JP2001157073A - 画像信号変換方法、カラー画像の原色決定方法および画像信号変換装置 - Google Patents

画像信号変換方法、カラー画像の原色決定方法および画像信号変換装置

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JP2001157073A
JP2001157073A JP2000251030A JP2000251030A JP2001157073A JP 2001157073 A JP2001157073 A JP 2001157073A JP 2000251030 A JP2000251030 A JP 2000251030A JP 2000251030 A JP2000251030 A JP 2000251030A JP 2001157073 A JP2001157073 A JP 2001157073A
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color
image
signals
dependent
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Application number
JP2000251030A
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English (en)
Inventor
Takahiro Okamoto
高宏 岡本
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】濃度計の濃度値や等価中性濃度にとって代わる
新しいキャリブレーションスケールを提案する。 【解決手段】xy色度図上にカラー反転フイルムの色再
現域100を設定する。次に、xy色度図上で標準の白
色光に相当する色度点118と、原色R,G,Bに係わ
る主波長を通る3本の直線111、112、113を設
定する。3本の直線111、112、113上に、色再
現域100を包含する三角形116の各頂点121、1
22、123を決定する。この頂点121、122、1
23の色度値を原色R,G,Bとする。この原色R,
G,Bに対応するブロック色素濃度値c,m,yを式R
=10-c,G=10-m,B=10-yにより求める。この
ブロック色素濃度値c,m,yを新しいキャリブレーシ
ョンスケールとする。これによれば、測色値と比較して
従来の濃度値に近い性質を持っているので、従来の画像
処理技術資源を活用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラースキャナ
(以下、単にスキャナともいう。)やデジタルカメラ等
で得られたデバイス依存の画像信号をデバイス独立の画
像信号に変換する過程を含む画像信号変換方法、カラー
反転フイルム(カラーリバーサルフイルム)等に記録さ
れたカラー画像の色再現域に係わる原色を決定するカラ
ー画像の原色決定方法および前記画像信号変換方法に関
連する画像信号変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から画像処理を行う際、伝統的に、
画像入力デバイスであるスキャナにより得られたデバイ
ス依存の画像信号を、一旦、濃度計の濃度値あるいは特
開平6−237373号、特開平6−261208号公
報に公表されているように等価中性濃度値に変換し、該
濃度値あるいは等価中性濃度値、いわゆる濃度ベースの
画像信号によりシャープネス処理、セットアップ処理あ
るいはカラーコレクション処理等の画像処理を行うよう
にしている。
【0003】一方、近時、画像入力デバイスであるスキ
ャナやデジタルカメラ等により得られたデバイス依存の
画像信号を、一旦、X,Y,ZやL*,a*,b*等の測
色値であるデバイス独立の画像信号に変換し、この測色
値をベースとして上記のような画像処理を行い、画像処
理後のデバイス独立の画像信号を画像出力デバイスであ
る印刷機、プリンタあるいはモニタディスプレイ用のデ
バイス依存の画像信号に変換するカラーマネジメントに
係わる技術が標準化されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デバイ
ス独立の画像信号である測色値をベースとしての画像処
理では、従来の画像処理資源である濃度ベースの画像信
号で使用されている画像処理技術を活用することができ
ないという問題がある。
【0005】この発明は、このような課題を考慮してな
されたものであって、デバイス依存の画像信号を濃度計
の濃度値や等価中性濃度あるいは測色値にとって代わる
新規なデバイス独立の画像信号に変換することを可能と
する画像信号変換方法、カラー画像の原色決定方法およ
び画像信号変換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像信号
変換方法は、デバイス依存の画像信号をデバイス独立の
画像信号に変換する際に、前記デバイス依存の画像信号
を、ブロック色素で表現した濃度(濃度値または濃度ス
ケールともいう。)としてのデバイス独立の画像信号に
変換する過程を有することを特徴とする(請求項1記載
の発明)。ブロック色素で表現した濃度としてのデバイ
ス独立の画像信号は、従来の濃度値や等価中性濃度値に
近似した性質を有しているので、官能性に優れる等、取
り扱いが容易である。また、簡単な計算で測色値に高精
度に変換することができる。
【0007】この請求項1記載の発明は、入力デバイス
から供給されるデバイス依存の画像信号を、デバイス独
立の画像信号に変換する入力変換過程と、前記デバイス
独立の画像信号を出力デバイスのデバイス依存の画像信
号に変換する出力変換過程とを有する画像信号変換方法
に採用して好適である(請求項2記載の発明)。
【0008】なお、前記デバイス依存の画像信号をR
(赤),G(緑),B(青)信号またはC(シアン),
M(マゼンタ),Y(黄)信号とし、前記デバイス独立
の画像信号を、それぞれブロック色素で表現した濃度と
してのC,M,Y信号とすることによりデジタルカメラ
やスキャナ等の画像入力デバイスから出力されるR,
G,B信号やC,M,Y信号を各々ブロック色素で表現
した濃度としてのC,M,Y信号として取り扱うことが
できる(請求項3記載の発明)。
【0009】さらに、この発明に係るカラー画像の原色
決定方法は、xy色度図上にカラー画像の色再現域を設
定するカラー画像色再現域設定過程と、前記xy色度図
上で標準の白色光に相当する色度点と、前記設定された
色再現域の原色に係わる主波長を通る3本の直線とを設
定する直線設定過程と、前記3本の直線上に、前記カラ
ー画像の色再現域を包含する三角形を形成する各頂点を
それぞれ決定する色再現域包含三角形頂点決定過程と、
前記三角形の頂点の色度値を原色とする原色決定過程と
を有することを特徴とする(請求項4記載の発明)。こ
の発明によれば、決定された原色によりブロック色素の
濃度値を算出することができる。
【0010】この場合のカラー画像としては、カラー反
転フイルムや反射カラープリント等に記録されたカラー
画像がある(請求項5記載の発明)。
【0011】この発明に係る画像信号変換装置は、デバ
イス依存の画像信号をデバイス独立の画像信号に変換す
る画像信号変換装置において、前記デバイス依存の画像
信号を、ブロック色素で表現した濃度としてのデバイス
独立の画像信号に変換する入力変換部を有することを特
徴とする(請求項6記載の発明)。
【0012】この場合、ブロック色素で表現した濃度と
してのデバイス独立の画像信号は、従来の濃度値や等価
中性濃度値に近似した性質を有しているので、官能性に
優れる等、取り扱いが容易である。また、簡単な計算で
測色値に高精度に変換することができる。
【0013】また、この発明に係る画像信号変換装置
は、画像原稿を読み取る入力デバイスから供給されるデ
バイス依存の画像信号を、デバイス独立の画像信号に変
換する入力変換部と、前記デバイス独立の画像信号を出
力デバイスのデバイス依存の画像信号に変換する出力変
換部とを有する画像信号変換装置に採用して好適である
(請求項7記載の発明)。
【0014】請求項6または7記載の発明において、デ
バイス依存の画像信号をR(赤),G(緑),B(青)
信号またはC(シアン),M(マゼンタ),Y(黄)信
号とし、前記デバイス独立の画像信号を、それぞれブロ
ック色素で表現した濃度としてのC,M,Y信号とする
ことにより、デジタルカメラやスキャナ等の画像入力デ
バイスから出力されるR,G,B信号やC,M,Y信号
を各々ブロック色素で表現した濃度としてのC,M,Y
信号として取り扱うことができる(請求項8記載の発
明)。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態について
説明する前に、この実施の形態の理解を容易化するた
め、ブロック色素について説明するとともに、このブロ
ック色素と測色値との相互変換関係について説明する。
【0016】なお、ブロック色素については、大田登著
「色再現工学の基礎」コロナ社1997年9月10日初
版第1刷発行(以下、文献1という。)の第105ペー
ジ〜第107ページに記載されている。
【0017】すなわち、ブロック色素は、分光吸収特性
がブロック型の色素であり、図1に示すように、ブロッ
ク色素Y(黄)は、波長域λ1〜λ2の間で濃度(濃度
値あるいは濃度スケールともいう。)Dが均一な濃度値
y(D=y)を有し、ブロック色素M(マゼンタ)は、
波長域λ2〜λ3の間で濃度値Dが均一な濃度値m(D
=m)を有し、ブロック色素Cは、波長域λ3〜λ4の
間で濃度値Dが均一な濃度値c(D=c)を有する。な
お、濃度値Dは、分光透過率をT(λ)とするとき、次
の(1)式で表せることは周知である。
【0018】 D=−log10T ←→ T=10-D …(1) この発明では、このブロック色素C,M,Yでカラー反
転フイルムや反射カラープリント等に記録されたカラー
画像(原稿)の色を表現した場合のブロック色素C,
M,Yの濃度値c,m,yを、従来の濃度計の濃度値や
等価中性濃度あるいは測色値にとって代わる新規なデバ
イス依存の画像信号に変換(キャリブレーション)され
た濃度値としている。
【0019】なお、ブロック色素C,M,Yの波長範囲
は、図1に示すような波長λ2と波長λ3のようにブロ
ック色素YとMの間あるいはブロック色素MとCとの間
で波長を共有する必要はなく、ブロック色素YとMとの
間あるいはブロック色素MとCとの間でそれぞれ重複
(オーバーラップ)していてもよく、ブロック色素Yと
Mとの間あるいはブロック色素MとCとの間で、それぞ
れ間が空いていてもよい(波長のギャップがあってもよ
い。)。
【0020】ここで、たとえば、測色値Xは、(2)式
で表され、これは、ブロック色素C,M,Yの上記性質
を考慮すれば、(3)式、(4)式のように展開するこ
とができる。
【0021】 X=∫T(λ)・P(λ)・x(λ)dλ …(2) =10-c∫P(λ)・x(λ)dλ +10-m∫P(λ)・x(λ)dλ +10-y∫P(λ)・x(λ)dλ …(3) =10-c・Xr+10-m・Xg+10-y・Xb …(4) なお、(2)式において、積分∫の範囲は、可視波長域
をとり、(3)式において、右辺第1項の積分∫の範囲
は、λ3〜λ4をとり、右辺第2項の積分∫の範囲は、
λ2〜λ3をとり、右辺第3項の積分∫の範囲はλ1〜
λ2をとる。
【0022】測色値Y、Zも同様である。
【0023】(4)式において、Xr,Xg,Xbは、
それぞれXr=∫P(λ)・x(λ)dλ(積分∫の範
囲はλ3〜λ4),Xg=∫P(λ)・x(λ)dλ
(積分∫の範囲はλ2〜λ3),Xb=∫P(λ)・x
(λ)dλ(積分∫の範囲はλ1〜λ2)である。
【0024】したがって、ブロック色素C,M,Yは、
次の行列(マトリクス)表示の(5)式により、積分計
算ではなく、行列演算、結局積和演算により測色値X,
Y,Zに容易に変換することができる。
【0025】なお、測色値X,Y,Zと測色値L*
*,b*とは、色彩工学的に数式により一意に相互変換
することが可能であるので、この明細書において、測色
値とは、X,Y,Z値あるいはL*,a*,b*値のいず
れの値をも指すものとする。
【0026】
【数1】
【0027】ところで、(5)式のマトリクスの要素
は、以下に説明するように、波長を考えることなく決定
することができる。
【0028】すなわち、原色(実際には、存在しない仮
想の原色も含む場合がある。)R,G,Bがそれぞれ、
(6)式に示すように、上記(5)式におけるブロック
色素C,M,Yの透過率10-c,10-m,10-yに等し
いと置く。
【0029】 R=10-c,G=10-m,B=10-y …(6) (6)式を(5)式に代入すれば、(7)式が得られ
る。
【0030】
【数2】
【0031】この(7)式によれば、ブロック色素C,
M,Yの減法混色は、加法混色に置き換えることがで
き、加法混色と同等に扱えることが分かる。
【0032】したがって、最初に、カラー反転フイルム
等に記録されたカラー画像に対する仮想的な原色R,
G,B値を決定し、この原色R,G,B値から(6)式
により、これらのそれぞれに対応する仮想的なブロック
色素C,M,Yの濃度値c,m,yを想定(算出)する
ことができる。
【0033】以下に説明する実施の形態では、まず先に
仮想的な原色R,G,B値を決定し、これに対応するブ
ロック色素C,M,Yの濃度値c,m,yを求めるよう
にしている。先に原色R,G,B値が決定されている場
合の(7)式のマトリクスの要素Xr,Xg,Xb,Y
r,Yg,Yb,Zr,Zg,Zbの求め方は、池田学
男著「色彩工学の基礎」コロナ社1989年10月15
日第6刷発行(以下、文献2という。)の第125ペー
ジ〜第130ページに記載されている。
【0034】このマトリクスの要素Xr,Xg,Xb,
Yr,Yg,Yb,Zr,Zg,Zbの求め方について
説明する。
【0035】まず、原色R,G,B値の測色値X,Y,
Zへの一般的な変換式は、次の(8)式で表すことがで
きる。
【0036】
【数3】
【0037】この(8)式において、マトリクスの要素
X,RY,RZ,GX,GY,GZ,B X,BY,BZの各
値、換言すれば、右辺の右側のマトリクスの要素X,
Y,Zの係数は、文献2の上記ページにも記載されてい
るように、左辺の原色R,G,Bの各xy色度値と、C
IEの標準照明光(白色)のxy色度値とを指定するこ
とにより求めることができる。
【0038】この(8)式は、(9)式に変形すること
ができる。
【0039】
【数4】
【0040】この(9)式の右辺の左側の逆マトリクス
と、(7)式の右辺の左側のマトリクスとを、(10)
式に示すように等しいとおけば、先に原色R,G,B値
が決定されている場合の(7)式のマトリクスの要素X
r,Xg,Xb,Yr,Yg,Yb,Zr,Zg,Zb
を求めることができる。
【0041】
【数5】
【0042】以上の説明が、ブロック色素の説明と、こ
のブロック色素と測色値との相互変換関係についての説
明である。
【0043】次に、この発明の一実施の形態について説
明する。
【0044】図2は、この発明の一実施の形態が組み込
まれた画像処理システム10の模式的な構成を示してい
る。
【0045】この画像処理システム10は、基本的に
は、画像入力デバイス(画像読取装置または画像入力装
置ともいう。)としてのスキャナ14と、このスキャナ
14に接続される画像処理装置15とから構成されてい
る。
【0046】スキャナ14は、原稿であるカラー反転フ
イルム12を光学系により走査して読み取り、色分解後
の画素信号からなるデバイス依存の画像信号である画像
信号(R,G,B)を画像処理装置15に対して出力す
る。
【0047】画像処理装置15は、スキャナ14により
得られた画像信号(R,G,B)を、例えば、印刷用の
デバイス依存の画像信号である画像信号(C,M,Y,
K)に変換する。
【0048】なお、画像処理装置15は、プログラムに
従って、一連の計算あるいはデータ処理を実行するコン
ピュータを含んで構成される。すなわち、画像処理装置
15は、CPU、メモリ等を有するコンピュータ本体
と、このコンピュータ本体に接続されるマウス、キーボ
ード等の入力装置とCRTディスプレイ等の表示装置を
備えている。
【0049】この場合、画像処理装置15は、スキャナ
14から出力されたデバイス依存の画像信号である画像
信号(R,G,B)を、中間値としての画像信号(C,
M,Y)=(Ca,Ma,Ya)に変換する1次元LU
Tである線形変換テーブル(1次元LUTともいう。)
16と、中間値としての画像信号(C,M,Y)=(C
b,Mb,Yb)に変換する1次元LUTである対数変
換テーブル(1次元LUTともいう。)18と、中間値
としての画像信号(C,M,Y)=(Cc,Mc,Y
c)に変換する1次元LUTである輝度対数変換テーブ
ル(1次元LUTともいう。)20の3個の1次元LU
Tを有している。
【0050】ここで、1次元LUT16、18、20
は、後述する多項式により近似しにくい部分を予め所定
の関数により変換しておくことで、多項式による近似精
度を上げる、あるいは近似精度が同一でよい場合には多
項式の項数を少なくするために挿入したテーブルであ
る。
【0051】この中、線形変換テーブル16は、入力さ
れる画像信号(R,G,B)をそれぞれ1次式により線
形変換する機能を有する。
【0052】対数変換テーブル18は、たとえば、輝度
信号として得られる画像信号を、濃度信号としての画像
信号に変換する等の対数変換をする機能を有する。
【0053】輝度対数変換テーブル20は、CIELA
B色空間におけるL*値を輝度に変換した後、該輝度を
対数変換する機能を有する。
【0054】1次元LUT16、18、20からそれぞ
れ出力される中間値としての画像信号(Ca,Ma,Y
a)、(Cb,Mb,Yb)、(Cc,Mc,Yc)
は、1次元LUT16、18、20のいずれかを選択す
るためのテーブル選択用計算部22に入力される。
【0055】このテーブル選択用計算部22では、目標
値作成部24で作成された目標値であるブロック色素濃
度値(C’,M’,Y’)を目標値とする後述する所定
の計算を行い、1次元LUT16、18、20からそれ
ぞれ得られた中間値としての画像信号(Ca,Ma,Y
a)、(Cb,Mb,Yb)、(Cc,Mc,Yc)を
用いて多項式演算を行ったときに、前記目標値に最も近
くなる値の画像信号(Ca,Ma,Ya)、(Cb,M
b,Yb)、(Cc,Mc,Yc)を出力する1次元L
UT16、18、20を選択して、マルチプレクサであ
るテーブル選択部28を切り替えるとともに、求めた多
項式の係数Bmを、メモリである係数保持部26に保持
する。
【0056】多項式による計算部としてのDDC(Devi
ce Dependent Color)/DIC(Device Independent C
olor)変換部(デバイス依存の画像データからデバイス
独立の画像データ変換部)30では、テーブル選択部2
8により選択された1次元LUT16、18、20の中
のいずれかから得られるデバイス依存の画像信号{(C
a,Ma,Ya)、(Cb,Mb,Yb)、(Cc,M
c,Yc)中のいずれか}を、係数保持部26から係数
Bmが供給される後述する所定の多項式によりデバイス
独立の画像信号であるブロック色素濃度値(C,M,
Y)に変換する。
【0057】このブロック色素濃度値(C,M,Y)
が、色処理部32において、出力デバイス(画像出力装
置ともいう。)が、たとえば、印刷機である場合のそれ
ぞれ網%(網点面積率)信号であるデバイス依存の画像
信号(C,M,Y,K)に変換される。なお、符号
「K」は、「黒」を表す。
【0058】このようにして、画像処理装置15によ
り、スキャナ14から出力されたデバイス依存の画像信
号(R,G,B)が、1次元LUT16、18、20の
いずれかを経由し、テーブル選択部28を通じてDDC
/DIC変換部30へ供給され、このDDC/DIC変
換部30および色処理部32を介して、印刷用のデバイ
ス依存の画像信号(C,M,Y,K)に変換される。
【0059】なお、実際上、画像処理装置15では、画
像処理装置15にスキャナ14等からのデバイス依存の
画像信号(R,G,B)が供給されたとき、テーブル選
択用計算部22により、1次元LUT16、18、20
の中、目標値であるブロック色素濃度値(C’,M’,
Y’)に最も近似精度のよいものを選択した後、合成L
UT生成部34により、1次元LUT16、18、20
の中、選択されたものと、DDC/DIC変換部30
と、色処理部32とをマージして合成LUTを生成し、
これをメモリである合成LUT設定部36に格納し、こ
の合成LUT設定部36に設定された合成LUT、換言
すれば1つのLUTによりスキャナ14から出力された
デバイス依存の画像信号(R,G,B)を、印刷用のデ
バイス依存の画像信号(C,M,Y,K)に変換するよ
うにしている。
【0060】また、係数保持部26用のメモリとしては
フラッシュメモリ等の書き換え可能なROM(EEPR
OM)が必要とされるが、合成LUT設定部36用のメ
モリとしては、必要なときに使用されるので、ワーク用
としてコンピュータに搭載されている揮発性メモリであ
るRAMを用いることができる。
【0061】さらに、この実施の形態において、画像処
理装置15を構成する1次元LUT16、18、20か
らDDC/DIC変換部30までにより入力変換過程が
遂行され、色処理部32により出力変換過程が遂行され
る。
【0062】次に、出力変換過程を遂行する色処理部3
2について、その構成と動作を詳しく説明する。色処理
部32は、キーボードあるいはマウス等の入力手段を用
いて指定された画像処理条件に従い、たとえば、ハイラ
イト(HL)・シャドー(SD)の濃度設定、各色の階
調変換、グレーバランスの調整、カラーコレクション処
理、UCR(Under Color Removal)処理による濃度信
号Kの生成等の処理を行う。この色処理部32は、例え
ば、図3に示すように構成される。
【0063】図3に示すように、色処理部32は、HL
/SD濃度設定部40、トーンカーブ設定部42、信号
並べ替え演算部44、UCR演算部46、K版生成部4
8、網%グレーバランス設定部50、網%設定部52、
およびカラーコレクション部54から構成されており、
図示していない入力手段を用いてユーザにより各部4
0、42、46、48、50、54、52に指示された
指示データa1〜a7と、DDC/DIC変換部30
(図2参照)から出力されHL/SD濃度設定部40に
供給されるデバイス独立の画像信号であるブロック色素
濃度値(ブロック色素濃度値信号)(C,M,Y)とに
基づき、色処理後のデバイス依存の画像信号(C,M,
Y,K)を生成して出力する。
【0064】HL/SD濃度設定部40は、供給される
ブロック色素濃度値(C,M,Y)のハイライト設定点
およびシャドー設定点の濃度を出力デバイスに係る指示
データa1の濃度設定値により正規化する。
【0065】トーンカーブ設定部42は、指示データa
2によって画像変換関数の1つである基本トーンカーブ
を選択し、あるいは指示データa2によって指示された
カーブ修正係数により基本トーンカーブを修正すること
によりトーンカーブを設定し、この設定されたトーンカ
ーブに従って、HL/SD濃度設定部40により正規化
された画像信号(C,M,Y)をシアン色に係る画像信
号Cを基準として階調変換する。
【0066】信号並べ替え演算部44は、HL/SD濃
度設定部40からの画像信号(C,M,Y)の各成分の
大小を比較することで、最大値maxと最小値minと
を求める。
【0067】UCR演算部46は、信号並べ替え演算部
44からの最大値maxおよび最小値minと、指示デ
ータa3に基づくグレー幅コントロールデータおよびU
CR強度データとに従い、画像信号(C,M,Y)に対
するUCR量を算出する。このUCR量は、減算部43
において、UCR処理前の画像信号(C,M,Y)から
減算される。なお、UCR処理に代替してUCA(Unde
r Color Addition)処理を行う場合には、前記UCR強
度データを負の値に設定し、得られたUCA量をUCA
処理前の画像信号(C,M,Y)に加算すればよい。
【0068】K版生成部48は、信号並べ替え演算部4
4からの最大値maxおよび最小値minと、指示デー
タa4に基づくK版グレー幅コントロールデータおよび
K版生成カーブ修正係数データとに従い、画像信号Kを
算出する。
【0069】網%グレーバランス設定部50は、指示デ
ータa5に基づくグレーバランスデータに従い、画像信
号(C,M,Y)をグレーとすることのできる画像信号
である網%信号(C,M,Y)に変換するとともに、画
像信号Kを網%信号Kに変換する。
【0070】カラーコレクション部54は、HL/SD
濃度設定部40からの画像信号(C,M,Y)から色相
信号、明度信号および彩度信号を求め、指示データa6
に基づくコレクション係数に従い、各画像信号(C,
M,Y,K)の修正量ΔC,ΔM,ΔY,ΔKを網%と
して求める。この修正量ΔC,ΔM,ΔY,ΔKが、加
算部51により、網%グレーバランス設定部50から出
力される網%信号(C,M,Y,K)にそれぞれ加算さ
れる。
【0071】網%設定部52は、指示データa7に基づ
くハイライトおよびシャドーの網%設定値に従い、修正
量ΔC,ΔM,ΔY,ΔKが加算された網%信号(C,
M,Y,K)をさらに修正する。
【0072】この色処理部32では、HL/SD濃度設
定部40に供給されるデバイス独立の画像信号(C,
M,Y)が、網%設定部52から出力されるデバイス依
存の画像信号(C,M,Y,K)に変換される。
【0073】すなわち、以上のように作用する色処理部
32は、DDC/DIC変換部30から供給されるデバ
イス独立の画像信号であるブロック色素濃度値(C,
M,Y)を、デバイス依存の画像信号である網%信号
(C,M,Y,K)に変換する。したがって、このよう
に作用する色処理部32を、ブロック色素濃度値(C,
M,Y)と、網%信号(C,M,Y,K)との変換関係
を示す1つのルックアップテーブルにまとめることがで
きる。このまとめた1つのルックアップテーブルを図3
に二点鎖線で示す色処理LUT56とする。
【0074】次に、スキャナ14等の入力デバイスから
出力されるデバイス依存の画像信号をデバイス独立の画
像信号に高精度に変換する多項式の係数Bmの求め方
と、この多項式の係数Bmを求める際に使用される1次
元LUT16、18、20の中の最適なLUTを選択す
る選択の仕方、並びにデバイス依存の画像信号をデバイ
ス独立の画像信号に変換する入力変換過程について、図
4のフローチャートを参照して説明する。
【0075】まず、ステップS1で、入力デバイスとし
てのスキャナ14により、ANSI(American Nationa
l Standard Institute)規格の入力カラーターゲットで
ある、カラー反転フイルム用のANSI/IT8.7/
1−1993チャート(以下、単に、IT8チャートと
もいう。)を読み取り走査し、該IT8チャートを構成
する各パッチに対する各パッチ毎のデバイス依存の画像
信号(R,G,B)を得る。
【0076】IT8チャートについては、上記文献1の
第56ページ〜第59ページに説明が記載されている
が、これを要約して説明する。入力ターゲットであるI
T8チャートは、カラー反転フイルムの色信号をデバイ
ス独立色の信号(L*,a*,b *)へ変換するためのも
のであり、図5に示すように構成されている。
【0077】図5から分かるように、IT8チャートC
Tは、第1に、行A〜Lと列1〜12の144色の色立
体色を有している。第2に、行A〜Lと列13〜19の
C,M,Y,K,R,G,Bの原色スケールを有してい
る。第3に、行A〜Lと列20〜22のメーカ固有色を
有している。第4に、下部の22段階からなるグレース
ケールを有している。ここで、列1〜12の色立体色
は、現実の種々のカラー反転フイルムに共通する色立体
を求め、その共通色立体からほぼ均等に選択した色であ
る。
【0078】また、列13〜19の原色スケールは、ま
ずグレーの最低濃度から最高濃度までを均等に分割し、
Kスケールとする。ついで、Kスケールを分解して、
C,M,Yの原色スケールを求め、2色の重ね合わせで
R(=M+Y),G(=Y+C),B(=C+M)の原
色スケールを定めている。
【0079】この実施の形態では、IT8チャートCT
の合計288色の色パッチのデバイス依存の画像信号で
ある画像信号(R,G,B)(以下R,G,B値ともい
う。)をスキャナ14により読取走査して求めている。
【0080】次に、ステップS2では、スキャナ14に
より得られた画像信号(R,G,B)を1次元LUT1
6、18、20にそれぞれ通し、通した値をそれぞれ画
像信号(Ca,Ma,Ya),画像信号(Cb,Mb,
Yb),画像信号(Cc,Mc,Yc)とし、これをテ
ーブル選択用計算部22の入力値とする。
【0081】次に、ステップS3では、目標値作成部2
4において、IT8チャートCTに添付されている各パ
ッチそのものの測色値信号(X,Y,Z)から、ブロッ
ク色素濃度値(C’,M’,Y’)を求め、これを目標
値としてテーブル選択用計算部22に供給する。
【0082】ここで、ステップS3に係るIT8チャー
トCTに添付されている各パッチそのものの測色値信号
(X,Y,Z)から、ブロック色素濃度値(C’,
M’,Y’)を求める方法について、図6のフローチャ
ートに基づき詳細に説明する。
【0083】測色値信号(X,Y,Z)からブロック色
素濃度値(C’,M’,Y’)を求める場合、上述した
(7)式{(5)式}の右辺のマトリクス中の左側のマ
トリクスの要素Xr,Xg,Xb,Yr,Yg,Yb,
Zr,Zg,Zbの値が分かっている必要がある。すな
わち、(5)式および(7)式は、それぞれ、(12)
式および(11)式に変形可能であり、(12)式から
測色値信号(X,Y,Z)を代入したとき、左辺のブロ
ック色素濃度値(c,m,y)をそれぞれ求めることが
できる。
【0084】
【数6】
【0085】
【数7】
【0086】上述したように、マトリクスの要素Xr,
Xg,Xb,Yr,Yg,Yb,Zr,Zg,Zbの値
を決定するためには、換言すれば、ブロック色素濃度値
(ブロック色素濃度スケール)を決定するためには、仮
想的な原色R,G,Bを決定する必要がある。
【0087】このため、まず、ステップS11のカラー
画像色再現域設定過程では、図7に示すように、CIE
のxy色度図上にカラー画像が記録されるカラー反転フ
イルム12の点線で囲んだ色再現域100を設定する
(プロットする)。なお、色再現域100内のプロット
点102は、この出願人が、カラー反転フイルム上に色
として表現し得る最大限の、多数(例えば3375色)
の色パッチからなるカラーチャートを作成し、このカラ
ーチャートを測色計により測定したプロット点である。
測定するプロット点としては、主波長近傍、換言すれ
ば、R,G,B色を含む近傍、およびこれらの補色であ
るC,M,Y色を含む近傍をより多く測定することが、
ブロック色素濃度値をより精度良く設定するために好ま
しい。測色計により測定した測色値X,Y,Zからx色
度値は、周知のように、x=X/(X+Y+Z)として
計算され、y色度値は、y=Y/(X+Y+Z)として
計算される。また、z色度値は、z=1−x−y=Z/
(X+Y+Z)として計算される。
【0088】なお、この図7において、この出願人によ
り測定されたプロット点104により形成される包絡線
の範囲は、実際に存在する色範囲106を示している。
【0089】次に、ステップS12における直線設定過
程では、図8に示すように、xy色度図上で標準の白色
光に相当する色度点118を設定する(プロットする)
とともに、この色度点118から外方に延び、ステップ
S11で設定された色再現域100の原色に係わる主波
長を通る3本の直線111、112、113を設定す
る。なお、この実施の形態において、標準の白色光とし
て、CIEの補助標準の光D50の色度値(x,y)=
(0.3457,0.3586)を用いている。すなわ
ち、図8上、色度点118の座標値が、(x,y)=
(0.3457,0.3586)になっている。
【0090】次いで、ステップS13における色再現域
包含三角形頂点決定過程では、図9に示すように、前記
3本の直線111、112、113上に、カラー反転フ
イルムの色再現域100を包含する三角形116を形成
する各頂点121、122、123を決定する。なお、
色再現域100を包含する三角形116は、この三角形
116の面積がなるべく小さくなる(最小限の)大きさ
に設定することにより近似精度が向上する。
【0091】次に、ステップS14の原色決定過程で
は、三角形116の頂点121、122、123のxy
色度値を図9の色度図から読み取り、これを仮想的な原
色R,G,Bの色度値として決定する。仮想的な原色
R,G,Bというのは、決定した原色R,G,Bの色度
値中、この図9例では、原色R,Gの色度値が、実在の
色範囲106外に存在するからである。
【0092】これにより、上記(6)式のR=10-c
G=10-m,B=10-yに原色RGBの値を代入するこ
とにより、この(6)式中のブロック色素の濃度値c,
m,yを算出することができる。
【0093】なお、原色RGBの値が、xy色度値とし
て求められれば、このxy色度値から、z=1−x−
y、x=X/(X+Y+Z)、およびy=Y/(X+Y
+Z)の各式と(12)式を用いてブロック色素の濃度
値c,m,yを算出することができる。
【0094】ステップS14で求めた原色R,G,Bの
色度値とD50の色度値により、上述したように、(8)
式の右辺のマトリクスの左側のマトリクス要素RX
Y,R Z,GX,GY,GZ,BX,BY,BZの各値が決定
される。これにより、上記(9)式および(10)式を
利用して説明したように、(7)式の右辺のマトリクス
の左側のマトリクス要素Xr,Xg,Xb,Yr,Y
g,Yb,Zr,Zg,Zbを決定することができ、し
たがって、(12)式の右辺の左側の逆マトリクスのマ
トリクス要素値を決定することができる。
【0095】この(12)式を目標値作成部24に設定
しておくことにより、ステップS3の処理である。IT
8チャートCTに添付されている各パッチそのものの測
色値信号(X,Y,Z)から、ブロック色素濃度値
(C’,M’,Y’)を求め、これを目標値としてテー
ブル選択用計算部22に供給することができる。
【0096】次に、ステップS4では、テーブル選択用
計算部22において、回帰分析を行う。この場合、ま
ず、デバイス依存の画像信号としての上述した入力値
(Ca,Ma,Ya)、(Cb,Mb,Yb)、(C
c,Mc,Yc)と、デバイス独立の画像信号としての
ブロック色素濃度値としての上述した目標値(C’,
M’,Y’)との関係を(13)式の多項式で表現す
る。
【0097】
【数8】
【0098】なお、(13)式において、入力値(C
a,Ma,Ya)に対応する目標値C’を、便宜上、
C’a(Ca,Ma,Ya)と置いている。同様に、以
下の説明において、入力値(Cb,Mb,Yb)、(C
c,Mc,Yc)のそれぞれに対応する目標値M’、
Y’をそれぞれM’a(Cb,Mb,Yb)、Y’a
(Cc,Mc,Yc)と置いている。
【0099】この(13)式において、A
jk(i-j-k)は、係数である。また、nは、多項式の次数
であり、要求精度に応じて決定する。この実施の形態で
は、次数n=7としている。
【0100】(13)式は、次の(14)式のように展
開することができる。
【0101】 C’a(Ca,Ma,Ya) =A000 +A001Ya+A010Ma+A100Ca +A002Ya2+A011MaYa+A020Ma2 +A101CaYa+A110CaMa+A200Ca2+… …(14) 目標値M’、Y’についても同様な式をたてることがで
きる。
【0102】(14)式を便宜上、以下の(15)式に
置き換える。
【0103】 C’a(Ca,Ma,Ya) =B0 +B1Ya+B2Ma+B3Ca +B4Ya2+B5MaYa+B6Ma2 +B7CaYa+B8CaMa+B9Ca2+… …(15) さらに、(15)式を回帰分析するために、多項式の項
数をn’{n’=(n+1)(n+2)(n+3)/6
=(8×9×10)/6=120}とし、C’aを目的
変数、Xm(m=0,1,…,n’−1)を説明変数、
Bm(m=0,1,…,n’−1)を係数として、次の
(16)式に置き換える。
【0104】 C’a(Ca,Ma,Ya) =B00+B11+…+BmXm+…+Bn’−1Xn’−1 …(16) このとき、目的変数C’aをIT8チャートCTの全て
のパッチ(288個)について回帰分析を行うためのマ
トリクス式は、次の(17)式で表される。この(1
7)式において、IT8チャートCTの全てのパッチに
対応する目的変数C’a0、C’a1、…、C’am´、
…C’a287について回帰分析を行い、係数Bm(m=
0,1,…,n’−1)を決定する。
【0105】
【数9】
【0106】係数Bmが決定されると、ステップS4の
回帰分析処理が終了する。
【0107】係数Bmが決定されたとき、ステップS5
において、テーブル選択用計算部22において、上述し
た(15)式、(16)式により、目標値(C’a,
M’a,Y’a)に対する入力値(Ca,Ma,Ya)
の変換式、すなわち多項式が決定される。この多項式
は、1次元LUTである線形変換テーブル16を利用し
た場合の多項式である。
【0108】同様に、残りの1次元LUTである対数変
換テーブル18および輝度対数変換テーブル20を利用
した場合の目標値(C’b,M’b,Y’b)に対する
入力値(Cb,Mb,Yb)の変換式(多項式)、およ
び目標値(C’c,M’c,Y’c)に対する入力値
(Cc,Mc,Yc)の変換式(多項式)を決定するこ
とができる。
【0109】次に、ステップS6では、入力値(Ca,
Ma,Ya)、(Cb,Mb,Yb)、(Cc,Mc,
Yc)のそれぞれについて、係数値が決定された(1
4)式に従い、(C’a,M’a,Y’a)、(C’
b,M’b,Y’b)、(C’c,M’c,Y’c)を
計算する。
【0110】次いで、ステップS7では、計算値(C’
a,M’a,Y’a)、(C’b,M’b,Y’b)、
(C’c,M’c,Y’c)のそれぞれと、ステップS
3において求めた目標値であるブロック色素濃度値
(C’,M’,Y’)と比較する。
【0111】次いで、ステップS8では、その比較結果
において、計算値(C’a,M’a,Y’a)、(C’
b,M’b,Y’b)、(C’c,M’c,Y’c)の
中、目標値(C’,M’,Y’)に平均的に最も近い値
を持っている計算値(C’a,M’a,Y’a)、
(C’b,M’b,Y’b)、(C’c,M’c,Y’
c)を選択し、選択した計算値に対応する1次元LUT
16、18、20を決定する。
【0112】そして、ステップS9において、テーブル
選択用計算部22は、入力デバイスであるスキャナ14
に対応して決定した1次元LUT(1次元LUT16,
18,20のいずれか)の出力画像信号をテーブル選択
部28で取り込めるように該テーブル選択部28のスイ
ッチを切り替え、スキャナ14に対応する係数Bmを係
数保持部26に保持させ、さらに、DDC/DIC変換
部30にスキャナ14に対応する上記(15)式の多項
式を設定する設定処理を行う。
【0113】そして、実際上、入力デバイスとして該ス
キャナ14が選択されたとき、画像処理装置15は、図
示していない入力装置によるユーザ指示により、あるい
はスキャナ14との通信に従い自動的に、1次元LUT
16、18、20の中、スキャナ14に対応するものを
選択するために、近似計算結果に基づきテーブル選択部
28のスイッチを切り替え、DDC/DIC変換部30
に設定されている(15)式の多項式に係数保持部26
からスキャナ14に対応した係数Bmを設定する。そし
て、画像処理装置15は、選択した1次元LUTと係数
Bmの設定された多項式と色処理部32としての色処理
LUT56とを合成LUT生成部34により合成(マー
ジ)し、合成LUT設定部36に設定する。
【0114】この設定により、原稿としてのカラー反転
フイルム12を入力デバイスであるスキャナ14により
読み込んだときに該スキャナ14から出力されるデバイ
ス依存の画像信号(R,G,B)を、出力デバイスであ
る印刷機等に適したデバイス依存の画像信号(C,M,
Y,K)に簡単容易に変換することができる。
【0115】このように上述の実施の形態によれば、入
力デバイスであるスキャナ14から供給されるデバイス
依存の画像信号(R,G,B)を、複数の1次元LUT
16、18、20の中の1つを用いて中間値としてのデ
バイス依存の画像信号(C,M,Y){画像信号(C
a,Ma,Ya),(Cb,Mb,Yb),(Cc,M
c,Yc)の中のいずれか}に変換した後、変換された
中間値としてのデバイス依存の画像信号(C,M,Y)
を、DDC/DIC変換部30に設定されている(1
5)式の多項式を用いてデバイス独立の画像信号である
ブロック色素濃度値(C,M,Y)に変換する入力変換
過程と、前記デバイス独立の画像信号であるブロック色
素濃度値(C,M,Y)を色処理部32により出力デバ
イスに対応したデバイス依存の画像信号(C,M,Y,
K)に変換する出力変換過程とを有する。
【0116】この場合、入力変換過程において、デバイ
ス依存の画像信号(R,G,B)を、複数の1次元LU
T16、18、20の中の1つを用いて中間値としての
デバイス依存の画像信号(C,M,Y)に変換した後、
変換された中間値としてのデバイス依存の画像信号
(C,M,Y)を、DDC/DIC変換部30に設定さ
れている多項式{(15)式}を用いてデバイス独立の
画像信号であるブロック色素濃度値(C,M,Y)に変
換するように構成しているので、多項式による近似精度
がきわめて向上し、結局、多項式による変換精度をきわ
めて高精度にすることができる。
【0117】この場合、従来技術では、デバイス依存の
画像信号(R,G,B)をデバイス独立の画像信号
(C,M,Y)に変換するために大きなサイズの入力プ
ロファイルが必要であったが、多項式を利用するこの実
施の形態においては、プロファイルとして係数Bmを保
持すればよいので、小さいサイズの入力プロファイルと
することができる。変換精度は、多項式の項数を増加さ
せることにより、従来と同等あるいは同等以上の精度を
得ることができる。
【0118】なお、入力デバイスが固定されている場合
には、1次元LUT16、18、20を選択する必要は
なく、多項式の値の最も精度のよい1つの1次元LUT
に固定することができる。
【0119】また、変換精度をそれほど必要としない場
合、あるいは、多項式による近似がきわめて適合した場
合には、1次元LUT16、18、20を省略し、例え
ば、スキャナ14の出力を直接テーブル選択用計算部2
2とDDC/DIC変換部30に供給するようにすれ
ば、より簡単な構成とすることができる。
【0120】さらに、この実施の形態では、色処理部3
2において、デバイス独立の画像信号であるブロック色
素濃度値(C,M,Y)をベースとして画像処理を行う
ようにしているので、この色処理部32のように、従来
の画像処理資源である濃度ベースの画像信号で使用され
ている画像処理技術資源を活用することができる。
【0121】また、ブロック色素で表現した濃度として
のデバイス独立の画像信号は、従来の濃度値や等価中性
濃度値に近似した性質を有しているので、取り扱いが容
易であり、さらに、(5)式で示すような簡単な計算で
測色値X,Y,Zに高精度に変換することができる。
【0122】なお、上述した実施の形態においては、前
記デバイス依存の画像信号をC(シアン),M(マゼン
タ),Y(黄)としているが、これを信号R(赤),G
(緑),B(青)とし、前記デバイス独立の画像信号
を、ブロック色素で表現した濃度としてのC,M,Y信
号とすることによりデジタルカメラやスキャナ等の画像
入力デバイスから出力されるR,G,B信号やC,M,
Y信号を各々ブロック色素で表現した濃度としてのC,
M,Y信号として取り扱うことができる。
【0123】さらに上述した実施の形態では、カラー画
像としてカラー反転フイルムを用いる例を示している
が、反射カラープリントを用いる場合には、ANSI規
格の入力カラーターゲットであるANSI/IT8.7
/2,1993を用いればよい。
【0124】上述した画像信号の変換過程は、この変換
過程を実施する装置として構成することができる。
【0125】図10、図11、図12は、それぞれ画像
信号変換装置202、206、202Aの構成を示して
いる。
【0126】図10に示す、デバイス依存の画像信号を
デバイス独立の画像信号に変換する画像信号変換装置2
02は、デバイス依存の画像信号をブロック色素で表現
した濃度としてのデバイス独立の画像信号に変換する入
力変換部204を有している。
【0127】また、図11に示す、画像信号変換装置2
06は、画像原稿を読み取る入力デバイスから供給され
るデバイス依存の画像信号を、ブロック色素で表現した
濃度としてのデバイス独立の画像信号に変換する入力変
換部204と、このデバイス独立の画像信号を、出力デ
バイスのデバイス依存の画像信号に変換する出力変換部
208とを有している。
【0128】さらに、図12に示す、画像信号変換装置
202Aは、デバイス依存のRGB信号を、ブロック色
素で表現した濃度としてのデバイス独立のCMY信号に
変換する入力変換部204Aを有している。
【0129】なお、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、例えば、入力デバイスとしてスキャナ14に限ら
ずデジタルカメラを用いたり、出力デバイスとして印刷
機に限らずプリンタやCRTディスプレイ等を用いる
等、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を
採り得ることはもちろんである。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、デバイス依存の画像信号を、ブロック色素で表現し
た濃度としてのデバイス独立の画像信号に変換してい
る。
【0131】ブロック色素で表現した濃度としてのデバ
イス独立の画像信号は、従来の濃度値や等価中性濃度値
に近似した性質を有しているので、従来の濃度値や等価
中性濃度値を画像処理する画像処理技術資源を利用する
ことができる。
【0132】このため、従来の濃度値や等価中性濃度値
を利用して画像処理を行っていた画像処理技術者等にと
って取り扱いが容易な信号である。
【0133】また、ブロック色素で表現した濃度として
のデバイス独立の信号は、積分計算をすることなく簡単
な計算で測色値に高精度に変換することができるので、
測色値を画像処理する最近の画像処理技術資源をも利用
することができる。これにより、カラーマネジメントが
容易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック色素の説明に供される線図である。
【図2】この発明の一実施の形態が適用された画像処理
システムの構成を示すブロック図である。
【図3】図2例中、色処理部の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図2例の画像処理システムの動作説明に供され
るフローチャートである。
【図5】IT8チャートの内容説明に供される線図であ
る。
【図6】ブロック色素濃度決定までの動作説明に供され
るフローチャートである。
【図7】カラー反転フイルムの色再現範囲の説明に供さ
れる色度図である。
【図8】3直線設定過程の説明に供される色度図であ
る。
【図9】三角形の頂点決定の説明に供される色度図であ
る。
【図10】画像信号変換装置の構成図である。
【図11】他の例の画像信号変換装置の構成図である。
【図12】さらに他の例の画像信号変換装置の構成図で
ある。
【符号の説明】
10…画像処理システム 12…カラー反転フイルム(カラーリバーサルフイル
ム) 14…スキャナ 15…画像処理装
置 16…線形変換テーブル(1次元LUT) 18…対数変換テーブル(1次元LUT) 20…輝度対数変換テーブル(1次元LUT) 22…テーブル選択用計算部 24…目標値作成
部 26…係数保持部 28…テーブル選
択部 30…DDC/DIC変換部 32…色処理部 34…合成LUT生成部 36…合成LUT
設定部 56…色処理LUT 100…色再現域 102、104…プロット点 106…色範囲 111、112、113…直線 116…三角形 121、122、123…頂点 202、202A、206…画像信号変換装置 204、204A…入力変換部 208…出力変換
部 Bm…係数 CT…カラーチャ
ート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デバイス依存の画像信号をデバイス独立の
    画像信号に変換する際に、 前記デバイス依存の画像信号を、ブロック色素で表現し
    た濃度としてのデバイス独立の画像信号に変換する過程
    を有することを特徴とする画像信号変換方法。
  2. 【請求項2】画像原稿を読み取る入力デバイスから供給
    されるデバイス依存の画像信号を、デバイス独立の画像
    信号に変換する入力変換過程と、前記デバイス独立の画
    像信号を出力デバイスのデバイス依存の画像信号に変換
    する出力変換過程とを有する画像信号変換方法におい
    て、 前記入力変換過程では、前記デバイス依存の画像信号
    を、ブロック色素で表現した濃度としてのデバイス独立
    の画像信号に変換することを特徴とする画像信号変換方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像信号変換方法
    において、 前記デバイス依存の画像信号がR,G,B信号または
    C,M,Y信号であり、 前記デバイス独立の画像信号が、それぞれブロック色素
    で表現した濃度としてのC,M,Y信号であることを特
    徴とする画像信号変換方法。
  4. 【請求項4】xy色度図上にカラー画像の色再現域を設
    定するカラー画像色再現域設定過程と、 前記xy色度図上で標準の白色光に相当する色度点と、
    前記設定された色再現域の原色に係わる主波長を通る3
    本の直線とを設定する直線設定過程と、 前記3本の直線上に、前記カラー画像の色再現域を包含
    する三角形を形成する各頂点をそれぞれ決定する色再現
    域包含三角形頂点決定過程と、 前記三角形の頂点の色度値を原色とする原色決定過程と
    を有することを特徴とするカラー画像の原色決定方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載のカラー画像の原色決定方法
    において、 前記カラー画像が、カラー反転フイルムあるいは反射カ
    ラープリントに記録されたカラー画像であることを特徴
    とするカラー画像の原色決定方法。
  6. 【請求項6】デバイス依存の画像信号をデバイス独立の
    画像信号に変換する画像信号変換装置において、 前記デバイス依存の画像信号を、ブロック色素で表現し
    た濃度としてのデバイス独立の画像信号に変換する入力
    変換部を有することを特徴とする画像信号変換装置。
  7. 【請求項7】画像原稿を読み取る入力デバイスから供給
    されるデバイス依存の画像信号を、デバイス独立の画像
    信号に変換する入力変換部と、 前記デバイス独立の画像信号を出力デバイスのデバイス
    依存の画像信号に変換する出力変換部とを有し、 前記入力変換部では、前記デバイス依存の画像信号を、
    ブロック色素で表現した濃度としてのデバイス独立の画
    像信号に変換することを特徴とする画像信号変換装置。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載の画像信号変換装置
    において、 前記デバイス依存の画像信号がR,G,B信号または
    C,M,Y信号であり、 前記デバイス独立の画像信号が、それぞれブロック色素
    で表現した濃度としてのC,M,Y信号であることを特
    徴とする画像信号変換装置。
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