JP2001160236A - 光学ピックアップ及び記録再生装置 - Google Patents

光学ピックアップ及び記録再生装置

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JP2001160236A
JP2001160236A JP34136999A JP34136999A JP2001160236A JP 2001160236 A JP2001160236 A JP 2001160236A JP 34136999 A JP34136999 A JP 34136999A JP 34136999 A JP34136999 A JP 34136999A JP 2001160236 A JP2001160236 A JP 2001160236A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号の検出に不要な光を受光部に入射させな
いようにして、適切な検出信号を出力することを可能に
する。 【解決手段】 フォトダイオード34の不要な光が照射
される箇所に、ダミーの受光部71,72,73,74
を設ける。これにより、信号の検出に不要な光は、ダミ
ーの受光部71,72,73,74に入射して吸収さ
れ、これら不要な光が適切な信号検出を阻害するといっ
た不都合が有効に抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の信号記
録面に光を照射し、その戻り光を検出して検出信号を出
力する光学ピックアップ及びこの光学ピックアップを用
いた記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置等のように光を用いて信
号の記録再生を行う記録再生装置は、記録媒体の信号記
録面に光を照射し、その戻り光を検出して検出信号を出
力する光学ピックアップを備えている。そして、この光
学ピックアップからの検出信号に基づいて、再生信号を
生成し、また、トラッキングサーボやフォーカスサーボ
等を行うためのサーボ信号を生成するようにしている。
【0003】光ディスク装置に用いられる光学ピックア
ップは、例えば半導体レーザチップ等の光源を備え、こ
の光源から出射された光を対物レンズにより集束して、
記録媒体である光ディスクの信号記録面に照射させる。
そして、光ディスクの信号記録面にて反射された信号成
分を含む戻り光を、受光素子としてのフォトダイオード
により受光して、検出信号を出力する。
【0004】フォトダイオードは、PN接合を利用して
受光した光を光電変換し、受光した光に含まれる信号成
分を検出信号として出力するものであり、例えば図10
に示すような構造を有している。
【0005】この図10に示すフォトダイオード100
は、ICウェハ・プロセスにより作製されるものであ
り、P型基板101にN型エピタキシャル層102が形
成され、これらの間のPN接合をダイオードとして利用
している。N型エピタキシャル層102が形成されたP
型基板101上には、アノードとなる電極部103及び
カソードとなる電極部104が、SiO2等の絶縁層1
05に埋め込まれたかたちで形成されている。そして、
絶縁層105上には、光を入射させる部分(以下、この
部分を受光部106という。)を除く箇所に、受光部1
06以外に照射された光を遮光するための遮光膜107
が形成されている。
【0006】遮光膜107は、例えばアルミニウム等が
絶縁層105上に成膜されてなるものであり、当該遮光
膜107上に照射された光を、例えば90%以上の反射
率で反射させる。フォトダイオード100では、以上の
ように、受光部106を除く箇所に遮光膜107を設け
ることによって、受光部106以外の箇所に照射された
光が受光部106以外の箇所から当該フォトダイオード
100内に入射し、ノイズとして検出信号に悪影響を及
ぼすといった不都合を生じさせないようになされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、フォトダイオード100の受光部106以外の箇
所に照射された光を遮光膜107によって反射させるよ
うにすると、遮光膜107によって反射された光が、他
の部材により更に反射されて、再度フォトダイオード1
00に向かい、受光部106に入射してしまう場合があ
る。遮光膜107により反射された光は、信号の検出に
は不要な光であるので、受光部106に入射したこのよ
うな不要光の強度が強いと、適切な信号の検出が阻害さ
れてしまう。
【0008】特に、近年では、光学ピックアップの小型
化及びこれを搭載した記録再生装置全体の小型化を実現
すると共に、コストの低減を図るために、光源や受光素
子(フォトダイオード100)、光を分離するためのプ
リズム等の光学素子を集積した集積型の光学素子が提案
されている。このような集積型の光学素子において、信
号の検出に不要な光を遮光膜107によって反射させる
ようにすると、遮光膜107によって反射された不要光
が集積型の光学素子の内部で乱反射し、迷光となって受
光部106に入射して適切な信号検出を阻害する可能性
が高い。
【0009】そこで、本発明は、信号の検出に不要な光
を受光部に入射させないようにして、適切な検出信号を
出力することができる光学ピックアップ及びこれを用い
た記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光学ピック
アップは、光源から出射された光を集束して記録媒体の
信号記録面に照射し、記録媒体の信号記録面にて反射さ
れた戻り光を受光素子により検出して再生信号及びサー
ボ信号を生成するための検出信号を出力するものであ
る。そして、この光学ピックアップでは、受光素子の特
定の位置、すなわち、検出信号の信号成分を含む戻り光
が照射される位置に、再生信号及びサーボ信号を生成す
る信号処理手段に接続される受光部が設けられていると
共に、この受光部に入射しない光が照射される位置に、
この光を吸収する光吸収手段が設けられていることを特
徴としている。
【0011】この光学ピックアップにおいては、検出信
号の信号成分を含む戻り光が、受光素子に設けられた受
光部によって受光されることで、この戻り光に含まれる
信号成分が受光素子により光電変換され、検出信号とし
て信号処理手段に出力されることになる。
【0012】また、この光学ピックアップにおいては、
信号の検出には不要な不要光が、受光素子に設けられた
光吸収手段により吸収されることになる。したがって、
信号の検出に不要な不要光が、例えば、乱反射等によっ
て受光部に入射し検出信号に悪影響を及ぼすといった不
都合が有効に抑制され、適切な検出信号を出力すること
が可能となる。
【0013】受光素子に設ける光吸収手段の具体例とし
ては、例えば、再生信号及びサーボ信号を生成する信号
処理手段に接続されないダミーの受光部や、受光した光
を熱エネルギーに変換するような光学薄膜等が考えられ
る。特に、光吸収手段をダミーの受光部により構成した
場合には、通常の受光素子の作製プロセスにより光吸収
手段を設けることができるので、光吸収手段としてダミ
ーの受光部を設けることが特に有効である。なお、この
場合には、ダミーの受光部を、受光素子の電源又はグラ
ンドに接続するようにすれば、ダミーの受光部に受光さ
れた不要光が検出信号に悪影響を及ぼすことを更に低減
することができる。
【0014】また、本発明に係る記録再生装置は、光源
から出射された光を集束して記録媒体の信号記録面に照
射し、記録媒体の信号記録面にて反射された戻り光を受
光素子により検出して再生信号及びサーボ信号を生成す
るための検出信号を出力する光学ピックアップと、この
光学ピックアップから出力された検出信号に基づいて再
生信号及びサーボ信号を生成する信号処理手段と、この
信号処理手段により生成されたサーボ信号に基づいてト
ラッキングサーボ及びフォーカスサーボを行うサーボ手
段とを備えている。そして、この記録再生装置は、光学
ピックアップの受光素子の特定の位置、すなわち、検出
信号の信号成分を含む戻り光が照射される位置に、信号
処理手段に接続される受光部が設けられていると共に、
この受光部に入射しない光が照射される位置に、この光
を吸収する光吸収手段が設けられていることを特徴とし
ている。
【0015】この記録再生装置においては、検出信号の
信号成分を含む戻り光が、光学ピックアップの受光素子
に設けられた受光部によって受光されることで、この戻
り光に含まれる信号成分が受光素子により光電変換さ
れ、検出信号として光学ピックアップから信号処理手段
に出力されることになる。そして、信号処理手段が、光
学ピックアップから出力された検出信号に基づいて再生
信号及びサーボ信号を生成する。信号処理手段により生
成されたサーボ信号はサーボ手段に供給され、サーボ手
段がこのサーボ信号に基づいて、トラッキングサーボ及
びフォーカスサーボを行う。
【0016】また、この記録再生装置においては、信号
の検出には不要な不要光が、光学ピックアップの受光素
子に設けられた光吸収手段により吸収されることにな
る。したがって、信号の検出に不要な不要光が、例え
ば、乱反射等によって受光部に入射し検出信号に悪影響
を及ぼすといった不都合が有効に抑制され、適切な検出
信号が光学ピックアップから出力されることになる。そ
して、この適切な検出信号に基づいて信号処理手段によ
り再生信号及びサーボ信号が生成されるので、信頼性の
高い再生動作を行うことができると共に、サーボ手段に
より適切なトラッキングサーボ及びフォーカスサーボを
行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、ここでは、記録媒体
として光磁気ディスクを用いる光磁気ディスクドライブ
に本発明を適用した例について説明するが、本発明は、
特にこの例に限定されるものではなく、光を用いて記録
再生動作をおこなう種々の記録再生装置に適用可能であ
る。
【0018】本発明を適用した光磁気ディスクドライブ
の一例の全体構成を図1に示す。この光磁気ディスクド
ライブ10は、図1に示すように、記録媒体としての光
磁気ディスク11を回転駆動するスピンドルモータ12
と、このスピンドルモータ12により回転駆動される光
磁気ディスク11の信号記録面に対して集束した光を照
射し、この光磁気ディスク11の信号記録面により反射
された戻り光を受光して検出信号を出力する光学ピック
アップ20と、これらスピンドルモータ12及び光学ピ
ックアップ20を制御する制御部13とを備えている。
【0019】制御部13は、ドライブコントローラ14
と、信号処理回路15と、インターフェース16と、ア
クセス制御部17と、サーボ制御部18とを備えてい
る。
【0020】ドライブコントローラ14は、スピンドル
モータ12を所定の回転数で駆動制御すると共に、制御
部13内の各部の動作を制御する。
【0021】信号処理回路15は、光学ピックアップ2
0により光磁気ディスク11から検出された検出信号に
基づいて再生信号(MO信号)及びサーボ信号を生成す
る。信号処理回路15により生成された再生信号は、イ
ンターフェース16を介して光磁気ディスクドライブ1
0に接続された機器に送出されることになる。
【0022】アクセス制御部17は、ドライブコントロ
ーラ14の制御のもと、光学ピックアップ20を、光磁
気ディスク11の信号記録面上の所定の記録トラックま
で、例えばトラックジャンプ等により移動させる。
【0023】サーボ制御部18は、ドライブコントロー
ラ14の制御のもと、信号処理回路15により生成され
たサーボ信号に基づいて、光学ピックアップ20の二軸
アクチュエータに保持されている対物レンズを、光磁気
ディスク11の径方向に沿った方向(トラッキング方
向)及び光磁気ディスク11の信号記録面に近接離間す
る方向(フォーカシング)の二軸方向に移動させ、トラ
ッキングサーボ及びフォーカスサーボを行う。
【0024】光学ピックアップ20は、図2に示すよう
に、光源や受光素子を含む複数の光学素子が集積されて
なる集積光学素子30と、この集積光学素子30から出
射された光を集束して光磁気ディスク11の信号記録面
上に照射させる対物レンズ21と、集積光学素子30か
ら出射された光の光路を折り曲げて対物レンズ21に導
くと共に、光磁気ディスク11の信号記録面にて反射さ
れた戻り光の光路を折り曲げて集積光学素子30に導く
ための立上げミラー22とを備えている。
【0025】対物レンズ21は、スピンドルモータ12
により回転操作される光磁気ディスク11の信号記録面
に対向した位置に配設され、集積光学素子30から出射
されたレーザ光を集束し、光磁気ディスク11の信号記
録面の所望の記録トラック上に照射させる。
【0026】この対物レンズ21は、図示しない二軸ア
クチュエータにより、二軸方向、すなわちフォーカス方
向及びトラッキング方向に移動可能に支持されている。
そして、対物レンズ21は、二軸アクチュエータが、信
号処理回路15により生成されたフォーカスサーボ信号
FC及びトラッキングサーボ信号TRに基づいて駆動さ
れることにより、光磁気ディスク11の径方向に沿った
方向及び光磁気ディスク11の信号記録面に近接、離間
する方向へと移動操作される。これにより、対物レンズ
21により集束されたレーザ光が光磁気ディスク11の
信号記録面上に適切にスポットを形成するためのフォー
カスサーボ及び、レーザ光のスポットが光磁気ディスク
11の信号記録面の所望の記録トラックに追従するため
のトラッキングサーボが行われる。
【0027】立上げミラー22は、集積光学素子30か
ら出射されたレーザ光の出射方向に対して約45度の傾
斜角で傾斜する傾斜面(反射面22a)を有しており、
集積光学素子30と対物レンズ21との間に配設されて
いる。この立ち上げミラー22は、集積光学素子30か
ら出射されたレーザ光を反射面22aにて反射し、その
光路を約90度折り曲げて対物レンズ21へと導く。
【0028】光学ピックアップ20においては、以上の
ように、集積光学素子30と対物レンズ21との間に立
上げミラー22を配設し、集積光学素子30から出射さ
れたレーザ光の光路を立上げミラー22により折り曲げ
て対物レンズ21に導くことにより、集積光学素子30
から立上ミラー22までのレーザ光の光路を、光磁気デ
ィスク11の信号記録面に対して略平行となるようにす
ることが可能となる。これにより、光ディスク装置10
は光磁気ディスク11に照射させるレーザ光の光路とし
て必要な光路長を維持しながら、薄型化を図ることが可
能となる。
【0029】集積光学素子30は、図3に示すように、
光源としての半導体レーザ素子31と、透明材料よりな
る光学部材32と、複合プリズム33と、受光素子とし
てのフォトダイオード34とを備えている。
【0030】ここで、半導体レーザ素子31とフォトダ
イオード34は、それぞれ樹脂パッケージ35内に配設
されている。また、樹脂パッケージ35には、その一方
の主面部に開口部35aが設けられており、この開口部
35aが設けられた樹脂パッケージ35の主面部上に、
この開口部35aを閉塞するように、光学部材32が接
着剤等により接合されている。さらに、光学部材32上
には、複合プリズム33が接着剤等により接合されてい
る。すなわち、集積光学素子30は、上記各部材が集積
され、一体の素子として構成されている。そして、この
集積光学素子30は、図示しないガイド軸に沿って光磁
気ディスク11の半径方向に移動可能に支持された光学
ベース上に固定され、保持されている。
【0031】半導体レーザ素子31は、半導体の再結合
発光を利用した発光素子であり、光磁気ディスク11の
信号記録面に照射させるレーザ光を出射する。この半導
体レーザ素子31は、支持台36上に設置された状態
で、樹脂パッケージ35内に配設されている。支持台3
6には、半導体レーザ素子31が設置された面に対して
約45度の傾斜角で傾斜する傾斜面(反射面36a)が
設けられており、半導体レーザ素子31から出射された
レーザ光は、この反射面36aにより反射されてその光
路が約90度折り曲げられ、樹脂パッケージ35の開口
部35aから光学部材32内に入射するようになされて
いる。
【0032】光学部材32は、例えば、透明なプラスチ
ック材料やガラス等が平行平板に成形されてなる。この
光学部材32の樹脂パッケージ35側の面には、半導体
レーザ素子31から出射され複合プリズム33へ向かう
レーザ光の光路(以下、第一の光路L1という。)上に
位置して、光分割手段としてのグレーティング37が一
体形成されている。
【0033】このグレーティング37は、入射した光を
回折させる回折格子であって、第一の光路L1を通って
光学部材32を透過する光ビームを、0次回折光から成
る主ビーム及びプラスマイナス1次回折光から成る2つ
の複ビームの3本のビームを含む複数のビームに分割す
る。光学ピックアップ20は、半導体レーザ素子31か
ら出射されたレーザ光をこのグレーティング37によっ
て少なくとも3本のビームに分割することにより、3ビ
ーム法でのトラッキングサーボ信号の検出が可能とな
る。なお、この光分割手段としてのグレーティング37
は、光学部材32の上面(複合プリズム33側の面)に
作り付けられていてもよい。
【0034】光学部材32の樹脂パッケージ35側の面
には、更に、複合プリズム33により分離され、フォト
ダイオード34へ向かう戻り光の光路(以下、第二の光
路L2という。)上に位置して、この第二の光路L2を
通る戻り光に非点収差を生じさせるためのシリンドリカ
ルレンズ38が一体形成されている。
【0035】このシリンドリカルレンズ38は、いわゆ
る非点収差法によるフォーカスサーボ信号の検出を可能
にするために、複合プリズム33により分離され第二の
光路L2を通って光学部材32を通過する戻り光に対し
て非点収差を付与するものである。なお、このシリンド
リカルレンズ38は、グレーティング37と同様に、光
学部材32の上面(複合プリズム33側の面)に作り付
けられていてもよい。また、フォーカスサーボ信号を検
出するためには、このシリンドリカルレンズ38の代わ
りに、例えば、互いに直交する二方向に曲率の異なるト
ーリックレンズを設けるようにしてもよいし、また、フ
ーコープリズムを設けるようにしてもよい。シリンドリ
カルレンズ8の代わりにフーコープリズムを設けるよう
にした場合には、いわゆるフーコー法によるフォーカス
サーボ信号の検出が可能となる。
【0036】光学ピックアップ20においては、以上の
ように、集積光学素子30の光学部材32に、光分割手
段としてのグレーティング37や、非点収差法によるフ
ォーカスサーボ信号を検出するためのシリンドリカルレ
ンズ38が一体形成されているので、これらを個別の光
学素子として別途設ける必要がない。したがって、この
光学ピックアップ20においては、グレーティング37
やシリンドリカルレンズ38が個別の光学素子として設
けられていない分だけ、部品点数が削減されており、ま
た、装置全体の小型化が実現されている。更に、この光
学ピックアップ20を組み立てる際には、グレーティン
グ37やシリンドリカルレンズ38を個別に位置合わせ
する必要がないので、組立作業の簡素化が図られること
になる。
【0037】複合プリズム33は、図4に示すように、
第1乃至第7の7つの部材41,42,43,44,4
5,46,47が接着剤等により接合され一体化されて
なり、光学部材32上に接合されている。
【0038】第1の部材41は、樹脂パッケージ35内
の半導体レーザ素子31が設置された面に対して約45
度の傾斜角で傾斜する傾斜面41aを有する三角プリズ
ムよりなる。そして、第1の部材41には、その傾斜面
41aを接合面として、第2の部材42が接着剤を介し
て接合されている。
【0039】第2の部材42は、樹脂パッケージ36内
の半導体レーザ素子31が設置された面に対して約45
度の傾斜角で傾斜する一対の傾斜面42a,42bを有
し、断面が平行四辺形となるプリズムよりなる。そし
て、この第2の部材42の一方の傾斜面42aには、第
1のビームスプリッタ膜48が形成されており、他方の
傾斜面42bには、第2のビームスプリッタ膜49が形
成されている。これら第1のビームスプリッタ膜48と
第2のビームスプリッタ膜49は、共に誘電体多層膜よ
りなる。そして、第1のビームスプリッタ膜48は、部
分偏光型のビームスプリッタとして構成されており、第
2のビームスプリッタ膜49は、無偏光分離型のビーム
スプリッタとして構成されている。
【0040】第1のビームスプリッタ膜48は、光磁気
ディスク11に向かうレーザ光の一部を透過させると共
に、光磁気ディスク11からの戻り光の一部を反射する
ことで、光磁気ディスク11に向かうレーザ光と光磁気
ディスク11からの戻り光とを分離する機能を有する。
また、この第1のビームスプリッタ膜48は、部分偏光
型のビームスプリッタとして構成されており、入射する
光の偏光方向に応じてその透過率を異ならせるので、戻
り光の偏光面の回転角を増大させる、いわゆるカー回転
角のエンハンス効果を発揮させることができる。
【0041】第2のビームスプリッタ膜49は、第1の
ビームスプリッタ膜48を透過し、第2の部材42を通
過した戻り光の一部を透過させると共に他の一部を反射
して、戻り光を分離する機能を有する。
【0042】一対の傾斜面42a,42bに第1及び第
2のビームスプリッタ膜48,49がそれぞれ形成され
た第2の部材42は、第1のビームスプリッタ膜48が
形成された一方の傾斜面42aを第1の部材41に対す
る接合面として、第1の部材41の傾斜面41aに接着
剤を介して接合されている。また、この第2の部材42
には、第2のビームスプリッタ膜49が形成された他方
の傾斜面42bを接合面として、第3の部材43が接着
剤を介して接合されている。
【0043】第3の部材43は、樹脂パッケージ35内
の半導体レーザ素子31が設置された面に対して約45
度の傾斜角で傾斜する傾斜面43aと、樹脂パッケージ
35内の半導体レーザ素子31が設置された面に対して
略垂直な垂直面43bとを有する三角プリズムよりな
る。そして、この第3の部材43は、その傾斜面43a
を第2の部材42に対する接合面として、第2の部材4
2の第2のビームスプリッタ膜49が形成された他方の
傾斜面42bに接着剤を介して接合されている。また、
この第3の部材43には、その垂直面43bを接着面と
して、第4の部材44が接着剤を介して接合されてい
る。
【0044】第4の部材44は、人工水晶等が板状に成
形された半波長板よりなる。この半波長板よりなる第4
の部材44は、光磁気ディスク11の信号記録面にて反
射され、第1及び第2のビームスプリッタ膜48,49
を透過した戻り光の偏光面を45°回転させる機能を有
する。
【0045】この半波長板よりなる第4の部材44は、
一方の面44aaを第3の部材43に対する接合面とし
て、第3の部材43の垂直面43bに接着剤を介して接
合されている。また、この半波長板よりなる第4の部材
44には、他方の面44bを接合面として、第5の部材
45が接着剤を介して接合されている。
【0046】第5の部材45は、樹脂パッケージ35内
の半導体レーザ素子31が設置された面に対して略垂直
な垂直面45aと、樹脂パッケージ35内の半導体レー
ザ素子31が設置された面に対して約45度の傾斜角で
傾斜する傾斜面45bとを有する三角プリズムよりな
る。そして、この第5の部材45は、その垂直面45a
を第4の部材44に対する接合面として、第4の部材4
4の他方の面44bに接着剤を介して接合されている。
また、この第5の部材45には、その傾斜面45bを接
着面として、第6の部材46が接着剤を介して接合され
ている。
【0047】第6の部材46は、樹脂パッケージ36内
の半導体レーザ素子31が設置された面に対して約45
度の傾斜角で傾斜する一対の傾斜面46a,46bを有
し、断面が平行四辺形となるプリズムよりなる。そし
て、この第6の部材46の一方の傾斜面46aには、偏
光ビームスプリッタ膜50が形成されている。
【0048】偏光ビームスプリッタ膜50は、誘電体多
層膜よりなり、その多重干渉効果により、入射する光を
その偏光方向に応じて完全に分離する。すなわち、この
偏光ビームスプリッタ膜50は、入射面に平行なP偏光
成分をほぼ100%透過し、入射面に垂直なS偏光成分
をほぼ100%反射するように設計されている。
【0049】この偏光ビームスプリッタ膜50には、半
波長板よりなる第4の部材44を透過することにより偏
光面が45°回転された戻り光が第5の部材45を介し
て入射することになる。光学ピックアップ20において
は、以上のように、複合プリズム33の第4の部材44
により偏光面が45°回転された戻り光を偏光ビームス
プリッタ膜50に入射させて偏光分離させることによ
り、いわゆる45°MO差動検波による光磁気信号(M
O)の検出を行えるようにしている。
【0050】一方の傾斜面46bに偏光ビームスプリッ
タ膜50が形成された第6の部材46は、偏光ビームス
プリッタ膜50が形成された一方の傾斜面46aを第5
の部材45に対する接合面として、第5の部材45の傾
斜面45bに接着剤を介して接合されている。また、こ
の第6の部材46には、他方の傾斜面46bを接合面と
して、第7の部材47が接着剤を介して接合されてい
る。
【0051】第7の部材47は、樹脂パッケージ35内
の半導体レーザ素子31が設置された面に対して約45
度の傾斜角で傾斜する傾斜面47aと、樹脂パッケージ
35内の半導体レーザ素子31が設置された面に対して
略垂直な垂直面47bとを有する三角プリズムよりな
る。そして、この第7の部材47の傾斜面47aには、
偏光ビームスプリッタ膜50を透過した戻り光を反射す
る反射膜51が形成されている。
【0052】この第7の部材47は、反射膜51が形成
された傾斜面47aを第6の部材46に対する接合面と
して、第6の部材46の他方の傾斜面46bに接着剤を
介して接合されている。
【0053】以上のように構成される複合プリズム33
においては、第2の部材42の一方の傾斜面42aに形
成された第1のビームスプリッタ膜48が、光磁気ディ
スク11に向かうレーザ光と光磁気ディスク11からの
戻り光とを分離する機能を有する。また、この複合プリ
ズム33においては、第2の部材42の他方の傾斜面4
2bに形成された第2のビームスプリッタ膜49が、光
磁気ディスク11からの戻り光を分離する戻り光分離手
段として機能する。そして、この第2のビームスプリッ
タ膜49により反射された戻り光が、第二の光路L2を
通ってフォトダイオード34に向かうことになる。
【0054】また、この複合プリズム33においては、
半波長板よりなる第4の部材44と、第6の部材46の
一方の傾斜面46aに形成された偏光ビームスプリッタ
膜50とが、戻り光分離手段としての第2のビームスプ
リッタ膜49を透過した戻り光を偏光分離する偏光分離
手段として機能する。そして、偏光ビームスプリッタ膜
50により反射された戻り光が、第三の光路L3を通っ
てフォトダイオード34に向かうことになる。
【0055】さらに、この複合プリズム33において
は、第7の部材47の傾斜面47aに形成された反射膜
51が、偏光分離手段としての偏光ビームスプリッタ膜
50を透過した戻り光を反射させる機能を有する。そし
て、この反射膜51により反射された戻り光が、第四の
光路L4を通ってフォトダイオード34に向かうことに
なる。
【0056】光学ピックアップ20は、以上の機能を有
する各部が接合一体化されてなる複合プリズム33を備
えることによって、小型化を実現することができると共
に、部品点数を削減して、部品コスト及び組立コストの
低減を可能にすることができる。
【0057】フォトダイオード34は、図5に示すよう
に、P型基板61にN型エピタキシャル層62が形成さ
れ、これらの間のPN接合をダイオードとして利用する
ものであり、信号成分を含む戻り光を受光部により受光
し、この戻り光に含まれる信号成分を光電変換して信号
処理回路15に出力する機能を有する。
【0058】このフォトダイオード34は、ICウェハ
・プロセスにより作製され、N型エピタキシャル層62
が形成されたP型基板61上には、アノードとなる電極
部63及びカソードとなる電極部64が、SiO2等の
絶縁層65に埋め込まれたかたちで形成されている。そ
して、絶縁層65上の受光部を除く箇所に、アルミニウ
ム膜等よりなる遮光膜67が形成されている。
【0059】このフォトダイオード34には、複合プリ
ズム33の第2のビームスプリッタ膜49により反射さ
れた戻り光の主ビームが照射される位置及び2つの複ビ
ームが照射される位置と、第2のビームスプリッタ膜4
9を透過し、偏光ビームスプリッタ膜50により反射さ
れた戻り光の主ビームが照射される位置と、偏光ビーム
スプリッタ膜50を透過し、反射膜51により反射され
た戻り光の主ビームが照射される位置とに、これらの光
を受光する受光部がそれぞれ設けられている。
【0060】具体的には、フォトダイオード34には、
図6に示すように、複合プリズム33の第2のビームス
プリッタ膜49により反射された戻り光の主ビームを受
光する受光部Aと、複合プリズム33の第2のビームス
プリッタ膜49により反射された戻り光の2つの複ビー
ムを各々受光する受光部B及び受光部Cと、第2のビー
ムスプリッタ膜49を透過し、偏光ビームスプリッタ膜
50により反射された戻り光の主ビームを受光する受光
部Dと、偏光ビームスプリッタ膜50を透過し、反射膜
51により反射された戻り光の主ビームを受光する受光
部Eとが設けられている。これらの受光部A〜Eのうち
で、第2のビームスプリッタ膜49により反射された戻
り光の主ビームを受光する受光部Aは、縦横に垂直に交
差する二本の分割ラインによって、さらに4つの受光部
A1,A2,A3,A4に分割されている。
【0061】これらフォトダイオード34に設けられた
各受光部A1,A2,A3,A4,B,C,D,Eは、
光磁気ディスクドライブ10の信号処理回路15にそれ
ぞれ接続されている。そして、フォトダイオード34
は、これら各受光部A1,A2,A3,A4,B,C,
D,Eにより受光された戻り光に含まれる信号成分を光
電変換して、検出信号として信号処理回路15に出力す
るようになされている。
【0062】ここで、フォトダイオード34の各受光部
A1,A2,A3,A4,B,C,D,Eにより受光さ
れた戻り光に基づく受光信号をそれぞれSA1,SA
2,SA3,SA4,SB,SC,SD,SEとする
と、光磁気信号MO、ピット再生信号Pit、フォーカ
スサーボ信号FC及びトラッキングサーボ信号TRは、
それぞれ、以下の演算式により求められる。
【0063】 MO=SD−SE ・・・式1 Pit=SD+SE ・・・式2 FC=(SA1+SA3)−(SA2+SA4) ・・・式3 TR=SB−SC ・・・式4 ところで、フォトダイオード34には、上述したような
信号検出に必要とされる戻り光以外の光も照射される場
合がある。例えば、以上のような構成の光学ピックアッ
プ20においては、複合プリズム33の第2のビームス
プリッタ膜49を透過し、偏光ビームスプリッタ膜50
により反射された戻り光の2つの複ビームや、光ビーム
スプリッタ膜50を透過し、反射膜51により反射され
た戻り光の2つの複ビームもフォトダイオード34に照
射されることになる。
【0064】このような光は、フォトダイオード34の
上述した受光部以外の箇所に照射されることになるが、
これらの光が照射される箇所に上述したアルミニウム膜
等よりなる遮光膜67が形成されていると、これらの光
が遮光膜67により反射され、更に他の部材により反射
されて、再度フォトダイオード34に向かい、上述した
各受光部A1,A2,A3,A4,B,C,D,Eに入
射してしまう場合がある。特に、集積光学素子30を備
える光学ピックアップ20においては、フォトダイオー
ド34と光学部材32や複合プリズム34等の光学素子
が極めて近い位置にあるので、遮光膜67により反射さ
れたこれらの光が、集積光学素子30の内部において乱
反射し、迷光となってフォトダイオード34の各受光部
A1,A2,A3,A4,B,C,D,Eに入射してし
まう可能性が高い。
【0065】これらの光は、信号検出には不要な光であ
るので、このような不要な光が受光部A1,A2,A
3,A4,B,C,D,Eに入射すると、これら不要な
光がノイズとなって、適切な信号の検出が阻害されてし
まう場合がある。
【0066】そこで、本発明を適用した光学ピックアッ
プ20では、図6に示すように、フォトダイオード34
の不要な光が照射される箇所、すなわち、複合プリズム
33の第2のビームスプリッタ膜49を透過し、偏光ビ
ームスプリッタ膜50により反射された戻り光の2つの
複ビームや、光ビームスプリッタ膜50を透過し、反射
膜51により反射された戻り光の2つの複ビームが照射
される箇所に、ダミーの受光部71,72,73,74
をそれぞれ設けるようにしている。
【0067】これらダミーの受光部71,72,73,
74は、上述した各受光部A1,A2,A3,A4,
B,C,D,Eと同様の構成を有するが、信号処理回路
15には接続されない受光部である。これらダミーの受
光部71,72,73,74に入射した光は、これらダ
ミーの受光部71,72,73,74により吸収される
のみで、検出信号には寄与しない。したがって、これら
ダミーの受光部71,72,73,74は、信号検出に
不要な光を吸収して、これら不要な光が受光部A1,A
2,A3,A4,B,C,D,Eに入射することを防止
するための光吸収手段として機能することになる。
【0068】なお、これらダミーの受光部71,72,
73,74は、図7に示すように、フォトダイオード3
4の電源VCC或いはグランドGNDに接続されている
ことが望ましい。このように、ダミーの受光部71,7
2,73,74をフォトダイオード34の電源VCC或
いはグランドGNDに接続するようにすれば、ダミーの
受光部71,72,73,74に受光された不要光が検
出信号に悪影響を及ぼすことを更に低減することができ
る。なお、図7は、いわゆるアノードコモンタイプのフ
ォトダイオード34の回路構成を示している。
【0069】本発明を適用した光学ピックアップ20に
おいては、以上のように、フォトダイオード34の不要
な光が照射される箇所に、光吸収手段としてのダミーの
受光部71,72,73,74を設け、これらダミーの
受光部71,72,73,74に、例えば、複合プリズ
ム33の第2のビームスプリッタ膜49を透過し、偏光
ビームスプリッタ膜50により反射された戻り光の2つ
の複ビームや、光ビームスプリッタ膜50を透過し、反
射膜51により反射された戻り光の2つの複ビーム等の
ように本来の信号検出に不要な光を入射させて、これら
の不要な光をダミーの受光部71,72,73,74に
より吸収するようにしているので、これら不要な光が受
光部A1,A2,A3,A4,B,C,D,Eに入射し
て信号の検出に悪影響を及ぼすことが有効に抑制され
る。
【0070】特に、集積光学素子30を備える光学ピッ
クアップ20においては、不要な光を遮光膜67により
反射させるようにすると、遮光膜67により反射された
不要な光が集積光学素子30の内部において乱反射し、
受光部A1,A2,A3,A4,B,C,D,Eに入射
してしまう可能性が高いので、このような不要光をダミ
ーの受光部71,72,73,74等の光吸収手段に入
射させて吸収させることが特に有効である。
【0071】なお、以上は、光吸収手段としてダミーの
受光部71,72,73,74を設けるようにした例に
ついて説明したが、本発明はこの例に限定されるもので
はなく、光を吸収して反射させないものであれば、いか
なるものを光吸収手段として設けるようにしてもよい。
例えば、フォトダイオード34の不要な光が照射される
箇所に、光を吸収して熱エネルギーに変換する光学薄膜
を成膜し、これを光吸収手段としてもよい。また、フォ
トダイオード34の不要な光が照射される箇所に黒色の
塗料を塗布し、これを光吸収手段としてもよい。
【0072】但し、光吸収手段としてダミーの受光部7
1,72,73,74を設けるようにした場合には、通
常のフォトダイオード34の作製プロセスによりフォト
ダイオード34に光吸収手段を設けることができるの
で、フォトダイオード34に光吸収手段を設ける上で特
に有利である。
【0073】ここで、以上のように構成される光磁気デ
ィスクドライブ10により、光磁気ディスク11から信
号を再生する動作について説明する。
【0074】この光磁気ディスクドライブ10により光
磁気ディスク11から信号を再生する際は、まず、光磁
気ディスク11がスピンドルモータ12に装着される。
そして、ドライブコントローラ14の制御によりスピン
ドルモータ12が所定の回転数で回転駆動されることに
より、光磁気ディスク11が回転操作される。
【0075】そして、ドライブコントローラ14の制御
によりアクセス制御部17が駆動されることにより、光
学ピックアップ20が光磁気ディスク11の信号記録面
上の所定の記録トラックまで移動操作される。
【0076】また、光学ピックアップ20においては、
集積光学素子30の半導体レーザ素子31からレーザ光
が出射される。
【0077】半導体レーザ素子31から出射されたレー
ザ光は、支持台36の反射面36aにて反射され、樹脂
パッケージ35の開口部35aを介して、光学部材32
に入射する。光学部材32に入射したレーザ光は、光学
部材32に設けられたグレーティング37により主ビー
ムと2つの複ビームとを含む複数のビームに分割され、
複合プリズム33の第1の部材41に入射する。
【0078】複合プリズム33の第1の部材41に入射
したレーザ光は、その一部が第1のビームスプリッタ膜
48を透過して集積光学素子30から出射される。
【0079】集積光学素子30から出射したレーザ光
は、立上げミラー22の反射面22aにて反射され、対
物レンズ21に入射する。対物レンズ21に入射したレ
ーザ光は、この対物レンズ21により集束され、光磁気
ディスク11の信号記録面上の所定の記録トラックに照
射される。このとき、グレーティング37により分割さ
れた主ビームと2つの複ビームとによって、光磁気ディ
スク11の信号記録面上には3つのスポットが形成され
ることになる。
【0080】光磁気ディスク11の信号記録面上の所定
の記録トラックに照射されたレーザ光は、磁気カー効果
により、この光磁気ディスク11の信号記録面にて反射
される際に、記録トラックに記録された信号、すなわ
ち、このレーザ光が照射された箇所の磁化の状態に応じ
てその偏光面が回転される。
【0081】光磁気ディスク11の信号記録面にて反射
された戻り光は、再度対物レンズ21を通過した後に、
立上げミラー22の反射面22aにて反射され、集積光
学素子30の複合プリズム33に入射する。
【0082】複合プリズム33に入射した戻り光は、そ
の一部が第1のビームスプリッタ膜48により反射さ
れ、第2の部材42に入射する。第2の部材42に入射
した戻り光は、その一部が第2のビームスプリッタ膜4
9により反射され、第二の光路L2を通って光学部材3
2を透過する。このとき、この戻り光は、光学部材32
に設けられたシリンドリカルレンズ38を通過すること
により、非点収差が付与される。
【0083】この非点収差が付与された戻り光は、樹脂
パッケージ35の開口部35aを介して樹脂パッケージ
35内に入射し、フォトダイオード34に到達して、そ
の主ビームが受光部A1,A2,A3,A4により入射
し、2つの複ビームが受光部B,Dにそれぞれ入射す
る。
【0084】一方、第2のビームスプリッタ膜49を透
過した戻り光は、第3の部材43を透過して第4の部材
44に入射する。そして、半波長板として機能する第4
の部材44を透過することによって偏光面が45°回転
した戻り光が、第5の部材45を透過して第6の部材4
6に入射する。
【0085】第6の部材46に入射した戻り光は、偏光
ビームスプリッタ膜50によりその偏光方向に応じて分
離される。すなわち、第6の部材46に入射した戻り光
は、入射面に平行なP偏光成分が偏光ビームスプリッタ
膜50を透過し、入射面に垂直なS偏光成分が偏光ビー
ムスプリッタ膜50により反射される。
【0086】偏光ビームスプリッタ膜50により反射さ
れた戻り光は、第三の光路L3を通って光学部材32を
透過した後、樹脂パッケージ35の開口部35aを介し
て樹脂パッケージ35内に入射し、フォトダイオード3
4に到達する。そして、その主ビームが受光部Dに入射
すると共に、2つの複ビームがダミーの受光部71,7
2にそれぞれ入射する。
【0087】また、偏光ビームスプリッタ膜50を透過
した戻り光は、反射膜51により反射され、第四の光路
L4を通って光学部材32を透過した後、樹脂パッケー
ジ35の開口部35aを介して樹脂パッケージ35内に
入射し、フォトダイオード34に到達する。そして、そ
の主ビームが受光部Eに入射すると共に、2つの複ビー
ムがダミーの受光部73,74にそれぞれ入射する。
【0088】フォトダイオード34の各受光部A1,A
2,A3,A4,B,C,D.Eに入射した戻り光は、
フォトダイオード34により光電変換され、これらの戻
り光に含まれる信号成分が検出信号として信号処理回路
15に供給される。
【0089】そして、信号処理回路15において、受光
部D,Eに入射した戻り光からの検出信号に基づいて、
再生信号としての光磁気信号(MO)又はピット再生信
号(Pit)が生成される。また、受光部A1,A2,
A3,A4に入射した戻り光からの検出信号に基づい
て、フォーカスサーボ信号(FC)が非点収差法により
生成される。また、受光部B,Cに入射した戻り光から
の検出信号に基づいて、トラッキングサーボ信号(T
R)が3ビーム法により生成される。
【0090】一方、ダミーの受光部71,72,73,
74に入射した戻り光は、これらダミーの受光部71,
72,73,74により吸収される。
【0091】信号処理回路15で生成された光磁気信号
(MO)又はピット再生信号(Pit)は、インターフ
ェース16を介して、光磁気ディスクドライブ10に接
続された機器に送出される。
【0092】また、信号処理回路15で生成されたフォ
ーカスサーボ信号(FC)及びトラッキングサーボ信号
(TR)は、ドライブコントローラ14を介してサーボ
制御部18に供給される。サーボ制御部18は、ドライ
ブコントローラ14の制御のもと、フォーカスサーボ信
号(FC)及びトラッキングサーボ信号(TR)に基づ
いて光学ピックアップ20の対物レンズ21を保持する
二軸アクチュエータを駆動し、フォーカスサーボ及びト
ラッキングサーボを行う。
【0093】この光磁気ディスクドライブ10において
は、上述したように、光学ピックアップ20が備えるフ
ォトダイオード34の不要な光が照射される箇所に、光
吸収手段としてのダミーの受光部71,72,73,7
4を設け、これらダミーの受光部71,72,73,7
4に、例えば、複合プリズム33の第2のビームスプリ
ッタ膜49を透過し、偏光ビームスプリッタ膜50によ
り反射された戻り光の2つの複ビームや、光ビームスプ
リッタ膜50を透過し、反射膜51により反射された戻
り光の2つの複ビーム等のように本来の信号検出に不要
な光を入射させて、これらの不要な光をダミーの受光部
71,72,73,74により吸収するようにしている
ので、これら不要な光が受光部A1,A2,A3,A
4,B,C,D,Eに入射して、光学ピックアップ20
による信号の検出に悪影響を及ぼすことが有効に抑制さ
れる。
【0094】したがって、この光磁気ディスクドライブ
10においては、光学ピックアップ20から出力される
適切な検出信号に基づいて、信号処理回路15において
光磁気信号(MO)やピット再生信号(Pit)等の再
生信号及びフォーカスサーボ信号(FC)及びトラッキ
ングサーボ信号(TR)等のサーボ信号が生成されるこ
とになり、信頼性の高い再生動作を行うことができると
共に、サーボ制御部18により適切なトラッキングサー
ボ及びフォーカスサーボを行うことができる。
【0095】なお、以上は、集積光学素子30を用いて
光学ピックアップ20を構成した例について説明した
が、本発明はこの例に限定されるものではなく、例え
ば、光学ピックアップが図8に示すような、いわゆるデ
ィスクリートタイプの光学ピックアップ80として構成
されていてもよい。
【0096】この図8に示すディスクリートタイプの光
学ピックアップ80は、光源としての半導体レーザ素子
81から出射され光磁気ディスク11に向かうレーザ光
の光路中に順次配設された非点収差補正板82、グレー
ティング83、ビームスプリッタ84、コリメータレン
ズ85、立上げミラー86及び対物レンズ87と、ビー
ムスプリッタ84の分離膜84aにより分離された光磁
気ディスク11からの戻り光の光路中に順次配設された
ウォラストンプリズム88、マルチレンズ89及び受光
素子としてのフォトダイオード90とを備えており、こ
れらの各光学部品が個別にマウントされている。
【0097】このような構成の光学ピックアップ80に
おいては、半導体レーザ素子81から出射されるレーザ
光は、非点収差補正板82により非点収差が補正された
後、グレーティング83によって、主ビームと2つの複
ビームとを含む複数のビームに分割され、それぞれビー
ムスプリッタ84に入射する。
【0098】ビームスプリッタ84に入射したレーザ光
の一部は、このビームスプリッタ84の分離膜84aを
透過し、コリメータレンズ85によって平行光に変換さ
れた後、立上げミラー86によって光路を折曲げられ
て、対物レンズ87により集束され、光磁気ディスク1
1の信号記録面に照射される。このとき、グレーティン
グ83により3分割された各ビームによって、光磁気デ
ィスク11の信号記録面には3つのスポットが形成され
る。
【0099】光磁気ディスク11の信号記録面に照射さ
れた上記レーザ光は、磁気カー効果により、この光磁気
ディスク11の信号記録面にて反射される際に、この信
号記録面の当該レーザ光が照射された箇所の磁化の状態
(記録状態)に応じてその偏光面が回転される。
【0100】光磁気ディスク11の信号記録面にて反射
された戻り光は、再度対物レンズ87、立上げミラー8
6、コリメータレンズ85を介して、ビームスプリッタ
84に入射する。
【0101】ビームスプリッタ84に入射した戻り光の
一部は、このビームスプリッタ84の分離膜84aによ
り反射され、ウォラストンプリズム88に入射する。
【0102】ウォラストンプリズム88は、2つの一軸
性結晶が貼り合わされてなるプリズムであり、2つの一
軸性結晶の接合面における両結晶の光学軸の方位の違い
により、入射した光を、それぞれ屈折角の異なるp偏
光、s偏光、p+s偏光(ビームスプリッタ84の分離
膜84aに対する偏光方向)の3つの光線に分割するも
のである。このウォラストンプリズム88に入射した戻
り光は、このウォラストンプリズム88により3分割さ
れた後、マルチレンズ89により非点収差を付与され且
つ光路長を延ばされて、フォトダイオード90に照射さ
れる。
【0103】ここで、フォトダイオード90に照射され
る戻り光のうち、ウォラストンプリズム88により分割
され、マルチレンズ89により非点収差が付与されたp
+s偏光の光の主ビームは、図9に示すように、フォト
ダイオード90に設けられた受光部Fに入射する。そし
て、受光部Fに入射した戻り光に基づいて、非点収差法
によりフォーカスサーボ信号が検出される。
【0104】また、ウォラストンプリズム88により分
割されたp+s偏光の光の2つの複ビームは、フォトダ
イオード90に設けられた受光部Gと受光部Hとにそれ
ぞれ入射する。そして、受光部Gと受光部Hとに入射し
たこれらの戻り光に基づいて、3ビーム法によりトラッ
キングサーボ信号が検出される。
【0105】更に、ウォラストンプリズム88により分
割されたp偏光の光とs偏光の光の主ビームは、フォト
ダイオード90に設けられた受光部Iと受光部Jとにそ
れぞれ入射する。そして、受光部Iと受光部Jとに入射
したこれらの戻り光に基づいて光磁気信号が検出され
る。
【0106】また、フォトダイオード90の不要な光が
照射される箇所、すなわち、ウォラストンプリズム88
により分割されたp偏光の光とs偏光の光の2つの複ビ
ームが照射される箇所には、図9に示すように、光吸収
手段としてのダミーの受光部91,92,93,94が
それぞれ設けられており、信号検出に不要な光は、これ
らダミーの受光部91,92,93,94に入射され、
これらダミーの受光部91,92,93,94により吸
収されるようになされている。
【0107】この光学ピックアップ80においても、上
述した光学ピックアップ20と同様に、フォトダイオー
ド90の不要な光が照射される箇所に、光吸収手段とし
てのダミーの受光部91,92,93,94を設け、信
号検出に不要な光をこれらダミーの受光部91,92,
93,94に入射させて吸収するようにしているので、
これら不要な光が信号の検出に悪影響を及ぼすことが有
効に抑制される。
【0108】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る光学ピックアップにおいては、信号の検出には不要な
不要光が、受光素子に設けられた光吸収手段により吸収
されるので、信号の検出に不要な不要光が、例えば、乱
反射等によって受光部に入射し検出信号に悪影響を及ぼ
すといった不都合が有効に抑制され、適切な検出信号を
出力することが可能となる。
【0109】また、本発明に係る記録再生装置において
は、信号の検出には不要な不要光が、光学ピックアップ
の受光素子に設けられた光吸収手段により吸収されるこ
とになるので、信号の検出に不要な不要光が、例えば、
乱反射等によって受光部に入射し検出信号に悪影響を及
ぼすといった不都合が有効に抑制され、適切な検出信号
が光学ピックアップから出力されることになる。そし
て、この適切な検出信号に基づいて信号処理手段により
再生信号及びサーボ信号が生成されるので、信頼性の高
い再生動作を行うことができると共に、サーボ手段によ
り適切なトラッキングサーボ及びフォーカスサーボを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光磁気ディスクドライブの一
構成例を示すブロック図である。
【図2】上記光磁気ディスクドライブが備える光学ピッ
クアップを模式的に示す斜視図である。
【図3】上記光学ピックアップが備える集積光学素子の
模式図である。
【図4】上記集積光学素子が備える複合プリズムを分解
した状態を示す側面図である。
【図5】上記集積光学素子が備えるフォトダイオードの
一部を拡大して示す縦断面図である。
【図6】上記フォトダイオードの平面図である。
【図7】上記フォトダイオードの回路図である。
【図8】本発明を適用した他の光学ピックアップを示す
模式図である。
【図9】上記他の光学ピックアップが備えるフォトダイ
オードの平面図である。
【図10】一般的なフォトダイオードの構造を説明する
図であり、フォトダイオードの一部を拡大して示す縦断
面図である。
【符号の説明】
10 光磁気ディスクドライブ、11 光磁気ディス
ク、14 ドライブコントローラ、15 信号処理回
路、18 サーボ制御部、20 光学ピックアップ、2
1 対物レンズ、30 集積光学素子、31 半導体レ
ーザ素子、32 光学部材、33 複合プリズム、34
フォトダイオード、37 グレーティング、38 シ
リンドリカルレンズ、48 第1のビームスプリッタ
膜、49 第2のビームスプリッタ膜、50 偏光ビー
ムスプリッタ膜、51 反射膜、A1,A2,A3,A
4,B,C,D,E 受光部、71,72,73,74
ダミーの受光部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された光を集束して記録媒
    体の信号記録面に照射し、記録媒体の信号記録面にて反
    射された戻り光を受光素子により検出して再生信号及び
    サーボ信号を生成するための検出信号を出力する光学ピ
    ックアップにおいて、 上記受光素子には、上記検出信号の信号成分を含む戻り
    光が照射される位置に、再生信号及びサーボ信号を生成
    する信号処理手段に接続される受光部が設けられている
    と共に、上記受光部に入射しない光が照射される位置
    に、この光を吸収する光吸収手段が設けられていること
    を特徴とする光学ピックアップ。
  2. 【請求項2】 上記光吸収手段は、上記信号処理手段に
    接続されないダミーの受光部よりなることを特徴とする
    請求項1記載の光学ピックアップ。
  3. 【請求項3】 上記ダミーの受光部が、上記受光素子の
    電源又はグランドに接続されていることを特徴とする請
    求項2記載の光学ピックアップ。
  4. 【請求項4】 上記光吸収手段は、上記受光素子上に成
    膜された光学薄膜よりなることを特徴とする請求項1記
    載の光学ピックアップ。
  5. 【請求項5】 光磁気信号及び3ビーム法によるトラッ
    キングサーボ信号を生成するための検出信号を出力する
    光学ピックアップであって、 上記光源から出射された光を回折して主ビームと2つの
    複ビームとを含む複数のビームに分割する光分割手段
    と、 上記光分割手段により分割され、上記記録媒体にて反射
    された戻り光を分離する戻り光分離手段と、 上記戻り光分離手段により分離された一方の戻り光を偏
    光分離する偏光分離手段とを備え、 上記受光素子には、上記戻り光分離手段により分離され
    た他方の戻り光の主ビームが照射される位置及び複ビー
    ムが照射される位置と、上記偏光分離手段により分離さ
    れた戻り光の主ビームが照射される位置とに上記受光部
    がそれぞれ設けられていると共に、上記偏光分離手段に
    より分離された戻り光の複ビームが照射される位置に上
    記光吸収手段がそれぞれ設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の光学ピックアップ。
  6. 【請求項6】 上記光源及び受光素子が同一パッケージ
    内に収容されていることを特徴とする請求項1記載の光
    学ピックアップ。
  7. 【請求項7】 上記光源及び受光素子が同一パッケージ
    内に収容され、このパッケージに、上記光分割手段と上
    記戻り光分離手段と上記偏光分離手段とが一体に設けら
    れていることを特徴とする請求項5記載の光学ピックア
    ップ。
  8. 【請求項8】 光源から出射された光を集束して記録媒
    体の信号記録面に照射し、記録媒体の信号記録面にて反
    射された戻り光を受光素子により検出して再生信号及び
    サーボ信号を生成するための検出信号を出力する光学ピ
    ックアップと、 上記光学ピックアップから出力された検出信号に基づい
    て再生信号及びサーボ信号を生成する信号処理手段と、 上記信号処理手段により生成されたサーボ信号に基づい
    てトラッキングサーボ及びフォーカスサーボを行うサー
    ボ手段とを備え、 上記光学ピックアップの受光素子には、上記検出信号の
    信号成分を含む戻り光が照射される位置に、上記信号処
    理手段に接続される受光部が設けられていると共に、上
    記受光部に入射しない光が照射される位置に、この光を
    吸収する光吸収手段が設けられていることを特徴とする
    記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252716A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 抽出光学系、光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2006294075A (ja) * 2005-03-15 2006-10-26 Ricoh Co Ltd 光ピックアップ、光記録装置、光再生装置、および光記録再生装置
JP2006344344A (ja) * 2005-03-02 2006-12-21 Ricoh Co Ltd 抽出光学系、光ピックアップ装置及び光ディスク装置

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