JP2001160525A - 分極性電極用活性炭の前処理方法 - Google Patents

分極性電極用活性炭の前処理方法

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JP2001160525A
JP2001160525A JP2000250168A JP2000250168A JP2001160525A JP 2001160525 A JP2001160525 A JP 2001160525A JP 2000250168 A JP2000250168 A JP 2000250168A JP 2000250168 A JP2000250168 A JP 2000250168A JP 2001160525 A JP2001160525 A JP 2001160525A
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Kenji Sato
健児 佐藤
Hiroto Kobayashi
啓人 小林
Takashi Higono
貴史 肥後野
Yasuhiro Matsumoto
康弘 松本
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Abstract

(57)【要約】 【課題】分極性電極用活性炭の残留水分を除去すること
ができる前処理方法を提供する。 【解決手段】分極性電極に用いる活性炭を、水と共沸混
合物を生成する有機化合物に接触させて、該活性炭に該
有機化合物を含浸せしめる。該有機化合物が含浸せしめ
られた活性炭を加熱乾燥させて該有機化合物と水との共
沸混合物を除去する。前記活性炭を前記有機化合物に浸
漬することにより、該活性炭に該有機化合物を含浸せし
める。前記有機化合物は、ベンゼン、クロロベンゼン、
酢酸エチル、メチルエチルケトン、1,4−ジオキサ
ン、酢酸メチルからなる群から選択される1種の化合物
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気二重層キャパ
シタ、シュードキャパシタ等の電気化学キャパシタの分
極性電極に用いられる活性炭の前処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電気二重層キャパシタ、シュードキャパ
シタ等の電気化学キャパシタに用いられる分極性電極に
は、大きな比表面積を備える物質が適しており、このよ
うな物質として各種の活性炭が用いられている。
【0003】従来、前記活性炭は、一般的に前処理とし
て減圧または真空下に室温または高温で加熱することに
より乾燥させた後、前記分極性電極に加工されている。
【0004】しかしながら、前記活性炭の細孔部の奥部
等に強く吸着されている水分の一部は前記のように真空
下に高温で加熱しても除去できず、電気化学キャパシタ
等の耐電圧を低下させ、耐久性を著しく低減させる原因
となるという不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、分極性電極用活性炭の残留水分を除去す
ることができる前処理方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、分極性電極に用いる活性炭を、水と共
沸混合物を生成する有機化合物に接触させて、該活性炭
に該有機化合物を含浸せしめる工程と、該有機化合物が
含浸せしめられた活性炭を加熱乾燥させて該有機化合物
と水との共沸混合物を除去する工程とを備えることを特
徴とする。
【0007】本発明によれば、前記活性炭を前記分極性
電極に加工する前に、まず、水と共沸混合物を生成する
有機化合物に接触させる。前記活性炭を前記有機化合物
に接触させることにより、該活性炭に該有機化合物が含
浸し、該活性炭の細孔部の奥部まで侵入する。
【0008】次に、該有機化合物が含浸した活性炭を加
熱すると、該有機化合物が該活性炭の細孔部に吸着され
ている水と共沸混合物を生成して共沸する。従って、前
記活性炭を加熱乾燥することにより、前記有機化合物と
共に前記水を除去することができる。
【0009】前記活性炭に前記有機化合物を含浸せしめ
るには、例えば該活性炭を該有機化合物に浸漬すること
により行うことができる。このとき、前記活性炭は、取
り扱いを容易にするために電極形状に形成されているこ
とが好ましく、また、処理を容易にするために該電極を
キャパシタ、電池等のセルに収容される前の段階である
ことが好ましいが、セルに組み込んだ後、該セルに前記
有機化合物を含む電解液を充填するようにしてもよい。
また、前記活性炭は、吸着されている水分の少なくとも
一部を除去するために、予備的に加熱乾燥されているこ
とが好ましい。
【0010】前記有機化合物は、前記水を除去するため
に、前記活性炭に吸着しやすく、生成した共沸混合物中
における水の含有量が多いものが好ましく、28重量%
以上であることが特に好ましい。このような有機化合物
として、ベンゼン、クロロベンゼン、酢酸エチル、メチ
ルエチルケトン、1,4−ジオキサン、酢酸メチルから
なる群から選択される少なくとも1種の化合物を用いる
ことができる。特に、本発明では、活性炭の水が吸着す
るサイトに選択的に吸着し、前記サイトに吸着している
水と共沸混合物を形成しやすいことから、前記有機物と
してベンゼンを用いることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面を参照しながら
本発明の実施形態についてさらに詳しく説明する。図1
は本発明の一実施例の方法による前処理を施された活性
炭と、大気中に放置された活性炭及び従来の方法により
乾燥された活性炭との固体高分解能 1H−NMRスペク
トルであり、図2は本発明の一実施例の方法による前処
理を施された活性炭を基準とする大気中に放置された活
性炭及び従来の方法により乾燥された活性炭との差スペ
クトルである。また、図3乃至図7は、本発明の他の実
施例の方法による前処理を施された活性炭と、大気中に
放置された活性炭及び従来の方法により乾燥された活性
炭との固体高分解能1H−NMRスペクトルである。
【0012】本実施形態の前処理が適用される活性炭
は、電気二重層キャパシタ、シュードキャパシタ等の電
気化学キャパシタの分極性電極として用いられるもので
あり、通常の賦活処理の後、セルに収容される前の段階
のものである。前記活性炭は、取り扱いを容易にするた
めに、電極形状に成形されていてもよい。例えば、電気
二重層キャパシタの場合には、通常の賦活処理の後、ポ
リテトラフルオロエチレン等のバインダー及びカーボン
ブラック等の導電性フィラーと混練し、加圧成形するこ
とにより、電極形状としたものが用いられる。
【0013】前記活性炭は、大気中に放置しておくと水
分を吸着するので、セルに収容する前に加熱乾燥され
る。前記加熱乾燥は、例えば、133.3×10-2Pa
程度の減圧または真空下、200℃に72時間保持する
ことにより行われる。
【0014】前記活性炭に吸着されている水分には、弱
く吸着されているものと、強く吸着されているものとが
あり、弱く吸着されている水分は前記加熱乾燥処理によ
り除去することができる。しかし、強く吸着されている
水分は、前記加熱乾燥処理によっては、その一部が除去
されるに過ぎず、完全に除去することはできない。
【0015】そこで、本実施形態では、前記加熱乾燥処
理が施された活性炭を、水と共沸混合物を生成する有機
化合物に浸漬し、該活性炭に該有機化合物を含浸せしめ
る。水と共沸混合物を生成する有機化合物としては、ペ
ンタン、クロロホルム、ジイソプロピルエーテル、四塩
化炭素、酢酸ビニル、アセトニトリル、ベンゼン、クロ
ロベンゼン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、1,4
−ジオキサン、酢酸メチル等を挙げることができるが、
本発明者らの検討によれば、前記有機化合物は水と共沸
混合物を生成したときに、該共沸混合物中における水の
含有量が28重量%以上であるものが前記活性炭の水分
除去に有効であることが判明した。前記有機化合物につ
いて、水との共沸点、共沸混合物中の水の含有量を表1
に示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1から明らかなように、水との共沸混合
物中における水の含有量が28重量%以上であるもの
は、ベンゼン、クロロベンゼン、酢酸エチル、メチルエ
チルケトン、1,4−ジオキサン、酢酸メチルの6種の
化合物であり、本実施形態では前記6種から選択される
少なくとも1種の化合物を用いることができる。また、
前記有機化合物は、前記活性炭に吸着しやすいことが望
ましく、ベンゼンは活性炭の水が吸着するサイトに選択
的に吸着するため共沸混合物を作りやすいことから特に
好ましく用いることができる。
【0018】前記有機化合物が含浸せしめられた活性炭
は、次に加熱乾燥されることにより、前記有機化合物と
共に、前記強く吸着している水が除去され、さらに水分
が低減された活性炭が得られる。前記加熱乾燥は、前記
水と有機化合物との共沸混合物の共沸点以上の温度で行
うことにより前記共沸混合物を気化させて除去すること
ができ、減圧または真空下で行うことにより共沸点を低
下せしめることができると共に前記共沸混合物の気化を
促進することができるので、さらに好ましい。
【0019】次に、本発明の実施例及び比較例を示す。
【0020】
【実施例1】本実施例では、フェノール樹脂を原料とす
る水蒸気賦活活性炭80重量部に、バインダーとしてポ
リテトラフルオロエチレン10重量部と、導電フィラー
としてカーボンブラック10重量部とを加え、混練した
後、加圧成形して1辺40mmの正方形の電極形状を備
える分極性電極用活性炭を得た。
【0021】前記活性炭を、まず、真空下200℃で7
2時間保持して、真空乾燥した。次に、該活性炭を脱水
ベンゼンに15分間浸漬し、該脱水ベンゼンを該活性炭
に含浸せしめた。次に、前記脱水ベンゼンを含浸した活
性炭を、真空下70℃で4時間保持して真空乾燥し、さ
らに真空下100℃で90分間保持して真空乾燥した。
【0022】次に、前記活性炭に吸着されている水分を
定量するために、固体高分解能NMRを用いて該活性炭
1H−NMRスペクトルを測定した。1H−NMRス
ペクトルの測定は、日本電子株式会社製GSX−270
1H共鳴周波数270MHz)を用い、マジック角回
転単パルス法(マジック角回転数6kHz)で行った。
得られたスペクトルを図1に示す。
【0023】
【比較例1】本比較例では、実施例1と全く同一にして
得た電極形状を備える分極性電極用活性炭を大気中に1
週間以上放置し、特に乾燥することなく、実施例1と全
く同一にして該活性炭の 1H−NMRスペクトルを測定
した。得られたスペクトルを図1に示す。
【0024】
【比較例2】本比較例では、実施例1と全く同一にして
得た電極形状を備える分極性電極用活性炭を真空下20
0℃で72時間保持して、真空乾燥した。次に、実施例
1と全く同一にして該活性炭の 1H−NMRスペクトル
を測定した。得られたスペクトルを図1に示す。
【0025】活性炭の 1H−NMRスペクトルに現れる
プロトンは、該活性炭に吸着されている水分子中のプロ
トンと、炭素の表面官能基のプロトンとに大別され、水
分子中のプロトンはまた弱く吸着されている(遮蔽され
ていない)水分のプロトンと、強く吸着されている(遮
蔽されている)水分のプロトンとに分けられる。図1で
は、前記各プロトンのピークのうち、最も低磁場側に現
れるピークを、便宜上、化学シフトの基準(0ppm)
とした。
【0026】次に、図1の各ピークの帰属について考察
する。まず、図1から、明らかなように、比較例1の活
性炭のスペクトルには、前記3種のプロトンに対応し
て、0ppm、7ppm、14ppmの3つのピークが
現れている。これに対して、比較例2の活性炭のスペク
トルでは、0ppmのピークが消え、7ppm、14p
pmの2つのピークが低くなっている。従って、0pp
mのピークは、真空下200℃で72時間保持する真空
乾燥により完全に除去されるような、弱く吸着されてい
る水分のプロトンと考えられる。
【0027】次に、比較例2の活性炭のスペクトルと、
実施例1の活性炭のスペクトルとを比較すると、14p
pmのピークは殆ど変化していないが、7ppmのピー
クは比較例2より実施例1の方がさらに低くなっている
ことが明らかである。従って、14ppmのピークは炭
素の表面官能基のプロトンであり、7ppmのピークは
強く吸着されている水分のプロトンと考えられる。
【0028】7ppmのピークは活性炭に強く吸着され
ているので、活性炭のπ電子により遮蔽されて高磁場に
シフトしたと考えられる。また、7ppmのピークの幅
が広いのは、活性炭中の様々なサイトに水分が吸着され
ていることの反映と考えられる。
【0029】次に、図1において最も強度の減少してい
る実施例1の活性炭のスペクトルを基準とし、比較例1
及び比較例2の活性炭のスペクトルとの差スペクトルを
求めた。結果を図2に示す。
【0030】図2から、0ppmのピークとして示され
る弱く吸着された水分は比較例2の真空下200℃で7
2時間保持する真空乾燥により完全に除去することが可
能である。しかし、7ppmのピークとして示される強
く吸着された水分は、比較例2の条件では完全には除去
されないことが明らかである。そして、前記強く吸着さ
れた水分は、実施例1のように水と共沸混合物を生成す
る有機化合物を含浸せしめて加熱乾燥することにより、
さらに低減されることが明らかである。
【0031】従って、本発明の前処理方法によれば、従
来の方法に比較してさらに活性炭の水分を低減すること
ができ、該活性炭を用いて電極を形成することにより、
キャパシタや二次電池の耐電圧及び耐久性を向上させる
ことができる。
【0032】
【実施例2】次に、実施例1と全く同一にして得られた
分極性電極用活性炭を、実施例1のベンゼンに変えてク
ロロベンゼンを用いた以外は実施例1と全く同一にして
真空乾燥し、該活性炭の 1H−NMRスペクトルを測定
した。得られたスペクトルを比較例1,2で得られたス
ペクトルと共に図3に示す。図3から、該活性炭の 1
−NMRスペクトルは、実施例1の場合と同様の結果を
示し、強く吸着された水分が低減されていることが明ら
かである。
【0033】
【実施例3】次に、実施例1と全く同一にして得られた
分極性電極用活性炭を、実施例1のベンゼンに変えて酢
酸エチルを用いた以外は実施例1と全く同一にして真空
乾燥し、該活性炭の 1H−NMRスペクトルを測定し
た。得られたスペクトルを比較例1,2で得られたスペ
クトルと共に図4に示す。図4から、該活性炭の 1H−
NMRスペクトルは、実施例1の場合と同様の結果を示
し、強く吸着された水分が低減されていることが明らか
である。
【0034】
【実施例4】次に、実施例1と全く同一にして得られた
分極性電極用活性炭を、実施例1のベンゼンに変えてメ
チルエチルケトンを用いた以外は実施例1と全く同一に
して真空乾燥し、該活性炭の 1H−NMRスペクトルを
測定した。得られたスペクトルを比較例1,2で得られ
たスペクトルと共に図5に示す。図5から、該活性炭の
1H−NMRスペクトルは、実施例1の場合と同様の結
果を示し、強く吸着された水分が低減されていることが
明らかである。
【0035】
【実施例5】次に、実施例1と全く同一にして得られた
分極性電極用活性炭を、実施例1のベンゼンに変えて
1,4−ジオキサンを用いた以外は実施例1と全く同一
にして真空乾燥し、該活性炭の 1H−NMRスペクトル
を測定した。得られたスペクトルを比較例1,2で得ら
れたスペクトルと共に図6に示す。図6から、該活性炭
1H−NMRスペクトルは、実施例1の場合と同様の
結果を示し、強く吸着された水分が低減されていること
が明らかである。
【0036】
【実施例6】次に、実施例1と全く同一にして得られた
分極性電極用活性炭を、実施例1のベンゼンに変えて酢
酸メチルを用いた以外は実施例1と全く同一にして真空
乾燥し、該活性炭の 1H−NMRスペクトルを測定し
た。得られたスペクトルを比較例1,2で得られたスペ
クトルと共に図7に示す。図7から、該活性炭の 1H−
NMRスペクトルは、実施例1の場合と同様の結果を示
し、強く吸着された水分が低減されていることが明らか
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法による前処理を施された実施例1
の活性炭と、大気中に放置された活性炭及び従来の方法
により乾燥された活性炭との固体高分解能 1H−NMR
スペクトル。
【図2】本発明の方法による前処理を施された活性炭を
基準とする、大気中に放置された活性炭及び従来の方法
により乾燥された活性炭との差スペクトル。
【図3】本発明の方法による前処理を施された実施例2
の活性炭と、大気中に放置された活性炭及び従来の方法
により乾燥された活性炭との固体高分解能 1H−NMR
スペクトル。
【図4】本発明の方法による前処理を施された実施例3
の活性炭と、大気中に放置された活性炭及び従来の方法
により乾燥された活性炭との固体高分解能 1H−NMR
スペクトル。
【図5】本発明の方法による前処理を施された実施例4
の活性炭と、大気中に放置された活性炭及び従来の方法
により乾燥された活性炭との固体高分解能 1H−NMR
スペクトル。
【図6】本発明の方法による前処理を施された実施例5
の活性炭と、大気中に放置された活性炭及び従来の方法
により乾燥された活性炭との固体高分解能 1H−NMR
スペクトル。
【図7】本発明の方法による前処理を施された実施例6
の活性炭と、大気中に放置された活性炭及び従来の方法
により乾燥された活性炭との固体高分解能 1H−NMR
スペクトル。
【符号の説明】
符号なし。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 肥後野 貴史 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 松本 康弘 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分極性電極に用いる活性炭を、水と共沸混
    合物を生成する有機化合物に接触させて、該活性炭に該
    有機化合物を含浸せしめる工程と、該有機化合物が含浸
    せしめられた活性炭を加熱乾燥させて該有機化合物と水
    との共沸混合物を除去する工程とを備えることを特徴と
    する分極性電極用活性炭の前処理方法。
  2. 【請求項2】前記活性炭は、前記有機化合物に浸漬され
    ることにより、該活性炭に該有機化合物を含浸せしめる
    ことを特徴とする請求項1記載の分極性電極用活性炭の
    前処理方法。
  3. 【請求項3】前記有機化合物は、ベンゼン、クロロベン
    ゼン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、1,4−ジオ
    キサン、酢酸メチルからなる群から選択される少なくと
    も1種の化合物であることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の分極性電極用活性炭の前処理方法。
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