JP2001156274A - 半導体記憶装置、その製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置、その製造方法

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JP2001156274A
JP2001156274A JP33863499A JP33863499A JP2001156274A JP 2001156274 A JP2001156274 A JP 2001156274A JP 33863499 A JP33863499 A JP 33863499A JP 33863499 A JP33863499 A JP 33863499A JP 2001156274 A JP2001156274 A JP 2001156274A
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Kazuhiko Sanada
和彦 真田
Kenji Saito
賢治 斎藤
Seiichi Ishige
清一 石毛
Hitoshi Nakamura
仁 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ消去を全部のセル閾値が基準以下とな
るまで一群のメモリセルで一様に実行し、データ消去し
た一群のメモリセルのうちセル閾値が下限閾値以下のも
のには電荷を補充する半導体記憶装置において、一群の
メモリセルでのデータ消去を迅速に完了できるようにす
る。 【解決手段】 一群の所定位置の極一部のメモリセルに
理想値より消去速度を低下させる製造誤差が発生すると
き、この製造誤差が発生する位置のメモリセルのみ消去
速度が理想値より高速となるように形成しておく。一群
のメモリセルの極一部の消去速度が低下すると、一群の
大部分で消去が過剰となり電荷の補充が必要となるの
で、一群全体での消去時間が増加する。しかし、一群の
メモリセルの極一部のみ消去が高速ならば、消去が過剰
で電荷の補充が必要なメモリセルも極一部なので、一群
のメモリセルでのデータ消去を迅速に完了できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EEPROM(Ele
ctrically Erasable Programmable Read Only Memory)
などの半導体記憶装置に関し、特に、一括消去型のフラ
ッシュメモリからなる半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、各種の電子機器に各種のメモリデ
バイスが利用されており、このようなメモリデバイスに
は、EEPROMなどのように二値データを書換自在か
つ不揮発に保持するものもある。
【0003】上述のフラッシュメモリは、内部構造や書
込方式により複数の種類に分類され、例えば、NAND
型やNOR型があり、NOR型としてはAND型やDI
NOR(Divided bit line NOR)型がある。DINOR型
は高速動作に有利と言われており、AND型は高集積化
に有利と言われている。
【0004】ここで、このような半導体記憶装置の一従
来例を図4ないし図10を参照して以下に説明する。な
お、図4は半導体記憶装置であるフラッシュメモリの全
体構造を示す模式的な平面図、図5はメモリセルの積層
構造を示す模式的な平面図、図6は図5のXX断面を示
す模式的な縦断正面図、図7は図5のYY断面を示す模
式的な縦断側面図、図8はメモリセルにデータ書込を実
行する状態を示す模式図、図9は基板消去方式によりメ
モリセルをデータ消去する状態を示す模式図、図10は
メモリセルのセル閾値を示す特性図、である。
【0005】ここで半導体記憶装置の従来例として例示
するフラッシュメモリ100は、多数のメモリセル10
1を具備しており、この多数のメモリセル101が半導
体基板102の表面に二次元状に配列されているが、図
4に示すように、その多数のメモリセル101は複数の
セクタ103に区分されている。
【0006】メモリセル101はMOSトランジスタか
らなり、図5ないし図7に示すように、ソース領域11
1、ドレイン領域112、FG113、CG(Control G
ate)114、絶縁膜115,116、等からなる。各領
域111,112は半導体基板102に形成された拡散
層からなり、FG113は各領域111,112の間隙
の拡散層117上に位置している。
【0007】前述のようにフラッシュメモリ100の一
個の半導体基板102には複数のセクタ103が二次元
状に配列されており、これらのセクタ103の各々に複
数のメモリセル101が配列されているが、これらのメ
モリセル101はLOCOS(Local Oxidization of Si
licon)やSTI(Shallow Trench Isolation)等の素子分
離領域118により相互に分離されている。
【0008】なお、隣接するセクタ103の中間領域に
は、行デコーダ、列デコーダ、列選択回路、センスアン
プ、等の各種回路が配置されている。例えば、複数のセ
クタ103は列方向では“510(μm)”などの間隙を介し
て配列されており、その間隙に列選択回路(Yセレクタ)
が配置されている。
【0009】また、複数のセクタ103は行方向では
“330(μm)”などの間隙を介して配列されており、その
間隙に行デコーダ(Xデコーダ)が配置されている。な
お、このような回路が配置されていない複数のセクタ1
03の行方向の間隙は、例えば、“65(μm)”の横幅に
形成されている。
【0010】上述のような構成において、このフラッシ
ュメモリ100では、多数のメモリセル101の各々に
二値データを個々にデータ書込することができる。この
フラッシュメモリ100に新規データをデータ書込した
り、データ書込された記憶データをデータ書換する場合
には、書込直前にセクタ103を単位としてメモリセル
101の記憶データを一括にデータ消去する。
【0011】あるメモリセル101に二値データをデー
タ書込する場合、図8に示すように、ソース領域111
とドレイン領域112とCG114とに所定の電位を印
加し、半導体基板102からFG113に電荷(電子)を
注入する。
【0012】このとき、データ書込するメモリセル10
1では、例えば、ソース領域111に“0(V)”、ドレ
イン領域112に“5(V)”、CG114に“10
(V)”が印加されるので、FG113に電荷が注入され
てセル閾値が書込基準以上となる。同時に、データ書込
しないメモリセル101では、例えば、ドレイン領域1
12に“0(V)”が印加されるので(図示せず)、FG1
13に電荷が注入されず、セル閾値が消去基準以下に維
持される。
【0013】図10に示すように、これでメモリセル1
01のセル閾値が書込基準以上または消去基準以下とな
るので、これを検知することでデータ書込またはデータ
消去された二値データをデータ読出することができる。
【0014】このようにデータ読出する場合、例えば、
ソース領域111に“0(V)”、ドレイン領域112に
“1(V)”、CG114に“3(V)”が印加され、ドレ
イン領域112に通電される電流がセンスアンプ(図示
せず)で検出されて記憶データが判定される。
【0015】一方、あるセクタ103の全部のメモリセ
ル101の記憶データをデータ消去する場合、例えば、
CG114に“−10(V)”、拡散層117に“+10
(V)”が印加され、ソース領域111とドレイン領域1
12とがオープン状態とされることで、図9に示すよう
に、FG113から拡散層117に電荷(電子)が放出さ
れる。図10に示すように、これでメモリセル101の
セル閾値が消去基準以下となるので、このメモリセル1
01は記憶データがデータ消去された状態となる。
【0016】ただし、上述のようなメモリセル101の
データ消去はセクタ103ごとに実行されるので、その
セクタ103の全部のメモリセル101のセル閾値が消
去基準以下となるまで、そのセクタ103の全部のメモ
リセル101でデータ消去が一様に実行される。
【0017】しかし、製造誤差などのためにメモリセル
101の消去速度は完全に同一ではないので、上述のよ
うに一個のセクタ103の全部のメモリセル101で一
様にデータ消去を実行すると、消去速度が高速なメモリ
セル101ではデータ消去が過剰に実行されることにな
る。
【0018】そのメモリセル101ではセル閾値が消去
基準より大幅に低下することになるが、フラッシュメモ
リ100では特定のメモリセル101のセル閾値が低す
ぎると読出不良などの問題が発生する。例えば、一般的
なNOR型のセルアレイでは、一個のビット線に複数の
メモリセル101のドレイン領域112が共通に接続さ
れており、複数のメモリセル101のワード線(CG1
14)の一個に“3(V)”程度の所定電位を印加するこ
とで選択されたメモリセル101の記憶データをデータ
読出する。
【0019】このとき、選択されたメモリセル101が
データ書込されていると読出電流が発生しないのでセン
スアンプにより記憶データは“1”であると判定され、
データ書込されていないと読出電流が発生するので記憶
データは“0”であると判定される。
【0020】しかし、過剰にデータ消去されたメモリセ
ル101は、ワード線(CG114)に所定電位が印加さ
れなくとも読出電流が発生することがあるので、データ
書込されていても記憶データが“0”であると判定され
る読出不良が発生することがある。
【0021】そこで、現在のフラッシュメモリ100で
は、図10に示すように、あるセクタ103でデータ消
去を実行した場合、そのセクタ103のメモリセル10
1のうちFG113のセル閾値が所定の下限閾値以下の
ものには電荷を補充している。
【0022】これは書き戻し処理などと呼称されてお
り、通常のデータ消去はセクタ103ごとやメモリ全体
で一括に実行されるが、書き戻し処理は過剰消去のメモ
リセル101が個々に検出されて実行される。このと
き、過消去ベリファイが実行され、それでもセル閾値が
下限閾値以下であると書き戻し処理が再度実行される。
【0023】なお、ここではフラッシュメモリ100の
データ消去方式として基板消去方式を説明したが、この
データ消去方式にはソース消去方式もある。ソース消去
方式では、あるセクタ103の全部のメモリセル101
の書込データをデータ消去する場合、図14に示すよう
に、CG114に“−10(V)”、ソース領域111に
“+10(V)”、拡散層117に“0(V)”、等の電位
が印加され、ドレイン領域112がオープン状態とされ
る。これでFG113からソース領域111に電子が放
出されるので、メモリセル101の書込データがデータ
消去されることになる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述したフラッシュメ
モリ100は、FG113のセル閾値を書込基準以上と
することでメモリセル101に二値データをデータ書込
することができ、FG113のセル閾値を消去基準以下
とすることでメモリセル101の記憶データをデータ消
去することができる。データ消去は一個のセクタ103
の多数のメモリセル101で一様に実行されるが、セル
閾値が下限閾値以下まで低下したメモリセル101には
電荷が補充されるのでリーク電流などの問題が発生する
こともない。
【0025】ただし、この電荷の補充はセクタ103の
消去時間を増加させる直接要因であるため、補充が必要
となるメモリセル101は少数であるほど好ましい。一
個のセクタ103の全部のメモリセル101の消去速度
が完全に同一ならば、過剰なデータ消去は発生せず電荷
の補充も必要ないのでセクタ103の消去時間は最短と
なる。
【0026】実際のメモリセル101では、各部が拡散
領域や層膜からなり、消去速度に関係する部分として
は、図5および図8に示すように、拡散層幅である拡散
層幅W、素子分離領域118に対するFG113のオー
バーラップB、等がある。なお、ここで云う拡散層幅W
とは、図5および図7に示すように、同図での左右方向
の寸法であり、FG113下に位置する拡散層117
の、素子分離領域118間の全長に相当する。
【0027】基板消去方式のフラッシュメモリ100の
メモリセル101を容量の等価回路にすると、図11に
示すように、FG113と拡散層117との間の容量C
1、FG113とCG114との間の容量C2、FG1
13と拡散層117との電位差VFG、FG113とC
G114との電位差VCGは、 VFG=(C2/C1)×VCG なる関係を満足する。
【0028】例えば、FG113とCG114との間の
容量C2が一定の場合、前述の拡散層幅Wが増加すると
容量C1も増加するので、電位差VFGが低下して消去
速度が低下することになる。また、拡散層幅Wが一定で
もオーバーラップBが減少すると容量C2も低下するの
で、やはり電位差VFGが低下して消去速度が低下する
ことになる。
【0029】一方、ソース消去方式のフラッシュメモリ
100のメモリセル101を容量の等価回路にすると、
図15に示すように、FG113と拡散層117との間
の容量C1、FG113とCG114との間の容量C
2、FG113とソース領域111との間の容量Ce、
CG114とソース領域111との電位差VS、FG1
13とソース領域111との電位差VSGは、 VSG=(C1+C2)/(C1+C2+Ce)×VS なる関係を満足する。
【0030】このため、ソース消去方式のフラッシュメ
モリ100では、拡散層幅Wが増加すると容量C1と電
位差VSGが増加するので消去速度が低下することにな
り、オーバーラップBが減少すると容量C2と電位差V
SGが低下するので消去速度が増加することになる。
【0031】このため、何れの消去方式のフラッシュメ
モリ100でも、一個のセクタ103の全部のメモリセ
ル101で拡散層幅WやオーバーラップBが均一ならば
消去速度も同一となる。しかし、実際にフラッシュメモ
リ100を製造したところ、製造技術や製造条件により
セクタ103内で拡散層幅WやオーバーラップBが均一
とならないことが判明した。
【0032】例えば、基板消去方式のフラッシュメモリ
100を製造したとき、図12に示すように、セクタ1
03の両端近傍の領域である両端領域では中央領域より
拡散層幅Wが幅広となることがある。このような構造の
基板消去方式のフラッシュメモリ100が一個のセクタ
103でデータ消去を実行すると、両端領域のメモリセ
ル101のみ消去速度が低下することになる。
【0033】しかし、データ消去は一個のセクタ103
の全部のメモリセル101のセル閾値が消去基準以下と
なるまで実行されるので、図13に示すように、一部の
メモリセル101のみデータ消去が低速であると大部分
のメモリセル101にはデータ消去が必要以上に実行さ
れることになる。
【0034】このため、一個のセクタ103でデータ消
去を実行すると中央領域の大部分のメモリセル101に
セル閾値が下限閾値以下となるものが多発することにな
り、書き戻し処理が必要なメモリセル101が多数とな
って結果的にセクタ103の消去時間が増大することに
なる。
【0035】反対に、ソース消去方式のフラッシュメモ
リ100を製造したとき、セクタ103の両端近傍の領
域である両端領域では中央領域より拡散層幅Wが幅狭と
なることもあるが、この場合も、データ消去を実行する
セクタ103に書き戻し処理が必要なメモリセル101
が多数となるので消去時間が増大することになる。
【0036】なお、上述のような製造誤差を防止するた
め、セクタ103の外側までメモリセル101と同様な
ダミーパターンを製造する技術があるが、これはフラッ
シュメモリ100の生産性を低下させるとともに装置規
模が増大するので好ましくない。
【0037】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、一群のメモリセルでデータ消去が一様に
実行されるとき、データ消去が過剰に実行されるメモリ
セルの個数が少数となり、データ消去を高速に完了する
ことができる半導体記憶装置と、その製造方法とを提供
することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、電荷を個々に保持する複数のメモリセルが二次元状
に配列されており、セル閾値が所定の書込基準以上とな
るまで複数の前記メモリセルの各々に個々に電荷を注入
することで二値データをデータ書込し、全部のセル閾値
が所定の消去基準以下となるまで所定の一群の前記メモ
リセルから一様に電荷を放出させることで二値データを
データ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルの
うちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補
充する半導体記憶装置であって、前記一群の所定位置の
一部の前記メモリセルに理想値より消去速度を低下させ
る製造誤差が発生する半導体記憶装置において、前記所
定位置のメモリセルのみ前記製造誤差が発生しても消去
速度が理想値より高速となる構造に形成されている。
【0039】従って、本発明の半導体記憶装置では、デ
ータ書込は複数のメモリセルで個々に実行され、データ
消去は所定の一群のメモリセルで一様に実行される。こ
の一群の所定位置の一部のメモリセルに理想値より消去
速度を低下させる製造誤差が発生すると、この製造誤差
が発生した一部のデータ消去が完了するまで一群のメモ
リセルの全部でデータ消去が一様に実行されるので、一
群のメモリセルの大部分ではデータ消去が必要以上に実
行されることになって電荷の補充が必要なメモリセルが
多発することになる。
【0040】しかし、本発明の半導体記憶装置では、製
造誤差が発生する位置のメモリセルのみ製造誤差が発生
しても消去速度が理想値より高速となる構造に形成され
ているので、このように形成されたメモリセルは上述の
製造誤差が発生しても消去速度が理想値より低下しな
い。このように形成された一部のメモリセルは、その一
群の大部分のメモリセルより消去速度が高速なので、デ
ータ消去が必要以上に実行されることになって電荷の補
充が必要となる可能性が高い。
【0041】しかし、これ以外の大部分のメモリセルで
はデータ消去が必要以上に実行されないので、その一群
ではデータ消去が過剰となり電荷の補充が必要となるメ
モリセルが少数となる。なお、本発明で云う一群のメモ
リセルの一部とは、一群の半分以下のメモリセルを意味
しており、例えば、一群の十分の一以下のメモリセルを
意味する。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図3を参照して以下に説明する。ただし、この実施の
一形態に関して前述した一従来例と同一の部分は、同一
の名称および符号を使用して詳細な説明は省略する。
【0043】なお、図1はメモリセルの一群であるセク
タでの拡散層幅Wの分布を示す特性図、図2はデータ消
去したセクタでのメモリセルのセル閾値と個数との関係
を示す特性図、図3は各種の膜厚のフォトレジストにお
ける拡散層幅を決定するレジストパターンの寸法とセク
タ端部からの距離との関係を示す特性図、である。
【0044】本実施の形態のフラッシュメモリ100
も、一従来例と同様に、複数のセクタ103に区分され
た多数のメモリセル101を具備しており、そのメモリ
セル101は、ソース領域111、ドレイン領域11
2、FG113、CG114、絶縁膜115,116、
拡散層117、等からなる。
【0045】n型のソース領域111とn型のドレイン
領域112とp型の拡散層117はp型の半導体基板1
02またはp型ウェル(図示せず)に形成されており、拡
散層117は、半導体基板102(またはp型ウェル)と
同一の電位に維持されている。
【0046】本実施の形態のフラッシュメモリ100
も、従来と同様な技術および条件で製造されるため、セ
クタ103の両端近傍の所定領域である両端領域のみ拡
散層117の横幅である拡散層幅Wが幅広となる製造誤
差が発生する。しかし、本実施の形態のフラッシュメモ
リ100では、図1に示すように、セクタ103の両端
領域のみ拡散層幅Wが理想値より幅狭となるように形成
されている。
【0047】上述のような構成において、本実施の形態
のフラッシュメモリ100も、一従来例と同様に、多数
のメモリセル101の各々に二値データを個々にデータ
書込することができ、このデータ書込されたメモリセル
101の記憶データをセクタ103ごとに基板消去方式
でデータ消去することができる。
【0048】また、本実施の形態のフラッシュメモリ1
00も、従来と同様に一般的な薄膜技術で製造される
が、セクタ103の両端領域のみ拡散層幅Wが理想値よ
り幅狭となるように設計されているため、製造誤差が発
生してもセクタ103の両端領域で拡散層幅Wが幅広と
なることはない。
【0049】このため、本実施の形態のフラッシュメモ
リ100では、一個のセクタ103の中央の大部分のメ
モリセル101では拡散層幅Wが幅広であり、両端領域
の一部のメモリセル101では拡散層幅Wが幅狭であ
る。そこで、セクタ103でのデータ消去を実行する
と、拡散層幅Wが幅広な中央の大部分のメモリセル10
1のセル閾値が消去基準以下となるまでデータ消去が継
続されるため、拡散層幅Wが幅狭な両端領域の一部のメ
モリセル101ではデータ消去が必要以上に実行され
る。
【0050】このため、本実施の形態のフラッシュメモ
リ100では、一個のセクタ103でデータ消去を実行
すると、図2に示すように、セル閾値が下限閾値以下と
なって電荷の補充が必要なメモリセル101が、セクタ
103の両端領域にしか発生しない。
【0051】従って、本実施の形態のフラッシュメモリ
100では、一個のセクタ103において電荷の補充が
必要なメモリセル101の個数が少数なので、一個のセ
クタ103でのデータ消去を迅速に完了することができ
る。ここで、上述のようなフラッシュメモリ100を実
現する手法を以下に簡単に説明する。
【0052】まず、フラッシュメモリ100を薄膜技術
により製造する場合、半導体ウェハの表面にシリコン酸
化膜を成膜してからフォトレジストを塗布し、このフォ
トエッチングをパターニングして、セクタ103の領域
とスクライブライン領域内の目合わせパターンの形成領
域が開口したレジストパターンを形成する。
【0053】このレジストパターンでシリコン酸化膜を
エッチングし、メモリセル101のアレイ領域より“6
(μm)”ほど幅広にセクタ103の領域を開口させる。
つぎに、レジストパターンを除去してからシリコン酸化
膜をマスクとして半導体基板にn型の不純物をイオン注
入することでセクタ103の領域にディープnウェルを
形成し、p型の不純物をイオン注入することでpウェル
を形成する。
【0054】つぎに、半導体ウェハを窒素の雰囲気中で
熱処理して注入イオンを活性化させ、酸素の雰囲気中で
熱処理して表面に“100(nm)”程度の熱酸化膜を形成す
る。この熱酸化膜をエッチング除去して目合わせパター
ン領域に凹凸を形成し、後段工程でフォトマスクとの位
置合わせに利用できる状態とする。このとき、セクタ1
03の領域も他領域より“100(nm)”程度低くなる。
【0055】つぎに、半導体ウェハの表面にフォトレジ
ストを滴下し、半導体ウェハを高速に回転させてレジス
ト膜を形成し、このレジスト膜をフォトマスクでパター
ニングし、ソース領域111とドレイン領域112との
形成予定領域を含む拡散層117上にレジストパターン
を形成する。
【0056】分離領域118を形成してから拡散層11
7にp型の不純物を注入し、ゲート酸化膜115とFG
113となるポリシリコンとを成膜する。つぎに、その
表面にフォトレジストを塗布してから拡散層117と平
行にパターニングし、このレジストパターンでポリシリ
コンをエッチングして分離されたFG113を形成す
る。
【0057】つぎに、シリコンの酸化膜と窒化膜と酸化
膜との三層からなるONO膜を成膜し、さらにCG11
4となるポリシリコンを成膜する。つぎに、その表面に
フォトレジストを塗布してから拡散層117と直交する
形状にパターニングし、このレジストパターンでポリシ
リコンをエッチングして分離されたCG114を形成す
ることで、フラッシュメモリ100を完成する。
【0058】上述のようにフラッシュメモリ100を製
造する場合、前述のようにレジストパターンにより拡散
層117を形成するので、そのレジストパターンの寸法
が拡散層幅Wに対応する。従来のフラッシュメモリ10
0でセクタ103の両端領域で拡散層幅Wが増大するこ
とは、セクタ103の両端領域でレジストパターンの寸
法が増大しているためと想定できる。
【0059】この場合、前述のようにセクタ103内の
領域とセクタ103間の領域とに“100(nm)”程度の高
低差が存在するため、これらの領域でレジストパターン
の膜厚が相違することとなり、膜内での露光ビームの定
在波に偏差が発生していると予想できる。
【0060】また、分離領域118を形成するレチクル
(フォトマスク)は、セクタ103内の領域には微細幅の
スリット状のパターンが繰り返されており、セクタ10
3間の領域にはパターンが存在しないため、露光ビーム
の干渉やパターンの近接効果により、セクタ103の両
端領域と中央領域とで露光寸法が変化していると予想で
きる。
【0061】そこで、本出願人は、微細なスリットパタ
ーンが等間隔に繰り返されたフォトマスクを使用して、
波長“450〜480(nm)”のi線の露光ビームで各種膜厚の
レジスト膜を露光し、現像されたレジストパターンを形
成して拡散層幅Wに対応する寸法をセクタ103の端部
から複数の距離ごとに測定したところ、図3に示すよう
に、セクタ103の端部からの距離に対するパターン寸
法の変動の形態がレジスト膜厚により相違することが判
明した。
【0062】例えば、レジストパターンの膜厚を“919,
7(nm)”や“900,0(nm)”としたところ、セクタ103の
両端領域でレジストパターンの寸法は増大することが確
認された。この場合、セクタ103の両端領域で拡散層
幅Wが増大するので、これは従来のフラッシュメモリ1
00の状態に相当することになり、本実施の形態のフラ
ッシュメモリ100には好適でない。
【0063】一方、レジスト膜の膜厚を“888,9(nm)”
としたところ、セクタ103の全域でレジストパターン
の寸法は略一定に維持されることが確認された。この場
合、セクタ103の全域で拡散層幅Wが略一定となる
が、これも本実施の形態のフラッシュメモリ100には
好適でない。
【0064】そして、レジスト膜の膜厚を“878,5(n
m)”としたところ、セクタ103の両端領域でレジスト
パターンの寸法は減少することが確認された。この場
合、セクタ103の両端領域で拡散層幅Wが減少するの
で、本実施の形態のフラッシュメモリ100に好適であ
る。
【0065】つまり、本実施の形態のフラッシュメモリ
100を製造する場合には、拡散層117のレジストパ
ターンを形成するとき、そのレジスト膜の膜厚を所定範
囲とすることにより、セクタ103の両端領域のみレジ
ストパターンの寸法を理想値より幅狭として拡散層幅W
を理想値より幅狭とする。
【0066】この場合、製造誤差が発生してもセクタ1
03の両端領域で拡散層幅Wが幅広とならないので、一
個のセクタ103において電荷の補充が必要なメモリセ
ル101の個数が少数となり、一個のセクタ103での
データ消去が迅速なフラッシュメモリ100を実現する
ことができる。
【0067】なお、レジスト膜の膜厚は、半導体ウェハ
に滴下するフォトレジストの容量、半導体ウェハの直
径、半導体ウェハの回転の速度および時間、等により調
整される。また、上記形態ではレジスト膜の膜厚を“87
8,5(nm)”とすることを例示したが、その最適な数値は
フォトレジストの粘性などの各種要因により変化する。
【0068】なお、前述した実例を参照すると、レジス
トパターンの膜厚が減少するほどセクタ103の端部領
域でレジストパターンの寸法が幅狭となり、膜厚が増加
するほどパターン寸法が幅広となるように思える。しか
し、実際にはレジストパターンの膜厚が減少しすぎても
増加しすぎても良好な結果は得られず、セクタ103内
のパターン寸法を所望の分布状態とするためにはレジス
トパターンの膜厚が所定範囲であることが肝要である。
【0069】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では製造誤差として拡散層幅
Wの増加を例示したが、これはセクタ103の所定位置
の一部のメモリセル101に発生して消去速度を低下さ
せるものであれば良い。
【0070】例えば、セクタ103の両端領域のメモリ
セル101に、素子分離領域118に対するFG113
のオーバーラップBが幅狭となる製造誤差が発生する場
合、セクタ103の両端領域のメモリセル101のみオ
ーバーラップBを理想値より幅広に形成しておくことが
好適である。
【0071】その場合、CG114を分離するレジスト
パターンを形成するとき、そのフォトレジストの膜厚を
“919,7(nm)”や“900,0(nm)”とすることにより、セク
タ103の両端領域でオーバーラップBとなるレジスト
パターンの寸法を拡大することが可能である。
【0072】また、上記形態では基板消去方式のフラッ
シュメモリ100においてセクタ103で書き戻し処理
が必要となるメモリセル101の個数を削減するため、
製造誤差により幅広となるセクタ103の両端領域の拡
散層幅Wを幅狭に形成しておくことを例示した。
【0073】しかし、前述のようにフラッシュメモリ1
00がソース消去方式の場合には、製造誤差によりセク
タ103の両端領域のみ拡散層幅Wが幅狭となるとき、
これを幅広に形成しておくことが好適なので、例えば、
レジストパターンの膜厚を“900,0(nm)”や“919,7(n
m)”などとすれば良い。
【0074】同様に、ソース消去方式のフラッシュメモ
リ100で、セクタ103の両端領域のオーバーラップ
Bが幅広となる製造誤差が発生する場合には、CG11
4を分離するレジストパターンの膜厚を“878,5(nm)”
などとすることにより、セクタ103の両端領域でオー
バーラップBとなるレジストパターンの寸法を削減する
ことが好適である。
【0075】さらに、上記形態では一群のメモリセル1
01として複数のセクタ103ごとにデータ消去を実行
するフラッシュメモリ100を例示したが、例えば、全
部のメモリセルで同時にデータ消去を実行するEEPR
OM(図示せず)なども実施可能である。
【0076】また、上記形態では拡散層117を形成す
るレジストパターンの膜厚により一個のセクタ103で
の拡散層幅Wを制御することを例示したが、例えば、こ
れを拡散層117のレジストパターンをパターニングす
るフォトマスク(図示せず)で実現することも可能であ
る。
【0077】その場合、拡散層117のレジストパター
ンをパターニングするフォトマスクを、セクタ103の
両端領域のみ拡散層幅Wが理想値より幅狭となる形状に
形成しておく。この場合も、製造誤差が発生してもセク
タ103の両端領域で拡散層幅Wが幅広とならないの
で、一個のセクタ103において電荷の補充が必要なメ
モリセル101の個数が少数となり、一個のセクタ10
3でのデータ消去が迅速なフラッシュメモリ100を実
現することができる。
【0078】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0079】本発明の半導体記憶装置では、製造誤差が
発生する位置の一部のメモリセルのみ製造誤差が発生し
ても消去速度が理想値より高速となる構造に形成されて
いることにより、このように形成されたメモリセルは製
造誤差が発生しても消去速度が理想値より低下しないの
でデータ消去が必要以上に実行される可能性が高いが、
これ以外の大部分のメモリセルではデータ消去が必要以
上に実行されないので、一群においてデータ消去が過剰
となり電荷の補充が必要となるメモリセルが少数とな
り、一群のデータ消去を迅速に完了することができ、一
群の外側までメモリセルと同様なダミーパターンを製造
する必要もないので、半導体記憶装置の生産性を向上さ
せることができるとともに装置規模を削減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メモリセルの一群であるセクタでの拡散層幅W
の分布を示す特性図である。
【図2】データ消去したセクタでのメモリセルのセル閾
値と個数との関係を示す特性図である。
【図3】各種の膜厚のフォトレジストにおける拡散層幅
を決定するレジストパターンの寸法とセクタ端部からの
距離との関係を示す特性図である。
【図4】半導体記憶装置であるフラッシュメモリの全体
構造を示す模式的な平面図である。
【図5】メモリセルの積層構造を示す模式的な平面図で
ある。
【図6】図5のXX断面を示す模式的な縦断正面図であ
る。
【図7】図5のYY断面を示す模式的な縦断側面図であ
る。
【図8】メモリセルにデータ書込を実行する状態を示す
模式図である。
【図9】基板消去方式によりメモリセルをデータ消去す
る状態を示す模式図である。
【図10】メモリセルのセル閾値を示す特性図である。
【図11】容量で表現した基板消去方式のメモリセルの
等価回路を示す回路図である。
【図12】セクタでの拡散層幅Wの分布を示す特性図で
ある。
【図13】データ消去したセクタでのメモリセルのセル
閾値と個数との関係を示す特性図である。
【図14】ソース消去方式によりメモリセルをデータ消
去する状態を示す模式図である。
【図15】容量で表現したソース消去方式のメモリセル
の等価回路を示す回路図である。
【符号の説明】 100 半導体記憶装置であるフラッシュメモリ 101 メモリセル 103 一群であるセクタ 111 ソース領域 112 ドレイン領域 113 フローティングゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石毛 清一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 中村 仁 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5F001 AA23 AD21 AD62 AE02 AE08 AG24 5F083 EP03 EP23 EP62 EP67 ER02 ER13 ER22 GA16 GA27 PR01 ZA30 5F101 BA05 BD13 BD37 BE05 BE07 BH07

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷を個々に保持する複数のメモリセル
    が二次元状に配列されており、セル閾値が所定の書込基
    準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々に個々に
    電荷を注入することで二値データをデータ書込し、全部
    のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所定の一群
    の前記メモリセルから一様に電荷を放出させることで二
    値データをデータ消去し、データ消去した一群の前記メ
    モリセルのうちセル閾値が所定の下限閾値以下のものに
    は電荷を補充する半導体記憶装置であって、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに理想値よ
    り消去速度を低下させる製造誤差が発生する半導体記憶
    装置において、 前記所定位置のメモリセルのみ前記製造誤差が発生して
    も消去速度が理想値より高速となる構造に形成されてい
    る半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 電荷を保持するFG(Floating Gate)が
    拡散層上に位置するMOS(Metal Oxide Semiconducto
    r)トランジスタからなる複数のメモリセルが半導体基板
    に二次元状に配列されており、セル閾値が所定の書込基
    準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々に個々に
    電荷を注入することで二値データをデータ書込し、全部
    のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所定の一群
    の前記メモリセルから前記半導体基板に一様に電荷を放
    出させることで二値データをデータ消去し、データ消去
    した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が所定の下限
    閾値以下のものには電荷を補充する基板消去方式の半導
    体記憶装置であって、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに前記拡散
    層幅が理想値より幅広となる製造誤差が発生する半導体
    記憶装置において、 前記所定位置のメモリセルのみ前記拡散層幅が理想値よ
    り前記製造誤差の差分以上短縮されている半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置す
    るMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半導
    体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定の
    書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々に
    個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルのFGからソース領域に一様
    に電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、
    データ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が
    所定の下限閾値以下のものには電荷を補充するソース消
    去方式の半導体記憶装置であって、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに前記拡散
    層幅が理想値より幅狭となる製造誤差が発生する半導体
    記憶装置において、 前記所定位置のメモリセルのみ前記拡散層幅が理想値よ
    り前記製造誤差の差分以上延長されている半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 電荷を保持するFGが素子分離領域にオ
    ーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数のメ
    モリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、セ
    ル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メモ
    リセルの各々に個々に電荷を注入することで二値データ
    をデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下
    となるまで所定の一群の前記メモリセルから前記半導体
    基板に一様に電荷を放出させることで二値データをデー
    タ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルのうち
    セル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補充す
    る基板消去方式の半導体記憶装置であって、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに前記オー
    バーラップが理想値より幅狭となる製造誤差が発生する
    半導体記憶装置において、 前記所定位置のメモリセルのみ前記オーバーラップが理
    想値より前記製造誤差の差分以上延長されている半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 電荷を保持するFGが素子分離領域にオ
    ーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数のメ
    モリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、セ
    ル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メモ
    リセルの各々に個々に電荷を注入することで二値データ
    をデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下
    となるまで所定の一群の前記メモリセルのFGからソー
    ス領域に一様に電荷を放出させることで二値データをデ
    ータ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルのう
    ちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補充
    するソース消去方式の半導体記憶装置であって、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに前記オー
    バーラップが理想値より幅広となる製造誤差が発生する
    半導体記憶装置において、 前記所定位置のメモリセルのみ前記オーバーラップが理
    想値より前記製造誤差の差分以上短縮されている半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置す
    るMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半導
    体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定の
    書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々に
    個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルから前記半導体基板に一様に
    電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、デ
    ータ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が所
    定の下限閾値以下のものには電荷を補充する基板消去方
    式の半導体記憶装置であって、 前記一群の両端領域に位置する前記メモリセルのみ前記
    拡散層幅が理想値より製造誤差の差分以上短縮されてい
    る半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置す
    るMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半導
    体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定の
    書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々に
    個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルのFGからソース領域に一様
    に電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、
    データ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が
    所定の下限閾値以下のものには電荷を補充するソース消
    去方式の半導体記憶装置であって、 前記一群の両端領域に位置する前記メモリセルのみ前記
    拡散層幅が理想値より製造誤差の差分以上延長されてい
    る半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 電荷を保持するFGが素子分離領域にオ
    ーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数のメ
    モリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、セ
    ル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メモ
    リセルの各々に個々に電荷を注入することで二値データ
    をデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下
    となるまで所定の一群の前記メモリセルから前記半導体
    基板に一様に電荷を放出させることで二値データをデー
    タ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルのうち
    セル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補充す
    る基板消去方式の半導体記憶装置であって、 前記一群の両端領域に位置する前記メモリセルのみ前記
    オーバーラップが理想値より製造誤差の差分以上延長さ
    れている半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 電荷を保持するFGが素子分離領域にオ
    ーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数のメ
    モリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、セ
    ル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メモ
    リセルの各々に個々に電荷を注入することで二値データ
    をデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下
    となるまで所定の一群の前記メモリセルのFGからソー
    ス領域に一様に電荷を放出させることで二値データをデ
    ータ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルのう
    ちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補充
    するソース消去方式の半導体記憶装置であって、 前記一群の両端領域に位置する前記メモリセルのみ前記
    オーバーラップが理想値より製造誤差の差分以上短縮さ
    れている半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 電荷を個々に保持する複数のメモリセ
    ルが二次元状に配列されており、セル閾値が所定の書込
    基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々に個々
    に電荷を注入することで二値データをデータ書込し、全
    部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所定の一
    群の前記メモリセルから前記半導体基板に一様に電荷を
    放出させることで二値データをデータ消去し、データ消
    去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が所定の下
    限閾値以下のものには電荷を補充する基板消去方式の半
    導体記憶装置において、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに理想値よ
    り消去速度を低下させる製造誤差が発生する製造方法で
    あって、 前記所定位置のメモリセルのみ前記製造誤差が発生して
    も消去速度が理想値より高速となるように形成する半導
    体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置
    するMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半
    導体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定
    の書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々
    に個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルから前記半導体基板に一様に
    電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、デ
    ータ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が所
    定の下限閾値以下のものには電荷を補充する基板消去方
    式の半導体記憶装置において、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに前記拡散
    層幅が理想値より幅広となる製造誤差が発生する製造方
    法であって、 前記所定位置のメモリセルのみ前記製造誤差が発生して
    も前記拡散層幅が理想値より幅狭となるように形成する
    半導体記憶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置
    するMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半
    導体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定
    の書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々
    に個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルのFGからソース領域に一様
    に電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、
    データ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が
    所定の下限閾値以下のものには電荷を補充するソース消
    去方式の半導体記憶装置において、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに前記拡散
    層幅が理想値より幅狭となる製造誤差が発生する製造方
    法であって、 前記所定位置のメモリセルのみ前記製造誤差が発生して
    も前記拡散層幅が理想値より幅広となるように形成する
    半導体記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 電荷を保持するFGが素子分離領域に
    オーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数の
    メモリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、
    セル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メ
    モリセルの各々に個々に電荷を注入することで二値デー
    タをデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以
    下となるまで所定の一群の前記メモリセルから前記半導
    体基板に一様に電荷を放出させることで二値データをデ
    ータ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルのう
    ちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補充
    する基板消去方式の半導体記憶装置において、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに前記オー
    バーラップが理想値より幅狭となる製造誤差が発生する
    製造方法であって、 前記所定位置の前記メモリセルのみ前記製造誤差が発生
    しても前記オーバーラップが理想値より幅広となるよう
    に形成する半導体記憶装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 電荷を保持するFGが素子分離領域に
    オーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数の
    メモリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、
    セル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メ
    モリセルの各々に個々に電荷を注入することで二値デー
    タをデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以
    下となるまで所定の一群の前記メモリセルのFGからソ
    ース領域に一様に電荷を放出させることで二値データを
    データ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルの
    うちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補
    充するソース消去方式の半導体記憶装置において、 前記一群の所定位置の一部の前記メモリセルに前記オー
    バーラップが理想値より幅広となる製造誤差が発生する
    製造方法であって、 前記所定位置の前記メモリセルのみ前記製造誤差が発生
    しても前記オーバーラップが理想値より幅狭となるよう
    に形成する半導体記憶装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置
    するMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半
    導体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定
    の書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々
    に個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルから前記半導体基板に一様に
    電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、デ
    ータ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が所
    定の下限閾値以下のものには電荷を補充する基板消去方
    式の半導体記憶装置において、 前記一群の両端領域に位置する前記メモリセルのみ製造
    誤差が発生しても前記拡散層幅が理想値より幅狭となる
    ように形成する半導体記憶装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置
    するMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半
    導体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定
    の書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々
    に個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルのFGからソース領域に一様
    に電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、
    データ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が
    所定の下限閾値以下のものには電荷を補充するソース消
    去方式の半導体記憶装置において、 前記一群の両端領域に位置する前記メモリセルのみ製造
    誤差が発生しても前記拡散層幅が理想値より幅広となる
    ように形成する半導体記憶装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 電荷を保持するFGが素子分離領域に
    オーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数の
    メモリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、
    セル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メ
    モリセルの各々に個々に電荷を注入することで二値デー
    タをデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以
    下となるまで所定の一群の前記メモリセルから前記半導
    体基板に一様に電荷を放出させることで二値データをデ
    ータ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルのう
    ちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補充
    する基板消去方式の半導体記憶装置において、 前記一群の両端領域に位置する前記メモリセルのみ製造
    誤差が発生しても前記オーバーラップが理想値より幅広
    となるように形成する半導体記憶装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 電荷を保持するFGが素子分離領域に
    オーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数の
    メモリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、
    セル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メ
    モリセルの各々に個々に電荷を注入することで二値デー
    タをデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以
    下となるまで所定の一群の前記メモリセルのFGからソ
    ース領域に一様に電荷を放出させることで二値データを
    データ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルの
    うちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補
    充するソース消去方式の半導体記憶装置において、 前記一群の両端領域に位置する前記メモリセルのみ製造
    誤差が発生しても前記オーバーラップが理想値より幅狭
    となるように形成する半導体記憶装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置
    するMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半
    導体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定
    の書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々
    に個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルから前記半導体基板に一様に
    電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、デ
    ータ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が所
    定の下限閾値以下のものには電荷を補充する基板消去方
    式の半導体記憶装置において、 半導体ウェハの表面にフォトレジストを塗布してレジス
    ト膜を形成し、このレジスト膜をパターニングして前記
    拡散層幅に対応した寸法のレジストパターンを形成し、
    このレジストパターンで前記拡散層を形成するとき、 このレジストパターンのレジスト膜の膜厚を所定範囲と
    して前記一群の両端領域で前記拡散層幅に対応するレジ
    ストパターンの寸法を理想値より幅狭とする半導体記憶
    装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置
    するMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半
    導体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定
    の書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々
    に個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルのFGからソース領域に一様
    に電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、
    データ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が
    所定の下限閾値以下のものには電荷を補充するソース消
    去方式の半導体記憶装置において、 半導体ウェハの表面にフォトレジストを塗布してレジス
    ト膜を形成し、このレジスト膜をパターニングして前記
    拡散層幅に対応した寸法のレジストパターンを形成し、
    このレジストパターンで前記拡散層を形成するとき、 このレジストパターンのレジスト膜の膜厚を所定範囲と
    して前記一群の両端領域で前記拡散層幅に対応するレジ
    ストパターンの寸法を理想値より幅広とする半導体記憶
    装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置
    するMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半
    導体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定
    の書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々
    に個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルから前記半導体基板に一様に
    電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、デ
    ータ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が所
    定の下限閾値以下のものには電荷を補充する基板消去方
    式の半導体記憶装置において、 半導体ウェハの表面にフォトレジストを塗布してレジス
    ト膜を形成し、このレジスト膜をフォトマスクでパター
    ニングして前記拡散層幅に対応した寸法のレジストパタ
    ーンを形成し、このレジストパターンで前記拡散層を形
    成するとき、 前記フォトマスクを前記一群の両端領域に位置する前記
    メモリセルの拡散層幅が理想値より幅狭となる形状に形
    成しておく半導体記憶装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 電荷を保持するFGが拡散層上に位置
    するMOSトランジスタからなる複数のメモリセルが半
    導体基板に二次元状に配列されており、セル閾値が所定
    の書込基準以上となるまで複数の前記メモリセルの各々
    に個々に電荷を注入することで二値データをデータ書込
    し、全部のセル閾値が所定の消去基準以下となるまで所
    定の一群の前記メモリセルのFGからソース領域に一様
    に電荷を放出させることで二値データをデータ消去し、
    データ消去した一群の前記メモリセルのうちセル閾値が
    所定の下限閾値以下のものには電荷を補充するソース消
    去方式の半導体記憶装置において、 半導体ウェハの表面にフォトレジストを塗布してレジス
    ト膜を形成し、このレジスト膜をフォトマスクでパター
    ニングして前記拡散層幅に対応した寸法のレジストパタ
    ーンを形成し、このレジストパターンで前記拡散層を形
    成するとき、 前記フォトマスクを前記一群の両端領域に位置する前記
    メモリセルの拡散層幅が理想値より幅広となる形状に形
    成しておく半導体記憶装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 電荷を保持するFGが素子分離領域に
    オーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数の
    メモリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、
    セル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メ
    モリセルの各々に個々に電荷を注入することで二値デー
    タをデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以
    下となるまで所定の一群の前記メモリセルから前記半導
    体基板に一様に電荷を放出させることで二値データをデ
    ータ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルのう
    ちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補充
    する基板消去方式の半導体記憶装置において、 半導体ウェハの表面にフォトレジストを塗布してレジス
    ト膜を形成し、このレジスト膜をパターニングして前記
    オーバーラップに対応した寸法のレジストパターンを形
    成し、このレジストパターンで前記拡散層を形成すると
    き、 このレジストパターンのレジスト膜の膜厚を所定範囲と
    して前記一群の両端領域で前記オーバーラップに対応す
    るレジストパターンの寸法を理想値より幅広とする半導
    体記憶装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 電荷を保持するFGが素子分離領域に
    オーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数の
    メモリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、
    セル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メ
    モリセルの各々に個々に電荷を注入することで二値デー
    タをデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以
    下となるまで所定の一群の前記メモリセルのFGからソ
    ース領域に一様に電荷を放出させることで二値データを
    データ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルの
    うちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補
    充するソース消去方式の半導体記憶装置において、 半導体ウェハの表面にフォトレジストを塗布してレジス
    ト膜を形成し、このレジスト膜をパターニングして前記
    オーバーラップに対応した寸法のレジストパターンを形
    成し、このレジストパターンで前記拡散層を形成すると
    き、 このレジストパターンのレジスト膜の膜厚を所定範囲と
    して前記一群の両端領域で前記オーバーラップに対応す
    るレジストパターンの寸法を理想値より幅狭とする半導
    体記憶装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 電荷を保持するFGが素子分離領域に
    オーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数の
    メモリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、
    セル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メ
    モリセルの各々に個々に電荷を注入することで二値デー
    タをデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以
    下となるまで所定の一群の前記メモリセルから前記半導
    体基板に一様に電荷を放出させることで二値データをデ
    ータ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルのう
    ちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補充
    する基板消去方式の半導体記憶装置において、 半導体ウェハの表面にフォトレジストを塗布してレジス
    ト膜を形成し、このレジスト膜をフォトマスクでパター
    ニングして前記オーバーラップに対応した寸法のレジス
    トパターンを形成し、このレジストパターンで前記FG
    を形成するとき、 前記フォトマスクを前記一群の両端領域に位置する前記
    メモリセルのオーバーラップが理想値より幅広となる形
    状に形成しておく半導体記憶装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 電荷を保持するFGが素子分離領域に
    オーバーラップしたMOSトランジスタからなる複数の
    メモリセルが半導体基板に二次元状に配列されており、
    セル閾値が所定の書込基準以上となるまで複数の前記メ
    モリセルの各々に個々に電荷を注入することで二値デー
    タをデータ書込し、全部のセル閾値が所定の消去基準以
    下となるまで所定の一群の前記メモリセルのFGからソ
    ース領域に一様に電荷を放出させることで二値データを
    データ消去し、データ消去した一群の前記メモリセルの
    うちセル閾値が所定の下限閾値以下のものには電荷を補
    充するソース消去方式の半導体記憶装置において、 半導体ウェハの表面にフォトレジストを塗布してレジス
    ト膜を形成し、このレジスト膜をフォトマスクでパター
    ニングして前記オーバーラップに対応した寸法のレジス
    トパターンを形成し、このレジストパターンで前記FG
    を形成するとき、 前記フォトマスクを前記一群の両端領域に位置する前記
    メモリセルのオーバーラップが理想値より幅狭となる形
    状に形成しておく半導体記憶装置の製造方法。
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