JP2001160254A - 記憶媒体の駆動装置およびその方法ならびに情報処理装置 - Google Patents

記憶媒体の駆動装置およびその方法ならびに情報処理装置

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JP2001160254A
JP2001160254A JP34195599A JP34195599A JP2001160254A JP 2001160254 A JP2001160254 A JP 2001160254A JP 34195599 A JP34195599 A JP 34195599A JP 34195599 A JP34195599 A JP 34195599A JP 2001160254 A JP2001160254 A JP 2001160254A
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disk
driving
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Akihiro Sugano
晃宏 菅野
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストのアップを招くことなく、光ディ
スクの偏重心を正確に識別できるようにする。 【解決手段】 トラッキングを行っている状態でトラッ
キング誤差信号について複数のサンプル値を検出する
(ステップS3)。そして、この複数のサンプル値の平
均2乗誤差を算出する(ステップS4)。求めた平均2
乗誤差が所定のしきい値より大きいときは(ステップS
5のY)、光ディスクには偏重心があると判断する。平
均2乗誤差が所定のしきい値より小さいときは(ステッ
プS5のN)、光ディスクには偏重心がないと判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク状の記
憶媒体を回転して情報の記録または読出しを行う技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の記憶媒体としては、CD−RO
M/R/RW、DVD−ROM/RAM、MOなどがあ
る。
【0003】このような記憶媒体の駆動において用いら
れるConstant Angular Velocity(以降CAVと呼ぶ)
という速度制御は、記憶媒体の内周から外周まで回転数
一定とするもので、CAVを用いると規定の線速度に対
し、CD−ROMにおいて12cmディスクの場合に、
最内周と最外周では1周の長さに約2.5倍の違いがあ
るため、例えば最内周で8倍速のときに最外周では最大
20倍速で信号の読み出しができる。
【0004】ところで、記憶媒体の中でも重心が記憶媒
体の中心よりもずれた偏重心ディスクを用いた場合、高
速回転させるとドライブ装置が大きな振動と騒音を発す
ることがある。この重心が記憶媒体の中心からずれてい
るか否かを示すものを偏重心量(単位:g・cm)とい
うが、この偏重心量が大きく、さらに高速回転させた場
合に振動を起こす記憶媒体を偏重心ディスクと呼ぶこと
とする。振動や騒音の原因は、偏重心ディスクを高速回
転させるとき、偏重心により発生する励振力によって振
動加速度が上がり、ドライブ装置のスピンドルモータ軸
受け部の摩耗によって軸受けにガタが発生し、さらにド
ライブ装置のシャーシに伝わるために振動してしまうこ
とにある。この振動やそれに伴う騒音はユーザを不安に
させ、ドライブ装置周辺への振動による悪影響を引き起
こす。例えばドライブ装置がパソコン(以下PCと呼
ぶ)に搭載されているとき、振動がひどいと該ドライブ
装置と同様PCに搭載されているハードディスクが読め
なくなってしまうことがある。
【0005】前記の偏重心ディスクでも、例えば最外周
で24倍速にしなければ振動や騒音を起こすことがない
ドライブ装置もあり、該ドライブ装置を用いればユーザ
や周辺機器に対しても影響はない。したがって、使用す
る記憶媒体が偏重心ディスクである可能性があるときに
は、振動が起きるような回転数にならないようにする必
要があるが、使用する記憶媒体を高速回転させても振動
が起きないものである場合は、できるだけデータ転送速
度を上げるため、ドライブ装置の仕様上の最大回転速度
で回転することが望ましい。
【0006】このような記憶媒体を回転して情報の記録
または読出しを行うドライブ装置としては、特開平10-9
2090号公報に開示のディスクドライブ装置などがある。
同装置では、ディスクドライブ装置に装着したディスク
を所定速度で回転しているときに、当該ディスクが偏芯
ディスク(回転中心がディスクの中心からずれているデ
ィスク)または偏重心ディスクであると識別したとき
は、その回転速度を下げることによって、外部に伝わる
振動を軽減するとともに、外部からの振動衝撃に対して
高い性能を維持し、更に記録再生動作が良好に行われる
ようにしている。また、ディスクが所定速度で回転して
いるときに、偏芯ディスクまたは偏重心ディスクでない
と判断するときには、その回転速度を上げて高速読み出
しなどを可能としている。
【0007】かかる技術では、偏重心ディスクであるこ
とを識別するために、ディスク上のトラックと、ピック
アップからディスクへ照射されるレーザ光の位置がどれ
だけずれているかを示す信号、すなわち、いわゆるトラ
ッキング誤差信号(以下“TE”と呼ぶ)のレベルを、
所定範囲の上限と下限のしきい値で比較することや、T
Eに適当なフィルタリング処理を施す処理によって行っ
ている。
【0008】また、特開平10-92095号公報に開示の技術
では、偏重心ディスクかどうかを判定するため、振動セ
ンサや加速度センサ等を用い、振動が発生したかまたは
振動が発生する加速度を検知したら、そのディスクは偏
重心ディスクであると判断する技術が開示されている。
【0009】特開平10-40640号公報には、偏重心ディス
クかどうかを判定するため、移動手段駆動回路が出力す
る制御信号と、乱れを含まない制御信号と同等の信号で
ある基準信号とを比較する技術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平10-920
95号公報に開示の技術では、振動センサや加速度センサ
等の特別のデバイスを用いるため、ドライブ装置の製造
コストアップを招く不具合がある。
【0011】また、特開平10-92090号公報に開示の技術
では、測定したTEをフィルタリング処理することで偏
重心ディスクを識別しやすくしているが、この手段もド
ライブ装置の製造コストアップを招く不具合がある。
【0012】特開平10-40640号公報に開示の技術では、
偏重心ディスクの識別を正確に行うことができないとい
う不具合がある。
【0013】この発明の目的は、製造コストのアップを
招くことなく、偏重心ディスクを正確に識別できるよう
にすることである。
【0014】この発明の別の目的は、記憶媒体毎に良好
な記録、再生を行うことができるようにすることであ
る。
【0015】この発明の別の目的は、偏重心ディスクの
判別の精度をさらに向上させることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ディスク状の記憶媒体を回転して情報の記録または
読出しを行う記憶媒体の駆動装置において、前記記憶媒
体上で前記記録または読出しを行う位置を前記記憶媒体
上のトラックに追従させる追従手段と、前記追従を行っ
ている状態で前記トラックと前記記録または読出しを行
う位置がどれだけずれているかを示す信号について複数
のサンプル値を検出する検出手段と、前記複数のサンプ
ル値の平均値を求める第1の平均値算出手段と、前記平
均値と所定の基準値とを比較する比較手段と、を備えて
いることを特徴とする記憶媒体の駆動装置である。
【0017】したがって、記憶媒体のトラックと、情報
の記録または読出しを行う位置とがどれだけずれている
かを示す信号を直ちに所定の基準値と比較する場合に比
べ、当該信号の複数のサンプル値の平均値を所定の基準
値と比較するので、当該信号の突発的な急変に対応し
て、記憶媒体に偏重心があることを、製造コストを拡大
することなく正確に識別できる。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の記憶媒体の駆動装置において、前記各サンプル値から
それぞれ前記平均値を減算して求めた各値の絶対値の平
均値を演算する第2の平均値算出手段を備え、前記比較
手段は、前記第1の平均値算出手段で求めた平均値に代
えて前記第2の平均値算出手段で求めた平均値と前記基
準値とを比較することを特徴とする。
【0019】したがって、記憶媒体のトラックと、情報
の記録または読出しを行う位置とがどれだけずれている
かを示す信号がプラスとマイナスに激しく振れ、その平
均をとれば小さな値となる場合にも対応して、記憶媒体
に偏重心があることをさらに正確に識別できる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の記憶媒体の駆動装置において、前記第2の平均値算出
手段は、前記各サンプル値を偶数乗した値からそれぞれ
前記平均値を減算することにより前記減算を行うことを
特徴とする。
【0021】したがって、各サンプル値を偶数乗するこ
とで、各サンプル値の平均値の小さな大小も拡大するこ
とが出来るので、記憶媒体に偏重心があることをさらに
正確に識別できる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の記憶媒体の駆動装置において、前
記比較の結果前記平均値が前記基準値を上回ったとき
は、前記回転の速度が当該速度について予め設定されて
いる最大回転速度を下回るように制御する回転速度制御
手段を備えている。
【0023】したがって、記憶媒体の偏重心を正確に検
出して、記憶媒体に偏重心があったときは高速回転で振
動を起こすことを防止する一方、記憶媒体に偏重心がな
いときは最大回転速度で回転させることで、記憶媒体毎
に良好な記録、再生を行うことができる。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の記憶媒体の駆動装置において、前
記追従の動作のサーボ特性を前記記憶媒体の回転の速度
ごとに設定する設定手段を備え、この設定手段は、前記
検出を行うときには前記回転速度の中でも比較的低い速
度に対応している前記サーボ特性を設定するものであ
る。
【0025】したがって、記憶媒体のトラックと情報の
記録または読出しを行う位置とがどれだけずれているか
を示す信号のサンプリングを容易にし、偏重心ディスク
の判別の精度を向上させることができる。
【0026】請求項6に記載の発明は、ディスク状の記
憶媒体を回転して情報の記録または読出しを行う記憶媒
体の駆動方法において、前記記憶媒体上で前記記録また
は読出しを行う位置を前記記憶媒体上のトラックに追従
させる追従工程と、前記追従を行っている状態で前記ト
ラックと前記記録または読出しを行う位置がどれだけず
れているかを示す信号について複数のサンプル値を検出
する検出工程と、前記複数のサンプル値の平均値を求め
る第1の平均値算出工程と、前記平均値と所定の基準値
とを比較する比較工程と、を含んでなることを特徴とす
る記憶媒体の駆動方法である。
【0027】したがって、記憶媒体のトラックと、情報
の記録または読出しを行う位置とがどれだけずれている
かを示す信号を直ちに所定の基準値と比較する場合に比
べ、当該信号の複数のサンプル値の平均値を所定の基準
値と比較するので、当該信号の突発的な急変に対応し
て、記憶媒体に偏重心があることを、製造コストを拡大
することなく正確に識別できる。
【0028】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の記憶媒体の駆動方法において、前記各サンプル値から
それぞれ前記平均値を減算して求めた各値の絶対値の平
均値を演算する第2の平均値算出工程を含んでなり、前
記比較工程は、前記第1の平均値算出工程で求めた平均
値に代えて前記第2の平均値算出工程で求めた平均値と
前記基準値とを比較することを特徴とする。
【0029】したがって、記憶媒体のトラックと、情報
の記録または読出しを行う位置とがどれだけずれている
かを示す信号がプラスとマイナスに激しく振れ、その平
均をとれば小さな値となる場合にも対応して、記憶媒体
に偏重心があることをさらに正確に識別できる。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の記憶媒体の駆動方法において、前記第2の平均値算出
工程は、前記各サンプル値を偶数乗した値からそれぞれ
前記平均値を減算することにより前記減算を行うことを
特徴とする。
【0031】したがって、各サンプル値を偶数乗するこ
とで、各サンプル値の平均値の小さな大小も拡大するこ
とが出来るので、記憶媒体に偏重心があることをさらに
正確に識別できる。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の
いずれかの一に記載の記憶媒体の駆動方法において、前
記比較の結果前記平均値が前記基準値を上回ったとき
は、前記回転の速度が当該速度について予め設定されて
いる最大回転速度を下回るように制御する回転速度制御
工程を含んでなる。
【0033】したがって、記憶媒体の偏重心を正確に検
出して、記憶媒体に偏重心があったときは高速回転で振
動を起こすことを防止する一方、記憶媒体に偏重心がな
いときは最大回転速度で回転させることで、記憶媒体毎
に良好な記録、再生を行うことができる。
【0034】請求項10に記載の発明は、請求項6〜9
のいずれかの一に記載の記憶媒体の駆動方法において、
前記追従の動作のサーボ特性を前記記憶媒体の回転の速
度ごとに設定する設定工程を含んでなり、この設定工程
は、前記検出を行うときには前記回転速度の中でも比較
的低い速度に対応している前記サーボ特性を設定するも
のである。
【0035】したがって、記憶媒体のトラックと情報の
記録または読出しを行う位置とがどれだけずれているか
を示す信号のサンプリングを容易にし、偏重心ディスク
の判別の精度を向上させることができる。
【0036】請求項11に記載の発明は、各種の情報処
理の実行が可能である情報処理装置において、請求項1
〜5のいずれかの一に記載の記憶媒体の駆動装置を備え
ていることを特徴とする情報処理装置である。
【0037】したがって、請求項1〜5のいずれかの一
に記載の発明と同様の作用を奏する。
【0038】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]この発明
の一実施の形態を発明の実施の形態1として説明する。
【0039】図1は、発明の実施の形態1である光ディ
スクドライブ装置の概略構成を示すブロック図である。
この光ディスクドライブ装置は、本発明の記憶媒体の駆
動装置を適用したものである。図1に示すように、この
光ディスクドライブ装置1は、光学ピックアップ2を備
えている。この光学ピックアップ2は、レーザ光の光源
となる図示しないレーザダイオード(以下LDと呼
ぶ)、図示しない対物レンズ等からなる光学系、記憶媒
体である光ディスク3に反射したレーザ光4を検出する
ための図示しないフォトディテクタ(以下PDと呼
ぶ)、および、対物レンズをトラッキング方向およびフ
ォーカス方向に移動可能に支持する図示しないアクチュ
エータ等によって構成され、光ディスク3に対して情報
の記録および読出しを行う。光ディスク3から反射され
たレーザ光4はPDによって受光電流として検出され
る。そしてこの受光電流を光ディスク3から読み出した
情報信号としてRFアンプ5に対して出力する。
【0040】RFアンプ5は、電流−電圧変換回路、増
幅回路、マトリックス演算回路等を備え、PDからの信
号に基づいて必要な信号を生成する。例えば再生データ
である再生RF信号、サーボ処理を行うのためのフォー
カス誤差信号(以下FEと呼ぶ)やTE等を生成する。
TEは、トラッキングを行っている状態で光ディスク3
のトラックと、光学ピックアップ2で情報の記録や読出
しを行う位置とがどれだけずれているかを示す信号とな
る。RFアンプ5で生成された再生RF信号は図示しな
い2値化回路へ、FE,TE等のサーボ処理を行うため
の信号はサーボプロセッサ6に、それぞれ供給される。
【0041】サーボプロセッサ6は、供給された信号の
ピーク、ボトムの値の測定をする他、RFアンプ5から
のFE、TE等から、フォーカス、トラッキング、スレ
ッジ、スピンドルの各種のサーボ動作を実行させるため
のサーボドライブ信号を生成する。トラッキングサーボ
に対しては、TEに応じてサーボドライブ信号が生成さ
れ、該サーボドライブ信号をトラッキングドライブ信号
とする。光学ピックアップ2に設けられた前記のアクチ
ュエータを駆動させるアクチュエータドライバ7には、
前記トラッキングドライブ信号を供給し、該ドライブ信
号に応じてアクチュエータドライバ7はアクチュエータ
の図示しないトラッキングコイルに駆動電流を供給する
ことで、対物レンズをディスク半径方向に沿って駆動さ
せる。これによって光学ピックアップ2、RFアンプ
5、サーボプロセッサ6および図示しないアクチュエー
タによるトラッキングサーボループが形成される。
【0042】さらに、以上のようなサーボ動作はマイク
ロコンピュータ等により構成されるシステムコントロー
ラ8により制御される。例えば再生開始、終了、トラッ
クアクセス等の動作はシステムコントローラ8がサーボ
プロセッサ6を介して光学ピックアップ2の動作を制御
しているが、システムコントローラ8、サーボプロセッ
サ6に対して基準速度情報を設定することができる。
【0043】サーボプロセッサ6は設定された情報に応
じた回転速度になるようにスピンドルドライブ信号をス
ピンドルモータドライバ9に供給し、スピンドルモータ
ドライバ9は該ドライブ信号に応じてスピンドルモータ
10に駆動電流を供給する。そしてこの駆動電流により
スピンドルモータは回転する。さらにスピンドルモータ
10には60度回転すると1回パルス波を起こすFreque
ncy Generator(これを以下FGと呼び、FGが生成す
るパルス波をFGパルスと呼ぶ)11を備えている。す
なわち、光ディスク3が回転すると出力されるFGパル
スのパルス数をサーボプロセッサ6が測定する。そし
て、システムコントローラ8は、FGパルスのパルス数
から光ディスク3の回転数、さらには回転速度を求め
て、この回転速度が目標の設定値となるように、フィー
ドバック制御を行う。
【0044】また、RFアンプ5からのTE信号はA/
Dコンバータ12でサンプリングされ、システムコント
ローラ8は、この値に応じて演算を行い、TEに応じた
速度を設定する命令をサーボプロセッサ6に出力する。
なお、各種速度や各種サーボゲインのテーブルはシステ
ムコントローラ8内のマイクロコンピュータのROMに
格納されている。
【0045】以上のような構成の光ディスクドライブ装
置1は、各種情報処理の実行が可能なPCなどの情報処
理装置に外部インターフェイスを介して接続されてい
る。
【0046】この光ディスクドライブ装置1に光ディス
ク3が装着されると、そのマウント動作の実行時にTE
を測定し、その平均2乗誤差を算出し、その値をしきい
値と比較する処理を行う。
【0047】ここでは、まず平均2乗誤差の算出法につ
いて説明する。平均2乗誤差とは、全サンプルの平均を
計算し、平均と各サンプルの差を2乗して、そのそれぞ
れの値を加算し、加算した結果をサンプル数で割るよう
にして求めた平均値をいう。図2において、平均値は等
しいがサンプルの値が違う2つのサンプル群があるとす
る。すなわち、サンプル間のばらつきが0を中心とした
狭い範囲にあるサンプル1と、広い範囲にあるサンプル
2とである。このとき、サンプル1は、サンプルと全サ
ンプルの平均との差が小さくなり、サンプル2はサンプ
ルと全サンプルの平均との差が大きくなることから、そ
れぞれサンプル間のばらつきが広い範囲にわたる場合と
狭い範囲にある場合とでは、図2に示すように平均2乗
誤差はかなり差が出る。
【0048】ところで、図3には、トラッキングサーボ
を行っているときの偏重心ディスク(b)と、偏重心デ
ィスクではない光ディスク(a)とのTEを示す。偏重
心ディスクではない一般の光ディスクでは、TEのピー
クは0を中心とした狭い範囲内にあり(図3(a)参
照)、偏重心ディスクのTEのピークは0を中心とした
広い範囲にある(図3(b)参照)ため、偏重心ディス
クのほうが偏重心ディスクではない光ディスクよりもば
らつきが大きいので、偏重心ディスクのTEで求めた平
均2乗誤差と偏重心ディスクではない光ディスクのTE
で求めた平均2乗誤差とは差が大きくなって識別が容易
になることがわかる。また、偏重心ディスクと偏重心デ
ィスクではない光ディスクを平均値で比較するとする
と、図2のような例では、平均値は同じなので比較がで
きなくなる。このような場合に平均2乗誤差を用いるこ
とは特に有効である。
【0049】次に、ある一定速度でサーボ特性を変化さ
せたときのTEの関係について説明する。これは偏重心
ディスクだけでなく一般の光ディスクにおいても適用さ
れる。一般にサーボ特性は、高速回転させる光ディスク
ドライブ装置では、速度ごとに複数設定されており、こ
の光ディスクドライブ装置1においても同様の設定をシ
ステムコントローラ8の制御によって行っている。これ
により、設定手段および設定工程を実現している。
【0050】例えば、トラッキングサーボループにおい
て、トラッキングサーボをオンした状態では、サーボゲ
インが高ければ高いほどTEの変化が小さくてもTEを
小さくするように光学ピックアップ2を移動させる。つ
まりサーボゲインが高いとはTEの変化に対して敏感で
あることがわかる。また、逆にサーボゲインが低いとT
Eの変化に対して敏感ではないので、TEが大きくなら
ないとTEを小さくするように光学ピックアップ2を移
動しないので、トラッキングは外れてしまう。さらに、
同じサーボゲインでも高速であればあるほどTEは大き
くなり、低速だとTEは小さくなる。これらの関係は図
4に示している。
【0051】できるだけ速くTEを小さくするために
は、低速よりも高速におけるサーボゲインは大きくなく
てはならない。そのため再生などにおける速度には、速
度毎に適当なサーボ特性が設定されている。したがっ
て、同じ速度でも設定されたサーボゲインよりも低いサ
ーボゲインを用いるとTEの値が大きくなるまで光学ピ
ックアップ2はトラックに追従しようとしないので、T
Eの値は大きな値になりやすくなる。また、その速度が
大きければ大きいほどTEの値は大きくなるので、トラ
ッキングが外れないように、かつ速度が大きくサーボ特
性は設定値より小さいほうが好ましい。
【0052】次に、光ディスクドライブ装置1が行う、
光ディスク3が偏重心ディスクであるかどうかの判定
と、判定後におけるスピンドルモータ10の速度設定の
処理例について、図5、図6のフローチャートを参照し
て説明する。
【0053】光ディスク3が偏重心ディスクであるかど
うかの判定について図5を参照して説明する。図5に示
すように、使用する光ディスク3を光ディスクドライブ
装置1に装着すると(ステップS1のY)、マウント動
作が始まる。すなわち、光学ピックアップ2を光ディス
ク3の最内周(0:2:0の位置)へ移動させると共
に、光ディスク3の回転数を6倍速にし、さらにトラッ
キングのサーボ特性を、比較的小さな回転速度である4
倍速の場合のモードに設定する(ステップS2)。これ
により設定手段および設定工程が実現される。そしてこ
のような設定でのトラッキングにより、追従手段および
追従工程が実現される。次に、サーボプロセッサ6はT
Eをサンプルしていき、FGパルスを6回検出したとこ
ろでシステムコントローラ8は、サンプルを終了する信
号をサーボプロセッサ6に送るという処理(TEの測
定)を行う(ステップS3)。これにより、検出手段お
よび検出工程を実現している。そしてサンプルした値の
平均2乗誤差を算出する(ステップS4)。これにより
第2の平均値算出手段および第2の平均値算出工程を実
現している。ここで、あらかじめ設定されたしきい値
と、算出した平均2乗誤差とを比較して(ステップS
5)、平均2乗誤差がしきい値より大きければ(ステッ
プS5のY)、所定のFLAGを1とし(ステップS
6)、平均2乗誤差がしきい値より小さければ(ステッ
プS5のN)、FLAGを0と設定する(ステップS
7)。つまり、このFLAGは、FLAGが1となって
いたら光ディスク3は偏重心ディスクであることを意味
し、FLAGが0ならば、偏重心ディスクではないこと
を意味する。
【0054】図6に基づいて、使用するディスクが偏重
心ディスクのとき回転速度を制御する処理の動作例を説
明する。
【0055】例えば、光ディスクドライブ装置1が、最
大回転速度を24倍速にすると偏重心ディスクが振動を
起こしてしまい、20倍速なら振動を起こさない装置で
あるときに、光ディスクドライブ装置1を最大回転速度
で駆動することを命ずる信号が外部インターフェイス
(図1参照)を介して図示しないPCからシステムコン
トローラ8に送られてきたとする(ステップS11)。
このときシステムコントローラ8は前記のFLAGを参
照して(ステップS12)、FLAGが1か0かを判断
する(ステップS13)。システムコントローラ8は、
FLAGが0ならば、光ディスク3は偏重心ディスクで
はなく、振動を起こすおそれがないので、この光ディス
クドライブ装置1で設定されている最大回転速度(最外
周において24倍速)で光ディスク3を駆動する(ステ
ップS14)。FLAGが1ならば、光ディスク3は偏
重心ディスクであり、光ディスクドライブ装置1で設定
されている最大回転速度で駆動すると振動を起こすおそ
れがあるので、20倍速で光ディスク3を駆動する(ス
テップS15)。これにより回転速度制御手段および回
転速度制御工程を実現している。
【0056】図7は、前記のようにして8枚の光ディス
ク3についてTEの平均2乗誤差を求めた例を示すもの
である。図7の横軸に示す8枚の光ディスク3のうち、
DiscA,B,Cは標準の光ディスクであり、Dis
c1〜5は偏重心ディスクである。図7には、それぞれ
の光ディスクを回転させ、トラッキングサーボをオンと
したときの、TEをサンプリングした値に対して算出さ
れた平均2乗誤差の値が示されている。図7において偏
重心ディスクは標準の光ディスクよりも平均2乗誤差で
倍近く大きくなっていることがわかる。偏重心ディスク
と標準ディスクにおける値が近ければ、前記のしきい値
の設定は困難であるが、偏重心ディスクのなかでも平均
2乗誤差が低いものと標準的なディスクにおける平均2
乗誤差が倍近く違うので、しきい値の設定は容易であ
る。したがって平均2乗誤差を用いると、偏重心ディス
クの判定が容易であることがわかる。
【0057】以上のように、この光ディスクドライブ装
置1によれば、光ディスク3の偏重心を従来の場合より
正確に検出して、光ディスク3に偏重心があったときは
高速回転で振動を起こすことを防止する一方(ステップ
S15)、光ディスク3に偏重心がないときは最大回転
速度で回転させることで(ステップS14)、光ディス
ク3毎に良好な記録、再生を行うことができる。
【0058】また、TEのサンプル値を測定するときは
(ステップS3)、トラッキングのサーボ特性を、光デ
ィスク3について比較的小さな速度である4倍速の場合
のモードに設定するので(ステップS2)、TEのサン
プリングを容易にし、偏重心ディスクの判別の精度を向
上させることができる。
【0059】なお、平均2乗誤差の演算を行うのに代え
て、ステップS4で各サンプル値からそれぞれ各サンプ
ル値の平均値を減算して求めた各値の絶対値の平均値を
求め(これにより第2の平均値算出手段および第2の平
均値算出工程を実現する)、ステップS5で、この平均
値を基準値と比較する(これにより比較手段および比較
工程を実現する)ようにしてもよい。
【0060】しかし、前記のように、偏重心ディスクと
標準ディスクにおける値が近ければ、しきい値の設定は
困難となり、偏重心ディスクの識別の精度は低下するの
で、偏重心ディスクの識別の精度を向上させるためには
平均2乗誤差を用いるのが望ましい。
【0061】[発明の実施の形態2]この発明の別の実
施の形態を発明の実施の形態2として説明する。
【0062】この発明の実施の形態2が発明の実施の形
態1と共通する点については前記と同一の符号を用い、
詳細な説明を省略する。
【0063】ところで、図7には、ある物理量の測定値
のサンプル1〜サンプル10の例と、その平均値を示し
ており、図8にはサンプル1〜サンプル10のばらつき
をグラフで示している。この例では、サンプル8だけ
が、何らかの外乱により大きくばらついている。このよ
うな場合に、測定値と所定の基準値とを単純に比較する
と、サンプル1〜サンプル7,サンプル9,サンプル1
0については基準値を下回るのに、サンプル8の例では
基準値を上回るということが生じる。前記従来技術にお
いては、このような測定値と所定の基準値との単純比較
により偏重心ディスクか否かを判断しているので、サン
プル8のように何らかの外乱などに起因して突発的に測
定値が大きくぶれてしまったときには、偏重心ディスク
か否かの判断を誤る可能性がある。しかし、この例のよ
うにサンプル1〜サンプル10の平均値をとって、それ
を基準値と比較することで偏重心ディスクか否かを判断
すれば、外乱などに起因する突発的な測定値のぶれの影
響は低減され、前記従来技術の場合に比べてより正確な
偏重心ディスクか否かの判断を行うことができる。
【0064】そこで、この発明の実施の形態2が発明の
実施の形態1と相違するのは、前記ステップS4におい
て、TEの複数のサンプル値から平均2乗誤差を求める
のに代えて、単純にTEの複数のサンプル値から平均値
を求める演算を行う点である。これにより第1の平均値
算出手段および第1の平均値算出工程を実現する。そし
て、前記ステップS5では、この平均値と所定の基準値
とを比較する。これにより比較手段および比較工程を実
現する。
【0065】よって、平均2乗誤差の演算を行う場合に
比べてより簡易な演算を実行することによって、発明の
実施の形態1の場合と同様に、前記の従来技術の場合に
比べてより正確な偏重心ディスクか否かの判断を行うこ
とができる。
【0066】しかし、図2を参照して前記した例のよう
に、各サンプル値のばらつきの大きさは異なっているの
に平均値をとれば同じ値となってしまう場合もあり、こ
のようなときには、発明の実施の形態1の場合の方が、
より正確な偏重心ディスクか否かの判断を行うことがで
きる。
【0067】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、記憶媒体のト
ラックと、情報の記録または読出しを行う位置とがどれ
だけずれているかを示す信号を直ちに所定の基準値と比
較する場合に比べ、当該信号の複数のサンプル値の平均
値を所定の基準値と比較するので、当該信号の突発的な
急変に対応して、記憶媒体に偏重心があることを、製造
コストを拡大することなく正確に識別できる。
【0068】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の記憶媒体の駆動装置において、記憶媒体のトラック
と、情報の記録または読出しを行う位置とがどれだけず
れているかを示す信号がプラスとマイナスに激しく振
れ、その平均をとれば小さな値となる場合にも対応し
て、記憶媒体に偏重心があることをさらに正確に識別で
きる。
【0069】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の記憶媒体の駆動装置において、各サンプル値を偶数乗
することで、各サンプル値の平均値の小さな大小も拡大
することが出来るので、記憶媒体に偏重心があることを
さらに正確に識別できる。
【0070】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の記憶媒体の駆動装置において、記
憶媒体の偏重心を正確に検出して、記憶媒体に偏重心が
あったときは高速回転で振動を起こすことを防止する一
方、記憶媒体に偏重心がないときは最大回転速度で回転
させることで、記憶媒体毎に良好な記録、再生を行うこ
とができる。
【0071】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の記憶媒体の駆動装置において、記
憶媒体のトラックと情報の記録または読出しを行う位置
とがどれだけずれているかを示す信号のサンプリングを
容易にし、偏重心ディスクの判別の精度を向上させるこ
とができる。
【0072】請求項6に記載の発明は、記憶媒体のトラ
ックと、情報の記録または読出しを行う位置とがどれだ
けずれているかを示す信号を直ちに所定の基準値と比較
する場合に比べ、当該信号の複数のサンプル値の平均値
を所定の基準値と比較するので、当該信号の突発的な急
変に対応して、記憶媒体に偏重心があることを、製造コ
ストを拡大することなく正確に識別できる。
【0073】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の記憶媒体の駆動方法において、記憶媒体のトラック
と、情報の記録または読出しを行う位置とがどれだけず
れているかを示す信号がプラスとマイナスに激しく振
れ、その平均をとれば小さな値となる場合にも対応し
て、記憶媒体に偏重心があることをさらに正確に識別で
きる。
【0074】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の記憶媒体の駆動方法において、各サンプル値を偶数乗
することで、各サンプル値の平均値の小さな大小も拡大
することが出来るので、記憶媒体に偏重心があることを
さらに正確に識別できる。
【0075】請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の
いずれかの一に記載の記憶媒体の駆動方法において、記
憶媒体の偏重心を正確に検出して、記憶媒体に偏重心が
あったときは高速回転で振動を起こすことを防止する一
方、記憶媒体に偏重心がないときは最大回転速度で回転
させることで、記憶媒体毎に良好な記録、再生を行うこ
とができる。
【0076】請求項10に記載の発明は、請求項6〜9
のいずれかの一に記載の記憶媒体の駆動方法において、
記憶媒体のトラックと情報の記録または読出しを行う位
置とがどれだけずれているかを示す信号のサンプリング
を容易にし、偏重心ディスクの判別の精度を向上させる
ことができる。
【0077】請求項11に記載の発明は、請求項1〜5
のいずれかの一に記載の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である光ディスクドラ
イブ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】平均2乗誤差について説明する説明図である。
【図3】一般の光ディスクと偏重心ディスクとにおける
トラッキング誤差信号を説明するグラフである。
【図4】光ディスクドライブ装置のトラッキングサーボ
時のサーボゲインとトラッキング誤差信号との関係を説
明するグラフである。
【図5】前記発明の実施の形態1である光ディスクドラ
イブ装置の動作を説明するフローチャートである。
【図6】前記発明の実施の形態1である光ディスクドラ
イブ装置の動作を説明するフローチャートである。
【図7】平均2乗誤差について説明するグラフである。
【図8】発明の実施の形態2である光ディスクドライブ
装置が行う演算を説明する説明図である。
【図9】発明の実施の形態2である光ディスクドライブ
装置が行う演算を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 記憶媒体の駆動装置 3 記憶媒体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の記憶媒体を回転して情報の
    記録または読出しを行う記憶媒体の駆動装置において、 前記記憶媒体上で前記記録または読出しを行う位置を前
    記記憶媒体上のトラックに追従させる追従手段と、 前記追従を行っている状態で前記トラックと前記記録ま
    たは読出しを行う位置がどれだけずれているかを示す信
    号について複数のサンプル値を検出する検出手段と、 前記複数のサンプル値の平均値を求める第1の平均値算
    出手段と、 前記平均値と所定の基準値とを比較する比較手段と、を
    備えていることを特徴とする記憶媒体の駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記各サンプル値からそれぞれ前記平均
    値を減算して求めた各値の絶対値の平均値を演算する第
    2の平均値算出手段を備え、 前記比較手段は、前記第1の平均値算出手段で求めた平
    均値に代えて前記第2の平均値算出手段で求めた平均値
    と前記基準値とを比較することを特徴とする請求項1に
    記載の記憶媒体の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の平均値算出手段は、前記各サ
    ンプル値を偶数乗した値からそれぞれ前記平均値を減算
    することにより前記減算を行うことを特徴とする請求項
    2に記載の記憶媒体の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記比較の結果前記平均値が前記基準値
    を上回ったときは、前記回転の速度が当該速度について
    予め設定されている最大回転速度を下回るように制御す
    る回転速度制御手段を備えている請求項1〜3のいずれ
    かの一に記載の記憶媒体の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記追従の動作のサーボ特性を前記記憶
    媒体の回転の速度ごとに設定する設定手段を備え、 この設定手段は、前記検出を行うときには前記回転速度
    の中でも比較的低い速度に対応している前記サーボ特性
    を設定するものである請求項1〜4のいずれかの一に記
    載の記憶媒体の駆動装置。
  6. 【請求項6】 ディスク状の記憶媒体を回転して情報の
    記録または読出しを行う記憶媒体の駆動方法において、 前記記憶媒体上で前記記録または読出しを行う位置を前
    記記憶媒体上のトラックに追従させる追従工程と、 前記追従を行っている状態で前記トラックと前記記録ま
    たは読出しを行う位置がどれだけずれているかを示す信
    号について複数のサンプル値を検出する検出工程と、 前記複数のサンプル値の平均値を求める第1の平均値算
    出工程と、 前記平均値と所定の基準値とを比較する比較工程と、を
    含んでなることを特徴とする記憶媒体の駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記各サンプル値からそれぞれ前記平均
    値を減算して求めた各値の絶対値の平均値を演算する第
    2の平均値算出工程を含んでなり、 前記比較工程は、前記第1の平均値算出工程で求めた平
    均値に代えて前記第2の平均値算出工程で求めた平均値
    と前記基準値とを比較することを特徴とする請求項6に
    記載の記憶媒体の駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の平均値算出工程は、前記各サ
    ンプル値を偶数乗した値からそれぞれ前記平均値を減算
    することにより前記減算を行うことを特徴とする請求項
    7に記載の記憶媒体の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記比較の結果前記平均値が前記基準値
    を上回ったときは、前記回転の速度が当該速度について
    予め設定されている最大回転速度を下回るように制御す
    る回転速度制御工程を含んでなる請求項6〜8のいずれ
    かの一に記載の記憶媒体の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記追従の動作のサーボ特性を前記記
    憶媒体の回転の速度ごとに設定する設定工程を含んでな
    り、 この設定工程は、前記検出を行うときには前記回転速度
    の中でも比較的低い速度に対応している前記サーボ特性
    を設定するものである請求項6〜9のいずれかの一に記
    載の記憶媒体の駆動方法。
  11. 【請求項11】 各種の情報処理の実行が可能である情
    報処理装置において、 請求項1〜5のいずれかの一に記載の記憶媒体の駆動装
    置を備えていることを特徴とする情報処理装置。
JP34195599A 1999-12-01 1999-12-01 記憶媒体の駆動装置およびその方法ならびに情報処理装置 Pending JP2001160254A (ja)

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