JP2001157557A - ニシキ貝エキスの抽出方法及び抽出成分を含有する健康食品 - Google Patents
ニシキ貝エキスの抽出方法及び抽出成分を含有する健康食品Info
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- JP2001157557A JP2001157557A JP34344799A JP34344799A JP2001157557A JP 2001157557 A JP2001157557 A JP 2001157557A JP 34344799 A JP34344799 A JP 34344799A JP 34344799 A JP34344799 A JP 34344799A JP 2001157557 A JP2001157557 A JP 2001157557A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 身体の細胞免疫機能の増進や、骨髄造血機能
の増進に寄与できる成分を有効に抽出できるニシキ貝エ
キスの抽出方法を提供する。 【解決手段】 ニシキ貝の貝柱及び内臓を原材料から塩
分を除去する工程と、４０℃〜６０℃の温度域でアルコ
ールと反応させる工程とを具備してニシキ貝エキスを抽
出する。
の増進に寄与できる成分を有効に抽出できるニシキ貝エ
キスの抽出方法を提供する。 【解決手段】 ニシキ貝の貝柱及び内臓を原材料から塩
分を除去する工程と、４０℃〜６０℃の温度域でアルコ
ールと反応させる工程とを具備してニシキ貝エキスを抽
出する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニシキ貝の有効成
分を効率よく抽出することのできるニシキ貝エキスの抽
出方法、及び、抽出されたニシキ貝エキスを含有する健
康食品に関する発明である。
分を効率よく抽出することのできるニシキ貝エキスの抽
出方法、及び、抽出されたニシキ貝エキスを含有する健
康食品に関する発明である。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】従来から、植物や動物
から抽出したエキス類を含有する健康食品は市販されて
いる。これらの健康食品には、有効成分としてアミノ酸
やミネラルが含まれているが、これらは栄養補助作用が
あるのみで、身体の細胞免疫機能の増進、骨髄造血機能
の増進には何の効果も得られなかった。
から抽出したエキス類を含有する健康食品は市販されて
いる。これらの健康食品には、有効成分としてアミノ酸
やミネラルが含まれているが、これらは栄養補助作用が
あるのみで、身体の細胞免疫機能の増進、骨髄造血機能
の増進には何の効果も得られなかった。
【０００３】ニシキ貝には、人間にとって有効な成分が
多く含まれていることは知られていたが、従来は、その
有効成分を効率よく抽出することができないという問題
点があった。もし、ニシキ貝の有効成分を効率よく抽出
できたら、これを含む健康食品を安価かつ大量に提供す
ることができる。
多く含まれていることは知られていたが、従来は、その
有効成分を効率よく抽出することができないという問題
点があった。もし、ニシキ貝の有効成分を効率よく抽出
できたら、これを含む健康食品を安価かつ大量に提供す
ることができる。
【０００４】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであって、身体の細胞免疫機能の増進や、骨髄造
血機能の増進に寄与できる成分を有効に抽出できるニシ
キ貝エキスの抽出方法、及び、抽出されたニシキ貝エキ
スを含有する健康食品を提供することを課題とする。
たものであって、身体の細胞免疫機能の増進や、骨髄造
血機能の増進に寄与できる成分を有効に抽出できるニシ
キ貝エキスの抽出方法、及び、抽出されたニシキ貝エキ
スを含有する健康食品を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、ニシキ貝の貝柱及び内臓を原材料にし
てニシキ貝のエキスを抽出するようにしている。従来
は、貝柱だけを食するとか、内蔵からエキスを抽出する
ことは試みられていたが、今回、本発明者の研究によ
り、貝柱と内蔵を混合した原材料を用いるのが好適であ
ることを発見して本発明に至った。
め、本発明では、ニシキ貝の貝柱及び内臓を原材料にし
てニシキ貝のエキスを抽出するようにしている。従来
は、貝柱だけを食するとか、内蔵からエキスを抽出する
ことは試みられていたが、今回、本発明者の研究によ
り、貝柱と内蔵を混合した原材料を用いるのが好適であ
ることを発見して本発明に至った。
【０００６】また、本発明は、ニシキ貝の貝柱及び内臓
を原材料から塩分を除去する工程と、４０℃〜６０℃の
温度域でアルコールと反応させる工程とを具備するニシ
キ貝エキスの抽出方法である。このような工程を含んで
抽出された貝エキスには、主成分として、アミノ酸、葉
酸、ビタミンＢ12、タウリン、ミネラルなどが含まれて
いる。抽出された貝エキスは、粉末状にした後、これを
カプセルに充填したり、錠剤にすれば人間にとって好適
な健康食品になる。また、前記の粉末は、食品の主原料
又は添加物としても活用できる。
を原材料から塩分を除去する工程と、４０℃〜６０℃の
温度域でアルコールと反応させる工程とを具備するニシ
キ貝エキスの抽出方法である。このような工程を含んで
抽出された貝エキスには、主成分として、アミノ酸、葉
酸、ビタミンＢ12、タウリン、ミネラルなどが含まれて
いる。抽出された貝エキスは、粉末状にした後、これを
カプセルに充填したり、錠剤にすれば人間にとって好適
な健康食品になる。また、前記の粉末は、食品の主原料
又は添加物としても活用できる。
【０００７】ニシキ貝から抽出されるエキスのうち、ア
ミノ酸は、人間の身体に直接に吸収されて、身体にエネ
ルギー、蛋白質を与える。タウリンは、免疫力の増進に
役に立ち、また、心筋細胞膜イオン通透性の調整によっ
て、心筋血不足の改善に役に立つ。葉酸は、核酸の生物
合成には重要な役割を果たすものである。葉酸は、赤血
球の成長因子であり、葉酸が欠けると、正常な細胞が分
裂できなくなることが知られている。赤血球は常に細胞
の新生が必要としているので、分裂ができなくなると、
貧血と血小板減少の原因になる。また、ビタミンＢ12は
抗悪性貧血因子で、わずか何μｇのビタミンＢ12が悪性
貧血を治すと言われている。
ミノ酸は、人間の身体に直接に吸収されて、身体にエネ
ルギー、蛋白質を与える。タウリンは、免疫力の増進に
役に立ち、また、心筋細胞膜イオン通透性の調整によっ
て、心筋血不足の改善に役に立つ。葉酸は、核酸の生物
合成には重要な役割を果たすものである。葉酸は、赤血
球の成長因子であり、葉酸が欠けると、正常な細胞が分
裂できなくなることが知られている。赤血球は常に細胞
の新生が必要としているので、分裂ができなくなると、
貧血と血小板減少の原因になる。また、ビタミンＢ12は
抗悪性貧血因子で、わずか何μｇのビタミンＢ12が悪性
貧血を治すと言われている。
【０００８】なお、本発明は、請求項３に記載のよう
に、貝柱及び内臓からなる原材料１００ｋｇに対して、
濃度２０〜４０％程度のエチルアルコールを８００〜１
２００リットル程度加えて反応させるのが特に好適であ
る。
に、貝柱及び内臓からなる原材料１００ｋｇに対して、
濃度２０〜４０％程度のエチルアルコールを８００〜１
２００リットル程度加えて反応させるのが特に好適であ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて、この発
明を更に詳細に説明する。 ［実施例１］貝エキスの抽出 １．１００ｋｇの新鮮なニシキ貝原料を流通水によって
充分に洗浄して塩分を除去する。 ２．濃度３０％のエチルアルコール１００リットルを上
記処理後のニシキ貝原料と共に処理容量２トンの反応釜
に入れる。 ３．４０℃で１２時間、６０℃で１２時間、合計で２４
時間反応させ、できた液体を濾過して不純物を取り除
く。 ４．次に更に目の細かい濾紙により、もう一度濾過して
液体分のみを抽出する。 ５．６００ｍｍＨｇｈにおいて減圧濃縮してから、８０
℃に加熱し、５００ｍｍＨｇｈの条件下で真空乾燥させ
る。 ６．超音波殺菌した後、８０メッシュの粉末にすると３
Ｋｇの製品が得られる。
明を更に詳細に説明する。 ［実施例１］貝エキスの抽出 １．１００ｋｇの新鮮なニシキ貝原料を流通水によって
充分に洗浄して塩分を除去する。 ２．濃度３０％のエチルアルコール１００リットルを上
記処理後のニシキ貝原料と共に処理容量２トンの反応釜
に入れる。 ３．４０℃で１２時間、６０℃で１２時間、合計で２４
時間反応させ、できた液体を濾過して不純物を取り除
く。 ４．次に更に目の細かい濾紙により、もう一度濾過して
液体分のみを抽出する。 ５．６００ｍｍＨｇｈにおいて減圧濃縮してから、８０
℃に加熱し、５００ｍｍＨｇｈの条件下で真空乾燥させ
る。 ６．超音波殺菌した後、８０メッシュの粉末にすると３
Ｋｇの製品が得られる。
【００１０】［実施例２］健康食品（カプセル）の製造 １．原料として、実施例１で製造された「ニシキ貝エキ
ス粉末」２００ｍｇを使用する。 ２．粉末原料を乾燥して、他の成分と共に、カプセル充
填機で充填する。 ３．そして、検査の後、包装すれば健康食品が完成す
る。
ス粉末」２００ｍｇを使用する。 ２．粉末原料を乾燥して、他の成分と共に、カプセル充
填機で充填する。 ３．そして、検査の後、包装すれば健康食品が完成す
る。
【００１１】［実施例１の粉末の有効成分］１８種類の
アミノ酸の総量は63.11mg/100mgであった。タウリンは
3.45mg/100mg、タミンＢ12は0.28mg/100mg、葉酸は1.21
mg/100mg、ＥＰＡ不飽和脂肪酸は4mg/100mgであった。
ミネラルとしては、鉄分が526mg/kg、亜鉛が247mg/kg、
銅が12.7mg/kg、カルシウムが556mg/kgであった。
アミノ酸の総量は63.11mg/100mgであった。タウリンは
3.45mg/100mg、タミンＢ12は0.28mg/100mg、葉酸は1.21
mg/100mg、ＥＰＡ不飽和脂肪酸は4mg/100mgであった。
ミネラルとしては、鉄分が526mg/kg、亜鉛が247mg/kg、
銅が12.7mg/kg、カルシウムが556mg/kgであった。
【００１２】［臨床結果］山東省省立第二人民医院、山
東医科大学第二付属医院、山東省ガン医院において、
肺、胃、乳腺、肝のガン患者（５０例）が放射治療を受
けてから白血球、血色素が非常に低下していたが、ニシ
キ貝エキスを投与後４〜７日間、１００％の患者の白血
球、血色素が明らかに上昇した。有効率（細胞免疫機能
増進）は８０％であった。
東医科大学第二付属医院、山東省ガン医院において、
肺、胃、乳腺、肝のガン患者（５０例）が放射治療を受
けてから白血球、血色素が非常に低下していたが、ニシ
キ貝エキスを投与後４〜７日間、１００％の患者の白血
球、血色素が明らかに上昇した。有効率（細胞免疫機能
増進）は８０％であった。
【００１３】また、山東省省立医院の１５例のガン患者
についても、臨床試験の結果、前記の同様の結果が得
た。山東省省立医院の３例貧血患者については、血色素
が4.8gから11.6g に上昇した。
についても、臨床試験の結果、前記の同様の結果が得
た。山東省省立医院の３例貧血患者については、血色素
が4.8gから11.6g に上昇した。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるニ
シキ貝エキスの抽出方法によれば、身体の細胞免疫機能
の増進や、骨髄造血機能の増進に寄与できる成分を有効
に抽出できる。
シキ貝エキスの抽出方法によれば、身体の細胞免疫機能
の増進や、骨髄造血機能の増進に寄与できる成分を有効
に抽出できる。
Claims (3)
- 【請求項１】 ニシキ貝の貝柱及び内臓を原材料にして
抽出したニシキ貝粉末を添加してなる健康食品。 - 【請求項２】 ニシキ貝の貝柱及び内臓を原材料から塩
分を除去する工程と、４０℃〜６０℃の温度域でアルコ
ールと反応させる工程とを具備するニシキ貝エキスの抽
出方法。 - 【請求項３】 前記原材料１００ｋｇに対して、濃度２
０〜４０％程度のエチルアルコールを８００〜１２００
リットル程度加える請求項に記載のニシキ貝エキスの抽
出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34344799A JP2001157557A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | ニシキ貝エキスの抽出方法及び抽出成分を含有する健康食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34344799A JP2001157557A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | ニシキ貝エキスの抽出方法及び抽出成分を含有する健康食品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001157557A true JP2001157557A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18361595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34344799A Pending JP2001157557A (ja) | 1999-12-02 | 1999-12-02 | ニシキ貝エキスの抽出方法及び抽出成分を含有する健康食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001157557A (ja) |
-
1999
- 1999-12-02 JP JP34344799A patent/JP2001157557A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030722 |