JP2001155115A - 手書きデータ入力装置および手書きデータ入力方法、ならびに該方法を記録した記録媒体 - Google Patents

手書きデータ入力装置および手書きデータ入力方法、ならびに該方法を記録した記録媒体

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JP2001155115A
JP2001155115A JP33893499A JP33893499A JP2001155115A JP 2001155115 A JP2001155115 A JP 2001155115A JP 33893499 A JP33893499 A JP 33893499A JP 33893499 A JP33893499 A JP 33893499A JP 2001155115 A JP2001155115 A JP 2001155115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手書きストロークが文字ストロークかメモ描
画データストロークかを容易に判定でき、文字ストロー
クの場合は、文字認識してテキストに変換したり文字毎
の切り出しや編集、メールでの送信を可能にし、描画メ
モストロークの場合は図形や絵などを自由に描けるよう
にすること。 【解決手段】 入力部101から入力されたデータの位
置に基づいて手書き文字か描画メモかを判定する入力デ
ータ判定部103と、手書き文字の場合に1文字毎に切
出しして手書き文字ストロークとして保存したり、文字
認識してテキストに変換して保存する文字データ管理手
段104と、描画メモの場合に、入力データを切出しせ
ずに保存する描画メモデータ管理部105を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手書きデータ入力
装置に係り、特に、手書きで文字データ(テキスト、手
書き文字ストローク)や描画メモデータ(描画メモスト
ローク)が混在した書面が作成でき、しかも、手書き文
字ストロークは、後から容易に文字認識でテキストに変
換し、メールで送信したり、検索して再利用したりする
ことが可能な手書きデータ入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手書きデータ入力の方式として、手書き
ストロークをそのまま保存する方式(1)、および、一
続きで入力した手書きストロークを行間に合わせて縮小
して保存するインクワープロ入力方式(2)がある。
【0003】(1)の手書きストロークをそのまま保存
する方式は、アプリケーションにおいて、文字・図形・
絵など特別に意識せずに、ユーザが自由にストロークを
手書き入力できるという特徴がある。また、(2)のイ
ンクワープロ入力方式は、一続きで入力した手書きスト
ロークを行間に合わせて縮小して保存する方式である。
一般に、ペンでタブレット上に手書き入力する場合、文
字を小さく書くのは困難で、どうしても大きくなってし
まう。大きい文字をそのまま保存すると、画面を占領し
てしまうという問題があるが、本インクワープロ入力方
式は縮小して保存するため上記の如き画面を占有してし
まうという問題は解決される。また、行間に合わせて表
示されるので、美しく見える効果もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の(1)の手書きストロークをそのまま保存する方式で
は、文字・図形・絵などのデータを自由に入力すること
ができるが、これらのデータが混在した場合に、文字だ
けを抜き出して認識するのは困難である。従って、一般
のメールで文字の部分だけ送信するといった利用や、テ
キストにして後から検索して利用するといった再利用が
困難である。
【0005】また、(2)のインクワープロ入力方式で
は、手書きストロークを行間に埋めることができるが、
文字として、各文字の切出し等を行って保存していない
ため、例えば、1文字分の筆跡を消去することができな
いという問題があるだけではなく、後からそれらの手書
きストロークを文字認識することも困難である。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を解消し、手
書きストロークが、文字のストローク入力である文字ス
トロークであるか、あるいは、描画メモのストローク入
力であるメモ描画データストロークであるかを容易に判
定でき、文字ストロークである場合は、後から容易に文
字認識してテキストに変換したり、文字毎の切り出しや
編集、メールでの送信を可能にし、また描画メモストロ
ークの場合は、図形や絵などを自由に描けるようにした
手書きデータ入力装置および手書きデータ入力方法、な
らびに該方法を記録した記録媒体を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、手書きデータ(文字や描画メモ等のスロ
トークデータ)を入力する入力手段(入力部101)
と、入力したデータを表示する表示手段(表示部10
2)と、入力されたデータの位置に基づいて入力された
データが手書き文字であるか描画メモであるかを判定す
る入力データ判定手段(入力データ判定部103)と、
入力されたデータが文字であると判定された場合に、そ
の入力データを1文字毎に切出しして手書き文字ストロ
ークとして保存し、文字認識する要求があった場合に
は、1文字ずつ切出された手書きデータを文字認識手段
(文字認識部106)に渡して手書き文字ストロークを
テキストに変換して保存する文字データ管理手段(文字
データ管理部104)と、入力されたデータが描画メモ
であると判定された場合には、入力データを切出しせず
に保存する描画メモデータ管理手段(描画メモデータ管
理部105)を設けたものである。
【0008】また、本発明の手書きデータ入力方法にお
いては、入力部から手書きデータ(文字や描画メモ等の
スロトークデータ)が入力されると、入力データ判定部
が、入力されたデータの位置に基づいて入力されたデー
タが手書き文字であるか描画メモであるかを判定する。
入力されたデータが文字であると判定された場合には、
その入力データを文字データ管理部に転送する。文字デ
ータ管理部は、入力データを1文字毎に切出して手書き
文字ストロークとして保存し、もし、文字認識する要求
があったら、1文字毎に切出してある手書き文字ストロ
ークを、文字認識手段を利用してテキストに変換して保
存する。もし、入力されたデータが描画メモであると判
定した場合には、入力データを切出しせずに直接描画メ
モストロークとして保存する。これらのデータ(テキス
ト・手書き文字ストローク・描画メモストローク)を表
示部で表示することにより実現できる。
【0009】さらに、本発明の記録媒体は、上記手書き
データ入力方法の各処理をコンピュータで実行可能なプ
ログラムにコード化してCD−ROM、DVD、FDな
どの記録媒体に記録したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】(概要)本発明は、手書きデータ
を入力する際に、予め決められている特定の位置からス
トローク入力を開始した場合、そのストローク入力を
“文字の入力”と見なし、文字の切出しを行いながらそ
の手書き文字ストロークを保存し、一方、上記特定の位
置以外からストローク入力を開始した場合には、そのス
トローク入力を描画メモ(図形・絵など)と見なすよう
にし、文字切出しにとらわれず自由に手書き入力可能と
する。
【0011】手書き文字ストロークは、1文字毎に切出
して保存することにより、後から、容易に文字認識でテ
キストに変換したり、文字毎の編集をすることが可能と
なる。一方、図形・絵などの描画メモは、文字切出しに
とらわれずに、自由に書くことが可能になる。
【0012】手書き文字ストロークは、文字認識でテキ
ストに変換することにより、一般のメールで文字の部分
だけ送信するといった利用や、テキストにして後から検
索して利用するといった再利用が可能となる。また、手
書き文字ストロークを、行や原稿用紙の桝目に合わせ
て、きれいに表示することが可能となる。
【0013】また、手書き文字ストロークと描画メモの
ストロークを分けて保存するため、後で、ストロークの
圧縮をする場合には、それぞれのデータに適した圧縮方
式(例:文字→文字認識の近似、描画メモ→図形認識の
近似)を適用し、手書き文字データは、後で認識する時
に、認識率を低下させないように圧縮し、描画メモデー
タは、図形の形状を保って圧縮することも可能である。
【0014】(第1実施例)以下、図面を用いて、本発
明の第1実施例である手書きデータ入力装置について説
明する。図1は、本発明の第1実施例である手書きデー
タ入力装置の機能ブロックを示す図である。本手書きデ
ータ入力装置は、同図に示すように、手書きの筆跡(文
字や描画メモ等のストローク)を入力する入力部(10
1)、入力されたデータの位置に基づいて入力されたデ
ータが手書き文字であるか描画メモであるかを判定する
入力データ判定部(103)、入力データ判定部(10
3)により、入力されたデータが文字であると判定され
た場合に、その入力データを1文字毎に切出しして手書
き文字ストローク(1042)として保存し、文字認識
する要求があった場合に、1文字ずつ切出された手書き
データを文字認識部(106)に渡して手書き文字スト
ロークをテキストに変換してテキスト(1041)とし
て保存する文字データ管理部(104)、入力データ判
定部(103)により、入力されたデータが描画メモで
あると判定された場合に、入力データを切出しせずに描
画メモストロークとして直接そのまま描画メモストロー
ク(1051)として保存する描画メモデータ管理部
(105)、および、これらの保存データ(テキスト
(1041)、手書き文字ストローク(1042)、描
画メモストローク(1051))を読み出して表示する
表示部(102)により構成される。
【0015】なお、テキスト(1041)、手書き文字
ストローク(1042)、描画メモストローク(105
1)などは半導体メモリやハードディスクなどの記憶装
置(個別の記憶装置であっても、単一の記憶装置の異な
る領域でもよい)に格納される。
【0016】次に、図1の本発明の第1実施例である手
書きデータ入力装置の動作を説明する。入力部(10
1)により手書きの筆跡(文字や描画メモ)等が入力さ
れると、入力データ判定部(103)が、入力されたデ
ータの位置に基づいて入力されたデータが手書き文字で
あるか描画メモであるかを判定する。
【0017】入力データ判定部(103)により、入力
されたデータが文字であると判定された場合には、その
入力データを文字データ管理部(104)に転送する。
文字データ管理部(104)は、入力データを1文字毎
に切出して手書き文字ストロークとして保存し、もし、
文字認識する要求があったら、1文字毎に切出してある
手書き文字ストロークを、文字認識部(106)を利用
してテキストに変換して保存する。
【0018】もし、入力データ判定部(103)によ
り、入力されたデータが描画メモであると判定された場
合には、描画メモデータ管理部(105)は、入力デー
タを切出しせずに描画メモストロークとして記憶装置に
保存する。これらのデータ(テキスト・手書き文字スト
ローク・描画メモストローク)を表示部(102)で表
示する。
【0019】図12は、本発明の第1実施例である手書
きデータ入力装置の構成例を示す図である。手書きデー
タ入力装置は、入力装置(1201)、出力装置(表示
装置)(1202)、CPU(1203)、記憶装置
(1204)から構成される。本発明の処理は、例え
ば、記憶装置(1204)に記憶されているプログラム
をCPU(1203)が読み出し、入力装置(120
1)から入力された手書きデータが、文字データである
か、描画メモデータであるかを判定する。
【0020】判定の結果、文字データの場合には、プロ
グラムに従って、文字の切出しを行って手書きストロー
クとして保存したり、文字認識を行ってテキストに変換
したりする。描画メモデータの場合は、ストロークをそ
のまま描画メモストロークとして直接保存する。そし
て、これらのデータ(テキスト、手書き文字ストロー
ク、描画メモストローク)を、表示装置(1202)に
表示する、といった各処理を行う。
【0021】図1と図12の対応関係としては、図1の
入力部(101)および表示部(102)が、図12の
入力装置(1201)および出力装置(1202)に相
当している。図1の入力データ判定部(103),文字
データ管理部(104),描画メモデータ管理部(10
5),文字認識部(106)は、図12のCPU(12
03)が記憶装置(1204)に格納されたプログラム
を読み出して実行することにより機能が達成される。な
お、処理の詳細については、図3の処理フローなどを用
いて、後に詳細に説明する。
【0022】図2は、本発明の第1実施例である手書き
データ入力装置による「手書きメモ帳アプリケーショ
ン」の画面(201)の例を示す図である。図2の例で
は、罫線(206)の間で、カーソル(207)のある
位置に、手書き文字ストローク、および、テキストを表
示するようになっている。カーソル(207)の位置
に、文字入力開始枠(203)を表示し、ユーザが文字
入力開始枠(203)より手書きストローク入力を開始
した場合、入力データ判定部(103)では、そのスト
ロークを文字入力ストロークであると判定し、該ストロ
ークを取り囲むような文字切出し枠(204)を表示す
る。
【0023】ユーザがその枠内に手書きのストロークを
追加すると、入力データ判定部(103)では、そのス
トロークも同じ文字を構成すると判定し、同じ文字とし
て切出して、手書き文字ストロークのバッファリングを
行う。文字入力開始枠(203)からストローク入力を
始めた場合、ストロークを終えてから一定時間が経過す
るまでに書かれたストロークは、文字入力開始枠以外に
書かれても、入力データ判定部(103)で文字データ
であると判定し、同様に、文字の切出しを行いながら手
書き文字ストロークをバッファリングする。図2の例
は、「明日12時にブックセンターまえに集合」という
手書き文字ストロークが、各々、文字切出し枠(20
4)で切出ししながら入力された例である。
【0024】文字入力開始枠(203)からストローク
入力を始め、ストローク入力を終えてから一定時間が経
過する(タイムアウトになる)と、最後に書いた手書き
文字ストロークの後ろに、カーソル(207)と文字入
力開始枠(203)を移動する。このように、カーソル
の位置に文字入力開始枠を表示すれば、前に入力した手
書き文字ストロークがユーザの手の下に隠れることな
く、容易に、次の手書き文字ストロークを入力できるよ
うになる。
【0025】もし、文字入力開始枠(203)以外から
手書き入力を開始した場合、そのストロークは、入力デ
ータ判定部(103)により描画メモであると判定さ
れ、切出しは行わずに、ストロークをそのまま描画メモ
ストロークとして記憶装置に保存する。図2の例では、
下部に書かれた手書きの地図(および付随する文字)
は、切出しせずに、描画メモストロークとして保存され
る。
【0026】この状態で、もし、ユーザが「文字認識」
ボタン(205)を押下(マウスクリック)すると、1
文字毎に切出して保存した手書き文字ストロークを文字
認識部(106)で文字認識し、「明日12時にブック
センターまえに集合」というテキスト文字列に変換す
る。以上が、本発明の一実施例である手書きデータ入力
装置のアプリケーション画面の説明である。
【0027】図3は、本発明の第1実施例である手書き
データ入力装置の処理の流れを説明するための処理フロ
ー図である。なお、本処理フロー図において、長方形の
四角形は一般的な処理を表し、右側に2つの角がついた
五角形は処理の分岐を表すものとする。
【0028】図3において、まず、入力部(101)
が、ユーザの手書き入力を取得する(ステップ30
1)。すると、入力データ判定部(103)が、入力部
(101)により入力されたデータが、文字データであ
るか、描画メモデータであるか、文字認識のメニュー指
定であるかを判定する(ステップ302)。すなわち、
入力データが、文字入力開始枠(203)から入力が開
始されていれば、ストローク入力が終了して一定時間が
経過する(タイムアウトになる)までは、文字データで
あると判定する。それ以外の位置から入力される場合
は、(「文字認識」ボタン(205)が押された場合以
外ならば)ストローク入力を描画メモストロークデータ
であると判定する。
【0029】もし、入力データ判定部(103)が、入
力データが文字データであると判定した場合(ステップ
303:Y)、手書き文字データ管理部(104)が入
力データを1文字毎に切出し、手書き文字ストロークと
してバッファリングする(ステップ303−1)。入力
データの切出しは、ストロークを囲むように文字切出し
枠(204)を表示し、その中より描き始めたストロー
クならば、同じ文字であると判定する。(あるいは、最
初から、文字入力枠を表示しておき、その中に書かれた
ストロークは1つの文字であると判定したり、あるい
は、ストローク同士が一定値以上離れて書かれたら、別
の文字であると判定する方法などもある。また、切出し
た手書き文字ストロークは、罫線(206)の幅に合う
大きさに拡大・縮小して、保存してもよい。)
【0030】もし、入力データ判定部(103)が、入
力ストロークデータが描画メモデータであると判定した
なら(ステップ304:Y)、描画メモデータ管理部
(105)が入力ストロークデータを描画メモストロー
クとしてバッファリングする(ステップ304−1)。
すなわち、文字の切出しなどはせずに、ストロークをそ
のまま直接バッファリングする。
【0031】もし、入力データ判定部(103)が、
「文字認識」ボタン(205)が選択されたと判定した
ならば(ステップ305:Y)、文字データ管理部(1
04)がバッファリングしている手書き文字ストローク
を文字認識部(106)でテキストデータに変換して、
バッファリングする(ステップ305−1)。この際、
手書き文字ストロークは、一文字毎に文字の切出しをし
てあるので、容易に文字認識することができる。文字デ
ータ管理部(104)は、文字認識した手書き文字スト
ロークデータに、テキスト変換済みのフラグを立てる。
【0032】そして、表示部(102)は、テキスト、
テキスト変換済みフラグが立っていない手書き文字スト
ローク、および、描画メモストロークを画面に表示する
(ステップ306)。以上が、本発明の第1実施例の手
書きデータ入力装置の処理概要である。以上により、本
発明の第1実施例の手書きデータ入力装置を実現するこ
とができる。
【0033】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
である、ストロークの圧縮手段や画像データの管理手段
等を含む手書きデータ入力装置について説明する。
【0034】図4は、本発明の第2実施例である手書き
データ入力装置の機能ブロックを示す図である。本発明
の第2実施例である「手書きデータ入力装置」は、図4
に示すように、手書きストロークデータ(文字や描画メ
モ等のストロークデータ)を入力する入力部(40
1)、入力されたデータの位置に基づいて入力されたデ
ータが手書き文字であるか描画メモであるか、あるい
は、メニューやボタン等の選択であるかを判定する入力
データ判定部(403)、入力されたデータが文字であ
ると判定された場合に、その入力データを1文字毎に切
出して手書き文字ストロークとして記憶装置に保存し、
文字認識する要求があった場合には、1文字ずつ切出さ
れた手書きデータを文字認識部(406)に渡して手書
き文字ストロークをテキストに変換して保存する文字デ
ータ管理部(404)、入力されたデータが描画メモで
あると判定された場合には、入力データを切出しせずに
描画メモストロークとして記憶装置に直接保存する描画
メモデータ管理部(405)、手書き文字ストロークや
描画メモストロークのサイズを拡大・縮小するストロー
ク拡大・縮小部(407)、手書き文字ストロークや描
画メモストロークのデータ量を保存のために圧縮し、表
示のためにデータを伸長するストローク圧縮・伸長部
(408)、画像データの取得・編集・保存を行う画像
データ管理部(409)、テキスト,手書き文字ストロ
ーク,および画像を、レイヤー管理部(410)のレイ
ヤー情報に合わせて合成する表示合成部(411)、合
成されたデータを表示する表示部(402)、および、
データをファイルに入出力する要求があった場合に、全
てのデータ(テキスト4121,手書き文字ストローク
4122,描画メモストローク4123,画像412
4)、または、テキスト4125,ストローク412
6,画像4127の個別のデータをファイルに入出力す
るファイル入出力部(412)から構成される。なお、
第2実施例である手書きデータ入力装置の動作について
は、後に、図6〜図11を用いて、詳しく説明する。
【0035】図5は、本発明の第2実施例である手書き
データ入力装置による「手書きメモ帳アプリケーショ
ン」の画面(501)の例を示す図である。図5の例で
は、ユーザが手書き文字入力枠(503)に手書きの文
字(ストローク)を入力する。すると、同じ文字入力枠
内に書かれたストロークは、1文字であると判定し、文
字の切出しを行う。さらに、入力したストロークを罫線
(510)内に収まる大きさに縮小(または拡大)し、
罫線(510)の間で、カーソル(504)のある位置
に、手書き文字ストロークを表示する。図の例では、
「OK!」という手書きストロークは、この後、カーソ
ル(504)の位置に、罫線(510)の幅に合わせ
て、各文字毎(「O」「K」「!」毎)に縮小され、表
示される。
【0036】もし、文字入力枠(503)以外から手書
き入力を開始すると、それは、描画メモであると判定
し、文字の切出しは行わずに、そのままのストロークを
直接記憶装置に保存する。図5の例では、手書きの地図
(およびそれに付随する文字)は、切出しせずに、描画
メモストロークとして保存される。
【0037】また、図5の例では、各種メニューを利用
して画像も取り込めるようにしてある。画像を取り込む
には、メニュー「画像選択」ボタン(506−1)を選
択した後、デスクトップ画面や、別アプリケーションの
画像を選択(範囲指定)し、手書きメモ帳アプリケーシ
ョンにドラッグ&ドロップすると、その位置に選択画像
が張り付く。図5の例では、デスクトップ画面の時計の
画像をメモ帳に貼り付けた例を示している。本アプリケ
ーションには、他に、「全文字認識」ボタン(506−
2),「部分文字認識」ボタン(506−3),「倍
角」ボタン(506−4),「ストローク圧縮」ボタン
(506−5),「全データファイル」ボタン(506
−6),「個別データファイル」ボタン(506−
7),「ファイルオープン」ボタン(506−8)、お
よび、「テキスト入力」ボタンとして「改行」ボタン
(505−1),「スペース」ボタン(505−2),
「バックスペース」ボタン(505−3),「行間変
更」バー(507)を設けている。
【0038】次に、「画像選択」ボタン(506−1)
以外のメニューボタンについて説明する。「全文字認
識」ボタン(506−2)を選択すると、全ての手書き
文字ストロークを文字認識し、テキストに変換する。
「部分文字認識」ボタン(506−3)を選択すると、
文字認識したい範囲をユーザが指定するモードとなり、
ユーザが指定した範囲の手書き文字ストロークのみを文
字認識し、テキストに変換する。
【0039】「倍角」ボタン(506−4)を指定する
と、倍角にしたい範囲をユーザが指定するモードとな
り、指定した範囲のテキストと手書き文字ストロークが
倍角のサイズに拡大される。
【0040】「ストローク圧縮」ボタン(506−5)
を選択すると、ストロークのデータ量を圧縮する。すな
わち、表示したときの形状が崩れないように、ストロー
クの特徴点のデータのみを抽出する処理を行う。特徴点
の抽出は、例えば、手書き文字ストロークには、文字認
識の近似処理を利用し、描画メモストロークには、図形
認識の近似処理を用いることができる。手書き文字スト
ロークに、文字認識の近似処理を利用して圧縮すると、
後で、文字認識する際に、認識率の低下を防ぐことがで
きる。また、描画メモストロークに、図形認識の近似処
理を用いると、描画メモの図形をきれいに残した圧縮が
可能となる。ストロークを圧縮した場合、表示用のデー
タは、特徴点に対して、例えば、スプライン曲線を生成
する関数を適用することにより生成すればよい。
【0041】「全データファイル」ボタン(506−
6)を選択すると、手書き文字ストローク4122,テ
キスト4121,描画メモストローク4123,および
画像4124の全てのデータを、同一ファイルに出力す
る(それぞれのデータを別ファイルとして、それらの関
係を示すファイルも出力してもよい)。
【0042】「個別データファイル」ボタン(506−
7)を指定すると、テキスト4125,ストローク(手
書き文字ストローク+描画メモストローク)4126,
および画像4127を、それぞれ個別のファイルに出力
する(この際、画像ファイルは、メモ帳全体の画面(テ
キストやストロークも含む)を、画像データとして出力
してもよい)。
【0043】次に、テキスト入力ボタン(「改行」ボタ
ン(505−1),「スペース」ボタン(505−
2),「バックスペース」ボタン(505−3))につ
いて説明する。これらのテキストボタンは、文字データ
(テキストと手書き文字ストローク)に対して有効で、
「改行」ボタン(505−1)、「スペース」ボタン
(505−2)、「バックスペース」ボタン(505−
3)を通常のテキストのように入力することができる。
例えば、画面の例では、「てがるにめもが」と「入力で
きます」の間に、「改行」ボタン(505−1)で改行
を入力してある。さらに、図5の例では、「行間変更」
バー(507)を設けてあり、行間を広くしたり、狭く
したりすることができる。
【0044】次に、図6〜図11の処理フロー図を用い
て、第2実施例における手書きデータ入力装置の処理に
ついて説明する。なお、これらの処理フロー図におい
て、長方形の四角形は一般的な処理を表し、右側に2つ
の角がついた五角形は処理の分岐を表し、長方形の両端
に線が引かれた四角形は、別の図に詳細な処理が記述し
てあることを示すものとする。
【0045】まず、図6を用いて、全体的な処理の流れ
を説明する。入力部(401)により、ユーザの手書き
入力を取得する(ステップ601)。入力データ判定部
(403)により、入力部(401)から入力されたデ
ータが、文字データであるか、描画メモデータである
か、テキスト入力ボタンの指定であるか、メニューの指
定であるか、行間の変更であるかを判定する(ステップ
602)。
【0046】具体的には、入力データが、文字入力枠
(203)に入力されていれば、文字データであると判
定する。それ以外の位置から入力されている場合(さら
にはテキスト入力ボタン、メニューボタン、「行間の変
更」バー以外の位置ならば)は、入力ストロークデータ
を描画メモデータであると判定する。また、テキスト入
力ボタンの位置ならば、テキスト入力ボタンの選択であ
ると判定し、メニューボタンの位置ならば、メニューの
選択であると判定し、「行間の変更」バーの位置なら
ば、行間の変更指定であると判定する。
【0047】入力データ判定部(403)により、入力
データが文字データであると判定された場合は(ステッ
プ603:Y)、手書き文字データ管理部(404)
が、手書き文字ストロークのバッファリング処理を行う
(ステップ603−1)。なお、手書き文字データ管理
部(404)の手書き文字ストロークのバッファリング
処理(ステップ603−1)については、後に、図7を
用いて詳細に説明する。
【0048】また、入力データ判定部(403)によ
り、入力ストロークデータが描画メモデータであると判
定された場合は(ステップ604:Y)、入力データを
描画メモストロークとしてバッファリングする(ステッ
プ604−1)。すなわち、文字の切出しなどはせず
に、ストロークをそのまま直接バッファリングする。
【0049】また、入力データ判定部(403)によ
り、テキスト入力ボタンが選択されたと判定された場合
は(ステップ605:Y)、各、テキスト入力ボタンに
応じた処理を行う(ステップ605−1)。なお、テキ
スト入力ボタンの処理(ステップ605−1)について
は、後に、図8を用いて詳細に説明する。
【0050】また、入力データ判定部(403)によ
り、メニューが選択されたと判定された場合は(ステッ
プ606:Y)、各メニューに応じた処理を行う(ステ
ップ606−1)。なお、メニューの処理については、
後に、図9、図10を用いて詳細に説明する。
【0051】また、入力データ判定部(403)によ
り、行間の変更が指定されたと判定された場合は(ステ
ップ607:Y)、行間の変更処理を行う(ステップ6
07−1)。(行間変更処理(ステップ607−1)に
ついては、後に、図11を用いて説明する。)
【0052】そして、表示合成部(411)は、レイヤ
ー管理部(410)のレイヤー情報に合わせて、テキス
ト,手書き文字ストローク,描画メモストローク,およ
び画像を合成し、表示用のデータを生成する(ステップ
608)。すなわち、テキスト,手書き文字ストロー
ク,描画メモストローク,および画像をレイヤー管理部
(410)が管理している所定の順番に重ねた画像を合
成する。
【0053】そして、表示部(402)が、表示合成部
(411)で生成した表示用のデータを画面に表示する
(ステップ609)。以上が、本発明の第2実施例であ
る手書きデータ入力装置の全体の処理フローの説明であ
る。
【0054】図7は、文字データ管理部(404)の手
書き文字ストロークのバッファリング処理(ステップ6
03−1)を説明するための図である。文字データ管理
部(404)が、入力データ(ストローク)を1文字毎
に切出し、手書き文字ストロークデータとする(ステッ
プ603−1−1)。文字の切出しは、文字入力枠内に
書いたストロークは同じ文字であると判定し、各文字毎
のデータとする。他にも、ストロークを取り囲む枠(切
出し枠)を表示して、その枠内に書かれれば、同じ文字
であると判定して切出ししたり、一定以上離して描いた
ストロークは、別の文字であると判定する方法などもあ
る。
【0055】次に、1文字毎に切出した手書き文字スト
ロークを、ストローク拡大・縮小部(407)で、行間
に合わせたサイズに拡大・縮小する(ステップ603−
1−2)。カーソルの位置に、手書き文字ストロークを
表示し、手書き文字ストロークデータをバッファリング
する(ステップ603−1−3)。以上が、文字データ
管理部(404)の手書き文字ストロークのバッファリ
ング処理(ステップ603−1)の説明である。
【0056】図8は、テキスト入力ボタンの処理(ステ
ップ605−1)を説明するための図である。「改行」
ボタン(505−1)の指定がされていた場合は(ステ
ップ605−1−1:Y)、テキストデータのカーソル
位置に改行コードを挿入する(ステップ605−1−1
−1)。さらに、手書き文字ストロークデータのカーソ
ル位置以降を次の行に位置変更する(ステップ605−
1−1−2)。そして、カーソル表示位置を次の行に移
動する(ステップ605−1−1−3)。
【0057】「スペース」ボタン(505−2)の指定
がされていた場合は(ステップ605−1−2:Y)、
テキストデータのカーソル位置にスペースを挿入する
(ステップ605−1−2−1)。さらに、手書き文字
ストロークデータのカーソル位置以降を1文字分後ろの
位置に変更する(ステップ605−1−2−2)。そし
て、カーソル表示位置を1文字分後方に移動する(ステ
ップ605−1−2−3)。
【0058】「バックスペース」ボタン(505−3)
の指定がされていた場合は(ステップ605−1−3:
Y)、テキストデータのカーソル位置の前の文字を削除
する(ステップ605−1−3−1)。さらに、手書き
文字ストロークデータのカーソル位置の前の手書きスト
ロークを削除し(ステップ605−1−3−2)、カー
ソル位置以降の手書き文字ストロークデータを1文字分
前の位置に変更する(ステップ605−1−3−3)。
そして、カーソル表示位置を1文字分前に移動する(ス
テップ605−1−3−4)。以上が、テキスト入力ボ
タンの処理(ステップ605−1)の説明である。
【0059】次に、図9、図10を用いて、メニュー処
理(ステップ606−1)について詳細に説明する。な
お、図9と図10の2枚の図を用いたのは、1枚の図に
全ての処理が描ききれなかったためで、図9と図10の
○印(900)の部分を繋いだ処理が、メニュー処理の
全体となる。
【0060】まず、図9に沿って説明する。「画像選
択」ボタン(506−1)のメニュー指定ならば(ステ
ップ606−1−1:Y)、画像データ管理部(40
9)がユーザの画像選択範囲を取得し(ステップ606
−1−1−1)、その選択範囲の画像を取得する(ステ
ップ606−1−1−2)。さらに、画像データ管理部
(409)がユーザの画像貼り付け希望位置を取得し
(ステップ606−1−1−3)、その位置に画像を貼
り付け、データをバッファリングする(ステップ606
−1−1−4)。
【0061】「全文字認識」ボタン(506−2)のメ
ニュー指定ならば(ステップ606−1−2:Y)、文
字データ管理部(404)が保存してある手書き文字ス
トロークを文字認識部(406)でテキストに変換し、
バッファリングする(ステップ606−1−2−1)。
そして、文字データ管理部(404)が、全ての手書き
文字ストロークに、テキスト変換済みのフラグを立てる
(ステップ606−1−2−2)。
【0062】「部分文字認識」ボタン(506−3)の
メニュー指定ならば(ステップ606−1−3:Y)、
文字データ管理部(404)が文字認識対象範囲を取得
し(ステップ606−1−3−1)、文字データ管理部
(404)が文字認識対象範囲の手書き文字ストローク
を文字認識部(406)でテキストに変換し、バッファ
リングする(ステップ606−1−3−2)。そして、
文字データ管理部(404)が、文字認識対象となった
手書き文字ストロークに、テキスト変換済みのフラグを
立てる(ステップ606−1−3−3)。
【0063】「倍角」ボタン(506−4)のメニュー
指定ならば(ステップ606−1−4:Y)、文字デー
タ管理部(404)が倍角指定対象範囲の手書きストロ
ークとテキストを取得し(ステップ606−1−4−
1)、倍角指定対象範囲の手書きストロークとテキスト
と、それ以降の手書きストロークとテキストの位置を下
の行に移動する(ステップ606−1−4−2)。そし
て、ストローク拡大・縮小部(407)で、対象手書き
文字ストロークを倍角に拡大する。さらに、文字データ
管理部(404)は、倍角指定対象範囲のテキストのフ
ォントサイズを倍角に変更する。
【0064】以下のメニュー処理は、図10を用いて説
明する。「ストローク圧縮」ボタン(506−5)のメ
ニュー指定ならば(ステップ606−1−5:Y)、文
字データ管理部(404)が、ストローク圧縮・伸長部
(408)で、バッファリングしてある手書き文字スト
ロークを圧縮する(ステップ606−1−5−1)。ス
トロークの圧縮は、例えば、文字認識ソフトのストロー
クの近似処理や、図形認識ソフトのストロークの近似処
理を利用して、ストローク上の特徴のある座標のみ抽出
することにより、圧縮することができる。そして、文字
データ管理部(404)が、手書き文字ストロークに、
圧縮済みのフラグを立てる(ステップ606−1−5−
2)。
【0065】なお、ストロークの圧縮の際に、手書き文
字ストロークに対しては、文字認識ソフトのストローク
の近似処理を適用し、描画メモストロークに対しては、
図形認識ソフトのストロークの近似処理を適用するとい
うように、分けて用いることもできる。そうすると、手
書き文字ストロークを後から文字認識する際に、認識率
を低下させないで済む。また、描画メモのストローク
は、地図などの形状を保持した圧縮が可能となる。
【0066】「全データファイル」ボタン(506−
6)(保存)のメニュー指定ならば(ステップ606−
1−6:Y)、ファイル入出力部(412)が、テキス
ト,手書き文字ストローク,描画メモストローク,およ
び画像データを参照し(ステップ606−1−6−
1)、もし、ストロークが圧縮されているならば(ステ
ップ606−1−6−2:Y)、テキスト、圧縮されて
いる手書き文字ストロークと描画メモストローク、およ
び画像を一括してファイルに保存する(ステップ606
−1−6−2−1)。もし、ストロークが圧縮されてい
ないならば(ステップ606−1−6−2)、テキス
ト、圧縮されていない手書き文字ストロークと描画メモ
ストローク、画像を一括してファイルに保存する(ステ
ップ606−1−6−2−2)。(なお、一括して保存
する以外にも、ファイルは個別のデータファイルとし、
それらの関連を示す情報もファイルする方法もある。)
【0067】「個別データファイル」ボタン(506−
7)(保存)のメニュー指定ならば(ステップ606−
1−7:Y)、ファイル入出力部(412)が、テキス
ト,手書き文字ストローク,描画メモストローク,およ
び画像データを参照し(ステップ606−1−7−
1)、もし、ストロークが圧縮されているならば(ステ
ップ606−1−7−2:Y)、テキスト,圧縮されて
いるストローク(手書き文字ストロークと描画メモスト
ローク),および画像を、それぞれ個別のファイルに保
存する(ステップ606−1−7−2−1)。もし、ス
トロークが圧縮されていないならば(ステップ606−
1−7−2:N)、テキスト,圧縮されていないストロ
ーク(手書き文字ストロークと描画メモストローク),
および画像を、それぞれ個別のファイルに保存する(ス
テップ606−1−7−2−2)。なお、このとき、画
像ファイルは、テキスト,ストローク(手書き文字スト
ローク、描画メモストローク),および画像を合成した
画像をファイルに保存してもよい。
【0068】「ファイルオープン」ボタン(506−
8)のメニュー指定ならば(ステップ606−1−8:
Y)、ファイル入出力部(412)が、ユーザが指定し
たファイルを読み込む(ステップ606−1−8−
1)。その際に、もし、ストロークが圧縮されているな
らば(ステップ606−1−8−2:Y)、圧縮ストロ
ークを伸長する(ステップ606−1−8−2−1)。
圧縮ストロークの伸長は、例えば、圧縮されているスト
ロークの特徴点の座標に対して、スプライン曲線を生成
する関数を適用して伸長することができる。以上が、メ
ニュー処理(ステップ606−1)の処理フローの説明
である。
【0069】次に、図11を用いて、行間変更処理(ス
テップ607−1)について説明する。まず、ユーザの
指定した新しい行間に合った罫線を表示する(ステップ
607−1−1)。そして、文字データ管理部(40
4)が、新しい行間に合った文字(テキスト、手書き文
字ストローク)の変更位置を算出する(ステップ607
−1−2)。そして、文字データ管理部(404)が、
新しい行間に合ったサイズのフォントで、テキストを置
きかえる(ステップ607−1−3)。さらに、文字デ
ータ管理部(404)が、ストローク拡大・縮小部(4
07)で、新しい行間に合ったサイズに手書き文字スト
ロークを変更し、さらに、文字データ(テキスト、手書
き文字ストローク)の表示位置も、新しい行間に合った
ところに変更する(ステップ607−1−4)。以上
が、各メニュー処理の処理フローの説明である。以上に
より、本発明の第2実施例である手書きデータ入力装置
を実現することができる。
【0070】また、上述した処理フローを、コンピュー
タを動作させるプログラムにコード化してCD−RO
M,DVD,あるいはFDなどのコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に記録して市場に流通させることによ
り、本発明の手書きデータ入力方法を広く普及させるこ
とができる。
【0071】以上詳細に説明したように、上述した実施
例によれば、特定の位置から入力を開始した場合、それ
を文字データと見なして、1文字毎に文字の切出しを行
いながら手書きストロークを保存し、それ以外の位置か
ら入力を開始した場合、それを描画メモデータ(図形や
絵など)と見なして、自由に手書きしたストロークデー
タを保存する手書きデータ入力装置を実現できる。本手
書きデータ入力装置によれば、手書き文字のストローク
を、後から容易に文字認識してテキストに変換したり、
文字毎の編集をすることが可能で、また、図形や絵など
の描画メモも自由に書くことができる。手書き文字スト
ロークは、文字認識でテキストに変換することにより、
一般のメールで文字の部分だけ送信するといった利用
や、テキストにして後から検索して利用するといった再
利用も可能で、また、手書き文字ストロークは行や原稿
用紙の桝目に合わせて、きれいに表示することも可能と
なる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、手書き文字のストロー
クは、入力する際に1文字毎に文字を切り出してあるた
め、後から容易に文字認識してテキストに変換したり、
文字毎の編集をすることが可能である。また、図形や絵
などの描画メモも自由に書くことができる。手書き文字
ストロークは、文字認識でテキストに変換することによ
り、一般のメールで文字の部分だけ送信するといった利
用や、テキストにして後から検索して利用するといった
再利用も可能で、また、手書き文字ストロークは行や原
稿用紙の桝目に合わせて、きれいに表示することも可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である手書きデータ入力装
置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例である手書きデータ入力装
置の画面概要図である。
【図3】本発明の第1実施例である手書きデータ入力装
置の処理フロー図である。
【図4】本発明の第2実施例である手書きデータ入力装
置の機能ブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例である手書きデータ入力装
置の画面概要図である。
【図6】本発明の第2実施例である手書きデータ入力装
置の処理フロー図である。
【図7】本発明の第2実施例である手書きデータ入力装
置の処理フロー図である。
【図8】本発明の第2実施例である手書きデータ入力装
置の処理フロー図である。
【図9】本発明の第2実施例である手書きデータ入力装
置の処理フロー図である。
【図10】本発明の第2実施例である手書きデータ入力
装置の処理フロー図である。
【図11】本発明の第2実施例である手書きデータ入力
装置の処理フロー図である。
【図12】本発明の第1実施例である手書きデータ入力
装置の構成図である。
【符号の説明】
101:入力部 102:表示部 103:入力データ判定部 104:文字データ管理部 105:描画メモデータ管理部 106:文字認識部 201:手書きデータ入力アプリケーション画面 202:スタイラスペン 203:文字入力開始枠 204:文字切出し枠 205:文字認識ボタン(メニュー) 206:罫線 207:カーソル 401:入力部 402:表示部 403:入力データ判定部 404:文字データ管理部 405:描画メモデータ管理部 406:文字認識部 407:ストローク拡大・縮小部 408:ストローク圧縮・伸長部 409:画像データ管理部 410:レイヤー管理部 411:表示合成部 412:ファイル入出力部 501:手書きデータ入力アプリケーション画面 502:スタイラスペン 503:文字入力枠 504:カーソル 505:テキスト入力ボタン(メニュー) 506:メニューボタン 507:行間変更ボタン 508:デスクトップ画面 509:デスクトップ画面の画像 510:罫線 1041:テキスト 1042:手書き文字ストローク 1051:描画メモ 1201:入力装置 1202:出力装置(表示装置) 1203:CPU 1204:記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村尾 龍之介 東京都渋谷区道玄坂一丁目16番5号 株式 会社日立情報システムズ内 Fターム(参考) 5B029 AA01 BB09 CC21 CC29 EE18 5B064 AB04 AB09 BA06 CA08 CA14 EA27 5B075 NR02 PQ02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書きデータを入力する入力手段と、入
    力されたデータを表示する表示手段を有する手書きデー
    タ入力装置において、 前記入力されたデータの位置に基づいて入力されたデー
    タが手書き文字であるか描画メモであるかを判定する入
    力データ判定手段と、 入力されたデータが文字であると判定された場合に、そ
    の入力データを1文字毎に切出して手書き文字ストロー
    クとして保存し、文字認識する要求があった場合に、1
    文字毎に切出してある手書き文字ストロークを、文字認
    識手段を利用してテキストに変換して保存する文字デー
    タ管理手段と、 入力されたデータが描画メモであると判定された場合
    に、入力データを切出しせずに保存する描画メモデータ
    管理手段とを備えたことを特徴とする手書きデータ入力
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の手書きデータ入力装置に
    おいて、 前記入力されたデータが手書き文字であるか描画メモで
    あるかの判定は、入力されたデータの位置が、テキスト
    データの入力開始位置を示すカーソルの位置であるか否
    かによって行うことを特徴とする手書きデータ入力装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の手書きデータ入力装置に
    おいて、 さらに複数のストローク圧縮手段を設け、入力されたデ
    ータの種類に応じて、異なるストローク圧縮手段を用い
    ることを特徴とする手書きデータ入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の手書きデータ入力装置に
    おいて、 前記入力されたデータが手書き文字データの場合に、前
    記ストローク圧縮手段として文字認識の近似手法を用い
    ることを特徴とする手書きデータ入力装置。
  5. 【請求項5】 手書きデータを入力して表示する手書き
    データ入力方法において、 入力されたデータの位置に基づいて入力されたデータが
    手書き文字であるか描画メモであるかを判定し、 前記入力されたデータが手書き文字であると判定された
    場合に、その入力データを1文字毎に切出しして手書き
    文字ストロークとして保存し、1文字毎に切出してある
    手書き文字ストロークを、文字認識手法を利用してテキ
    ストに変換して保存し、 入力されたデータが描画メモであると判定された場合
    に、入力データを切出しせずに保存することを特徴とす
    る手書きデータ入力方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の手書きデータ入力方法に
    おいて、 前記入力されたデータが手書き文字であるか描画メモで
    あるかの判定は、入力されたデータの位置が、テキスト
    データの入力開始位置を示すカーソルの位置であるか否
    かによって行うことを特徴とする手書きデータ入力方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の手書きデータ入力方法に
    おいて、 入力されたデータの種類に応じて、異なるストローク圧
    縮方法を用いて入力データを圧縮することを特徴とする
    手書きデータ入力方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の手書きデータ入力方法に
    おいて、 入力されたデータが手書き文字データの場合に、ストロ
    ークの圧縮に文字認識の近似手法を用いることを特徴と
    する手書きデータ入力方法。
  9. 【請求項9】 手書き入力されたデータを表示する手書
    きデータ入力方法を記録した媒体において、 手書き入力されたデータの位置に基づいて入力されたデ
    ータが手書き文字であるか描画メモであるかを判定する
    処理と、入力されたデータが文字であると判定された場
    合に、その入力データを1文字毎に切出しして手書き文
    字ストロークとして保存する処理と、1文字毎に切出し
    てある手書き文字ストロークを、文字認識手法を利用し
    てテキストに変換して保存する処理と、入力されたデー
    タが描画メモであると判定された場合に、入力データを
    切出しせずに保存する処理とをプログラムコード化して
    記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の記録媒体において、 前記入力されたデータが手書き文字であるか描画メモで
    あるかの判定は、入力されたデータの位置が、テキスト
    データの入力開始位置を示すカーソルの位置であるか否
    かによって行うことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の記録媒体において、 入力されたデータの種類に応じて、異なるストローク圧
    縮方法を用いて入力データを圧縮することを特徴とする
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の記録媒体において、 前記入力されたデータが手書き文字データの場合に、ス
    トロークの圧縮に文字認識の近似手法を用いることを特
    徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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