JP2001157056A - ハーフトーン化方法およびハーフトーン化装置並びにハーフトーン化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ハーフトーン化方法およびハーフトーン化装置並びにハーフトーン化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001157056A
JP2001157056A JP34025599A JP34025599A JP2001157056A JP 2001157056 A JP2001157056 A JP 2001157056A JP 34025599 A JP34025599 A JP 34025599A JP 34025599 A JP34025599 A JP 34025599A JP 2001157056 A JP2001157056 A JP 2001157056A
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JP34025599A
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Nobuaki Usui
信昭 臼井
Tetsuo Asano
哲夫 浅野
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4055Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern
    • H04N1/4056Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a clustered dots or a size modulated halftone pattern the pattern varying in one dimension only, e.g. dash length, pulse width modulation [PWM]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な手法で、モアレや目障りな模様の発生
を確実に抑制することができるようにする。 【解決手段】 多値画像を成す画素を走査しながら走査
中の注目画素の値を2値化する2値化処理部51と、注
目画素について2値化に伴って生じた誤差を、注目画素
周辺の未走査画素に拡散させる誤差拡散処理部52と、
その誤差拡散処理部52での誤差拡散手法を、多値画像
の走査に伴い、所定の方式に従って変更する変更処理部
53とを含むように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば連続色調画
像の多値画像を2値画像に変換するハーフトーン化方法
およびハーフトーン化装置、並びに、ハーフトーン化プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】2値出力しかできないプリンタ等で階調
のある画像(多値画像;連続色調画像)を再現するため
には、モノクロあるいはカラーに関わらず、多値画像か
ら2値画像への変換処理を行なう必要がある。そして、
このような2値画像においては、プリンタ等のドットの
面積変調もしくは密度変調により階調を再現する。な
お、以下、この多値画像から2値画像への変換のことを
2値化もしくはハーフトーン化と称する。
【0003】このようなハーフトーン化においては、変
換後の画像において、原画像(多値画像)に無いモアレ
や目障りな模様(artifact)を目立たなくすることや、
原画像の持つ階調を可能な限り再現することが要求され
ている。このようなハーフトーン化を行なう手法として
は以下の手法が知られている。 (1)特開平5-142746号公報には、誤差拡散法を「無作
為化空間充填二次曲線」に沿って原画像全体に実施する
ことによって、モアレや目障りな模様が無い2値画像を
得ようとする手法が開示されている。
【0004】(2)特開平6-006586号公報には、「シミ
ュレーテッド・アニーリング法」を使用し、原画像(多
値画像)と処理される2値画像とから計算されるエネル
ギー関数を最小化することにより、モアレや目障りな模
様が無い2値画像を得ようとする手法が開示されてい
る。なお、この手法には、原画像を直接変換する手法
と、予め256階調のディザパターンを求めておいて処
理をする方法とが知られている。
【0005】(3)特開平7-274015号公報には、画像を
文字や自然画像といった属性で分類し、分類結果に応じ
て階調/面積変換手法を変えようとする手法が開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来手法には以下の課題がある。 (1)特開平5-142746号公報に開示されている手法にお
いては、画像全体を同一のアルゴリズムで処理するの
で、変換された2値画像には必ずモアレや目障りな模様
が生じる。又、変換に際して、使用している「無作為化
空間充填2次元曲線」は、画像全体を一筆書きの要領で
走査するので並列計算を行なうことができず、これによ
り、結果的に膨大な処理時間を必要とする。
【0007】(2)特開平6-006586号公報に開示されて
いる手法においては、その変換時の計算に膨大な時間が
かかるので現実的でなく、又、非常になだらかなグラデ
ーション画像に関して、特有の目障りな模様が発生す
る。 (3)特開平7-274015号公報に開示されている手法にお
いては、例えば、同一の自然画像内では同一のアルゴリ
ズムで処理するので、目障りな模様が発生する場合には
これを阻止したり目立たなくすることができない。又、
この手法によれば、例えば、原画像に文字という属性が
あれば文字用のハーフトーニング処理を行なうのである
が、一度、論理演算等で画像化されてしまった後では、
文字用のハーフトーニング処理を実施することができな
い。
【0008】このため、モアレや目障りな模様を発生さ
せることなく、簡易な手法で且つ短時間でハーフトーン
化処理を行なえるようにすることが望まれている。本発
明は、このような課題に鑑み創案されたもので、簡易な
手法で、モアレや目障りな模様の発生を確実に抑制する
ことができるようにした、ハーフトーン化方法およびハ
ーフトーン化装置並びにハーフトーン化プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のハー
フトーン化方法は、多値画像を2値画像に変換するハー
フトーン化方法であって、多値画像を成す画素を走査し
ながら走査中の注目画素の値を2値化する2値化ステッ
プと、注目画素について2値化に伴って生じた誤差を、
注目画素周辺の未走査画素に拡散させる誤差拡散ステッ
プと、この誤差拡散ステップでの誤差拡散手法を、多値
画像の走査に伴い、所定の方式に従って変更する変更ス
テップとを含んだことを特徴としている(請求項1)。
【0010】なお、注目画素が多値画像における輪郭上
の画素であるか否かを検出する輪郭検出ステップを含
み、この輪郭検出ステップで注目画素が輪郭上の画素で
あることを検出した場合に、変更ステップにおいて誤差
拡散手法を変更してもよい(請求項2)。また、輪郭の
方向を検出する輪郭方向検出ステップを含み、この輪郭
検出ステップで注目画素が輪郭上の画素であることを検
出した場合に、誤差拡散ステップにおいて、輪郭方向検
出ステップで検出された輪郭の方向における未走査画素
の値に、前記誤差に応じた値を加算する例外処理を行な
ってもよい(請求項3)。
【0011】さらに、画素毎に、変更ステップにおいて
誤差拡散手法を変更してもよく(請求項4)、注目画素
が多値画像における輪郭上の画素であるか否かを検出す
る輪郭検出ステップと、輪郭の方向を検出する輪郭方向
検出ステップとを含み、この輪郭検出ステップで注目画
素が輪郭上の画素であることを検出した場合には、誤差
拡散ステップにおいて、輪郭方向検出ステップで検出さ
れた輪郭の方向における未走査画素の値に、前記誤差に
応じた値を加算する例外処理を行なってもよい(請求項
5)。
【0012】また、輪郭検出ステップにおいて、注目画
素およびその周辺画素の値に基づいて注目画素について
の輪郭値を算出し、この輪郭値を所定値と比較すること
により、注目画素が多値画像における輪郭上の画素であ
るか否かを検出してもよい(請求項6)。なお、輪郭検
出ステップにおいて、輪郭強調用2次元デジタルフィル
タを用いて輪郭値を算出してもよく(請求項7)、この
輪郭強調用2次元デジタルフィルタが、ラプラシアン型
フィルタであってもよく(請求項8)、プレウィット型
フィルタであってもよい(請求項9)。
【0013】また、注目画素およびその周辺画素の値を
加減算することにより、輪郭値を直接的に算出してもよ
い(請求項10)。さらに、変更ステップにおいて、誤
差拡散手法を、複数の誤差拡散手法から所定の順序で選
択して変更してもよく(請求項11)、又、複数の誤差
拡散手法からランダムに選択して変更してもよい(請求
項12)。
【0014】また、誤差拡散ステップでの誤差拡散手法
として、所定の重み付けパターンに基づき、前記誤差を
注目画素周辺の複数の未走査画素に比例配分する手法を
採用し、変更ステップにおいて、前記所定の重み付けパ
ターンを変更することにより誤差拡散手法を変更しても
よい(請求項13)。さらに、ハーフトーン化すべき複
数の画像がほぼ同一の輪郭を有している場合、複数の画
像のうちの一つについてのみ輪郭検出ステップによる輪
郭上画素の検出を行ない、その検出結果を、他の画像に
対するハーフトーン化処理を実行する際に用いてもよい
(請求項14)。
【0015】また、本発明のハーフトーン化装置は、多
値画像を2値画像に変換するハーフトーン化装置であっ
て、多値画像を成す画素を走査しながら走査中の注目画
素の値を2値化する2値化処理部と、注目画素について
2値化に伴って生じた誤差を、注目画素周辺の未走査画
素に拡散させる誤差拡散処理部と、この誤差拡散処理部
での誤差拡散手法を、多値画像の走査に伴い、所定の方
式に従って変更する変更処理部とを含んだことを特徴と
している(請求項15)。
【0016】なお、注目画素が多値画像における輪郭上
の画素であるか否かを検出する輪郭検出処理部を含み、
この輪郭検出処理部により注目画素が輪郭上の画素であ
ることを検出した場合に、変更処理部が誤差拡散手法を
変更してもよい(請求項16)。また、輪郭検出処理部
により注目画素が輪郭上の画素であることを検出した場
合に、誤差拡散処理部が、輪郭方向検出処理部で検出さ
れた輪郭の方向における未走査画素の値に、前記誤差に
応じた値を加算する例外処理を行なってもよく(請求項
17)、更に、変更処理部が、画素毎に誤差拡散手法を
変更してもよい(請求項18)。
【0017】さらに、注目画素が多値画像における輪郭
上の画素であるか否かを検出する輪郭検出処理部と、輪
郭の方向を検出する輪郭方向検出処理部とを含み、この
輪郭検出処理部により注目画素が輪郭上の画素であるこ
とを検出した場合には、誤差拡散処理部が、輪郭方向検
出処理部で検出された輪郭の方向における未走査画素の
値に、前記誤差に応じた値を加算する例外処理を行なっ
てもよい(請求項19)。
【0018】また、本発明のハーフトーン化プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、多
値画像を2値画像に変換する機能をコンピュータに実行
させるための、ハーフトーン化プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、ハーフト
ーン化プログラムが、多値画像を成す画素を走査しなが
ら走査中の注目画素の値を2値化する2値化処理部、注
目画素について2値化に伴って生じた誤差を、注目画素
周辺の未走査画素に拡散させる誤差拡散処理部、およ
び、誤差拡散ステップでの誤差拡散手法を、多値画像の
走査に伴い、所定の方式に従って変更する変更処理部と
して、コンピュータを機能させることを特徴としている
(請求項20)。
【0019】なお、ハーフトーン化プログラムが、注目
画素が多値画像における輪郭上の画素であるか否かを検
出する輪郭検出処理部として、コンピュータを機能させ
るとともに、輪郭検出処理部により注目画素が輪郭上の
画素であることを検出した場合に、変更処理部により誤
差拡散手法を変更させてもよい(請求項21)。また、
ハーフトーン化プログラムが、輪郭の方向を検出する輪
郭方向検出処理部として、コンピュータを機能させると
ともに、輪郭検出処理部により注目画素が輪郭上の画素
であることを検出した場合に、誤差拡散処理部に、輪郭
方向検出ステップで検出された輪郭の方向における未走
査画素の値に、前記誤差に応じた値を加算する例外処理
を実行させてもよい(請求項22)。
【0020】さらに、ハーフトーン化プログラムが、変
更処理部により、画素毎に誤差拡散手法を変更させても
よく(請求項23)、又、ハーフトーン化プログラム
が、注目画素が多値画像における輪郭上の画素であるか
否かを検出する輪郭検出処理部、および、輪郭の方向を
検出する輪郭方向検出処理部として、コンピュータを機
能させるとともに、輪郭検出処理部により注目画素が輪
郭上の画素であることを検出した場合には、誤差拡散処
理部に、輪郭方向検出処理部で検出された輪郭の方向に
おける未走査画素の値に、前記誤差に応じた値を加算す
る例外処理を実行させてもよい(請求項24)。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2は本発明の一実施形態として
のハーフトーン化装置を実現するためのコンピュータシ
ステムの構成を示すブロック図であり、この図2に示す
ように、本実施形態のコンピュータシステムは、CPU
10とこのCPU10に接続されるバスライン12とを
そなえている。
【0022】バスライン12には、ROM14とRAM
16とが接続されており、入出力インターフェース(I
/O)18を介してキーボード20,マウス22,モニ
タ(たとえばCRT,LCD,PDP等)24および磁
気ディスク26が接続されるとともに、入出力インター
フェース(I/O)28を介してプリンタ30が接続さ
れている。
【0023】そして、RAM16には、図1に示す、2
値化処理部51,誤差拡散処理部52,変更処理部5
3,輪郭検出処理部54および輪郭方向検出処理部55
を実現するためのアプリケーションプログラムが格納さ
れており、CPU10が、バスライン12を介してRA
M16から上記アプリケーションプログラムを実行する
ことにより、2値化処理部51,誤差拡散処理部52,
変更処理部53,輪郭検出処理部54および輪郭方向検
出処理部55としての機能(その詳細については後述)
が実現され、本実施形態のハーフトーン化装置が実現さ
れるようになっている。
【0024】これらの2値化処理部51,誤差拡散処理
部52,変更処理部53,輪郭検出処理部54および輪
郭方向検出処理部55としての機能を実現するためのプ
ログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD−RO
M等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された
形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒
体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部
記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラム
を、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク
等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装
置から通信回路を介してコンピュータに提供するように
してもよい。
【0025】2値化処理部51,誤差拡散処理部52,
変更処理部53,輪郭検出処理部54および輪郭方向検
出処理部55としての機能を実現する際には、内部記憶
装置(本実施形態ではRAM16)に格納されたプログ
ラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態
ではCPU10)によって実行される。このとき、記録
媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取っ
て実行するようにしてもよい。
【0026】なお、本実施形態において、コンピュータ
とは、ハードウェアとオペレーションシステムとを含む
概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作
するハードウェアを意味している。又、オペレーション
システムが不要でアプリケーションプログラム単独でハ
ードウェアを動作させるような場合には、そのハードウ
ェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、
少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒
体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るため
の手段とをそなえている。
【0027】上記アプリケーションプログラムは、この
ようなコンピュータに、2値化処理部51,誤差拡散処
理部52,変更処理部53,輪郭検出処理部54および
輪郭方向検出処理部55としての機能を実現させるプロ
グラムコードを含んでいる。又、その機能の一部は、ア
プリケーションプログラムではなくオペレーションシス
テムによって実現されてもよい。
【0028】さらに、本実施形態における記録媒体とし
ては、上述したフレキシブルディスク,CD−ROM,
磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクのほか、I
Cカード,ROMカートリッジ,磁気テープ、パンチカ
ード、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMな
どのメモリ),外部記憶装置等や、バーコードなどの符
号が印刷された印刷物等のコンピュータ読取可能な種々
の媒体を利用することができる。
【0029】さて、図2に示す本実施形態のコンピュー
タシステムは、多値画像を2値画像に変換するハーフト
ーン化装置として機能するものであり、図1に示すよう
な、2値化処理部51,誤差拡散処理部52,変更処理
部53,輪郭検出処理部54および輪郭方向検出処理部
55としての機能を有している。なお、図1は、本発明
の一実施形態としてのハーフトーン化装置の機能的構成
を示すブロック図、図3は輪郭強調用2次元デジタルフ
ィルタを適用する方法を説明するための図である。
【0030】本ハーフトーン化装置は、多値画像の画像
データをメモリ(RAM16)等に展開した上で、図3
に示すような奇数×奇数(本実施形態は3×3)のマト
リクス100を用いて走査しながら、このマトリクス1
00の中央に位置する注目画素(図3中では画素値e)
毎に2値化を行ない、ドットのON/OFFを決定す
る。
【0031】なお、本実施形態において2値化の処理の
対象となる画素はそれぞれ0〜255のいずれかの値を
有し、又、ハーフトーン化(2値化処理)後の画素はそ
れぞれ0もしくは255のいずれかの値を有するものと
する。このように定義しても一般性は失わないものであ
る。ここで、2値化処理部51は、多値画像を成す画素
(以下、元画素という)を走査しながら走査中の注目画
素の値を2値化するものである。具体的には、例えば、
多値画像における注目画素の値(画素値:e)を所定値
(例えば128)と比較して、注目画素の画素値eが所
定値以上(e≧128)の場合には注目画素の画素値を
255(ON)としてRAM16や磁気ディスク26上
の所定の領域に記録する。なお、以下、この所定の領域
に記録する、2値化後の注目画素の画素値をe′として
示す。
【0032】また、注目画素の画素値が所定値よりも小
さい(e<128)場合には注目画素の画素値e′を0
(OFF)としてRAM16や磁気ディスク26上の所
定の領域に記録する。輪郭検出処理部54は、注目画素
が該多値画像における輪郭上の画素であるか否かを検出
するものであり、この輪郭検出処理部54は、例えば、
ラプラシアン型フィルタやプレウィット型フィルタ等の
ような輪郭強調用2次元デジタルフィルタを用いたり、
又、注目画素およびその周辺画素の値を加減算したりす
ることにより、注目画素およびその周辺画素の値に基づ
いて注目画素についての輪郭値Eを算出する。
【0033】そして、この輪郭値Eを所定値であるしき
い値(threshold)Tと比較することにより、注目画素
が多値画像における輪郭上の画素であるか否かを検出す
るようになっている。なお、このしきい値Tは、オペレ
ータにより設定することができるようになっており、輪
郭強調の程度を制御するパラメータとして機能するよう
になっている。
【0034】図4および図5は、それぞれ輪郭強調用2
次元デジタルフィルタについて説明するための図であ
り、図4(a),(b)はそれぞれラプラシアン型フィ
ルタを示す図、図5(a),(b)はそれぞれプレウィ
ット型フィルタを示す図である。輪郭強調用2次元デジ
タルフィルタを用いて注目画素についての輪郭値Eを算
出する場合には、図3に示すようなマトリクス100に
おける注目画素(画素値e)およびその周辺の画素の画
素値(図3中ではa,b,c,d,f,g,h,i)
を、図4(a),(b)や図5(a),(b)に示すよ
うな輪郭強調用2次元デジタルフィルタ(ラプラシアン
型フィルタ,プレウィット型フィルタ等)に適用して算
出する。
【0035】例えば、図4(a)に示すようなラプラシ
アン型フィルタを用いて輪郭値Eを算出する場合には、
E=(a×0)+{b×(−1)}+(c×0)+{d
×(−1)}+(e×4)+{f×(−1)}+(g×
0)+{h×(−1)}+(i×0)を計算することに
より輪郭値Eを算出することができる。また、図4
(b)に示すラプラシアン型フィルタを用いて輪郭値E
を算出する場合においても図4(a)と同様にして輪郭
値Eを求める。
【0036】なお、本実施形態においては、図4
(a),(b)に示すような2種類のラプラシアン型フ
ィルタを用いているが、これに限定するものではなく、
これら以外のパターンを有するラプラシアン型フィルタ
を用いてもよい。具体的には、以下に示す〜の条件
を全てそなえる輪郭強調用2次元デジタルフィルタであ
れば、ラプラシアン型フィルタと同様の効果を得ること
ができる。なお、ここで、符号a〜iはそれぞれ画素値
を示すものであって、図3中に示すマトリクス100に
おける各画素値に対応するものである。
【0037】 |e|=|a+b+c+d+f+g+h+i| eとb,d,f,hとが異なる符号を有すること。 eとa,c,g,iとが同符号を有する、もしくは、
a=c=g=i=0であること。 マトリクス100(図3参照)において、注目画素
(画素値e)と、その周辺画素(画素値a,b,c,
d,f,g,h,i)との各距離に、|a|,|b|,
|c|,|d|,|f|,|g|,|h|,|i|をそ
れぞれ乗じた値が、互いに同じ程度の大きさ(桁)にな
ること(ただし、a,c,g,i=0の場合は除く)。
【0038】従って、図4(a),(b)に示したラプ
ラシアン型フィルタに限定されることなく、上述の〜
の条件を満たす輪郭強調用2次元デジタルフィルタを
用いることにより、注目画素が輪郭上の画素であるか否
かを検出することができる。次に、図5(a),(b)
に示すようなプレウィット型フィルタを用いて輪郭値E
を算出する場合について説明すると、例えば、図5
(a)に示すようなプレウィット型フィルタを用いて輪
郭値Eを算出する場合には、E=[[(a×1)+(b
×0)+{c×(−1)}+(d×1)+(e×0)+
{f×(−1)}+(g×1)+(h×0)+{i×
(−1)}]2+[(a×1)+(b×1)+(c×
1)+(d×0)+(e×0)+(f×0)+{g×
(−1)}+{h×(−1)}+{i×(−
1)}]21/2を計算することにより輪郭値Eを算出す
ることができる。
【0039】そして、図5(b)に示すプレウィット型
フィルタを用いて輪郭値Eを算出する場合においても図
5(a)と同様にして輪郭値Eを求める。上述のごとく
算出した輪郭値Eは、その注目画素およびその隣接する
画素の範囲内において画素値の変化が大きいほどその値
が大きくなる。そして、輪郭検出処理部54は、この算
出した輪郭値Eと予め設定されたしきい値Tとを比較し
て、輪郭値Eがしきい値Tよりも大きい場合に、その注
目画素(画素値e)が輪郭上の画素であることを検出す
るのである。
【0040】輪郭方向検出処理部55は、輪郭の方向を
検出するものであり、以下にこの輪郭方向検出処理部5
5による輪郭の方向の検出方法について、図6を参照し
ながら説明する。なお、図6は輪郭の方向を説明するた
めの図である。輪郭方向検出処理部55は、前述した注
目画素を中心とするマトリクス100(図3参照)にお
ける画素値a,b,c,d,e,f,g,h,iを用い
て、 X1=b+e+h X2=c+e+g X3=a+e+i X4=d+e+f の各式を計算し、これらのX1,X2,X3,X4の各値を
相互に比較して、Xj=max(X1,X2,X3,X4
となるj(jは1〜4のいずれかの自然数)を求める。
なお、計算の結果、X1,X2,X3,X4の値において、
同じ値が存在する場合にはjの大きい方を採用するもの
とする。
【0041】そして、輪郭方向検出処理部55は、この
ようにして求めたjにより、図6に示すような、注目画
素(画素値e)を通過する輪郭方向Dj(D1〜D4)
を決定する。具体的には、マトリクス100において、
画素値がb,e,hの各画素を通過する方向を輪郭方向
D1,画素値がc,e,gの各画素を通過する方向を輪
郭方向D2,画素値がa,e,iの各画素を通過する方
向を輪郭方向D3,画素値がd,e,fの各画素を通過
する方向を輪郭方向D4とし、これらの輪郭方向D1〜
D4の中から特定の輪郭方向Djを決定するのである。
【0042】なお、本実施形態のハーフトーン化装置に
おいて、輪郭値Eの算出は上述のごとき輪郭強調用2次
元デジタルフィルタを用いて算出することに限定するも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。以下に、輪郭強調用2次元
デジタルフィルタを用いることなく輪郭値Eを算出する
と同時に、輪郭の方向も検出する手法について説明す
る。なお、符号a〜iは画素値を示すものであり、以
下、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部
分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
【0043】図3に示すような3×3のマトリクス1
00において、以下に示す計算(加減算)を実施する。 X1=a+d+g−b−e−h X3=c+f+i−b−e−h X4=f+h+i−c−e−g X5=b+c+f−a−e−i X6=d+g+h−a−e−i X7=a+b+c−d−e−f X8=g+h+i−d−e−f X1〜X8の各値について順番に調べて、最大値となる
ものを検索する。
【0044】X1〜X8の各値の検索の結果に基づいて
輪郭の方向を決定する。 a)X1もしくはX2が最大値を取る場合には、輪郭の位
置および方向はD1(図6参照)である。 b)X3もしくはX4が最大値を取る場合には、輪郭の位
置および方向はD2(図6参照)である。
【0045】c)X5もしくはX6が最大値を取る場合に
は、輪郭の位置および方向はD3(図6参照)である。 d)X7もしくはX8が最大値を取る場合には、輪郭の位
置および方向はD4(図6参照)である。 最大値を検出した際の輪郭の位置および方向をRAM
16や磁気ディスク26等に記憶する。
【0046】において求めたX1〜X8の最大値に2
56/768(=1/3)を乗算して四捨五入した数値
を、輪郭値EとしてRAM16や磁気ディスク26等に
記憶する。これにより、輪郭強調用2次元デジタルフィ
ルタを用いることなく、注目画素およびその周辺画素の
値を加減算することにより輪郭値Eを算出することがで
きるのであるが、この際、乗除算を行なうことなく輪郭
値Eを算出することができ、これにより、CPU10の
負荷を減らすことができるので輪郭値Eを高速に算出す
ることができるとともに、輪郭の方向も同時に特定する
ことができる。
【0047】ここで、においてX1〜X8の最大値に乗
算する256/768という数値について説明する。X
i(例えば、X1)を算出するために3つの画素値を足し
たものから3つの画素値を足したものを引いており(a
+d+g−b−e−h)、又、画素値a〜iの各値は0
〜255(8ビット)であるので、Xi(a+d+g−
b−e−h)の最大値は765(=255×3)であ
り、又、その最小値は0になる。
【0048】このようなXiの値を8ビットのしきい値
Tで制御する場合に、規格化係数を大きめに取ることに
より、Xiに乗算する数値を256/(256×3=7
68)として求めたものである。誤差拡散処理部52
は、注目画素についての2値化処理部51による2値化
に伴って生じた誤差Zを、注目画素周辺の未走査画素に
拡散させるものである。
【0049】ここで、Z=255−e(e≧128の場
合), Z=e(e<128の場合) である(eは注目画素の画素値)。この誤差拡散処理部
52は、注目画素の2値化に伴って生じた誤差Zを誤差
拡散法を用いて注目画素周辺の未走査画素に拡散させる
ようになっており、この注目画素における誤差Zを、図
7や図8に示すような重み付けパターン(重み係数)に
基づき、注目画素eの周辺の複数の未走査画素に比例配
分することにより拡散する。
【0050】図7(a)〜(d)はそれぞれ誤差拡散法
における重み付けパターンを示す図であり、各図中にお
いて●で示された注目画素における誤差Zをどのような
比率で注目画素周辺の未走査画素に拡散するかを示すも
のである。ここで、図7(a)に示す重み付けパターン
に基づいて誤差拡散を行なう場合について説明すると、
例えば、注目画素の画素値e=100(e<128)の
場合には誤差Z=100であるので、100×7/16
を注目画素eの主走査方向に位置する未走査の隣接画素
(図3中では画素値f)に付加する。
【0051】同様にして、100×5/16を注目画素
の副主走査方向(主走査方向に直行する方向)に位置す
る未走査の隣接画素(図3中では画素値h)に、100
×1/16を注目画素の主走査方向に位置する未走査の
隣接画素(図3中では画素値i)に、更に、100×3
/16を注目画素の主走査方向に位置する未走査の隣接
画素(図3中では画素値g)に付加することにより、注
目画素についての誤差を注目画素周辺の未走査画素に比
例配分(拡散)する。
【0052】また、誤差拡散処理部52は、図7(b)
〜(d)に示すような他の重み付けパターンをも有して
おり、これらの複数(本実施形態では4)種類の重み付
けパターンに基づいても、注目画素の周辺の複数の未走
査画素に誤差Zを比例配分することにより誤差拡散を行
なうことができるようになっている。なお、誤差拡散処
理部52は、図7(b)〜(d)に示す各重み付けパタ
ーンを用いた場合においても、上述の図7(a)に示す
重み付けパターンを用いた場合と同様にして注目画素に
ついての誤差拡散を行なうものである。
【0053】また、誤差拡散処理部52は、輪郭検出処
理部54によって注目画素が輪郭上の画素であることを
検出した場合に、以下に示す例外処理を行なう。この例
外処理は、輪郭方向検出処理部55で検出された輪郭の
方向における未走査画素の値に、誤差Zに応じた値を加
算するものであり、詳細には、輪郭検出処理部54によ
って検出された輪郭方向Djを判断し、その結果に応じ
て以下の処理を行なう。
【0054】輪郭方向がD1である場合には、画素値
hにZ/2を加算する。 輪郭方向がD2である場合には、画素値gにZ/2を
加算する。 輪郭方向がD3である場合には、画素値iにZ/2を
加算する。 輪郭方向がD4である場合には、画素値fにZ/2を
加算する。 なお、本実施形態では誤差Zを2で除したものを輪郭の
方向における未走査画素の値に加算しているが、これに
限定するものではなく、例えば、インク(トナー)や印
刷媒体等の材質等の印刷条件に応じて、誤差Zを2以外
の数字で除したものを輪郭の方向における未走査画素の
値に加算してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
【0055】変更処理部53は、誤差拡散処理部52で
の誤差拡散手法を、多値画像の走査に伴い、所定の方式
に従って変更するものであって、例えば、図7(a)〜
(d)に示す複数(本実施形態では4)の重み付けパタ
ーンを(a),(b),(c),(d),(a),
(b)…の順序で選択して変更する。すなわち、変更処
理部53は、誤差拡散処理部52における重み付けパタ
ーンを所定の順序で(あるいはランダムに)選択して変
更することにより誤差拡散手法を変更するようになって
いる。
【0056】そして、変更処理部53は、輪郭検出処理
部54により注目画素が輪郭上の画素であることを検出
した場合(輪郭前後で)、あるいは画素毎に、誤差拡散
手法を変更するようになっている。この変更処理部53
による誤差拡散手法の変更の仕方としては、重み付けパ
ターンを変更する手法、および、異なる誤差拡散法に変
更する手法の2種類の変更手法から、所望の変更手法を
選択できるようになっている。
【0057】ここで、輪郭の前後で誤差拡散手法(重み
付けパターン)を変更する場合における本ハーフトーン
化装置の各部の動作について、図9に示すフローチャー
ト(ステップA10〜A110)に従って説明する。本
ハーフトーン化装置は、RAM16上に展開された多値
画像をなす画素からなる画像データについて、図3に示
すような注目画素を中心とするマトリクス100で走査
しながら2値化するのであるが、その際に、先ず、輪郭
検出処理部54により、マトリクス100において、ラ
プラシアン型フィルタ(図4(a),(b)参照)や、
プレウィット型フィルタ(図5(a),(b)参照)等
の輪郭強調用2次元デジタルフィルタを用いたり、注目
画素およびその周辺画素の値を加減算することにより直
接的に算出したりすることにより、注目画素およびその
周辺画素の値に基づいて注目画素についての輪郭値Eを
算出する(ステップA10)。
【0058】次に、2値化処理部51が、注目画素の画
素値eを所定の値(本実施形態では128)と比較して
(ステップA20)、画素値eが128以上(e≧12
8)の場合には(ステップA20のYESルート参
照)、この注目画素e′の画素値を255としてRAM
16や磁気ディスク26上の所定の領域に記録する(ス
テップA30)。
【0059】また、255−eを計算して、その値を誤
差ZとしてRAM16や磁気ディスク26上の所定の領
域に記録する(ステップA40)。一方、画素値eが1
28よりも小さい(e<128)場合には(ステップA
20のNOルート参照)、2値化処理部51は、この注
目画素の画素値e′を0としてRAM16や磁気ディス
ク26上の所定の領域に記録し(ステップA50)、
又、注目画素の画素値eを誤差ZとしてRAM16や磁
気ディスク26上の所定の領域に記録する(ステップA
60)。
【0060】次に、輪郭検出処理部54が、輪郭値E
を、予め設定したしきい値Tと比較して(ステップA7
0)、輪郭値Eがしきい値Tよりも小さい場合には(ス
テップA70のNOルート参照)、誤差拡散処理部52
により、現在設定されている重み付けパターンに基づい
て、誤差拡散法により注目画素の周辺の複数の未走査画
素に誤差Zを比例配分する(ステップA80)。
【0061】一方、輪郭値Eがしきい値Tよりも大きい
場合には(ステップA70のYESルート参照)、例外
処理を行なう(ステップA100)。すなわち、輪郭方
向検出処理部55により輪郭方向Djを検出して、輪郭
の方向における未走査画素の値に、誤差に応じた値(Z
/2)を加算するのである。その後、変更処理部53に
より、図7(a)〜(d)に示す複数(本実施形態では
4)の重み付けパターンを所定の順序(例えば、図7
(a),(b),(c),(d),(a),(b)…の
順)で選択して変更する(ステップA110)。
【0062】そして、本ハーフトーン化装置は、ステッ
プA80又はA110の処理完了後、RAM16上に展
開された多値画像の画像データについて、次の注目画素
(現注目画素に対して走査方向に隣接する画素)にマト
リクス100を移動させた後(ステップA90)、ステ
ップA10に戻り、新たな注目画素について同様の処理
を繰り返し行なう。
【0063】なお、変更処理部53による誤差拡散手法
の変更手法については、上述のごとく図7(a)〜
(d)に示す複数(本実施形態では4)の重み付けパタ
ーンを(a),(b),(c),(d),(a),
(b)…の順序で選択して変更することに限定するもの
ではなく、これらの図7(a)〜(d)に示す複数の重
み付けパターンを他の順序で選択して変更してもよく、
更に、これらの図7(a)〜(d)に示す各重み付けパ
ターンをランダムに選択して変更してもよく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することがで
きる。
【0064】なお、本ハーフトーン化装置においては、
変更処理部53は、上述のごとく、輪郭検出処理部54
により注目画素が輪郭上の画素であることを検出した場
合にのみ誤差拡散手法を変更するようになっているが、
これに限定するものではなく、変更処理部53は画素毎
に誤差拡散手法を変更してもよく、又、この場合におい
ても誤差拡散手法(重み付けパターン)を所定の順序も
しくはランダムに選択して変更することが望ましい。
【0065】また、画素毎に誤差拡散手法(重み付けパ
ターン)を変更する場合における本ハーフトーン化装置
の各部の動作について図10に示すフローチャート(ス
テップB10〜B110)に従って説明する。本ハーフ
トーン化装置は、RAM16上に展開された多値画像を
なす画素からなる画像データについて、図3に示すよう
な注目画素を中心とするマトリクス100で走査しなが
ら2値化するのであるが、その際に、先ず、輪郭検出処
理部54により、マトリクス100において、ラプラシ
アン型フィルタ(図4(a),(b)参照)や、プレウ
ィット型フィルタ(図5(a),(b)参照)等の輪郭
強調用2次元デジタルフィルタを用いたり、注目画素お
よびその周辺画素の値を加減算することにより直接的に
算出したりすることにより、注目画素およびその周辺画
素の値に基づいて注目画素についての輪郭値Eを算出す
る(ステップB10)。
【0066】次に、2値化処理部51が、注目画素の画
素値eを所定の値(本実施形態では128)と比較して
(ステップB20)、画素値eが128以上(e≧12
8)の場合には(ステップB20のYESルート参
照)、この注目画素の画素値e′を255としてRAM
16や磁気ディスク26上の所定の領域に記録する(ス
テップB30)。
【0067】また、255−eを計算して、その値を誤
差ZとしてRAM16や磁気ディスク26上の所定の領
域に記録する(ステップB40)。一方、画素値eが1
28よりも小さい(e<128)場合には(ステップB
20のNOルート参照)、2値化処理部51は、この注
目画素の画素値e′を0としてRAM16や磁気ディス
ク26上の所定の領域に記録し(ステップB50)、
又、注目画素の画素値eを誤差ZとしてRAM16や磁
気ディスク26上の所定の領域に記録する(ステップB
60)。
【0068】次に、輪郭検出処理部54が、輪郭値E
を、予め設定したしきい値Tと比較して(ステップB7
0)、輪郭値Eがしきい値Tよりも小さい場合には(ス
テップB70のNOルート参照)、誤差拡散処理部52
により、現在設定されている重み付けパターンに基づい
て、誤差拡散法により注目画素の周辺の複数の未走査画
素に誤差Zを比例配分する(ステップB80)。
【0069】そして、変更処理部53により、図7
(a)〜(d)に示す複数(本実施形態では4)の重み
付けパターンを、所定の順序(例えば、図7(a),
(b),(c),(d),(a),(b)…の順)で選
択して変更する(ステップB90)。一方、輪郭値Eが
しきい値Tよりも大きい場合には(ステップA70のY
ESルート参照)、例外処理を行なう(ステップB11
0)。すなわち、輪郭方向検出処理部55により輪郭方
向Djを検出して、輪郭の方向における未走査画素の値
に、誤差に応じた値(Z/2)を加算するのである。
【0070】そして、本ハーフトーン化装置は、ステッ
プB90又はB110の処理完了後、RAM16上に展
開された多値画像の画像データについて、次の注目画素
にマトリクス100を移動させた後(ステップB10
0)、ステップB10に戻り、新たな注目画素について
同様の処理を繰り返し行なう。このように、画素毎に誤
差拡散手法(誤差拡散法における重み付けパターン)を
変更することによって、原画像(多値画像)に無いモア
レや目障りな模様(artifact)を目立たなくすることが
できるのである。
【0071】次に、異なる誤差拡散法に変更する手法に
ついて図8を用いて説明する。図8(a)はJavis,Jud
ice and Ninkeによる誤差拡散法の重み付けパターンを
示す図、図8(b)はStuckiによる誤差拡散法の重み付
けパターンを示す図である。これらの図8(a),
(b)に示す誤差拡散法も注目画素における誤差Zを、
注目画素周辺の未走査画素に比例配分する手法であり、
上述した図7に示す誤差拡散法と比較して、誤差Zの比
例配分を行なう未走査画素の領域をより広範囲に拡大し
たものである。
【0072】なお、図8(a)に示す誤差拡散法の重み
付けパターンはJavis,Judice andNinkeによる誤差拡散
法として一般に知られているものであり、又、図8
(b)に示す誤差拡散法の重み付けパターンはStuckiに
よる誤差拡散法として一般に知られているものである。
そして、本手法においては、誤差拡散処理部54が、図
8(a)に示す重み付けパターンと、図8(b)に示す
重み付けパターンとのいずれかを用いて誤差Zを比例配
分(拡散)し、又、変更処理部53が、これらの重み付
けパターンを相互に変更する他は、図9に示すフローチ
ャート(ステップA10〜A110)とほぼ同様の処理
を行なう。
【0073】上述の構成により、本発明の一実施形態と
してのハーフトーン化装置は、多値画像をなす画素を走
査しながら、走査中の注目画素の値を順次2値画像に変
換(2値化)する。本ハーフトーン化装置の動作につい
て図11に示すフローチャート(ステップC10〜C1
20)に従って説明する。まず、オペレータが、輪郭強
調の程度を制御するパラメータとしてのしきい値Tを入
力し(ステップC10)、その後、本ハーフトーン化装
置はラスター走査を開始する(ステップC20)。
【0074】なお、2値化処理を開始する画素は画像の
四隅のどの位置から開始してもよく、又、どの方向に処
理を行なってもよい。そして、走査終了か否かを確認し
(ステップC30)、走査終了ならば(ステップC30
のYESルート参照)、終了する。また、走査を続行す
る場合には(ステップC30のNOルート参照)、本ハ
ーフトーン化装置は、次に、上述した複数の輪郭検出方
法(輪郭強調用2次元デジタルフィルタの使用による方
法もしくは画素値から直接的に算出する方法)の中から
特定の輪郭検出方法を選択する(ステップC40)。な
お、この輪郭検出方法はオペレータによって選択するこ
ともできる。
【0075】ここで、輪郭検出方法としてラプラシアン
型フィルタ(輪郭強調用2次元デジタルフィルタ)の使
用が選択された場合には、上述の如くラプラシアン型フ
ィルタを用いて輪郭値Eを算出し、この輪郭値Eとしき
い値Tとを比較することにより、走査中の注目画素が輪
郭上に画素であることの検出を行なう(ステップC5
0)。
【0076】同様に、輪郭検出方法としてプレウィット
型フィルタ(輪郭強調用2次元デジタルフィルタ)の使
用が選択された場合には、上述の如くプレウィット型フ
ィルタを用いて輪郭値Eを算出し、この輪郭値Eとしき
い値Tとを比較することにより、走査中の注目画素が輪
郭上に画素であることの検出を行なう(ステップC6
0)。
【0077】また、画素値から直接的に算出する方法が
選択された場合には、注目画素およびその周辺画素の値
を加減算することにより輪郭値Eを算出し、この輪郭値
Eとしきい値Tとを比較することにより、走査中の注目
画素が輪郭上に画素であることの検出を行なう(ステッ
プC70)。次に、本ハーフトーン化装置は、ハーフト
ーン化方法の選択を行なう(ステップC80)。具体的
には、予め複数の誤差拡散法における重み付けパターン
をそなえ、走査中の注目画素が輪郭上の画素であること
が検出された時にのみ(輪郭遭遇時のみ)変更する方法
や、この重み付けパターンを画素毎に変更する手法、更
に、図8(a),(b)に示すような他の誤差拡散法の
重み付けパターンに変更する方法の中から特定のハーフ
トーン化方法を選択する。
【0078】誤差拡散法における重み付けパターンを走
査中の注目画素が輪郭上の画素であることが検出された
時にのみ(輪郭遭遇時のみ)変更する方法を選択した場
合には(ステップC90)、画像データ中において輪郭
と次の輪郭との間は同一の重み付けパターンでハーフト
ーン化を行なう。なお、この場合において、重み付けパ
ターンの変更の順序は、所定の順序もしくはランダムに
選択して変更することが望ましい。
【0079】また、重み付けパターンを画素毎に変更す
る手法を選択した場合には(ステップC100)、画素
毎に重み付けパターンを変更しながらハーフトーン化を
行なう。なお、この場合においても、重み付けパターン
の変更の順序は、所定の順序もしくはランダムに選択し
て変更することが望ましい。さらに、図8(a),
(b)に示すような異なる誤差拡散法の重み付けパター
ンに変更する方法を選択した場合においては、かかる誤
差拡散法を用いてハーフトーン化を行なう(ステップC
110)。
【0080】その後、本ハーフトーン化装置は、RAM
16上に展開された多値画像の画像データについて、次
の注目画素にマトリクス100を移動させて次の画素に
移動し(ステップC120)、ステップC30に戻る。
そして、これらの行程(ステップC10〜C120)を
ラスター走査が終了するまで繰り返し行なう。
【0081】このように、本発明の一実施形態としての
ハーフトーン化装置によれば、輪郭検出処理部54によ
り注目画素が輪郭上の画素であることを検出したとき
に、変更処理部53により誤差拡散手法(誤差拡散法の
重み付けパターン)を変更するので、誤差分散手法の変
更による影響(モアレや目障りな模様)を局在化させ、
これらの影響を輪郭に紛れさせることができるので、こ
れにより、2値化後の画像において、原画像(多値画
像)に無いモアレや目障りな模様(artifact)を目立た
なくすることができる。
【0082】また、輪郭処理部54により注目画素が輪
郭上の画素であることを検出したときに、誤差拡散処理
部52が、輪郭方向検出処理部55により検出した輪郭
の方向における未走査画素の値に、注目画素についての
2値化に伴って生じた誤差に応じた値(Z/2)を加算
する例外処理を行なうので、これによっても原画像(多
値画像)に無いモアレや目障りな模様(artifact)を目
立たなくすることができる。
【0083】さらに、注目画素およびその周辺画素の値
に基づいて注目画素についての輪郭値Eを算出して、こ
の輪郭値Eをしきい値T(例えば128)と比較するこ
とによって、注目画素が輪郭上の画素であるか否かを検
出しているので、これにより、容易に輪郭を検出するこ
とができるほか、多値画像の走査と並行して輪郭の検出
を行なうことができ輪郭検出の処理を高速化することが
できる。
【0084】また、このしきい値Tをオペレータが変更
することにより、2値化後の画像の輪郭強調の程度(シ
ャープネス)を変更することができ、ハーフトーン化を
行なうことにより生ずる画像のボケを解消することがで
きる。例えば、しきい値Tを255に近づけることによ
り輪郭を強調することができ、又、しきい値Tを0に近
づけることにより輪郭をぼかすようにすることができる
のである。
【0085】なお、輪郭検出処理部54が、ラプラシア
ン型フィルタやプレウィット型フィルタ等の輪郭強調用
2次元デジタルフィルタを用いて輪郭値を算出している
ので、これにより、容易に輪郭を検出することができ
る。また、変更処理部53が、図7(a)〜(d)に示
す複数(本実施形態では4)の重み付けパターンに基づ
き、誤差を注目画素周辺の複数の未走査画素に比例配分
するとともに、これらの重み付けパターンを(a),
(b),(c),(d),(a),(b)…の順序で選
択して変更しており、誤差拡散処理部52における重み
付けパターンを所定の順序で選択して変更することによ
り誤差拡散手法を変更するので、これによっても、原画
像(多値画像)に無いモアレや目障りな模様(artifac
t)を目立たなくすることができる。
【0086】さらに、変更処理部53が、図7(a)〜
(d)に示すような複数の重み付けパターンに基づき、
誤差を注目画素周辺の複数の未走査画素に比例配分する
とともに、これらの重み付けパターンをランダムに選択
して変更することによっても、原画像(多値画像)に無
いモアレや目障りな模様(artifact)を目立たなくする
ことができる。
【0087】図12〜図14はそれぞれ本ハーフトーン
化装置によりハーフトーン化した画像の色票の分光反射
率を0〜100%の範囲で5%ごとに出力した結果を示
す図であり、図12はイエロ(Yellow)についての波長
と分光反射率との関係を示す図、図13はマゼンタ(Ma
genta)についての波長と分光反射率との関係を示す
図、図14はシアン(Cyan)についての波長と分光反射
率との関係を示す図である。
【0088】これらの図12〜図14に示すハーフトー
ン化処理は、しきい値T=187として輪郭の検出を行
ない、又、同一の誤差拡散法を用いて、画素毎に重み付
けパターンをランダムに変更して行なったものである。
図12〜図14に示すように、本ハーフトーン化装置も
しくはハーフトーン化手法によれば、色信号が異なると
分光反射率が色味を保ったまま明度が異なること、すな
わち、階調がつぶれることなく保存されていることがわ
かる。
【0089】なお、2値化前の多値画像が、複数の画像
からなるもの(例えば、シアン,マゼンタ,イエロおよ
びブラック等の複数色の画像からなるカラー画像)であ
って、ハーフトーン化すべき複数の画像を有しており、
これらの複数の画像がほぼ同一の輪郭を有している場合
に、輪郭検出処理部54により、複数の画像のうちの1
つについてのみ輪郭上画素の検出を行ない、その検出結
果を、一時的にRAM16や磁気ディスク26等に格納
し、この輪郭の情報(輪郭の位置,方向等)を全ての画
像に対するハーフトーン化処理を実行する際に用いても
よい。
【0090】これにより、輪郭検出処理部54により、
他の画像について輪郭上画素の検出を行なうことなく全
画像のハーフトーン化を行なうことができ、ハーフトー
ン化処理の実行速度を向上させることができる。なお、
複数の画像とは、上述の如きシアン,マゼンタ,イエロ
およびブラック等の複数色の画像からなるカラー画像に
限定されるものではなく、例えば、レッド,グリーンお
よびブルーからなるカラー画像であってもよく、又、こ
れ以外の画像であってもよく、カラー画像を構成するも
のであれば複数の画像の範疇に含まれるものとする。
【0091】また、このとき、複数の画像のうちの1つ
についての輪郭検出処理を完了してから、全ての画像の
2値化処理を行なってもよいし、前記輪郭検出処理と並
行して全ての画像の2値化処理を行なってもよい。ま
た、本ハーフトーン化装置においては、多値画像の走査
時に、2値化処理部51によって2値化を行なう処理と
並行して、輪郭検出処理部54により輪郭値Eを算出し
て、注目画素が輪郭上の画素であるか否かを判断するの
で、ハーフトーン処理を短時間で行なうことができる。
【0092】また、本ハーフトーン化方法は、並列演算
に適したものであるので、複数のCPUを用いた並列処
理を行なうことができ、大きな画像の処理に際しても容
易に高速化することができる。なお、輪郭検出処理部5
4による輪郭の検出に際しては、ラプラシアン型フィル
タを用いた手法,プレウィット型フィルタを用いた手
法,注目画素およびその周辺画素の値を加減算すること
による手法のいずれの手法を用いてもよい。
【0093】そして、本発明は上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。例えば、輪郭検出
処理部54による輪郭の検出においては、上記実施形態
に限定するものではなく、本実施形態に記載された手法
以外の手法を用いてもよい。また、注目画素およびその
周辺画素の値を加減算することにより輪郭値Eを算出す
る際において、Xiに256/768(=1/3)を乗
算しているが、これに限定するものではなく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することがで
きる。
【0094】なお、上述した実施形態に関わらず、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施すること
ができる。
【0095】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のハーフト
ーン化方法およびハーフトーン化装置並びにハーフトー
ン化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体によれば、以下の効果ないし利点がある。 (1)誤差分散手法を多値画像の走査に伴って変更する
ので、2値化後の画像において、多値画像に無いモアレ
や目障りな模様(artifact)を目立たなくすることがで
きる(請求項1,請求項15,請求項20)。
【0096】(2)注目画素が輪郭上の画素であること
を検出した場合に誤差分散手法を変更することにより、
誤差分散手法の変更による影響(モアレや目障りな模様
(artifact))を局在化させ、これらの影響を輪郭に紛
れさせることができるので、これによっても原画像(多
値画像)に無いモアレや目障りな模様を目立たなくする
ことができる(請求項2,請求項16,請求項21)。
【0097】(3)画素毎に誤差拡散手法を変更するこ
とによっても原画像(多値画像)に無いモアレや目障り
な模様(artifact)を目立たなくすることができる(請
求項4,請求項18,請求項23)。 (4)注目画素が輪郭上の画素であることを検出した場
合に、輪郭の方向における未走査画素の値に、注目画素
についての2値化に伴って生じた誤差に応じた値を加算
する例外処理を行なうことにより、これによっても原画
像(多値画像)に無いモアレや目障りな模様(artifac
t)を目立たなくすることができる(請求項3,請求項
5,請求項17,請求項19,請求項22,請求項2
4)。
【0098】(5)注目画素およびその周辺画素の値に
基づいて注目画素についての輪郭値を算出して、この輪
郭値を所定値と比較することによって、注目画素が輪郭
上の画素であるか否かを検出することにより、容易に輪
郭を検出することができるほか、多値画像の走査と平行
して輪郭の検出を行なうことができ、輪郭検出の処理を
高速化することができる(請求項6)。
【0099】(6)ラプラシアン型フィルタやプレウィ
ット型フィルタ等の輪郭強調用2次元デジタルフィルタ
を用いて輪郭値を算出することにより、容易に輪郭を検
出することができる(請求項7,請求項8,請求項
9)。 (7)注目画素およびその周辺画素の値を加減算するこ
とによって輪郭値を直接的に算出することにより、乗除
算を行なうことなく輪郭値を算出することができるの
で、計算の負荷を減らすことができ輪郭値を高速に算出
することができる(請求項10)。
【0100】(8)複数の誤差拡散手法をそなえるとと
もに、これらの複数の誤差拡散手法から所定の順序で誤
差拡散手法を選択して変更することにより、原画像(多
値画像)に無いモアレや目障りな模様(artifact)を目
立たなくすることができる(請求項11)。 (9)複数の誤差拡散手法をそなえるとともに、これら
の複数の誤差拡散手法からランダムに選択して変更する
ことによっても、より原画像(多値画像)に無いモアレ
や目障りな模様(artifact)を目立たなくすることがで
きる(請求項12)。
【0101】(10)所定の重み付けパターンに基づ
き、誤差を注目画素周辺の複数の未走査画素に比例配分
するとともに、この所定の重み付けパターンを変更する
ことにより、容易且つ確実に誤算拡散手法を変更するこ
とができる(請求項13)。 (11)ハーフトーン化すべき複数の画像がほぼ同一の
輪郭を有している場合に、複数の画像のうちの1つにつ
いてのみ輪郭上画素の検出を行ない、その検出結果を、
他の画像に対するハーフトーン化処理を実行する際に用
いることにより、他の画像についての輪郭上画素の検出
を行なうことなく複数画像のハーフトーン化を行なうこ
とができ、ハーフトーン化処理の実行速度を向上させる
ことができる(請求項14)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのハーフトーン化装
置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのハーフトーン化装
置を実現するためのコンピュータシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図3】輪郭強調用2次元デジタルフィルタを適用する
方法を説明するための図である。
【図4】(a),(b)はそれぞれラプラシアン型フィ
ルタを示す図である。
【図5】(a),(b)はそれぞれプレウィット型フィ
ルタを示す図である。
【図6】輪郭の方向を説明するための図である。
【図7】(a)〜(d)はそれぞれ誤差拡散法における
重み付けパターンを示す図である。
【図8】(a)はJavis,Judice and Ninkeによる誤差
拡散法の重み付けパターンを示す図、(b)はStuckiに
よる誤差拡散法の重み付けパターンを示す図である。
【図9】本発明の一実施形態としてのハーフトーン化装
置の輪郭の前後で誤差拡散手法を変更する場合における
各部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態としてのハーフトーン化
装置の画素毎に誤差拡散手法を変更する場合における各
部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態としてのハーフトーン化
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】イエロについての波長と分光反射率との関係
を示す図である。
【図13】マゼンタについての波長と分光反射率との関
係を示す図である。
【図14】シアンについての波長と分光反射率との関係
を示す図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 バスライン 14 ROM 16 RAM 18 入出力インターフェース(I/O) 20 キーボード 22 マウス 24 モニタ 26 磁気ディスク 28 入出力インターフェース(I/O) 30 プリンタ 51 2値化処理部 52 誤差拡散処理部 53 変更処理部 54 輪郭検出処理部 55 輪郭方向検出処理部 100 マトリクス
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 BB08 DA03 EA04 5B057 BA23 CA08 CA12 CA16 CB07 CB12 CB16 CC01 CE03 CE06 CE13 CH09 CH18 CH20 DB02 DB09 DC17 5C077 LL03 LL17 LL19 MP07 NN13 PP03 PP47 PP68 PQ08 PQ12 PQ18 RR02 SS05

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像を2値画像に変換するハーフト
    ーン化方法であって、 該多値画像を成す画素を走査しながら走査中の注目画素
    の値を2値化する2値化ステップと、 該注目画素について2値化に伴って生じた誤差を、該注
    目画素周辺の未走査画素に拡散させる誤差拡散ステップ
    と、 該誤差拡散ステップでの誤差拡散手法を、該多値画像の
    走査に伴い、所定の方式に従って変更する変更ステップ
    とを含んだことを特徴とする、ハーフトーン化方法。
  2. 【請求項2】 該注目画素が該多値画像における輪郭上
    の画素であるか否かを検出する輪郭検出ステップを含
    み、 該輪郭検出ステップで該注目画素が該輪郭上の画素であ
    ることを検出した場合に、該変更ステップにおいて該誤
    差拡散手法を変更することを特徴とする、請求項1に記
    載のハーフトーン化方法。
  3. 【請求項3】 該輪郭の方向を検出する輪郭方向検出ス
    テップを含み、 該輪郭検出ステップで該注目画素が該輪郭上の画素であ
    ることを検出した場合に、該誤差拡散ステップにおい
    て、該輪郭方向検出ステップで検出された該輪郭の方向
    における未走査画素の値に、前記誤差に応じた値を加算
    する例外処理を行なうことを特徴とする、請求項2に記
    載のハーフトーン化方法。
  4. 【請求項4】 画素毎に、該変更ステップにおいて該誤
    差拡散手法を変更することを特徴とする、請求項1に記
    載のハーフトーン化方法。
  5. 【請求項5】 該注目画素が該多値画像における輪郭上
    の画素であるか否かを検出する輪郭検出ステップと、 該輪郭の方向を検出する輪郭方向検出ステップとを含
    み、 該輪郭検出ステップで該注目画素が該輪郭上の画素であ
    ることを検出した場合には、該誤差拡散ステップにおい
    て、該輪郭方向検出ステップで検出された該輪郭の方向
    における未走査画素の値に、前記誤差に応じた値を加算
    する例外処理を行なうことを特徴とする、請求項4に記
    載のハーフトーン化方法。
  6. 【請求項6】 該輪郭検出ステップにおいて、該注目画
    素およびその周辺画素の値に基づいて該注目画素につい
    ての輪郭値を算出し、該輪郭値を所定値と比較すること
    により、該注目画素が該多値画像における輪郭上の画素
    であるか否かを検出することを特徴とする、請求項2〜
    請求項5のいずれか1項に記載のハーフトーン化方法。
  7. 【請求項7】 該輪郭検出ステップにおいて、輪郭強調
    用2次元デジタルフィルタを用いて該輪郭値を算出する
    ことを特徴とする、請求項6に記載のハーフトーン化方
    法。
  8. 【請求項8】 該輪郭強調用2次元デジタルフィルタ
    が、ラプラシアン型フィルタであることを特徴とする、
    請求項7に記載のハーフトーン化方法。
  9. 【請求項9】 該輪郭強調用2次元デジタルフィルタ
    が、プレウィット型フィルタであることを特徴とする、
    請求項7に記載のハーフトーン化方法。
  10. 【請求項10】 該注目画素およびその周辺画素の値を
    加減算することにより、該輪郭値を直接的に算出するこ
    とを特徴とする、請求項6に記載のハーフトーン化方
    法。
  11. 【請求項11】 該変更ステップにおいて、該誤差拡散
    手法を、複数の誤差拡散手法から所定の順序で選択して
    変更することを特徴とする、請求項1〜請求項10のい
    ずれか1項に記載のハーフトーン化方法。
  12. 【請求項12】 該変更ステップにおいて、該誤差拡散
    手法を、複数の誤差拡散手法からランダムに選択して変
    更することを特徴とする、請求項1〜請求項10のいず
    れか1項に記載のハーフトーン化方法。
  13. 【請求項13】 該誤差拡散ステップでの誤差拡散手法
    として、所定の重み付けパターンに基づき、前記誤差を
    該注目画素周辺の複数の未走査画素に比例配分する手法
    を採用し、 該変更ステップにおいて、前記所定の重み付けパターン
    を変更することにより該誤差拡散手法を変更することを
    特徴とする、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記
    載のハーフトーン化方法。
  14. 【請求項14】 ハーフトーン化すべき複数の画像がほ
    ぼ同一の輪郭を有している場合、該複数の画像のうちの
    一つについてのみ該輪郭検出ステップによる輪郭上画素
    の検出を行ない、その検出結果を、他の画像に対するハ
    ーフトーン化処理を実行する際に用いることを特徴とす
    る、請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載のハーフ
    トーン化方法。
  15. 【請求項15】 多値画像を2値画像に変換するハーフ
    トーン化装置であって、 該多値画像を成す画素を走査しながら走査中の注目画素
    の値を2値化する2値化処理部と、 該注目画素について2値化に伴って生じた誤差を、該注
    目画素周辺の未走査画素に拡散させる誤差拡散処理部
    と、 該誤差拡散処理部での誤差拡散手法を、該多値画像の走
    査に伴い、所定の方式に従って変更する変更処理部とを
    含んだことを特徴とする、ハーフトーン化装置。
  16. 【請求項16】 該注目画素が該多値画像における輪郭
    上の画素であるか否かを検出する輪郭検出処理部を含
    み、 該輪郭検出処理部により該注目画素が該輪郭上の画素で
    あることを検出した場合に、該変更処理部が該誤差拡散
    手法を変更することを特徴とする、請求項15に記載の
    ハーフトーン化装置。
  17. 【請求項17】 該輪郭の方向を検出する輪郭方向検出
    処理部を含み、 該輪郭検出処理部により該注目画素が該輪郭上の画素で
    あることを検出した場合に、該誤差拡散処理部が、該輪
    郭方向検出処理部で検出された該輪郭の方向における未
    走査画素の値に、前記誤差に応じた値を加算する例外処
    理を行なうことを特徴とする、請求項16に記載のハー
    フトーン化装置。
  18. 【請求項18】 該変更処理部が、画素毎に該誤差拡散
    手法を変更することを特徴とする、請求項15に記載の
    ハーフトーン化装置。
  19. 【請求項19】 該注目画素が該多値画像における輪郭
    上の画素であるか否かを検出する輪郭検出処理部と、 該輪郭の方向を検出する輪郭方向検出処理部とを含み、 該輪郭検出処理部により該注目画素が該輪郭上の画素で
    あることを検出した場合には、該誤差拡散処理部が、該
    輪郭方向検出処理部で検出された該輪郭の方向における
    未走査画素の値に、前記誤差に応じた値を加算する例外
    処理を行なうことを特徴とする、請求項18に記載のハ
    ーフトーン化装置。
  20. 【請求項20】 多値画像を2値画像に変換する機能を
    コンピュータに実行させるための、ハーフトーン化プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 ハーフトーン化プログラムが、 該多値画像を成す画素を走査しながら走査中の注目画素
    の値を2値化する2値化処理部、 該注目画素について2値化に伴って生じた誤差を、該注
    目画素周辺の未走査画素に拡散させる誤差拡散処理部、
    および、 該誤差拡散ステップでの誤差拡散手法を、該多値画像の
    走査に伴い、所定の方式に従って変更する変更処理部と
    して、該コンピュータを機能させることを特徴とする、
    ハーフトーン化プログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 該ハーフトーン化プログラムが、 該注目画素が該多値画像における輪郭上の画素であるか
    否かを検出する輪郭検出処理部として、該コンピュータ
    を機能させるとともに、 該輪郭検出処理部により該注目画素が該輪郭上の画素で
    あることを検出した場合に、該変更処理部により該誤差
    拡散手法を変更させることを特徴とする、請求項20に
    記載のハーフトーン化プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 該ハーフトーン化プログラムが、 該輪郭の方向を検出する輪郭方向検出処理部として、該
    コンピュータを機能させるとともに、 該輪郭検出処理部により該注目画素が該輪郭上の画素で
    あることを検出した場合に、該誤差拡散処理部に、該輪
    郭方向検出ステップで検出された該輪郭の方向における
    未走査画素の値に、前記誤差に応じた値を加算する例外
    処理を実行させることを特徴とする、請求項21に記載
    のハーフトーン化プログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  23. 【請求項23】 該ハーフトーン化プログラムが、該変
    更処理部により、画素毎に該誤差拡散手法を変更させる
    ことを特徴とする、請求項20に記載のハーフトーン化
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  24. 【請求項24】 該ハーフトーン化プログラムが、 該注目画素が該多値画像における輪郭上の画素であるか
    否かを検出する輪郭検出処理部、および、 該輪郭の方向を検出する輪郭方向検出処理部として、該
    コンピュータを機能させるとともに、 該輪郭検出処理部により該注目画素が該輪郭上の画素で
    あることを検出した場合には、該誤差拡散処理部に、該
    輪郭方向検出処理部で検出された該輪郭の方向における
    未走査画素の値に、前記誤差に応じた値を加算する例外
    処理を実行させることを特徴とする、請求項23に記載
    のハーフトーン化プログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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