイクロセル化の対象となるセル800aと隣接
するマクロ化セル800b、800cを管轄する基地局
801b、801cに対して、パイロット信号の電力増
幅利得を大きくすることを指令する制御信号「+Δ」を
送る。セル800aを管轄する基地局801aでは、パ
イロット信号の電力増幅利得を現状維持する。どのセル
がマクロ化の対象となるかの判断は、例えば、上記トラ
ヒック管理テーブルとは別に用意されるセルの位置関係
を示すためのセル構成情報テーブルを参照して行う。
実施例に相当する制御方式を行う例を示す。中継局80
3は、マイクロセル化の対象となるセル800aと隣接
するマクロ化セル800b、800cを管轄する基地局
801b、801cに対して、パイロット信号の電力増
幅利得を大きくすることを指令する制御信号「+Δ」を
送る。セル800aを管轄する基地局801aでは、パ
イロット信号の電力増幅利得を現状維持する。どのセル
がマクロ化の対象となるかの判断は、例えば、上記トラ
ヒック管理テーブルとは別に用意されるセルの位置関係
を示すためのセル構成情報テーブルを参照して行う。
【0030】図11は、トラヒック管理テーブルで第3
の実施例に相当する制御方式を行う例を示す。中継局8
03は、マイクロセル化の対象となるセル800aを管
轄する基地局801aに対して、パイロット信号の電力
増幅利得を小さくすることを指示する制御信号「ーΔ」
を送り、マクロ化の対象となるセル800b、800c
を管轄する基地局801b、801cに対して、パイロ
ット信号の電力増幅利得を大きくすることを指示する制
御信号「+Δ」を送る。
の実施例に相当する制御方式を行う例を示す。中継局8
03は、マイクロセル化の対象となるセル800aを管
轄する基地局801aに対して、パイロット信号の電力
増幅利得を小さくすることを指示する制御信号「ーΔ」
を送り、マクロ化の対象となるセル800b、800c
を管轄する基地局801b、801cに対して、パイロ
ット信号の電力増幅利得を大きくすることを指示する制
御信号「+Δ」を送る。
【0031】図12は、上述したセル境界の制御機能を
備えた本発明による基地局の構成の1例を示す。(A)
は送信回路系の構成図であり、複数チャンネル分の信号
からなる多重化データ100は、分離装置111によっ
て制御信号106と各移動局に対応するチャンネル毎の
送信データ100a、100b、100c、…に分離さ
れる。各移動局に対応する送信データは、それぞれ変調
器101a、101b、101c、…により信号102
a、102b、102c、…に変調される。パイロット
信号Pは、変調器101xにより信号102xに変調さ
れた後、増幅器112で信号112xに増幅される。変
調されたパイロット信号112xと各移動局毎の送信デ
ータ信号102a、102b、102c、…は、加算回
路103によって一つの信号104に合成される。加算
回路103で合成された信号104は、増幅器105に
より信号109に増幅された後、アンテナ110を介し
て空中に発射される。ここで、送信データ変調器101
x、101a、101b、101c、…に用いる変調方
式としては、FDMA、TDMA、CDMAなどの何れ
であってもよく、本発明では特に限定されない。また、
これらの送信データ変調器101を、各チャネル毎に電
力利得を制御できる構成とし、例えば、移動局からの受
信信号の強度(基地局との距離)に応じた送信出力を得
られるようにしてもよい。
備えた本発明による基地局の構成の1例を示す。(A)
は送信回路系の構成図であり、複数チャンネル分の信号
からなる多重化データ100は、分離装置111によっ
て制御信号106と各移動局に対応するチャンネル毎の
送信データ100a、100b、100c、…に分離さ
れる。各移動局に対応する送信データは、それぞれ変調
器101a、101b、101c、…により信号102
a、102b、102c、…に変調される。パイロット
信号Pは、変調器101xにより信号102xに変調さ
れた後、増幅器112で信号112xに増幅される。変
調されたパイロット信号112xと各移動局毎の送信デ
ータ信号102a、102b、102c、…は、加算回
路103によって一つの信号104に合成される。加算
回路103で合成された信号104は、増幅器105に
より信号109に増幅された後、アンテナ110を介し
て空中に発射される。ここで、送信データ変調器101
x、101a、101b、101c、…に用いる変調方
式としては、FDMA、TDMA、CDMAなどの何れ
であってもよく、本発明では特に限定されない。また、
これらの送信データ変調器101を、各チャネル毎に電
力利得を制御できる構成とし、例えば、移動局からの受
信信号の強度(基地局との距離)に応じた送信出力を得
られるようにしてもよい。
【0032】分離装置111で多重化データから分離さ
れた制御信号106は、電力制御回路107に与えられ
る。上記電力制御回路107は、入力された制御信号に
応じて、上記パイロット信号を増幅するための増幅器1
12の電力増幅利得を決定する利得制御信号108を発
生する。増幅器112は、上記利得制御信号108によ
って決まる利得で、変調パイロット信号102xを電力
増幅する。上記制御信号106は、図8に示した中継局
803から与えられる。ただし、図2で示したように、
トラヒックが増加したセルの基地局が送信電力を上げる
制御方式を採用する場合、各基地局にトラヒック量の監
視手段を設けておき、自局の判断でマイクロセル化とそ
の解除を実行するようにしてもよい。
れた制御信号106は、電力制御回路107に与えられ
る。上記電力制御回路107は、入力された制御信号に
応じて、上記パイロット信号を増幅するための増幅器1
12の電力増幅利得を決定する利得制御信号108を発
生する。増幅器112は、上記利得制御信号108によ
って決まる利得で、変調パイロット信号102xを電力
増幅する。上記制御信号106は、図8に示した中継局
803から与えられる。ただし、図2で示したように、
トラヒックが増加したセルの基地局が送信電力を上げる
制御方式を採用する場合、各基地局にトラヒック量の監
視手段を設けておき、自局の判断でマイクロセル化とそ
の解除を実行するようにしてもよい。
【0033】(B)は、受信回路系の構成を示す。アン
テナ500で受信された無線信号501は、入力増幅器
502に入力され、復調器504a、504b、504
c、…が正常に動作するレベル範囲の信号503に増幅
される。増幅された信号503は、各移動局に対応した
復調器504a、504b、504c、…によって、そ
れぞれ復調信号505a、505b、505c、…に変
換される。これらの復調された信号505a、505
b、505c、…は、多重化装置506により多重化さ
れ、多重化データ507として中継局803へ有線また
は無線により伝送される。これによって、各移動と中継
局803との間の通信が行われ、中継局と他の基地局ま
たはネットワークを介して、他の移動局または固定局に
との通話が可能となる。
テナ500で受信された無線信号501は、入力増幅器
502に入力され、復調器504a、504b、504
c、…が正常に動作するレベル範囲の信号503に増幅
される。増幅された信号503は、各移動局に対応した
復調器504a、504b、504c、…によって、そ
れぞれ復調信号505a、505b、505c、…に変
換される。これらの復調された信号505a、505
b、505c、…は、多重化装置506により多重化さ
れ、多重化データ507として中継局803へ有線また
は無線により伝送される。これによって、各移動と中継
局803との間の通信が行われ、中継局と他の基地局ま
たはネットワークを介して、他の移動局または固定局に
との通話が可能となる。
【0034】図13は、セル境界の制御機能を備えた基
地局の送信部の第2の実施例を示す構成図であり、図1
2で示した実施例と共通する回路要素には同一の符号を
付してある。この実施例では、送信用アンテナ110の
近傍に、受信用の補助アンテナ600を設置し、補助ア
ンテナ600で受信した信号601を増幅器602で増
幅し、増幅された信号603を電界強度測定器604に
入力している。電界強度測定器604では、例えばエン
ベロープ検波等の時間平均を求めることによって、受信
電界強度信号605を得、これを電力制御回路107に
入力している。
地局の送信部の第2の実施例を示す構成図であり、図1
2で示した実施例と共通する回路要素には同一の符号を
付してある。この実施例では、送信用アンテナ110の
近傍に、受信用の補助アンテナ600を設置し、補助ア
ンテナ600で受信した信号601を増幅器602で増
幅し、増幅された信号603を電界強度測定器604に
入力している。電界強度測定器604では、例えばエン
ベロープ検波等の時間平均を求めることによって、受信
電界強度信号605を得、これを電力制御回路107に
入力している。
【0035】本実施例の構成によれば、補助アンテナ6
00で受信された実際の送信電力に比例した信号を電力
制御回路107に帰還し、利得制御信号108を補正す
ることにより、アンテナ110から空中に発射されるパ
イロット信号の送信電力制御を一層正確に行なうことが
可能となる。
00で受信された実際の送信電力に比例した信号を電力
制御回路107に帰還し、利得制御信号108を補正す
ることにより、アンテナ110から空中に発射されるパ
イロット信号の送信電力制御を一層正確に行なうことが
可能となる。
【0036】ここで、送信アンテナ110と補助アンテ
ナ600との間の距離606を標準化して、各基地局で
同一になるようにしておくと、電界強度測定器604お
よび/または電力制御回路107を各基地局毎に特殊化
する必要がなくなる。何らかの事情により、送信アンテ
ナ110と補助アンテナ600との距離606を標準値
に設定できない場合は、電界強度測定器604または電
力制御回路107において調整を施し、標準的なアンテ
ナ間距離と対応する帰還が作用するように修正すればよ
い。
ナ600との間の距離606を標準化して、各基地局で
同一になるようにしておくと、電界強度測定器604お
よび/または電力制御回路107を各基地局毎に特殊化
する必要がなくなる。何らかの事情により、送信アンテ
ナ110と補助アンテナ600との距離606を標準値
に設定できない場合は、電界強度測定器604または電
力制御回路107において調整を施し、標準的なアンテ
ナ間距離と対応する帰還が作用するように修正すればよ
い。
【0037】図14は、本発明の実施にあたって基地局
に採用できる指向性を持つ送信アンテナの構成図を示
す。この例では、送信アンテナが、それぞれ特定方向に
指向性を持つ複数のセクタアンテナ700、701、7
02、…から構成され、各セクタアンテナが、それぞれ
特定のセクタa703、セクタb704、セクタc70
5での通信を分担する。このような複数のセクタアンテ
ナを採用した場合、前述したパイロット信号の送信電力
利得制御を各セクタ毎に独立して行なうことによって、
セクタ毎にセルサイズの拡張または縮小が可能となる。
に採用できる指向性を持つ送信アンテナの構成図を示
す。この例では、送信アンテナが、それぞれ特定方向に
指向性を持つ複数のセクタアンテナ700、701、7
02、…から構成され、各セクタアンテナが、それぞれ
特定のセクタa703、セクタb704、セクタc70
5での通信を分担する。このような複数のセクタアンテ
ナを採用した場合、前述したパイロット信号の送信電力
利得制御を各セクタ毎に独立して行なうことによって、
セクタ毎にセルサイズの拡張または縮小が可能となる。
【0038】次に、図15を参照して、チャネルデータ
に関する基地局と移動局の送信電力制御について説明す
る。ここでは、変調方式としてCDMAを用いた場合の
実施例を示す。また、説明を単純化して理解を容易にす
るために、ここでは、セルラ移動通信システムが基地局
A200、基地局B201の2つのセルで構成され、基
地局Bの位置bからの距離がR/6、R/2、5R/6
の地点e、f、gで、それぞれ「N」本のトラヒック1
304、1305、1306が生じている場合をモデル
とする。
に関する基地局と移動局の送信電力制御について説明す
る。ここでは、変調方式としてCDMAを用いた場合の
実施例を示す。また、説明を単純化して理解を容易にす
るために、ここでは、セルラ移動通信システムが基地局
A200、基地局B201の2つのセルで構成され、基
地局Bの位置bからの距離がR/6、R/2、5R/6
の地点e、f、gで、それぞれ「N」本のトラヒック1
304、1305、1306が生じている場合をモデル
とする。
【0039】各、基地局のパイロット信号の送信電力が
通常状態(通常モード)にある時、上記2つの基地局が
管轄するセルの境界は、基地局Aの位置aと基地局Bの
位置bから等距離Rの地点c(左側の破線位置)に形成
される。今、パイロット信号の送信電力利得制御によ
り、セル境界が上記通常モードにおける位置cから、基
地局B方向に距離R/3だけ寄った地点d(右側の破線
位置)に移動した場合を想定する。
通常状態(通常モード)にある時、上記2つの基地局が
管轄するセルの境界は、基地局Aの位置aと基地局Bの
位置bから等距離Rの地点c(左側の破線位置)に形成
される。今、パイロット信号の送信電力利得制御によ
り、セル境界が上記通常モードにおける位置cから、基
地局B方向に距離R/3だけ寄った地点d(右側の破線
位置)に移動した場合を想定する。
【0040】先ず、移動局の送信電力について説明する
と、この例において、基地局Aと基地局Bに対応する周
波数の再利用率FA、FBは、電波が距離の2乗に比例し
て減衰すると仮定したとき、それぞれ数1、数2で与え
られる。
と、この例において、基地局Aと基地局Bに対応する周
波数の再利用率FA、FBは、電波が距離の2乗に比例し
て減衰すると仮定したとき、それぞれ数1、数2で与え
られる。
【0041】
【数1】
【0042】
【数2】
【0043】ここで、σA、σBは、それぞれ基地局A
のセルと基地局Bのセル内における移動局からの受信電
力を示す。各移動局が位置に応じた送信電力制御を行う
ことにより、σA、σBがセル内での移動局の位置に関
係なく一定であると仮定すると、周波数利用効率を最大
にするための条件は、各セルの周波数再利用率FA、FB
をトラヒックの量に比例させることである。この条件を
数3に示す。
のセルと基地局Bのセル内における移動局からの受信電
力を示す。各移動局が位置に応じた送信電力制御を行う
ことにより、σA、σBがセル内での移動局の位置に関
係なく一定であると仮定すると、周波数利用効率を最大
にするための条件は、各セルの周波数再利用率FA、FB
をトラヒックの量に比例させることである。この条件を
数3に示す。
【0044】
【数3】
【0045】数3の条件の下で、数1、数2をσB/σ
Aについて解くと、 σB/σA=11.24 となる。これより、基地局Aと基地局Bに対応する周波
数再利用率FA、FBを求めると、それぞれ「0.4
3」、「0.85」になる。
Aについて解くと、 σB/σA=11.24 となる。これより、基地局Aと基地局Bに対応する周波
数再利用率FA、FBを求めると、それぞれ「0.4
3」、「0.85」になる。
【0046】セル境界が地点cに位置する通常モード状
態においては、基地局Aのセル内には移動局がなく、基
地局Bのセル内では最大の通信状態にあるため、周波数
再利用率FA、FBは、それぞれ「0」、「1」となる。
ここで、周波数再利用率が「1」のときの最大多元接続
数を2.35Nとすると、通常モード状態においては、
基地局Aのセル内にいる全移動局の22パーセント
((3Nー2.35N)/3N×100)に相当するト
ラヒックは通話不能となる。
態においては、基地局Aのセル内には移動局がなく、基
地局Bのセル内では最大の通信状態にあるため、周波数
再利用率FA、FBは、それぞれ「0」、「1」となる。
ここで、周波数再利用率が「1」のときの最大多元接続
数を2.35Nとすると、通常モード状態においては、
基地局Aのセル内にいる全移動局の22パーセント
((3Nー2.35N)/3N×100)に相当するト
ラヒックは通話不能となる。
【0047】然るに、本発明による基地局の送信電力制
御を行って、セル境界を地点dに移動した場合、基地局
AにN本(2.35N×0.43)のトラヒック130
6が接続され、基地局Bに合計2N本(2.35N×
0.85)のトラヒック1304と1305が接続され
るため、合計3N本の全てのトラヒックが接続可能とな
る。
御を行って、セル境界を地点dに移動した場合、基地局
AにN本(2.35N×0.43)のトラヒック130
6が接続され、基地局Bに合計2N本(2.35N×
0.85)のトラヒック1304と1305が接続され
るため、合計3N本の全てのトラヒックが接続可能とな
る。
【0048】次に、基地局のチャンネルデータに対する
送信電力制御について説明する。周波数利用効率を最大
にするための条件は、各移動局での信号対雑音比を一定
にすることである。基地局Bからトラヒック1304に
対する送信電力を「1」、基地局Bからトラヒック13
05に対する送信電力を「a」、基地局Aからトラヒッ
ク1306に対する送信電力を「b」とした場合、周波
数利用効率を最大にするための条件は数4で示される。
送信電力制御について説明する。周波数利用効率を最大
にするための条件は、各移動局での信号対雑音比を一定
にすることである。基地局Bからトラヒック1304に
対する送信電力を「1」、基地局Bからトラヒック13
05に対する送信電力を「a」、基地局Aからトラヒッ
ク1306に対する送信電力を「b」とした場合、周波
数利用効率を最大にするための条件は数4で示される。
【0049】
【数4】
【0050】上記式を変数a、b、γについて解くと、 a=1.166、 b=3.551、 γ=0.455 となる。γは、移動局におけるスペクトル逆拡散前の信
号対雑音比を示し、セル境界が地点cに位置する通常モ
ード状態におけるスペクトル逆拡散前の信号対雑音比は
0.333である。信号対雑音比は、最大多元接続数に
比例するため、この場合は、本発明の適用により、最大
多元接続数が約37パーセント(0.455÷0.33
3ー1)×100増大したことになる。
号対雑音比を示し、セル境界が地点cに位置する通常モ
ード状態におけるスペクトル逆拡散前の信号対雑音比は
0.333である。信号対雑音比は、最大多元接続数に
比例するため、この場合は、本発明の適用により、最大
多元接続数が約37パーセント(0.455÷0.33
3ー1)×100増大したことになる。
【0051】多元接続方式として、上記CDMAに代え
てFDMAまたはTDMAを用いた場合は、基地局およ
び移動局から発射される電波の送信電力を、基地局およ
び移動局が所望の通信品質を確保でき、且つ同一周波数
を繰り返すセルにおいて基地局と移動局とが所望の通信
品質を確保できる送信電力に選べばよい。
てFDMAまたはTDMAを用いた場合は、基地局およ
び移動局から発射される電波の送信電力を、基地局およ
び移動局が所望の通信品質を確保でき、且つ同一周波数
を繰り返すセルにおいて基地局と移動局とが所望の通信
品質を確保できる送信電力に選べばよい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、場所あるいは時間によって変動するトラヒッ
ク量に応じて、基地局から発射するパイロット信号の送
信電力を制御することにより、セルサイズを変更するこ
とができ、これにより、同一通信規模を従来より少ない
セル数でカバーすることができる。
によれば、場所あるいは時間によって変動するトラヒッ
ク量に応じて、基地局から発射するパイロット信号の送
信電力を制御することにより、セルサイズを変更するこ
とができ、これにより、同一通信規模を従来より少ない
セル数でカバーすることができる。
【図1】本発明のセルラ移動通信システムにおける基地
局の送信が通常モード状態にある時のセル境界を説明す
るための図。
局の送信が通常モード状態にある時のセル境界を説明す
るための図。
【図2】本発明におけるセル境界制御の第1の実施例を
説明するための図。
説明するための図。
【図3】本発明におけるセル境界制御の第2の実施例を
説明するための図。
説明するための図。
【図4】本発明のセルラ移動通信システムの通常モード
時のセル構成を示す図。
時のセル構成を示す図。
【図5】本発明のセルラ移動通信システムでセル境界を
変更した状態でのセル構成を示す図。
変更した状態でのセル構成を示す図。
【図6】セルラ移動通信システムにおけるセル構成の他
の例を示す図。
の例を示す図。
【図7】図6のセル構成において本発明を適用した場合
のセルの変化を示す図。
のセルの変化を示す図。
【図8】本発明のセルラ移動通信システムの構成の1例
を示す図。
を示す図。
【図9】セル境界制御の第1の実施例と対応するトラヒ
ック管理テーブルの内容を示す図。
ック管理テーブルの内容を示す図。
【図10】セル境界制御の第2の実施例と対応するトラ
ヒック管理テーブルの内容を示す図。
ヒック管理テーブルの内容を示す図。
【図11】セル境界制御の第3の実施例と対応するトラ
ヒック管理テーブルの内容を示す図。
ヒック管理テーブルの内容を示す図。
【図12】本発明の通信システムを構成する基地局の構
成の1例を示す図。
成の1例を示す図。
【図13】本発明の通信システムを構成する基地局の送
信部の他の構成例を示す図。
信部の他の構成例を示す図。
【図14】本発明で採用できるセクタアンテナの構成を
示す図。
示す図。
【図15】本発明のセルラ移動通信システムにCDMA
を適用した場合の動作を説明するための図。
を適用した場合の動作を説明するための図。
100…多重化データ、101…変調器、103…加算
器、105、112…増幅器、107電力制御回路、1
10…送信アンテナ、500…受信アンテナ、502…
増幅器、504…復調器、507…多重化データ、60
0…補助アンテナ、602…増幅器、604…電界強度
測定器、700…セグメントアンテナ、803…無線中
継局
器、105、112…増幅器、107電力制御回路、1
10…送信アンテナ、500…受信アンテナ、502…
増幅器、504…復調器、507…多重化データ、60
0…補助アンテナ、602…増幅器、604…電界強度
測定器、700…セグメントアンテナ、803…無線中
継局
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月12日(2000.10.
12)
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (10)
- 【請求項1】複数の基地局からなるセルラ移動通信シス
テムにおいて、互いに隣接する位置関係にある基地局の
送信電力を相対的に変化させることによって、各基地局
によって形成される各セルの境界をトラヒックの状況に
応じて変えるようにしたことを特徴とするセルラ移動通
信システム。 - 【請求項2】特定のセルで移動局との接続トラヒック量
が所定の閾値を超えた時、該特定セルを管轄する基地局
と隣接基地局と少なくとも一方でパイロット信号の送信
電力を相対的に変化させることによって、上記特定セル
のサイズを縮小することを特徴とする請求項1に記載の
セルラ移動通信システム。 - 【請求項3】前記複数の基地局と接続された中継局で各
セルのトラヒックの状態を監視し、上記中継局からの指
令に応じて、前記送信電力を制御することを特徴とする
請求項1または請求項2に記載のセルラ移動通信システ
ム。 - 【請求項4】セルラ移動通信システムを構成する無線基
地局において、変調されたパイロット信号を増幅するた
めの可変利得増幅手段と、移動局への送信データを変調
するための変調手段と、これらの変調信号を合成して空
中に電波として発射するための送信手段と、上記可変利
得増幅手段の電力利得を制御するための送信利得制御手
段とからなる送信系を具備し、上記送信利得制御手段が
トラヒックの状況変化に応じて与えられる制御信号に応
答して上記電力利得を制御し、隣接基地局との間のセル
境界を変えるようにしたことを特徴とする無線基地局。 - 【請求項5】前記送信手段が、それぞれ異なる方向に指
向性をもつ複数のアンテナ部材を有し、前記電力利得の
制御が上記アンテナ部材対応に行われるようにしたこと
を特徴とする請求項4に記載の無線基地局。 - 【請求項6】前記送信手段によって空中に発射された電
波の強度を受信するための補助受信手段と、上記補助受
信手段による検出出力を前記送信利得制御手段に帰還す
るための手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載
の無線基地局。 - 【請求項7】複数の基地局と、各基地局と接続されたト
ラヒック監視手段とからなるセルラ移動通信システムに
おいて、上記監視手段からの指令に応じて、上記各基地
局が基地局識別のためのパイロット信号の送信電力を変
更することを特徴とするセルラ移動通信システム。 - 【請求項8】前記監視手段が、トラヒックが増加した特
定のセルの基地局に対して、パイロット信号の送信電力
を上げるよう指令することを特徴とする請求項7に記載
のセルラ移動通信システム。 - 【請求項9】前記監視手段が、トラヒックが増加した特
定のセルに隣接する位置関係にある少なくとも1つのセ
ルを管轄範囲とする基地局に対して、パイロット信号の
送信電力を下げるよう指令することを特徴とする請求項
7に記載のセルラ移動通信システム。 - 【請求項10】前記監視手段が、トラヒックが増加した
特定のセルの基地局に対して、パイロット信号の送信電
力を上げるよう指令し、上記特定のセルに隣接する少な
くとも1つのセルを管轄範囲とする基地局に対して、パ
イロット信号の送信電力を下げるよう指令することを特
徴とする請求項7に記載のセルラ移動通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000309301A JP2001160984A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | セルラ移動通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000309301A JP2001160984A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | セルラ移動通信システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5050393A Division JPH06268574A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | セルラ移動通信システム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004241796A Division JP2004343807A (ja) | 2004-08-23 | 2004-08-23 | セルラ移動通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001160984A true JP2001160984A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18789492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000309301A Pending JP2001160984A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | セルラ移動通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001160984A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010502136A (ja) * | 2006-08-26 | 2010-01-21 | ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド | パイロットチャネル送信電力を調整するための方法および装置 |
JP2011120133A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Nec Commun Syst Ltd | 基地局装置、スケジューリング装置、制御装置、基地局の制御方法、及びプログラム |
-
2000
- 2000-10-04 JP JP2000309301A patent/JP2001160984A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010502136A (ja) * | 2006-08-26 | 2010-01-21 | ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド | パイロットチャネル送信電力を調整するための方法および装置 |
JP2011120133A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Nec Commun Syst Ltd | 基地局装置、スケジューリング装置、制御装置、基地局の制御方法、及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041012 |