JP2001157525A - 動物の排泄物処理材及びその製造方法 - Google Patents

動物の排泄物処理材及びその製造方法

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JP2001157525A
JP2001157525A JP34112399A JP34112399A JP2001157525A JP 2001157525 A JP2001157525 A JP 2001157525A JP 34112399 A JP34112399 A JP 34112399A JP 34112399 A JP34112399 A JP 34112399A JP 2001157525 A JP2001157525 A JP 2001157525A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動物が排泄した尿の吸収及び保水性が良く、
排泄物を包み込んで塊状化して、取り出しやすく、また
焼却でき、しかも、建築現場から発生する廃物の廃木材
及びプラスチック廃材を、紙パルプや紙製品などを使用
することなく、より廉価に廃材の有効に利用できる動物
の粉状の排泄物処理材を提供する。 【構成】 5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子及び
プラスチック廃材粉砕物を主として含有する廃木材粉砕
物及び該廃木材粉砕物に比して小量の接着剤を含む混合
物により形成されている粒状物であることを特徴とする
動物の排泄物処理材であり、廃木材、プラスチック廃材
及び接着剤から造粒物に形成され、材料費が低廉であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動物、特に猫科及び犬
科動物並びにその他愛玩動物等の動物の粒状の排泄物処
理材及びその製造方法に関し、特に、建築現場などで既
に使用済みの廃木材の有効利用を図る、動物、特に猫科
及び犬科動物並びにその他愛玩動物等の動物の粒状の排
泄物処理材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家畜、愛玩動物等の動物の排泄物処理
材、特に屋内での排泄物処理材としては、砂、ベントナ
イト、ゼオライト、製紙用パルプ、パルプスラッジなど
を小塊状に成形して使用されている。この種の愛玩動物
の排泄物処理材は、例えば室内で使用されるところか
ら、清潔で、衛生的であることが望まれ、使用後、清潔
さ及び衛生上の点から、廃棄処理され易いのが望まれ
る。しかし、砂、ゼオライト、ベントナイトなどの無機
物の場合は、使用時、砕けて埃となり易く、また、使用
後放置する間に汚臭を発生しても、非可燃物であるため
焼却処理を行うことができず、また下水等に流すことも
できない。そこで、消臭効果が低く、価格が高いが、吸
水能に優れ、可燃物であるところから、製紙用パルプ及
び紙粉の小塊状成形物が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】廃木材は、建築産業、
その他木材産業などからかなりの量で発生し、その量は
膨大な量に上っており、その多くが、産業廃棄物として
捨てられ、その殆どは、焼却処理されており、その扱い
が建築産業やその他木材産業の課題の一となっている。
従来、廃木材の粉砕物は、その侭では粒状化することが
難しいために、紙粉又は紙パルプ及び高吸水性樹脂と混
合して、造粒して粒状の動物用排泄物処理材を製造して
いる。しかし紙粉及び紙パルプは、比較的高価であり、
量的に少なく廃木材処理の上で問題とされている。本発
明は、従来の廃木材処理に係る問題点を解決することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、廃木材を、
粗粉砕して解繊することにより得られる廃木材の繊維状
の粒子は、高吸水性樹脂及び水と混合して押出し造粒等
の造粒手段により、紙粉及び紙パルプを混合しないで
も、容易に造粒できることを発見して本発明に至った。
即ち、本発明は、製材所から発生する大量のおが屑、建
築現場等から発生する廃木材を、紙粉や紙パルプを混合
しないで、造粒して製造できる動物用廃木材処理材及び
その製造方法を提供する。
【0005】即ち、本発明は、5mm以下の粒度の繊維
状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物、5m
m以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物及び
前記廃木材粉砕物より少ない量の接着剤を含む混合物に
より形成されている粒状物であることを特徴とする動物
の排泄物処理材にあり、また、本発明は、5mm以下の
粒度の繊維状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉
砕物、5mm以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材
粉砕物並びに前記廃木材粉砕物より少ない量の接着剤及
び配合物質を含む混合物により形成されている粒状物で
あることを特徴とする動物の排泄物処理材にある。
【0006】これらのほかに、本発明は、芯部及び該芯
部を覆う被覆層部により形成されており、前記芯部は、
5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として含有
する廃木材粉砕物、5mm以下の粒度に粉砕されたプラ
スチック廃材粉砕物及び該廃木材粉砕物に比して少量の
接着剤を含む混合物により粒状に形成されており、前記
被覆層部は、0.5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒
子を主として含有する廃木材粉砕物並びに該廃木材粉砕
物より少ない量の接着剤を含む混合物により形成されて
いることを特徴とする動物の排泄物処理材にあり、ま
た、本発明は、芯部及び該芯部を覆う被覆層部により形
成されており、前記芯部は、5mm以下の粒度の繊維状
の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物、5mm
以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物及び前
記廃木材粉砕物より少ない量の接着剤を含む混合物によ
り粒状に形成されており、前記被覆層部は、0.5mm
以下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として含有する廃
木材粉砕物、該廃木材粉砕物より少ない量の接着剤及び
該接着剤より少ない量の配合物質を含む混合物によりれ
形成されていることを特徴とする動物の排泄物処理材に
あり、さらに、本発明は、芯部及び該芯部を覆う被覆層
部により形成されており、前記芯部は、5mm以下の粒
度の繊維状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕
物、5mm以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉
砕物、前記廃木材粉砕物より少ない量の接着剤及び該接
着剤より少量の配合物質を含む混合物により粒状に形成
されており、前記被覆層部は、0.5mm以下の粒度の
繊維状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物及
び該廃木材粉砕物より少ない量の接着剤を含む混合物で
形成されていることを特徴とする動物の排泄物処理材に
あり、さらにまた、本発明は、芯部及び該芯部を覆う被
覆層部により形成されており、前記芯部は、5mm以下
の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物、5mmの
粒度以下の繊維状の廃木材粒子を主として含有する廃木
材粉砕物、該廃木材粉砕物に比して少量の接着剤及び該
接着剤より少量の配合物質を含む混合物により粒状に形
成されており、前記被覆層部は、0.5mm以下の粒度
の繊維状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕
物、該廃木材粉砕物より少ない量の接着剤及び該接着剤
より少ない量の配合物質を含む混合物により形成されて
いることを特徴とする動物の排泄物処理材にある。
【0007】さらにこれらのほかに、本発明は、廃木材
粒子を、5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子に解繊
して、前記繊維状廃木材粒子を主として含有する廃木材
粉砕物を形成し、この形成された前記繊維状廃木材粒子
を主として含有する廃木材粉砕物に、5mm以下の粒度
に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物を加えて混合し、
この混合物に接着剤及び水を加えて、造粒用混合物を形
成し、この形成された造粒用混合物を造粒して、造粒物
粒子を形成することを特徴とする廃木材からの動物の排
泄物処理材の製造方法にあり、また、本発明は、廃木材
粒子を、5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子に解繊
して、前記繊維状廃木材粒子を主として含有する廃木材
粉砕物を形成し、この形成された前記繊維状廃木材粒子
を主として含有する廃木材粉砕物を二分し、二分された
一方の廃木材粉砕物に、5mm以下の粒度に粉砕された
プラスチック廃材粉砕物を加えて混合し、この混合物に
接着剤及び水を加えて、造粒用混合物を形成し、この形
成された造粒用混合物を造粒して造粒物粒子を形成し、
二分されたもう一方の廃木材粉砕物については、0.5
mm以下の粒度に粉砕して、0.5mm以下の粒度の繊
維状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物を形
成し、この廃木材粉砕物に接着剤を混合して、被覆用混
合物を形成し、この被覆用混合物を、前記造粒された造
粒物粒子の表面に供給して、前記造粒物粒子の表面上に
被覆層を形成することを特徴とする廃木材からの動物の
排泄物処理材の製造方法にあり、さらに、本発明は、廃
木材粒子を、5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子に
解繊して、前記繊維状廃木材粒子を主として含有する廃
木材粉砕物を形成し、この形成された前記繊維状廃木材
粒子を主として含有する廃木材粉砕物を二分し、二分さ
れた一方の廃木材粉砕物に、5mm以下の粒度に粉砕さ
れたプラスチック廃材粉砕物を加えて混合し、この混合
物に接着剤及び水を加えて、造粒用混合物を形成し、こ
の形成された造粒用混合物を造粒して造粒物粒子を形成
し、二分されたもう一方の廃木材粉砕物については、
0.5mm以下の粒度に粉砕して、0.5mm以下の粒
度の繊維状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕
物を形成し、この廃木材粉砕物に接着剤及び配合物質を
混合して、被覆用混合物を形成し、この被覆用混合物
を、前記造粒された造粒物粒子の表面に供給して、前記
造粒物粒子の表面上に被覆層を形成することを特徴とす
る廃木材からの動物の排泄物処理材の製造方法にあり、
さらにまた、本発明は、廃木材粒子を、5mm以下の粒
度の繊維状の廃木材粒子に解繊して、前記繊維状廃木材
粒子を主として含有する廃木材粉砕物を形成し、この形
成された前記繊維状廃木材粒子を主として含有する廃木
材粉砕物を二分し、二分された一方の廃木材粉砕物に、
5mm以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物
を加えて混合し、この混合物に、接着剤、配合物質及び
水を加えて、繊維状廃木材粒子、接着剤、配合物質及び
水を含有する造粒用混合物を形成し、この形成された造
粒用混合物を造粒して造粒物粒子を形成し、二分された
もう一方の廃木材粉砕物については、0.5mm以下の
粒度に粉砕して、0.5mm以下の粒度の繊維状の廃木
材粒子を主として含有する廃木材粉砕物を形成し、この
廃木材粉砕物に、接着剤及び配合物質を混合して、被覆
用混合物を形成し、この被覆用混合物を、前記造粒され
た造粒物粒子の表面に供給して、前記造粒物粒子の表面
上に被覆層を形成することを特徴とする廃木材からの動
物の排泄物処理材の製造方法にある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、粒状の動物の排
泄物処理材は、5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子
を主として含有する廃木材粉砕物、5mm以下の粒度に
粉砕されたプラスチック廃材粉砕物及び前記廃木材粉砕
物より少ない量の接着剤を含む混合物により粒状物に形
成することができる。また本発明において、粒状の動物
の排泄物処理材は、上記のように作られた造粒物を芯部
とし、該芯部を覆って、被覆層部を形成して形成するこ
とができる。この場合、前記芯部は、5mm以下の粒度
の繊維状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕
物、5mm以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉
砕物及び該廃木材粉砕物に比して少量の接着剤を含む混
合物により粒状に形成されており、前記被覆層部は、
0.5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として
含有する廃木材粉砕物並びに該廃木材粉砕物より少ない
量の接着剤を含む混合物により形成される。本発明の動
物の排泄物処理材において、接着剤は、粒状物に対し、
粒状物に対し、5重量パーセント未満の含有率の一種以
上の高吸水性樹脂及び粒状物に対し10重量パーセント
以下の含有率の一種以上の糊剤であるのが好ましい。し
かし5重量パーセント未満の含有率の一種以上の高吸水
性樹脂若しくは粒状物に対し5重量パーセント以下の含
有率の一種以上の糊剤又はこれらの組み合わせとするこ
とができる。また、接着剤を、高吸水性樹脂とする場合
には、粒状物に対し、30重量パーセント以下の含有率
の一種以上の高吸水性樹脂であるのが好ましいが、粒状
物に対し、5重量パーセント未満の含有率の一種以上の
高吸水性樹脂とすることができる。また、接着剤とし
て、高吸水性樹脂を使用する場合は、高吸水性樹脂は、
30μm以下の粒度を有するものであるのが好ましい。
しかし、20μm以下の粒度を有するものとすることが
できる。本発明の動物の排泄物処理材において、糊剤と
しては、ポリアクリルアミド、α−澱粉、ポリビニルア
ルコール、コンスターチ、小麦粉若しくはカルボキシメ
チルセルロース又はこれら二以上のものを組み合わせた
ものを使用することができる。
【0009】本発明の動物の排泄物処理材において、造
粒物の吸水速度を増すために、陽イオン界面活性剤、陰
イオン界面活性剤、中性イオン界面活性剤及び非イオン
界面活性剤等の界面活性剤を使用することができる。廃
木材が松等の水を弾く材料である場合、界面活性剤の使
用は、水を弾く材料を濡れさせることができ、廃木材粉
砕物の吸水性及び保水性を増加させると共に、また、本
発明の動物の排泄物処理材において、使用される繊維状
の廃木材粉砕物は、粒度が5mm以下、好ましくは3m
m以下、さらに好ましくは2mm以下とすると、吸水性
能及び保水性能が大きくなり、また造粒することが容易
となるので好ましい。本発明の動物の排泄物処理材の粒
状物の粒度は、2mm以上であるのが、粉状物が少なく
なるので好ましいが、6mm以下とするのが使用上好ま
しい。
【0010】本発明の動物の排泄物処理材は、芯部と芯
部を被覆する被覆層部で形成することができる。この場
合、被覆層部は、濡れた粒子相互が付着しあって塊状を
形成するように付着性を有するように形成され、芯部
は、吸水した尿等の排泄物を保持できるように、吸水性
及び保水性を有するように形成されれる。芯部は、排泄
物処理材粒子の75乃至95重量パーセントであり、被
覆層部は、5乃至25重量パーセントであるのが、該排
泄物処理材としての吸水及び保水性能及び排泄物処理材
粒子の付着性能を達成する上で好ましい。本発明の、芯
部及び被覆層部の二層からなる動物の排泄物処理材にお
いても、一層の造粒物からなる動物の排泄物処理材と同
様に、接着剤は、一種以上の高吸水性樹脂若しくは一種
以上の糊剤又はこれらの組み合わせとすることができ
る。本発明の動物の排泄物処理材の芯部においては、造
粒が容易に行えるように、接着剤は、例えば、5重量パ
ーセント未満の含有率で含有される一種以上の高吸水性
樹脂及び10重量パーセント以下の含有率で含有される
一種以上の糊剤とすることができるが、芯部における接
着剤は、5重量パーセント未満の含有率で含有される一
種以上の高吸水性樹脂若しくは5重量パーセント以下の
含有率で含有される一種以上の糊剤又はこれらを組み合
わせたものとすることができる。芯部における接着剤
は、高吸水性樹脂を単独で接着剤とする場合には、高吸
水性樹脂は、30重量パーセント以下の含有率で含有さ
せることができる。高吸水性樹脂及び糊剤を一緒に接着
剤として使用する場合は、解繊された木粉に、別個に又
は予め混合して配合することができる。
【0011】本発明の動物の排泄物処理材において、被
覆層部における接着剤は、35重量パーセント以下の含
有率で含有される一種以上の高吸水性樹脂とすることが
できる。被覆層部において、接着剤は、5重量パーセン
ト未満の含有率で含有される一種以上の高吸水性樹脂若
しくは5重量パーセント以下の含有率で含有される糊剤
又はこれらを組み合わせたものとすることができる。本
発明において、高吸水性樹脂は、30μm以下の粒度を
有するものであるのが好ましいが、20μm以下の粒度
を有するものとすると、さらに好ましい。本発明におい
て、芯部及び/又は被覆層部に使用される接着剤は、造
粒物に使用される接着剤と同様であり、即ち、一種以上
の高吸水性樹脂及び/又は糊剤とすることができる。本
発明において、糊剤についても同様に、ポリアクリルア
ミド、α−澱粉、ポリビニルアルコール若しくはカルボ
キシメチルセルロース又はこれらの二以上の組み合わせ
たものである。本発明において、芯部及び/又は被覆層
部に使用される配合物質としては、一種以上の着色物質
若しくは一種以上の殺菌作用を有する物質又はこれらの
組み合わせである。本発明において、芯部若しくは被覆
層部又はこれら双方に、界面活性剤を含有させると、吸
水性能を増加できるので好ましい。界面活性剤は、造粒
物単独の場合と同様であり、陽イオン界面活性剤、陰イ
オン界面活性剤、両性イオン界面活性剤及び非イオン界
面活性剤等の界面活性剤を使用することができる。陽イ
オン界面活性剤の場合は、殺菌効果があるので、殺菌作
用を有する物質として使用することができる。
【0012】本発明において、芯部の廃木材粉砕物は、
主として、2乃至5mmの粒度の繊維状の廃木材粒子を
含有する廃木材粉砕物である。本発明において、芯部の
廃木材粉砕物は、主として、5mm以下の粒度、好まし
くは、3mm以下の粒度、さらに好ましくは2mm以下
の粒度の繊維状の廃木材粒子を含有するものである。被
覆層部において、繊維化された廃木材粉砕物は、例えば
0.5mm以下の粒度に細かくすることにより、被覆す
ることを容易にさせることができ、例えば0.1mm以
下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として含有する繊維
化された廃木材粉砕物とするのが好ましい。細かい微粒
子は、保存時において剥落し易いので、被覆層部の繊維
化されたの廃木材粉砕物が、0.1乃至0.5mmの粒
度、好ましくは、繊維状の廃木材粒子を含有する廃木材
粉砕物とするのが好ましい。本発明において、芯部は、
2mm以上の粒度、好ましくは3mm以上の粒度とする
ことができる。動物の排泄物処理材は、3mm以上の粒
度に形成することができ、また6mm以下の粒度に形成
することができる。
【0013】本発明において、廃木材は、剪定枝、木材
の樹皮、木材の建築現場からの使用済み建築資材、製材
所から発生する木片及び木屑並びにおが屑などの廃木材
は、例えば50乃至300mmの大きさに破砕される。
破砕された廃木材片は、金属を有するものを分離するた
めに、静電分離、磁力選別される。静電分離及び磁力選
別により鉄片及び/又は金属片が分離された50乃至3
00mmの大きさの廃木材片は、5乃至30mmの大き
さの粒子に粗粉砕される。粗粉砕された廃木材粒には、
可成の量の金属粒が夾雑されるので、夾雑される金属粒
を、風力選別(風簸)又は磁力選別(磁選)により分離
し、金属粒が分離された廃木材粒は、解繊機により、3
乃至5mmの粒度で繊維化される。本発明において、繊
維化された廃木材粉砕物は、繊維状粒子を含有するもの
であり、繊維化されない廃木材粉砕物に比して、吸水性
及び保水性に優れる。ここで繊維状の粒子は、粒子の短
軸の長さ即ち粒子の幅1に対する粒子の長軸の長さ即ち
粒子の長さが4以上のものであり、好ましくは、6以上
である。本発明において、繊維化された廃木材粉砕物
は、このような寸法比を有する繊維状粒子を50重量%
以上、好ましくは70重量%以上含有するのが好まし
い。
【0014】本発明において、5mm以下の粒度、3乃
至5mmの粒度及び3mm以下の粒度の廃木材の繊維状
粒子は、高吸水性樹脂及び水と混合して、押出し造粒さ
れる。繊維化されない廃木材粉砕物は、高吸水性樹脂と
の混合物としても、粒状に造粒することが困難である。
本発明において、木粉を繊維化することにより、高吸水
性樹脂の使用を減少させることができる。本発明におい
て、高吸水性樹脂の使用量は、排泄物処理材としての吸
水能力、保水能力及び濡れた造粒された粒子相互の付着
能力を保持するに足りればよい。造粒粒子相互の付着及
び繊維状粒子の付着を容易にするためには、高吸水性樹
脂に代えて糊料を使用することができる。このような糊
料としては、ポリアクリルアミド、α−澱粉、ポリビニ
ルアルコール(PVA)、カルボキシメチルセルロース
(CMC)などの接着剤を使用することができる。本発
明においては、ポリアクリルアミド及びα−澱粉を繊維
状に粒子の付着に使用するのが好ましい。
【0015】本発明において、プラスチック廃材粉砕物
として、パルプ、高吸水性樹脂及びプラスチック物質を
含有するプラスチック廃材粉砕物を使用することができ
る。このようなプラスチック廃材粉砕物としては、不良
紙おむつの粉砕物、不良乳パッドの粉砕物、不良尿パッ
ドの粉砕物及び不良生理用ナプキンの粉砕物並びに不良
衛生シーツの粉砕物やこれら衛生シーツの製造時に発生
する衛生シーツの裁断屑の粉砕物があり、またこれらの
他に、前記プラスチック廃材の粉砕物に含有されて入る
パルプ及び高吸水性樹脂を分級して回収された回収残渣
のプラスチックに富む粉砕物などがある。本発明におい
て、プラスチック廃材粉砕物として、プラスチック物質
及びパルプを含有する不良ラミネート紙の粉砕物及びラ
ミネート紙製造時に発生するラミネート紙廃材の粉砕物
並びに使用済みラミネート容器などの使用済みラミネー
ト紙廃材の粉砕物を使用することができる。本発明にお
いて、プラスチック廃材粉砕物は、上記のプラスチック
廃材粉砕物の他に、例えば、使用済み及び不良品のペッ
トボトル等のポリエチレンテレフタレート樹脂廃材の粉
砕物、塩化ビニル樹脂廃材の粉砕物、ポリエチレン樹脂
廃材の粉砕物、ポリプロピレン樹脂廃材の粉砕物、ポリ
スチレン樹脂廃材の粉砕物、ポリエステル樹脂廃材の粉
砕物、アルキド樹脂廃材の粉砕物、ABS樹脂廃材の粉
砕物、SAN樹脂廃材の粉砕物、メタクリル酸メチル樹
脂廃材の粉砕物、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂廃材
の粉砕物、エポキシ樹脂廃材の粉砕物、合成ゴム廃材の
粉砕物及びその他のプラスチック廃材の粉砕物を包含
し、プラスチック容器等の一般的なプラスチック製品及
び使用済みプラスチック製品の廃棄物の粉砕物を包含す
る。
【0016】本発明において、押出し造粒には、繊維化
された廃木材粉砕物の繊維状粒子にプラスチック廃材粉
砕物、高吸水性樹脂及び水を混合した混合物が使用され
る。繊維化されないで単に3乃至5mmの粒度に粉砕さ
れた廃木材粉砕物の粒子の場合には、前記繊維状粒子の
含有率が20重量%以下であり、高吸水性樹脂及び水と
混合した混合物では、押出し造粒により粒状に造粒する
ことが難しい。本発明において、繊維化された廃木材粒
を形成するために、粉砕された廃木材の粒子は、解繊
機、例えば市販の乾式紙片解繊機により、繊維化及び粉
砕される。解繊機により解繊された、粒度が3乃至5m
mの廃木材粉砕物には、繊維状粒子が70重量%以上の
含有率で含有される。おが屑等の木粉は、解繊機で解繊
して使用するのが、紙粉等の紙材を混ぜないで造粒する
場合に、造粒作業が円滑に行えるので好ましい。本発明
において、動物用の粒状の排泄物処理材は、粒度が2m
m以上、例えば2mm、3mm、4mm又は5mm以上
の粒子に造粒することにより製造され、例えば、水分が
10%以下、好ましくは、5%以下の乾燥状態で保存さ
れる。本発明において、粒状の動物用排泄物処理材は、
水分含有率を15重量%以下、好ましくは10重量%と
なるように乾燥することにより、保管時の黴の発生を防
止することができるので、20重量%以上の含水率で造
粒するときは、最終段階で10重量%以下の含水率にな
るまで乾燥するのが好ましい。
【0017】本発明において、建築現場及び製材所から
発生する廃木材は、針葉樹及び広葉樹の何れの廃木材も
使用することができる。本発明において、動物の排泄物
処理材に使用される廃木材は、保存時の黴の発生を避け
るために、ヒノキチオールを成分として含有する廃木材
が好ましい。ヒノキチオールはヒノキ科の木材に含まれ
ていおり、このような、ヒノキ科の木材としては、例え
ば、アスナロ属ではアスナロ、ヒノキアスナロ(ひば)
があり、ネズミサシ属の木材としては、イブキ、ハイネ
ズミがあり、クロベ属の木材としては、クロベ(ネズ
コ)、ウエスタンレッドシーダーがあり、またインセン
スシーダ属では、インセンスシーダーがあり、ヒノキ属
としてタイワンヒノキがある。
【0018】本発明において、排泄物処理材は、使用時
に、動物に乾燥したさらさらした感触を与えると共に、
排泄物処理材の保存時の黴等の発生を防止するために、
乾燥状態で保存される。本発明において、排泄物処理材
とされる廃木材粉砕物及びプラスチック廃材粉砕物の造
粒物は、乾燥状態でにされて保存される。そこで、本発
明においては、着色された繊維化された廃木材粉砕物及
びプラスチック廃材粉砕物の造粒物は、好ましくは含有
水分が10重量%以下、さらに好ましくは5重量%以下
になるまで乾燥して、動物の排泄物処理材とされる。し
かし、比較的多湿の雰囲気下で使用される動物用の排泄
物処理材の場合、殺菌作用を有する物質を前記繊維状の
木粉及び/又はプラスチック廃材粉砕物に配合して造粒
すると、長期に亙って、黴などの発生を避けて動物用排
泄物処理材として保存することができるので好ましい。
しかし、繊維化された廃木材粉砕物としては、ヒノキチ
オールを採取した採取滓を廃木材として使用する場合に
は、ヒノキチオールが僅かながら廃木材粉砕物中に残留
するので、その残留量に応じて、前記殺菌作用を有する
物質の使用を減少又は省略することができる。
【0019】本発明において、繊維化された廃木材粉砕
物の造粒物の表面は、該廃木材粉砕物及びプラスチック
廃材粉砕物の本来有する色彩を呈しており、造粒物をそ
の侭、排泄物処理材として使用できるが、特別に着色物
質により着色して、廃木材粉砕物の造粒物の本来の色彩
を着色物質により隠して、各種の色彩の排泄物処理材と
することができる。本発明において、着色された木粉の
造粒物は、その侭、排泄物処理材として使用することが
できるが、この場合、埃となるのを避けるために、例え
ば1mmより小さい粒径の細かい粉状部分を分離してお
くのが好ましい。
【0020】本発明において、排泄物処理材を使用雰囲
気に調和させる目的で、木粉造粒物は着色物質により着
色される。本発明において、着色物質は、顔料及び染料
を使用することができる。このような顔料及び染料に
は、例えば、白色のものとして、炭酸カルシウム、酸化
チタン及び合成パールがあり、青色の顔料及び染料とし
ては、シアニンブルー、アゾブルー及びパテントブルー
があり、緑色の顔料及び染料としては、シアニングリー
ン及びエメラルドグリーンがあり、黄色の顔料及び染料
としては、アゾイエロー、アシッドイエロー及びハンサ
イエローがある。
【0021】本発明において、排泄物処理材粒子は、尿
に触れた部分が互いに付着し合って集合体を形成して、
尿に触れた部分を取り出し易くさせることができる。こ
の場合、繊維化された廃木材の粉砕物には、混合される
高吸水性樹脂の他に、ポリアクリルアミド及び/又はα
−澱粉を配合することができる。しかし、これら以外に
も、尿に触れて粉体粒子相互を接着させて、容易に塊状
物とするような接着機能を有する材料を選択することが
できる。また、本発明において、使用時の排泄物処理材
の粉化を避けるために、廃木材粉砕物に、接着機能を有
する物質を配合するのが好ましい。このような接着機能
を有する物質としては、水溶性又は水分散性のものとし
て、ポリビニルアルコール(PVA)、小麦粉、澱粉、
コーンスターチ、カルボキシメチルセルロース(CM
C)、プルラン又はゼラチンなどがあり、これらは、単
独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して配合
物質として使用することができる。また、アルコール溶
解性の配合物質としては、ヒドロキシエチルセルロース
(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)
又はポリビニルピロリドン或(PVP)などがあり、こ
の場合も同様に、これらは夫々単独で使用されるか、又
はこれらの2種以上を混合して使用することができる。
【0022】また本発明の排泄物処理材において、高吸
水性樹脂は、動物用の排泄物処理材の吸水機能、保水機
能及び使用後の粒子相互の付着機能を高めるために配合
され、その使用量は30重量パーセント以下であるのが
好ましい。本発明において、動物用の排泄物処理材中の
高吸水性樹脂の配合割合は、5乃至30重量%である
が、付着機能を接着剤により行うときは、高吸水性樹脂
の量は5重量パーセント以下とすることができる。本発
明において、高吸水性樹脂の用語は、30倍程度の水を
吸収する吸水性樹脂をも意味する。本発明においては、
木粉を繊維化させることしにより、このような高吸水性
樹脂とはいえない吸水樹脂の使用を容易にさせる。本発
明において、高吸水性樹脂は、高吸水性樹脂を含有する
プラスチック廃材粉砕物を使用する場合は、プラスチッ
ク廃材粉砕物と共に供給することができる。この場合、
不足する高吸水性樹脂の量は、別途添加することができ
る。本発明において配合される高吸水性樹脂は、一般
に、自重の数十倍から二千倍程度の水を吸収しても、形
を保持できる樹脂であり、例えば、ビニルエステルとエ
チレン系不飽和カルボン酸又はその誘導体との共重合体
鹸化物、澱粉とアクリル酸のグラフト重合体、ポリアク
リル酸の架橋物、ビニルアルコールとアクリル酸の共重
合体、ポリアクリロニトリルの部分加水分解物、カルボ
キシメチルセルロースの架橋物、ポリエチレングリコー
ルの架橋物、キトサンの塩又はプルランのゲルなどがあ
り、これらは、繊維化された廃木材粉砕物に、単独で又
は2種以上の混合物として配合することができる。
【0023】本発明において、排泄物処理材を排泄物指
示薬として兼用することができる。この場合には、着色
物質及び配合物質の色彩を例えば白一色に揃えると、そ
の指示薬の発色の確認が容易となり、適宜の排泄物検査
用指示薬を配合して、動物の排泄物による検診を簡単に
行うことができることとなり好ましい。本発明において
使用される動物用の尿検査用指示薬は、従来の動物用の
尿検査用指示薬と同様に、人の尿検査用指示薬、即ち尿
pH指示薬、尿蛋白指示薬、尿糖指示薬、尿ヘモグロビ
ン指示薬及びその他の人の尿検査用指示薬を使用するこ
とができる。
【0024】本発明において、このような尿検査用の指
示薬を配合するなどのために、廃木材粉砕物の造粒乾燥
粒子の表面を白色に着色する場合、指示薬が添加され又
は添加されない白色乃至略白色の着色物質を繊維状の廃
木材粉砕物及び/又はプラスチック廃材粉砕物に配合す
ることができる。この場合、白色乃至略白色を呈する物
質を、上記の白色の顔料及び染料に代えて使用すること
ができる。したがって、例えば、上に列記の、ベントナ
イト、ゼオライト、炭酸カルシウム及び石膏等の鉱物質
の白色物質、並びに小麦粉及びCMC等の白色物質を、
繊維状の廃木材粉砕物粒子の表面を白色にする着色物質
として、使用することができる。尿pH指示薬の場合
は、使用される着色物質はpHに影響を与えないものと
される。例えば、チタン白等を使用することができる。
【0025】また、本発明において、繊維状の廃木材粉
砕物及びプラスチック廃材粉砕物の造粒乾燥物は、それ
自体脱臭能を有していないので、動物が排泄した尿等が
分解して汚臭となるのを極力避けるために、本発明の動
物の排泄物処理材には、補助脱臭剤として、10重量%
以下の量で、吸着能を有するコーヒー液抽出残渣、ベン
トナイト又はゼオライトを使用することができる。本発
明においては、繊維状の廃木材粉砕物と共に、動物の排
泄物処理材の主たる成分として、10重量%以下の量で
使用することができる。本発明において、使用時の排泄
物処理材の粉化を避けるために、繊維化された廃木材粉
砕物に、接着機能を有する物質を配合するのが好まし
い。
【0026】本発明において、排泄物処理材は、原料の
繊維状の廃木材粉砕物、プラスチック廃材粉砕物及び高
吸水性樹脂などの素材の微細な粉塵の存在を極力避ける
ために、1mm以上の粒度(例えば、1mm篩上)の造
粒物に造粒されるのが好ましいが、2mm以上の粒度の
粒子に造粒すると、例えば動物のトイレ用の箱から室内
に散り難くなり、仮令散ったとしても、粒子を拾い集め
るのが容易であり、室内の衛生を保つ上で好ましい。し
かし、これらの場合、1mm以下の粒度の粒子の存在
や、2mm以下の粒度の粒子の存在を完全に排斥するも
のではない。造粒物は、球状、柱状、粒状、顆粒状等各
種形状に形成することができる。
【0027】本発明において、廃木材粉砕物、プラスチ
ック廃材粉砕物及び高吸水性樹脂の水を含む混合物は、
造粒装置により造粒される。造粒装置としては、従来周
知の、押出し造粒装置を使用することができる。しか
し、この他に、パン型、ドラム型、流動層型及び錠剤成
形機などの各種造粒装置を使用することができる。これ
らの造粒装置において、造粒成形された造粒物の表面へ
の白色粉末等の着色物質の付着は、造粒物が形成された
ところで、造粒物表面に、例えば白色粉末を直接接触さ
せて付着させたり、又は白色粉末を溶液又は懸濁液にし
て、噴霧等により付着させることによって行うことがで
きる。
【0028】本発明において、界面活性剤は、廃木材の
表面を覆うプラスチック被膜の濡れ及びプラスチック廃
材粉砕物の表面の濡れを良くして、廃木材粉砕物の造粒
物の水の吸水速度を大きくするために、塗布されるもの
であり、陽イオン界面活性剤、非イオンか界面活性剤、
陰イオン界面活性剤又は両性イオン界面活性剤を使用す
ることができる。陰イオン界面活性剤としては、例え
ば、スルホン酸型の、アルキルベンゼンスルホン酸塩
(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)及
びスルホこはく酸ジアルキルエステル(例えば、スルホ
こはく酸ジ2−エチルヘキシルナトリウム)などがあ
り、カルボン酸型の脂肪族モノカルボン酸塩(例えば、
ラウリン酸ナトリウム)などがあり、また硫酸エステル
型の硫酸アルキル塩(例えば、硫酸ドデシルナトリウ
ム)などがある。非イオン界面活性剤としては、エステ
ル型の、グリセリン脂肪酸エステル(例えば、グリセリ
ンモノステアリン酸エステル)などがあり、及びソルビ
タン脂肪酸エステル(例えば、ソルビタンモノステアリ
ン酸エステル)などがあり、エーテル型の、オクチルフ
ェニルエーテル及びポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテルなどがあり、アルカノールアミド型のラウリン
酸ジエタノールアミドなどがあり、陽イオン界面活性剤
としては、アミン型のステアリルアミン塩酸塩などがあ
り、また第4級アミン型のラウリルジメチルベンジルア
ンモニウムクロリド及びステアリルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ココナットアミンアセテートなどがあ
る。両性界面活性剤としては、カルボキシベタイン型の
ラウリルジメチル酢酸ベタインなどがあり、またグリー
ン型の2−ウンデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどがある。
【0029】本発明においては、繊維化された廃木材粉
砕物、プラスチック廃材粉砕物、高吸水性樹脂及び水の
混合物が造粒されるが、この造粒過程で、又は造粒後
に、更に繊維状の廃木材粉砕物の造粒粒子を粒子として
安定させるために、接着能、吸水能を有する高吸水性繊
維、高吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質等を、前記造
粒粒子の上にまぶすなどして、造粒粒子の表面にこれら
吸着機能又は殺菌作用を有する物質を付着させ、その後
乾燥することにより、吸着機能及び/又は殺菌機能を有
する付着物質が、造粒粒子の表面から容易に剥落しない
ようにするのが好ましい。このような吸着機能及び殺菌
機能を有する物質としては、カテキン、パンシル及びス
メルナーク(商品名)がある。本発明において、被覆用
混合物に使用される廃木材粉砕物は、例えば、篩を通し
て、0.5mm以下の粒度、好ましくは、0.1mm以
下の粒度の微細な粉砕物とされるのが好ましい。このよ
うに微細な粉砕物を被覆用混合物として使用すると、使
用時に尿により一部洗い流されて流失して、芯部の色調
を外部から見えるようにすることができ、使用された箇
所が外から容易に知ることができる。
【0030】
【作用】本発明において、動物の排泄物処理材は、5m
m以下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として含有する
廃木材粉砕物、5mm以下の粒度に粉砕されたプラスチ
ック廃材粉砕物及び前記廃木材粉砕物より少ない量の接
着剤を含む混合物により形成されている粒状物であるの
で、廃木材粉砕物を繊維化することにより得られた繊維
状の廃木材粉砕物を、プラスチック廃材粉砕物、接着剤
及び水と混合して簡単に造粒することができ、高吸水性
樹脂を多量に使用しないで造粒することができる。ま
た、繊維化された廃木材粉砕物を含む造粒物表面を着色
物質で着色する場合には、プラスチック廃材粉砕物及び
廃木材粉砕物の特有の色を隠すことができ、着色物質を
選ぶことにより、排泄物処理材を、例えば使用される室
内の調度との調和、衛生感、使用者の好み及び色彩雰囲
気等に応じた色調に着色することが可能となり、動物の
排泄物処理材を多色化させることができる。本発明にお
いて、動物の排泄物処理材は、廃木材粉砕物を含む造粒
物表面が、廃木材粉砕物及び接着剤を含む接着性混合物
で被覆することができるので、排泄物処理材中に排泄さ
れた排泄物は、排泄物処理材を上から掛けるなどして簡
単に包まれるので、排泄物の汚臭等は、排泄物処理材に
吸着されて周囲に放散されることはない。
【0031】しかも、本発明において、解繊された木粉
は、それ自体、吸水性及び保水性を有し、また5mm以
下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物は、保水
性を有するが、それに吸水性及び/又は脱臭性を有する
物質を配合して、吸水性及び脱臭性を付与することがで
き、動物の排泄物処理材として使用して、動物の排泄し
た尿の吸収性及び消臭性が良好である。さらに、本発明
の排泄物処理材は、特に白色物質で着色できるので、尿
検査用指示薬を配合しても、その発色を際立たせること
ができ、動物の排泄した尿の色を検査して、動物の健康
状態を監視することが容易となる。
【0032】本発明において、ポリアクリルアミド、α
−澱粉、ポバール及び/又は小麦粉等の糊剤は、被覆層
の10重量%以下の量で、廃木材粉砕物55重量%以上
の量高吸水性樹脂35重量%以下の量の混合物に混合さ
れる。この場合には、動物の排泄物に付着して、排泄物
処理材粒子相互が付着して、排泄物を包み込んで塊状と
なり、塊状の部分のみを取り出すことにより動物の排泄
物の後始末ができ、後始末が簡単かつ容易である。ま
た、動物の排泄処理材中に補助脱臭剤及び/又は高吸水
性樹脂が混合されている場合には、排泄物処理材として
更に優れた脱臭性並びに吸水性及び保水性を発揮する。
本発明は、従来、廃物とされて、その処理が問題とされ
ていた建築現場で使用された廃木材や製材所から発生す
る廃木材及びプラスチック廃材を、動物の排泄物処理材
として有効に利用するので、これら廃材の廃棄処理が容
易である。
【0033】本発明の動物の排泄物処理材は、産業廃棄
物の繊維化された廃木材粉砕物を主として含有し、また
5mm以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物
を含有して、1mm以上、好ましくは、3mm以上の粒
径の造粒物に、吸水性及び/又は脱臭性の物質と共に成
形されるので、動物の尿について吸収性が良く、また保
水性が良く、しかも、木粉は木の香りを周囲に与えるの
で、消臭性が良好である。また、本発明の排泄物処理材
には、例えば、高吸水性樹脂、又は小麦粉、ポバール、
α−澱粉若しくはその他接着能を有する配合物質、又は
殺菌作用を有する物質或はこれら配合物質の二以上のも
のを混合して配合できるので、動物の排泄物に付着し
て、排泄物を包み込んで塊状にすることができ、後始末
が簡単かつ容易である。また、脱臭剤及び/又は吸水剤
が混合されている場合には、排泄物処理材として更に優
れた脱臭性及び吸水性を発揮する。さらにまた、殺菌作
用を有する物質が混合されている場合には、排泄物処理
材は、黴などの発生がなく長期間に亙って保存すること
ができる
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施の態様の例を説明する
が、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限さ
れるものではない。図1は、本発明の一実施例を本例に
使用される廃木材粉砕物を造粒して排泄物処理材とする
装置の一例を示す概念図である。図1において、建築現
場から集められ、10cmの大きさに裁断されいる各種
廃木材が使用された。本例において、廃木材1は、柱、
梁、貫き等の木の廃材を破砕機2で破砕して、50乃至
100mmの径の塊状物に破砕する。破砕機2で破砕さ
れた廃木材の塊状物は、磁選機2に送られる。磁選機3
では、比較的大きな鉄片及び該鉄片を有する廃木材の塊
状物が、磁石に吸い付けられて除去され、比較的大きな
鉄片及び該鉄片を有する廃木材の塊状物が除去された廃
木材の塊状物は粗粉砕機4に送られる。粗粉砕機4で、
50乃至100mmの大きさの廃木材の塊状物は、5乃
至30mmの大きさの廃木材片に粗粉砕され、5乃至3
mmの大きさに粗粉砕された廃木材片は、磁選機5に送
られる。磁選機5では、比較的小さい鉄片及び小さな鉄
片を有する廃木材片が、磁石に吸い付けられて除去され
る。小さい鉄片及び小さな鉄片を有する廃木材片が除去
された廃木材片は、解繊機6に送られて、解繊されなが
ら3乃至5mmの粒度の繊維状の廃木材粒子を含む廃木
材粒子に粉砕される。解繊されて3乃至5mmの粒度の
繊維状の廃木材粒子を含む廃木材粉砕物は、二分され、
一方の一方の3乃至5mmの粒度の繊維状の廃木材粒子
を含む粉砕物は、第一ホッパー6に送られる。第一ホッ
パー7に送られた3乃至5mmの粒度の繊維状の廃木材
粒子を含む廃木材粉砕物には、5mm以下の粒度に粉砕
されたプラスチック廃材粉砕物8が混合される。この5
mm以下の粒度のプラスチック廃材粉砕物が混合され3
乃至5mmの粒度の繊維状の廃木材粒子を含む廃木材粉
砕物は、押出し造粒機9に接続する第一スクリューフィ
ーダー10に供給される。第一スクリューフィーダー1
0には、押出し造粒機9に至る間に、高吸水性樹脂供給
ホッパー11に接続する高吸水性樹脂供給部12及び水
供給タンク13に接続する水供給部14が設けられてい
る。高吸水性樹脂供給部12では、前記繊維状の廃木材
粒子及びプラスチック廃材粉砕物を含む粉砕物混合物に
高吸水性樹脂が供給され、混合される。水供給部14で
は、高吸水性樹脂が供給された繊維状の廃木材粒子及び
プラスチック廃材粉砕物を含む粉砕物混合物に水が供給
され混合され、造粒物用混合物が形成される。本例にお
いて、造粒物用混合物は、廃木材粒子が60乃至80重
量部であり、プラスチック廃材粉砕物が10乃至35重
量部であり、高吸水性樹脂は、5乃至10重量部であ
る。高吸水性樹脂の一部は、ポリアクリルアミド、α−
澱粉等の接着剤により置き換えることができる。本例に
おいて、押出し造粒機9は、3mmの孔径を有する25
mm厚さのダイスを備えており、造粒物用混合物は、押
出し造粒機9において、3mm以上の粒径で長さ5mm
以上の円柱形状の廃木材造粒物に造粒される。押出し造
粒機9のダイスの孔径は、造粒物粒子の径に対応して選
択される。3mm以上の粒径で長さ5mm以上の円柱形
状の廃木材造粒物は、円形の篩機15に送られて、2m
mの目の開きを有する篩により、2mm以下の粒度の廃
木材造粒物の粉状物が篩分けられて除去される。
【0035】解繊機6で解繊され二分された、もう一方
の3乃至5mmの粒度の繊維状の廃木材粒子を含む廃木
材粉砕物は、第二スクリューフィーダー16により一次
微粉砕解繊機17に送られて0.5乃至1mmの粒度の
繊維状の廃木材粒子を含む粉砕物に解繊され、続いて二
次微粉砕解繊機18に送られて、0.1乃至0.5mm
(例えば0.35mm)の粒度の繊維状の廃木材粒子を
含む廃木材粉砕物に解繊される。該0.1乃至0.5m
mの粒度に解繊された繊維状の廃木材粒子を含む廃木材
粉砕物は、第二ホッパー19に集められる。第二ホッパ
ー19に集められた、0.1乃至0.5mmの粒度に解
繊された繊維状の廃木材粒子を含む粉砕物は、被覆用高
吸水性樹脂供給ホッパー20及び被覆用ポリアクリルア
ミド供給ホッパー21に接続する第三スクリューフィー
ダー22が接続する混合機23に送られる。該混合機2
3において、0.1乃至0.5mmの粒度で55重量部
以上の量の繊維状の廃木材粒子を含む粉砕物は、被覆用
高吸水性樹脂供給ホッパー20からの35重量部以下の
量の被覆用高吸水性樹脂及び被覆用ポリアクリルアミド
供給ホッパー21からの10重量部以下の被覆用ポリア
クリルアミドと混合されて、被覆用混合物が形成され
る。本例において、被覆用混合物は、廃木材粉砕物の5
5重量%以上、被覆用高吸水性樹脂の35重量%以上及
び被覆用アクリルアミドの10重量%以下の混合物であ
る。円形篩機15の篩上部は、搬送路24により被覆装
置25に接続しており、また前記混合機23は、前記被
覆装置25の上方に位置して、被覆装置23に、前記被
覆用混合物を散布できるように設けられており、粒度2
mm以上の粒度の廃木材造粒物は、搬送路24から被覆
装置25に供給され、そこで、被覆用混合物が散布さ
れ、廃木材造粒物の上に前記被覆用混合物により被覆さ
れる。本例において、被覆された造粒物は、廃木材造粒
物が75乃至95重量%であり、被覆用混合物が5乃至
25重量%である。
【0036】被覆装置25の出口は、円形篩機26に接
続しており、被覆用混合物により被覆された、排泄物処
理材用の造粒物は、被覆装置25から円形篩機26に供
給されて粒度2mm以下の造粒物が篩分けされて分離さ
れる。円形篩機26の出口は、乾燥機27に接続するベ
ルトコンベヤ28に接続しており、粒度2mm以上の排
泄物処理材用の造粒物は、ベルトコンベヤ28により乾
燥機27に送られ、水分が5重量%以下になるまで乾燥
される。乾燥機27の出口は、製品ホッパー29に接続
するベルトコンベヤ30に接続しており、製品ホッパー
29の出口は、篩機31に接続するベルトコンベヤ32
に接続する。乾燥機27で水分が5重量%以下に乾燥さ
れた排泄物処理材用の造粒物は、ベルトコンベヤ30を
介して製品ホッパー29に集められ、ベルトコンベヤ3
2を介して篩機31に送られ、そこで、粒度2mm以下
の排泄物処理材用の造粒物が篩分けされて分離される。
篩機31の出口はベルトコンベヤ33を介して自動包装
機34に接続している。篩機31により篩分けされた、
粒度2mm以上の篩上粒子の排泄物処理材用の造粒物
は、ベルトコンベヤ33から、自動包装機34に送られ
て、包装され出荷される。
【0037】例1.建築現場から集められ、破砕機で5
0〜100mmの粒度に破砕され、粗砕機で5〜30m
m粒度に粉砕されたたヒバ系廃木材を、解繊機により、
3.5mm以下の粒度に粉砕し、繊維化した。この繊維
化されたヒバ系廃木材粉砕物を、二分し、二分された一
方のヒバ系廃木材粉砕物7.4kgを第一ホッパー7に
入れ、第一ホッパー7で、第一ホッパー7に供給された
プラスチック廃材粉砕物2.1kgと混合した。この混
合物は、第一スクリューフィーダー10に供給し、高吸
水性樹脂供給部12で高吸水性樹脂1.0kgを混合
し、水供給部12で水2リットルを混合して形成された
造粒用混合物を、第一スクリューフィーダー8から、押
出し造粒機9に送り、押出し造粒して、3mm以上の径
で長さが5mm以上の造粒物とした。押出し造粒され形
成された造粒物は、円形篩機15で2mm以下の粒度の
造粒物が篩分けにより除去された。円形篩機15の篩上
は、少量の水が噴霧されて、被覆装置25に送られた。
他方、3.5mm以下の粒度の繊維化されたヒバ系廃木
材粉砕物の中の1.5kgを解繊機6から、一次微粉砕
解繊機17に供給し0.5mm以下の粒度に解繊し、次
いで二次微粉砕解繊機18で0.35mm以下の粒度に
解繊した。0.35mm以下の粒度に解繊された廃木材
粉砕物を第二ホッパー19に集め、混合機23に供給し
た。一方、高吸水性樹脂700gを被覆用高吸水性樹脂
供給ホッパー20からスクリューフィーダー22に供給
すると共に、ポリアクリルアミド200gを被覆用ポリ
アクリルアミド供給ホッパー21から、前記スクリュー
フィーダー22に供給し、前記混合機23に供給し、繊
維化された廃木材粉砕物と混合した。繊維化された廃木
材粉砕物、被覆用高吸水性樹脂及び被覆用ポリアクリル
アミドの被覆用混合物は、被覆装置25に送られて、繊
維化された廃木材粉砕物の造粒物の上に散布された。本
例においては、この被覆作業は数段に分けて行われた。
被覆工程を終えた被覆造粒物は、円形篩機26で2mm
以下の粒度の被覆造粒物を除去した。円形篩機26の篩
上は、乾燥機27に送られて乾燥され、篩分けられ、猫
のトイレ砂として製品化された。
【0038】室内において、このように製造された猫の
トイレ用の砂100gに、38℃の温度の疑似尿30ミ
リリットルを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好
であり、アンモニア臭が消臭された後、木の香りが認め
られた。本実施例において、疑似尿は、食塩10g、ア
ンモニア水(NH39.5〜10.5重量%)10ミリ
リットルを水1リットルに溶解することにより調製し
た。この猫のトイレ用の砂は、猫のトイレに厚さ10c
mの厚さに敷いて使用されたが、猫は普段と同様にトイ
レとして使用しており、使用の上で何等支障がなかっ
た。本例のトイレ用の砂は、排泄物の周囲に容易に付着
して、排泄物の取り出しを容易にする。しかも本例のト
イレ用の砂は、使用後、木の香りを漂わせるので、脱臭
性が優れる上に、消臭性も優れるので、屋内に不快な臭
いを発生するのを避けることができた。本例において、
建築現場から集められたヒバ系木材の廃木材粉砕物を使
用しているが、これ以外の異なった種類の木材の各種木
粉を使用しても同様の結果を得ることができる。
【0039】例2.建築現場から集められ、破砕機で5
0〜100mmの粒度に破砕され、粗砕機で5〜30m
m粒度に粉砕されたた杉材の廃木材を、解繊機により、
3.5mm以下の粒度に粉砕し、繊維化した。この解繊
機により繊維化された杉材の廃木材粉砕物を、二分し、
その一方の7.5kgを第一ホッパー7に入れ、プラス
チック廃材粉砕物2.0kgと混合し、第一スクリュー
フィーダー8に供給した。高吸水性樹脂供給部12で高
吸水性樹脂(アロンザップ:東亜合成株式会社製、商品
名)0.5kgを混合し、この混合物に水供給部14で
水1.4リットルを混合して形成された造粒用混合物
(含水率12%)を、第一スクリューフィーダー8か
ら、3mmの孔を有するダイスを備える押出し造粒機9
に送り、3mm径の粒状物に押出し造粒する。押出し造
粒された廃木材粉砕物の造粒物は、円形篩機15に送ら
れて、径が3mm以上で長さが5mm以上の造粒物を篩
分けにより篩上の粒子として分離する。円形篩機15の
篩上の粒子には、少量の水が噴霧されて、被覆装置25
に送られた。他方、二分されたもう一方の3mm以下の
粒度の繊維化された杉材の廃木材粉砕物の1.5kgを
解繊機6から、一次微粉砕解繊機17に送って、1mm
以下の粒度に解繊し、次いで二次微粉砕解繊機18に送
って、0.35mm以下の粒度に解繊し、被覆用廃木材
粉砕物とした。一方、0.35mm以下の粒度の解繊さ
れた廃木材粉砕物を第二ホッパー19に集め、その55
重量部を混合機23に供給した。一方、高吸水性樹脂と
しては、ハイモ株式会社製の25μm以下の粒度を有す
るものを使用し、その40重量部を被覆用高吸水性樹脂
供給ホッパー20からスクリューフィーダー22を経て
混合機23に供給した。また、ポリアクリルアミドは、
三菱化学株式会社製であり、25μm以下の粒度を有し
ており、その5重量部を、被覆用ポリアクリルアミド供
給ホッパー21から、前記スクリューフィーダー20を
経て混合機23に供給した。前記混合機23に供給され
た被覆用高吸水性樹脂、被覆用ポリアクリルアミド及び
繊維化された被覆用廃木材粉砕物は、混合機23で混合
された。繊維化された被覆用廃木材粉砕物、被覆用高吸
水性樹脂及び被覆用ポリアクリルアミドの被覆用混合物
は、前記造粒物100重量部に対し16重量部の割合
で、被覆装置25に送られて、廃木材粉砕物の造粒物の
上に散布された。本例においては、この被覆作業は数段
に分けて行われた。被覆工程を終えた被覆造粒物は、円
形篩機26で、2mm以下の粒度の被覆造粒物を除去し
た。円形篩機26の篩上は、乾燥機27に送られて乾燥
され、篩分けられ、猫のトイレ砂として製品化された。
室内において、このように製造された猫のトイレ用の砂
を猫のトイレに厚さ10cmに敷いて使用した。この猫
のトイレ用の砂に、38℃の温度の疑似尿30ミリリッ
トルを注入したが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であ
り、アンモニア臭は消臭され、ほとんど感知されなかつ
た。猫は従来の砂と同様に使用し、屋内での使用におい
ても臭いの点で何の問題もなく、排尿部分は塊状を呈
し、排泄物の取出しも容易である。
【0040】例3.建築現場から集められ、破砕機で5
0〜100mmの粒度に破砕され、粗砕機で5〜30m
m粒度に粉砕されたた杉材の廃木材を、解繊機により、
3.5mm以下の粒度に粉砕し、繊維化した。この解繊
機により繊維化された杉材の廃木材粉砕物を、二分し、
その一方の7kgを第一ホッパー7で、プラスチック廃
材粉砕物2.5kgと混合し、第一スクリューフィーダ
ー10に供給した。本例においては、接着剤として高吸
水性樹脂に代えてポリアクリルアミド(三菱化学株式会
社製)が使用され、ホッパー11に入れられた。ポリア
クリルアミド1kgが、第一スクリューフィーダ10に
より送られてくる繊維化された杉材の廃木材粉砕物に、
ポリアクリルアミド供給ホッパー11からポリアクリル
アミド供給部12で混合された。この混合物に水供給部
14で水1.4リットルを混合して形成された造粒用混
合物(含水率12%)を、第一スクリューフィーダー1
0から、3mmの孔を有するダイスを備える押出し造粒
機9に送り、3mm以上の粒度の粒状物に押出し造粒す
る。押出し造粒された廃木材粉砕物の造粒物は、円形篩
機15に送られて、3mm以下の粒度の造粒物を篩分け
により分離除去する。円形篩機15の篩上の造粒物粒子
には、少量の水が噴霧されて、被覆装置25に送られ
た。他方、3mm以下の粒度の繊維化された杉材の廃木
材粉砕物の中の1.5kgを解繊機6から、一次微粉砕
解繊機17に送って、1mm以下の粒度に解繊し、次い
で二次微粉砕解繊機18に送って、0.35mm以下の
粒度に解繊し、被覆用廃木材粉砕物とした。一方、0.
35mm以下の粒度の解繊された廃木材粉砕物を第二ホ
ッパー19に集め、その55重量部を混合機23に供給
した。一方、高吸水性樹脂としては、ハイモ株式会社製
の25μm以下の平均粒度を有するものを使用し、その
27重量部を被覆用高吸水性樹脂供給ホッパー20から
スクリューフィーダー22を経て混合機23に供給し
た。また、ポリアクリルアミド(三菱化学株式会社製)
は、25μm以下の平均粒度を有しており、その18重
量部を、被覆用ポリアクリルアミド供給ホッパー21か
ら、前記スクリューフィーダー22を経て混合機23に
供給した。前記混合機23に供給された被覆用高吸水性
樹脂、被覆用ポリアクリルアミド及び繊維化された被覆
用廃木材粉砕物を含む被覆用混合物を混合機23で混合
調製された。繊維化された被覆用廃木材粉砕物、被覆用
高吸水性樹脂及び被覆用ポリアクリルアミドの被覆用混
合物は、造粒物100重量部に対し15重量部の割合
で、被覆装置25に送られて、廃木材粉砕物の造粒物の
上に散布された。本例においては、この被覆作業は数段
階に分けて行われた。被覆工程を終えた被覆造粒物は、
円形篩機26で、2mm以下の粒度の被覆造粒物を除去
した。円形篩機26の篩上は、乾燥機27に送られて乾
燥され、篩分けられ、猫のトイレ砂として製品化され
た。室内において、このように製造された猫のトイレ用
の砂を猫のトイレに厚さ10cmに敷いて使用した。こ
の猫のトイレ用の砂に、38℃の温度の疑似尿30ミリ
リットルを注入したが、非常に吸水性及び脱臭性が良好
であり、アンモニア臭は消臭され、ほとんど感知されな
かつた。猫は従来の砂と同様に使用し、屋内での使用に
おいても臭いの点で何の問題もなく、排尿部分は塊状を
呈し、排泄物の取出しも容易である。
【0041】例4.建築現場から集められ、破砕機で5
0〜100mmの粒度に破砕され、粗砕機で5〜30m
m粒度に粉砕されたた栂材の廃木材を、解繊機により、
3mm以下の粒度に粉砕し、繊維化した。この解繊機に
より繊維化された栂材の廃木材粉砕物の65重量部に、
プラスチック廃材粉砕物20重量部、粒度25μmの高
吸水性樹脂(商品名Hs1100:ハイモ株式会社製)
5重量部と粒度150μmの高吸水性樹脂(商品名Hs
1100:ハイモ株式会社製)50重量部の高吸水性樹
脂混合物10重量部を混合し、この混合物に、平均粒度
25μmのアクリルアミド(三菱化学株式会社製)5重
量部を混合し、この混合物に、11.1重量部の水を混
合して形成された造粒用混合物(含水率10%)を製造
した。この造粒用混合物を、3mmの孔を有するダイス
を備える押出し造粒機により押出し造粒して、直径3m
m、長さ5mm以下の柱状の造粒物を製造した。このよ
うに製造された猫のトイレ用の砂を、室内の猫のトイレ
に厚さ10cmに敷いて使用した。この猫のトイレ用の
砂に、38℃の温度の疑似尿30ミリリットルを注入し
たが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、アンモニ
ア臭は消臭され、ほとんど感知されなかつた。猫は従来
の砂と同様に使用し、屋内での使用においても臭いの点
で何の問題もなく、排尿部分は塊状を呈し、排泄物の取
出しも容易である。
【0042】例5.建築現場から集められ、破砕機で5
0〜100mmの粒度に破砕され、粗砕機で5〜30m
m粒度に粉砕されたた栂材の廃木材を、解繊機により、
3mm以下の粒度に粉砕し、繊維化した。この解繊機に
より繊維化された栂材の廃木材粉砕物の80重量部に、
プラスチック廃材粉砕物10重量部、平均粒度25μm
の高吸水性樹脂(商品名Hs1100:ハイモ株式会社
製)5重量部と平均粒度150μmの高吸水性樹脂(商
品名Hs1100:ハイモ株式会社製)50重量部の高
吸水性樹脂混合物5重量部を混合し、この混合物に、平
均粒度25μmのアクリルアミド(三菱化学株式会社
製)5重量部を混合し、この混合物に、11.1重量部
の水を混合して形成された造粒用混合物(含水率10
%)を製造した。この造粒用混合物を、5mmの孔を有
するダイスを備える押出し造粒機により押出し造粒し
て、直径5mm、長さ10mm以下の柱状の造粒物を製
造した。このように製造された猫のトイレ用の砂を、室
内の猫のトイレに厚さ10cmに敷いて使用した。この
猫のトイレ用の砂に、38℃の温度の疑似尿30ミリリ
ットルを注入したが、非常に吸水性及び脱臭性が良好で
あり、アンモニア臭は消臭され、ほとんど感知されなか
つた。猫は従来の砂と同様に使用し、屋内での使用にお
いても臭いの点で何の問題もなく、排尿部分は塊状を呈
し、排泄物の取出しも容易である。本例においては、ヒ
バ材、杉材及び栂材の廃木材の粉砕物を使用している
が、これ以外の異なった種類の木材の各種木粉を使用し
ても同様の結果を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明において、動物の排泄物処理材
は、5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として
含有する廃木材粉砕物、5mm以下の粒度に粉砕された
プラスチック廃材粉砕物及び前記廃木材粉砕物より少な
い量の接着剤を含む混合物により形成されている粒状物
であるので、木粉及びプラスチック廃材の色を呈し、ま
たそれ以外の色に着色することが容易であるので、従来
の動物の排泄物処理材に比して、使用場所の色調に合わ
せて、種々の色調、即ち適宜の色彩の排泄物処理材を選
ぶことが可能となり、衛生的な雰囲気はもとより、室内
の色彩の調和を保つことができる。しかも廃木材粉砕物
は、固有の香りを有するので、例えば室内に放置して、
トイレ特有の臭いを消して、室内の環境を改善する。ま
たそれ自体保水性を有するので、従来の動物の排泄物処
理材に比して、検尿用指示薬の使用が容易となり、動物
の健康状態を把握することが容易となる。本発明は、従
来、建築現場から発生し、廃物とされていた廃木材を、
繊維化された粒子とするので、プラスチック廃材粉砕物
と混合して、紙パルプや紙製品などを使用しないで接着
剤、例えば高吸水性樹脂のみで、造粒物とするものであ
り、低廉に動物の排泄物処理材として有効に利用するこ
とができ、しかも、主として可燃物で構成するので、廃
棄処理が容易である。しかも、本発明は、繊維化された
廃木材粉砕物の乾燥造粒物を適宜着色させて、動物の排
泄物処理材とできるので、室内の調度に合わせた、又は
好みに合わせた色調の動物排泄物処理材とすることがで
きる。以上のように、本発明は、従来の動物の廃棄物処
理材に比して、建築現場から発生する産業廃棄物の廃木
材及びプラスチック廃材の廃棄に係る問題点と、従来の
使用済みの動物の排泄物処理材の非可燃性に係る廃棄処
理に係る問題点を一挙に解決するものであり、資源の有
効利用及び環境廃棄物の処理の軽減等の点で有意義なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を本例に使用される廃木材粉
砕物を造粒して排泄物処理材とする装置の一例を示す概
念図である。
【符号の説明】
1 廃木材 2 破砕機 3、5 磁選機 4 粗粉砕機 6 解選機 7 第一ホッパー 8 プラスチック廃材粉砕物 9 押出し造粒機 10 第一スクリューフィーダー 11 高吸水性樹脂供給ホッパー 12 高吸水性樹脂供給部 13 水供給ホッパー 14 水供給部 15 円形の篩機 16 第二スクリューフイーダー 17 一次微粉砕解繊機 18 二次微粉砕解繊機 19 第二ホッパー 20 被覆用高吸水性樹脂供給ホッパー 21 被覆用ポリアクリルアミド供給ホッパー 22 第三エクリューフィーダー 23 混合機 24 搬送路 25 被覆装置 26 円形篩機 27 乾燥機 28、30、32、33 ベルトコンベヤ 29 製品ホッパー 31 篩機 34 自動包装機

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子
    を主として含有する廃木材粉砕物、5mm以下の粒度に
    粉砕されたプラスチック廃材粉砕物及び前記廃木材粉砕
    物より少ない量の接着剤を含む混合物により形成されて
    いる粒状物であることを特徴とする動物の排泄物処理
    材。
  2. 【請求項2】 5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子
    を主として含有する廃木材粉砕物、5mm以下の粒度に
    粉砕されたプラスチック廃材粉砕物並びに前記廃木材粉
    砕物より少ない量の接着剤及び配合物質を含む混合物に
    より形成されている粒状物であることを特徴とする動物
    の排泄物処理材。
  3. 【請求項3】 接着剤は、プラスチック廃材粉砕物に含
    有されているものであり、一種以上の高吸水性樹脂若し
    くは一種以上の糊剤又はこれらの組み合わせであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の動物の排泄物処理
    材。
  4. 【請求項4】 接着剤が、一種以上の高吸水性樹脂若し
    くは一種以上の糊剤又はこれらの組み合わせであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の動物の排泄物処理
    材。
  5. 【請求項5】 接着剤が、粒状物に対し、5重量パーセ
    ント未満の含有率の一種以上の高吸水性樹脂若しくは粒
    状物に対し5重量パーセント以下の含有率の一種以上の
    糊剤又はこれらの組み合わせであることを特徴とする請
    求項1乃至4の何れか一項に記載の動物の排泄物処理
    材。
  6. 【請求項6】 接着剤が、粒状物に対し、5重量パーセ
    ント未満の含有率の一種以上の高吸水性樹脂及び粒状物
    に対し10重量パーセント以下の含有率の一種以上の糊
    剤であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項
    に記載の動物の排泄物処理材。
  7. 【請求項7】 接着剤が、粒状物に対し、30重量パー
    セント以下の含有率の一種以上の高吸水性樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の動
    物の排泄物処理材。
  8. 【請求項8】 高吸水性樹脂が30μm以下の平均粒度
    を有するものであることを特徴とする請求項3乃至7の
    何れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
  9. 【請求項9】 高吸水性樹脂が20μm以下の平均粒度
    を有するものであることを特徴とする請求項3乃至7の
    何れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
  10. 【請求項10】 糊剤が、ポリアクリルアミド、α−澱
    粉、ポリビニルアルコール、コンスターチ、小麦粉、カ
    ルボキシメチルセルロース、プルラン若しくはゼラチン
    又はこれら二以上の組み合わせであることを特徴とする
    請求項4、5又は6に記載の動物の排泄物処理材。
  11. 【請求項11】 糊剤が、プラスチック廃材粉砕物に含
    有されるものであり、ポリアクリルアミド、α−澱粉、
    ポリビニルアルコール及びカルボキシメチルセルロース
    の一以上を含有するものであることを特徴とする請求項
    3乃至6及び請求項10の何れか一項に記載の動物の排
    泄物処理材。
  12. 【請求項12】 配合物質が、一種以上の着色物質若し
    くは一種以上の殺菌作用を有する物質又はこれらの組み
    合わせであることを特徴とする請求項2に記載の動物の
    排泄物処理材。
  13. 【請求項13】 造粒物が界面活性剤を含有することを
    特徴とする請求項1又は2に記載の動物の排泄物処理
    材。
  14. 【請求項14】 プラスチック廃材粉砕物は、粒度が5
    mm以下の粉砕物であり、紙おむつ廃材粉砕物、乳パッ
    ド廃材粉砕物、尿パッド廃材粉砕物及び生理用ナプキン
    廃材粉砕物若しくはラミネート紙廃材粉砕物又は前記廃
    材粉砕物の一以上から分離された、主成分としてプラス
    チック物質を含有する分離粉砕物又は前記粉砕物の二以
    上の組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の動物の排泄物処理材。
  15. 【請求項15】 芯部及び該芯部を覆う被覆層部により
    形成されており、前記芯部は、5mm以下の粒度の繊維
    状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物、5m
    m以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物及び
    該廃木材粉砕物に比して少量の接着剤を含む混合物によ
    り粒状に形成されており、前記被覆層部は、0.5mm
    以下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として含有する廃
    木材粉砕物並びに該廃木材粉砕物より少ない量の接着剤
    を含む混合物により形成されていることを特徴とする動
    物の排泄物処理材。
  16. 【請求項16】 芯部及び該芯部を覆う被覆層部により
    形成されており、前記芯部は、5mm以下の粒度の繊維
    状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物、5m
    m以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物及び
    前記廃木材粉砕物より少ない量の接着剤を含む混合物に
    より粒状に形成されており、前記被覆層部は、0.5m
    m以下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として含有する
    廃木材粉砕物、該廃木材粉砕物より少ない量の接着剤及
    び該接着剤より少ない量の配合物質を含む混合物により
    れ形成されていることを特徴とする動物の排泄物処理
    材。
  17. 【請求項17】 芯部及び該芯部を覆う被覆層部により
    形成されており、前記芯部は、5mm以下の粒度の繊維
    状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物、5m
    m以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物、前
    記廃木材粉砕物より少ない量の接着剤及び該接着剤より
    少量の配合物質を含む混合物により粒状に形成されてお
    り、前記被覆層部は、0.5mm以下の粒度の繊維状の
    廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物及び該廃木
    材粉砕物より少ない量の接着剤を含む混合物で形成され
    ていることを特徴とする動物の排泄物処理材。
  18. 【請求項18】 芯部及び該芯部を覆う被覆層部により
    形成されており、前記芯部は、5mm以下の粒度に粉砕
    されたプラスチック廃材粉砕物、5mmの粒度以下の繊
    維状の廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物、該
    廃木材粉砕物に比して少量の接着剤及び該接着剤より少
    量の配合物質を含む混合物により粒状に形成されてお
    り、前記被覆層部は、0.5mm以下の粒度の繊維状の
    廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕物、該廃木材
    粉砕物より少ない量の接着剤及び該接着剤より少ない量
    の配合物質を含む混合物により形成されていることを特
    徴とする動物の排泄物処理材。
  19. 【請求項19】 芯部が、75乃至95重量パーセント
    であり、芯部を被覆する被覆層部が5乃至25重量パー
    セントであることを特徴とする請求項15乃至18の何
    れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
  20. 【請求項20】 芯部が、85乃至95重量パーセント
    であり、芯部を被覆する被覆層部が5乃至15重量パー
    セントであることを特徴とする請求項15乃至18の何
    れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
  21. 【請求項21】 芯部及び被覆層部において、接着剤
    は、一種以上の高吸水性樹脂若しくは一種以上の糊剤又
    はこれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1
    5乃至18の何れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
    動物の排泄物処理材。
  22. 【請求項22】 芯部における接着剤は、プラスチック
    廃材粉砕物に含有されているものであり、一種以上の高
    吸水性樹脂若しくは一種以上の糊剤又はこれらの組み合
    わせであることを特徴とする請求項15乃至18の何れ
    か一項に記載の動物の排泄物処理材。
  23. 【請求項23】 芯部において、接着剤が、5重量パー
    セント未満の含有率で含有される一種以上の高吸水性樹
    脂及び10重量パーセント以下の含有率で含有される一
    種以上の糊剤であることを特徴とする請求項15乃至1
    7並びに請求項21及び22の何れか一項に記載の動物
    の排泄物処理材。
  24. 【請求項24】 芯部において、接着剤は、5重量パー
    セント未満の含有率で含有される一種以上の高吸水性樹
    脂若しくは5重量パーセント以下の含有率で含有される
    一種以上の糊剤又はこれらの組み合わせであることを特
    徴とする請求項15乃至18及び請求項21及び22に
    記載の動物の排泄物処理材。
  25. 【請求項25】 芯部において、接着剤は、30重量パ
    ーセント以下の含有率で含有される高吸水性樹脂である
    ことを特徴とする請求項15乃至18並びに請求項21
    及び22に記載の動物の排泄物処理材。
  26. 【請求項26】 被覆層部において、接着剤は、35重
    量パーセント以下の含有率で含有される一種以上の高吸
    水性樹脂であることを特徴とする請求項15乃至18及
    び請求項21の何れか一項に記載の動物の排泄物処理
    材。
  27. 【請求項27】 被覆層部において、接着剤は、5重量
    パーセント未満の含有率で含有される一種以上の高吸水
    性樹脂であることを特徴とする請求項15乃至18及び
    請求項21の何れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
  28. 【請求項28】 高吸水性樹脂が、30μm以下の平均
    粒度を有するものであることを特徴とする請求項21乃
    至27の何れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
  29. 【請求項29】 高吸水性樹脂が、20μm以下の平均
    粒度を有するものであることを特徴とする請求項21乃
    至27の何れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
  30. 【請求項30】 配合物質が、一種以上の着色物質若し
    くは一種以上の殺菌作用を有する物質又はこれらの組み
    合わせであることを特徴とする請求項16、17又は1
    8に記載の動物の排泄物処理材。
  31. 【請求項31】 芯部若しくは被覆層部又はこれら双方
    は、界面活性剤をさらに含有することを特徴とする請求
    項15乃至18の何れか一項に記載の動物の排泄物処理
    材。
  32. 【請求項32】 糊剤が、ポリアクリルアミド、α−澱
    粉、ポリビニルアルコール及びカルボキシメチルセルロ
    ースの一以上を含有するものであることを特徴とする請
    求項21乃至24の何れか一項に記載の動物の排泄物処
    理材。
  33. 【請求項33】 糊剤が、プラスチック廃材粉砕物に含
    有されるものであり、ポリアクリルアミド、α−澱粉、
    ポリビニルアルコール及びカルボキシメチルセルロース
    の一以上を含有するものであることを特徴とする請求項
    21乃至24の何れか一項に記載の動物の排泄物処理
    材。
  34. 【請求項34】 プラスチック廃材粉砕物は、粒度が5
    mm以下の粉砕物であり、紙おむつ廃材粉砕物、乳パッ
    ド廃材粉砕物、尿パッド廃材粉砕物及び生理用ナプキン
    廃材粉砕物若しくはラミネート紙廃材粉砕物又は前記廃
    材粉砕物の一以上から分離された、主成分としてプラス
    チック物質を含有する分離粉砕物又は前記粉砕物の二以
    上の組み合わせであることを特徴とする請求項15乃至
    18の何れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
  35. 【請求項35】 廃木材粒子を、5mm以下の粒度の繊
    維状の廃木材粒子に解繊して、前記繊維状廃木材粒子を
    主として含有する廃木材粉砕物を形成し、この形成され
    た前記繊維状廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕
    物に、5mm以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材
    粉砕物を加えて混合し、この混合物に接着剤及び水を加
    えて、造粒用混合物を形成し、この形成された造粒用混
    合物を造粒して、造粒物粒子を形成することを特徴とす
    る廃木材からの動物の排泄物処理材の製造方法。
  36. 【請求項36】 廃木材粒子を、5mm以下の粒度の繊
    維状の廃木材粒子に解繊して、前記繊維状廃木材粒子を
    主として含有する廃木材粉砕物を形成し、この形成され
    た前記繊維状廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕
    物を二分し、二分された一方の廃木材粉砕物に、5mm
    以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物を加え
    て混合し、この混合物に接着剤及び水を加えて、造粒用
    混合物を形成し、この形成された造粒用混合物を造粒し
    て造粒物粒子を形成し、二分されたもう一方の廃木材粉
    砕物については、0.5mm以下の粒度に粉砕して、
    0.5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として
    含有する廃木材粉砕物を形成し、この廃木材粉砕物に接
    着剤を混合して、被覆用混合物を形成し、この被覆用混
    合物を、前記造粒された造粒物粒子の表面に供給して、
    前記造粒物粒子の表面上に被覆層を形成することを特徴
    とする廃木材からの動物の排泄物処理材の製造方法。
  37. 【請求項37】 廃木材粒子を、5mm以下の粒度の繊
    維状の廃木材粒子に解繊して、前記繊維状廃木材粒子を
    主として含有する廃木材粉砕物を形成し、この形成され
    た前記繊維状廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕
    物を二分し、二分された一方の廃木材粉砕物に、5mm
    以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物を加え
    て混合し、この混合物に接着剤及び水を加えて、造粒用
    混合物を形成し、この形成された造粒用混合物を造粒し
    て造粒物粒子を形成し、二分されたもう一方の廃木材粉
    砕物については、0.5mm以下の粒度に粉砕して、
    0.5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子を主として
    含有する廃木材粉砕物を形成し、この廃木材粉砕物に接
    着剤及び配合物質を混合して、被覆用混合物を形成し、
    この被覆用混合物を、前記造粒された造粒物粒子の表面
    に供給して、前記造粒物粒子の表面上に被覆層を形成す
    ることを特徴とする廃木材からの動物の排泄物処理材の
    製造方法。
  38. 【請求項38】 廃木材粒子を、5mm以下の粒度の繊
    維状の廃木材粒子に解繊して、前記繊維状廃木材粒子を
    主として含有する廃木材粉砕物を形成し、この形成され
    た前記繊維状廃木材粒子を主として含有する廃木材粉砕
    物を二分し、二分された一方の廃木材粉砕物に、5mm
    以下の粒度に粉砕されたプラスチック廃材粉砕物を加え
    て混合し、この混合物に、接着剤、配合物質及び水を加
    えて、繊維状廃木材粒子、接着剤、配合物質及び水を含
    有する造粒用混合物を形成し、この形成された造粒用混
    合物を造粒して造粒物粒子を形成し、二分されたもう一
    方の廃木材粉砕物については、0.5mm以下の粒度に
    粉砕して、0.5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒子
    を主として含有する廃木材粉砕物を形成し、この廃木材
    粉砕物に、接着剤及び配合物質を混合して、被覆用混合
    物を形成し、この被覆用混合物を、前記造粒された造粒
    物粒子の表面に供給して、前記造粒物粒子の表面上に被
    覆層を形成することを特徴とする廃木材からの動物の排
    泄物処理材の製造方法。
  39. 【請求項39】 廃木材粒子が、廃木材を、30mm以
    下の粒度の廃木材粒子に粉砕し、前記粉砕された廃木材
    粒子を主として含有する廃木材粉砕物から、磁力により
    該廃木材粉砕物に含まれる金属鉄粉及び金属鉄を有する
    廃木材粒子を分離し、金属鉄粉及び/又は金属鉄を有す
    る廃木材粒子が分離された前記廃木材粉砕物を、5mm
    以下の粒度に粉砕及び解繊することにより製造されたも
    のであることを特徴とする請求項35乃至38の何れか
    一項に記載の廃木材からの動物の排泄物処理材の製造方
    法。
  40. 【請求項40】 5mm以下の粒度の繊維状の廃木材粒
    子を含む廃木材粉砕物に、接着剤を混合し、次いで混合
    物に水を噴霧して湿潤状態の粉状混合物を形成し、この
    湿潤状態の粉状混合物を押出し造粒して造粒物粒子を形
    成することを特徴とする請求項35乃至38の何れか一
    項に記載の廃木材からの動物の排泄物処理材の製造方
    法。
  41. 【請求項41】 造粒物粒子の表面上に被覆層を形成し
    た後に、被覆層の表面に界面活性剤溶液を噴霧し、乾燥
    して、被覆層の表面に界面活性剤を付着させることを特
    徴とするする請求項35乃至38の何れか一項に記載の
    廃木材からの動物の排泄物処理材の製造方法。
  42. 【請求項42】 接着剤は、一種以上の高吸水性樹脂若
    しくは一種以上の糊剤又はこれらの組み合わせであるこ
    とを特徴とする請求項35乃至38の何れか一項に記載
    の動物の排泄物処理材の製造方法。
  43. 【請求項43】 接着剤は、プラスチック廃材粉砕物に
    含有されるものであり、一種以上の高吸水性樹脂若しく
    は一種以上の糊剤又はこれらの組み合わせであることを
    特徴とする請求項35乃至38の何れか一項に記載の動
    物の排泄物処理材の製造方法。
  44. 【請求項44】 糊剤が、ポリアクリルアミド、α−澱
    粉、ポリビニルアルコール、コンスターチ、小麦粉若し
    くはカルボキシメチルセルロース又はこれら二以上の組
    み合わせであることを特徴とする請求項42又は43に
    記載の廃木材からの動物の排泄物処理材の製造方法。
  45. 【請求項45】 配合物質が、一種以上の着色物質若し
    くは一種以上の殺菌作用を有する物質又はこれらの組み
    合わせであることを特徴とする請求項35又は36に記
    載の廃木材からの動物の排泄物処理材の製造方法。
  46. 【請求項46】 芯部若しくは被覆層部又はこれら双方
    は、界面活性剤をさらに含有することを特徴とする請求
    項35乃至36の何れか一項に記載の廃木材からの動物
    の排泄物処理材の製造方法。
  47. 【請求項47】 プラスチック廃材粉砕物は、粒度が5
    mm以下の粉砕物であり、紙おむつ廃材粉砕物、乳パッ
    ド廃材粉砕物、尿パッド廃材粉砕物及び生理用ナプキン
    廃材粉砕物若しくはラミネート紙廃材粉砕物又は前記廃
    材粉砕物の一以上から分離された、主成分としてプラス
    チック物質を含有する分離粉砕物又は前記粉砕物の二以
    上の組み合わせであることを特徴とする請求項35乃至
    38の何れか一項に記載の動物の排泄物処理材。
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CN104642150A (zh) * 2013-11-21 2015-05-27 常州市益民干燥设备有限公司 一种纸质猫砂的生产设备及其工艺方法

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